JP2006191815A - 喫煙物品の製造方法及び該方法に用いる装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 中空若しくは中実のセンタ部を有する喫煙物品の大量生産に好適した喫煙物品の製造方法及び装置を提供する。
【解決手段】 喫煙物品の製造方法によれば、中空若しくは中実のロッド状をなすセンタ部6と、センタ部6を囲む煙草刻からなる刻層12と、刻層12を覆うシート20からなるチューブ14とを具備した喫煙物品が製造される。この製造方法においては、シート20上に煙草刻を層状に供給し、シート20及び層状の煙草刻のうち少なくとも一方からセンタ部6の内周壁8を形成しつつ、シート20により層状の煙草刻を囲んでチューブ14を形成する。
【選択図】 図5
【解決手段】 喫煙物品の製造方法によれば、中空若しくは中実のロッド状をなすセンタ部6と、センタ部6を囲む煙草刻からなる刻層12と、刻層12を覆うシート20からなるチューブ14とを具備した喫煙物品が製造される。この製造方法においては、シート20上に煙草刻を層状に供給し、シート20及び層状の煙草刻のうち少なくとも一方からセンタ部6の内周壁8を形成しつつ、シート20により層状の煙草刻を囲んでチューブ14を形成する。
【選択図】 図5
Description
この発明は喫煙物品の製造方法及び製造装置に関し、より詳しくは、中空若しくは中実のセンタ部を有する喫煙物品の製造方法及び製造装置に関する。
シガレットに中空のセンタ部を設ける手段としては、巻き上げられたシガレットにニードルを突き刺す方法が知られている(特許文献1参照)。
米国特許2349551号明細書
しかしながら、シガレットの1本1本にニードルを突き刺す方法は、シガレットの製造を煩雑にし、大量生産に不適である。
本発明は、上述の事情を鑑みてなされたものであって、中空若しくは中実のセンタ部を有する喫煙物品の大量生産に好適した喫煙物品の製造方法及び装置を提供することを目的としている。
本発明は、上述の事情を鑑みてなされたものであって、中空若しくは中実のセンタ部を有する喫煙物品の大量生産に好適した喫煙物品の製造方法及び装置を提供することを目的としている。
上述した目的を達成するために、本発明によれば、中空若しくは中実のロッド状をなすセンタ部と、前記センタ部を囲む煙草刻からなる刻層と、前記刻層を覆う包材からなるチューブとを具備した喫煙物品の製造方法において、前記包材上に煙草刻を層状に供給し、前記包材及び層状の煙草刻のうち少なくとも一方から前記センタ部の内周壁を形成しつつ、前記包材により前記層状の煙草刻を囲んで前記チューブを形成することを特徴とする喫煙物品の製造方法が提供される(請求項1)。
また、本発明によれば、中空若しくは中実のロッド状をなすセンタ部と、前記センタ部を囲む煙草刻からなる刻層と、前記刻層を覆う包材からなるチューブとを具備した喫煙物品の製造装置において、前記包材の移送経路と、前記移送経路にある前記包材上に煙草刻を層状に供給する刻供給手段と、前記包材及び前記層状の煙草刻のうち少なくとも一方から前記センタ部の内周壁を形成しつつ、前記包材により前記煙草刻を囲んで前記チューブを形成するチューブ形成手段とを備えることを特徴とする喫煙物品の製造装置が提供される(請求項2)。
本発明の喫煙物品の製造方法及び製造装置によれば、センタ部の内周壁を形成しつつチューブが形成されるため、チューブを形成してからニードルを突き刺す場合に比べて、中空若しくは中実のセンタ部を有する喫煙物品が高速にて生産される。
好適な態様として、前記移送経路は、前記包材を横向きにして間欠的に移送し、前記チューブ形成手段は、前記移送経路の終端近傍に設けられ、前記煙草刻の供給を受けた前記包材の先端が挿入可能なスリットを有する巻芯と、前記巻芯に連結され、前記巻芯を回転駆動して前記包材により前記センタ部の内周壁を形成するとともに前記チューブを形成する駆動装置とを含む(請求項3)。
