JP2006280521A - Respiratory auxiliary device - Google Patents
Respiratory auxiliary device Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006280521A JP2006280521A JP2005102822A JP2005102822A JP2006280521A JP 2006280521 A JP2006280521 A JP 2006280521A JP 2005102822 A JP2005102822 A JP 2005102822A JP 2005102822 A JP2005102822 A JP 2005102822A JP 2006280521 A JP2006280521 A JP 2006280521A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bag
- blower
- air
- fan
- assistance device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Respiratory Apparatuses And Protective Means (AREA)
Abstract
Description
本発明は、例えば睡眠時に呼吸を補助する呼吸補助装置に関する。 The present invention relates to a respiratory assistance device that assists breathing during sleep, for example.
従来より、睡眠時に呼吸が一時的に停止する睡眠時無呼吸症候群を治療する場合や、いびきの軽減を図る場合に、例えば特許文献1に開示されているような呼吸補助装置が使用されている。この特許文献1のものは、送風機のファンにより大気を大気圧よりも約5hpa〜20hpaくらい高くなるように昇圧してホースを介し鼻孔部に連続的に供給するように構成されている。このように大気圧よりも高い圧力状態の大気を鼻孔部に連続的に供給することで、使用者の上気道内が睡眠時に陽圧に保たれて上気道の閉塞が防止されて、呼吸の停止を回避することができ、またいびきを軽減することができる。
しかしながら、特許文献1のような呼吸補助装置においては、昇圧した大気を上気道内に連続的に供給しているので、使用者は大気圧よりも高い雰囲気中で呼吸を行うこととなる。このため、特に息を吐くときに息苦しさを感じ、このことによって快適な使用感が得られ難いという問題がある。
However, in the breathing assistance apparatus such as
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、呼吸補助装置を使用する際に感じる息苦しさを抑えることができるようにして、快適な使用感が得られるようにすることにある。 The present invention has been made in view of such a point, and an object of the present invention is to make it possible to suppress a feeling of breathing when using a breathing assistance device so that a comfortable feeling of use can be obtained. Is to make it.
上記目的を達成するために、本発明では、送風機のファンから送風された空気を一旦、袋状部材に流入させてから使用者に供給するようにした。 In order to achieve the above object, in the present invention, the air blown from the fan of the blower is once introduced into the bag-like member and then supplied to the user.
具体的には、請求項1の発明では、大気を昇圧して送風するファンが設けられた送風機と、上記送風機に接続され、上記ファンにより送風された空気が流入する袋状部材と、上記袋状部材の内部に接続され、該袋状部材の内部の空気を使用者の上気道内に供給する供給部とを備えている構成とする。
Specifically, in the invention of
この構成によれば、大気が、送風機のファンによって大気圧よりも約5hpa〜20hpaくらい高くなるように昇圧されてから袋状部材に一旦流入する。この袋状部材に流入した大気は供給部を介して使用者の上気道内に連続的に供給され、使用者の上気道内が睡眠時に陽圧に保たれる。上記供給部により大気が供給されている状態で、使用者が呼吸の際に息を吐くと吐かれた息が供給部に逆流し、この息の逆流により供給部内の圧力が上昇する。このとき、供給部と送風機との間には袋状部材が設けられているため、供給部内で上昇した圧力が袋状部材の内部にも作用し、該袋状部材の内部の圧力が上昇して該袋状部材が膨張する。この袋状部材が膨張することにより、該袋状部材の容積が拡大するので、供給部内の圧力が必要以上に上昇するのが緩和され、使用者が息苦しさを感じるのが解消される。 According to this structure, air | atmosphere is once flowed into a bag-shaped member, after being pressure | voltage-risen so that it may become about 5 hpa-20 hpa higher than atmospheric pressure with the fan of an air blower. The air flowing into the bag-like member is continuously supplied into the user's upper airway via the supply unit, and the user's upper airway is kept at a positive pressure during sleep. When the user breathes out while breathing in a state where the supply unit supplies air, the exhaled breath flows back to the supply unit, and the pressure in the supply unit increases due to the backflow of the breath. At this time, since the bag-shaped member is provided between the supply unit and the blower, the pressure increased in the supply unit also acts on the inside of the bag-shaped member, and the pressure inside the bag-shaped member increases. The bag-like member expands. When the bag-like member expands, the volume of the bag-like member increases, so that an increase in the pressure in the supply unit more than necessary is mitigated, and the user feels uncomfortable.
