JP2006292392A - Liquid sending system - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は送液システムに係り、特に液体クロマトグラフシステムに好適な送液システムに関する。 The present invention relates to a liquid feeding system, and more particularly to a liquid feeding system suitable for a liquid chromatograph system.
液体クロマトグラフシステムに溶剤を連続的に送給するポンプ送り装置(液体クロマトグラフ用ポンプシステム)の例が、特許文献1に記載されている。この公報に記載のポンプシステムは、各々独立して駆動される複数のポンプユニットを備えている。各ポンプユニットは、出口側からポンプシリンダに流体が逆流するのを防止するため、およびシリンダからポンプユニットの入口側に流体が逆流するのを防止するために、弁を設けている。各ポンプユニットは圧力センサーを有し、この圧力センサーはオフライン状態で再充填されたシリンダ内の内容物を圧縮している。そして、圧縮が完了した後の流体の送給時期を圧力センサーが判定する。なお、上記弁は、ロータ(回転子)に形成した流体経路を切り替える滑りシール弁となっている。
液体クロマトグラフ用ポンプシステムを運転する場合、先ず、ポンプ及び配管内に溶離液を充填し、気泡を排気する。この準備作業が終了したらポンプを起動し、吐出圧力が所定の目標値に到達したときに定常運転に切り替える。定常運転に移行したのを確認して、液体クロマトグラフにより計測を開始する。 When operating the liquid chromatograph pump system, first, the eluent is filled in the pump and piping, and bubbles are exhausted. When this preparatory work is completed, the pump is started and switched to steady operation when the discharge pressure reaches a predetermined target value. After confirming the transition to steady operation, measurement is started by liquid chromatography.
この液体クロマトグラフ用ポンプシステムでは、毎分ナノリットル(nl)の極低流量から毎分マイクロリットル(μl)の低流量までの広い流量範囲での送液が要求されることがある。このような広い流量範囲での送液要求に応えるために、送液流量に応じたポンプを複数個準備し、送液流量が変化したら運転するポンプを変えていた。その結果、流量範囲の変更に多くの手間と時間を必要としていた。 In this liquid chromatograph pump system, liquid feeding in a wide flow rate range from an extremely low flow rate of nanoliters per minute (nl) to a low flow rate of microliters per minute (μl) may be required. In order to meet the liquid feeding request in such a wide flow range, a plurality of pumps corresponding to the liquid feeding flow rate are prepared, and the pump to be operated is changed when the liquid feeding flow rate is changed. As a result, much labor and time are required for changing the flow rate range.
また、上記特許文献1に記載のポンプユニットを用いて毎分ナノリットルレベルから毎分マイクロリットルレベルまでの広い流量範囲を送液しようとすると、流体経路を切り替える滑りシール弁が広い流量範囲で使用されることになる。このような、広範囲の流量で滑りシール弁を使用することはこれまで考慮されておらず、信頼性の向上が望まれている。
In addition, when the pump unit described in
本発明は、上記従来技術の不具合に鑑みなされたものであり、その目的は、毎分ナノリットルレベルから毎分マイクロリットルレベルまでの広い流量範囲についての送液を1台のポンプで可能にすることにある。本発明の他の目的は、液体クロマトグラフシステムの信頼性を向上させることにある。本発明のさらに他の目的は、液体クロマトグラフシステムの送液システムを長寿命化することにある。そして本発明では、少なくともこれら目的のいずれかを達成することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above-mentioned problems of the prior art, and its purpose is to enable liquid feeding over a wide flow range from the nanoliter level per minute to the microliter level per minute with a single pump. There is. Another object of the present invention is to improve the reliability of a liquid chromatograph system. Still another object of the present invention is to extend the life of a liquid feeding system of a liquid chromatograph system. In the present invention, at least one of these objects is achieved.
上記目的を達成する本発明の特徴は、溶離液を加圧して送液する第1、第2のポンプと、この第1、第2のポンプに配管接続され流路切り替え速度が可変の流路切り替え手段と、この流路切り替え手段の流路切り替え速度を制御するコントローラとを有するものである。 A feature of the present invention that achieves the above object is that the first and second pumps pressurize and feed the eluent, and the flow path with variable flow path switching connected to the first and second pumps. It has a switching means and a controller for controlling the flow path switching speed of the flow path switching means.
そしてこの特徴において、第1、第2のポンプは互いに協調動作をするものであり、コントローラは溶離液の流路を切り替える速度を送液流量に応じて変化させるものが好ましい。またコントローラは、送液流量が所定流量より少ないときに流路切り替え手段の流路切り替え速度を遅くするのが望ましい。所定流量は、送液システムを有する装置の分析時間または測定時間と吐出流量とに基づいて決定するのがよい。 In this feature, it is preferable that the first and second pumps operate in cooperation with each other, and the controller changes the speed of switching the flow path of the eluent according to the flow rate of the liquid. Further, it is desirable that the controller slows the flow channel switching speed of the flow channel switching means when the liquid feeding flow rate is smaller than the predetermined flow rate. The predetermined flow rate is preferably determined based on the analysis time or measurement time of the apparatus having the liquid feeding system and the discharge flow rate.
上記特徴において、流路切り替え手段は複数のポートを有するアクティブバルブであり、この複数のポートの接続を切り替えて流路を切り替えるのがよく、送液流量の範囲が、概ね毎分1ナノリットル〜毎分200マイクロリットルであることが望ましい。 In the above feature, the flow path switching means is an active valve having a plurality of ports, and it is preferable to switch the flow path by switching the connection of the plurality of ports. Desirably 200 microliters per minute.
上記目的を達成する本発明の他の特徴は、送液システムが、溶離液を加圧して送液し上流側に配置された第1のポンプと下流側に配置された第2のポンプと、この第1、第2のポンプに配管接続され溶離液の流路を変更可能な流路切り替え手段と、この流路切り替え手段を制御するコントローラとを有し、液体クロマトグラフシステムに組み込まれて使用されるものであって、流路切り替え手段は溶離液の流路を切り替える速度を送液流量に応じて変えるものであることにある。 Another feature of the present invention that achieves the above-described object is that a liquid feeding system pressurizes and feeds an eluent to deliver a first pump disposed upstream and a second pump disposed downstream. It has a flow path switching means connected to the first and second pumps and capable of changing the flow path of the eluent, and a controller for controlling the flow path switching means, and is incorporated in a liquid chromatograph system for use. The flow path switching means is to change the speed of switching the flow path of the eluent according to the flow rate of the liquid.
本発明によれば、流路切り替え手段の切り替え速度を変えることができるので、毎分ナノリットルレベルから毎分マイクロリットルレベルまでの広い流量範囲について1台のポンプシステムで信頼性よく送液できる。 According to the present invention, since the switching speed of the flow path switching means can be changed, a single pump system can reliably deliver liquid over a wide flow rate range from the nanoliter level per minute to the microliter level per minute.
