JP2006197387A - 動きベクトル探索装置及び動きベクトル探索プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】インターレス方式の動画像であっても最適の動きベクトルを検出することができる動きベクトル探索装置及びその探索プログラムを提供する。
【解決手段】圧縮対象の現フレームのブロック画像と相関が最も高いブロック画像の位置を求める動きベクトル探索処理において,上下方向で現フレームのブロック画像とは異なるフィールドが対応する画像と,同じフィールドが対応する画像との両方を含めて探索対象のブロック画像とする。
【選択図】図11

Description

本発明は,MPEGなど時間方向の画像の相関を利用して動画像を圧縮する動画像圧縮方式における動きベクトル探索装置及び動きベクトル探索プログラムに関し,特に,インターレス画像に追跡型探索方法を適用する場合の動きベクトル探索装置及びプログラムに関する。
MPEG(Moving Picture Experts Group)は,DVDレコーダ,パーソナルコンピュータによるテレビキャプチャ,デジタルカメラの動画撮影などにおいて動画像のリアルタイムの圧縮方法として広く利用されている。一般に,動画像は毎秒当たり30フレームの連続画像からなり,各フレームの画像を圧縮(符号化)する必要がある。圧縮対象の画像(以下圧縮画像)は直前のフレーム画像とは時間的にきわめて近接しているので,前後するフレーム画像間の相関が高い。そこで,MPEGによる圧縮方式では,時間方向の画像の相関を圧縮に利用して各フレームの画像をそれぞれ圧縮するよりも圧縮率を高めている。例えば,現在の圧縮画像に対して直前の画像を参照画像とし,その差分成分を抽出しそれを圧縮して,高い圧縮率を実現する。
更に,MPEG圧縮方式では,圧縮画像を16×16画素領域からなるマクロブロックに分割し,各マクロブロックの画像が参照画像上で最も似ている領域を探索し,その領域に対する差分成分を抽出して圧縮する。最も似ている領域を参照画像とすることで差分成分を最小にすることができ,差分成分のデータ量を小さくすることができる。そのために,前記最も似ている領域を探索する動きベクトル探索処理が必要になる。動きベクトルとは,圧縮対象のマクロブロックから参照画像上で最も似ているマクロブロックの位置を示すものであり,最適な動きベクトルを求めることにより,差分成分をより小さくすることができ,より高い圧縮率を実現することができる。動きベクトルの探索については,例えば,特許文献1に記載されている。
最適な動きベクトルを検出する動きベクトル探索処理は,参照画像の探索範囲内のマクロブロックのうち圧縮画像のマクロブロックとの差分が最も小さくなるマクロブロックの位置を求めるものであり,動画像圧縮処理の30〜40%を占めるものであり,処理の省力化が求められる。
特開平9−130808号公報(平成9年5月16日公開)
動きベクトル探索方法には,圧縮画像のマクロブロックの周わりの探索範囲内にある参照画像のマクロブロックについて全て圧縮画像との差分計算を行い,差分絶対値の総和(SAD:Sum of Absolute Differences)が最も小さくなるものを探す全探索方法がある。この全探索方法は,探索範囲の面積に比例して差分演算回数が増大し,リアルタイムの圧縮処理には不向きである。
一方,差分演算回数を減らすことができる追跡型探索方法がある。この方法では,圧縮画像のマクロブロックの位置を中心にしてその中心から上下左右に1画素ずらした位置にある参照画像のマクロブロックについて最小の差分成分を有するものを求め,そのマクロブロックの位置を新たな中心として上記処理を繰り返し,SADが最小になるまで探索を繰り返す。この方法では,差分演算回数を少なくすることができ,リアルタイム処理に向いている。
ところで,動画像には,プログレッシブ方式による動画像と,インターレス方式による動画像とがある。プログレッシブ方式では,動画像が毎秒30フレームの画像からなるのに対して,インターレス方式では,動画像が毎秒30フレームの画像からなるが各フレームの画像が奇数フィールドと偶数フィールドの画像からなる。プログレッシブ方式の動画像の場合は,前後のフレームの画像間で差分演算を行うことで最小のSADを有する位置を求めることができる。
