JP2006255803A - Torque wrench - Google Patents
Torque wrench Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006255803A JP2006255803A JP2005072935A JP2005072935A JP2006255803A JP 2006255803 A JP2006255803 A JP 2006255803A JP 2005072935 A JP2005072935 A JP 2005072935A JP 2005072935 A JP2005072935 A JP 2005072935A JP 2006255803 A JP2006255803 A JP 2006255803A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- torque wrench
- indicator lamp
- torque
- display
- tightening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
- Surgical Instruments (AREA)
Abstract
Description
この発明は、例えば、超音波手術装置のプローブを振動子に適切なトルクで締め付けるために使用する、トルクレンチに関する。 The present invention relates to a torque wrench that is used, for example, for tightening a probe of an ultrasonic surgical apparatus to a vibrator with an appropriate torque.
例えば特許文献1には、トルクレンチが記載されている。このトルクレンチは、例えば、超音波手術装置のプローブを振動子に適切なトルクで締め付けるために使用する。このトルクレンチは、ある一面を上にして使用する。一定以上の回転負荷をトルクレンチのヘッドに加えるとクリック感が得られ、適切にプローブへの振動子の装着が完了したことを確認することができる。
しかし、このトルクレンチでは、記載事項の見落としや、クリック感の不感知など、プローブに振動子の装着を行うための適切な使用方法が難しい。このため、適切なトルク以上の力でプローブに振動子を締め付けたり、超音波手術装置の使用後、振動子がプローブから外れ難くなるなどの故障を引き起こすことがある。 However, with this torque wrench, it is difficult to use a proper method for attaching a vibrator to the probe, such as overlooking a description item or not detecting a click feeling. For this reason, it may cause a failure such as tightening the vibrator on the probe with a force greater than an appropriate torque, or making it difficult for the vibrator to come off the probe after using the ultrasonic surgical apparatus.
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、締め付け方向、および、締め付け完了などの適切な使用方法を作業者に容易に認識させることが可能なトルクレンチを提供することにある。 The present invention has been made in order to solve such a problem, and the object of the present invention is to allow an operator to easily recognize an appropriate usage such as a tightening direction and completion of tightening. Is to provide a simple torque wrench.
上記課題を解決するために、この発明に係るトルクレンチは、螺合により1対の部材を互いに対して締め付けるために使用され、操作アームと、この操作アームの先端で前記操作アームに対して回動可能に配設されたヘッド部と、前記操作アームに対して前記ヘッド部を所定の方向に付勢する付勢機構とを備えている。このトルクレンチは、前記1対の部材の一方に対する前記1対の部材の他方の締め付け方向を作業者に認識させるように表示する表示部と、前記表示部に接続され、前記表示部を点灯させる電力を供給する電力供給部とをさらに備えていることを特徴とする。 In order to solve the above-mentioned problems, a torque wrench according to the present invention is used for tightening a pair of members with respect to each other by screwing. The head unit is provided so as to be movable, and a biasing mechanism that biases the head unit in a predetermined direction with respect to the operation arm. The torque wrench is connected to the display unit and displays the display unit so that an operator recognizes the tightening direction of the other of the pair of members with respect to one of the pair of members, and turns on the display unit. And a power supply unit for supplying power.
このため、トルクレンチに設けられた電力供給部から電力が供給されて作業者に認識させるように表示部が例えば点灯する。このため、トルクレンチの締め付け方向を作業者が容易に認識することができるので、誤った使用による螺合対象物の故障などを防止することができる。 For this reason, a display part lights, for example so that electric power may be supplied from the electric power supply part provided in the torque wrench, and an operator may recognize. For this reason, since the operator can easily recognize the tightening direction of the torque wrench, it is possible to prevent a failure of the screwed object due to incorrect use.
また、好ましくは、前記1対の部材の一方に対する前記1対の部材の他方の締め付けが所定の締め付け力量になると、前記表示部を消灯させる表示切替スイッチ部をさらに備えていることを特徴とする。 Preferably, the display device further includes a display changeover switch unit that turns off the display unit when the tightening of the other of the pair of members with respect to one of the pair of members reaches a predetermined tightening force amount. .
このため、螺合作業が完了したことが作業者に容易に認識されるので、螺合状態がきつ過ぎたり、緩過ぎたりすることを防止することができる。 For this reason, since it is easily recognized by the operator that the screwing operation is completed, it is possible to prevent the screwing state from being too tight or too loose.
また、好ましくは、前記ヘッド部は、前記1対の部材の一方が挿入される凹部と、前記1対の部材の一方が前記凹部に挿入されると前記電力供給部から前記表示部に電力を供給する電源スイッチ部とを備えていることを特徴とする。 Preferably, the head unit receives power from the power supply unit to the display unit when one of the pair of members is inserted into the recess and when one of the pair of members is inserted into the recess. And a power switch unit for supplying the power.
凹部に1対の部材の一方が挿入されたときのみ電力供給部から表示部に電力を供給するので、無駄に電力を消費することを防止することができる。 Since power is supplied from the power supply unit to the display unit only when one of the pair of members is inserted into the recess, it is possible to prevent wasteful power consumption.
この発明によれば、締め付け方向、および、締め付け完了などの適切な使用方法を作業者に容易に認識させることが可能なトルクレンチを提供することができる。 According to the present invention, it is possible to provide a torque wrench that allows an operator to easily recognize an appropriate usage method such as a tightening direction and completion of tightening.
以下、図面を参照しながらこの発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態という)について説明する。 The best mode for carrying out the present invention (hereinafter referred to as an embodiment) will be described below with reference to the drawings.
まず、第1の実施の形態について図1ないし図6を用いて説明する。 First, a first embodiment will be described with reference to FIGS.
この実施の形態に係る図1(A)および図1(B)に示すトルクレンチ10は、例えば、図2(A)に示す超音波処置装置のプローブユニット100を振動子ユニット(図示せず)にネジ込み固定するために使用される。すなわち、プローブユニット100の振動伝達部材102の基端部の取付ネジ104を、振動子ユニット110におけるホーン112のネジ穴部112a(図4参照)にネジ込み固定するために使用される。
The
図2(A)に示すように、振動伝達部材102の基端部の最大径部106には、ネジ回し用の工具を掛けるトルクレンチ掛部108が形成されている。図2(B)に示すように、このトルクレンチ掛部108には、円形断面の両側面が平面状に切り欠かれた位置決め用の平面部108a,108bがそれぞれ形成されている。
As shown in FIG. 2A, a torque
図1(A)および図1(B)に示すように、トルクレンチ10は、操作アーム12と、ヘッド部14とを備えている。操作アーム12とヘッド部14とは、操作アーム12の先端部で回動支点である回動ピン16によって互いに対して回動可能に連結されている。
As shown in FIGS. 1A and 1B, the
操作アーム12は、好ましくは滑り止めなどを有するグリップ12aを基端部に備えている。このため、操作者がグリップ12aを把持したときに把持し易く、滑り難い。なお、グリップ12aには、後述する蓄電池64(図5参照)が着脱可能に内蔵されている。
The
図1(B)に示すように、操作アーム12の先端部には、軸方向に延設されたスリット12bが形成されている。図3(A)および図3(B)に示すように、このスリット12bは、操作アーム12の軸方向に対して斜めに形成されている。図1(B)に示すように、このスリット12bの両側は、ヘッド部14の基端部を挟持する二股状の挟持部12cである。
As shown in FIG. 1B, a
図3(A)および図3(B)に示すように、ヘッド部14は、回動ピン16との連結端部とは反対側の端部に略矩形状のワーク係合凹部14aを備えている。トルクレンチ10の使用時には、このワーク係合凹部14aに振動伝達部材102のトルクレンチ掛部108が挿入されて係合される。
As shown in FIGS. 3A and 3B, the
この凹部14aには、蓄電池スイッチ(電源スイッチ)66(図1(A)参照)が配設されている。この蓄電池スイッチ66は、凹部14aにトルクレンチ掛部108が挿入されると押圧されてONに切り替えられ、後述する蓄電池64から電力が供給される。トルクレンチ掛部108が凹部14aから取り外されると押圧が解除されて蓄電池スイッチ66がOFFに切り替えられる。
A storage battery switch (power switch) 66 (see FIG. 1A) is disposed in the
ヘッド部14は、回動ピン16との連結端部とワーク係合凹部14aとの間に長穴状のスロット14bを備えている。このスロット14bは回動ピン16を中心とする円弧状に延設されている。このスロット14bの一端部には、表示切替スイッチ68(図3(A)参照)が配設されている。
The
図4に示すように、操作アーム12の先端部には、案内棒22と、ストッパ24とが装着されている。
As shown in FIG. 4, a
案内棒22は、操作アーム12の一側部に配置された第1の案内棒構成部材26と、他側部に配置された第2の案内棒構成部材28とを備えている。
The
第1の案内棒構成部材26は、雄ネジ部26aを備えている。この雄ネジ部26aは、操作アーム12の挟持部12cにそれぞれ嵌挿されているとともに、ヘッド部14のスロット14bに挿入されている。
The first guide
第2の案内棒構成部材28は、ネジ穴部28aを備えている。このネジ穴部28aには、第1の案内棒構成部材26の雄ネジ部26aが螺着されている。このため、第1の案内棒構成部材26と第2の案内棒構成部材28とは、操作アーム12の先端部に固定されている。
The second guide
第1の案内棒構成部材26の雄ネジ部26aは、操作アーム12に対してヘッド部14が回動するとスロット14b内を移動する。このため、スロット14bの一端部に配置された表示切替スイッチ68は、ON/OFFが雄ネジ部26aの接離、すなわち、案内棒22の接離によって切り替えられる。
The
なお、操作アーム12とヘッド部14とが図3(A)に示す状態(初期位置)では、表示切替スイッチ68の押圧が解除され、図3(B)に示す状態に使用されると表示切替スイッチ68が押圧される。ここで、表示切替スイッチ68の押圧が解除された状態で、表示切替スイッチ68はONの状態にある。表示切替スイッチ68が押圧された状態で、表示切替スイッチ68はOFFの状態にある。