請求項2の発明では、請求項1の発明において、袋状部材は送風機を囲むように形成されている構成とする。
In the invention of
この構成によれば、送風機が袋状部材で囲まれているので、送風機のファンが回転した際の音が袋状部材により減衰されて、使用者に聞こえる呼吸補助装置の作動音が小さくなる。 According to this configuration, since the blower is surrounded by the bag-like member, the sound when the fan of the blower rotates is attenuated by the bag-like member, and the operation sound of the respiratory assistance device that can be heard by the user is reduced.
請求項3の発明では、請求項2の発明において、送風機にはファンを回転駆動するモータが設けられ、袋状部材は上記モータを囲むように形成されている構成とする。
In the invention of
この構成によれば、モータが袋状部材により囲まれているので、モータの回転音も袋状部材により減衰されて、使用者に聞こえる呼吸補助装置の作動音がより一層小さくなる。 According to this configuration, since the motor is surrounded by the bag-like member, the rotation sound of the motor is also attenuated by the bag-like member, and the operation sound of the respiratory assistance device that can be heard by the user is further reduced.
請求項4の発明では、請求項1〜3のいずれか1つの発明において、送風機を収容するケーシングを備え、上記送風機には大気吸引孔が形成され、上記ケーシングにおける上記送風機の大気吸引孔と対向する箇所には、大気取入孔が形成され、上記ケーシングの大気取入孔周縁と上記送風機との間には、上記大気吸引孔に吸引される大気を濾過する弾性材からなるフィルタが設けられている構成とする。 According to a fourth aspect of the present invention, in the invention according to any one of the first to third aspects, the apparatus includes a casing that houses a blower, wherein the blower is formed with an air suction hole and faces the air suction hole of the blower in the casing. An air intake hole is formed at a location where the air is taken, and a filter made of an elastic material that filters the air sucked into the air suction hole is provided between the air intake hole periphery of the casing and the blower. The configuration is as follows.
この構成によれば、送風機のファンが回転すると、大気がケーシングの大気取入孔からフィルタを通って濾過されてから送風機の大気吸引孔に流入し、使用者の上気道内に供給される。上記ファンの回転時には送風機に振動が発生するが、上記フィルタは弾性材からなりケーシングの大気取入孔周縁と送風機との間に設けられているので、送風機からケーシングに伝わる振動がフィルタにより減衰される。 According to this configuration, when the fan of the blower rotates, the air is filtered through the filter from the air intake hole of the casing and then flows into the air suction hole of the blower and is supplied into the upper airway of the user. When the fan rotates, vibration is generated in the blower. Since the filter is made of an elastic material and is provided between the peripheral edge of the air intake hole of the casing and the blower, the vibration transmitted from the blower to the casing is attenuated by the filter. The
請求項5の発明では、請求項1の発明において、袋状部材は、使用者が睡眠時に用いる枕である構成とする。
In the invention of claim 5, in the invention of
この構成によれば、袋状部材を使用者の枕として有効に活用することが可能になる。 According to this configuration, the bag-like member can be effectively used as a user's pillow.
請求項6の発明では、請求項5の発明において、袋状部材は、使用者の呼吸により膨張と収縮とを繰り返すように構成されているものとする。 According to a sixth aspect of the present invention, in the fifth aspect of the present invention, the bag-like member is configured to repeat expansion and contraction by the breathing of the user.
この構成によれば、使用者の呼吸により該使用者の枕の高さを変化させることが可能になる。 According to this configuration, the height of the user's pillow can be changed by the user's breathing.
請求項1の発明によれば、ファンにより送風された大気を袋状部材に流入させてから使用者の上気道内に供給するようにしたので、使用者が息を吐くときに息苦しさを感じるのを解消でき、快適な使用感を得ることができる。 According to the first aspect of the present invention, since the air blown by the fan is introduced into the bag-like member and then supplied into the upper airway of the user, the user feels uncomfortable when exhaling. Can be eliminated and a comfortable feeling of use can be obtained.
