JP2006292335A - 貯氷検知装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】貯氷検知装置の信頼性を向上させる。
【解決手段】貯氷検知装置40は、氷塊を貯蔵する貯氷庫に配設したスイッチベース42と、このスイッチベース42に対して回動可能に配設したスイッチカバー44と、このスイッチカバー44のスイッチベース42側への回動により氷塊の有無を検知するスイッチSとから構成される。スイッチカバー44には、その左右の側縁部に突起部48,48が夫々設けられる。各突起部48は、スイッチカバー44の中央部側から側方へ向けての氷塊の移動を規制するよう機能している。
【選択図】図1
【解決手段】貯氷検知装置40は、氷塊を貯蔵する貯氷庫に配設したスイッチベース42と、このスイッチベース42に対して回動可能に配設したスイッチカバー44と、このスイッチカバー44のスイッチベース42側への回動により氷塊の有無を検知するスイッチSとから構成される。スイッチカバー44には、その左右の側縁部に突起部48,48が夫々設けられる。各突起部48は、スイッチカバー44の中央部側から側方へ向けての氷塊の移動を規制するよう機能している。
【選択図】図1
Description
この発明は、貯氷庫に貯蔵した氷塊の有無を検知する貯氷検知装置に関するものである。
図8に示すように、アイスディスペンサ10は、断熱構造の貯氷庫12の内部に貯氷室14が画成されると共に、この貯氷室14の上方に製氷ユニット(図示せず)が配設され、製氷ユニットで製造された氷塊を貯氷室14に貯蔵するよう構成される。また貯氷室14の底部には、モータ18により回転駆動される氷塊送出スクリュー20が回転可能に配設され、該スクリュー20を回転することで、貯氷室底部の氷塊を氷放出口16から外方に送り出すようになっている。貯氷庫12(貯氷室14)の内側壁(後側や左右側)には、氷塊の有無を検知する第1の貯氷検知装置22が配設され、該貯氷検知装置22の検知状態に応じて製氷ユニットを運転制御することで、貯氷室14内に所定量の氷塊を貯蔵するよう構成される(例えば、特許文献1参照)。
図9に示すように、第1の貯氷検知装置22は、貯氷室14の内側壁に取付けたスイッチベース24の前面にリードスイッチ26が配設されると共に、スイッチベース24にはリードスイッチ26を覆った状態でスイッチカバー28が回動可能に枢支されている。第1の貯氷検知装置22は、氷塊によりスイッチカバー28が所定方向(スイッチベース24に近接する方向)に押圧された際に、スイッチカバー28の裏面に配設した磁石(図示せず)がリードスイッチ26に近接することで、該スイッチ26が非検知状態から検知状態に移行して、氷塊の「有り」を検知するよう構成される。
ところで第1の貯氷検知装置22は、スイッチカバー28の前方(正面側)から氷塊が当接した場合には、氷塊の押圧力を受けてスイッチカバー28がスイッチベース24側に回動されるので、氷塊の有無を検知することができる。しかし、第1の貯氷検知装置22は、そのスイッチカバー28の前面が平坦であるから、氷塊がスイッチカバー28の側方に位置している場合には、氷塊の押圧力がスイッチカバー28の回動方向に働かないので氷塊を検知できない。
そこで、図10に示す如く、スイッチカバー32を前方に向けて(貯氷室14側)突出した略截頭四角錐状に形成することで、多方面から氷塊による押圧力を受け得るよう構成した第2の貯氷検知装置30が提案されている(例えば、特許文献2参照)。すなわち、スイッチカバー32を略截頭四角錐状とすることで、前方に臨む面32aだけでなく、第2の貯氷検知装置30の側方に位置した氷塊の押圧力を側方に臨む傾斜面32b,32bで受け得るから、氷塊の検知領域を広くすることができる。
実開昭62−63672号公報
実開昭62−145078号公報
しかし、第2の貯氷検知装置30において、スイッチカバー32を略截頭四角錐状にすることで、図11の如く氷塊Cが前面側(正面側)からスイッチカバー32に当接したときに、スイッチカバー32の傾斜面32bに案内されて側方(実線矢印の向き)に氷塊Cが逃げてしまうことがある。すなわちスイッチカバー32は、氷塊Cの押圧力を多方面から受けることができる反面、受けた押圧力をスイッチカバー32を回動させる方向に有効に利用できない難点があり、貯氷室14に貯蔵された氷塊Cが所定量に達しているにも拘らず、第2の貯氷検知装置30で氷塊Cが検知されないことがある。
