JP2006292144A - Reverse fit preventing structure for asymmetric sleeve of switching clutch - Google Patents
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Abstract
Description
自動車の歯車伝動機構に使用する切換クラッチには軸線方向において非対称形状にしたものがあるが、本発明はこのような切換クラッチ用非対称スリーブを使用した場合における逆組付け防止構造に関する。 Some switching clutches used in a gear transmission mechanism of an automobile have an asymmetric shape in the axial direction, and the present invention relates to a reverse assembly preventing structure when such an asymmetric sleeve for a switching clutch is used.
自動車の歯車伝動機構の一部を構成するトランスファ装置には、例えば実開昭58−99553号公報に開示されたものがある。図3,図4,図6及び図7は要部がこの従来技術と同様なトランスファ装置の一例を示しており、先ずこの従来技術の説明をする。このトランスファ装置は、互いに同軸的に回転自在に連結された第1出力軸(回転軸)20及び第2出力軸21と、この両出力軸20,21と平行に設けられた入力軸15と、両出力軸20,21と入力軸15の間に設けられた減速歯車軸28と、これらの各軸15,20,21,28を軸受を介して支持するフロントケース11及びリヤケース12からなるケーシング10を有している。第1出力軸20には、中間部にハブ34が同軸的かつ一体的に形成され、ハブ34の第2出力軸21と反対側には高速歯車(第1回転部材)26及びこれと一体形成された従動スプロケット25が回転自在に支持され、ハブ34の第2出力軸21側には高速歯車26より小径の低速歯車(第2回転部材)27が回転自在に支持されている。第1出力軸20と高速歯車26及び低速歯車27の間には切換クラッチ1が設けられ、第1出力軸20と第2出力軸21の間には断続クラッチ40が設けられている。
An example of a transfer device constituting a part of a gear transmission mechanism of an automobile is disclosed in Japanese Utility Model Publication No. 58-99553. 3, 4, 6, and 7 show an example of a transfer device whose main part is the same as that of the prior art. First, the prior art will be described. The transfer device includes a first output shaft (rotary shaft) 20 and a
入力軸15に一体形成された駆動スプロケット16と第1出力軸20に設けられた従動スプロケット25の間には、回転を伝達するサイレントチェーン19が巻回されている。減速歯車軸28に一体形成された大径歯車28a及び小径歯車28bはそれぞれ高速歯車26及び低速歯車27と噛合され、これにより高速歯車26の回転は減速されて低速歯車27に伝達される。入力軸15は変速機を介して自動車のエンジンに連結され、第1出力軸20と第2出力軸21はそれぞれ後車軸及び前車軸に連結されている。
A
切換クラッチ1は、図3及び図6に示すように、ハブ34と、その外周の外歯スプライン34aに常時係合される内歯スプライン4が形成されたスリーブ2と、高速及び低速歯車26,27のハブ34側となる突出端部外周に形成された各突起5,6よりなるものである。スリーブ2は、その外周に形成した環状溝3に突出部7aが係合される切換フォーク7により軸線方向に往復動されて、図3の実線で示す第1位置2Aでは内歯スプライン4の半部が高速歯車26の突起5に係合して高速歯車26を第1出力軸20に結合し、二点鎖線で示す第2位置2Bでは内歯スプライン4の半部が低速歯車27のハブ34の突起6に係合して低速歯車27を第1出力軸20に結合し、それらの中間位置では内歯スプライン4は突起5,6の何れとも係合しないようになっている。
As shown in FIGS. 3 and 6, the switching
断続クラッチ40は、図3に示すように、第1出力軸20の第2出力軸21側端部にスプラインにより固定された断続クラッチハブ42と、その外周の外歯スプライン42aに常時係合される内歯スプライン41bが形成された断続スリーブ41と、第2出力軸21の第1出力軸20側となる端部に形成され外周に外歯スプライン43aが形成されたフランジ部43よりなるものである。断続スリーブ41は、その外周に形成した環状溝41aに突出部45aが係合される断続フォーク45により軸線方向に往復動されて、図3の二点鎖線で示す第4位置41Dでは内歯スプライン41bの半部がフランジ部43の外歯スプライン43aに係合して第2出力軸21を第1出力軸20に連結し、実線で示す第3位置41Cでは内歯スプライン41bが外歯スプライン43aから離脱して第1出力軸20に対する第2出力軸21の連結を解除するようになっている。この断続クラッチ40は同期噛合形式のものである。
As shown in FIG. 3, the
