JP2006292579A - Measuring system - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、マスタ時刻を生成するマスタ時計部を備えたマスタ測定装置と、スレイブ時刻を生成するスレイブ時計部を備えたスレイブ測定装置とを有する測定システムに関するものである。 The present invention relates to a measurement system having a master measuring device including a master clock unit that generates a master time and a slave measuring device including a slave clock unit that generates a slave time.
この種の測定システムとして、特開平8−263397号公報に開示された測定システムが知られている。この測定システムでは、スレイブ測定装置(時刻同期装置)におけるスレイブ時刻(基準時刻)をマスタ測定装置(時刻供給装置)におけるマスタ時刻(基準時刻)に設定することによって、両装置における時刻を同期させる。具体的には、まず、マスタ測定装置が、マスタ時刻をスレイブ時刻に設定するために、マスタ時刻に遅延時間を加算することによって新たなマスタ時刻を算出する。この場合、この遅延時間は、マスタ測定装置におけるマスタ時刻をスレイブ測定装置におけるスレイブ時刻に設定するまでに要する時間に規定されている。次いで、マスタ測定装置は算出した新たなマスタ時刻をスレイブ測定装置に送信する。続いて、スレイブ測定装置は、マスタ測定装置から送信されたマスタ時刻にスレイブ時刻を設定することによって、マスタ時刻にスレイブ時刻を同期させる。 As this type of measurement system, a measurement system disclosed in JP-A-8-263397 is known. In this measurement system, the slave time (reference time) in the slave measurement device (time synchronization device) is set to the master time (reference time) in the master measurement device (time supply device), thereby synchronizing the time in both devices. Specifically, first, the master measurement device calculates a new master time by adding a delay time to the master time in order to set the master time to the slave time. In this case, this delay time is defined as the time required to set the master time in the master measuring device to the slave time in the slave measuring device. Next, the master measuring device transmits the calculated new master time to the slave measuring device. Subsequently, the slave measuring device synchronizes the slave time with the master time by setting the slave time to the master time transmitted from the master measuring device.
ところが、従来の測定システムには、以下の問題点がある。すなわち、従来の測定システムでは、マスタ時刻とスレイブ時刻との時間差に拘わらずマスタ時刻にスレイブ時刻を設定するため、スレイブ時刻が不連続な状態となるおそれがある。例えば、マスタ時刻が12時34分56秒を示し、スレイブ時刻が12時34分46秒を示している場合、つまりスレイブ時刻がマスタ時刻よりも遅れている場合を想定する。この場合、マスタ時刻にスレイブ時刻を設定すると、スレイブ測定装置ではスレイブ時刻がマスタ時刻よりも遅れている時間(46秒から56秒の10秒間)だけ時刻が飛ばされるというスレイブ時刻が不連続になる事態が発生する。また、マスタ時刻が12時34分46秒を示し、スレイブ時刻が12時34分56秒を示している場合、つまりスレイブ時刻がマスタ時刻よりも進んでいる場合を想定する。この場合、マスタ時刻にスレイブ時刻を設定すると、スレイブ測定装置ではスレイブ時刻がマスタ時刻よりも進んだ時間(46秒から56秒の10秒間)だけ同じ時刻が繰り返えされるというスレイブ時刻が不連続になる事態が発生する。 However, the conventional measurement system has the following problems. That is, in the conventional measurement system, since the slave time is set as the master time regardless of the time difference between the master time and the slave time, the slave time may become discontinuous. For example, it is assumed that the master time indicates 12:34:56 and the slave time indicates 12:34:46, that is, the slave time is later than the master time. In this case, when the slave time is set as the master time, the slave time in which the slave time is skipped by a time (10 seconds from 46 seconds to 56 seconds) is delayed in the slave measurement device. Things happen. Further, it is assumed that the master time indicates 12:34:46 and the slave time indicates 12:34:56, that is, the slave time is ahead of the master time. In this case, when the slave time is set as the master time, the slave time is discontinuous in that the slave measurement device repeats the same time for the time (10 seconds from 46 seconds to 56 seconds) that the slave time has advanced from the master time. Will happen.
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、時刻の連続性を維持しつつスレイブ時刻をマスタ時刻に同期し得る測定システムを提供することを主目的とする。 The present invention has been made in view of such problems, and has as its main object to provide a measurement system that can synchronize the slave time with the master time while maintaining the continuity of the time.
