JP2006294175A - データ再生システム及び方法 - Google Patents

データ再生システム及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006294175A
JP2006294175A JP2005116401A JP2005116401A JP2006294175A JP 2006294175 A JP2006294175 A JP 2006294175A JP 2005116401 A JP2005116401 A JP 2005116401A JP 2005116401 A JP2005116401 A JP 2005116401A JP 2006294175 A JP2006294175 A JP 2006294175A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
recording medium
data reproduction
converter
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005116401A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006294175A5 (ja
Inventor
Osamu Kawamae
治 川前
Junya Iizuka
純也 飯塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2005116401A priority Critical patent/JP2006294175A/ja
Publication of JP2006294175A publication Critical patent/JP2006294175A/ja
Publication of JP2006294175A5 publication Critical patent/JP2006294175A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

【課題】再生信号の品質を評価する指標としてデータに付加されたパリティから、誤りデータの数を求めて、それを用いることができるが、パリティが付加されていること、少なくともパリティを含んだデータの符号長以上のデータを再生しなければいけない等の制約があった。
【解決手段】記録媒体から再生された信号をPRML処理して求めた値と、スライスにより求めた値が不一致の場合の数を計測することにより、スライス処理では誤判定したが、PRMLで訂正できたエラーデータの数が求められる。これによって、再生信号の品質を評価できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、データ再生回路に関し、特に、記録媒体からの再生信号中に発生したエラーの発生を検出する再生システムに関する。
光ディスクは、大容量の記録媒体であり、読み出し専用だけでなく、書き換え可能なものや、一度だけ書き込み可能なものが開発され広く普及している。読み出し専用のものは、ディスク上にピットと呼ばれる凹凸を設けており、書き換え可能なものでは、記録膜の状態を結晶状態、または非結晶状態に変化させることによってマークを形成し、所定の光を当てた時の反射光の光量を変化させている。
従来、光ディスクから信号を再生する場合には、光ディスクから読み出されたアナログ信号を再生クロックのエッジにより二値化する手法が採られていた。この手法では記録マークの形成のばらつきや伝送系において発生するノイズにより、再生信号の信号振幅が小さい場合には、誤判定をしてしまう場合があり、エラーが発生することがあった。この2値化方式をスライス方式と呼ぶこととする。
一方、磁気ディスクにおいては、データの信頼性を向上させるためにPRML(Partial Response Maximum Likelihood)が採用されている。PRMLは、再生信号において符号間で発生する干渉を利用して、従来のビット単位でスライスする判定よりも伝送系でのエラーの発生を低減するシステムである。磁気ディスクでは、変調方式によって、最短マーク・スペースの長さがチャネルクロックと同じであるため、再生信号を振幅中心でスライスすることは困難であるため、以前からこの技術が用いられてきた。
最近では、光ディスクにもこの技術を用いる方式が提案されており、例えば、特許文献1図3のように光ディスク用PRML方式が提案されている。また、日経BP社出版「データ圧縮とディジタル変調98年版 ディジタル変調編」(p.201〜p.215)に記載されているようなシステムが紹介されている。
