JP2006191426A - 二重化ネットワーク管理システムのファイル更新方法およびネットワーク管理サーバ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 二重化ネットワーク管理システムにおいて、通信プロトコルの変更を伴うネットワーク管理プログラムの更新をネットワーク監視を停止せずに実施する。
【解決手段】 二重化運転中のネットワーク管理プログラム122、222に他系との通信が不能である旨を通知して通信を中断させた状態で、現用系のプログラム122でネットワーク監視を続け、待機系サーバ21を停止し、プログラム222の更新後、待機系サーバ21を起動する。この場合もプログラム122、222に他系との通信が不能である旨を通知して通信を中断させた状態にし、現用系のプログラム122でネットワーク監視を続ける。次に系の切り替えを行い、切り替え後の現用系のプログラム222でネットワーク監視を続け、待機系サーバ11を停止し、プログラム122を更新後、待機系サーバ11を起動し、プログラム122、222に他系との通信が可能である旨を通知して二重化運転に戻る。
【選択図】 図1
【解決手段】 二重化運転中のネットワーク管理プログラム122、222に他系との通信が不能である旨を通知して通信を中断させた状態で、現用系のプログラム122でネットワーク監視を続け、待機系サーバ21を停止し、プログラム222の更新後、待機系サーバ21を起動する。この場合もプログラム122、222に他系との通信が不能である旨を通知して通信を中断させた状態にし、現用系のプログラム122でネットワーク監視を続ける。次に系の切り替えを行い、切り替え後の現用系のプログラム222でネットワーク監視を続け、待機系サーバ11を停止し、プログラム122を更新後、待機系サーバ11を起動し、プログラム122、222に他系との通信が可能である旨を通知して二重化運転に戻る。
【選択図】 図1
Description
本発明は現用系と待機系とに二重化されたネットワーク管理システムにおけるファイル更新方法に関し、特にネットワークの監視処理を停止せずに現用系および待機系のネットワーク管理プログラムファイルを更新する方法に関する。
ネットワークに接続されるコンピュータ、ルータ、ブリッジ、X.25接続機器などの各種ネットワーク機器の接続状況や故障状況などの管理を行うネットワーク管理は、今やネットワークに不可欠な技術になっている。このため、故障などによってネットワーク監視自体が停止するのを防止するために、現用系と待機系とにネットワーク管理を二重化したネットワーク管理システムがある。
二重化されたネットワーク管理システムでは、現用系で稼働するネットワーク管理プログラムがネットワーク機器の状態を収集して現用系のデータベースに保存する一方、待機系で稼働するネットワーク管理プログラムと通信して、待機系のデータベースの内容を現用系のデータベースの内容に一致する処理を行う。このような処理は、系間のデータの等価処理あるいは同期化処理と呼ばれる。そして、何らかの原因で現用系におけるネットワーク管理処理が行えない状況になると、系の切り替えを行い、待機系が現用系に切り替わってネットワーク管理処理を続行する。これにより、24時間無停止で連続してネットワーク管理が行えるようにしている。このような二重化されたネットワーク管理システムにおいて、ネットワーク監視処理を停止せずに現用系および待機系のネットワーク管理プログラムのファイル更新を行うことが、顧客のニーズとなっている。
二重化された情報処理システムにおけるファイル更新方法の従来技術が特許文献1乃至3に記載されている。
特許文献1に記載される方法では、現用系交換機と予備系交換機とを各々独立に動作可能に二重化された交換システムにおいて、現用系交換機と予備系交換機との間で引き継ぐべきデータを固定長ブロックの集合として管理し、予備系交換機においてロードする新ファイルの中にデータ用のブロック管理情報を持ち、ファイル更新時に現用系交換機と予備系交換機とをそれぞれ独立に動作させて予備系交換機をOUS(out of service)状態に遷移させ、OUS状態への遷移後に新ファイルをロードさせ、現用交換機から引き継ぐべきデータをブロック単位に予備系交換機に転送し、予備系交換機が新ファイルの中に設定されたブロック管理情報に基づいて現用系交換機から送られてきたデータを予備系交換機のデータブロックに書き込むとともに、引き継ぐべきデータの再構築後に予備系交換機から現用系交換機への系構成指示により予備系交換機をアクト状態とすると同時に現用系交換機をOUS状態へ遷移させ、予備系交換機の全メモリ内容を現用系交換機にコピーすることによって、サービスを停止することなく、データの引き継ぎとファイル更新を可能にしている。
特許文献2に記載される方法では、ディジタル構内交換機における二重化されたプロセッサのうち、現用系として用いている0系プロセッサを運用中のまま、待機系として用いている1系プロセッサの動作状態を一旦停止させた後、新規プログラムでイニシャルプログラムローディングを行い、その後共有メモリを介して現用系の0系プロセッサのデータベースの内容を待機系の1系のプロセッサに転送して内部のメモリに記憶させ、その後、現用系と待機系のプロセッサ群を切り替えることで、システムの運用を中断することなく、新規ソフトウェアに交換することを可能にしている。
特許文献3に記載される方法では、現用系と予備系に二重化された交換システムにおいて、まず予備系のみを切り離し状態とし、現用系をINS(in service)状態としたまま予備系におけるプログラム更新処理および再開処理を行ってから現用系と予備系との系切り替えを行い、新たに予備系となった系のみを切り離し状態とし、新たに現用系となった系を運用状態としたまま予備系となった系におけるプログラム更新処理および再開処理を行うことによって、プログラム更新処理時の運転再開までの時間を短縮している。