以下、本発明に係る液体クロマトグラフシステムの送液システムの一実施例を、図1ないし図5を用いて説明する。図1から図3は、液体クロマトグラフ用ポンプが適用される液体クロマトグラフ装置の模式図であり、主要部だけを縦断面図で示している。図4及び図5に、図1ないし図3に示した液体クロマトグラフ用ポンプを駆動したときのタイムチャートの一例を示す。 Hereinafter, an embodiment of a liquid feeding system of a liquid chromatograph system according to the present invention will be described with reference to FIGS. 1 to 3 are schematic views of a liquid chromatograph apparatus to which a liquid chromatograph pump is applied, and only a main part is shown in a longitudinal sectional view. 4 and 5 show examples of time charts when the liquid chromatograph pump shown in FIGS. 1 to 3 is driven.
図1を用いて、送液システム400の具体的な構成を説明する。液体クロマトグラフ装置の送液システム400は、図中断面図で示したプランジャポンプ1を有する。プランジャポンプ1は、2段のポンプユニット100、200を有しており、各ポンプユニット100、200では、加圧室102、202を形成する穴が共通のバルク20に形成されている。この穴にプランジャ101、201が嵌合している。プランジャ101とプランジャ201の外形は同一である。プランジャ101、201には、直動機構(アクチュエータ)122、222が接続されている。直動機構122、222は、バルク20の側面に取付けられており、バルク取付け端と反対端には、直動機構122、222を駆動するモータ121、221が接続されている。
A specific configuration of the liquid delivery system 400 will be described with reference to FIG. The liquid feeding system 400 of the liquid chromatograph apparatus has the
プランジャ101、201は、モータ121、221側端部を軸受123、223で支持されており、中間部にはシール124、224が取付けられている。第1、第2加圧室102、202を形成する穴のモータ121、221寄りには吸込通路103、203が、反モータ側には吐出通路104、204が分岐して形成されている。吐出通路104、204はさらに分岐して形成されており、この分岐部に圧力センサ60、61が取付けられている。
バルク20にはシール124、224が取付けられており、プランジャ101、201が直動する際に第1加圧室102および第2加圧室202から溶液が外部に漏れるのを防止する。プランジャ101、201はモータ121、221側端部でバルク20に保持された軸受123、223で摺動可能に保持される。
吸込通路103は吸込配管16により、吸込通路203は吸込配管18により、吐出通路104は吐出配管17によりアクティブバルブ5に接続されている。アクティブバルブ5には、これら配管16〜18を接続するためのポート5a〜5cと、貯蔵槽51に脱気装置14を介して接続する吸込配管15を接続するためのポート5dとが設けられている。第2段側のポンプユニットの吐出通路204とインジェクタ53とが吐出配管19で接続されており、インジェクタ53はさらにカラム54に接続されており、カラム54は検出器55を介して貯蔵槽56に連通している。吐出配管19の途中には、ドレンバルブ9が取付けられている。
The
アクティブバルブ5は、外部の駆動部によって流路を切り替えるロータリーバルブである。このアクティブバルブ5には、第1段の吐出配管17に連通するポート5aを開閉する流路5eと、第1段の吸込配管に連通するポート5cおよび貯蔵槽51に連通するポート5dを開閉する流路5fとが形成されている。この流路5e、5fの体積は非常に小さい。流路5e、5fの移動およびモータ121、221の運転を、コントローラ50が制御する。コントローラ50には第1段および第2段のポンプユニットに取付けた圧力センサ60、61が検出した各段の圧力が入力される。
The
このように構成した液体クロマトグラフ装置では、カラム54に、例えば、1nL(ナノリットル)/min〜200μL(マイクロリットル)/minの流量範囲の流量を送液する。以下、この液体クロマトグラフ装置の動作を説明する。
In the liquid chromatograph configured as described above, a flow rate in the flow rate range of 1 nL (nanoliter) / min to 200 μL (microliter) / min is fed to the
図1は、第1段ポンプユニット100がアクティブバルブ5により貯蔵槽51に連通し、第2段ポンプユニット200が第1段ポンプユニット100との間が閉じられた状態を示している。すなわち、流路5fにより第3ポート5cと第4ポート5dが連通し、第1ポート5aと第2ポート5bとの間が遮断されている。
FIG. 1 shows a state in which the first
同様に、図2は、アクティブバルブ5により第1段ポンプユニット100と貯蔵槽51との間が閉じられ、第1段ポンプユニット100と第2段ポンプユニット200とが遮断されている状態を示しており、2本の流路5e、5fは、いずれののポート5a〜5dにも連通していない。図3は、アクティブバルブ5により、第1ポンプと貯蔵槽51との間が閉じられ、第1段ポンプユニット100と第2段ポンプユニットとが連通している状態である。流路5eにより第1ポート5aと第2ポート5bが連通し、第3ポート5cと第4ポート5dとの間が遮断されている。
Similarly, FIG. 2 shows a state in which the
モータ121、221の回転は、直動機構122、222により直線運動に変換され、プランジャ101、201を往復運動させる。コントローラ50は、圧力センサ60、61の出力信号に基づいてモータ121、221を駆動するとともに、アクティブバルブ5の開閉を制御する。
The rotations of the
以下に、送液経路の概略を説明する。図1の状態では、流路5fが第3ポート5cと第4ポート5dとを連通する。貯蔵槽51内の溶液は、脱気装置14及び吸込配管15を介してアクティブバルブ5の第4ポート5dに導かれる。そして、流路5f、第3ポート5c及び吸込配管16を経由して第1段ポンプユニット100に導かれる。第1段ポンプユニット100の吸込通路103から吸込まれた溶液は、第1加圧室102で昇圧される。
Below, the outline of a liquid feeding path is demonstrated. In the state of FIG. 1, the flow path 5 f communicates the third port 5 c and the fourth port 5 d. The solution in the
アクティブバルブ5が切り替えられ、図3に示す状態になると、流路5eにより第1ポート5aと第2ポート5bとが連通する。第1加圧室102内の溶液は、吐出通路104と中間吐出配管17を経てアクティブバルブ5の第1ポート5aに導かれる。そして、流路5e、第2ポート5b及び中間吸込配管18を経由して、第2段ポンプユニット200の吸込通路203に導かれる。第2段ポンプユニット200に流れた溶液は、第2加圧室202、吐出通路204及び吐出配管19を経てインジェクタ53に到る。
When the
インジェクタ53では、分析対象の試料が注入され、溶液中に試料が混合される。試料を含む溶液は、カラム54に導かれる。カラム54では、試料に含まれる成分が互いに分離される。分離された各成分は、検出器55を用いて成分分析される。ここで、カラム54には微小なシリカゲル粒が充填されており、カラム54を溶液が流れる際の流体抵抗によりプランジャポンプ装置1に10MPa程度の負荷圧力が発生する。負荷圧力の大きさはカラム54の径と通過流量により変化する。
In the