When the
図3(A)ないし図4に示すように、操作アーム12のスリット12bの後方側には、ストッパ挿通孔12dが形成されている。すなわち、ストッパ24は、操作アーム12のスリット12bの後方側に配置されている。このストッパ24は、操作アーム12の一側部に配置された第1のストッパ構成部材32と、他側部に配置された第2のストッパ構成部材34とを備えている。
As shown in FIGS. 3A to 4, a
第1のストッパ構成部材32は、雄ネジ部32aを備えている。この雄ネジ部32aは、操作アーム12のストッパ挿通孔12dに嵌挿されている。
The first
第2のストッパ構成部材34は、ネジ穴部34aを備えている。このネジ穴部34aには、第1のストッパ構成部材32の雄ネジ部32aが螺着されている。このため、第1のストッパ構成部材32と第2のストッパ構成部材34とは、操作アーム12の両側に固定されている。
The second
各ストッパ構成部材32,34の外端部には外側フランジ36および内側フランジ38がそれぞれ形成されている。
An
図4に示すように、案内棒22およびストッパ24には、ダブルトーション形の捻りコイルバネ42が装着されている。この捻りコイルバネ42は、第1のコイル44aと、第2のコイル44bと、ヘッド押圧部46と、第1のコイル固定端部48aと、第2のコイル固定端部48bとを備えている。
As shown in FIG. 4, a double torsion type
ヘッド押圧部46は、略U字状に形成され、第1コイル44aと第2コイル44bとの内端部間に配設されている。すなわち、第1のコイル44aおよび第2のコイル44bは、ヘッド押圧部46によって一体的に連結されている。第1のコイル固定端部48aは略直線状に形成され、第1コイル44aの外端部から延出されている。第2のコイル固定端部48bは略直線状に形成され、第2コイル44bの外端部から延出されている。
The
第1のコイル44aは、第1の案内棒構成部材26の外周に巻装されている。第2コイル44bは、第2の案内棒構成部材28の外周に巻装されている。ヘッド押圧部46は、ヘッド部14の下縁部に当接されている。第1コイル固定端部48aは、第1のストッパ構成部材32の外側フランジ36と内側フランジ38との間に挿入された状態で係止されている。同様に、第2コイル固定端部48bは、第2のストッパ構成部材34の外側フランジ36と内側フランジ38との間に挿入された状態で係止されている。
The
このため、捻りコイルバネ42の第1コイル固定端部48aおよび第2コイル固定端部48bは、それぞれ外側フランジ36と内側フランジ38との間で横移動が規制された状態で係止されている。
For this reason, the first coil fixed
図3(A)および図3(B)に示すように、捻りコイルバネ42のヘッド押圧部46が当接されたヘッド部14の下縁部には、滑らかな曲面の一部に、ヘッド押圧部46が係合されるときのクリック感を出すための段差部52が形成されている。
As shown in FIG. 3A and FIG. 3B, the head pressing portion is formed on a part of a smooth curved surface at the lower edge portion of the
なお、図1(A)に示すように、ヘッド部14の表面にはトルクを加える方向を示す矢印型などの表示部である方向表示灯54が設けられている。この方向表示灯54は、例えば青色や緑色のLEDを備えている。この表示灯54には、後述する蓄電池64から供給される電力により点灯されるように、後述する内部回路62に電気的に接続されている。
As shown in FIG. 1A, a
操作アーム12の内部には、図5に示すように、内部回路62の一部が内蔵されている。この内部回路62は、電力供給手段として蓄電池64と、蓄電池スイッチ(第1のスイッチ)66と、表示切替スイッチ(第2のスイッチ)68と、上述した方向表示灯54とを備えている。内部回路62に蓄電池64が接続されているため、トルクレンチ10の使用時に外部から電力供給を行なう必要がない。
As shown in FIG. 5, a part of the
蓄電池64の例えばプラス極には、蓄電池スイッチ66が接続されている。この蓄電池64には、表示切替スイッチ68が接続されている。この表示切替スイッチ68には、方向表示灯54が接続されている。この方向表示灯54には、蓄電池64のマイナス極に接続されている。
A
次に、この実施の形態に係るトルクレンチ10の作用について図6を用いて説明する。
Next, the operation of the
振動伝達部材102の基端部の取付ネジ104(図2(A)参照)を振動子ユニット110におけるホーン112のネジ穴部112a(図4参照)に取り付ける作用について説明する。
The operation of attaching the attachment screw 104 (see FIG. 2A) at the base end of the
トルクレンチ10は、自然状態ではコイルバネ42のバネ力によって図1(A)および図3(A)に示す初期位置で保持されている。
The
ヘッド部14のワーク係合凹部14aに振動伝達部材102のトルクレンチ掛部108を挿入する(S1)。
The torque
このため、蓄電池スイッチ66が押圧される。すなわち、蓄電池スイッチ66がONに切り替えられる(S2)。内部回路62(図5参照)には、蓄電池64から電力が供給される。このとき、表示切替スイッチ68の押圧が解除されたONの状態にあるので、方向表示灯54が点灯する。
For this reason, the
初期位置から操作アーム12を操作して、ヘッド部14の方向表示灯54の矢印方向にトルク(回転負荷)を加える(S3)。すると、振動伝達部材102の基端部の取付ネジ104がホーン112のネジ穴部112aに締め付けられる。
The
トルクレンチ10に加えられるトルクが予め設定された所定の設定値を超えると、捻りコイルバネ42が収縮する。図3(A)および図3(B)に示すように、操作アーム12に対して回動ピン16を中心としてヘッド部14が回動する。そうすると、振動伝達部材102の基端部の取付ネジ104をホーン112のネジ穴部112aにネジ込み固定する締め付け作業時に取付ネジ104の締め付けトルクが一定となる。
When the torque applied to the
このとき、コイルバネ42のヘッド押圧部46がヘッド部14の下縁部の滑らかな曲面に沿って移動する。ヘッド押圧部46は、ヘッド部14の下縁部の段差部52を乗り越える。このような段差部52の乗り越えによって急激に振動伝達部材102の締め付けトルクを低下させるとともに、クリック感が出される。
At this time, the
操作アーム12に対して回動ピン16を中心としてヘッド部14が回動すると、案内棒22がスロット14b内を移動する。このため、図3(B)に示すように、表示切替スイッチ68が案内棒22の雄ネジ部26aに押圧される(S4)。すなわち、表示切替スイッチ68がOFFに切り替えられる。したがって、方向表示灯54が消灯する。
When the
このため、クリック感および方向表示灯54の消灯によって、取付ネジ104の締め付けが完了したことが作業者に認識される。
For this reason, the operator recognizes that the tightening of the mounting
作業者がトルクレンチ10に加えるトルクを緩める(回転負荷をかけるのをやめる)と、コイルバネ42の弾性力によりヘッド部14が図3(B)に示す回動状態から図3(A)に示す初期位置に戻る(S5)。案内棒22がスロット14b内を移動して、表示切替スイッチ68の押圧が解除される。すなわち、表示切替スイッチ68がONに切り替えられる。したがって、方向表示灯54が点灯する。
When the operator loosens the torque applied to the torque wrench 10 (stops applying the rotational load), the
なお、方向表示灯54に従ってヘッド部14に一定以上の回転負荷(トルク)をかけない状態では、方向表示灯54は点灯を継続する(S6)。
In addition, in the state which does not apply the rotational load (torque) more than fixed to the
トルクレンチ掛部108をヘッド部14の凹部14aから除去する(S7)。すると、蓄電池スイッチ66の押圧が解除される(S8)。すなわち、蓄電池スイッチ66がOFFに切り替えられる。そうすると、蓄電池64から内部回路62への電力の供給が止められる。したがって、表示切替スイッチ68がONの状態にあっても、方向表示灯54も消灯する。
The torque
次に、ホーン112のネジ穴部112aから振動伝達部材102の取付ネジ104を取り外す作用について説明する。
Next, the operation of removing the mounting
この場合、トルクレンチ10を使用して反時計回り方向(方向表示灯54で示す矢印方向に対して反対方向)にトルクを加える。
In this case, torque is applied using the
このとき、図3(A)に示すように、案内棒22の雄ネジ部26aがスロット14bの一端部に突き当てられた状態で保持される。このため、トルクレンチ10には、振動伝達部材102を取り外すための十分なトルクを加えることができる。このようにトルクを加えて振動伝達部材102の取付ネジ104をホーン112のネジ穴部112aから取り外す。
At this time, as shown in FIG. 3A, the
以上説明したように、この実施の形態によれば、以下のことがいえる。 As described above, according to this embodiment, the following can be said.
トルクレンチ10では、振動伝達部材102の基端部の取付ネジ104を振動子ユニット110におけるホーン112のネジ穴部112aにネジ込み固定する締め付け作業時に振動伝達部材102の取付ネジ104の締め付けトルクを一定にすることができる。このため、振動伝達部材102の取付ネジ104の締め付け作業時に締め付けトルクのバラツキを防止することができる。
In the
したがって、振動伝達部材102の取付ネジ104の締め付けが強すぎてホーン112のネジ穴部112aから振動伝達部材102の取付ネジ104を取り外すことができなくなることを防止することができる。振動伝達部材102の取付ネジ104の締め付けが緩すぎて超音波振動の伝達効率が低下することを防止することができる。
Therefore, it is possible to prevent the
このトルクレンチ10では、案内棒22に装着されているダブルトーション形の捻りコイルバネ42が外部に露出された状態で配置されている。このため、一般の工業用トルクレンチのようにトルクレンチ本体内にバネや、トルク調整機構などを組み込んだものに比べて構成を簡素化することができる。すなわち、トルクレンチ10を安価に製造することができるとともに、一般の工業用トルクレンチに比べて容易に洗滌することができる。このため、特に手術中に滅菌室内で振動伝達部材102の交換作業などを行い、使用後に洗滌作業が必要になる場合に本実施の形態に係るトルクレンチ10を有効に使用することができる。
In the
ヘッド部14に方向表示灯54を設けたので、トルクレンチ10を使用する際に、作業者が操作アーム12を移動させる方向を容易に認識することができる。このため、トルクレンチ10を誤って使用することを防止することができる。
Since the
トルクレンチ10を使用して振動伝達部材102の取付ネジ104をホーン112のネジ穴部112aに締め付ける際、作業者が締め付け完了をコイルバネ42が段差部52を乗り越える際のクリック感および方向表示灯54の消灯の両者によって容易に認識することができる。このため、適切なトルク以上の力での締め付けを防止することができる。
When using the
次に、第2の実施の形態について図7ないし図9を用いて説明する。この実施の形態は、第1の実施の形態の変形例であって、第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。 Next, a second embodiment will be described with reference to FIGS. This embodiment is a modification of the first embodiment. The same members as those described in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
図7に示すように、この実施の形態に係るトルクレンチ10の内部回路62には、完了表示灯72が方向表示灯54に並列に接続されている。すなわち、表示切替スイッチ68には、方向表示灯54とともに完了表示灯72が接続されている。このため、蓄電池64のマイナス極には、方向表示灯54および完了表示灯72が接続されている。なお、この完了表示灯72は、例えば緑色のLEDを備えている。
As shown in FIG. 7, a
図8に示すように、完了表示灯72は、ヘッド部14の方向表示灯54の近くに配置されている。この完了表示灯72は、それ自体を新たに設ける他、方向表示灯54の発光色を変えたり、方向表示灯54を点滅させるなどして完了表示灯として使用することも好適である。
As shown in FIG. 8, the
次に、この実施の形態に係るトルクレンチ10の作用について図9を用いて説明する。
Next, the operation of the
振動伝達部材102の基端部の取付ネジ104を振動子ユニット110におけるホーン112のネジ穴部112aに取り付ける作用について説明する。第1の実施の形態で説明した作用と同一の作用については説明を省略する。
The operation of attaching the
操作アーム12に対して回動ピン16を中心としてヘッド部14が回動すると、案内棒22がスロット14b内を他端部から一端部側に移動する。このため、表示切替スイッチ68が案内棒22の雄ネジ部26aに押圧される(S9)。すなわち、表示切替スイッチ68が第1の実施の形態で説明したOFFに切り替えられる。したがって、方向表示灯54が消灯する。このとき、表示切替スイッチ68は、完了表示灯72に対してはONの状態にあるので、完了表示灯72が点灯する。
When the
このため、クリック感とともに、方向表示灯54の消灯および完了表示灯72の点灯によって、取付ネジ104の締め付けが完了したことが作業者に認識される。
For this reason, the operator recognizes that the tightening of the mounting
作業者がトルクレンチ10に加えるトルクを緩める(回転負荷をかけるのをやめる)と、ヘッド部14は図3(B)に示す回動状態から図3(A)に示す初期位置に戻る(S10)。案内棒22がスロット14b内を移動して、表示切替スイッチ68の押圧が解除される。すなわち、表示切替スイッチ68が第1の実施の形態で説明したONに切り替えられる。したがって、完了表示灯72に対してはOFFの状態にあるので完了表示灯72が消灯し、方向表示灯54が点灯する。
When the operator loosens the torque applied to the torque wrench 10 (stops applying the rotational load), the
以上説明したように、この実施の形態によれば、以下のことがいえる。第1の実施の形態で説明したことに関しては記載を省略する。 As described above, according to this embodiment, the following can be said. The description of what has been described in the first embodiment is omitted.
