JP2006262350A - データ伝送システム及びデータ伝送制御方法 - Google Patents

データ伝送システム及びデータ伝送制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 マルチキャストパケットを送信するサーバを含むデータ伝送システム及びデータ伝送制御方法に関し、不要なマルチキャストパケットの送受信を停止する。
【解決手段】 マルチキャストパケットを送信する機能を有するサーバ1と、このサーバ1と同一ネットワークに接続され、このサーバ1からのマルチキャストパケットを受信してマルチキャストルーティングにより送信する機能を有するルータ2とを含むデータ伝送システムに於いて、ルータ2は、マルチキャストパケットを受信するクライアントが存在しなくなったことを識別した時に、サーバ1に対して配信停止制御パケットの送信制御を行うマルチキャスト配信規制制御部27を含む構成を有し、サーバ1は、ルータ2からの配信停止要求制御パケットにより、マルチキャストパケットの送信停止の制御を行うマルチキャスト配信規制制御部17を含む構成を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、マルチキャストパケットを送信するサーバと、そのサーバと同一ネットワーク上に接続されて、マルチキャストルーティング機能を備えたルータとを含み、リソースの有効利用を図るデータ伝送システム及びデータ伝送制御方法に関する。
図9は、従来例のデータ伝送システムの一例を示すもので、101はサーバ、102−1,102−3,・・・はルータ、103−1,103−2,・・・はクライアントを示す。又L1は、サーバ101と、このルータ101と同一ネットワークに接続されたルータ102−1(FHR;First Hop Router)との間、L2は、このルータ102−1と、同一又は複数のネットワークを介して接続された他のルータ102−2,102−3,・・・との間、L3は、クライアント103−1,103−2,・・・とネットワークを介して直接的に接続される状態のルータ102−2,102−4,102−5(LHR;Last Hop Router)との間を示す。又サーバ101は、マルチキャストパケットによりデータを配信する機能を有するものである。又そのデータは、音声データ、文字データ、画像データ等を含む場合が一般的である。
クライアント103−1,103−2からの配信要求は、点線矢印で示す経路でルータ102−1に転送され、サーバ101からのデータは、マルチキャストパケットとして、ルータ102−1(FHR)から実線矢印で示す経路で転送される。この場合、サーバ101とルータ102−1(FHR)との間L1に於ける特別な取り決めがされていないのが一般的である。又ルータ間L2に於いては、PIM(Protocol Independent Multicast)/CBT(Core Based Trees)等によりデータ配信の要求等を行い、ルータ(LHR)とクライアントとの間L3に於いては、IGMP(Internet Group Management Protocol)/MLD(Multicast Listener Discovery)等によりデータ配信の要求を行う。
図10は、図9に於ける符号と同一の部分は同一名称部分を示すもので、各クライアント103−1,103−2,・・・からデータ配信停止の要求を送信した場合であり、サーバ101とルータ102−1(FHR)との間L1に於いては、前述のように特別な取り決めをしていないので、サーバ101は、実線矢印で示すように、データ配信を継続する。ルータ102−1(FHR)は、クライアントのデータ配信停止の要求に従って、他のルータに対するマルチキャストパケットによるデータ配信は停止する。
又図9及び図10に示すネットワーク構成とは異なるが、クライアントからデータ受信に関する情報をルータに送信し、そのルータは、クライアントからの配信要求メッセージ、強制配信要求メッセージ、配信停止メッセージに基づいて、ユニキャスト配信、マルチキャスト配信、ブロードキャスト配信の何れかを選択し、サーバからの配信対象データを送信する手段が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−153312号公報
