JP2006295939A - 等化装置及び方法 - Google Patents

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ロバート・ヤン・ピーチョッキ
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    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/04Speed or phase control by synchronisation signals

Abstract

【課題】MIMO復号及び構成要素の複雑さを低減した記録可能メディアの読み取りのための等化装置を提供する。
【解決手段】正確計算アナログイコライザと比べて必要とする構成部品の数を減少するために、アナログイコライザは受信ビット値に対する周辺事後期待値の推定値を生成するように動作的に配置された繰り返し手段により特徴付けられる。
【選択図】図1B

Description

本発明は等化装置及び方法、特にMIMO復号及び構成要素の複雑さを低減した記録可能メディアの読み取りのための等化装置及び方法に関する。
昨今の高速無線通信網では、多重信号伝播はますます重要な問題となっている。従来の無線通信では、送信アンテナは受信アンテナにその間の空間に渡って電磁 (EM)信号を放射する。しかしながら、その空間内の信号に対するどんな障害物もEM信号を散乱させるため、異なる経路を通って異なる強度で異なる時間に受信アンテナに到達する信号のコピー、即ちチャネルスプレッドとして知られている影響を招くことになる。デジタル信号においては、チャネルスプレッドは連続的受信ビット間でオーバラップを引き起こし、これがあるビット値の信頼性を下げることになる。
ビット伝送速度を増やすためにはより短いビット表現が必要となる。従って、同じチャネルスプレッドによって生じるオーバラップがそれに対応して増加し、受信ビットストリームのあいまい性の除去をより困難にする。それ故に、高速無線網では、チャネルスプレッドの影響を緩和する必要がある。
1つの対策として多数の送信機および受信機アンテナが使われるマルチ入力マルチ出力(MIMO)通信がある。MIMOシステムは多くの経路非依存コピーを与えることにより通信耐性を向上させる。これは通常、例えばAlamouti直交時空間ブロック符号化(S. M. Alamouti, A Simple Transmit Diversity Technique for Wireless Communications, IEEE Journal on Select Areas in Communications, vol. 16, no. 8, Oct. 1998参照)のような時空間ブロック符号化技術を用いて達成される。その結果はデータのコピー毎に経路誘発干渉が異なる受信信号の集合であり、これが同種及び異種信号成分のあいまい性の除去を簡単にする。
しかしながら、MIMO復号はささいなタスクではない。典型的な検出器はMIMO信号を復号するためにデジタル信号処理(DSP)方法を用いる。これはMIMO受信機毎に各候補ビット信号のマルチサンプリング及びサンプル毎にビット値確率を計算し集約することを含めることができる。これらの措置は実際のビットレートに関係して多大な計算コストを負うことになる。計算コストは次には携帯用MIMO装置にとって重要であるそれ相当の電力コストがかかり、高データレートアプリケーションにおいてスループットを制限するプロセッサのボトルネックを引き起こしかねない。この問題は磁気記憶媒体の表面の読み取りのような、ソース信号を推定するために受信信号が等化される他のアプリケーションにも起こる。
近年、デジタル信号処理よりむしろアナログ回路を用いたMIMO検出の選択的方法(Piechocki, R.J., Garrido, J., McNamara, D., and McGreen, J., ‘Analogue MIMO detector: The Concept and Initial Results’, IEEE First International Symposium on Wireless Communications Systems, Mauritius, 20-22nd Sept. 2004参照) が提案されている。
有利なことに、アナログ回路は到来信号のサンプリングする必要が無く、受信機によって観察される軟判定値を直接処理できる。さらに、回路は複数の受信機チャンネルに同時に動作するように構成できる。
結果、等価な検出器処理はDSP同等物によってよりも数桁速く行われ、しかも同時に電力消費が少ない。
しかしながら、上記のPiechocki らにより提案されたMIMO検出のアナログ解法は、使用されるトランジスタの数が受信機チャンネルの数に対して指数関数的に増大するという欠点がある。このため、MIMO検出や大容量記憶読み取り装置のようなアプリケーションに対してより複雑性の低いアナログ等化の解決法を見つけることが望まれている。
