JP2006201517A - 立体表示装置及び立体表示方法 - Google Patents

立体表示装置及び立体表示方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006201517A
JP2006201517A JP2005013381A JP2005013381A JP2006201517A JP 2006201517 A JP2006201517 A JP 2006201517A JP 2005013381 A JP2005013381 A JP 2005013381A JP 2005013381 A JP2005013381 A JP 2005013381A JP 2006201517 A JP2006201517 A JP 2006201517A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stereoscopic
angle
dimensional
image
observer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005013381A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4664690B2 (ja
Inventor
Isao Tomizawa
功 富澤
Masaru Ishikawa
大 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP2005013381A priority Critical patent/JP4664690B2/ja
Publication of JP2006201517A publication Critical patent/JP2006201517A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4664690B2 publication Critical patent/JP4664690B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

【課題】 立体表示装置において、両眼視差を利用していない分、奥行きの違いを視認させる表現力が不十分であり、また観察者と装置本体との間の距離が変わると正常に視認できなくなる。
【解決手段】 二次元画像を表示する画像表示面20aを備えた表示部20と、表示部20の画像表示面20aから離間配置され、画像表示面20aから出射する光を結像させて立体的二次元画像を空間に表示する画像伝達パネル30とを備えた立体的二次元画像表示装置10A、10Bを備えた立体表示装置であって、観察者との間の距離を計測するための赤外線センサ12と、赤外線センサ12を用いて距離計測した結果に基づいて、立体的二次元画像表示装置10Aの画像伝達パネル30に垂直な軸と立体的二次元画像表示装置10Bの画像伝達パネル30に垂直な軸との間の角度を調整する角度調整手段70とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、二次元画像を空間に浮き出させて結像させることにより、奥行き感を持たせた立体的二次元画像を表示させる立体表示装置及び立体表示方法に関する。
画像表示装置は、家庭用のテレビをはじめ、アミューズメント分野のゲーム機器、訓練分野のフライトシミュレータ、医療分野の手術支援システム、建築分野の景観シミュレーション、携帯電話の表示部等種々の分野で用いられている。近年、これらの分野で用いられる画像表示装置では、アミューズメント性や視認性を向上させるため、高臨場感の得られる立体表示技術の開発が試みられている。立体表示装置は、視差情報を用いたものと、奥行き情報を用いたものに大別することができる。視差情報を用いたものは、さらに、偏光メガネを用いるものと、用いないものとに分けることができる。
例えば、視差情報方式で偏光メガネを用いないものには、レンチキュラーレンズ法があり、一画面に複数画面を潜像させ、一定幅の半円柱型レンズを水平方向につなぎ合わせた透過スクリーンを通して複数画面を見ることで、立体表現や動画表現を可能とする。具体的には、目視者の両目に対応した左右2枚の視差画像から交互に配列されたストライプ画像を、レンチキュラーレンズを用いて目視者の両目に供給して立体像を認識させている(例えば、特許文献1参照)。
ところが、レンチキュラーレンズ法は、一画面に複数の画面を潜像させるため、コンピュータ画像処理、レンチキュラーレンズ設計、レンズと画像との正確な組み合わせ作業が必要であり、高価になる傾向がある。また、奥行き情報を用いたものには三次元座標情報を全て表示する方式や、回折の効果により物体の反射光を完全に再現する電子ホログラフィシステムもあるが、情報量が多量となる。
これに対し、二次元画像をマイクロレンズアレイによって浮き出させて結像することで、簡単な構成で、あたかも立体画像が映し出されているように表示できる立体的二次元画像表示装置が提案されている。この立体的二次元画像表示装置は、立体像を含む二次元画像を平面状の画像表示面に表示する表示部と、画像表示面に離間して配置され、複数のレンズからなるマイクロレンズアレイとからなり、表示部とは反対側に位置する空間に二次元画像の実像(結像)の結像面を生成する。この立体的二次元画像表示装置によれば、非常に簡単な構成で、しかも、格段に少ない情報量で臨場感を得ることができた。
特開平10−221644号公報
しかしながら、上記した従来の立体的二次元画像表示装置は、簡易に二次元画像を立体的に表示できるものの、一般的に人間が物体を立体視するための主要な生理的要因である両眼視差を利用するものではなく、奥行きの違いを視認させる表現力が不十分となり、
立体的二次元画像のより自然な表示に限界があり、十分な臨場感、視認性、アミューズメント性を得ることが困難である問題があった。
本発明が解決しようとする課題としては、両眼視差を利用していない分、奥行きの違いを視認させる表現力が不十分であるという問題が一例として挙げられる。
請求項1記載の立体表示装置は、二次元画像を表示する画像表示面を備えた表示部と、前記表示部の画像表示面から離間配置され前記画像表示面から出射する光を結像させて立体的二次元画像を空間に表示する画像伝達パネルとを備えた立体的二次元画像表示装置を、少なくとも2つ備えた立体表示装置であって、観察者と当該立体表示装置との間の距離を計測する計測手段と、前記計測手段の計測結果に基づいて、少なくとも2つの前記立体的二次元画像表示装置の一方の前記画像伝達パネルに垂直な軸と他方の前記画像伝達パネルに垂直な軸との間の角度の調整を行う角度調整手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項11記載の立体表示方法は、表示部の画像表示面に二次元画像を表示し、前記表示部の画像表示面から離間配置した画像伝達パネルによって、前記画像表示面から出射する光を結像させて、立体的二次元画像を空間に表示する立体的二次元画像表示装置を、少なくとも2つ備えて立体表示する立体表示方法であって、観察者と当該立体表示装置との間の距離を計測し、その計測結果に基づいて、少なくとも2つの前記立体的二次元画像表示装置の一方の前記画像伝達パネルに垂直な軸と他方の前記画像伝達パネルに垂直な軸との間の角度の調整を行うことを特徴とする。
