JP2006275872A - Rotation sensor - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、磁気を利用した回転センサに係り、部品が少なく製造が容易な回転センサに関する。 The present invention relates to a rotation sensor using magnetism, and more particularly to a rotation sensor that has few parts and is easy to manufacture.
回転センサのひとつとして磁気を利用した回転センサがある。すなわち、回転する対象物に磁気ICを臨ませると共に、この磁気ICを通る磁場を形成する磁石を設けておき、対象物の回転によって生じる磁気変化を磁気ICが信号に変換することによって、その信号を後段で処理すれば回転に関する情報を検出することができる。 One of the rotation sensors is a rotation sensor using magnetism. That is, a magnetic IC is allowed to face a rotating object, a magnet that forms a magnetic field passing through the magnetic IC is provided, and a magnetic change caused by the rotation of the object is converted into a signal by the magnetic IC. Can be detected at a later stage to detect information about rotation.
磁気ICから後段までの信号伝達にはケーブルが使用される。例えば、検出した回転情報を対象物の回転制御に役立てようとする場合、対象物に対して非接触に設置した回転センサからECU(エレクトリックコントロールユニット)までケーブルを引き回すことになる。 A cable is used for signal transmission from the magnetic IC to the subsequent stage. For example, when the detected rotation information is to be used for rotation control of an object, a cable is routed from a rotation sensor installed in a non-contact manner to the object to an ECU (electric control unit).
図6に示されるように、一般に、磁気IC61には、その信号を磁気IC61の外へ取り出すためのリード62が磁気IC61内部から外部へ突き出すように形成されており、一方、ケーブル63は、複数の導体素線64を撚り合わせたケーブル導体65が絶縁被覆66で覆われている。このケーブル導体65を上記リード62に電気的に接続し、かつ物理的に固定するために、従来は、接続端子67と呼ばれる部材をケーブル導体65にかしめ付け、その接続端子67をリード62にはんだ付けしている。これはケーブル63から絶縁被覆66を剥き取ってケーブル導体65を露出させるワイヤーストリップを行うと、複数の導体素線64がばらばらになってしまい、そのようなばらけたケーブル導体65を上記リード62にはんだ付けするのが困難だからである。
As shown in FIG. 6, in general, the magnetic IC 61 is formed such that a lead 62 for taking out the signal out of the magnetic IC 61 protrudes from the inside of the magnetic IC 61, while the
しかしながら、従来技術では、本来接続するべき磁気IC61とケーブル63のほかに接続端子67という余分な部材が必要であるため、部品コストが高くなっている。
However, in the prior art, an extra member such as the connection terminal 67 is required in addition to the magnetic IC 61 and the
また、接続作業という観点から見ると、接続端子67をケーブル導体65にかしめる接続作業と、接続端子67をリード62にはんだ付けする接続作業の2工程の接続作業が必要であるため、製造コストが高くなっている。また、接続箇所が2箇所あるので、それぞれの接続箇所における接続不具合が全体の歩留まりを低下させることになる。 Further, from the viewpoint of the connection work, since the connection work of caulking the connection terminal 67 to the cable conductor 65 and the connection work of soldering the connection terminal 67 to the lead 62 are necessary, the manufacturing cost is required. Is high. In addition, since there are two connection locations, a connection failure at each connection location reduces the overall yield.
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、部品が少なく製造が容易な回転センサを提供することにある。 SUMMARY OF THE INVENTION Accordingly, an object of the present invention is to provide a rotation sensor that solves the above problems and is easy to manufacture with few parts.
上記目的を達成するために本発明は、回転する対象物による磁気変化を信号に変換する磁気ICにその信号を取り出すためのリードが形成されており、複数の導体素線を撚り合わせたケーブル導体が上記リードに接続かつ固定されている回転センサにおいて、上記ケーブル導体は、複数の導体素線同士があらかじめ互いに溶着されて一体化されており、この一体化されたケーブル導体が上記リードに接続かつ固定されているものである。 In order to achieve the above object, the present invention provides a cable conductor in which a lead for taking out a signal is formed on a magnetic IC that converts a magnetic change caused by a rotating object into a signal, and a plurality of conductor wires are twisted together. In the rotation sensor connected to and fixed to the lead, the cable conductor is integrated by previously welding together a plurality of conductor strands, and the integrated cable conductor is connected to the lead and It is fixed.
上記一体化されたケーブル導体が上記リードに抵抗溶接されていてもよい。 The integrated cable conductor may be resistance welded to the lead.
上記一体化されたケーブル導体が上記リードにはんだ付けされていてもよい。 The integrated cable conductor may be soldered to the lead.
本発明は次の如き優れた効果を発揮する。 The present invention exhibits the following excellent effects.
(1)部品が少なく、しかも製造が容易になる。 (1) The number of parts is small, and the manufacturing becomes easy.