特開2002−101433号公報
特開平8−242474号公報
特開平9−163414号公報
しかしながら、上述した特許文献1乃至3に記載される技術を二重化されたネットワーク管理システムに適用することによって、ネットワーク管理プログラムの更新を行う場合、処理途中で不具合が発生し、最悪時にはシステムが停止する場合がある。その理由は次の通りである。
一方の系のネットワーク管理プログラムを更新した後、他方の系のネットワーク管理プログラムを更新するためには、系の切り替えを行うことが必要であり、そのためには両系間が通信可能な状態になっている必要がある。しかし、両系間が通信可能な状態になっている場合、両系のネットワーク管理プログラムどうしは互いに通信し合うことになる。従って、両系のネットワーク管理プログラムを、旧ネットワーク管理プログラムとは正常に通信できない新ネットワーク管理プログラムに変更するような、通信プロトコルの変更を伴うファイル更新を行う場合、一方の系のみが新ネットワーク管理プログラムに更新され、他方の系が旧ネットワーク管理プログラムのままである状態で互いに通信し合い、単に通信が失敗するだけでなく、それが原因でシステム全体が停止する場合がある。ネットワーク管理プログラムの更新でなく、データベースのテーブル変更時も同様の課題がある。
このような事態を回避するために、両系を通信できない状態にすると、一方の系のネットワーク管理プログラムを更新した後、他方の系のネットワーク管理プログラムを更新するための系の切り替えができなくなる。また、両系ともに動作を停止させると、新旧ネットワーク管理プログラム間で通信し合う事態は回避できるが、ネットワーク監視処理が停止してしまうことになる。
本発明はこのような事情に鑑みて提案されたものであり、その目的は、実際には両系間の通信が可能な状態であるにもかかわらず両系のネットワーク管理プログラムには通信が不能であるようにみせる分離状態を生成させることにより、通信プロトコルの変更を伴うネットワーク管理プログラムの更新などをネットワーク監視処理を停止させずに行えるようにした二重化ネットワーク管理システムのファイル更新方法およびネットワーク管理サーバ装置を提供することにある。
本発明の第1の二重化ネットワーク管理システムのファイル更新方法は、現用系サーバと待機系サーバとに二重化され、現用系サーバで稼働するネットワーク管理プログラムがネットワーク機器の状態を収集して現用系のデータベースに保存するとともに待機系サーバで稼働するネットワーク管理プログラムと通信して、待機系のデータベースの内容を現用系のデータベースの内容に一致させる同期化処理を行うネットワーク管理システムのファイル更新方法において、二重化運転中のネットワーク管理プログラムに他系との通信が不能である旨を通知して通信を中断させた状態で、現用系のネットワーク管理プログラムでネットワーク監視を続け、待機系サーバを停止し、待機系のネットワーク管理プログラムを更新後、待機系サーバを起動して、両系のネットワーク管理プログラムに他系との通信が不能である旨を通知して通信を中断させた状態にし、現用系のプログラムでネットワーク監視を続けることを特徴とする。
本発明の第2の二重化ネットワーク管理システムのファイル更新方法は、第1の二重化ネットワーク管理システムのファイル更新方法において、系の切り替えを行い、切り替え後の現用系のネットワーク管理プログラムでネットワーク監視を続け、切り替え後の待機系サーバを停止し、待機系のネットワーク管理プログラムを更新後、待機系サーバを起動し、両系のネットワーク管理プログラムに他系との通信が可能である旨を通知して二重化運転に戻ることを特徴とする。
本発明の第3の二重化ネットワーク管理システムのファイル更新方法は、現用系サーバと待機系サーバとに二重化され、現用系サーバで稼働するネットワーク管理プログラムがネットワーク機器の状態を収集して現用系のデータベースに保存するとともに待機系サーバで稼働するネットワーク管理プログラムと通信して、待機系のデータベースの内容を現用系のデータベースの内容に一致させる同期化処理を行うネットワーク管理システムのファイル更新方法において、a)二重化運転中の両系で稼働するネットワーク管理プログラムのそれぞれに他系との通信が不能であることを通知して双方のネットワーク管理プログラム間の通信を中断させた状態で、現用系で稼働するネットワーク管理プログラムだけでネットワーク監視処理を続ける工程と、b)現用系で稼働するネットワーク管理プログラムだけでネットワーク監視処理を続けながら待機系サーバを停止し、待機系サーバのネットワーク管理プログラムを更新する工程と、c)待機系サーバを起動し、両系で稼働するネットワーク管理プログラムのそれぞれに他系との通信が不能であることを通知して双方のネットワーク管理プログラム間の通信を中断させた状態で、現用系で稼働するネットワーク管理プログラムだけでネットワーク監視処理を続ける工程と、d)両系で稼働するネットワーク管理プログラム間の通信を中断させたままの状態で現用系と予備系とを切り替え、切り替え後の現用系で稼働するネットワーク管理プログラムだけでネットワーク監視処理を続ける工程と、e)現用系で稼働するネットワーク管理プログラムだけでネットワーク監視処理を続けながら待機系サーバを停止し、待機系サーバのネットワーク管理プログラムを更新する工程と、f)待機系サーバを起動し、両系で稼働するネットワーク管理プログラムのそれぞれに他系との通信が可能であることを通知して双方のネットワーク管理プログラム間の通信を可能にした状態で二重化運転を行う工程とを含むことを特徴とする。