また、製氷ユニットの製氷型を角状としても、生成される氷塊Cは数学的な立方体形状ではなく、丸みを帯びた形状になるから、氷塊Cはスイッチカバー32に面で当接せず、多くのものが点で当接した状態になる。ここで、スイッチカバー32に当接した際の氷塊Cの作用点は、氷塊Cの中心に位置するから、氷塊Cの中心がスイッチカバー32から外れると、氷塊Cの押圧力をスイッチカバー32が有効に受けることができない欠点がある。すなわち、スイッチカバー32における左右の側端領域は、氷塊Cが当接したとしても検知し難く、スイッチカバー32の全てを有効な検知領域(有効検知領域)として利用できるものではない。
更に、オープンセルタイプの製氷ユニットの場合、生成される氷塊は所謂ハット形状となり、外気温が低いときは、ハットのつば部分が成長して比較的重くて大きい氷塊が生成され、これに対し外気温が高い場合には、比較的軽くて小さい氷塊が生成される。そして、製氷ユニットから放出された氷塊が第2の貯氷検知装置30に当たった際には、重い氷塊ほどスイッチカバー32の傾斜面32bに案内されて遠くにはじかれて、貯氷室14において氷塊が第2の貯氷検知装置30から離間した位置に偏倚した状態で堆積するので、氷塊が所定量以上貯蔵されているにも拘らず、第2の貯氷検知装置30が氷塊を検知しない虞れがある。また前述した如く、氷塊はスイッチカバー32に対して点接触するため、氷塊の一部がスイッチカバー32にかかっていたとしても、その作用点がスイッチカバー32から外れている場合は氷塊を検知できず、スイッチカバー32の両側縁は有効な検知領域として作用しないことがある。従って、外気温が低くなって比較的大きい氷塊が生成されたときは、小さい氷塊と比べてスイッチカバー32の有効検知領域が狭くなり、氷塊が検知し難くなる不都合がある。このように、第2の貯氷検知装置30は、外気温の違いにより氷塊の検知タイミングが異なることがある。
すなわち本発明は、従来の技術に係る貯氷検知装置に内在する前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、信頼性の高い貯氷検知装置を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明に係る貯氷検知装置は、
氷塊を貯蔵する貯氷庫に配設したスイッチベースと、このスイッチベースに対して回動可能に配設したスイッチカバーと、このスイッチカバーのスイッチベース側への回動により氷塊の有無を検知するスイッチとからなる貯氷検知装置において、
前記スイッチカバーにおける左右の側縁部または前記スイッチベースにおけるスイッチカバーを挟む左右の側縁部に、該スイッチカバーの中央部側から側方への氷塊の移動を規制する突起部を夫々設けたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、スイッチカバーに当接した氷塊について、側方へ移動するのを突起部で規制すると共に、突起部でスイッチカバーが回動する方向へ向けて案内し得るから、氷塊を確実に検知することができる。
氷塊を貯蔵する貯氷庫に配設したスイッチベースと、このスイッチベースに対して回動可能に配設したスイッチカバーと、このスイッチカバーのスイッチベース側への回動により氷塊の有無を検知するスイッチとからなる貯氷検知装置において、
前記スイッチカバーにおける左右の側縁部または前記スイッチベースにおけるスイッチカバーを挟む左右の側縁部に、該スイッチカバーの中央部側から側方への氷塊の移動を規制する突起部を夫々設けたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、スイッチカバーに当接した氷塊について、側方へ移動するのを突起部で規制すると共に、突起部でスイッチカバーが回動する方向へ向けて案内し得るから、氷塊を確実に検知することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の貯氷検知装置において、前記各突起部における前記スイッチカバーの中央部側を向く内側面は、該スイッチカバーの中央部側から離間するにつれて前方へ傾斜するように形成されている。