従って、本発明の態様は上記の問題の緩和、軽減または除去を追及する。
本発明の一態様では、アナログイコライザは受け取ったビット値に対して周辺事後期待値(MPE)の連続的に改善された推定値を生成するために動作状態に設けられる少なくとも第1のアナログ処理ブロックを備える。
上記態様の一つの構成では、座標降下最小化法を用いてMPEの連続的な推定値が得られる。
上記態様の別の構成では、アナログイコライザは温度係数によってMPEを更新する。
上記態様の別の構成では、使用時に単一のアナログ処理ブロックは連続的繰り返しサイクルで自己入力を形成するために自己出力をフィードバックする。
上記態様の別の構成では、アナログイコライザはK組の K-1 Rk’.tanh計算回路(k=1,…,K、但しKはMPE推定値の数である)と、K組のK-1 Rk’.tanh計算出力の各々を合計する手段と、個々のフィルタ処理信号zk(k=1,…,K)から各前記合計を減算する手段と、MPE推定毎に出力信号を平均場アニーリング係数Tに反比例でスケールする手段を備える。
本発明の別の態様では、ASICはここで説明したアナログイコライザを備える。
本発明の一態様では、マルチ入力マルチ出力検出器はここで説明するようなアナログイコライザを備える。
本発明の一態様では、無線通信機器はここで説明するようなアナログイコライザを備える。
本発明の一態様では、大容量記憶装置はここで説明するようなアナログイコライザを備える。
本発明の別の態様では、等化方法はアナログ処理ブロック(APB)に複数の対数尤度周辺事後期待値を通過させるステップでなり、APBは対数尤度周辺事後期待値の座標降下最適化を用いて修正された推定値を次々に生成する。
本発明は多数の個々の態様を参照して以上に記述したが、本発明によると、前記の如何なる態様も、本発明の如何なる他の態様と関連して使用できる。
本発明の実施形態は添付図面を参照して一例として説明する。
アナログMIMO検出器が開示される。下記の説明では、本発明の実施形態を十分理解するために多くの具体的詳細が示されている。しかしながら本発明の実施のためにこれらの具体的詳細を採用しなくてもよいことは、当業者には自明であろう。
理論的背景
技術的によく知られたMIMO信号受信モデルは
Figure 2006295939
であり、xはNT送信アンテナからの送信データのベクトルであって、yは受信ベクトル、Hは各送信受信アンテナ間のチャンネルのマトリックス、そしてnは独立したガウス雑音分布のベクトルである。
チャンネル整合フィルタHHを適用すると、信号モデルは
Figure 2006295939
になる。但し、
Figure 2006295939
である。
故にフィルタ処理信号zの値の尤度は
Figure 2006295939
である。
均一分布を仮定すると、そのとき
Figure 2006295939
その後、周辺事後期待値
Figure 2006295939
が計算され、バイナリ値を得るために極性判定を行う。
この計算はさらに、
Figure 2006295939
と示すことができる(例えば、Fabricius, T and Winther, O, ‘Correcting the bias of subtractive interference cancellation in CDMA − Advanced mean field theory’, submitted to IEEE trans. Information Theory, and soft published at http://isp.imm.dtu.dk/staff/winther/ fabricius. ieee information theory. pdf, as at 15/03/2005を参照)。
しかしながら、tanh関数は特徴が漸近的であるため、式(6)で期待値を評価することは困難である。
新たな方法の説明
とりわけ、問題に対する平均場対処法は期待値〈tanh(…)〉を tanh(〈….〉)に近似することによって理解できる。この近似を(6)に適用すると
Figure 2006295939
が与えられる。
故に、平均場対処法を周辺事後期待値(以降、MPEという)のモデルに適用すると、mkの再帰的解決法が生み出される。繰り返し式(7)は自由エネルギーのコスト関数の座標降下最小化に対応する。従って、少なくとも局所的最小値が求まることが保証される。
降下最小化問題において大域的最小値を発見する可能性を改善するために、平均場アニーリングが適用できる。平均場アニーリングでは、温度変数Tが式(7)における雑音σ2 nの代わりに使われる。故に最初の比較的大きな値のTに続いて、式(7)の以降の繰り返しは原雑音レベルに戻るかあるいは下回りさえする減少値を利用するアニーリングスケジュールが使用できる(Fabricius, T and Winther, O, ibid参照)。そのような平均場アニーリングは、シミュレーションアニーリングのように、Tの値に依存する確率的勾配上昇法に帰着しない点に留意する。