トルクレンチ10を使用して振動伝達部材102の取付ネジ104をホーン112のネジ穴部112aに締め付ける際、作業者が締め付け完了をコイルバネ42が段差部52を乗り越える際のクリック感、方向表示灯54の消灯、および完了表示灯72の点灯によって容易に認識することができる。このため、適切なトルク以上の力での締め付けを防止することができる。
When using the
次に、第3の実施の形態について図10を用いて説明する。この実施の形態は、第2の実施の形態の変形例であって、第2の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。 Next, a third embodiment will be described with reference to FIG. This embodiment is a modification of the second embodiment. The same members as those described in the second embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
図10に示すように、この実施の形態に係るトルクレンチ10の内部回路62には、完了表示灯72の変わりに、発音機構74が接続されている。
As shown in FIG. 10, a
操作アーム12に対して回動ピン16を中心としてヘッド部14が回動すると、案内棒22がスロット14b内を他端部から一端部側に移動する。このため、表示切替スイッチ68が案内棒22の雄ネジ部26aに押圧される(S9)。すなわち、表示切替スイッチ68が第1の実施の形態で説明したOFFに切り替えられる。したがって、方向表示灯54が消灯する。このとき、表示切替スイッチ68は、発音機構74に対してはONの状態にあるので、発音機構74からブザーが鳴る。このブザーは、一時だけでも良く、作業者がトルクレンチ10に加えるトルクを緩める(回転負荷をかけるのをやめる)まで鳴り続けても良い。
When the
以上説明したように、この実施の形態によれば、以下のことがいえる。第1の実施の形態で説明したことに関しては記載を省略する。 As described above, according to this embodiment, the following can be said. The description of what has been described in the first embodiment is omitted.
トルクレンチ10を使用して振動伝達部材102の取付ネジ104をホーン112のネジ穴部112aに締め付ける際、作業者が締め付け完了をコイルバネ42が段差部52を乗り越える際のクリック感、方向表示灯54の消灯、および発音機構74のブザー音によって容易に認識することができる。このため、適切なトルク以上の力での締め付けを防止することができる。
When using the
次に、第4の実施の形態について図11ないし図14を用いて説明する。この実施の形態は第1の実施の形態の変形例であって、第1の実施の形態で用いた部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。 Next, a fourth embodiment will be described with reference to FIGS. This embodiment is a modification of the first embodiment. The same members as those used in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
図11に示すように、この実施の形態に係るトルクレンチ10の内部回路62には、異常表示スイッチ(第3のスイッチ)76が蓄電池64のマイナス極に接続されている。この異常表示スイッチ76には、異常表示灯78が接続されている。この異常表示灯78は、ヘッド部14の所定の方向に回転負荷がかけられているか否かを表示する。異常表示灯78は、蓄電池スイッチ66を介して蓄電池64のプラス極に接続される。異常表示スイッチ76は、押圧された状態でONとなり、押圧が解除された状態でOFFとなる。なお、この異常表示灯78は、例えば赤色のLEDを備えている。
As shown in FIG. 11, in the
すなわち、第1ないし第3の実施の形態で説明した表示切替スイッチ68の代わりに異常表示スイッチ76が配設され、方向表示灯54、完了表示灯72および発音機構74の代わりに異常表示灯78が配設されている。なお、方向表示灯54の位置には、矢印で示す方向表示部54aが形成されている。
That is, an
図12に示すように、異常表示スイッチ76は、ヘッド部14のスロット14bの他端部に配置されている。このため、案内棒22が他端部に移動すると、異常表示スイッチ76がONに切り替えられる。このとき、スロット14bの一端部からは、表示切替スイッチ68は除去されている。
As shown in FIG. 12, the
図13に示すように、異常表示灯78は、ヘッド部14で、方向表示部54aの裏面に配置されている。
As shown in FIG. 13, the
次に、この実施の形態に係るトルクレンチ10の作用について図14を用いて説明する。
Next, the operation of the
振動伝達部材102の基端部の取付ネジ104を振動子ユニット110におけるホーン112のネジ穴部112aに取り付ける作用について説明する。第1および第2の実施の形態で説明した作用と同一の作用については説明を省略する。
The operation of attaching the
ヘッド部14のワーク係合凹部14aに振動伝達部材102のトルクレンチ掛部108を挿入する(S1)。
The torque
このため、蓄電池スイッチ66が押圧される。すなわち、蓄電池スイッチ66がONに切り替えられる(S11)。内部回路62(図5参照)には、蓄電池64から電力が供給される。このとき、異常表示スイッチ76が押圧されたONの状態にあるので、異常表示灯78が点灯する。すなわち、初期位置では、異常表示灯78が点灯する。
For this reason, the
初期位置から操作アーム12を操作して、ヘッド部14の表示部54aの矢印方向にトルクを加える(S12)。
The
操作アーム12に対して回動ピン16を中心としてヘッド部14が回動すると、案内棒22がスロット14b内を移動する。このため、案内棒22が異常表示スイッチ76から離れる。すなわち、異常表示スイッチ76の押圧が解除されてOFFに切り替えられる(S13)。このため、異常表示灯78が消灯する。したがって、トルクレンチ10のヘッド部14に正常に回転負荷がかけられていることが作業者に認識される。
When the
作業者がトルクレンチ10に加えるトルクを緩める(回転負荷をかけるのをやめる)と、ヘッド部14は図3(B)に示す回動状態から図3(A)に示す初期位置に戻る(S14)。案内棒22がスロット14b内を移動して、異常表示スイッチ76が押圧される。すなわち、異常表示スイッチ76がONに切り替えられる。したがって、異常表示灯78が点灯する。
When the operator loosens the torque applied to the torque wrench 10 (stops applying the rotational load), the
一方、作業者が初期位置で方向表示部54aで表示する方向に対して反対方向に回転負荷をかけ続けた場合、異常表示スイッチ76は押圧された状態にある。このため、異常表示スイッチ76はONの状態にあり、異常表示灯78は点灯したままである(S15)。このように、トルクレンチ10が初期位置にある場合、および、方向表示部54aの表示に対して反対方向に負荷をかけ続けた場合、異常表示灯78が点灯し続ける。
On the other hand, when the worker continues to apply a rotational load in the opposite direction to the direction displayed on the direction display unit 54a at the initial position, the
トルクレンチ掛部108をヘッド部14の凹部14aから除去する(S7)。すると、蓄電池スイッチ66の押圧が解除される(S16)。すなわち、蓄電池スイッチ66がOFFに切り替えられる。そうすると、蓄電池64から内部回路62への電力の供給が止められる。
The torque
次に、ホーン112のネジ穴部112aから振動伝達部材102の取付ネジ104を取り外す作用について説明する。
Next, the operation of removing the mounting
この場合、トルクレンチ10を使用して反時計回り方向(方向表示灯54で示す矢印方向に対して反対方向)にトルクを加える。
In this case, torque is applied using the
このとき、図3(A)に示すように、案内棒22の雄ネジ部26aがスロット14bの他端部に突き当てられた状態で保持される。すなわち、ネジ穴部112aから取付ネジ104を取り外す場合、異常表示スイッチ76が押圧された状態にある。このため、異常表示灯78は点灯している。
At this time, as shown in FIG. 3A, the
以上説明したように、この実施の形態によれば、以下のことがいえる。第1の実施の形態で説明したことに関しては記載を省略する。 As described above, according to this embodiment, the following can be said. The description of what has been described in the first embodiment is omitted.
トルクレンチ10を初期位置に保持した場合、および、方向表示部54aで表示した矢印に対して反対方向に力を加えた場合、異常表示灯78が点灯し続ける。この状態からトルクレンチ10を正常に使用すると、異常表示灯78を消灯させることができる。したがって、トルクレンチ10の作業者に、トルクレンチ10が正常に使用されていること、正常に使用されていないことを容易に認識させることができる。
When the
なお、ここでは、異常表示灯78を方向表示灯54や完了表示灯72の代わりに使用することについて説明したが、異常表示灯78を新たに設けることは必ずしも必要ではない。例えば第1ないし第3の実施の形態で説明した方向表示灯54、完了表示灯72や発音機構74を、それらの発光色を変えたり、点滅させたりすることによって、異常表示灯として使用することも好適である。発音機構74のブザー音を変化させることも好適である。
Here, the use of the
次に、第5の実施の形態について図15および図16を用いて説明する。この実施の形態は第1ないし第4の実施の形態の変形例であって、第1ないし第4の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。 Next, a fifth embodiment will be described with reference to FIGS. 15 and 16. This embodiment is a modification of the first to fourth embodiments. The same members as those described in the first to fourth embodiments are denoted by the same reference numerals, and detailed description will be given. Omitted.