以下、本発明に係る立体表示装置及び立体表示方法の好適な実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る立体表示装置の概略構成を表す図、図2は図1の立体表示装置の平面図、図3は図1の立体表示装置の斜視図である。
本実施の形態による立体表示装置100は、2つの立体的二次元画像表示装置10A、10Bと、立体的二次元画像表示装置10A、10B夫々を回動自在に支持するとともに連動駆動して、立体的二次元画像表示装置10A、10B間の角度を変える回転装置11(図2及び図3参照)と、立体的二次元画像表示装置10A、10Bから観察者までの距離を計測するために用いられる赤外線センサ12(図2及び図3参照)と、立体的二次元画像表示装置10Aと10Bとがなす角度を検出する角度センサ13(図2参照)と、赤外線センサ12を用いて計測した距離と角度センサ13を用いて検出した立体的二次元画像表示装置10Aと10Bとがなす角度を基に回転装置11を制御して、立体的二次元画像表示装置10Aの画像伝達パネル30に垂直な軸Aaxisと立体的二次元画像表示装置10Bの画像伝達パネル30に垂直な軸Baxisとの角度である挟角α(図1参照)を調整する制御装置14(図2参照)とを備えている。上記回転装置11、角度センサ13及び制御装置14は角度調整手段70を構成する。
なお、2つの立体的二次元画像表示装置10A、10Bは同一のものであることから、それぞれの各部には同じ符号を付けている。以下、立体的二次元画像表示装置10Aについて説明する。
立体的二次元画像表示装置10Aは、二次元画像を表示する画像表示面20aを備えた表示部20と、画像表示面20aから離間配置され画像表示面20aから出射する光を結像させて立体的二次元画像50Aを空間60に表示する画像伝達パネル30とを主要な構成部材として具備している。
立体表示装置100は、2つの立体的二次元画像表示装置10A及び10Bを備えたことによって、両眼視差による奥行きの違いを視認させる表現力の向上を可能とし、さらに、赤外線センサ12と、角度センサ13と、回転装置11と、赤外線センサ12及び角度センサ13の各出力に基づいて回転装置11を制御する制御装置14とを備えたことによって、立体的二次元画像表示装置10Aの画像伝達パネル30に垂直な軸Aaxisと立体的二次元画像表示装置10Bの画像伝達パネル30に垂直な軸Baxisとの挟角αを調整して、観察者が装置本体に対して前後に移動しても観察者の右眼と左眼に正しく画像の光が入射するようにしている。この場合、立体的二次元画像表示装置10Aによる立体的二次元画像50Aの結像位置と立体的二次元画像表示装置10Bの結像位置は夫々固定されるので、各結像位置を結像基準点とすると、各画像伝達パネル30に垂直な軸Aaxis、Baxisは夫々の結像基準点を通過することになる。そして、観察者の装置本体に対する位置に応じて軸Aaxisと軸Baxisとの挟角αを調整することで、確実に観察者の右眼と左眼に正しく画像の光を入射させることが可能となる。
表示部20は、例えばその一例として、カラー液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)を用いることができ、フラットな画像表示面20aと、図示しないバックライト照明部及びカラー液晶駆動回路等を備える。また、表示部20は、上記カラー液晶表示装置(LCD)以外にも、陰極線管、プラズマディスプレイ、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイなどを用いることができる。カラー液晶駆動回路は、後述の映像信号入力部141(図5参照)に入力された映像信号に基づき、LCDへ表示駆動信号を出力し、奥行き感を持つ立体的な二次元画像を画像表示面20aに表示させる。
図4は図1に示した画像伝達パネル30の拡大図である。
画像伝達パネル30は、2次元状に配列された複数のマイクロ凸レンズ31からなるマイクロレンズアレイ32を含む。マイクロレンズアレイ32は、例えば二枚のレンズアレイ半体32a、32bを一体化させてなる。各レンズアレイ半体32a、32bは、それぞれ透光性に優れたガラス又は樹脂からなる透明基板の両面に、複数のマイクロ凸レンズ31をアレイ状に配置して当該面上にレンズアレイ面を構成したものである。
一面に形成された各マイクロ凸レンズ31aの光軸は、対向する位置に形成された他面のマイクロ凸レンズ31bの光軸と同一となるように調整されており、また各レンズアレイ半体32a、32b間で隣り合うマイクロ凸レンズ31b、31a同士の光軸も同一となるように重ね合わされている。なお、本明細書では、二枚のレンズアレイ半体32a、32bの各々の面(合計四面)の何れの面にもレンズアレイ面が構成されたマイクロレンズアレイ32を利用した実施例を記載するが、マイクロレンズアレイ32の構成としてはこれに限られるものではない。
マイクロレンズアレイ32は、表示部20の画像表示面20aに対して所定距離(マイクロレンズアレイ32の作動距離)だけ離れた位置に配置されている。このマイクロレンズアレイ32は、表示部20の画像表示面20aから出射した画像に対応する光を画像表示面20aと反対側の所定距離だけ離れた空間60(図1参照)に結像させることにより、画像表示面20aに表示された画像を、空間上の二次元平面である結像面21Aに表示する。この結像された画像は二次元画像であるが、その画像が奥行き感を持つものである場合やディスプレイ上の背景画像が黒くコントラストが強調されているような場合には、空間上に浮いて表示されることから、正面の観察者からは、あたかも立体画像が映し出されているように見える。つまり、結像面21Aに表示される二次元画像は、擬似的な立体画像、すなわち、上述した立体的二次元画像50Aとして観察者に認識される。
この立体的二次元画像50Aは、マイクロレンズアレイ32の作動距離に応じて定義される空間上の一平面である。立体表示装置100では、筐体40(図2又は図3参照)の前面に、その結像面に表示される立体的二次元画像50Aを正面方向から見ることができるように開口が設けられる。