好適な態様として、前記移送経路は、前記包材を横向きにして間欠的に移送し、前記チューブ形成手段は、前記移送経路の終端近傍に設けられ、前記煙草刻の供給を受けた前記包材の先端が挿入可能なスリットを有する巻芯と、前記巻芯に連結され、前記巻芯を回転駆動して前記包材により前記センタ部の内周壁を形成するとともに前記チューブを形成する駆動装置とを含む(請求項3)。
この場合、包材の先端側の部分により中空のセンタ部の内周壁が形成されるので、センタ部が煙草刻により閉塞されることはない。
好適な態様として、前記移送経路は前記包材を縦向きにして連続的に移送し、前記チューブ形成手段は、前記移送経路の上方に設けられ、前記層状の煙草刻を2層に分割する楔と、前記包材の移送方向でみて前記楔の直下流に設けられ、前記層間に粒状物を供給するノズルとを含む(請求項4)。
好適な態様として、前記移送経路は前記包材を縦向きにして連続的に移送し、前記チューブ形成手段は、前記移送経路の上方に設けられ、前記層状の煙草刻を2層に分割する楔と、前記包材の移送方向でみて前記楔の直下流に設けられ、前記層間に粒状物を供給するノズルとを含む(請求項4)。
この場合、移送経路が包材を縦向きにして連続的に移送するので、中実のセンタ部を有する喫煙物をより高速にて製造することができる。
以上説明したように、請求項1の喫煙物品の製造方法及び請求項2〜4の喫煙物品の製造装置によれば、中空若しくは中実のセンタ部を有する喫煙物品の大量生産が可能になり、特に請求項4の喫煙物品の製造装置は、中実のセンタ部を有する喫煙物品の大量生産に好適する。
また、請求項3の喫煙物品の製造装置によれば、その閉塞が防止された中空のセンタ部を有する喫煙物品を製造することができる。
また、請求項3の喫煙物品の製造装置によれば、その閉塞が防止された中空のセンタ部を有する喫煙物品を製造することができる。
図1は、本発明により得られるシガレット2にフィルタチップ4を取り付けたフィルタ付きシガレットを示す。
シガレット2は、図2に横断面を示したように、その軸先方向に延びる中空のセンタ部6を有し、センタ部6を区画する内周壁8は、包材10の最内周部により形成されている。センタ部6は、内周壁8を挟んで煙草刻からなる刻層12により同心上に囲まれ、刻層12は包材10の最外周部からなるチューブ14により覆われている。なお、包材10の中間部は、内周壁8とチューブ14との間、つまり刻層12内を弧を描くように延び、また、包材10の最外周部側の端部は、糊16により包材10の最外周部の外面に接着されている。
シガレット2は、図2に横断面を示したように、その軸先方向に延びる中空のセンタ部6を有し、センタ部6を区画する内周壁8は、包材10の最内周部により形成されている。センタ部6は、内周壁8を挟んで煙草刻からなる刻層12により同心上に囲まれ、刻層12は包材10の最外周部からなるチューブ14により覆われている。なお、包材10の中間部は、内周壁8とチューブ14との間、つまり刻層12内を弧を描くように延び、また、包材10の最外周部側の端部は、糊16により包材10の最外周部の外面に接着されている。
図3は、本発明の第1実施例のシガレット製造装置を示している。このシガレット製造装置はシガレット2の製造に適用され、包材10になるシート20の移送経路としてベルトコンベヤ22を備えている。なお、シート20は、シガレット2の2本分の長さに等しい長さを有する一方、シガレット2における包材10の周方向長さ、つまり最内周部、中間部及び最外周部の周方向長さの和に等しい幅を有する。そして、ベルトコンベヤ22の移送方向は、シート20の幅方向に一致しており、ベルトコンベヤ22によれば、シート20は横向きにして間欠的に移送される。
ベルトコンベヤ22の上方には、シート20の移送方向でみて、ホッパ24及びローラ26がこの順序で配置されている。ホッパ24は、ベルトコンベヤ22により移送されているシート20上に煙草刻を層状に供給し、ローラ26は、シート20の後端に糊16を塗布する。
