JP2006235534A - Imaging apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、レンズ装置のレンズに不要な光が入るのを防止するレンズフードを当該レンズの光軸方向へ移動可能に設け、レンズフードを取り外すことなく当該レンズフードを使用した撮影と使用しない撮影のいずれも行うことができる撮像装置に関するものである。 The present invention provides a lens hood that prevents unwanted light from entering the lens of the lens device so that the lens hood can be moved in the optical axis direction of the lens, and photographing without using the lens hood without removing the lens hood. It is related with the imaging device which can perform any of these.
従来の、レンズフードを有する撮像装置としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。特許文献1には、カメラレンズの先端部に装着するカメラレンズのカバーユニットに関するものが記載されている。この特許文献1に記載されたカメラレンズのカバーユニットは、「カメラレンズの先端部に装着されるレンズバリア支持部材と、前記レンズバリア支持部材に開閉可能に設けられ、かつ閉方向に付勢されたレンズバリアと、前記レンズバリア支持部材に設けられた係合ピンと、前記レンズバリア支持部材の係合ピンと係合するスパイラル状の送り溝が内周部に形成され、回転によりカメラレンズの前後方向に移動するレンズフードと、前記レンズバリア支持部材に、前記レンズフードに応動して前後方向に摺動するように設けられ、前進時に前記レンズバリアを押し開くように構成したレンズバリアの押し出し手段、を備えた」ことを特徴としている。
As a conventional imaging device having a lens hood, for example, there is a device described in
このような構成を有する特許文献1のカメラレンズのカバーユニットによれば、「レンズバリア支持部材にレンズバリア、係合ピン、レンズフード押し出し手段の各部材を組み込むことによって予めユニット化することができ、このユニットをカメラレンズの先端部に装着するため、取り付け作業が簡単である。また、レンズバリアは閉方向に付勢されているため、不意にレンズバリアが開くことがない」等の効果が期待される。
According to the camera lens cover unit of
また、従来のレンズフードを有する撮像装置の他の例としては、例えば、特許文献2に記載されているようなものもある。特許文献2には、レンズを有する光学機器に用いられる収納フード付きレンズキャップ及びそれを備えた撮像装置に関するものが記載されている。この特許文献2に記載された撮像装置は、「収納フード付きレンズキャップを備えた撮像装置であって、撮像ユニット及び光学部を内蔵した装置本体と、前記装置本体の光学部に取り付けられた収納フード付きレンズキャップと、を具備し、この収納フード付きレンズキャップは、前記光学機器への取り付け部を備えたキャップ本体と、前記キャップ本体に折り畳み可能に取り付けられたフード部材と、を含み、前記フード部材の開閉により、レンズキャップの状態及びレンズフードの状態を採る」ことを特徴としている。
Further, as another example of an imaging apparatus having a conventional lens hood, there is one described in
このような構成を有する特許文献2の撮像装置によれば、「フード部材の開閉により、レンズキャップの状態及びレンズフードの状態を採るので、必要時以外はコンパクトに収納でき、しかも着脱が不要である」という効果を得ることができる。
一般に、カメラのレンズ装置には、撮影レンズの画角以外から有害光が入射されるのを防止するためにレンズフードが取り付けられている。このレンズフードのレンズ装置先端部への取付け方式には、ねじ込み方式、バヨネット方式等が知られているが、レンズ装置に取り付けた状態のままではカメラ全体が大きくなり過ぎて持ち運び等に不便であるため、取り外してレンズ装置に逆向きに被せたり、別体のケースに収納する等の方法が取られていた。 In general, a lens hood is attached to a lens device of a camera in order to prevent harmful light from being incident from other than the angle of view of the photographing lens. As a method for attaching the lens hood to the tip of the lens device, a screw-in method, a bayonet method, or the like is known. However, if the lens hood is attached to the lens device, the entire camera becomes too large and is inconvenient to carry. For this reason, a method of removing and covering the lens device in the opposite direction or storing it in a separate case has been employed.
しかしながら、レンズフードは着脱作業が面倒であり、また、レンズフードを紛失するおそれもあるため、従来の撮像装置として特許文献1に開示されているように、レンズに対してレンズフードを進退動作可能に構成したレンズフード付き撮像装置が提供されている。ところが、特許文献1に開示された撮像装置では、レンズフードの進退動作とレンズバリアの開閉動作とが連動する構成となっており、レンズフードを前進させるとレンズバリアが開いて撮影が可能となる一方、レンズフードを後退させるとレンズバリアが閉じて撮影が不能となっていた。そのため、レンズフードの無い状態での撮影が可能であるにもかかわらず、例えば、レンズフードを突出させたままでフラッシュ撮影を行うと、フラッシュ装置の発光光がレンズフードによってけられてしまい、フラッシュ撮影ができないという問題点があった。
However, since the lens hood is cumbersome to attach and detach, and the lens hood may be lost, the lens hood can be moved forward and backward as disclosed in
また、特許文献2に開示されているように、着脱可能に構成されたレンズキャップにレンズフードが内蔵された撮像装置も提供されているが、レンズフードを使わないで撮影するときには、レンズキャップをレンズから外す必要があった。そのため、レンズフードの使用の有無に応じてレンズキャップの着脱作業が必要となることから、面倒なレンズキャップの着脱作業が頻繁に必要となり、シャッタチャンスを逃がすおそれがあると共に、レンズキャップを紛失するおそれもあるという問題点があった。
In addition, as disclosed in
解決しようとする問題点は、従来のレンズフードを有する撮影装置では、レンズフードを付けたままでフラッシュ撮影を行うと、フラッシュ装置の発光光がレンズフードでけられるためにフラッシュ撮影が行えなかったり、また、レンズフードの使用の有無に応じてレンズキャップの着脱作業が必要となることから、シャッタチャンスを逃がしたり、レンズキャップを紛失するおそれがあるという点である。 The problem to be solved is that, in a photographing device having a conventional lens hood, if flash photographing is performed with the lens hood attached, the flash light emitted from the flash device is lost by the lens hood. In addition, since the lens cap needs to be attached and detached depending on whether or not the lens hood is used, there is a possibility that a photo opportunity may be missed or the lens cap may be lost.
