JP2006284525A - 砕水画像を用いた水質推定方法、及び砕水画像処理式水質推定システム - Google Patents

砕水画像を用いた水質推定方法、及び砕水画像処理式水質推定システム Download PDF

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Abstract

【課題】 撮影作業が容易で、撮影時の条件に左右されずに水域の水質推定が可能な方法を提供する。
【解決手段】 砕水箇所Bの風景をビデオカメラ1で撮影してパーソナル・コンピュータ2に入力し、コンピュータ内のCPU22は、撮影時間中の最高輝度を画素値とする最高輝度画像データを生成し、最高輝度画像内の第1輝度判別値以上の画素を抽出して砕水画像領域Z1を抽出し、撮影時間中の最低輝度を画素値とする最低輝度画像データを生成し、最低輝度画像内の砕水画像領域Z1内の第2輝度判別値未満の画素を抽出して非砕水画像領域Z2を抽出し、画素輝度の時間的平均値を非砕水画像領域Z2の全画素について算出した後、空間的平均を非砕水画像領域Z2の全範囲について行い、この画像処理を各画素の光三原色成分について行い、LG/LBを葉緑素量指標値とし、LR/LBを濁度指標値として出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、水が砕ける箇所(以下、「砕水箇所」という。)の風景をビデオカメラで撮影したビデオ画像(以下、「砕水画像」という。)を用いて富栄養化や汚濁等の水質悪化を推定する方法、及びビデオカメラとコンピュータを用いて砕水画像を処理して水質を推定するシステムに関するものである。
従来、湖沼や内海などの閉鎖性水域において、いわゆる生ゴミや家庭排水等が流入すると、水中の窒素やリンの濃度が高まり、水が「富栄養化」の状態となる。水が富栄養化すると、水中の植物プランクトンなどの栄養分となる塩類の濃度が上昇し、植物プランクトンの大量増殖を引き起こし、いわゆる「赤潮」という現象が発生する。
このため、水域の水質をつねに監視するモニタリングが必要であるが、そのための方法としては、地球の上空を周回する人工衛星から地上の水域等(以下、「地上被写体」という。)を撮影し、得られた画像に種々の処理を施すことにより、水域の水質の状態を推定する、という「人工衛星リモートセンシング」という手法が公知である(特許文献1を参照)。
しかし、上記した人工衛星リモートセンシングでは、雲によって地上が覆われている場合には地上被写体を撮影できないこと、人工衛星が同一箇所の直上に来る頻度は非常に少ないため定期的な水質モニタリングは非常に困難であること等の問題があった。
このため、水域の水質モニタリング方法として、他の方法も提案されている。この方法(以下、「高所斜め撮影式水質モニタリング方法」という。)は、ビルディングのような高い建築物等の上から水域の風景を撮影し、得られた画像に所定の処理を施すことにより水域の水質の状態を推定する、というものである(特許文献1を参照)。
しかし、この高所斜め撮影式水質モニタリング方法でも、太陽の高度により水質推定結果の値は大きく変動すること(例えば、同じ海域でも太陽高度の低い早朝の水面画像と太陽高度の高い正午頃の水面画像とでは水質推定結果の値が異なる等)、水域の水の色により水質推定結果の値は異なること(例えば、同じ海域でも冬の鉛色の海と夏の明るい紺色の海とでは水質推定結果の値が異なる等)、波が存在の有無や波の画像の量の大小が異なると水質推定結果の値は大きく変動すること、撮影時の空の色が水に反映し水質推定結果の値に少なからぬ影響を与えること等の問題があり、水質モニタリング方法として十分満足できるものではなかった。
特開平08−030765号公報
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、本発明の解決しようとする課題は、撮影作業が容易で、撮影時の条件に左右されずに水域の水質推定が可能な方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に係る砕水画像を用いた水質推定方法は、
水が砕ける箇所である砕水箇所を含む風景をビデオカメラで撮影時間t秒の間撮影し、k個(k:4以上の自然数)の画素で構成される1枚分のビデオ画像が毎秒a枚分(a:自然数)ずつ得られるようにし、
ビデオ撮影全時間中の大部分で前記画素が白色に近いか、又は前記ビデオ撮影全時間中の前記画素の輝度の変化が大きい場合に、当該画素を砕水画像領域内の画素として採用することを全部の画素について行い、前記ビデオ画像の一部を砕水画像領域Z1として抽出し、
ビデオ撮影全時間中の大部分で前記画素が黒色に近い場合に、当該画素を非砕水画像領域内の画素として採用することを前記砕水画像領域Z1の範囲内の全部の画素について行い、前記砕水画像領域Z1の一部を非砕水画像領域Z2として抽出し、
前記画素の輝度の時間的平均を行った値である輝度時間平均値を算出することを前記非砕水画像領域Z2の範囲内の全部の画素について行い、前記輝度時間平均値の空間的平均を行った値である輝度空間平均値を算出することを前記非砕水画像領域Z2の全範囲について行い、
上記画像処理を、各画素の光三原色成分である赤色成分Rと緑色成分Gと青色成分Bの各々について行い、前記赤色成分Rの輝度空間平均値をLRとし、前記緑色成分Gの輝度空間平均値をLGとし、前記青色成分Bの輝度空間平均値をLBとしたとき、LG/LBの値をもって葉緑素量指標値とし、LR/LBの値をもって濁度指標値とすること
を特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る砕水画像を用いた水質推定方法は、
水が砕ける箇所である砕水箇所を含む風景をビデオカメラで撮影時間t秒の間撮影し、k個(k:4以上の自然数)の画素で構成される1枚分のビデオ画像が毎秒a枚分(a:自然数)ずつ得られるようにし、
ビデオ撮影全時間中の大部分で前記画素が白色に近いか、又は前記ビデオ撮影全時間中の前記画素の輝度の変化が大きい場合に、当該画素を砕水画像領域内の画素として採用することを全部の画素について行い、前記ビデオ画像の一部を砕水画像領域Z1として抽出し、
ビデオ撮影全時間中の大部分で前記画素が黒色に近い場合に、当該画素を非砕水画像領域内の画素として採用することを前記砕水画像領域Z1の範囲内の全部の画素について行い、前記砕水画像領域Z1の一部を非砕水画像領域Z2として抽出し、
前記画素の輝度の時間的平均を行った値である輝度時間平均値を算出することを前記非砕水画像領域Z2の範囲内の全部の画素について行い、前記輝度時間平均値の空間的平均を行った値である輝度空間平均値を算出することを前記非砕水画像領域Z2の全範囲について行い、
上記画像処理を、各画素の光三原色成分である赤色成分Rと緑色成分Gと青色成分Bの各々について行い、前記赤色成分Rの輝度空間平均値をLRとし、前記緑色成分Gの輝度空間平均値をLGとし、前記青色成分Bの輝度空間平均値をLBとし、各色成分の輝度空間平均値の総和(LR+LG+LB)をLSUMとしたとき、LG/LSUMの値をもって葉緑素量指標値とし、LR/LSUMの値をもって濁度指標値とすること
を特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る砕水画像を用いた水質推定方法は、
水が砕ける箇所である砕水箇所を含む風景をビデオカメラで撮影時間t秒の間撮影し、k個(k:4以上の自然数)の画素で構成される1枚分のビデオ画像が毎秒a枚分(a:自然数)ずつ得られるようにし、
ビデオ撮影全時間中の大部分で前記画素が白色に近いか、又は前記ビデオ撮影全時間中の前記画素の輝度の変化が大きい場合に、当該画素を砕水画像領域内の画素として採用することを全部の画素について行い、前記ビデオ画像の一部を砕水画像領域Z1として抽出し、
ビデオ撮影全時間中の大部分で前記画素が黒色に近い場合に、当該画素を非砕水画像領域内の画素として採用することを前記砕水画像領域Z1の範囲内の全部の画素について行い、前記砕水画像領域Z1の一部を非砕水画像領域Z2として抽出し、
前記画素の輝度の時間的平均を行った値である輝度時間平均値を算出することを前記非砕水画像領域Z2の範囲内の全部の画素について行い、前記輝度時間平均値の空間的平均を行った値である輝度空間平均値を算出することを前記非砕水画像領域Z2の全範囲について行い、
