JP2006190482A - Optical path deflection apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、例えば、光磁気ディスクドライブ、追記型ディスクドライブ、相変化型ディスクドライブ、CD−ROM、DVD、光カード等の光記録媒体に対して情報を記録および/または再生する情報記録再生装置や、光スキャナー等の光学装置に使用する光束の方向を制御する光路偏向装置(ミラー式偏向装置)に関する。 The present invention relates to an information recording / reproducing apparatus for recording and / or reproducing information with respect to an optical recording medium such as a magneto-optical disk drive, a write-once disk drive, a phase change disk drive, a CD-ROM, a DVD, and an optical card. The present invention also relates to an optical path deflecting device (mirror type deflecting device) for controlling the direction of a light beam used in an optical device such as an optical scanner.
光磁気ディスクドライブ、追記型ディスクドライブ、相変化型ディスクドライブ、CD−ROM、DVD、光カード等の光記録媒体に対して情報を記録および/または再生する情報記録再生装置等の光学装置や、光スキャナー等の光学装置においては、光束を傾けるためにガルバノミラー等の光路偏向装置が使用される。光路偏向装置としては、例えば図10AおよびBにそれぞれ斜視図および断面図で示すようなものが知られている(例えば、特許文献1参照)。 An optical apparatus such as an information recording / reproducing apparatus for recording and / or reproducing information on an optical recording medium such as a magneto-optical disk drive, a write-once disk drive, a phase change disk drive, a CD-ROM, a DVD, or an optical card; In an optical device such as an optical scanner, an optical path deflecting device such as a galvanometer mirror is used to tilt the light beam. As an optical path deflecting device, for example, those shown in a perspective view and a sectional view in FIGS. 10A and 10B are known (see, for example, Patent Document 1).
図10A,Bに示す光路偏向装置では、可動部110を構成するミラー110aにアクチュエータコイル110bが取り付けられ、ミラー110aの背面に2つのフレキシブル基板120が設けられその一端は固定部Sに支持されている。各フレキシブル基板120は、導電性バネ材料からなる帯状バネ板の表面に被覆材を形成してなるものである。磁気回路を形成するマグネット130は、アクチュエータコイル110bに対向するように固定され矢印d方向に着磁されている。これらマグネット130は電流iとの間の電磁誘導作用により、アクチュエータコイル110bにa,bの矢印方向に電磁力を発生させる。これにより、可動部110は回動する際は水平軸C−Cを軸芯として回動し、ミラー110aを傾かせ光束の方向を制御するようになっている。
しかしながら、上記特許文献1に開示された装置においては、ミラー110aの側面にアクチュエータコイル110bをとりつけ、ミラー110aの背面に可動部110の支持部材であるフレキシブル基板120を固定している。そのため、アクチュエータコイル110bに発生するa,bの矢印方向電磁力の中心Mと、可動部110の支持部材であるフレキシブル基板120(水平軸c−c)とが可動部厚み方向にずれている(図10B)。すると、ずれにより可動部110が回動する際、水平軸c−cの回りに回動するだけでなくその他の方向へも移動する共振が発生しやすいという問題を生じてしまう。また、アクチュエータコイル110bに発生するa,bの矢印方向電磁力の中心Mと、可動部110の支持部材であるフレキシブル基板120とが可動部厚み方向にずれているため、装置構成上可動部が厚くならざるを得ないという問題も生じてしまう。
However, in the apparatus disclosed in
本発明は、上記の欠点に着目してなされたもので、可動部のコイルに発生する電磁力の中心と可動部回動の中心を一致させ易く、ひいては可動部回動の際に共振が発生しにくい光路偏向装置を提供することを目的とする。さらに、可動部の薄型化を図った光路偏向装置を提供することを目的とする。 The present invention has been made paying attention to the above-mentioned drawbacks, and it is easy to make the center of electromagnetic force generated in the coil of the movable part coincide with the center of rotation of the movable part, and as a result, resonance occurs when the movable part rotates. An object of the present invention is to provide an optical path deflecting device that is difficult to perform. It is another object of the present invention to provide an optical path deflecting device in which the movable portion is thinned.
