JP2006244229A - ウェブデータ生成装置およびコンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 無作為に収集したメタデータの一覧を効果的に表示するためのウェブデータを自動的に生成することを可能とする。
【解決手段】 メタデータを取得し、ユーザの個人環境プロファイルを取得し、取得したメタデータと個人環境プロファイルを比較し、この比較の結果に応じて、取得したメタデータの中から表示対象のデータを選別し、この選別されたメタデータの一覧を表示するためのウェブデータを生成する携帯代理サーバ3を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ウェブデータ生成装置およびコンピュータプログラムに関する。
近年、インターネット上において、RSS(Rich/RDF Site Summary)(例えば、非特許文献1参照)と呼ばれるメタデータ(meta data)を利用してウェブサイト等の概要を発信することが個人や企業によって行われている。閲覧者は、発信されているRSSファイルのみを取得し解析することによって、例えばそのウェブサイトがいつ更新され、どのような内容を含んでいるのかといった情報をすばやく得ることができる。
また、ユーザの携帯端末を利用した購入情報や電子タグを利用した物品詳細情報の履歴などを管理する個人環境プロファイルがユーザの行動と共に自動的に収集されるシステムが例えば非特許文献2に記載されている。
"RDF Site Summary (RSS) 1.0"、[online]、World Wide Web Consortium、[平成17年3月1日検索]、インターネット<URL:http://purl.org/rss/1.0/spec> 森川、本庄、山口、大橋、"複数の情報源から集約したユーザプロファイルの管理活用基盤の検討、"信学技報、NS2003-321, vol. 103, no. 690, pp.143-148, Mar. 2004.
ところで、将来的にはインターネット上だけでなく実空間上(日々の生活の場所、店舗や公共の施設等)においても、RSSファイルを発信する情報発信者が現れることが考えられる。そのような環境では、情報発信者は不特定多数に対してRSSファイルを発信し、閲覧者は無作為にRSSファイルを収集することになる。このため、無作為に収集したRSSファイルの一覧を表示するためのウェブデータを自動的に生成する技術が有用となる。
また、無作為に収集したRSSファイルから当人の状況に応じた重要な情報のみを表示するためのフィルタリング技術が有用となる。例えばキーワードを予め設定しておき、そのキーワードによってフィルタリング処理を行うことが考えられるが、そうしたキーワードは一般的に固有名詞などの固定的な情報に限られており、ユーザの状況に応じた選別を行うことは困難である。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、無作為に収集したメタデータの一覧を効率的に表示するためのウェブデータを自動的に生成することができるウェブデータ生成装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、本発明のウェブデータ生成装置をコンピュータを利用して実現するためのコンピュータプログラムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係るウェブデータ生成装置は、メタデータを取得するメタデータ取得手段と、ユーザの個人環境プロファイルを取得する個人環境プロファイル取得手段と、前記取得したメタデータと個人環境プロファイルを比較する比較手段と、前記比較の結果に応じて、前記取得したメタデータの中から表示対象のデータを選別する選別手段と、前記選別されたメタデータの一覧を表示するためのウェブデータを生成する生成手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係るウェブデータ生成装置においては、前記個人環境プロファイル取得手段は、ユーザの現在位置又は趣味嗜好を表すプロファイル情報を取得することを特徴とする。
