JP2006259964A - リサイクル資源回収量予測システム及び予測プログラム - Google Patents

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友雄 三崎
Shinya Oki
真也 沖
Toshihiro Koda
敏宏 幸田
Morihiro Inoue
盛宏 井上
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Abstract

【課題】リサイクル資源の近未来における回収量を比較的正確に算出可能な技術を提供する。
【解決手段】商品販売数量を格納しておく商品販売量DB34と、商品とリサイクル資源区分との対応関係を定義しておく個別商品−リサイクル資源区分DB36と、リサイクル資源区分別の販売数量を集計するリサイクル資源区分別販売量算出部32と、集計結果を格納するリサイクル資源区分別販売量DB13と、リサイクル資源区分とリサイクル資源の種類及び量との対応関係を定義しておくリサイクル資源構成DB14と、当該期間におけるリサイクル資源の排出量を算出する店舗排出量算出部16と、回収実績量を格納しておく回収実績DB20と、各リサイクル資源の排出量データと回収実績量データに基づいて両者間の連動比率を算出する連動比率算出部22と、将来の同期間における同地域からの回収予定量を算出する回収予定量算出部26とを備えたリサイクル資源回収量予測システム10。
【選択図】 図1

Description

この発明は、リサイクル資源回収量予測システム及び予測プログラムに係り、特に、利用済みのペットボトルや段ボールなど、資源として再生利用可能な廃棄物の近未来における回収量を算出する技術に関する。
近年、環境問題に対する人々の意識が向上した結果、利用済みのペットボトルや段ボールなどの廃棄物が分別回収され、再生利用に供される比率が高まってきている。
また、これに伴い廃棄物を資源として有償で取引するケースも増えてきており、一部の自治体では回収した廃棄物の引き渡し先を入札によって決定することも実施されている。
さらに、非特許文献1に示すように、インターネット上にゴミの排出企業と再生処理企業とのマッチングの場を提供するWebサイトも登場している。
このように、有償の取引対象として注目を集めつつある廃棄物ではあるが、これまでは近い将来においてどの程度の廃棄物が回収されるかについて正確に予測する方法がなかった。
特に、企業からの排出量は生産計画に基づいてある程度予測可能であるが、家庭から排出される廃棄物の量を事前に予測することは困難であり、非特許文献2に示すように、これまでは過去の増加傾向や人口推移予測等から将来のゴミの回収量を大雑把に推測していた。
このため、その取引も現に回収した廃棄物を対象にするしかなく、価格も固定的とならざるを得なかった。
廃棄物・リサイクル資源の電子取引市場[平成17年2月9日検索] インターネットURL:http://www.recycle1.com/index.html 滋賀県廃棄物処理計画/廃棄物処理の現状と将来予測[平成17年2月9日検索] インターネットURL:http://www.pref.shiga.jp/public/haikibutsu/shorikeikaku-shuseigo/keikaku/no2.pdf
しかしながら、今後、経済的な価値を備えたリサイクル資源として廃棄物を円滑に流通させていくためには、自治体の枠を超えた大規模な取引市場を形成する必要があり、その前提として変動相場制や先物取引の実現が必要となる。
そして、変動相場制や先物取引を実現するためには、近い将来におけるリサイクル資源の回収量を定量的に算出する技術の確立が不可欠となる。
この発明は、廃棄物の取引に係る従来の上記問題を解決するために案出されたものであり、リサイクル資源の本格的な取引市場を形成するため、その前提条件となる廃棄物の近未来における回収量を比較的正確に算出できる技術を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載したリサイクル資源回収量予測システムは、特定地域内に立地する特定店舗における商品の販売数量を商品毎に格納しておく商品販売量記憶手段と、各商品とリサイクル資源の種類及び量との対応関係を定義しておくリサイクル資源構成記憶手段と、所定期間における商品の販売数量データと、当該商品に係るリサイクル資源の種類及び量のデータに基づき、当該期間におけるリサイクル資源の排出量をリサイクル資源毎に算出する手段と、同地域におけるリサイクル資源の回収実績量をリサイクル資源毎に格納しておく回収実績記憶手段と、各リサイクル資源の排出量データと、所定期間におけるリサイクル資源の回収実績量データに基づいて、両者間の連動比率を算出する手段と、過去の所定期間におけるリサイクル資源の排出量データに対応の連動比率を適用することにより、将来の同期間における当該リサイクル資源の同地域からの回収予定量を算出する手段とを備えたことを特徴としている。
