JP2006214287A - 液体定量供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構成で、正確に微量液体を定量かつ連続して供給できる液体定量供給装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 吸入側と吐出側を有するシリンダ内でのピストンの前進動作によりシリンダ内の液体を吐出側から駆出し、シリンダの吐出側に接続された導管を経て該液体を所定部位へ供給し、ピストンの後退動作により次の液体を吸入側からシリンダ内へ吸入する液体供給装置において、同一のシリンダ11A,11B及びピストン12A,12Bを複数有し、各シリンダ11A,11Bの吐出側17が上記導管18へ集約して接続され、一つのピストンの吐出行程終了時と次のピストンの吐出行程開始時とが一致するように、順次各ピストンの吐出行程時期が位相差をもって一周期を形成している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液体定量供給装置に関し、特に、潤滑油、冷却液等を微量で連続して所定部位へ供給するための装置に関する。
液体を回転式のポンプで微量供給することはもともと困難で、まして、負荷の変動に係らず定量供給することは不向きである。このような理由から従来より、液体を間欠吐出するピストンポンプで行われているのが一般的である。ピストンの行程容積で吐出量が、常に一定であるので、安定した供給を可能とするからである。
特許文献1には、血圧計等に圧縮空気を供給するためのピストンポンプが開示されている。この特許文献1のポンプは、シリンダ内に、吸引通路から流体を受けこれをピストンからの圧力により吐出する吐出通路に連通する、ポンプ室を有している。ピストンには、該ピストンの背面側からの流体のポンプ室への吸引を許容し吸引通路への逆流を阻止する第一の逆止弁が設けられ、これに対し、ポンプ室には、流体のポンプ室から吐出通路への流出を許容しポンプ室への逆流を阻止する第二の逆止弁を備えている。ピストンは、モータにより回転される駆動体により回転駆動を受ける。このピストンは、円筒外周面にカム溝が形成されていて、シリンダ内面に設けられたピンがこのカム溝に係合している。又、ピストンと駆動体は、回転方向には互いに係合し、軸線方向には互いの相対移動が自由に行えるようになっている。かくして、駆動体により回転されるピストンは、その回転によって上記ピンで案内されながら軸線方向へ移動し、上昇の際にポンプ室内の流体を加圧し、下降のときにはポンプ室内へ流体を吸引する。上記加圧を受けたポンプ室内の流体は、吐出通路から吐出され、所定部位へ供給される。したがって、この流体は、ピストンの上昇時のみ、間欠的に吐出そして供給される。
特開2004−169567
工作機械における切削部位への冷却液あるいは回転系の軸受への潤滑油は、高速になる程、その流体抵抗を増大しないように微量かつ連続供給される必要がある。この目的のために、従来、オイルミスト方式が採用されていたが、やはり、微量を連続的に供給することは困難である。このオイルミスト方式に代えて、上述した特許文献1のものを、上記の冷却液や潤滑油の供給のために採用することも考えられないこともない。しかしながら、この場合、冷却液や潤滑油は添付図面の図4に見られるように、圧力pの液体がピストンの圧縮行程時のみ間欠的にパルス状に吐出供給され、供給流路で、破線で示されるごとく、その後の管路内で多少平滑化されても、まだ脈動する供給となる。まして、極微量とするために、パルス間欠が大きくなると、最早平滑化も困難である。
かかる問題は、微量供給に好適なピストン方式ではピストンが間欠的に行われるということに起因している。
本発明は、このような微量供給に好適なピストンを用いた装置を連続して定量供給することが可能な液体定量供給装置を提供することを目的とする。
本発明に係る液体定量供給装置は、吸入側と吐出側を有するシリンダ内でのピストンの前進動作によりシリンダ内の液体を吐出側から駆出し、シリンダの吐出側に接続された導
管を経て該液体を所定部位へ供給し、ピストンの後退動作により次の液体を吸入側からシリンダ内へ吸入する。