請求項2に係る発明によれば、各突起部の内側面に付された傾斜によって、氷塊をスイッチカバーが回動する方向へ案内することができる。
請求項2に係る発明によれば、各突起部の内側面に付された傾斜によって、氷塊をスイッチカバーが回動する方向へ案内することができる。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2記載の貯氷検知装置において、前記各突起部における前記スイッチカバーの中央部側から離間する外側方を向く外側面は、該スイッチカバーの中央部側から離間するにつれて後方へ傾斜するように形成されている。
請求項3に係る発明によれば、各突起部の外側面に付された傾斜によって、スイッチカバーに対する側方からの押圧力を受けることができる。
請求項3に係る発明によれば、各突起部の外側面に付された傾斜によって、スイッチカバーに対する側方からの押圧力を受けることができる。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3の何れかに記載の貯氷検知装置において、前記スイッチカバーは、前記スイッチベースから離間する前方に向けて突出した略截頭四角錐状に形成されている。
請求項4に係る発明によれば、スイッチカバーを貯氷庫の内方に向けて突出した略截頭四角錐状に形成することで、多方面から氷塊の押圧力を受けることができる。
請求項4に係る発明によれば、スイッチカバーを貯氷庫の内方に向けて突出した略截頭四角錐状に形成することで、多方面から氷塊の押圧力を受けることができる。
請求項5に係る発明は、請求項4記載の貯氷検知装置において、前記各突起部の突出端は、前記スイッチカバーの前面部よりスイッチベース側に位置するように設定されている。
請求項5に係る発明によれば、スイッチカバーの側方に臨む面を有効に生かし、側方からの氷塊の押圧力を受け易くなる。
請求項5に係る発明によれば、スイッチカバーの側方に臨む面を有効に生かし、側方からの氷塊の押圧力を受け易くなる。
本発明に係る貯氷検知装置によれば、氷塊を精度良く検知し得るから、氷塊の検知手段として信頼性を向上することができる。
次に、本発明に係る貯氷検知装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。なお、各実施例の貯氷検知装置を従来例で挙げたアイスディスペンサ10に配設する場合で説明し、説明の便宜上、図8に示したアイスディスペンサの構成要素と同一の要素については、同一の符号を使用して詳細な説明は省略する。
図1は、本願の好適な実施例1に係る貯氷検知装置40を分解して示す概略斜視図である。実施例1の貯氷検知装置40は、氷塊を貯蔵する貯氷庫12の内側壁の適宜位置に配設され、氷塊の有無を検知することで、貯氷検知装置40の配設位置まで氷塊が堆積しているか否かを判定している。図2および図3に示すように、貯氷検知装置40は、貯氷庫12の内側壁において貯氷室14に臨んで配設したスイッチベース42と、このスイッチベース42に対して回動可能に配設したスイッチカバー44と、このスイッチカバー44のスイッチベース42側への回動により氷塊の有無を検知するスイッチSとから基本的に構成されている。
スイッチベース42は、貯氷庫12の内側壁に沿って垂直に延在した略矩形板状の部材であって、その上部近傍における幅方向左右の側縁に支持部42a,42aが夫々前方に向けて突設され、各支持部42aには幅方向に貫通する軸孔42bが夫々開設されている。そして、両軸孔42b,42bにスイッチカバー44の後述する支軸46,46を係合することで、スイッチカバー44が、スイッチベース42の前面に設置したスイッチSを覆った状態で回動可能に枢支される。実施例1では、スイッチSとしてマイクロスイッチ等の機械的な接点を有するものが採用され、スイッチベース42の前面に設置したスイッチ本体S1から上方に突出したレバー片S2が、スイッチカバー44の裏面(スイッチベース42に臨む面)に当接するようになっている。またスイッチSは、レバー片S2の変位によりON・OFFし、常には接点が開放した非検知状態にあって、スイッチカバー44がスイッチベース42側に回動してレバー片S2がスイッチベース42側に変位することで、接点が閉成されて検知状態に移行するよう構成される。