上記画像処理を、各画素の光三原色成分である赤色成分Rと緑色成分Gと青色成分Bの各々について行い、前記赤色成分Rの輝度空間平均値をLRとし、前記緑色成分Gの輝度空間平均値をLGとし、前記青色成分Bの輝度空間平均値をLBとしたとき、LG/(LR+LB)の値をもって葉緑素量指標値とし、LR/(LG+LB)の値をもって濁度指標値とすること
を特徴とする。
また、本発明の請求項4に係る砕水画像を用いた水質推定方法は、
水が砕ける箇所である砕水箇所を含む風景をビデオカメラで撮影時間t秒の間撮影し、k(=m×n)個(k:4以上の自然数、m:2以上の自然数である上下方向画素数、かつn:2以上の自然数である水平方向画素数)の画素で構成される1枚分のビデオ画像が毎秒a枚分(a:自然数)ずつ得られるようにし、
ビデオ撮影全時間中の輝度が最高となるものを画素の値として採用することを全部の画素について行って最高輝度画像を生成し、
画素の輝度が第1輝度判別値以上となる画素を砕水画像領域内の画素として採用することを前記最高輝度画像の全部の画素について行い、前記ビデオ画像の一部を砕水画像領域Z1として抽出し、
ビデオ撮影全時間中の輝度が最低となるものを画素の値として採用することを全部の画素について行って最低輝度画像を生成し、
画素の輝度が第2輝度判別値未満となる画素を非砕水画像領域内の画素として採用することを前記最低輝度画像内の砕水画像領域Z1の全部の画素について行い、前記ビデオ画像の一部を非砕水画像領域Z2として抽出し、
前記画素の輝度の時間的平均を行った値である輝度時間平均値を算出することを前記非砕水画像領域Z2の範囲内の全部の画素について行い、前記輝度時間平均値の空間的平均を行った値である輝度空間平均値を算出することを前記非砕水画像領域Z2の全範囲について行い、
上記画像処理を、各画素の光三原色成分である赤色成分Rと緑色成分Gと青色成分Bの各々について行い、前記赤色成分Rの輝度空間平均値をLRとし、前記緑色成分Gの輝度空間平均値をLGとし、前記青色成分Bの輝度空間平均値をLBとしたとき、LG/LBの値をもって葉緑素量指標値とし、LR/LBの値をもって濁度指標値とすること
を特徴とする。
また、本発明の請求項5に係る砕水画像を用いた水質推定方法は、
水が砕ける箇所である砕水箇所を含む風景をビデオカメラで撮影時間t秒の間撮影し、k(=m×n)個(k:4以上の自然数、m:2以上の自然数である上下方向画素数、かつn:2以上の自然数である水平方向画素数)の画素で構成される1枚分のビデオ画像が毎秒a枚分(a:自然数)ずつ得られるようにし、
ビデオ撮影全時間中の輝度の最高値と最低値の差である最大変化の値が最大となるものを画素データの値として採用することを全部の画素について行って最大変化輝度画像を生成し、
画素の最大変化値が第1輝度変化判別値以上となる画素を砕水画像領域内の画素として採用することを前記最高変化輝度画像の全部の画素について行い、前記ビデオ画像の一部を砕水画像領域Z1として抽出し、
ビデオ撮影全時間中の輝度が最低となるものを画素の値としてを採用することを全部の画素について行って最低輝度画像を生成し、
画素の輝度が第3輝度判別値未満となる画素を非砕水画像領域内の画素として採用することを前記最低輝度画像内の砕水画像領域Z1の全部の画素について行い、前記ビデオ画像の一部を非砕水画像領域Z2として抽出し、
前記画素の輝度の時間的平均を行った値である輝度時間平均値を算出することを前記非砕水画像領域Z2の範囲内の全部の画素について行い、前記輝度時間平均値の空間的平均を行った値である輝度空間平均値を算出することを前記非砕水画像領域Z2の全範囲について行い、
上記画像処理を、各画素の光三原色成分である赤色成分Rと緑色成分Gと青色成分Bの各々について行い、前記赤色成分Rの輝度空間平均値をLRとし、前記緑色成分Gの輝度空間平均値をLGとし、前記青色成分Bの輝度空間平均値をLBとしたとき、LG/LBの値をもって葉緑素量指標値とし、LR/LBの値をもって濁度指標値とすること
を特徴とする。
また、本発明の請求項6に係る砕水画像を用いた水質推定方法は、
水が砕ける箇所である砕水箇所を含む風景をビデオカメラで撮影時間t秒の間撮影し、k(=m×n)個(k:4以上の自然数、m:2以上の自然数である上下方向画素数、かつn:2以上の自然数である水平方向画素数)の画素で構成される1枚分のビデオ画像が毎秒a枚分(a:自然数)ずつ得られるようにし、
ビデオ撮影全時間中の輝度が最低となるものを画素の値として採用することを全部の画素について行って最低輝度画像を生成し、
画素の輝度が第4輝度判別値未満となる画素を1次抽出画像領域内の画素として採用することを前記最低輝度画像の全部の画素について行い、前記ビデオ画像の一部を1次画像領域Z31として抽出し、
ビデオ撮影全時間中の輝度が最高となるものを画素の値として採用することを全部の画素について行って最高輝度画像を生成し、
画素の輝度が第5輝度判別値以上となる画素を2次抽出画像領域内の画素として採用することを前記最高輝度画像内の1次抽出画像領域Z31の全部の画素について行い、前記ビデオ画像の一部を2次抽出画像領域Z32して抽出し、
前記画素の輝度の時間的平均を行った値である輝度時間平均値を算出することを前記2次抽出画像領域Z32の範囲内の全部の画素について行い、前記輝度時間平均値の空間的平均を行った値である輝度空間平均値を算出することを前記2次抽出画像領域Z32の全範囲について行い、
上記画像処理を、各画素の光三原色成分である赤色成分Rと緑色成分Gと青色成分Bの各々について行い、前記赤色成分Rの輝度空間平均値をLRとし、前記緑色成分Gの輝度空間平均値をLGとし、前記青色成分Bの輝度空間平均値をLBとしたとき、LG/LBの値をもって葉緑素量指標値とし、LR/LBの値をもって濁度指標値とすること
を特徴とする。
また、本発明の請求項7に係る砕水画像処理式水質推定システムは、
ビデオカメラと、当該ビデオカメラに電気的に接続されるコンピュータを備え、
水が砕ける箇所である砕水箇所を含む風景を前記ビデオカメラで撮影時間t秒の間撮影し、k(=m×n)個(k:4以上の自然数、m:2以上の自然数である上下方向画素数、かつn:2以上の自然数である水平方向画素数)の画素データで構成される1枚分のビデオ画像データを毎秒a枚分(a:自然数)ずつ前記コンピュータが得られるようにし、
前記コンピュータは、
ビデオ撮影全時間中の輝度が最高となるものを画素データの値として採用することを全部の画素について行って最高輝度画像データを生成し、
画素の輝度が第1輝度判別値以上となる画素データを砕水画像領域内の画素データとして採用することを前記最高輝度画像データの全部の画素について行い、前記ビデオ画像データの一部を砕水画像領域Z1として抽出し、
ビデオ撮影全時間中の輝度が最低となるものを画素データの値として採用することを全部の画素について行って最低輝度画像データを生成し、
画素の輝度が第2輝度判別値未満となる画素データを非砕水画像領域内の画素データとして採用することを前記最低輝度画像内の砕水画像領域Z1の全部の画素について行い、前記ビデオ画像データの一部を非砕水画像領域Z2として抽出し、
前記画素の輝度の時間的平均を行った値である輝度時間平均値を算出することを前記非砕水画像領域Z2の範囲内の全部の画素について行い、前記輝度時間平均値の空間的平均を行った値である輝度空間平均値を算出することを前記非砕水画像領域Z2の全範囲について行い、
上記画像処理を、各画素の光三原色成分である赤色成分Rと緑色成分Gと青色成分Bの各々について行い、前記赤色成分Rの輝度空間平均値をLRとし、前記緑色成分Gの輝度空間平均値をLGとし、前記青色成分Bの輝度空間平均値をLBとしたとき、LG/LBの値をもって葉緑素量指標値とし、LR/LBの値をもって濁度指標値として出力すること
を特徴とする。
また、本発明の請求項8に係る砕水画像処理式水質推定システムは、
ビデオカメラと、当該ビデオカメラに電気的に接続されるコンピュータを備え、
水が砕ける箇所である砕水箇所を含む風景を前記ビデオカメラで撮影時間t秒の間撮影し、k(=m×n)個(k:4以上の自然数、m:2以上の自然数である上下方向画素数、かつn:2以上の自然数である水平方向画素数)の画素データで構成される1枚分のビデオ画像データを毎秒a枚分(a:自然数)ずつ前記コンピュータが得られるようにし、
前記コンピュータは、