マイクロレンズアレイ32は、表示部20から入射された画像に対応する光をレンズアレイ半体32a、32bから入射させ、内部で一回反転させた後、レンズアレイ半体32a、32bから出射させることが望ましい。これにより、マイクロレンズアレイ32は、表示部20に表示された二次元画像を結像面21A上に正立の立体的二次元画像50Aとして表示することができる。
なお、マイクロレンズアレイ32は、レンズアレイ半体32a、32bを二枚一組で一体化するものに限らず、一枚で構成してもよく、また二枚以上の複数枚で構成してもよい。但し、このような一枚のマイクロ凸レンズを画像対応光が透過する場合、或いは三枚のマイクロ凸レンズを画像対応光が透過する場合においても、入射させた光を内部で一回反転させた後、出射させるようにして、正立の立体的二次元画像50Aとして表示させる。
赤外線センサ12(図2参照)は、例えば、人間や物体に当たって戻ってくる赤外線を検出するもので、検出した赤外線の往復距離(往復時間)に応じた信号を出力する。角度センサ13は、角度を検出するもので、ポテンショメータ、ロータリーエンコーダなどが用いられる。制御装置14は、赤外線センサ12が検出した装置本体から観察者までの間の距離と角度センサ13が検出した立体的二次元画像表示装置10Aと10Bとがなす角度とを基に回転装置11を制御して、各画像伝達パネル30に垂直な軸Aaxis、Baxis間の狭角αを調整する。
なお、装置本体から観察者までの間の距離の計測は、赤外線を利用して計測する以外に、CCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子を用いた二次元カメラで観察者を撮影して画像認識する方法や、複数の二次元カメラを平行に配置し、各カメラで撮影した画像から深度方向を求める方法などがあるが、物体間の距離を計測できるものであれば、どのようなものを用いても構わない。
図5は制御装置14の概略構成を示すブロック図である。
制御装置14は、外部からの映像信号を取り込む映像信号入力部141と、映像信号入力部141にて取り込まれた映像信号に基づく表示を、2つの立体的二次元画像表示装置10A、10B夫々の表示部20にさせる制御を行い、また各表示部20のバックライトを点灯させるための電源の供給を行う表示制御部142と、赤外線センサ12と角度センサ13の夫々から出力される信号を取り込み、演算・変換を行って必要な情報を出力する信号入力部143と、回転装置11を動作させる駆動部144と、装置各部を制御するCPU(中央処理装置)145と、CPU145を動作させるためのプログラムが格納されたROM(Read Only Memory)等のプログラムメモリ146と、CPU145の動作において使用されるRAM(Random Access Memory)等のワークメモリ147とを備えている。前記した各部はバス(データバス、コントロールバス)148にて接続されている。
次に、上記の構成を有する立体表示装置100の作用を説明する。
図6は、本実施の形態の立体表示装置100において表示される映像例を表した説明図である。
この実施の形態の立体表示装置100では、2つの立体的二次元画像表示装置10A、10Bによって左視点画像50A、右視点画像50Bが結像面21A、21Bに立体的二次元画像として描写される。したがって、表示対象物65の左側から見た左視点画像50Aと右側から見た右視点画像50Bを、観察者の左眼EL、右眼ERに見せることで、観察者の脳内で処理が行われて奥行き感のある一つの画像が合成されることになる。この際、本実施の形態による立体表示装置100では、左視点画像50Aが結像面21Aに、右視点画像50Bが結像面21Bに夫々描写される立体的二次元画像として目視されることになる。
ところで、図6では、立体的二次元画像表示装置10Aによる結像面21Aと立体的二次元画像表示装置10Bによる結像面21Bが重なったときの各画像伝達パネル30に垂直な軸Aaxis、Baxis間の狭角αで、ちょうど観察者の両眼に左視点画像50Aと右視点画像50B夫々の光線が正しく入射している状態にあり、観察者は、表示対象物65を奥行き感のある一つの画像として認識している。なお、このときの装置本体から観察者までの間の距離をL1とする。
しかしながら、観察者が現在の位置から装置本体側に近づいた場合、あるいは離れた場合には、左視点画像50A及び右視点画像50Bの光線が、観察者の左眼EL、右眼ERに入らなくなってしまい、表示対象物65を奥行き感のある一つの画像として認識できなくなってしまう。図7は、図6の状態から観察者が装置本体に近づいた場合の一例であり(装置本体と観察者との距離がL2(L2<L1))、観察者の左眼ELの中心が左視点画像50Aの光線の中心からずれており、また観察者の右眼ERの中心が右視点画像50Bの光線の中心からずれていて、観察者の左眼EL、右眼ERに正常な状態で入らなくなっていることが分かる。このようなことは、観察者が現在の位置から装置本体から離れた場合も同様に起こる。
このような状況に対し、本実施の形態による立体表示装置100では、CPU145が赤外線センサ12を用いて装置本体から観察者までの距離を計測し、また角度センサ13で現在の立体的二次元画像表示装置10Aと10Bとがなす角度を検出して、左視点画像50A、右視点画像50Bの光線が観察者の左眼EL、右眼ERに正常に入射するように回転装置11を動作させて、各画像伝達パネル30に垂直な軸Aaxis、Baxis間の狭角αを調整する。この場合、観察者が装置本体に近づくと狭角αを大きくし、観察者が装置本体から離れると狭角αを小さくする。この制御を連続して行い、スムーズな調整を可能としている。すなわち、観察者が装置本体に近づくに従って狭角αが大きくなるように調整し、装置本体から離れるに従って狭角αが小さくなるように調整する。これにより、観察者が装置本体に近づいたり、離れたりしても、常に左右の視点画像50A、右視点画像50Bの光線が観察者の左右両眼EL、ERに正しく入射することになる。
なお、本実施の形態による立体表示装置100は、2つの立体的二次元画像表示装置10A、10Bを持つものであるが、立体的二次元画像表示装置を2つ以上持たせることも可能である。特に、各画像伝達パネル30に垂直な軸Aaxis、Baxis間の狭角αの調整は、観察者と対面する少なくとも2つの立体的二次元画像表示装置について行えば良い。なお、立体的二次元画像表示装置が2つ以上になる場合として、例えば、立体的二次元画像表示装置が3つ(例えば、A、B、C)あって、そのうちの2つ(例えば、AとB、BとC)を1組とする立体的二次元画像表示装置夫々における狭角αを連動して調整するようにすれば良い。立体的二次元画像表示装置が4つ以上も同様である。
また、立体的二次元画像表示装置を2つ以上持つことで、観察者の横方向の動きにも対応可能となる。この場合、観察者の横方向の動きを1個の赤外線センサ12で検出できなければ、装置本体の幅方向に複数個配置すれば良い。
