JP2006185108A - ストレージシステムのデータを管理する管理計算機及びデータ管理方法 - Google Patents

ストレージシステムのデータを管理する管理計算機及びデータ管理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006185108A
JP2006185108A JP2004377176A JP2004377176A JP2006185108A JP 2006185108 A JP2006185108 A JP 2006185108A JP 2004377176 A JP2004377176 A JP 2004377176A JP 2004377176 A JP2004377176 A JP 2004377176A JP 2006185108 A JP2006185108 A JP 2006185108A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pair
data
logical volume
status
failure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004377176A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirokazu Ikeda
博和 池田
Hironori Emaru
裕教 江丸
Hiroshi Wake
寛 和家
Masahide Sato
雅英 佐藤
Takanari Iwamura
卓成 岩村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2004377176A priority Critical patent/JP2006185108A/ja
Priority to US11/079,237 priority patent/US7644301B2/en
Priority to EP05256896A priority patent/EP1675007B1/en
Priority to DE602005010533T priority patent/DE602005010533D1/de
Publication of JP2006185108A publication Critical patent/JP2006185108A/ja
Priority to US12/633,193 priority patent/US7954003B2/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/07Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
    • G06F11/16Error detection or correction of the data by redundancy in hardware
    • G06F11/20Error detection or correction of the data by redundancy in hardware using active fault-masking, e.g. by switching out faulty elements or by switching in spare elements
    • G06F11/2053Error detection or correction of the data by redundancy in hardware using active fault-masking, e.g. by switching out faulty elements or by switching in spare elements where persistent mass storage functionality or persistent mass storage control functionality is redundant
    • G06F11/2056Error detection or correction of the data by redundancy in hardware using active fault-masking, e.g. by switching out faulty elements or by switching in spare elements where persistent mass storage functionality or persistent mass storage control functionality is redundant by mirroring
    • G06F11/2069Management of state, configuration or failover
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/07Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
    • G06F11/16Error detection or correction of the data by redundancy in hardware
    • G06F11/20Error detection or correction of the data by redundancy in hardware using active fault-masking, e.g. by switching out faulty elements or by switching in spare elements
    • G06F11/2053Error detection or correction of the data by redundancy in hardware using active fault-masking, e.g. by switching out faulty elements or by switching in spare elements where persistent mass storage functionality or persistent mass storage control functionality is redundant