かかる液体供給装置において、本発明は、同一のシリンダ及びピストンを複数有し、各シリンダの吐出側が上記導管へ集約して接続され、一つのピストンの吐出行程終了時と次のピストンの吐出行程開始時とが一致するように、順次各ピストンの吐出行程時期が位相差をもって一周期を形成していることを特徴としている。
このような構成の本発明装置では、複数のピストンが順次位相差をもって作動し、各ピストンの吐出行程が次々と、重複も切れ目もなく連続してサイクルをなす。したがって、シリンダの吐出側には、連続して定量の液体が吐出される。ピストンの一行程による吐出量は一定しているので、負荷等の環境条件が変化してもピストンのサイクル数が変わらない限り吐出量は一定している。吐出量を増減させたいときには、上記サイクル数を加減する。
本発明においては、シリンダの吸入側と吐出側には、ピストンの動作により開閉する一方向弁が設けられ、ピストンの一つの動作で一方が開のときは他方が閉となることが好ましい。こうすることにより、液体の逆流が確実に防止される。
本発明において、導管には、オリフィス又は定口径管が設けられていることが好ましい。各ピストンの吐出行程が順次重複も切れ目もなく一定して連続しているとは言うものの、厳格には、各吐出行程の接続時に若干の不連続性があり得るので、上記オリフィス又は定口径管で流れをさらに確実に平滑化することができる。ここで、オリフィスとは導管に設けられた局部的な絞りであり、定口径管は比較的長い範囲にわたり若干小さな一定内径として導管の一部分を成すものである。
本発明において、複数のピストンは共通の駆動手段により駆動されることができる。
本発明において、駆動手段は、電動モータと、該電動モータにより回転されて回転運動を直動運動に変換する変換機構とから成り、各ピストンがこの変換機構により直動を受けるようにすることができる。
その場合、変換機構は、具体例として、電動モータにより軸線まわりに一方向に連続して回転駆動を受け円筒外周面を有する軸体と、該軸体と係合する直動要素とを有し、軸体は逆向きの二つの螺旋案内溝が軸体の端部近傍で連続するように該軸体の外周面に形成され、直動要素は該螺旋案内溝に係合して案内される係合子と、該係合子とピストンのロッドと直接もしくは間接に連結する連結体とを有し、使用電動モータ容量によって吐出圧が増減可能となっているようにすることができる。
本発明において、導管に流量センサが設けられ、検出流量が所定流量となるように、制御装置を介して電動モータの回転数を制御することが可能となっていることとするならば、液体の供給を受ける側の状況に応じて、供給液体の量を、定量連続供給という状態を保ちつつ、増減することができる。
本発明は、以上のごとく、各ピストンを順次位相差をもって、その吐出行程が連続するように作動せしめることとしたので、供給される冷却水あるいは潤滑油が微量であってもピストンにより正確な量を吐出できると共にその吐出は定量で連続的となる。その結果、工作機械における切削部位、回転部における軸受等で、必要最小限の微量の冷却液あるいは潤滑油が供給され、高速時でも流体抵抗にもとづく切削抵抗や回転抵抗を増すことなく
、良好な切削あるいは円滑な回転が得られる。
以下、添付図面の図1ないし図3にもとづき、本発明の一実施形態としての液体定量供給装置を説明する。
図1は、本実施形態の液体定量供給装置の概要構成図である。この液体定量供給装置10は、一つの直状筒体をなすように互いに連通した二つのシリンダ11A,11Bを有し、該シリンダ11A,11B内には対向して位置し移動するピストン12A,12Bが収められている。すなわち、一方のシリンダ11A内のピストン12Aのロッド13Aはシリンダ11Aの右端側から、そして他方のシリンダ11B内のピストン12Bのロッド13Bはシリンダ12Bの左端側から、それぞれ延出している。さらに、対向せるピストン12A,12Bは、一方が吐出行程にあるときに他方が吸引行程にある。図1では、右方のピストン11Aは吸引行程にあり、左方のピストン11Bは吐出行程にある。