また、上記実施の形態による立体表示装置100においては、観察者の両眼間隔の個人差を吸収することを考慮していなかったが、観察者の両眼の間隔を検出して、両眼の間隔と観察者の距離から狭角αを調整するようにしてもよい。この場合、観察者の両眼の間隔を検出する両眼間隔検出手段として、例えば特開平4−24503(特許2541688)号公報で開示されている方法を使用し、この手段で検出された観察者の両眼の間隔と観察者の距離から狭角αの調整を行う。このようにすることにより、観察者の両眼間隔の個人差を吸収することができ、より正確な角度調整が可能となる。
また、別な方法として、例えば、基準の観察距離で観察者が立体的二次元画像表示装置10A、10Bによる結像を見たときに、狭角αが最適な角度となるように観察者が自ら調整を行い、そのときの値をキー入力部等の入力手段を用いて観察者が入力し、そこからキャリブレーションし、個人差を調整する。例えば、観察距離Laの時の最適角度がα1とすると、そこから観察者個人に合わせた最適な関係を導き出すことは可能である。または、もう一箇所の観察距離Lbの最適角度がα2とすると、その2点の調整結果からより最適な関係を導き出すことも可能である。この方法では、両眼間隔検出手段を使用しないので、低コスト化が図れる。
また、上記実施の形態による立体表示装置100においては、2つの立体的二次元画像表示装置10A、10Bを連動して動作させるようにしたが、必ずしも連動して動作させる必要はなく、それぞれ単独に動作させるようにしても良い。
次に、本発明に係る立体表示装置の他の実施の形態1を説明する。
図8は本発明の他の実施の形態1に係る立体表示装置の概略構成図である。なお、以下の説明において、図2、図5に示した部材・部位と同一のものには同一の符号を付し重複する説明は省略する。
この実施の形態による立体表示装置200は、観察者の装置本体に対する距離の違い応じて各画像伝達パネル30に垂直な軸Aaxis、Baxis間の狭角αを調整する機構が上記立体表示装置100と異なる。すなわち、この実施の形態による立体表示装置200は、各画像伝達パネル30そのものを回転させるようにしており、それを実現するため、立体的二次元画像表示装置10A、10B夫々の画像伝達パネル30を回動自在に支持すると共に回転する方向に動かす回転装置80と、各画像伝達パネル30の回転角を検出する角度センサ82とが設けられている。
回転装置80は、立体的二次元画像表示装置10A、10B夫々の画像伝達パネル30を回転させるモータを備えたギア機構部81を備えている。なお、回転装置80、角度センサ82及び制御装置14は角度調整手段71を構成する。
また、この実施の形態による立体表示装置200の制御装置14のプログラムメモリ146(図5参照)には、画像伝達パネル30を動かすためのプログラムが設けられている。CPU145は、このプログラムに従って、立体的二次元画像表示装置10A、10B夫々の画像伝達パネル30の回転角調整を行う。特に、画像伝達パネル30の回転角の調整は、表示部20との関係もあるので、大きく角度を変えると観察者には表示対象物65を正常な形で認識させることが困難になる。そこで、画像伝達パネル30の回転角調整は、観察者の小さな動きに対する補正的な意味合いを持つことになるので、あまり大きな角度の調整は行わないほうが望ましい。ただし、大掛かりな構成とならないため装置を作製しやすく、また、回転部分が軽量なため観察者の速い動きにも対応しやすくなるという利点もある。
CPU145は、赤外線センサ12を用いて装置本体から観察者までの間の距離を計測し、観察者が装置本体に近づくと、立体的二次元画像表示装置10A、10B夫々のギア機構部81を同時に制御し、夫々の画像伝達パネル30を内側(矢印In方向)に動かして、各画像伝達パネル30に垂直な軸Aaxis、Baxis間の狭角αが大きくなるように調整し、左視点画像50A、右視点画像50Bの光線が観察者の左眼EL、右眼ERに入射するようにする。逆に、観察者が装置本体から遠ざかると、立体的二次元画像表示装置10A、10B夫々のギア機構部81を同時に制御し、夫々の画像伝達パネル30を外側(矢印Out方向)に動かして、各画像伝達パネル30に垂直な軸Aaxis、Baxis間の狭角αが小さくなるように調整し、左視点画像50A、右視点画像50Bの光線が観察者の左眼EL、右眼ERに入射するようにする。
この制御を連続して行い、スムーズな調整を可能とする。すなわち、観察者が装置本体に近づくに従って立体的二次元画像表示装置10A、10B夫々の画像伝達パネル30を内側(矢印In方向)に動かして各画像伝達パネル30に垂直な軸Aaxis、Baxis間の狭角αが大きくなるように調整し、観察者が装置本体から離れるに従って立体的二次元画像表示装置10A、10B夫々の画像伝達パネル30を外側(矢印Out方向)に動かして各画像伝達パネル30に垂直な軸Aaxis、Baxis間の狭角αが小さくなるように調整する。これにより、観察者が装置本体に対して近づいたり、離れたりしても常に左右の視点画像50A、右視点画像50Bの光線が観察者の左右両眼EL、ERに正しく入射する。
なお、本実施の形態による立体表示装置200は、上記立体表示装置100と同様に、2つの立体的二次元画像表示装置10A、10Bを持つものであるが、立体的二次元画像表示装置を2つ以上持たせることも可能である。特に、各画像伝達パネル30に垂直な軸Aaxis、Baxis間の狭角αの調整は、観察者と対面する少なくとも2つの立体的二次元画像表示装置について行えば良い。なお、立体的二次元画像表示装置が2つ以上になる場合として、例えば、立体的二次元画像表示装置が3つ(例えば、A、B、C)あって、そのうちの2つ(例えば、AとB、BとC)を1組とする立体的二次元画像表示装置夫々における狭角αを連動して調整するようにすれば良い。立体的二次元画像表示装置が4つ以上も同様である。
また、立体的二次元画像表示装置を2つ以上持つことで、観察者の横方向の動きにも対応可能となる。この場合、観察者の横方向の動きを1個の赤外線センサ12で検出できなければ、装置本体の幅方向に複数個配置すれば良い。
また、本実施の形態による立体表示装置200は、立体的二次元画像表示装置10A、10B夫々の画像伝達パネル30の角度調整のみを行ったが、画像伝達パネル30の動きに連動させて表示部20の角度を変えるようにしても良い。また、画像伝達パネル30の動きに連動させて、表示部20の画像表示面20aで画像を表示させる位置を変えるようにしても良い。