    • G06F11/2056Error detection or correction of the data by redundancy in hardware using active fault-masking, e.g. by switching out faulty elements or by switching in spare elements where persistent mass storage functionality or persistent mass storage control functionality is redundant by mirroring
    • G06F11/2064Error detection or correction of the data by redundancy in hardware using active fault-masking, e.g. by switching out faulty elements or by switching in spare elements where persistent mass storage functionality or persistent mass storage control functionality is redundant by mirroring while ensuring consistency

Abstract

【課題】リモートコピーによるペアが構成されたストレージシステムにおいて、ペアに障害が発生したときに、失われるデータを特定する。
【解決手段】
ストレージシステムに接続された管理計算機において、前記ストレージシステムは、データが格納される正論理ボリュームと、前記正論理ボリュームに格納されたデータの複製が格納される副論理ボリュームと、を備え、前記正論理ボリュームと前記副論理ボリュームとはペアを構成し、前記管理計算機は、前記正及び副論理ボリュームに格納されたデータを管理するデータ管理部を有し、前記データ管理部は、前記ペアに関するイベントを取得し、前記イベントが前記ペアに発生した障害によるものであるか否かを判定し、前記イベントが前記障害によるものである場合、当該障害によって失われたデータを判定し、当該失われたデータに関する情報を出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、データ複製技術を応用したストレージシステムのデータ管理に関する。
複数の装置によって構成されるネットワークにおいて障害が発生した場合、復旧のために、障害が発生した部位を特定する必要がある。しかし、ネットワークの規模が大きくなり、その構成が複雑化すると、障害部位の特定は困難になる。
特許文献1には、管理装置及び管理装置エージェントがネットワーク上の経路の状態を監視することによって、発生した障害の部位を特定するネットワーク管理システムが開示されている。
特開平10−22947号公報
近年のデータストレージの分野では、ストレージシステムに格納されたデータを保護するため、ストレージのコピー技術を使用したデータの複製が実現されている。このコピー技術によれば、ストレージシステム内の論理ボリュームが、同一の又は他のストレージシステム内の一つ以上の論理ボリュームとペアを構成する。さらに、これらのペアを多段に連結することもできる。このように多段に連結されたペア構成は、カスケード構成と呼ばれる。各ペアにおけるデータ複製の実行を制御することによって、任意の時点の複製データを作成し、保管することができる。
このようなペア構成において、いずれかのペアの状態が変化することによって、他のペアのデータが失われる場合がある。例えば、あるペアでデータ複製が実行されているときに、そのペアで障害が発生すると、データ複製が中断する。その結果、複製先の論理ボリュームのデータの論理的な整合性が失われる。
しかし、各論理ボリュームには、コピー元の論理ボリュームに格納されているデータとは異なる時点のバックアップデータが格納されている場合がある。このため、ペア状態が変化した場合にデータが失われるか否かを判定するために、データのバージョンを参照する必要がある。
さらに、正常なペアの状態には複数の種類がある。障害が発生したときにデータが失われるか否かは、障害が発生する前のペア状態に依存する。
したがって、従来の障害部位特定方法によって、障害が発生したときに失われるデータを特定することはできない。
本発明は、計算機システムに含まれるストレージシステムに接続された管理計算機において、前記ストレージシステムは、データが格納される正論理ボリュームと、前記正論理ボリュームに格納されたデータの複製が格納される副論理ボリュームと、を備え、前記正論理ボリュームと前記副論理ボリュームとはペアを構成し、前記管理計算機は、前記正及び副論理ボリュームに格納されたデータを管理するデータ管理部を有し、前記データ管理部は、前記ペアに関するイベントを取得し、前記イベントが前記ペアに発生した障害によるものであるか否かを判定し、前記イベントが前記障害によるものである場合、当該障害によって失われたデータを判定し、当該失われたデータに関する情報を出力することを特徴とする。
本発明によれば、ペアに障害が発生したときに失われるデータが特定される。さらに、本発明によれば、失われたデータを復旧することができるか否かが表示される。さらに、本発明は、失われたデータの復旧を支援する。
図1は、本発明の実施の形態のコンピュータシステムの構成のブロック図である。
本実施の形態のコンピュータシステムは、管理サーバ100、一つ以上の業務サーバ120及び一つ以上のストレージシステム140によって構成される。
管理サーバ100及び業務サーバ120は、ネットワーク160によって相互に通信可能に接続される。ネットワーク160は、例えば、LAN又はいわゆるインターネット等のIPネットワークである。
業務サーバ120及びストレージシステム140は、ストレージエリアネットワーク(SAN)170によって相互に通信可能に接続される。SAN170は、ストレージ専用のネットワークであり、FCプロトコル又はFCIPプロトコル等による通信が行われる。
ストレージシステム140は、さらに、ネットワーク160によって管理サーバ100等と通信可能に接続されてもよい。
管理サーバ100は、本実施の形態のコンピュータシステムを管理するコンピュータである。管理サーバ100は、入出力装置101、ディスク装置102、CPU103、主記憶装置104、ネットワークインターフェース(I/F)105及びこれらを接続するバス106によって構成される。
入出力装置101は、例えば、表示画面(ディスプレイ)、キーボード、マウス等である。
ディスク装置102は、例えば、一つのハードディスクドライブであり、CPU103によって実行されるプログラム及び当該プログラムを実行する際に必要なデータが格納される(図2参照)。