前記スイッチカバー44は、その上端部の左右両側面に支軸46,46が夫々側方に向けて突設され、スイッチベース42の軸孔42b,42bに対応する支軸46,46を夫々係合することで、スイッチカバー44はスイッチベース42の前側に自由状態で吊下げられている。なお、スイッチカバー44は、氷塊から押圧力を受けていない状態では、スイッチSのレバー片S2が裏面に当接した傾斜姿勢に保持される。そして、スイッチカバー44は、氷塊の当接による押圧力を受けたときには、支軸46,46を中心としてスイッチベース42に近接する方向(スイッチベース42側)に回動し、その裏面でスイッチSのレバー片S2を押圧して変位させるようになっている。また、氷塊によるスイッチカバー44の押圧状態が解除されると、レバー片S2により押されて傾斜姿勢に復帰し、スイッチSにおけるレバー片S2の変位状態(検知状態)が戻るよう構成される。
スイッチカバー44は、略矩形状の板状体をスイッチベース42から離間する前方(貯氷室側)に向けて突出させた略截頭四角錐状に形成され、氷塊の当接面となる前側に、前方に臨む前面部44aと、側方に臨む左右の側面部44b,44bと、上方に臨む上面部44cと、下方に臨む下面部44dとが形成され、前方および上下左右に存在する氷塊に夫々の面が正対し得るようになっている。また、スイッチカバー44の前面部44aは、下方に偏倚して位置するように形成され、下面部44dと比較して上面部44cが広くなっている。
スイッチカバー44における左右の側縁部には、該スイッチカバー44の中央部側へ向けて氷塊を案内すると共に、側面部44b,44bに案内されて側方に逃げる氷塊の移動を規制する突起部48,48が一体的に設けられている。各突起部48は、貯氷室14(貯氷庫12)の内方に向けて突出した山形に形成され、各側面部44bの側端に位置すると共に、スイッチカバー44の上下方向に亘って所定長さ延在している。実施例では、各突起部48が略截頭四角錐状となっている部分の全体に亘って延在している。各突起部48は、スイッチカバー44の中央部側に臨む内側面48aが、スイッチカバー44の中央部側から離間するにつれて前方(スイッチベース42から離間する側)へ傾斜するように形成されている。一方、各突起部48の外側方(スイッチカバー44の中央部側から離間する外側方を向く方向)に臨む外側面48bは、スイッチカバー44の中央部側から離間するにつれて後方(スイッチベース42側)へ傾斜するように形成されている。また、各突起部48の突出端(内側面48aと外側面48bとがなす稜線部分)は、前方に突出したスイッチカバー44の前面部44aよりスイッチベース42側に位置して前方に突出しないよう構成される。
〔実施例1の作用〕
次に、実施例1に係る貯氷検知装置の作用について説明する。アイスディスペンサ10では、製氷ユニットにより氷塊が連続的に生成されて、氷塊が貯氷検知装置40が配設されている位置まで堆積することで、堆積した氷塊群の重さが押圧力としてスイッチカバー44に対して加わる。貯氷検知装置40は、スイッチカバー44がスイッチベース42に近接する方向に回動することで、レバー片S2が変位されてスイッチSが非検知状態から検知状態に移行する。これによりアイスディスペンサ10では、図示しない制御手段により貯氷室14に所定量の氷塊が貯蔵されたと判断され、製氷ユニットの製氷運転が停止される。そして、氷塊が消費されて貯蔵量が減少し、氷塊によるスイッチカバー44の押圧状態が解除されると、スイッチカバー44がスイッチベース42から離間する方向へ回動することで、レバー片S2の変位状態が解除されて、スイッチSが検知状態から非検知状態に移行する。アイスディスペンサ10において、再び製氷ユニットで製氷運転が開始されて氷塊が生成され、貯氷検知装置40で氷塊が検知されるまで継続される。このように、アイスディスペンサ10は、貯氷庫12の適宜位置に配設された貯氷検知装置40による氷塊の検知により製氷ユニットを運転制御することで、常に貯氷室14に所定量の氷塊を貯蔵しておくことができる。