図4を参照して、毎分ナノリットル(nL)レベルの極低流量を送液する場合のポンプ動作を説明する。同図(A)は、ドレンバルブ9の開閉動作を示す図であり、同図(B)は、第1プランジャ101に対するアクティブバルブ5の開閉動作を示す図である。同図(C)は、第1プランジャ101の変位を示す図であり、同図(D)は、第2プランジャ201に対するアクティブバルブ5の開閉動作を示す図である。同図(E)は、第2プランジャ201の変位を示す図であり、同図(F)は、第1段ポンプユニット100の流量変化を示す図である。同図(G)は、第2段ポンプユニット200の流量変化を示す図であり、同図(H)は、圧力センサ61が検出した第2段ポンプユニットの吐出圧力の変化を示す図である。各図とも、横軸は時間である。
With reference to FIG. 4, the pump operation in the case of feeding a very low flow rate at the nanoliter (nL) level per minute will be described. FIG. 4A is a diagram showing the opening / closing operation of the
なお、アクティブバルブ5の動作状態を、以下の(1)〜(3)のように、プランジャ101、201の動作状態を(4)〜(5)のように定める。
(1)「開−閉」状態:
図1に示すようにアクティブバルブ5を切り替えると、流路5fにより第3ポート5cと第4ポート5dが連通し、第1ポート5aと第2ポート5bが遮断される。このとき、第1加圧室102は、アクティブバルブ5を介して貯蔵槽51内の溶液に連通するが、第1加圧室102と第2加圧室202とは連通しない。第1段ポンプユニット100および第2段ポンプユニット200の吸込み側の連通状態から、この状態を「開−閉」状態と呼ぶ。
(2)「閉−開」状態:
図3に示すようにアクティブバルブ5を切り替えると、流路5eにより第1ポート5aと第2ポート5aとが連通し、第3ポート5cと第4ポート5dが遮断される。このとき、第1加圧室102はアクティブバルブ5を介して第2加圧室202に連通するが、第1加圧室102は貯蔵槽51に連通しない。この状態を、「閉−開」状態と呼ぶ。
(3)「閉−閉」状態:
図2に示すようにアクティブバルブ5を切り替えると、各ポート5a〜5dは、他のいずれのポート5a〜5dにも連通しない。第1段ポンプユニット100および第2段ポンプユニット200の吸込み側の連通状態から、この状態を「閉―閉」状態と呼ぶ。
(4)下死点
第1プランジャ101と第2プランジャ201の先端部が、図1ないし図3において最も左側にあるとき、すなわち、モータ121、221と直動機構122、222によりプランジャ101、201がモータ121、221側に最も引き込まれているときを、下死点にあると呼ぶ。
(5)上死点
第1プランジャ101と第2プランジャ201の先端部が、図1ないし図3において最も右側にあるとき、すなわちモータ121、221と直動機構122、222により最も反モータ側にあるときを、上死点にあると呼ぶ。
In addition, the operation state of the
(1) "Open-closed" state:
When the
(2) “Closed-open” state:
When the
(3) "Closed-closed" state:
When the
(4) Bottom dead center When the distal ends of the
(5) Top dead center When the distal ends of the
次に、本実施例で示す送液システムの各運転モードについて説明する。
(1)気泡排出及び溶離液充填モード
気泡排出及び溶離液充填モードでは、送液システムが有するポンプユニット100、200、このポンプユニット100、200に接続される各流路やバルブ5、及び配管内16〜19の気泡を排出し、溶離液を充填する。この場合、図4(A)に示すように、ドレンバルブ9を開放する。同図(B)、(D)を参照すると、アクティブバルブ5の第2プランジャ201に対する開閉動作は、第1プランジャ101に対する開閉動作よりも半周期遅れている。
Next, each operation mode of the liquid feeding system shown in the present embodiment will be described.
(1) Bubble discharge and eluent filling mode In the bubble discharge and eluent filling mode, the
同図(C)、(E)を参照すると、第2のプランジャ201の往復運動は、第1のプランジャ101の往復運動よりも半周期遅れている。第1プランジャ101が引き込まれ、上死点から下死点に移動するときに、第2プランジャ201は押し込まれ、下死点から上死点に移動する。つまり、第1段ポンプユニット100が吸込行程のときには、第2段ポンプ200は吐出行程となる。逆に、第1プランジャ101が押し込まれ、下死点から上死点に移動するときには、第2プランジャ201は引き込まれ、上死点から下死点に移動する。つまり、第1段ポンプユニット100が吐出行程のときには、第2段ポンプユニット100は吸込行程となる。
Referring to FIGS. 2C and 2E, the reciprocating motion of the
同図(F)、(G)を参照すると、第1段ポンプユニット100が吸込行程のときには、第2段ポンプユニット200は吐出行程にある。逆に、第1段ポンプユニット100が吐出行程にあるときは、第2段ポンプユニット200は吸込行程にある。ここで、第1プランジャの移動速度を第2プランジャの移動速度より大きくしているので、第1段ポンプユニット100の流量は、第2段ポンプユニット200の流量より多い。同図(H)を参照すると、プランジャポンプ装置1の吐出圧力は、第1段ポンプユニット100と第2段ポンプユニット200の流量変動の影響を含むが、略一定である。
Referring to FIGS. 2F and 2G, when the first
気泡排出及び溶離液充填モードでは、第1プランジャ101と第2プランジャ201とを複数回往復運動させる。このとき、ドレンバルブ9から第1段ポンプユニット100と第2段ポンプユニット200の流量の差分と同時に気泡を排出する。したがって、下流側の第2加圧室202内に溜まった気泡が容易に排出され、短時間で試験準備が完了する。
(2)起動運転モードおよび定常運転への移行運転モード
気泡排出及び溶離液充填モードが終了すると、第1プランジャ101、第2プランジャ102、およびアクティブバルブ5を、ホームポジションに位置決めする。その後、プランジャポンプ装置1を起動する。ホームポジションでは、アクティブバルブ5は「開―閉」状態にある。第1、第2プランジャ101、201は、下死点に位置している。このとき、第1、第2加圧室102、202には、溶離液が満たされている。
In the bubble discharge and eluent filling mode, the
(2) Start-up operation mode and transition operation mode to steady operation When the bubble discharge and eluent filling mode ends, the
図4(A)に示すようにドレンバルブ9を閉じる。アクティブバルブ5を「開―閉」状態から「閉―開」状態にする(同図(B)、(C)参照)。プランジャポンプ装置1は、図3に示した状態であり、第1加圧室102は、アクティブバルブ5を介して第2加圧室202に連通する。第1プランジャ101を、下死点から上死点方向に所定の速度で移動させる。第1段ポンプユニット100は、吐出行程にある。図4(C)に示した第1プランジャ101の変位の勾配から判るように、第1プランジャ101の移動速度は、起動運転時の方が気泡排出及び溶離液充填モードの場合より小さい。
As shown in FIG. 4A, the
図4(E)に示すように第2プランジャ201は下死点に位置しているから、第1加圧室102から吐出された溶離液は、アクティブバルブ5を経て第2加圧室202に導かれる。その後、吐出配管19に吐出される。このとき、第2段ポンプユニット200は、実質的には作動していない。したがって、第1段ポンプユニット100の流量は、第1プランジャ101の移動速度に応じた所定値となるが、第2段ポンプユニット200の流量はゼロである(同図(G)参照)。
(3)定常運転モード
起動運転時に、プランジャポンプ装置1の吐出圧力が目標圧力PsetよりΔPsetだけ低い値(Pset−ΔPset)に到達したら、定常運転に切り替える。定常運転を開始するときは、図4(B)、(D)に示すように、アクティブバルブ5を「閉―開」状態から「開―閉」状態に変更する。第1プランジャ101を、下死点と上死点の間の所定位置で停止させる(同図(C)参照)。第2加圧室202は、第1加圧室102から遮断される。第1段ポンプユニット100の流量はゼロとなる。
As shown in FIG. 4E, since the