一方で,インターレス方式の動画像の場合は,奇数フィールド及び偶数フィールドの画像はそれぞれ偶数行及び奇数行の画素が間引かれているため,それぞれのフィールド画像は縦方向の周波数が高くなり,MPEG方式で利用されるDCT(Discrete Cosine Transform,離散コサイン変換)ではDCT変換後のデータ量が多くなり圧縮率の低下を招く。そこで,インターレス方式の場合に,奇数フィールドと偶数フィールドの画像を合成した画像を参照画像として利用することが考えられる。
しかしながら,奇数フィールドと偶数フィールドとは時間的なずれ(位相ずれ)があるため,合成画像を参照画像として利用すると,追跡型動きベクトル探索処理において,探索対象の参照画像が圧縮画像と位相が一致する場合と一致しない場合とが発生する。つまり,圧縮画像の奇数,偶数のフィールド位置と参照画像のフィールド位置とが一致しない場合がある。そして位相が一致しない場合は,その位相ずれに伴う奇数及び偶数フィールド画像のずれにより,適切に最小のSDAを検出することができず,最適な動きベクトルを検出することができなくなる。
そこで,本発明の目的は,インターレス方式の動画像であっても最適の動きベクトルを検出することができる動きベクトル探索装置及びその探索プログラムを提供することにある。
上記の課題を解決するために,本発明の第1の側面によれば,時間方向の画像の相関を利用して動画像を圧縮する動画像圧縮処理において,現フレームのブロック画像と相関の高い前フレームのブロック画像の位置を探索する動きベクトル探索装置であって,所定の位置の周囲に位置する複数の前フレームのブロック画像のうち,当該現フレームのブロック画像との相関が最も高い前フレームのブロック画像の位置を動きベクトルとして求め,当該動きベクトルの位置を前記所定の位置として前記動きベクトルを求める処理を繰り返して最適の動きベクトルを求める動きベクトル探索処理部を有し,奇数フィールドと偶数フィールドの画像を有するインターレス方式の動画像の場合,奇数フィールドと偶数フィールドの画像を合成した画像を参照対象の前フレームのブロック画像とし,前記周囲に位置する複数の前フレームのブロック画像を,上下方向において現フレームのブロック画像とは異なるフィールドが対応する画像と同じフィールドが対応する画像の両方を含めて探索対象のブロック画像とする。
上記の第1の側面によれば,インターレス方式の動画像の場合に参照対象の前フレームのブロック画像を奇数フィールドと偶数フィールドの画像を合成した画像にした場合,圧縮対象の現フレームのブロック画像と相関が最も高いブロック画像の位置を求める動きベクトル探索処理において,上下方向で現フレームのブロック画像とは異なるフィールドが対応する画像と,同じフィールドが対応する画像との両方を含めて探索対象のブロック画像とする。したがって,位相が異なる奇数及び偶数フィールドの画像を合成しても,上下方向においても最高の相関性を有するブロック画像の位置を検出することができる。単に左右上下方向において1画素ずれたブロック画像との相関をチェックする場合は,奇数及び偶数フィールドの画像の位相ずれに伴い,上下方向のブロック画像間の相関が低くなる可能性がある。これに対して,本発明によれば,上下方向においても同じ位相のフィールド画像が対応関係にあるブロック画像について相関性をチェックするので,上下方向に位置する最大の相関性を有するブロック画像の位置を適切に検出できる。
上記第1の側面において,より好ましい実施例によれば,前記周囲に位置する複数の前フレームのブロック画像を,プログレッシブ方式の動画像の場合は,少なくとも上下左右方向に1画素ずれたブロック画像とし,インターレス方式の動画像の場合は,少なくとも左右方向に1画素及び上下方向に2画素までずれたブロック画像とすることを特徴とする。
この実施例によれば,プログレッシブ方式の場合は,探索される周囲のブロック画像を上下左右方向に1画素ずれたブロック画像とし,探索対象ブロック画像数を最小限に抑えて探索処理を簡単化し,インターレス方式の場合は,探索される周囲のブロック画像を左右方向は1画素ずれたブロック画像とし,上下方向は2画素までずれたブロック画像とする。これにより,同じフィールド画像間で相関性をチェックできるようになり,最適な参照ブロックの検出を可能にする。