図15に示すように、この実施の形態に係るトルクレンチ10の内部回路62は、蓄電池64と、蓄電池スイッチ66と、表示切替スイッチ68と、方向表示灯54と、完了表示灯72と、発音機構74と、異常表示スイッチ76と、異常表示灯78とを備えている。完了表示灯72と発音機構74とは、直列に接続されている。
As shown in FIG. 15, the
次に、この実施の形態に係るトルクレンチ10の作用について図16を用いて説明する。
Next, the operation of the
振動伝達部材102の基端部の取付ネジ104を振動子ユニット110におけるホーン112のネジ穴部112aに取り付ける作用について説明する。
The operation of attaching the
トルクレンチ10は、自然状態ではコイルバネ42のバネ力によって図1(A)および図3(A)に示す初期位置で保持されている。
The
ヘッド部14のワーク係合凹部14aに振動伝達部材102のトルクレンチ掛部108を挿入する(S1)。
The torque
このため、蓄電池スイッチ66が押圧される。すなわち、蓄電池スイッチ66がONに切り替えられる(S17)。内部回路62(図5参照)には、蓄電池64から電力が供給される。このとき、表示切替スイッチ68の押圧が解除されたONの状態にあるので、方向表示灯54が点灯する。また、スロット14bの内部で案内棒22が他端部にあるので、異常表示スイッチ76は押圧された状態にある。このため、異常表示スイッチ76はONの状態にあり、異常表示灯78が点灯する。すなわち、初期位置では、方向表示灯54および異常表示灯78の両方が点灯する。
For this reason, the
初期位置から操作アーム12を操作して、ヘッド部14の表示灯54の矢印方向にトルクを加える(S3)。
The
操作アーム12に対して回動ピン16を中心としてヘッド部14が回動すると、案内棒22がスロット14b内を他端部から一端部側に移動する。このため、案内棒22が異常表示スイッチ76から離れる。すなわち、異常表示スイッチ76の押圧が解除されてOFFに切り替えられる(S13)。したがって、異常表示灯78が消灯する。
When the
一方、表示切替スイッチ68が案内棒22の雄ネジ部26aに押圧される(S9)。すなわち、表示切替スイッチ68が第1の実施の形態で説明したOFFに切り替えられる。したがって、方向表示灯54が消灯する。このとき、表示切替スイッチ68は、完了表示灯72および発音機構74に対してはONの状態にあるので、完了表示灯72が点灯するとともに、発音機構74からブザーが鳴る。
On the other hand, the
このため、クリック感、方向表示灯54の消灯、完了表示灯72の点灯、および発音機構74が発するブザー音によって、取付ネジ104の締め付けが完了したことが作業者に認識される。
Therefore, the operator recognizes that the tightening of the mounting
作業者がトルクレンチ10に加えるトルクを緩める(回転負荷をかけるのをやめる)と、ヘッド部14は図3(B)や図12に示す回動状態から図3(A)に示す初期位置に戻る(S10)。案内棒22がスロット14b内を移動して、表示切替スイッチ68の押圧が解除される。すなわち、表示切替スイッチ68がONに切り替えられる。したがって、完了表示灯72が消灯し、方向表示灯54が点灯する。なお、発音機構74からのブザー音は、完了表示灯72が消灯するまで鳴り続けていても良く、完了表示灯72が点灯してから数秒間など、短時間だけ鳴っていても良い。
When the operator loosens the torque applied to the torque wrench 10 (stops applying the rotational load), the
また、案内棒22がスロット14b内を一端部から他端部に移動して、異常表示スイッチ76が押圧される(S14)。すなわち、異常表示スイッチ76がONに切り替えられる。したがって、異常表示灯78が点灯する。
Further, the
なお、方向表示灯54の示す方向に従ってヘッド部14に一定以上の回転負荷(トルク)をかけない状態では、方向表示灯54は点灯を継続する(S18)。作業者が初期位置で方向表示灯54で表示する方向に対して反対方向に回転負荷をかけ続けた場合、異常表示スイッチ76は押圧された状態にある。このため、異常表示スイッチ76はONの状態にあり、異常表示灯78は点灯したままである。このように、トルクレンチ10が初期位置にある場合、および方向表示灯54の表示に対して反対方向に負荷をかけ続けた場合、異常表示灯78が点灯し続ける。
In a state where a rotational load (torque) exceeding a certain level is not applied to the
トルクレンチ掛部108をヘッド部14の凹部14aから除去する(S7)。
The torque
蓄電池スイッチ66の押圧が解除される(S19)。すなわち、蓄電池スイッチ66がOFFに切り替えられる。そうすると、内部回路62への電力の供給が止められる。したがって、表示切替スイッチ68がONの状態にあっても、方向表示灯54および異常表示灯78も消灯する。
The pressing of the
次に、ホーン112のネジ穴部112aから振動伝達部材102の取付ネジ104を取り外す作用について説明する。
Next, the operation of removing the mounting
この場合、トルクレンチ10を使用して反時計回り方向(方向表示灯54で示す矢印方向に対して反対方向)にトルクを加える。
In this case, torque is applied using the
このとき、図3(A)に示すように、案内棒22の雄ネジ部26aがスロット14bの他端部に突き当てられた状態で保持される。すなわち、ネジ穴部112aから取付ネジ104を取り外す場合、異常表示スイッチ76が押圧された状態にある。このため、方向表示灯54が点灯しているとともに、異常表示灯78が点灯している。
At this time, as shown in FIG. 3A, the
図3(A)に示すように、案内棒22の雄ネジ部26aがスロット14bの他端部に突き当てられた状態で保持される。このため、トルクレンチ10には、振動伝達部材102を取り外すための十分なトルクを加えることができる。このようにトルクを加えて振動伝達部材102の取付ネジ104をホーン112のネジ穴部112aから取り外す。
As shown in FIG. 3A, the
以上説明したように、この実施の形態によれば、以下のことがいえる。第1の実施の形態で説明したことに関しては記載を省略する。 As described above, according to this embodiment, the following can be said. The description of what has been described in the first embodiment is omitted.
トルクレンチ10を初期位置に保持した場合、および、方向表示灯54で表示した矢印に対して反対方向に力を加えた場合、方向表示灯54とともに異常表示灯78が点灯し続ける。この状態から方向表示灯54で示す方向にトルク(回転力)を加えて正常に使用すると、異常表示灯78を消灯させることができる。したがって、トルクレンチ10の作業者に、トルクレンチ10が正常に使用されていること、正常に使用されていないことを容易に認識させることができる。
When the
次に、第6の実施の形態について図17および図18を用いて説明する。この実施の形態は第1の実施の形態の変形例であって、第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。 Next, a sixth embodiment will be described with reference to FIGS. This embodiment is a modification of the first embodiment. The same members as those described in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
図17に示すように、この実施の形態に係るトルクレンチ10の内部回路62には、蓄電池64および蓄電池スイッチ(第1のスイッチ)66の代わりに圧電素子82が配置されている。圧電素子とは、電位差(電圧)を与えると振動し、逆に、圧電素子が振動する(素子に力が加えられる)と端部間に電位差を生じる性質を有する材料である。
As shown in FIG. 17, in the
この圧電素子82は、図示しないが、捻りコイルバネ42に配設されている。このため、コイルバネ42にトルクが加えられると圧電素子82の端部間には、電位差が生じる。すなわち、内部回路62に電流が流れる(電力が供給される)。
Although not shown, the
図17に示すように、この圧電素子82の両端には、表示切替スイッチ(第2のスイッチ)68が接続されている。
As shown in FIG. 17, a display changeover switch (second switch) 68 is connected to both ends of the
次に、この実施の形態に係るトルクレンチ10の作用について図18を用いて説明する。
Next, the operation of the
振動伝達部材102の基端部の取付ネジ104を振動子ユニット110におけるホーン112のネジ穴部112aに取り付ける作用について説明する。
The operation of attaching the
トルクレンチ10は、自然状態ではコイルバネ42のバネ力によって図1(A)および図3(A)に示す初期位置で保持されている。
The
ヘッド部14のワーク係合凹部14aに振動伝達部材102のトルクレンチ掛部108を挿入する。初期位置から操作アーム12を操作して、ヘッド部14の表示灯54の矢印方向にトルクを加える(S21)。すると、振動伝達部材102の基端部の取付ネジ104がホーン112のネジ穴部112aに締め付けられる。
The torque
トルクレンチ10に加えられるトルクが予め設定された所定の設定値を超えると、捻りコイルバネ42が収縮する。このため、圧電素子82が変形し、圧電素子82の端部間に電位差が生じる(S22)。このとき、表示切替スイッチ68の押圧が解除されたONの状態にあるので、内部回路62に電流が流れて方向表示灯54が点灯する。
When the torque applied to the
図3(A)および図3(B)に示すように、操作アーム12に対して回動ピン16を中心としてヘッド部14が回動する(S23)。そうすると、振動伝達部材102の基端部の取付ネジ104をホーン112のネジ穴部112aにネジ込み固定する締め付け作業時に取付ネジ104の締め付けトルクが一定となる。
As shown in FIGS. 3A and 3B, the
このとき、捻りコイルバネ42のヘッド押圧部46がヘッド部14の下縁部の滑らかな曲面に沿って移動する。ヘッド押圧部46は、ヘッド部14の下縁部の段差部52を乗り越える。このような段差部52の乗り越えによって急激に振動伝達部材102の締め付けトルクを低下させるとともに、クリック感が出される。
At this time, the
操作アーム12に対して回動ピン16を中心としてヘッド部14が回動すると、案内棒22がスロット14b内を移動する。このため、表示切替スイッチ68が案内棒22の雄ネジ部26aに押圧される(S24)。すなわち、表示切替スイッチ68がOFFに切り替えられる。したがって、方向表示灯54が消灯する。
When the
このため、クリック感および方向表示灯54の消灯によって、取付ネジ104の締め付けが完了したことが作業者に認識される。
For this reason, the operator recognizes that the tightening of the mounting
作業者がトルクレンチ10に加えるトルクを緩める(回転負荷をかけるのをやめる)と、ヘッド部14は図3(B)に示す回動状態から図3(A)に示す初期位置に戻る(S25)。案内棒22がスロット14b内を移動して、表示切替スイッチ68の押圧が解除される。すなわち、表示切替スイッチ68がONに切り替えられる。したがって、方向表示灯54が点灯する。
When the operator loosens the torque applied to the torque wrench 10 (stops applying the rotational load), the
なお、方向表示灯54に従ってヘッド部14に一定以上の回転負荷(トルク)をかけない状態では、方向表示灯54は点灯を継続する(S26)。
In addition, in the state which does not apply the rotational load (torque) more than fixed to the
一方、トルクを緩めるとともに、コイルバネ42の形状が元に戻る。そうすると、圧電素子82の変形も元に戻る(S27)。このため、圧電素子82の端部間に生じていた電位差がなくなる。したがって、方向表示灯54が消灯する。
On the other hand, the torque is loosened and the shape of the
次に、ホーン112のネジ穴部112aから振動伝達部材102の取付ネジ104を取り外す作用について説明する。
Next, the operation of removing the mounting
この場合、トルクレンチ10を使用して反時計回り方向(方向表示灯54で示す矢印方向に対して反対方向)にトルクを加える。
In this case, torque is applied using the
このとき、図3(A)に示すように、案内棒22の雄ネジ部26aがスロット14bの一端部に突き当てられた状態で保持される。このため、トルクレンチ10には、振動伝達部材102を取り外すための十分なトルクを加えることができる。このようにトルクを加えて振動伝達部材102の取付ネジ104をホーン112のネジ穴部112aから取り外す。トルクレンチ掛部108をヘッド部14の凹部14aから除去する。
At this time, as shown in FIG. 3A, the
以上説明したように、この実施の形態によれば、以下のことがいえる。 As described above, according to this embodiment, the following can be said.