本発明の発明者は上記の方法でmkの解に向けて繰り返すためにアナログ回路で適正な構造が構築できることを十分に理解していたので、正確な計算を得るよりもむしろmkの近似に基づいたMIMO検出器用の複雑さの少ないアナログイコライザの基本的ブロックを提供する。
式(7)に平均場アニーリングを適用すると、次のようにmkの一般形が与えられる。
Figure 2006295939
但し、温度Tはmkの各再推定と共に低下し、aは定数である。
原理上、tanh関数はアナログ回路を用いて容易に実現可能である。例えば、周知のギルバート乗算回路は本質的にはその入力に対するtanhを計算するが、通常は、その乗算器動作を行うため小さな値に対する線形化近似
Figure 2006295939
に依存する。
アナログ計算では、mkのような平均値は通常は差動電流として計算される。しかしながら、式(8)のような再帰的な問題では、入力における1つのmk繰り返し値を更なる繰り返しへ展開することでカレントミラーを用いて各電流のk−2個のコピーが必要となり、構成要素が多数となる。
この問題を削減するために、事後期待値mkは逆双曲正接を用いて対数尤度比として再表現される。即ち、
Figure 2006295939
式(9)を(8)に代入すると
Figure 2006295939
が与えられる。
(10)の出力は差動電流よりはむしろ、差動電圧を使って表した方がよい。これにより1つの繰り返し段のMPE推定値をコピーする必要なく、別の繰り返し段の入力に直接に接続することが可能となる。
アナログ処理の概観
図1A及び1Bを参照すると、本発明の実施形態では、アナログMIMO検出器は複数のアナログ処理ブロック(APB)(102,104,108は110のように集合的に参照される)を使用しており、各ブロックが式10の繰り返し段を実行する。
APB104を図1Bでの一例として見なしており、機能的な項目について以下に検討する。明確にするため、実装の問題はこれより先の特定のセクションに延ばす。
K個の対数尤度比MPEs Lk(k=1,…K)はAPB104への電圧入力210である。これらの入力は多数のtanh計算機(集合的に240で参照される)に分配される。MPEが推定されている各kthビットに対してK−1個のtanh回路が存在する。kthを除く全ての入力がこれらK組それぞれの中の個々のK−1tanh計算機に伝えられる。
故に、例えば、L3に関連付けられるK−1個のtanh計算機243はL3自体以外のすべてのLk入力を受け取ることになる。しかも、それぞれのK−1個のtanh計算機の各組は、チャンネル推定マトリックスRの関係要素を受け取る。1つ1つのtanh計算機の出力がその対応するLkのkの1つの値に対して
Figure 2006295939
となる。
それからLk毎にK−1個のtanh関数の出力は合計され、z260から減算される。このとき出力はLk毎に式(10)の部分計算
Figure 2006295939
となる。
それから電流繰り返し段に関係する値TはLk220毎に更新推定値を表す出力電圧のスケーリング280に用いられる。Lk220は次の繰り返しの入力として使用し、又は最終推定値として利用してもよい。
上に開示した機能的要素の実装はこれから詳しく検討する。
Tanh関数(1)−非線形性と乗算
図2を参照すると、本発明の実施形態において双曲正接及び乗算を行う回路は出力電流を減算するためのミラーを備える単純な差動対、すなわちトランスコンダクタンス増幅器を備える。この回路の出力電流は
Figure 2006295939
で与えられる。
故に、出力電流
Figure 2006295939
は(熱電圧に正規化された)差動電圧として対数尤度比Lkを表し、バイアス電流Ibをチャンネル推定器からの入力値Rk’(すなわち、Ib=Irefk)に比例するように定義することによって求めることができる。
有利なことに、式(10)の部分計算
Figure 2006295939
をするために、キルヒホフの電流則によって何らの追加のトランジスタを必要とせずに多数の出力電流を共に足し合わせることができる。
しかしながら、上記回路へのバイアス電流は正でなければならないが、入力値Rk’は正であっても、負であってもよい。この食い違いは解決されなければならない。
Tanh関数(2)−絶対値と符号管理
図3を参照すると、本発明の第一実施形態において、バイアス電流の符号の問題を克服するためにRk’の絶対値を得るためにトランスリニア回路が設けられる。
図3の回路は、2つのトランスリニアループを含んでいる。第一のループは、I21=I34となるよう、トランジスタM2−M1−M3−M4を用いる。電流値を代入するとIsmall small=Iout1(Iout1−Iin)が与えられる。Iout2=I4=Iout2−Iinとなるような単純なカレントミラーを形成するよう、第二のトランスリニアループは、M4とM5で形成される。