本発明によれば,インターレス方式の動画像に対しても最適な動きベクトルを検出することができ,動画像の圧縮率を高めることができる。
以下,図面にしたがって本発明の実施の形態について説明する。但し,本発明の技術的範囲はこれらの実施の形態に限定されず,特許請求の範囲に記載された事項とその均等物まで及ぶものである。
図1は,本実施の形態におけるMPEG動画像圧縮装置の構成図である。圧縮対象の動画像データ10が前処理部12に入力され,現フレームの画像がカレント画像データD1としてメモリに格納される。また,前処理部12は,画像を16×16画素のマクロブロックに分解すると共に,入力された動画像のヘッダ情報からプログレッシブ方式かインターレス方式かを区別しフォーマット信号P/Iを生成する。差分信号生成部14は,前処理部12から現フレームのマクロブロックの画像を供給され,動きベクトル探索ユニット26により検出された最も相関が高い前フレームのブロック画像との差分信号を生成する。DCT/量子化部16は,動きベクトルと差分信号に対して,ディスクリートコサイン変換(DCT変換)を行い,変換された信号を量子化処理する。更に,可変長符号化部18は,量子化された信号に対して可変長符号化を行い,圧縮された動画像データ20をストリームデータとして出力する。
DCT/量子化部16の出力信号は,逆量子化/逆DCT部22により差分信号と動きベクトルに戻され,参照画像生成部24は,それら差分信号と動きベクトルに基づき前フレームの画像を参照して現フレームの画像を生成し,次のフレームの画像の参照画像データD2としてメモリに格納する。そして,動きベクトル探索ユニット26は,現フレームの画像内のマクロブロック画像と最も相関の高い前フレームの画像内のマクロブロックを探索し,現フレームのマクロブロックの位置に対する前フレームのマクロブロックの相対位置を動きベクトルとして検出し,差分信号生成部14に提供する。そのために,動きベクトル探索ユニット26は,圧縮対象である現フレームの画像データD1と参照対象である前フレームの画像データD2とを参照する。
図2は,動きベクトルを説明する図である。横軸が時間軸であり,動画像は連続するフレームF0〜F3の画像からなる。動画像の場合,隣接するフレーム画像はわずかな時間だけずれた画像であり一般的に相関性が高い。そこで,MPEG圧縮方式では,現フレームF2の画像を圧縮する場合,前フレームF1を参照画像とし,その参照画像との差分成分を現フレームF2の画像データとして圧縮する。但し,動画であるので,参照画像内の全く同じ位置ではなくわずかにずれた位置に相関性の高い画像が存在する可能性が高い。そこで,現フレームF2の圧縮画像をマクロブロックに分割し,現フレームのマクロブロックMBcと最も相関の高い前フレームF1のマクロブロックMBrの位置を,動きベクトルMVとして検出する。そして,動きベクトルMVの位置にある前フレームF1のマクロブロックMBrとの差分成分を抽出し,それを圧縮することで,全体の圧縮率を高めている。最も相関性の高い,最も類似する,つまり差分が最も小さいマクロブロックを検出することにより,差分成分を最小限にすることができ,圧縮率を更に高めることができる。
図3は,動きベクトルの探索方法の一つである全探索方法を説明する図である。全探索方法は,現フレームの圧縮対象であるマクロブロックMBcの周囲の探索範囲30における前フレームの参照対象であるマクロブロックMBrについて,全て,圧縮対象のマクロブロックMBcとの差分絶対値の総和(SAD)を相関値として計算し,最小のSADを有するマクロブロックMBrの位置(正確には圧縮対象ブロックMBcの位置と最小SADのマクロブロックMBrの位置との相対位置)を動きベクトルとして検出する。この方法は,探索範囲30内にある全ての位置に対してSAD計算を行うので,探索範囲30内で最小SADの位置を確実に検出することができるが,探索範囲が狭いと最適な動きベクトルを検出することができない。更に,探索範囲の全ての位置に対してSADを計算する必要がありその演算量が大きくなる。探索範囲が32×32画素の場合は,32×32=1024回のSAD計算が必要になり,16×16画素のマクロブロックの場合は,1回のSAD計算は16×16=256回の画素間差分計算が必要になる。よって,最適な動きベクトルの検出確率を高めるために探索範囲を広げるとその面積に比例して演算量が増大し,リアルタイムの圧縮処理には不向きである。