ベルトコンベヤ22の下流端近傍には2本の巻芯28が配置され、図4に示したように、これら巻芯28はベルトコンベヤ22の幅方向、換言すればシート20の長手方向に直列に並んでいる。巻芯28の先端同士は隙間を存して互いに対向し、巻芯28同士の隙間は、ベルトコンベヤ22にて移送されたシート20の長手方向略中央に位置する。各巻芯28はスリット30を有し、スリット30は巻芯28の先端から根元に向けて延びている。水平状態にあるスリット30の上下方向位置は、ベルトコンベヤ22により移送されたシート22の上下方向位置に合致しており、2つのスリット30にはシート20の先端が挿入可能である。各巻芯28の根元にはモータ32が接続され、モータ32は、回転角を制御しながら巻芯28を回転駆動可能である。
ベルトコンベヤ22の下流端近傍には2本の巻芯28が配置され、図4に示したように、これら巻芯28はベルトコンベヤ22の幅方向、換言すればシート20の長手方向に直列に並んでいる。巻芯28の先端同士は隙間を存して互いに対向し、巻芯28同士の隙間は、ベルトコンベヤ22にて移送されたシート20の長手方向略中央に位置する。各巻芯28はスリット30を有し、スリット30は巻芯28の先端から根元に向けて延びている。水平状態にあるスリット30の上下方向位置は、ベルトコンベヤ22により移送されたシート22の上下方向位置に合致しており、2つのスリット30にはシート20の先端が挿入可能である。各巻芯28の根元にはモータ32が接続され、モータ32は、回転角を制御しながら巻芯28を回転駆動可能である。
ベルトコンベヤ22の延長線上には、柱状の回転体34が配置され、回転体34は巻芯28と平行に延びている。回転体34の外周面には、複数の溝36が周方向でみて等間隔に形成され、各溝36は回転体34の軸線方向に延びている。各溝36の横断面形状は半円形をなし、溝36の曲率半径は得られるシガレット2の半径に等しい。
ここで、モータ32は、図示しないけれども可動ステージ上に固定され、モータ32及び巻芯28は可動ステージを介して水平面内を平行移動可能である。より詳しくは、巻芯28は、可動ステージにより、ベルトコンベヤ22の下流端近傍のシート受取り位置から、ベルトコンベヤ22に向けて開口した溝36の曲率中心位置まで移動可能である。更に、巻芯28は、可動ステージにより、溝36の曲率中心位置から外側に逃げた後、ベルトコンベヤ22の延長線に沿ってベルトコンベヤ22側に遡り、そして、内側に移動してシート受取り位置に復帰可能である。
ここで、モータ32は、図示しないけれども可動ステージ上に固定され、モータ32及び巻芯28は可動ステージを介して水平面内を平行移動可能である。より詳しくは、巻芯28は、可動ステージにより、ベルトコンベヤ22の下流端近傍のシート受取り位置から、ベルトコンベヤ22に向けて開口した溝36の曲率中心位置まで移動可能である。更に、巻芯28は、可動ステージにより、溝36の曲率中心位置から外側に逃げた後、ベルトコンベヤ22の延長線に沿ってベルトコンベヤ22側に遡り、そして、内側に移動してシート受取り位置に復帰可能である。
回転体34はカッタ40を内蔵し、回転体34の軸線方向でみて、カッタ40の位置は巻芯28の先端同士の隙間の位置に合致している。カッタ40は回転体34の径方向に延び、シガレット2の直径よりも大きな刃渡りを有し、ベルトコンベヤ22に向けて開口した溝36を横断可能である。また、回転体34は、図示しないけれどもサクション手段を有し、このサクション手段は、得られたシガレット2を溝36に脱着自在に吸着する。回転体34は、シガレット2が溝36に吸着した状態で回転することにより、シガレット2をベルトコンベヤ22側からその反対側まで移送可能である。回転体34のベルトコンベヤ22と反対側には、シガレット2にフィルタ4を取りつけるフィルタアタッチメント42が配置され、回転体34とフィルタアタッチメント42のドラムとの間でシガレット2の受渡しが可能である。
以下、上述のシガレット製造装置を用いたシガレット2の製造方法について説明する。