本発明の撮像装置は、レンズ装置の鏡筒に固定されると共に、そのレンズ装置のレンズの光軸上に設けられ且つ被写体からの光を通過させる開口窓を端面部に設けた円筒部材と、その円筒部材に回動可能に支持された回動円筒体と、その回動円筒体に対して回動方向へ一体とされると共に軸方向へはスライド可能に支持され、軸方向へ突出した状態において開口窓からレンズ装置内に入る光を制限するレンズフードと、円筒部材の端面部に配置されると共に回動円筒体の回動により回動されて開口窓を開閉可能なレンズバリアと、を備えてなることを最も主要な特徴とする。 An imaging device according to the present invention is fixed to a lens barrel of a lens device, and is provided on an optical axis of a lens of the lens device, and a cylindrical member provided with an opening window at an end surface portion through which light from an object passes. A rotating cylindrical body that is rotatably supported by the cylindrical member, and a state in which the rotating cylindrical body is integrated with the rotating cylindrical body in the rotating direction and is slidably supported in the axial direction and protrudes in the axial direction. A lens hood that restricts light entering the lens device from the opening window, and a lens barrier that is disposed on an end surface portion of the cylindrical member and that can be rotated by rotation of the rotating cylindrical body to open and close the opening window. The most important feature is to be prepared.
本発明の撮像装置では、レンズフードを軸方向前側にスライドさせて開口窓より前方に突出させると、その開口窓からレンズ装置内に入る光を制限して不要な光が入らないようにでき、逆光による不要な光が開口窓からレンズ装置内に入るのを防止できる。一方、レンズフードを軸方向後側にスライドさせて開口窓より後方に収納することにより、フラッシュ撮影等に影響を与えることなく、レンズフードを使用しない撮影が可能である。また、レンズフードを回動すると、レンズバリアが回動されて開口窓が開閉されるため、レンズフードを付けたまま開口窓を開放して撮影が可能である。 In the imaging device of the present invention, when the lens hood is slid forward in the axial direction and protrudes forward from the opening window, the light entering the lens apparatus from the opening window can be restricted so that unnecessary light does not enter, It is possible to prevent unnecessary light due to backlight from entering the lens device through the aperture window. On the other hand, when the lens hood is slid rearward in the axial direction and is stored behind the opening window, shooting without using the lens hood is possible without affecting flash photography or the like. Further, when the lens hood is rotated, the lens barrier is rotated and the opening window is opened and closed, so that the opening window can be opened with the lens hood attached to perform photographing.
本発明の撮像装置によれば、レンズフードを付けたままレンズフードを動作させて開口窓を開閉することができ、レンズフードを用いた撮影やレンズフードを用いない撮影を適宜に選択して好みの撮影作業を行うことができる。 According to the imaging apparatus of the present invention, the lens hood can be operated while the lens hood is attached to open and close the aperture window, and shooting using the lens hood or shooting without using the lens hood can be selected as desired. It is possible to perform the shooting work.
レンズフードの出し入れが自在であり、レンズフードを用いた撮影とレンズフードを用いない撮影との切り換えが簡単であると共に、レンズバリアの開閉操作が容易な撮像装置を、簡単な構成によって実現した。 The lens hood can be inserted and removed freely, and it is easy to switch between shooting using the lens hood and shooting without using the lens hood, and an imaging device that can easily open and close the lens barrier has been realized with a simple configuration.
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して説明する。図1〜図13は、本発明の撮像装置の実施の形態の例を説明するものであり、図1〜図8は、本発明の撮像装置の一例に係るレンズフードと円筒部材等を示す図、図9及び図10は、本発明の撮像装置の一例の外観を示す図、図11は、本発明の撮像装置の一例の概略構成を示す図、図12及び図13は、本発明の撮像装置の制御の一例を示す図である。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. 1 to 13 illustrate an example of an embodiment of an imaging apparatus of the present invention, and FIGS. 1 to 8 are diagrams illustrating a lens hood, a cylindrical member, and the like according to an example of the imaging apparatus of the present invention. 9 and 10 are views showing the appearance of an example of the imaging apparatus of the present invention, FIG. 11 is a diagram showing a schematic configuration of an example of the imaging apparatus of the present invention, and FIGS. 12 and 13 are imaging of the present invention. It is a figure which shows an example of control of an apparatus.
