JP2006303695A - 無線lanシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 自己BSS内だけでなく隣接BSSからの干渉波も生じない無通信区間を実現し、従来方式に比べてより不要波の少ない状態でのレーダ検出を可能とする、無線LANシステムにおける無通信区間同期方式を提供することを目的とする。
【解決手段】 BSS内での周期的な無通信動作を、周辺BSSと同一時間帯に設けることを特徴とする無線LANシステム。
【選択図】 図1

Description

本発明は無線LANシステムに関し、特に無通信区間の制御に特徴を有する無線LANシステムに関する。
IEEE802.11で標準化されている無線LAN規格には、周波数5GHz帯を使用した無線LANシステムを欧州で運用する際の、スペクトラムおよび送信出力規制対応としてのIEEE802.11hが存在する。
IEEE802.11hには送信出力規制対応としてのTPC(Transmit Power Control)とスペクトラム規制対応としてのDFS(Dynamic Frequency Selection)の2つの機能があり、TPC機能は同一周波数帯を使用する衛星システムに対する干渉の影響を軽減するための送信出力制御機能の実装を、DFS機能は、同一周波数帯を使用するレーダシステムと同一チャネルでの運用を回避するためのレーダ検出機能およびチャネル移動機能の実装を、無線LANシステム側に義務付けている。
具体的にはIEEE802.11hで規定するDFS機能では、無線LANシステムがレーダシステムと同一周波数帯で運用することのないように、無線LANシステム側にレーダ波検出機能の実装と、無線LANシステム運用開始時および運用中にレーダ波を検出した場合には、すぐに他チャネルへ移行することを義務付けている。
このレーダ波検出機能の精度を高めるために、BSS内のAPおよびSTAに対しては、APによって任意に設定される周期的な無通信区間が設けられており、AP配下の全STAは、APから定期的に受信する図9に示すBeaconフレーム内Quiet elementフィールド情報に従って、周期的な無通信動作を行う。
また国内において、2005年5月から、5GHz帯無線アクセスシステムに対して新たに分配される周波数帯域の一部が気象レーダおよび各種レーダに割り当て済みの帯域であることから、当該周波数帯域を使用する無線LANシステムのAPには、TPCおよびDFS機能の実装を義務付けている。
DFS機能ではレーダ検出の精度を上げるために、APが構成するBSS内おいて、APおよび全STAが同時に送信を停止する無通信区間を周期的に設ける機能が存在する。
たとえば特許文献1に記載の発明では、レーダ反射波の受信時間を予測し、この予測時間内には自局のパケット送信を中止するように制御している。
特開2001−285301号公報
しかし、無線LANシステムの運用状態を想定した場合には、各BSS内で無通信区間を設けても、同一チャネルで隣接する他BSSからの干渉による不要波が存在することから、BSS内での無通信制御の効果が十分に発揮できないと考えられる。
すなわち、この無通信区間は各BSS内で定義されるものであることから、図1に示すように同一チャネルで隣接関係にある(周辺にある)APによってBSSがオーバーラップする環境においては、自己BSS内が無通信区間である場合にも、隣接BSS(周辺BSS)内は自己BSS内とは非同期な無通信区間を有することから、実質的に自己BSS内での無通信区間を確保できなくなる。
したがって、従来、同一チャネルのBSSがオーバーラップする環境においては、レーダ検出精度を高めるための無通信区間がその効力を発揮できないという問題があった。
本発明は上記の点にかんがみてなされたもので、同一チャネルで隣接するBSS間での無通信区間を同期させることにより、自己BSS内だけでなく隣接BSSからの干渉波も生じない無通信区間を実現し、従来方式に比べてより不要波の少ない状態でのレーダ検出を可能とする、無線LANシステムにおける無通信区間同期方式を提供することを目的とする。