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。 Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
図1に、本発明に係る回転センサを側面より透視して示す。磁気IC1は、半導体チップ2と、その半導体チップ2に電気的に接続されたリード3とをプラスチックあるいはセラミックのパッケージ(図示せず)に収容したものである。パッケージより外を磁気IC1の外部という。リード3は磁気IC1の内部から外部に突き出している。
FIG. 1 shows a rotation sensor according to the present invention as seen through from the side. The
ケーブル4は、複数の導体素線5を撚り合わせたケーブル導体6が絶縁被覆7で覆われ、さらにシース8で覆われている。そのケーブル4の端末から所定の距離のところまで絶縁被覆7が剥離されてケーブル導体6が露出され、さらに所定の距離のところまでシース8が剥離されている。
In the
図1の形態にあっては、ケーブル導体6は、複数の導体素線5同士があらかじめ超音波溶接によって互いに溶着されて一体化されることで、リード3に溶接可能な寸法に纏められており、このケーブル導体6がリードに抵抗溶接によって接続かつ固定されている。ここでは、ケーブル導体6とリード3を互いの長手方向に重ねることにより、ケーブル4と磁気IC1が一直線状に繋がっている。
In the form of FIG. 1, the
ケーブル4と磁気IC1は、樹脂モールド9により覆われている。
The
一体化の手順を詳しく述べると、図2(a)に示されるように、シース8が剥離されて絶縁被覆7が表れている状態において、ケーブル導体6の端末から必要な所定距離のところで絶縁被覆7を切断し、その切断された絶縁被覆片7aを端末の方へ移動させる。このとき、絶縁被覆片7aがケーブル導体6の端末から外れないところで移動を止める。これにより、絶縁被覆7と絶縁被覆片7aとの間にケーブル導体6が露出する。このケーブル導体6は、まだ複数の導体素線5が撚り合わさっただけで、一体化はしていないが、端末が絶縁被覆片7aによって覆われているため、導体素線5がばらけることはない。
The integration procedure will be described in detail. As shown in FIG. 2A, in the state where the
次に、図2(b)に示されるように、この露出している複数の導体素線5に対して図示しない超音波溶接手段から超音波を印加することによって、これら複数の導体素線5を互いに溶着させ一体化させる。また、この溶着の際、図示しない成形手段により、円形であったケーブル導体6の断面形状を角形に成形する。このとき、ケーブル導体6とリード3との接触面積が所望した接触面積となるよう成形寸法を調節する。
Next, as shown in FIG. 2B, by applying ultrasonic waves to the exposed plurality of
次に、図2(c)に示されるように、一体化したケーブル導体6を絶縁被覆片7aの手前で切断することにより、絶縁被覆片7aとその中に含まれている未溶着の導体素線5を除去する。これにより、断面が角形で一本に纏まったケーブル導体6が得られる。
Next, as shown in FIG. 2 (c), the integrated
このようにして一本に纏めたケーブル導体6を図1のようにリード3に抵抗溶接するのは容易なことである。抵抗溶接の条件は上記接触面積と共に選定するべきものであり、その後のモールド成形時に加わる圧力の2倍以上の圧力に耐えられる程度の引っ張り強度が得られるように選定するとよい。
It is easy to resistance-weld the
この実施形態によれば、接続端子という余分な部材が不要であるため、部品コストが節約される。また、接続作業という観点から見ると、抵抗溶接作業の1工程であるため、製造コストが節約される。接続箇所が1箇所になったことで接続不具合が減少し全体の歩留まりが向上する。 According to this embodiment, since an extra member called a connection terminal is not required, component costs are saved. Further, from the viewpoint of connection work, manufacturing cost is saved because it is one step of resistance welding work. Since there is only one connection point, connection failures are reduced and the overall yield is improved.
上記実施形態では、ケーブル導体6をリード3に抵抗溶接したが、はんだ付けによって接続かつ固定するようにしてもよい。はんだ付けの条件は上記接触面積と共に選定するべきものであり、後のモールド成形時に加わる圧力の2倍以上の圧力に耐えられる程度の引っ張り強度が得られるように選定するとよい。
In the above embodiment, the
次に、他の実施形態を説明する。 Next, another embodiment will be described.
