JP2006220175A - サーボジャッキ装置 - Google Patents

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Masanori Yashima
正典 八島
Setsu Miura
節 三浦
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    • F16HGEARING
    • F16H25/00Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms
    • F16H25/18Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying or interconverting oscillating or reciprocating motions
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    • F16H2025/2096Arrangements for driving the actuator using endless flexible members

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Abstract

【課題】 低推力で高速度や低速度で高推力が必要なプレス機械等に用いられ、螺子式シリンダと流体式シリンダとを組み合わせてポンプや制御弁等から成るパワーユニットを用いずにモータに依り作動する螺子・流体両用のサーボジャッキ装置に於て、寿命の延伸を図ると共に、下降速度に対して上昇速度を速くし、全体の作業時間を短縮する。
【解決手段】 本体2、運動変換手段3、入力軸4、出力軸5、第一ピストン6、第一流体室7、第二ピストン8、第二流体室9、第三流体室10、第三ピストン11、第四流体室12、第一通路13、第二通路14、第三通路15、第一切換弁手段16、第二切換弁手段17とで構成し、とりわけ第一乃至第三通路13,14,15と第四流体室12と第一及び第二切換弁手段16,17を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば低推力で高速度や低速度で高推力が必要なプレス機械等に用いられ、螺子式シリンダと流体式シリンダとを組み合わせてポンプや制御弁等から成るパワーユニットを用いずにモータに依り作動する螺子・流体両用のサーボジャッキ装置の改良に関する。
従来、この種のサーボジャッキ装置としては、例えば特許文献1や特許文献2に記載されたものが知られている。
前者は、基本的には、ボールねじの回転軸とナットからなる回転/直動変換機構と、回転軸を内部に有しかつナットの上端側に直結した直結機構によりナットの直動に応じて出力軸を直動するねじ送りシリンダー機構と、該ねじ送りシリンダー機構とは別機構からなる、ナットの下端に一体化した第1ピストンと、該第1ピストンの付勢をパスカルの原理で伝達する油圧機構と、該油圧機構による付勢の第2ピストンと、該第2ピストンの下端に一体化した出力軸からなる高推力で直動する油圧シリンダー機構からなり、これら両機構の択一的切換機構をナットの上端側と直結する該直結機構に設けた電磁連結器と該油圧機構に設けた電磁弁から構成してねじ送りシリンダー機構及び油圧シリンダー機構を一体化したものである。
後者は、基本的には、固定部と、該固定部に対して軸方向に直動させられる入力軸と、該入力軸と同軸方向に延び、かつ前記固定部および前記入力軸に対して相対的にスライド可能な出力軸と、該出力軸と前記入力軸を直結させて、前記入力軸を該固定部に対して直動させることにより、前記出力軸を固定部に対して早送りさせる直結機構と、前記入力軸と前記出力軸を流体的に連結させ、かつ前記入力軸を前記出力軸に対して相対的に直動させることにより、前記入力軸の付勢をパスカルの原理により増大させて前記出力軸に伝達する流体圧機構と、前記入力軸から付与される付勢により作動し、前記入力軸と前記出力軸の流体的な連結を制御する制御機構とを有して構成されたものである。