また、上記実施の形態による立体表示装置200においても、観察者の両眼間隔の個人差を吸収することを考慮していなかったが、観察者の両眼間隔を検出して、両眼の間隔と観察者の距離から各画像伝達パネル30の角度を調整するようにしてもよい。観察者の両眼間隔の検出は、例えば上述した方法を使用すればよい。また、基準の観察距離で観察者が立体的二次元画像表示装置10A、10Bによる結像を見たときに、各画像伝達パネル30の角度が最適な角度となるように観察者が自ら調整を行い、そのときの値をキー入力部等の入力手段を用いて観察者が入力し、そこからキャリブレーションし、個人差を調整するようにすればよい。
また、上記実施の形態による立体表示装置200においては、2つの立体的二次元画像表示装置10A、10Bの画像伝達パネル30を連動して動作させるようにしたが、必ずしも連動して動作させる必要はなく、それぞれ単独に動作させるようにしても良い。
次に、本発明に係る立体表示装置の他の実施の形態2を説明する。
図9は本発明の他の実施の形態2に係る立体表示装置の概略構成図である。なお、以下の説明において、図2、図5及び図8に示した部材・部位と同一のものには同一の符号を付し重複する説明は省略する。
この実施の形態による立体表示装置300は、上述した立体表示装置100及び立体表示装置200を組み合わせて、2つの立体的二次元画像表示装置10A、10B間の角度の調整と、各画像伝達パネル30の角度の調整を共に可能にしたものである。なお、回転装置11、回転装置80、角度センサ13、角度センサ82及び制御装置14は角度調整手段72を構成する。
また、この実施の形態による立体表示装置300の制御装置14のプログラムメモリ146(図5参照)には、立体的二次元画像表示装置10A、10B間の角度の調整と、各画像伝達パネル30の角度の調整を行うためのプログラムが設けられている。CPU145は、このプログラムに従って、2つの立体的二次元画像表示装置10A、10B間の角度の調整と、それぞれの画像伝達パネル30の角度の調整を行う。
特に、観察者が装置本体に対して所定距離範囲内で近づく場合は、各画像伝達パネル30の角度を変え、各画像伝達パネル30に垂直な軸Aaxis、Baxis間の狭角αが大きくなるように調整を行い、観察者が装置本体に対して所定距離範囲を超えて近づく場合は、立体的二次元画像表示装置10A、10Bの角度を変えて、各画像伝達パネル30に垂直な軸Aaxis、Baxis間の狭角αが更に大きくなるように調整を行う。
一方、観察者が装置本体に対して所定距離範囲内で遠ざかる場合は、各画像伝達パネル30の角度を変えて各画像伝達パネル30に垂直な軸Aaxis、Baxis間の狭角αが小さくなるように調整を行い、観察者が装置本体に対して所定距離範囲を超えて遠ざかる場合は、立体的二次元画像表示装置10A、10の角度を変えて、各画像伝達パネル30に垂直な軸Aaxis、Baxis間の狭角αが更に小さくなるように調整を行う。
すなわち、観察者の小さな動きに対しては、立体的二次元画像表示装置10A、10B夫々の画像伝達パネル30の角度調整で対応する。また、観察者の小さな動きを超える動きに対しては、立体的二次元画像表示装置10A、10B間の角度の調整で対応する。
このように、観察者の小さな動きからそれを超える大きな動きに対して、常に左右の視点画像50A、50Bの光線を観察者の左右両眼EL、ERに正しく入射させることができる。
なお、本実施の形態による立体表示装置300においても、立体表示装置200と同様に、画像伝達パネル30の動きに連動させて表示部20の角度や画像の表示位置を変えるようにしても良い。
また、上記各実施の形態による立体表示装置300においても、観察者の両眼間隔の個人差を吸収することを考慮していなかったが、観察者の両眼間隔を検出して、両眼の間隔と観察者の距離から立体的二次元画像表示装置10A、10B間の角度又は各画像伝達パネル30の角度を調整するようにしてもよい。観察者の両眼間隔の検出は、例えば上述した方法を使用すればよい。
また、基準の観察距離で観察者が立体的二次元画像表示装置10A、10Bによる結像を見たときに、立体的二次元画像表示装置10A、10B間の角度又は各画像伝達パネル30の角度が最適な角度となるように観察者が自ら調整を行い、そのときの値をキー入力部等の入力手段を用いて観察者が入力し、そこからキャリブレーションし、個人差を調整するようにすればよい。
また、上記実施の形態による立体表示装置300においては、2つの立体的二次元画像表示装置10A、10Bを連動して動作させるとともに、各画像伝達パネル30を連動して動作させるようにしたが、必ずしも連動して動作させる必要はなく、それぞれ単独に動作させるようにしても良い。
本実施の形態による立体表示装置100によれば、二次元画像を表示する画像表示面20aを備えた表示部20と、表示部20の画像表示面20aから離間配置され、画像表示面20aから出射する光を結像させて立体的二次元画像を空間に表示する画像伝達パネル30とを備えた立体的二次元画像表示装置を、少なくとも2つ備えた立体表示装置であって、観察者との間の距離を計測するための赤外線センサ12と、赤外線センサ12を用いて距離計測した結果に基づいて、立体的二次元画像表示装置10A、10B間の角度を変えて、各画像伝達パネル30に垂直な軸Aaxis、Baxis間の狭角αを調整する角度調整手段70とを備えたので、両眼視差による奥行きの違いを視認させる表現力が十分に得られ、しかも、観察者が装置本体に近づいたり離れたりしても、常に左右の視点画像50A、50Bの光線を観察者の左右両眼EL、ERに正しく入射させることができる。これにより、常に十分な臨場感、視認性、アミューズメント性を得ることが可能となる。
また、本実施の形態による立体表示装置200によれば、赤外線センサ12を用いて距離計測した結果に基づいて、立体的二次元画像表示装置10A、10B夫々の画像伝達パネル30の角度を変えて、各画像伝達パネル30に垂直な軸Aaxis、Baxis間の狭角αを調整する角度調整手段71を備えたので、観察者が装置本体に対して僅かに近づいたり離れたりしても、常に左右の視点画像50A、50Bの光線を観察者の左右両眼EL、ERに正しく入射させることができる。これにより、上述した立体表示装置100と同様に、常に十分な臨場感、視認性、アミューズメント性を得ることが可能となる。
また、本実施の形態による立体表示装置300によれば、赤外線センサ12を用いて距離計測した結果に基づいて、立体的二次元画像表示装置10A、10B間の角度と共に、立体的二次元画像表示装置10A、10B夫々の画像伝達パネル30の角度を変えて、各画像伝達パネル30に垂直な軸Aaxis、Baxis間の狭角αを調整する角度調整手段72を備えたので、観察者の小さな動きからそれを超える大きな動きに対して、常に左右の視点画像50A、50Bの光線を観察者の左右両眼EL、ERに正しく入射させることができる。これにより、上述した立体表示装置100と同様に、常に十分な臨場感、視認性、アミューズメント性を得ることが可能となる。