上記目的を達成する請求項1に係る発明は、少なくとも光学素子とコイルとを有する可動部と、前記可動部を回転可能に支持する複数の支持部材と、前記支持部材の一部を固定するベースと、前記ベースに固定された磁気回路とを有する光路偏向装置において、前記コイルを前記光学素子の外周を取り囲むように配設し、前記コイルの外側面側に前記支持部材の前記可動部への固定部を配置したことを特徴とするものである。
The invention according to
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の光路偏向装置において、前記支持部材を前記コイルの外側面に直接固定したことを特徴とするものである。 According to a second aspect of the present invention, in the optical path deflecting device according to the first aspect, the support member is directly fixed to the outer surface of the coil.
請求項3に係る発明は、少なくとも光学素子とコイルとを有する可動部と、前記可動部を回転可能に支持する複数の支持部材と、前記支持部材の一部を固定するベースと、前記ベースに固定された磁気回路とを有する光路偏向装置において、前記コイルを前記光学素子の外周を取り囲むように配設し、前記支持部材の少なくとも一部に二股状の部分を形成し、この二股状の部分で前記コイルを挟むように前記可動部を支持したことを特徴とするものである。 According to a third aspect of the present invention, there is provided a movable part having at least an optical element and a coil, a plurality of support members for rotatably supporting the movable part, a base for fixing a part of the support member, and the base In the optical path deflecting device having a fixed magnetic circuit, the coil is disposed so as to surround the outer periphery of the optical element, and a bifurcated portion is formed on at least a part of the support member. The movable portion is supported so as to sandwich the coil.
請求項1に係る発明によれば、少なくとも光学素子とコイルとを有する可動部と、前記可動部を回転可能に支持する複数の支持部材と、前記支持部材の一部を固定するベースと、前記ベースに固定された磁気回路とを有する光路偏向装置において、前記コイルを前記光学素子の外周を取り囲むように配設し、前記コイルの外側面側に前記支持部材の前記可動部への固定部を配置したので、可動部の回転軸とコイルに発生する力の中心を容易に一致させることができ共振の少ない良好な応答特性が得られる。 According to the first aspect of the present invention, a movable part having at least an optical element and a coil, a plurality of support members that rotatably support the movable part, a base that fixes a part of the support member, and An optical path deflecting device having a magnetic circuit fixed to a base, wherein the coil is disposed so as to surround an outer periphery of the optical element, and a fixing portion of the support member to the movable portion is provided on an outer surface side of the coil. Since they are arranged, the rotation axis of the movable part and the center of the force generated in the coil can be easily matched, and good response characteristics with little resonance can be obtained.
請求項2に係る発明によれば、請求項1の光路偏向装置において、支持部材を前記コイルの外側面に直接固定したので、支持部材を光学素子の中心部に近づけることができ光路偏向装置を小型にできる。
According to the invention according to
請求項3に係る発明によれば、少なくとも光学素子とコイルとを有する可動部と、前記可動部を回転可能に支持する複数の支持部材と、前記支持部材の一部を固定するベースと、前記ベースに固定された磁気回路とを有する光路偏向装置において、
前記コイルを前記光学素子の外周を取り囲むように配設し、前記支持部材の少なくとも一部に二股状の部分を形成し、この二股状の部分で前記コイルを挟むように前記可動部を支持したので、可動部の回転軸とコイルに発生する力の中心を容易に一致させることができ、共振の少ない良好な応答特性が得られる。
According to the invention of
The coil is disposed so as to surround the outer periphery of the optical element, a bifurcated portion is formed on at least a part of the support member, and the movable portion is supported so that the coil is sandwiched by the bifurcated portion. Therefore, the rotation axis of the movable part and the center of the force generated in the coil can be easily matched, and a good response characteristic with little resonance can be obtained.