上記目的を達成すべく請求項1記載の測定システムは、マスタ時刻を生成する計時処理を実行するマスタ時計部を備えたマスタ測定装置と、当該マスタ測定装置と伝送路を介して接続されると共にスレイブ時刻を生成する計時処理を実行するスレイブ時計部を備えたスレイブ測定装置とを有する測定システムであって、前記マスタ測定装置は、所定のタイミングで前記伝送路を介して前記スレイブ測定装置に割込信号を出力すると共に前記マスタ時刻を記憶し、前記所定のタイミングにおける前記スレイブ時刻を示す時刻データを前記スレイブ測定装置から入力したときには、当該入力した時刻データの示す前記スレイブ時刻および前記記憶したマスタ時刻に基づいて当該マスタ時刻と当該スレイブ時刻との時間差を算出すると共に当該算出した時間差を示す時間差データを前記スレイブ測定装置に出力し、前記スレイブ測定装置は、前記マスタ測定装置からの前記割込信号を入力した時点における前記スレイブ時刻を示す前記時刻データを当該マスタ測定装置に出力し、当該マスタ測定装置から出力された前記時間差データに基づき、前記スレイブ時刻が前記マスタ時刻よりも遅れているときには前記スレイブ時計部における前記計時処理の計時単位を短縮し、前記スレイブ時刻が前記マスタ時刻よりも進んでいるときには前記計時単位を伸長する。
In order to achieve the above object, a measurement system according to
請求項2記載の測定システムは、請求項1記載の測定システムにおいて、前記マスタ測定装置は、現在時刻よりも進んだ設定時刻を示す設定時刻データを前記スレイブ測定装置に出力すると共に前記設定時刻が到来した時点で同期信号を前記スレイブ測定装置に出力し、前記スレイブ測定装置は、前記同期信号を入力した時点で前記スレイブ時計部に対して前記設定時刻を初期値として前記計時処理を開始させる。
The measurement system according to
請求項1記載の測定システムによれば、スレイブ測定装置が、マスタ時刻とスレイブ時刻との時間差に基づき、スレイブ時刻がマスタ時刻よりも遅れているときにはスレイブ時計部における計時処理の計時単位を短縮することによってスレイブ時刻をマスタ時刻に同期させる。このため、短縮した計時単位でスレイブ時刻を計時することで、マスタ時刻に対するスレイブ時刻の遅れを縮めるようにしてスレイブ時刻が補正される。一方、スレイブ測定装置が、スレイブ時刻がマスタ時刻よりも進んでいるときには計時単位を伸長することによってスレイブ時刻をマスタ時刻に同期させる。このため、伸長した計時単位に基づいてスレイブ時刻を計時することで、マスタ時刻に対するスレイブ時刻の進みを縮めるようにしてスレイブ時刻が補正される。したがって、このような補正を一定時間毎に実行することにより、スレイブ時刻がマスタ時刻に緩やかに同期するため、両時刻の同期には多少の時間を要するものの、従来の測定システムとは異なり、時刻の連続性を維持しつつスレイブ時刻をマスタ時刻に確実に同期させることができる。
According to the measurement system of
また、請求項2記載の測定システムでは、例えば、システムの起動時において、マスタ測定装置が、現在時刻よりも進んだ設定時刻を示す設定時刻データをスレイブ測定装置に出力すると共に設定時刻が到来した時点で同期信号をスレイブ測定装置に出力し、スレイブ測定装置が同期信号を入力した時点でスレイブ時計部に対して設定時刻を初期値として計時処理を開始させる。このため、マスタ時刻およびスレイブ時刻を設定時刻に一致させることができる結果、両時刻を予め一致させない構成と比較して、システムの起動時における両時刻を等しくすることができる。したがって、この測定システムによれば、スレイブ時刻をマスタ時刻に同期させるために行う補正、つまりこの時間差を短縮するために行う補正の実行回数を減らすことができるため、スレイブ時刻をマスタ時刻に同期させるのに要する時間を十分に短縮することができる。
In the measurement system according to
以下、添付図面を参照して、本発明に係る測定システムの最良の形態について説明する。 Hereinafter, the best mode of a measurement system according to the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
最初に、測定システム1の構成について説明する。この測定システム1は、図1に示すように、マスタ測定装置2、および1または2以上(一例として2つ)のスレイブ測定装置3を備えている。この場合、マスタ測定装置2およびスレイブ測定装置3は、本発明における伝送路に相当する同期用信号線4を介して互いに接続されると共に、データ通信を行うための通信線5を介して互いに接続されている。
First, the configuration of the
マスタ測定装置2は、図2に示すように、RTC11、発振部12、時計部13、測定部14、信号入出力部15、同期用信号端子16、制御部17、通信部18およびデータ通信線端子19を備えて構成されている。RTC11は、クロックICを用いたリアルタイムクロックであって、現在の年月日および時分秒を示すRTCデータDrを生成する。発振部12は、水晶発振回路12aおよびスイッチ12bを備えている。水晶発振回路12aは、クロック周波数が1kHzの内部クロックCLK1を生成する。スイッチ12bは、制御部17から出力される制御信号Sc1に従ってオン/オフ制御されて、オン状態のときに内部クロックCLK1を時計部13に出力する。
As shown in FIG. 2, the
