JP2006229642A - 移動通信システム、無線基地局装置、及び、下りチャネルのリソース割り当て方法 - Google Patents

移動通信システム、無線基地局装置、及び、下りチャネルのリソース割り当て方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
圧縮フレームにおける送信電力の増減を考慮した下りチャネルのリソース割り当て方法の提供。
【解決手段】
無線基地局装置は、少なくとも圧縮フレームついて送信電力を増大させて送信するとともに、GAP情報管理部102と、GAP判定部103と、送信電力増減値演算部104と、閾値判定部106と、HS−PDSCHリソース割当部110とを、備えて、伝送フレームが圧縮フレームであるか否かを判定し、所定の時間間隔におけるセル内のすべての移動局の送信電力相当値を累積演算し、前記累積演算値が所定のしきい値を超えたか否かによって符号化方式を(送信電力が増大するに従って誤り訂正能力の高い方式が選択されるよう)変更する。
【選択図】
図1

Description

本発明は、移動通信システム、無線基地局装置、及び、下りチャネルのリソース割り当て方法に関し、特に、圧縮モード(Compressed Mode)を用いて伝送を行う移動通信システム、無線基地局装置、及び、下りチャネルのリソース割り当て方法に関する。
近年、下り回線における高速パケットデータ伝送方法が検討されている。例えば、3GPPによって標準化されたHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)がよく知られている。
HSDPAでは、適応変調及び符号化方法(AMCS:Adaptive Modulation and Coding Scheme)と呼ばれる制御手法が採用されており、これにより無線リンク品質に応じて変調方式や誤り訂正符号化レートを適応的、且つ高速に変更することを可能とし、下り高速パケット伝送用の共通チャネルHS−PDSCH(High Speed Physical Downlink Shared Channel)をユーザ多重・Code多重により効率良く使用する。
一方、移動体通信では、ユーザ(移動局)が移動することにより、通信相手の無線基地局装置を遷移することがある。例えば、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式同士、又は、W−CDMAとGSM(Global System for Mobile Communications)方式との間において、異なる周波数のキャリア間でハンドオーバを行う場合、移動局は、通信中に、他の周波数の信号を受信して通信する無線基地局を遷移するために必要な信号レベルの測定、必要な制御情報の受信を行う必要がある。
例えば、W−CDMAでは、特許文献1に示されているように、通常モードでの送信情報を時間圧縮して短時間に伝送し、観測用の無伝送時間(以下、GAPという)を作って他の周波数(キャリア)の無線基地局をサーチする圧縮モード(Compressed Mode)を使用し、自局の属するセル及び隣接セルの無線基地局装置からの情報を監視する技術が利用されている。
この圧縮モード伝送では、特許文献1の第13図に示されたように、GAPとフレーム(圧縮フレーム)伝送時間との時間比に応じて送信電力が増加され、通常伝送時のフレームに比べて圧縮フレームの方が高い送信電力で伝送される。これにより、圧縮モードでのフレーム伝送における伝送品質が保たれている。
再特WO1999−55104号公報
しかしながら、圧縮フレームにおける上記送信電力の増加は他のチャネルにとっては干渉電力の増加を意味し、BLER(Block Error Rate)の劣化を来たす可能性がある。
特に、HSDPAの場合には、スループットが最大となるようBLERが0.1となるような制御をしており、送信電力の増大、BLER劣化による影響は大きく、スループットの低下を如何に抑えるかが課題となる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、圧縮モード実行中のユーザ(移動局)がセル内に存在する場合のBLER劣化、スループットの低下を最小限に抑えることが可能な移動通信システム、無線基地局装置、及び、下りチャネルのリソース割り当て方法を提供することにある。
本発明の第1の視点によれば、セル内の移動局に対し、少なくとも圧縮フレームについて送信電力を増大させて送信する無線基地局装置であって、送信モード判定部と、送信電力演算部と、リソース割当部とを、備えて、伝送フレームが圧縮フレームであるか否かを判定し、所定の時間間隔におけるセル内のすべての移動局の送信電力相当値を累積演算し、前記累積演算値に応じて符号化方式を変更(送信電力が増大するに従って誤り訂正能力の高い方式を選択する。)することのできる無線基地局装置が提供される。
本発明によれば、圧縮モードの使用に起因するBLERの劣化を回避し、スループットの低下を最小限に抑えることができる。
続いて、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態は、フレーム毎に圧縮フレームにおける送信電力の増加量を累積演算し、その演算結果が閾値を超えるフレームについて送信するHS−PDSCHの符号化率を低下させて誤り訂正能力を向上させるものである。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る無線基地局装置の構成を表したブロック図である。図1を参照すると、SFNカウンタ101、GAP情報管理部102、GAP判定部103、送信電力増減値演算部104、閾値格納部105、閾値判定部106、スケジューラ107、ユーザ情報管理部108、CQIマッピングテーブル格納部109、HS−PDSCHリソース割当部110、電力情報管理部111、データバッファ(データBuffer)112、送信データ生成部113、符号化部114、送信部115を備える無線基地局装置の構成が示されている。
SFNカウンタ101は、SFN(System Frame Number;単位時間毎に区切られたデータに付与される番号。)を管理する所定ビットのカウンタであり、GAP情報管理部102は、無線リソースの制御を行う上位のRNC(Radio Network Controller)から設定されるGAPに関する各パラメータ(GAP開始スロット位置、GAP長、ギャップ間隔、パターン間隔、GAPパターン繰り返し数等)と現在のGAP情報を管理する。GAP判定部103は、GAP情報管理部102から報告されるGAP情報に基いてSFNにて指定されたフレームにおいてGAPが含まれるか否かの判定を行い、送信電力の増加分を出力する処理手段である。これらSFNカウンタ101、GAP情報管理部102、GAP判定部103によって伝送モード判定部を構成することができる。
送信電力増減値演算部104は、GAP判定部103から送信される送信電力の増加量の累積演算を行う処理手段である。閾値判定部106は、送信電力増減値演算部104によって累積演算された演算結果が、予め閾値格納部105に設定された閾値を超えているか否かの判定を行う処理手段である。
スケジューラ107は、各ユーザ(移動局)の設定値およびユーザ(移動局)から報告されるCQI(Channel Quality Indicator)を格納するユーザ情報管理部108から受け取ったユーザ情報に基いて、HS−PDSCHを使用するユーザ(移動局)を選択する。CQIマッピングテーブル格納部109は、CQIとHS−PDSCHへの割当リソース(リソース組み合わせ)の関係を定義するCQIマッピングテーブルを格納する手段であり、CQIマッピングテーブルは、例えば、3GPPにて規定されたCQIテーブルが用いられる。電力情報管理部111は、電力情報を管理し、HS−PDSCHリソース割当部110に提供する処理手段である。
HS−PDSCHリソース割当部110は、スケジューラ107からのスケジューリング結果及び電力情報管理部111からの電力情報に基いて、選択されたユーザ(移動局)に対してHS−PDSCHのリソース割当を行う処理手段である。送信データ生成部113は、HS−PDSCHリソース割当部110から出力されるリソース割当情報と、スケジューラ107から出力されるスケジューリング結果を用いて、データバッファ112から送られるパケットデータから送信データを生成する。符号化部114は、送信データ生成部113から送られる送信データを誤り訂正符号化データに変換し、送信部115は、符号化されたデータを、HS−PDSCHリソース割当部110から指示された送信電力で送信する。
続いて、本実施形態の動作について、図2、図3の動作フローチャートを参照して詳細に説明する。図2は、フレーム単位で無線基地局装置にて実行される処理の流れを表したフローチャートであり、図3は、サブフレーム(1フレームは5つのサブフレームで構成されるものとする。)単位で無線基地局装置にて実行される処理の流れを表したフローチャートである。まず、図2を参照すると、ステップS001にて所定の初期化処理(ユーザ数(移動局数)カウンタのクリア)を行った後、GAP判定部103は、SFNカウンタ101から報告されるSFNにおいて、GAP情報管理部102から報告されるGAP情報を元にk番目のユーザ(移動局)のフレームが圧縮フレームか否かを判定する(ステップS002)。ここで、通常フレームであった場合は、次のユーザ(移動局)にスキップする(ステップS004へ)。
ステップS002の判定の結果、圧縮フレームであった場合、GAP判定部103より圧縮フレームにおける送信電力増加分の値が出力され、送信電力増減値演算部104は、出力された送信電力の増加量を加算していく(ステップS003)。GAP判定部103及び送信電力増減値演算部104は、ユーザ数(移動局数)カウンタkを加算しながら、上記ステップS002、S003を繰り返し実行し、セル内全ユーザに対して送信電力の増加量の累積演算を行う(ステップS004、S005)。
閾値判定部106は、送信電力増減値演算部104の演算結果(累積演算値)と閾値格納部105に設定されている閾値を用いて閾値判定を行う(ステップS006)。ステップS006の閾値判定の結果、演算結果(累積演算値)が閾値を超えた場合、閾値判定部106は、HS−PDSCHリソース割当部110に対してCQIの減算処理を指示する(ステップS007)。演算結果(累積演算値)が閾値以下である場合は指示しない(ステップS008)。
上記ステップS001〜S008は、フレーム単位で繰り返し実行され、その都度、CQIの減算処理を行うべきか否かの指示が更新される。
一方、HS−PDSCHリソース割当部110は、サブフレーム毎に、ユーザ情報管理部108のユーザ情報を元に、スケジューラ107が選択したユーザ(移動局)のCQIをユーザ情報管理部108から取得する。ここで、図3に示された様に、HS−PDSCHリソース割当部110は、当該サブフレームを含むフレームにおいて、上記ステップS007にて説明したCQI減算指示があった否かを確認し(ステップS011)、CQI減算指示があった場合は取得したCQIから1を減じたCQI(但し、CQIが最小値1の場合は1のまま)を用いて、CQIマッピングテーブル格納部109からHS−PDSCHに割り当てるリソース情報を取得し、リソース割当を行う(ステップS012、S013)。
また、ステップS011にて、CQI減算指示がなかった場合は、HS−PDSCHリソース割当部110は、取得したそのままのCQIを用いて、CQIマッピングテーブル格納部109からHS−PDSCHに割り当てるリソース情報を取得し、リソース割当を行う(ステップS013)。
このように、本実施形態においては、CQIマッピングテーブルの引数であるCQIを減算することで、符号化率の減少操作(誤り訂正能力の向上)が行われる。従って、圧縮フレームにおける送信電力の増加量が閾値を超える場合には、干渉電力の増加による影響を抑えるべく、誤り訂正能力の向上操作が行われ、BLER劣化が回避される。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態は、フレームを構成する各スロット(1フレームは15のスロットで構成されるものとする。)毎に圧縮フレームにおける送信電力の増減量を累積演算し、そのスロット毎の演算結果に応じて、HS−PDSCHの符号化率や送信電力の操作を行うものである。
図4は、本発明の第2の実施形態に係る無線基地局装置の構成を表したブロック図である。構成的には、上述した第1の実施形態の構成に演算制御情報格納部201を加えたのみであり、その他、SFNカウンタ202、GAP情報管理部203、GAP判定部204、送信電力増減値演算部205、閾値格納部206、閾値判定部207、スケジューラ208、ユーザ情報管理部209、CQIマッピングテーブル格納部210、HS−PDSCHリソース割当部211、電力情報管理部212、データバッファ(データBuffer)213、送信データ生成部214、符号化部215、送信部216を備える点は同様である。
演算制御情報格納部201は、後述するスロット単位での送信電力の累積演算において、GAPが検出された場合に累積演算値の減算処理を行うか否かの設定情報であるGAP減算処理制御情報を格納する手段である。
続いて、本実施形態の動作について、図5、図6、図7の動作フローチャートを参照して詳細に説明する。図5、図6は、フレーム単位で無線基地局装置にて実行される処理の流れを表したフローチャートであり、図7は、サブフレーム(1フレームは5つのサブフレームで構成されるものとする。)単位で無線基地局装置にて実行される処理の流れを表したフローチャートである。まず、図5を参照すると、ステップS101にて所定の初期化処理(ユーザ数(移動局数)カウンタのクリア)を行った後、GAP判定部204は、SFNカウンタ202から報告されるSFNにおいて、GAP情報管理部203から報告されるGAP情報を元にk番目のユーザ(移動局)のフレームが圧縮フレームか否かを判定する(ステップS102)。ここで、通常フレームであった場合は、次のユーザ(移動局)にスキップする(ステップS110へ)。
ステップS102の判定の結果、圧縮フレームであった場合、GAP判定部204は、スロット番号カウンタnのクリアを行った後(ステップS103)、GAP情報に基いて各スロット毎にGAP判定(空きスロットであるか否か)を行う(ステップS104)。ここで、n番目のスロットがGAP以外である場合は、GAP判定部204より1スロット相当の送信電力増加分の値が出力され、送信電力増減値演算部205は、当該フレームのn番目のスロットの送信電力の増減値を累積演算していく(ステップS105)。
一方、ステップS104のGAP判定の結果、n番目のスロットがGAPである場合は、演算制御情報格納部201の設定値が参照される(ステップS106)。ここで、演算制御情報格納部201の設定がオフである場合は、GAP判定部204は、GAPが検出された場合の累積演算値の減算処理を行わずに、次のユーザ(移動局)にスキップする(ステップS108へ)。
ステップS104でGAPが検出され演算制御情報格納部201の設定がオンである場合は、GAP判定部204より1スロット相当の送信電力減少分の値が出力され、送信電力増減値演算部205は、当該フレームのn番目のスロットの送信電力の増減値を累積演算していく(ステップS107)。
GAP判定部204及び送信電力増減値演算部205は、スロット番号カウンタnが15に至るまで(ステップS109のYES)、スロット番号カウンタnを加算し(ステップS108)、上記ステップS104の判定処理とその結果に応じたステップS106、S107を適宜実行し、1フレームに含まれる各スロットの送信電力の累積演算処理を行う。
また、GAP判定部204及び送信電力増減値演算部205は、ユーザ数(移動局数)カウンタkがセル内の全ユーザ数(全移動局数)に至るまで(ステップS111のYES)、ユーザ数(移動局数)カウンタkを加算していき(ステップS110)、上記ステップS102以降の処理を繰り返し実行し、セル内全ユーザ(全移動局)に対してスロット別の送信電力の増加量の累積演算処理を行う。
上記処理が完了すると、図6に示す演算結果(累積演算値)の評価処理が開始される。まず、サブフレーム番号カウンタiのクリア(ステップS112)、サブフレーム内スロット番号カウンタj、閾値以下判定計数カウンタSUMのクリア(ステップS113)を行った後、閾値判定部207は、サブフレーム番号カウンタiとサブフレーム内スロット番号カウンタjで特定される(i*3+j)番目のスロットの演算結果(累積演算値)と閾値格納部206に設定されているスロット上限閾値(閾値A)、スロット下限閾値(閾値B)を用いて閾値判定を行う(ステップS114)。
ステップS114の閾値判定の結果、演算結果(累積演算値)がスロット上限閾値(閾値A)を超えた場合、閾値判定部207は、HS−PDSCHリソース割当部211に対してCQIの減算処理を指示する(ステップS115)とともに、次のサブフレームの判定に移るべく、サブフレーム番号カウンタiの加算処理を行う(ステップS122)。
ステップS114の閾値判定の結果、演算結果(累積演算値)がスロット下限閾値(閾値B)を下回る場合、閾値判定部207は、閾値以下判定計数カウンタSUMを加算する(ステップS116)。続いて、閾値判定部207は、サブフレーム内スロット番号カウンタjを加算し(ステップS117)、サブフレームの最後のスロットに達していなければ、ステップS114に戻り、次のスロットの閾値判定を開始する(ステップS118のNO)。なお、スロット下限閾値(閾値B)はセル最大送信電力の負の値までの範囲で、適当な値を取ることができる。
一方、ステップS114の閾値判定の結果、スロット上限閾値(閾値A)≧演算結果(累積演算値)≧スロット下限閾値(閾値B)である場合、閾値判定部207は、サブフレーム内スロット番号カウンタjを加算し(ステップS117)、サブフレームの最後のスロットに達していなければ、ステップS114に戻り、次のスロットの閾値判定を開始する(ステップS118のNO)。
ステップS118において、サブフレーム内スロット番号カウンタが3以上となり、サブフレームの最後のスロットに達した場合には、閾値判定部207は、閾値以下判定計数カウンタSUMが3であるか否かを確認する(ステップS119)。ここで、閾値以下判定計数カウンタSUMが3となっていない場合は、閾値判定部207は、HS−PDSCHリソース割当部211に対する指示は行わずに(ステップS120)、ステップS122にジャンプし、次のサブフレームの判定に移るべく、サブフレーム番号カウンタiの加算処理を行う(ステップS122)。
一方、ステップS119にて閾値以下判定計数カウンタSUMが3となっている場合には、閾値判定部207は、サブフレームのすべてのスロットがスロット下限閾値(閾値B)未満であり、送信電力の累積値が低い状態にあると判定し、HS−PDSCHリソース割当部211に対してCQIの加算処理を指示した後(ステップS121)、次のサブフレームの判定に移るべく、サブフレーム番号カウンタiの加算処理を行う(ステップS122)。
上記ステップS113〜S122は、フレームの最後のサブフレームに至るまで繰り返し実行され、サブフレーム毎にCQIの減算ないし加算処理を行うべきか否かの指示が更新される。また、上記ステップS101〜S123は、フレーム毎に繰り返し実行される。
一方、HS−PDSCHリソース割当部211は、サブフレーム毎に、ユーザ情報管理部209のユーザ情報を元に、スケジューラ208が選択したユーザ(移動局)のCQIをユーザ情報管理部209から取得する。ここで、図7に示された様に、HS−PDSCHリソース割当部211は、当該サブフレームにおいて、上記ステップS115にて説明したCQI減算指示があった否かを確認し(ステップS131)、CQI減算指示があった場合は取得したCQIから1を減じたCQI(但し、CQIが最小値1の場合は1のまま)を用いて、CQIマッピングテーブル格納部210からHS−PDSCHに割り当てるリソース情報を取得し、リソース割当を行う(ステップS132、S135)。
また、ステップS131にて、CQI加算指示があった場合は、HS−PDSCHリソース割当部211は、取得したCQIに1を加えるとともに(ステップS133;但し、CQIが最大値30の場合は30のまま)、送信電力を増加すべく、送信電力増加量を算出する処理を行い(ステップS134)、加算したCQIを用いて、CQIマッピングテーブル格納部210からHS−PDSCHに割り当てるリソース情報を取得し、リソース割当を行う(ステップS135)。
また、ステップS131にて、CQI減算/減算指示がなかった場合は、HS−PDSCHリソース割当部211は、取得したそのままのCQIを用いて、CQIマッピングテーブル格納部210からHS−PDSCHに割り当てるリソース情報を取得し、リソース割当を行う(ステップS135)。
このように、本実施形態においては、スロット毎に評価を行い、CQIマッピングテーブルの引数であるCQIを加減することで、符号化率の減少操作(誤り訂正能力の向上)と符号化率の増大操作(スループットの優先)とを行っている。従って、圧縮フレームにおける送信電力が1スロットでも所定閾値を超える場合には、干渉電力の増加による影響を抑えるべく、誤り訂正能力の向上操作が行われ、BLER劣化が回避される。
また、圧縮フレームにおける送信電力に余裕がある場合には、BLER劣化があったとしても許容範囲であるため、送信電力の増大とスループットを優先する処理が行われる。
以上説明したように、セル内全ユーザ(全移動局)の伝送モードの状態を管理し、圧縮フレームにおける送信電力の増減を考慮することで、HS−PDSCHにおけるBLER劣化を回避し、スループットの低下を最小限に抑えることができる。
以上本発明の第1、第2の実施形態を説明したが、その原理からも明らかなとおり、本発明の技術的範囲は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、送信電力の増大による影響を考慮し、符号化方式を変更するという本発明の要旨を逸脱しない範囲で、各種の変形・置換をなしうることが可能であることはいうまでもない。例えば、上記した第2の実施形態においては、スロット単位で送信電力の累積演算を行うものとして説明したが、いくつかのスロットの送信電力をまとめて算出するものとしてもよいし、また、閾値等の演算結果(累積演算値)の評価基準を適宜追加、省略、ないし、変更しうることはもちろんである。
本発明の第1の実施の形態に係る無線基地局装置の構成を表したブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る無線基地局装置の動作を表したフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る無線基地局装置の動作を表したフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る無線基地局装置の構成を表したブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る無線基地局装置の動作を表したフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る無線基地局装置の動作を表したフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る無線基地局装置の動作を表したフローチャートである。
符号の説明
101、202 SFNカウンタ
102、203 GAP情報管理部
103、204 GAP判定部
104、205 送信電力増減値演算部
105、206 閾値格納部
106、207 閾値判定部
107、208 スケジューラ
108、209 ユーザ情報管理部
109、210 CQIマッピングテーブル格納部
110、211 HS−PDSCHリソース割当部
111、212 電力情報管理部
112、213 データバッファ(データBuffer)
113、214 送信データ生成部
114、215 符号化部
115、216 送信部
201 演算制御情報格納部

Claims (8)

  1. セル内の移動局に対し、少なくとも圧縮フレームについて送信電力を増加して送信する無線基地局装置であって、
    伝送フレームが圧縮フレームであるか否かを判定する伝送モード判定部と、
    所定の時間間隔におけるセル内のすべての移動局の送信電力相当値を累積演算する送信電力演算部と、
    前記累積演算値が大きくなるに従って誤り訂正能力が向上するよう符号化方式を変更するリソース割当部と、を備えること、
    を特徴とする無線基地局装置。
  2. 更に、前記所定の時間間隔における送信電力相当値の累積演算値が所定のしきい値を超えたか否かを判定する閾値判定部を有し、
    前記リソース割当部は、前記判定結果に基いて符号化方式を変更すること、
    を特徴とする請求項1に記載の無線基地局装置。
  3. 前記送信電力演算部は、前記フレームを構成するスロット毎に累積演算値を求め、
    前記閾値判定部は、前記スロット毎の累積演算値が所定の上限しきい値を超えたか否かを判定し、
    前記リソース割当部は、少なくとも1のスロットの累積演算値が所定の上限しきい値を超える場合に、誤り訂正能力が向上するよう符号化方式を変更すること、
    を特徴とする請求項1又は2に記載の無線基地局装置。
  4. 前記送信電力演算部は、前記フレームを構成するスロット毎に累積演算値を求め、
    前記閾値判定部は、所定数のスロット分の累積演算値が所定の下限しきい値を下回るか否かを判定し、
    前記リソース割当部は、所定数のスロット分の累積演算値が所定の下限しきい値を下回る場合に、スループットが向上するよう符号化方式を変更するとともに、送信電力を増大させること、
    を特徴とする請求項1乃至3いずれか一に記載の無線基地局装置。
  5. 前記送信電力演算部は、空きスロットについては、前記累積演算値を所定値減算すること、
    を特徴とする請求項3又は4に記載の無線基地局装置。
  6. 更に、CQI(Channel Quality Indicator)と、HS−PDSCHへの割り当てリソースの関係を定めたCQI(Channel Quality Indicator)マッピングテーブル格納部を備え、
    前記符号化方式の変更をCQI(Channel Quality Indicator)の増減によって行うこと、
    を特徴とする請求項1乃至5いずれか一に記載の無線基地局装置。
  7. 請求項1乃至5いずれか一に記載の無線基地局装置と、該無線基地局装置と送受信する移動局とを含んで構成された移動通信システム。
  8. セル内の移動局に対し、少なくとも圧縮フレームついて送信電力を増大させて送信する無線基地局装置における下りチャネルのリソース割り当て方法であって、
    前記無線基地局装置が、所定の時間間隔におけるセル内のすべての移動局の送信電力相当値を累積演算するステップと、
    前記無線基地局装置が、前記累積演算値が大きくなるに従って誤り訂正能力が向上するよう符号化方式を変更するステップとを含むこと、
    を特徴とする無線基地局装置における下りチャネルのリソース割り当て方法。
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