次に、切換クラッチ1及び断続クラッチ40を作動させるシフト装置は、図4に示すように、第1及び第2出力軸20,21と平行となるように両端部がケーシング10に支持されて切換フォーク7及び断続フォーク42を軸線方向摺動自在に案内支持するフォークシャフト50及びガイドシャフト51を備えている。フォークシャフト50はケーシング10に軸線方向摺動自在に支持され、リヤケース12の後側に固定したサブケース13内に突出した後端部に形成したラック52aは、これと交差してサブケース13に支持されてアクチュエータ(モータ)53により往復回転されるピニオン52bと噛合して往復動される。ガイドシャフト51はピン51aにより軸線方向移動不能に支持されている。2つの止め輪54a,54bが設けられたフォークシャフト50に対しては、互いに直列に配列された切換フォーク7及び断続フォーク42が両止め輪54a,54bの間で摺動可能となっており、3つの止め輪55a,55b,55cが設けられたガイドシャフト51に対しては、切換フォーク7が2つの止め輪55a,55bの間で、また断続フォーク42が2つの止め輪55b,55cの間で摺動可能となっている。
Next, as shown in FIG. 4, the shift device that operates the
図4に実線で示すように、切換フォーク7が止め輪55aに当接される第1位置7Aにあり、断続フォーク45が止め輪55cに当接される第4位置45Dにある状態では、各フォーク7,45はその内部に設けられてスプリングにより押圧された各ボール59a,59bがガイドシャフト51に形成された台形断面の各環状溝58a,58bにそれぞれ係合されてガイドシャフト51に弾性的に係止されるとともに、両シャフト50,51の間となる部分に形成された嵌合孔に摺動自在に設けた各インターロックピン60a,60bはガイドシャフト51に形成された円弧状断面の各環状溝57a,57bと整合されて係合可能である。またフォークシャフト50に形成された円弧状断面の各環状溝56a,56bは、図4の実線で示すように各フォーク7,45が各止め輪54a,54bから多少離れた状態ではインターロックピン60a,60bとは整列されていない。各インターロックピン60a,60bは、このようにフォークシャフト50の環状溝56a,56bと整列されていない状態では、環状溝57a,57bに離脱不能に係合されるので切換フォーク7及び断続フォーク45はガイドシャフト51に対し軸線方向移動不能にロックされている。しかしフォークシャフト50が移動して環状溝56aがインターロックピン60aと整列されれば、インターロックピン60aは環状溝57aから離脱可能であるので切換フォーク7はボール59aによる弾性的係止力より大きい力が加わればガイドシャフト51に対し移動可能となり、同様に環状溝56bがインターロックピン60bと整列されれば、インターロックピン60bは環状溝57bから離脱可能であるので断続フォーク45はボール59bによる弾性的係止力より大きい力が加わればガイドシャフト51に対し移動可能となる。
As shown by the solid line in FIG. 4, in the state where the
次に上述した従来技術の作動の説明をする。図4の実線で示す状態では切換フォーク7は第1位置7Aにあるので切換スリーブ2は第1位置2Aにあり、断続フォーク45は第4位置45Dにあるので断続スリーブ41は第4位置41Dにある。この状態では、図3より明らかなように、高速歯車26が切換クラッチ1により第1出力軸20に結合され、また第2出力軸21は断続クラッチ40により第1出力軸20に連結されるので、エンジンの動力は高速歯車26から第1出力軸20に伝達され第1出力軸20から後輪に伝達され、また第2出力軸21から前輪に伝達される。すなわちトランスファ装置は高速の四輪駆動状態となる。この状態からピニオン52b及びラック52aを介してアクチュエータ53により、フォークシャフト50を図4において右向きに移動させれば、先ず止め輪54bが断続フォーク45に当たって環状溝56bがインターロックピン60bと整列され、さらにフォークシャフト50を右に移動させれば止め輪54bを介して断続フォーク45に右向きの力が加わるので、インターロックピン60bは環状溝56bに係合されて環状溝57bとの係合が外れ、断続フォーク45は環状溝58bとボール59bによる弾性的係合が外されて右向きに移動し、止め輪55bに当接する第3位置45Cとなって停止される。切換フォーク7は第1位置7Aのままである。この状態では第1出力軸20と高速歯車26は切換クラッチ1により結合され、また断続クラッチ40による第1出力軸20と第2出力軸21の連結は離脱されるので、トランスファ装置は高速の二輪駆動状態となる。
Next, the operation of the above-described prior art will be described. In the state shown by the solid line in FIG. 4, since the
図4の実線で示す状態からピニオン52b及びラック52aを介してアクチュエータ53により、フォークシャフト50を左向きに移動させれば、先ず止め輪54aが切換フォーク7に当たって環状溝56aがインターロックピン60aと整列され、さらにフォークシャフト50を左に移動させれば止め輪54aを介して切換フォーク7に左向きの力が加わるので、インターロックピン60aは環状溝56aに係合されて環状溝57aとの係合が外れ、切換フォーク7は環状溝58aとボール59aによる弾性的係合が外されて左向きに移動し、止め輪55bに当接する第2位置7Bとなって停止される。断続フォーク45は第4位置45Dのままである。この状態では第1出力軸20と低速歯車27が切換クラッチ1により結合され、また第1出力軸20と第2出力軸21は断続クラッチ40により連結されたままであるので、トランスファ装置は低速の四輪駆動状態となる。この場合において、切換フォーク7が第1位置7Aと第2位置7Bの中間で停止するようにフォークシャフト50を途中で停止させれば、高速歯車26と低速歯車27の何れも切換クラッチ1により第1出力軸20に結合されないので、トランスファ装置は動力の伝達を行わないニュートラル状態となる。
