JP2006276686A - 文書読上げ装置およびコンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 利用者に対し、迅速、かつ効率的な文書閲覧環を可能とする文書読上げ装置を提供する。
【解決手段】文書読上げ装置において、カーソル制御部3は、カーソルを進める早送り、もしくはカーソルを戻す巻戻しを行う。カーソル停止位置制御部4は、早送りあるいは巻戻し中に、入力される停止指示を受信して、カーソルを停止させ、カーソルの停止位置に基づいて求められる所定の区切り位置にカーソルを移動させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、Webページ等に表現されたテキストを音声で読上げる、文書読上げ装置およびプログラムに関する。
PC(Personal Computer)上のウインドウの状態や、Web(World Wide Web)ページの情報を視覚で捕えられることができない視覚障害者は、ウインドウやWebページに表現された情報を、出力される音声によって認識する。このとき、スクリーンリーダと称される音声読上げソフトウェアを利用する。
市販のスクリーンリーダには、Webページの文章閲覧のための多くの機能が備えられており、各操作はキーボードに割り当てられていることから、キーボードで全ての操作が可能である。
視覚障害者は、晴眼者同様に、迅速に、効率よくWebページの情報を理解し、必要な情報の取捨選択をしたいという要求をする傾向があり、操作に慣れるに従ってこの傾向は顕著になる。
視覚障害者の多くは、Webページ内のリンクにはページの概要を示す重要な事柄が明記されている場合が多いため、最初に、Webページ内のリンクのみの読上げを聞くという特徴がある。しかしながら、Webページは、過去のページ履歴や広告などナビゲーション的な内容がリンクの大半を占め、実際の本文のリンクは非常に少ないものや、リンクのみの読上げを聞いても内容の判断が難しいものも多く、ページの最初から最後までの読上げを聞かなければ、必要な情報の取捨選択は難しいと考えられる。
このような状況に対し、市販のスクリーンリーダには、効率のよい閲覧を可能にするために、読上げ中の早送りや巻戻しの機能が備えられている。早送りや巻戻しとは、あらかじめソフトウェア毎に定められた所定の単位分、現在位置からカーソルを進める、あるいはカーソルを戻す機能のことである。また、あらかじめ定められた単位とは、多くのソフトが、1文字ごと、1行ごと、1文ごと、の3種類のうちのいずれかであることが多い。
カーソル移動後は、利用者からの要求があれば、読上げを開始する場合と、要求がなくても自動的に読上げを開始する場合など、ソフトウェアによって仕様が異なる。中には、1段落ごと、10行ごとといった早送りや巻き戻しが可能なソフトウェアも存在する。
ところで、従来、早送り、あるいは巻戻しを行う場合、一旦、文書の読上げを停止させ、早送り、あるいは巻戻しの後に、再度文書の読上げを開始するといった煩雑な操作を手動で行う必要があったのに対し、文書の任意の位置までの早送りまたは巻戻し中であっても文書の読上げができる仕組み、すなわち、読上げ最中であっても希望の操作を指示できる仕組みが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−140085号公報
しかしながら、あらかじめ定められた単位分カーソルを移動するという機能は、必ずしも利用者が希望する区切りの良い個所にカーソルが移動できるとは限らない。進みすぎた場合は戻す必要があり、また、戻りすぎた場合は進める必要があり、逆に手戻しが必要になる。
本発明は上記事情に基づいてなされたものであり、利用者に対し、迅速、かつ効率的な文書閲覧環境を提供できる、文書読上げ装置およびコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために本発明は、文書をカーソルの位置に従って音声で読上げる文書読上げ装置であって、カーソルを進める早送り、もしくは前記カーソルを戻す巻戻しを行うカーソル制御部と、前記早送りあるいは前記巻戻し中に、入力される停止指示を受信して、前記カーソルを停止させ、前記カーソルの停止位置に基づいて求められる所定の区切り位置に前記カーソルを移動させるカーソル停止位置制御部と、を有することを特徴とする文書読上げ装置である。
本発明は、上記に記載の発明において、カーソル停止位置制御部は、前記早送りあるいは前記巻戻し中に、入力される停止指示を受信して前記カーソルを停止させ、前記カーソルの停止位置の前後の最も近い句読点、あるいは句読点に相当する箇所が存在する位置まで前記カーソルを移動させることを特徴とする。