ヘッド部14に方向表示灯54を設けたので、トルクレンチ10を使用する際に、作業者が締め付ける締め付け方向を容易に認識することができる。このため、トルクレンチ10を誤って使用することを防止することができる。
Since the
トルクレンチ10を使用して振動伝達部材102の取付ネジ104をホーン112のネジ穴部112aに締め付ける際、作業者が締め付け完了をコイルバネ42が段差部52を乗り越える際のクリック感および方向表示灯54の消灯の両者によって容易に認識することができる。このため、適切なトルク以上の力での締め付けを防止することができる。
When using the
さらに、内部回路62に電力を供給する場合、圧電素子82の端部間に生じる電位差によって供給することができるので、充電する必要がないとともに、電池がなくなるなどの心配をせずに使用することができる。
Furthermore, when power is supplied to the
次に、第7の実施の形態について図19および図20を用いて説明する。この実施の形態は第6の実施の形態の変形例であって、第6の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。 Next, a seventh embodiment will be described with reference to FIGS. 19 and 20. This embodiment is a modification of the sixth embodiment. The same members as those described in the sixth embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
図19に示すように、この実施の形態に係るトルクレンチ10の内部回路62は、完了表示灯72が方向表示灯54に並列に接続されている。すなわち、表示切替スイッチ68には、完了表示灯72が接続されている。このため、圧電素子82には、方向表示灯54および完了表示灯72が接続されている。
As shown in FIG. 19, in the
次に、この実施の形態に係るトルクレンチ10の作用について図20を用いて説明する。
Next, the operation of the
振動伝達部材102の基端部の取付ネジ104を振動子ユニット110におけるホーン112のネジ穴部112aに取り付ける作用について説明する。第1の実施の形態で説明した作用と同一の作用については説明を省略する。
The operation of attaching the
操作アーム12に対して回動ピン16を中心としてヘッド部14が回動すると、案内棒22がスロット14b内を移動する。このため、表示切替スイッチ68が案内棒22の雄ネジ部26aに押圧される(S28)。すなわち、表示切替スイッチ68がOFFに切り替えられる。したがって、方向表示灯54が消灯するとともに完了表示灯72が点灯する。
When the
クリック感とともに、方向表示灯54の消灯および完了表示灯72の点灯によって、取付ネジ104の締め付けが完了したことが作業者に認識された後、作業者がトルクレンチ10に加えるトルクを緩める(回転負荷をかけるのをやめる)。すると、ヘッド部14は図3(B)に示す回動状態から図3(A)に示す初期位置に戻る(S29)。案内棒22がスロット14b内を移動して、表示切替スイッチ68の押圧が解除される。すなわち、表示切替スイッチ68がONに切り替えられる。したがって、完了表示灯72に対してはOFFの状態にあるので完了表示灯72が消灯し、方向表示灯54が点灯する。
When the operator recognizes that the tightening of the mounting
以上説明したように、この実施の形態によれば、以下のことがいえる。第6の実施の形態で説明したことに関しては記載を省略する。 As described above, according to this embodiment, the following can be said. Description of what has been described in the sixth embodiment is omitted.
トルクレンチ10を使用して振動伝達部材102の取付ネジ104をホーン112のネジ穴部112aに締め付ける際、作業者が締め付け完了をコイルバネ42が段差部52を乗り越える際のクリック感、方向表示灯54の消灯、および完了表示灯72の点灯によって容易に認識することができる。このため、適切なトルク以上の力での締め付けを防止することができる。
When using the
次に、第8の実施の形態について図21を用いて説明する。この実施の形態は第7の実施の形態の変形例であって、第7の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。 Next, an eighth embodiment will be described with reference to FIG. This embodiment is a modification of the seventh embodiment. The same members as those described in the seventh embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
図21に示すように、この実施の形態に係るトルクレンチ10の内部回路62は、完了表示灯72の変わりに、発音機構74が配設されている。
As shown in FIG. 21, the
操作アーム12に対して回動ピン16を中心としてヘッド部14が回動すると、案内棒22がスロット14b内を移動する。このため、表示切替スイッチ68が案内棒22の雄ネジ部26aに押圧される(S9)。すなわち、表示切替スイッチ68がOFFに切り替えられる。したがって、方向表示灯54が消灯する。このとき、表示切替スイッチ68は、発音機構74に対してはONの状態にあるので、発音機構74からブザーが鳴る。このブザーは、一時だけでも良く、作業者がトルクレンチ10に加えるトルクを緩める(回転負荷をかけるのをやめる)まで鳴り続けても良い。
When the
以上説明したように、この実施の形態によれば、以下のことがいえる。第6の実施の形態で説明したことに関しては記載を省略する。 As described above, according to this embodiment, the following can be said. Description of what has been described in the sixth embodiment is omitted.
トルクレンチ10を使用して振動伝達部材102の取付ネジ104をホーン112のネジ穴部112aに締め付ける際、作業者が締め付け完了をコイルバネ42が段差部52を乗り越える際のクリック感、方向表示灯54の消灯、および発音機構74のブザー音によって容易に認識することができる。このため、適切なトルク以上の力での締め付けを防止することができる。
When using the
次に、第9の実施の形態について図22および図23を用いて説明する。この実施の形態は第4および第6の実施の形態の変形例であって、第4および第6の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。 Next, a ninth embodiment will be described with reference to FIGS. This embodiment is a modification of the fourth and sixth embodiments. The same members as those described in the fourth and sixth embodiments are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof will be given. Omitted.
図22に示すように、この実施の形態に係るトルクレンチ10の内部回路62は、異常表示スイッチ(第3のスイッチ)76が圧電素子82に接続されている。この異常表示スイッチ76には、異常表示灯78が接続されている。異常表示スイッチ76は、押圧された状態でONとなり、押圧が解除された状態でOFFとなる。なお、この異常表示灯78は、例えば赤色のLEDを備えている。
As shown in FIG. 22, in the
次に、この実施の形態に係るトルクレンチ10の作用について図23を用いて説明する。
Next, the operation of the
振動伝達部材102の基端部の取付ネジ104を振動子ユニット110におけるホーン112のネジ穴部112aに取り付ける作用について説明する。第1および第2の実施の形態で説明した作用と同一の作用については説明を省略する。
The operation of attaching the
ヘッド部14のワーク係合凹部14aに振動伝達部材102のトルクレンチ掛部108を挿入する。初期位置から操作アーム12を操作して、ヘッド部14の方向表示部54aの矢印方向にトルクを加える(S21)。
The torque
トルクレンチ10に加えられるトルクが予め設定された所定の設定値を超えると、捻りコイルバネ42が収縮する。このため、圧電素子82が変形し、圧電素子82の端部間に電位差が生じる(S30)。このとき、異常表示スイッチ76が押圧されたONの状態にあるので、内部回路62に電流が流れて異常表示灯78が点灯する。
When the torque applied to the
初期位置から操作アーム12を操作して、ヘッド部14の表示部54aの矢印方向にトルクを加える(S31)。
The
操作アーム12に対して回動ピン16を中心としてヘッド部14が回動すると、案内棒22がスロット14b内を移動する。このため、案内棒22が異常表示スイッチ76から離れる。すなわち、異常表示スイッチ76の押圧が解除されてOFFに切り替えられる(S32)。このため、異常表示灯78が消灯する。したがって、トルクレンチ10のヘッド部14に正常に回転負荷がかけられていることが作業者に認識される。
When the
作業者がトルクレンチ10に加えるトルクを緩める(回転負荷をかけるのをやめる)と、ヘッド部14は図3(B)に示す回動状態から図3(A)に示す初期位置に戻る(S33)。案内棒22がスロット14b内を移動して、異常表示スイッチ76が押圧される。すなわち、異常表示スイッチ76がONに切り替えられる。したがって、異常表示灯78が点灯する。
When the operator loosens the torque applied to the torque wrench 10 (stops applying the rotational load), the
一方、作業者が初期位置で方向表示部54aで表示する方向に対して反対方向に回転負荷をかけ続けた場合、異常表示スイッチ76は押圧された状態にある。このため、異常表示スイッチ76はONの状態にあり、異常表示灯78は点灯したままである(S34)。このように、トルクレンチ10が初期位置にある場合、および、方向表示部54aの表示に対して反対方向に負荷をかけ続けた場合、異常表示灯78が点灯し続ける。
On the other hand, when the worker continues to apply a rotational load in the opposite direction to the direction displayed on the direction display unit 54a at the initial position, the
一方、トルクを緩めるとともに、コイルバネ42の形状が元に戻る。そうすると、圧電素子82の変形も元に戻る(S35)。このため、圧電素子82の端部間に生じていた電位差がなくなる。したがって、異常表示灯78が消灯する。
On the other hand, the torque is loosened and the shape of the
以上説明したように、この実施の形態によれば、以下のことがいえる。 As described above, according to this embodiment, the following can be said.
