JP2006207840A - 燃焼装置 - Google Patents

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JP2006207840A
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Nobuhiko Fujiwara
宣彦 藤原
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】ブンゼンバーナの持つ簡素な構成、軽量、低HCといった利点を維持しながら、濃淡バーナと同等の低NOxを実現すること。
【解決手段】バーナボディ23の併設方向に直交する長手方向の端部近傍以外の炎口21aへの二次空気流入を制御する二次空気流入制御手段33と、二次空気流入制御手段33が設けられない炎口21b下流に配置した着火手段37を設けたものである。これにより、二次空気流入制御手段33が設けられない炎口21bで着火と火移りを容易に行うことができ、また二次空気流入制御手段33が設けられた炎口21aでは、効果的に二段燃焼を行わせて低NOx化できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、主として家庭用又は業務用の燃焼装置において特に低NOx化を図った燃焼装置に関するものである。
従来のこの種の燃焼装置は特許文献1および2に示すようなものが一般的であった。
図4は特許文献1に記載された従来の燃焼装置を示す図である。図4に示すように、バーナ1がバーナケース2内に所定の間隔で、本図の紙面と垂直方向に、併設されている。バーナケース2の底部に空気室3が形成され、ファン4が取り付けられている。バーナ1の燃料・空気導入口5に対向して燃料ノズル6が設けられている。
上記構成において、ファン4から空気室3に空気が供給され、一部は燃料・空気導入口5からバーナ1に一次空気として流入する。また燃料ノズル6から燃料が噴出し、燃料・空気導入口5からバーナ1に流入する。空気と燃料の混合気はバーナ1より燃焼室7に噴出して予混合火炎である内炎を形成する。空気室に供給された残りの空気は併設されているバーナ1の間を通流して燃焼室に二次空気として流出する。二次空気と内炎の未燃物質が混合し、内炎の外側に拡散火炎である外炎が形成される。本バーナは一般的にブンゼンバーナと呼ばれる。
図5は特許文献2に記載された従来の燃焼装置を示す図である。図5に示すように、上部に希薄炎口11を有する希薄バーナユニット12と上部に濃炎口13を有する濃バーナユニット14を交互に併設している。
上記構成において、希薄バーナユニット12の希薄導入口(図示せず)から燃料および空気が流入し、希薄バーナユニット12内で混合され、空気が多い希薄混合気が生成され、希薄炎口11より希薄混合気が流出し、希薄火炎を形成する。一方濃バーナユニット14の濃導入口(図示せず)より燃料および空気が流入し濃バーナユニット14内で混合され空気が少ない濃混合気が生成され、濃炎口13より濃混合気が流出し、濃火炎を形成する。火炎温度が低くNOx発生量が少なく燃焼性の悪い希薄火炎は、火炎温度が高くNOx発生量が多く安定した濃火炎によって安定化され、全体としてNOx発生量を抑制できる。本バーナは一般的に濃淡バーナと呼ばれる。
実開平2−85239号公報 特許第2839049号公報
しかしながら、従来例1のようなブンゼンバーナは構成が簡潔で、軽量の利点を有するが、ブンゼン火炎は火炎温度が高くNOxの発生が多い課題があった。
一方、従来例2のような濃淡バーナは低NOxの利点を有するが、2種類のバーナが必要となるため、構成が複雑になり、重い課題があった。また希薄火炎は燃焼速度が遅く燃焼しにくいため、特に空気過剰時や着火時に未燃のHC(炭化水素)が多く発生する課題もあった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、低NOx、低HC、簡素な構成、軽量を実現した燃焼装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するため、バーナボディの長手方向の端部近傍以外の炎口への二次空気流入を制御する二次空気流入制御手段と、前記二次空気流入制御手段が設けられない炎口下流に配置した着火手段を設けたものである。