本発明は、上記に記載の発明において、前記早送り、もしくは巻戻しの際に、前記カーソルが予め設定される所定の単位で移動する毎に外部に通知のために出力するカーソル通過通知部を有することを特徴とする。
本発明は、上記に記載の発明において、前記カーソル停止位置制御部によって、前記カーソルが移動される位置から音声を読み上げることを再開する音声読み上げ再生部
を有することを特徴とする。
本発明は、文書をカーソルの位置に従って音声で読上げる文書読上げ装置のコンピュータに、カーソルを進める早送り、もしくは前記カーソルを戻す巻戻しを行うステップと、入力される停止指示を受信して前記カーソルを停止させるステップと、前記カーソルの停止位置に基づいて求められる所定の区切り位置に前記カーソルを移動させるステップと、を実行させるためのコンピュータプログラムである。
本発明によれば、早送りもしくは巻戻し中に、停止指示が入力されたときに、利用者が希望する区切りの良い所定の区切り位置にカーソルを停止させるように制御することで、手戻しが多かった従来の視覚障害者の読上げにおける問題解決に有効となり、閲覧効率の向上を図ることができる。
また、早送りもしくは巻戻し指示が入力されたとき、カーソルが、設定された所定の単位で移動する毎に外部に通知することで、早送りや巻戻し中のおおよその文書経過点が把握できるようになり、文書閲覧効率の一層の向上につながる。
更に、早送りもしくは巻戻し中に、停止指示が入力されたとき、最も近い句読点、あるいは句読点に相当する箇所が存在する位置まで進む、もしくは戻る制御を実行することで、例えば、文節、タイトル、リンクの途中でのカーソル停止を回避することができ、特に、視覚でカーソルの移動が確認できない視覚障害者に対する文書内容の理解に貢献することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る文書読上げ装置の内部構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る文書読上げ装置は、入力・指示部1と、入力内容制御部2と、カーソル制御部3と、カーソル停止位置制御部4と、音声読上げ再生部5と、カーソル通過通知部6と、カーソル通知単位記録部7で構成される。
入力・指示部1は、ジョイスティックやキーボード、マウス等の入力装置であり、例えば、ジョイスティックの場合にはスティックを右へ倒すと早送り、左へ倒すと巻戻しの指示を入力することができる。なお、入力・指示部1は、音声入力であってもよく、この場合、音声認識装置などが適用される。
入力内容制御部2は、利用者が入力・指示部1を用いて入力した指示入力を取込み、取込んだ指示に従って他の機能部を動作させる。入力内容制御部2は、読上げ指示制御部21と、位置移動指示制御部22と、カーソル通過通知単位制御部23と、位置移動停止制御部24で構成される。
読上げ指示制御部21は利用者により入力される読上げ開始あるいは読上げ終了の指示(以下、開始の指示を音声読上げ指示、終了の指示を音声読上げ終了指示と記載)を受信し、また、位置移動指示制御部22は利用者により入力される早送りや巻戻し指示を受信し、いずれもカーソル制御部3を制御する。カーソル通過通知単位制御部23は、利用者に対してカーソル移動に関する通知を行うための所定の単位を事前設定する機能を有し、利用者が入力・指示部1を操作して入力するデータ(一定の単位)を取込み、取込んだデータをカーソル通知単位記録部7に記録する。更に、位置移動停止制御部24は、早送りあるいは巻戻し中に、利用者により入力されるカーソル停止指示(以下、停止指示と記載)を受信し、カーソル停止位置制御部4を制御する。
カーソル制御部3は、入力内容制御部2によって取込まれる音声読上げ指示、音声読上げ終了指示あるいは、早送り、巻戻し指示に基づく制御を実行する機能を有し、カーソル位置検出部31と、カーソル移動部32と、カーソル移動距離管理部33で構成される。
カーソル位置検出部31は、後述するカーソル移動カウンタを内蔵し、当該カウンタから現在のカーソル停止位置を検出し、カーソル移動部32は、カーソル移動距離管理部33で管理されるカーソルの移動単位に従ってカーソルの移動制御を行う。また、カーソル移動距離管理部33は、カーソルの実際の移動距離を管理し、カーソル移動距離を内部のカーソル移動距離管理テーブルに記録する。
カーソル停止位置制御部4は、入力内容制御部2によって取込まれる停止指示に基づく制御を実行する機能を有し、カーソル停止位置補正部41と、カーソル停止部42で構成される。
カーソル停止位置補正部41は、後述するように、カーソルが一旦停止した位置に基づいて求められる所定の区切り位置まで進む、あるいは戻るためのテキストサーチ機能を有し、カーソル停止部42は、カーソル停止位置補正部41により出力されたカーソル停止位置にカーソルを停止させる機能を有する。