また、本実施の形態による立体表示方法によれば、表示部20の画像表示面20aに二次元画像を表示し、表示部20の画像表示面20aから離間配置した画像伝達パネル30によって、画像表示面20aから出射する光を結像させて、立体的二次元画像を空間に表示する立体的二次元画像表示装置を、少なくとも2つ備えて立体表示する立体表示方法であって、装置本体と観察者との間の距離を計測し、その計測結果に基づいて、立体的二次元画像表示装置10A、10B間の角度を変えて各画像伝達パネル30に垂直な軸Aaxis、Baxis間の狭角αを調整するので、両眼視差による奥行きの違いを視認させる表現力が十分に得られ、しかも、観察者が装置本体に近づいたり離れたりしても、常に左右の視点画像50A、50Bの光線を観察者の左右両眼EL、ERに正しく入射させることができる。これにより、常に十分な臨場感、視認性、アミューズメント性を得ることが可能となる。
また、本実施の形態による立体表示方法によれば、装置本体と観察者との間の距離を計測した結果に基づいて、立体的二次元画像表示装置10A、10B夫々の画像伝達パネル30の角度を変えて、各画像伝達パネル30に垂直な軸Aaxis、Baxis間の狭角αを調整するので、観察者が装置本体に対して僅かに近づいたり離れたりしても、常に左右の視点画像50A、50Bの光線を観察者の左右両眼EL、ERに正しく入射させることができる。これにより、上述した立体表示装置100と同様に、常に十分な臨場感、視認性、アミューズメント性を得ることが可能となる。
また、本実施の形態による立体表示方法によれば、装置本体と観察者との間の距離を計測した結果に基づいて、立体的二次元画像表示装置10A、10B間の角度と共に、立体的二次元画像表示装置10A、10B夫々の画像伝達パネル30の角度を変えて、各画像伝達パネル30に垂直な軸Aaxis、Baxis間の狭角αを調整するので、観察者の小さな動きからそれを超える大きな動きに対して、常に左右の視点画像50A、50Bの光線を観察者の左右両眼EL、ERに正しく入射させることができる。これにより、上述した立体表示装置100と同様に、常に十分な臨場感、視認性、アミューズメント性を得ることが可能となる。
本発明の実施の形態に係る立体表示装置の概略構成を表す図である。 図1の立体表示装置の平面図である。 図1の立体表示装置の斜視図である。 図1に示した画像伝達パネルの拡大図である。 図1の立体表示装置を構成する制御装置の概略構成を示すブロック図である。 図1の立体表示装置を構成する2つの表示部夫々に表示される映像例を表した説明図である。 観察者が装置本体に近づいたときの観察者の両目位置と画像位置の違いを表した説明図である。 本発明の他の実施の形態1に係る立体表示装置の概略構成を表す図である。 本発明の他の実施の形態2に係る立体表示装置の概略構成を表す図である。
符号の説明
10A、10B 立体的二次元画像表示装置
11、80 回転装置
12 赤外線センサ
13、82 角度センサ
14 制御装置
20 表示部
20a 画像表示面
21A、21B 結像面
30 画像伝達パネル
40 筐体
50A、50B 立体的二次元画像
81 ギア機構部
100、200、300 立体表示装置

Claims (14)

  1. 二次元画像を表示する画像表示面を備えた表示部と、前記表示部の画像表示面から離間配置され前記画像表示面から出射する光を結像させて立体的二次元画像を空間に表示する画像伝達パネルとを備えた立体的二次元画像表示装置を、少なくとも2つ備えた立体表示装置であって、
    観察者と当該立体表示装置との間の距離を計測する計測手段と、
    前記計測手段の計測結果に基づいて、少なくとも2つの前記立体的二次元画像表示装置の一方の前記画像伝達パネルに垂直な軸と他方の前記画像伝達パネルに垂直な軸との間の角度の調整を行う角度調整手段と、
    を備えたことを特徴とする立体表示装置。
  2. 前記角度調整手段は、
    前記計測手段の計測結果から、前記観察者が装置本体に近づくに従って2つの前記立体的二次元画像表示装置の一方の前記画像伝達パネルに垂直な軸と他方の前記画像伝達パネルに垂直な軸との間の角度が大きくなるように調整を行い、逆に、前記観察者が装置本体から遠ざかるに従って2つの前記立体的二次元画像表示装置の一方の前記画像伝達パネルに垂直な軸と他方の前記画像伝達パネルに垂直な軸との間の角度が小さくなるように調整を行うことを特徴とする請求項1に記載の立体表示装置。
  3. 前記角度調整手段は、
    前記各立体的二次元画像表示装置の角度の調整を行うことによって、2つの前記立体的二次元画像表示装置の一方の前記画像伝達パネルに垂直な軸と他方の前記画像伝達パネルに垂直な軸との間の角度の調整を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の立体表示装置。
  4. 前記角度調整手段は、
    前記各立体的二次元画像表示装置の前記画像伝達パネルの角度の調整を行うことによって、2つの前記立体的二次元画像表示装置の一方の前記画像伝達パネルに垂直な軸と他方の前記画像伝達パネルに垂直な軸との間の角度の調整を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の立体表示装置。
  5. 前記角度調整手段は、
    前記各立体的二次元画像表示装置の角度の調整と、前記各立体的二次元画像表示装置の前記画像伝達パネルの角度の調整のいずれか一方、もしくは両方を行うことによって、2つの前記立体的二次元画像表示装置の一方の前記画像伝達パネルに垂直な軸と他方の前記画像伝達パネルに垂直な軸との間の角度の調整を行うことを特徴とする請求項3又は4に記載の立体表示装置。
  6. 前記角度調整手段は、
    前記計測手段の計測結果から、前記観察者が装置本体に対して所定距離範囲内で近づく、または所定距離範囲内で遠ざかる場合は、2つの前記立体的二次元画像表示装置夫々の前記画像伝達パネルの角度の調整を行い、
    前記観察者が装置本体に対して前記所定距離範囲を超えて近づく、または所定距離範囲を超えて遠ざかる場合は、2つの前記立体的二次元画像表示装置の角度の調整を行うことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の立体表示装置。
  7. 前記観察者の両眼の間隔を検出する両眼間隔検出手段を備え、
    前記角度調整手段は、前記両眼間隔検出手段で検出された前記観察者の両眼の間隔を含めて、2つの前記立体的二次元画像表示装置の一方の前記画像伝達パネルに垂直な軸と他方の前記画像伝達パネルに垂直な軸との間の角度の調整を行うことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の立体表示装置。