また、請求項2に記載したリサイクル資源回収量予測システムは、特定地域内に立地する特定店舗における商品の販売数量を商品毎に格納しておく商品販売量記憶手段と、各商品とリサイクル資源の区分との対応関係を定義しておく商品−リサイクル資源区分記憶手段と、商品販売量記憶手段及び商品−リサイクル資源区分記憶手段を参照し、リサイクル資源の区分毎の販売数量を集計する手段と、この集計結果を格納するリサイクル資源区分別販売量記憶手段と、各リサイクル資源の区分とリサイクル資源の種類及び量との対応関係を定義しておくリサイクル資源構成記憶手段と、所定期間におけるリサイクル資源区分別の販売数量データと、当該区分に係るリサイクル資源の種類及び量のデータに基づき、当該期間におけるリサイクル資源の排出量をリサイクル資源毎に算出する手段と、同地域におけるリサイクル資源の回収実績量をリサイクル資源毎に格納しておく回収実績記憶手段と、各リサイクル資源の排出量データと、所定期間におけるリサイクル資源の回収実績量データに基づいて、両者間の連動比率を算出する手段と、過去の所定期間におけるリサイクル資源の排出量データに対応の連動比率を適用することにより、将来の同期間における当該リサイクル資源の同地域からの回収予定量を算出する手段とを備えたことを特徴としている。
また、請求項3に記載したリサイクル資源回収量予測プログラムは、コンピュータを、特定地域内に立地する特定店舗における商品の販売数量を商品毎に格納しておく商品販売量記憶手段、各商品とリサイクル資源の種類及び量との対応関係を定義しておくリサイクル資源構成記憶手段、所定期間における商品の販売数量データと、当該商品に係るリサイクル資源の種類及び量のデータに基づき、当該期間におけるリサイクル資源の排出量をリサイクル資源毎に算出する手段、同地域におけるリサイクル資源の回収実績量をリサイクル資源毎に格納しておく回収実績記憶手段、各リサイクル資源の排出量データと、所定期間におけるリサイクル資源の回収実績量データに基づいて、両者間の連動比率を算出する手段、過去の所定期間におけるリサイクル資源の排出量データに対応の連動比率を適用することにより、将来の同期間における当該リサイクル資源の同地域からの回収予定量を算出する手段として機能させることを特徴としている。
また、請求項4に記載したリサイクル資源回収量予測プログラムは、コンピュータを、特定地域内に立地する特定店舗における商品の販売数量を商品毎に格納しておく商品販売量記憶手段、各商品とリサイクル資源の区分との対応関係を定義しておく商品−リサイクル資源区分記憶手段、商品販売量記憶手段及び商品−リサイクル資源区分記憶手段を参照し、リサイクル資源の区分毎の販売数量を集計する手段、この集計結果を格納するリサイクル資源区分別販売量記憶手段、各リサイクル資源の区分とリサイクル資源の種類及び量との対応関係を定義しておくリサイクル資源構成記憶手段、所定期間におけるリサイクル資源区分別の販売数量データと、当該区分に係るリサイクル資源の種類及び量のデータに基づき、当該期間におけるリサイクル資源の排出量をリサイクル資源毎に算出する手段、同地域におけるリサイクル資源の回収実績量をリサイクル資源毎に格納しておく回収実績記憶手段、各リサイクル資源の排出量データと、所定期間におけるリサイクル資源の回収実績量データに基づいて、両者間の連動比率を算出する手段、過去の所定期間におけるリサイクル資源の排出量データに対応の連動比率を適用することにより、将来の同期間における当該リサイクル資源の同地域からの回収予定量を算出する手段として機能させることを特徴としている。
この発明に係るリサイクル資源回収量予測システム及び予測プログラムにあっては、上記のように、特定地域(例えば市町村)の特定店舗における所定期間(例えば6ヶ月)内の商品販売数量データに基づいて排出されるリサイクル資源の種類及びそれぞれの量を算出すると共に、各リサイクル資源の排出量データと同地域における所定期間の回収実績データに基づいて両者間の連動比率をリサイクル資源毎に算出する機能を備えている。
そして、この連動比率は各リサイクル資源の当該地域における特定店舗からの排出量と、同地域における各リサイクル資源の回収実績量との相関性を強く反映しているため、これを過去の所定期間におけるリサイクル資源の排出量データに適用することにより、将来の同期間における同地域からの回収量を比較的高い精度で導出することが可能となる。
