JP2006211318A - メッセージシーケンスパターン検出方法及び交換機 - Google Patents

メッセージシーケンスパターン検出方法及び交換機 Download PDF

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Abstract

【課題】メッセージシーケンスパターン検出方法及び交換機に関し、実際に流入・流出するメッセージのシーケンスパターンを遺漏無く収集蓄積し、また、準正常動作或いはレアケース動作のメッセージシーケンスのみを抽出する。
【解決手段】 メッセージ受信部1−1、メッセージ送信部1−3で送受されたメッセージについて、シーケンスパターン抽出部1−4で該メッセージ名及び送受信ノードを識別し、過去に学習したシーケンスパターンかどうかを判定する。新規パターンであれば、新たなシーケンスパターンとして新規シーケンスパターン保存エリア1−6に保存する。再遭遇パターン検出部1−5は、学習済みであるが、再度遭遇した準正常又はレアケースのシーケンスパターンを、シーケンスパターン毎の呼数の全シーケンスパターンの総呼数に対する割合を基に検出し、そのシーケンス情報を再遭遇シーケンスパターン保存エリア1−7に保存する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、メッセージシーケンスパターン検出方法及び交換機に関し、移動体ネットワーク等において、移動端末の位置登録や呼接続制御等の処理の際に送受されるメッセージのシーケンスパターンに係り、特に、準正常動作やレアケースの動作のメッセージシーケンスパターンを検出可能にしたメッセージシーケンスパターン検出方法及び交換機に関する。
従来の交換機は、呼制御メッセージ非正常(NG)の応答受信などの準正常動作の発生時に、呼制御状態の情報や呼制御のメッセージの内容、タイムスタンプ等、障害原因の解析に有効となる情報を収集して蓄積する機能を具備している。そして、準正常動作等の発生原因の調査の際に、収集・蓄積された呼制御のメッセージの内容の解析を行い、準正常動作発生の想定シーケンス作成等を行っている。これら準正常動作時の情報収集手段として、下記の特許文献に記載されている。
特開平6−113010号公報 特開2001−197198号公報 特開2000−134327号公報
上記特許文献1には、ISDN構内交換機において、適切な呼制御メッセージのトレースを小容量のメモリで行うために、ISDN網及びISDN内線端末との間で送受される呼制御メッセージを検出し、当該呼制御メッセージを第1の記憶手段に記憶し、該第1の記憶手段に呼制御メッセージが記憶された場合に、当該呼制御メッセージの内容を分析し、異常終了の理由(原因)を示す情報フィールドを含む呼制御メッセージが検出されると、該第1の記憶手段に記憶されている呼制御メッセージを第2の記憶手段に蓄積する蓄積処理手段を備えたものが記載されている。
また、上記特許文献2には、メッセージシーケンス抽出において、呼制御メッセージシーケンスを格納するメモリのオーバーフローを阻止し、且つ特異なメッセージシーケンスの抽出を容易にするために、送信又は受信される呼制御メッセージ群を、抽出シーケンスパターン記憶装置に予め格納されたメッセージシーケンスと比較し、一致を検出したとき、一連の呼制御メッセージシーケンスを、検出シーケンスパターン記憶装置に格納することで、抽出したい呼制御メッセージのトレースを実現する手段が記載されている。
また、上記特許文献3には、障害メッセージ出力制御において、電子交換機に収容される回線に、通常運用可能な程度の障害が頻繁に起こる場合に、分かり切った障害通知メッセ−ジが多数出力されるのを防ぐために、コマンドにより予め障害メッセ−ジの識別子と回線の収容位置番号とを指定し、該指定された収容位置番号の回線で障害が起きた場合に所望の障害メッセ−ジのみを出力をする方法が記載されている。
前述の特許文献1に記載のISDN構内交換機における準正常動作の検出方法は、呼解放メッセージの情報フィールドの「理由表示」に基づいて、呼制御の動作が正常終了したか否かを検出するため、呼解放メッセージの切断、解放及び解放完了に異常終了を示す情報要素が現れない場合の準正常動作については検出することができないという問題がある。
また、上記特許文献2に記載のメッセージシーケンス抽出による準正常動作検出は、抽出すべきメッセージシーケンスパターン(正常パターンでも異常パターンでも良い)を予め記憶装置に記憶しておき、該記憶してあるシーケンスパターンと送受信されるメッセージのシーケンスパターンとを比較して、一致するかどうかを判定して検出するため、抽出可能なメッセージシーケンスは、予め記憶されたシーケンスパターンのものに限られる。そのため、予め記憶されていないシーケンスパターンの準正常動作が発生した場合にはそれを検出することができないという問題がある。
また、上記特許文献3に記載の障害メッセ−ジ出力制御は、準正常動作が頻繁に起こる場合に、障害メッセ−ジの識別子と回線の収容位置番号を指定し、指定した収容位置番号の回線で障害が起きた場合に障害メッセ−ジ出力を抑制するものであり、この場合も前述の特許文献2に記載されたものと同様に、予め記憶された種別の障害情報しか検出することができないという問題がある。
移動体ネットワークにおいて準正常動作やレアケース動作に遭遇したときのメッセージシーケンスは単純ではない。その理由は、移動体ネットワークでは加入者情報管理ノードと呼制御ノードとが分離され、移動体の位置情報の変化に伴う加入者情報の削除や追加などの呼処理が、複数ノードに跨る多数のメッセージの送受シーケンスで実現されており、更にそのメッセージの送受信タイミングが影響するなど、複雑なシーケンスパターンとなるためである。
上述した従来のメッセージシーケンスの比較照合によって準正常動作等のシーケンスパターンが検出されない理由は、比較対象が、一方は実際に流入・流出するメッセージ要素であるのに対し、他方は保守者や解析者等が机上で想定したメッセージ要素でしかないために、複雑なメッセージシーケンスになる場合、どうしても想定し得ないシーケンスパターンが発生するからである。
本発明は、実際に流入・流出するメッセージのシーケンスパターンを遺漏無く収集蓄積し、また、準正常動作或いはレアケース動作のメッセージシーケンスのみを抽出可能にし、これにより、想定外のシーケンスパターンの収集蓄積を可能にし、更に、準正常動作又はレアケース動作の発生時に、該動作に関連するノードや無線エリア等の特定を迅速かつ確実に行うことができるようにすることを目的とする。
本発明のメッセージシーケンスパターン検出方法は、(1)送受されたメッセージのシーケンスパターンが、既に格納した学習済みのユニークな各シーケンスパターンと、メッセージ名、メッセージの処理順序及び送受信ノード名において全て一致するか否かを判定するステップと、前記学習済みのユニークな各シーケンスパターンと、メッセージの処理順序及び送受信ノード名において1つでも異なる新規な送受メッセージのシーケンスパターンを検出したときに、該新規な送受メッセージのシーケンスパターンを、前記学習済みのユニークなシーケンスパターンに新たに追加して格納するステップとを含み、送受されたメッセージに基づいて、新規なメッセージのシーケンスパターンのみを収集して格納することを特徴とする。
また、(2)送受されたメッセージのシーケンスパターンが、前記学習済みのユニークなシーケンスパターンと、メッセージ名、メッセージの処理順序及び送受信ノード名において全て一致することを検出したとき、該シーケンスパターンの生起個数をシーケンスパターン毎にカウントアップするステップと、前記シーケンスパターン毎にカウントアップした生起個数の、全てのシーケンスパターンに亘る生起個数の合計値に対する割合の演算により、シーケンスパターン毎の発生頻度を算出するステップと、所定の閾値と大小比較し、所定の閾値より低い発生頻度のシーケンスパターンに遭遇したメッセージのシーケンス情報を蓄積するステップと、を含むことを特徴とする。ここで、生起個数をシーケンスパターン毎にカウントアップするステップは、以下に説明する「パターン毎呼数」をインクリメントするステップに対応し、また、全てのシーケンスパターンに亘る生起個数の合計値は、以下に説明する「総呼数」に対応する。