図4は,動きベクトルの探索方法の一つである追跡型探索方法を説明する図である。追跡型探索方法は最急降下法とも呼ばれ,図4(1)に示されるように,現フレームの圧縮対象マクロブロックMBcから上下左右に1画素ずらした4つの位置における前フレームの参照対象マクロブロックMBr1〜MBr4とのSADを相関値として計算し,最小のSADを有するマクロブロックMBrの位置を新たな探索開始位置とし,更に,その探索開始位置から上下左右に1画素ずらした4つの位置の参照対象マクロブロックとのSADを計算し,最小のSADを有するマクロブロックMBrの位置を検出する。最も小さいSADを得るまで逐次探索開始位置を移動して上記の探索を繰り返し,最小SADを有する参照対象マクロブロックの位置を動きベクトルとする。
図4(2)は,追跡型探索方法でのSAD計算対象の画素を示す。現フレームの画素Pcに対して前フレームの探索対象の画素は,画素Pcの上下左右1画素ずれた4つの参照画素Pr1〜Pr4となる。そして,現フレームのマクログロックの右側マクロブロックが最小SADをとる場合は,探索対象の画素が右側にずれて,その画素Pc1を中心に更に周りの画素Pr12,Pr13,Pr14とのSADが計算される。
この方法によれば,全探索法に比較すると,周囲1画素ずれた参照画像についてのみSAD計算すれば良いので,SAD計算回数がきわめて少なくなり,且つ広範囲に最小SADを探索することができ,最適の動きベクトルを検出できる可能性も全探索方法とさほど遜色がない。このようにSAD計算回数が少ないので,リアルタイムの圧縮処理に適している。
図5は,プログレッシブ方式の場合の動きベクトルの求め方を示す図である。プログレッシブ方式の場合は,30分の1秒毎にフレーム画像F0〜F3を有する。したがって,動きベクトルMVを検出するためには,図2と同様の方法で,現フレームF2のマクロブロックMBcを圧縮する場合は,前フレームF1における最小SADを有するマクロブロックMBrの位置を検出する。参照画像である前フレームF1の画像は,圧縮対象の現フレームF2の画像とは,1/30秒のずれがあるので,その時間的ずれの間に画像が上下左右いずれの方向に変化し,相関値が最も高い(SADが最も低い)参照マクロブロックMBrを検出することにより,差分成分を最小にすることができ,圧縮率を高めることができる。
図6は,インターレス方式の場合の動きベクトルの求め方を示す図である。インターレス方式では,各フレームF0〜F3が奇数フィールドの画像ODと偶数フィールドの画像EVとを有する。しかも,フレーム間は1/30秒の時間的ずれがあると共に,奇数フィールドODと偶数フィールドEVとは1/60秒の時間的ずれまたは位相ずれがある。従来のMPEG方式では,奇数フィールドODと偶数フィールドEVとを独立して圧縮しており,図6に示されるとおり,奇数フィールドODのマクロブロックMBcに対する動きベクトルMVを探索するとき,前フレームF1の奇数フィールドODと偶数フィールドEVのマクロブロックMBrを探索している。
しかし,奇数フィールドODまたは偶数フィールドEVの画像は,1行毎に間引かれているので,それらの画像は上下方向に高い周波数成分を有する。よって,DCT処理された場合,この高い周波数成分により圧縮率が低下する。あるいは,同じ圧縮率では画質が低下する。
そこで,より圧縮率を高めるため,あるいは画質を高めるために,インターレス方式の場合,奇数及び偶数フィールドの画像を合成したもの同士で動きベクトルを求め,差分成分を生成することが必要になる。
図7は,インターレス方式の動画像の奇数及び偶数フィールドの画像を合成した画像を利用した動きベクトル探索を説明するための図である。参照画像である前フレームの奇数及び偶数フィールドの画像OD,EVを合成した画像OD+EVが,圧縮画像である現フレームの画像のマクロブロックに対する動きベクトルMV探索の対象画像となる。現フレームの圧縮対象画像も,同フレームの奇数及び偶数フィールドの画像OD,EVを合成した画像(図示せず)にすることが望ましい。但し,奇数フィールドOD及び偶数フィールドEVの画像を別々に圧縮してもよい。