前述のように、従来例に於いては、サーバ101とルータ102−1との間L1に於いて、特別な取り決めがないので、サーバ101は、データ配信を無条件に続ける構成となっており、その為に、配信要求クライアントが存在しなくなった場合でも、サーバ101と同一ネットワーク上に位置するルータ102−1(FHR)は、サーバ101からのマルチキャストパケットによるデータの受信処理を継続することになる。従って、ルータ102−1(FHR)の各種処理を行うプロセッサ(CPU)の負担が大きい問題がある。
又サーバ101は、無条件にマルチキャストパケットによりデータ送信を継続する為、そのデータを配信するネットワークに於ける帯域を、データ配信要求クライアントが存在しなくなった場合でも使用するから、そのネットワークに複数のルータが接続されて、ルータ間のデータ転送を行う場合の帯域が圧迫される問題があり、又各ルータに於けるマルチキャストパケットによるデータの受信処理及び廃棄処理を継続することになるから、無駄な処理負担が継続する問題がある。
本発明は、前述の従来例の問題点を解決するものであり、不要なデータ配信を停止するように制御することを目的とする。
本発明のデータ伝送システムは、マルチキャストパケットを送信する機能を有するサーバと、該サーバと同一ネットワークに接続され、該サーバからのマルチキャストパケットを受信してマルチキャストルーティングにより送信する機能を有するルータとを含むデータ伝送システムに於いて、前記ルータは、前記マルチキャストパケットを受信するクライアントが存在しなくなったことを識別した時に前記サーバに対して配信停止制御パケットの送信制御を行うマルチキャスト配信規制制御部を備え、前記サーバは、前記ルータからの前記配信停止要求制御パケットにより、前記マルチキャストパケットの送信停止の制御を行うマルチキャスト配信規制制御部を備えている。
又前記ルータは、前記マルチキャスト配信規制制御部とマルチキャストルーティング制御部とを含む構成を有し、前記マルチキャスト配信規制制御部は、前記マルチキャストルーティング制御部による前記サーバからのマルチキャストパケットの配信先がないことの判定結果により、前記サーバに対する配信停止制御パケットの送出制御を行う構成を有するものである。
又前記サーバの前記マルチキャスト配信規制制御部は、前記ルータからの配信停止制御パケットの受信により、アプリケーションレイヤ又はネットワークレイヤで前記マルチキャストパケットの送信規制制御を行う構成を有するものである。
又本発明のデータ伝送制御方法は、サーバからのマルチキャストパケットを受信したルータが、マルチキャストルーティングにより送信するデータ伝送制御方法に於いて、前記ルータは、マルチキャストルーティングエントリにより、前記サーバからのマルチキャストパケットの送信先の有無を判定し、該送信先がない場合に、前記サーバに対して前記マルチキャストパケットの配信停止を要求し、該サーバは、前記配信停止の要求により、前記マルチキャストパケットの送信規制を行う過程を含むものである。
又前記ルータからの配信停止の要求により、前記サーバは、アプリケーションレイヤ又はネットワークレイヤによる制御処理によって前記マルチキャストパケットの送信規制制御を行う過程を含むものである。
サーバと同一のネットワークに接続されたルータ(FHR)に於いて、マルチキャストルーティングエントリにより、ルータから送信されるマルチキャストパケットの受信先がなくなった場合に、ルータからサーバに対して配信停止を要求し、サーバは、その配信停止の要求に従ってマルチキャストパケットの送信規制を行うことにより、サーバとルータとに於ける無駄なマルチキャストパケットの送受信処理を省略できる利点がある。又サーバとルータとを接続するネットワークの伝送帯域の有効利用を図ることができる利点がある。
又従来のマルチキャストパケットによる配信のサービス開始・停止の手順では、マルチキャストネットワーク障害による処理中断をサーバ側で認識することができなかったが、本発明によれば、ルータとクライアントとの間のプロトコルを用いた結果の情報を基に、サーバとルータとの間で制御を行う為、サーバ側に於いて、サービスの停止の認識が可能となる。