また、(3)前記ユニークな各シーケンスパターン対応に検索対象フラグ及び新規呼遭遇フラグを設定するエリアを備え、送受メッセージのシーケンスパターンが、既に格納した学習済みのユニークな各シーケンスパターンと一致するか否かを判定する際に、一致判定の対象となり得るシーケンスパターンの検索対象フラグに、検索対象であることを示すフラグを設定するステップと、不一致を検出したシーケンスパターンの検索対象フラグに、検索対象でないことを示すフラグを設定するステップと、不一致を検出したシーケンスパターンの新規呼遭遇フラグに、新規シーケンスパターンに遭遇した可能性のあることを示すフラグを設定するステップと、他のシーケンスパターンの検索対象フラグに、検索対象であることを示すフラグが設定されていると判定したときに、該新規呼遭遇フラグに、新規シーケンスパターンに遭遇した可能性のないことを示すフラグを設定するステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明の交換機は、(4)送受されたメッセージのシーケンスパターンが、既に格納した学習済みのユニークな各シーケンスパターンと、メッセージ名、メッセージの処理順序及び送受信ノード名において全て一致するか否かを判定する手段と、前記学習済みのユニークな各シーケンスパターンと、メッセージの処理順序及び送受信ノード名において1つでも異なる新規な送受メッセージのシーケンスパターンを検出したときに、該新規な送受メッセージのシーケンスパターンを、前記学習済みのユニークなシーケンスパターンに新たに追加して格納する手段とを備え、送受されたメッセージに基づいて、新規な呼制御のメッセージのシーケンスパターンのみを収集して格納することを特徴とする。
また、(5)送受されたメッセージのシーケンスパターンが、前記学習済みのユニークなシーケンスパターンと、メッセージ名、メッセージの処理順序及び送受信ノード名において全て一致することを検出したとき、該シーケンスパターンの生起個数をシーケンスパターン毎にカウントアップする手段と、前記シーケンスパターン毎にカウントアップした生起個数の、全てのシーケンスパターンに亘る生起個数の合計値に対する割合の演算により、シーケンスパターン毎の発生頻度を算出する手段と、所定の閾値と大小比較し、所定の閾値より低い発生頻度のシーケンスパターンに遭遇したメッセージのシーケンス情報を蓄積する手段と、を備えたことを特徴とする。ここで、生起個数をシーケンスパターン毎にカウントアップする手段は、以下に説明する「パターン毎呼数」をインクリメントする手段に対応し、また、全てのシーケンスパターンに亘る生起個数の合計値は、以下に説明する「総呼数」に対応する。
本発明によれば、交換機において、実際に送受されたメッセージのシーケンスから、そのシーケンスパターンを自律的に学習して新規なシーケンスパターンを抽出して蓄積することにより、交換機が立ち上がってから遭遇したメッセージシーケンスパターンを漏れなく全て収集することが可能となる。また、交換機の運用によって初めて遭遇したシーケンスパターン等、想定外のシーケンスパターンの発生に対しても収集可能となる。
また、シーケンスパターン毎に生起個数をカウントアップし、該シーケンスパターン毎の生起個数から算出した発生頻度を基に、準正常動作又はレアケース動作のシーケンスパターンの発生を検出し、そのシーケンス情報を蓄積することにより、準正常動作又はレアケース動作に関連した送受ノードや無線エリア等の特定を迅速かつ容易に行うことができる。また、送受される全てのメッセージが検出対象となるので、準正常動作又はレアケース動作のシーケンスパターンを遺漏無く確実に抽出することができる。
本発明によるメッセージシーケンスの検出は、実際に送受される呼制御のメッセージ要素及び送受信ノードを認識することができるのは交換機のみであることに着目し、交換機において、メッセージシーケンスパターンの学習及び蓄積を行い、準正常動作等の検出の比較対象として、一方は過去に蓄積したメッセージシーケンスパターン、他方は現在遭遇中のメッセージシーケンスとすることで、新規シーケンスパターンの学習を行いつつ、現在遭遇中のシーケンスパターンが、過去に若干数しか遭遇していないシーケンスパターンであるかどうかを判定し、該判定を基に準正常動作パターン又はレアケース動作パターンとして認識するものである。なお、本発明によるメッセージシーケンスの検出について、交換機における呼制御のメッセージシーケンスについて説明するが、本発明はこれに限定されず、メッセージ要素及び送受信ノードを認識することができる装置であれば、それらの装置に容易に適用可能である。
ここで、シーケンスパターンとは、呼の発生から終了までの一連の呼制御の流れ(シーケンス)において、呼制御のメッセージの処理順序及びそのメッセージを送受信したノードとの組み合わせのパターンとして定義する。つまり、二つのシーケンスパターンが一致するということは、それらの呼制御のメッセージ送受シーケンス及び送受ノードが同一であることを意味する。
以下に、シーケンスパターンが一致する場合と一致しない場合の例を、図4を参照してノードBにおけるメッセージシーケンスについて説明する。
(例1):シーケンス1とシーケンス2(シーケンスパターン不一致の例)
図4において、ノードAからのRequestの受信(1)から、ノードCへのRequestの送信(2)まで、送受信メッセージ名、メッセージの処理順序及び各メッセージの送受信ノードが、シーケンス1とシーケンス2とで完全に一致している。ここまでは同一シーケンスパターンとして扱われるが、シーケンス2では処理(3)でRequestを再送しているが、シーケンス1では再送はなく、Responseを受信している。この時点で、処理(1)から全てのシーケンスについて、シーケンス1とシーケンス2とは別シーケンスパターンとして扱う。
(例2):シーケンス1とシーケンス3(シーケンスパターン不一致の例)
図4において、ノードAからのRequest受信(1)の動作だけは、シーケンス1とシーケンス3とで一致しているが、Requestの送信先について、シーケンス1ではノードC、シーケンス3ではノードDとなっており、送信先ノードが異なるためシーケンスパターンは別なものとして扱う。
(例3):シーケンス1とシーケンス4(シーケンスパターン一致の例)
図4において、ノードAからのRequest受信(1)から、ノードAへのResponseの返送(4)まで、送受信メッセージ名、メッセージの処理順序及び各メッセージの送受信ノードが完全に一致するので、同一のシーケンスパターンとして扱う。
本発明によるメッセージシーケンス検出の機能ブロックを図1に示す。同図において、メッセージ受信部1−1は、無線ネットワーク制御装置(RNC:Radio Network Controller)、加入者ホームメモリ(HLR:Home Location Register)、移動通信交換局(MSC:Mobile Services Switching Center)等の他ノードからのメッセージを受信し、呼制御部1−2へ転送する。
呼制御部1−2は、メッセージ受信部1−1から転送されたメッセージを解析し、呼の状態に応じた処理を実施し、接続ノードに応じたメッセージを生成し、接続先ノードを決定する等、呼の接続に関する制御を行う。メッセージ送信部1−3は、呼制御部1−2から入力されたメッセージを他ノードへ送信する。