  8. 少なくとも一つの基準の観察距離で前記観察者が前記各立体的二次元画像表示装置による結像を見たときに、2つの前記立体的二次元画像表示装置の一方の前記画像伝達パネルに垂直な軸と他方の前記画像伝達パネルに垂直な軸との間の角度が最適な角度になるように前記観察者が自ら調整を行った角度を取り込む入力手段を備え、
    前記角度調整手段は、前記入力手段で取り込まれた2つの前記立体的二次元画像表示装置の一方の前記画像伝達パネルに垂直な軸と他方の前記画像伝達パネルに垂直な軸との間の角度でキャリブレーションを行い、このキャリブレーション後、前記観察者の装置本体に対する位置に応じて2つの前記立体的二次元画像表示装置の一方の前記画像伝達パネルに垂直な軸と他方の前記画像伝達パネルに垂直な軸との間の角度の調整を行うことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の立体表示装置。
  9. 前記計測手段は、
    赤外線を受信して距離を計測する手段、又は二次元カメラで撮影した画像を画像認識して距離を計測する手段、又は奥行きを計測できる三次元カメラで距離を計測する手段のいずれかを備えたことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の立体表示装置。
  10. 前記画像伝達パネルが、
    マイクロレンズアレイであることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の立体表示装置。
  11. 表示部の画像表示面に二次元画像を表示し、前記表示部の画像表示面から離間配置した画像伝達パネルによって、前記画像表示面から出射する光を結像させて、立体的二次元画像を空間に表示する立体的二次元画像表示装置を、少なくとも2つ備えて立体表示する立体表示方法であって、
    観察者と当該立体表示装置との間の距離を計測し、その計測結果に基づいて、少なくとも2つの前記立体的二次元画像表示装置の一方の前記画像伝達パネルに垂直な軸と他方の前記画像伝達パネルに垂直な軸との間の角度の調整を行うことを特徴とする立体表示方法。
  12. 前記観察者が装置本体に近づくに従って2つの前記立体的二次元画像表示装置の一方の前記画像伝達パネルに垂直な軸と他方の前記画像伝達パネルに垂直な軸との間の角度が大きくなるように調整し、逆に、前記観察者が装置本体から遠ざかるに従って2つの前記立体的二次元画像表示装置の一方の前記画像伝達パネルに垂直な軸と他方の前記画像伝達パネルに垂直な軸との間の角度が小さくなるように調整を行うことを特徴とする請求項11に記載の立体表示方法。
  13. 前記観察者の両眼の間隔を検出し、検出した前記観察者の両眼の間隔を含めて、2つの前記立体的二次元画像表示装置の一方の前記画像伝達パネルに垂直な軸と他方の前記画像伝達パネルに垂直な軸との間の角度の調整を行うことを特徴とする請求項11又は12に記載の立体表示方法。
  14. 少なくとも一つの基準の観察距離で前記観察者が前記各立体的二次元画像表示装置による結像を見たときに、2つの前記立体的二次元画像表示装置の一方の前記画像伝達パネルに垂直な軸と他方の前記画像伝達パネルに垂直な軸との間の角度が最適な角度になるように前記観察者が自ら調整を行い、調整された角度でキャリブレーションし、このキャリブレーション後、前記観察者の装置本体に対する位置に応じて2つの前記立体的二次元画像表示装置の一方の前記画像伝達パネルに垂直な軸と他方の前記画像伝達パネルに垂直な軸との間の角度の調整を行うことを特徴とする請求項11から請求項13のいずれかに記載の立体表示方法。
JP2005013381A 2005-01-20 2005-01-20 立体表示装置及び立体表示方法 Expired - Fee Related JP4664690B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005013381A JP4664690B2 (ja) 2005-01-20 2005-01-20 立体表示装置及び立体表示方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005013381A JP4664690B2 (ja) 2005-01-20 2005-01-20 立体表示装置及び立体表示方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006201517A true JP2006201517A (ja) 2006-08-03
JP4664690B2 JP4664690B2 (ja) 2011-04-06

Family

ID=36959562

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005013381A Expired - Fee Related JP4664690B2 (ja) 2005-01-20 2005-01-20 立体表示装置及び立体表示方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4664690B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010001756A1 (ja) * 2008-06-30 2010-01-07 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント 携帯型ゲーム装置及び携帯型ゲーム装置の制御方法
JP2011107711A (ja) * 2010-12-06 2011-06-02 Nec Casio Mobile Communications Ltd 表示装置
CN102866572A (zh) * 2011-07-07 2013-01-09 登尼克股份有限公司 三维成像装置
US8760367B2 (en) 2009-03-31 2014-06-24 Nec Corporation Display device and recording medium
CN108833746A (zh) * 2018-05-29 2018-11-16 Oppo(重庆)智能科技有限公司 摄像组件及电子设备
WO2018233275A1 (zh) * 2017-06-22 2018-12-27 京东方科技集团股份有限公司 裸眼3d显示方法、装置和终端设备

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55105220A (en) * 1979-02-07 1980-08-12 Sony Corp Three-dimensional image display device
JPS62291293A (ja) * 1986-06-11 1987-12-18 Toshiba Corp 画像立体視装置