このようにPRMLを用いてデータの再生を行うことで、再生信号のビット誤り率を改善し、安定したシステム動作を確保することができる。
特開2004-178627号公報 「データ圧縮とディジタル変調98年版 ディジタル変調編」(日経エレクトロニクス ブック )
従来の光ディスクシステムでは、記録再生信号の品質をチェックするために、再生されたアナログ信号の中心レベルをよぎるタイミングと、PLL(Phase Locked Loop)によって再生されたクロックのエッジとのズレ量をジッタとして表すことにより、再生信号の品質を示す評価指標としていた。
しかしながら、先に説明したPRML方式を用いた場合、ディジタル的に2値化を行うため、従来のジッタとして表すことができない。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的は、光ディスク再生の信号品質をあらわすことが可能な指標を求めることにある。
本発明は、記録媒体に記録された信号を読み出し、再生処理を行うデータ再生システムにおいて、前記記録媒体から再生された信号を用いてクロックを生成するクロック生成回路と、前記記録媒体から再生されたアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換器と、前記生成されたクロックタイミングによって、前記A/D変換器によりA/D変換を行い、前記A/D変換器により変換されたディジタル信号に波形等化処理をする波形等化回路と、前記波形等化回路により波形等化した信号に対して最尤復号を行う復号器とを備え、前記A/D変換器の出力を遅延する処理を行い、遅延した出力と前記複号器からの出力の比較を行う比較器により不一致となったデータを検出しその不一致数を計測することにより上記目的である再生の信号品質を知ることができる。
本発明によれば、再生された信号から、PRMLの結果とスライスによる2値化した結果を比較することで、再生信号の品質を評価する指標とすることができる。この評価指標により、再生信号の品質の劣化を検出することができ、より信頼性の高い再生システムを実現することが可能となる。
以下、本発明について光ディスクシステムを例にして図を用いて説明する。
まず、従来の一般的な光ディスク再生システムについて説明した後、本発明の実施の形態について説明する。
従来の一般的な光ディスクシステムについて、図2を用いて説明する。
図中、110はCD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)などの光ディスク、219はデータ入力、210は記録データ生成回路、211は変調回路、212は光ヘッド、213は波形等化回路(図ではEQと略す)、214は2値化回路、215はPLL(Phase Locked Loop)、216は復調回路、217は再生処理回路、218はデータ出力である。まず、データ入力219から入力されたデータは、記録データ生成回路210によって、データを記録ブロックに分け、並び替え、誤り訂正符号の付加などのエンコード処理が施される。エンコードされたデータは、光ディスク110に記録するために、変調回路211にて記録変調され、光ヘッド212からのレーザ光をディスクの記録膜に集光させ、発光調整により熱を制御し、データを記録する。なお、再生だけのシステムでは、この記録処理の部分は備えていない。
次に、ディスクからのデータの再生について説明する。光ディスク110に記録されたデータは、光ヘッド212からのレーザ光によって読み出され、光エネルギーを電気エネルギーに変換し、再生信号の特性に合わせた波形等化213を行う。波形等化された信号から、PLL215によりデータに同期したクロックが生成され、そのクロックを用いて、2値化回路214により0又は1に分けられる。この2値化回路214の処理は、通常スライスと呼ばれ、PLLからのクロックのタイミングにおいて、信号のレベルが中心よりも高ければ1、低ければ0とする処理により、1ビットごとに0または1の判定を行う。0または1のディジタル値となった再生信号は、復調回路216により復調され、デインターリーブやデータ中に発生した誤りを訂正し、データ出力218から出力される。ここでは、システム全体を制御するシステム制御回路は省略した。