特許第3434778号公報 再公表特許第W2002/055291号公報
ところが、何れのものも、電磁連結器や直結機構として、所謂機械的な連結手段を用いていたので、これの損耗が激しく寿命が短い難点があった。
加えて、作業を行う為の下降運動と復帰の為の上昇運動とが対称的な動作になり、下降速度と上昇速度が同等になっていた。この為、下降速度に対して上昇速度を速くし、全体の作業時間を短縮する事ができなかった。
本発明は、叙上の問題点に鑑み、これを解消する為に創案されたもので、その課題とする処は、寿命の延伸を図ると共に、下降速度に対して上昇速度を速くし、全体の作業時間を短縮する様にしたサーボジャッキ装置を提供するにある。
本発明のサーボジャッキ装置は、基本的には、本体と、本体に設けられて回転運動を昇降運動に変換する運動変換手段と、本体に対して昇降可能に設けられて運動変換手段に依り昇降される入力軸と、本体と入力軸に対して昇降可能に設けられた出力軸と、入力軸の上側に設けられた第一ピストンと、入力軸と出力軸の間で第一ピストンの下側に形成されて入力軸の下動に依り内蔵された流体を加圧し得る第一流体室と、出力軸に設けられた第二ピストンと、出力軸と本体の間で第二ピストンの上側に形成された第二流体室と、出力軸と本体の間で第二ピストンの下側に形成された第三流体室と、入力軸の下側に設けられた第三ピストンと、入力軸と出力軸の間で第三ピストンの上側に形成された第四流体室と、第一流体室と第二流体室を連通させる第一通路と、第二流体室と第三流体室を連通させる第二通路と、第三流体室と第四流体室を連通させる第三通路と、第一通路と第三通路を同時に開閉する第一切換弁手段と、第二通路を開閉する第二切換弁手段と、から構成した事に特徴が存する。
第一切換弁手段に依り第一通路と第三通路が同時に閉じられると共に、第二切換弁手段に依り第二通路が開かれた後に、運動変換手段に依り入力軸が下降されると、出力軸は、入力軸と一緒に同速度で下降されて所謂低推力且つ高速度で下降される。つまり、第一切換弁手段に依り第一通路と第三通路が同時に閉じられると、第一流体室及び第二流体室の流体がここに封入されて入力軸と出力軸が所謂流体的にロックされて一体化される。この様な状態で、入力軸が下降されると、出力軸も一緒に下降される。この時、出力軸の下降に伴って第二ピストンに依り第三流体室の流体が加圧されるが、第二切換弁手段に依り第二通路が開かれているので、ここを通って第三流体室の流体が第二流体室へ移行される。従って、出力軸は、本体に対して支障なく低推力且つ高速度で下降される。
第一切換弁手段に依り第一通路と第三通路が同時に開かれると共に、第二切換弁手段に依り第二通路が閉じられた後に、運動変換手段に依り入力軸が下降されると、出力軸は、入力軸より低速で下降されて所謂低速度且つ高推力で下降される。つまり、第一切換弁手段に依り第一通路が開かれると、第一流体室と第二流体室が連通状態になると共に、第二切換弁手段に依り第二通路が閉じられると、第二流体室と第三流体室が遮断状態になり、第一切換弁手段に依り第三通路が開かれると、第三流体室と第四流体室が連通状態になるる。この様な状態で入力軸が下降されると、第一ピストンに依り第一流体室の流体が加圧されてその加圧流体が第一通路を通って第二流体室に送られると共に、第二通路を通って第三流体室に移行されない。その結果、第二流体室に達した加圧流体に依って第二ピストンが押し下げられて出力軸が下降される。この時、第二ピストンの下降に依り第三流体室の流体が加圧されるが、第一切換弁手段に依り第三通路が開かれているので、第三流体室の流体が第三通路を通って第四流体室へ移行される。従って、出力軸は、本体に対して支障なく低速度且つ高推力で下降される。