これにより、二次空気流入制御手段が設けられない炎口で着火と火移りを容易に行うことができ、また二次空気流入制御手段が設けられた炎口では、効果的に二段燃焼を行わせて低NOx化できる。
本発明の燃焼装置は、ブンゼンバーナの持つ簡素な構成、軽量、低HCといった利点を維持しながら、濃淡バーナと同等の低NOxを実現できる。
第1の発明は、炎口を形成した扁平なバーナボディを併設し、前記バーナボディの併設方向に直交する長手方向の端部近傍以外の炎口への二次空気流入を制御する二次空気流入制御手段と、前記二次空気流入制御手段が設けられない炎口下流に配置した着火手段を設けている。
そして、二次空気流入制御手段が設けられない炎口で着火と火移りを容易に行うことができ、着火時の異常音の発生を未然に防止できる。また二次空気流入制御手段が設けられた炎口では、効果的に二段燃焼を行わせて従来の濃淡バーナと同等の低NOxを実現できる。また濃淡バーナに比べ、構成の簡素化、軽量化、低HC化を実現できる。
第2の発明は、特に第1の発明において、二次空気流入制御手段が設けられた炎口に少量の二次空気を供給する一段目用二次空気口を設けている。
そして、一段目の火炎を安定的に形成することができる。
第3の発明は、特に第1〜2の発明のいずれか1つの発明において、両外側に二次空気流入制御手段が設けられない炎口の下流に火炎検出手段を設けている。
そして、炎口に近い比較的火炎温度の高いブンゼン火炎にて確実に火炎を検出できる。
第4の発明は、特に第1〜3の発明のいずれか1つの発明において、バーナボディを間隔を設けて併設し、形成される隙間を二次空気が通流している。
そして、二次空気通流用の流路を新たに設けることなく、二次空気通路を形成でき、構成を簡潔化できる。
第5の発明は、特に第1〜4のいずれか1つの発明において、燃料と混合する一次空気の理論空気量に対する比率を0.7以下に設定している。
そして、火炎温度を抑制し、低NOx化できる。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の燃焼装置を示す全体断面図、図2は図1のX−X線断面図、図3は図2のY−Y線断面図である。
図1〜図3において、上部に炎口21、下部側面に一次空気導入口22を形成したバーナボディ23を所定間隔にて併設し、バーナケース24にて囲い、バーナユニット25を構成している。バーナユニット25の底部にファン26を取付けている。一次空気導入口27に対向して、燃料ガスを噴出する燃料噴出ノズル28をバーナボディ23と同数設けている。バーナボディ23を併設して形成される隙間が二次空気通路29となり、上流側に二次空気導入口30を設け、下流側に二次空気ガイド31を設けている。
バーナボディ23の併設方向に直交するバーナボディ23長手方向の端部近傍以外の炎口21aに対応し、炎口21aから下流側に距離を隔てて二段目用二次空気口32を形成するとともに二次空気ガイド31と一体化した二次空気流入制御手段33を設けている。また炎口21aの上流側の二次空気ガイド31に一段目用二次空気口34を設けている。
バーナボディ23の併設方向に直交するバーナボディ23長手方向の両端部の、二次空気流入制御手段33が両側に設けられていない炎口21bに対応し、二次空気ガイド31の頂部に、炎口21bと略同一平面に位置する二次空気口35が形成される。燃焼室36において、炎口21bの直下流に着火手段37と火炎検出手段38を設けている。
次に動作、作用について説明すると、ファン26が空気を供給し、その空気が一次空気として燃料噴出ノズル28から噴出する燃料ガスとともにが一次空気導入口22から各バーナボディ23へ流入する。各バーナボディ23内で燃料と空気が混合して可燃の混合気となり、炎口21へ供給される。ファン26が供給した残りの空気は、二次空気導入口30、二次空気通路29を通流して二次空気ガイド31に供給される。
二次空気流入制御手段33が両側に設けられない炎口21bから燃焼室36に噴出する混合気に対し、着火手段37により着火し、炎口21bを通じて全ての炎口21に迅速に火移りする。二次空気口35から供給される二次空気により炎口21b上の火炎は完全燃焼する。炎口21bに形成される比較的温度の高い安定したブンゼン火炎を火炎検出手段38で安定的に検出する。
二次空気流入制御手段33が両側に設けられる炎口21aに一段目用二次空気口34から供給される少量の二次空気により、炎口21a上に低酸素状態の一段目の火炎が安定して形成され、二段目用二次空気口32から供給される残りの二次空気により二段目の火炎が形成され、火炎温度が抑制されながら完全燃焼する。炎口21の大半の炎口21aで二段燃焼が行われ、低酸素濃度下で低温燃焼するため、NOxの発生が低く抑制される。
ここで一次空気過剰率(一次空気の理論空気量に対する比率)が0.7から0.9程度の範囲においては、一次空気過剰率が増えるに従い、急激に火炎温度が上昇し、急激にNOxの発生が多くなる特性を持っている。そのため、低NOx化のためには、一次空気過剰率を0.7以下にすることが好ましい。しかしながら過剰に低く一次空気過剰率を設定すると、イエローチップが発生するため、一次空気過剰率は0.6程度に設定することが好ましい。
以上説明したように、バーナボディ23の併設方向に直交する長手方向の端部近傍以外の炎口21aへの二次空気流入を制御する二次空気流入制御手段33と、二次空気流入制御手段33が設けられない炎口21bの下流に配置した着火手段37を設けたことにより、二次空気流入制御手段が設けられない炎口21bで着火と火移りを容易に行うことができ、着火時の異常音の発生を未然に防止できる。また二次空気流入制御手段が設けられた炎口21aでは、効果的に二段燃焼を行わせて従来の濃淡バーナと同等の低NOxを実現できる。また濃淡バーナに比べ、構成の簡素化、軽量化、低HC化を実現できる。
また、二次空気流入制御手段が設けられた炎口21aに少量の二次空気を供給する一段目用二次空気口34を設け、少量の二次空気を炎口21aに供給することにより、炎口21aで燃焼を開始させ、一段目の火炎を安定的に形成することができる。
また、両外側に二次空気流入制御手段が設けられない炎口21bの下流に火炎検出手段を設けたことにより、炎口に近い比較的火炎温度の高いブンゼン火炎にて確実に火炎を検出できる。
また、バーナボディ23を間隔を設けて併設し、形成される隙間を二次空気が通流している。これにより、二次空気通流用の流路を新たに設けることなく、二次空気通路29を形成でき、構成を簡潔化できる。
また、燃料と混合する一次空気の理論空気量に対する比率を0.7以下に設定している。これにより、火炎温度を抑制し、低NOx化できる。
以上のように、本発明にかかる燃焼装置は、都市ガス等の気体燃料やガス化させた灯油等の液体燃料を用い、簡素な構成で軽量でありながら、低NOx、低HCにて燃焼させることが可能となるため、給湯や暖房や調理用などの燃焼装置として幅広く適用できる。
本発明の実施の形態1の燃焼装置を示す全体断面図 同装置のX−X線断面図 同装置のY−Y線断面図 第1の従来の燃焼装置を示す全体断面図 第2の従来の燃焼装置を示す全体断面図
符号の説明
21a、21b 炎口
23 バーナボディ
33 二次空気流入制御手段
34 一段目用二次空気口
37 着火手段
38 火炎検出手段

Claims (5)

  1. 炎口を形成した扁平なバーナボディを併設し、前記バーナボディの長手方向の端部近傍以外の炎口への二次空気流入を制御する二次空気流入制御手段と、前記二次空気流入制御手段が設けられない炎口下流に配置した着火手段を設けた燃焼装置。
  2. 二次空気流入制御手段が設けられた炎口に少量の二次空気を供給する一段目用二次空気口を設けた請求項1記載の燃焼装置。
  3. 両外側に二次空気流入制御手段が設けられない炎口の下流に火炎検出手段を設けた請求項1〜2のいずれか1項記載の燃焼装置。
  4. バーナボディを間隔を設けて併設し、形成される隙間を二次空気が通流する請求項1〜3のいずれか1項記載の燃焼装置。
  5. 燃料と混合する一次空気の理論空気量に対する比率を0.7以下に設定した請求項1〜4のいずれか1項記載の燃焼装置。
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