次に、図3を用いて、現在主流になりつつある光ディスクの再生システム310を説明する。光ヘッド318により光ディスク110から再生された信号は、波形等化回路319により波形等化され、A/Dコンバータ311によりアナログ信号からディジタル値へと変換される。A/Dコンバータの前段には、振幅レベルを調整するための回路が入る場合もあるがここでは省略した。A/Dコンバータによりディジタル値となった信号を用いて、ディジタル式のPLL313によりクロックが生成され、このクロックタイミングでA/D変換が行われる。また、DVDでは、記録時の変調により、0と1の発生頻度がほぼ同じになるように変調されているため、DFB(Duty Feed Back)回路にて、ディジタル化された信号のプラス側とマイナス側の信号の発生頻度が等しくなるように中心レベルを補正する。ディジタル値となった信号は、ディジタルイコライザ314に入力され、後段のPRML(Partial Response Maximum Likelihood)315に適するように、波形等化される。PRML回路315では、ディジタル値をビタビ復号により0又は1に判定する。0または1に判定された信号は、再生信号処理回路316にてデインターリーブや、誤り訂正などの再生信号処理を施され、データ出力317から出力する。またこれらの処理は、システム制御318により制御される。
次に図4を用いて、PRML回路315による処理を説明する。PRMLは、符号間干渉を利用するパーシャルレスポンスと最尤復号のひとつであるビタビ復号を用いて、前後の符号系列からもっとも確からしい値を選択する信号再生方法である。410は信号入力、411はブランチメトリック回路、412はパスメトリック回路、413はパスメモリ、414は信号出力である。信号入力410に入力されたディジタル値は、ブランチメトリック回路411において、ビタビ復号の目標値と入力信号のユークリッド距離を計算する。パスメトリック412回路では、状態遷移に対してユークリッド距離が近い方を選び、そうでないものを捨てるような処理を行い、確からしいパスの選択を行う。状態遷移は、記録された時の変調則によって決まり、DVDでは、最小マーク・スペースの幅が3T(T:1クロックの時間幅をTとする)であることにより、通常は、1T及び2Tのデータは出力されないように判定される。そしてパスメモリ413に蓄えられたデータから、選択された状態遷移に合うパスの0又は1のデータを出力する。このようにして、PRML回路315はスライスによる2値化を行う代わりに、ビタビ復号によってもっとも確からしい0又は1の値を出力する。ただし、ビタビ復号では各演算処理において遅延が生じ、特にパスメモリでは、メモリ長に応じた処理遅延が発生する。
次に、図1を用いて本発明を説明する。110は光ディスク、123は光ヘッド、124は波形等化回路、111はA/Dコンバータ、112はDFB回路、113はPLL、114はPRML用波形等化回路、115はPRML回路、116は信号処理回路、117はスライサ回路、118は遅延回路、119はアンマッチ検出回路、120はカウンタ、121はシステム制御回路、122は再生装置である。光ヘッド123により光ディスク110から再生された信号は、A/Dコンバータ111により、アナログ信号からディジタル値へと変換される。A/Dコンバータの前段には、振幅レベルを調整するための回路が入る場合もあるがここでは省略した。また波形等化回路124は、伝送系の周波数特性によっては無くても良い。ディジタル値となった信号を用いて、ディジタル式のPLL113によりクロックが生成され、このクロックタイミングでA/D変換が行われる。また、記録時の変調により、0と1の発生頻度がほぼ同じになるように制御されているため、
は、DFB(Duty Feed Back)回路112にて、ディジタル化された信号のプラス側とマイナス側の信号の発生頻度が等しくなる等に中心レベルを補正するように制御する。ディジタル値となった信号は、PRML用ディジタルイコライザ114に入力され、後段のPRML(Partial Response Maximum Likelihood)115に適するように、波形等化される。PRML回路115では、ディジタル値をビタビ復号により0又は1に判定する。0または1に判定された信号は、再生信号処理回路116にてデインターリーブや、誤り訂正などの再生信号処理を施され、データ出力124から出力する。またこれらの処理は、システム制御121により制御される。スライサ117では、A/Dコンバータの出力が中心レベルよりも大きいか小さいかにより、0又は1に判定する。次に、この0又は1と判定した結果と、PRML115の出力を比較するために、PRMLの遅延時間とスライス処理の遅延時間の差に対応した遅延回路118を介して、アンマッチ検出回路119に入力される。アンマッチ検出回路119では、PRMLの判定結果とスライスの2値化結果を比較して、不一致が生じた場合に不一致ビットが発生したことを示すフラグを出力する。カウンタ120では、アンマッチ検出回路119から出力されたフラグの数を所定の周期でカウントしてその値をシステム制御121に渡す。システム制御122は、アンマッチの数に応じた動作の命令を関連するブロックに送ることにより、適正なシステム制御を行う。