本発明に係るウェブデータ生成装置においては、動的に変化するプロファイル情報と静的で変化の少ないプロファイル情報とに分類して、前記取得したメタデータの表示に関する重要度を設定する設定手段を備えたことを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、メタデータの一覧を表示さするためのウェブデータを生成するウェブデータ生成処理を行うためのコンピュータプログラムであって、メタデータを取得する機能と、ユーザの個人環境プロファイルを取得する機能と、前記取得したメタデータと個人環境プロファイルを比較する機能と、前記比較の結果に応じて、前記取得したメタデータの中から表示対象のデータを選別する機能と、前記選別されたメタデータの一覧を表示するためのウェブデータを生成する機能と、をコンピュータに実現させることを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムにおいては、前記個人環境プロファイルを取得する機能は、ユーザの現在位置又は趣味嗜好を表すプロファイル情報を取得することを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムにおいては、動的に変化するプロファイル情報と静的で変化の少ないプロファイル情報とに分類して、前記取得したメタデータの表示に関する重要度を設定する機能をさらにコンピュータに実現させることを特徴とする。
これにより、前述のウェブデータ生成装置がコンピュータを利用して実現できるようになる。
本発明によれば、無作為に収集したメタデータの一覧を効率的に表示するためのウェブデータを自動的に生成することができる。ユーザの現在位置又は趣味嗜好を表すプロファイル情報を取得することにより、ユーザの状況に応じた情報をフィルタリングすることができる。動的に変化するプロファイル情報と静的で変化の少ないプロファイル情報とに分類してメタデータの表示に関する重要度を設定することにより、ユーザの状況に応じた重要な情報のみをフィルタリングすることができる。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るウェブデータ生成システムの全体構成を示すブロック図である。図1に示されるウェブデータ生成システムは、アクティブタグID発信機(以下、単に「ID発信機」と称する)1、アクティブタグID読み取り機を有する携帯端末(以下、単に「携帯端末」と称する)2、携帯代理サーバ3、情報提供サーバ6及びプロファイルアグリゲータサーバ8を有する。
図1において、ID発信機1は、固有のタグIDを不特定者に対し常に発信している。このタグIDは、特定のメタデータの情報を一意に識別可能な識別情報である。つまり、本実施形態では、メタデータの情報はタグIDで置き換えられており、環境からはタグIDを発信する。なお、本実施形態では、提供されているメタデータ情報をRSS(Rich/RDF Site Summary)拡張データと称する。また、個人のプロファイル情報を個人環境プロファイルと称する。
携帯端末2は、アクティブタグID読み取り機によってID発信機1から発信されたタグIDを受信する。
携帯代理サーバ3は、携帯端末1とインターネットを介して接続される。本実施形態では、携帯端末1の実装上の問題による処理能力の限界を考慮して携帯代理サーバ3を用意しているが、携帯端末1及び携帯端末1は論理的には同一のノードである。携帯代理サーバ3は、情報提供サーバ6及びプロファイルアグリゲータサーバ8とインターネット等のコンピュータネットワークを介して接続され、各サーバ6、8から所望の情報を取得する。また、携帯代理サーバ3は、取得RSS拡張データデータベース(取得RSS拡張データDB)4と個人環境プロファイルデータベース(個人環境プロファイルDB)5を有する。
情報提供サーバ6は、RSS拡張データデータベース(RSS拡張データDB)7を有し、携帯代理サーバ3からの要求に応じてRSS拡張データDB7内のRSS拡張データを携帯代理サーバ3に送信する。
プロファイルアグリゲータサーバ8は、個人環境プロファイルデータベース(個人環境プロファイルDB)9を有し、携帯代理サーバ3からの要求に応じて個人環境プロファイルDB9内の個人環境プロファイルを携帯代理サーバ3に送信する。
次に、図2を参照して、図1に示すウェブデータ生成システムに係る全体的な動作を説明する。