入力電流に関する出力電流を得るために、これらの式を解くことができる。
Figure 2006295939
但し、Ismall はIinに比して小さいバイアス電流である。このとき、この回路は正の入力に対しては
Figure 2006295939
を求め、負の入力に対しては
Figure 2006295939
を求める絶対値回路と同様に機能する。
k’の絶対値を求めることでトランスコンダクタンス増幅器は所望の動作が可能となる。しかしながら、入力値Rk’の正しい符号は後の再取り込みのために今後も保存しておく必要がある。
本発明の一実施形態において、tanhブロックのM2とM4のゲート間の電位差から符号が得られる。もしIin>0ならば、電流はM3を通って流れる。そうでなければ、電流はM4を通って流れる。故にIinの符号次第で、M4のゲート電位がVddか接地のどちらかに近づくことになる。入力信号の符号を表す差動電圧はM4のゲートの電圧は、基準、例えばM2のゲートと比較されるときに得られる。
所望の式を得るためこの符号を利用するには、図4に示されるようにギルバート乗算器を使用できる。
乗算器の出力電流は
Figure 2006295939
である。
故に、結合回路は入力としてRk’の値を表す電流の絶対値と対数尤度比電圧の値を用い、更にバイアス電流の符号を利用し、最終的な次式を得る。
Figure 2006295939
4象限ギルバート乗算器を用いることによって絶対値処理を使う必要なく、入力電圧としてRk’を使用することが示唆されることに留意する。しかしながら、シミュレーションは
Figure 2006295939
近似を乗算のために維持するにはマトリックスRの値が一般的に大きすぎることを示している。
上記で明らかにしたトランスコンダクタンスと絶対値回路から成る結合tanh関数回路は、図5において理解できる。
しかしながら、本発明の好ましい実施形態では、Rk’の符号は図6に示されるtanh関数回路を用いてより効率的に管理されてもよい。
ここで、トランジスタM5からM9は絶対値回路を形成し、PMOSトランジスタよりもNMOSトランジスタの使用により、これらは電流ソースよりはむしろ電流シンクを形成する。結果として、電流Iav1とIav2はこのシンクに移行するので、絶対値回路はトランジスタM1からM4によって形成されるtanhブロックに直接接続できる。
この好ましい実施形態は、先に説明した実施形態と同様に動作する。M5とM6で形成される第1のトランスリニアループは時計回りの方向に動作し、M7とM8で形成される第2のトランスリニアループは反時計回りの方向に動作する。結果として、M5とM6を通る電流は小電流Ismallにならざるを得ず、M7及びM8を通る電流はそれぞれIav2と(Iav2+Iin)になる。この構成は電流式
Figure 2006295939
を与え、その解は
Figure 2006295939
である。
M9を通過する電流も(Iav2+Iin)となるようにトランジスタM8とM9はカレントミラーを形成する。それ故、Iav1
Figure 2006295939
により表される。
in>>Ismallなので、故にこの回路は正の入力電流には
Figure 2006295939
を発生し、負の入力電流には
Figure 2006295939
を発生する絶対値回路のように機能する。
同様に、符号は、tanhブロックの相対する差動対が元の符号に依存する入力電流を受けるので、Iav1又はIav2がノンゼロであるかどうかの関数として直接tanh計算にかけられる。
両方の差動対に印加される差動電圧は先ほどの実施形態と同じであるが、端子は交換されて、すなわち+ΔVが一方に−ΔVが別の方に印加され、このことは端子間の極性を反転することになる。最終的に、差動対の出力電流は適切に(正は負と、負は正と)足し合わされる。但し、正及び負は各分岐に印加されるΔVの端子を参照する。例えば図6の場合、第1の差動対のV11の分岐から来る電流は第2の差動対のV12の分岐から来る電流と足し合わされる。
この構成は符号情報を保存するため、最終的な電流
Figure 2006295939
はIo1からIo2を減算することで得られる。先の式の「n」は、BJTの代わりのMOSトランジスタの使用を反映する相対的なスケーリング係数である。
k番目MPEの合計に先立って行う複数(k−1)のtanh計算があるので、Io2とIo1を分離しておき、全てのIo2とIo1を合計し、それからtanh集計を得るために減算を行うのが有利であることを留意する。このとき、これは1つのカレントミラーしか必要としなくなるが、含まれる電流は個々の減算に対してよりも非常に高くなるので性能に影響が出るかもしれない。従って、これら2つの代替対処策は当業者の選択事項となり、それらの特定の検出器ハードウエアに使われる電流レベルに依存する。
図5または図6のどちらの実施形態においても、異なる電圧と電流の入力に対する回路の応答は図7に示され、Rk’でスケールされたtanh関数の出力を明示している。