When the
上述したようなトランスファ装置では、低速歯車27は高速歯車26よりも回転速度が小さいので、低速歯車27から切換クラッチ1を介して第1出力軸20に伝達されるエンジンからの駆動トルクは、高速歯車26から切換クラッチ1を介して第1出力軸20に伝達されるエンジンからの駆動トルクよりも大となる。このトルクの伝達は、前述のように、切換スリーブ2の内歯スプライン4の各スプライン歯4aと高速及び低速歯車26,27の各突起5,6が選択的に係合することにより行われるが、互いに対向する突起5とスプライン歯4aの一端と、突起6とスプライン歯4aの他端には、図7に示す切換スリーブ2の内面図のように、円周方向両側に各1対のチャンファ4b、チャンファ5a及びチャンファ6aを形成してそのような選択的係合を容易にしている。通常の手動操作式のトランスファ装置では、各1対のチャンファ4b、チャンファ5a及びチャンファ6aの間の角度α1は同一である。
図7に示すように、切換スリーブ2のスプライン歯4aと低速歯車27の突起6の噛合の開始時にはチャンファ4bとチャンファ6aが当接し、スプライン歯4aに加わる軸線方向押圧力がFであればチャンファ4bと直交方向に作用する押圧力はF1となり、スプライン歯4aが突起6を円周方向に押す力はF2となる。同様に切換スリーブ2のスプライン歯4aと高速歯車26の突起5の噛合の開始時にも、スプライン歯4aに加わる軸線方向押圧力がFであれば、スプライン歯4aが突起5を円周方向に押す力はF2となる。
As shown in FIG. 7, the chamfer 4b and the chamfer 6a abut at the start of meshing of the spline teeth 4a of the switching
一方、上述したようなトランスファ装置では、低速歯車27から切換クラッチ1を介して第1出力軸20に伝達されるトルクは、高速歯車26から切換クラッチ1を介して第1出力軸20に伝達されるトルクよりも大であるので、低速歯車27と第1出力軸20の間の伝達トルクに抗して切換クラッチ1を移動させるのに要する軸線方向押圧力Fは、高速歯車26と第1出力軸20の間の伝達トルクに抗して切換クラッチ1を移動させるのに要する軸線方向押圧力Fよりも大とする必要がある。なお、このような高速歯車26と低速歯車27の切換は車両を停止させ、変速機をニュートラル状態にして行うのが普通であり、その状態では伝達トルクは0のはずであるが、現実にはトルクコンバータやクラッチの残留トルク、潤滑油の粘性などによりある程度の伝達トルクは存在するので、上述したような問題を避けることはできない。
On the other hand, in the transfer device as described above, torque transmitted from the
通常の手動操作式のトランスファ装置では、フォークシャフト50の操作は手動によりなされ、上述のような切換クラッチ1を低速歯車27側に移動させる際に要する軸線方向押圧力Fの増加は運転者が操作力を増大させることによりカバーできるので、それほど大きい問題となることはない。しかしフォークシャフト50をアクチュエータ53により往復動させて高速と低速の切換を行うモータ切換方式の場合には、低速に切り換える際に必要な軸線方向押圧力に合わせて出力の大きいアクチュエータ53を選択する必要があるので各クラッチを切り換えるシフト装置が大型化しコストが増大するという問題がある。
In a normal manual operation type transfer device, the
このような問題は、図8に示すように、高速歯車26の突起5とこれに対向するスプライン歯4aの一端に形成する各チャンファ5a,4bの間の角度はα1のままとし、低速歯車27の突起6とこれに対向するスプライン歯4aの他端に形成する各チャンファ6b,4cの間の角度α2をα1よりも小さくすることにより解決することができる。このようにすれば、切換スリーブ2のスプライン歯4aと高速歯車26の突起5の噛合の開始時にスプライン歯4aが突起5を円周方向に押す力は図7の場合と同様F2であるが、切換スリーブ2のスプライン歯4aと高速歯車26の突起5の噛合の開始時にはチャンファ4cとチャンファ6bが当接し、スプライン歯4aに加わる軸線方向押圧力がFであればチャンファ4cと直交方向に作用する押圧力はF1よりも大きいF3となり、スプライン歯4aが突起6を円周方向に押す力はF2よりも大きいF4となる。従ってスプライン歯4aに加わる軸線方向押圧力がFのままであっても、低速歯車27から切換クラッチ1を介して第1出力軸20に伝達される大きいトルクに抗して切換クラッチ1を移動させて、低速側への切換を行うことができる。
As shown in FIG. 8, the problem is that the angle between the
角度α1は設計上設定される軸線方向押圧力Fが与えられた場合に円周方向押圧力F2が高速歯車26から第1出力軸20に伝達されるトルクに対して高速歯車26と切換スリーブ2を相対回動させて内歯スプライン4を突起5に係合させることができる値とし、角度α2は同様に円周方向押圧力F4が低速歯車27から第1出力軸20に伝達されるトルクに対して低速歯車27と切換スリーブ2を相対回動させて内歯スプライン4を突起6に係合させることができる値とする。
The angle α1 is the