トルクレンチ10を初期位置に保持した場合、および方向表示部54aで表示した矢印に対して反対方向に力を加えると、異常表示灯78が点灯し続ける。また、トルクレンチ10を正常に使用すると、異常表示灯78を消灯させることができる。したがって、トルクレンチ10の作業者に、トルクレンチ10が正常に使用されていること、正常に使用されていないことを容易に認識させることができる。
When the
次に、第10の実施の形態について図24および図25を用いて説明する。この実施の形態は第6ないし第9の実施の形態の変形例であって、第6ないし第9の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。 Next, a tenth embodiment will be described with reference to FIGS. This embodiment is a modification of the sixth to ninth embodiments. The same members as those described in the sixth to ninth embodiments are denoted by the same reference numerals, and detailed description will be given. Omitted.
図24に示すように、この実施の形態に係るトルクレンチ10の内部回路62は、圧電素子82と、表示切替スイッチ68と、方向表示灯54と、完了表示灯72と、発音機構74と、異常表示スイッチ76と、異常表示灯78とを備えている。完了表示灯72と発音機構74とは、直列に接続されている。
As shown in FIG. 24, the
この実施の形態に係るトルクレンチ10の作用について図25に示すが、第6ないし第9の実施の形態を組み合わせたものであるので、説明を省略する。
Although the operation of the
次に、第11の実施の形態について図26を用いて説明する。この実施の形態は、第1ないし第5の実施の形態の変形例であって、第1ないし第5の実施の形態で説明した部材と同一の部材および同一の作用を有する部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。 Next, an eleventh embodiment will be described with reference to FIG. This embodiment is a modification of the first to fifth embodiments, and is the same as the member described in the first to fifth embodiments and the member having the same action. Reference numerals are assigned and detailed description is omitted.
この実施の形態に係るトルクレンチ10は、第1ないし第10の実施の形態に係るトルクレンチ10に対して形状(構成)が異なる。以下、この実施の形態に係るトルクレンチ10の形状について説明する。
The
図26(A)に示すように、トルクレンチ10は、一端部が閉塞され、他端部側が開口された円筒状のトルクレンチ本体(操作アーム)12と、この本体12の先端に配設されたヘッド部14とを備えている。本体12とヘッド部14とは、本体12の先端部で回動支点である回動ピン16によって互いに対して回動可能に連結されている。
As shown in FIG. 26A, the
本体12の閉塞端部12eには、略中央部にネジ穴12fが形成されている。この本体12の開口端部側には、1対のスリット12gが形成されている。これらスリット12gには、上述した回動ピン16が挿入されている。
A screw hole 12f is formed in the
ヘッド部14には、回動ピン16との連結端部とは反対側の外端部に、略矩形状のワーク係合凹部14aが形成されている。トルクレンチ10の使用時には、このワーク係合凹部14aに振動伝達部材102のトルクレンチ掛部108が挿入されて係合される。この凹部14aには、蓄電池スイッチ66(図1参照)が配設されている。
In the
ヘッド部14は、トルクレンチ本体12の開口端部側に挿入された部分に平面部14cを備えている。この平面部14cの両側にはストッパ14d,14eがそれぞれ形成されている。平面部14cにおけるストッパ14e側の端部には肩部14fが形成されている。
The
トルクレンチ本体12の内部には摺動自在な1対のディスク12h,12iが配設されている。これらディスク12h,12iの間には、圧縮コイルバネ42が配設されている。
Inside the
トルクレンチ本体12のネジ穴12fには、トルク調整部材92の雄ネジ部92aが螺着されている。このトルク調整部材92の内端部は、ディスク12iに連結されている。このトルク調整部材92の外端部には、グリップ92bが連結されている。
A
なお、図示しないが、表示切替スイッチ68は、例えばスリット12gの端部に配置されている。
Although not shown, the
次に、この実施の形態に係るトルクレンチ10の作用について説明する。
Next, the operation of the
トルクレンチ10は、自然状態ではコイルバネ42のバネ力によって図26(A)に示す初期位置で保持されている。
The
このとき、ヘッド部14の平面部14cがディスク12hに接触した状態で保持されるとともに、平面部14cの片側のストッパ14dがスリット12gの終端部に当接された状態で保持されている。
At this time, the
ヘッド部14のワーク係合凹部14aに振動伝達部材102のトルクレンチ掛部108が挿入されて係合されたセット状態で、図26(A)中で時計回り方向にトルクを加える。このトルクレンチ10を使用して振動伝達部材102の基端部の取付ネジ104を振動子ユニット110におけるホーン112のネジ穴部112aにネジ込み固定する締め付け作業が行われる。
In the set state in which the
トルクレンチ10に加えられるトルクが予め設定された所定の設定値を超えると、図26(C)に示すように、圧縮コイルバネ42が収縮する。このため、トルクレンチ本体12に対して回動ピン16を中心としてヘッド部14が回動する。このとき、振動伝達部材102の取付ネジ104の締め付けトルクを一定にすることができる。
When the torque applied to the
トルクレンチ本体12に対して回動ピン16を中心としてヘッド部14が回動される動作時にはヘッド部14が傾く際に肩部14fでディスク12hを押圧する。このとき、振動伝達部材102の締め付けトルクを急激に変化(低下)させることができるので、クリック感を出すことができる。
When the
なお、トルクレンチ10に加えられるトルクを緩めると図26(C)の回動状態から図26(A)の初期位置に戻る。
Note that when the torque applied to the
ホーン112のネジ穴部112aから振動伝達部材102の取付ネジ104を取り外す際は、反時計回り方向にトルクを加える。このとき、図26(A)に示すようにストッパ14dがスリット12gの終端部に突き当てられた状態で保持される。そのため、振動伝達部材102を取り外すための十分なトルクを加えることができる。
When removing the mounting
以上説明したように、この実施の形態によれば、以下のことがいえる。 As described above, according to this embodiment, the following can be said.
振動伝達部材102の取付ネジ104の締め付け作業時に締め付けトルクのバラツキを防止することができる。このため、振動伝達部材102の取付ネジ104の締め付けが強すぎてホーン112のネジ穴部112aから振動伝達部材102の取付ネジ104を取り外すことができなくなることを防止することができる。振動伝達部材102の取付ネジ104の締め付けが緩すぎて超音波振動の伝達効率が低下することを防止することができる。
Variations in tightening torque can be prevented during the tightening operation of the mounting
なお、この実施の形態は、第1ないし第5の実施の形態の変形例として説明したが、第6ないし第10の実施の形態で説明したような回路を設けても良い。この場合、圧電素子82は、コイルバネ42に配設される。すなわち、この実施の形態は、第6ないし第10の実施の形態の変形例としても成立する。このため、この実施の形態に係るトルクレンチ10は、蓄電池64および蓄電池スイッチ66を用いる場合と、圧電素子82を用いる場合との両者に適合させることができる。
Although this embodiment has been described as a modification of the first to fifth embodiments, a circuit as described in the sixth to tenth embodiments may be provided. In this case, the
次に、第12の実施の形態について図27および図28を用いて説明する。この実施の形態は、第1ないし第5の実施の形態の変形例であって、第1ないし第5の実施の形態で説明した部材と同一の部材および同一の作用を有する部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。 Next, a twelfth embodiment will be described with reference to FIGS. This embodiment is a modification of the first to fifth embodiments, and is the same as the member described in the first to fifth embodiments and the member having the same action. Reference numerals are assigned and detailed description is omitted.
この実施の形態に係るトルクレンチ10は、第1ないし第10の実施の形態に係るトルクレンチ10に対して形状(構成)が異なる。以下、この実施の形態に係るトルクレンチ10の形状について説明する。
The
図27に示すように、トルクレンチ10は、円筒状のカラー部材(操作アーム)12と、板状のトルクレンチ本体(ヘッド部)14とを備えている。
As shown in FIG. 27, the
このトルクレンチ本体14の先端部には、略矩形状のワーク係合凹部14aが形成されている。トルクレンチ10の使用時には、このワーク係合凹部14aに振動伝達部材102のトルクレンチ掛部108が挿入されて係合される。この凹部14aには、蓄電池スイッチ66(図1参照)が配設されている。
A substantially rectangular
このトルクレンチ本体14の中央部位には、ワーク係合凹部14aに連結されたスリット14gが形成されている。このスリット14gの両側には、二股状の弾性腕部14h,14iが形成されている。
A
トルクレンチ本体14の基端部側には、カラー部材12が装着されている。図28(B)に示すように、このカラー部材12の先端部12jには、トルクレンチ本体14の弾性腕部14h,14iを押さえる押さえ部14kが形成されている。
A
図27に示すように、カラー部材12の内部には、トルクレンチ本体14の基端部14lに固定された内筒部14mが軸方向に摺動自在に配設されている。カラー部材12の内周面には、内筒部14mとの接合面間を摩擦により係止するOリング94が嵌着されている。
As shown in FIG. 27, an
カラー部材12の基端部12kには、略中央部位にネジ穴12lが形成されている。このネジ穴12lにはトルク調整部材96の雄ネジ部96aが螺着されている。このトルク調整部材96の内端部は内筒部14mに連結されている。このトルク調整部材96の外端部にはグリップ96bが連結されている。
A screw hole 12l is formed in the base end portion 12k of the
トルクレンチ本体14の一方の弾性腕部14hには、ロック操作位置を示すロック操作位置表示部14nと、リリース操作位置を示すリリース操作位置表示部14pとが設けられている。ロック操作位置表示部14nはトルクレンチ本体14の基端部側に配置されている。リリース操作位置表示部14pはこのロック操作位置表示部14nよりも先端側に配置されている。
One
なお、図示しないが、表示切替スイッチ68は、例えば本体12の閉塞端部12eに配置されている。
Although not shown, the
次に、この実施の形態に係るトルクレンチ10の作用について説明する。
Next, the operation of the
トルクレンチ10は振動伝達部材102の基端部の取付ネジ104を振動子ユニットにおけるホーン112のネジ穴部112aにネジ込み固定する締め付け作業を行う。この場合、図27に示すように、カラー部材12の先端部がロック操作位置表示部14nの「Lock」の表示と一致する位置にセットする。
The
この状態で、トルクレンチ10にトルクを加えることにより、このトルクレンチ10を使用して振動伝達部材102の基端部の取付ネジ104を振動子ユニットにおけるホーン112のネジ穴部112aにネジ込み固定する締め付け作業が行われる。
In this state, by applying torque to the
このとき、振動伝達部材102の基端部の取付ネジ104に加えるトルクが一定の値を超えるとトルクレンチ本体14の弾性腕部14h,14iが弾性変形する。このため、ワーク係合凹部14aの幅が広がる。そうすると、ワーク係合凹部14a内の振動伝達部材102のトルクレンチ掛部108が空回りを始める。したがって、振動伝達部材102のトルクレンチ掛部108を締め付けるトルクは一定となる。
At this time, if the torque applied to the mounting
また、振動伝達部材102の基端部の取付ネジ104を振動子ユニットにおけるホーン112のネジ穴部112aから取り外す場合には、図28(A)に示すように、カラー部材12の先端部とリリース操作位置表示部14pの「Release」の位置に合わせる。このため、振動伝達部材102のトルクレンチ掛部108を締め付ける時よりも大きなトルクを加えることができる。したがって、振動伝達部材102の取付ネジ104をホーン112のネジ穴部112aから確実に外すことができる。
Further, when the mounting
以上説明したように、この実施の形態によれば、以下のことがいえる。 As described above, according to this embodiment, the following can be said.