時計部13は、本発明におけるマスタ時計部に相当し、カウンタ13aおよび時刻データ生成回路13bを備えて構成され、マスタ時刻Tmを示すマスタ時刻データDtmを生成する計時処理を実行する。カウンタ13aは、1000分周回路で構成され、発振部12から出力された内部クロックCLK1を1000分周して1Hzの基準クロックCLK2を生成する。具体的には、カウンタ13aは、カウンタのカウント値Cmを0からカウントして、所定カウント値Cp(通常999)をカウントした都度、基準クロックCLK2を生成する。したがって、カウンタ13aは、カウント値Cmを1カウントアップする度にマスタ時刻Tmを1ミリ秒ずつインクリメントする(進ませる)。また、カウンタ13aは、測定を指示する制御信号Sc2をカウント値Cmに応じて測定部14に出力する。具体的には、例えば、200ミリ秒毎に測定部14に測定させるときには、カウンタ13aは、0,200,400,600,800をカウントしたときに制御信号Sc2を出力する。なお、カウンタ13aは、制御部23からの指示に従ってカウント値Cmを任意の値に設定可能に構成されている。
The
時刻データ生成回路13bは、カウンタ13aから出力された基準クロックCLK2をカウントする度に1秒ずつ進められる時計部時刻Tmcを示す時計部時刻データDtmcを生成する。したがって、時刻データ生成回路13bは、基準クロックCLK2をカウントする度にマスタ時刻Tmを1秒ずつ進ませる。このように、時計部13は、マスタ時刻Tmの秒以上の単位(年月日および時分秒)に対応する時計部時刻Tmcと、そのミリ秒単位の値に対応するカウント値Cmとを生成する。また、時刻データ生成回路13bは、RTCデータDrを入力したときには、そのRTCデータDrの示す時刻となるように時計部時刻Tmcを設定する。
The time
測定部14は、例えばA/D変換器などを備え、入力した測定対象信号(アナログ信号)を制御信号Sc2に同期して測定データDmeに変換すると共にこの測定データDmeを制御部17に出力する。信号入出力部15は、その一端が電源線に接続された抵抗15aと、その一端が制御部17に接続されたスイッチ15bと、その一端が接地されたスイッチ15cとを備えている。この場合、抵抗15aおよびスイッチ15b,15cの各他端は同期用信号端子16に接続されている。各スイッチ15b,15cは制御部17から出力される制御信号Sc3に従って個別的にオン/オフ制御可能に構成されている。この場合、スイッチ15bはオン状態のときに制御部17に信号を通過させ、スイッチ15cは同期信号INT1および割込信号INT2を発生させる際にオン/オフ制御される。同期信号INT1は、図4に示す初期同期処理30においてマスタ測定装置2からスレイブ測定装置3に出力される。一方、割込信号INT2は、図5に示す時間差補正処理50において出力される。
The
制御部17は、図示しない内部メモリを備えたCPUで構成され、発振部12、時計部13、信号入出力部15および通信部18を制御する。具体的には、制御部17は、制御信号Sc1を出力することによって発振部12のスイッチ12bのオン/オフ状態を制御して、内部クロックCLK1の出力を制御する。また、制御部17は、制御信号Sc3を出力することによって信号入出力部15の各スイッチ15b,15cのオン/オフを制御して同期信号INT1および割込信号INT2の出力を制御する。さらに、制御部17は、RTC11において生成されたRTCデータDrの読込みと、時計部13のカウンタ13aのカウント値Cmを示すカウントデータDcmの読込みおよび書込みと、時刻データ生成回路13bにおける時計部時刻データDtmcの読込みおよび書込みとを実行する。
The
また、制御部17は、図5に示す時間差補正処理50においてマスタ時刻Tmとスレイブ時刻Tsとの時間差Maを算出する。なお、制御部17は、測定部14から出力された測定データDmeの測定時刻としてマスタ時刻データDtmを時計部13から読み込み、このマスタ時刻データDtmと測定データDmeとを対応させて記憶装置(図示せず)に記憶させる。
Further, the
通信部18は、LAN規格やRS−485規格などの各種規格に従って構成され、データ通信線端子19に接続された通信線5を介してマスタ測定装置2およびスレイブ測定装置3の間においてデータ通信を実行する。
The
スレイブ測定装置3は、図3に示すように、RTC11、発振部12、時計部21、測定部14、信号入出力部22、同期用信号端子16、制御部23、通信部18およびデータ通信線端子19を備えて構成されている。なお、スレイブ測定装置3の構成要素のうち、マスタ測定装置2の構成要素と同様の構成要素については同一の符号を付して重複した説明を省略する。
As shown in FIG. 3, the
時計部21は、本発明におけるスレイブ時計部に相当し、カウンタ21aおよび時刻データ生成回路21bを備えて構成され、スレイブ時刻Tsを示すスレイブ時刻データDtsを生成する計時処理を実行する。カウンタ21aは、発振部12から出力された内部クロックCLK1を通常時には1000分周して1Hzの基準クロックCLK2を生成する。また、カウンタ21aは、制御部23から出力される制御信号Sc4に従い、基準クロックCLK2を生成するタイミングを規定する所定カウント値Cp、つまり基準クロックCLK2の周期を伸長または短縮可能に構成されている。例えば、通常時は0から始めて999までをカウントした時点でカウンタ21aが基準クロックCLK2を出力するのに対して、1000をカウントした時点で基準クロックCLK2を出力させるように制御部23が制御信号Sc4を出力してカウンタ21aに指示したときには、基準クロックCLK2の周期は1ミリ秒伸長されて1.001秒となる。一方、998をカウントした時点で基準クロックCLK2を出力させるように制御部23が制御信号Sc4を出力してカウンタ21aに指示したときには、基準クロックCLK2の周期は1ミリ秒短縮されて0.999秒となる。
The