本発明のデータ伝送システムは、図1を参照すると、マルチキャストパケットを送信する機能を有するサーバ1と、このサーバ1と同一ネットワークに接続され、このサーバ1からのマルチキャストパケットを受信してマルチキャストルーティングにより送信する機能を有するルータ2とを含むデータ伝送システムに於いて、ルータ2は、マルチキャストパケットを受信するクライアントが存在しなくなったことを識別した時に、サーバ1に対して配信停止制御パケットの送信制御を行うマルチキャスト配信規制制御部27を備え、サーバ1は、ルータ2からの配信停止要求制御パケットにより、マルチキャストパケットの送信停止の制御を行うマルチキャスト配信規制制御部17を備えている。
又本発明のデータ伝送制御方法は、サーバ1からのマルチキャストパケットを受信したルータ2が、マルチキャストルーティングにより送信するデータ伝送制御方法に於いて、ルータ2は、マルチキャストルーティングエントリにより、サーバ1からのマルチキャストパケットの送信先の有無を判定し、その送信先がない場合に、サーバ1に対してマルチキャストパケットの配信停止を要求し、サーバ1は、配信停止の要求により、マルチキャストパケットの送信規制を行う過程を含むものである。
図1は、本発明の実施例1の要部説明図であり、1はマルチキャストサーバ、2はルータ(FHR;First Hop Router)、11はメモリ、12はマルチキャストデータ配信制御部(アプリケーションレイヤ)、13はデータ配信制御部(ネットワークレイヤ)、14は伝送路送信制御部、15は伝送路受信制御部、16はデータ受信制御部、17はマルチキャスト配信規制制御部、21は伝送路受信制御部、22はデータ受信制御部、23はマルチキャストルーティング制御部、24は設定切替部(SW)、25は伝送路送受信制御部、26はデータ送受信制御部、27はマルチキャスト配信規制制御部、28はクライアント側に対するインタフェース部を示す。
マルチキャストサーバ1は、ハードディスク等の大容量のメモリ11にマルチキャストデータを保持して、マルチキャストパケットによりそのデータを配信する機能を有するサーバであり、以下「サーバ」として説明する。このサーバ1とそれぞれ同一ネットワークに接続されたルータ2(FHR)とに、マルチキャスト配信規制制御部17,27を設ける。サーバ1に於いては、メモリ11に保持したマルチキャストデータを、アプリケーションレイヤ処理を行うマルチキャストデータ配信制御部12及びネットワークレイヤ処理を行うデータ送信制御部13によって伝送路送信制御部14から、マルチキャストパケットによりデータを、ネットワークを介してルータ2に送信する。
ルータ2は、サーバ1からのマルチキャストパケットによるデータを、伝送路受信制御部21により受信し、データ受信制御部22とマルチキャストルーティング制御部23とにより、マルチキャストパケットの配信の為のハード設定等を行い、その制御に従って設定切替部24により送信ポート選択等を行って、マルチキャストパケットを、クライアント側へインタフェース部28を介して送信する。
サーバ1からのマルチキャストパケットを受信したルータ2のマルチキャスト配信規制制御部27は、マルチキャストルーティング制御部23によるマルチキャストルーティングエントリによって、転送先がないことが判明した場合、即ち、ルータ2に対するマルチキャストパケットによるデータの配信クライアントが存在しなくなった場合、データ送受信制御部26から伝送路送受信制御部25に対して、配信停止制御パケットにより配信停止要求をサーバ1に送信するように指示する。
サーバ1は、ルータ2からの配信停止制御パケットによる配信停止要求を伝送路受信制御部15により受信し、データ受信制御部16を介してマルチキャスト配信規制制御部17に転送する。マルチキャスト配信規制制御部17は、マルチキャストデータ配信制御部12によるアプリケーションレイヤの処理又はデータ送信制御部13によるネットワークレイヤの処理によって、マルチキャスパケットの送信規制を行う。それにより、サーバ1からルータ2に対するマルチキャストパケットの送信を停止する配信規制状態となる。