(3) Steady operation mode When the discharge pressure of the
図4(E)に示すように、第2プランジャ201を下死点から上死点へ低速で移動させる。第2段ポンプユニット200は、低速で吐出行程を実行する。第2段ポンプユニット200の流量は、目標流量Qsetに制御される。その際、第2プランジャ201を一定の低速度で押し込んで、吐出圧力を目標圧力Psetに保持する。また、送液流量を目標流量Qsetに保持する。
As shown in FIG. 4E, the
なお、プランジャポンプ装置1の吐出圧力は、定常運転に移行してもしばらく(Δt)は上昇を続ける。そして、目標圧力Psetに到達したら、その圧力を維持するように制御される。目標圧力Psetは、カラム径と通過流量によって決定される。圧力センサ61は、プランジャポンプ装置1の吐出圧力が目標圧力Psetに到達したことを、コントローラ50に通知する。コントローラ50は、第1、第2段ポンプユニット100、200とアクティブバルブ5に、定常運転モードの命令を送信する。
Note that the discharge pressure of the
定常運転モードでは、液クロマトグラフ装置による測定のために、第2段ポンプユニット200から超低流量の溶液を送液している。測定が終了したら、第1プランジャ101、第2プランジャ201及びアクティブバルブ5を、ホームポジションの状態に戻す。そして、次の測定の待機状態になる。定常運転モードでは、インジェクタ53に分析対象となる試料が注入されて溶液と混合する。混合溶液はカラム54に導かれ,成分毎に分離された後に、検出器55で成分分析される。
In the steady operation mode, an ultra-low flow rate solution is fed from the second
送液量の違いによる運転方法の違いを、以下に説明する。毎分ナノリットル(nL)レベルの極低流量を送液する場合は、プランジャポンプ装置1の2段のポンプユニット100、200の一方のみを運転する。すなわち、起動運転時には、第1段ポンプユニット100のみを運転し、定常運転時には第2段ポンプユニット100のみを運転する。第2段ポンプユニットを定常運転させる前に第1段ポンプユニット100を起動運転して、目標圧力までの到達時間、つまり第2段ポンプユニット200の起動時の立ち上がり時間を短縮させる。
The difference in operation method due to the difference in the amount of liquid delivered will be described below. When feeding an extremely low flow rate of nanoliter (nL) level per minute, only one of the two-
図1から図3では、第1プランジャ101の径と第2プランジャ102の径を同一径としたが、第1プランジャ径101を第2プランジャ径201より大きくすれば、モータの回転速度を変えることなく、第1段ポンプユニット100の流量を第2段ポンプユニットの流量より大きくすることができる。
1 to 3, the diameter of the
毎分マイクロリットル(μL)レベルの低流量を送液する場合を、図5を用いて説明する。アクティブバルブ5は図2に示す状態にあり、第1加圧室102と第2加圧室202の双方と遮断した状態にある。事前に、上記気泡排出及び溶離液充填モードにより、第1段、第2段ポンプユニット100、200、通路及び配管16〜19内の気泡を排出して溶離液を充填する。定常運転前に、第1段ポンプユニット100および第2段ポンプユニット200を起動運転する必要はない。もし必要であれば、上記起動運転する。以下、定常運転モードについて説明する。
A case where a low flow rate of microliter (μL) level is supplied will be described with reference to FIG. The
図5(A)〜図5(G)は、図4(A)〜(G)に対応する図であり、図5(H)は全流量の時間変化を示す図である。同図(A)に示すように、ドレンバルブ9を閉じる。フェーズ1の行程では、アクティブバルブ5を「開―閉」にする(同図(B)、(C)参照)。図1に示す状態になる。アクティブバルブ5により、第2加圧室202と第1加圧室102とは遮断される。第1加圧室102はアクティブバルブ5を介して貯蔵槽51内の溶液に接続される。
5 (A) to 5 (G) are diagrams corresponding to FIGS. 4 (A) to 4 (G), and FIG. 5 (H) is a diagram illustrating a time change of the total flow rate. As shown in FIG. 3A, the
第1プランジャ101は、上死点から下死点方向に所定の速度で移動し、第1段ポンプユニットが吸込行程を実行する(同図(C)参照)。第2プランジャ201は、上死点方向に所定の速度で移動し、第2段ポンプユニットが吐出行程を実行する(同図(E)参照)。第2段ポンプユニット200の流量は、第2プランジャ201の移動速度に対応した所定の値となる。第1段ポンプユニット100の流量はゼロである。ここで、第1段ポンプユニット100が吸込行程を実行していても、アクティブバルブ5が第2加圧室202と第1加圧室102とを遮断しているので、第2段ポンプユニット200の流量に影響を与えない。
The
第1プランジャ101が下死点に達したら、アクティブバルブ5を「閉−開」にして、フェーズ2の行程を開始する。このとき図3に示すように、第1加圧室102はアクティブバルブ5を介して第2加圧室202に連通する。第2プランジャ201はフェーズ1のときの半分の速度で上死点まで移動する。上死点に達したら、第2段ポンプユニット200の吐出行程が終了する(同図(E)参照)。第1プランジャ101は、第2プランジャ201と同じ速度で上死点方向に移動し、第1段ポンプユニット100が吐出行程を実行する。
When the
第2段ポンプユニット200の流量は、フェーズ1のときの流量の半分になる(同図(G)参照)。しかし、図5Fに示すように、第1段ポンプユニット100の流量は第2段ポンプユニット200の流量と同一であるから、第1段ポンプユニット100と第2段ポンプユニット200がそれぞれ目標流量の半分づつ吐出するので、トータル流量は確保される(同図(H)参照)。
The flow rate of the second-
第2プランジャ201が上死点に達したら、フェーズ3の行程に移行する。アクティブバルブ5は「閉−開」のままである。第2プランジャ201は、上死点から下死点方向に移動し、第2段ポンプユニット200は吸込行程を実行する。第1プランジャ101は、上死点まで移動し、第1段ポンプユニット100は吐出行程を終了する。第2段ポンプユニット100の流量は、負の流量(吸込流量)となる。図5(H)に示すように、第2段ポンプユニット200の負の流量を第1段ポンプユニット100の流量が補えるので目標のトータル流量Qsetが確保される。
When the
プランジャポンプ装置1において、毎分ナノリットル(nL)レベルの極低流量を送液する動作と毎分マイクロリットル(μL)レベルの低流量を送液する動作を変えた理由は、以下のとおりである。プランジャポンプ装置1で、圧力脈動を伴わずに低流量だけ精度良く送液するためには、プランジャ101、201を一押しするのがよい。これは、シリンジ式ポンプの方法である。しかしながら、シリンジ式ポンプでは連続送液が出来ない。これに対してプランジャポンプ装置1でプランジャ101、201を繰返し運転(往復動運転)すれば、連続送液が可能になる。この場合、ポンプユニット100、200では、吸込行程を必ず伴い、多少の圧力脈動が生じる。
In the
そこで本発明では、極低流量を送液する場合にはプランジャ101、201を一押し運転し、極低流量より流量が大きい低流量域では繰返し運転(往復動運転)している。その際、プランジャポンプ装置1が2個のポンプユニット100、200を有しているので、1台のプランジャポンプ装置1で極低流量運転と低流量運転の双方が可能になっている。
Therefore, in the present invention, when an extremely low flow rate is supplied, the
次に、極低流量運転から低流量運転に運転方法を切り替えるときの流量について説明する。プランジャポンプ装置1の吐出流量は、システム側あるいはユーザ側からの要求から決定される「分析時間」に、プランジャ101、201の「1ストローク当たりの流量あるいは流速」を乗じて決定される。ここで、プランジャ101、201の「1ストローク当たりの流量あるいは流速」は、プランジャ径とプランジャ101、201のストロークで決定される。プランジャ101、201の仕様が決まれば、システム側あるいはユーザ側からの要求から得られる「分析時間」や「測定時間」あるいは「吐出流量」に基づいて決定される。
