JP2006265152A - 癌治療用薬剤及びその作製方法 - Google Patents

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隆之 福田
Shunichi Kuroda
俊一 黒田
Katsuyuki Tanizawa
克行 谷澤
Masakazu Ueda
政和 上田
Akihiko Kondo
昭彦 近藤
Hiroki Hamada
博喜 浜田
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Abstract

【課題】 パクリタキセル誘導体を目的細胞や目的組織に対して特異的に送達することが可能な癌治療用薬剤及びその作製方法を提供する。
【解決手段】 粒子形成能を有するタンパク質、例えばB型肝炎ウイルス表面抗原タンパク質を真核細胞中で発現させることにより中空ナノ粒子を形成し、配糖化により水溶性を高めたパクリタキセル誘導体をこの中空ナノ粒子に封入する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、中空ナノ粒子を用いた癌治療用薬剤及びその作製方法に関し、特に、中空ナノ粒子の内部にパクリタキセル誘導体を封入した癌治療用薬剤及びその作製方法に関する。
近年、医学の分野において、患部に効果的に送達され、高い効果を示す副作用の少ない薬品の開発が盛んに行われている。特に、ドラッグデリバリーシステム(DDS)と呼ばれる方法は、目的細胞や目的組織に対して適切な濃度の薬物を適切な速度で送達し、作用させることのできる方法として注目されている。
例えば、パクリタキセルは、肺癌、胃癌、乳癌、卵巣癌等を対象として一般的に用いられている疎水性の抗癌剤であるが、現在のようにヒマシ油及びエタノールに溶解して静脈内投与する形態では過敏症等を引き起こす可能性があるため、α−トコフェロール、界面活性剤及び水層を加えてエマルジョンとし、このエマルジョンを静脈内投与、又はゼラチンカプセルに封入して経口投与することが提案されている(特許文献1を参照)。
特表2001−508445号公報 特開2001−316298号公報
しかしながら、特許文献1のようにエマルジョンの形態で投与する場合、目的細胞や目的組織に対して特異的にパクリタキセルを送達することができないという問題があった。
一方、本件発明者らは、粒子形成能を有するタンパク質からなる中空ナノ粒子を用いて、目的細胞や目的組織に対して、物質(遺伝子、タンパク質、化合物等)を特異的且つ安全に運搬、導入するための方法を提案しているが(特許文献2を参照)、この方法を用いる特定疾患、例えば癌に対する治療薬の開発がさらなる課題となっていた。
本発明は、このような従来の実情に鑑みて提案されたものであり、パクリタキセル誘導体を目的細胞や目的組織に対して特異的に送達することが可能な癌治療用薬剤及びその作製方法を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明に係る癌治療用薬剤は、粒子形成能を有するタンパク質からなる中空ナノ粒子にパクリタキセル誘導体が封入されてなることを特徴とする。
また、上述した目的を達成するために、本発明に係る癌治療用薬剤は、真核細胞に粒子形成能を有するタンパク質を発現させて中空ナノ粒子を形成し、該中空ナノ粒子にパクリタキセル誘導体を封入することを特徴とする。
ここで、上記タンパク質としては、B型肝炎ウイルス表面抗原タンパク質を用いることができる。
本発明に係る癌治療用薬剤、すなわち本発明に係る癌治療用薬剤の作製方法によって作製される癌治療用薬剤は、肝細胞特異的レセプタを表面に提示しているため、肝細胞に対して特異的にパクリタキセル誘導体を送達することができ、また、表面のレセプタを任意の生体認識分子に改変することにより、肝細胞以外にも、任意の細胞及び組織に特異的にパクリタキセル誘導体を送達することが可能となる。