次に、実施例1に係る貯氷検知装置の作用について説明する。アイスディスペンサ10では、製氷ユニットにより氷塊が連続的に生成されて、氷塊が貯氷検知装置40が配設されている位置まで堆積することで、堆積した氷塊群の重さが押圧力としてスイッチカバー44に対して加わる。貯氷検知装置40は、スイッチカバー44がスイッチベース42に近接する方向に回動することで、レバー片S2が変位されてスイッチSが非検知状態から検知状態に移行する。これによりアイスディスペンサ10では、図示しない制御手段により貯氷室14に所定量の氷塊が貯蔵されたと判断され、製氷ユニットの製氷運転が停止される。そして、氷塊が消費されて貯蔵量が減少し、氷塊によるスイッチカバー44の押圧状態が解除されると、スイッチカバー44がスイッチベース42から離間する方向へ回動することで、レバー片S2の変位状態が解除されて、スイッチSが検知状態から非検知状態に移行する。アイスディスペンサ10において、再び製氷ユニットで製氷運転が開始されて氷塊が生成され、貯氷検知装置40で氷塊が検知されるまで継続される。このように、アイスディスペンサ10は、貯氷庫12の適宜位置に配設された貯氷検知装置40による氷塊の検知により製氷ユニットを運転制御することで、常に貯氷室14に所定量の氷塊を貯蔵しておくことができる。
実施例1に係る貯氷検知装置40は、スイッチカバー44が略截頭四角錘状に形成されているから、前方および上下左右に夫々臨む各面44a〜44dを有し、これらの面で前方(正面)だけでなく、左右の両側方および上下に位置している氷塊から好適に押圧力を受けることができる。ここで、スイッチカバー44の側面部44bに当接した氷塊が、この側面部44bの傾斜に案内されて側方に移動することがあるが、スイッチカバー44の各側縁部には突起部48が夫々突設されているから、各側面部44bに案内された氷塊は対応の突起部48の内側面48aに当接することで、側方への移動が規制される。すなわち、スイッチカバー44に当接した氷塊が側方に逃げず、これら氷塊の押圧力を該スイッチカバー44を回動する方向に有効に利用できるように案内し得るから、氷塊を確実に検知し得る。しかも、各突起部48の内側面48aは、側方からスイッチカバー44の中央部側に向かうにつれてスイッチベース42側に傾斜しているから、この内側面48aの傾斜により氷塊をスイッチカバー44の中央部側へ向けてより好適に案内し得る。
各突起部48の内側面48a自体も、前方に臨んでいるから、貯氷検知装置40の前方に位置した氷塊による氷塊の押圧力を受け得る。また、各突起部48の外側面48bは、スイッチカバー44の中央部側から離間するにつれて後方へ傾斜形成されて側方に臨んでいるから、貯氷検知装置40の側方に位置した氷塊による押圧力を外側面48bで受け得る。すなわち、スイッチカバー44の両側縁部に突起部48,48を設けても、突起部48,48の各面48a,48bが氷塊の押圧力を夫々受け得るので、スイッチカバー44の検知領域を狭めることはない。更に、各突起部48の突出端を、スイッチカバー44の前面部44aよりスイッチベース42側に位置させることで、各側面部44bに対しても側方から氷塊が当接することができるから、氷塊の有無を精度よく検知し得る。
また貯氷検知装置40は、スイッチカバー44の各側面部44bに沿って氷塊がスイッチカバー44の中央部から離間する側方へ両突起部48,48により移動するのが規制されるので、氷塊の重さの差による堆積状態の相違が少なくなる。しかも、スイッチカバー44は、氷塊の形状に起因する点接触のもとでも、突起部48,48の内側面48aが有効な検知領域として機能するから、氷塊の大小または形状に起因する氷塊の検知タイミングの差異を抑制し得る。従って貯氷検知装置40は、外気温が変動しても、氷塊の検知タイミングの変動を抑えることができる。このように、実施例1の貯氷検知装置40は、簡単な構成で氷塊の検知を確実に行なうことができる高い信頼性を有すると共に、外気温が変動しても貯氷室14に安定した量の氷塊を貯蔵し得る。
更に、既設の貯氷検知装置についても、前述したスイッチカバー44に取替えるだけで、突起部48,48が呈する作用が得られるから、簡単に氷塊検知の信頼性を向上することができる。