時刻データ生成回路21bは、カウンタ21aから出力された基準クロックCLK2をカウントして、スレイブ時刻Tsの年月日および時分秒に対応する時計部時刻Tscを示す時計部時刻データDtscを生成する。したがって、時計部21は、スレイブ時刻Tsの秒以上の単位(年月日および時分秒)に対応する時計部時刻Tscと、そのミリ秒単位の値に対応するカウント値Csとを生成する。また、時刻データ生成回路21bは、図4に示す初期同期処理30において設定時刻データDt1を入力したときには、その設定時刻データDt1の示す設定時刻T1となるように時計部時刻Tscを設定可能に構成されている。
The time
信号入出力部22は、マスタ測定装置2の信号入出力部15における抵抗15aおよびスイッチ15b,15cと同一の構成の抵抗22aおよびスイッチ22b,22cを備えている。この場合、スイッチ22cは、マスタ測定装置2のスイッチ15cとは異なり、マスタ測定装置2から同期信号INT1および割込信号INT2が出力される際にはオフ状態に制御される。
The signal input /
制御部23は、図示しない内部メモリを備えたCPUで構成され、発振部12、時計部21、信号入出力部22および通信部18を制御する。具体的には、制御部23は、制御信号Sc3を出力することによって信号入出力部22の各スイッチ22b,22cのオン/オフを制御して、マスタ測定装置2から出力された同期信号INT1および割込信号INT2の入力を制御する。また、制御部23は、時計部21のカウンタ21aのカウント値Csを示すカウントデータDcsの読込みおよび書込みと、時刻データ生成回路21bにおける時計部時刻データDtscの読込みおよび書込みとを実行する。さらに、制御部23は、マスタ時刻Tmとスレイブ時刻Tsとの時間差Maに基づき、基準クロックCLK2の周期の伸長または短縮を指示する制御信号Sc4を時計部21に出力する。
The
次に、測定システム1の全体的な動作について説明する。
Next, the overall operation of the
まず、測定システム1の起動時において、マスタ測定装置2およびスレイブ測定装置3では、各制御部17,23が、それぞれの時計部13,21における時刻Tm,Tsを現在の時刻に設定する。具体的には、マスタ測定装置2では、まず、制御部17が現在の時刻を示すRTCデータDrをRTC11から読み込む。次いで、制御部17は、RTCデータDrを時計部13に出力する。この際に、時計部13の時刻データ生成回路13bは、RTCデータDrの示す時刻の年月日および時分秒となるように時計部時刻Tmcを設定する。また、カウンタ13aは、RTCデータDrの示す時刻のミリ秒単位に対応する値となるようにカウント値Cmを設定する。続いて、制御部17は、スイッチ12bのオンを指示する制御信号Sc1を発振部12に出力する。この際に、発振部12は、スイッチ12bがオン状態に制御されるため、水晶発振回路12aによって生成された内部クロックCLK1を時計部13に出力する。これにより、時計部13のカウンタ13aが内部クロックCLK1のカウントを開始する。この場合、カウンタ13aは、999をカウントしたときに基準クロックCLK2を時刻データ生成回路13bに出力する。次いで、時刻データ生成回路13bは、基準クロックCLK2に同期して1秒ずつ進む時計部時刻データDtmcの生成を開始する。
First, when the
また、カウンタ13aは、所定時間(例えば200ミリ秒)毎に制御信号Sc2を測定部14に出力する。次いで、測定部14は、入力した測定対象信号(アナログ信号)を制御信号Sc2に同期して測定データDmeに変換すると共にこの測定データDmeを制御部17に出力する。この場合、制御部17は、測定部14から出力された測定データDmeの測定時刻としてマスタ時刻データDtmを時計部13から読み込み、このマスタ時刻データDtmと測定データDmeとを対応させて記憶装置に記憶させる。これにより、記憶装置はマスタ時刻データDtmがタイムスタンプとして付加された測定データDmeを記憶していく。
Further, the
次に、スレイブ測定装置3の時計部21におけるスレイブ時刻Tsをマスタ測定装置2の時計部13におけるマスタ時刻Tmに同期させる際の初期同期処理30について、図4を参照して説明する。なお、本例では、設定時刻T1(12時34分56秒)が到来したときにスレイブ測定装置3のスレイブ時刻Tsをマスタ測定装置2のマスタ時刻Tmに同期させる際の処理について説明する。
Next, an
この初期同期処理30では、まず、マスタ測定装置2の制御部17が、通信線5を介してデータ通信を行うことにより、作動の有無を確認するための制御信号をスレイブ測定装置3に出力する(ステップ31)。次いで、スレイブ測定装置3の制御部23が、マスタ測定装置2から制御信号が出力されたときに、通信線5を介したデータ通信を行うことにより、作動している旨をマスタ測定装置2に通知する(ステップ32)。続いて、マスタ測定装置2では、制御部17が、スイッチ15cをオフ状態に制御する(ステップ33)。次いで、制御部17は、通信線5を介してデータ通信を行うことにより、現在時刻よりも所定時間だけ進んだ設定時刻T1を示す設定時刻データDt1をスレイブ測定装置3に出力する(ステップ34)。例えば、制御部17は、設定時刻T1の10秒前(この例では、12時34分46秒)に設定時刻データDt1をスレイブ測定装置3に出力する。
In the
続いて、スレイブ測定装置3では、制御部23がスイッチ12b,22cをオフ状態に制御すると共にスイッチ22bをオン状態に制御する(ステップ35)。これにより、内部クロックCLK1が時計部21に一時的に出力されなくなるため、時計部21におけるスレイブ時刻Tsが更新されない状態となる。次いで、制御部23は、設定時刻データDt1の示す設定時刻T1(12時34分56秒)となるように時計部21のスレイブ時刻Tsを設定する(ステップ36)。具体的には、時計部21の時刻データ生成回路21bが設定時刻データDt1の示す設定時刻T1となるように時計部時刻Tscを設定すると共に、カウンタ21aが設定時刻T1のミリ秒に対応する値となるようにカウント値Csを設定する。この場合、設定時刻T1にはミリ秒単位の値が含まれていないため、カウンタ21aはカウント値Csを0にリセットする。次いで、制御部23は、通信線5を介してデータ通信を行うことにより、スレイブ時刻Tsの設定を完了した旨をマスタ測定装置2に通知する(ステップ37)。