無線LANの標準規格であるIEEE802.11では、図1の1および2に示すAP(Access Point)が、その配下に帰属し、図1の5、6、7、8、9に示すSTA(Station)と共に構成する通信領域を、BSS(Basic Service Set)と呼び、図1の3、4に示す。
本発明は上記課題を解決するために、周波数5GHz帯を使用した無線LANシステムを欧州で運用する際の、スペクトラムおよび送信出力規制対応としての標準規格であるIEEE802.11hに基づくDFS(Dynamic Frequency Selection)機能を有する無線LANシステムにおいて、AP1(図1の1)の通信領域であるBSS1(図1の3)と、AP1と同じチャネルで運用中のAP2(図1の2)の通信領域であるBSS2(図1の4)とが一部オーバーラップする場合に、後からBSSを開設するAPが使用するBeaconフレーム内DFS関連パラメータを、BSS開設時の周辺BSS検索によって受信する隣接BSS(周辺BSS)からのBeaconフレーム内パラメータを元に算出することにより、DFS機能の一つであるBSS内での周期的な無通信動作を、隣接BSSと同一時間帯に設けることを特徴としている。
DFS機能を有するAPがBSS内で任意に定義する周期的な無通信区間は、通信中無線LANシステムにおいて、IEEE802.11hに基づくレーダ波検出精度を高める効果を有するものであるが、同一チャネルで隣接関係にある複数APによってBSSがオーバーラップする環境においては、自己BSS内が無通信区間である場合にも、隣接BSS内は自己BSS内とは非同期な無通信区間を有することから、自己BSS内での無通信区間中にも他BSSからのIEEE802.11フレーム受信、又はそれに伴う干渉波を生じる可能性がある。
そこで、APが自己BSS内で定義する無通信区間を、BSS開設時に行う同一チャネル内の周辺BSS検索によって受信した他BSSのBeaconフレームパラメータを元に算出することによって、隣接BSSと同期した無通信区間を設けることが可能になる。
本発明では、これによって、自己BSS内での無通信区間において、隣接BSSからの不要波混入が生じなくなるため、隣接BSSがオーバーラップする環境におけるレーダ波検出精度が、BSS間の無通信区間が非同期である従来手法に比べて向上する。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
本発明を実現するシステムは図1に示す通り、DFS機能を有するAPと、それに帰属するSTAから構成されるIEEE802.11で定義するところのInfrastructure Networkである。
なお、図1に示すPortalとは、IEEE802.11以外のLANプロトコルとのプロトコル変換機能をAPに付加することにより、無線基地局端末とEthernet(登録商標)などの有線LANとの接続を可能にした基地局端末を示す。
図1の1、2に示すAP1およびAP2は、図2に示す無線LANモジュール27と上位レイヤとのインターフェース25を介して、TCP/IPや各種アプリケーションなどの上位プロトコル処理を無線基地局本体26にて実現するものであり、図1の5、6、7、8、9に示すSTAは、図2に示す無線LANモジュール27と上位レイヤとのインターフェース25を介してAPと同様な上位プロトコル処理をノート型パーソナルコンピュータなどの移動端末本体26によって実現するものである。
図2に示す無線LANモジュール27は、無線区間でのフレーム送受信を行う無線機部21、変復調処理を行うIEEE802.11 PHYプロトコル処理部22、MAC(Medium Access Control)層でのアクセス制御を行うIEEE802.11MACプロトコル処理部23、MAC層での認証処理などのSME(Station Management Entity)処理を実現する上位レイヤ処理部24から構成される。
フレーム送信時、図2に示すIEEE802.11 MACプロトコル処理部23では、上位レイヤ処理部24から受信する送信要求フレームを、IEEE802.11 MACプロトコルに従うMACフレームフォーマットへ変換する。続いて図2に示すIEEE802.11 PHYプロトコル処理部22では、当該MACフレームに対する変調処理を行い、無線機部21を経て当該フレームを空間上に送出することにより、送信処理を完了する。