このように低速歯車27の突起6と係合される側に形成するチャンファ4cの角度α2を、高速歯車26の突起5と係合される側に形成するチャンファ4bの角度α1よりも小さくして軸線方向において非対称形状とした切換スリーブ2では、所定の向きとして切換スリーブ2を第1出力軸20に組み付ける必要があり、これと逆向きに組み付けると切換スリーブ2を低速歯車27側に切り換える際にスプライン歯4aが突起6を円周方向に押す力を増大させるという機能を果たすことができない。しかしながら従来のトランスファ装置では、図6に示すように、切換スリーブ2に形成される環状溝3は単純な溝形であり、切換フォーク7に形成される突出部7aは環状溝3に挿入可能な一定の厚さであるので、図9に示すように、切換スリーブ2を誤って図8と軸線方向において逆向きに組み付けた場合でも切換フォーク7を環状溝3に挿入することができる。切換スリーブ2に対する切換フォーク7の係合は、両出力軸20,21に各部分25〜27、切換クラッチ1及び断続クラッチ40を組み付け、両シャフト50,51に切換フォーク7及び断続フォーク45を組み付けた状態でなされる(同時に断続スリーブ41に対する断続フォーク45の組み付けもなされる)。このようにサブ組立されたものをフロントケース11に取り付け、さらに入力軸15と減速歯車軸28を取り付け、サイレントチェーン19を取り付けてからリヤケース12をかぶせて組立が完了する。しかしながら上述した構造のものでは、切換スリーブ2を誤って逆向きに組み付けた場合でも、この誤りは組立の途中で気付かれることはなく、車両組立完了後に作動させた段階で始めて判明する。この逆組付けの手直しには一旦組み立てたものを分解して再度組み立てるという多大の手間を要するという問題がある。本発明はこのような各問題を解決することを目的とする。
Thus, the angle α2 of the chamfer 4c formed on the side engaged with the
このために、本発明による切換クラッチ用非対称スリーブの逆組付け防止構造は、外周に環状溝が形成されるとともに内周に内歯スプラインが形成され、回転軸に同軸的かつ一体的に設けられたハブの外歯スプラインに内歯スプラインが軸線方向摺動可能に常時噛合され、環状溝に突出部が係合される切換フォークにより軸線方向に往復動されて、内歯スプラインの一部が回転軸のハブの両側部に回転自在に設けられた第1回転部材の第1突起と第2回転部材の第2突起に選択的に係合されるよう構成した切換クラッチ用スリーブにおいて、スリーブは軸線方向において非対称形状であり、環状溝はその半径方向中間部に形成した段部よりも半径方向内側を幅狭部とするとともにそれよりも半径方向外側を幅広部とし、切換フォークの突出部はその中間部に形成した段部よりも先端側を環状溝の幅狭部と摺動可能に係合される幅狭部とするとともに段部よりも根本側を環状溝の幅広部内に挿入可能な幅広部としたことを特徴とするものである。 For this reason, the reverse assembly prevention structure for an asymmetric sleeve for a switching clutch according to the present invention has an annular groove formed on the outer periphery and an inner spline formed on the inner periphery, and is provided coaxially and integrally with the rotating shaft. The internal spline is always meshed with the external spline of the hub so that it can slide in the axial direction, and is reciprocated in the axial direction by a switching fork whose protrusion is engaged with the annular groove, so that a part of the internal spline rotates. A switching clutch sleeve configured to be selectively engaged with a first protrusion of a first rotating member and a second protrusion of a second rotating member that are rotatably provided on both sides of a hub of the shaft. The annular groove has a narrower portion on the radially inner side than the step portion formed at the intermediate portion in the radial direction and a wider portion on the radially outer side than the stepped portion formed in the intermediate portion in the radial direction. The front end side of the step portion formed in the intermediate portion is a narrow portion slidably engaged with the narrow portion of the annular groove, and the root side of the step portion can be inserted into the wide portion of the annular groove. It is characterized by having a wide part.