上記二つのシリンダ11A,11Bは、それぞれ吸引口14A,14Bを有し、これらには吸引管15A,15Bがそれぞれ接続され、この二つの吸引管15A,15Bは一つの主吸引管16に至っている。この主吸引管16は、図示されていない液体供給源に接続されている。又、上記二つのシリンダ11A,11Bは、上記吸引口14A,14Bの先方に、共通の吐出口17が設けられており、ここには液体吐出のための導管18が接続されている。該導管18は、液体の被供給部位、例えば、工作機械にあって被加工物の切削部位にまで液体たる冷却液を搬送すべく、そして回転系にあっては軸受等に液体たる潤滑油を搬送すべく延びている。該導管18には、適宜位置に、一定長さにわたり部分的に細くされた定口径管18Aが設けられている。
上記シリンダ11A,11Bには、吸引口14A,14Bと吐出口17との間に一方向弁19A,19Bがそれぞれ配されている。これらの一方向弁19A,19Bは同一形態をなし、互いに対称となるように対向配置されている。この二つの一方向弁19A,19Bは、図1では簡略化して図示されているが、詳しくは図2(A)のごとくの形態となっている。なお、一方向弁19Aと19Bとは同一であるので、図2(A)では一方の弁19Aのみが示されている。
図2(A)に見られるように、一方向弁19Aは、例えば、ゴム等の弾性材で作られており、全体として円錐状の外観をなしていて、円錐状外面をもつ弁本体部20Aと、その頂部から突出する軸部21Aと、該軸部21Aの先端に鏃状に形成された係止部22Aとを有している。上記弁本体部20Aの内部には、補強のための突部23Aが設けられている。
一方、図2(B)に見られるように、上記一方向弁19Aをシリンダ内に位置づけるために、該シリンダ11A内には、支持板24Aが該シリンダ11Aの内壁に固定的に取り付けられている。該支持板24Aは、周方向に等間隔で透孔25Aが穿設されている。この支持板24Aの中央部にはばね26Aの一端が取り付けられていて、このばね26Aの他端が上記一方向弁19Aの係止部22Aに係留されている。なお、上記一方向弁19Aは、ばね26Aを介さずに直接支持板24Aにより支持されていてもよい。
上記一方向弁19Aは、その両側での圧力に差がないときには、弁本体部20Aの最大径周縁部が上記シリンダ11Aの内周面にほぼ接した状態にある。図2において、この一方向弁19Aに対して左側での圧力が右側での圧力よりも高い場合には、その差圧によって上記最大径周縁部が弾性拡径しようとしてシリンダ11Aの内周面に対して圧せられ、左方から右方への流れは阻止される。又、上記一方向弁19Aに対して右側での圧力が左
側での圧力よりも高い場合には、その差圧によって上記最大径周縁部が弾性縮径されて、その周縁とシリンダ11Aの内周面との間に環状の隙間が生ずる。したがって、液体は上記支持板24Aの透孔25Aを通った後、上記環状の隙間を経て左方へ流れる。なお、上記一方向弁19Aは、液体の流れを阻止する場合にも、又、許容する場合にも、係止部22Aにてばね26Aを介して上記支持板24Aにより支持しており、ばね26Aの伸縮の分だけは移動するものの、位置が確保されていて液体により流されてしまうことはない。
上記一方向弁19A,19Bと同じ形態の一方向弁27A,27Bが吸引管15A,15Bにもそれぞれ配置されている。この場合、吸引管15A,15Bにそれぞれ配置されている一方向弁27A,27Bは、シリンダ11A,11Bに配置された一方向弁19A,19Bとは、互いの対向する向きが逆になっている。すなわち、例えば、シリンダ11Aでのピストン12Aが図1に示される吸引行程にあるとき、一方向弁19Aは閉状態で液体の流れを阻止しているのに対し、一方向弁27Aは開状態で液体の流れを許容している。同様に、シリンダ11Bでのピストン12Bが図1に示される吐出行程にあるとき、一方向弁19Bは開状態で液体の流れを許容しているのに対し、一方向弁27Bは閉状態で液体の流れを阻止している。
上記二つのピストン12A,12Bのロッド13A,13Bは、図1に見られるように、接続杆28A,28Bを経て、共通の駆動杆29に連結されている。該駆動杆29は、後述する係合子と共に直動要素をなしているが、回転を直動に変換する変換機構30に接続されていて、該駆動杆29の軸線方向で直動往復移動する。このように、上記接続杆28A,28Bと駆動杆29とは、ロッド13A,13Bと変換機構30とを連結する連結体をなしている。したがって、接続杆28A,28Bを経てこの駆動杆29に連結されているロッド13A,13B、すなわちピストン12A,12Bは互いに連動して往復動する。その場合、ピストン12A,12Bが同方向に移動するため、一方のピストンがシリンダ内で吸引行程にあるとき、他方は吐出行程にある。