図9及び図10に図示した電子スチルカメラ1は、本発明の撮像装置の実施の形態の一例を示すものである。この電子スチルカメラ1は、撮像装置本体の一具体例を示すカメラ本体2と、このカメラ本体2に回動可能に支持されたレンズ収納ケース3と、このレンズ収納ケース3に収納されたレンズ装置4と、このレンズ装置4の先端部に取り付けられたレンズフードユニット5等から構成されている。
The electronic still
カメラ本体2は、内部に空間が設けられた横長の筐体からなるカメラケース6を有しており、このカメラケース6の長手方向である横方向の一側にレンズ収納ケース3が回動自在に連結されている。カメラケース6の内部空間には、図示しないが、各種の電子部品が実装された配線基板、バッテリー電源、記憶装置、その他各種の電子部品や機械部品、装置等が収納されている。このカメラケース6の正面の右側部には、このカメラケース6を把持するための把持部6aが設けられている。把持部6aは、カメラケース6の前面を前方に突出させるように形成されており、片手で握りやすい形状とされている。
The
カメラケース6の把持部6aの上面には、被写体を撮影するためのシャッタボタン7が設けられている。シャッタボタン7の後方でカメラケース6の上面には、モード選択ダイヤル8と電源ダイヤル9とが積層された状態で配置されている。モード選択ダイヤル8と電源ダイヤル9は、それぞれリング状に形成されており、指標を有する固定軸10に回動自在に取り付けられている。モード選択ダイヤル8は、電子スチルカメラ1に付与された多数のカメラ機能の中から所望のモードを選択する回転スイッチである。このモード選択ダイヤル8で選択される機能としては、例えば、静止画を撮影するモード、動画を撮影するモード、撮影した画像を再生・編集するモード等を挙げることができる。
On the upper surface of the grip portion 6a of the
モード選択ダイヤル8で選択されたモード表示等を行うために、カメラケース6上面のモード選択ダイヤル8の内側にはモード表示モニタ11が配設されている。また、電源ダイヤル9はモード選択ダイヤル8の下に配置されており、その操作部9aが半径方向外側に突出されている。この電源ダイヤル9は、バッテリー電源等によって供給される電力をオン・オフ切り換える回転スイッチである。
In order to display the mode selected by the
カメラケース6の背面には、電子ビューファインダ12と、図に表れない表示手段の一具体例を示す液晶ディスプレイ(LCD)等からなる平面表示パネル等が配設されている。電子ビューファインダ12は、カメラケース6の把持部6aと反対側において、後方へ突出するように設けられている。また、平面表示パネルの周囲には、種々のカメラ機能を選択等するための各種のスイッチ類が設けられている。
On the back surface of the
レンズ収納ケース3は、レンズ装置4が収納される略円筒状をなす胴体部3aと、この胴体部3aの後端から後方に突出されたアーム部3bと、胴体部3aに連続して前方に突出されたフラッシュ格納部3cとを有している。レンズ収納ケース3の胴体部3aは、アーム部3b側の端面が閉じられ手入る一方、フラッシュ格納部3c側が開口されている。この胴体部3a内に、撮影レンズが光軸方向へ進退移動可能とされた沈胴式のレンズ装置4が、被写体に対向される撮影レンズ14を開口部から突出させた状態で収納されている。
The
レンズ収納ケース3のアーム部3bは、レンズ装置4の光軸から側方へ偏倚した位置に設けられており、その内面には内側に突出する回動軸部が設けられている。アーム部3bの回動軸部はレンズ収納ケース3の側面を貫通しており、その回動軸部を回動中心としてレンズ収納ケース3がカメラケース6に対して回動自在に支持されている。また、フラッシュ格納部3cには、フラッシュ装置15が昇降動作可能に収納されている。そして、胴体部3aには、レンズ装置4やフラッシュ装置15等を制御するための各種のスイッチからなるスイッチ群16が設けられている。
The
レンズ装置4は、レンズ収納ケース3内に固定される図に表れない固定鏡筒と、その固定鏡筒に回動自在に支持された回動鏡筒18と、固定鏡筒に進退移動可能に支持された可動鏡筒19等を備えて構成されている。回動鏡筒18を回動することにより、その回動方向に応じて可動鏡筒19が所定の範囲内で前進したり、後退したり進退移動可能とされている。更に、可動鏡筒19には撮影レンズ14の他に所定のレンズが取り付けられ、固定鏡筒にも所定のレンズが取り付けられており、これらのレンズ群によってレンズ装置4の光学系が構成されている。このレンズ装置4の可動鏡筒19の先端部に、レンズフードユニット5が取り付けられている。
The
図1に示すように、レンズフードユニット5は、可動鏡筒19に固定される円筒部材21と、この円筒部材21に回動自在に嵌合される回動円筒体22と、この回動円筒体22の前方に配置されるバリア取付板23と、このバリア取付板23に回動自在に支持される一対のレンズバリア24A,24Bと、この一対のレンズバリア24A,24Bの前側を覆う支持リング25と、この支持リング25の前面を覆う化粧板26と、回動円筒体22に嵌合されるレンズフード27等から構成されている。
As shown in FIG. 1, the
レンズフードユニット5の円筒部材21は、円筒状の胴体部21aと、その胴体部21aの一方の開口部に設けられ且つ半径方向外側に展開された外フランジ部21bと、胴体部21aの他方の開口部に設けられ且つ半径方向内側に展開された内フランジ部21cとを有している。円筒部材21の胴体部21aには、その内面と外面との間を貫通する長穴31が周方向に適当な間隔をあけて複数箇所(本実施例では4箇所)に設けられている。各長穴31は、胴体部21aの軸方向である光軸方向と平行をなすよう細長く形成されている。更に、円筒部材21の内フランジ部21cの端面には、バリア取付板23を位置決めするための複数の位置決めピン32と、固定ねじの軸部が挿通される複数の挿通孔33とが設けられている。
The
図1等に示すように、回動円筒体22は、軸心線方向の長さ(筒幅)が円筒部材21の胴体部21aと略同程度の長さを有する円筒体からなる。回動円筒体22には、胴体部21aに設けた長穴31と同数の弾性片35が、それぞれ対応する位置に設けられている。各弾性片35は、図7及び図8に示すように、筒幅方向と平行に延在されている。この弾性片35は、コ字状の切り込みを筒軸方向に所定の間隔をあけて対向させることによって形成されている。そして、弾性片35の肉厚を他の部分よりも薄くすることによって適当な強さの弾性が付与されている。更に、各弾性片35の両端には、半径方向外側に突出する爪部35a,35bが設けられている。これらの爪部35a,35bは、レンズフード27を軸心線方向にスライド動作させるときの操作にクリック感を生じさせる。
As shown in FIG. 1 and the like, the rotating