ベルトコンベヤ22による移送過程にて、シート20にはホッパ24から所定量の煙草刻が層状に供給されるととともに、シート20の後端にローラ26により糊16が塗布される。この移送過程の終端にて、図5(a)に示したように、シート20の先端は、受取り位置にある巻芯28のスリット30に挿通される。この後、巻芯28がモータ32により略1回転だけ回転駆動されると、巻芯28にシート20の先端が巻回され、このときシート20の先端によりセンタ部6の内周壁8が形成される(図5(b))。シート20の先端が巻回により係合した巻芯28は、可動ステージにより、ベルトコンベヤ22に向けて開口した溝36の曲率中心位置へと移動させられ、シート20全体が回転体34に引き寄せられる(図5(c))。この曲率中心位置にて、巻芯28がモータ32により更に回転駆動させられると、内周壁8の周囲が層状の煙草刻により囲まれて刻層12が形成されるとともに、刻層12を覆うチューブ14がシート20の最外周部により形成される(図5(d),(e))。この際、シート20の最外周部、つまりチューブ14は、巻芯28と同心上にある溝36の半円形の底面に摺接することで円筒状に成形されるとともに、シート20の後端が、重ね合わされたシート20の対応する部分に糊16により接着される。こうして得られたシガレットロッドは、シガレット2の2倍の長さを有するが、巻芯28が曲率中心位置にあるときにカッタ40を作動させることで切断され、2本のシガレット2になる。切断されたシガレット2はサクション手段により溝36に吸着し、巻芯28は、この状態で外側へと逃げ、所定の経路を通って再びシート受取り位置に復帰する。溝36に吸着した2本のシガレット2は、回転体34が180度回転することでフィルタアタッチメント42まで移送され、吸着が解かれてフィルタアタッチメント42のドラムに乗り移る。
ベルトコンベヤ22による移送過程にて、シート20にはホッパ24から所定量の煙草刻が層状に供給されるととともに、シート20の後端にローラ26により糊16が塗布される。この移送過程の終端にて、図5(a)に示したように、シート20の先端は、受取り位置にある巻芯28のスリット30に挿通される。この後、巻芯28がモータ32により略1回転だけ回転駆動されると、巻芯28にシート20の先端が巻回され、このときシート20の先端によりセンタ部6の内周壁8が形成される(図5(b))。シート20の先端が巻回により係合した巻芯28は、可動ステージにより、ベルトコンベヤ22に向けて開口した溝36の曲率中心位置へと移動させられ、シート20全体が回転体34に引き寄せられる(図5(c))。この曲率中心位置にて、巻芯28がモータ32により更に回転駆動させられると、内周壁8の周囲が層状の煙草刻により囲まれて刻層12が形成されるとともに、刻層12を覆うチューブ14がシート20の最外周部により形成される(図5(d),(e))。この際、シート20の最外周部、つまりチューブ14は、巻芯28と同心上にある溝36の半円形の底面に摺接することで円筒状に成形されるとともに、シート20の後端が、重ね合わされたシート20の対応する部分に糊16により接着される。こうして得られたシガレットロッドは、シガレット2の2倍の長さを有するが、巻芯28が曲率中心位置にあるときにカッタ40を作動させることで切断され、2本のシガレット2になる。切断されたシガレット2はサクション手段により溝36に吸着し、巻芯28は、この状態で外側へと逃げ、所定の経路を通って再びシート受取り位置に復帰する。溝36に吸着した2本のシガレット2は、回転体34が180度回転することでフィルタアタッチメント42まで移送され、吸着が解かれてフィルタアタッチメント42のドラムに乗り移る。
上述したシガレット製造方法及び製造装置によれば、センタ部6の内周壁8を形成しつつチューブ14が形成され、シガレット2が成形される過程の早い段階で中空のセンタ部6が形成される。このため、これら製造方法及び製造装置によれば、得られたシガレットの1本1本にニードルを刺す場合に比べて、中空のセンタ部6を有するシガレット2が高速にて生産される。