Next, the flow rate when the operation method is switched from the extremely low flow rate operation to the low flow rate operation will be described. The discharge flow rate of the
例えば、プランジャ径がφ2mm、ストロークが8mmであれば、プランジャの1ストローク当たりの流量は約25μLである。要求される吐出流量が500nL/minであれば、プランジャが1ストロークするのに必要な時間は50分となる。「分析時間」や「測定時間」に30分必要とするのであれば、プランジャの1ストローク中に分析または測定が完了するので、ポンプユニットを一押し運転すればよい。 For example, if the plunger diameter is 2 mm and the stroke is 8 mm, the flow rate per stroke of the plunger is about 25 μL. If the required discharge flow rate is 500 nL / min, the time required for one stroke of the plunger is 50 minutes. If 30 minutes are required for the “analysis time” and “measurement time”, the analysis or measurement is completed during one stroke of the plunger, so the pump unit may be operated once.
要求される吐出流量が100μL/minと増加していれば、プランジャが1ストロークするのに必要な時間は0.25分となる。「分析時間」や「測定時間」に同様に30分必要とするのであれば、プランジャの1ストロークでは不足でありポンプユニットを繰返し運転(往復動運転)する。 If the required discharge flow rate is increased to 100 μL / min, the time required for one stroke of the plunger is 0.25 minutes. Similarly, if 30 minutes are required for “analysis time” and “measurement time”, one stroke of the plunger is insufficient, and the pump unit is operated repeatedly (reciprocating operation).
本実施例で示した送液システムを有する液体クロマトグラフで溶液を分析する場合、予め目標流量あるいは測定時間とプランジャポンプ装置の運転方法との関係を定めたマップを作成すれば、このマップを利用した自動立ち上げが可能になる。例えば、ユーザが目標流量あるいは測定時間を入力すれば、送液システムは、マップから目標流量あるいは測定時間に対する最適なポンプ運転方法を読み取り、自動的にプランジャポンプ装置を立ち上げる。 When analyzing a solution with a liquid chromatograph having the liquid feeding system shown in the present embodiment, if a map that defines the relationship between the target flow rate or measurement time and the operation method of the plunger pump device is created in advance, this map is used. Automatic startup is possible. For example, when the user inputs the target flow rate or measurement time, the liquid feeding system reads the optimum pump operation method for the target flow rate or measurement time from the map, and automatically starts the plunger pump device.
図1に示した送液システムに用いるアクティブバルブ5の詳細を、図6の分解斜視図を用いて説明する。アクティブバルブ5には、図示を省略した4個のポートが設けられている。円筒形のバルブケース519に、バルブケースブッシュ518、ベアリングケース517、スラストベアリング515、および2段の皿ばね513、514が順に収容されており、ロータ軸512がそれらの中央部を貫通している。ベアリングケース517には、ロータ軸512を回動可能に支持するラジアルベアリング516が保持されている。
Details of the
ロータ軸512の一方の端部は、円板状に形成されており、図示しない2つの流路が形成されたロータシール511が端面を覆っている。ステータ510がロータシール511およびロータ軸512を、バルブケース519に保持する。その際、皿ばね513、514が、ロータシール511に予圧を付与する。ステータ510は、ねじ521によりバルブケース519に固定されている。バルブケース519の反ステータ側には、アジャストスクリュー520が取り付けられている。アジャストスクリュー520は、手動で操作される。
One end of the
2つの流路が形成されたロータシール511は、ロータ軸512とともに4個のポートが形成されたステータ510に対し自在に回転摺動する。皿ばね513、514がロータシール511をステータ510に押し付けているので、流路からの溶液の漏れが防止される。この皿ばね513、514の押し付け力を、アジャストスクリュー520により調整する。ステータ510の材料にはステンレス鋼材を、ロータシール511にはPEEK材を用いている。
The
このように構成した本実施例のアクティブバルブ5では、ロータシール511がステータ510に押し付けられながら設定された応答速度で回転摺動する。そしてロータシール511が回転して流路が切り替えられるので、切り替え部で摩擦や摩耗が生じる。この摩擦や摩耗は、送液する流量範囲が広くなると顕著になる。そこで、以下の方法により、摩擦や摩耗を低減している。
In the
送液システムにおける設定流量とアクティブバルブ5の切り替え速度(応答時間)とを変化させたときの実験結果を、図7〜図10に示す。図7および図8は、設定流量を大流量にした場合であり、図7はアクティブバルブ5の切り替え速度が遅い場合であり、図8はアクティブバルブ5の切り替え速度が速い場合である。図9および図10は、設定流量を小流量にした場合であり、図9はアクティブバルブ5の切り替え速度を遅くしたときの例であり、図10はアクティブバルブの切り替え速度を速くした場合である。プランジャ101、201の変位、アクティブバルブ5の切り替え速度およびプランジャポンプ装置1の吐出圧力を示す。
The experimental results when the set flow rate and the switching speed (response time) of the
これらの図において、プランジャ変位のグラフにおける実線は、第1プランジャ101の変位であり、破線は第2プランジャ201の変位である。アクティブバルブ5は、第1プランジャ101と第2プランジャ201に対して、図5に示したように動作している。ステータ510に形成された4個のポートの間隔は、60度である。アクティブバルブ5が、「開―閉」状態から「閉―閉」状態を介して「閉―開」状態に切り替わる時は、ロータシール511の流路は、図1〜図3において60度時計方向に回転する。反対に、「閉―開」状態から「開―閉」状態に切り替わる時は、ロータシール511の流路は、図1〜図3において60度反時計方向に回転する。
In these figures, the solid line in the plunger displacement graph is the displacement of the