更に、回動円筒体22の外周面には、レンズフード27が軸心線方向にスライド動作するときに、当該レンズフード27をガイドして軸心線方向に直線的に移動させる複数個(本実施例では4個)のガイド突条36が設けられている。4個のガイド突条36は、略等角度(90°)間隔に配置されており、各ガイド突条36の両側には、当該ガイド突条36と平行に延在されたガイド溝37,37がそれぞれ設けられている。この回動円筒体22の一方の端面には、2組のレンズバリア24A,24Bを回動操作するための2つの係合凹部38A,38Bと、回動円筒体22とバリア取付板23との間の相対的な回動量を制限する2つの回動制限凹部39,39と、その相対的な回動時にクリック感を生じさせるクリック爪41とが設けられている。
Further, on the outer peripheral surface of the rotating
回動円筒体22の2つの係合凹部38A,38Bは、ガイド突条36から所定角度回転変位した位置であって、互いに略180度回転変位した位置に配設されている。この2つの係合凹部38A,38Bと略90度回転変位した位置に2つの回動制限凹部39,39が配置されている。各回動制限凹部39の中央部には、三角状突起のように突出したクリック爪41が設けられている。クリック爪41の内側には、回動制限凹部39の底面と平行に延びるスリットが設けられており、これにより、クリック爪41に可撓性を付与してクリック感を生じさせるようにしている。
The two
図1等に示すように、バリア取付板23は、回動円筒体22の外径と略等しい直径を有する円板状の部材からなる。バリア取付板23の中央部には、被写体からの光をレンズ装置4の光学系に導く開口窓43が設けられている。開口窓43は、長方形をなす横長の貫通穴からなり、その外周縁には回動円筒体22に対する位置決めをなす2つの位置決め凸部44,44が設けられている。2つの位置決め凸部44,44は、互いに略180度回転変位した位置であって、回動円筒体22の2つのガイド突条36,36と重なり合う位置に設けられている。このバリア取付板23は、円筒部材21の内フランジ部21c側に固定されることにより、円筒部材21と一体化されてその端面部を構成する。
As shown in FIG. 1 and the like, the
バリア取付板23の背面の外周縁の2箇所には、回動円筒体22の2箇所の回動制限凹部39,39に係合される回動制限凸部45,45が設けられている。回動制限凸部45は、バリア取付板23に対する回動円筒体22の回動範囲を制限するもので、両者の相対的な回動量に回動制限凸部45の長さを加えたものが回動制限凹部39の長さとされている。回動制限凸部45は、回動制限凹部39に見合う円弧状の凸部として形成されており、その回動量に対応して所定間隔あけた2箇所に、回動制限凹部39のクリック爪41が選択的に係合されて2つの爪受け部が設けられている。
At two locations on the outer peripheral edge of the back surface of the
図2〜図8に示すように、バリア取付板23の開口窓43の周囲には、その開口窓43を開閉するための2組のレンズバリア24A,24Bが配置されている。第1のレンズバリア24Aは、開口窓43の斜め上半分を覆うことができるものであり、バリア取付板23の開口窓43の上部に回動自在に取り付けられている。また、第2のレンズバリア24Bは、開口窓43の斜め下半分を覆うことができるものであり、バリア取付板23の開口窓43の下部に回動自在に取り付けられている。各レンズバリア24A,24Bは、第1のバリア片46及び第2のバリア片47と、第1のバリア片46を閉じ側又は開き側に選択的に保持する弾性部材の一具体例を示す捩りばね48とから構成されている。
As shown in FIGS. 2 to 8, two sets of lens barriers 24 </ b> A and 24 </ b> B for opening and closing the
2組のレンズバリア24A,24Bを回動自在に支持するために、バリア取付板23の開口窓43の一方の対角線方向の両側には、2組のレンズバリア24A,24Bに対応させて2本の枢軸51,51が設けられている。2つのバリア片46,47は、第1のバリア片46の上に第2のバリア片47を重ね合わせるように積層され、その積層状態で各バリア片46,47に設けた軸受孔46a,47aに枢軸51が共通に挿通される。2つのバリア片46,47の軸受穴は、それぞれ長手方向の一方の端部に設けられている。2つのバリア片46,47の形状は、両バリア片46,47が枢軸51を中心に回動した状態で開口窓43の対角線と交差する方向に形成される直角三角形の領域を、2つのバリア片46,47が協働して覆い隠すことができる形状とされている。
In order to rotatably support the two sets of
即ち、2つのバリア片46,47は、これらを閉じて重ね合わせたときには、バリア取付板23の開口窓43の上部(又は下部)に設けた半月形の領域内に収まることができる形状である。そして、2つのバリア片46,47を開いたときには、面方向に扇形に広げられて開口窓43の斜め半分を閉じることができる形状である。従って、このような形状及び機能を有する2組のレンズバリア24A,24Bを開口窓43の上下両側に対向させて設け、2組のレンズバリア24A,24Bを同期させて同時に回動することにより、長方形の開口窓43を確実に開閉することができる。
That is, when the two
また、図1等に示すように、2つのレンズバリア24A,24Bを開閉動作させるために、それぞれ第1のバリア片46には、バリア部と反対側に突出する操作部46bが設けられている。図2〜図8に示すように、第1のバリア片46の操作部46bは、その面方向と直交する方向に突出されている。この操作部46bは、バリア取付板23の外周縁に設けた切欠き部52を背面側(回動円筒体側)に貫通し、回動円筒体22の係合凹部38A(又は38B)に係合されている。
Further, as shown in FIG. 1 and the like, in order to open and close the two
バリア取付板23の切欠き部52の周方向の長さは、1つのレンズバリア24A(及び24B)が開口窓43の半分を閉じるために第1のバリア片46の回動量として必要とされる角度範囲に設定されている。一方、係合凹部38A(及び38B)は、操作部46bと略同程度の大きさに設定されている。かくして、バリア取付板23に対して回動円筒体22を相対的に回動することにより、切欠き部52の範囲内において操作部46bを回動させることができる。これにより、第1のバリア片46は、図2及び図3に示すように開口窓43の半分を閉じた状態と、図5〜図7に示すように開口窓43を完全に開いた状態とを選択的に取ることができる。
The circumferential length of the
更に、第1のバリア片46には、背面側に突出する突起部46cが設けられている。この突起部46cは、バリア取付板23に設けたガイド溝53に摺動自在に係合されている。このガイド溝53は、突起部46cを介して第1のバリア片46がスムースに回動できるようにすると共に、その第1のバリア片46の移動範囲を制限するために内側への移動端と外側への移動端を設定するものである。また、第1のバリア片46の表面には、第2のバリア片47を閉じ方向に押圧するための押圧突起4j9と、捩りばね48の一方のばね片が係止されるばね受け凸部46dとが設けられている。捩りばね48の他方のばね片は、バリア取付板23に設けたばね受け凸部23aに係止されている。この捩りばね48のばね力によって第1のバリア片46は、開口窓43を閉じる閉じ側又は開口窓43を開く開き側に選択的に保持されている。
Further, the