上記変換機構30は、後述の電動モータと共に、ピストンに対しての駆動手段を構成しており、図3(A),(C)に見られるごとく、円筒外周面をもち、その外周面に螺旋溝31が形成された軸体32と、上記螺旋溝31に係合する係合子33とを有し、該係合子33に上記駆動杆29がその一端にて取り付けられている。
上記軸体32は、ピストンの行程長よりも若干長い寸法となっていて、その外周面に形成された螺旋溝31は、互いに逆方向に傾斜する二つの螺旋案内溝31A,31Bを有し、両螺旋案内溝31A,31Bは軸方向端部で曲部31Cをもって連続されていて、一つの往復せる螺旋溝31をなしている。これらの螺旋案内溝31A,31Bの軸方向範囲長が上記ピストンの行程長となっている。
上記往復螺旋溝31には、図3(B),(C)に見られるごとく、くびれ部34をもつ係合子33が直動要素の一部として係合しており、上記軸体32の一方向への回転に伴い一方の螺旋案内溝31A内を移動した後、曲部31C(図3(A)参照)を経て他方の螺旋案内溝31B内へ移行可能となっている。上記軸体32には、半径方向隙間δをもって案内スリーブ35が設けられている。この案内スリーブ35は非回転であり移動もしない。該案内スリーブ35には、上記螺旋案内溝31A,31Bの軸方向での形成範囲に、軸方向に延びる案内スリット36が形成されている。該案内スリット36で上記係合子33のくびれ部34が案内されており、軸体32の一方向への回転によって、係合子33は、螺旋案内溝31A,31Bから外れることなく案内されて移動する結果、回転せずに軸方向にのみ往復動するようになっている。
上記軸体32は、図1に見られるように、例えば、電動モータ37により、一方向に定
速で回転駆動を受ける。
このように構成される本実施形態では、次の要領で微量の液体が連続して定量吐出され、所定部位へ供給される。
1)電動モータ37は、設定された速度で、一方向へ定速連続回転する。したがってこの電動モータ37により回転駆動を受ける変換機構30の軸体32も、その軸線まわりに、一方向で定速連続回転する。
2)上記軸体32の往復螺旋溝31に係合している係合子33は、回転方向では上記案内スリーブ35の案内スリット36により回転を阻止されているために、上記軸体32の一方向回転に伴い、一方の螺旋案内溝31Aと上記案内スリット36により案内されて、軸方向で一方に移動し、曲部31Cで他方の螺旋案内溝31Bへ移行し、軸方向で他方へ移動する。このように軸体32の一方向回転によって係合子33は定速で軸方向に往復動を繰り返す。
3)上記係合子33に連結されている駆動杆29は、係合子33に伴って同様に軸方向で往復移動を繰り返す。その結果、この駆動杆29に接続されているロッド13A,13B、すなわちピストン12A,12Bも往復動を繰り返す。その場合、両ピストン12A,12Bは、図1にて同方向に移動するので、対向するシリンダ11A,11B内では、一方が吸引行程にあるときには他方が吐出行程となる。すなわち、常時、途切れなく、液体はいずれか一方のシリンダで吸引され他方のシリンダでは吐出される。例えば、図1の状態では、シリンダ11Aの吸引口14Aからは吸引管15Aを経て液体が該シリンダ11A内へ吸引され、シリンダ11Bからは吐出口17を経て導管18へ液体が吐出される。
4)又、吸引管15A,15Bにおいては、一方向弁27A,27Bは一方が開で他方が閉となるように互いに逆の状態にあり、さらには、一方のシリンダ11A側の一方向弁27Aは一方向弁19Aと、そして他方のシリンダ11B側の一方向弁27Bは一方向弁19Bとそれぞれ開閉状態が逆になっているので、図1において、主吸引管16から吸引された液体は、開状態の一方向弁27Aを経て上記シリンダ11A内に流入し、シリンダ11Bに対しては閉状態の一方向弁27Bにより流入が阻止される。
5)このようにして、ピストン11A,11Bが位相差180°をもって交互に往復動するので、互いの吐出行程が、途切れなく又重複することなく、連続して行われることとなり、常にピストンの行程容積に相当する流量の流体が導管18へ流れ出す。連続して行われる二つのピストンによる吐出行程は、ほぼ一定かつ連続して液体を吐出するが、厳格にいうと、その接続時期に若干の不連続性を伴う。したがって、導管18では、好ましい状態として、若干細くくびれた定口径管18Aを経ることにより、流量の平滑化がなされ、完全に近い一定かつ連続した流量を得られる。かくして、得られた微量の液体は、この導管18によって所定部位へもたらされ供給される。