Subsequently, in the
続いて、設定時刻T1(12時34分56秒)が到来したときには、マスタ測定装置2では、制御部17がスイッチ15cをオン/オフ制御することによって信号入出力部15に同期信号INT1が発生させ、この同期信号INT1を同期用信号線4を介してスレイブ測定装置3に出力する(ステップ38)。具体的には、同期信号INT1は、マスタ測定装置2の信号入出力部15とワイヤードORを構成するスレイブ測定装置3の信号入出力部22を介して制御部23に出力される。この際に、制御部17は、同期信号INT1を出力した時点、つまり設定時刻T1が到来した時点で、時計部13に対して設定時刻T1を初期値として計時処理を開始させる(ステップ39)。
Subsequently, when the set time T1 (12:34:56) has arrived, in the
一方、スレイブ測定装置3では、制御部23が同期信号INT1の入力に同期してスイッチ12bをオン状態に制御して、時計部21に内部クロックCLK1を出力させる。この際に、時計部21は、設定時刻T1を初期値とするスレイブ時刻Tsの生成を開始する。このため、制御部23は、同期信号INT1を入力した時点、つまり設定時刻T1が到来した時点で、時計部21に対して設定時刻T1を初期値として計時処理を開始させる(ステップ40)。したがって、設定時刻T1が到来した時点で、スレイブ測定装置3におけるスレイブ時刻Tsはマスタ測定装置2におけるマスタ時刻Tmに同期する。
On the other hand, in the
次に、時間差補正処理50について、図5を参照して説明する。この処理では、初期同期処理30によってマスタ時刻Tmにスレイブ時刻Tsを同期させた後に生じるマスタ時刻Tmとスレイブ時刻Tsとの間の微小な時間差Maを補正することによって両時刻Tm,Tsを改めて同期させる。この場合、時間差Maは、マスタ測定装置2に備えられた水晶発振回路12aとスレイブ測定装置3に備えられた水晶発振回路12aとのクロック周波数の微小な差に起因して発生するため、その微小な差が蓄積されることにより、時間の経過に応じて次第に大きくなる。したがって、タイムスタンプとして付加されたマスタ時刻データDtmおよびスレイブ時刻データDtsを参照したとしても、マスタ測定装置2において測定された測定データDmeと、スレイブ測定装置3において測定された測定データDmeとの測定時刻の対応関係が不明確となる。したがって、この時間差補正処理50を実行することにより、このような事態を解消する。
Next, the time
この時間差補正処理50では、まず、マスタ測定装置2の制御部17がスイッチ15cをオフ状態に制御する(ステップ51)。次いで、制御部17は、通信線5を介してデータ通信を行うことにより、スレイブ時刻Tsを補正する旨をスレイブ測定装置3に通知する(ステップ52)。続いて、スレイブ測定装置3では、制御部23がスイッチ22bをオン状態に制御すると共にスイッチ22cをオフ状態に制御する(ステップ53)。なお、複数台のスレイブ測定装置3が存在する測定システムでは、スイッチ22cがオフ状態に制御されるタイミングがまちまちとなり、割込信号INT2が誤って発生する可能性がある。このため、スイッチ22cは通常時には常にオフ状態となるように制御される。次いで、制御部23は、通信線5を介してデータ通信を行うことにより、スレイブ時刻Tsを補正する準備を完了した旨をマスタ測定装置2に通知する(ステップ54)。
In this time
続いて、マスタ測定装置2では、制御部17がスイッチ15bをオン状態に制御する(ステップ55)ことにより、信号入出力部15から制御部17に割込信号INT2を出力可能な状態となる。次いで、制御部17は、所定のタイミングでスイッチ15cをオン/オフ制御することによって信号入出力部15において割込信号INT2を発生させ、この割込信号INT2を同期用信号線4を介してスレイブ測定装置3に出力する(ステップ56)。この場合、割込信号INT2は、初期同期処理30の同期信号INT1とは異なり、同期用信号線4を介してスレイブ測定装置3の制御部23に出力されると共にマスタ測定装置2の制御部17にも出力される。この際に、制御部17は、割込信号INT2を入力した時点、つまり割込信号INT2をスレイブ測定装置3に出力した時点で時計部13のマスタ時刻Tmをミリ秒単位まで内部メモリに記憶する(ステップ57)。具体的には、制御部17は、マスタ時刻Tmの年月日および時分秒に対応する時計部時刻Tmcを時刻データ生成回路13bから読み込むと共に、マスタ時刻Tmのミリ秒単位の値に対応するカウント値Cmをカウンタ13aから読み込む。次いで、制御部17は、読み込んだ時計部時刻Tmcおよびカウント値Cmを内部メモリに記憶させる。
Subsequently, in the
一方、スレイブ測定装置3の制御部23は、マスタ測定装置2から割込信号INT2を入力した時点のスレイブ時刻Tsをミリ秒単位まで内部メモリに記憶する(ステップ58)。具体的には、制御部23が、スレイブ時刻Tsの年月日および時分秒に対応する時計部時刻Tscを時刻データ生成回路21bから読み込むと共に、スレイブ時刻Tsのミリ秒単位の値に対応するカウント値Csをカウンタ21aから読み込む。続いて、制御部23は、読み込んだ時計部時刻Tscおよびカウント値Csを内部メモリに記憶させる。次いで、制御部23は、通信線5を介してデータ通信を行うことにより、内部メモリに記憶したスレイブ時刻Tsを示すスレイブ時刻データ(本発明における時刻データに相当)Dtsをマスタ測定装置2に出力する(ステップ59)。
On the other hand, the