本発明の第4の二重化ネットワーク管理システムのファイル更新方法は、第3の二重化ネットワーク管理システムのファイル更新方法において、前記工程b、eにおいて、待機系サーバのネットワーク管理プログラムを更新する代わりに待機系サーバのデータベースのテーブルを更新することを特徴とする。
本発明の第5の二重化ネットワーク管理システムのファイル更新方法は、第3の二重化ネットワーク管理システムのファイル更新方法において、前記工程b、eにおいて、待機系サーバのネットワーク管理プログラムを更新するとともに待機系サーバのデータベースのテーブルを更新することを特徴とする。
本発明の第1のネットワーク管理サーバ装置は、現用系または待機系サーバとして動作し、現用系サーバとして動作する場合にはネットワーク機器の状態を収集して現用系のデータベースに保存するとともに待機系サーバと通信して、待機系のデータベースの内容を現用系のデータベースの内容に一致させる同期化処理を行うネットワーク管理サーバ装置であって、自サーバ装置上で稼働するネットワーク管理プログラムに対して他系サーバの通信状態を通知するための相手サーバ通信状態保持部と、自サーバ装置のサーバ状態を保存する状態保存部と、自サーバ装置に対する分離コマンド投入時、前記状態保存部に自サーバ装置が分離状態である旨を保存するとともに他系サーバに自サーバ装置が分離状態である旨を通知し、かつ、前記相手サーバ通信状態保持部に他系サーバが通信不能である旨を記録し、他系サーバから分離状態である旨の通知を受信した時は、前記相手サーバ通信状態保持部に他系サーバが通信不能である旨を記録する分離処理部とを備え、前記ネットワーク管理プログラムは、前記相手サーバ通信状態保持部に相手サーバが通信不能である旨の通信状態が記録されている場合には相手サーバのネットワーク管理プログラムとの通信を中断するものであることを特徴とする。
本発明の第2のネットワーク管理サーバ装置は、第1のネットワーク管理サーバ装置において、自サーバ装置に対する起動コマンド投入時、前記状態保存部に保存されている自サーバ装置のサーバ状態を他系サーバに通知すると共に、分離状態であれば前記相手サーバ通信状態保持部に他系サーバが通信不能である旨を、そうでなければ通信可能である旨を記録し、他系サーバからサーバ状態を受信した時は、分離状態であれば前記相手サーバ通信状態保持部に他系サーバが通信不能である旨を、そうでなければ通信可能である旨を記録する起動処理部を備えることを特徴とする。
『作用』
本発明にあっては、系切り替えが行えるように両系のサーバ間は実際には通信可能にしておくが、ネットワーク管理プログラムにはファイル更新が両系で完了するまでは他系のサーバが通信不能であるように認識させてネットワーク管理プログラム間の通信を行わせないようにする。
本発明にあっては、系切り替えが行えるように両系のサーバ間は実際には通信可能にしておくが、ネットワーク管理プログラムにはファイル更新が両系で完了するまでは他系のサーバが通信不能であるように認識させてネットワーク管理プログラム間の通信を行わせないようにする。
本発明によれば、通信プロトコルの変更を伴うネットワーク管理プログラムの更新などをネットワーク監視処理を停止させずに実施することができる。その理由は、一方の系を分離状態にしてその系のネットワーク管理プログラムを更新する際、他方の系でネットワーク監視を行うからであり、また、両系のファイル更新が完了するまで両系のネットワーク管理プログラム間の通信を中断させているため、通信プロトコルの相違する新旧ネットワーク管理プログラムが通信し合うことによる不具合の発生がないからである。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
『第1の実施の形態』
図1を参照すると、本発明の第1の実施の形態にかかる二重化ネットワーク管理システムは、0系サーバ11と1系サーバ21とで構成され、両系のサーバ11および21は、管理対象となるネットワーク機器31が接続されたLAN回線などのネットワーク41に接続されている。
図1を参照すると、本発明の第1の実施の形態にかかる二重化ネットワーク管理システムは、0系サーバ11と1系サーバ21とで構成され、両系のサーバ11および21は、管理対象となるネットワーク機器31が接続されたLAN回線などのネットワーク41に接続されている。
0系サーバ11は、パーソナルコンピュータやワークステーションなどの情報処理装置12と、データベース13と、状態保存ファイル14と、コンソール15と、プログラムファイル16とから構成され、1系サーバ21は、同じくパーソナルコンピュータやワークステーションなどの情報処理装置22と、データベース23と、状態保存ファイル24と、コンソール25と、プログラムファイル26とから構成される。また、情報処理装置12には、システム管理部121とネットワーク管理プログラム122と相手サーバ通信状態保持部123とが設けられ、情報処理装置22には、システム管理部221とネットワーク管理プログラム222と相手サーバ通信状態保持部223とが設けられている。さらに、システム管理部121は、分離処理部124および起動処理部125を有し、システム管理部221は、分離処理部224および起動処理部225を有する。このように0系サーバ11と1系サーバ21とは同じ構成を有する。各サーバ11、21の各部は次のような機能を有する。
プログラムファイル16、26は、磁気ディスク装置などの外部記憶媒体上のファイルであり、ネットワーク管理プログラム122、222を保存する。ネットワーク管理プログラム122、222の更新はこのプログラムファイル16、26上で実施する。