前項に記載の切換クラッチ用非対称スリーブの逆組付け防止構造において、スリーブの内歯スプラインと第1回転部材の第1突起との係合により第1回転部材と回転軸との間で伝達されるトルクは、スリーブの内歯スプラインと第2回転部材の第2突起との係合により第2回転部材と回転軸との間で伝達されるトルクよりも小となるようにし、内歯スプラインの各スプライン歯の第2回転部材側となる先端部の外周の円周方向両側に形成される1対の第3チャンファの間の角度及びこれと噛合する第2突起のハブ側となる先端部の外周の円周方向両側に形成される1対の第4チャンファの間の角度の少なくとも一方は、内歯スプラインの各スプライン歯の第1回転部材側となる先端部の外周の円周方向両側に形成される1対の第1チャンファの間の角度及びこれと噛合する第1突起のハブ側となる先端部の外周の円周方向両側に形成される1対の第2チャンファの間の角度の少なくとも一方よりも小とすることが好ましい。 In the structure for preventing reverse assembly of the asymmetric sleeve for the switching clutch according to the previous item, the transmission is transmitted between the first rotating member and the rotating shaft by the engagement between the internal spline of the sleeve and the first protrusion of the first rotating member. The torque is made smaller than the torque transmitted between the second rotating member and the rotating shaft by the engagement between the internal spline of the sleeve and the second protrusion of the second rotating member. The angle between a pair of third chamfers formed on both sides in the circumferential direction of the outer periphery of the tip portion on the second rotating member side of the spline teeth and the outer periphery of the tip portion on the hub side of the second protrusion meshing with the third chamfer At least one of the angles between the pair of fourth chamfers formed on both sides in the circumferential direction of the inner spline is formed on both sides in the circumferential direction of the outer periphery of the tip portion on the first rotating member side of each spline tooth of the internal tooth spline. A pair of first chamfers It is preferable that the angle is smaller than at least one of the angle between the pair of second chamfers formed on both sides in the circumferential direction of the outer periphery of the tip portion on the hub side of the first protrusion meshing with the first projection. .
前項に記載の切換クラッチ用非対称スリーブの逆組付け防止構造において、切換フォークはアクチュエータにより往復駆動されてスリーブの内歯スプラインを第1及び第2回転部材の第1及び第2突起に選択的に係合させることが好ましい。 In the structure for preventing reverse assembly of the asymmetric sleeve for the switching clutch described in the preceding paragraph, the switching fork is driven back and forth by the actuator to selectively move the internal spline of the sleeve to the first and second protrusions of the first and second rotating members. It is preferable to engage.
上述のように、本発明によれば、スリーブは軸線方向において非対称形状であり、環状溝はその半径方向中間部に形成した段部よりも半径方向内側を幅狭部とするとともにそれよりも半径方向外側を幅広部とし、切換フォークの突出部はその中間部に形成した段部よりも先端側を環状溝の幅狭部と摺動可能に係合される幅狭部とするとともに段部よりも根本側を環状溝の幅広部内に挿入可能な幅広部としたので、切換スリーブを誤って軸線方向において逆向きに組み付けた場合には、突出部の段部が切換スリーブの外周面に当接し、あるいは切換フォークの突出部の先端部が切換スリーブの環状溝の段部に当接して、突出部は正常な位置まで環状溝内に挿入されず、切換フォークは切換スリーブから半径方向外側に浮き上がった状態になるる。従って誤って逆向きに組み付けたことが直ちに判明し、直ちにその誤りを修正して次の組立工程に進むことができるので、手直しに要する手間を大幅に低減することができる。 As described above, according to the present invention, the sleeve has an asymmetrical shape in the axial direction, and the annular groove has a narrower portion on the radially inner side than the step portion formed in the radially intermediate portion and has a radius larger than that. The projecting part of the switching fork is a narrow part that is slidably engaged with the narrow part of the annular groove, and the projecting part of the switching fork is slidably engaged with the narrow part of the annular groove. Since the base side is a wide part that can be inserted into the wide part of the annular groove, when the switching sleeve is mistakenly assembled in the reverse direction in the axial direction, the stepped portion of the protruding part abuts the outer peripheral surface of the switching sleeve. Alternatively, the tip of the protruding portion of the switching fork contacts the step of the annular groove of the switching sleeve, and the protruding portion is not inserted into the annular groove to the normal position, and the switching fork floats radially outward from the switching sleeve. It will be in a stateAccordingly, it is immediately found that the assembly has been mistakenly reversed, and it is possible to immediately correct the error and proceed to the next assembling process. Therefore, labor required for rework can be greatly reduced.