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳細に説明していく。図1〜図6は、本発明の第1実施の形態を示したもので、光磁気ディスクを記録媒体とする情報記録再生装置の光ピックアップ装置に使用している光路偏向装置に適用した例を示している。図1は光ピックアップ装置の光学素子の配置関係を示した斜視図である。光源であるレーザダイオード1から出射した光は、出射方向に位置するビームスプリッタ2の表面で一部の光が反射され、反射方向に位置するコリメートレンズ3に入射し平行光にされる。その透過光は、光進行方向に位置するミラー(光学素子)4で反射され、さらに反射方向に位置するミラー5で反射され反射方向に位置する対物レンズ6に入射する。対物レンズ6で集光された光は、光磁気ディスク7の記録面8に光スポットを結ぶ。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. 1 to 6 show a first embodiment of the present invention, which is an example applied to an optical path deflecting device used in an optical pickup device of an information recording / reproducing apparatus using a magneto-optical disk as a recording medium. Show. FIG. 1 is a perspective view showing an arrangement relationship of optical elements of an optical pickup device. A part of the light emitted from the
光磁気ディスク7の記録面8で反射した反射光は、対物レンズ6に入射しミラー5、ミラー4、コリメートレンズ3を経て光透過方向に位置するビームスプリッタ2に至る。ビームスプリッタ2を透過した光はフォトディテクター9に入射する。そして、フォトディテクター9の出力により情報再生信号、フォーカシングエラー信号、トラッキングエラー信号を得ることができるようになっている。ミラー4は、図示していない駆動機構により駆動可能なガルバノミラー15(光路偏向装置)の構成部材であり、XYZの座標を図示のように設定する。つまり、ミラー4の反射面4a上にXY平面をとり、XY平面に垂直な方向をZとする。原点はミラー4に入射する光の光軸位置とし、ガルバノミラー15はX軸に平行な軸回りに回転するようになっている。なお、ミラー4は、ガラスの平板ミラーであり、反射面4aは反射コートをされ反射率を高くされている。また、ミラー4に代えミラー5をガルバノミラーとして構成することも可能である。
The reflected light reflected by the recording surface 8 of the magneto-optical disk 7 enters the
前記対物レンズ6と反射ミラー5は一体で、ディスク7の半径方向(矢印W方向)に駆動されるように支持されされている。いわゆる分離光学系である。また図示されていないが、対物レンズ6にはディスク7に対して垂直方向に支持駆動する焦点制御機構が設けられている。さらに、対物レンズ6と反射ミラー5にはこれらを一体でディスク7の半径方向に支持駆動するアクセス制御機構が設けられている。これらの機構については従来より種々提案されている(例えば特開平7−153085号公報参照)ので説明を省略する。
The
図2はガルバノミラー15の詳細を示した斜視図であり、図3はマグネットを除いたガルバノミラー15の構成部材の分解斜視図である。ホルダー11はLCP,PPS,PEI,PC等の非導電性プラスチックで成形されており、略四角な枠状の形状をしている。このホルダー11に支持されるミラー4はホルダー11の上面11aにミラー外周の4面を基準にして接着固定される。このミラー4の外周を取り囲むような位置に、4角に巻回されたコイル10がホルダー11の立ち上がり部11eに接着固定される。したがって、ミラー4とコイル10は直接接触しないで、間にホルダー11の立ち上がり部11eを介して位置するようになっている。
FIG. 2 is a perspective view showing details of the
前記ミラー4、コイル10を有する可動部14を回転可能に支持する支持部材である2枚のバネ12(12−1,12−2)は、ベリリウム銅の厚さ0.05mmの薄板をエッチング加工して形成されている。バネ両端には、固定部12a,12bが形成され、その間はバネ部12eで連結されている。このバネ部12eにはY方向から見ると、中央部が略U字状のU字状部12e−1と、その両端にX軸に平行な平行部12e−2が形成されている。なお、バネ部12eの幅は0.1mm程度としてある。また、バネ部12eの表面には硬化したシリコーンゲルを付着させバネ部12eの振動を抑制している。
The two springs 12 (12-1, 12-2), which are support members that rotatably support the
バネ12と可動部14との連結は、バネ12の固定部12aに形成された孔12cに、ホルダー11のX方向両側に立ち上げ形成された固定部11bに形成されたボス11cを嵌合させて位置決めし接着固定して行う。一方、バネ12と後述するベース13との連結は、バネ12の他方の固定部12bに形成された孔12dに、ベース13のX方向両端に立ち上げ形成された固定部13bに形成されたボス13cを嵌合させて位置決めし接着固定して行う。なお、バネ12はその厚み方向をミラー4の反射面4aと平行方向とし、バネ12の面をXZ面と平行になるように構成してある。また、2枚のバネ12−1と12−2のそれぞれのバネ部12eは、回転軸である軸Cに対して垂直な平面であるYZ面に対して対称に配置されている。