振動伝達部材102の取付ネジ104の締め付け作業時に締め付けトルクのバラツキを防止することができる。このため、振動伝達部材102の取付ネジ104の締め付けが強すぎてホーン112のネジ穴部112aから振動伝達部材102の取付ネジ104を取り外すことができなくなることを防止することができる。振動伝達部材102の取付ネジ104の締め付けが緩すぎて超音波振動の伝達効率が低下することを防止することができる。
Variations in tightening torque can be prevented during the tightening operation of the mounting
次に、第13の実施の形態について図29を用いて説明する。この実施の形態は、第12の実施の形態の変形例であって、第12の実施の形態で説明した部材と同一の部材および同一の作用を有する部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。 Next, a thirteenth embodiment will be described with reference to FIG. This embodiment is a modification of the twelfth embodiment. The same members as those described in the twelfth embodiment and members having the same functions are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof will be made. Description is omitted.
この実施の形態に係るトルクレンチ10は、第1ないし第10の実施の形態に係るトルクレンチ10に対して形状(構成)が異なる。以下、この実施の形態に係るトルクレンチ10の形状について説明する。
The
図29に示すように、トルクレンチ10は、板状のトルクレンチ本体14を備えている。この本体14の先端部には、ロック操作用の略矩形状のワーク係合凹部14aが形成されている。トルクレンチ10によるロック操作での使用時には、このワーク係合凹部14aに振動伝達部材102のトルクレンチ掛部108が挿入されて係合される。この凹部14aには、蓄電池スイッチ66(図1参照)が配設されている。
As shown in FIG. 29, the
このトルクレンチ本体14の中央部位には、ワーク係合凹部14aに連結されたスリット14gが形成されている。このスリット14gの両側には、二股状の弾性腕部14h,14iが形成されている。
A
トルクレンチ本体14の基端部側には、リリース操作用の略矩形状のワーク係合凹部98が形成されている。トルクレンチ10によるリリース操作での使用時には、このワーク係合凹部98に振動伝達部材102のトルクレンチ掛部108が挿入されて係合される。
On the proximal end side of the
トルクレンチ本体14の表面には、ロック操作位置表示部14qと、リリース操作位置表示部14rとが形成されている。ロック操作位置表示部14qは、ロック操作用のワーク係合凹部14a側にロック操作位置を示す。リリース操作位置表示部14rは、リリース操作用のワーク係合凹部98側にリリース操作位置を示す。
On the surface of the
次に、この実施の形態に係るトルクレンチ10の作用について説明する。
Next, the operation of the
トルクレンチ10で締め付け作業を行う場合、ロック操作用のワーク係合凹部14aを使用する。
When the tightening operation is performed with the
この状態で、トルクレンチ10にトルクを加えることにより、このトルクレンチ10を使用して取付ネジ104をネジ穴部112aにネジ込み固定する締め付け作業が行われる。このとき、振動伝達部材102の基端部の取付ネジ104に加えるトルクが一定の値を超えるとトルクレンチ本体14の弾性腕部14h,14iが弾性変形して、ワーク係合凹部14aの幅が広がる。このため、ワーク係合凹部14a内の振動伝達部材102のトルクレンチ掛部108が空回りを始める。したがって、振動伝達部材102のトルクレンチ掛部108を締め付けるトルクは一定となる。
In this state, by applying torque to the
一方、取付ネジ104をネジ穴部112aから取り外す場合、リリース操作用のワーク係合凹部98を使用する。
On the other hand, when the mounting
この状態で、トルクレンチ10にトルクを加える。このとき、凹部98にはスリットが形成されておらず、すなわち、弾性腕部が配設されていない。このため、振動伝達部材102のトルクレンチ掛部108に対して締め付ける際のトルクよりも大きなトルクを加えることができる。したがって、取付ネジ104をネジ穴部112aから確実に外すことができる。
In this state, torque is applied to the
以上説明したように、この実施の形態によれば以下のことがいえる。 As described above, according to this embodiment, the following can be said.
振動伝達部材102の取付ネジ104の締め付け作業時に締め付けトルクのバラツキを防止することができる。このため、振動伝達部材102の取付ネジ104の締め付けが強すぎてホーン112のネジ穴部112aから振動伝達部材102の取付ネジ104を取り外すことができなくなることを防止することができる。振動伝達部材102の取付ネジ104の締め付けが緩すぎて超音波振動の伝達効率が低下することを防止することができる。
Variations in tightening torque can be prevented during the tightening operation of the mounting
なお、上述した第11ないし第13の実施の形態で説明したトルクレンチ10には、第1の実施の形態で説明した方向表示灯54だけでなく、第2ないし第10の実施の形態で説明した完了表示灯72、発音機構74、異常表示スイッチ76、異常表示灯78などが適宜に配設される。このとき、表示切替スイッチ68や、異常表示スイッチ76は、適宜に切り替えられる位置に配置される。
The
また、上述した実施の形態で説明したトルクレンチ10は、超音波処置装置の振動伝達部材102と、ホーン112との間を螺合させるのに好ましいとして説明したが、上記の用途に限らず、種々の用途に使用することができる。
In addition, the
これまで、いくつかの実施の形態について図面を参照しながら具体的に説明したが、この発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で行なわれるすべての実施を含む。 Although several embodiments have been specifically described so far with reference to the drawings, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and all the embodiments performed without departing from the scope of the invention are described. Including implementation.
上記説明によれば、下記の事項の発明が得られる。また、各項の組み合わせも可能である。 According to the above description, the following matters can be obtained. Combinations of the terms are also possible.
[付記]
(付記項1)
超音波振動を発生する超音波振動子ユニットに対して超音波振動伝達部材を螺合により締め付けるためのトルクレンチであって、
前記超音波振動子ユニットに対する前記超音波振動伝達部材の締め付け方向を点灯する表示部と、
前記表示部を点灯させる電力を供給する電力供給部と
を具備することを特徴とするトルクレンチ。
[Appendix]
(Additional item 1)
A torque wrench for tightening an ultrasonic vibration transmission member by screwing to an ultrasonic transducer unit that generates ultrasonic vibrations,
A display unit for lighting a tightening direction of the ultrasonic vibration transmission member with respect to the ultrasonic transducer unit;
A torque wrench, comprising: a power supply unit that supplies power for lighting the display unit.
(付記項2)
前記超音波振動子ユニットに対する前記超音波振動伝達部材の締め付けが所定の締め付け力量になると、前記表示部を消灯させる表示切替スイッチ部をさらに具備することを特徴とする付記項1に記載のトルクレンチ。
(Appendix 2)
2. The torque wrench according to
(付記項3)
前記超音波振動伝達部材が挿入される凹部と、
前記超音波振動伝達部材が前記凹部に挿入されると前記電力供給部が前記表示部へ電力の供給を可能とするスイッチ部と
をさらに具備することを特徴とする付記項1もしくは付記項2に記載のトルクレンチ。
(Additional Item 3)
A recess into which the ultrasonic vibration transmitting member is inserted;
The
(付記項4)
前記電力供給部は、電力供給回路と蓄電池とからなることを特徴とする付記項1に記載のトルクレンチ。
(Appendix 4)
The torque wrench according to
(付記項5)
前記超音波振動伝達部材が挿入される凹部と、
前記超音波振動伝達部材が前記凹部に挿入されると電力を発生する圧電索子とこの電力を前記表示部へ供給する電力供給回路とからなる前記電力供給部と
をさらに具備することを特徴とする付記項1に記載のトルクレンチ。
(Appendix 5)
A recess into which the ultrasonic vibration transmitting member is inserted;
The power supply unit further comprising: a piezoelectric cord that generates power when the ultrasonic vibration transmitting member is inserted into the recess; and a power supply circuit that supplies the power to the display unit. The torque wrench according to
(付記項6)
超音波振動を発生する超音波振動子ユニットに対して超音波振動伝達部材を螺合により締め付けるためのトルクレンチであって、
前記超音波振動子ユニットに対する前記超音波振動伝達部材の締め付けが所定の締め付け力量になると告知音を発するブザー部と、
前記ブザー部に告知音を発させる電力を供給する電力供給部と
を具備することを特徴とするトルクレンチ。
(Appendix 6)
A torque wrench for tightening an ultrasonic vibration transmission member by screwing to an ultrasonic transducer unit that generates ultrasonic vibrations,
A buzzer that emits a notification sound when tightening of the ultrasonic vibration transmitting member with respect to the ultrasonic transducer unit reaches a predetermined tightening force amount;
A torque wrench comprising: an electric power supply unit that supplies electric power for generating a notification sound to the buzzer unit.
(付記項7)
前記超音波振動伝達部材が挿入される凹部と、
前記超音波振動伝達部材が前記凹部に挿入されると前記電力供給部から前記ブザー部へ電力の供給を可能とするスイッチ部と
をさらに具備することを特徴とする付記項6に記載のトルクレンチ。
(Appendix 7)
A recess into which the ultrasonic vibration transmitting member is inserted;
The torque wrench according to claim 6, further comprising: a switch unit that enables power supply from the power supply unit to the buzzer unit when the ultrasonic vibration transmission member is inserted into the recess. .
(付記項8)
超音波振動を発生する超音波振動子ユニットに対して超音波振動伝達部材を螺合により締め付けるためのトルクレンチであって、
前記超音波振動子ユニットに対して前記超音波振動伝達部材を締め付け方向とは逆方向に回転させたことを点灯により表示する表示部と、
前記表示部を点灯させる電力を供給する電力供給部と、
前記締め付け方向とは逆方向に回転したことを検知する検知部と、
前記検知部で前記締め付け方向とは逆方向に回転したことを検知すると前記電力供給部に表示部を点灯させる電力の供給を可能とするスイッチ部と
を具備することを特徴とするトルクレンチ。
(Appendix 8)
A torque wrench for tightening an ultrasonic vibration transmission member by screwing to an ultrasonic transducer unit that generates ultrasonic vibrations,
A display unit that displays by lighting that the ultrasonic vibration transmission member is rotated in the direction opposite to the tightening direction with respect to the ultrasonic transducer unit;
A power supply unit for supplying power for lighting the display unit;
A detection unit that detects that the rotation direction is opposite to the tightening direction;
A torque wrench comprising: a switch unit that enables the power supply unit to supply power to turn on the display unit when the detection unit detects that the rotation unit rotates in a direction opposite to the tightening direction.