ビデオ撮影全時間中の輝度の振幅値が最大となるものを画素データの値として採用することを全部の画素について行って最大変化輝度画像データを生成し、
画素の輝度振幅値が第1輝度振幅判別値以上となる画素データを砕水画像領域内の画素データとして採用することを前記最大変化輝度画像データの全部の画素について行い、前記ビデオ画像データの一部を砕水画像領域Z1として抽出し、
ビデオ撮影全時間中の輝度が最低となるものを画素データの値としてを採用することを全部の画素について行って最低輝度画像データを生成し、
画素の輝度が第3輝度判別値未満となる画素データを非砕水画像領域内の画素データとして採用することを前記最低輝度画像内の砕水画像領域Z1の全部の画素について行い、前記ビデオ画像の一部を非砕水画像領域Z2として抽出し、
前記画素の輝度の時間的平均を行った値である輝度時間平均値を算出することを前記非砕水画像領域Z2の範囲内の全部の画素について行い、前記輝度時間平均値の空間的平均を行った値である輝度空間平均値を算出することを前記非砕水画像領域Z2の全範囲について行い、
上記画像処理を、各画素の光三原色成分である赤色成分Rと緑色成分Gと青色成分Bの各々について行い、前記赤色成分Rの輝度空間平均値をLRとし、前記緑色成分Gの輝度空間平均値をLGとし、前記青色成分Bの輝度空間平均値をLBとしたとき、LG/LBの値をもって葉緑素量指標値とし、LR/LBの値をもって濁度指標値とすること
を特徴とする。
また、本発明の請求項9に係る砕水画像処理式水質推定システムは、
ビデオカメラと、当該ビデオカメラに電気的に接続されるコンピュータを備え、
水が砕ける箇所である砕水箇所を含む風景をビデオカメラで撮影時間t秒の間撮影し、k(=m×n)個(k:4以上の自然数、m:2以上の自然数である上下方向画素数、かつn:2以上の自然数である水平方向画素数)の画素データで構成される1枚分のビデオ画像データを毎秒a枚分(a:自然数)ずつ前記コンピュータが得られるようにし、
前記コンピュータは、
ビデオ撮影全時間中の輝度が最低となるものを画素データの値として採用することを全部の画素について行って最低輝度画像データを生成し、
画素の輝度が第4輝度判別値未満となる画素データを1次抽出画像領域内の画素データとして採用することを前記最低輝度画像の全部の画素について行い、前記ビデオ画像データの一部を1次画像領域Z31として抽出し、
ビデオ撮影全時間中の輝度が最高となるものを画素データの値として採用することを全部の画素について行って最高輝度画像データを生成し、
画素の輝度が第5輝度判別値以上となる画素データを2次抽出画像領域内の画素データとして採用することを前記最高輝度画像内の1次抽出画像領域Z31の全部の画素について行い、前記ビデオ画像の一部を2次抽出画像領域Z32して抽出し、
前記画素の輝度の時間的平均を行った値である輝度時間平均値を算出することを前記2次抽出画像領域Z32の範囲内の全部の画素について行い、前記輝度時間平均値の空間的平均を行った値である輝度空間平均値を算出することを前記2次抽出画像領域Z32の全範囲について行い、
上記画像処理を、各画素の光三原色成分である赤色成分Rと緑色成分Gと青色成分Bの各々について行い、前記赤色成分Rの輝度空間平均値をLRとし、前記緑色成分Gの輝度空間平均値をLGとし、前記青色成分Bの輝度空間平均値をLBとしたとき、LG/LBの値をもって葉緑素量指標値とし、LR/LBの値をもって濁度指標値とすること
を特徴とする。
本発明に係る砕水画像を用いた水質推定方法、及び砕水画像処理式水質推定システムにおいては、例えば、砕水箇所の風景をビデオカメラで撮影してコンピュータに入力し、コンピュータは、撮影時間中の最高輝度を画素値とする最高輝度画像データを生成し、最高輝度画像内の第1輝度判別値以上の画素を抽出して砕水画像領域Z1を抽出し、撮影時間中の最低輝度を画素値とする最低輝度画像データを生成し、最低輝度画像内の砕水画像領域Z1内の第2輝度判別値未満の画素を抽出して非砕水画像領域Z2を抽出し、画素輝度の時間的平均値を非砕水画像領域Z2の全画素について算出した後、空間的平均を非砕水画像領域Z2の全範囲について行い、この画像処理を各画素の光三原色成分について行うようにしたものであり、LG/LBを葉緑素量指標値とし、LR/LBを濁度指標値として出力することができる、という利点を有している。
以下に説明する実施例は、砕水箇所Bの風景をビデオカメラ1で撮影してパーソナル・コンピュータ2に入力し、コンピュータ内のCPU22は、撮影時間中の最高輝度を画素値とする最高輝度画像データを生成し、最高輝度画像内の第1輝度判別値以上の画素を抽出して砕水画像領域Z1を抽出し、撮影時間中の最低輝度を画素値とする最低輝度画像データを生成し、最低輝度画像内の砕水画像領域Z1内の第2輝度判別値未満の画素を抽出して非砕水画像領域Z2を抽出し、画素輝度の時間的平均値を非砕水画像領域Z2の全画素について算出した後、空間的平均を非砕水画像領域Z2の全範囲について行い、この画像処理を各画素の光三原色成分について行うようにしたものであり、LG/LBを葉緑素量指標値とし、LR/LBを濁度指標値として出力することができ、本発明を実現するための構成として最良の形態である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明を行う。図1は、本発明の第1実施例である砕水画像処理式水質推定システム101の構成を示す図であり、図1(A)は砕水画像処理式水質推定システム101の全体構成を、図1(B)は砕水画像処理式水質推定システム101に用いられるビデオカメラ2の詳細な構成を、それぞれ示している。
図1(A)に示すように、第1実施例の砕水画像処理式水質推定システム101は、ビデオカメラ1とパーソナル・コンピュータ2を備えて構成されている。図1(A)及び図1(B)に示すように、ビデオカメラ1は、斜め方向D1の砕水箇所B1から到来する映像光線Vが、鏡筒11の中に設けられたレンズ系12を通ってCCD撮像素子13の上に投影され、CCD撮像素子13が投影された映像光線Vをアナログ電気信号に変換してA/Dコンバータ14に送り、A/Dコンバータ14はアナログ電気信号をディジタル化(2値化)しディジタル画像信号として出力端子15に出力し、出力端子15からビデオカメラデータ線16を経て、パーソナル・コンピュータ2にディジタル画像信号が送られる。
ここに、CCD撮像素子13のCCDは、Charge−coupled image device(電荷結合デバイス)の略語であり、図示はしていないが、数ミリメートル角の半導体チップに数十万〜数百万の光電変換要素が、網の目ように縦横にマトリクス状に並べて設置されており、各光電変換要素は、受光した光をアナログ電気信号(画像信号)に変換して出力するようになっている。光電変換要素の1つが出力した画像信号は、画面上で、全体画像の中の1つの部分(以下、「画素」という。)となり、これらの画素が、半導体チップ上での各光電変換要素の配列状態と同一の配置に集合されることにより、1つの画像が構成される。
ここに、砕水箇所B1とは、水が砕ける箇所のことである。図2は、本発明の第1実施例である砕水画像処理式水質推定システム101におけるビデオカメラ1の具体例1Aが撮影する砕水箇所B1の具体例と撮影方法の具体例を説明する図である。図2に示すように、砕水箇所としては、例えば、船舶51の推進機関であるスクリュープロペラ52により、水面S1のうち船舶51の船尾側に生じる波だった箇所B2などが用いられる。撮影時の撮影方向線は図2に示すD2のように斜め方向となっている。
上記したパーソナル・コンピュータ2は、図1(A)に示すように、本体部21と、入力装置26と、表示装置27と、ディスク装置28と、プリンタ29を有して構成されている。
また、本体部21は、入出力インタフェース22と、CPU22と、ROM24と、RAM25を有して構成されている。
CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)22は、図示はしていないが、CPU22の内部での電流(信号)の授受を行うための信号線である内部バスを有しており、この内部バスに、演算部と、レジスタと、クロック生成部と、命令処理部等が接続され、各種データに対して、四則演算(加算、減算、乗算、及び除算)を行い、又は論理演算(論理積、論理和、否定、排他的論理和など)を行い、又はデータ比較、若しくはデータシフトなどの処理を実行し、制御を行う。