図10は、記録パワーを数種類変えながら、DVD−Rに記録を行い、その時のデータを再生した時のアンマッチ数を計測したものである。横軸は、最適記録パワーに対して、どのくらいパワーを変化させたかを%で示したものであり、縦軸は、取得されたアンマッチカウント数を示したものである。このように最適記録パワーから遠ざかるほどアンマッチ数は増加する傾向にあることがわかる。スライスでは、特に3T幅の信号は振幅が小さいため、瞬間的に発生するノイズが重畳されると、0又は1の判定を誤判定してしまう場合がある。しかし、PRMLでは、1ビット単位での判定ではなく、データ系列としての判定を行うため、正しく再生できる可能性が高い。スライスとPRMLの出力結果に差が生じるのはこのような場合が多いと考えられる。ただし、PRMLでさえも正しく判定できないような再生データに対しては、PRMLの結果もスライスの結果も共に相関の無いデータが出力される可能性がある。例えば記録パワーが非常に弱く、記録マークがほとんど形成されない場合などは、PRML結果もスライス結果も正しく出力されない。このような場合には、アンマッチ数は、必ずしも再生データから検出されたエラー数に対応しない。しかし、このような場合のアンマッチ数としては、同様の傾向をもつ値を示すため、そのような値となった時には、再生信号の品質が極端に悪いと判断できる。
次にDVDを例に挙げて、データの構成を示す。
図6はDVDのデータセクタの構成を示したものである。501はアドレス情報などを含むID、502はIDの誤りチェックコードであるIED、503は予備、504は誤りチェック用のコードであるEDC、505はメインデータである。データセクタは、メインデータ2048バイトと、ID(Identification Data(識別データ))等のデータの識別アドレス情報12バイト及び誤り検出符号EDC(Error Detection Code)の4バイトから成る2064バイトのデータで、172バイト×12行で構成される。EDC算出後、データの連続発生を防止するためのスクランブルデータがデータセクタのメインデータの2048バイトに加えられる。
図7はECC(Error Correction Code)ブロックの構成を示す。703はセクタデータ、701はPIパリティ、702はPOパリティである。ECCブロックは、16のデータセクタで形成される。172バイト×12行×16データセクタに等しい172バイト×192行が情報フィールドとして、外符号パリティPO 702の16バイトを172列の各列に付加してリードソロモンRS(208,192,17)の外符号を形成する。次に、内符号パリティPI 701の10バイトをPO 502を含む208行全てに付加して、リードソロモン符号RS(182,172,11)の内符号を形成する。図7のECCブロックは、インターリーブを施し、変調されてディスク上に記録される。インターリーブ後は、図8に見られるように、外符号パリティPO16行をデータエリア12行毎に1行づつ挿入される。
図8は行インターリーブ後のECCブロックの構成を示す。
インターリーブされた13行×182バイトの記録セクタ2366バイトを、0番目と91番目の列の前に2SYNC符号(同期符号)を加えながら、第0行から行毎に順次変調することで16個の物理セクタを構成できる。
1物理セクタは、図9に示すように、13組×2SYNCフレームから構成され、(2B+91B)×13行×2×16bits/Bytes=38688チャネルビットから成る。さらに、8ビット入力データ16チャネルビット符号に変換する8/16変調を施した形で、ディスク上に記録される。SYNCコードの組み合わせは、図9に示したようにされる。セクタの先頭は、SY0(SYNCコード"0")により、また各行の特定はサイクリックに繰り返すSY1〜SY4とSY5、SY6、SY7によりできるようになっている。エラー訂正は16セクタを集めて形成されるが、そのブロックの先頭はSY0の後に来るID情報を読み取り、16で割り切れるアドレスで認識される。そのため、SY0すなわちセクタの先頭は、データを復号する上で重要度が高い。また、図9のようなセクタ構造では行の特定ができるため、数行読めばその周期性を利用してSY0の位置を予測することも可能である。
ここで、図11に示したグラフは、PIパリティを用いて、2SYNCフレーム中に誤りが含まれているかどうかを検出し、その発生数を示したものである。1ECCブロックには、208系列のPI符号系列があり、PIパリティを用いた誤り訂正により、各系列に対して5個までの誤り訂正が可能である。そこで、各系列に何個誤りデータが発生したかを検出し、その数を所定の単位で計測することにより、データ伝送にて発生したエラーデータの数を求めることができる。ただし、エラーデータの数を求めるためには、復調回路を動作させるだけでなく、誤り訂正のためにデータ列をバッファにたくわえ、誤り訂正回路を動作させなければならない。