シーケンスパターン抽出部1−4は、本発明により新規に追加したもので、呼制御部1−2からメッセージ送受信毎に呼び出され、該メッセージの種別及び送受信ノードを識別し、今までに学習したことのあるシーケンスパターンかどうかを判定する。もしも学習したことのないシーケンスパターンであれば、新たなシーケンスパターンとして保存する。
再遭遇パターン検出部1−5は、本発明により新規に追加したもので、既に学習済みであるが、再度遭遇した準正常動作又はレアケース動作のシーケンスパターンを検出し、そのシーケンス情報を保存する。再遭遇パターン検出部1−5は、一連のシーケンスが終了した時に呼制御部1−2から呼び出され、遭遇したシーケンスパターン毎の呼数が全シーケンスパターンの総呼数に対して占める割合を算出し、その割合が所定の閾値よりも低いかどうかを判定する。低い場合は、準正常動作シーケンス又はレアケース動作シーケンスに再遭遇したと判断し、そのシーケンス情報を保存する。
新規シーケンスパターン保存エリア1−6は、本発明により新規に追加したもので、シーケンスパターン抽出部1−4からの読み出し/書き込み時にアクセスされ、新規に遭遇したシーケンスパターンを保存する。この保存エリア1−6には交換機が遭遇した全てのシーケンスパターンが保存される。
再遭遇シーケンスパターン保存エリア1−7は、本発明により新規に追加したもので、再遭遇パターン検出部1−5からの書き込み時にアクセスされ、再遭遇したシーケンスパターンの情報を保存する。この保存エリア1−7には、準正常動作又はレアケース動作と判断されたシーケンスパターンが格納されるため、同一のシーケンスパターンが複数格納されることがある。
本発明の機能を実現するために各保存エリアに格納されるデータ構成を、図2及び図3を参照して説明する。新規シーケンスパターン保存エリア1−6は、シーケンスポインタ2−11により指示される格納エリアに順々にメッセージ情報を格納し、複数種類のシーケンスパターン2−12を保存する。シーケンスポインタ2−11は、メッセージ送受の処理シーケンスにおける現在の処理位置を示し、メッセージ送信/受信に伴う格納データの更新後にインクリメントされる。
シーケンスパターン2−12は、実際に送受されるメッセージシーケンスから交換機が学習したユニークなシーケンスパターンである。ここで、ユニークなシーケンスパターンとは、メッセージ名、メッセージの処理順序及び対向する送受信ノードが完全に他のものと異なる唯一無二のシーケンスパターンである。
パターン毎呼数2−13は、シーケンスパターン毎にそれぞれ収集した呼数(累積値)である。一連のシーケンス終了後にカウントアップされる。検索対象フラグ2−14は、現在処理中の呼制御のシーケンスが、当該シーケンスパターン(過去に学習したシーケンスパターン)と同一となる可能性があることを示し、検索対象フラグ2−14がONのシーケンスパターンについてのみ、現在処理中のメッセージシーケンスと同一かどうかの比較を行う。
検索対象フラグ2−14をONにする契機は呼の生起時である。呼の生起時は、既に格納されている学習済みのシーケンスパターン2−12の全部について、現在処理中のメッセージシーケンスと同一となる可能性があると仮定し、シーケンスパターン2−12の全部に対して検索対象フラグ2−14をONにする。検索対象フラグ2−14をOFFにする契機は、新規シーケンスパターンに遭遇した時、又は新規パターンに遭遇せず、呼が終了した時である。この後者の場合のメッセージシーケンスは、既に学習済みのシーケンスパターンであった場合である。
新規呼遭遇フラグ2−15は、当該シーケンスパターンが新規のメッセージシーケンスに遭遇したことを示す。この新規呼遭遇フラグ2−5をONにする契機は、現在処理中のメッセージ情報と、格納されているシーケンスポインタの格納エリア内の情報とが異なるものとなった時である。
現在処理中のメッセージシーケンスが新規シーケンスパターン(新規呼)として確定する契機は、格納された全シーケンスパターンに亘ってシーケンスポインタの位置の情報内容について、現在処理中のものと同一のものが存在しないことが判明した時である。この場合、検索対象フラグ2−14をOFFにして検索対象から外し、新規呼遭遇フラグ2−15のみをONにする。
検索対象フラグ2−14及び新規呼遭遇フラグ2−15は組み合わせて判定される。以下にその組み合わせから導かれる判定内容を示す。
(i)検索対象フラグ2−14がOFFで新規呼遭遇フラグ2−15がOFF:比較対象外のシーケンスパターンである。
(ii)検索対象フラグ2−14がOFFで新規呼遭遇フラグ2−15がON:当該シーケンスパターンを新規シーケンスパターンとして学習し、そのシーケンスパターンを格納中である。
(iii)検索対象フラグ2−14がONで新規呼遭遇フラグ2−15がOFF:当該シーケンスパターンは比較対象のシーケンスパターンである。
(iv)検索対象フラグ2−14がONで新規呼遭遇フラグ2−15がON:新規シーケンスパターンが発見された。このとき、当該シーケンスパターンの1つ前のシーケンスポインタまでの格納情報を複製したものに、現在処理中のメッセージ情報を引き続き追加格納して新規シーケンスパターンを生成する。
シーケンスパターンの各シーケンスポインタで指示される格納エリアに保存されるシーケンス情報は、メッセージ名2−16、送信ノード2−17、受信ノード2−18、個別情報2−19である。メッセージ名2−16は、勧告等によって定義された呼制御のメッセージ名を示すID(識別情報)である。送信ノード2−17はメッセージを送信したノード名である。受信ノード2−18はメッセージを受信したノード名である。個別情報2−9は解析時に必要とされる情報であり、例えば、メッセージの発信エリア情報等の接続制御に必要なIE(Information Element)情報や呼制御部1−2の内部データ等である。
呼状態フラグ2−20は、現在処理中の呼の状態を示す。例えば、起呼メッセージを受信した場合は、呼状態を“生起”に設定し、接続中の呼は“継続”に設定し、呼が終了した場合は“終了”に設定する。総呼数2−30は、パターン毎呼数2−13を全シーケンスパターンに亘って総計した合計値(累積値)である。即ち、交換機が扱った全呼数をである。
図3の再遭遇テンポラリエリア3−1は、学習済みのシーケンスパターンに再遭遇した場合のシーケンス情報を一時保存するエリアである。既に学習済みのシーケンスパターンであるが、準正常動作のシーケンスやレアケース動作のシーケンスに再遭遇したと判断された場合、この再遭遇テンポラリエリア3−1から再遭遇シーケンスパターン保存エリア1−7にシーケンス情報を転送して格納する。
実施例1(移動体位置登録の正常動作シーケンス)について、本発明によるメッセージシーケンスパターン検出の動作例を図5−1〜図5−8を参照して説明する。図5−1は移動体ネットワークの構成例を示し、図5−2は動作例のシーケンスチャートを示し、図5−3〜図5−6は動作例のフローチャートを示し、図5−7、図5−8は格納データの例を示している。
実施例1は、加入者の所持する移動体が移動通信交換局MSC1の旧在圏エリアから移動通信交換局MSC2の新在圏エリアへ移動した場合の、移動通信交換局MSC2における位置登録シーケンスが正常終了した場合の動作例である。このシーケンスは本発明の適用後の初回の動作シーケンスである。
なお、以下のメッセージ処理に付した括弧付き数字と同一の括弧付き数字を図5−1に付して、該メッセージが送受されるノード間の該当箇所を示し、また、該括弧付き数字と同一の括弧付き数字を、図5−2のシーケンスチャートの対応する箇所にも付して示している。更に、以下の動作説明において、各動作に付した括弧付きアルファベットは、図5−3〜図5−6の各フローに付した同一の括弧付きアルファベットと対応している。他の図面についても同様である。
シーケンス(1):RA Update Request受信時