図1に示すように、この発明に係るリサイクル資源回収量予測システム10は、センターサーバ11と、複数の店舗側サーバ12を備えている。
センターサーバ11は、リサイクル資源区分別販売量DB13と、リサイクル資源構成DB14と、店舗排出量算出部16と、店舗排出量DB18と、リサイクル資源回収実績DB20と、連動比率算出部22と、連動比率DB24と、回収予定量算出部26と、回収予定量DB28とを備えている。
上記店舗排出量算出部16、連動比率算出部22及び回収予定量算出部26は、センターサーバ11のCPUが、OS及び専用のアプリケーションプログラムに従って必要な処理を実行することによって実現される。
また、上記リサイクル資源区分別販売量DB13、リサイクル資源構成DB14、店舗排出量DB18、リサイクル資源回収実績DB20、連動比率DB24及び回収予定量DB28は、センターサーバ11のハードディスク内に設けられている。
店舗側サーバ12は、特定地域(例えばA市)に立地するスーパーマーケットやコンビニエンスストア等のチェーン本部が管理しており、リサイクル資源区分別販売量算出部32と、商品販売量DB34と、個別商品−リサイクル資源区分DB36を備えている。
上記リサイクル資源区分別販売量算出部32は、店舗側サーバ12のCPUが、OS及び専用のアプリケーションプログラムに従って必要な処理を実行することによって実現される。また、商品販売量DB34及び個別商品−リサイクル資源区分DB36は、店舗側サーバ12のハードディスク内に設けられている。
図2(a)に示すように、商品販売量DB34には、少なくとも個別商品を特定するJANコードと、各商品の一月分の販売数量が格納されている。
また、図2(b)に示すように、個別商品−リサイクル資源区分DB32には、個別商品を特定するJANコードと、各商品が属するリサイクル資源区分との対応関係が定義されている。
そして、リサイクル資源区分別販売量算出部32は、商品販売量DB34及び個別商品−リサイクル資源区分DB32を参照することにより、図2(c)に示すように、リサイクル資源区分別販売量データを生成する。
このリサイクル資源区分別販売量データは、店舗側サーバ12からセンターサーバ11にオンラインで定期的に送信され、リサイクル資源区分別販売量DB13に店舗単位で格納される。
あるいは、店舗側サーバ12によって生成され、CDーROM等の記録媒体に格納されたリサイクル資源区分別販売量データをオフラインで受け取り、リサイクル資源区分別販売量DB13に格納してもよい。
上記リサイクル資源構成DB14には、各商品が購入・消費される際に発生するリサイクル資源(主として梱包材)の構成が予め定義されている。
図3はその一例を示すものであり、リサイクル資源区分毎に具体的なリサイクル資源の名称及び数量が設定されている。例えば、ペットボトル類(3)に該当する商品の場合、大型のペットボトル:1本、プラスティック製のキャップ:1個、プラスティック製のラベル:1枚がリサイクル資源として発生することが規定されている。
上記リサイクル資源回収実績DB20には、特定地域、この場合にはA市における各リサイクル資源の回収実績データが、月次で更新登録される。
図4は、このリサイクル資源回収実績DB20におけるデータ項目を例示するものであり、リサイクル資源及び回収実績数量の項目を備えている。
これらの回収実績データは、A市の清掃局のサーバ40からオンラインで送信され、リサイクル資源回収実績DB20に格納される。
あるいは、A市の清掃局からCDーROM等の記録媒体に格納された回収実績データをオフラインで受け取り、リサイクル資源回収実績DB20に格納してもよい。
つぎに、図5のフローチャートに従い、各リサイクル資源の店舗排出数量及び回収実績数量に基づいてそれぞれの連動比率を算出するまでの処理手順を説明する。
まず、リサイクル資源区分別販売量DB13に各店舗からの販売量データが月次で登録されると、店舗排出量算出部16が起動し、リサイクル資源区分別販売量DB13から各店舗の新規登録データを取り込み、リサイクル資源区分毎に販売数量を集計する(S10)。
つぎに店舗排出量算出部16は、リサイクル資源構成DB14を参照し、各リサイクル資源区分に属する具体的なリサイクル資源及び数量を特定する(S12)と共に、それぞれの排出数量を算出する(S14)。
例えば、ペットボトル類(1)の販売数量が100,000であった場合、店舗排出量算出部16は以下の算出結果を出力する。
(1) ペットボトル小・・・100,000本
(2) プラキャップ・・・100,000個