図7のアクティブバルブ5の切り替え速度が遅い場合には、アクティブバルブ5が切り替わる際に圧力脈動が大きくなっている。これは、図5のフェーズ3からフェーズ1に切り替わるときと、フェーズ2からフェーズ3にへ切り替わる時に相当する。特に、フェーズ2からフェーズ3に切り替わる時の脈動が顕著になる。これに対して、図8の場合には、このような圧力脈動が観察されない。フェーズ2からフェーズ3に切り替わるときに、極く僅かな脈動が観察されるが、この程度であれば液体クロマトグラフには悪影響が及ばない。この実験結果によれば、設定流量を大流量にしたときには、アクティブバルブ5の切り替えに伴う圧力脈動を低減するために、アクティブバルブ5の切り替え速度を速くする必要がある。
When the switching speed of the
図9および図10の設定流量が小流量の場合には、アクティブバルブ5の切り替え速度を遅くしても速くしても、フェーズ2からフェーズ3に切り替わるときにはほとんど変わらない極く微小の圧力脈動しか観察されない。つまり、設定流量が小流量の場合には、アクティブバルブ5の切り替え速度を早くする必要がない。
When the set flow rate in FIGS. 9 and 10 is a small flow rate, there is only a very small pressure pulsation that hardly changes when switching from
ところで摺動する物体同士の特性を示すために、PV値(Pは荷重圧力、Vは速度)という指標が多用される。アクティブバルブ5のステータ510とロータシール511の摺動特性も、このPV値を用いて表すことができる。PV値が大きくなりすぎると、材料の摺動表面が摩擦発熱し、変形または摩耗が著しく大きくなる。そして場合によっては固着するおそれもある。したがって、PV値を可能な限り小さくする必要がある。
By the way, in order to show the characteristics of sliding objects, an index called PV value (P is a load pressure, V is a speed) is frequently used. The sliding characteristics of the
Pはロータシール511をステータ510に押し付ける荷重圧力であるから、皿ばね513、514のばね荷重圧力である。一方、Vはアクティブバルブ5の切り替え速度、換言すれば、ロータシール511の回転速度である。PV値を下げるためには、皿ばね513、514のばね荷重圧力を下げるか、アクティブバルブ5の切り替え速度を下げる。そこで、本実施例では、アクティブバルブ5の切り替え速度を調整して、PV値を低減している。設定流量が小流量の場合には、アクティブバルブ5の切り替え速度は遅くてもよいので、設定流量に応じてアクティブバルブ5の切り替え速度を調整する。これにより、アクティブバルブ5の信頼性が向上する。
Since P is a load pressure that presses the
本実施例ではアクティブバルブ5の切り替え速度を調整してPV値を低減しているが、皿ばね513、514のばね荷重圧力を下げてもPV値を低減できることはいうまでもない。たとえば、ロータシール511の押し付け荷重を外部アクチュエータ等で制御すれば、PV値を低減できる。
In this embodiment, the PV value is reduced by adjusting the switching speed of the
本発明に係る送液システムの他の例を、図11に主要部を断面図にして示す。図11に示す送液システムはいわゆる高圧グラジエント運転システムで、2台の液体クロマトグラフ装置10a、10bを有している。各液体クロマトグラフ装置10a、10bのコントローラ50a,50bを、メインコントローラ70が制御する。2台の液体クロマトグラフ装置10a、10bの第2段ポンプユニット200a、200bの吐出配管を、ミキサー62で連結する。ミキサー62の吐出側は、インジェクタ53に接続されている。第2段ポンプユニット100a、100bの吐出通路には、第2の圧力センサ61a、61bが取り付けられており、第1加圧室102b、202bに第1の圧力センサ60a、60bがそれぞれ取り付けられている。
Another example of the liquid delivery system according to the present invention is shown in FIG. The liquid feeding system shown in FIG. 11 is a so-called high-pressure gradient operation system, and has two
このように構成した高圧グラジエント運転システムの動作を、図12を用いて説明する。高圧グラジエント運転システムは、2種類の溶離液A、Bの混合比を時間と共に階段状に変化させながら送液する。すなわち、総送液流量(Qt=Qa+Qb)を一定に保持して、2つの送液流量Qa、Qbの比率を変化させる。図12(A)に示すように、第1の溶離液Aの流量Qaは、時間とともに段階的に増加する。総液量に対する100分比で、例えば、Qa=1から99まで変化させる。このとき第2の溶離液Bの流量Qbを時間とともに段階的に減少させる。同図(A)で第1の溶離液Aを段階的に増加させているので、総送液流量を一定に保つために、溶離液Bの流量をQb=99から1まで段階的に変化させる(同図(B)、(C)参照)。総送液流量Qtは、ミキサー62の流量である。
The operation of the high-pressure gradient operation system configured as described above will be described with reference to FIG. The high-pressure gradient operation system sends liquid while changing the mixing ratio of the two types of eluents A and B in a stepped manner with time. That is, the ratio of the two liquid feeding flow rates Qa and Qb is changed while keeping the total liquid feeding flow rate (Qt = Qa + Qb) constant. As shown in FIG. 12A, the flow rate Qa of the first eluent A increases stepwise with time. For example, Qa = 1 to 99 is changed at a ratio of 100 minutes to the total liquid amount. At this time, the flow rate Qb of the second eluent B is decreased stepwise with time. Since the first eluent A is increased stepwise in FIG. 4A, the flow rate of the eluent B is changed stepwise from Qb = 99 to 1 in order to keep the total liquid supply flow rate constant. (See FIGS. (B) and (C)). The total liquid feeding flow rate Qt is the flow rate of the
ミキサー62の吐出点Sにおける第1、第2の溶離液A、Bの混合比を、同図(D)に示す。第1の溶離液Aと第2の溶離液Bの混合比は、時間とともに段階的に増加する。本実施例では、Qb/Qa=1から99まで段階的に変化する。したがって、本例は100段階のグラジエントである。総送液流量Qtが1μL/minであれば、最小流量及び分解能をその1/100、すなわち、10nL/minとすることができる。
The mixing ratio of the first and second eluents A and B at the discharge point S of the
プランジャポンプ装置1a、1bの吐出圧力を、同図(E)に示す。2台のプランジャポンプ装置1a、1bは、ミキサー62部で吐出配管19a、19bが接続されているから、ミキサー62による圧力低下または圧力損失を無視すると、2台のプランジャポンプ装置1a、1bの吐出圧力は同一である。第1プランジャポンプ装置1aの第2の圧力センサ61aが検出する吐出圧力は、第2プランジャポンプ装置1bの第2の圧力センサ61bが検出する吐出圧力に等しく、この値はミキサー62の吐出圧力に等しい。