また、シート20の先端側の部分、つまり包材10の最内周部により中空のセンタ部6の内周壁8が形成されるので、センタ部6が煙草刻により閉塞されることはない。
更に、シガレットロッドをカッタ40により切断するときに、シガレットロッドには巻芯28が挿通されているので、各シガレット2のセンタ部6が潰れてしまうこともない。
本発明は上述した第1実施例に制約されるものではなく、種々の変形が可能である。
更に、シガレットロッドをカッタ40により切断するときに、シガレットロッドには巻芯28が挿通されているので、各シガレット2のセンタ部6が潰れてしまうこともない。
本発明は上述した第1実施例に制約されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、第1実施例では、包材10として巻紙を用いたけれども、葉煙草や再生シート煙草を用いればシガリロを製造することもできる。
また、第1実施例では、中空のセンタ部6を有するシガレット2について説明したけれども、得られたシガレット2のセンタ部6に粒状物を充填すれば、図6に示したように、中実のセンタ部6を有するシガレットを製造することもできる。
また、第1実施例では、中空のセンタ部6を有するシガレット2について説明したけれども、得られたシガレット2のセンタ部6に粒状物を充填すれば、図6に示したように、中実のセンタ部6を有するシガレットを製造することもできる。
更に、中実のセンタ部6を有するシガレットは、図7に示した第2実施例のシガレット製造装置によっても製造することができる。このシガレット製造装置は、刻給送セクション50を備え、刻給送セクション50は、たばこバンド52に吸着した層状の煙草刻をロッド成形セクション54に給送する。ロッド成形セクション54では、層状の煙草刻が、ガニチャテープ56により移送される巻紙58上に乗り移った後、ロッド成形セクション54の巻管部60を通過する過程にて、巻紙58により連続的に包み込まれてたばこロッドとなる。
ここで、図8に示したように、ロッド成形セクション54はその上流部分に楔62を有し、楔62は、ガニチャテープ56よりも上方を、層状の煙草刻の移送方向を横断するように延びている。楔62の横断面形状は、移送方向上流に向けて尖った三角形状をなし、楔62の尖端に衝突した層状の煙草刻は2層に分割され、各層は楔の両側面に沿って下流へと移送される。楔62の内部にはノズル孔64が形成され、ノズル孔64の外端は粒状物の供給装置(図示せず)に接続されている。一方、ノズル孔64の内端は、その尖端と反対に位置する楔62の端面にて開口し、内端の開口位置は、層状の煙草刻の幅方向中央に合致している。このノズル孔64を介して、供給装置からの粒状物は分割された層間に連続した線状にて供給される。粒状物を挟んだ2つの層は、楔よりも下流の巻管部60にて重ね合わされて再び一体になり、巻紙58により連続的に包み込まれてたばこロッドとなる。
ロッド成形セクション54にて得られたたばこロッドは、ロッド成形セクション54よりも下流の切断セクション66にて、個々のシガレットロッドに切断され、各シガレットロッドはシガレットの2倍の長さを有する。シガレットロッドは、フィルタアタッチメントに供給され、フィルタチップ4を有するフィルタ付きシガレットが得られる。
第2実施例のシガレット製造装置によれば、図9に示したフィルタ付きシガレットを製造することができ、このフィルタ付きシガレットのシガレット70は、コア6の内周壁8が刻層12の内周面により形成されている。
第2実施例のシガレット製造装置によれば、図9に示したフィルタ付きシガレットを製造することができ、このフィルタ付きシガレットのシガレット70は、コア6の内周壁8が刻層12の内周面により形成されている。
このシガレット製造方法及び製造装置によれば、楔62により分割された2層が再び重ね合わされたときに、粒状物を囲む煙草刻によりセンタ部6の内周壁8が形成され、やはり、シガレット2の成形過程における早い段階でセンタ部6が形成される。このため、これら製造方法及び製造装置によれば、中実のセンタ部6を有するシガレットが高速にて生産される。