前述のように、マルチキャストパケット送信機能を有するサーバ1に、マルチキャスト配信規制制御部17の機能を設け、又サーバ1からのマルチキャストパケットを受信してクライアントに送信する機能を有するルータ2(FHR)に、マルチキャスト配信規制制御部27を設け、ルータ2(FHR)は、マルチキャストパケットによるデータ配信を要求するクライアントが総て無くなったことを、マルチキャストルーティング制御部23によるエントリ無しにより識別した時に、マルチキャスト配信規制制御部27の機能によって、サーバ1に対して配信停止を要求し、サーバ1は、この配信停止の要求を、マルチキャスト配信規制制御部17に於いて識別し、マルチキャスト配信制御部12によるアプリケーションレイヤの処理により、又はデータ送信制御部13によるネットワークレイヤの処理により、マルチキャストパケットの送信を停止させる。従って、サーバ1から無用なマルチキャストパケットの送信を停止することができるから、ルータ2(FHR)は、マルチキャストパケットの受信及び廃棄の処理が不要となり、且つ、サーバ1とルータ2(FHR)との間のネットワークの帯域の有効利用を図ることができる。
図2は、本発明の実施例1のシーケンス説明図であり、図1に於けるサーバ1とルータ2(FHR)とクェリルータ(FHR)とについて示し、このクェリルータは、ルータ2(FHR)の機能に含ませることも可能である。又IPv6を適用した場合のMLD(Multicast Listener Discovery)プロトコルによる場合を示し、サーバからルータに向かう幅広い一点鎖線矢印は、マルチキャストパケットによるデータ配信が行われている状態を示す。なお、IPv4を適用した場合は、IGMP(Internet Group Management Protocol)を用いることができる。
次に(1)〜(4)の順に説明する。以下ルータ2側からサーバ1に対して、放送参加又は放送拒否を示す制御パケットを送信し、サーバ1は、その制御パケットに従って送信規制解除又は送信規制中の状態となるもので、(1)クェリルータは、定期的に基本問い合わせ(Multicast Listener Query)を、サーバ及びルータに送信する。
(2)ルータ(FHR)では、(1)の該当インタフェースのネットワーク内のサーバが送信するマルチキャストパケットの宛先が、マルチキャストルーティングに存在する場合、そのマルチキャストアドレスを設定した放送参加(Multicast Listener Report)の制御パケットを送信する。サーバでは、受信した放送参加(Multicast Listener Report)の制御パケットにより、送信規制中の場合は、その送信規制を解除する。この場合の例では、送信規制解除状態なので変化なしとなる。
(3)ルータ(FHR)は、マルチキャストルーティングエントリがなくなった場合や、送信元アドレスがルータと同一ネットワークに存在する場合、放送拒否(Multicast Listener Dene)の制御パケットを送信する。サーバは、この放送拒否(Multicast Listener Dene)の制御パケットを受信した場合、送信規制が解除状態であれば、タイマ(t1)を設定する(t1.s.)。このタイマ(t1)がタイムアウト(t1.o.)前に、他のルータ等から放送参加(Multicast Listener Report)の制御パケットを受信した場合、送信規制を解除状態のまま保持するが、タイムアウト(t1.o.)した場合は、タイマ(t2)を設定する(t2.s.)。そして、規制状態に遷移し、マルチキャストパケットの送信を停止する。
(4)ルータは、マルチキャストルーティングエントリとして、送信先が新規に追加された場合、又は送信元アドレスがルータと同一ネットワークに存在する場合、放送参加(Multicast Listener Report)の制御パケットを送信する。サーバは、送信規制状態で、放送参加(Multicast Listener Report)の制御パケットを受信した場合は、解除状態に遷移し、マルチキャストパケットの送信を再開する。サーバは、タイマ(t2)がタイムアウト(t2.o.)した場合も一旦送信規制を解除状態に遷移させて、マルチキャストパケットの送信を再開し、その後はルータからの放送拒否(配信停止)制御パケットの指示で動作する。