図2において、ID発信機1は、固有のタグIDを不特定者に対し常に発信している。携帯端末2は、タグIDを受信すると(ステップS1)、この受信したタグIDに関連付けられている情報の問い合わせを携帯代理サーバ3を介して情報提供サーバ6に対して行う(ステップS2)。次いで、情報提供サーバ6は、その問い合わせのタグIDに関連付けられているRSS拡張データをRSS拡張データDB7から検索する(ステップS3)。次いで、情報提供サーバ6は、その検索結果のRSS拡張データ(RSSファイル)を返信する(ステップS4)。次いで、携帯代理サーバ3は、その返信されたRSS拡張データを取得RSS拡張データDB4に格納する(ステップS5)。
図3には、RSS拡張データのカテゴリと、カテゴリごとに含まれる内容の例が示されている。RSS拡張データは、図3に示されるように、大きく分けて5つのカテゴリに分類される。各カテゴリごとにRSS拡張データの形式は異なっている。また、各カテゴリごとに含まれる内容はそれぞれ異なっている。例えば、クーポン情報は、お店のURL(Uniform Resource Locator)、お店の名前、場所、特売商品等の商品のリスト、有効期限などがメタデータで記述される。
携帯代理サーバ3は、上記のRSS拡張データ取得処理によって取得したRSS拡張データを取得RSS拡張データDB4に蓄積し、後述するフィルタリング処理を行い、RSS拡張データの一覧(RSS拡張データリスト、以下、RSSリストと称する)を携帯端末2の画面上に表示するためのデータを生成する。
図4、図5、図6には、携帯端末2の画面上に表示される画面の遷移とその画面構成例が示されている。
図4において、画面101は、取得したRSS拡張データの一覧を表示している画面例である。この画面例では「八百屋のさいとう(特売情報)」、「肉屋のすずき(クーポン情報)」及び「山田太郎(プロフィール情報)」の3つのRSS拡張データが表示されている。ユーザが画面上の「次項」をクリック等で選択することにより、画面102、図5の画面103に順次遷移して他のRSS拡張データの一覧が表示される。さらに、一つのRSS拡張データを選択することにより、図5の画面104に示されるような詳細情報が表示される。この図5の画面104などの詳細情報画面に表示される情報は、RSS拡張データを基にして対応表から携帯代理サーバ3により作成される。図7には、その対応表の一例が示されている。対応表には、RSS拡張データとその表示内容が関連付けて記録されている。図7の例では、RSS拡張データと携帯端末2の画面上に表示させる内容との対応関係(クーポン情報の場合)が記録されている。
また、図4の画面101で、ユーザが画面上の「重要度」を選択することにより、重要度選択画面105が表示される。この重要度選択画面105上で、ユーザが重要度を選択すると、その選択結果に応じた表示内容に以降の表示内容が携帯代理サーバ3によって限定される。図6の画面106は、図4の重要度選択画面105上で「Very Interest(最重要)」が選択された場合の例が示されている。この画面106の表示内容は、ユーザの現在位置情報をもとに携帯代理サーバ3がフィルタリングした結果であり、ユーザの最重要な情報のみから構成されている。
次に、図1に示す携帯代理サーバ3の構成及びその動作について詳細に説明する。
図8には、図1に示す携帯代理サーバ3の詳細なブロック構成が示されている。
図8において、Webインタフェース31は、RSSリストの表示要求を携帯端末2から受信する。ID取得インタフェース32は、携帯端末2からのタグIDの取得を行う。RSSリーダ管理機能部33は、本システム全体を管理する。RSS取得機能部34は、情報提供サーバ6に接続する情報提供サーバインタフェース35を介して、情報提供サーバ6からRSS拡張データを取得する。
プロファイルアグリゲータサーバインタフェース36は、プロファイルアグリゲータサーバ8に接続する。RSSリスト作成機能部37はRSSリストを生成する。プロファイル取得機能部38は、プロファイルアグリゲータサーバインタフェース36を介して、プロファイルアグリゲータサーバ8から個人環境プロファイルを取得する。
ユーザIDキャッシュ39、DB_object40及びRSSリストキャッシュ41は、データを記憶し蓄積する。