本発明の選択的な実施形態では、図6の全体回路はPMOSトランジスタと図3の絶対値回路を用いて実施されているが、PMOSトランジスタを用いるために差動対を変更している。この構成では、回路の両方の部分が電流ソースとして働くので両者の直接的な接続が同様に可能になる。
合計
先に言及したように、上記の実施形態のどちらも、それぞれのRk’,k’≠ktanh計算に対するIoutは式10で規定されるように、キルヒホフ則を用いることで合計しやすくなる。
kからの減算
図8を参照すると、図示されるような減算回路は図5で明らかなように第一の実施形態のtanh回路に使用できる。この減算器は、電流を減算するカレントミラーとして動作する。それは(絶対値回路によって分割されるように)zk及びRk’ に対する重複値と共に6つの電流を取り込み、それから2つの結果電流間の差を最終的に求める前に正と負の部分を合計する。
図6から明らかなようにtanh回路の好ましい実施形態では、zからの減算は
Figure 2006295939
を生成するために入力電圧端子を入れ替えることでより単純に実現できる。その後、これは例えばk−1tanh計算の合計計算中に、キルヒホフ則を使ってIzに「加算」される。
どちらの場合でも出力電流は式10の部分計算
Figure 2006295939
を表す。
結果のフォーマット(1)−電流-電圧変換及びアニーリング
上記処理の結果は式10で明らかなように受信符号mkに対して帰納的暫定対数尤度比を与え、電流
Figure 2006295939
として表され、但し、Irefは回路、即ち、Iz=Iref*zk及びIr=Iref*Rk内のRk’およびzkの値をマッピングするときに使用される選択参照電流である。
しかしながら、上記tanh回路は入力として対数尤度比の差動電圧表現を使うことを想起する。故に、上記処理の結果をイコライザの次の繰り返し段に渡すためには、出力電流を熱電圧で正規化された差動電圧として再表現する必要がある。このステップでは、平均場アニーリング係数2a/Tも含んでもよい。
この目的のためには、
Figure 2006295939
の形で線形的に電流から電圧へ変換する回路が必要となる。
通常、電流−電圧変換は対数の応答、すなわち
Figure 2006295939
を持つダイオード接続トランジスタを用いる。
本発明の実施形態では、電流-電圧変換するために図3の絶対値回路と同じ回路を使うことができる。この回路の関連で先に言及したように、IsmallがIinに比して小さいときのみ絶対値回路として動作する。しかしながら、この条件に適合しないときには、回路は、真に線形関係というよりはむしろ双曲正接の逆関数関係に従う応答を伴うにしても、電流-電圧変換器として動作する。ここで、IsmallをIbとする。即ち、
Figure 2006295939
しかしながら、幸いにも、tanhのように逆関数は小さな値に対しては近似的に線形であり、xがほぼ2未満のときには
Figure 2006295939
である。故にもしIin<2Ibならば当該回路は使用できる。
図9は式12を実行するため、電流-電圧変換器として動作する上記絶対値回路を組み入れているトランスレジスタンス回路を示す。電流I=Iref・Lは目下APB内の対数尤度比を与えることを想起すると、
Figure 2006295939
によって与えられる電圧表現が得られる。
上で言及したように、そのような回路はおおよそ最大入力値Imax=M*Ibまでに限り近似的に線形動作する。但し、Ibはバイアス電流である。図9の回路の場合では、この値Mはおよそ2である。
故に、線形的に対数尤度電圧をある値Lmaxまで得るためには、およそLmaxMを確保する必要がある。これは
Figure 2006295939
と設定することで達成される。トラスレジスタンスブロックは結果的に
Figure 2006295939
を出力する。
故に図9の回路に対して、バイアス電流は
Figure 2006295939
に設定されなければならない。その結果、例えば、最大値Lmaxを10に設定したならば、Ib=5Irefで回路の出力は
Figure 2006295939
の値となる。
本発明の実施形態では、アニーリング係数2a/Tはまたスケーリング計算において電流−電圧変換器に取り込まれる。これは
Figure 2006295939
で置き換えることで簡単に達成される。
結果のフォーマット(2)−電圧スケーリング
上記回路を用いて差動電圧出力を求めたので、回復係数によってそれを増幅する必要がある。上記に列挙された例では所望の対数尤度比の値を得るにあたりこれは5の係数となる。
また、図10も参照すると、本発明の実施形態では、図10に明らかなように、かつ図9のトランスレジスタンス回路に組み込まれるようにMOSレベルシフタを用いて増幅を行うことができる。
トランジスタが強反転で動作していると仮定すると、回路は
Figure 2006295939