図4および図5は、実施例2に係る貯氷検知装置50を示す概略図である。実施例1では、突起部48,48をスイッチカバー44の両側縁部に設けたが、氷塊の側方への移動を規制し得るものであれば、実施例2の貯氷検知装置50の如く、スイッチベース52の両側縁部におけるスイッチカバー54を挟む左右に突起部58,58を設ける構成も採用し得る。各突起部58は、スイッチベース52の各側縁部に前方に向けて突設されると共に、該側縁部の上下に亘って延在している。また、各突起部58の内側面は、スイッチカバー54における対応の側端縁に臨み、中央部側から側方へ移動してきた氷塊の動きを規制することで、スイッチカバー54に当接した氷塊の押圧力をスイッチカバー54を回動する方向に有効に利用し得るように作用する。なお、実施例2の貯氷検知装置50は、スイッチSおよびスイッチベース52に対するスイッチカバー54の枢支構造は、実施例1と同様である。またスイッチカバー54の形状は、従来技術の第2貯氷検知装置と同一である。
実施例2の貯氷検知装置50は、実施例1のものと同様の作用効果を示すが、実施例1と比較してスイッチカバー54の検知領域を広く設定することができる利点がある。なお、実施例2の突起部58,58に関して、実施例1で説明した突起部48の内側面48aおよび外側面48bの傾斜形状や突出端と前面部44aとの関係を適用することができる。
なお本発明では、前述した実施例1または実施例2で説明した貯氷検知装置40,50に限られるものではなく、種々の変更が可能である。
(1)突起部は、スイッチカバーまたはスイッチベースの上下方向に連続するものではなく、氷塊の大きさより短い間隔で断続的に形成される複数の突片から構成されるものであってもよい。
(2)図6に示す別例1のスイッチカバー64の如く、両側縁部の夫々設けた突起部68の外側面68bをスイッチベース62(貯氷検知装置60の設置面)に対して垂直に形成した構成も採用し得る。
(3)実施例1および実施例2のスイッチカバー44,54は、略截頭四角錐状に形成したが、図7に示す別例2の貯氷検知装置70のように、その前面が幅方向に平坦なスイッチカバー74とし、その両側縁部に突起部78,78を設ける構成であってもよい。
(4)貯氷検知装置の取付け位置は、貯氷庫の内側壁に限定されず、氷塊を案内するシュートやその他の部位に配設してもよい。
(5)貯氷検知装置を設置する対象としては、アイスディスペンサに限られず、製氷機や貯氷庫等、その他氷塊の有無の検知を必要とするものであれば適用できる。
(6)実施例では、スイッチにマイクロスイッチを採用した構成を説明したが、リードスイッチ等の近接スイッチや、スイッチカバーの回動に応じてON・OFFするものであればその他手段を採用し得る。
(7)実施例では、スイッチベースを貯氷庫の側壁面である垂直面に取付けたが、傾斜面に取付けることもできる。このとき、スイッチベースとスイッチカバーとの間にバネ等の弾性部材を介挿し、スイッチベースから離間する方向へ常には付勢し、氷塊が当接した際に弾性部材の付勢力に抗してスイッチカバーが回動することで、氷塊を検知するよう構成される。
(8)実施例の突起部は、スイッチカバーと一体的に形成したが、別体として形成した後、接合することで一体化する構成であってもよい。この際、既設のスイッチカバーまたはスイッチベースに対して突起部をスイッチカバーの両側縁部に接合するだけで、突起部が呈する作用が簡単に得られ、氷塊検知の信頼性を向上することができる。
(1)突起部は、スイッチカバーまたはスイッチベースの上下方向に連続するものではなく、氷塊の大きさより短い間隔で断続的に形成される複数の突片から構成されるものであってもよい。
(2)図6に示す別例1のスイッチカバー64の如く、両側縁部の夫々設けた突起部68の外側面68bをスイッチベース62(貯氷検知装置60の設置面)に対して垂直に形成した構成も採用し得る。
(3)実施例1および実施例2のスイッチカバー44,54は、略截頭四角錐状に形成したが、図7に示す別例2の貯氷検知装置70のように、その前面が幅方向に平坦なスイッチカバー74とし、その両側縁部に突起部78,78を設ける構成であってもよい。
(4)貯氷検知装置の取付け位置は、貯氷庫の内側壁に限定されず、氷塊を案内するシュートやその他の部位に配設してもよい。
(5)貯氷検知装置を設置する対象としては、アイスディスペンサに限られず、製氷機や貯氷庫等、その他氷塊の有無の検知を必要とするものであれば適用できる。