フロー(A):RA Update Requestメッセージ受信後、呼分析制御により新規呼かどうかを判定し、判定した呼状態(生起/継続/終了)を保持する。この場合、起呼メッセージなので、呼状態フラグは「呼状態=生起」となる。本発明を適用した交換機の運用後、初めて受信した呼なので新規シーケンスパターンに遭遇したケースとなる。そのため、まず、1番目のシーケンスパターンの格納エリアを作成し、該シーケンスパターンの検索対象フラグ=OFF、新規呼遭遇フラグ=ONと設定することで、新規シーケンスパターンを格納する状態に設定する。
フロー(B):検索対象フラグ=OFF、新規呼遭遇フラグ=ONが存在するので、新規シーケンスパターン遭遇と判断し、メッセージ名(RA Update Request)、送信ノード番号(RNC1)、受信ノード番号(MSC2)、個別情報(IE情報等)を、シーケンスポインタの1のエリアに格納する(図5−7(a)参照)。
フロー(C):上記情報の格納後、シーケンスポインタをインクリメントする。次に、シーケンスポインタの内容の情報がシーケンス終了表示かどうかを判断するが、まだシーケンスが終了していないのでシーケンス終了表示は格納されていない。次に、呼状態フラグを判定し、呼状態は“生起”なのでメッセージ受信待ちの状態へ戻る。
シーケンス(2):SGSN Context Request送信時
フロー(D):SGSN Context Request送信時、継続呼なので「呼状態=継続」を設定する。
フロー(E):検索対象フラグ=OFF、新規呼遭遇フラグ=ONであるので、メッセージ名(SGSN Context Request)、送信ノード番号(MSC2)、受信ノード番号(MSC1)、個別情報(IE情報等)をシーケンスポインタの2のエリアに格納する(図5−7(b)参照)。
フロー(F):上記情報の格納後、シーケンスポインタをインクリメントする。シーケンスポインタの内容の情報が、シーケンス終了表示かどうかを判断するが、まだシーケンス終了していないのでシーケンス終了表示は格納されていない。次に、呼状態フラグを判定し、呼状態は“継続”なので、メッセージ受信待ちの状態へ戻る。
シーケンス(3)〜(11):SGSN Context Response受信〜Iu Release Command送信時
フロー(G):SGSN Context Response受信〜Iu Release Command送信時も、上述のフロー(D)〜(F)と同様の処理を行う。なお、フロー(G)について図5−3のフローチャートへの記述は省略している。
シーケンス(12):Iu Release Complete受信時
フロー(H):Iu Release Complete受信後、呼分析制御により呼が終了することを判別し、呼状態フラグに“終了”を設定する。
フロー(I):検索対象フラグ=OFF、新規呼遭遇フラグ=ONであるので、メッセージ名(Iu Release Complete)、送信ノード番号(RNC1)、受信ノード番号(MSC2)、個別情報(IE情報等)を、シーケンスポインタで示される欄に格納する(図5−8(a)参照)。
フロー(J):上記情報の格納後、シーケンスポインタをインクリメントする。シーケンスポインタの内容の情報が、シーケンス終了表示かどうかを判断するが、まだシーケンスが終了していないので終了表示は格納されていない。次に、呼状態フラグを判定し、呼状態は“終了”なので、シーケンス書き込み処理を終了する。
次に、再遭遇判断の処理を行う。
フロー(K):シーケンスポインタのエリアにシーケンス終了表示を格納し、パターン毎呼数をインクリメントする。そして、全部のシーケンスパターンに亘ってパターン毎呼数を合計し、その値を総呼数として格納する(図5−8(b)参照)。なお、今回の場合は初回呼なので、パターン毎呼数=1、総呼数=1となる。次に、パターン毎呼数÷総呼数の演算により発生頻度を算出し、該発生頻度を閾値と比較する。今回の場合、発生頻度は1÷1=100パーセントとなり、閾値より高くなるので再遭遇時の処理は実施されない。
実施例2(移動体位置登録の準正常動作(タイムアウト)遭遇シーケンス)について、本発明によるメッセージシーケンスパターン検出の動作例を図6−1〜図6−12を参照して説明する。図6−1は移動体ネットワークの構成例を示し、図6−2は動作例のシーケンスチャートを示し、図6−3〜図6−6は動作例のフローチャートを示し、図6−7〜図6−12は格納データの例を示している。
実施例2は、前述の実施例1のメッセージシーケンスの学習後、別の加入者が移動通信交換局MSC1の旧在圏エリアから移動通信交換局MSC2の新在圏エリアへ移動した場合の、移動通信交換局MSC2における位置登録シーケンスが準正常動作(タイムアウト)となった場合についての動作例である。
シーケンス(1):RA Update Request受信時
フロー(A):RA Update Requestメッセージ受信後、呼分析制御により新規呼かどうかを判定し、判定した呼状態(生起/継続/終了)を保持する。この場合、起呼メッセージなので、呼状態フラグは「呼状態=生起」となる。初回呼ではないので、全シーケンスパターンの検索対象フラグをON、新規呼遭遇フラグをOFFに設定する。検索対象フラグ=ON、新規呼遭遇フラグ=OFFのシーケンスパターンが検索対象のシーケンスパターンとなる。
フロー(B):検索対象フラグ=OFF、新規呼遭遇フラグ=ONのシーケンスはないので、図6−4の(α)と(β)の符号を付したフローに囲まれた処理を全シーケンスパターンについて実施する。なお、他のフローチャートにおいても同様に、符号(α)と(β)で囲まれた処理は全シーケンスパターンについて実施することを意味している。シーケンスパターンの検索対象フラグ=ONであり、現在処理中のメッセージ(RA Update Request)と、シーケンスポインタの位置に格納されているメッセージ名(シーケンスパターン1のRA Update Request)とは一致し、送受信ノードも一致すると判定される。
フロー(C):検索対象フラグがONで新規呼遭遇フラグ=OFFのシーケンスパターンがあるかどうかを判定する。この場合は、シーケンスパターン1が該当し、存在するので、RA Update Request受信時は、シーケンスパターン1と同一パターンと判断する。しかし、このシーケンスが準正常動作やレアケース動作等のような稀にしか遭遇しないシーケンスパターンである場合は、後に再遭遇シーケンスパターン保存エリアに格納する必要があるので、この時点では、暫定的に再遭遇シーケンスパターンテンポラリエリアに該シーケンス情報を格納しておく。
次に、検索対象フラグがONで新規呼遭遇フラグがONのシーケンスパターンがあるか判定し、そのようなシーケンスパターンはないので、シーケンスポインタをインクリメントする。次に、シーケンスポインタの内容の情報が、シーケンス終了表示かどうかを判断するが、まだシーケンスが終了していないので、シーケンス終了表示は格納されていない。次に、呼状態フラグを判定し、呼状態は“生起”なので、メッセージ受信待ちの状態へ戻る。
シーケンス(2):SGSN Context Request受信時
フロー(D):SGSN Context Request送信時、継続呼なので呼状態フラグを“継続”に設定する。
フロー(E):上述のフロー(B)と同様の処理を行う。
フロー(F):上述のフロー(C)と同様の処理を行う。
シーケンス(3):SGSN Context Response受信タイムアウト発生後、Iu Release Command送信時
フロー(G):SGSN Context Response受信タイムアウト発生後、Iu Release Commandを送出する。呼状態フラグを「呼状態=継続」に設定する。