の形の伝達関数を持つ。但し、Wはトランジスタの幅で、Lは長さであって、1と2は図10における上側と下側のトランジスタ対をそれぞれ参照する。トランジスタは通常同じ長さで製造されるので、電圧を係数5で増幅するためには下側のトランジスタ対を上側のトランジスタ対の25倍広くする必要がある。
本発明の実施形態では、アニーリング係数2a/Tは増幅処理中に含めることができる。イコライザの繰り返し連鎖内において各アナログ処理ブロックの位置のようにTの値は変わるので、さらにアニーリング係数2a/Tを含むことは増幅、故に図9の回路における下側と上側のトランジスタの相対幅は、各アナログ処理ブロック内のTの値を反映するために選ぶ必要があることを意味していることに留意する。
故に例えば、a=0.5,Lmax=10かつK=1であって、その中でTが10から0.1まで変化するアニーリング予定のイコライザを仮定すると、その結果最初のアナログ処理ブロックでの増幅係数は2*0.5*10/(1*10)=1となり、一方、最後の増幅係数は2*0.5*10/(1*0.1)=100となる。
図11を参照すると、MOSレベルシフタを組み込んでいるトランスレジスタンス回路の実質的に線形の電流-電圧の関係が、入力電流をx軸及び出力電圧をy軸としたグラフに示される。
当業者は代替装置によりトランスレジスタンス回路を実行できることは言うまでもなく、これらは本発明の想定される範囲内である。同様に、当業者は他の電流-電圧変換器を可能にすることは言うまでもなく、これは同じく本発明の想定される範囲内である。例えば、図12を参照すると、本発明の別の実施形態では、図12の回路は電流-電圧変換器として使用できる。この回路では、M1とM2はI2=IAとなるようなカレントミラーを形成する。さらに、I1=IA+Iinとなることは理解できる。このとき、電流I1とI2はIbに加算し、即ち、I1+I2=Ibとする。この系の式の系を解くときI1とI2に対して
Figure 2006295939
が与えられる。
前述の対数の関係に基づき、出力電圧は
Figure 2006295939
である。
故にこの回路も好ましい線形を与えるが、前述した図3の適応絶対値回路(M≒2)よりも狭い範囲(M≒0.5)に対してである。
複数アナログ処理ブロックの考察
1つのアナログ処理ブロックでは、通信路推定器からのマトリックスR=Rij(i,j=1,..,K)の出力は(必要ないのでRkkは除く)マトリックスのkth行の形態でmビット推定に必要な入力を与える。
しかしながら、離散アナログ処理ブロックの繰り返し連鎖を備えるMIMO検出器に対して、各ブロックはRのコピーを必要とする。
しかしながら、カレントミラーを用いてコピーを生成するのは電流が正であるが、Rは正でも負でもよいことを前提とすることを喚起する。本発明の実施形態では、Rの値は絶対値回路を通って2つのデータ値ストリーム(1つは正の電流でもう1つは0の電流であって、どちらになるかは前に詳しく述べた通り入力値の符号次第である。)を得る。正の電流はそのようにしてコピーされる。
それ故都合のよいことに、アナログ処理ブロックの連鎖における各対応するtanh計算機に対して1つの絶対値回路しか必要としないことになる。そのような構成が、図13に示されている。
図13では、カレントミラーが電流の方向を変えるので、PMOSトランジスタを使った図3の絶対値回路はtanh回路へ直接に入力でき、このことが直接接続を可能にすることがわかる。結果として、図示のtanh計算機はそこに示された絶対値回路、すなわち、絶対値電流のコピーに直接に接続されるトランジスタM1乃至M4のみを含まない図6の回路である。
要約すれば、図14は本発明の実施形態に従うアナログ処理ブロック(APB)がどのようにしてここに説明された処理を用いて3つのビット(すなわちK=3)のうちのビット1を復号するように構成されることになるかを示す概要図である。APBの個々の部分は以下のように標記される。
AV: 図3の絶対値回路
MIRR: カレントミラー
TANH: 絶対値要素(すなわち、トランジスタM1乃至M4だけ)を含まない図6のtanh回路
TRANSR: 図9のトランスレジスタンス回路
SUBTR: 図8の減算回路
受信側通信路とトランジスタの数の関係
本発明の実施形態に基づいて、必要とする総トランジスタ数はほぼ
Figure 2006295939
程度である。但し、Nは必要繰り返し段数、Kは送信アンテナ数及び変調方式に基づいて復号するビットの数である。
故に、都合のよいことに、使用されるトランジスタ数は従来技術の場合のような指数関数であるよりもむしろ送信ビットの二乗だけに比例する。
故にこの例では、10の送信アンテナ(K=20)を備え、10段(NS=10)を用いて復号する、直交位相シフトキーイング(QPSK)システムは、71,000のトランジスタを必要とすることになる。
このトランジスタ数はいくつかのアプリケーションに対して多すぎると考えられるかもしれないが、使用段数を減らすために付加的な方法が考えられる。
アナログMIMO検出器のさまざまな実施形態