スリーブの内歯スプラインと第1回転部材の第1突起との係合により第1回転部材と回転軸との間で伝達されるトルクは、スリーブの内歯スプラインと第2回転部材の第2突起との係合により第2回転部材と回転軸との間で伝達されるトルクよりも小となるようにし、内歯スプラインの各スプライン歯の第2回転部材側となる先端部の外周の円周方向両側に形成される1対の第3チャンファの間の角度及びこれと噛合する第2突起のハブ側となる先端部の外周の円周方向両側に形成される1対の第4チャンファの間の角度の少なくとも一方は、内歯スプラインの各スプライン歯の第1回転部材側となる先端部の外周の円周方向両側に形成される1対の第1チャンファの間の角度及びこれと噛合する第1突起のハブ側となる先端部の外周の円周方向両側に形成される1対の第2チャンファの間の角度の少なくとも一方よりも小とするようにしたものによれば、回転軸との間の伝達トルクが大きい第2回転部材側に切り替える際に必要な切換スリーブの操作力を、伝達トルクが小さい第1回転部材側に切り替える際に必要な切換スリーブの操作力と同程度にすることができるので、切換スリーブの切換操作が容易になる。 The torque transmitted between the first rotating member and the rotating shaft by the engagement between the internal spline of the sleeve and the first protrusion of the first rotating member is the second protrusion of the inner rotating spline of the sleeve and the second rotating member. The circumference of the outer periphery of the tip end portion of each spline tooth on the side of the second rotating member of the internal spline teeth is made smaller than the torque transmitted between the second rotating member and the rotating shaft Between a pair of fourth chamfers formed on both sides in the circumferential direction of the outer periphery of the tip portion on the hub side of the second protrusion meshing with the angle between the pair of third chamfers formed on both sides in the direction At least one of the angles of the pair of first chamfers formed on both sides in the circumferential direction of the outer periphery of the tip portion of the internal spline on the first rotating member side of each spline tooth and meshes with the angle. Circumference of the outer periphery of the tip part on the hub side of the first protrusion According to the configuration in which the angle between the pair of second chamfers formed on the opposite sides is smaller than at least one of the angles, when switching to the second rotating member side where the transmission torque between the rotating shaft is large The switching sleeve operating force required for the switching sleeve can be set to the same level as the switching sleeve operating force required when switching to the first rotating member side where the transmission torque is small, so that the switching sleeve switching operation is facilitated.
切換フォークがアクチュエータにより往復駆動されてスリーブの内歯スプラインを第1及び第2回転部材の第1及び第2突起に選択的に係合させるようにしたものによれば、回転軸との間の伝達トルクが大きい第2回転部材側に切り替える際と伝達トルクが小さい第1回転部材側に切り替える際とでアクチュエータのモータの出力を同程度にすることができ、何れの場合にもモータを最大出力とすることができるので、要求される機能に比してアクチュエータを小形化することができ、これにより製造コストを低下させることができる。 The switching fork is reciprocally driven by the actuator so that the internal spline of the sleeve is selectively engaged with the first and second protrusions of the first and second rotating members. When switching to the second rotating member side where the transmission torque is large and when switching to the first rotating member side where the transmission torque is small, the motor output of the actuator can be made comparable, and in either case the motor output is maximum Therefore, the actuator can be miniaturized as compared with the required function, and the manufacturing cost can be reduced.