本実施の形態における癌治療用薬剤は、粒子形成能を有するタンパク質からなる中空ナノ粒子にパクリタキセル誘導体を封入することによって、任意の細胞或いは組織、例えば肝細胞、肝組織に特異的にパクリタキセル誘導体を送達することを可能とするものである。このような粒子形成能を有するタンパク質としては、種々のウイルスから得られるサブウイルス粒子を適用することができる。具体的には、B型肝炎ウイルス(Hepatitis B Virus;HBV)表面抗原タンパク質等が例示される。
また、このような粒子形成能を有するタンパク質からなる中空ナノ粒子としては、真核細胞でタンパク質を発現させることにより得られるものが挙げられる。つまり、真核細胞で粒子形成能を有するタンパク質を発現させると、同タンパク質は、小胞体膜上に膜タンパク質として発現、蓄積され、粒子として放出される。このとき、真核細胞としては、酵母や遺伝子組換え酵母、昆虫細胞、動物細胞等が適用できる。
本件発明者らは、既に、遺伝子組換え酵母でHBV表面抗原Lタンパク質を発現させることにより、発現されたHBV表面抗原Lタンパク質から酵母由来の脂質二重膜に多数の同タンパク質が埋め込まれた短径約20nm、長径約150nmの楕円状中空粒子が形成されることを見出し、報告している(J. Bio. Chem., Vol.267, No.3, 1953-1961, 1992)。このような粒子は、HBVゲノムやHBVタンパク質を全く含まないので、ウイルスとしては機能せず、人体への安全性が極めて高い。また、HBVの肝細胞への極めて高い感染力を担う肝細胞特異的レセプタを粒子表面に提示しているため、肝細胞に対して特異的に物質を運搬する運搬体としての効果も高い。
このように遺伝子組換え酵母を用いてタンパク質粒子を形成する方法は、菌体内の可溶性タンパク質から高効率で粒子が生産される点で好適である。
一方、昆虫細胞や動物細胞は、酵母よりも高等動物に近い真核細胞であるといえ、酵母では再現しきれない糖鎖等の高次構造をも再現できる点で異種タンパク質の大量生産において好ましい方法といえる。従来の昆虫細胞の系はバキュロウイルスを用いた系で、ウイルス発現を伴うものであったために、タンパク質発現に際して細胞が死滅したり溶解したりした。その結果、タンパク質発現を連続的に行ったり、死滅細胞から遊離したプロテアーゼによりタンパク質が分解したりするという問題があった。また、タンパク質を分泌発現させる場合には、培地中に含まれる牛胎仔血清が大量に混入することで、その精製が困難であった。しかし、最近になって、バキュロウイルスを介さない昆虫細胞系で、無血清培養可能なものがインビトロゲン(Invitrogen)社により開発され、市販されている。したがって、このような昆虫細胞を用いれば、精製が容易で高次構造をも再現されたタンパク質粒子が得られる。
本実施の形態に用いる中空ナノ粒子では、以上のような種々の方法によって得られた粒子表面のレセプタを任意の生体認識分子に改変することにより、肝細胞以外にも、任意の細胞及び組織に極めて高い特異性で物質を運搬することが可能となる。
勿論、粒子形性能を有するタンパク質は、上述のB型肝炎ウイルス表面抗原タンパク質に限られるものではなく、粒子を形成することができるタンパク質であれば、どのようなものでもよく、動物細胞、植物細胞、ウイルス、菌類等に由来する天然タンパク質や、種々の合成タンパク質等が考慮される。また、例えばウイルス由来の抗原タンパク質等が生体内において抗体を惹起する可能性がある場合などは、改変して抗原性を減少させたものを生体認識分子として用いてもよい。
本実施の形態では、以上のような中空ナノ粒子に、任意の細胞又は組織、例えば肝細胞又は肝組織に導入したいパクリタキセル誘導体を封入することによって、癌治療用薬剤を得る。
パクリタキセル誘導体を上述の中空ナノ粒子に導入する方法としては、通常の化学的、分子生物学的実験手法で用いられる様々な方法が適用される。例えば、エレクトロポレーション法、超音波法、単純拡散法、或いは電荷を有する脂質を用いる方法等が好ましく例示される。
そして、これらの中空ナノ粒子を用いることで、in vivo或いはin vitroで細胞又は組織に特異的にパクリタキセル誘導体を送達することが可能となる。
以下、本発明を適用した具体的な実施例について、図面を参照しながら詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