第一切換弁手段に依り第一通路と第三通路が同時に閉じられると共に、第二切換弁手段に依り第二通路が開かれた後に、運動変換手段に依り入力軸が上昇されると、出力軸は、入力軸と一緒に同速度で上昇されて所謂低推力且つ高速度で上昇される。つまり、第一切換弁手段に依り第一通路と第三通路が同時に閉じられると、第一流体室及び第二流体室の流体がここに封入されて入力軸と出力軸が所謂流体的にロックされて一体化される。この様な状態で、入力軸が上昇されると、出力軸も一緒に上昇される。この時、出力軸の上昇に伴って第二ピストンに依り第二流体室の流体が加圧されるが、第二切換弁手段に依り第二通路が開かれているので、ここを通って第二流体室の流体が第三流体室へ移行される。従って、出力軸は、本体に対して支障なく低推力且つ高速度で上昇される。
第一切換弁手段に依り第一通路と第三通路が同時に開かれると共に、第二切換弁手段に依り第二通路が開かれた後に、運動変換手段に依り入力軸が上昇されると、出力軸は、そのままで入力軸のみが低推力且つ高速で上昇される。つまり、第一切換弁手段に依り第一通路が開かれると、第一流体室と第二流体室が連通状態になると共に、第二切換弁手段に依り第二通路が開かれると、第二流体室と第三流体室が連通状態になり、第一切換弁手段に依り第三通路が開かれると、第三流体室と第四流体室が連通状態になる。この様な状態で入力軸が上昇されると、第三ピストンに依り第四流体室の流体が加圧され、その加圧流体が第三通路→第三流体室→第二通路→第二流体室→第一通路を経て第一流体室に流入される。従って、出力軸は、本体に対して支障なく低推力且つ高速度で上昇される。
第一乃至第三通路と第四流体室と第一及び第二切換弁手段を備えているので、入力軸と出力軸を流体的にロックする事ができ、寿命を延伸できると共に、構造の簡単化を図る事ができる。
第三通路と第四流体室と第一及び第二切換弁手段を備えているので、出力軸を低推力且つ高速度で上昇する事ができ、下降速度に対して上昇速度を速くし、全体の作業時間を短縮する事ができる。
第四流体室を備えているので、第三流体室に大容量の蓄圧機能を有するアキュムレータを設ける必要がない。
第三流体室は、流体補充用のアキュムレータを備えているのが好ましい。この様にすると、漏洩した流体を補充する事ができる。
出力軸の自然降下を防止する制動手段を備えているのが好ましい。この様にすると、出力軸が不用意に下降して支障を与える事がない。
本発明に依れば、次の様な優れた効果を奏する事ができる。
(1) 本体、運動変換手段、入力軸、出力軸、第一ピストン、第一流体室、第二ピストン、第二流体室、第三流体室、第三ピストン、第四流体室、第一通路、第二通路、第三通路、第一切換弁手段、第二切換弁手段とで構成し、とりわけ第一乃至第三通路と第四流体室と第一及び第二切換弁手段を備えているので、入力軸と出力軸を流体的にロックする事ができ、従来の機械的な連結機構が不要になる。その結果、寿命を延伸できると共に、構造の簡単化を図る事ができる。
(2) 第三通路と第四流体室と第一及び第二切換弁手段を備えているので、出力軸を低推力且つ高速度で上昇する事ができる。その結果、下降速度に対して上昇速度を速くし、全体の作業時間を短縮して作業効率を高める事ができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明のサーボジャッキ装置の待機状態(最短状態)を示す縦断正面図。図2は、早送り状態(最長手前状態)を示す図1と同様図。図3は、加圧切換状態を示す図1と同様図。図4は、加圧状態(最長状態)を示す図1と同様図。図5は、上昇切換状態を示す図1と同様図。図6は、高速上昇状態を示す図1と同様図。図7は、待機上昇切換状態を示す図1と同様図。図8は、待機上昇状態を示す図1と同様図。図9は、第一及び第二切換弁手段付近を拡大して示す図1の拡大要部正面図である。