以下に、図1〜図5に示す実施形態により、本発明による切換クラッチ用非対称スリーブの逆組付け防止構造の最良の形態の説明をする。この実施形態は、高速歯車(第1回転部材)26及び低速歯車(第2回転部材)27を第1出力軸(回転軸)20に選択的に結合する切換クラッチ30と、この切換クラッチ30を作動させる切換フォーク38が、前述した従来技術の切換クラッチ1及び切換フォーク7と異なっているだけであるので、主としてこの相違点につき述べる。
The best mode of the reverse assembly preventing structure for an asymmetric sleeve for a switching clutch according to the present invention will be described below with reference to the embodiments shown in FIGS. In this embodiment, a switching
切換クラッチ30は、主として図1に示すように、第1出力軸20に設けられたハブ34と、外周に環状溝32が形成されるとともにハブ34の外歯スプライン34aに軸線方向移動可能に常時係合される内歯スプライン33が形成された切換スリーブ31と、高速及び低速歯車26,27のハブ34側となる突出端部外周にそれぞれ形成されて内歯スプライン33と係合・離脱可能な第1突起35及び第2突起36よりなるものである。ハブ34は前述した従来技術と同様、第1出力軸20の中間部に同軸的かつ一体的に形成されて外周に外歯スプライン34aが形成されたものである。
As shown mainly in FIG. 1, the switching
切換スリーブ31の外周に形成される環状溝32は、その半径方向中間部に形成した段部32aよりも半径方向内側は幅狭部32bとなっており、段部32aよりも半径方向外側は幅広部32cとなっている。切換スリーブ31の内周に形成される内歯スプライン33は、前述した従来技術の図8で説明したものと実質的に同じで、円周方向に沿って並んだ多数のスプライン歯33aよりなり、高速歯車26の各第1突起35の先端とこれに対向する各スプライン歯33aの一端にそれぞれ形成した1対の第2チャンファ35aの間の角度と1対の第1チャンファ33bの間の角度は何れも前述したα1であり、低速歯車27の各第2突起36の先端とこれに対向する各スプライン歯33aの他端にそれぞれ形成した1対の第4チャンファ36aの間の角度と1対の第3チャンファ33cの間の角度はα1よりも小さい前述したα2である。
The
図1に示すように、切換フォーク38には切換スリーブ31の環状溝32内に係合される突出部39が一体的に形成されており、この突出部39はその中間部に形成した段部39aよりも先端側が環状溝32の幅狭部32bと摺動可能に係合される幅狭部39bとなっており、段部39aよりも根本側は環状溝32の幅広部32c内に挿入可能となっている。この実施形態では、突出部39の幅狭部39bの長さは環状溝32の幅狭部32bの深さよりも大としている。図1に示す正常な組み付け状態では、突出部39の幅狭部39bの先端は環状溝32の幅狭部32bの底面との間に多少の隙間があるか軽く当接されて摺動可能であり、環状溝32の段部32aと突出部39の段部39aの間には多少の隙間が形成されている。なお、突出部39の幅狭部39bの長さは、前述とは逆に環状溝32の幅狭部32bの深さよりも小としてもよく、その場合は環状溝32の段部32aと突出部39の段部39aが軽く当接されまたはそれらの間に多少の隙間があり、突出部39の幅狭部39bの先端と環状溝32の幅狭部32bの底面との間に多少の隙間が形成される。
As shown in FIG. 1, the switching
シフト装置を介してモータ(アクチュエータ)53により往復動される切換フォーク38及び断続フォーク45は、切換クラッチ30及び断続クラッチ40を往復動させて、トランスファ装置を高速四輪駆動状態、高速二輪駆動状態、低速四輪駆動状態及びニュートラル状態に切り換える。その詳細は前述した従来技術の場合と同様であるので詳細な説明は省略する。
The switching
従来技術の説明において述べたように、切換スリーブ31に対する切換フォーク38の係合は、両出力軸20,21に各部分25〜27、切換クラッチ30及び断続クラッチ40を組み付け、両シャフト50,51に切換フォーク38及び断続フォーク45を組み付けた状態でなされるが、その際に図2に示すように切換スリーブ31が誤って軸線方向において逆向きに組み付けられていると、内歯スプライン33の両端に形成されるチャンファ33b,33cが異なる非対称切換スリーブ31はその機能を果たすことができない。しかし切換スリーブ31がそのように逆向きに組み付けられていると、図2に示すように突出部39の段部39aが切換スリーブ31の外周面に当接し、あるいは切換フォーク38の突出部39の先端部が切換スリーブ31の環状溝32の段部32aに当接して、突出部39は正常な位置まで環状溝32内に挿入されず、切換フォーク38は切換スリーブ31から半径方向外側に浮き上がった状態になる。これにより、誤って切換スリーブ31を逆向きに組み付けたことが直ちに判明する。従って直ちにその誤りを修正して次の組立完了工程に進むことができるので、その手直しに要する手間は大幅に低減され、前述した従来技術のようにこの逆組付けの手直しに要する手間を大幅に低減することができる。なおこの場合に切換フォーク38も誤って逆向きに組み付けると切換スリーブ31を逆向きに組み付けたことを検出することができないが、通常の切換スリーブ31は一見して方向性がわかる形状であるので逆組み付けのおそれはなく、そのような問題が生じることはない。
As described in the description of the prior art, the engagement of the switching
前述した実施形態では、切換フォーク38は突出部39が切換スリーブ31の一側に当接するものとして説明したが、突出部39は切換スリーブ31を跨ぐようにして環状溝32内に係合される二叉状のものとしてもよく、その場合は切換スリーブ31がそのように逆向きに組み付けられていると、突出部39の二叉部の各先端の内側において段部39aが切換スリーブ31の外周面に当接し、あるいは切換フォーク38の突出部39の先端部が切換スリーブ31の環状溝32の段部32aに当接して、突出部39は正常な位置まで環状溝32内に挿入されず、切換フォーク38は切換スリーブ31から半径方向外側に浮き上がった状態になるので、誤って切換スリーブ31を逆向きに組み付けたことが判明する。突出部39を二叉状にした場合は、段部39aは二叉部の側面に沿った円弧状としてもよいし、環状溝32の段部32aと接線状に接する平面状としてもよい。
In the embodiment described above, the switching