図12は、従来システムである図2に示した方式により、エラー数を計測した結果である。グラフの横軸は図11に示したものと同様で記録パワーの変化率、縦軸はPIパリティによって検出されたエラー数である。
図13は、図11と図12に示したグラフを重ねたものである。スライスのエラー数に比べて、PRMLはエラー数が少ない特性となっている。アンマッチ数の計測は、この差を利用したものと言える。また、双方のエラーが最大数である208となった時は、アンマッチ数は意味を成さなくなる。
従来システムでは、図12に示したようなPIエラー数によるシステム制御を用いており、PIエラーが所定の数を超えた場合には再生動作を停止して、リトライして同じデータを読み直すなどの制御に用いていた。しかしながら、本方式では、必ず、PIパリティがデータに付加かされた構成でなければならないため、記録データにエンコード処理が施されている必要がる。また、検出する単位も最小でも2SYNCフレーム単位となるため、2SYNCフレームより短い領域のデータに対する評価指標としては使用できない。しかしながら、先に示したアンマッチ数を用いた計測では、少なくとも遅延量より多いデータ数であれば、アンマッチ数を計測することができ、短いデータについても評価指標として用いることが可能である。また、1T、2Tを含まない所定の変調則に従っていれば、PRMLを用いてデータを再生することができるので、PRMLとスライスの2値化の比較は可能である。
図5は、DVD-RAMにおけるエンボスゾーンのセクターフィールドの構成と、その中のヘッダーフィールドの構成を示したものである。数値は各フィールドのバイト数を示している。ヘッダーフィールドのうち、VFO1〜4は4Tの繰り返しパターンであり、AMは4Tと14Tによる繰り返しパターンである。PA1,2は3T,4T又は5T又は6T繰り返しパターンである。PIDはセクタ番号を含むデータ、IEDは誤りチェックコードなので、通常の変調則にしたがって変調される。このDVD-RAMのヘッダーフィールドのような場合には、PIパリティは付加されていないため、PIエラーを検出することはできず、本発明で示したようなアンマッチ数であれば計測可能である。
また、DVD-RAMを記録する場合には、記録時に記録パルスのタイミングを調整する機能を備えている。この時、特別な繰り返しパターンを用いて最適なタイミングを検出する処理を行う場合があり、このデータ列には、パリティが付加されていない。そのためPIエラー数を評価指標とすることはできない。従来はこれをジッタにより計測していたが、PRMLではそれができないため、アンマッチ数を指標に用いることが有効である。
このようにアンマッチ数を検出する機能を備えることにより、再生信号の品質を評価する指標として用いることができ、信号品質によってシステムの制御を切り替えることが可能となる。また、パリティが付加されていないような信号列に対しても、同様の指標で評価することが可能となる。
このように、PRMLの判定結果とスライスの2値化結果を比較することにより、再生信号の品質を評価する指標として扱うことができる。これをドライブの制御に用いることにより、再生信号の品質に応じたシステム制御が可能となる。
本発明の1実施形態に係る、光ディスクを用いた再生システムのブロック図であり本発明にかかわる主要部分を示した図である。 スライス回路を搭載した従来システム構成を示す図である。 PRML回路を搭載した従来システム構成を示す図である。 PRML回路の構成例を示す図である。 DVD-RAMにおけるセクタフィールドとヘッダーフィールドの構成を示した図である。 DVDにおけるデータセクタの構成を示した図である。 DVDにおける1ECCブロックのセクタとパリティの構成を示した図である。 DVDにおけるPOパリティをインターリーブしたときのデータの構成を示した図である。 DVDにおけるセクタに対する同期信号の構成を示した図である。 記録パワーの変化と本発明のアンマッチ数を示した図である。 スライス回路を用いたPIパリティによる誤りデータ数の検出結果を示した図である。 PRML回路を用いたPIパリティによる誤りデータ数の検出結果を示した図である。 スライス回路を用いたPIパリティによる誤りデータ数とPRML回路を用いたPIパリティによる誤りデータ数の違いを示した図である。
符号の説明
110…光ディスク、123…光ヘッド、124…波形等化回路、111…A/Dコンバータ、112…DFB回路、113…PLL、114…PRML用波形等化回路、115…PRML回路、116…信号処理回路、117…スライサ回路、118…遅延回路、119…アンマッチ検出回路、120…カウンタ、121…システム制御回路、122…再生装置。