ROM(Read Only Memory:読出し専用メモリ)24は、CPU22を制御するための制御プログラムや、CPU22が用いる各種データ等を格納している部分である。ROMとしては、半導体チップにより構成されるものと、ハードディスク装置等が用いられる。ハードディスク装置は、図示はしていないが、その内部に、円盤状の磁気ディスクを有しており、この磁気ディスクをディスク駆動機構により回転駆動し、磁気ヘッドをヘッド駆動機構によって磁気ディスクの任意位置に移動させ、磁気ディスク表面の磁性膜を磁気ヘッドからの書込電流によって磁化することによりデータを記録し、磁化された磁性膜の上を磁気ヘッドが移動する際に磁気ヘッドのコイル等に流れる電流を検出することにより記録データを読み出す装置である。
上記した制御プログラムは、OS(Operating System)等のCPU22の基本ソフトウェアのほか、各種の処理や分析演算等をCPU22に実行させるための命令等の処理手順が、所定のプログラム用言語で記述された文字や記号の集合である。
また、RAM(Random Access Memory:随時書込み読出しメモリ)25は、CPU22により演算された途中のデータ等を一時記憶する部分である。RAMは、半導体チップにより構成されるものが主である。
上記のような構成により、CPU22は、ビデオカメラ1の出力端子15からビデオカメラデータ線16を経てパーソナル・コンピュータ2へ送られ、入出力インタフェース22を経て入力されたディジタル画像信号を、以下に説明するデータ処理方法によって処理し、その結果を接続線20bによって表示装置27に出力する。表示装置27は、CRT(ブラウン管式画像表示装置)、液晶表示器等を有しており、CPU22から送られてきた信号を画像、文字等として画面に表示させることができる。
図1(A)において、符号26で図示された入力装置は、キーボードやポインティング・デバイス等を有しており、CPU22への処理指令やデータの入力等が行われる。ポインティング・デバイスとは、表示装置27の画面上に、矢印状の図形(ポインタ)が表示され、操作によってポインタを移動することができ、かつ画面の任意の位置をクリック等によって選択可能な装置であり、マウスのほか、パッド状のもの、回転可能なボール状のものなどがある。入力装置26に入力された操作指令やデータは、入出力インタフェース22を経て、本体部21内のCPU22へ送られる。
なお、入力部装置26としては、いわゆるタッチパネル装置を用いてもよい。タッチパネル装置とは、表示装置(例えば27)の表面に配置された透明電極を有し、この透明電極が押圧されることによりスイッチ操作が行われる装置である。また、入力装置26としては、いわゆるライトペンも使用可能である。ライトペンは、表示装置(例えば27)の表示面の表面に、光の照射により直接入力を行う装置である。
また、CPU22は、その処理結果を接続線20cによってプリンタ29に出力し、紙等に図又は文字等としてプリントさせることができる。
また、CPU22は、その処理結果を接続線20dによってディスク装置28に出力し、記録ディスクにデータとして記録させ、またデータが記録された記録ディスクからデータを読み出すことができる。
次に、本発明の第1実施例である砕水画像処理式水質推定システム101における画像データ処理の内容について、以下に詳細に説明する。データ処理の説明に先立ち、ビデオカメラ1(又は1A)によって撮影された画像(又は画像データ)の構成について、図3の概念図を参照しつつ説明する。
図3に示すように、ビデオ画像70は、画素Pijの集合により構成されている。1枚のビデオ画像は、図3における上下方向にm個(m:2以上の自然数である上下方向画素数)、図3における水平方向にn個(n:2以上の自然数である水平方向画素数)で、合計k(=m×n)個(k:4以上の自然数)の微少部分(画素)P11〜Pmnによって構成されている。
以下、本発明の第1実施例である砕水画像処理式水質推定システム101においては、風景をビデオカメラ1(又は1A)で撮影した場合には、k(=m×n)個(k:4以上の自然数、m:2以上の自然数である上下方向画素数、かつn:2以上の自然数である水平方向画素数)の画素で構成される1枚分のビデオ画像70が、毎秒a枚分(a:自然数)ずつ得られるものとする。したがって、砕水箇所B1(又はB2)を含む風景をビデオカメラ1(又は1A)で撮影時間t秒の間撮影した場合には、総計(a×t)枚のビデオ画像70(01)〜70(at)が得られ、ディジタル画像信号としてCPU22へ送られることになる。なお、ビデオカメラ1(又は1A)が1秒間に出力するビデオ画像の枚数aとしては、例えば、24、30等の、20〜40の範囲の適宜の値が採用される。
これらのディジタル画像信号に対して、CPU22は、以下のような処理を行う。
まず、CPU22は、ビデオ撮影全時間t秒の期間中、各画像の各画素について、その輝度(その画素の光度を画素面積で割った(除算した)値)を監視する。図4は、本発明の第1実施例である砕水画像処理式水質推定システム101のビデオカメラ画像における画素輝度データの例を示した図であり、図4(A)は、ある画素P1のt秒間の画素輝度の値の変化を示したグラフであり、図4(B)は、他の画素P2のt秒間の画素輝度の値の変化を示したグラフである。
CPU22は、画素P1のすべての輝度データ(図4(A))を大小比較し、t秒間のうち画素P1の輝度としての最高値Lmax1を、画素P1の「最高輝度」とする。同様にして、CPU22は、画素P2のすべての輝度データ(図4(B))を大小比較し、t秒間のうち画素P2の輝度としての最高値Lmax2を、画素P2の「最高輝度」とする。このようにして、図3に示すような1枚のビデオ画像データを構成する全ての画素P11〜Pmnについて同様の処理を行う。この結果、CPU22は、全部の画素P11〜Pmnの輝度が、その画素のt秒間の期間中の最高輝度の値を採用して作成された仮想の画像を得る。この仮想の画像を、以下、「最高輝度画像」といい、そのディジタルデータを、以下、「最高輝度画像データ」という。
また、CPU22は、画素P1のすべての輝度データ(図4(A))を大小比較し、t秒間のうち画素P1の輝度としての最低値Lmin1を、画素P1の「最低輝度」とする。同様にして、CPU22は、画素P2のすべての輝度データ(図4(B))を大小比較し、t秒間のうち画素P2の輝度としての最低値Lmin2を、画素P2の「最低輝度」とする。このようにして、図3に示すような1枚のビデオ画像データを構成する全ての画素P11〜Pmnについて同様の処理を行う。この結果、CPU22は、全部の画素P11〜Pmnの輝度が、その画素のt秒間の期間中の最低輝度の値を採用して作成された仮想の画像を得る。この仮想の画像を、以下、「最低輝度画像」といい、そのディジタルデータを、以下、「最低輝度画像データ」という。
また、CPU22は、上記のようにして得られた最高輝度画像データの個々の画素データから、以下の処理を行う。すなわち、最高輝度画像データの個々の画素の輝度の値が、ある判別値(以下、「第1輝度判別値」という。)以上となる画素データを、「砕水画像領域」内の画素データである、と判別して採用する。最高輝度画像データの画素の輝度の値が、第1輝度判別値未満となる画素データは、「砕水画像領域」を構成する画素データとしては採用されない。このことを、最高輝度画像データの全部の画素データについて行い、ビデオ画像データの一部を砕水画像領域Z1として抽出する。
この処理の内容を、図で示したものが、図5(A)及び図5(B)である。図5(A)は、図2に示す撮影方法によって得られた船舶51の船尾からの波立つ水面の斜め方向のビデオ画像のうち、t秒間の撮影時間のうちのある1枚を図示したものである。このビデオ画像70Aのうち、符号71Aは水平線を示しており、72Aは船尾の輪郭の一部を示している。また、符号73Aで示した部分は、スクリュープロペラ52により撹拌され波だった水面(砕水箇所)を示している。また、符号74Aで示した部分は、水面のうち、73Aのように波だってはいない通常の水面を示している。上述したように、t秒間ビデオカメラ1(又は1A)で撮影すると、70Aのようなビデオ画像が総計(a×t)枚分、得られることになる。図5(A)は、総計(a×t)枚のビデオ画像のうちの1枚分のみを例として示したものである。