ユーザIDキャッシュ39は、携帯端末2のサブスクライバIDに関連付けて、ユーザID及びユーザの個人環境プロファイルを保有しているプロファイルアグリゲータサーバ8のIPアドレスのデータを保持している。ユーザIDキャッシュ39は、サブスクライバIDから、ユーザID及びプロファイルアグリゲータサーバ8のIPアドレスに変換するための変換テーブルとして機能する。なお、ここでサブスクライバIDとは、携帯端末2から通知される「携帯端末2のID」のことである。
DB_object40は、情報提供サーバ6から取得したRSS拡張データ(図1の取得RSS拡張データDB4に対応)、ユーザの個人環境プロファイル(図1の個人環境プロファイルDB5に対応)及びRSSリストの作成用のデータを格納する。
RSSリストキャッシュ41は、重要度に応じて表示するRSS拡張データの全てのデータを一時的に格納する。
次に、図8に示す携帯代理サーバ3の動作を詳細に説明する。
初めに、図9を参照して、ID取得インタフェース32が携帯端末2からタグIDを受信した場合の動作を説明する。
図9において、先ず、ID取得インタフェース32は携帯端末2からRSS拡張データの取得要求をタグID及びサブスクライバIDと共に受信する(ステップS11)。次いで、ID取得インタフェース32はその受信したタグID及びサブスクライバIDをRSSリーダ管理機能部33に出力し、RSS拡張データの取得を要求する(ステップS12)。
次いで、RSSリーダ管理機能部33は、その受け取ったサブスクライバIDに関連付けられているユーザID及びプロファイルアグリゲータサーバ8のIPアドレスをユーザIDキャッシュ39から読み出す(ステップS13)。次いで、RSSリーダ管理機能部33は、その読み出したユーザID及びプロファイルアグリゲータサーバ8のIPアドレス、並びにRSS拡張データ取得対象のタグIDをRSS取得機能部34に出力し、RSS拡張データの取得を要求する(ステップS14)。
次いで、RSS取得機能部34は、その受け取ったユーザID及びプロファイルアグリゲータサーバ8のIPアドレスをプロファイルアグリゲータ(PA)サーバインタフェース36に出力し、現在位置情報の取得を要求する(ステップS15)。
次いで、PAサーバインタフェース36は、その受け取ったユーザIDに対応する個人環境プロファイルをプロファイルアグリゲータサーバ8に要求して取得する(ステップS16)。次いで、PAサーバインタフェース36は、その取得した個人環境プロファイルを解析し、現在位置情報を取得してRSS取得機能部34に返答する(ステップS17、S18)。
次いで、RSS取得機能部34は、情報提供サーバインタフェース35にRSS拡張データ取得対象のタグIDを出力し、RSS拡張データの取得を要求する(ステップS19)。
次いで、情報提供サーバインタフェース35は、その受け取ったタグIDに対応するRSS拡張データを情報提供サーバ6に要求して取得する(ステップS20)。次いで、情報提供サーバインタフェース35は、その取得したRSS拡張データを解析し、RSSリストの表示に必要な情報を取得してRSS取得機能部34に返答する(ステップS21、S22)。
次いで、RSS取得機能部34は、その受け取ったRSS拡張データをPAサーバインタフェース36から受け取った現在位置情報(位置情報データ)と共に当該ユーザIDに関連付けてDB_object40に格納する(ステップS23、S24)。
次いで、RSS取得機能部34は、RSSリーダ管理機能部33にステータスを返信する(ステップS25)。このステータスを受けたRSSリーダ管理機能部33は、ID取得インタフェース32にステータスを返信し(ステップS26)、このステータスを受けたID取得インタフェース32は携帯端末2にステータスを返信する(ステップS27)。これにより図9の一連の処理が終了する。
上記した図9の処理では、携帯代理サーバ3は、携帯端末2が取得したタグIDのRSS拡張データを情報提供サーバ6から取得するが、このRSS拡張データを取得した時のユーザ(携帯端末2)の位置(例えばGPSの位置情報データ)に関するプロファイル情報を、プロファイルアグリゲータサーバ8から取得した当該ユーザの個人環境プロファイルから取得する。これにより、情報提供サーバ6から取得したRSS拡張データ中にユーザの位置情報がない場合であっても、ユーザがタグIDを取得した位置を把握してユーザ側で管理することができる。