続いて、マスタ測定装置2の制御部17は、入力したスレイブ時刻データDtsの示すスレイブ時刻Ts、および内部メモリに記憶したマスタ時刻Tmに基づいて、マスタ時刻Tmとスレイブ時刻Tsとの時間差Maを算出する(ステップ60)。具体的には、制御部17は、マスタ時刻Tmとスレイブ時刻Tsとの差をミリ秒単位まで算出することにより、マスタ時刻Tmとスレイブ時刻Tsとのいずれが進んでいるか(遅れているか)を示す時間差Maを算出する。なお、算出した時間差Maが予め設定した値(例えば、500ミリ秒)よりも大きいときにはエラーが発生しているとして、時間差補正処理50を終了し、初期同期処理30によってマスタ時刻Tmとスレイブ時刻Tsとを改めて同期させるか、または時間差補正処理50を再度実行する。次いで、マスタ測定装置2は、通信線5を介してデータ通信を行うことにより、算出した時間差Maを示す時間差データDmaをスレイブ測定装置3に出力する(ステップ61)。
Subsequently, the
続いて、スレイブ測定装置3の制御部23は、出力された時間差データDmaに基づき、カウンタ21aにおける所定カウント値Cpを設定する(ステップ62)。この場合、制御部23は、例えばスレイブ時刻Tsがマスタ時刻Tmよりも遅れているときには、所定カウント値Cpを998に設定させる制御信号Sc4をカウンタ21aに出力する。次いで、カウンタ21aは、発振部12から出力される内部クロックCLK1をカウントして、998をカウントした時点で基準クロックCLK2を時刻データ生成回路21bに出力する。この場合、基準クロックCLK2の周期、つまりスレイブ測定装置3の時計部13において1秒を計時する計時単位が1ミリ秒短縮される。このため、所定カウント値Cpが999に設定されたマスタ測定装置2のカウンタ13aと比較して、基準クロックCLK2が1ミリ秒早く出力される結果、マスタ時刻Tmに対するスレイブ時刻Tsの遅れが1ミリ秒縮められる。次いで、制御部23は、周期が短縮された基準クロックCLK2がカウンタ21aから1回出力された後に、所定カウント値Cpを通常の999に設定する。したがって、基準クロックCLK2は、それ以降において通常の1秒周期で出力される。
Subsequently, the
一方、制御部23は、例えばスレイブ時刻Tsがマスタ時刻Tmよりも進んでいるときには、所定カウント値Cpを1000に設定させる制御信号Sc4をカウンタ21aに出力する。次いで、カウンタ21aは、発振部12から出力される内部クロックCLK1をカウントして、1000をカウントした時点で基準クロックCLK2を時刻データ生成回路21bに出力する。この場合、基準クロックCLK2の周期が1ミリ秒伸長される。このため、所定カウント値Cpが999に設定されたマスタ測定装置2のカウンタ13aと比較して、基準クロックCLK2が1ミリ秒遅く出力される結果、マスタ時刻Tmに対するスレイブ時刻Tsの進みが1ミリ秒縮められる。次いで、制御部23は、周期が伸長された基準クロックCLK2がカウンタ21aから1回出力された後に、所定カウント値Cpを通常の999に設定する。したがって、基準クロックCLK2は、それ以降において通常の1秒周期で出力される。このように、制御部23は、スレイブ時刻Tsがマスタ時刻Tmよりも遅れているとき、およびスレイブ時刻Tsがマスタ時刻Tmよりも進んでいるときにおいて、マスタ時刻Tmに対するスレイブ時刻Tsの時間差を1ミリ秒だけ1回補正してこの時間差補正処理50を終了する。
On the other hand, for example, when the slave time Ts is ahead of the master time Tm, the
この場合、1回の時間差補正処理50当たり1ミリ秒だけマスタ時刻Tmに対するスレイブ時刻Tsの時間差Maを補正するため、この時間差補正処理50を一定時間毎(例えば10秒毎)に実行することにより、スレイブ時刻Tsがマスタ時刻Tmに緩やかに同期していく。このため、時間差補正処理50を継続して実行することにより、スレイブ時刻Tsがマスタ時刻Tmよりも遅れているときには、スレイブ測定装置3の時計部13における1秒の計時単位を短縮することにより、スレイブ時刻Tsをマスタ時刻Tmに同期させることができる。逆に、スレイブ時刻Tsがマスタ時刻Tmよりも進んでいるときには、スレイブ測定装置3の時計部13における1秒の計時単位を伸長することにより、スレイブ時刻Tsをマスタ時刻Tmに同期させることができる。したがって、互いに同期するマスタ時刻データDtmおよびスレイブ時刻データDtsを参照することで、マスタ測定装置2において測定された測定データDmeと、スレイブ測定装置3において測定された測定データDmeの測定時刻との測定時刻の対応関係が明確となる。
In this case, in order to correct the time difference Ma of the slave time Ts with respect to the master time Tm by 1 millisecond per time
次に、具体的に数値を挙げてスレイブ時刻Tsの補正を説明する。一例として、1回当たりにスレイブ時刻Tsを1ミリ秒ずつ補正する時間差補正処理50を10秒毎に実行する例について説明する。この処理では、時間差補正処理50を1日に8640回実行することができるため、スレイブ時刻Tsは最大で8640ミリ秒補正される。ここで、マスタ測定装置2およびスレイブ測定装置3における各水晶発振回路12aの精度が一般的な範囲内であるとき(例えば周波数偏差が50ppm)には、マスタ測定装置2における水晶発振回路12aがこの精度で遅れ、かつスレイブ測定装置3における水晶発振回路12aがこの精度で進む状況を想定する。この場合、マスタ時刻Tmに対するスレイブ時刻Tsの相対的な偏差は100ppmに相当する。一方、上述したように水晶発振回路12aを10秒毎に1ミリ秒補正するのは周波数偏差を100ppm補正することと同等である。したがって、一般的な周波数偏差を有する水晶発振回路12aを用いてマスタ測定装置2およびスレイブ測定装置3を構成する場合、上述した条件で時間差補正処理50を行うことにより、スレイブ時刻Tsをマスタ時刻Tmに同期させることが可能となる。なお、より精度の高い水晶発振回路を用いて内部クロックCLK1を生成する構成にすることにより、時間差補正処理50の実行頻度を減らすことができる。