(3) プララベル・・・100,000枚
また、段ボール類(1)の販売数量が100,000であった場合、店舗排出量算出部16は以下の算出結果を出力する。
(1) 段ボール中・・・100,000個
(2) 発泡スチロール・・・100,000個
(3) プラカバー中・・・100,000個
(4) プラカバー小・・・100,000個
(5) 箱留め金具・・・200,000個
つぎに店舗排出量算出部16は、各リサイクル資源の排出数量を月単位で集計し、店舗排出量DB18に格納する(S16)。
図6は、店舗排出量DB18の登録例を示している。
上記のようにして所定期間(例えば6ヶ月)分の店舗排出数量データが店舗排出量DB18に蓄積されると(S18)、連動比率算出部22が起動し、店舗排出量DB18に蓄積された過去6ヶ月分の店舗排出数量をリサイクル資源毎に集計する(S20)と共に、リサイクル資源回収実績DB20に蓄積された過去6ヶ月分の回収実績数量をリサイクル資源毎に集計する(S22)。
つぎに連動比率算出部22は、店舗排出数量の集計データと回収実績数量の集計データに基づき、両者間の連動比率をリサイクル資源単位で算出する(S24)。
例えば、1月〜6月におけるペットボトル小の店舗排出数量が300,000本であり、A市における同期間のペットボトル小の回収実績数量が1,500,000本であった場合、以下のようにして連動比率が算出される。
300,000本/1,500,000本=0.2
また、1月〜6月における段ボール中の店舗排出数量が50,000個であり、A市における同期間の段ボール中の回収実績数量が300,000個であった場合、以下のようにして連動比率が算出される。
50,000個/300,000個=0.16
連動比率算出部22によって算出された各リサイクル資源の連動比率は、連動比率DB24に格納される(S26)。
図7は、連動比率DB24の登録例を示している。
なお、連動比率を算出するために比較する回収実績数量は、必ずしも上記のように店舗排出数量の集計期間と同一期間とする必要はない。
すなわち、店舗における購入から商品の消費、廃棄、回収までには時間差があることを考慮し、資源区分ごとに所定の時間差を設定しておき、比較期間を当該時間差分ずらしたうえで連動比率を算出することとしてもよい。
例えば、1ヶ月の時間差を設定した場合には、1〜6月の店舗排出数量と2〜7月の回収実績数量とによって連動比率が算出される。
つぎに、図8フローチャートに従い、各リサイクル資源の月毎の店舗排出数量及び連動比率に基づいてそれぞれの回収予定数量を算出する際の処理手順を説明する。
まず、上記のS10〜S16と同様の手順により、各リサイクル資源の店舗排出数量が店舗排出量DB18に格納される(S30〜S36)。
つぎに、回収予定量算出部26が起動し、店舗排出量DB18からリサイクル資源毎に直近の店舗排出数量データを抽出する(S38)と共に、各店舗排出数量データに対応の連動比率を適用することにより、各リサイクル資源の近未来における回収予定数量を算出する(S40)。
例えば、2004年7月におけるペットボトル小の店舗排出量が10,000本であった場合、10,000本/0.2=50,000本が、同年8月における回収予定数量として計上される。
回収予定量算出部26によって算出された各リサイクル資源の回収予定数量データは、回収予定量DB28に格納される(S42)。
図9は、回収予定量DB28の登録例を示している。
上記においては、A市におけるリサイクル資源の回収予定数量を算出する例を説明したが、実際には全国の主要な自治体毎に回収予定数量を算出し、その結果が回収予定量DB28に蓄積される。
したがって、この回収予定量DB28内のデータを有償または無償で一般公開することにより、各リサイクル資源の回収予定数量を全国規模で認識することが可能となり、需要と供給の関係に基づいて取引価格の変動をもたらすことが可能となる。
また、各自治体毎に各リサイクル資源の将来における回収量をある程度の確度で見込めるようになるため、リサイクル資源の先物取引も実現可能となる。
上記においては、過去6ヶ月分の店舗排出量データ及び回収実績データに基づいて各リサイクル資源の連動比率を導出したが、この発明はこれに限定されるものではない。
一般論としては、できるだけ長期間の蓄積データに基づいて連動比率を導く方が回収予定数量の精度が高まるといえるが、予測値と実測値との乖離が大きい場合には、算出の基礎となるデータの蓄積期間を適宜調整すればよい。
また、各リサイクル資源の連動比率を一旦算出した後も、運用を通じて蓄積された新しいデータに基づいて連動比率を再計算し、連動比率DB24の登録データを定期的にアップデートすることが望ましい。