図8は,合成された参照画像の画素値を示す図である。左側に合成された参照画像の一例が示されている。この画像は不鮮明ではあるが人物画像であり,奇数フィールドODの画像と偶数フィールドEVの画像とを合成した場合,人物が横方向に移動していると,その人物の境界線が櫛歯状に形成される。そして,右側にその櫛歯状の部分の画素値が示されている。横方向に移動したため,境界部分で画素値が高い部分(高輝度)と低い部分(低輝度)とが交互に生成される。
図9は,インターレス方式の場合の問題点を示す図である。動きベクトル探索時における圧縮画像MBcと参照画像MBrの画素値が対比されて示されている。図9(1)は圧縮画像MBcと参照画像MBrの奇数及び偶数フィールド(位相)が上下方向で一致する場合の画像の画素値の関係を示す。一方,図9(2)は圧縮画像MBcと参照画像MBrの奇数及び偶数フィールド(位相)が上下方向で一致しない場合の画像の画素値の関係を示す図である。つまり,図9(1)のように,動きベクトル探索処理の時に,圧縮画像のマクロブロックMBcと参照画像のマクロブロックMBrとが,上下方向において奇数,偶数フィールドが一致する場合(同位相の場合)は,比較対象の対応する画素の位相(奇数または偶数フィールド)が一致するので,奇数フィールド同士と偶数フィールド同士の画素間のSAD値を算出することができ,適切なSAD値を算出することができる。しかし,図9(2)のように,不一致の場合(位相ずれの場合)は,比較対象の対応する画素の位相が不一致となり,奇数フィールドと偶数フィールドの画素間でSAD値を算出することになり,SAD値は不適切に大きな値をとることになる。
したがって,インターレス方式の動画像の場合は,奇数及び偶数フィールドを合成した画像を参照画像とすると,動きベクトル探索において,上下左右1画素ずれたマクロブロックに対するSADを求めて最小SADの位置を探索する追跡型探索方法では,上下方向で最小SADを検出することができず上下方向に探索することができなくなる場合がある。その結果,上下方向により小さいSADを有するマクロブロック画像が存在していても,それを検出することができなくなり,好ましくない。
図10は,本実施の形態におけるインターレス方式の動画像に対する追跡型探索方法を説明する図である。本実施の形態では,追跡型探索方法で,圧縮対象のマクロブロックに対してそのマクロブロックの位置から上下左右方向にずれた位置の参照対象のマクロブロックとのSADを計算する場合,上下方向に1画素のみ探索するのではなく,比較対象の画素が同じ奇数または偶数フィールドとなる2画素ずれたマクロブロックも探索範囲に加えるようにする。これにより左右方向に1画素ずれたマクロブロックと,上下方向に1画素ずれた位相ずれしたマクロブロックと,上下方向に2画素ずれた同位相のマクロブロックとに対して,SADを計算し,最小のSADを有する位置を探索する。
具体的には,図10(1)に示されるとおり,圧縮対象のマクロブロックの画素Pcは,左右方向に1画素ずれた画素Pr1,Pr3とのSADと,上下方向に1画素ずれた画素Pr2,Pr4と2画素ずれた画素Pr21,Pr41とのSADも計算する。これらの6つの画素間のSAD計算が,マクロブロック内の16×16画素全てに対して行われ,各マクロブロックで累計値が比較され,最小SADを有するマクロブロックの位置が検出される。図10(2)では,右側のマクロブロックPr3が最小SADと検出された後の探索開始位置の画素Pc1が示されている。また,図10(3)では,上側に2画素ずれたマクロブロックPr21が最小SADと検出された後の探索開始位置Pc2が示されている。このように,追跡型探索方法で,インターレス方式の動画像の合成画像を利用した圧縮処理において,上下方向に2画素まで探索範囲を拡大するだけで,適切な動きベクトルを求めることができる。