図5(B)は、CPU22が上記した処理を行い、ビデオ画像データの一部を砕水画像領域Z1として抽出した結果を、図として示した例である。図5(B)に示すビデオ画像70Bのうち、符号71Bは水平線を示しており、72Bは船尾の輪郭の一部を示している。また、符号Z1で示した部分は、抽出された「砕水画像領域」、すなわちスクリュープロペラ52により撹拌され波だった水面(砕水箇所)に相当する領域を示している。また、符号74Bで示した部分は、水面のうち、Z1以外の領域、すなわち、波だってはいない通常の水面に相当する領域を示している。図5(B)からわかるように、「砕水画像領域」は、「最高輝度画像」のうちの一部であり、抜けている部分(砕水画像領域には含まれない領域)もでてくる。
また、CPU22は、上記のようにして得られた最低輝度画像データの個々の画素データから、以下の処理を行う。すなわち、画素の輝度の値が、第1輝度判別値とは異なる他の判別値(以下、「第2輝度判別値」という。)未満となる画素データを、「非砕水画像領域」内の画素データである、と判別して採用することを、最低輝度画像のうち、上記した砕水画像領域Z1の範囲内に入る全部の画素について行う。これにより、ビデオ画像データの一部を非砕水画像領域Z2として抽出する。
この処理の内容を、図で示したものが、図5(C)である。図5(C)は、CPU22が上記した処理を行い、ビデオ画像データの一部を非砕水画像領域Z2として抽出した結果を、図として示した例である。図5(C)に示すビデオ画像70Cのうち、符号71Cは水平線を示しており、72Cは船尾の輪郭の一部を示している。また、符号Z2で示した部分は、砕水画像領域Z1の全範囲から抽出された「非砕水画像領域」Z2を示している。この非砕水画像領域Z2は、砕水画像領域Z1の領域内にも、ほとんど波だっていない通常の水面があることを示しており、この非砕水画像領域Z2は、CPU22のデータ処理により、砕水画像領域Z1の領域内に存在するほとんど波だっていない通常の水面に相当する画像領域を抽出させたものである。このような領域は、その背景が、波立った(例えば白色に近い)画像領域であることから、水の色がつねに同じような状態で得られる、と考えられる。したがって、抽出された領域Z2を元にして、後述する演算を行えば、水質の悪化を示す指標値を、つねに同じような条件(砕水箇所での画像取得)のもとに得ることができる、と考えられる。なお、図5(C)に示すビデオ画像70Cのうち、符号74Cで示した部分は、水面のうち、Z1以外の領域、すなわち、波だってはいない通常の水面に相当する領域を示している。図5(C)からわかるように、「非砕水画像領域Z2」は、「砕水画像領域Z1」のうちの一部であり、抜けている部分(砕水画像領域には含まれない領域)もでてくる。
また、CPU22は、図4において、画素P1のすべての輝度データ(図4(A))から、画素の輝度の値のt秒間の時間的平均を行った値Lave1(以下、「輝度時間平均値」という。)を算出する。同様に、CPU22は、画素P2のすべての輝度データ(図4(B))から、画素の輝度の値のt秒間の時間的平均を行った値Lave2(以下、「輝度時間平均値」という。)を算出する。CPU22は、このような処理を、非砕水画像領域Z2の範囲内となる全部の画素について行う。その後、CPU22は、非砕水画像領域Z2の範囲内となる全部の画素(画素輝度は輝度時間平均値となっている)について、空間的平均(非砕水画像領域Z2の範囲内となる全部の画素の画素輝度値を総和し、非砕水画像領域Z2の範囲内となる全部の画素の個数で割り算(除算)すること)を行う。この結果として、1つの値(以下、「輝度空間平均値」という。)が算出される。
CPU22は、このような画像処理を、各画素の光三原色成分である赤色成分Rと緑色成分Gと青色成分Bの各々について行う。現在、ビデオカメラ1(又は1A)のデータは、その基本データ様式において、光三原色成分である赤色成分Rと緑色成分Gと青色成分Bに分かれている。
その結果、CPU22は、赤色成分Rの輝度空間平均値をLRとし、緑色成分Gの輝度空間平均値をLGとし、青色成分Bの輝度空間平均値をLBとして得る。
最後に、CPU22は、LG/LBの除算を行う。この結果の値は、青色成分Bの輝度空間平均値LBに対する緑色成分Gの輝度空間平均値LGの比(割合)であり、これは、全体に対する緑色成分Gの比を示している、と考えることができる。葉緑素(例えばクロロフィルa)は、緑色を呈する。したがって、LG/LBの値は、水の中の葉緑素(例えばクロロフィルa)の濃度の指標として用いることができると考えられる。第1実施例の砕水画像処理式水質推定システム101においては、CPU22は、LG/LBの値をもって葉緑素量指標値として出力し、表示装置27に画像や文字(数字)として表示させ、あるいは、プリンタ29でプリントさせ、ディスク装置28において記録ディスクMにデータを記録させる。
また、CPU22は、LR/LBの除算を行う。この結果の値は、青色成分Bの輝度空間平均値LBに対する赤色成分Rの輝度空間平均値LRの比(割合)であり、これは、全体に対する赤色成分Rの比を示している、と考えることができる。水の成分のうち、青色に見える物は水自体であり、緑色に見える物が葉緑素(例えばクロロフィルa)であるとすると、LR/LBの値は、水の中の汚濁物質の濃度の指標として用いることができると考えられる。第1実施例の砕水画像処理式水質推定システム101においては、CPU22は、LR/LBの値をもって濁度指標値として出力し、表示装置27に画像や文字(数字)として表示させ、あるいは、プリンタ29でプリントさせ、ディスク装置28において記録ディスクMにデータを記録させる。
上記した本発明の第1実施例である砕水画像処理式水質推定システム101においては、種々の実験により、以下のような特徴・利点があることがわかった。
曇天どの気象状況によって水質推定値に影響を受けることが少ない。また、人工衛星とは異なり、いつでも定期的な水質推定モニタリングが実施可能である。また、太陽の高度により水質推定結果が変化することはほとんどない。また、水域の水の色により水質推定結果の値は異なることもない。水の色は、結局、青色成分として検出できるからである。また、本発明は、波の存在を積極的に水質推定に利用しており、波の有無や波の画像の量の大小が異なっても水質推定結果の値への影響は少ない。また、ビデオ撮影時の空の色が水に反映し水質推定結果の値に影響を与えることも少ない。
上記した第1実施例において、パーソナル・コンピュータ2は、特許請求の範囲におけるコンピュータに相当している。
なお、本発明は、上記した第1実施例に限定されるものではない。第1実施例は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
例えば、コンピュータとしては、パーソナル・コンピュータ2だけでなく、ワーク・ステーションも利用可能である。また、ビデオカメラとしては、A/Dコンバータ14をビデオカメラ内に内蔵し、外部にディジタル画像信号を出力する、いわゆる「ディジタル・ビデオカメラ」だけでなく、撮影した画像をCCDでアナログ電気信号に電気変換したものを、そのままアナログ画像信号として磁気テープであるビデオテープに録画したり、外部にアナログ画像信号を出力する、いわゆる「アナログ・ビデオカメラ」も利用可能である。アナログ・ビデオカメラを使用する場合には、アナログ・ビデオカメラとコンピュータの間、又はコンピュータ内に、A/Dコンバータ(図示せず)を設け、アナログ・ビデオカメラから送られてきたアナログ電気信号の画像信号を、A/Dコンバータによってディジタル化(2値化)してディジタル電気信号であるディジタル画像信号に変換したうえで、上記した第1実施例と同様の画像信号処理・演算等を行うようにすればよい。
また、砕水箇所としては、上記した船舶の船尾の航跡水面の波だった箇所のほか、図6(A)に示すような水面が泡だっている発泡箇所B3でもよい。このような発泡箇所B3の近傍には、符号S2で示すような略鉛直な水面が存在することがあるからである。また、砕水箇所としては、図6(B)に示すような、水W1が滝の水W2のように落下して水面に当たって砕けるような箇所B4でもよい。このような砕水箇所B4の中にも、砕けた水(白色部分)を背景として水の色を検出可能な領域が存在することがあるからである。
また、砕水箇所は、海だけでなく、湖沼、河川等でも応用可能である。