請求項2の発明によれば、送風機を袋状部材で囲むようにしたので、使用者に聞こえる呼吸補助装置の作動音を小さくすることができて、より一層快適な使用感を得ることができる。
According to the invention of
請求項3の発明によれば、モータを袋状部材で囲むようにしたので、使用者に聞こえる呼吸補助装置の作動音をより一層小さくすることができる。
According to the invention of
請求項4の発明によれば、ケーシングの大気取入孔周縁と送風機との間に弾性材からなるフィルタを設けたので、大気を濾過するフィルタを用いて送風機からケーシングに伝わる振動を減衰させることができる。これにより、コストの高騰を招くことなく、呼吸補助装置の作動音をより一層小さくすることができる。
According to the invention of
請求項5の発明によれば、袋状部材で枕を構成したので、袋状部材を有効に活用することができる。 According to invention of Claim 5, since the pillow was comprised with the bag-shaped member, a bag-shaped member can be utilized effectively.
請求項6の発明によれば、使用者の呼吸により該使用者の枕の高さを変化させることができる。
According to invention of
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
(実施形態1)
図2は、本発明の実施形態1に係る呼吸補助装置1を示すものである。この呼吸補助装置1は、睡眠時に呼吸が一時的に停止する睡眠時無呼吸症候群を治療する際や、いびきを軽減する際等に用いられるものである。この呼吸補助装置1は、大気を送風する送風部2と、該送風部2から送風された大気を使用者の上気道に供給する供給部3とを備えている。
(Embodiment 1)
FIG. 2 shows a
上記送風部2は、平面視で略矩形状の樹脂製ケーシング4を備えている。該ケーシング4の厚み寸法は約45mm〜約60mmに設定され、また、長さ寸法は約297mmに設定され、さらに、幅寸法は約210mmに設定されている。つまり、この送風部2は平面視でA4判の用紙と略同じ大きさであり、持ち運びが容易に行えるようになっている。
The
図1に示すように、上記ケーシング4は上下方向に2分割され、上側ケーシング部材5と下側ケーシング部材6とで構成されている。ケーシング4の内部には、図3にも示すように、隔壁7が設けられている。該隔壁7によりケーシング4の内部が送風機8を収容する送風機収容空間9と、該送風機8を制御する制御装置10を収容する制御装置収容空間11とに仕切られている。上記隔壁7は、下側ケーシング部材6の底壁6a内面から上側ケーシング部材5の上壁5a内面まで延びていて、ケーシング4の分割構造に対応して上下方向の中間位置で上下方向に分割されている。また、制御回路収容空間11を挟んで隔壁7と反対側に位置する側壁は、後述する操作スイッチ類が配設されたコントロールパネル4aとされている。
As shown in FIG. 1, the
図3に示すように、上記送風機収容空間9は平面視で略正方形状に形成されている。該送風機収容空間9の略中央部には、送風機8が配置固定されている。該送風機8の上半部には、遠心式ファン13(図3にのみ示す)をその回転軸が上下方向に向くようにして収容するファンハウジング14が設けられている。このファンハウジング14の外形は、厚肉な円盤状に形成されている。ファンハウジング14の上壁略中央部には大気吸引孔15がベルマウス状に開口する一方、ファンハウジング14の周壁部には該ファンハウジング14内部と連通する吐出管16が外部へ突出するように一体成形されている。
As shown in FIG. 3, the
図1に示すように、上記ファンハウジング14の底壁略中央部には上記ファン13を駆動するモータ17が設けられている。ファン13の回転軸にモータ17の出力軸が連結されている。該モータ17は、ファンハウジング14に固定されて、送風機8の下半部を構成している。
As shown in FIG. 1, a
上記モータ17の外径はファンハウジング14の外径よりも小さく設定され、このため、平面視でファンハウジング14の外周側がモータ17よりも径方向外側に膨出しており、モータ17とファンハウジング14との間には段差が形成されている。ファンハウジング14内部の外周側は、ファン13から送り出された大気が集合する集合通路19とされている。
The outer diameter of the
上記モータ17の下面と下側ケーシング部材6の底壁6a内面との間には、弾性材としてのゴムを環状に成形してなるモータ支持部材20が設けられている。このモータ支持部材20の外径は、モータ17の外径と略同じに設定されていて、モータ17の底面外周側がモータ支持部材20により下側ケーシング部材6の底壁6a内面に弾性支持されている。尚、モータ支持部材20は、例えば発泡樹脂等で構成してもよい。