また、第2実施例では、移送経路としてのガニチャテープ56が、巻紙58を長手方向、つまり縦向きにして連続的に移送するので、たばこロッドが連続的に成形され、中実のセンタ部6を有するシガレット70をより高速にて製造することができる。
なお、粒状物としては、シリカ、アルミナ又はゼオライト等の多孔質の粒状物を用いるのが好ましい。多孔質粒状物を用いれば、主流煙中の特定成分を吸着により除去することができるからである。
なお、粒状物としては、シリカ、アルミナ又はゼオライト等の多孔質の粒状物を用いるのが好ましい。多孔質粒状物を用いれば、主流煙中の特定成分を吸着により除去することができるからである。
最後に、いずれの実施例においてもフィルタ付きシガレットについて説明したが、本発明がフィルタレスタイプの喫煙物品にも適用可能なのは勿論である。
2 シガレット
6 センタ部
8 内周壁
10 包材
12 刻層
14 チューブ
20 シート
6 センタ部
8 内周壁
10 包材
12 刻層
14 チューブ
20 シート
Claims (4)
- 中空若しくは中実のロッド状をなすセンタ部と、前記センタ部を囲む煙草刻からなる刻層と、前記刻層を覆う包材からなるチューブとを具備した喫煙物品の製造方法において、
前記包材上に煙草刻を層状に供給し、
前記包材及び層状の煙草刻のうち少なくとも一方から前記センタ部の内周壁を形成しつつ、前記包材により前記層状の煙草刻を囲んで前記チューブを形成する
ことを特徴とする喫煙物品の製造方法。 - 中空若しくは中実のロッド状をなすセンタ部と、前記センタ部を囲む煙草刻からなる刻層と、前記刻層を覆う包材からなるチューブとを具備した喫煙物品の製造装置において、
前記包材の移送経路と、
前記移送経路にある前記包材上に煙草刻を層状に供給する刻供給手段と、
前記包材及び前記層状の煙草刻のうち少なくとも一方から前記センタ部の内周壁を形成しつつ、前記包材により前記煙草刻を囲んで前記チューブを形成するチューブ形成手段と
を備える
ことを特徴とする喫煙物品の製造装置。 - 前記移送経路は、前記包材を横向きにして間欠的に移送し、
前記チューブ形成手段は、
前記移送経路の終端近傍に設けられ、前記煙草刻の供給を受けた前記包材の先端が挿入可能なスリットを有する巻芯と、
前記巻芯に連結され、前記巻芯を回転駆動して前記包材により前記センタ部の内周壁を形成するとともに前記チューブを形成する駆動装置と
を含む
ことを特徴とする請求項2記載の喫煙物品の製造装置。 - 前記移送経路は前記包材を縦向きにして連続的に移送し、
前記チューブ形成手段は、
前記移送経路の上方に設けられ、前記層状の煙草刻を2層に分割する楔と、
前記包材の移送方向でみて前記楔の直下流に設けられ、前記層間に粒状物を供給するノズルと
を含む
ことを特徴とする請求項2記載の喫煙物品の製造装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010514438A (ja) * | 2006-12-28 | 2010-05-06 | フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム | ロッドを貫通して延びる中空円筒チューブを有するタバコロッドの製造 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010514438A (ja) * | 2006-12-28 | 2010-05-06 | フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム | ロッドを貫通して延びる中空円筒チューブを有するタバコロッドの製造 |
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