なお、上記した現在位置情報の取得時には、プロファイルアグリゲータサーバ8から提供されているAPI(Application Program Interface)を利用する。図11には、プロファイルアグリゲータサーバ8から提供されているAPIの例が示されている。現在位置情報の取得時には「getLocation( )」を利用する。これにより、緯度及び経度からなるGPSの位置情報データを有する個人環境プロファイルを取得することができる。その個人環境プロファイルはRDF(Resource Description Framework)形式で提供される。
次に、図10を参照して、プロファイルアグリゲータサーバ8から個人環境プロファイルを取得してDB_object40に格納する場合の動作を説明する。
図10において、先ず、プロファイル取得機能部38は、ユーザIDキャッシュ39からユーザID及びプロファイルアグリゲータサーバ8のIPアドレスを取得する(ステップS31)。次いで、プロファイル取得機能部38は、API名、ユーザID及びプロファイルアグリゲータサーバ8のIPアドレスをPAサーバインタフェース36に出力し、個人環境プロファイルの取得を要求する(ステップS32)。
次いで、PAサーバインタフェース36は、その受け取ったユーザIDに対応する個人環境プロファイルを、APIを利用してプロファイルアグリゲータサーバ8から取得する(ステップS33)。次いで、PAサーバインタフェース36は、その取得した個人環境プロファイルを解析し、ユーザのプロファイル情報を取得してプロファイル取得機能部38に返答する(ステップS34、S35)。
次いで、プロファイル取得機能部38は、その受け取ったプロファイル情報を当該ユーザIDに関連付けてDB_object40に格納する(ステップS36)。
DB_object40は、情報提供サーバ6から取得したRSS拡張データと、プロファイルアグリゲータサーバ8から取得した個人環境プロファイルを格納している。個人環境プロファイルは、ユーザの現在位置や趣味嗜好を表す各種のプロファイル情報からなる。例えば、ユーザの位置情報やユーザの購入したい物品のリストといった動的に変化するプロファイル情報、又は、好みの場所や好みの物品といった静的で変化の少ないプロファイル情報などが含まれる。静的で変化の少ない個人環境プロファイルは、プロファイル取得機能部38によって上記図10の処理により定期的に取得され、DB_object40に格納される。例えば、図11に示されるAPI「getPreferredObjectsPlus( )」を利用してプロファイルアグリゲータサーバ8から個人環境プロファイルを取得し、この個人環境プロファイル中に含まれる「好みの物品」のプロファイル情報を取得してDB_object40に格納する。
次に、図12を参照して、Webインタフェース31が携帯端末2からRSSリストの表示要求を受信した場合の動作を説明する。
図12において、先ず、Webインタフェース31は携帯端末2からRSSリストの表示要求を重要度及びサブスクライバIDと共に受信する(ステップS41)。次いで、Webインタフェース31はその受信した重要度及びサブスクライバIDをRSSリーダ管理機能部33に出力し、RSSリストの表示を要求する(ステップS42)。
次いで、RSSリーダ管理機能部33は、その受け取ったサブスクライバIDに関連付けられているユーザID及びプロファイルアグリゲータサーバ8のIPアドレスをユーザIDキャッシュ39から読み出す(ステップS43)。次いで、RSSリーダ管理機能部33は、その読み出したユーザID及びプロファイルアグリゲータサーバ8のIPアドレス、並びにRSSリスト表示要求に係る重要度をRSSリスト作成機能部37に出力し、RSSリストの作成を要求する(ステップS44)。
次いで、RSSリスト作成機能部37は、その受け取ったユーザID及びプロファイルアグリゲータサーバ8のIPアドレスをPAサーバインタフェース36に出力し、現在位置情報の取得を要求する(ステップS45)。
次いで、PAサーバインタフェース36は、その受け取ったユーザIDに対応する個人環境プロファイルをプロファイルアグリゲータサーバ8に要求して取得する(ステップS46)。次いで、PAサーバインタフェース36は、その取得した個人環境プロファイルを解析し、現在位置情報を取得してRSSリスト作成機能部37に返答する(ステップS47)。次いで、RSSリスト作成機能部37は、その受け取った現在位置情報(位置情報データ)を当該ユーザIDに関連付けてDB_object40に格納する(ステップS48)。