(付記項9)
超音波手術装置のプローブと振動子を締め付けるトルクレンチにおいて、
使用方法を示す表示手段と、
前記表示手段に電力を供給する電力供給手段と
を有することを特徴とするトルクレンチ。
(Appendix 9)
In the torque wrench that tightens the probe and vibrator of the ultrasonic surgical device,
Display means for indicating usage, and
A torque wrench comprising power supply means for supplying power to the display means.
(付記項10)
前記表示手段は、
締め付け方向を示す方向表示灯と、
締め付け完了を示す完了表示灯と、
トルクレンチの使用方法が間違っていることを示す異常表示灯と、
締め付け完了を示す発音機構と
を有することを特徴とする付記項9に記載のトルクレンチ。
(Appendix 10)
The display means includes
A direction indicator that indicates the tightening direction;
A completion indicator light indicating the completion of tightening,
An abnormal indicator light indicating that the torque wrench is used incorrectly,
The torque wrench according to
(付記項11)
操作アームと、この操作アームの先端で操作アームに対して回動可能に配設されたヘッド部と、前記操作アームに対して前記ヘッド部を所定の方向に付勢する付勢機構とを具備し、前記ヘッド部に対して1対の部材を配置し、螺合により互いに対して締め付けるためのトルクレンチにおいて、
前記1対の部材の一方に対する前記1対の部材の他方の締め付け方向を点灯により表示する方向表示機構と、
前記表示部に接続され、前記表示部を点灯させる電力を供給する電力供給部と
をさらに具備することを特徴とするトルクレンチ。
(Appendix 11)
An operation arm, a head portion arranged to be rotatable with respect to the operation arm at the tip of the operation arm, and an urging mechanism for urging the head portion in a predetermined direction with respect to the operation arm. And a torque wrench for arranging a pair of members with respect to the head portion and tightening them against each other by screwing,
A direction display mechanism for displaying the other tightening direction of the pair of members with respect to one of the pair of members by lighting;
A torque wrench further comprising: a power supply unit that is connected to the display unit and supplies power for lighting the display unit.
(付記項12)
前記表示部は、前記ヘッド部に配置されていることを特徴とする付記項11に記載のトルクレンチ。
(Appendix 12)
The torque wrench according to
(付記項13)
前記電力供給部は、前記ヘッド部に配設された電力供給スイッチと、このスイッチに電気的に接続された蓄電池とを備えていることを特徴とする付記項11もしくは付記項12に記載のトルクレンチ。
(Appendix 13)
The power supply unit includes a power supply switch disposed in the head unit, and a storage battery electrically connected to the switch. A wrench.
(付記項14)
前記ヘッド部は、前記1対の部材の一方が配設される凹部を備え、
前記電力供給スイッチは、前記凹部に配設されていることを特徴とする付記項13に記載のトルクレンチ。
(Appendix 14)
The head portion includes a recess in which one of the pair of members is disposed,
14. The torque wrench according to
(付記項15)
前記電力供給部は、前記付勢機構に圧電素子を備えていることを特徴とする付記項11もしくは付記項12に記載のトルクレンチ。
(Appendix 15)
The torque wrench according to
(付記項16)
前記表示部は、締め付けが終了したことを認識させる完了表示手段を備えていることを特徴とする付記項11ないし付記項15のいずれか1に記載のトルクレンチ。
(Appendix 16)
The torque wrench according to any one of
(付記項17)
前記完了表示手段は、締め付けが完了したことを認識させる発音機構を備えていることを特徴とする付記項16に記載のトルクレンチ。
(Appendix 17)
The torque wrench according to
(付記項18)
前記完了表示手段は、表示灯を備えていることを特徴とする付記項16もしくは付記項17に記載のトルクレンチ。
(Appendix 18)
18. The torque wrench according to
(付記項19)
前記表示部は、締め付け時に異常が生じたことを知らせる異常表示手段を備えていることを特徴とする付記項11ないし付記項18のいずれか1に記載のトルクレンチ。
(Appendix 19)
19. The torque wrench according to any one of
(付記項20)
前記異常表示手段は、表示灯を備えていることを特徴とする付記項19に記載のトルクレンチ。
(Appendix 20)
The torque wrench according to
(付記項21)
前記1対の部材は、振動伝達部材の基端部のネジ部と、このネジ部が螺合される振動子ユニットのホーンのネジ穴部とであることを特徴とする付記項11ないし付記項20のいずれか1に記載のトルクレンチ。
(Appendix 21)
The pair of members is a screw portion of a base end portion of a vibration transmitting member and a screw hole portion of a horn of a vibrator unit to which the screw portion is screwed. 20. The torque wrench according to any one of 20 above.
10…トルクレンチ、12…操作アーム、12a…グリップ、12b…スリット、12c…挟持部、14…ヘッド部、14a…ワーク係合凹部、14b…スロット、16…回動ピン、22…案内棒、24…ストッパ、26…第1の案内棒構成部材、26a…雄ネジ部、28…第2の案内棒構成部材、28a…ネジ穴部、32…第1のストッパ構成部材、32a…雄ネジ部、34…第2のストッパ構成部材、34a…ネジ穴部、36…外側フランジ、38…内側フランジ、42…コイルバネ、44a…第1のコイル、44b…第2のコイル、46…ヘッド押圧部、48a…第1のコイル固定端部、48b…第2のコイル固定端部、52…段差部、54…方向表示灯、66…蓄電池スイッチ
DESCRIPTION OF
Claims (3)
この操作アームの先端で前記操作アームに対して回動可能に配設されたヘッド部と、
前記操作アームに対して前記ヘッド部を所定の方向に付勢する付勢機構と
を具備し、螺合により1対の部材を互いに対して締め付けるためのトルクレンチにおいて、
前記1対の部材の一方に対する前記1対の部材の他方の締め付け方向を作業者に認識させるように表示する表示部と、
前記表示部に接続され、前記表示部を点灯させる電力を供給する電力供給部と
をさらに具備することを特徴とするトルクレンチ。 An operation arm;
A head portion arranged to be rotatable with respect to the operation arm at the tip of the operation arm;
A torque wrench for tightening a pair of members against each other by screwing; and a biasing mechanism for biasing the head portion in a predetermined direction with respect to the operation arm.
A display unit for displaying an operator so as to recognize the tightening direction of the other of the pair of members with respect to one of the pair of members;
A torque wrench further comprising: a power supply unit that is connected to the display unit and supplies power for lighting the display unit.
前記1対の部材の一方が挿入される凹部と、
前記1対の部材の一方が前記凹部に挿入されると前記電力供給部から前記表示部に電力を供給する電源スイッチ部と
を備えていることを特徴とする請求項1もしくは請求項2に記載のトルクレンチ。 The head portion is
A recess into which one of the pair of members is inserted;
The power supply switch part which supplies electric power to the said display part from the said electric power supply part when one of the said one pair of members is inserted in the said recessed part is provided. Torque wrench.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005072935A JP2006255803A (en) | 2005-03-15 | 2005-03-15 | Torque wrench |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005072935A JP2006255803A (en) | 2005-03-15 | 2005-03-15 | Torque wrench |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006255803A true JP2006255803A (en) | 2006-09-28 |
Family
ID=37095563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005072935A Pending JP2006255803A (en) | 2005-03-15 | 2005-03-15 | Torque wrench |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006255803A (en) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010082763A (en) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Hitachi Koki Co Ltd | Electric power tool |
WO2011016305A1 (en) | 2009-08-05 | 2011-02-10 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | Torque wrench and ultrasonic surgery device |
JP2011194550A (en) * | 2010-03-24 | 2011-10-06 | Hitachi Koki Co Ltd | Power tool |
US10994394B2 (en) | 2017-08-29 | 2021-05-04 | Kyoto Tool Co., Ltd. | Tightening tool |
-
2005
- 2005-03-15 JP JP2005072935A patent/JP2006255803A/en active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010082763A (en) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Hitachi Koki Co Ltd | Electric power tool |
WO2011016305A1 (en) | 2009-08-05 | 2011-02-10 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | Torque wrench and ultrasonic surgery device |
US8231644B2 (en) | 2009-08-05 | 2012-07-31 | Olympus Medical Systems Corp. | Torque wrench and ultrasonic surgical device |
JP2011194550A (en) * | 2010-03-24 | 2011-10-06 | Hitachi Koki Co Ltd | Power tool |
US10994394B2 (en) | 2017-08-29 | 2021-05-04 | Kyoto Tool Co., Ltd. | Tightening tool |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI221797B (en) | Apparatus and method for ensuring proper torquing of multiple bolts on a structure | |
JP2009532217A (en) | Manual pliers with force monitoring means | |
WO2006123809A1 (en) | Waterproof structure for portion where members are tightened with screw | |
JP2006255803A (en) | Torque wrench | |
US20080022814A1 (en) | Wrench | |
JPH03103613A (en) | Fastening screw for assembling plate | |
US20070022846A1 (en) | Power wrench | |
US7448284B2 (en) | Spanner with strain alarm function | |
US20080314209A1 (en) | Torque wrench with detection and display of torque | |
US6904685B1 (en) | Pivotal device for scissors | |
JPH04348878A (en) | Bolt fastening tool white can measure axial force of bolt | |
JP2006346771A (en) | Electric fastening tool | |
JP2004351538A (en) | Portable electric tool with hook | |
JP2004050402A (en) | Hook screw driver | |
JP4406906B2 (en) | Plunger type connecting pin | |
JP3168529U (en) | spanner | |
TWI252794B (en) | Selective one-way wrench preventing rocking of direction switch in racing | |
JP2020114133A (en) | Auxiliary device for confirming slippage of overhead wire gripping device | |
JP2001054876A (en) | Jig for management of fastening torque of fastening part | |
JP7493868B1 (en) | Shackle shaft loosening prevention device | |
JP2020055056A (en) | Tool and tool system | |
JP3113975U (en) | Handle assist tool | |
JP2008121753A (en) | Structure for fixing member by screw | |
JP2002005324A (en) | Fastener for mounting block, and manifold solenoid valve | |
US20070295105A1 (en) | Warning device for torque measuring hand tool |