フロー(H):検索対象フラグ=OFF、新規呼遭遇フラグ=ONのシーケンスは無いと判定し、シーケンスパターンの検索対象フラグ=ONであると判定し、現在処理中のメッセージ(Iu Release Command)と、シーケンスポインタの位置に格納されているメッセージ名(シーケンスパターン1のSGSN Context Response)とは一致しないので、新規呼遭遇フラグ=ONに設定する(図6−9参照)。
フロー(I):検索対象フラグ=ON、新規呼遭遇フラグ=OFFのシーケンスパターンは無いので、新規シーケンスパターンが出現したと判断する。今回は、シーケンスパターン2の格納エリアを新規に作成し、シーケンスパターン1のシーケンスポインタ1,2までの格納情報を複製してシーケンスパターン2のエリアに格納し、現在処理中の情報(Iu Release Commandと送受信ノード、個別情報)をシーケンスポインタ3のエリアに格納する。シーケンスパターン2は新規シーケンスパターンなので、シーケンスパターン2に対して新規呼遭遇フラグ=ON、検索対象フラグ=OFFに設定する(図6−10参照)。
フロー(J):検索対象フラグ=ON、新規呼遭遇フラグ=ONのシーケンスパターン(新規パターンが発見された時に、今まで合致していたシーケンスパターン)が存在するかどうかを検索する。この場合は、シーケンスパターン1が該当する。そして、次回は、シーケンスパターン1は検索対象外となるので、シーケンスパターン1に対して検索対象フラグ=OFF、新規呼遭遇フラグ=OFFを設定する(図6−11参照)。次に、シーケンスポインタのインクリメント等を実施し、メッセージ受信待ちの状態へ戻る。
シーケンス(4):Iu Release Complete受信時
フロー(K):Iu Release Complete受信後、呼分析制御により呼が終了することを判別し、呼状態フラグを“終了”に設定する。
フロー(L):検索対象フラグ=OFF、新規呼遭遇フラグ=ONのシーケンスパターン(新規シーケンスパターン)が存在するので、そのシーケンスパターンのシーケンスポインタの位置にメッセージ名(Iu Release Complete)、送信ノード番号(RNC1)、受信ノード番号(MSC2)、個別情報(IE情報等)を格納する。
フロー(M):上述の情報の格納後、シーケンスポインタをインクリメントする。次に、シーケンスポインタの内容の情報が、シーケンス終了表示かどうかを判断するが、まだシーケンス終了していないので、シーケンス終了表示は格納されていない。次に、呼状態フラグを判定し、呼状態は“終了”なので処理を終了する(図6−12(a)参照)。
次に、再遭遇判断の処理を行う。
フロー(N):シーケンスポインタの指示エリアにシーケンス終了表示を格納し、パターン毎呼数をインクリメントする。そして、全部のシーケンスパターンに亘ってそのパターン毎呼数を合計し、その値を総呼数として格納する(図6−12(b)参照)。今回の場合は、パターン毎呼数=1、総呼数=2となる。次に、パターン毎呼数÷総呼数の演算により発生頻度を算出し、該発生頻度を閾値と比較する。今回の場合、発生頻度は、1÷2=50パーセントとなり、通常設定される閾値より高くなるので、再遭遇時の処理は実施されない。
実施例3(他のノードからの位置登録の正常動作シーケンス)について、本発明によるメッセージシーケンスパターン検出の動作例を図7−1〜図7−11を参照して説明する。図7−1は移動体ネットワークの構成例を示し、図7−2は動作例のシーケンスチャートを示し、図7−3〜図7−6は動作例のフローチャートを示し、図7−7〜図7−11は格納データの例を示している。
実施例3は、前述の実施例2のメッセージシーケンスの学習後、別の加入者がこれまでと異なる移動通信交換局MSC3の旧在圏エリアから移動通信交換局MSC2の新在圏エリアに移動して来た場合の、移動通信交換局MSC2における位置登録シーケンスで正常終了した動作例である。
シーケンス(1):RA Update Request受信時
フロー(A):RA Update Requestメッセージ受信後、呼分析制御により新規呼かどうかを判定し、判定した呼状態(生起/継続/終了)を保持する。この場合、起呼メッセージなので、呼状態フラグは「呼状態=生起」となる。初回呼ではないので、全シーケンスパターンの検索対象フラグをON、新規呼遭遇フラグをOFFに設定する。検索対象フラグ=ON、新規呼遭遇フラグ=OFFのシーケンスパターンが検索対象のシーケンスパターンとなる。
フロー(B):RA Update Requestは前述の実施例1及び実施例2の処理によって格納されており、現在処理中のメッセージ(RA Update Request)と、シーケンスポインタの位置に格納されているメッセージ名(シーケンスパターン1及び2のRA Update Request)とは一致する。送受信ノードも一致する。
フロー(C):検索対象フラグがONで新規呼遭遇フラグ=OFFのシーケンスパターンが有るかどうかを判定する。この場合は、シーケンスパターン1及び2が該当するので、RA Update Request受信時は、シーケンスパターン1又は2と同一パターンと判断する。しかし、このシーケンスが準正常動作やレアケース動作等のような稀にしか遭遇しないシーケンスパターンである場合は、後に再遭遇シーケンスパターン保存エリアに格納する必要があるので、この時点では、暫定的に再遭遇シーケンスパターンテンポラリエリアに該シーケンス情報を格納しておく。
次に、検索対象フラグがONで新規呼遭遇フラグがONのシーケンスパターンはないので、シーケンスポインタをインクリメントする。次に、シーケンスポインタの内容の情報が、シーケンス終了表示かどうかを判断するが、まだシーケンスが終了していないので、シーケンス終了表示は格納されていない。次に、呼状態フラグを判定し、呼状態は“生起”なので、メッセージ受信待ちの状態へ戻る。
シーケンス(2):SGSN Context Request送信時
フロー(D):SGSN Context Request送信時、継続呼なので呼状態フラグを“継続”に設定する。
フロー(E):検索対象フラグ=OFFで新規呼遭遇フラグ=ONのシーケンスパターンは無く、シーケンスパターンの検索対象フラグ=ONのものが存在し、SGSN Context Requestは、シーケンスパターン1,2で格納済みであるので、メッセージ名は一致するが、受信ノードが一致しない(シーケンスパターン1,2はMSC1であるが、今回はMSC3)。そのため、新規呼遭遇フラグ=ONに設定する。
フロー(F):検索対象フラグ=ON、新規呼遭遇フラグ=OFFのシーケンスパターンは無いので、新規シーケンスパターンが出現したと判断する。今回は、シーケンスパターン3の格納エリアを新規に作成し、シーケンスパターン1のシーケンスポインタ1までの情報と、現在の処理情報(SGSN Context Request、送受信ノード、個別情報)とを、シーケンスパターン3のエリアに格納する。シーケンスパターン3は、新規シーケンスパターンなので、新規呼遭遇フラグ=ON,検索対象フラグ=OFFに設定する(図7−9参照)。
フロー(G):検索対象フラグ=ON、新規呼遭遇フラグ=ONのシーケンスパターン(新規パターンが発見された時に合致したパターン)があるかどうか検索する。この場合は、シーケンスパターン1、2が該当する。そして、次回は、シーケンスパターン1、2は検索対象外となるので、検索対象フラグ=OFF,新規呼遭遇フラグ=OFFにする。次に、シーケンスポインタのインクリメント等を実施し、メッセージ受信待ちの状態へ戻る。
シーケンス(3)〜(12):SGSN Context Response受信〜Iu Release Complete受信時
これらのシーケンスにおける処理フローは、実施例1の場合と同様であるので、重複した説明は省略する。Iu Release Complete受信後も前述の実施例1と同様に、呼分析制御により呼の終了を判別すると、呼状態フラグを“終了”に設定する。