以下の実施例において、HBsAgとは、B型肝炎ウイルス表面抗原(Hepatitis B virus surface Antigen)を示す。HBsAgは、HBVの外被タンパク質であり、図1の摸式図に示すように、HBsAgには、Sタンパク質、Mタンパク質、Lタンパク質の3種類がある。このうち、Sタンパク質は、3種のタンパク質に共通した、重要な外被タンパク質であり、Mタンパク質は、Sタンパク質のN末端側に55アミノ酸からなるpre−S2ペプチドが付加したものである。また、Lタンパク質は、Mタンパク質のN末端側に、108又は119アミノ酸からなるpre−S1ペプチドが付加したものである。このLタンパク質の塩基配列を配列番号1に、アミノ酸配列を配列番号2に示す。
HBsAg Lタンパク質のpre−S1領域は、肝細胞に直接結合する部位を持ち、HBVが肝細胞に結合する際に、それぞれ重要な役割を担うことが知られている(Cell, Vol.46, 429-436, 1986 ; J. of Virol., Vol.73, 2052-2057, 1999)。
真核細胞でHBsAgを発現させると、同タンパク質は、小胞体膜上に膜タンパク質として発現、蓄積される。HBsAgのLタンパク質は、分子間で凝集を起こし、小胞体膜を取り込みながら、出芽様式でルーメン側に粒子として放出される。以下の実施例では、HBsAgのLタンパク質を用いた。
実施例1
パクリタキセル誘導体の作製
パクリタキセルは水性溶媒に殆ど溶解しないため、実施例1では、水性溶媒への溶解性を向上させたパクリタキセル誘導体(7−α−GLG−PT)を作製した。
具体的には、下記の反応式に示されるように、パクリタキセルの2’位を常法によりトリエチルシリル化した3.244gの化合物(a)に、819mgの4−ジメチルアミノピリジンと、1.284gの1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩とを加えた後、不活性ガス雰囲気下、ジクロロメタン7mlに溶解させた2.341gのテトラベンジル酢酸オキシα−グルコシド(b)を加え、室温で23時間攪拌した後、反応溶液を処理・精製し、パクリタキセルの7位にグリコール酸を介して配糖化した4.148gの化合物(c)を得た。そして、その化合物4.148gに酢酸10mlと、パラジウム黒250mgとを加え、水素雰囲気下、50℃にて42時間激しく攪拌し、さらにテトラヒドロフラン3mlと、水3mlとを加えて室温で19時間攪拌した。その後、反応溶液を処理・精製して1.150gの7−α−GLG−PT(d)を得た。
Figure 2006265152
実施例2
遺伝子組換え細胞によるHBsAg粒子の発現
実施例2では、サル腎由来細胞COS7を用いて、パクリタキセル誘導体(7−α−GLG−PT)を封入するためのHBsAg粒子(中空ナノ粒子)を作製した。
具体的には、予め培養しておいたCOS7細胞を回収し、300μlずつ分注したエレクトロポレーション溶液(18.5mg グルコース/10mL RPMI/1mM DTT)の各サンプルに4×10個/300μlとなるように懸濁した。続いて、各サンプル液にHBsAg Lタンパク質発現プラスミドを5μgずつ加えてよく混合し、混合後のサンプル液を4mmギャップのエレクトロポレーション用キュベットに移し、氷上で5分間冷却した。そして、エレクトロポレーションシステムを用いて、0.3kV、950μFの条件でエレクトロポレーションを行い、再び、キュベットを氷上に移して2分間冷却した。その後、培地としてDMEM/5%FBSを10mL加えておいた100mmディッシュにサンプルを移し、5%CO、37℃の条件下、15時間培養した。培養後、培地をCHO−SFMII(GIBCO社製)8mLに置き換え、5%CO、37℃の条件下、さらに3日間培養し、HBsAg粒子が分泌された上清を回収した。そして、回収した上清を粒子抗原濃度が100ng/ml以上になるまで限外濾過により濃縮し、HBsAg粒子溶液として以降の実験に用いた。限外濾過にはVIVASPIN 20mL CONCENTRATOR-1000,000MWCO(VIVASCIENCE社製)を用いた。
実施例3