Between the lower surface of the
上記送風機収容空間9には、図3にも示すように、送風機8の外面全周を囲むように長く延びる袋状部材22が収容されている。この袋状部材22は、樹脂製のフィルム材からなるものであり、上下方向の寸法は、上側ケーシング部材5の上壁5a内面と下側ケーシング部材6の底壁6a内面との離間距離と略同じに設定されている。
As shown in FIG. 3, the
袋状部材22の長手方向一端側には、ファンハウジング14の吐出管16が接続される接続管24が設けられている。接続管24と袋状部材22の内部とは連通している。吐出管16と接続管24との内径及び外径は略同じに設定されている。これら吐出管16と接続管24との外周には、該吐出管16と接続管24とを結合するための筒状の結合部材25が嵌められている。この袋状部材22の容積は、ファン13による大気の送風時に約0.7リットル〜約0.8リットルとなるように設定されている。上記送風機8及び袋状部材22は、送風部2を構成している。
A connecting
袋状部材22の長手方向他端部には、送気管27の基端側が接続される接続管28が設けられている。上記送気管27は、内径が約12mmとされ供給部3の一部を構成するものであり、隔壁7を貫通して制御装置収容空間11内をコントロールパネル4a側へ向けて延び、先端が該コントロールパネル4aの外面に開口している。上記送気管27と接続管28との内径及び外径は略同じに設定され、該送気管27と接続管28との外周には上記結合部材25と同様な結合部材29が嵌められ、袋状部材22内の大気が送気管27に流入するようになっている。
A connecting
図1に示すように、上側ケーシング部材5におけるファンハウジング14の大気吸引孔15と対向する箇所には、小径の大気取入孔30が互いに間隔をあけて多数形成されている。これら大気取入孔30から送風機8に大気が取り入れられるようになっている。
As shown in FIG. 1, a large number of small-diameter air intake holes 30 are formed at intervals in the upper casing member 5 at positions facing the air suction holes 15 of the
上記送風機8の大気吸引孔15とケーシング4の大気取入孔30周縁との間には、軟質の発泡樹脂からなる弾性材を円盤状に成形したフィルタ31が配設されている。該フィルタ31は、送風機8に吸引される大気を濾過するためのものであり、気泡の大きさが互いに異なる複数種の発泡樹脂を重ね合わせて構成されている。このフィルタ31の厚さ寸法は、ファンハウジング14の上面と該上面に対向する上側ケーシング部材5の上壁5a内面との離間寸法よりも長く設定されており、従って、フィルタ31は、送風機8のファンハウジング14と上側ケーシング部材5の大気取入孔30形成箇所とにより圧縮変形した状態で挟持されている。
Between the
また、送風機8の大気吸引孔15を発泡樹脂で覆うようにしているので、ファン13の回転音や吸気音が上側ケーシング部材5の大気取入孔30から外部に洩れるのが抑制される。
Further, since the
また、制御装置10は、モータ17へ流す電力を制御することで、該モータ17を回転させたり停止させるとともに回転数を変化させることができる従来周知のものである。この制御装置10は、送気管27よりも下方に配設された電源基板32と、送気管27よりも上方に配設されたコントロール基板33とを備え、これら両基板32、33は下側ケーシング部材6の底壁6aと略平行に延びるように配置されている。そして、図示しないが、上記モータ17と制御装置10とは接続線により接続され、該接続線を介して制御装置10の電力がモータ17に供給されるようになっている。
Moreover, the
上記電源基板32には、コントロールパネル4aに配設された電源コード接続部35が接続されている。この電源コード接続部35に接続された電源コード(図示せず)から電源基板32に電力が供給されている。さらに、図4に示すように、この電源基板32には、コントロールパネル4aに配設された電源スイッチ36や電源が入っているか否かを表示するランプ37が接続されている。また、コントロール基板33には、コントロールパネル4aに配設された圧力アップスイッチ38及び圧力ダウンスイッチ39が接続されている。上記圧力アップスイッチ38が押されると制御装置9によりモータ17へ流れる電流が増やされてモータ17の回転数が増大する一方、上記圧力ダウンスイッチ39が押されると反対にモータ17へ流れる電流が減らされて回転数が減少する。
A power