次に、再遭遇判断の処理を行う。
フロー(H):シーケンスポインタの内容にシーケンス終了表示を格納し、パターン毎呼数をインクリメントする。そして、全部のシーケンスパターンに亘ってパターン毎呼数を合計し、その値を総呼数として格納する(図7−11参照)。今回の場合は、パターン毎呼数=1、総呼数=3となる。パターン毎呼数÷総呼数の演算により発生頻度を算出し、該発生頻度を閾値と比較する。今回の場合は、発生頻度は1÷3=33パーセントとなり、通常設定される閾値より高くなるので、再遭遇時の処理は実施されない。
実施例4(位置登録の準正常動作(タイムアウト後の再受信)シーケンス)について、本発明によるメッセージシーケンスパターン検出の動作例を図8−1〜図8−12を参照して説明する。図8−1は移動体ネットワークの構成例を示し、図8−2は動作例のシーケンスチャートを示し、図8−3〜図8−6は動作例のフローチャートを示し、図8−7〜図8−12は格納データの例を示している。
実施例4は、前述の実施例1、2及び3のメッセージシーケンスの学習後、別の加入者が移動通信交換局MSC1の旧在圏エリアから移動通信交換局MSC2の新在圏エリアへ移動した場合の、移動通信交換局MSC2における位置登録シーケンスが準正常動作(タイムアウト)となった場合の動作例で、既に実施例1の正常動作のシーケンスパターンに500回、実施例3の正常動作のシーケンスパターンに100回遭遇している場合の動作例である。
シーケンス(1):RA Update Request受信時
フロー(A):RA Update Requestメッセージ受信後、呼分析制御により新規呼かどうかを判定し、判定した呼状態(生起/継続/終了)を保持する。この場合、起呼メッセージなので、呼状態フラグは「呼状態=生起」となる。初回呼ではないので、全シーケンスパターンの検索対象フラグをON、新規呼遭遇フラグをOFFに設定する。検索対象フラグ=ON,新規呼遭遇フラグ=OFFのシーケンスパターンが検索対象のシーケンスパターンとなる。
フロー(B):検索対象フラグ=OFF、新規呼遭遇フラグ=ONのシーケンスはなく、シーケンスパターンの検索対象フラグ=ONで、現在処理中のメッセージ(RA Update Request)と一致するメッセージ名のシーケンスパターンが存在するか判定する。
RA Update Requestは実施例1、2、3の動作において既に格納されており、現在処理中のメッセージ(RA Update Request)と、シーケンスポインタ位置に格納されているメッセージ名(シーケンスパターン1、2、3のRA Update Request)は一致し、送受信ノードも一致する。
フロー(C):検索対象フラグがONで新規呼遭遇フラグ=OFFのシーケンスパターンが1つでも有るかどうかを判定する。この場合は、シーケンスパターン1、2,3が該当するので、RA Update Request受信時は、シーケンスパターン1、2及び3と同一パターンと判断する。しかし、このシーケンスが準正常動作やレアケース動作等のような稀にしか遭遇しないシーケンスパターンである場合は、後に再遭遇シーケンスパターン保存エリアに該シーケンス情報を格納するので、この時点では、暫定的に再遭遇シーケンスパターンテンポラリエリアに該シーケンス情報を格納しておく。
次に、検索対象フラグがONで新規呼遭遇フラグがONのシーケンスパターンがあるか判定し、そのようなシーケンスパターンはないので、シーケンスポインタをインクリメントする。次に、シーケンスポインタの内容の情報が、シーケンス終了表示かどうかを判断するが、まだシーケンスが終了していないので、シーケンス終了表示は格納されていない。次に、呼状態フラグを判定し、呼状態は“生起”なので、メッセージ受信待ちの状態へ戻る。
シーケンス(2):SGSN Context Request受信時
フロー(D):SGSN Context Request送信時、継続呼なので呼状態フラグを“継続”に設定する。
フロー(E):SGSN Context Requestのメッセージは、実施例1、2及び3で格納されており、現在処理中のメッセージ(SGSN Context Request)と、シーケンスポインタの位置に格納されているメッセージ名(シーケンスパターン1、2、3のSGSN Context Request)は一致する。しかし、シーケンスパターン3の送信ノードが一致しない。そのため、シーケンスパターン3に対して新規呼遭遇フラグ=ONに設定する。
フロー(F):検索対象フラグがONで新規呼遭遇フラグ=OFFのシーケンスパターンが1つでも有るかどうかを判定する。この場合は、シーケンスパターン1、2が該当するので、シーケンスパターン1、2と同一パターンと判断する。但し、このシーケンスが準正常動作やレアケース動作等のような稀にしか遭遇しないパターンである場合は、後に再遭遇シーケンスパターン保存エリアに該シーケンス情報を格納するために、この時点では、暫定的に再遭遇シーケンスパターンテンポラリエリアに該シーケンス情報を格納しておく。
次のステップの判定において、シーケンスパターン3が検索対象フラグ=ON、新規呼遭遇フラグ=ONのシーケンスパターンであることが判明するが、このシーケンスパターンは検索対象外となるので、両者のフラグをOFFに設定する。次に、シーケンスポインタをインクリメントする。次に、シーケンスポインタの内容の情報が、シーケンス終了表示かどうかを判断するが、まだシーケンスが終了していないので、シーケンス終了表示は格納されていない。次に、呼状態フラグを判定し、呼状態は“継続”であるので、メッセージ受信待ち状態へ戻る。
シーケンス(3):SGSN Context Response受信タイムアウト発生〜Iu Release Command送信(詳細なシーケンスの記述は省略)
フロー(G):SGSN Context Response受信タイムアウト発生後、Iu Release Commandを送出する。呼呼状態フラグに“継続”を設定する。
フロー(H):メッセージシーケンス及びノード送受信履歴はシーケンスパターン1,2と一致するので、メッセージ情報は格納しない。
フロー(I):前述のフロー(C)と同様の処理を行い、呼状態フラグを判定し、まだ終了していないので、メッセージ送受信待ち状態へ遷移する。
シーケンス(4):Iu Release Complete受信時
フロー(J):Iu Release Complete受信後、呼分析制御により呼が終了することを判別すると、呼状態フラグに“終了”を設定する。
フロー(K):上述のフロー(H)と同様の処理を行う。
フロー(L):シーケンスパターン2のシーケンスポインタの位置の情報に終了表示が設定されているので、シーケンスパターン2に対して検索対象フラグ=OFFを設定する。次に、呼状態フラグを判定し、呼状態=終了なので、シーケンスの比較照合処理を終了する。
次に、再遭遇判断の処理を行う。
フロー(M):シーケンスポインタの指示エリアにシーケンス終了表示を格納し、パターン毎呼数をインクリメントする。そして、全部のシーケンスパターンに亘ってパターン毎呼数を合計し、その値を総呼数として格納する(図8−12参照)。今回の場合は、パターン毎呼数=2、総呼数=604となる。次に、パターン毎呼数÷総呼数の演算により発生頻度を算出し、該発生頻度を閾値と比較する。今回の場合は、2÷604=0.33パーセントとなり、予め設定した閾値と比較し、該閾値より低い場合は、新規シーケンスパターンに遭遇した、又は遭遇回数の少ないパターンであると判断する。
次に、検索対象フラグ=OFFで新規呼遭遇フラグ=ONであるか判定し、そうではないので、既に学習済みのパターンに再度遭遇したと判断し、再遭遇テンポラリエリアの格納情報を、再遭遇シーケンスパターン保存エリアに格納する。
(付記1)