サーボジャッキ装置1は、本体2、運動変換手段3、入力軸4、出力軸5、第一ピストン6、第一流体室7、第二ピストン8、第二流体室9、第三流体室10、第三ピストン11、第四流体室12、第一通路13、第二通路14、第三通路15、第一切換弁手段16、第二切換弁手段17からその主要部が構成されて居り、例えばプレス機械等に適用される。サーボジャッキ装置1は、この例では、各図の上方を上として縦向きに設置されている。
本体2は、サーボジャッキ装置1の基本部分を為すもので、この例では、支持板18と、これの下方に適数の連結棒19を介して設けられた円筒状のシリンダ20とを備えている。シリンダ20は、上壁と下壁と周壁とを備えている。
運動変換手段3は、本体2に設けられて回転運動を直線運動に変換するもので、この例では、モータ21と、これに依り回転される螺子棒22と、これに螺合される螺子駒23と、これを廻止して直動させる廻止手段24とを備えている。
モータ21は、電動機であるサーボモータにしてあり、回転軸を上にして本体2の支持板18に取付けられている。モータ21は、図略しているが、制御器を介して電源に接続されて居り、制御器に依り回転方向と回転速度が制御される様になっている。
螺子棒22は、ボール螺子にしてあり、本体2の支持板18にベアリング(図示せず)を介して縦軸廻りに回転可能に設けられている。螺子棒22の上部とモータ21の回転軸との間には、プーリとベルトから成るベルト伝動手段25が介設されている。
廻止手段24は、入力軸4と出力軸5との間に設けられて居り、入力軸4に設けられて螺子棒22とは偏心された案内穴26と、出力軸5に設けられて案内穴26に昇降可能に嵌合される偏心軸27とを備えている。偏心軸27は、運動変換手段3の螺子棒22と干渉しない様に中空円筒状にしてある。尚、出力軸5は、第一切換弁手段16及び第二切換弁手段17に依り本体2に対して縦軸廻り回転が阻止されているので、厳密的には、これら第一切換弁手段16及び第二切換弁手段17も廻止手段24に含まれる。
入力軸4は、本体2に対して昇降可能に設けられて運動変換手段3に依り昇降されるもので、この例では、全体が円筒状を呈し、運動変換手段3の螺子棒22と同心状に配されて内部には螺子棒22と螺子駒23が収容され、その上部が螺子駒23に取付けられている。
出力軸5は、本体2及び入力軸4に対して昇降可能に設けられたもので、この例では、全体が円筒状を呈し、本体2のシリンダ20の内側にこれと同心状に配されると共に、入力軸4の外側にこれと同心状に配されている。出力軸5の中位内周には内突部28が形成されていると共に、下端には取付フランジ29を備えている。
出力軸5と入力軸4の上部間には、出力軸5に対して入力軸4の上昇を規制する規制手段30が設けられている。
第一ピストン6は、入力軸4の上側に設けられたもので、この例では、入力軸4の上側外周に突出して一体的に形成されている。
第一流体室7は、入力軸4と出力軸5の間で第一ピストン6の下側に形成されて入力軸4の下降に依り内蔵された流体を加圧し得るもので、この例では、入力軸4の周壁と出力軸5の周壁と第一ピストン6と出力軸5の内突部28とで囲まれる部分に形成されている。
第二ピストン8は、出力軸5に設けられたもので、この例では、出力軸5の中位外周に突出して一体的に形成されている。
第二流体室9は、出力軸5と本体2の間で第二ピストン8の上側に形成されたもので、この例では、出力軸5の周壁と本体2のシリンダ20の周壁及び上壁と第二ピストン8とで囲まれる部分に形成されている。
第三流体室10は、出力軸5と本体2の間で第二ピストン8の下側に形成されたもので、この例では、出力軸5の周壁と本体2のシリンダ20の周壁及び下壁と第二ピストン8とで囲まれる部分に形成されている。第三流体室10は、流体補充用のアキュムレータ31を備えている。アキュムレータ31は、第三流体室10の外部に設けられていると共に、小容量の蓄圧機能を有する蓄圧室32を備えて居り、これが本体2のシリンダ20の下壁に形成した通路33を介して第三流体室10に接続されている。