ここで、上記の所定の区切り位置とは、例えば、停止位置前後の最も近くの位置にある句読点、あるいは句読点に相当する箇所である。句読点に相当する箇所とは、新聞記事のような、タイトルと本文から構成される文章については、タイトルの前後の箇所のことであり、Webページのような場合には、リンクの前後の箇所のことである(以下、句読点、あるいは句読点に相当する箇所を句読点等と記載)。このようにすることで、文節、タイトル、リンクの途中でのカーソル停止を回避することができる。
なお、前後の句読点等までの距離が同じ場合は、利用者に対し、前に戻るか、先へ進めるか選択させるなどの方法が考えられる。
音声読上げ再生部5は、実際にテキストを読上げる機能を有し、読上げファイル取得部51と、読上げ再生部52と、音声ピッチ変更部53で構成される。
読上げファイル取得部51は、例えば、Webページからテキストを取得し、読上げ再生部52は取得したテキストを音声出力する。また、音声ピッチ変更部53は、早送りや巻戻し指示を受信したときに、再生ピッチを短くする機能を有する。
カーソル通過通知部6は、予め設定された方法でカーソルの通過を外部へ通知する機能を有し、通知制御部61と、通知部62で構成される。
通知制御部61は、カーソル通知単位記録部7に記録された通知単位、例えば、利用者またシステムが予め設定した文字数やバイト数など、カーソルが一定単位移動したかどうかを、カーソル移動距離管理部33の取得したカーソルの実際の移動距離と照合し、移動していれば、通知部62を起動し、通知部62は、効果音を出力する、或いは、音声により利用者に移動を通知する、或いは、画面に出力する。
図2から図5は、図1に示す本実施形態に係る文書読上げ装置のカーソルの移動開始から停止に至る処理を示したフローチャートであり、以下、フローチャートを参照しながら、文書読上げ装置の動作について詳細に説明する。
図2は、早送り、巻戻し、文字数通知に関する処理の流れを示している。ここでは、まず、利用者が入力・指示部1により早送りもしくは巻戻し指示を入力したとする(S21)。入力内容制御部2は、位置移動指示制御部22が早送りもしくは巻戻し指示を受信してカーソル制御部3を制御し、カーソル位置検出部31が内蔵するカーソル移動カウンタを初期設定(n=0)する(S22)。
また、カーソル通過通知部6の通知制御部61では、カーソル通知単位記録部7を参照して音の通知単位を検出し(S23)、その単位αを、内蔵のカウンタにセットする(S24)。一方、カーソル制御部3では、カーソル移動部32によりカーソル移動制御を開始し(S25)、一文字進む毎にカーソル移動カウンタの値に1を加える(S26)。
また、カーソル停止位置制御部4では、停止指示を受信したか否かを常に監視している(S27)。停止指示は、利用者が入力・指示部1を操作して停止指示を入力し、入力内容制御部2の位置移動停止制御部24がこれを受信して出力することにより、カーソル停止位置制御部4によって検出される。ここで、カーソル停止位置制御部4が停止指示を受信していなかった場合は、カーソル通過通知部6の通知制御部61が、カーソル移動カウンタが示す値nと音の通知単位αとの比較を行い(S28)、一致したときに通知部62を介して効果音により外部に出力する(S29)。また、カーソル移動カウンタが示す値nから音の通知単位分αを減算して新たなカーソル移動カウンタの値としてセットし、S25の処理へ戻る(S30)。カーソル移動カウンタが示す値nが音の通知単位αに満たない場合はS25以降の処理を繰り返す。
利用者が文書を閲覧する場合、一定文字数、バイト数、句読点ごと、或いは、利用者またはシステムが予め設定した文字数やバイト数など、所定の単位だけカーソルが移動する毎に、移動した文字数等を通知することで、文書読上げのおおよその移動距離を利用者に理解させることができる。
本実施形態によれば、利用者がこの単位を事前に入力・指示部1を用いて設定し、入力内容制御部2のカーソル通過通知単位制御部23がこの値を取り込み、カーソル通知単位記録部7に記録している。そして、カーソル通過通知部6の通知制御部61がこの値を読み出して内部に設定し、カーソルが設定された単位分移動するたびに通知部62を起動し、通知部62が、効果音を出力する構成になっている。なお、通知部62の効果音の出力を、音声、画面に出力で代替してもよい。これは、巻戻し、早送りに限らず、読上げ一般に適用可能である。
なお、図2のS27の判定処理において、カーソル停止位置制御部4が停止指示を受信した場合は、図3に示す、停止位置によるカーソル移動制御を実行する。