本発明は、図1ないし図3に図示した例に限定されず、本発明の範囲内で、種々変更が可能である。
本実施形態では、液体の吐出流量は、ピストンの行程容積とその単位時間当りの行程回数、すなわちモータの回数により自動的に定まり、吐出圧力はモータ容量で決められる。しかしながら、実際はそれらの製作精度・設定精度によっては、結果としての単位時間当りの流量は設定値から外れてしまうこともある。そこで、好ましくは導管に流量センサを設置し、そのセンサ出力にもとづいて、駆動手段としての電動モータの回転を微調整する
ことで、所定の流量を正確に得るようにすることができる。
上記駆動手段は電動モータに限らず、液圧や空圧モータも使用可能である。電動モータの場合には、比例的に制御しやすい直流モータが好適である。
さらに、図示の実施形態では、二つのシリンダそしてピストンの場合を示したが、本発明では、三つ以上の複数としてもよい。その場合、複数のピストンの順次作動により一つのサイクルを形成する。
本発明の一実施形態装置の概要構成図である。 図1装置に用いられる一方向弁と支持板を示し、(A)は軸線を含む面での断面図、(B)は軸線方向から見た支持板の側面図である。 図1装置に用いられる変換機構を示し、(A)は軸体のみの正面図、(B)は軸線を含む面での装置の一部についての断面図、(C)は(B)におけるC−C断面図である。 従来装置に得られる液体についての吐出圧波形を示す図である。
符号の説明
11A,11B シリンダ
12A,12B ピストン
17 吐出側(吐出口)
18 導管
18A 定口径管
19A,19B 一方向弁
27A,27B 一方向弁
28A,28B 連結体(接続杆)
29 連結体(駆動杆)
30 変換機構
31A,31B 螺旋案内溝
33 係合子
36 駆動手段(電動モータ)

Claims (7)

  1. 吸入側と吐出側を有するシリンダ内でのピストンの前進動作によりシリンダ内の液体を吐出側から駆出し、シリンダの吐出側に接続された導管を経て該液体を所定部位へ供給し、ピストンの後退動作により次の液体を吸入側からシリンダ内へ吸入する液体供給装置において、同一のシリンダ及びピストンを複数有し、各シリンダの吐出側が上記導管へ集約して接続され、一つのピストンの吐出行程終了時と次のピストンの吐出行程開始時とが一致するように、順次各ピストンの吐出行程時期が位相差をもって一周期を形成していることを特徴とする液体定量供給装置。
  2. シリンダの吸入側と吐出側には、ピストンの動作により開閉する一方向弁が設けられ、ピストンの一つの動作で一方が開のときは他方が閉となることとする請求項1に記載の液体定量供給装置。
  3. 導管には、オリフィス又は定口径管が設けられていることとする請求項1に記載の液体定量供給装置。
  4. 複数のピストンは共通の駆動手段により駆動されることとする請求項1に記載の液体定量供給装置。
  5. 駆動手段は、電動モータと、該電動モータにより回転されて回転運動を直動運動に変換する変換機構とから成り、各ピストンがこの変換機構により直動を受けることとする請求項4に記載の液体定量供給装置。
  6. 変換機構は、電動モータにより軸線まわりに一方向に連続して回転駆動を受け円筒外周面を有する軸体と、該軸体と係合する直動要素とを有し、軸体は逆向きの二つの螺旋案内溝が軸体の端部近傍で連続するように該軸体の外周面に形成され、直動要素は該螺旋案内溝に係合して案内される係合子と、該係合子とピストンのロッドと直接もしくは間接に連結する連結体とを有し、使用電動モータ容量によって吐出圧が増減可能となっていることとする請求項5に記載の液体定量供給装置。
  7. 導管には流量センサが設けられ、検出流量が所定流量となるように、制御装置を介して電動モータの回転数を制御することが可能となっていることとする請求項1に記載の液体定量供給装置。
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