次いで、RSSリスト作成機能部37は、RSSリスト表示要求に係るユーザIDに関し、RSSリスト表示要求に係る重要度に合致するRSS拡張データをDB_object40から読み出す(ステップS49)。次いで、RSSリスト作成機能部37は、その読み出したRSS拡張データからRSSリスト表示要求に係る重要度に応じたRSSリストを生成して、RSSリストキャッシュ41に格納する(ステップS50)。
次いで、RSSリーダ管理機能部33は、そのRSSリストをRSSリストキャッシュ41から読み出す(ステップS51)。次いで、RSSリーダ管理機能部33は、その読み出したRSSリストをもとにウェブデータ(XHTML(eXtensible HyperText Markup Language)データ)を生成する(ステップS52)。次いで、RSSリーダ管理機能部33は、その生成したウェブデータをWebインタフェース31を介して携帯端末2に返信する(ステップS53、S54)。これにより、上記図6の画面106のような、ユーザが希望する重要度に応じたRSSリストを携帯端末2の画面上に表示することができる。
なお、本実施形態では、ユーザの現在位置情報は個人環境プロファイルの中でも変化の激しいプロファイル情報であるので、DB_object40に格納する現在位置情報を頻繁に更新するようにしている。
RSSリスト作成機能部37は、重要度に応じたRSSリストを作成する場合に、DB_object40内のRSS拡張データから重要度の定義に合致するデータを読み出してRSSリストの作成を行う。本実施形態では、以下に示す3種類の重要度「Very Interest(最重要)」、「Interest(重要)」、「All(その他)」を定義する。
[Very Interest]
現在の状況に合うRSS拡張データが該当する。ユーザの個人環境プロファイルを基に、現在の状況(現在位置、現在時間、買いたいものリストなど)に合致するRSS拡張データに与えられる重要度である。なお、この「Very Interest」については、対応するRSS拡張データがユーザの状況に応じて変化するので、その都度、見直しが必要である。
[Interest]
ユーザの趣味嗜好など、ユーザの静的な性質に合うRSS拡張データが該当する。ユーザの個人環境プロファイルを基に、定常的なユーザの状況(興味のある商品、友人の名前、契約プロバイダ名、興味ある場所など)に合致するRSS拡張データに与えられる重要度である。なお、この「Interest」については、対応するRSS拡張データが基本的に変化しないので、見直しは殆ど発生しない。
[All]
上記した2つの重要度「Very Interest」、「Interest」以外のRSS拡張データが該当する。
なお、「Very Interest」及び「Interest」の双方に合致するRSS拡張データに対しては、「Very Interest」の重要度を与える。
次に、上記した重要度に応じたRSSリストの作成処理について詳細に説明する。図13〜図19には、DB_object40に格納される各種データが示されている。
図13〜図17には、RSS拡張データ及び個人環境プロファイルに係る各種テーブルの構成例が示されている。図13には取得したRSS拡張データの一覧のテーブル(RSS_TBL)の構成例が示されている。図14〜図17には個人環境プロファイルから取得した情報がテーブル化されており、図14にはユーザの現在位置(現在位置_TBL)、図15にはユーザの好みの場所(好み場所_TBL)、図16にはユーザの買いたいものリスト(買いたいものリスト_TBL)、図17にはユーザの興味ある商品(興味ある商品_TBL)のテーブルの構成例が示されている。
図18には、“クーポン情報”カテゴリに対しての重要度の判定要素の例が示されている。この例では、DB_object40内のRSS拡張データのうち、ユーザの個人環境プロファイル中の「現在位置」又は「買いたいものリスト」が合致したRSS拡張データに対して、「Very Interest」の重要度であると判定する。また、ユーザの個人環境プロファイル中の「興味ある商品」又は「好みの場所」が合致したRSS拡張データに対して、「Interest」の重要度であると判定する。但し、ユーザが「Interest」の重要度を要求した場合は、使い勝手を考慮して、「現在位置」又は「買いたいものリスト」が合致したRSS拡張データに対しても、RSSリストに含めるようにする。