また、コンピュータ(例えばパーソナル・コンピュータ2)の処理としては、他の処理方法も可能である。例えば、上記の第1実施例のデータ処理において、画素の輝度の時間的平均を行った値である輝度時間平均値を算出することを非砕水画像領域Z2の範囲内の全部の画素について行い、輝度時間平均値の空間的平均を行った値である輝度空間平均値を算出することを非砕水画像領域Z2の全範囲について行った後、このような画像処理を、各画素の光三原色成分である赤色成分Rと緑色成分Gと青色成分Bの各々について行い、赤色成分Rの輝度空間平均値をLRとし、緑色成分Gの輝度空間平均値をLGとし、青色成分Bの輝度空間平均値をLBとし、各色成分の輝度空間平均値の総和(LR+LG+LB)をLSUMとしたとき、LG/LSUMの値をもって葉緑素量指標値とし、LR/LSUMの値をもって濁度指標値とする、というような処理方法である。
また、コンピュータ(例えばパーソナル・コンピュータ2)の処理としては、さらに他の処理方法も可能である。例えば、上記の第1実施例のデータ処理において、画素の輝度の時間的平均を行った値である輝度時間平均値を算出することを非砕水画像領域Z2の範囲内の全部の画素について行い、輝度時間平均値の空間的平均を行った値である輝度空間平均値を算出することを非砕水画像領域Z2の全範囲について行った後、このような画像処理を、各画素の光三原色成分である赤色成分Rと緑色成分Gと青色成分Bの各々について行い、赤色成分Rの輝度空間平均値をLRとし、緑色成分Gの輝度空間平均値をLGとし、青色成分Bの輝度空間平均値をLBとし、各色成分の輝度空間平均値の総和(LR+LG+LB)をLSUMとしたとき、LG/(LR+LB)の値をもって葉緑素量指標値とし、LR/(LG+LB)の値をもって濁度指標値とする、というような処理方法である。
あるいは、コンピュータ(例えばパーソナル・コンピュータ2)の処理としては、さらに他の処理方法も可能である。例えば、コンピュータが、ビデオ撮影全時間中の輝度の振幅値が最大となるものを画素データの値として採用することを全部の画素について行って最大変化輝度画像データを生成し、画素の輝度振幅値が第1輝度振幅判別値以上となる画素データを砕水画像領域内の画素データとして採用することを最大変化輝度画像データの全部の画素について行い、ビデオ画像データの一部を砕水画像領域Z1として抽出し、ビデオ撮影全時間中の輝度が最低となるものを画素データの値としてを採用することを全部の画素について行って最低輝度画像データを生成し、画素の輝度が第3輝度判別値未満となる画素データを非砕水画像領域内の画素データとして採用することを最低輝度画像内の砕水画像領域Z1の全部の画素について行い、ビデオ画像の一部を非砕水画像領域Z2として抽出し、画素の輝度の時間的平均を行った値である輝度時間平均値を算出することを非砕水画像領域Z2の範囲内の全部の画素について行い、輝度時間平均値の空間的平均を行った値である輝度空間平均値を算出することを非砕水画像領域Z2の全範囲について行い、上記画像処理を、各画素の光三原色成分である赤色成分Rと緑色成分Gと青色成分Bの各々について行い、赤色成分Rの輝度空間平均値をLRとし、緑色成分Gの輝度空間平均値をLGとし、青色成分Bの輝度空間平均値をLBとしたとき、LG/LBの値をもって葉緑素量指標値とし、LR/LBの値をもって濁度指標値とする、というような処理方法である。
あるいは、コンピュータ(例えばパーソナル・コンピュータ2)の処理としては、さらに他の処理方法も可能である。例えば、コンピュータが、ビデオ撮影全時間中の輝度が最低となるものを画素データの値として採用することを全部の画素について行って最低輝度画像データを生成し、画素の輝度が第4輝度判別値未満となる画素データを1次抽出画像領域内の画素データとして採用することを最低輝度画像の全部の画素について行い、ビデオ画像データの一部を1次画像領域Z31として抽出し、ビデオ撮影全時間中の輝度が最高となるものを画素データの値として採用することを全部の画素について行って最高輝度画像データを生成し、画素の輝度が第5輝度判別値以上となる画素データを2次抽出画像領域内の画素データとして採用することを最高輝度画像内の1次抽出画像領域Z31の全部の画素について行い、ビデオ画像の一部を2次抽出画像領域Z32して抽出し、画素の輝度の時間的平均を行った値である輝度時間平均値を算出することを2次抽出画像領域Z32の範囲内の全部の画素について行い、輝度時間平均値の空間的平均を行った値である輝度空間平均値を算出することを2次抽出画像領域Z32の全範囲について行い、上記画像処理を、各画素の光三原色成分である赤色成分Rと緑色成分Gと青色成分Bの各々について行い、赤色成分Rの輝度空間平均値をLRとし、緑色成分Gの輝度空間平均値をLGとし、青色成分Bの輝度空間平均値をLBとしたとき、LG/LBの値をもって葉緑素量指標値とし、LR/LBの値をもって濁度指標値とする、というような処理方法である。
あるいは、上記以外の水質推定方法も可能である。例えば、水が砕ける箇所である砕水箇所を含む風景をビデオカメラで撮影時間t秒の間撮影し、k個(k:4以上の自然数)の画素で構成される1枚分のビデオ画像が毎秒a枚分(a:自然数)ずつ得られるようにし、ビデオ撮影全時間中の大部分で画素が白色に近いか、又はビデオ撮影全時間中の画素の輝度の変化が大きい場合に、当該画素を砕水画像領域内の画素として採用することを全部の画素について行い、ビデオ画像の一部を砕水画像領域Z1として抽出し、ビデオ撮影全時間中の大部分で前記画素が黒色に近い場合に、当該画素を非砕水画像領域内の画素として採用することを砕水画像領域Z1の範囲内の全部の画素について行い、砕水画像領域Z1の一部を非砕水画像領域Z2として抽出し、画素の輝度の時間的平均を行った値である輝度時間平均値を算出することを非砕水画像領域Z2の範囲内の全部の画素について行い、輝度時間平均値の空間的平均を行った値である輝度空間平均値を算出することを非砕水画像領域Z2の全範囲について行い、上記画像処理を、各画素の光三原色成分である赤色成分Rと緑色成分Gと青色成分Bの各々について行い、赤色成分Rの輝度空間平均値をLRとし、緑色成分Gの輝度空間平均値をLGとし、青色成分Bの輝度空間平均値をLBとしたとき、LG/LBの値をもって葉緑素量指標値とし、LR/LBの値をもって濁度指標値とする、というような水質推定方法である。
上記した各種の画像信号処理及び演算等は、コンピュータだけでなく、人間が手計算で行ったり、いわゆるポケット・コンピュータや卓上電気計算機(電卓)等の計算機を用いて計算し処理をするようにしてもよい。
本発明は、水域において漁業等を行う第一次産業、水域において各種物品の製造等を行う第二次産業、水域を利用して観光事業等を行う第三次産業、港湾等の新設工事・補修作業等を行う土木・建設業等で実施可能であり、これらの産業で利用可能である。
本発明の第1実施例である砕水画像処理式水質推定システムの構成を示す図である。 本発明の第1実施例である砕水画像処理式水質推定システムにおけるビデオカメラが撮影する砕水箇所と撮影方法を説明する図である。 本発明の第1実施例である砕水画像処理式水質推定システムにおけるビデオカメラの画像の構成を示す図である。 本発明の第1実施例である砕水画像処理式水質推定システムのビデオカメラ画像における画素輝度データの例を示す図である。 本発明の第1実施例である砕水画像処理式水質推定システムにおける画像のデータ処理の手順の一例を説明する図である。 本発明の他の実施例である砕水画像処理式水質推定システムにおけるビデオカメラが撮影する砕水箇所と撮影方法を説明する図である。
符号の説明
1〜1C ビデオカメラ
2 パーソナル・コンピュータ
11 鏡筒
12 レンズ系
13 CCD撮像素子
14 A/Dコンバータ
15 出力端子
16 ビデオカメラデータ線
20a〜20d 接続線
21 本体部
22 入出力インタフェース
23 CPU
24 ROM
25 RAM
26 入力装置
27 表示装置
28 ディスク装置
29 プリンタ
51 船舶
52 スクリュープロペラ
70〜70C ビデオ画像
71A〜71C 水平線
72A〜72C 船尾の一部
73A 砕水箇所
74A〜74C 通常の水面
101 砕水画像処理式水質推定システム
B1〜B4 砕水箇所
B31 発泡箇所
D1〜D4 撮影方向線
ave1、Lave2 平均輝度