The
ベース13は、LCP,PPS,PEI,PC等の非導電性プラスチックで形成されているが、温度による膨張率を同じにしバネ11の変形を防ぐためには前記ホルダー11とベース13は同じ材質、同程度の線膨張率を有する材質であることが望ましい。ベース13の中央部には組み立て用の孔13dが形成されており、Y方向両端に取り付け部13aが形成され、この取り付け部13aには、背面にヨーク17を固定されたマグネット16が接着固定される。2つのマグネット16は、図2に示すように異極が向かい合う様に着磁されて、両マグネット16はコイル10のY方向側の辺10aに向かい合うように位置している。
The
以上のミラー4、コイル10、ホルダー11、バネ12の固定部12aで可動部14が構成される。そして、2つのバネ12のX軸に平行な4箇所の部分12e−2は、可動部14が回転するときの軸C上に並んでいる。また、Y方向から見て軸C上に可動部14の重心Gが位置し、可動部14の慣性主軸が軸Cに一致するように構成してある。したがって、可動部14は軸Cに関して、静バランスと動バランスがとれるようになっている。さらに、コイル10の力が発生する2辺10a,10aの中心が軸Cの上にあり、2辺10aの中心とマグネット16の中心が一致している。つまり、2辺10aに発生する回転トルクの中心は軸Cの上にあり、軸Cに対して駆動バランスがとれるようになっている。
The
ここで、図4、図5に参照してバネ12の組立について説明する。先ず、バネ12の固定部12a,12bをホルダー11とベース13に固定するには、図5に示すような組立ジグを用いる。組立ジグは、固定ピン21の先端面21aに第1の段差部21bが形成され、この第1の段差部21bの先端面21cに第2の段差部21dが形成され、3段の段差がつけられている。そこで、図4に示すように固定ピン21の先端面21aにベース13の底面を当てつけ、段差部21bをベースの孔13dに嵌合させ、固定ピン21に対してベース13を位置決めする。この場合、図示しないピンによりベース13が固定ピン21に押圧される。
Here, the assembly of the
次に、ミラー4をホルダー11に接着固定したものを、ピン21の第2の段差部21dにミラー4の背面を当てつけ、先端面21cをホルダー11の孔11dに嵌合させることにより、固定ピン21に対してホルダー11とミラー4を位置決めする。この場合、ミラー4の反射面4aは、ピン22により固定ピン21側に押される。なお、ピン22の先端は凹形成されており、ミラー4の反射面4aの光束が当たる有効部にピン22の先端が当たり汚れることを防止している。こうして、ベース13とホルダー11、ミラー4との相対位置が決まる。この状態でバネ12の固定部12aをホルダー11の固定部11b(図4では見えない)に、バネ12の固定部12bをベース13の固定部13b(図4では見えない)に、それぞれの孔をボスに嵌合させ接着固定する。その後、コイル10の2本の端末を前記2つの固定部12aに1本ずつ半田付けし、ピン22を外し固定ピン21からベース13とホルダー11を外すと、ガルバノミラー15が構成される。
Next, by fixing the
このように可動部14をベース13に組み付けるとき、ミラー4を位置決めに使用したのでベース13に対するミラー4の位置と傾きの精度が良い。なお、ミラー4の反射面4aを前記実施例とは反対側の面とし、ベース13の孔13dから光束をミラー4に入射するように構成することもできる。この場合、図5の組立ジグを用いると、ベース13とミラー4の反射面の位置と傾きの精度がさらに向上する。また、ベース13に孔13dをあけて可動部14を位置決めするピン21bを通すようにしたので、固定ピン21のスペースが小さくバネ12の取り付け作業が容易になる。さらに、1本の固定ピン21でベース13と可動部14を位置決めするのでベースと可動部の位置精度を容易に出せる。
Thus, when the
次に、図6を参照して、本実施の形態のガルバノミラー15の作用を説明する。ガルバノミラー15の外部の駆動回路から支持部材である2つのバネ12を介してコイル10に電流を供給する。コイル10に電流を流すと、マグネット16に向かい合ったコイル10の2辺10aにZ方向で逆向きの力が発生し、可動部14を軸C回りに回転させる。そのときの回転軸である軸Cは、ほぼX軸と平行である。こうしてガルバノミラー15によりミラー4がX軸に平行な軸C回りに回転すると、ミラー4の反射光が傾き対物レンズ6に入射する光も傾く。すると、ディスク7上の光スポットがディスク7の記録面8上に形成された記録トラックに対してディスク7の半径方向(W方向)に移動し、トラッキング動作を行える(図1)。
Next, the operation of the
また、前記のように可動部14は軸Cに対して、軸Cの回りの静バランスと動バランスがとれるように構成されている。またコイル10の力が発生する2辺10aの中心が、軸Cの上にある。つまり、2辺10aに発生する回転トルクの中心は軸Cの上にあり、軸Cに関して駆動バランスがとれている。
Further, as described above, the
以上のごとく、第1実施の形態によれば下記のような効果を有する。支持部材であるバネ12の可動部14への固定部をコイル10の外側面側に配置したので、支持部材の回転中心軸Cとコイル10に発生する力の中心を容易に一致させることができ、共振の少ない良好な応答特性が得られる。そのため、可動部14を回転したときに回転軸が軸Cとずれたり、傾いたりすることを防止でき良好な駆動特性が得られる。さらに、可動部14が軸Cの回りに回転する振動モード以外の振動モード例えば、可動部14がZ方向に移動する振動モード等が生じにくくなる。