Claims (14)

  1. 記録媒体に記録された信号を読み出し、再生処理を行うデータ再生システムにおいて、
    前記記録媒体から再生された信号を用いてクロックを生成するクロック生成回路と、
    前記記録媒体から再生されたアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換器と、
    前記生成されたクロックタイミングによって、前記A/D変換器によりA/D変換を行い、
    前記A/D変換器により変換されたディジタル信号に波形等化処理をする波形等化回路と、
    前記波形等化回路により波形等化した信号に対して最尤復号を行う復号器とを備え、
    前記A/D変換器の出力を遅延する処理を行い、遅延した出力と前記複号器からの出力を比較を行う比較器を備えたことを特徴とするデータ再生システム。
  2. 記録媒体に記録された信号を読み出し、再生処理を行うデータ再生システムにおいて、
    前記記録媒体から再生された信号を用いてクロックを生成するクロック生成回路と、
    前記記録媒体から再生されたアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換器と、
    前記生成されたクロックタイミングによって、前記A/D変換器によりA/D変換を行い、
    前記A/D変換器により変換されたディジタル信号に波形等化処理をする波形等化回路と、
    前記波形等化回路により波形等化した信号に対して最尤復号を行う復号器とを備え、
    前記生成されたクロックを用いて、前記記録媒体から再生されたアナログ信号を2値化する2値化処理回路と
    前記2値化処理からの出力を遅延する処理を行い、遅延した出力と前記複号器からの出力との比較を行う比較器を備えたことを特徴とするデータ再生システム。
  3. 記録媒体に記録された信号を読み出し、再生処理を行うデータ再生システムにおいて、
    前記記録媒体から再生された信号を用いてクロックを生成するクロック生成回路と、
    前記記録媒体から再生されたアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換器と、
    前記生成されたクロックタイミングによって、前記A/D変換器によりA/D変換を行い、
    前記A/D変換器により変換されたディジタル信号に波形等化処理をする波形等化回路と、
    前記波形等化回路により波形等した信号に対して最尤復号を行う復号器とを備え、
    前記生成されたクロックを用いて、前記記録媒体から再生されたアナログ信号を2値化する2値化処理回路と
    前記2値化処理からの出力を遅延する処理を行い、遅延した出力と前記複号器からの出力とのを行う比較器を備えたことを特徴とするデータ再生システム。
  4. 請求項1乃至3記載のデータ再生システムにおいて、
    前記遅延処理は、前記A/D変換器からの出力が前記最尤復号されて復号器から出力するまでの時間と、前記A/D変換器からの出力が遅延処理に入力されるまでの時間差と等しくなるようにしたことを特徴とするデータ再生システム。
  5. 請求項1乃至3記載のデータ再生システムにおいて、
    前記A/D変換の中心レベルに対して、中心より高い値と低い値が発生する時間がほぼ等しくなるように制御し、中心より高い値と低い値をそれぞれ0又は1に割り当てることで2値化を行い、前記2値化された値を遅延処理に入力するようにしたことを特徴とするデータ再生システム。
  6. 請求項1乃至3記載のデータ再生システムにおいて、
    前記比較器の出力をカウントするカウンタを備えたことを特徴とするデータ再生システム。
  7. 請求項1乃至3記載のデータ再生システムにおいて、
    前記カウンタの値をシステム制御へ受け渡しを行うようにしたことを特徴とするデータ再生システム。
  8. 記録媒体に記録された信号を読み出し、再生処理を行うデータ再生方法において、
    前記記録媒体から再生された信号を用いてクロックを生成するクロック生成ステップと、
    前記記録媒体から再生されたアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換ステップと、
    前記生成されたクロックタイミングによって、前記A/D変換器によりA/D変換を行い、
    前記A/D変換器により変換されたディジタル信号に波形等化処理をするステップと、
    前記波形等化により波形等化した信号に対して最尤復号を行う復号ステップとを備え、
    前記A/D変換器の出力を遅延するステップと、遅延した出力と前記複号器からの出力を比較を行うステップを備えたことを特徴とするデータ再生方法。
  9. 記録媒体に記録された信号を読み出し、再生処理を行うデータ再生方法において、
    前記記録媒体から再生された信号を用いてクロックを生成するクロック生成ステップと、
    前記記録媒体から再生されたアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換ステップと、
    前記生成されたクロックタイミングによって、前記A/D変換器によりA/D変換を行い、
    前記A/D変換器により変換されたディジタル信号に波形等化処理をするステップと、
    前記波形等化により波形等化した信号に対して最尤復号を行う復号ステップとを備え、
    前記生成されたクロックを用いて、前記記録媒体から再生されたアナログ信号を2値化する2値化処理ステップと
    前記2値化処理からの出力を遅延する処理を行い、遅延した出力と前記複号器からの出力との比較を行うステップを備えたことを特徴とするデータ再生方法。
  10. 記録媒体に記録された信号を読み出し、再生処理を行うデータ再生方法において、
    前記記録媒体から再生された信号を用いてクロックを生成するクロック生成ステップと、
    前記記録媒体から再生されたアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換ステップと、
    前記生成されたクロックタイミングによって、前記A/D変換器によりA/D変換を行い、
    前記A/D変換器により変換されたディジタル信号に波形等化をする波形等化ステップと、
    前記波形等化回路により波形等化した信号に対して最尤復号を行う復号ステップとを備え、
    前記生成されたクロックを用いて、前記記録媒体から再生されたアナログ信号を2値化する2値化処理ステップと、
    前記2値化処理ステップからの出力を遅延する処理を行うステップと、遅延した出力と前記複号ステップからの出力とのを行う比較ステップを備えたことを特徴とするデータ再生方法。
  11. 請求項8乃至10記載のデータ再生方法において、
    前記遅延処理ステップは、前記A/D変換器からの出力が前記最尤復号されて復号ステップから出力するまでの時間と、前記A/D変換ステップからの出力が遅延処理に入力されるまでの時間差と等しくなるようにしたことを特徴とするデータ再生方法。
  12. 請求項8乃至10記載のデータ再生方法において、
    前記A/D変換の中心レベルに対して、中心より高い値と低い値が発生する時間がほぼ等しくなるように制御し、中心より高い値と低い値をそれぞれ0又は1に割り当てることで2値化を行い、前記2値化された値を遅延処理に入力するようにしたことを特徴とするデータ再生方法。
  13. 請求項8乃至10記載のデータ再生方法において、
    前記比較器の出力をカウントするステップを備えたことを特徴とするデータ再生方法。
  14. 請求項8乃至10記載のデータ再生方法において、
    前記カウンタの値をシステム制御へ受け渡すステップを設けたことを特徴とするデータ再生方法。
JP2005116401A 2005-04-14 2005-04-14 データ再生システム及び方法 Pending JP2006294175A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005116401A JP2006294175A (ja) 2005-04-14 2005-04-14 データ再生システム及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005116401A JP2006294175A (ja) 2005-04-14 2005-04-14 データ再生システム及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006294175A true JP2006294175A (ja) 2006-10-26
JP2006294175A5 JP2006294175A5 (ja) 2008-03-27