フレーム受信時、図2に示すIEEE802.11 MACプロトコル処理部23では、無線機部21を経てIEEE802.11 PHYプロトコル処理部22にて復調処理を行った結果を受信したMACフレームに対してCRC32の計算、MACヘッダー内容の解析と受信フレームに対する処理を行い、FrameBody部を上位レイヤ処理部24へ通知する。
BSSを構成するAPは、BSS内STAがAPに同期するための情報を含むBeaconフレームを周期的に自己BSS内にブロードキャスト送信する。
Beaconフレームフォーマットは、図8に示す通りMACヘッダ部とFrameBodyおよびFCS(Frame Check Sequence)フィールドから構成され、FrameBody部にはBSS内での同期に必要なTimestamp、BeaconInterval情報や、各種Information elementフィールドが含まれる。
Information elementフィールドは、Element IDとLength情報によって以降に続くフレーム内容を規定するもので、DFS機能を有するAPが送信するBeaconフレームには、Information elementフィールドの1つであるQuiet elementフィールドが含まれる。
図9に示すQuiet elementフィールドは、Quiet Count、Quiet Period、Quiet Duration、Quiet Offsetの4つのパラメータによって構成され、これらのパラメータはBSS内での無通信区間の周期を規定するもので、Beaconフレーム送信を行うAPと、Beaconフレーム受信を行い当該APに帰属するSTAはこの定義に従い、BSS内で同期した無通信区間を保持し、この区間においては送信動作を停止する。
ここで、Quiet elementフィールド内各パラメータの意味を以下に示す。
Quiet Countは、無通信区間が開始されるまでに生じるBeaconフレーム送信タイミングの数を示すパラメータである。
Quiet Periodは、連続した無通信区間開始の間に生じるBeaconIntervalの数を示すパラメータである。
Quiet Durationは、無通信区間となる時間を示すパラメータである。
Quiet Offsetは、Quiet Count=0のBeaconフレーム送信タイミングから無通信区間開始までのオフセット時間を示すパラメータである。
図1に示すAP2(図1の2)が構成するBSS2(図1の4)において周期的に繰り返す無通信区間の具体例を、図10に示す。
図10においては、AP2が定義する各種パラメータを、Beacon Interval(AP2)、Quiet Period(AP2)、Quiet Duration(AP2)、Quiet Offset(AP2)と記し、ここではQuiet Period(AP2)を3に設定した場合について示す。
本発明は、図1に示すように同一チャネルで隣接関係にあるAP1とAP2の構成するBSS1とBSS2がオーバーラップする環境において、後からBSSを開設するAPが使用するBeaconフレーム内DFS関連パラメータを、BSS開設時の周辺BSS検索によって受信する隣接BSSからのBeaconフレーム情報を元に算出することにより、BSS内における周期的な無通信区間を隣接BSSと同期した時間帯に設ける手段についての発明であり、この機能を実現するための機能ブロック構成の例を図3に示す。
図3に示す処理は、図2に示す無線LANモジュール内上位レイヤ処理部24において実現する。
図3に示すBSS開設要求処理部31は、上位レイヤインターフェース25を介して無線基地局本体から要求されるBSS開設要求と、図2に示すIEEE802.11PHYプロトコル処理部22を介してIEEE802.11MACプロトコル処理部23から受信するレーダ信号検出通知を元にBSS開設チャネルを決定し、BSS開設要求をBSS開設処理部32へ送出する。
BSS開設処理部32は、BSS開設要求処理部31からBSS開設要求を受信することによって、周辺BSS情報処理部34に対してBSS開設チャネルを指定した周辺BSS検索開始要求を送出し、周辺BSS情報処理部34からの周辺BSS検索完了通知を受信することによって周辺AP情報テーブル35を参照し、Beaconフレーム内パラメータの決定と、IEEE802.11MACプロトコル処理部23に対するBeaconフレーム送信開始要求の送出を行う。