As described above, the first embodiment has the following effects. Since the fixed portion of the
また、ミラー4とコイル10は直接接触しないで、その間にホルダー11の一部が位置するようになっているため、ホルダー11が断熱材となりコイル10に電流を流したときの発熱がミラー4に伝わりにくくなる。したがって、ミラー4がコイル10の熱により変形して対物レンズ6の光スポットの収差が大きくなるのを防止できる。また、ミラー4の周囲をコイル10が囲むように配置したので、コイル10がミラー4を補強するような構成となり、可動部14の剛性が高くなる。また、可動部14の外形を小さくできる。
Further, since the
次に、本発明の第2実施の形態を図7、図8に基づき説明する。これは、第1実施の形態の変形例であり、同機能部位には同付番とし説明部以外は全て第1実施の形態と同様である。本実施の形態は、ミラー4を支持するホルダーを無くし、ミラー4に直接コイル10を接着固定してある。この場合、ミラー4のY方向側面とコイル10の間隔を0.1mmと小さくし、この間に接着剤8(図示していない)を充填して接着する。すると、コイル10からミラー4への熱はその間の接着剤により伝達しにくくなる。また、ミラー4とコイル10のX方向の間隔は0.5mm程度あける。これは、コイル10の4角は完全に直角に曲げられず、R0.5程度のRが必要なためである。
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. This is a modification of the first embodiment, and the same functional parts are assigned the same numbers, and are the same as those of the first embodiment except for the explanation. In the present embodiment, the holder for supporting the
また、図8Aに示すようにバネ12は略Y字状にしてあり、ベース13への固定部12bから軸Cに沿った直線上のバネ部12e−1と、そこから延在する二股状のバネ部12e−2が形成され、このバネ部12e−2の先端の2カ所にはL字状に曲げられた固定部12aが形成され、固定部12aをミラー4のX方向側面に接着固定する。コイル10のX方向の辺は、二股状のバネ部12e−2の間の空間に位置し、二股状のバネ部12e−2がコイル10の幅(Z方向)を挟むように構成されている。
Further, as shown in FIG. 8A, the
図8Bは、図8Aの場合の変形例を示したもので、直線上のバネ部12e−1を設けず二股状のバネ部12e−2のみを形成したものである。この場合、図8Aにおいてはバネ部12e−1とバネ部12e−2が変形するが、図8Bではバネ部12e−2のみが変形する。図8Aの場合も、バネ部12e−2の剛性を高くしバネ部12e−1のみが変形するように構成することもできる。なお、コイル10はミラー4に直巻きにしてもよい。他の構成については、第1実施の形態と同様である。
FIG. 8B shows a modification of the case of FIG. 8A, in which only the
第2実施の形態は前記のように、バネ部(支持部材)12をコイル10を挟むように構成したので、コイル10とバネ部12が干渉せず、コイル10とバネ部12の中心を容易に一致させることができる。そのため、バネ部12の回転中心軸とコイル10に発生する力の中心を容易に一致させることができ、共振の少ない良好な応答特性が得られる。
In the second embodiment, as described above, the spring portion (support member) 12 is configured so as to sandwich the
また、バネ部12はコイル10を挟むようにミラー4に直接固着したので、バネ部12をその分ミラー4の中心部に近づけることができ、可動部14、ひいてはガルバノミラー15を小型にできる。さらに、ホルダーを介在させず、ミラー4にコイル10とバネ部12を直接固定したので部品点数が少なくなり、可動部14の軽量化、小型化を図れる。
Further, since the
また、ミラー4とコイル10の間を0.1mm程度あけそこに接着剤を充填したので、ホルダーがなくてもコイル10からミラー4へ伝導される熱が少なくなりミラー4の熱変形を少なくできる。この間隔をもっと大きくすればミラー4に伝わる熱をより少なくできることはいうまでもない。他の効果については、上記第1実施の形態と同様である。
Further, since the gap between the
図9は、本発明の第3実施の形態を示したもので、これも第1実施の形態の変形例である。第1実施の形態と同機能部位には同付番とし説明部以外は、全て第1実施の形態と同様である。本実施の形態においては、バネ部12eを直線状に形成し固定部12aを直接コイル10の表面に接着固定している。また、ミラー4とコイル10のX方向、Y方向の間隔は0.1mm程度あけるとともに、ミラー4の4角にC0.5程度の面取りをして、コイル10の4角のR部内側と接触しないようにしてある。