送受されたメッセージのシーケンスパターンが、既に格納した学習済みのユニークな各シーケンスパターンと、メッセージ名、メッセージの処理順序及び送受信ノード名において全て一致するか否かを判定するステップと、
前記学習済みのユニークな各シーケンスパターンと、メッセージの処理順序及び送受信ノード名において1つでも異なる新規な送受メッセージのシーケンスパターンを検出したときに、該新規な送受メッセージのシーケンスパターンを、前記学習済みのユニークなシーケンスパターンに新たに追加して格納するステップとを含み、
送受されたメッセージに基づいて、新規なメッセージのシーケンスパターンのみを収集して格納することを特徴とするメッセージシーケンスパターン検出方法。
(付記2)
送受されたメッセージのシーケンスパターンが、前記学習済みのユニークなシーケンスパターンと、メッセージ名、メッセージの処理順序及び送受信ノード名において全て一致することを検出したとき、該シーケンスパターンの生起個数をシーケンスパターン毎にカウントアップするステップと、
前記シーケンスパターン毎にカウントアップした生起個数の、全てのシーケンスパターンに亘る生起個数の合計値に対する割合の演算により、シーケンスパターン毎の発生頻度を算出するステップと、
所定の閾値と大小比較し、所定の閾値より低い発生頻度のシーケンスパターンに遭遇したメッセージのシーケンス情報を蓄積するステップと、
を含むことを特徴とする付記1に記載のメッセージシーケンスパターン検出方法。
(付記3)
前記ユニークな各シーケンスパターン対応に検索対象フラグ及び新規呼遭遇フラグを設定するエリアを備え、送受メッセージのシーケンスパターンが、既に格納した学習済みのユニークな各シーケンスパターンと一致するか否かを判定する際に、
一致判定の対象となり得るシーケンスパターンの検索対象フラグに、検索対象であることを示すフラグを設定するステップと、不一致を検出したシーケンスパターンの検索対象フラグに、検索対象でないことを示すフラグを設定するステップと、
不一致を検出したシーケンスパターンの新規呼遭遇フラグに、新規シーケンスパターンに遭遇した可能性のあることを示すフラグを設定するステップと、他のシーケンスパターンの検索対象フラグに、検索対象であることを示すフラグが設定されていると判定したときに、該新規呼遭遇フラグに、新規シーケンスパターンに遭遇した可能性のないことを示すフラグを設定するステップと、
を含むことを特徴とする付記1に記載のメッセージシーケンスパターン検出方法。
(付記4)
送受されたメッセージのシーケンスパターンが、既に格納した学習済みのユニークな各シーケンスパターンと、メッセージ名、メッセージの処理順序及び送受信ノード名において全て一致するか否かを判定する手段と、
前記学習済みのユニークな各シーケンスパターンと、メッセージの処理順序及び送受信ノード名において1つでも異なる新規な送受メッセージのシーケンスパターンを検出したときに、該新規な送受メッセージのシーケンスパターンを、前記学習済みのユニークなシーケンスパターンに新たに追加して格納する手段とを備え、
送受されたメッセージに基づいて、新規な呼制御のメッセージのシーケンスパターンのみを収集して格納することを特徴とする交換機。
(付記5)
送受されたメッセージのシーケンスパターンが、前記学習済みのユニークなシーケンスパターンと、メッセージ名、メッセージの処理順序及び送受信ノード名において全て一致することを検出したとき、該シーケンスパターンの生起個数をシーケンスパターン毎にカウントアップする手段と、
前記シーケンスパターン毎にカウントアップした生起個数の、全てのシーケンスパターンに亘る生起個数の合計値に対する割合の演算により、シーケンスパターン毎の発生頻度を算出する手段と、
所定の閾値と大小比較し、所定の閾値より低い発生頻度のシーケンスパターンに遭遇したメッセージのシーケンス情報を蓄積する手段と、
を備えたことを特徴とする付記4に記載の交換機。
(付記6)
前記送受メッセージのシーケンスパターンが、既に格納した学習済みのユニークな各シーケンスパターンと一致するか否かを判定する手段は、ユニークな各シーケンスパターン対応に検索対象フラグ及び新規呼遭遇フラグを設定するエリアを備え、
一致判定の対象となり得るシーケンスパターンの検索対象フラグに、検索対象であることを示すフラグを設定する手段と、不一致を検出したシーケンスパターンの検索対象フラグに、検索対象でないことを示すフラグを設定する手段と、
不一致を検出したシーケンスパターンの新規呼遭遇フラグに、新規シーケンスパターンに遭遇した可能性のあることを示すフラグを設定する手段と、他のシーケンスパターンの検索対象フラグに、検索対象であることを示すフラグが設定されていると判定したときに、該新規呼遭遇フラグに、新規シーケンスパターンに遭遇した可能性のないことを示すフラグを設定する手段と、
を有することを特徴とする付記4に記載の交換機。
(付記7)
メッセージ受信部、メッセージ送信部及び呼制御部を備え、他のノードと呼制御メッセージを送受して呼制御を行う交換機において、
送受されたメッセージのシーケンスパターンが、既に格納した学習済みのユニークなシーケンスパターンと、メッセージ名、メッセージの処理順序及び送受信ノード名において全て一致するか否かを判定し、該学習済みのユニークなシーケンスパターンと、メッセージの処理順序及び送受信ノード名において1つでも異なる新規なメッセージのシーケンスパターンを検出して抽出するシーケンスパターン抽出部と、
前記シーケンスパターン抽出部で抽出された新規なメッセージのシーケンスパターンを保存する新規シーケンスパターン保存部と、
送受されたメッセージのシーケンスパターンが、既に格納した学習済みのユニークなシーケンスパターンと、メッセージ名、メッセージの処理順序及び送受信ノード名において全て一致することを検出したとき、該シーケンスパターンの生起個数をシーケンスパターン毎にカウントアップし、該シーケンスパターン毎にカウントアップした生起個数の、全てのシーケンスパターンに亘る生起個数の合計値に対する割合の演算により、シーケンスパターン毎の発生頻度を算出し、所定の閾値より低い発生頻度のシーケンスパターンに遭遇したメッセージパターンを検出する再遭遇パターン検出部と、
前記再遭遇パターン検出部で検出された発生頻度の低いシーケンスパターンのシーケンス情報を蓄積する再遭遇シーケンスパターン保存部と、
を備えたことを特徴とする交換機。
本発明によるメッセージシーケンス検出の機能ブロックを示す図である。 本発明のシーケンスパターン検出のための格納データの構成を示す図である。 本発明における再遭遇シーケンスパターンの保存のための格納データの構成を示す図である。 本発明におけるシーケンスパターンの説明図である。 実施例1(移動体位置登録の正常動作)の移動体ネットワーク構成例を示す図である。 実施例1(移動体位置登録の正常動作)のメッセージシーケンスを示す図である。 実施例1(移動体位置登録の正常動作)の動作フロー(A,D,H)を示す図である。 実施例1(移動体位置登録の正常動作)の動作フロー(B,E,I)を示す図である。 実施例1(移動体位置登録の正常動作)の動作フロー(C,F,J)を示す図である。 実施例1(移動体位置登録の正常動作)の動作フロー(K)を示す図である。 実施例1(移動体位置登録の正常動作)の格納データの例を示す図である。 実施例1(移動体位置登録の正常動作)の格納データの例を示す図である。 実施例2(位置登録の準正常(タイムアウト)動作)の移動体ネットワーク構成例を示す図である。 実施例2(位置登録の準正常(タイムアウト)動作)のメッセージシーケンスを示す図である。 実施例2(位置登録の準正常(タイムアウト)動作)の動作フロー(A,D,G,K)を示す図である。 実施例2(位置登録の準正常(タイムアウト)動作)の動作フロー(B,E,H,L)を示す図である。 