上記においては、直近月の店舗販売数量に基づいて翌月の回収予測数量を算出する例を示したが、この発明はこれに限定されるものではない。
例えば、過去3ヶ月における店舗販売数量に基づいて向こう3ヶ月間の回収予測数量を算出することも当然に可能である。
上記の実施形態にあっては、店舗側で個別商品の販売データをリサイクル資源区分単位の販売数量データに変換する演算処理が実行され、その結果がセンターサーバ11に送信されるものであり、重要な企業秘密である個別商品の販売情報自体は外部に流出しない仕組みであるため、各店舗の協力が得易くなることが期待できる。
ただし、この発明は上記の実施形態に限定されるものではない。例えば、個別商品−リサイクル資源区分DB36をセンターサーバ11側に設けておき、店舗側サーバ12から提供された個別商品の販売データに基づき、センターサーバ11側でリサイクル資源区分別販売数量の算出処理を実行するように構成することもできる。
あるいは、リサイクル資源構成DB14に個別商品とリサイクル資源の種類及び数量との対応関係を定義しておき、商品販売データから直接リサイクル資源毎の排出数量を算出するように構成してもよい。
このシステム10の場合、その予測精度を高めるためには可能な限り多数の店舗を参加させ、リサイクル資源区分別の販売数量データや商品販売数量データをできるだけ多く収集することが有効である。
このために、例えば各店舗からリサイクル資源区分毎の販売数量データを有償で引き受けるように運用すれば、各店舗に新たな収益源を付与することができ、多くの店舗をこのシステム10に参加させることが可能となる。
また、各店舗に対しセンターサーバ11内に蓄積されている各種データのフィードバックを約束することにより、このシステム10への参加を促すことも可能である。
例えば、リサイクル資源回収実績データをフィードバックすれば、各店舗はこれと自店の商品販売情報とを比較することで当該地域における個別商品毎の消費パターンを把握することが可能となり、独自の売上予測システムや発注システムを構築することが可能となる。
このシステム10に参加した自治体に対しては、各リサイクル資源の近未来における回収予測データがフィードバックされるため、その取引に基づく収益の予測が可能となるメリットの他、設備や人員の拡充等の事前対応が可能となるメリットが生じる。
上記においては、リサイクル資源の店舗排出量、回収実績量及び回収予定量を数量ベースで計算する例を示したが、重量ベースで計算することも当然に可能である。
この場合には、リサイクル資源構成DB14に各リサイクル資源の重量データを定義しておくと共に、リサイクル資源回収実績DB20にリサイクル資源の回収実績データを重量単位で格納しておけばよい。
この発明に係るリサイクル資源回収量予測システムの機能構成を示すブロック図である。 商品販売量DBの登録データと個別商品−リサイクル資源区分DBの登録データに基づいてリサイクル資源区分別販売量データが生成される様子を示す説明図である。 リサイクル資源構成DBのデータ項目を示す説明図である。 リサイクル資源回収実績DBの登録データを示す説明図である。 リサイクル資源の店舗排出数量及び回収実績数量に基づいて連動比率を算出する際の処理手順を示すフローチャートである。 店舗排出量DBの登録データを示す説明図である。 連動比率DBの登録データを示す説明図である。 リサイクル資源の店舗排出数量及び連動比率に基づいて回収予定数量を算出する際の処理手順を示すフローチャートである。 回収予定量DBの登録データを示す説明図である。
符号の説明
10 リサイクル資源回収量予測システム
11 センターサーバ
12 店舗側サーバ
13 リサイクル資源区分別販売量DB
14 リサイクル資源構成DB
16 店舗排出量算出部
18 店舗排出量DB
20 リサイクル資源回収実績DB
22 連動比率算出部
24 連動比率DB
26 回収予定量算出部
28 回収予定量DB
32 リサイクル資源区分別販売量算出部
34 商品販売量DB
36 リサイクル資源区分DB
40 清掃局のサーバ

Claims (4)

  1. 特定地域内に立地する特定店舗における商品の販売数量を商品毎に格納しておく商品販売量記憶手段と、
    各商品とリサイクル資源の種類及び量との対応関係を定義しておくリサイクル資源構成記憶手段と、
    所定期間における商品の販売数量データと、当該商品に係るリサイクル資源の種類及び量のデータに基づき、当該期間におけるリサイクル資源の排出量をリサイクル資源毎に算出する手段と、
    同地域におけるリサイクル資源の回収実績量をリサイクル資源毎に格納しておく回収実績記憶手段と、