また、第2のバリア片47には、閉じ側への移動を制限する移動制限部47bが先端部に設けられている。そして、第2のバリア片47の背面には、第1のバリア片46の開放方向への移動に連動させる連動突起47cが設けられている。連動突起47cは、第1のバリア片46の移動軌跡上に突出されており、第1のバリア片46が開放方向に移動すると、第1のバリア片46の側縁が連動突起47cに当接され、この連動突起47cにより押圧されて、図5〜図7に示すように、第2のバリア片47が所定の開放位置まで回動される。
Further, the
図1等に示すように、支持リング25は、バリア取付板23の前側に所定の隙間を設定して2組のレンズバリア24A,24Bを保持するものである。この支持リング25は、回動円筒体22の外径と略同じ外径を有するリング部25aと、このリング部25aの内側に展開された端面部25bとからなっている。支持リング25の端面部25bには、バリア取付板23の開口窓よりも少々大きめの開口窓55が設けられている。この端面部25bには、固定ねじが挿通される挿通孔が複数箇所に設けられている。その固定ねじによって支持リング25は、バリア取付板23と一緒に円筒部材21に固定されている。
As shown in FIG. 1 and the like, the
支持リング25のリング部25aの前側の内周面には、偏光フィルタやUVフィルタ等のアクセサリーが着脱可能に装着されるねじ穴が設けられている。また、リング部25aの後端部には、2つの係合凹部56が設けられている。2つの係合凹部56,56には、バリア取付板23の2つの位置決め凸部44,44が係合され、これにより、支持リング25とバリア取付板23とが回転方向に一体化されている。この支持リング25の端面部25bとバリア取付板23には、これらを円筒部材21にねじ止めするための挿通孔がそれぞれ対応する位置に設けられている。
A screw hole in which accessories such as a polarizing filter and a UV filter are detachably mounted is provided on the inner peripheral surface of the
化粧板26は、支持リング25の端面部25bを覆い隠すものである。この化粧板26には、支持リング25の開口窓55に対応した大きさの開口部58が設けられている。この化粧板26は、主に装飾品としての用途をなすものであるため、用いなくてもよいものである。
The decorative plate 26 covers the
図1等に示すように、レンズフード27は、いわゆるフラワー形と呼ばれるもので、円筒体の一端の4箇所に切込み61を設け、全体を花形に形成したものである。これらの切込み61は、光を内部に取り入れるために設けたものであり、レンズフードが円筒体のままであると開口窓の対角線方向の角部の光量が不足するため、その光量不足を補うことを目的とするものである。また、レンズフード27の内周面には、回動円筒体22の4つのガイド突条36が摺動可能に係合される4つの係合溝62,63が、それぞれ対応する位置に設けられている。
As shown in FIG. 1 and the like, the
4つの係合溝62,63のうち、対向する2箇所に設けた第1の係合溝62,62の先端部には、周方向に連続された周方向溝62aがそれぞれ設けられている。この第1の係合溝62には、バリア取付板23の位置決め凸部44と、この位置決め凸部44に対向されるガイド突条36が挿入される。そのガイド突条36を完全に挿入した状態において位置決め凸部44が周方向溝62aに対向されており、その周方向溝62aによって回動円筒体22とバリア取付板23との間が相対的に回動変位可能とされている。
Out of the four
更に、レンズフード27の内周面の一方の側縁部であって各係合溝62,63の両側には、ガイド突条36の両サイドに設けたガイド溝37,37に摺動可能に係合される係合突起64,64が設けられている。また、回動円筒体22の4つの弾性片35と対応するレンズフード27の内周面の一方の側縁部の4箇所には、弾性片35によるクリック感を発生させる突起部65が設けられている。
Further, on one side edge portion of the inner peripheral surface of the
前記カメラケース6、レンズ収納ケース3、回動鏡筒18、可動鏡筒19、円筒部材21、回動円筒体22、バリア取付板23、レンズバリア24A,24B、支持リング25、化粧板26及びレンズフード27の材質としては、例えば、POM(アセタール樹脂)、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂)等が好適であるが、その他のエンジニアリングプラスチックを用いることができることは勿論のこと、樹脂以外にも金属等を用いることもできる。
The
このような構成を有するレンズフードユニット5は、例えば、次のようにして簡単に組み立てることができる。円筒部材21は、カメラ本体2に取り付けられているレンズ収納ケース3に収納されているレンズ装置4の鏡筒に装着しておくようにする。
The
まず、バリア取付板23に2組のレンズバリア24A,24Bを組み立てる。これは、2つの枢軸51,51に、それぞれ第1のバリア片46の軸受孔46aを挿入し、続いて、第2のバリア片47の軸受孔47aを挿入してそれぞれ重ね合わせる。このとき、第1のバリア片46の操作部46bをバリア取付板23の切欠き部52に係合すると共に、第1のバリア片46の突起部46cをバリア取付板23のガイド溝53に係合する。そして、捩りばね48の一方の弾性片を第1のバリア片46のばね受け凸部46dに係止すると共に、他方の弾性片をバリア取付板23のばね受け凸部23aに係止する
First, two sets of lens barriers 24 </ b> A and 24 </ b> B are assembled on the
このように2組のレンズバリア24A,24Bが取り付けられたバリア取付板23を、水平面に載置された回動円筒体22の一方の端面に臨ませ、バリア取付板23の2つの位置決め凸部44,44を一方のガイド突条36,36に位置合わせすると共に、各レンズバリア24A,24Bの第1のバリア片46の操作部46bを、回動円筒体22の係合凹部38A(又は38B)に係合させる。これにより、第1のバリア片46の内縁は開口窓43の上辺(又は下辺)と略平行な状態となり、同じく第2のバリア片47の内縁も開口窓43の上辺(又は下辺)と略平行な状態となる。この状態を表した図が、図7及び図8である。
In this way, the
次に、回動円筒体22に重ね合わされたバリア取付板23にレンズフード27を臨ませ、その背面側(切込み61の無い側)から挿入する。この際、バリア取付板23の2つの位置決め凸部44,44は、レンズフード27の内面に設けた4つの係合溝62,63のうち、周方向溝62aのある2つの係合溝62,62に位置合わせし、所定の深さまで十分に差し込む。
Next, the
これにより、レンズフード27の4つの係合溝62,63に回動円筒体22の4つのガイド突条36,36がそれぞれ摺動可能に係合され、各係合溝62,63の両側に設けた係合突起64,64がガイド突条36の両側に設けたガイド溝37,37に摺動可能に係合される。更に、レンズフード27の内面に設けた4つの突起部65が、回動円筒体22の4つの弾性片35に係合され、それらの爪部35aを乗り越えて他方の端面まで移動する。この状態を表した図が、図5及び図6である。
Accordingly, the four
次に、レンズフード27で覆われた2組のレンズバリア24A,24Bの上方に支持リング25を臨ませ、その背面側から挿入する。このとき、支持リング25のリング部25aに設けた2つの係合凹部56,56を、バリア取付板23の2つの位置決め凸部44,44に係合させる。これにより、支持リング25がバリア取付板23と回転方向に一体となる。そして、固定ねじのねじ軸部を、支持リング25の挿通孔とバリア取付板23の挿通孔と円筒部材21の内フランジ部21cに設けた挿通孔33とを貫通して可動鏡筒19にねじ止めする。