図3の形態にあっては、図1の形態と異なりケーブル導体6がはんだフォーミングされている。他の部材は図1の形態に用いたのと同じなので説明を省き、はんだフォーミングの詳細を述べる。
In the form of FIG. 3, unlike the form of FIG. 1, the
図3に示されるように、ケーブル導体6は絶縁被覆7から露出してリード3に繋がる手前のところでアーチ状に隆起し、リード3に接するところでは元のケーブル導体6の延長線上に戻る形にフォーミングされている。
As shown in FIG. 3, the
一体化とフォーミングの手順を詳しく述べると、図4(a)に示されるように、シース8が剥離されて絶縁被覆7が表れている状態において、ケーブル導体6の端末から必要な所定距離のところで絶縁被覆7を切断し、その切断された絶縁被覆片7aを端末の方へ移動させる。このとき、絶縁被覆片7aがケーブル導体6の端末から外れないところで移動を止める。これにより、絶縁被覆7と絶縁被覆片7aとの間にケーブル導体6が露出する。このケーブル導体6は、まだ複数の導体素線5が撚り合わさっただけで、一体化はしていないが、端末が絶縁被覆片7aによって覆われているため、導体素線5がばらけることはない。
The integration and forming procedures will be described in detail. As shown in FIG. 4A, in the state where the
次に、図4(b)に示されるように、露出したケーブル導体6をはんだ槽に浸けることで、複数の導体素線5を一体化させる。このとき、ケーブル導体6がリード3に溶接可能な寸法となるよう、ケーブル導体6を纏める。
Next, as shown in FIG. 4B, the exposed
次に、図4(c)に示されるように、一体化したケーブル導体6を絶縁被覆片7aの手前で切断することにより、絶縁被覆片7aとその中に含まれている未溶着の導体素線5を除去する。その後、図示しないフォーミング手段によりケーブル導体6の一部をアーチ状にフォーミングする。
Next, as shown in FIG. 4 (c), the
このようにして一本に纏めたケーブル導体6を図3のようにリード3にはんだ付けするのは容易なことである。ケーブル導体6とリード3の接触面積は、その後のモールド成形時に加わる圧力の2倍以上の圧力に耐えられる程度の引っ張り強度が得られるように選定するとよい。
It is easy to solder the
この形態では、ケーブル導体6がフォーミングされているので、この部分が応力を吸収する。
In this embodiment, since the
図5に、歯車の回転検出に用いる本発明に係る回転センサを示す。図示のように、回転センサは、磁性体である歯車51に対して径方向外方より臨む磁気IC1と、この磁気IC1の背後から歯車51に臨む磁石52と、磁気IC1から図示しないECUまでの信号伝達のためのケーブル4と、磁気IC1及びケーブル4の先端を保持するホルダ53と、ホルダ53及びケーブル4の一部を覆って保護するモールド体54とからなる。
FIG. 5 shows a rotation sensor according to the present invention used for detecting the rotation of a gear. As shown in the figure, the rotation sensor includes a
磁気IC1には2本ないしそれ以上のリード3があり、ケーブル4にもそのリード本数に対して十分な数のケーブル導体6がある。ケーブル導体6はそれぞれ絶縁被覆7で覆われ、さらにその外周がシース8で一括して覆われている。
The
シース8から剥き出された絶縁被覆7付きのケーブル導体6は、適宜な曲げアールで直角に曲げられ、剥き出されたケーブル導体6がリード3と一直線になるよう延ばされている。ケーブル導体6とリード3との接続の詳細は図1、図3で説明した通りである。
The
モールド体54は、磁気IC1から絶縁被覆7の直線部分までを覆うヘッド部55と、絶縁被覆7の曲げ部分からシース8の一部までを覆うエルボ部56と、ヘッド部55から直角に延びたブッシュ部57とを樹脂成形により一体的に形成したものである。
The
この回転センサにおいて、歯車51が回転すると、磁気IC1を通る磁場は歯車51の凹凸に応じて変動する。このため、磁気IC1からは歯車51の凹凸に応じて変化する信号が出力され、その信号がケーブル4を介してECUに伝達される。ECUでは、信号の変化から歯車51の凹凸が磁気IC1の前を通過したことを検出し、あらかじめ知られている歯数を参考にして回転速度、回転角度、回転回数など歯車51の回転に関する情報を検出する。
In this rotation sensor, when the gear 51 rotates, the magnetic field passing through the
なお、本発明は回転センサに限らず、ICとケーブルを接続するものについて広く適用することができる。 The present invention is not limited to the rotation sensor, and can be widely applied to devices that connect an IC and a cable.
1 磁気IC
2 半導体チップ
3 リード
4 ケーブル
5 導体素線
6 ケーブル導体
7 絶縁被覆
8 シース
1 Magnetic IC
Claims (3)
2. The rotation sensor according to claim 1, wherein the integrated cable conductor is soldered to the lead.
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005097474A JP2006275872A (en) | 2005-03-30 | 2005-03-30 | Rotation sensor |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008134139A (en) * | 2006-11-28 | 2008-06-12 | Sumiden Electronics Kk | Sensor with signal cable, and manufacturing method of sensor |
JP2008281383A (en) * | 2007-05-09 | 2008-11-20 | Jtekt Corp | Wire support structure |
JP2014238355A (en) * | 2013-06-10 | 2014-12-18 | 日立金属株式会社 | On-vehicle detection device |
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US9857201B2 (en) | 2014-12-04 | 2018-01-02 | Hitachi Metals, Ltd. | Onboard detector |
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- 2005-03-30 JP JP2005097474A patent/JP2006275872A/en active Pending
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JPWO2016092607A1 (en) * | 2014-12-08 | 2017-09-14 | 日立金属株式会社 | In-vehicle detector |
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