最初に、図15を参照すると、動作中にアナログイコライザにLk(k=1,…,K)の推定値を渡すように設けられて示されるチャンネル検出器。本発明の実施形態では、チャンネル検出器を含めると、上記2、3の例に必要とされる繰り返し段数を著しく減少することが期待される。結果として、使用トランジスタ数はそれぞれ14,000または21,000に低下することになる。
アナログイコライザは単独でLk毎に初期対数尤度比値が0で始動し、それから解に向かって繰り返す。結果として、チャンネル検出器からLk毎に初期推定値を与えることによりゼロから近似値までの繰り返しの必要性が避けられるので、必要な反復段が減少する。図15に示したように任意に、イコライザの出力をチャンネル検出器に戻すことができる。
図16を参照すると、本発明の実施形態では、単一のアナログ処理ブロック(APB)は、図10のMOSレベルシフタの代わりに可変利得増幅器を備えている。この構成では、APBの出力は連続時間でその入力に戻され、更に増幅利得及び温度Tも必要に応じて連続的に変わる。
可変利得増幅器の使用により、Tの値が変わるのでAPBが連続的な繰り返し段としての動作できる(各連鎖APBのMOSレベルシフタが異なる値のTに適合する異なるトランジスタを必要としたことを喚起する。)。
図17A及び17Bを参照すると、シミュレーションにより可変利得増幅器を備えたこのようなフィードバック構造は安定することが示唆されている。図17Aはフィードバックを用いて繰り返す単一のAPB段を示し、一方、図17Bは多重APB段フィードフォワードバージョンを示す。両者は無作為に選ばれた同じ入力値に同様に収束することを示す。しかしながら、有利なことに、単一段の場合には用いるトランジスタ数が約7000だけとなる。
別の実施形態において、可変利得増幅器の代わりに、APBがタイミング方式に従って、またはAPBへの次の入力電圧の存在に従って異なるMOSレベルシフタ間を切り替え、そのようにmの各繰り返しに対応する1組の固定増幅を介して徐々に変え、それから最終のレベルシフタの結果を出力する。
フィードフォワードとフィードバックAPBの組み合わせは繰り返し段を作成するときに使用できることは当業者にとって明かである。例えば、3つのフィードフォワード段の組が使用できる。これにおいては、可変利得増幅器または切換えレベルシフタが適切に設定された状態で第3段の出力が第1段の入力に帰還される。
ここに説明した繰り返し段はバイポーラ(BJT)及びCMOSデバイスの両方を用いて実施されているけれども、BJTの場合と同じく電圧−電流の関係が指数関数的になる弱反転の極性にトランジスタを極性化することによって完全CMOS実施ができることは、当業者には明らかである。
当業者とってベクトルzの電流をRと同じやり方でコピーできることは明らかである。
ここに説明したアナログイコライザは個別構成素子、例えばASIC、あるいは複数の構成素子、例えば分離アナログ処理ブロックにより構成できることは当業者には明らかである。同様にイコライザはアナログMIMO検出器の一部や磁気記憶媒体の読取機のイコライザを形成できることは当業者には明らかである。一般的装置はゲーム用の娯楽機器やストリーミング媒体、ラップトップ型コンピュータあるいはPDA又はハードドライブなどのアナログイコライザを組み込むよう構成できる。あるいは、イコライザはプラグイン回路基盤などにおける機能的に分離可能な要素、又はPCMIAカードのような周辺機器であってもよい。
ここで開示されたアナログイコライザが下記利点の1以上を提供することは理解できる。
i. MIMOやディスク読み取りのようなアプリケーションに対する高速検出;
ii. 軟判定値の本質的計算;
iii. MPEの推定値を目ざす繰り返し収束;
iv. 縮小された複雑性(トランジスタと受信用チャンネルの間の副指数的関係);及び
v. 異なる要素を満足させるための多数のアーキテクチャ。
本発明の実施形態に従う1つのアナログ処理ブロックの概要図 本発明の実施形態に従う多数のアナログ処理ブロックを備えるアナログMIMO検出器の概要図 本発明の実施形態に用いるMOSトランスコンダクタンス増幅器 本発明の実施形態に用いる絶対値回路 本発明の実施形態に用いるギルバート乗算器 本発明の実施形態に従うtanh計算回路 本発明の実施形態に従うtanh計算回路 本発明の実施形態に従うtanh計算ブロックの応答を示すグラフで、入力電圧をx軸に、出力電流をy軸にとったもの 本発明の実施形態で用いる減算回路 本発明の実施形態で用いるトランスレジスタンス回路 本発明の実施形態で用いる電圧シフター トランスレジスタンス回路のDC応答を示すグラフで、入力電流をx軸に、出力電圧をy軸にとったもの 本発明の実施形態で用いる電流-電圧変換器 本発明の実施形態に従う対応するtanh計算回路同士の絶対値回路の共有を説明する 本発明の実施形態に従うアナログMIMO検出器において3つの受信ビットのうちの1つを推定する回路の処理を説明する。 本発明の実施形態に従う、チャンネル検出器と結合するように配置したアナログイコライザの概要図 本発明の実施形態に従う1つの循環するアナログ処理ブロックの概要図。 循環するアナログ処理ブロックのための周辺事後期待値の推定値を表すグラフであり、ここで時間はx軸であって、推定値は電圧としてy軸に表される。 複数のアナログ処理ブロックのための周辺事後期待値の推定値を表すグラフであり、ここで時間はx軸であって、推定値は電圧としてy軸に表される。