FIG. 9 shows a third embodiment of the present invention, which is also a modification of the first embodiment. The same functional parts as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals and are the same as those in the first embodiment except for the explanation part. In the present embodiment, the
第3実施の形態は前記のように、バネ部12をコイル10に直接固定したので、コイル10とバネ部12の間のホルダー等の部材が不要で、バネ部12のベース13への固定位置をミラーの中心よりに近づけられる。そのため、ガルバノミラー15の小型化を図れる。他の効果については、上記第1実施の形態と同様である。
In the third embodiment, since the
本発明は、以上の実施の形態限定されるものではなく、各種の変形、変更が可能である。例えば、以上の実施の形態においては光学素子として平板状のミラーを用いたが、凹面ミラー、ホログラム、プリズム等、他の光学素子を回転、傾き駆動する装置に適用してもよい。また、駆動する光学素子は1つに限らず、複数でもよい。また、ミラー4とホルダー11は、プラスチック、ガラス等で一体成形されていてもよい。こうすると部品点数が少なくなり、組み立ての際の位置精度が向上する。 また、ミラー5をガルバノミラーとして構成してもよい。また、支持部材の形状、材質に特に限定はなく、例えば形状は断面円形でも板状でもよい。材質は金属製、樹脂製等適宜選択使用すればよい。
The present invention is not limited to the above embodiments, and various modifications and changes can be made. For example, in the above embodiment, a flat mirror is used as the optical element. However, the present invention may be applied to a device that rotates and tilts other optical elements such as a concave mirror, a hologram, and a prism. Further, the number of optical elements to be driven is not limited to one, and a plurality of optical elements may be used. Further, the
4 ミラー
4a 反射面
10 コイル
11 ホルダー
11e 立ち上がり部
12a 固定部
12−1,12−2 バネ
13 ベース
13a 取り付け部
13d 孔
14 可動部
15 ガルバノミラー
16 マグネット
17 ヨーク
4
Claims (3)
前記コイルを前記光学素子の外周を取り囲むように配設し、前記コイルの外側面側に前記支持部材の前記可動部への固定部を配置したことを特徴とする光路偏向装置。 A movable portion having at least an optical element and a coil; a plurality of support members for rotatably supporting the movable portion; a base for fixing a part of the support member; and a magnetic circuit fixed to the base. In the optical path deflecting device,
An optical path deflecting device, wherein the coil is disposed so as to surround an outer periphery of the optical element, and a fixed portion of the support member to the movable portion is disposed on an outer surface side of the coil.
前記コイルを前記光学素子の外周を取り囲むように配設し、前記支持部材の少なくとも一部に二股状の部分を形成し、この二股状の部分で前記コイルを挟むように前記可動部を支持したことを特徴とする光路偏向装置。 A movable portion having at least an optical element and a coil; a plurality of support members for rotatably supporting the movable portion; a base for fixing a part of the support member; and a magnetic circuit fixed to the base. In the optical path deflecting device,
The coil is disposed so as to surround the outer periphery of the optical element, a bifurcated portion is formed on at least a part of the support member, and the movable portion is supported so that the coil is sandwiched by the bifurcated portion. An optical path deflecting device.
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