データベース13、23は、磁気ディスク装置などの外部記憶媒体上のデータベースファイルであり、監視対象となるネットワーク機器31から収集された状態データなどを保存する多数のテーブル131、231から構成されている。
コンソール15、25は、オペレータが指示やコマンドを投入する端末である。
状態保存ファイル14、24は、磁気ディスク装置などの外部記憶媒体上のファイルであり、自サーバ11、21の状態が分離状態、通常状態の何れであるかを保持する。ここで、分離状態とは、0系サーバ11と1系サーバ21との間で、ネットワーク41を通じてシステム管理部121とシステム管理部221どうしは支障なく通信可能であるが、ネットワーク管理部122とネットワーク管理プログラム222どうしは互いに相手サーバが通信不能になっていると認識し、その結果、互いに通信するのを中断している状態を表す。他方、通常状態は、ネットワーク管理プログラム122、222どうしを含め、0系サーバ11と1系サーバ21とが支障なく通信できる状態を表す。
相手サーバ通信状態保持部123は、相手サーバ(0系サーバ11の場合は1系サーバ21、1系サーバ21の場合は0系サーバ11)の通信状態を保持する記憶部であり、通信不能および通信可能の何れかの通信状態を保持する。
ネットワーク管理プログラム122、222は、ネットワーク管理を行うプログラムであり、自サーバ11、21が現用系の場合、ネットワーク41に接続される各ネットワーク機器31の状態を収集して自サーバのデータベース13、23に保存する等の処理を行い、また待機系のサーバで稼働するネットワーク管理プログラムと通信し合って、待機系のサーバのデータベースの内容を現用系のデータベースの内容に一致させる同期化処理を実施する。本実施の形態の場合、ネットワーク管理プログラム122、222は、相手サーバのネットワーク管理プログラムと通信する前に相手サーバ通信状態保持部123を参照し、通信不能の通信状態が保持されていれば通信を断念し、通信可能の通信状態が保持されていれば通信を試みるようになっている。なお、図1では各サーバ11、21にそれぞれ1つのネットワーク管理プログラム122、222だけしか存在しないが、それぞれ複数のネットワーク管理プログラムが存在していてもよい。その場合、相手サーバ通信状態保存部123、223はネットワーク管理プログラムに1対1に設けるようにしてもよい。
システム管理部121、221は、系の切り替えなどシステム全般の処理を司る部分である。本実施の形態では、このシステム管理部121、221に、分離処理部124、224と、起動処理部125、225とが設けられている。これらの分離処理部124、224や起動処理部125、225は、情報処理装置12、22を構成するコンピュータとプログラムとで実現することができる。
分離処理部124、224は、コンソール15、25から投入される分離コマンドによって起動され、自サーバを相手サーバに対して分離状態にする処理を行う。他方、起動処理部125は、コンソール15、25から投入される起動コマンドによって起動sれ、自サーバの起動に関連する処理を行う。図2に分離処理部124、224の処理例を、図3に起動処理部125、225の処理例をそれぞれ示す。以下、1系サーバ21に分離コマンド、起動コマンドが投入された場合を例に動作を説明する。
図2を参照すると、1系サーバ21の分離処理部224は、コンソール25から投入された分離コマンドがシステム管理部221で受信されると(ステップS101)、状態保存ファイル24に自系サーバが分離状態である旨を記録し(ステップS102)、ネットワーク41を通じて他系サーバ11のシステム管理部121に自系サーバ21が分離状態である旨を通知する(ステップS103)。また、相手サーバ通信状態保持部223に通信不能を示す通信状態を記録することにより、自系サーバ21のネットワーク管理プログラム222に他系サーバ11が通信不能である旨を通知する(ステップS104)。
他方、0系サーバ11の分離処理部124は、自系サーバ11のシステム管理部121で他系サーバ21から送信された分離状態である旨の通知が受信されると(ステップS111)、相手サーバ通信状態保持部123に通信不能を示す通信状態を記録することにより、自系サーバ11のネットワーク管理プログラム122に他系サーバ21が通信不能である旨を通知する(ステップS112)。
図3を参照すると、1系サーバ21の起動処理部225は、コンソール25から投入された起動コマンドがシステム管理部221で受信されると(ステップS201)、自系サーバ21の状態保存ファイル24の保存内容(自系サーバ21が分離状態および通常状態の何れであるか)を読み込み(ステップS202)、ネットワーク41を通じて他系サーバ11のシステム管理部121にこの自系サーバ21の状態を通知する(ステップS203)。また、この自系サーバ21の状態が分離状態か、通常状態かを判別し(ステップS204)、分離状態であれば、相手サーバ通信状態保持部223に通信不能の通信状態を記録することにより、自系サーバ21のネットワーク管理プログラム222に相手サーバ11が通信不能である旨を通知する(ステップS205)。反対に自系サーバ21の状態が通常状態であれば、相手サーバ通信状態保持部223に通信可能の通信状態を記録することにより、自系サーバ21のネットワーク管理プログラム222に相手サーバ11が通信可能である旨を通知する(ステップS206)。