図19には、各重要度に対応するSQL(Structured Query Language)の検索条件(データベース検索条件)およびその文例が示されている。図19の例の検索条件により、上記図13のRSS拡張データの一覧のテーブル(RSS_TBL)から重要度「Very Interest」を検索すると、RSS_ID「0001」及び「0012」のRSS拡張データが重要度「Very Interest」の検索条件に合致し検索結果として得られる。同様に、重要度「Interest」を検索すると、RSS_ID「0001」、「0003」、「0010」及び「0012」のRSS拡張データが重要度「Interest」の検索条件に合致し検索結果として得られる。また、重要度「All」を検索した場合は、全てのRSS_IDが検索結果として得られる。
図20には、RSS拡張データと各重要度の対応の一例が示されている。図20の例は、“クーポン情報”カテゴリについての対応である。図20に示される個人環境プロファイルの「現在位置」、「好みの場所」、「買いたいものリスト」及び「好みの商品」は、それぞれ上記図11に示されるAPI「getLocation( )」、「getPreferredLocationPlus( )」、「getPurchaseList( )」及び「getPreferredObjectsPlus( )」を利用して取得される。また、図20には、上記図18の判定要素を用いた重要度の判定の結果が示されている。
上述した実施形態によれば、ユーザが意図せずに収集したRSS拡張データ(メタデータ)に対し、その一覧(RSSリスト)をウェブブラウザに表示することが可能となる。
また、ユーザの現在位置や趣味嗜好を表すプロファイル情報を含む個人環境プロファイルを管理するプロファイルアグリゲータサーバから個人環境プロファイルを取得し、ユーザのプロファイルの状態に応じたRSSリストの表示を行うことが可能となる。
また、ユーザの個人環境プロファイルの中でも静的で変化しないプロファイル情報と動的に変化するプロファイル情報とに分類して重要度を設定することにより、ユーザの目的に応じたRSSリストの表示を行うことが可能となる。
このように本実施形態によれば、ユーザの現在位置や趣味嗜好に合致したRSS拡張データ(メタデータ)を選別して携帯端末の画面上に表示することが可能となる。
また、図8に示す携帯代理サーバ3の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりウェブデータ生成処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
以上、本発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、メタデータの取得手段は上述した実施形態に限定されない。携帯端末又は携帯代理サーバは、近距離無線通信(例えばBluetooth)や赤外線などのローカルインタフェースを用いて、メタデータを取得するものであってもよい。
本発明の一実施形態に係るウェブデータ生成システムの全体構成を示すブロック図である。 図1に示すウェブデータ生成システムのRSS拡張データ取得に係る処理手順を示す概略フローチャートである。 本発明の一実施形態に係るRSS拡張データを説明するための図表である。 図1に示す携帯端末2の画面上に表示される画面の遷移とその画面構成例を示す図である。 図1に示す携帯端末2の画面上に表示される画面の遷移とその画面構成例を示す図である。 図1に示す携帯端末2の画面上に表示される画面の遷移とその画面構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るRSS拡張データとその表示内容の対応表の構成例を示す図である。 図1に示す携帯代理サーバ3の詳細なブロック構成図である。 図8に示す携帯代理サーバ3の動作を説明するための第1のシーケンス図である。 図8に示す携帯代理サーバ3の動作を説明するための第2のシーケンス図である。 