上記送気管27の下流端には、送気ホース40の上流端が接続されている。該送気ホース40は、使用者の顔に装着されるマスク41に送風部2の大気を供給するためのものである。つまり、本発明の供給部3は、送気管27、送気ホース40及びマスク41で構成されている。
The upstream end of the
上記マスク41は、図5に示すように、耳の上部に掛けてマスク41を顔に固定するための固定部42と、該固定部42から目の上方へ湾曲した後、鼻の上部近傍まで延びる湾曲部43と、該湾曲部43に取り付けらて鼻孔部を覆うように形成された覆い部44とで構成されている。固定部42と湾曲部43とは管状部材を成形してなるものであり、固定部42に送気ホース40の下流端が接続される一方、湾曲部43の端部は覆い部44の鼻孔部側で開口していて、固定部42の内部に流入した大気は湾曲部43の内部から覆い部44の鼻孔部側に流入するようになっている。
As shown in FIG. 5, the
また、一般に、人間が睡眠時に呼吸する際、1回当たりの大気吸入量は平均して約0.5リットルで、呼吸回数は1分間に約15回であり、従って、1分間に必要な大気の量は約7.5リットルである。この実施形態では、大気を鼻孔部に供給する際の漏れ量等も考慮して、1分間当たりの大気供給量が約15リットルとなるように、ファン13の回転数が設定されるとともに、送風機8が構成されている。
In general, when a person breathes during sleep, the average amount of air inhaled per one time is about 0.5 liters, and the number of breaths is about 15 times per minute. Is about 7.5 liters. In this embodiment, the rotational speed of the
次に、上記のように構成された呼吸補助装置1の動作について説明する。まず、使用者がマスク41の固定部42を耳に掛けるとともに、覆い部44で鼻孔部を覆うようにしてマスク41を顔に固定する。その後、電源スイッチ36を入れると、モータ17によりファン13が駆動されて、ケーシング4の大気取入孔30から取り入れられた大気がフィルタ31で濾過された後、送風機8の大気吸引孔15からファンハウジング14の内部に吸引される。該ファンハウジング14の内部に吸引された大気は、ファン13により大気圧よりも高い圧力状態となるように昇圧されるとともに集合通路19で集合して吐出管16から袋状部材22内に流入する。
Next, operation | movement of the
上記送風機8が作動するとファン13やモータ17の回転音が発生するが、これらファン13やモータ17は袋状部材22で囲まれているので、回転音がケーシング4の外部へ漏れにくくなっている。また、ファン13の回転時には振動も発生するが、送風機8の大気吸引孔15周縁と上側ケーシング部材5の大気取入孔30周縁との間に挾まれているフィルタ31が弾性材からなるものであるため、送風機8から上側ケーシング部材5に伝わる振動がフィルタ31により減衰される。さらに、送風機8と下側ケーシング部材6との間にゴムからなるモータ支持部材20を配設しているので、このモータ支持部材20により送風機8から下側ケーシング部材6に伝わる振動が減衰される。
When the
そして、大気が袋状部材22に流入すると、該袋状部材22は送風機8外面に密着するように膨らむ。この袋状部材22内の大気は、送気管27を通って送気ホース40を流れマスク41の固定部42から湾曲部43を介して覆い部44の鼻孔部側から鼻孔部に連続的に供給され、上気道が陽圧に保たれる。これにより、使用者の上気道が閉塞するのを抑制できて呼吸の停止を回避することが可能になる。
When the air flows into the bag-
上記鼻孔部に昇圧した大気を供給している場合に、使用者が呼吸時に息を吐くと吐かれた息がマスク41bの覆い部44から送気ホース40に逆流し、供給部3内の圧力が上昇する。供給部3内の圧力が上昇することで、袋状部材22の内部の圧力が上昇し、該袋状部材22がケーシング4の隅々にまで広がるように膨らんで容積が拡大する。このことで、供給部3内の圧力が必要以上に上昇するのが確実に緩和される。一方、使用者が息を吸った場合には、袋状部材22がわずかに収縮して袋状部材22の容積が縮小する。
When the pressurized air is supplied to the nostril portion, when the user exhales during breathing, the exhaled breath flows back to the
また、袋状部材22は、膨らんだ状態で送風機8のファンハウジング14下面の外周側に密着しており、このファンハウジング14下面には袋状部材22により上方へ向かう力が作用している。これにより、送風機8がモータ支持部材20に強く密着するのが回避されて、送風機8の振動が下側ケーシング部材6に伝わり難くなる。