図3は、本発明の実施例1の要部フローチャートであって、図1に於けるルータ2(FHR)のマルチキャストルーティング制御部23とデータ送受信制御部26との処理を示し、MLD(Multicast Listener Discovery)パケットによる情報受信によって、マルチキャストルーティング制御に関するものであるか、又はデータ送受信制御に関するものであるかを判定し、マルチキャストルーティング制御に関する場合は、放送拒否か放送参加かを判定して、放送拒否(Multicast Listener Dene)又は放送参加(Multicast Listener Report)を送信する制御を行う。
又データ送受信制御に関するものである場合は、問い合わせ(Multicast Listener Query)であるか、放送拒否(Multicast Listener Dene)であるかを判定し、問い合わせの場合、基本問い合わせに対しては、マルチキャスト制御(マルチキャストルーティング制御部23、マルチキャスト配信規制制御部27)に放送参加中の情報の有無を問い合わせ、そのエントリ有りの場合は、放送参加(Multicast Listener Report)を送信する。又マルチキャストアドレス問い合わせに対しては、指定マルチキャストアドレスを、マルチキャスト制御(マルチキャストルーティング制御部23、マルチキャスト配信規制制御部27)に問い合わせ、エントリ有りの場合は、放送参加(Multicast Listener Report)を送信する。又受信した情報が、放送拒否(Multicast Listener Dene)の場合、対象マルチキャストアドレスをマルチキャスト制御(マルチキャストルーティング制御部23、マルチキャスト配信規制制御部27)に問い合わせ、エントリ有りの場合は、放送参加(Multicast Listener Report)を送信する。
図4は、マルチキャスト配信規制制御の状態遷移図を示すもので、解除中/タイマ設定なし(a)と、解除中/t1タイマ設定中(b)と、規制中/t2タイマ設定中(c)の3状態となる。解除中/タイマ設定なしの状態(a)に於いて、放送拒否(Multicast Listener Done)の制御パケットを受信すると、解除中/t1タイマ設定の状態(b)に遷移し、この状態(b)に於いて、放送参加(Multicast Listener Report)の制御パケットを受信すると、状態(a)に遷移し、又t1タイマのタイムアウト(図2に於けるt1.o.)により、状態(c)に遷移する。この状態(c)に於いて、t2タイマのタイムアウト(図2に於けるt2.o.)により、又は放送参加(Multicast Listener Report)受信により、状態(a)に遷移する。
t1タイマは、他のルータ/クライアントが放送参加状態にある場合、t1タイマの設定時間内に放送参加(Multicast Listener Report)の情報受信を待ち合わせるタイマであり、このt1タイマがタイムアウトになった時点で、規制中の状態(c)に遷移する。
又t2タイマは、規制状態で放送参加(Multicast Listener Report)の制御パケットを受信しない場合に、一定時間をおいて解除中の状態(a),(b)に遷移する為のものである。現状のマルチキャストルーティングプロトコルが、マルチキャストサーバからの受信をもって、マルチキャストルーティングエントリ作成を行う為、定期的に規制状態を、解除中にする必要があるから、t2タイマのタイムアウトにより、状態(c)から状態(a)に遷移させる。
図5は、MLDプロトコルの説明図であり、MLD(Multicast Listener Discovery)プロトコルは、ルータ(FHR)とクライアントとの間の既知のプロトコルであり、IPv6(Internet Protocol version 6)に対応したものである。同図の(A)は、このMLDプロトコルを適用した場合の一般的なルータとクライアントの間のシーケンスを示し、(B)は、ICMPv6(Internet Control Message Protocol for IPv6)のパケットの一例の要部を示す。なお、IPv4を適用した場合は、前述のように、IGMP(Internet Group Management Protocol)によりルータとクライアントとの間でデータの送受信を行うことになる。