Next, the correction of the slave time Ts will be described with specific numerical values. As an example, an example will be described in which the time
このように、この測定システム1では、スレイブ測定装置3が、マスタ時刻TmとTsとの時間差Maに基づき、スレイブ時刻Tsがマスタ時刻Tmよりも遅れているときには時計部21における計時処理の計時単位を短縮することによってスレイブ時刻Tsをマスタ時刻Tmに同期させる。このため、短縮した計時単位でスレイブ時刻Tsを計時することで、マスタ時刻Tmに対するスレイブ時刻Tsの遅れを縮めるようにしてスレイブ時刻Tsが補正される。一方、スレイブ測定装置3が、スレイブ時刻Tsがマスタ時刻Tmよりも進んでいるときには計時単位を伸長することによってスレイブ時刻Tsをマスタ時刻Tmに同期させる。このため、伸長した計時単位に基づいてスレイブ時刻Tsを計時することで、マスタ時刻Tmに対するスレイブ時刻Tsの進みを縮めるようにしてスレイブ時刻Tsが補正される。したがって、この補正を一定時間毎に実行することにより、スレイブ時刻Tsがマスタ時刻Tmに緩やかに同期するため、両時刻Tm,Tsの同期には多少の時間を要するものの、従来の測定システムとは異なり、時刻の連続性を維持しつつスレイブ時刻Tsをマスタ時刻Tmに確実に同期させることができる。
As described above, in the
また、本例では、1回の時間差補正処理50、つまり割込信号INT2の1回の出力当たり1ミリ秒だけマスタ時刻Tmとスレイブ時刻Tsとの時間差Maを補正する。このため、例えば、同期用信号線4へのノイズの重畳や制御部23の入力部へのノイズの入力などに起因してスレイブ測定装置3の制御部23が誤作動してスレイブ時刻Tsを補正したとしても、その誤作動に起因して発生するマスタ時刻Tmとスレイブ時刻Tsとの誤差は1ミリ秒である。したがって、ノイズの重畳などに起因してスレイブ時刻Tsが大幅にずれてしまう事態を回避することができる。
Further, in this example, the time difference Ma between the master time Tm and the slave time Ts is corrected by one time
さらに、この測定システム1では、マスタ測定装置2が、現在時刻よりも進んだ設定時刻T1を示す設定時刻データDt1をスレイブ測定装置3に出力すると共に設定時刻T1が到来した時点で同期信号INT1をスレイブ測定装置3に出力し、スレイブ測定装置3が同期信号INT1を入力した時点で時計部21に対して設定時刻T1を初期値として計時処理を開始させる。このため、マスタ時刻Tmおよびスレイブ時刻Tsを設定時刻T1に一致させることができる結果、両時刻Tm,Tsを予め一致させない構成と比較して、この測定システム1の起動時における両時刻Tm,Tsを等しくすることができる。したがって、この測定システム1によれば、スレイブ時刻Tsをマスタ時刻Tmに同期させるために行う補正、つまりこの時間差Maを短縮するために行う補正の実行回数を減らすことができるため、スレイブ時刻Tsをマスタ時刻Tmに同期させるのに要する時間を十分に減少することができる。
Furthermore, in this
また、割込信号INT2を時間差補正処理50を実行するために用い、スレイブ時刻Tsの生成自体には用いていないため、同期用信号線4の断線等によって同期用信号線4を介して割込信号INT2を出力できなくなったときであっても、時計部21によるスレイブ時刻Tsの計時処理を続行することができる。この場合、時間差補正処理50が実行されないとしても、同期用信号線4の断線期間が短時間のときには、マスタ時刻Tmとスレイブ時刻Tsとの時間差Maはそれほど大きくはならない。したがって、断線期間経過後の時間差補正処理50において、上記のエラー(予め設定した値よりも大きいときに発生するエラー)が発生することがないため、時間差補正処理50を続行することができる結果、この時間差補正処理50によってスレイブ時刻Tsをマスタ時刻Tmに同期し続けることができる。
Further, since the interrupt signal INT2 is used for executing the time
なお、CPUで構成された制御部17,23によってマスタ測定装置2およびスレイブ測定装置3における各スイッチをオン/オフ制御する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、スイッチのオン/オフをハードウェアで制御することができる。この場合、スイッチ制御用のソフトウェアに従ってCPUがスイッチをオン/オフ制御する処理とは異なり、ソフトウェア動作によって発生するスイッチ制御の遅延を解消することができ、より正確にスレイブ時刻Tsをマスタ時刻Tmに同期させることができる。さらに、1回の時間差補正処理50による計時単位の伸縮は1ミリ秒に限らず、マスタ測定装置2およびスレイブ測定装置3における水晶発振回路12aの周波数偏差に応じて1ミリ秒よりも大きな時間(例えば5ミリ秒)で伸縮させることができる。
In addition, although the example which performs on / off control of each switch in the
1 測定システム
2 マスタ測定装置