すなわち、カーソル停止位置制御部4は、停止位置が、文節の切れ目でないか否かを判定する(S31)。停止位置が文節の切れ目でない場合には、S36の処理に進む。一方、停止位置が文節の切れ目の場合、カーソル停止位置制御部4は、直前の句読点等までの文字数を内蔵のカウンタβにセットする(S32)。更に、直後の句読点等までの文字数を内蔵のカウンタγにセットする(S33)。そして、内蔵のカウンタβ、γにセットされている文字数の比較を行う(S34)。ここで、カウンタβの直前の句読点等までの文字数がカウンタγの直後の句読点等までの文字数より小さいか等しい場合、直前の句読点等までカウンタβにセットされている文字分だけカーソルを移動させ(S35)、S36の処理に進む。
一方、カウンタβの直前の句読点までの文字数がカウンタγの直後の句読点までの文字数より多い場合は、直後の句読点までカウンタγにセットされていた文字分だけカーソルを移動させ(S38)、S36の処理に進む。
S36において、カーソル停止位置制御部4は、停止位置がリンク、タイトルの途中であるか否かを判定する(S36)。停止位置が、リンク、タイトルの途中であった場合、カーソル停止位置制御部4のカーソル停止位置補正部41は、リンク、タイトルの末尾までカーソルを移動させて、後述する音声読上げ(再生)処理を音声読上げ再生部5に実行させる(S37)。一方、停止位置が、リンク、タイトルの途中でない場合、すなわち句読点等の位置の場合にも、後述する音声読上げ(再生)処理を音声読上げ再生部5に実行させる。
カーソル停止位置の次の文字から読上げを開始した際、カーソル停止位置が文節の途中の場合、文節の途中から読上げが開始されても、特に視覚でカーソルの移動が確認できない視覚障害者は、内容を理解することが困難である。
図3に示すフローチャートは、その停止位置を、停止を指示された位置から最も近い句読点等に移動させる制御を実行している。句読点等までの距離は文字数、バイト数などで判定する。具体的には、停止した位置の文字の前後をサーチし、最も近い位置にある句読点等の位置を検出する。句読点等まで戻るためのサーチは、カーソル停止位置制御部4のカーソル停止位置補正部41が行い、その結果に基づいてカーソル停止部42がカーソルを停止させる。
図4は、音声読上げに関する処理の流れを示している。まず、利用者が入力・指示部1を操作して音声読上げ指示を入力する。入力内容制御部2はこれを取り込み、カーソル制御部3に出力し、カーソル制御部3が音声読上げ指示を受信する(S40)。カーソル制御部3は、音声読上げ指示を受信した場合、あるいはS36においてカーソル停止位置制御部4が、句読点等の位置にカーソルを移動させた後に、カーソル位置検出部31に現在のカーソル位置を検出させ(S41)、検出されるカーソル位置を含む音声読上げ指示を音声読上げ再生部5に送信する。音声読上げ再生部5は、音声読上げ指示を受信し、音声読上げ指示とともに受信するカーソル位置に従い音声読上げ再生を実行する(S42)。カーソル制御部3が、音声読上げ再生中に、早送りもしくは巻戻し指示を受信しているか否かを判定し(S43)、早送りもしくは巻戻し指示を受信している場合、カーソル制御部3は、図2に示すS22以降の処理を実行する(S43)。一方、カーソル制御部3が、早送りもしくは巻戻し指示を受信していない場合、カーソル制御部3は、利用者が入力・指示部1を操作することにより入力されて送信される音声読上げ終了指示を、受信しているか否かを判定する(S44)。カーソル制御部3が、音声読上げ終了指示を受信している場合には、カーソル停止位置制御部4にカーソルを停止させ、音声読上げ再生部5に音声読上げの処理を終了させる。カーソル制御部3が、音声読上げ終了指示を受信していない場合には、S42の音声読上げ再生処理を継続させる(S43)。
なお、音声読上げ終了指示により、音声読上げの処理を終了させる際、音声読上げ終了指示を受信した際のカーソル位置でカーソルを停止させるようにしてもよいが、カーソル制御部3が、カーソル停止位置制御部4のカーソル停止位置補正部41に句読点等の位置にまでカーソルの位置を補正させ、カーソルを当該句読点等の位置まで移動させた後にカーソル停止部42により停止させるようにしてもよい。
ここで、音声読上げ再生とは、読上げファイル取得部51が、例えば、Webページからテキストデータを取得し、読上げ再生部52が取得したテキストを音声出力することで実行される。また、音声ピッチ変更部53は、早送りや巻戻し指示を受信したときに、再生ピッチを短くする制御を実行する。
図5に上記した読上げファイル取得部51によるテキストデータ取得の処理の流れが示されている。図5に示されるように、対象がWebページであった場合(S51)、読上げファイル取得部51が指示されたWebページからテキストデータを取得する(S52)。そして、利用者から音声読上げ指示が入力された場合、これを受信し(S53“Yes”)、図4に示す、音声読上げ再生部5によるS41以降の処理を実行し、受信していない場合は、更に、早送りもしくは巻戻し指示を受信したか否かを判定する(S54)。ここで、早送りもしくは巻戻し指示を受信していた場合は、図2にS22以降で示すカーソル停止位置制御部4による、早送りもしくは巻戻しの処理を実行し、受信していない場合は、上記したS53以降の処理を繰り返す。