Claims (21)

  1. 少なくとも第1のアナログ処理ブロック(以降、APB)を備え、受信ビット値に対して周辺事後期待値(以降、MPE)の推定値を繰り返し生成するよう動作的に配置される推定手段を含むアナログイコライザ。
  2. 前記推定手段は、平均場アニーリング係数に従ってMPEを更新するスケーリング手段を更に備える請求項1記載のアナログイコライザ。
  3. 前記推定手段は、前記MPE推定値を得るための座標降下最小化手段をさらに備える請求項1または2記載のアナログイコライザ。
  4. 動作可能に連続的に接続され、連続的な個別APBによる前記MPEの連続的再推定によって繰り返しが達成されるように動作的に設けられる少なくとも2つのAPBを備える、請求項1乃至3のいずれか1項記載のアナログイコライザ。
  5. 各連続APBは、先行APBよりも低い平均場アニーリング係数を与えるように動作的に配置される請求項4記載のアナログイコライザ。
  6. APBの処理連鎖を備え、前記APBの処理連鎖内の最後の出力は連鎖の最初のAPBの入力にフィードバックするように使用時に設けられるが、各APBの平均場アニーリング係数はそれに応じて低減する、請求項1乃至5のいずれか1項記載のアナログイコライザ。
  7. 単一APBの出力は自己入力にフィードバックするように使用時に設けられるが、平均場アニーリング係数はそれに応じて低減する請求項1乃至3のいずれか1項記載のアナログイコライザ。
  8. A、B及びCの入力値を与えると、一般形
    Figure 2006295939
    の計算を行うように動作的に設けられる回路を備える請求項1乃至7のいずれか1項記載のアナログイコライザ。
  9. k=1,…,Kビットに対してLはMPEの対数尤度比、Tはアニーリング係数、zは信号モデルで、Rはチャンネル相互相関マトリックスであるとして
    Figure 2006295939
    を計算するよう動作可能である回路を備える請求項8記載のアナログイコライザ。
  10. K組のK−1 Rk’.tanh計算回路(k=1,…,K、但し、KはMPE推定値の数)と、
    K組のK−1 Rk’.tanh計算出力の各々の合計を計算する手段と、
    個々のフィルタ処理信号zk (k=1,…,K)から各前記合計を減算する手段と、
    MPE推定値毎に出力信号を平均場アニーリング係数Tに反比例してスケールする手段とによって特徴付けられるアナログ処理ブロック(APB)を備える請求項1乃至9のいずれか1項記載のアナログイコライザ。
  11. 各tanh計算回路は、トランスコンダクタンス増幅器、絶対値発生器及びギルバート乗算器を具備する請求項10記載のアナログイコライザ。
  12. 各tanh計算回路はトランスコンダクタンス増幅器に動作可能に結合される、二つのトランスリニアループを形成するPMOSトランジスタで構成された絶対値回路を備える請求項10記載のアナログイコライザ。
  13. 各APB内の対応するtanh計算回路が1つの絶対値回路を共有する複数のAPBを備える請求項10記載のアナログイコライザ。
  14. 入力電流を出力電圧に実質的に線形に変換するように動作可能であるトランスレジスタンス回路をさらに備える請求項10記載のアナログイコライザ。
  15. 請求項1乃至14のいずれか1項記載のアナログイコライザを備えるASIC。
  16. 請求項1乃至15のいずれか1項記載のアナログイコライザを備えるマルチ入力マルチ出力(MIMO)検出器。
  17. 請求項1乃至16のいずれか1項記載のアナログイコライザを備える移動通信機器。
  18. 請求項17記載の移動通信機器であって、
    i. プラグイン回路基盤;
    ii. PCMIAカード;
    iii. PDA;
    iv. ラップトップ型コンピュータ、及び
    v. 娯楽機器
    のいずれか一つである、移動通信装置。
  19. 請求項1乃至15のいずれか1項記載のアナログイコライザを備える磁気データ記憶装置。
  20. アナログ処理ブロック(APB)に複数の対数尤度周辺事後期待値を通過させ、前記APBにおいて座標降下最適化を用いて前記対数尤度周辺事後期待値の修正推定値を生成するステップで成る等化方法。
  21. 前記次の再推定が対応する次のAPBによって実行される、請求項20に記載の方法。
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