他方、0系サーバ11の起動処理部125は、自系サーバ11のシステム管理部121で他系サーバ21から送信された状態通知が受信されると(ステップS211)、通知された状態通知が分離状態か、通常状態かを判別し(ステップS212)、分離状態であれば、相手サーバ通信状態保持部123に通信不能を示す通信状態を記録することにより、自系サーバ11のネットワーク管理プログラム122に他系サーバ21が通信不能である旨を通知する(ステップS213)。反対に通常状態であれば、相手サーバ通信状態保持部123に通信可能を示す通信状態を記録することにより、自系サーバ11のネットワーク管理プログラム122に他系サーバ21が通信可能である旨を通知する(ステップS214)。
次に、0系サーバ11と1系サーバ21間の通信が可能な状態であるにもかかわらず両系のネットワーク管理プログラム122、222には通信不能であるようにみせる分離状態を利用して、ネットワーク管理プログラム122、222の更新をネットワーク監視処理を停止させずに実施する方法について説明する。
図4に第1の実施の形態にかかる二重化ネットワーク管理システムにおけるファイル更新方法の手順を示す。
図4を参照すると、初期の状態においては、0系サーバ11が現用系、1系サーバ21が待機系として通常の二重化運転が行われている(ステップS301)。このとき、両系の状態保存ファイル14、24には自系のサーバ状態として通常状態が保存され、相手サーバ通信状態保持部123、223には通信可能を示す通信状態が保存されている。この二重化運転中、現用系のサーバ11で稼働するネットワーク管理プログラム122は、ネットワーク機器31の状態などを収集してデータベース13のテーブル131に記録するとともに、待機系のサーバ21で稼働するネットワーク管理プログラム222と通信し合って、待機系におけるデータベース23のテーブル231の内容が現用系におけるデータベース13のテーブル131と同じ内容になるように同期化処理を実施する。具体的には、現用系のネットワーク管理プログラム121でデータベース13のテーブル131を更新する都度、その更新情報をネットワーク41を通じて待機系のネットワーク管理プログラム222に送信し、データベース23のテーブル231を現用系と同じように更新する。
ネットワーク管理プログラム122、222を更新する場合、まず、1系サーバ21を分離状態にし、0系サーバ11のみでネットワーク監視を続行する状態にシステムを遷移させる(ステップS302)。具体的には、コンソール25から分離コマンドを1系サーバ21に投入する。図2を参照すると、コンソール25から投入された分離コマンドがシステム管理部221で受信されると(ステップS101)、分離処理部224は、状態保存ファイル24に自系サーバが分離状態である旨を記録し(ステップS102)、ネットワーク41を通じて他系サーバ11のシステム管理部121に自系サーバ21が分離状態である旨を通知し(ステップS103)、さらに相手サーバ通信状態保持部223に通信不能を示す通信状態を記録してネットワーク管理プログラム222に他系サーバ11が通信不能である旨を通知する(ステップS104)。現用系のサーバ11の分離処理部124は、システム管理部121で待機系サーバ21が分離状態である旨の通知が受信されると(ステップS111)、相手サーバ通信状態保持部123に通信不能を示す通信状態を記録してネットワーク管理プログラム122に他系サーバ21が通信不能である旨を通知する(ステップS112)。これにより、現用系のネットワーク管理プログラム122と待機系のネットワーク管理プログラム222とは通信を中断する。しかし、現用系のネットワーク管理プログラム122は、ネットワーク監視の処理を続行しており、ネットワーク監視が停止することはない。
次に、コンソール25からの停止コマンドの投入により1系サーバ21で動作しているネットワーク管理プログラム222等のプログラムの動作を停止させ、1系サーバ21のプログラムファイル26に保存されているネットワーク管理プログラム222のプログラムファイルを新たなプログラムファイルに更新する(ステップS303)。
次に、コンソール25から起動コマンドを投入することにより、更新されたネットワーク管理プログラムの下で1系サーバ21を起動する(ステップS304)。これにより、プログラムファイル26上で更新されたネットワーク管理プログラムがロードされ、情報処理装置22上で稼働するネットワーク管理プログラム222が更新される。また図3を参照すると、1系サーバ21の起動処理部225は、コンソール25から投入された起動コマンドがシステム管理部221で受信されると(ステップS201)、状態保存ファイル24の保存内容を読み込み(ステップS202)、今の場合、状態保存ファイル24には分離状態である旨が保存されているので、ネットワーク41を通じて他系サーバ11のシステム管理部121に自系サーバ21が分離状態である旨を通知し(ステップS203)、また相手サーバ通信状態保持部223に通信不能の通信状態を記録して更新後のネットワーク管理プログラム222に相手サーバ11が通信不能である旨を通知する(ステップS205)。0系サーバ11の起動処理部125は、自系サーバ11のシステム管理部121で他系サーバ21の分離状態の通知が受信されると(ステップS211)、相手サーバ通信状態保持部123に通信不能を示す通信状態を記録してネットワーク管理プログラム122に他系サーバ21が通信不能である旨を通知する(ステップS213)。以上のような処理が行われることにより、1系サーバ21が更新後のネットワーク管理プログラム222で起動されても、0系サーバ11のネットワーク管理プログラム122と通信し合うことはない。