Next, the
これにより、可動鏡筒19と円筒部材21とバリア取付板23と支持リング25とが回転方向に一体とされる。これに対して、レンズフード27と回動円筒体22とが回転方向に一体とされているが、回動円筒体22等と支持リング25等との間では、周方向溝62aの長さ分だけ相対的に回動可能とされている。化粧板26は、必要な場合に、支持リング25の端面部25bに接着剤で固定し、或いはねじ止め等して取り付けるようにする。これにより、レンズフードユニット5の組立作業が完了する。
Thereby, the
このような構成を有するレンズフードユニット5を備えた電子スチルカメラ1の内部構成を、図11を参照して説明する。図11では、映像信号の撮像動作、信号処理、記録処理に関する部位のみを示しており、マイクロホンにより得られるオーディオ信号の処理系、外部機器とのインターフェース系、その他本願発明と直接関連しない部分についての説明は省略している。
An internal configuration of the electronic still
コントローラ部70は、電子スチルカメラ1全体の動作制御を行うもので、例えば、CPU、RAMやROM等の記憶装置等を備えたマイクロコンピュータにより構成される。電子スチルカメラ1のレンズ装置4に入射される被写体からの撮像光は、CCD(固体撮像素子)71によって映像信号とされる。そして、アンプ72によるゲイン調整等の所定の信号処理が行われ、映像信号処理部73に供給される。映像信号処理部73では、CCD71からの映像信号に対して、フレーム処理、圧縮処理等の必要な処理が施され、その処理された信号が映像記録/再生回路74に供給される。
The
映像記録/再生回路74では、必要により、その信号を内蔵された記憶装置75に直接記録し、若しくは、インターフェース回路76を介して記憶媒体接続部77に装着された外部記憶装置である半導体記憶メモリ(例えば、メモリスティック、メモリカード等)78に記録し、或いは、モニタ駆動部79を介して液晶ディスプレイ等の平面表示パネル80に供給し、その映像信号により被写体に対応した画像を表示する。更に、映像記録/再生回路74には接続端子部81が接続されている。この接続端子部81に接続コードの一端を接続し、その他端を外部装置と電気的に接続することにより、外部装置の情報を取り入れたり、その外部装置に情報を供給したりすることができる。
In the video recording / reproducing
また、コントローラ部70は、映像記録/再生回路74等を制御して、撮像時や再生時等における各種動作を実行させる。更に、コントローラ部70は、ユーザーによる操作部82の操作に応じて、例えば、フラッシュ駆動回路83に制御信号を出力し、フラッシュ装置15を露出させると共にその発光部を発光させてフラッシュ撮影を実行する。このコントローラ部70には、レンズ装置4に装着されたレンズフードユニット5のレンズフード27が飛び出した使用状態にあるか、引き込まれた非使用状態にあるかを検出するレンズフード位置検出手段84が電気的に接続されていて、レンズフード27の状態が入力されるようになっている。
In addition, the
レンズフード位置検出手段84は、レンズフード27の前端部の位置を検出する前部検出スイッチ84Aと、レンズフード27の後端部の位置を検出する後部検出スイッチ84Bとから構成されている。図11に実線で示すように、レンズフード27を後退させて使用しない状態では、前部検出スイッチ84Aはレンズフード27を検出せず、後部検出スイッチ84のみがレンズフード27を検出する。この状態が、レンズフード27の非使用状態である。一方、図11に二点鎖線で示すように、レンズフード27を前進させて使用している状態では、前部検出スイッチ84Aのみがレンズフード27を検出し、後部検出スイッチ84はレンズフード27を検出しない状態となる。この状態が、レンズフード27の使用状態である。
The lens hood position detection means 84 includes a
図12及び図13は、レンズフード27を使用するときの制御の一実施例を示すものである。まず、図12において、ステップS1により、2組のレンズバリア24A,24Bが開いて開口窓43が開放されているか否かを判定する。この判定は、開口窓43が開放されて撮影可能な状態になっているか否かを見るもので、レンズバリア24A,24Bの開放状態はレンズフード27が初期位置から回転変位しているかどうかを見ることによって行うことができる。即ち、この実施例においては、2組のレンズバリア24A,24Bの開閉動作はレンズフード27と回転方向に一体とされた回動円筒体22の回動運動と連動されているため、レンズフード27の回動位置を見ることによって、2組のレンズバリア24A,24Bの開閉状態を知ることができる。
12 and 13 show an embodiment of control when the
ステップS1において、レンズフード27が開位置ではない、即ち、2組のレンズバリア24A,24Bが閉じて開口窓43が閉鎖されていると判定されたときには、ステップS1に戻って同様の処理を繰り返す。これに対して、ステップS1において、レンズフード27が開位置である、即ち、2組のレンズバリア24A,24Bが開かれて開口窓43が開放されていると判定されたときには、ステップS2に移行する。このステップS2では、電子スチルカメラ1の主電源を投入する。これにより、図12に示す処理を終了する。そして、図13に示す処理に移行する。
If it is determined in step S1 that the
図13では、まず、ステップS11において、フラッシュ装置15の閃光部検出スイッチがオンとなっているか否かを判定する。この判定は、フラッシュ装置15がフラッシュ格納部3cから飛び出していて、フラッシュ装置15の閃光部が発光可能な状態となっているかどうかを見ることによって行う。このステップS11において、閃光部検出スイッチがオンとなっていない、即ち、フラッシュ装置15の閃光部が発光可能な状態ではないと判定されたときには、ステップS11に戻って同様の処理を繰り返す。これに対して、ステップS11において、閃光部検出スイッチがオンとなっている、即ち、フラッシュ装置15の閃光部が発光可能な状態になっていると判定されたときには、ステップS12に移行する。
In FIG. 13, first, in step S11, it is determined whether or not the flash unit detection switch of the
ステップS12では、レンズフード27が伸ばした位置にあるか否かを判定する。この判定は、レンズフード27を前進させて当該レンズフード27で光学系に入射される光の量を制限した撮影を行うのか、レンズフード27が後退したままで光学系に入射される光の量をレンズフード27では制限しない撮影を行うのかを見るものである。この実施例では、レンズフード27を伸ばしたときにはフラッシュ撮影を行うことができず、レンズフード27を縮めたときにのみフラッシュ撮影を行うことができるようにしている。その理由は、レンズフード27を伸ばした状態でフラッシュ装置15を発光させると、その発光光の多くがレンズフード27によってけられてフラッシュ撮影を行うことができないからである。
In step S12, it is determined whether or not the