また上述した実施形態では、高速歯車26の各第1突起35の先端とこれに対向する各スプライン歯33aの一端に各1対の第2チャンファ35aと第1チャンファ33bを形成してそれらの間の角度は何れもα1とし、低速歯車27の各第2突起36の先端とこれに対向する各スプライン歯33aの他端に各1対の第4チャンファ36aと第3チャンファ33cを形成してそれらの間の角度を何れもα1よりも小さいα2としている。しかしながら本発明これに限られるものではなく、各第1突起35の先端とこれに対向する各スプライン歯33aの一端にそれぞれ形成する各1対のチャンファ35a,33bは何れか一方を省略してその代わりに他方のチャンファと当接する半円弧状の当接面を設け、各第2突起36の先端とこれに対向する各スプライン歯33aの他端にそれぞれ形成する各1対のチャンファ36a,33cは何れか一方を省略してその代わりに他方のチャンファと当接する半円弧状の当接面を設けるようにして実施してもよい。
In the above-described embodiment, a pair of the
上述した実施形態では、第1出力軸20に回転自在に設けた高速歯車26と低速歯車27を切換クラッチ30により第1出力軸20に選択的に結合し、切換スリーブ31は、両歯車26,27の伝達トルクの違いに応じて内歯スプライン33のスプライン歯33aの両端にそれぞれ形成する各1対のチャンファ33b,33cの間の角度α1,α2を変えることにより軸線方向において非対称形状としており、このようにすれば第1出力軸20との間の伝達トルクが大きい低速歯車27側に切り替える際に必要な切換スリーブ31の操作力を、伝達トルクが小さい高速歯車26側に切り替える際に必要な切換スリーブ31の操作力と同程度にすることができるので、切換スリーブ31の切換操作が容易になる。しかしながら本発明はこれに限られるものではなく、切換スリーブ31はその内歯スプライン33のスプライン歯33aの両端に形成する各1対のチャンファの間の角度を同一とし、伝達トルクとは異なる機能上の必要性により軸線方向において非対称形状とし、切換スリーブ31は回転軸20とそれに回転自在に設けた第1回転部材と第2回転部材の間で選択的に動力伝達を行うようにして実施することもできる。
In the above-described embodiment, the high-
また上述した実施形態では、切換フォーク38はモータ53により往復駆動されてスリーブ31の内歯スプライン33を高速及び低速歯車26,27の第1及び第2突起35,36に選択的に係合させるようにしており、このようにすれば、回転軸20との間の伝達トルクが大きい低速歯車27側に切り替える際と伝達トルクが小さい高速歯車26側に切り替える際とでモータの出力を同程度にすることができ、何れの場合にもモータ53を最大出力とすることができるので、要求される機能に比してモータ53を小形化することができ、これにより製造コストを低下させることができる。しかしながら本発明はこれに限られず、手動操作により切換フォーク38を往復動させてスリーブ31の内歯スプライン33を高速及び低速歯車26,27の第1及び第2突起35,36に選択的に係合させるようにしてもよく、そのようにすれば回転軸20との間の伝達トルクが大きい低速歯車27側に切り替える際と伝達トルクが小さい高速歯車26側に切り替える際の操作力がほゞ同じになるので手動による切換スリーブ31の切換操作が容易になる。
In the above-described embodiment, the switching
20…回転軸(第1出力軸)、26…第1回転部材(高速歯車)、27…第2回転部材(低速歯車)、31…スリーブ(切換スリーブ)、32…環状溝、32a…段部、32b…幅狭部、32c…幅広部、33…内歯スプライン、33a…スプライン歯、33b…第1チャンファ、33c…第3チャンファ、34…ハブ、34a…外歯スプライン、35…第1突起、35a…第2チャンファ、36…第2突起、36a…第4チャンファ、38…切換フォーク、39…突出部、39a…段部、39b…幅狭部、39c…幅広部、53…アクチュエータ(モータ)。
DESCRIPTION OF
Claims (3)
3. The structure for preventing reverse assembly of an asymmetric sleeve for a switching clutch according to claim 2, wherein the switching fork is reciprocally driven by an actuator to move the internal splines of the sleeve to the first and second rotating members of the first and second rotating members. A reverse assembly preventing structure for an asymmetric sleeve for a switching clutch, wherein the structure is selectively engaged with a protrusion.
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005117159A JP2006292144A (en) | 2005-04-14 | 2005-04-14 | Reverse fit preventing structure for asymmetric sleeve of switching clutch |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005117159A JP2006292144A (en) | 2005-04-14 | 2005-04-14 | Reverse fit preventing structure for asymmetric sleeve of switching clutch |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9765826B2 (en) | 2014-08-05 | 2017-09-19 | Kanzaki Kokyukoki Mfg. Co., Ltd. | Transmission |
-
2005
- 2005-04-14 JP JP2005117159A patent/JP2006292144A/en active Pending
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US9765826B2 (en) | 2014-08-05 | 2017-09-19 | Kanzaki Kokyukoki Mfg. Co., Ltd. | Transmission |
US10422389B2 (en) | 2014-08-05 | 2019-09-24 | Kanzaki Kokyukoki Mfg. Co., Ltd. | Transmission |
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