max1、Lmax2 最高輝度
min1、Lmin2 最低輝度
M 記録ディスク
P11〜Pmn 画素
S1 水面
S2 略鉛直な水面
V 映像光線
W1 落下直前の水
W2 落下中の水
W3 落下箇所から離れた水
Z1 砕水画像領域
Z2 非砕水画像領域

Claims (9)

  1. 水が砕ける箇所である砕水箇所を含む風景をビデオカメラで撮影時間t秒の間撮影し、k個(k:4以上の自然数)の画素で構成される1枚分のビデオ画像が毎秒a枚分(a:自然数)ずつ得られるようにし、
    ビデオ撮影全時間中の大部分で前記画素が白色に近いか、又は前記ビデオ撮影全時間中の前記画素の輝度の変化が大きい場合に、当該画素を砕水画像領域内の画素として採用することを全部の画素について行い、前記ビデオ画像の一部を砕水画像領域Z1として抽出し、
    ビデオ撮影全時間中の大部分で前記画素が黒色に近い場合に、当該画素を非砕水画像領域内の画素として採用することを前記砕水画像領域Z1の範囲内の全部の画素について行い、前記砕水画像領域Z1の一部を非砕水画像領域Z2として抽出し、
    前記画素の輝度の時間的平均を行った値である輝度時間平均値を算出することを前記非砕水画像領域Z2の範囲内の全部の画素について行い、前記輝度時間平均値の空間的平均を行った値である輝度空間平均値を算出することを前記非砕水画像領域Z2の全範囲について行い、
    上記画像処理を、各画素の光三原色成分である赤色成分Rと緑色成分Gと青色成分Bの各々について行い、前記赤色成分Rの輝度空間平均値をLRとし、前記緑色成分Gの輝度空間平均値をLGとし、前記青色成分Bの輝度空間平均値をLBとしたとき、LG/LBの値をもって葉緑素量指標値とし、LR/LBの値をもって濁度指標値とすること
    を特徴とする砕水画像を用いた水質推定方法。
  2. 水が砕ける箇所である砕水箇所を含む風景をビデオカメラで撮影時間t秒の間撮影し、k個(k:4以上の自然数)の画素で構成される1枚分のビデオ画像が毎秒a枚分(a:自然数)ずつ得られるようにし、
    ビデオ撮影全時間中の大部分で前記画素が白色に近いか、又は前記ビデオ撮影全時間中の前記画素の輝度の変化が大きい場合に、当該画素を砕水画像領域内の画素として採用することを全部の画素について行い、前記ビデオ画像の一部を砕水画像領域Z1として抽出し、
    ビデオ撮影全時間中の大部分で前記画素が黒色に近い場合に、当該画素を非砕水画像領域内の画素として採用することを前記砕水画像領域Z1の範囲内の全部の画素について行い、前記砕水画像領域Z1の一部を非砕水画像領域Z2として抽出し、
    前記画素の輝度の時間的平均を行った値である輝度時間平均値を算出することを前記非砕水画像領域Z2の範囲内の全部の画素について行い、前記輝度時間平均値の空間的平均を行った値である輝度空間平均値を算出することを前記非砕水画像領域Z2の全範囲について行い、
    上記画像処理を、各画素の光三原色成分である赤色成分Rと緑色成分Gと青色成分Bの各々について行い、前記赤色成分Rの輝度空間平均値をLRとし、前記緑色成分Gの輝度空間平均値をLGとし、前記青色成分Bの輝度空間平均値をLBとし、各色成分の輝度空間平均値の総和(LR+LG+LB)をLSUMとしたとき、LG/LSUMの値をもって葉緑素量指標値とし、LR/LSUMの値をもって濁度指標値とすること
    を特徴とする砕水画像を用いた水質推定方法。
  3. 水が砕ける箇所である砕水箇所を含む風景をビデオカメラで撮影時間t秒の間撮影し、k個(k:4以上の自然数)の画素で構成される1枚分のビデオ画像が毎秒a枚分(a:自然数)ずつ得られるようにし、
    ビデオ撮影全時間中の大部分で前記画素が白色に近いか、又は前記ビデオ撮影全時間中の前記画素の輝度の変化が大きい場合に、当該画素を砕水画像領域内の画素として採用することを全部の画素について行い、前記ビデオ画像の一部を砕水画像領域Z1として抽出し、
    ビデオ撮影全時間中の大部分で前記画素が黒色に近い場合に、当該画素を非砕水画像領域内の画素として採用することを前記砕水画像領域Z1の範囲内の全部の画素について行い、前記砕水画像領域Z1の一部を非砕水画像領域Z2として抽出し、
    前記画素の輝度の時間的平均を行った値である輝度時間平均値を算出することを前記非砕水画像領域Z2の範囲内の全部の画素について行い、前記輝度時間平均値の空間的平均を行った値である輝度空間平均値を算出することを前記非砕水画像領域Z2の全範囲について行い、
    上記画像処理を、各画素の光三原色成分である赤色成分Rと緑色成分Gと青色成分Bの各々について行い、前記赤色成分Rの輝度空間平均値をLRとし、前記緑色成分Gの輝度空間平均値をLGとし、前記青色成分Bの輝度空間平均値をLBとしたとき、LG/(LR+LB)の値をもって葉緑素量指標値とし、LR/(LG+LB)の値をもって濁度指標値とすること
    を特徴とする砕水画像を用いた水質推定方法。
  4. 水が砕ける箇所である砕水箇所を含む風景をビデオカメラで撮影時間t秒の間撮影し、k(=m×n)個(k:4以上の自然数、m:2以上の自然数である上下方向画素数、かつn:2以上の自然数である水平方向画素数)の画素で構成される1枚分のビデオ画像が毎秒a枚分(a:自然数)ずつ得られるようにし、
    ビデオ撮影全時間中の輝度が最高となるものを画素の値として採用することを全部の画素について行って最高輝度画像を生成し、
    画素の輝度が第1輝度判別値以上となる画素を砕水画像領域内の画素として採用することを前記最高輝度画像の全部の画素について行い、前記ビデオ画像の一部を砕水画像領域Z1として抽出し、
    ビデオ撮影全時間中の輝度が最低となるものを画素の値として採用することを全部の画素について行って最低輝度画像を生成し、
    画素の輝度が第2輝度判別値未満となる画素を非砕水画像領域内の画素として採用することを前記最低輝度画像内の砕水画像領域Z1の全部の画素について行い、前記ビデオ画像の一部を非砕水画像領域Z2として抽出し、
    前記画素の輝度の時間的平均を行った値である輝度時間平均値を算出することを前記非砕水画像領域Z2の範囲内の全部の画素について行い、前記輝度時間平均値の空間的平均を行った値である輝度空間平均値を算出することを前記非砕水画像領域Z2の全範囲について行い、
    上記画像処理を、各画素の光三原色成分である赤色成分Rと緑色成分Gと青色成分Bの各々について行い、前記赤色成分Rの輝度空間平均値をLRとし、前記緑色成分Gの輝度空間平均値をLGとし、前記青色成分Bの輝度空間平均値をLBとしたとき、LG/LBの値をもって葉緑素量指標値とし、LR/LBの値をもって濁度指標値とすること
    を特徴とする砕水画像を用いた水質推定方法。
  5. 水が砕ける箇所である砕水箇所を含む風景をビデオカメラで撮影時間t秒の間撮影し、k(=m×n)個(k:4以上の自然数、m:2以上の自然数である上下方向画素数、かつn:2以上の自然数である水平方向画素数)の画素で構成される1枚分のビデオ画像が毎秒a枚分(a:自然数)ずつ得られるようにし、
    ビデオ撮影全時間中の輝度の最高値と最低値の差である最大変化の値が最大となるものを画素データの値として採用することを全部の画素について行って最大変化輝度画像を生成し、
    画素の最大変化値が第1輝度変化判別値以上となる画素を砕水画像領域内の画素として採用することを前記最高変化輝度画像の全部の画素について行い、前記ビデオ画像の一部を砕水画像領域Z1として抽出し、
    ビデオ撮影全時間中の輝度が最低となるものを画素の値としてを採用することを全部の画素について行って最低輝度画像を生成し、
    画素の輝度が第3輝度判別値未満となる画素を非砕水画像領域内の画素として採用することを前記最低輝度画像内の砕水画像領域Z1の全部の画素について行い、前記ビデオ画像の一部を非砕水画像領域Z2として抽出し、
    前記画素の輝度の時間的平均を行った値である輝度時間平均値を算出することを前記非砕水画像領域Z2の範囲内の全部の画素について行い、前記輝度時間平均値の空間的平均を行った値である輝度空間平均値を算出することを前記非砕水画像領域Z2の全範囲について行い、