第三ピストン11は、入力軸4の下側に設けられたもので、この例では、入力軸4の下側外周に突出して一体的に形成されている。
第四流体室12は、入力軸4と出力軸5の間で第三ピストン11の上側に形成されたもので、この例では、入力軸4の周壁と出力軸5の周壁と出力軸5の内突部28と第三ピストン11とで囲まれる部分に形成されている。第四流体室12は、第一流体室7と略同一の最大容積にされている。
第一通路13は、第一流体室7と第二流体室9を連通させるもので、この例では、出力軸4の内突部28の上側近傍に位置する周壁の円周等分箇所に複数(二つ)だけ軸直角方向に穿設されている。
第二通路14は、第二流体室9と第三流体室10を連通させるもので、この例では、第二ピストン8の円周等分箇所に複数(二つ)だけ軸方向に穿設されている。
第三通路15は、第三流体室10と第四流体室12を連通させるもので、この例では、出力軸4の内突部28の下側近傍に位置する周壁の円周等分箇所に複数(二つ)だけ軸直角方向に穿設されている。
第一切換弁手段16は、第一通路13と第三通路15を同時に開閉するもので、この例では、第一通路13を開閉する第一弁体34と、第三通路15を開閉する第二弁体35と、これらを連動すべく連結する第一弁棒36と、これを作動させる第一アクチェータ37とを備えている。
第一弁体34は、本体2のシリンダ20内に設けられてスライド弁形式にしてあり、環状を呈し、出力軸5の外側に摺動可能に外嵌されて第一通路13を開放する開弁位置と第一通路13を閉塞する閉弁位置とをとり得る様にしてある。
第二弁体35は、同じく本体2のシリンダ20内に設けられてスライド弁形式にしてあり、環状を呈し、出力軸5の外側に摺動可能に外嵌されて第三通路15を開放する開弁位置と第三通路15を閉塞する閉弁位置とをとり得る様にしてある。
第一弁棒36は、複数(二つ)だけ設けられて居り、第一弁体34の開閉と第二弁体35の開閉とが同期すべく連結されると共に、第二通路14と干渉しない様に第二ピストン8と本体2のシリンダ20の上壁とを上下方向に摺動可能に貫通している。
第一アクチェータ37は、エアシリンダにしてあり、出力軸5の上部に第一弁棒36と同数(二つ)だけ設けられて居り、そのピストンロッドには、第一弁棒36に連結されている。第一アクチェータ37は、図略しているが、制御弁を介して加圧空気発生源に接続されて居り、制御弁に依り制御される様になっている。
第二切換弁手段17は、第二通路14を開閉するもので、この例では、第二通路14を開閉する第三弁体38と、これに連結された第二弁棒39と、これを作動させる第二アクチェータ40とを備えている。
第三弁体38は、本体2のシリンダ20内に設けられてグローブ弁形式にしてあり、第一切換弁手段16の第一弁体34の下方に第二通路14に対向してこれと同数(二つ)だけ設けられて居り、第二通路14を開放する開弁位置と第二通路14を閉塞する閉弁位置とをとり得る様にしてある。
第二弁棒39は、複数(二つ)だけ設けられて居り、その下端には、第三弁体38が搖動可能に連結(ピン結合)され、第一弁棒36と干渉しない様に第一弁体34と本体2のシリンダ20の上壁とを上下方向に摺動可能に貫通している。
第二アクチェータ40は、エアシリンダにしてあり、出力軸5の上部に第二弁棒39と同数(二つ)だけ設けられて居り、そのピストンロッドには、第二弁棒39が連結されている。第二アクチェータ40は、図略しているが、制御弁を介して加圧空気発生源に接続されて居り、制御弁に依り制御される様になっている。
尚、第一ピストン6と出力軸5との間、出力軸5の内突部28と入力軸4との間、第二ピストン8と本体2のシリンダ20との間、本体2のシリンダ20と出力軸5との間、第三ピストン11と出力軸5との間、第一切換弁手段16の第一弁体34と出力軸5との間、第一切換弁手段16の第一弁棒36と本体2のシリンダ20との間、第二切換弁手段17の第二弁棒39と本体2のシリンダ20との間、第一切換弁手段16の第一弁棒36と第二ピストン8との間の各摺動箇所には、図略しているが、シール材が介設されている。