MLDメッセージは、基本的には、マルチキャストリスナ問い合わせ(Multicast Listener Query)(前述の基本問い合わせを含む)と、マルチキャストリスナ報告(Multicast Listener Report)(前述の放送参加)と、マルチキャストリスナ終了(Multicast Listener Done)(前述の放送拒否)との3種類があり、何れのタイプのMLDメッセージも、IPv6ヘッダ中の送信元アドレスに、リンクローカルアドレスが設定され、Hop Limitは1、ルータ警告オプションが付加される。又マルチキャストリスナ問い合わせ(Multicast Listener Query)には、基本問い合わせ(General Query)と、マルチキャストアドレス問い合わせ(Multicast Listener Specific Query)とがあり、マルチキャストアドレスフィールドの設定内容により区別される。
従って、図5の(A)に示すように、ルータ(FHR)からクライアントに対して定期的に基本問い合わせ(Multicast Listener Query)の制御パケットを送信し、クライアントが放送参加(マルチキャストデータ受信)を希望した場合に、試聴参加(放送参加)(Multicast Listener Report)の制御パケットをルータに送信する。又クライアントが試聴離脱(放送拒否)(Multicast Listener Done)の制御パケットを送信すると、ルータは、タイマを起動して、そのタイムアウト毎にクライアントにマルチキャストアドレス問い合わせ(Multicast Listener Query)を送信する。
図6は、本発明に於けるサーバの規制を、ネットワークレイヤで実施する場合のマルチキャスト配信規制制御シーケンスを示し、データ送信制御部13(図1参照)とマルチキャスト配信規制制御部17(図1参照)との間に於いて、配信解除中から配信規制中に移行する場合に、インタフェース、マルチキャストアドレスの情報を含む規制設定をデータ送信制御部13に通知し、又配信規制中から配信解除中に移行する場合は、同様に、インタフェース、マルチキャストアドレスの情報を含む解除設定をデータ送信制御部13に対して通知する。このネットワークレイヤで規制制御を行う場合、既存のアプリケーション処理に影響を与えることなく、配信規制制御が可能となる利点がある。
図7は、本発明に於けるサーバの規制を、アプリケーションレイヤで実施する場合のマルチキャスト配信規制制御シーケンスを示し、マルチキャストデータ配信制御部12(図1参照)と、マルチキャスト配信規制制御部17(図1参照)との間に於いて、マルチキャストデータ配信制御部12は、アプリケーション起動時に、送信規制を解除中のマルチキャスト配信規制制御部17に起動情報を登録する必要があり、APL・ID(Application Identifier;アプリケーション識別子)、インタフェース、マルチキャストアドレスを含む起動情報を転送して登録する。マルチキャスト配信規制制御部17は、APL・ID登録を行い、規制状態を読み出して、マルチキャストデータ配信制御部12に起動情報応答を転送する。このAPL・IDは、同一インタフェース、マルチキャストアドレスの転送を別アプリケーションで実施する場合、アプリケーションの切り分け情報として登録する。
又解除中から規制中への状態遷移時、マルチキャスト配信規制制御部17は、該当APLを読み出して、インタフェース、マルチキャストアドレス、送信規制状態(規制中)の情報を含む規制状態変更通知をマルチキャストデータ配信制御部12に転送する。又アプリケーション終了時は、APL・ID、インタフェース、マルチキャストアドレスを含む起動情報解除を、マルチキャストデータ配信制御部12に転送する。
図8は、サーバに対して複数のルータ及びクライアントが同一ネットワークに接続されているデータ伝送システムを示し、サーバ51に対して同一ネットワークに複数のルータ52−1,52−3(FHR)と、複数のクライアント53−1,53−2とが接続され、他のクライアント53−3,53−4,・・・は、それぞれ単一又は複数のルータ52−3,52−4,・・・を介して接続されたデータ伝送システムに対しても、前述の実施例を適用することができるものであり、サーバ51は、総てのクライアントが放送拒否とした場合に、マルチキャストデータの配信を停止し、定期的に前述の問い合わせ(Multicast Listener Query)を送信し、ルータ52−1,52−2又はクライアント53−1,53−2の何れかからの放送参加(Multicast Listener Report)の制御パケットを受信することにより、マルチキャストパケットの送信を開始することになる。