なお、隣接BSSから受信したBeaconフレームに同期した無通信区間を設定する場合には、BSS開設処理部32内部に存在するパラメータ算出部33を用いてBeaconフレーム内パラメータを算出し、BSS開設処理部32とIEEE802.11MACプロトコル処理部23との間で隣接BSSのBeaconフレームに対する同期確立を行い、BSS開設処理部32からIEEE802.11MACプロトコル処理部23に対してBeaconフレーム送信開始要求を送出することによって、BSS開設を行う。
周辺BSS情報処理部34は、BSS開設処理部32からの周辺BSS検索開始要求受信によって、指定されたBSS開設チャネルを用いた周辺BSS検索を所定時間行い、IEEE802.11MACプロトコル処理部23から所定時間内に受信したBeaconフレームの中で最も受信レベルの高いBeaconフレーム情報を、周辺AP情報テーブル35へ書き込む。
周辺AP情報テーブル35は、周辺BSS情報処理部34で行う周辺BSS検索結果によって得られた隣接BSS内Beaconフレームパラメータを保持するものであり、BSS開設処理部32からは、自己BSS内のBeaconフレームパラメータ算出時にテーブル情報を参照される。
続いて、BSS開設要求処理部31の詳細処理を図4に示す。
BSS開設要求処理部31は、処理41において上位レイヤからのBSS開設チャネルを指定されたBSS開設要求受信を検出すると、処理42においてBSS開設チャネルでのレーダ検出有無を確認する。
処理42では、IEEE802.11MACプロトコル処理部23から受信するレーダ信号検出通知に基づき、BSS開設チャネルでのレーダ検出通知の有無を確認し、開設チャネルにおいてレーダ検出通知がある場合には、処理43へ移行し、BSS開設を行うチャネルを他に探す。
処理43では、IEEE802.11MACプロトコル処理部23から受信する
レーダ信号検出通知に基づきレーダ検出の無い空きチャネル情報を保持するものとし、空きチャネルのある場合には、処理44においてBSS開設チャネルとして空きチャネルの中から任意のチャネル指定を行い、BSS開設処理部32に対するBSS開設要求の送出を行う。
処理42において、BSS開設チャネルでのレーダ検出が無い場合には、上位レイヤから指定されたBSS開設チャネルを用いてBSS開設処理部32に対するBSS開設要求の送出を行う。
処理43においてレーダ検出の無い空きチャネルが存在しない場合には、BSS開設要求処理を行うことは不可能であるため、次回BSS開設要求の受信待ち状態へ移行する。
続いて、BSS開設処理部32の詳細処理を図5に示す。
BSS開設処理部32は、処理51においてBSS開設要求処理部31からのBSS開設要求受信を検出することによって、処理52へ移行する。
処理52では、周辺BSS検索開始要求を周辺BSS情報処理部34へ送出し、処理53へ移行する。
処理53では、周辺BSS情報処理部34から周辺BSS検索完了通知の受信を検出することによって、処理54へ移行する。
処理54では、周辺BSS情報処理部34において行った所定時間の周辺BSS検索結果を、周辺AP情報テーブル35を参照することによって確認する。
処理55では、処理54で行った周辺AP情報テーブル参照結果において他BSSからのBeaconフレーム受信が有る場合には、処理56に移行し、パラメータ算出部33を用いて隣接BSSのBeaconフレームパラメータに同期した自己BSS内のBeaconフレームパラメータ算出を行う。
処理57では、IEEE802.11MACプロトコル処理部23との間で、同期先である隣接BSSから受信するBeaconフレームのQuiet Count=0タイミングへの同期確立を行い、続いてIEEE802.11MACプロトコル処理部23に対してBeaconフレーム送信開始要求の送出を行う。
処理55において他BSSからのBeaconフレーム受信が無い場合には処理58に移行し、AP自身が予め内部でMIBとして保持しているBeaconフレーム内パラメータ設定値をBSS開設時のBeaconフレーム内パラメータとして参照し、任意タイミングににおいてIEEE802.11MACプロトコル処理部23に対するBeaconフレーム送信開始要求の送出を行う。