ステップS12の判定は、レンズフード位置検出手段84である前部検出スイッチ84Aと後部検出スイッチ84Bから供給されるレンズフード位置検出信号を見ることによって行うことができる。このステップS12において、レンズフード27が伸ばした位置にあると判定されたときには、ステップS13に移行して、モニタに警告表示(例えば、「レンズフードが伸びていて、フラッシュは使えません。」等)する。そして、ステップS11に戻る。これに対して、ステップS12において、レンズフード27が伸ばした位置にないと判定されたときには、フラッシュ装置15を用いたフラッシュ撮影が可能であるため、これで処理を終了する。
The determination in step S12 can be made by looking at the lens hood position detection signals supplied from the
このような構成を有する電子スチルカメラ1は、例えば、次のようにして使用することができる。図10は、電子スチルカメラ1の使用状態の一例を示す図であり、左手の手のひらでカメラ本体2の下面を支えながら、左手の指先でレンズフードユニット5のレンズフード27を軽く掴むようにする。このとき、右手は左手に添えるようにして、その中指以下でカメラケース6の把持部6aを軽く握りながら、人差し指をシャッタボタン7に沿わせ、親指はモード選択ダイヤル8の後方に沿わせるようにする。
The electronic still
この状態では、レンズ装置4の光学系は、レンズフードユニット5の2組のレンズバリア24A,24Bによって閉じられており、被写体からの光がその光学系内に入り込むことがない。このとき、2組のレンズバリア24A,24B等は、図2及び図3に示すような状態となっている。即ち、支持リング25の係合凹部56にはバリア取付板23の位置決め凸部44が係合されて両部材が回転方向に一体とされていると共に、その位置決め凸部44は回動円筒体22のガイド突条36と重なり合った位置にある。この状態では、レンズフード27を前進させて突出させることができると共に、回動させることもできる。
In this state, the optical system of the
このとき、バリア取付板23に支持されている2組のレンズバリア24A,24Bの第1のバリア片46の操作部46bは、図2及び図3に示すような状態になっており、バリア取付板23に設けた切欠き部52の左側の隅を貫通して、先端部が回動円筒体22の係合凹部38A,38Bに係合されている。また、第1のバリア片46は、捩りばね48によって開口窓43を閉じる方向に付勢されている。
At this time, the
この状態から、左手でレンズフード27を回動させる。すると、レンズフード27及びこれと回転方向に一体とされている回動円筒体22が、レンズフード27の内周面に設けた周方向溝62aの長さ分だけ回動する。このときの回動円筒体22とバリア取付板23との間に生じる相対的な回動変位によって、まず、第1のバリア片46が、図4に示すように、開口窓43を開く方向に回動する。次に、第1のバリア片46が所定量回動すると、第1のバリア片46の外縁が第2のバリア片47の連動突起47cに当接し、その連動突起47cを押して開口窓43を開く方向に第2のバリア片47を回動させる。
From this state, the
そして、図5及び図6に示すように、レンズフード27を所定量回動させると、2組のレンズバリア24A,24Bの第1のバリア片46と第2のバリア片47とが所定位置まで移動して、開口窓43が完全に開かれる。このとき、捩りばね48のばね力は、第1のバリア片46を開く方向に作用し、その開放状態が捩りばね48によって保持される。また、第2のバリア片47の連動突起47cが第1のバリア片46の外縁に当接されるため、第2のバリア片47の開放状態も維持される。
Then, as shown in FIGS. 5 and 6, when the
このような状態、即ち、レンズフード27を収納したままの状態では、フラッシュ装置15を使用しない通常の撮影は勿論のこと、フラッシュ装置15を使用したフラッシュ撮影をも自由に行うことができる。そして、レンズフード27を回動させるだけで、2組のレンズバリア24A,24Bを開閉動作させることができ、撮影時でないときにはレンズバリアを閉じて撮影レンズ14の保護を図ることができると共に、必要時には瞬時にレンズバリアを開いて撮影作業を開始することができる。
In such a state, that is, in a state where the
一方、レンズフード27を使用する場合には、図10に示す状態から、そのままレンズフード27を前進させる。そして、レンズフード27を最先端まで突出させ、或いは引出し方向の任意位置で停止させることにより、レンズフード27を用いて光学系に入射される光量を制限した撮影を行うことができる。このレンズフード27を使用時には、フラッシュ撮影はできないようになっている。
On the other hand, when the
尚、前記実施例では、レンズフード27が収納されているときにのみ当該レンズフード27の回動操作を可能に構成したが、レンズフード27を突出させたときにも回動操作可能に構成することもできる。また、レンズフード27が突出される途中の段階でレンズフード27を回動操作可能に構成してもよい。
In the above-described embodiment, the
また、レンズフード27を逆方向に回動させると、2組のレンズバリア24A,24Bの動作が逆になって開口窓43が完全に閉じられる。即ち、レンズフード27を逆方向に回動させると、これと回転方向が一体とされている回動円筒体22の回動により、まず、第1のバリア片46が開口窓43を閉じる方向に回動する。そして、第1のバリア片46が所定量回動すると、第1のバリア片46に設けた押圧突起49が第2のバリア片47の外縁に当接し、開口窓43を閉じる方向に第2のバリア片47を移動させる。その結果、図10に示すように、2組のレンズバリア24A,24Bが閉じられ、その4枚のバリア片46,47によって開口窓43が完全に閉鎖される。
Further, when the
以上説明したように、本願発明の撮像装置によれば、レンズフードを回転させる機能と伸ばす機能とを設ける構成としたため、収納状態からレンズフードを引出した撮影状態に瞬時に移行することができる。しかも、フラッシュ装置の使用時等のように、レンズフードを使用しないときには、レンズフードを後退させるだけでよく、レンズフードが取り付けられた状態のままで撮影を行うことができる。更に、カメラ本体からレンズフードやレンズバリアを着脱する必要がなく、レンズフードユニットとしてコンパクトに内蔵可能な構成としたため、携帯性に優れた撮像装置を提供することができる。 As described above, according to the imaging apparatus of the present invention, since the lens hood is rotated and extended, the imaging hood can be instantaneously shifted from the housed state to the shooting state. Moreover, when the lens hood is not used, such as when the flash device is used, the lens hood need only be retracted, and photography can be performed with the lens hood attached. Furthermore, since it is not necessary to attach or detach the lens hood or the lens barrier from the camera body, and the lens hood unit can be built in compactly, an imaging device with excellent portability can be provided.