本発明の実施例1の要部説明図である。 本発明の実施例1のシーケンス説明図である。 本発明の実施例1の要部フローチャートである。 マルチキャスト配信規制制御の状態遷移図である。 MLDプロトコルの説明図である。 マルチキャスト配信規制制御のシーケンス説明図である。 マルチキャスト配信規制制御のシーケンス説明図である。 サーバに複数のルータ及びクライアントを接続したデータ伝送システムの説明図である。 従来例のデータ伝送システムの説明図である。 従来例のデータ伝送システムの説明図である。
符号の説明
1 マルチキャストサーバ
2 ルータ(FHR)
11 メモリ
12 マルチキャストデータ配信制御部
13 データ送信制御部
14 伝送路送信制御部
15 伝送路受信制御部
16 データ受信制御部
17 マルチキャスト配信規制制御部
21 伝送路受信制御部
22 データ受信制御部
23 マルチキャストルーティング制御部
24 設定切替部(SW)
25 伝送路送受信制御部
26 データ送受信制御部
27 マルチキャスト配信規制制御部
28 インタフェース部

Claims (5)

  1. マルチキャストパケットを送信する機能を有するサーバと、該サーバと同一ネットワークに接続され、該サーバからのマルチキャストパケットを受信してマルチキャストルーティングにより送信する機能を有するルータとを含むデータ伝送システムに於いて、
    前記ルータは、前記マルチキャストパケットを受信するクライアントが存在しなくなったことを識別した時に前記サーバに対して配信停止制御パケットの送信制御を行うマルチキャスト配信規制制御部を備え、
    前記サーバは、前記ルータからの前記配信停止要求制御パケットにより、前記マルチキャストパケットの送信停止の制御を行うマルチキャスト配信規制制御部を備えた
    ことを特徴とするデータ伝送システム。
  2. 前記ルータは、前記マルチキャスト配信規制制御部とマルチキャストルーティング制御部とを含む構成を有し、前記マルチキャスト配信規制制御部は、前記マルチキャストルーティング制御部による前記サーバからのマルチキャストパケットの配信先がないことの判定結果により、前記サーバに対する配信停止制御パケットの送出制御を行う構成を有することを特徴とする請求項1記載のデータ伝送システム。
  3. 前記サーバの前記マルチキャスト配信規制制御部は、前記ルータからの配信停止制御パケットの受信により、アプリケーションレイヤ又はネットワークレイヤで前記マルチキャストパケットの送信規制制御を行う構成を有することを特徴とする請求項1記載のデータ伝送システム。
  4. サーバからのマルチキャストパケットを受信したルータが、マルチキャストルーティングにより送信するデータ伝送制御方法に於いて、
    前記ルータは、マルチキャストルーティングエントリにより、前記サーバからのマルチキャストパケットの送信先の有無を判定し、該送信先がない場合に、前記サーバに対して前記マルチキャストパケットの配信停止を要求し、該サーバは、前記配信停止の要求により、前記マルチキャストパケットの送信規制を行う過程を含む
    ことを特徴とするデータ伝送制御方法。
  5. 前記ルータからの配信停止の要求により、前記サーバは、アプリケーションレイヤ又はネットワークレイヤによる制御処理によって前記マルチキャストパケットの送信規制制御を行う過程を含むことを特徴とする請求項4記載のデータ伝送制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014093605A (ja) * 2012-11-01 2014-05-19 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> マルチキャスト番組時間課金システム及び方法

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