    上記画像処理を、各画素の光三原色成分である赤色成分Rと緑色成分Gと青色成分Bの各々について行い、前記赤色成分Rの輝度空間平均値をLRとし、前記緑色成分Gの輝度空間平均値をLGとし、前記青色成分Bの輝度空間平均値をLBとしたとき、LG/LBの値をもって葉緑素量指標値とし、LR/LBの値をもって濁度指標値とすること
    を特徴とする砕水画像を用いた水質推定方法。
  6. 水が砕ける箇所である砕水箇所を含む風景をビデオカメラで撮影時間t秒の間撮影し、k(=m×n)個(k:4以上の自然数、m:2以上の自然数である上下方向画素数、かつn:2以上の自然数である水平方向画素数)の画素で構成される1枚分のビデオ画像が毎秒a枚分(a:自然数)ずつ得られるようにし、
    ビデオ撮影全時間中の輝度が最低となるものを画素の値として採用することを全部の画素について行って最低輝度画像を生成し、
    画素の輝度が第4輝度判別値未満となる画素を1次抽出画像領域内の画素として採用することを前記最低輝度画像の全部の画素について行い、前記ビデオ画像の一部を1次画像領域Z31として抽出し、
    ビデオ撮影全時間中の輝度が最高となるものを画素の値として採用することを全部の画素について行って最高輝度画像を生成し、
    画素の輝度が第5輝度判別値以上となる画素を2次抽出画像領域内の画素として採用することを前記最高輝度画像内の1次抽出画像領域Z31の全部の画素について行い、前記ビデオ画像の一部を2次抽出画像領域Z32して抽出し、
    前記画素の輝度の時間的平均を行った値である輝度時間平均値を算出することを前記2次抽出画像領域Z32の範囲内の全部の画素について行い、前記輝度時間平均値の空間的平均を行った値である輝度空間平均値を算出することを前記2次抽出画像領域Z32の全範囲について行い、
    上記画像処理を、各画素の光三原色成分である赤色成分Rと緑色成分Gと青色成分Bの各々について行い、前記赤色成分Rの輝度空間平均値をLRとし、前記緑色成分Gの輝度空間平均値をLGとし、前記青色成分Bの輝度空間平均値をLBとしたとき、LG/LBの値をもって葉緑素量指標値とし、LR/LBの値をもって濁度指標値とすること
    を特徴とする砕水画像を用いた水質推定方法。
  7. ビデオカメラと、当該ビデオカメラに電気的に接続されるコンピュータを備え、
    水が砕ける箇所である砕水箇所を含む風景を前記ビデオカメラで撮影時間t秒の間撮影し、k(=m×n)個(k:4以上の自然数、m:2以上の自然数である上下方向画素数、かつn:2以上の自然数である水平方向画素数)の画素データで構成される1枚分のビデオ画像データを毎秒a枚分(a:自然数)ずつ前記コンピュータが得られるようにし、
    前記コンピュータは、
    ビデオ撮影全時間中の輝度が最高となるものを画素データの値として採用することを全部の画素について行って最高輝度画像データを生成し、
    画素の輝度が第1輝度判別値以上となる画素データを砕水画像領域内の画素データとして採用することを前記最高輝度画像データの全部の画素について行い、前記ビデオ画像データの一部を砕水画像領域Z1として抽出し、
    ビデオ撮影全時間中の輝度が最低となるものを画素データの値として採用することを全部の画素について行って最低輝度画像データを生成し、
    画素の輝度が第2輝度判別値未満となる画素データを非砕水画像領域内の画素データとして採用することを前記最低輝度画像内の砕水画像領域Z1の全部の画素について行い、前記ビデオ画像データの一部を非砕水画像領域Z2として抽出し、
    前記画素の輝度の時間的平均を行った値である輝度時間平均値を算出することを前記非砕水画像領域Z2の範囲内の全部の画素について行い、前記輝度時間平均値の空間的平均を行った値である輝度空間平均値を算出することを前記非砕水画像領域Z2の全範囲について行い、
    上記画像処理を、各画素の光三原色成分である赤色成分Rと緑色成分Gと青色成分Bの各々について行い、前記赤色成分Rの輝度空間平均値をLRとし、前記緑色成分Gの輝度空間平均値をLGとし、前記青色成分Bの輝度空間平均値をLBとしたとき、LG/LBの値をもって葉緑素量指標値とし、LR/LBの値をもって濁度指標値として出力すること
    を特徴とする砕水画像処理式水質推定システム。
  8. ビデオカメラと、当該ビデオカメラに電気的に接続されるコンピュータを備え、
    水が砕ける箇所である砕水箇所を含む風景を前記ビデオカメラで撮影時間t秒の間撮影し、k(=m×n)個(k:4以上の自然数、m:2以上の自然数である上下方向画素数、かつn:2以上の自然数である水平方向画素数)の画素データで構成される1枚分のビデオ画像データを毎秒a枚分(a:自然数)ずつ前記コンピュータが得られるようにし、
    前記コンピュータは、
    ビデオ撮影全時間中の輝度の振幅値が最大となるものを画素データの値として採用することを全部の画素について行って最大変化輝度画像データを生成し、
    画素の輝度振幅値が第1輝度振幅判別値以上となる画素データを砕水画像領域内の画素データとして採用することを前記最大変化輝度画像データの全部の画素について行い、前記ビデオ画像データの一部を砕水画像領域Z1として抽出し、
    ビデオ撮影全時間中の輝度が最低となるものを画素データの値としてを採用することを全部の画素について行って最低輝度画像データを生成し、
    画素の輝度が第3輝度判別値未満となる画素データを非砕水画像領域内の画素データとして採用することを前記最低輝度画像内の砕水画像領域Z1の全部の画素について行い、前記ビデオ画像の一部を非砕水画像領域Z2として抽出し、
    前記画素の輝度の時間的平均を行った値である輝度時間平均値を算出することを前記非砕水画像領域Z2の範囲内の全部の画素について行い、前記輝度時間平均値の空間的平均を行った値である輝度空間平均値を算出することを前記非砕水画像領域Z2の全範囲について行い、
    上記画像処理を、各画素の光三原色成分である赤色成分Rと緑色成分Gと青色成分Bの各々について行い、前記赤色成分Rの輝度空間平均値をLRとし、前記緑色成分Gの輝度空間平均値をLGとし、前記青色成分Bの輝度空間平均値をLBとしたとき、LG/LBの値をもって葉緑素量指標値とし、LR/LBの値をもって濁度指標値とすること
    を特徴とする砕水画像処理式水質推定システム。
  9. ビデオカメラと、当該ビデオカメラに電気的に接続されるコンピュータを備え、
    水が砕ける箇所である砕水箇所を含む風景をビデオカメラで撮影時間t秒の間撮影し、k(=m×n)個(k:4以上の自然数、m:2以上の自然数である上下方向画素数、かつn:2以上の自然数である水平方向画素数)の画素データで構成される1枚分のビデオ画像データを毎秒a枚分(a:自然数)ずつ前記コンピュータが得られるようにし、
    前記コンピュータは、
    ビデオ撮影全時間中の輝度が最低となるものを画素データの値として採用することを全部の画素について行って最低輝度画像データを生成し、
    画素の輝度が第4輝度判別値未満となる画素データを1次抽出画像領域内の画素データとして採用することを前記最低輝度画像の全部の画素について行い、前記ビデオ画像データの一部を1次画像領域Z31として抽出し、
    ビデオ撮影全時間中の輝度が最高となるものを画素データの値として採用することを全部の画素について行って最高輝度画像データを生成し、
    画素の輝度が第5輝度判別値以上となる画素データを2次抽出画像領域内の画素データとして採用することを前記最高輝度画像内の1次抽出画像領域Z31の全部の画素について行い、前記ビデオ画像の一部を2次抽出画像領域Z32して抽出し、
    前記画素の輝度の時間的平均を行った値である輝度時間平均値を算出することを前記2次抽出画像領域Z32の範囲内の全部の画素について行い、前記輝度時間平均値の空間的平均を行った値である輝度空間平均値を算出することを前記2次抽出画像領域Z32の全範囲について行い、
    上記画像処理を、各画素の光三原色成分である赤色成分Rと緑色成分Gと青色成分Bの各々について行い、前記赤色成分Rの輝度空間平均値をLRとし、前記緑色成分Gの輝度空間平均値をLGとし、前記青色成分Bの輝度空間平均値をLBとしたとき、LG/LBの値をもって葉緑素量指標値とし、LR/LBの値をもって濁度指標値とすること
    を特徴とする砕水画像処理式水質推定システム。
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