実施例2(位置登録の準正常(タイムアウト)動作)の動作フロー(C,F,I,M)を示す図である。 実施例2(位置登録の準正常(タイムアウト)動作)の動作フロー(N)を示す図である。 実施例2(位置登録の準正常(タイムアウト)動作)の格納データの例を示す図である。 実施例2(位置登録の準正常(タイムアウト)動作)の格納データの例を示す図である。 実施例2(位置登録の準正常(タイムアウト)動作)の格納データの例を示す図である。 実施例2(位置登録の準正常(タイムアウト)動作)の格納データの例を示す図である。 実施例2(位置登録の準正常(タイムアウト)動作)の格納データの例を示す図である。 実施例2(位置登録の準正常(タイムアウト)動作)の格納データの例を示す図である。 実施例3(新規ノードからの位置登録の正常動作)の移動体ネットワーク構成例を示す図である。 実施例3(新規ノードからの位置登録の正常動作)のメッセージシーケンスを示す図である。 実施例3(新規ノードからの位置登録の正常動作)の動作フロー(A,D)を示す図である。 実施例3(新規ノードからの位置登録の正常動作)の動作フロー(B,E)を示す図である。 実施例3(新規ノードからの位置登録の正常動作)の動作フロー(C,F,G)を示す図である。 実施例3(新規ノードからの位置登録の正常動作)の動作フロー(H)を示す図である。 実施例3(新規ノードからの位置登録の正常動作)の格納データの例を示す図である。 実施例3(新規ノードからの位置登録の正常動作)の格納データの例を示す図である。 実施例3(新規ノードからの位置登録の正常動作)の格納データの例を示す図である。 実施例3(新規ノードからの位置登録の正常動作)の格納データの例を示す図である。 実施例3(新規ノードからの位置登録の正常動作)の格納データの例を示す図である。 実施例4(位置登録の準正常(再受信)動作)の移動体ネットワーク構成例を示す図である。 実施例4(位置登録の準正常(再受信)動作)のメッセージシーケンスを示す図である。 実施例4(位置登録の準正常(再受信)動作)の動作フロー(A,D,G,J)を示す図である。 実施例4(位置登録の準正常(再受信)動作)の動作フロー(B,E,H,K)を示す図である。 実施例4(位置登録の準正常(再受信)動作)の動作フロー(C,F,I,L)を示す図である。 実施例4(位置登録の準正常(再受信)動作)の動作フロー(M)を示す図である。 実施例4(位置登録の準正常(再受信)動作)の格納データの例を示す図である。 実施例4(位置登録の準正常(再受信)動作)の格納データの例を示す図である。 実施例4(位置登録の準正常(再受信)動作)の格納データの例を示す図である。 実施例4(位置登録の準正常(再受信)動作)の格納データの例を示す図である。 実施例4(位置登録の準正常(再受信)動作)の格納データの例を示す図である。 実施例4(位置登録の準正常(再受信)動作)の格納データの例を示す図である。
符号の説明
1−1 メッセージ受信部
1−2 呼制御部
1−3 メッセージ送信部
1−4 シーケンスパターン抽出部
1−5 再遭遇パターン検出部
1−6 新規シーケンスパターン保存エリア
1−7 再遭遇シーケンスパターン保存エリア

Claims (5)

  1. 送受されたメッセージのシーケンスパターンが、既に格納した学習済みのユニークな各シーケンスパターンと、メッセージ名、メッセージの処理順序及び送受信ノード名において全て一致するか否かを判定するステップと、
    前記学習済みのユニークな各シーケンスパターンと、メッセージの処理順序及び送受信ノード名において1つでも異なる新規な送受メッセージのシーケンスパターンを検出したときに、該新規な送受メッセージのシーケンスパターンを、前記学習済みのユニークなシーケンスパターンに新たに追加して格納するステップとを含み、
    送受されたメッセージに基づいて、新規なメッセージのシーケンスパターンのみを収集して格納することを特徴とするメッセージシーケンスパターン検出方法。
  2. 送受されたメッセージのシーケンスパターンが、前記学習済みのユニークなシーケンスパターンと、メッセージ名、メッセージの処理順序及び送受信ノード名において全て一致することを検出したとき、該シーケンスパターンの生起個数をシーケンスパターン毎にカウントアップするステップと、
    前記シーケンスパターン毎にカウントアップした生起個数の、全てのシーケンスパターンに亘る生起個数の合計値に対する割合の演算により、シーケンスパターン毎の発生頻度を算出するステップと、
    所定の閾値と大小比較し、所定の閾値より低い発生頻度のシーケンスパターンに遭遇したメッセージのシーケンス情報を蓄積するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載のメッセージシーケンスパターン検出方法。
  3. 前記ユニークな各シーケンスパターン対応に検索対象フラグ及び新規呼遭遇フラグを設定するエリアを備え、送受メッセージのシーケンスパターンが、既に格納した学習済みのユニークな各シーケンスパターンと一致するか否かを判定する際に、
    一致判定の対象となり得るシーケンスパターンの検索対象フラグに、検索対象であることを示すフラグを設定するステップと、不一致を検出したシーケンスパターンの検索対象フラグに、検索対象でないことを示すフラグを設定するステップと、
    不一致を検出したシーケンスパターンの新規呼遭遇フラグに、新規シーケンスパターンに遭遇した可能性のあることを示すフラグを設定するステップと、他のシーケンスパターンの検索対象フラグに、検索対象であることを示すフラグが設定されていると判定したときに、該新規呼遭遇フラグに、新規シーケンスパターンに遭遇した可能性のないことを示すフラグを設定するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載のメッセージシーケンスパターン検出方法。
  4. 送受されたメッセージのシーケンスパターンが、既に格納した学習済みのユニークな各シーケンスパターンと、メッセージ名、メッセージの処理順序及び送受信ノード名において全て一致するか否かを判定する手段と、
    前記学習済みのユニークな各シーケンスパターンと、メッセージの処理順序及び送受信ノード名において1つでも異なる新規な送受メッセージのシーケンスパターンを検出したときに、該新規な送受メッセージのシーケンスパターンを、前記学習済みのユニークなシーケンスパターンに新たに追加して格納する手段とを備え、
    送受されたメッセージに基づいて、新規な呼制御のメッセージのシーケンスパターンのみを収集して格納することを特徴とする交換機。
  5. 送受されたメッセージのシーケンスパターンが、前記学習済みのユニークなシーケンスパターンと、メッセージ名、メッセージの処理順序及び送受信ノード名において全て一致することを検出したとき、該シーケンスパターンの生起個数をシーケンスパターン毎にカウントアップする手段と、
    前記シーケンスパターン毎にカウントアップした生起個数の、全てのシーケンスパターンに亘る生起個数の合計値に対する割合の演算により、シーケンスパターン毎の発生頻度を算出する手段と、
    所定の閾値と大小比較し、所定の閾値より低い発生頻度のシーケンスパターンに遭遇したメッセージのシーケンス情報を蓄積する手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項4に記載の交換機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010067048A (ja) * 2008-09-11 2010-03-25 Fujitsu Ltd メッセージパターン生成プログラム、方法及び装置

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