而して、第一流体室7、第二流体室9、第三流体室10、第四流体室12、第一通路13、第二通路14、第三通路15、通路33、アキュムレータ31の蓄圧室32には、作動油等の流体が満たされている。
加えて、本体2と出力軸5との間には、出力軸5の自然降下を防止する為の制動手段41が設けられている。制動手段41は、本体2に設けられた第三アクチェータ42と、これに依り作動されて出力軸5に当合される制動片43とを備えている。第三アクチェータ42は、エアシリンダにしてあり、本体2のシリンダ20の下部に水平に単一だけ設けられて居り、そのピストンロッドには、出力軸5の周面に当合される制動片43が付設されている。第三アクチェータ42は、図略しているが、制御弁を介して加圧空気発生源に接続されて居り、制御弁に依り制御される様になっている。
本体2、運動変換手段3のモータ21、螺子棒22、螺子駒23、廻止手段24、ベルト伝動手段25、入力軸4、出力軸5は、螺子式シリンダ(電動シリンダ)を為していると共に、本体2のシリンダ20、入力軸4、出力軸5、第一ピストン6、第二ピストン8、第三ピストン11、第一流体室7、第二流体室9、第三流体室10、第四流体室12は、流体式シリンダを為して居り、第一通路13、第二通路14、第三通路15、第一切換弁手段16、第二切換弁手段17は、螺子式シリンダと流体式シリンダを択一的に切換える択一的切換機構を為している。
次に、この様な構成に基づいてその作用を述解する。
図1〜図8は、サーボジャッキ装置1をプレス機械に適用した場合の作動を例示している。
図1は、出力軸5が最も上昇した待機状態(最短状態)を示している。この時、第一切換弁手段16に依り第一通路13と第三通路15が閉じられていると共に、第二切換弁手段17に依り第二通路14が開かれている。第一通路13と第三通路15が閉じられているので、第一流体室7と第四流体室12の流体が第二流体室9や第三流体室10に流出する事ができず、ここに閉じ込められる。その結果、入力軸4と出力軸5は、所謂油圧的にロックされて一体化される。尚、出力軸5は、制動手段41に依り制動されていないものの、規制手段30に依り入力軸4に対して下降が阻止されているので、本体2及び入力軸4に対して自然に降下する事がない。
図2は、出力軸5を最下降位置より手前の位置まで早送りする早送り状態(最長手前状態)を示している。図1の状態から、運動変換手段3のモータ21が正転(伸長方向への回転)されると、ベルト伝動手段25を介して螺子棒22が回転され、螺子棒22と螺子駒23と廻止手段24に依り回転運動が直線運動に変換されて入力軸4が下降される。入力軸4が下降されると、入力軸4と出力軸5が油圧的にロックされているので、出力軸5も一緒に所謂低推力且つ高速度で下降される。
この時、出力軸5の下降に伴い第二ピストン8に依り第三流体室10の流体が加圧されるが、第二切換弁手段17に依り第二通路14が開かれているので、第三流体室10の流体は、第二通路14を通って第二流体室9に移行される。従って、出力軸5は、本体2のシリンダ20に対して支障なく低推力且つ高速度で下降される。
図3は、加圧切換状態を示している。同状態では、第一切換弁手段16に依り第一通路13と第三通路15が開かれると共に、第二切換弁手段17に依り第二通路14が閉じられる。
図4は、出力軸5が早送り状態から最下降位置まで加圧下降される加圧状態(最長状態)を示している。図3の状態から、運動変換手段3に依り入力軸4が更に下降されると、第一流体室7の流体が加圧されてその加圧流体が第一通路13を通って第二流体室9に達する。そうすると、第二通路14が第二切換弁手段17に依り閉じられているので、第二流体室9に達した加圧流体は、第二ピストン8を押し下げて出力軸5が低速度且つ高推力で下降される。