図11は,本実施の形態における動きベクトル探索ユニット26の具体的構成図である。現フレームの画像であるカレント画像データファイルD1と,前フレームの画像である参照画像データファイルD2と,探索リストデータファイルD3とは,図1の各データD1,D2,D3と同じである。カレント画像データファイルD1と参照画像データファイルD2には,プログレッシブ方式の場合は,現フレームの画像データと前フレームの画像データとが格納され,インターレス方式の場合は,現フレーム及び前フレームそれぞれにおける奇数及び偶数フィールドの画像を合成した画像データが格納される。したがって,合成画像により現フレームと前フレームとの相関がチェックされる。
探索リストデータD3には,プログレッシブ用探索リストD3pとインターレス用探索リストD3iとが含まれている。プログレッシブ用探索リストD3pは,探索開始位置に対して上下左右1画素ずれた4つの位置のリストからなる。一方,インターレス用探索リストD3iは,探索開始位置に対して左右方向は1画素,上下方向は1画素と2画素ずれた位置,合計で6つの位置のリストからなる。これらのリストD3p,D3iは,プログレッシブ方式とインターレス方式とを区別するフォーマット信号P/Iにより切り替えられる。
動きベクトル探索ユニット26は,追跡探索回路40とSAD計算回路42とを有する。SAD計算回路42は,カレント画像データD1と参照画像データD2の16×16のマクロブロック領域間の差分絶対値の総和SADを求める回路であり,追跡探索回路40からの相関をとるマクロブロックの位置情報に基づいてその差分絶対値の総和SADを計算して,そのSADを追跡探索回路40に供給する。追跡探索回路40は,探査リストデータD3に基づく探索開始位置の周囲の探索対象のマクロブロックについて,圧縮対象マクロブロックとのSAD値が最小になるものを検出し,その最小SAD値のマクロブロックの位置に探索位置を移動さる。そして,探索対象マクロブロックのSAD値が極小値をとるまで探索位置の移動処理を繰り返す。追跡探索回路40の追跡探索機能及びSAD計算回路42の計算機能は,専用のハードウエアで構成することもできるし,マイクロプロセッサを利用したソフトウエアで構成することもできる。
図12は,動きベクトル探索ユニットの動作フローチャート図である。まず,カレント画像データを読み出す(S10)。つまり,現フレームの画像(インターレスなら合成画像)の分割されたマクロブロック画像を読み出す。そして,そのマクロブロックに対して探索対象となる初期の位置を示す初期動きベクトルを決定する(S12)。この初期の動きベクトル決定は,例えば,現フレームのマクロブロックの位置と同じ位置にする。または,画像がいずれかの方向に移動していることが判明している場合は,その方向にずれた位置を初期の動きベクトルとすることもできる。
次に,動きベクトルに対する探索位置を探索リストデータD3から取得する(S14)。前述したとおり,プログレッシブ方式の場合は,上下左右1画素ずれた4つの位置が探索位置になり,インターレス方式の場合は,上下左右1画素ずれた4つの位置と上下方向に2画素ずれた2つの位置との合計6つの位置が探索位置になる。そして,探索リスト内の1つの探索位置における参照画像のマクロブロックに対するSAD計算を行う(S16)。このSAD計算は,SAD計算回路42により行われる。そして,SAD値が最小値を更新した場合は(S18),その参照画像のマクロブロックの位置を新たな動きベクトルに更新する(S20)。SAD値が最小値を更新しない場合は動きベクトルの更新は行われない。上記の工程S16,S18,S20が,探索リストにある全ての探索位置に対して繰り返される。つまり,プログレッシブ方式の場合は4つの位置について,インターレス方式の場合は6つの位置について繰り返される。但し,図10(2),(3)に示したとおり,既に探索済みのブロックについては工程S16〜S20を繰り返す必要はない。つまり,図10(2)の新たな探索開始位置Pc1に対しては,上下2画素ずれた画像と右側に1画素ずれた画像に対して繰り返せばよい(S22)。また,図10(3)の新たな探索開始位置Pc2に対しては,左右1画素ずれた画像と上側に2画素ずれた画像に対して繰り返せばよい。