The discharge pressure of the plunger pump devices 1a and 1b is shown in FIG. Since the two plunger pump devices 1a and 1b are connected to the
この結果、総送液流量Qtを一定(図12(C)参照)にしても、プランジャポンプ装置1a、1bの吐出圧力は、最大1.5〜2倍程度まで変化する(図12(E)参照)。これは、2つの溶離液の混合比が変化すると、カラム54を通過するときに流体抵抗が変化するためである。プランジャポンプ装置1a、1bの吐出圧力を一定に保持しようとすれば、総送液流量Qtは一定にならない。
As a result, even if the total liquid supply flow rate Qt is constant (see FIG. 12C), the discharge pressure of the plunger pump devices 1a and 1b changes up to about 1.5 to 2 times (FIG. 12E). reference). This is because when the mixing ratio of the two eluents changes, the fluid resistance changes when passing through the
ところで、溶離液の混合比と送液システムの圧力変動との関係は、過去の実験データから既知であるから、総送液流量Qtを一定としたときの圧力変動曲線を予測する(図12(E)の破線)。そして、ミキサー62の吐出圧力を測定し(同図の実線)、この測定した吐出圧力を圧力変動曲線の予測値と比較する。測定値と予測値との偏差を、プランジャポンプ装置1a、1bにフィードバックすれば、圧力変動を制御できる。図10Eの実線の曲線は、ポンプの吐出圧力の測定値であり、破線の曲線は、過去の実験データより得られたポンプ吐出圧力の目標値である。
By the way, since the relationship between the mixing ratio of the eluent and the pressure fluctuation of the liquid feeding system is known from past experimental data, a pressure fluctuation curve when the total liquid feeding flow rate Qt is constant is predicted (FIG. 12 ( E) broken line). Then, the discharge pressure of the
図11に示す実施例では、第1のプランジャポンプ装置1aの第2段ポンプユニット200aに取り付けた第2の圧力センサ61aの出力を、メインコントローラ70にフィードバックしている。メインコントローラ70は、第2の圧力センサ61aの検出値を目標圧力と比較し、両者の偏差を演算する。この偏差を、各プランジャポンプ装置1a、1bのコントローラ50a、50bに送信する。コントローラ50a、50bは、偏差に基づいて、各プランジャポンプ装置1a、1bのモータを制御する。
In the embodiment shown in FIG. 11, the output of the second pressure sensor 61a attached to the second
各プランジャポンプ装置1a、1bポンプの吐出圧力が目標圧力より低い場合、総送液流量(Qt=Qa+Qb)が低下しているので、総送液流量を増加させる。しかしながら、2つのプランジャポンプ装置1a、1bの送液流量Qa、Qbのいずれがより大きく低下しているのかは不明である。第1のプランジャポンプ装置1aの送液流量Qaが低下しているのに、誤って第2のプランジャポンプ装置1bの送液流量Qbが低下していると判断して第2のプランジャポンプ装置1bの送液流量Qbを増加させると、混合比の精度が悪化する相互干渉を引き起こす。 When the discharge pressure of each plunger pump device 1a, 1b pump is lower than the target pressure, the total liquid feed flow rate (Qt = Qa + Qb) is decreased, so the total liquid feed flow rate is increased. However, it is unclear which of the two liquid supply flow rates Qa and Qb of the plunger pump devices 1a and 1b is greatly reduced. Although the liquid supply flow rate Qa of the first plunger pump device 1a is decreasing, it is erroneously determined that the liquid supply flow rate Qb of the second plunger pump device 1b is decreasing, and thus the second plunger pump device 1b. When the flow rate Qb of the liquid is increased, mutual interference that deteriorates the accuracy of the mixing ratio is caused.
そこで、2つのプランジャポンプ装置1a、1bの送液流量Qa、Qbが、同一の割合で増加または減少すると仮定する。そして図12(F)に示すように、2つの送液流量Qa、Qbに対して、流量比に比例したフィードバックゲインを与えて、比例制御する。2つのプランジャポンプ装置1a、1b送液流量の比Qa:Qbが、20:80の場合、2つの送液流量Qa、Qbのフィードバックゲインは、それぞれ(20/100)×K、(80/100)×Kで与えられる。ここで、Kは定数である。仮に総送液流量Qtが5だけ不足しているときには、2台のプランジャポンプ装置1a、1bへの指令値は、それぞれ20+(20/100)×K×5、80+(80/100)×K×5になる。Kを1とすると、プランジャポンプ装置1aへは21が、プランジャポンプ装置1bには84が指令される。2台のプランジャポンプ装置1a、1bの固体差による混合比の精度の低下を回避することはできないが、上記相互干渉を回避できる。 Therefore, it is assumed that the liquid supply flow rates Qa and Qb of the two plunger pump devices 1a and 1b increase or decrease at the same rate. Then, as shown in FIG. 12F, proportional control is performed by giving a feedback gain proportional to the flow rate ratio to the two liquid feeding flow rates Qa and Qb. When the ratio Qa: Qb of the two plunger pump devices 1a, 1b is 20:80, the feedback gains of the two liquid flow rates Qa, Qb are (20/100) × K, (80/100, respectively) ) × K. Here, K is a constant. If the total liquid feeding flow rate Qt is insufficient by 5, the command values to the two plunger pump devices 1a and 1b are 20+ (20/100) × K × 5 and 80+ (80/100) × K, respectively. × 5. When K is 1, 21 is commanded to the plunger pump device 1a and 84 is commanded to the plunger pump device 1b. Although it is impossible to avoid a decrease in the accuracy of the mixing ratio due to the difference in solid between the two plunger pump devices 1a and 1b, the above mutual interference can be avoided.