続いて、周辺BSS情報処理部34の詳細処理を図6に示す。
周辺BSS情報処理部34は、処理61においてBSS開設処理部32からの周辺BSS検索開始要求受信の検出を行い、続く処理62において周辺AP情報テーブル35内の全情報をクリアすることにより、周辺BSS検索開始前に周辺AP情報テーブルを初期化する。
処理63では周辺BSS検索タイマーをスタートし、BSS検索時間として任意に指定した時間を周辺BSS検索タイマーの満了時間として、処理64において計測する。
処理65では、周辺BSS検索タイマー動作中にIEEE802.11MACプロトコル処理部23から受信したフレームの中に、Quiet elementフィールドを伴うBeaconフレーム受信があるか否かを確認する。
処理65において、Quiet elementフィールドを伴うBeaconフレーム受信がある場合には、処理66において周辺AP情報テーブル35に格納されている受信Beaconフレームの前回受信レベルと今回受信レベルの比較を行い、今回受信したBeaconフレームの受信レベルの方が前回よりも高い場合には、処理67に示すように周辺AP情報テーブル35を、今回受信したBeaconフレーム内パラメータによって更新する。
処理65において、Quiet elementフィールドを伴うBeaconフレーム受信が無い場合には、処理64における周辺BSS検索タイマーが満了するまでの間同様な処理を繰り返す。
また、処理66において、受信Beaconフレームの前回受信レベルの方が今回受信レベルよりも高い場合には、周辺AP情報テーブル35を更新せずにそのまま保持する。
周辺BSS情報処理部34は、処理64において周辺BSS検索タイマーが満了するまでの間、処理65、66、67に示すBSS検索処理を繰り返し、周辺BSS検索タイマーが満了した場合には、BSS開設処理部32に対して、周辺BSS検索完了通知を送出する。
続いて、周辺AP情報テーブル35の詳細を図12に示す。
周辺AP情報テーブル35は、周辺BSS情報処理部34において周辺BSS検索時間中に受信した最も受信レベルの高いQuiet elementフィールドを有するBeaconフレーム内パラメータ、およびそれに伴う情報を格納する領域である。
隣接BSSのBeaconフレームに関するパラメータとして周辺AP情報テーブル35に格納する情報は、当該Beaconフレームの送信元であるAPのMACアドレス、BeaconInterval、Quiet Period、Quiet Offset、Quiet Duration、当該Beaconフレームの受信レベルであり、周辺AP情報テーブル35内受信レベル情報は、周辺BSS情報処理部34で行う処理66において、受信Beaconフレームの前回受信レベルとして参照される。
続いて、BSS開設処理部32内部に存在するパラメータ算出部33の詳細処理を図7に示す。
パラメータ算出処理を示す図7の処理71から76は、BSS開設処理部32における詳細処理を示した図5の処理56の中で行う。
ここで、パラメータ算出処理の説明を容易にするため、図1に示す
AP1(図1の1)をBSS開設を行うAP、AP2(図1の2)をBSS開設済みAPとし、AP1およびAP2は共にIEEE802.11hに対応したDFS機能を有し、同一チャネルでの運用を行うという前提のもと、AP1におけるBSS開設時のBeaconフレームパラメータ算出手順として図7の処理フローを説明する。
なお、図7の各処理の中で、AP1に関するパラメータを「パラメータ名(AP1)」、AP2に関するパラメータを「パラメータ名(AP2)」として表す。
AP1は処理71において、Beaconフレームパラメータの1つである
BeaconInterval(AP1)の初期設定値として、AP1内部でMIBとして保持するdot11BeaconPeriodを取得する。
AP1では隣接するAP2からのBeaconフレーム受信が行われることから、処理72において、周辺AP情報テーブル35に格納されたAP2のBeaconフレームパラメータである、Quiet Period(AP2)、Quiet Offset(AP2)、Quiet Duration(AP2)、BeaconInterval(AP2)を参照する。