次にコンソール25あるいはコンソール15からの系切り替えコマンドの投入により、1系サーバ21を現用系に、0系サーバ11を待機系に切り替える(ステップS305)。これにより、0系サーバ11のネットワーク管理プログラム122で行われていたネットワーク監視処理が停止し、1系サーバ21のネットワーク管理プログラム122でネットワーク監視処理が開始される。ただし、相手サーバ通信状態保持部223、123には通信不能の通信状態が保持されているので、1系サーバ21の更新後のネットワーク管理プログラム222と0系サーバ11の更新前のネットワーク管理プログラム122とが通信し合うことはない。
次に0系サーバ11を分離状態にし、1系サーバ21のみでネットワーク監視を続行する状態にシステムを遷移させる(ステップS306)。具体的には、コンソール15から分離コマンドを0系サーバ11に投入する。図2を参照すると、コンソール15から投入された分離コマンドがシステム管理部121で受信されると(ステップS101)、分離処理部124は、状態保存ファイル14に自系サーバが分離状態である旨を記録し(ステップS102)、ネットワーク41を通じて他系サーバ21のシステム管理部221に自系サーバ11が分離状態である旨を通知し(ステップS103)、さらに、結果的に重複した処理になるが、相手サーバ通信状態保持部123に通信不能を示す通信状態を記録してネットワーク管理プログラム122に他系サーバ11が通信不能である旨を通知する(ステップS104)。現用系のサーバ21の分離処理部224は、システム管理部221で待機系サーバ11が分離状態である旨の通知が受信されると(ステップS111)、結果的に重複した処理になるが、相手サーバ通信状態保持部223に通信不能を示す通信状態を記録してネットワーク管理プログラム222に他系サーバ11が通信不能である旨を通知する(ステップS112)。これにより、現用系のネットワーク管理プログラム222と待機系のネットワーク管理プログラム122とが通信を中断した状態で、現用系のネットワーク管理プログラム222によりネットワーク監視の処理が続行される。
次に、コンソール15からの停止コマンドの投入により0系サーバ11で動作しているネットワーク管理プログラム122等のプログラムの動作を停止させ、0系サーバ11のプログラムファイル16に保存されているネットワーク管理プログラム122のプログラムファイルを新たなプログラムファイルに更新する(ステップS307)。
次に、コンソール15の操作などによって、0系サーバ11の状態保存ファイル14に保存されている分離状態を示す旨の記録を通常状態を示す旨の記録に書き換えた後、コンソール15からの起動コマンドの投入により0系サーバ11を更新後のネットワーク管理プログラムの下で待機系として起動する(ステップS308)。これにより、プログラムファイル16上で更新されたネットワーク管理プログラムがロードされ、情報処理装置12上で稼働するネットワーク管理プログラム122が更新される。また図3を参照すると、0系サーバ11の起動処理部125は、コンソール15から投入された起動コマンドがシステム管理部121で受信されると(ステップS201)、状態保存ファイル14の保存内容を読み込み(ステップS202)、今の場合、状態保存ファイル24には通常状態である旨が保存されているので、ネットワーク41を通じて他系サーバ21のシステム管理部221に自系サーバ11が通常状態である旨を通知し(ステップS203)、また相手サーバ通信状態保持部123に通信可能の通信状態を記録して更新後のネットワーク管理プログラム122に相手サーバ11が通信可能である旨を通知する(ステップS206)。1系サーバ21の起動処理部225は、自系サーバ21のシステム管理部221で他系サーバ11の通常状態の通知が受信されると(ステップS211)、相手サーバ通信状態保持部223に通信可能を示す通信状態を記録してネットワーク管理プログラム222に他系サーバ11が通信可能である旨を通知する(ステップS214)。
以上のような処理が行われることにより、更新後のネットワーク管理プログラム122、222の下で、1系サーバ21が現用系、0系サーバ11が待機系として通常の二重化運転が行われる(ステップS309)。このとき、両系の相手サーバ通信状態保持部123、223には通信可能を示す通信状態が保存されているため、現用系のサーバ11で稼働するネットワーク管理プログラム222は、ネットワーク機器31の状態などを収集してデータベース23のテーブル231に記録するとともに、待機系のサーバ11で稼働するネットワーク管理プログラム122と通信し合って、待機系におけるデータベース13のテーブル131の内容が現用系におけるデータベース23のテーブル231と同じ内容になるように同期化処理を実施する。なお、1系サーバ21の状態保存ファイル24には未だ分離状態である旨が記録されているが、この状態保存ファイル24は起動時にしか参照されないので、次回の起動時までに通常状態に書き換えれば問題は生じない。
このように第1の実施の形態にかかる更新方法によれば、ネットワーク監視処理を停止させずにネットワーク管理プログラム122、222を更新することができる。その理由は、一方の系を分離状態にしてその系のネットワーク管理プログラムを更新する際、他方の系でネットワーク監視を行うからである。
また第1の実施の形態にかかる更新方法によれば、通信プロトコルの変更など新旧ネットワーク管理プログラム間で通信し合うと不具合が発生するようなネットワーク管理プログラムの更新をネットワーク監視処理を停止させずに実施することができる。その理由は、本発明において新たに導入した分離状態では、両系のネットワーク管理プログラムには通信が不能であるようにみせるため新旧ネットワーク管理プログラム間の通信を行わせないようにでき、しかし実際には両系間で通信が可能であり、一方の系のネットワーク管理プログラム更新後に他方の系のネットワーク管理プログラムを更新するための系切り替えが可能になるためである。