Further, the bag-
また、上記供給部3により鼻孔部に供給される大気の圧力は、圧力アップスイッチ38及び圧力ダウンスイッチ39を操作することにより、大気圧よりも約5hpa〜約20hpa高い範囲で任意に設定することが可能となっている。
Further, the atmospheric pressure supplied to the nostril portion by the
以上説明したように、この実施形態に係る呼吸補助装置1によれば、送風機8のファン13により昇圧した大気を袋状部材22に一旦流入させてから使用者の鼻孔部に供給するようにしたので、使用者が呼吸時に息苦しさを感じるのを解消することができる。また、上記袋状部材22をケーシング4内で送風機8を囲むように設けたので、使用者に聞こえる呼吸補助装置1の作動音を小さくすることができる。これらのことにより、呼吸補助装置1の使用感を快適なものとすることができる。
As described above, according to the
また、モータ17を袋状部材22で囲むようにしたので、ケーシング4の外部に洩れるモータ17の回転音も小さくすることができる。これにより、呼吸補助装置1の作動音をさらに小さくすることができて、使用感をより一層快適なものとすることができる。
Further, since the
また、送風機8の大気吸引孔15周縁と上側ケーシング部材5の大気取入孔30周縁とで弾性材からなるフィルタ31を挟むようにしたので、大気を濾過するフィルタ31を用いて送風機8からケーシング4に伝わる振動を減衰させることができる。これにより、コストの高騰を招くことなく、騒音をより一層小さくすることができる。
Further, since the
また、吐出管16の下流端を袋状部材22の内部で開口させているので、送風機8からの吐出音を袋状部材22の内部で消音させることができる。
Moreover, since the downstream end of the
尚、マスク41の構造は上記実施形態1のものに限られず、例えば、図6に示す変形例のように、一対の管状体53を鼻孔部に直接差し込んで上気道内に大気を供給するようにしてもよい。この変形例のマスク41は、上記管状体53と、耳の上部に掛けるように形成されて鼻の上部近傍まで延びマスク41を顔に固定する固定部50と、該固定部50から鼻の下部近傍まで延び上記管状体53を支持する支持部51とで構成されている。管状体53の鼻孔部と反対側の端部に送気ホース40の下流端が接続されている。また、支持部51の鼻に接触する部位には、柔軟性を有するバッド52が設けられていて、マスク41を顔に固定した際に鼻に跡が残らないようになっている。
The structure of the
(実施形態2)
図7〜図10は、本発明の実施形態2に係る呼吸補助装置1の袋状部材22を用いて構成した枕60を示すものである。この実施形態2の呼吸補助装置1は、実施形態1のものとは、袋状部材22の形状及び配設位置が異なるだけで他の部分は同じであるため、以下、実施形態1と同じ部分には同じ符号を付し、異なる部分を詳細に説明する。
(Embodiment 2)
7-10 shows the
すなわち、この実施形態2では、袋状部材22がケーシング10に収容されておらず、該袋状部材22で枕60を構成している。該枕60は、上記袋状部材22と、該袋状部材22の上面及び下面を覆うカバー部材61と、使用者の首をサポートするサポート部材62とを備えている。袋状部材22の形状は、側面視で一側へ行くほど上下寸法が短くなる略扇状をなし、かつ平面視で略矩形状をなしており、上面と下面の形状は略同じ平坦面とされている。袋状部材22の上下寸法が長い側には、送風機8の吐出管16に接続される接続管63と、送気ホース40とが接続されている。
That is, in the second embodiment, the bag-shaped
上記カバー部材61は、袋状部材22の下面に沿って略平坦に延びる下側部65と、該下側部65における袋状部材22の上下寸法が短い側から該袋状部材22の上面に沿って略平坦に延びる上側部66とを備えており、これらは、1枚の板材を折り曲げて構成されている。上側部66は下側部65に対し上下方向に接離するようになっている。下側部65の両側縁部には上方へ延びる下側縦板部67が形成され、上側部66の両側縁部には下方へ延びる上側縦板部68が形成されている。また、袋状部材22の上面が略平坦面とされているので、該上面の略全体が上側部66の下面に密着するようになっている。
The