この時、第三流体室10の流体は、第二ピストン8の下降に依り加圧されるが、これは、第三通路15を通って第四流体室12に移行される。第一流体室7と第四流体室12は、最大容積を略同じにしてあるので、第一流体室7から出た流体と同量の第三流体室10の流体が第四流体室12に流入される事になり、第三流体室10の流体が必要以上に加圧されて第二ピストン8の降下を妨げる事がない。勿論、流体漏れがない場合には、従来の如く、第三流体室10に蓄圧機能を持たせる必要がない。
図5は、上昇切換状態を示している。同状態では、第一切換弁手段16に依り第一通路13と第三通路15が閉じられると共に、第二切換弁手段17に依り第二通路14が開かれている。第一通路13と第三通路15が閉じられているので、第一流体室7と第四流体室12の流体が第二流体室9や第三流体室10に流出する事ができず、ここに閉じ込められる。その結果、入力軸4と出力軸5は、所謂油圧的にロックされて一体化される。
図6は、高速上昇状態を示している。図5の状態から、運動変換手段3のモータ21が逆転(短縮方向へ回転)されると、ベルト伝動手段25を介して螺子棒22が回転され、螺子棒22と螺子駒23と廻止手段24に依り回転運動が直線運動に変換されて入力軸4が上昇される。入力軸4が上昇されると、入力軸4と出力軸5が油圧的にロックされているので、出力軸5も一緒に上昇される。つまり、出力軸5は、所謂低推力且つ高速度で上昇されて最上昇位置に達する。
この時、出力軸5の上昇に伴い第二ピストン8に依り第二流体室9の流体が加圧されるが、第二切換弁手段17に依り第二通路14が開かれているので、第二流体室9の流体は、第二通路14を通って第三流体室10に移行される。その結果、出力軸5は、本体2のシリンダ20に対して支障なく低推力且つ高速度で上昇される。出力軸5が最上昇位置に上昇されると、制動手段41に依り出力軸5が制動されてその下降が阻止される。
図7は、待機上昇切換状態を示している。同状態では、第一切換弁手段16に依り第一通路13と第三通路15が開かれていると共に、第二切換弁手段17に依り第二通路14が開かれている。
図8は、待機上昇状態を示している。図7の状態から、運動変換手段3に依り入力軸4が更に上昇されると、第三ピストン11の上昇に依り第四流体室12の流体が加圧され、その加圧流体が第三通路15→第三流体室10→第二通路14→第二流体室9→第一通路13を経て第一流体室7に移行される。第一流体室7と第四流体室12は、最大容積を略同じにしてあるので、第四流体室12から出た流体と同量の流体が第一流体室7に流入される事になり、第二ピストン8が不用意に昇降される事がない。つまり、出力軸5は、最上昇位置に保持されたまま、入力軸4が最上昇位置まで低推力且つ高速度で上昇される。
この様な状態から、第一切換弁手段16に依り第一通路13と第三通路15を閉じると共に、第二切換弁手段17に依り第二通路14を開くと、図1の待機状態に戻す事ができ、この様な一連の動作が繰り返して行われる。
この例では、出力軸5が図1から図2までの間と、図4から図6の間と、図6から図8の間では、所謂螺子式シリンダに依る低推力で高速度の移動つまり早送りが行われると共に、図2から図4までの間では、所謂流体式シリンダに依る低速度で高推力の移動が行われる様にしてある。これらのストロークは、第一切換弁手段16及び第二切換弁手段17の作動時期に依り任意に変える事ができる。
廻止手段24は、入力軸4と出力軸5との間に設けているので、運動変換手段3の螺子棒22と螺子駒23に廻止力が作用せず、これらの寿命の延伸と小型化を図る事ができる。
尚、サーボジャッキ装置1は、先の例では、縦向きであったが、これに限らず、例えば横向きや斜め向き等でも良い。
モータ21は、先の例では、電動機であったが、これに限らず、例えばエアモータ等でも良い。