更に、レンズフード27をレンズ装置の鏡筒に収納できる構成としたため、電子スチルカメラ1等の撮像装置の持ち運びを容易にすることができる。また、支持リング25のリング部25aの内周面にねじ部を設けることにより、レンズフード27を取り付けた状態のまま、コンバージョンレンズやフィルタ等を取り付けることができる。更に、レンズフード27を後退させて所定位置に収納することにより、フラッシュ装置の発光光がレンズフード27によって遮断されるのを回避することができる。しかも、フラッシュ装置の発光光がレンズフード27によって遮断されたまま、撮影することを防止する注意の警告表示をすることができる。
Further, since the
また、取り外して使うレンズキャップではなく、スライドすることによって開口窓を開閉するスライドバリアを用いる構成としたため、撮影時にキャップが邪魔になったり、そのキャップがカメラ本体に当たって音が発生する等の不具合を生じることなく撮影を行うことができる。しかも、レンズフードの回動操作により、ワンタッチで撮影状態に切り換えて、撮影を行うことができる。また、カメラ本体にレンズバリアを組み込むと、その分だけカメラ本体が大きくなるが、レンズフード側にレンズバリアを組み込むことにより、カメラ本体の形態を損なうことなく、レンズバリアを用いることができる。しかも、レンズバリアは、レンズフードの正面から見えない部分に収納されているため、正面から見たカメラのデザインを損なうこともない。 In addition, instead of using a lens cap that is removed, a slide barrier that opens and closes the aperture window by sliding is used, so that the cap interferes with the camera when shooting, and the cap hits the camera body, causing noise. Shooting can be performed without any occurrence. In addition, it is possible to perform shooting by switching to the shooting state with a single touch by rotating the lens hood. Further, when a lens barrier is incorporated into the camera body, the camera body becomes larger by that amount, but by incorporating a lens barrier on the lens hood side, the lens barrier can be used without impairing the form of the camera body. Moreover, since the lens barrier is housed in a portion that cannot be seen from the front of the lens hood, the design of the camera seen from the front is not impaired.
更に、バリアの開閉方向がレンズ光軸に対して略垂直面内に収まるため、レンズ光軸方向のレンズフードの大きさに関してデザイン的、機能的な自由度が高い。また、バリアの動作端のストッパは、バリアの角速度が最も速い箇所を直接止める必要が無く且つ面同士で当てる必要もないので、大掛かりな機構を用いることなく動作音を軽減することができる。更に、カメラ本体に備えられたレンズのレンズ径にとらわれることなく、フィルタ類の取付部の大きさを変化させることができ、デザイン的、コスト的にアクセサリの種類の自由度を高めることができる。 Furthermore, since the opening / closing direction of the barrier is within a plane substantially perpendicular to the lens optical axis, the degree of freedom in design and function is high with respect to the size of the lens hood in the lens optical axis direction. Further, since the stopper at the operation end of the barrier does not need to directly stop the portion where the angular velocity of the barrier is fastest and does not need to be contacted with each other, the operation sound can be reduced without using a large mechanism. Furthermore, the size of the attachment portion of the filters can be changed without being limited by the lens diameter of the lens provided in the camera body, and the degree of freedom of the types of accessories can be increased in terms of design and cost.
以上説明したが、本願発明は前記実施例に限定されるものではなく、例えば、前記実施例においては撮像装置として電子スチルカメラ(デジタルカメラ)に適用した例について説明したが、他の形式の撮像装置、例えば、ビデオカメラ、カメラ付きパーソナルコンピュータ、PDA等にも適用できることは勿論である。このように、本願発明は、その要旨を変更しない範囲で各種の変更実施が可能である。 As described above, the present invention is not limited to the above-described embodiment. For example, in the above-described embodiment, an example in which the present invention is applied to an electronic still camera (digital camera) as an imaging device has been described. Of course, the present invention can also be applied to devices such as video cameras, personal computers with cameras, and PDAs. As described above, the present invention can be variously modified without departing from the scope of the invention.
1‥電子スチルカメラ(撮像装置)、 2‥カメラ本体(撮像装置本体)、 3‥レンズ収納ケース、 4‥レンズ装置、 5‥レンズフードユニット、 6‥カメラケース、 14‥撮影レンズ、 15‥フラッシュ装置、 18‥回動鏡筒、 19‥可動鏡筒、 21‥円筒部材、 22‥回動円筒体、 23‥バリア取付板、 24A,24B‥レンズバリア、 25‥支持リング、 27‥レンズフード、 35‥弾性片、 36‥ガイド突条、 37‥ガイド溝、 38A,38B‥係合凹部、 39‥回動制限凹部、 43,55‥開口窓、 44‥位置決め凸部、 45‥回動制限凸部、 46‥第1のバリア片)、 46b‥操作部、 47‥第2のバリア片)、 48‥捩りばね(弾性部材)、 49‥押圧突起、 56‥係合凹部、 62,63‥係合溝、 62a‥周方向溝、 84A,84B‥検出スイッチ
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記円筒部材に回動可能に支持された回動円筒体と、
前記回動円筒体に対して回動方向へ一体とされると共に軸方向へはスライド可能に支持され、当該軸方向へ突出した状態において前記開口窓から前記レンズ装置内に入る光を制限するレンズフードと、
前記円筒部材の前記端面部に配置されると共に前記回動円筒体の回動により回動されて前記開口窓を開閉可能なレンズバリアと、を備えてなることを特徴とする撮像装置。 A cylindrical member that is fixed to the lens barrel of the lens device, and that is provided on the optical axis of the lens of the lens device and that has an opening window at the end surface portion that allows light from the subject to pass through;
A rotating cylindrical body rotatably supported by the cylindrical member;
A lens that is integrated with the rotating cylindrical body in the rotating direction and is supported so as to be slidable in the axial direction, and restricts light entering the lens device from the opening window in a state of protruding in the axial direction. Food and
An imaging apparatus comprising: a lens barrier that is disposed on the end surface portion of the cylindrical member and is rotated by the rotation of the rotating cylindrical body to open and close the opening window.
The cylindrical member is provided with a decorative plate disposed in front of the end surface portion so as to cover the lens barrier, and the decorative plate is provided with a second opening window corresponding to the opening window. The imaging apparatus according to claim 1.
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