『第2の実施の形態』
第1の実施の形態では、ネットワーク管理プログラム122、222のプログラムファイルを更新したが、本実施の形態では、データベース13、23のテーブル131、231を変更する。ここで、テーブルの変更とは、テーブルのフォーマットなど、テーブル構造を変更することを意味する。新旧のテーブル構造が大幅に相違すると、現用系のデータベース13のテーブル131と同じように待機系のデータベース23のテーブル231を更新するデータ同期処理が正常に行えないため、データ同期処理を中断しないと不具合が発生する。
第1の実施の形態では、ネットワーク管理プログラム122、222のプログラムファイルを更新したが、本実施の形態では、データベース13、23のテーブル131、231を変更する。ここで、テーブルの変更とは、テーブルのフォーマットなど、テーブル構造を変更することを意味する。新旧のテーブル構造が大幅に相違すると、現用系のデータベース13のテーブル131と同じように待機系のデータベース23のテーブル231を更新するデータ同期処理が正常に行えないため、データ同期処理を中断しないと不具合が発生する。
図5に本実施の形態にかかるネットワーク管理システムにおけるファイル更新方法の手順を示す。図4に示される第1の実施の形態にかかる更新方法の手順と比較してステップS303'、S307'が相違し、他のステップは第1の実施の形態と同じである。
ステップS303'では、コンソール25からの停止コマンドの投入により1系サーバ21で動作しているネットワーク管理プログラム222等のプログラムの動作を停止させ、1系サーバ21のデータベース23のテーブル231を変更する。具体的には、テーブル231に保持されているデータを別の記憶媒体に退避し、データベース23のテーブル構造を変更し、変更後のテーブル231上に記憶媒体に退避したデータを復元する。同様に、ステップS307'では、コンソール15からの停止コマンドの投入により0系サーバ11で動作しているネットワーク管理プログラム122等のプログラムの動作を停止させ、0系サーバ11のデータベース13のテーブル131を変更する。
なお、本実施の形態では、データベース13、23のテーブル変更だけを行ったが、ネットワーク管理プログラム123、223のファイル更新とデータベース13、23のテーブル変更との双方を行う実施の形態も考えられれる。
11…0系サーバ
12…情報処理装置
13…データベース
14…状態保存ファイル
15…コンソール
16…プログラムファイル
21…1系サーバ
22…情報処理装置
23…データベース
24…状態保存ファイル
25…コンソール
26…プログラムファイル
31…ネットワーク機器
41…ネットワーク
12…情報処理装置
13…データベース
14…状態保存ファイル
15…コンソール
16…プログラムファイル
21…1系サーバ
22…情報処理装置
23…データベース
24…状態保存ファイル
25…コンソール
26…プログラムファイル
31…ネットワーク機器
41…ネットワーク
Claims (8)
- 現用系サーバと待機系サーバとに二重化され、現用系サーバで稼働するネットワーク管理プログラムがネットワーク機器の状態を収集して現用系のデータベースに保存するとともに待機系サーバで稼働するネットワーク管理プログラムと通信して、待機系のデータベースの内容を現用系のデータベースの内容に一致させる同期化処理を行うネットワーク管理システムのファイル更新方法において、二重化運転中のネットワーク管理プログラムに他系との通信が不能である旨を通知して通信を中断させた状態で、現用系のネットワーク管理プログラムでネットワーク監視を続け、待機系サーバを停止し、待機系のネットワーク管理プログラムを更新後、待機系サーバを起動して、両系のネットワーク管理プログラムに他系との通信が不能である旨を通知して通信を中断させた状態にし、現用系のプログラムでネットワーク監視を続けることを特徴とする二重化ネットワーク管理システムのファイル更新方法。
- 系の切り替えを行い、切り替え後の現用系のネットワーク管理プログラムでネットワーク監視を続け、切り替え後の待機系サーバを停止し、待機系のネットワーク管理プログラムを更新後、待機系サーバを起動し、両系のネットワーク管理プログラムに他系との通信が可能である旨を通知して二重化運転に戻ることを特徴とする請求項1記載の二重化ネットワーク管理システムのファイル更新方法。
- 現用系サーバと待機系サーバとに二重化され、現用系サーバで稼働するネットワーク管理プログラムがネットワーク機器の状態を収集して現用系のデータベースに保存するとともに待機系サーバで稼働するネットワーク管理プログラムと通信して、待機系のデータベースの内容を現用系のデータベースの内容に一致させる同期化処理を行うネットワーク管理システムのファイル更新方法において、
a)二重化運転中の両系で稼働するネットワーク管理プログラムのそれぞれに他系との通信が不能であることを通知して双方のネットワーク管理プログラム間の通信を中断させた状態で、現用系で稼働するネットワーク管理プログラムだけでネットワーク監視処理を続ける工程と、
b)現用系で稼働するネットワーク管理プログラムだけでネットワーク監視処理を続けながら待機系サーバを停止し、待機系サーバのネットワーク管理プログラムを更新する工程と、
c)待機系サーバを起動し、両系で稼働するネットワーク管理プログラムのそれぞれに他系との通信が不能であることを通知して双方のネットワーク管理プログラム間の通信を中断させた状態で、現用系で稼働するネットワーク管理プログラムだけでネットワーク監視処理を続ける工程と、