第三流体室10は、先の例では、流体補充用のアキュムレータ31を外部に備えていたが、これに限らず、例えば流体補充用のアキュムレータ31を内部に備えていても良い。
第二通路14、第一弁棒36、第一アクチェータ37、第三弁体38、第二弁棒39、第二アクチェータ40は、先の例では、二つであったが、これに限らず、例えば一つや三つ以上でも良い。
第一アクチェータ37、第二アクチェータ40、第三アクチェータ42は、先の例では、エアシリンダであったが、これに限らず、例えばソレノイド等でも良い。
廻止手段24は、先の例では、案内穴26と偏心軸27とで構成したが、これに限らず、例えば角形軸とこれに適合する案内穴とで構成しても良い。
制動手段41は、先の例では、第三アクチェータ42と制動片43とで構成したが、これに限らず、適宜のものを採用できる。
本発明のサーボジャッキ装置の待機状態(最短状態)を示す縦断正面図。 早送り状態(最長手前状態)を示す図1と同様図。 加圧切換状態を示す図1と同様図。 加圧状態(最長状態)を示す図1と同様図。 上昇切換状態を示す図1と同様図。 高速上昇状態を示す図1と同様図。 待機上昇切換状態を示す図1と同様図。 待機上昇状態を示す図1と同様図。 第一及び第二切換弁手段付近を拡大して示す図1の拡大要部正面図。
符号の説明
1…サーボジャッキ装置、2…本体、3…運動変換手段、4…入力軸、5…出力軸、6…第一ピストン、7…第一流体室、8…第二ピストン、9…第二流体室、10…第三流体室、11…第三ピストン、12…第四流体室、13…第一通路、14…第二通路、15…第三通路、16…第一切換弁手段、17…第二切換弁手段、18…支持板、19…連結棒、20…シリンダ、21…モータ、22…螺子棒、23…螺子駒、24…廻止手段、25…ベルト伝動手段、26…案内穴、27…偏心軸、28…内突部、29…取付フランジ、30…規制手段、31…アキュムレータ、32…蓄圧室、33…通路、34…第一弁体、35…第二弁体、36…第一弁棒、37…第一アクチェータ、38…第三弁体、39…第二弁棒、40…第二アクチェータ、41…制動手段、42…第三アクチェータ、43…制動片。

Claims (3)

  1. 本体と、本体に設けられて回転運動を昇降運動に変換する運動変換手段と、本体に対して昇降可能に設けられて運動変換手段に依り昇降される入力軸と、本体及び入力軸に対して昇降可能に設けられた出力軸と、入力軸の上側に設けられた第一ピストンと、入力軸と出力軸の間で第一ピストンの下側に形成されて入力軸の下降に依り内蔵された流体を加圧し得る第一流体室と、出力軸に設けられた第二ピストンと、出力軸と本体の間で第二ピストンの上側に形成された第二流体室と、出力軸と本体の間で第二ピストンの下側に形成された第三流体室と、入力軸の下側に設けられた第三ピストンと、入力軸と出力軸の間で第三ピストンの上側に形成された第四流体室と、第一流体室と第二流体室を連通させる第一通路と、第二流体室と第三流体室を連通させる第二通路と、第三流体室と第四流体室を連通させる第三通路と、第一通路と第三通路を同時に開閉する第一切換弁手段と、第二通路を開閉する第二切換弁手段と、から構成した事を特徴とするサーボジャッキ装置。
  2. 第三流体室は、流体補充用のアキュムレータを備えている請求項1に記載のサーボジャッキ装置。
  3. 出力軸の自然降下を防止する制動手段を備えている請求項1に記載のサーボジャッキ装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114658723A (zh) * 2022-05-26 2022-06-24 成都东华卓越科技有限公司 一种具有独立动静态液路的动静复合油缸
CN114750450A (zh) * 2022-04-11 2022-07-15 常渭锋 一种c型精密伺服压力机

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