3 スレイブ測定装置
4 同期用信号線
5 通信線
13,21 時計部
INT1,INT2 割込信号
Dma 時間差データ
Dts スレイブ時刻データ
Dt1 設定時刻データ
Ma 時間差
T1 設定時刻
Tm マスタ時刻
Ts スレイブ時刻
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記マスタ測定装置は、所定のタイミングで前記伝送路を介して前記スレイブ測定装置に割込信号を出力すると共に前記マスタ時刻を記憶し、前記所定のタイミングにおける前記スレイブ時刻を示す時刻データを前記スレイブ測定装置から入力したときには、当該入力した時刻データの示す前記スレイブ時刻および前記記憶したマスタ時刻に基づいて当該マスタ時刻と当該スレイブ時刻との時間差を算出すると共に当該算出した時間差を示す時間差データを前記スレイブ測定装置に出力し、
前記スレイブ測定装置は、前記マスタ測定装置からの前記割込信号を入力した時点における前記スレイブ時刻を示す前記時刻データを当該マスタ測定装置に出力し、当該マスタ測定装置から出力された前記時間差データに基づき、前記スレイブ時刻が前記マスタ時刻よりも遅れているときには前記スレイブ時計部における前記計時処理の計時単位を短縮し、前記スレイブ時刻が前記マスタ時刻よりも進んでいるときには前記計時単位を伸長する測定システム。 A master measuring device including a master clock unit that executes a clock process for generating a master time, and a slave clock unit that is connected to the master measuring device via a transmission line and executes a clock process for generating a slave time. A measuring system having a slave measuring device,
The master measuring device outputs an interrupt signal to the slave measuring device via the transmission line at a predetermined timing, stores the master time, and stores time data indicating the slave time at the predetermined timing. When input from the measuring device, the time difference between the master time and the slave time is calculated based on the slave time indicated by the input time data and the stored master time, and the time difference data indicating the calculated time difference is Output to the slave measurement device,
The slave measurement device outputs the time data indicating the slave time when the interrupt signal from the master measurement device is input to the master measurement device, and the time difference data output from the master measurement device is output to the time difference data. Based on the measurement, when the slave time is later than the master time, the time unit of the time measurement processing in the slave clock unit is shortened, and when the slave time is ahead of the master time, the time unit is extended. system.
前記スレイブ測定装置は、前記同期信号を入力した時点で前記スレイブ時計部に対して前記設定時刻を初期値として前記計時処理を開始させる請求項1記載の測定システム。 The master measurement device outputs set time data indicating a set time that is ahead of the current time to the slave measurement device and outputs a synchronization signal to the slave measurement device when the set time arrives.
2. The measurement system according to claim 1, wherein the slave measuring device causes the slave clock unit to start the time measuring process with the set time as an initial value when the synchronization signal is input. 3.
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