d)両系で稼働するネットワーク管理プログラム間の通信を中断させたままの状態で現用系と予備系とを切り替え、切り替え後の現用系で稼働するネットワーク管理プログラムだけでネットワーク監視処理を続ける工程と、
e)現用系で稼働するネットワーク管理プログラムだけでネットワーク監視処理を続けながら待機系サーバを停止し、待機系サーバのネットワーク管理プログラムを更新する工程と、
f)待機系サーバを起動し、両系で稼働するネットワーク管理プログラムのそれぞれに他系との通信が可能であることを通知して双方のネットワーク管理プログラム間の通信を可能にした状態で二重化運転を行う工程とを含むことを特徴とする二重化ネットワーク管理システムのファイル更新方法。 - 前記工程b、eにおいて、待機系サーバのネットワーク管理プログラムを更新する代わりに待機系サーバのデータベースのテーブルを更新することを特徴とする請求項3記載の二重化ネットワーク管理システムのファイル更新方法。
- 前記工程b、eにおいて、待機系サーバのネットワーク管理プログラムを更新するとともに待機系サーバのデータベースのテーブルを更新することを特徴とする請求項3記載の二重化ネットワーク管理システムのファイル更新方法。
- 現用系または待機系サーバとして動作し、現用系サーバとして動作する場合にはネットワーク機器の状態を収集して現用系のデータベースに保存するとともに待機系サーバと通信して、待機系のデータベースの内容を現用系のデータベースの内容に一致させる同期化処理を行うネットワーク管理サーバ装置であって、
自サーバ装置上で稼働するネットワーク管理プログラムに対して他系サーバの通信状態を通知するための相手サーバ通信状態保持部と、自サーバ装置のサーバ状態を保存する状態保存部と、自サーバ装置に対する分離コマンド投入時、前記状態保存部に自サーバ装置が分離状態である旨を保存するとともに他系サーバに自サーバ装置が分離状態である旨を通知し、かつ、前記相手サーバ通信状態保持部に他系サーバが通信不能である旨を記録し、他系サーバから分離状態である旨の通知を受信した時は、前記相手サーバ通信状態保持部に他系サーバが通信不能である旨を記録する分離処理部とを備え、前記ネットワーク管理プログラムは、前記相手サーバ通信状態保持部に相手サーバが通信不能である旨の通信状態が記録されている場合には相手サーバのネットワーク管理プログラムとの通信を中断するものであることを特徴とするネットワーク管理サーバ装置。 - 自サーバ装置に対する起動コマンド投入時、前記状態保存部に保存されている自サーバ装置のサーバ状態を他系サーバに通知すると共に、分離状態であれば前記相手サーバ通信状態保持部に他系サーバが通信不能である旨を、そうでなければ通信可能である旨を記録し、他系サーバからサーバ状態を受信した時は、分離状態であれば前記相手サーバ通信状態保持部に他系サーバが通信不能である旨を、そうでなければ通信可能である旨を記録する起動処理部を備えることを特徴とする請求項6記載のネットワーク管理サーバ装置。
- 現用系または待機系サーバとして動作し、現用系サーバとして動作する場合にはネットワーク機器の状態を収集して現用系のデータベースに保存するとともに待機系サーバと通信して、待機系のデータベースの内容を現用系のデータベースの内容に一致させる同期化処理を行うネットワーク管理サーバ装置を構成するコンピュータであって、自サーバ装置上で稼働するネットワーク管理プログラムに対して他系サーバの通信状態を通知するための相手サーバ通信状態保持部と、自サーバ装置のサーバ状態を保存する状態保存部とを有するコンピュータを、自サーバ装置に対する分離コマンド投入時、前記状態保存部に自サーバ装置が分離状態である旨を保存するとともに他系サーバに自サーバ装置が分離状態である旨を通知し、かつ、前記相手サーバ通信状態保持部に他系サーバが通信不能である旨を記録し、他系サーバから分離状態である旨の通知を受信した時は、前記相手サーバ通信状態保持部に他系サーバが通信不能である旨を記録する分離処理部、自サーバ装置に対する起動コマンド投入時、前記状態保存部に保存されている自サーバ装置のサーバ状態を他系サーバに通知すると共に、分離状態であれば前記相手サーバ通信状態保持部に他系サーバが通信不能である旨を、そうでなければ通信可能である旨を記録し、他系サーバからサーバ状態を受信した時は、分離状態であれば前記相手サーバ通信状態保持部に他系サーバが通信不能である旨を、そうでなければ通信可能である旨を記録する起動処理部、として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005002251A JP2006191426A (ja) | 2005-01-07 | 2005-01-07 | 二重化ネットワーク管理システムのファイル更新方法およびネットワーク管理サーバ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011077803A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Oki Networks Co Ltd | プログラム自動更新方法及びpbx装置 |
JP2018067178A (ja) * | 2016-10-20 | 2018-04-26 | 株式会社東芝 | プログラム更新方法 |
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2005
- 2005-01-07 JP JP2005002251A patent/JP2006191426A/ja active Pending
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