図1に示すプロファイルアグリゲータサーバ8から提供されているAPIの例を示す図表である。 図8に示す携帯代理サーバ3の動作を説明するための第3のシーケンス図である。 図8に示すDB_object40に格納されるRSS拡張データに係るテーブルの構成例を示す図である。 図8に示すDB_object40に格納される個人環境プロファイルに係るテーブルの構成例を示す図である。 図8に示すDB_object40に格納される個人環境プロファイルに係るテーブルの構成例を示す図である。 図8に示すDB_object40に格納される個人環境プロファイルに係るテーブルの構成例を示す図である。 図8に示すDB_object40に格納される個人環境プロファイルに係るテーブルの構成例を示す図である。 図8に示すDB_object40に格納される重要度の判定要素の例を示す図表である。 図8に示すDB_object40に格納される各重要度に対応するSQLの検索条件(データベース検索条件)およびその文例を示す図表である。 本発明の一実施形態に係るRSS拡張データと各重要度の対応の一例を示す図表である。
符号の説明
1…アクティブタグID発信機(ID発信機)、2…携帯端末(タグID読み取り手段)、3…携帯代理サーバ、4…取得RSS拡張データデータベース(取得RSS拡張データDB)、5…個人環境プロファイルデータベース(個人環境プロファイルDB)、6…情報提供サーバ、7…RSS拡張データデータベース(RSS拡張データDB)、8…プロファイルアグリゲータサーバ、9…個人環境プロファイルデータベース(個人環境プロファイルDB)、31…Webインタフェース、32…ID取得インタフェース、33…RSSリーダ管理機能部、34…RSS取得機能部、35…情報提供サーバインタフェース、36…プロファイルアグリゲータサーバインタフェース、37…RSSリスト作成機能部、38…プロファイル取得機能部、39…ユーザIDキャッシュ、40…DB_object、41…RSSリストキャッシュ

Claims (6)

  1. メタデータを取得するメタデータ取得手段と、
    ユーザの個人環境プロファイルを取得する個人環境プロファイル取得手段と、
    前記取得したメタデータと個人環境プロファイルを比較する比較手段と、
    前記比較の結果に応じて、前記取得したメタデータの中から表示対象のデータを選別する選別手段と、
    前記選別されたメタデータの一覧を表示するためのウェブデータを生成する生成手段と、
    を備えたことを特徴とするウェブデータ生成装置。
  2. 前記個人環境プロファイル取得手段は、ユーザの現在位置又は趣味嗜好を表すプロファイル情報を取得することを特徴とする請求項1に記載のウェブデータ生成装置。
  3. 動的に変化するプロファイル情報と静的で変化の少ないプロファイル情報とに分類して、前記取得したメタデータの表示に関する重要度を設定する設定手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のウェブデータ生成装置。
  4. メタデータの一覧を表示さするためのウェブデータを生成するウェブデータ生成処理を行うためのコンピュータプログラムであって、
    メタデータを取得する機能と、
    ユーザの個人環境プロファイルを取得する機能と、
    前記取得したメタデータと個人環境プロファイルを比較する機能と、
    前記比較の結果に応じて、前記取得したメタデータの中から表示対象のデータを選別する機能と、
    前記選別されたメタデータの一覧を表示するためのウェブデータを生成する機能と、
    をコンピュータに実現させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  5. 前記個人環境プロファイルを取得する機能は、ユーザの現在位置又は趣味嗜好を表すプロファイル情報を取得することを特徴とする請求項4に記載のコンピュータプログラム。
  6. 動的に変化するプロファイル情報と静的で変化の少ないプロファイル情報とに分類して、前記取得したメタデータの表示に関する重要度を設定する機能をさらにコンピュータに実現させることを特徴とする請求項4又は5に記載のコンピュータプログラム。


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