図13に本発明に係る送液システムを、2次元高性能液体クロマトグラフ装置および質量分析システム70に用いた例を示す。2次元高性能液体クロマトグラフ装置および質量分析システム70では、プロテオーム解析に伴い種々のたんぱく質の分離分析をする。この2次元高性能液体クロマトグラフ装置70では、上記グラジエント送液手段76a〜76cで混合比を変化させた溶液が6方バルブ80の1つのポートに送られる。6方バルブ80は6個のポートを有しており、他の1つのポートには逆送カラム77を介して質量分析部78が接続されている。6方バルブ80の他の2つのポートは、トラップカラム75を介して連結されている。さらに残りのポートの一方は他の機器に接続可能に空いており、残りの1つはイオン交換カラム73に接続されている。
FIG. 13 shows an example in which the liquid feeding system according to the present invention is used in a two-dimensional high-performance liquid chromatograph apparatus and a
イオン交換カラム73には、オートサンプラ72と液体クロマトグラフ用ポンプ71が上流側に、下流側にポンプ74が接続されている。さらに、各機器を制御するコンピュータ79が備えられている。液体クロマトグラフ用ポンプ71およびオートサンプラ72、イオン交換カラム73は前段分離部を構成する。ポンプ74とトラップカラム75は脱塩部を構成する。グラジエント送液手段76と逆相カラム77は後段分離部を構成する。各部の動作は以下のとおりである。
(1)前段分離部:
液体クロマトグラフ用ポンプ71からイオン交換カラム73へ、一定量のグラジエント溶離液を供給する。その際、コンピュータ79が液体クロマトグラフ用ポンプ71に指令して、溶離液量を制御する。一方、分析対象の試料を含む試料溶液を、オートサンプラ72から導入する。オートサンプラ72から導入された試料の一部は、イオン交換カラム73で最初の溶離液により分離された後、このイオン交換カラム73から流出する。そして6方バルブ80を切り替えてトラップカラム75に流入させ、トラップカラム75で分離された状態でトラップされる。トラップカラム75中の分離試料は、所定の手順を経た後に質量分析に供される。前段分離部の溶離液流量は、極微量試料でも高分離能で分離されるように200μL/min以下に設定するのがよい。
(2)脱塩部:
各分離成分をそのまま逆相分離系へ導入すると、その分離成分に含まれる塩が後続の質量分析部に混入して性能に悪影響を及ぼす。そこで、イオン交換カラム73で分離された成分を、脱塩処理する。
(3)後段分離部:
6方バルブ80を回転させて流路を切り替え、トラップカラム75で脱塩処理した分離成分を逆相カラム77に送る。逆送カラム77では、逆相分離用の溶離液を用いてグラジエント分離する。グラジエント送液手段は、2つのポンプ76a、76bからそれぞれ異なる種類の溶離液を圧送し、圧送された2つの溶離液をミキサー76cで混合する。これにより、溶離液成分を任意の組成比率で混合した溶離液が生成されて、逆相カラム77に導かれる。溶離液の組成比率は、コンピュータ79により段階的に調整される。各分離成分は、溶離液の溶出強度に基づいてさらに再分離される。後段分離部の溶離液流量は、極微量試料であっても高分離能で分離できるように、100μL/min以下とするのがよい。場合によっては、50nL/min以下とするのがよい。
(4)質量分析部:
後段分離部により2段階に分離された溶液は、単一成分まで分離される。その後、後段分離部に直結する質量分析部78において、各成分の定性および/または定量分析される。高性能液体クロマトグラフと質量分析計のインターフェースには、ESI(エレクトロスプレーイオン化)、APCI(大気圧化学イオン化)等が用いられる。質量分析計には、飛行時間型やイオントラップ型が用いられる。
An
(1) Previous stage separation section:
A certain amount of gradient eluent is supplied from the liquid chromatograph pump 71 to the
(2) Desalination part:
If each separated component is introduced into the reverse phase separation system as it is, the salt contained in the separated component is mixed into the subsequent mass analyzer, which adversely affects the performance. Therefore, the components separated by the
(3) Subsequent separation part:
The flow path is switched by rotating the six-way valve 80, and the separation component desalted by the
(4) Mass spectrometer:
The solution separated into two stages by the latter separation part is separated to a single component. Thereafter, the qualitative and / or quantitative analysis of each component is performed in the
プロテオーム解析では、採取した細胞からたんぱく質を抽出して分析する。細胞に含まれるたんぱく質は極微量であり、増殖も不可能である。したがって、液体クロマトグラフ及び質量分析計システムの検出感度を向上させるためには、低流量でも液体クロマトグラフ分析を可能にする必要がある。現状のプロテオーム解析では、試料を投入してデータ処理するまでの分析時間に数時間を要する。本実施例による2次元高性能液体クロマトグラフ装置及び質量分析計システムでは、液体クロマトグラフに投入する分析試料の量を微量化することができるとともに、広範囲な流量を1台のポンプシステムで送液するのでポンプの切り替え時間を短縮し、分析時間を短縮できる。これにより、データの処理件数を増大できる。 In proteome analysis, proteins are extracted from the collected cells and analyzed. The amount of protein contained in the cell is extremely small and cannot be propagated. Therefore, in order to improve the detection sensitivity of the liquid chromatograph and mass spectrometer system, it is necessary to enable liquid chromatographic analysis even at a low flow rate. In the current proteome analysis, it takes several hours for the analysis time from sample introduction to data processing. In the two-dimensional high-performance liquid chromatograph apparatus and mass spectrometer system according to this embodiment, the amount of analysis sample put into the liquid chromatograph can be reduced to a very small amount, and a wide range of flow rates can be sent with a single pump system. Therefore, the pump switching time can be shortened and the analysis time can be shortened. Thereby, the data processing number can be increased.
1…プランジャポンプ装置、5アクティブバルブ、5a〜5f…ポート、5h、5g…流路、9…ドレンバルブ、10…液体クロマトグラフ装置、14…脱気装置(デガッサ)、15、16…吸込配管、17…吐出配管、18…吸込配管、19…吐出配管、50、50a、50b…コントローラ、51、51a、51b…溶離液、53…インジェクタ、54…カラム、55…検出器、58…質量分析計、60、60a、60b、61、61a、61b…圧力センサ、62…ミキサー、63…圧力センサ、70…メインコントローラ、71…液体クロマトグラフ用ポンプ、72…オートサンプラ、73…イオン交換カラム、74…ポンプ、75…トラップカラム、76…グラジエント送液手段、77…逆相カラム、78…質量分析部、79…コンピュータ、80…6方バルブ、101…第1プランジャ、102…第1加圧室、103…吸込通路、104…吐出通路、105…吸込チェック弁、106…吐出チェック弁、121…モータ、122…直動機構、123…軸受、124…シール、201…第2プランジャ、202…第2加圧室、203…吸込通路、204…吐出通路、205…吸込チェック弁、206…吐出チェック弁、221…モータ、222…直動機構、223…軸受、224…シール、510…ステータ、511…ロータシール、512…ロータ軸、513、514…皿ばね、515…スラストベアリング、516…ラジアルベアリング、517…ベアリングケース、518…バルブケースブッシュ、519…バルブケース、520…アジャストスクリュー、520…取り付けスクリュー。
DESCRIPTION OF
Claims (7)
A first pump disposed upstream and a second pump disposed upstream and a second pump disposed downstream and a pipe connected to the first and second pumps and connected to the eluent flow path. It has a changeable flow path switching means and a controller for controlling the flow path switching means, and is used by being incorporated in a liquid chromatograph system, wherein the flow path switching means is a flow path for an eluent. The liquid feeding system is characterized in that the switching speed is changed according to the liquid feeding flow rate.
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