上記サポート部材62は、使用者の首の後側の形状に対応するように形成された湾曲部69と、該湾曲部69の両側縁部から突出する一対の突出部70とを備えている。サポート部材62の湾曲部69は、上側部66の幅方向両端に亘って延びていて、袋状部材22の上下寸法が短い側で上側部66の上面を覆うように配置されている。一方、下側縦板部67における袋状部材22の上下寸法が長い側には、略水平に延びるピン71が外方へ延びるように設けられている。また、上側縦板部68の湾曲部69側には、上記ピン71と同様に延びる支軸72が設けられている。上記突出部70の基端側には、上側縦板部68の支軸72が挿通する基端側挿通孔73が形成され、先端側には、下側縦板部67のピン71が挿通する先端側挿通孔74が形成されている。先端側挿通孔74は突出部70の長手方向に長く延びており、ピン71が先端側挿通孔74内を長手方向に移動可能となっている。
The
上記湾曲部69及び上側部66の上面には、クッション材75(図10にのみ示す)が設けられている。尚、図示しないが、上記クッション材75の上面やカバー部材61の下面を布製カバー等により覆うようにしてもよい。
A cushion material 75 (shown only in FIG. 10) is provided on the upper surfaces of the
そして、送風機8が作動すると、大気が接続管63より袋状部材22内に流入し、該袋状部材22内の圧力が上昇して該袋状部材22が膨らむ。このとき、上側部66の下面に袋状部材22の上面の略全体が密着しているので、袋状部材22の膨張力が上側部66に確実に作用して、該上側部66が持ち上げられた状態になるとともに、サポート部材62は、湾曲部69が上方に移動するように支軸72周りに回動する(図10(a)に示す)。また、サポート部材62の突出部70の先端側挿通孔74内をピン71が移動して、サポート部材62がスムーズに回動する。
When the
上記送風機8による大気の送風量は、使用者が息を吸うときに袋状部材22が膨張したままにならず、収縮するように設定されている。従って、使用者が息を吸うと、袋状部材22内の圧力が下がり該袋状部材22が収縮する。この袋状部材22の収縮により、上側部66が下方へ移動するととともに、サポート部材62は、湾曲部69が下方に移動するように支軸72周りに回動する(図10(b)に示す)。つまり、使用者の呼吸により上側部66及びサポート部材62の高さ、すなわち枕60の高さが変化する。
The amount of air blown by the
したがって、この実施形態2に係る呼吸補助装置1によれば、実施形態1と同様に、送風機8のファン13により昇圧した大気を袋状部材22に一旦流入させてから使用者の鼻孔部に供給するようにしたので、呼吸補助装置1の使用感を快適なものとすることができる。
Therefore, according to the
また、袋状部材22により使用者の枕60を構成するようにしたので、袋状部材22を有効に活用することができる。また、使用者の呼吸により枕60の高さを変化させることができる。
Moreover, since the user's
尚、供給部3は送風部2の大気を上気道内に供給することができるものであればよく、上記実施形態以外の構造であってもよい。
In addition, the
さらに、送風機8には遠心式ファン13以外のファンを設けてもよい。
Further, the
以上説明したように、本発明に係る呼吸補助装置は、例えば睡眠時無呼吸症候群の治療やいびきの軽減を図る場合に用いることができる。 As described above, the respiratory assistance device according to the present invention can be used, for example, when treating sleep apnea syndrome or reducing snoring.
1 呼吸補助装置
3 供給部
4 ケーシング
8 送風機
13 ファン
15 大気吸引孔
17 モータ
22 袋状部材
30 大気取入孔
31 フィルタ
60 枕
DESCRIPTION OF
Claims (6)
上記送風機に接続され、上記ファンにより送風された空気が流入する袋状部材と、
上記袋状部材の内部に連通し、該袋状部材の内部の空気を使用者の上気道内に供給する供給部とを備えていることを特徴とする呼吸補助装置。 A blower provided with a fan for boosting air and blowing air;
A bag-like member connected to the blower and into which the air blown by the fan flows;
A breathing assistance device, comprising: a supply unit that communicates with the inside of the bag-like member and supplies air inside the bag-like member into the upper airway of the user.