処理73では、AP2が構成するBSS2(図1の4)における無通信区間の1周期(P)を、Quiet Period(AP2)とBeaconInterval(AP2)の積によって算出する。
処理74ではAP1のBeaconフレームパラメータとして、BeaconInterval(AP1)を内部設定値であるdot11BeaconPeriodに最も近いP/N(Nは2以上の整数)として算出し、処理75では、Quiet Period(AP1)をNとして設定する。
処理76では、Quiet Offset(AP1)、Quiet Duration(AP1)にそれぞれAP2の設定値であるQuiet Offset(AP2)、Quiet Duration(AP2)を設定することによって、パラメータ算出を完了する。
BSS開設を行うAP1がBSS開設済みのAP2と同期した無通信区間を保持する具体例として、AP2によって構成されるBSS2での無通信区間周期を図10とし、図7に示す処理74および75におけるNを6と設定とした場合に、図7に示すパラメータ算出結果によって得られるBSS1の無通信区間周期を図11に示す。
図11では、Beaconフレーム送信タイミングと無通信区間の重なるタイミングが存在するが、無通信区間においてはBeaconフレーム送信も停止する必要があるため、送信を行うBeaconフレームとの区別のために、送信を停止するBeaconフレームを点線で表す。
図10と図11を比較することにより、パラメータ算出部33によって得られるBeaconフレームパラメータが、BSS毎に任意のBeaconIntervalを設定した状態で、周期的な送信停止を行う無通信区間については、隣接BSS間での同期を実現することが分かる。
本発明の他の実施例として、以下2つの例を挙げる。
他の実施例の1つ目は、図3に示す周辺BSS情報処理部34で行う周辺AP情報の取得対象を、BSS開設要求処理部31から指定されるBSS開設チャネルだけでなく他チャネルにも拡張することである。
これによって、BSS開設時に決定するBeaconフレームパラメータを、BSS開設チャネルに干渉を生じる可能性のある隣接チャネル等の他チャネルから受信するBeaconフレームパラメータに同期させることが可能となり、自己BSS内での無通信区間における他チャネルからの干渉波の混入回避を実現することができる。
本手法を用い、BSS開設チャネル内に他APが存在しない場合は他チャネルで運用中のBSSにおける無通信区間に同期し、BSS開設チャネル内に他APが存在する場合は同一チャネルで運用中のBSSにおける無通信区間に同期する機能を実現した場合には、この機能を有するAPを複数用いて構築した無線LANシステムにおいて全APの無通信区間を同期させることが可能となり、DFS機能を最適な環境で使用することができる。
他の実施例の2つ目は、複数APから構成される無線LANシステムとそれを運用するための各種パラメータ設定を、APの上位レイヤに位置するポリシーサーバによって集中管理し、各APにおける運用パラメータ変更、およびAPの制御をポリシーサーバ側から制御可能な無線LANシステムにおける適用である。
上記無線LANシステムにおける隣接AP間の無通信区間同期制御の実現方法は、本説明書で先に述べたように、各APがBSS開設時に隣接APのBeaconフレーム情報を用いて独自に同期を試みる手法とは異なり、ポリシーサーバがその管理下にあるAPを制御することによって実現するものである。
具体的には、複数APを集中管理するポリシーサーバが、同一チャネル内の無通信区間周期を同期させるようなBeaconフレームパラメータを、予め各APのBSS開設時に運用パラメータとして設定し、更にBSS開設タイミングをポリシーサーバから制御することによって、同一ポリシーサーバ配下で同一チャネルを使用するAP間における無通信区間同期の実現が可能となる。
なお、ポリシーサーバが複数存在する場合にも、ポリシーサーバ間での同期を取ることによって、異なるポリシーサーバ配下に位置するAP間の無通信区間同期を実現することも可能である。