(6)実施例では、スイッチにマイクロスイッチを採用した構成を説明したが、リードスイッチ等の近接スイッチや、スイッチカバーの回動に応じてON・OFFするものであればその他手段を採用し得る。
(7)実施例では、スイッチベースを貯氷庫の側壁面である垂直面に取付けたが、傾斜面に取付けることもできる。このとき、スイッチベースとスイッチカバーとの間にバネ等の弾性部材を介挿し、スイッチベースから離間する方向へ常には付勢し、氷塊が当接した際に弾性部材の付勢力に抗してスイッチカバーが回動することで、氷塊を検知するよう構成される。
(8)実施例の突起部は、スイッチカバーと一体的に形成したが、別体として形成した後、接合することで一体化する構成であってもよい。この際、既設のスイッチカバーまたはスイッチベースに対して突起部をスイッチカバーの両側縁部に接合するだけで、突起部が呈する作用が簡単に得られ、氷塊検知の信頼性を向上することができる。
42 スイッチベース,44 スイッチカバー,44a 前面部,
48 突起部,48a 内側面,48b 外側面,52 スイッチベース,
54 スイッチカバー,58 突起部,S スイッチ
48 突起部,48a 内側面,48b 外側面,52 スイッチベース,
54 スイッチカバー,58 突起部,S スイッチ
Claims (5)
- 氷塊を貯蔵する貯氷庫(12)に配設したスイッチベース(42,52)と、このスイッチベース(42,52)に対して回動可能に配設したスイッチカバー(44,54)と、このスイッチカバー(44,54)のスイッチベース(42,52)側への回動により氷塊の有無を検知するスイッチ(S)とからなる貯氷検知装置において、
前記スイッチカバー(44)における左右の側縁部または前記スイッチベース(52)におけるスイッチカバー(54)を挟む左右の側縁部に、該スイッチカバー(44,54)の中央部側から側方への氷塊の移動を規制する突起部(48,58)を夫々設けた
ことを特徴とする貯氷検知装置。 - 前記各突起部(48)における前記スイッチカバー(44)の中央部側を向く内側面(48a)は、該スイッチカバー(44)の中央部側から離間するにつれて前方へ傾斜するように形成されている請求項1記載の貯氷検知装置。
- 前記各突起部(48)における前記スイッチカバー(44)の中央部側から離間する外側方を向く外側面(48b)は、該スイッチカバー(44)の中央部側から離間するにつれて後方へ傾斜するように形成されている請求項1または2記載の貯氷検知装置。
- 前記スイッチカバー(44)は、前記スイッチベース(42)から離間する前方に向けて突出した略截頭四角錐状に形成されている請求項1〜3の何れかに記載の貯氷検知装置。
- 前記各突起部(48)の突出端は、前記スイッチカバー(44)の前面部(44a)よりスイッチベース(42)側に位置するように設定されている請求項4記載の貯氷検知装置。
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JP2005117457A JP2006292335A (ja) | 2005-04-14 | 2005-04-14 | 貯氷検知装置 |
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JP2005117457A JP2006292335A (ja) | 2005-04-14 | 2005-04-14 | 貯氷検知装置 |
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CN109028679A (zh) * | 2017-06-08 | 2018-12-18 | 佛山市顺德区美的饮水机制造有限公司 | 制冰机的门本体和具有其的制冰机 |
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-
2005
- 2005-04-14 JP JP2005117457A patent/JP2006292335A/ja active Pending
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