パクリタキセル誘導体(7−α−GTG−PL)のHBsAg粒子への封入(癌治療用薬剤の作製)
実施例3では、実施例1で作製したパクリタキセル誘導体(7−α−GLG−PT)を実施例2で作製したHBsAg粒子に封入した。
具体的には、DMFで濃度を調整した1μlのパクリタキセル誘導体(7−α−GTG−PL)を、500μlのHBsAg粒子溶液(粒子抗原量≒100ng)とよく混合し、混合後のサンプル液を4mmギャップのエレクトロポレーション用キュベットに移し、氷上で5分間冷却した。そして、エレクトロポレーションシステムを用いて、0.05kV、750μFの条件でエレクトロポレーションを行い、パクリタキセル誘導体(7−α−GLG−PT)をHBsAg粒子に封入した。その後、サンプル液を室温で10分間静置した後、1.5mlチューブヘ移し、4℃、15000rpmで5分間遠心し、上清を回収した。
実施例4
パクリタキセル誘導体(7−α−GTG−PL)が封入されたHBsAg粒子の細胞への標的化
実施例4では、実施例3で得られたパクリタキセル誘導体(7−α−GLG−PT)の封入されたHBsAg粒子を用いて、胎児肝臓由来細胞NUEへの標的化実験を行った。
具体的には、先ず、100μlのRPMI/10%FBSに1×10個/100μlとなるように懸濁したNUE細胞を96ウェルのプレートに播種し、5%CO、37℃の条件下、一晩培養した。続いて、各ウェルの培地を取り除き、実施例3で回収した上清を100μlずつ移して、さらに3日間培養した。その後、細胞賦活評価試験のため、各ウェルに5mg/mlのMTT試薬(3-(4,5-dimethylthiazol-2-yl)-2,5-diphenyltetrazolium bromideを5mg/mlとなるようにPBS溶液に溶解し、孔径0.45μmのフィルタで濾過滅菌したもの)を20μlずつ加え、5%CO、37℃の条件下、5時間培養した。培養後、100μlの細胞溶解液(10%SDS及び0.1%HClを含む滅菌水)を加えて37℃で細胞を溶解させ、溶解後に570nmでの吸光度を測定した。測定結果を以下の表1及び図2に示す。
Figure 2006265152
表1及び図2から分かるように、コントロールのパクリタキセル誘導体(7−α−GLG−PT)と比較して、パクリタキセル誘導体(7−α−GLG−PT)を封入したHBsAg粒子は、より強く細胞死を引き起こした。これは、パクリタキセル誘導体(7−α−GLG−PT)を封入したHBsAg粒子によってNUE細胞が標的化され、パクリタキセル誘導体(7−α−GLG−PT)が高効率に送達されたためと考えられる。
本発明の実施例におけるHBsAg遺伝子の各タンパク質領域を表す概略模式図である。 パクリタキセル誘導体(7−α−GTG−PL)が封入されたHBsAg粒子をNUE細胞に加えたときの細胞賦活評価試験の結果を示す図である。
符号の説明
1 粒子形成抑制部位、2 直接的なヒト肝細胞特異的レセプタ、3 糖鎖1、4 間接的なヒト肝細胞特異的レセプタ(重合ヒト血清アルブミンレセプタ)、5 膜貫通領域1、6 膜貫通領域2、7 糖鎖2、8 膜貫通領域3

Claims (6)

  1. 粒子形成能を有するタンパク質からなる中空ナノ粒子にパクリタキセル誘導体が封入されてなることを特徴とする癌治療用薬剤。
  2. 上記タンパク質は、B型肝炎ウイルス表面抗原タンパク質であることを特徴とする請求項1記載の癌治療用薬剤。
  3. 上記パクリタキセル誘導体は、パクリタキセルを配糖化することにより水溶性を高めたものであることを特徴とする請求項1記載の癌治療用薬剤。
  4. 真核細胞に粒子形成能を有するタンパク質を発現させて中空ナノ粒子を形成し、該中空ナノ粒子にパクリタキセル誘導体を封入することを特徴とする癌治療用薬剤の作製方法。
  5. 上記タンパク質は、B型肝炎ウイルス表面抗原タンパク質であることを特徴とする請求項4記載の癌治療用薬剤の作製方法。
  6. 上記パクリタキセル誘導体は、パクリタキセルを配糖化することにより水溶性を高めたものであることを特徴とする請求項4記載の癌治療用薬剤の作製方法。
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