    各リサイクル資源の排出量データと、所定期間におけるリサイクル資源の回収実績量データに基づいて、両者間の連動比率を算出する手段と、
    過去の所定期間におけるリサイクル資源の排出量データに対応の連動比率を適用することにより、将来の同期間における当該リサイクル資源の同地域からの回収予定量を算出する手段と、
    を備えたことを特徴とするリサイクル資源回収量予測システム。
  2. 特定地域内に立地する特定店舗における商品の販売数量を商品毎に格納しておく商品販売量記憶手段と、
    各商品とリサイクル資源の区分との対応関係を定義しておく商品−リサイクル資源区分記憶手段と、
    商品販売量記憶手段及び商品−リサイクル資源区分記憶手段を参照し、リサイクル資源の区分毎の販売数量を集計する手段と、
    この集計結果を格納するリサイクル資源区分別販売量記憶手段と、
    各リサイクル資源の区分とリサイクル資源の種類及び量との対応関係を定義しておくリサイクル資源構成記憶手段と、
    所定期間におけるリサイクル資源区分別の販売数量データと、当該区分に係るリサイクル資源の種類及び量のデータに基づき、当該期間におけるリサイクル資源の排出量をリサイクル資源毎に算出する手段と、
    同地域におけるリサイクル資源の回収実績量をリサイクル資源毎に格納しておく回収実績記憶手段と、
    各リサイクル資源の排出量データと、所定期間におけるリサイクル資源の回収実績量データに基づいて、両者間の連動比率を算出する手段と、
    過去の所定期間におけるリサイクル資源の排出量データに対応の連動比率を適用することにより、将来の同期間における当該リサイクル資源の同地域からの回収予定量を算出する手段と、
    を備えたことを特徴とするリサイクル資源回収量予測システム。
  3. コンピュータを、
    特定地域内に立地する特定店舗における商品の販売数量を商品毎に格納しておく商品販売量記憶手段、
    各商品とリサイクル資源の種類及び量との対応関係を定義しておくリサイクル資源構成記憶手段、
    所定期間における商品の販売数量データと、当該商品に係るリサイクル資源の種類及び量のデータに基づき、当該期間におけるリサイクル資源の排出量をリサイクル資源毎に算出する手段、
    同地域におけるリサイクル資源の回収実績量をリサイクル資源毎に格納しておく回収実績記憶手段、
    各リサイクル資源の排出量データと、所定期間におけるリサイクル資源の回収実績量データに基づいて、両者間の連動比率を算出する手段、
    過去の所定期間におけるリサイクル資源の排出量データに対応の連動比率を適用することにより、将来の同期間における当該リサイクル資源の同地域からの回収予定量を算出する手段、
    として機能させることを特徴とするリサイクル資源回収量予測プログラム。
  4. コンピュータを、
    特定地域内に立地する特定店舗における商品の販売数量を商品毎に格納しておく商品販売量記憶手段、
    各商品とリサイクル資源の区分との対応関係を定義しておく商品−リサイクル資源区分記憶手段、
    商品販売量記憶手段及び商品−リサイクル資源区分記憶手段を参照し、リサイクル資源の区分毎の販売数量を集計する手段、
    この集計結果を格納するリサイクル資源区分別販売量記憶手段、
    各リサイクル資源の区分とリサイクル資源の種類及び量との対応関係を定義しておくリサイクル資源構成記憶手段、
    所定期間におけるリサイクル資源区分別の販売数量データと、当該区分に係るリサイクル資源の種類及び量のデータに基づき、当該期間におけるリサイクル資源の排出量をリサイクル資源毎に算出する手段、
    同地域におけるリサイクル資源の回収実績量をリサイクル資源毎に格納しておく回収実績記憶手段、
    各リサイクル資源の排出量データと、所定期間におけるリサイクル資源の回収実績量データに基づいて、両者間の連動比率を算出する手段、
    過去の所定期間におけるリサイクル資源の排出量データに対応の連動比率を適用することにより、将来の同期間における当該リサイクル資源の同地域からの回収予定量を算出する手段、
    として機能させることを特徴とするリサイクル資源回収量予測プログラム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013005495A1 (ja) * 2011-07-05 2013-01-10 株式会社日立製作所 使用済み製品排出量算出方法及び使用済み製品排出量算出装置

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