探索リストの全ての位置についてSAD値を計算して最小値更新をチェックした結果,動きベクトルが更新された場合は(S24のYES),更新された動きベクトルの位置を探索開始位置として新たな探索位置リストを探索リストデータD3から取得する(S14)。そして,前述と同様に全ての探索位置に対して工程S16〜S20を繰り返す。このように,動きベクトルが更新される限りは,上記探索位置の更新と最小SAD値の検出処理を繰り返す。最後に動きベクトルが更新されない場合は(S24のNO),SAD値が極小値に達したことを意味し,探索手順を終了する。
このように,追跡型探索方法により最小SAD値を有する参照画像上のマクロブロック位置と圧縮対象のマクロブロックとの相対位置を示す動きベクトルを探索する場合,インターレス方式の動画像であれば,奇数と偶数フィールドの画像を合成して現フレームと前フレームとで相関をとる。その場合,探索位置を,両マクロブロックの画像のSAD計算において対応させる画素が同じ奇数または偶数フィールドの画像になる位置と,異なる奇数または偶数フィールドの画像になる位置との両方を含ませることで,上下方向においても小さいSAD値を有する参照画像の位置を適切に検出することができる。そして,プログレッシブ方式では上下左右1画素ずれたマクロブロックだけを探索してSAD計算工程を最小限にし,インターレス方式ではそれに加えて上下2画素ずれたマクロブロックも探索して上下方向に位置する小さいSAD値を有するマクロブロックを適切に検出することができるようにする。

上記の実施の形態をまとめると以下の付記の通りである。
(付記1)時間方向の画像の相関を利用して動画像を圧縮する動画像圧縮処理において,現フレームのブロック画像と相関の高い前フレームのブロック画像の位置を探索する動きベクトル探索装置であって,
所定の位置の周囲に位置する複数の前フレームのブロック画像のうち,当該現フレームのブロック画像との相関が最も高い前フレームのブロック画像の位置を動きベクトルとして求め,当該動きベクトルの位置を前記所定の位置として前記動きベクトルを求める処理を繰り返して最適の動きベクトルを求める動きベクトル探索処理部を有し,
奇数フィールドと偶数フィールドの画像を有するインターレス方式の動画像の場合,奇数フィールドと偶数フィールドの画像を合成した画像を参照対象の前フレームのブロック画像とし,前記周囲に位置する複数の前フレームのブロック画像を,上下方向において現フレームのブロック画像とは異なるフィールドが対応する画像と同じフィールドが対応する画像の両方を含めて探索対象のブロック画像とすることを特徴とする動きベクトル探索装置。
(付記2)付記1において,
前記周囲に位置する複数の前フレームのブロック画像を,前記所定の位置の左右方向に1画素及び上下方向に2画素までずれたブロック画像とすることを特徴とする動きベクトル探索装置。
(付記3)付記1において,
前記周囲に位置する複数の前フレームのブロック画像を,プログレッシブ方式の動画像の場合は,少なくとも上下左右方向に1画素ずれたブロック画像とし,インターレス方式の動画像の場合は,少なくとも左右方向に1画素及び上下方向に2画素までずれたブロック画像とすることを特徴とする動きベクトル探索装置。
(付記4)付記1乃至3のいずれかに記載の動きベクトル探索装置と,
当該動きベクトルと,当該動きベクトルの位置の前フレームのブロック画像と原フレームのブロック画像との差分とを圧縮する圧縮手段とを有する動画像圧縮装置。
(付記5)時間方向の画像の相関を利用して動画像を圧縮する動画像圧縮処理において,現フレームのブロック画像と相関の高い前フレームのブロック画像の位置を探索する動きベクトル探索処理をコンピュータに実行させる動きベクトル探索プログラムであって,
所定の位置の周囲に位置する複数の前フレームのブロック画像のうち,当該現フレームのブロック画像との相関が最も高い前フレームのブロック画像の位置を動きベクトルとして求め,当該動きベクトルの位置を前記所定の位置として前記動きベクトルを求める処理を繰り返して最適の動きベクトルを求める動きベクトル探索手順を有し,