以上説明のように、本発明は、早送りもしくは巻戻し中に停止指示が利用者の操作により入力されたときに、利用者が希望する位置にカーソルを停止させるように制御するものであり、このことにより、手戻しが多かった従来の視覚障害者の音声読上げソフトウェアにおける問題解決をはかり、閲覧効率の向上につなげるものである。また、早送りもしくは巻戻し指示が入力されたとき、カーソルが、設定された所定の単位で移動する毎に外部に通知するものであり、早送りや巻戻し中のおおよその文書経過点が把握できるようになり、文書閲覧効率の一層の向上につながる。
更に、早送りもしくは巻戻し中に、停止指示が入力されたとき、最も近い句読点が存在する位置まで進む、もしくは戻る制御を実行して再生を再開することで、例えば、文節、タイトル、リンクの途中でのカーソル停止を回避することができ、特に、視覚でカーソルの移動が確認できない視覚障害者に対する文書内容の理解を高めることができる。
なお、図1に示す、入力内容制御部2、カーソル制御部3、カーソル停止位置制御部4、音声読上げ再生部5、カーソル通過通知部6のそれぞれで実行される手順をコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって本発明の文書読上げ装置を実現することができる。ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周辺装置等のハードウェアを含む。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
以上、この発明の実施形態について、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明の一実施形態に係る文書読上げ装置の内部構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る文書読上げ装置の動作を説明するために引用したフローチャートである。 本実施形態に係る文書読上げ装置の動作を説明するために引用したフローチャートである。 本実施形態に係る文書読上げ装置の動作を説明するために引用したフローチャートである。 本実施形態に係る文書読上げ装置の動作を説明するために引用したフローチャートである。
符号の説明
1…入力・指示部、2…入力内容制御部、3…カーソル制御部、4…カーソル停止位置制御部、5…音声読上げ再生部、6…カーソル通過通知部、7…カーソル通知単位記録部

Claims (5)

  1. 文書をカーソルの位置に従って音声で読上げる文書読上げ装置であって、
    カーソルを進める早送り、もしくは前記カーソルを戻す巻戻しを行うカーソル制御部と、
    前記早送りあるいは前記巻戻し中に、入力される停止指示を受信して、前記カーソルを停止させ、前記カーソルの停止位置に基づいて求められる所定の区切り位置に前記カーソルを移動させるカーソル停止位置制御部と、
    を有することを特徴とする文書読上げ装置。
  2. カーソル停止位置制御部は、
    前記早送りあるいは前記巻戻し中に、入力される停止指示を受信して前記カーソルを停止させ、前記カーソルの停止位置の前後の最も近い句読点、あるいは句読点に相当する箇所が存在する位置まで前記カーソルを移動させることを特徴とする請求項1に記載の文書読上げ装置。
  3. 前記早送り、もしくは巻戻しの際に、前記カーソルが予め設定される所定の単位で移動する毎に外部に通知のために出力するカーソル通過通知部
    を有することを特徴とする請求項1または2に記載の文書読上げ装置。
  4. 前記カーソル停止位置制御部によって、前記カーソルが移動される位置から音声を読み上げることを再開する音声読み上げ再生部
    を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の文書読上げ装置。
  5. 文書をカーソルの位置に従って音声で読上げる文書読上げ装置のコンピュータに、
    カーソルを進める早送り、もしくは前記カーソルを戻す巻戻しを行うステップと、
    入力される停止指示を受信して前記カーソルを停止させるステップと、
    前記カーソルの停止位置に基づいて求められる所定の区切り位置に前記カーソルを移動させるステップと、
    を実行させるためのコンピュータプログラム。

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