袋状部材は送風機を囲むように形成されていることを特徴とする呼吸補助装置。 The respiratory assistance device according to claim 1,
A breathing assistance device, wherein the bag-like member is formed so as to surround the blower.
送風機にはファンを回転駆動するモータが設けられ、
袋状部材は上記モータを囲むように形成されていることを特徴とする呼吸補助装置。 The respiratory assistance device according to claim 2,
The blower is provided with a motor that rotates the fan,
A breathing assistance device, wherein the bag-like member is formed so as to surround the motor.
送風機を収容するケーシングを備え、
上記送風機には大気吸引孔が形成され、
上記ケーシングにおける上記送風機の大気吸引孔と対向する箇所には、大気取入孔が形成され、
上記ケーシングの大気取入孔周縁と上記送風機との間には、上記大気吸引孔に吸引される大気を濾過する弾性材からなるフィルタが設けられていることを特徴とする呼吸補助装置。 In the respiratory assistance apparatus as described in any one of Claims 1-3,
A casing for housing the blower,
An air suction hole is formed in the blower,
At the place facing the air suction hole of the blower in the casing, an air intake hole is formed,
A breathing assistance device, wherein a filter made of an elastic material for filtering the air sucked into the air suction hole is provided between the periphery of the air intake hole of the casing and the blower.
袋状部材は、使用者が睡眠時に用いる枕を構成していることを特徴とする呼吸補助装置。 The respiratory assistance device according to claim 1,
A breathing assistance device, wherein the bag-like member constitutes a pillow used by a user during sleep.
袋状部材は、使用者の呼吸により膨張と収縮とを繰り返すように構成されていることを特徴とする呼吸補助装置。 The respiratory assistance device according to claim 5,
The breathing assistance device, wherein the bag-like member is configured to repeat expansion and contraction by a user's breathing.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005102822A JP2006280521A (en) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | Respiratory auxiliary device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005102822A JP2006280521A (en) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | Respiratory auxiliary device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006280521A true JP2006280521A (en) | 2006-10-19 |
Family
ID=37403048
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005102822A Pending JP2006280521A (en) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | Respiratory auxiliary device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006280521A (en) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009066645A1 (en) * | 2007-11-22 | 2009-05-28 | Nagasaki Tlo Co., Ltd. | Airway-opening device |
JP2010148871A (en) * | 2008-12-16 | 2010-07-08 | Edmund Scott Davis | Method for optimizing breathing titration by using head positioning pillow |
US11071669B2 (en) | 2008-12-16 | 2021-07-27 | Banyan Licensing L.L.C. | Methods for using head positioning pillows to optimize respiratory titration |
-
2005
- 2005-03-31 JP JP2005102822A patent/JP2006280521A/en active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009066645A1 (en) * | 2007-11-22 | 2009-05-28 | Nagasaki Tlo Co., Ltd. | Airway-opening device |
JP2010148871A (en) * | 2008-12-16 | 2010-07-08 | Edmund Scott Davis | Method for optimizing breathing titration by using head positioning pillow |
US11071669B2 (en) | 2008-12-16 | 2021-07-27 | Banyan Licensing L.L.C. | Methods for using head positioning pillows to optimize respiratory titration |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11712532B2 (en) | Breathing assistance apparatus | |
JP5295949B2 (en) | Apparatus and method for the treatment of positive airway pressure therapy | |
JP6987639B2 (en) | Fluid connector with face sticker | |
JP3687981B2 (en) | Mask and vent assembly therefor | |
US7913692B2 (en) | CPAP mask and system | |
US6371738B2 (en) | Mounting arrangement | |
JP4595036B2 (en) | Respirator wearing device and breathing mask | |
JP6422880B2 (en) | Motion stabilizer system for respiratory interface devices | |
WO2014097518A1 (en) | Cpap device | |
WO2015019574A1 (en) | Cpap device and blower unit for cpap device | |
JP2011143255A (en) | Flexible cpap mask | |
JP2006280521A (en) | Respiratory auxiliary device | |
JPH10337326A (en) | Tracheotomy tube | |
JP2021535771A (en) | Patient interface device including the nose and the nose | |
CN106687166B (en) | Fluid connecting conduit for patient interface device | |
CN117561094A (en) | Airflow control structure for respiratory therapy system | |
JPH10201591A (en) | Air conditioning pillow | |
JP2005000183A (en) | Respiration aid device |