奇数フィールドと偶数フィールドの画像を有するインターレス方式の動画像の場合,奇数フィールドと偶数フィールドの画像を合成した画像を参照対象の前フレームのブロック画像とし,前記周囲に位置する複数の前フレームのブロック画像を,上下方向において現フレームのブロック画像とは異なるフィールドが対応する画像と同じフィールドが対応する画像の両方を含めて探索対象のブロック画像とすることを特徴とする動きベクトル探索プログラム。
本実施の形態におけるMPEG動画像圧縮装置の構成図である。 動きベクトルを説明する図である。 動きベクトルの探索方法の一つである全探索方法を説明する図である。 動きベクトルの探索方法の一つである追跡型探索方法を説明する図である。 プログレッシブ方式の場合の動きベクトルの求め方を示す図である。 インターレス方式の場合の動きベクトルの求め方を示す図である。 インターレス方式の動画像の奇数及び偶数フィールドの画像を合成した画像を利用した動きベクトル探索を説明するための図である。 合成された参照画像の画素値を示す図である。 インターレス方式の場合の問題点を示す図である。 本実施の形態におけるインターレス方式の動画像に対する追跡型探索方法を説明する図である。 本実施の形態における動きベクトル探索ユニット26の具体的構成図である。 動きベクトル探索ユニットの動作フローチャート図である。
符号の説明
40:追跡探索回路 42:相関値計算回路
D1:現フレーム画像データ D2:参照画像データ
D3:探索リストデータ

Claims (4)

  1. 時間方向の画像の相関を利用して動画像を圧縮する動画像圧縮処理において,現フレームのブロック画像と相関の高い前フレームのブロック画像の位置を探索する動きベクトル探索装置であって,
    所定の位置の周囲に位置する複数の前フレームのブロック画像のうち,当該現フレームのブロック画像との相関が最も高い前フレームのブロック画像の位置を動きベクトルとして求め,当該動きベクトルの位置を前記所定の位置として前記動きベクトルを求める処理を繰り返して最適の動きベクトルを求める動きベクトル探索処理部を有し,
    奇数フィールドと偶数フィールドの画像を有するインターレス方式の動画像の場合,奇数フィールドと偶数フィールドの画像を合成した画像を参照対象の前フレームのブロック画像とし,前記周囲に位置する複数の前フレームのブロック画像を,上下方向において現フレームのブロック画像とは異なるフィールドが対応する画像と同じフィールドが対応する画像の両方を含めて探索対象のブロック画像とすることを特徴とする動きベクトル探索装置。
  2. 請求項1において,
    前記周囲に位置する複数の前フレームのブロック画像を,前記所定の位置の左右方向に1画素及び上下方向に2画素までずれたブロック画像とすることを特徴とする動きベクトル探索装置。
  3. 請求項1において,
    前記周囲に位置する複数の前フレームのブロック画像を,プログレッシブ方式の動画像の場合は,少なくとも上下左右方向に1画素ずれたブロック画像とし,インターレス方式の動画像の場合は,少なくとも左右方向に1画素及び上下方向に2画素までずれたブロック画像とすることを特徴とする動きベクトル探索装置。
  4. 時間方向の画像の相関を利用して動画像を圧縮する動画像圧縮処理において,現フレームのブロック画像と相関の高い前フレームのブロック画像の位置を探索する動きベクトル探索処理をコンピュータに実行させる動きベクトル探索プログラムであって,
    所定の位置の周囲に位置する複数の前フレームのブロック画像のうち,当該現フレームのブロック画像との相関が最も高い前フレームのブロック画像の位置を動きベクトルとして求め,当該動きベクトルの位置を前記所定の位置として前記動きベクトルを求める処理を繰り返して最適の動きベクトルを求める動きベクトル探索手順を有し,
    奇数フィールドと偶数フィールドの画像を有するインターレス方式の動画像の場合,奇数フィールドと偶数フィールドの画像を合成した画像を参照対象の前フレームのブロック画像とし,前記周囲に位置する複数の前フレームのブロック画像を,上下方向において現フレームのブロック画像とは異なるフィールドが対応する画像と同じフィールドが対応する画像の両方を含めて探索対象のブロック画像とすることを特徴とする動きベクトル探索プログラム。
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