JP2006225773A - 調整用部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】
アイ部材2とフック部材5からなる前カンを用いる場合において、両者の係合位置を極めて簡単に調整でき、また、極めて簡単な構造で生産コストも安く、しかも、打ち合わせ部分に簡単に取り付けられるようにする。
【解決手段】
扁平状の基材1に前カンのアイ部材2を取り付け、それをウエストサイズ調整用の部材とする。必要に応じて本調整用部材をズボンBやスカートの打ち合わせ部分bに取り付けるだけで、フック部材5との係合位置を極めて簡単に調整できる。本調整用部材は扁平状の基材1と前カンのアイ部材2のみからなっているから、極めて簡単な構造で生産コストも当然安い。また、扁平状の基材1を前記打ち合わせ部分bに取り付けるだけで良いから、様々な方法で打ち合わせ部分bに簡単に取り付けることができる。
【選択図】 図2
アイ部材2とフック部材5からなる前カンを用いる場合において、両者の係合位置を極めて簡単に調整でき、また、極めて簡単な構造で生産コストも安く、しかも、打ち合わせ部分に簡単に取り付けられるようにする。
【解決手段】
扁平状の基材1に前カンのアイ部材2を取り付け、それをウエストサイズ調整用の部材とする。必要に応じて本調整用部材をズボンBやスカートの打ち合わせ部分bに取り付けるだけで、フック部材5との係合位置を極めて簡単に調整できる。本調整用部材は扁平状の基材1と前カンのアイ部材2のみからなっているから、極めて簡単な構造で生産コストも当然安い。また、扁平状の基材1を前記打ち合わせ部分bに取り付けるだけで良いから、様々な方法で打ち合わせ部分bに簡単に取り付けることができる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、ズボンやスカートその他の被着体の打ち合わせ部分に取り付けられている前カンの距離を簡単に調整するために用いられる部材に関するものである。
ズボンやスカートの打ち合わせ部分には、アイ部材とフック部材からなる前カンが取り付けられており、アイ部材にフック部材を係合させることによってウエストを固定しているが、体型の変化や食事後の胴回りの変化でウエストが窮屈になる場合がある。
このときのために、従来、前記ウエストサイズを調整する技術が種々提案され、また、商品化されている(例えば、特許文献1、2参照)。
これらのものは摺動レールを備え、さらに、スプリングやガイドなど多くの部材からなる本格的なものが多く、簡単な構造であるとは言えない。特に、ズボンやスカートのウエストサイズを調整するための部材は打ち合わせ部分に取り付けられるものであるから、できるだけ簡単な構造で生産コストも安くできるものであることが好ましい。また、その部材が前記打ち合わせ部分に簡単に取り付けられるものであることが望ましい。
そこで、本発明では、アイ部材とフック部材からなる前カンを用いる場合において、両者の係合位置を極めて簡単に調整でき、また、極めて簡単な構造で生産コストも安く、しかも、打ち合わせ部分に簡単に取り付けられるようにしたものである。すなわち、本発明では、扁平状の基材に前カンのアイ部材を取り付け、それをウエストサイズ調整用の部材としたものである。
必要に応じて本調整用部材をズボンやスカートの打ち合わせ部分に取り付けるだけで、フック部材との係合位置を極めて簡単に調整できる。本調整用部材は扁平状の基材と前カンのアイ部材のみからなっているから、極めて簡単な構造で生産コストも当然安い。また、扁平状の基材を前記打ち合わせ部分に取り付けるだけで良いから、様々な方法で打ち合わせ部分に簡単に取り付けることができる。
本調整用部材は、扁平状の基材をズボンやスカートの打ち合わせ部分に重ね合わせることによって取り付けることができるから、幅が狭くしかも小さいアイ部材をズボンやスカートの打ち合わせ部分に直接取り付ける場合に比べてさらに強力に取り付けることができる。
受片を用いて扁平状の基材に前カンのアイ部材を取り付ける場合の作業は、専用工具を備えている工場で行えば良いから、家庭においてその作業をする必要はなく、家庭では前カンのアイ部材を備えた本調整用部材をズボンやスカートの打ち合わせ部分に取り付ける作業を行うだけで良い。
1枚の基材に対してアイ部材を複数並べて取り付けておくと良い。この場合には、本調整用部材をズボンやスカートの打ち合わせ部分に1つ取り付けておくだけで、フック部材との係合位置を度々変えることができる。1枚の基材に対してアイ部材が1つだけの場合には、1回限りの調整しかできないのに比べて極めて便利である。
基材の裏面に接着剤層が設けられていることが望ましい。この場合には、本調整用部材を縫い付けることなく、より簡単にズボンやスカートの打ち合わせ部分に取り付けることができる。
接着剤をホットメルト接着剤とすると良い。この場合には、本調整用部材をアイロンその他の熱を利用して極めて簡単にズボンやスカートの打ち合わせ部分に取り付けることができる。
請求項1記載の発明によれば、必要に応じて本調整用部材をズボンやスカートの打ち合わせ部分に取り付けるだけで、フック部材との係合位置を極めて簡単に調整できる。この部材は扁平状の基材と前カンのアイ部材のみからなっているから、極めて簡単な構造で生産コストも当然安い。また、扁平状の基材を前記打ち合わせ部分に取り付けるだけで良いから、様々な方法で打ち合わせ部分に簡単に取り付けることができる。
請求項2記載の発明によれば、本調整用部材をズボンやスカートの打ち合わせ部分に1つ取り付けておくだけで、フック部材との係合位置を度々変えることができる。1枚の基材に対してアイ部材が1つだけの場合には、1回限りの調整しかできないのに比べて極めて便利である。
請求項3記載の発明によれば、本調整用部材をズボンやスカートの打ち合わせ部分に1つ取り付けておくだけで、フック部材との係合位置を度々変えることができる。1枚の基材に対してアイ部材が1つだけの場合には、1回限りの調整しかできないのに比べて極めて便利である。
請求項4記載の発明によれば、本調整用部材を縫い付けることなく、より簡単にズボンやスカートの打ち合わせ部分に取り付けることができる。
請求項5記載の発明によれば、本調整用部材をアイロンその他の熱を利用して極めて簡単にズボンやスカートの打ち合わせ部分に取り付けることができる。
本発明の好ましい実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。ここには、本発明の調整用部材をズボンの打ち合わせ部分に取り付け、ズボンのウエストサイズを調整するのに適用した場合を例に挙げるが、スカートの打ち合わせ部分に取り付け、スカートのウエストサイズを調整するのにも適用できる。
図1に、本調整用部材の一例を示す。本調整用部材は少なくとも扁平状の基材1と前カンのアイ部材2のみからなっている。アイ部材2を扁平状の基材1に取り付けるために、ここでは受片3を用いているが、前カンのアイ部材2を他の方法で扁平状の基材1に取り付けることができれば、受片3はなくても良い。例えば、縫い付けによって、あるいは、接着剤を用いるなどすれば、受片3を用いなくてもアイ部材2を扁平状の基材1に取り付けることができる。
ここでは、アイ部材2の2本の尖った脚片2a,2aを図1(b)に示すように扁平状の基材1を貫通させ、基材1の裏側から図1(c)に示すように受片3を添わせてその孔3a,3aに通し、その先端を折り曲げていわゆるカシメによりアイ部材2を扁平状の基材1に固定してある。
アイ部材2を取り付けるための扁平状の基材1は、不織布、織物、ポリエチレンその他のものからなる合成樹脂などを用いることができる。その材質は問わないが、少なくともアイ部材2を強固に取り付けることができるものであればよい。また、ここでは、扁平状の基材1の形状を最も簡単な方形状にした場合を例示したが、楕円その他様々な形にすることもできる。
本調整用部材Aは、扁平状の基材1をズボンBの打ち合わせ部分bに縫い付けることによって取り付けることもできるが、ここでは、基材1の裏面に接着剤層4を設け、この接着剤層4を利用して本調整用部材AをズボンBの打ち合わせ部分bに取り付けた場合を例示してある。この接着剤層4を利用すれば、本調整用部材Aを縫い付けることなく、より簡単にズボンBの打ち合わせ部分bに取り付けることができる。特に、ホットメルト接着剤を使用した場合には、本調整用部材Aをアイロンその他の熱を利用して極めて簡単にズボンBの打ち合わせ部分bに取り付けることができる。
なお、図2に、本調整用部材Aを縫い付けることなく、基材1の裏面に設けられた接着剤層4を利用してより簡単にズボンBの打ち合わせ部分bに取り付けた場合を示す。
なお、図2に、本調整用部材Aを縫い付けることなく、基材1の裏面に設けられた接着剤層4を利用してより簡単にズボンBの打ち合わせ部分bに取り付けた場合を示す。
図2において、前カンのアイ部材2の通常の位置は図面符号Iで示す位置であるが、必要に応じてこの位置とは異なる位置に本調整用部材Aを取り付けるだけで、前カンのフック部材5との係合位置を極めて簡単に調整できる。
図2において、実線で示す位置がウエスト回りを緩める場合の本調整用部材Aの取り付け位置である。この位置に本調整用部材Aが取り付けられている場合には、そのアイ部材2と前カンのフック部材5との係合位置を、通常の位置からウエスト回りを緩める方向に極めて簡単に調整できる。
逆に、ウエスト回りを細める場合には、図2において、鎖線で示す位置に本調整用部材Aを取り付ければ良い。この位置に本調整用部材Aが取り付けられている場合には、そのアイ部材2と前カンのフック部材5との係合位置を、通常の位置あるいはウエスト回りを緩めた位置からウエスト回りを細める方向に極めて簡単に調整できる。
図1、図2には、1枚の基材1に対してアイ部材2を1つ取り付けた場合を例示してあるが、図3に示すように、1枚の基材に対してアイ部材2を複数並べて取り付けておいても良い。この場合には、本調整用部材AをズボンBの打ち合わせ部分bに1つ取り付けておくだけで、フック部材4との係合位置を複数回変えることができる。1枚の基材1に対してアイ部材1が1つだけの場合には、1回限りの調整しかできないのに比べて極めて便利である。
本調整用部材Aは、扁平状の基材1をズボンBの打ち合わせ部分bに重ね合わせることによって取り付けることができるから、幅が狭くしかも小さいアイ部材をズボンBの打ち合わせ部分bに直接取り付ける場合に比べてさらに強力に取り付けることができる。したがって、家庭用ならびに工業用の水洗いや洗濯、ドライクリーニングに十分耐えられる。
好ましい実施の形態においては、本調整用部材AをズボンBの打ち合わせ部分bに取り付け、ズボンBのウエストサイズを調整するのに適用した場合を例示したが、スカートの打ち合わせ部分に取り付け、スカートのウエストサイズを調整するのにも適用できる。
また、ここには、受片3を用いてカシメによりアイ部材2を扁平状の基材1に固定した場合を例示したが、縫い付けや接着剤を利用して固定しても良い。
さらに、本調整用部材Aをズボンやスカートの打ち合わせ部分に取り付けるに当って、ここには、基材1の裏面に設けられた接着剤層4を利用する場合を例示したが、基材1を単に縫い付ける場合や、接着剤としてホットメルト接着剤を利用する場合がある。
1…基材、2…アイ部材、2a…脚片、3…受片、3a…孔、4…接着剤層、5…フック部材、A…調整用部材、B…ズボン、b…打ち合わせ部分。
Claims (4)
- 扁平状の基材に前カンのアイ部材を取り付けたことを特徴とする調整用部材。
- 1枚の基材に対してアイ部材が複数並べて取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の調整用部材。
- 基材の裏面に接着剤層が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の調整用部材。
- 接着剤がホットメルト接着剤である請求項3記載の調整用部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005037502A JP2006225773A (ja) | 2005-02-15 | 2005-02-15 | 調整用部材 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005037502A JP2006225773A (ja) | 2005-02-15 | 2005-02-15 | 調整用部材 |
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JP2006225773A true JP2006225773A (ja) | 2006-08-31 |
Family
ID=36987384
Family Applications (1)
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JP2005037502A Pending JP2006225773A (ja) | 2005-02-15 | 2005-02-15 | 調整用部材 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2006225773A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58184520U (ja) * | 1982-06-03 | 1983-12-08 | 本多 長利 | 服飾ベルト用締具 |
JPH03105465U (ja) * | 1990-02-16 | 1991-10-31 |
-
2005
- 2005-02-15 JP JP2005037502A patent/JP2006225773A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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JPS58184520U (ja) * | 1982-06-03 | 1983-12-08 | 本多 長利 | 服飾ベルト用締具 |
JPH03105465U (ja) * | 1990-02-16 | 1991-10-31 |
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