本発明の無線LANシステムの構成を示すブロック図である。 APの無線LANモジュール27の構成を示すブロック図である。 無線LANモジュール27内の上位レイヤ処理部24にて行う処理のフローチャートを示す図である。 BSS開設要求処理部31にて行う処理のフローチャートを示す図である。 BSS開設処理部32にて行う処理のフローチャートを示す図である。 周辺BSS情報処理部34にて行う処理のフローチャートを示す図である。 BSS開設処理部32内のパラメータ算出部33にて行う処理のフローチャートを示す図である。 Beaconフレームフォーマットを示す図である。 Quiet elementフィールドを示す図である。 AP2によって構成されるBSS2での無通信区間周期を示す図である。 図7によって得られるBSS1の無通信区間周期を示す図である。 周辺AP情報テーブル35の詳細を示す図である。
符号の説明
1、2 AP
3、4 BSS
5〜9 STA
21 無線機部
22 IEEE802.11PHYプロトコル処理部
23 IEEE802.11MACプロトコル処理部
24 上位レイヤ処理部
25 上位レイヤインターフェース
26 無線基地局または移動端末本体
27 無線LANモジュール
31 BSS開設要求処理部
32 BSS開設処理部
33 パラメータ算出部
34 周辺BSS情報処理部
35 周辺AP情報テーブル

Claims (7)

  1. BSS内での周期的な無通信動作を、周辺BSSと同一時間帯に設けることを特徴とする無線LANシステム。
  2. 後からBSSを開設するAPが使用するBeaconフレーム内DFS関連パラメータを、該APのBSS開設時の周辺BSS検索によって受信する周辺BSSからのBeaconフレーム情報を元に算出することによって、該APのBSS内における周期的な無通信区間を該隣接BSSと同期した時間帯に設けることを特徴とする無線LANシステム。
  3. 同一チャネルで隣接関係にある一のAPが構成する一のBSSと他のAPが構成する他のBSSとがオーバーラップする環境において、前記一または他のAPのうち、後からBSSを開設するAPが使用するBeaconフレーム内DFS関連パラメータを、該APのBSS開設時の周辺BSS検索によって受信する周辺BSSからのBeaconフレーム情報を元に算出することにより、該APのBSS内における周期的な無通信区間を該周辺BSSと同期した時間帯に設けることを特徴とする無線LANシステム。
  4. 後からBSSを開設するAPが使用するBeaconフレーム内DFS関連パラメータを、該APのBSS開設時の周辺BSS検索によって受信する周辺BSSからのBeaconフレーム情報を元に算出することによって、該APのBSS内における周期的な無通信区間を該周辺BSSと同期した時間帯に設けることを特徴とする無線LANシステムの無通信区間同期方法。
  5. 同一チャネルにて一のAPが構成する一のBSSと他のAPが構成する他のBSSとがオーバーラップする環境において、前記一または他のAPのうち、後からBSSを開設するAPが使用するBeaconフレーム内DFS関連パラメータを、該APのBSS開設時の周辺BSS検索によって受信する周辺BSSからのBeaconフレーム情報を元に算出することにより、該APのBSS内における周期的な無通信区間を該周辺BSSと同期した時間帯に設けることを特徴とする無線LANシステムの無通信区間同期方法。
  6. 自身が使用するBeaconフレーム内DFS関連パラメータを、自身のBSS開設時の周辺BSS検索によって受信する周辺BSSからのBeaconフレーム情報を元に算出することによって、自身のBSS内における周期的な無通信区間を該周辺BSSと同期した時間帯に設けることを特徴とする無線LANシステムのAP。
  7. 同一チャネルにて自身が構成する一のBSSと他のAPが構成する他のBSSとがオーバーラップする環境において、前記他のAPよりも後からBSSを開設する場合に、使用するBeaconフレーム内DFS関連パラメータを、自身のBSS開設時の周辺BSS検索によって受信する周辺BSSからのBeaconフレーム情報を元に算出することにより、自身のBSS内における周期的な無通信区間を該周辺BSSと同期した時間帯に設けることを特徴とする無線LANシステムのAP。
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