JPH09230287A (ja) * 1996-02-23 1997-09-05 Tietech Co Ltd 空中立体視装置
JP2004235926A (ja) * 2003-01-30 2004-08-19 Sharp Corp 撮影装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55105220A (en) * 1979-02-07 1980-08-12 Sony Corp Three-dimensional image display device
JPS62291293A (ja) * 1986-06-11 1987-12-18 Toshiba Corp 画像立体視装置
JPH09230287A (ja) * 1996-02-23 1997-09-05 Tietech Co Ltd 空中立体視装置
JP2004235926A (ja) * 2003-01-30 2004-08-19 Sharp Corp 撮影装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010001756A1 (ja) * 2008-06-30 2010-01-07 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント 携帯型ゲーム装置及び携帯型ゲーム装置の制御方法
JP5174908B2 (ja) * 2008-06-30 2013-04-03 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント 携帯型ゲーム装置及び携帯型ゲーム装置の制御方法
US9662583B2 (en) 2008-06-30 2017-05-30 Sony Corporation Portable type game device and method for controlling portable type game device
US8760367B2 (en) 2009-03-31 2014-06-24 Nec Corporation Display device and recording medium
JP2011107711A (ja) * 2010-12-06 2011-06-02 Nec Casio Mobile Communications Ltd 表示装置
CN102866572A (zh) * 2011-07-07 2013-01-09 登尼克股份有限公司 三维成像装置
WO2018233275A1 (zh) * 2017-06-22 2018-12-27 京东方科技集团股份有限公司 裸眼3d显示方法、装置和终端设备
US11064189B2 (en) 2017-06-22 2021-07-13 Boe Technology Group Co., Ltd. Naked-eye three-dimensional display method, naked-eye three-dimensional display device and terminal equipment
CN108833746A (zh) * 2018-05-29 2018-11-16 Oppo(重庆)智能科技有限公司 摄像组件及电子设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP4664690B2 (ja) 2011-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI440960B (zh) Stereoscopic image pickup device
JP6339239B2 (ja) 頭部装着型表示装置、及び映像表示システム
US5742331A (en) Three-dimensional image display apparatus
TWI459035B (zh) 立體影像顯示裝置及其驅動方法
US20100171697A1 (en) Method of controlling view of stereoscopic image and stereoscopic image display using the same
TWI482999B (zh) 立體顯示裝置
US20120200680A1 (en) Display device and method for providing 3D image of the display device
TWI523493B (zh) 三維影像顯示裝置及其驅動方法
JP2008015188A (ja) 画像提示装置および画像提示方法
JP2018524952A (ja) クローキングシステム及び方法
WO2016098412A1 (ja) 頭部装着型表示装置、及び映像表示システム
JP4664690B2 (ja) 立体表示装置及び立体表示方法
CN106605172A (zh) 显示装置、用于驱动显示装置的方法以及电子设备
JP2008146221A (ja) 画像表示システム
JPWO2011102136A1 (ja) 立体画像表示システム及び立体視メガネ
JPH09238369A (ja) 3次元像表示装置
CN102970559A (zh) 立体图像显示装置
US20230291987A1 (en) Portable stereoscopic image capturing camera and system
KR101046259B1 (ko) 응시위치를 추적하여 입체영상을 표시하는 입체영상 표시장치
JP2012018245A (ja) 立体画像表示装置及び立体画像表示方法
TWI515457B (zh) 多視點三維顯示器系統及其控制方法
CN102103266B (zh) 3d影像形成的方法与设备
JP5353770B2 (ja) 立体映像観察装置、立体映像表示装置、及びプログラム
EP2408217A2 (en) Method of virtual 3d image presentation and apparatus for virtual 3d image presentation
JP3425402B2 (ja) 立体画像を表示する装置および方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110104

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110107

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140114

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees