JP2006212409A

JP2006212409A - ゴルフパター

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Publication number: JP2006212409A
Application number: JP2005148406A
Authority: JP
Inventors: Shinko In; 信弘尹
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2005-02-02
Filing date: 2005-05-20
Publication date: 2006-08-17
Also published as: KR20060088949A

Abstract

【課題】パットをするとき打球の方向を容易に狙うことができるゴルフパターを提供する。
【解決手段】ヘッド１０に形成されたスイートスポット部位のフェイス上段面４０より突出する支持具２０をつけ支持具２０にスイートスポットの作用の方向を示す指示棒３０を設置し、ストローク方向を識別できるようにする。指示棒３０は支持具２０上で両側に出没させるか、又は、どちらかの側面に出没させるようにし、支持具２０から自由に角度の調節ができるよう蝶番ピン２１で結合する方法と、支持具２０上でフェイスと平行な方向に回転できるように構成する。パッテイングするときは、フェイス１１のスイートスポットの作用する方向を指示棒３０で確認し、打球の方向を予測してストロークすることを特徴とする。
【選択図】図６

Description

本発明はゴルフで使用されるパターに関するものである。より詳細にはパッティンググリーンでパッティングの練習をする時、使用するパターヘッドのスイートスポット(sweet spot)部位に支持具をつけ、これにストローク方向を確然に識別できるよう指示棒を設置することによって、カップに向けてボールをパットするとき、方向性を正確に出せるようにしたパッティング用のゴルフパターに関するものである。

一般的に、パッティング練習をする時、一番重要視されているポイントとしてボールの位置からホールに至るまでの距離感と方向性を計算してパターをストロークすることと、その次に芝のきめや傾斜度の把握などがアプローチ段階で重要な考慮対象になっている。パッティングの方向性に対する正確度を高める為の普遍的な方法として、パターのヘッドに形成されているスイートスポットをボールの中心部に一致させるようにして、カップに向けて時計の振り子のようにストロークしていたが、初心者の場合パターをストロークする時、フェイスの上段にライン状に刻印されているスイートスポットの識別が難しいだけではなく、ボールの中心部に向かって正確にヒットさせることも難しかったので、パッティングに自信が無くなり、パットの数が増えるという問題点があった。

また、パッティング練習をするための技術として韓国実用新案登録第１９３３２５号のパター装置には、パターのシャフトにレーザービームを発射する発光部を設置し、この発光部で発生する光を上記パターのシャフトと平行にグリーンに一直線で走査してパッティングをするために、ゴルフボールとパターのシャフトのヘッド部に整えたフェイスが垂直に合わせるようにし、パッティングの姿勢を正しくするのと同時にパッティングの姿勢を矯正できるようにしたパター装置が開示されている。

しかし、このパター装置は、停止状態で打つ姿勢を矯正する練習には効果があったが、パターをスウィングしてボールを打つ、いわゆるパッティング動作をする場合には、発光部から発生する光が散乱して打球の方向感覚が失われヘッドアップが発生するので、打球の方向が狙った位置から外れるのはもちろん、実践に直面する時には、かえって混乱が生じるなどの問題点があった。

韓国実用新案登録第１９３３２５号

本発明は、上記のような従来のゴルフパッティング練習に伴う問題点を考え合わせて案出したもので、この目的はパッティンググリーンでパッティングをするとき打球の方向性を容易に狙うことができるパターを提供することである。

前記課題を解決する為にこの発明が採った手段は、ヘッドのフェイス上端面の略中央部に支持具をつけ、前記支持具に指示棒を設置し、ストロークの方向性を確然に識別できるようにし、前記指示棒は支持具上で両側に出没するのと、どちらかの側面に出没するようにし支持具から無断に角度の調節ができるよう蝶番で結合する方法と、支持具上でフェイスと平行な方向に回転できる方法などに構成し、パターのフェイスの上端面に設置した指示棒を肉眼で確認しながら打球の方向性を正確に予測し、ストロークできるようにしたことを特徴とする。

このように本発明のゴルフパターは、パッティングの練習をするときに、ヘッドのフェイス上端面の略中央部に支持具をつけ、これにストロークの方向を確然と識別ができる指示棒を設置することによって、打球の方向性を確認でき、カップに向けてボールをパットするとき、方向性を正しく決めることができるという効果を有する。

この発明の好ましい実施の形態を、図１乃至図９を参照しながら、以下に詳細に説明する。図１は、一般的なパターの一例を表したもので、このパターヘッドに刻印されているスポットは一般的にスイートスポット(SS)と呼ばれ、フェイスの重心点になる部分で、ゴルフボールを打つ時、抵抗をほとんど感じない部位として知られている。
図２は、本発明に係るゴルフパターを表した分解図であり、図３、図４は、他の実施例を表した分解図であり、図６は、実施例２に係るゴルフパターの分解図であり、図７は、実施例２に係るゴルフパターの支持具の拡大図であり、図８は、実施例２に係るゴルフパターの台座部の断面図であり、図９は、実施例２に係るゴルフパターをフェイス裏面側から見た図である。また、図５は、本発明のゴルフパターを使用した練習状態を表した図である。

図２乃至図９において、パッティンググリーンからカップに向けてボールをパッティングするヘッド(１０)にはボールを打つフェイス(１１)が形成され、上記フェイス(１１)の上端面(４０)中央部にはボールを打つのに支障がない範囲で上方に突出するよう支持具(２０)が設置されている。このとき支持具(２０)がつけられた部位はフェイスの中心点となるスイートスポット(SS)に一致させるのが好ましい。
上記支持具(２０)には、パターをストロークするとき、ゴルフボールの打球の方向がカップに向くよう指示する指示棒(３０)が設置され、上記指示棒(３０)はフェイス(１１)に対して直交する方向に向いている。

前記指示棒(３０)は、支持具(２０)に設置された状態でフェイス(１１)の面と裏面またはどちらかの一方の面に向けて伸縮自在にすることができる。指示棒(３０)をフェイス(１１)の面方向だけに向けて伸縮するようにした場合には、支持具(２０)に設置される指示棒(３０)が蝶番ピン(２１)を媒介に固定して、指示棒の角度を自由に調節してパターの携帯を容易にするという点で優れている。

前記支持具(２０)の構造を変化させることにより、本発明のゴルフパターは、いろいろなバリエーションをとることができる。図３に示される支持具(２０)は、固定部材(２３)と蝶番ピン(２１)と回動部材(２２)から構成され、この回動部材(２２)を蝶番ピン(２１)を介して固定部材(２３)に止着しているので、回動部材(２２)が蝶番ピン(２１)を軸にして垂直方向に可動可能となる。回動部材(２２)に指示棒(３０)が設置されれば、指示棒が回動部材(２２)と一体的に垂直方向に動き、指示棒(３０)のフェイス上端面に対する角度をいろいろに変更しながらストロークできる。

また、図４に示されるように、支持具(２０)を固定板(２０３)と取付板(２０４)から構成し、一方、指示棒(３０)には、指示棒と直交する方向に短軸(３１)を形成し、この短軸(３１)を固定板(２０３)と取付板(２０４)の間に差し込むことにより、指示棒(３０)をフェイス上端面と平行する面に沿って回動自在なゴルフパターにすることができる。また、指示棒の短軸(３１)の先端に球状部(３１１)を形成することで指示棒が容易に外れない構造とすることができる。

更に、図６から図９に示されるように、支持具(２０)の基端部(２５)にアリ溝(２７)を形成し、ヘッド(１０)のフェイス上端面(４０)の略中央部に形成した台座部(６０)の傾斜部(６１)とアリ溝係合させ、支持具(２０)を水平方向に着脱自在で、垂直方向には着脱できないゴルフパターが得られる。台座部(６０)の構造又は支持具(２０)の基端部(２５)の構造を変化させることで、いろいろな係合構造を作れることは言うまでもない。

上記のような本発明は、パッティンググリーンでパッティングの練習をするとき、支持具(２０)に設置した指示棒(３０)を直角に交差する位置にセッティングし、前記指示棒(３０)がゴルフボールの中心部とカップを結ぶように一直線にして、数回ストロークをしながら打球の方向性を確認した後、ボールを打つことで正確なパッティングを身につけることができる。

即ち、パターヘッド(１０)に設置されている指示棒(３０)を伸展した場合、この指示棒がゴルフボールとカップをつなぐ定規の役割をしながら、地面に対して実線のラインを描くと同様に打球の方向性が確認できるようになり、パットの正確度を高められる。

図２をもとに、本発明のゴルフパターの実施例を示し説明する。この例のゴルフパターは、シャフト(Ｐ)の先端にヘッド(１０)を有し、ヘッドのフェイス上端面(４０)の略中央部に支持具(２０)がネジ止めされている。この支持具(２０)は、指示棒(３０)を差し込むための略筒状の部材(２０２)が基板(２０１)から立ち上がった構造をしており、基板(２０１)にはフェイス上端面(４０)に取付ができるようにネジ穴が設けられている。

支持具(２０)の略筒状の部材(２０２)は、基板と直交する方向に孔が開口されているので指示棒(３０)を設置したときに、指示棒がフェイス(１１)に対して直交する。この指示棒(３０)は、フェイス(１１)の面と裏面に対して伸縮自在の構成になっており、指示棒(３０)を伸展させることにより、パッティング練習での方向性を明確に意識でき、素振りを繰り返すことにより正確なストロークを身につけられるようになっている。

指示棒(３０)は、ゴルフパターを使用しない時に収縮された状態にしておくことによって、保管性又は携帯性に優れたものとなる。また、このゴルフパターをゴルフの試合で使用する時は、固定してある支持具(２０)を取り外し、通常のパターとして使用可能であるのは言うまでもない。

図６と図７をもとに、本発明のゴルフパターの他の実施例を説明する。この例のゴルフパターは、ヘッド(１０)のフェイス上端面(４０)の略中央部にフェイス(１１)の裏面方向に向かって、支持具(２０)を取り付けるための台座部(６０)を有する膨出部(５０)が形成されている。

台座部(６０)の天面は略正方形に作られており、図６、図８に示すように、天面には支持具(２０) に備えられたボール部材(２８)を受け入れるための凹部(６２)が形成され、天面の４辺の中央にはボール部材(２８)が台座部(６０)の天面を乗り越え易くするためのガイド(６３)が４つ設けられている。また、図８に示すように、台座部の下部には支持具(２０)を嵌め込むための傾斜面(６１)が形成されている。

一方、支持具(２０)は、基端部(２５)と先端部(２６)からなり、先端部(２６)は筒状部を短軸(３１)で支える構造になっており、短軸(３１)を介して蝶番ピン(２１)と回動自在に連結されている。また、先端部(２６)の筒状部には、フェイス(１１)の面に向かって伸縮自在となる指示棒(３０)が設置されている。指示棒(３０)が設置されている先端部(２６)は、短軸(３１)を介して蝶番ピン(２１)と連結しているので、使用者の好みによって指示棒の角度を上下に調節できるようになる。また、基端部(２５)は、その底部内面に台座部(６０)に取り付けるためのアリ溝(２７)が形成されており、底部の中央にはスプリング(図示せず)で台座部(６０)に向かって付勢されたボール部材(２８)が取り付けられている。

このように構成される台座部(６０)と支持具(２０)は、次のような作動によって嵌め込まれる。すなわち、支持具の先端部(２６)に指示棒(３０)が組み付けられている支持具(２０)を、指示棒(３０)がフェイスに対して直交する方向に向けながら支持具(２０)を持ち、支持具の基端部(２５)をフェイスの裏面から台座部(６０)に合わせる。基端部(２５)を台座部(６０)に合わせた状態で、支持具全体を台座部にスライドさせると、支持具の基端部(２５)に設けてあるアリ溝(２７)が台座部下部の傾斜面(６１)と当接しながら挿入されていく。

支持具(２０)が台座部(６０)に一定量スライドすると、支持具の基端部(２５)内にスプリングを介して設置されているボール部材(２８)が台座部(６０)の天面に設けられているガイド(６３)に突き当たり、更にスライドさせるとボール部材(２８)が基端部(２５)内方に押し込まれながらガイド(６３)を乗り越え、台座部(６０)の凹部(６２)上にボール部材(２８)が到達する。この時ボール部材が、台座部(６０)の凹部(６２)に部分的に入り込むことで台座部(６０)と支持具(２０)は嵌着される。支持具(２０)を取り外すときは、フェイスに対して直交する方向に支持具(２０)を押す又は引くことによって、先に説明した作動と逆の作動によって嵌着は解かれ、支持具(２０)を容易に外すことができる。

支持具(２０)と台座部(６０)は、アリ溝(２７)と傾斜部(６０)でアリ溝係合となっているので、水平方向には着脱自在で垂直方向には取り外しできなくなっている。このような構造をとることで、支持具(２０)とこれに設置されている指示棒(３０)は、安定的に保持され、取り外す時は容易なゴルフパターになる。

また、台座部(６０)が略正方形になっているので、支持具(２０)はフェイスに対して直交する方向だけでなく、フェイスと平行する方向からも着脱自在になり、携帯とか保管をする時は支持具(２０)をフェイスと平行する方向に取り付け、指示棒(３０)を収縮させておくことで運搬、保管に優れたものになる。支持具(２０)を取り外した状態で運搬、保管することも当然可能である。

この実施例のゴルフパターをパッティング練習で使用する時は、指示棒(３０)にフェイスに対して直交する方向に配置し、指示棒(３０)を伸ばした状態で、カップに向かって素振りすることで、正確なストロークを身につけることができる。

一般的なパターの一例を表した図本発明に係るゴルフパターを分解図本発明に係る他の実施例を表した分解図本発明に係る更に異なる実施例を表した分解図本発明のパターを使用した練習状態を表した図実施例２に係るゴルフパターの分解図実施例２に係るゴルフパターの支持具の拡大図実施例２に係るゴルフパターの台座部の断面図実施例２に係る本発明のゴルフパターのフェイス裏面側から見た図

符号の説明

Ｐシャフト
10 ヘッド
11 フェイス
20 支持具
21 蝶番ピン
22 回動部材
23 固定部材
24 差込孔
25 基端部
26 先端部
27 アリ溝
28 ボール部材
201 基板
202 略筒状の部材
203 固定板
204 取付板
30 指示棒
31 短軸
311 球状部
40 フェイス上端面
50 膨出部
60 台座部
61 傾斜部
62 凹部
63 ガイド

Claims

パッティンググリーンからホールに向けてボールをパッティングするパターに、ボールを打撃するフェイスが形成され、前記フェイスの上段中央部にはボールを打つ際に支障がない範囲で突出するよう支持具がつけられ、前記支持具にパターをストロークするときゴルフボールの打球方向がカップに向くよう指示する指示棒が、フェイスに対して直交する方向に向くように設置されていることを特徴とするゴルフパター。
支持具がつけられた部位は、フェイスの中心点となるスイートスポットに一致しており、かつ指示棒は支持具に固定した状態でフェイスの両側面またはパッティング面に向いて多段式で出没できるようにしたことを特徴とする請求項１に記載のゴルフパター。
フェイスのパッティング面の片面に向いて出没できるようにした指示棒は、蝶番を媒介にして支持具に結合されて指示棒の角度を自由に調節できるようにしたことを特徴とする請求項１又は請求項２に記載のゴルフパター。
少なくもとシャフトとヘッドからなるゴルフパターにおいて、ヘッドのフェイス上端面の略中央部に支持具を配置し、該支持具にフェイスに対して直交する方向に指示棒を設置したことを特徴とするゴルフパター。
フェイスに対して直交する方向に設置した指示棒が、フェイス上端面に対する角度を変更可能にすることができることを特徴とする請求項４に記載のゴルフパター。
ヘッドのフェイス上端面に配置された支持具が、固定部材と蝶番ピンと回動部材から構成され、該回動部材に指示棒が設置され、該指示棒が前記蝶番ピンを介して、フェイス上端面に対する角度を変更可能にすることができることを特徴とする請求項４又は請求項５に記載のゴルフパター。
フェイスに対して直交する方向に設置した指示棒が、フェイス上端面と平行する面に沿って回動自在であることを特徴とする請求項４に記載のゴルフパター。
指示棒には該指示棒と直交する方向に短軸が形成されていることを特徴とする請求項４又は請求項７に記載のゴルフパター。
支持具がそれぞれに縦溝を有する固定板と取付板から構成され、前記固定板と取付板の
縦溝を有する面を合わせることによって、前記２つの縦溝によって差込孔が形成され、該差込孔に指示棒の短軸が挟着されることを特徴とする請求項４、請求項７又は請求項８に記載のゴルフパター。
ヘッドのフェイス上端面の略中央部に配置した支持具がヘッドから着脱自在になっていることを特徴とする請求項４乃至９のいずれかに記載のゴルフパター。
ヘッドのフェイス上端面の略中央部に、略矩形の台座部を形成し、一方、支持具は、基端部と先端部から構成され、該先端部にはフェイスに対して直交する方向に指示棒が設置され、前記支持具は前記台座部に水平方向に着脱自在で、垂直方向には着脱できない着脱構造を有することを特徴とする請求項１０に記載のゴルフパター。
支持具の基端部内にスプリングを介してボール部材を固定し、該ボール部材が台座部天面に設けられた凹部と着脱するようにしたことを特徴とする請求項１１に記載のゴルフパター。
支持具に設置された指示棒は、伸縮自在であることを特徴とする請求項４乃至１２のいずれかに記載のゴルフパター。