Family

ID=37414568

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005116401A Pending JP2006294175A (ja) 2005-04-14 2005-04-14 データ再生システム及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006294175A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100779412B1 (ko) 기록 매체, 기록 방법, 재생 방법, 기록 장치 및 재생 장치
US6963296B2 (en) Recording method, recording apparatus, transmitting apparatus, reproducing method, reproducing apparatus, receiving apparatus, recording medium, and transmission medium
US20060092803A1 (en) Optical disk apparatus and optical disk reproduction method
US7974168B2 (en) Data storage medium reproducing device and method for reproducing data storage medium
US7738332B2 (en) Reproduction method, optical disk drive, and IC circuit
JP2007334954A (ja) 再生装置、再生方法
JP4407461B2 (ja) 光ディスク装置
JP5468372B2 (ja) 位相誤差検出装置、位相誤差検出方法、集積回路及び光ディスク装置
US7423949B2 (en) Reproducing apparatus and method, and recording and reproducing apparatus
US7656760B2 (en) Playback apparatus and sync signal detecting method
JP2008159230A (ja) 光ディスク記録再生装置、及び光ディスク記録再生方法
JP4501960B2 (ja) ビタビ検出器、及び、情報再生装置
US20110095921A1 (en) Data demodulator, data demodulation method and program thereof
JP2006294175A (ja) データ再生システム及び方法
US8102744B2 (en) Recording medium playback device and recording medium playback method
JP2006294198A (ja) データ再生システム
JP4077396B2 (ja) ディスク装置及びディスク再生方法
JP2002150564A (ja) 円盤状記録媒体の復号装置
US20080151716A1 (en) Optical disc recording and reproducing apparatus and optical disc recording and reproducing method
JP3956566B2 (ja) ディジタル信号記録方法、及び情報記録媒体
JP5218529B2 (ja) ディジタル信号記録方法、及び情報記録媒体
JP4484813B2 (ja) 再生装置、記録装置、再生方法、及び記録方法
CN101188120B (zh) 记录方法和再现方法
JP2004362776A (ja) 記録媒体、記録方法、再生方法、記録装置および再生装置
JP2010027164A (ja) 周波数誤差検出方法および周波数誤差検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Effective date: 20080207

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A621 Written request for application examination

Effective date: 20080207

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20090310

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20090317

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20090514

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Effective date: 20090609

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02