CPU103は、管理サーバ100を制御するプロセッサであり、ディスク装置102に格納されたプログラムを実行する。
主記憶装置104は、例えば、半導体メモリであり、CPU103がプログラムを実行する際に使用される。
ネットワークI/F105は、管理サーバ100がネットワーク160を介して業務サーバ120等と通信するためのインターフェースである。
業務サーバ120は、ストレージシステム140を使用してファイルシステムを提供したり、DBMS等のアプリケーションを実行することによってユーザの業務を支援するコンピュータである。業務サーバ120は、入出力装置121、ネットワークI/F122、CPU123、主記憶装置124、ディスク装置125、データI/F126及びこれらを接続するバス127によって構成される。
入出力装置121は、例えば、表示画面(ディスプレイ)、キーボード、マウス等である。
ネットワークI/F122は、業務サーバ120がネットワーク160を介して管理サーバ100等と通信するためのインターフェースである。
CPU123は、業務サーバ120を制御するプロセッサであり、ディスク装置125に格納されたプログラムを実行する。
主記憶装置124は、例えば、半導体メモリであり、CPU123がプログラムを実行する際に使用される。
ディスク装置125は、例えば、一つのハードディスクドライブであり、CPU123によって実行されるプログラム及び当該プログラムを実行する際に必要なデータが格納される(図3参照)。
データI/F126は、業務サーバ120がSAN170を介してストレージシステム140等と通信するためのインターフェースである。
業務サーバ120Cの構成は、図示を省略するが、業務サーバ120A及び120Bと同様である。本実施の形態のコンピュータシステムは、さらに多くの業務サーバ120を含んでもよい。
ストレージシステム140は、業務サーバ140からの要求に応じて、データを格納する。
ストレージシステム140は、管理用ポート141、ポート142、ディスク装置143及びこれらを制御するディスクコントローラ145によって構成される。
管理用ポート141は、ストレージシステム140がネットワーク160を経由して管理サーバ100等と通信するためのインターフェースである。なお、ストレージシステム140は、ネットワーク160に接続されなくてもよい。ストレージシステム140をネットワーク160に接続しない場合、管理用ポート141はなくてもよい。
ポート142は、ストレージシステム140がSAN170を介して業務サーバ120等と通信するためのインターフェースである。
論理ボリューム144は、複数のハードディスクドライブ(例えば、RAID)から構成されてもよい。本実施例では、各論理ボリューム144は、複数のハードディスクドライブによって構成されるRAIDを想定している。
論理ボリュームとは、論理的に一つのディスクドライブとして取り扱われる記憶領域である。業務サーバ120がストレージシステム140で使用するデータは、論理ボリューム144に格納される。
ストレージシステム140Cの構成は、図示を省略するが、ストレージシステム140A及び140Bと同様である。本実施の形態のコンピュータシステムは、さらに多くのストレージシステム140を含んでもよい。
ストレージシステム140の論理ボリューム144に格納されたデータを、業務サーバ120を介さずに、SAN170を介して別のストレージシステム140の論理ボリューム144に複製(コピー)することができる。このようなデータ複製は、リモートコピーと呼ばれる。また、ストレージシステム140の論理ボリューム144に格納されたデータを、同じストレージシステム140の別の論理ボリューム144に複製することもできる。このようなデータ複製は、ローカルコピーと呼ばれる。
これらのように、論理ボリューム144間でデータが複製される場合、複製元の論理ボリューム144と複製先の論理ボリューム144は、二つのボリュームでペアと呼ばれる。複製元の論理ボリューム144は正論理ボリューム(PVOL)、複製先の論理ボリューム144は副論理ボリューム(SVOL)と呼ばれる。
図2は、本発明の実施の形態の管理サーバ100のディスク装置102の内容の説明図である。
ディスク装置102には、少なくとも、データ管理プログラム201、ペア状態・業務状態管理テーブル202、ボリューム・データ対応管理テーブル203及び障害詳細コードテーブル204が格納される。これらのプログラム及びテーブルの構成については、後で詳細に説明する。
図3は、本発明の実施の形態の業務サーバ120のディスク装置125の内容の説明図である。
ストレージシステム140に接続された業務サーバ120の少なくとも一つには、ペア管理プログラム301及びペア構成定義テーブル302が格納される。
ペア管理プログラム301は、管理サーバ100等から指示を受けて、論理ボリューム144のペアの状態を切り替えるペア操作を実行する。
ペア状態には、「ペア(PAIR)」、「サスペンド(SUSPEND)」、「コピー(COPY)」、「リバースコピー(REVERSE-COPY)」及び「エラー(ERROR)」の五つがある。
「ペア」は、データ複製が行われた結果、PVOLとSVOLに同一のデータが格納された(すなわち、データが二重化された)状態である。「ペア」状態のペアのPVOLのデータが更新されると、更新されたデータは、データ複製(ローカルコピー又はリモートコピー)によってSVOLに複製される。その結果、PVOLとSVOLのデータの同一性が維持される。同期コピー(Synchronous copy)が行われる場合、「ペア」状態において、PVOLとSVOLのデータの同一性が維持される(ミラーリング)。
「サスペンド」は、後述するペア操作「分割」が実行された結果、データ複製が停止した状態である。「サスペンド」状態のペアのPVOLのデータが更新されても、更新されたデータは、SVOLに複製されない。このため、「サスペンド」状態のペアのPVOLとSVOLには、異なるデータが格納されている場合がある。
「コピー」及び「リバースコピー」は、「サスペンド」状態を「ペア」状態に切り替えるためのデータ複製が行われている状態(すなわち、データ複製が開始されて、まだ完了していない状態)である。「コピー」は、PVOLからSVOLへのデータ複製が行われている状態である。「リバースコピー」は、SVOLからPVOLへのデータ複製が行われている状態である。
「エラー」は、障害が発生した結果、データ複製が停止した状態である。ここで、障害とは、例えば、SAN170に発生したネットワーク障害又はストレージシステム140に発生した障害である。「エラー」状態のペアでは、「サスペンド」状態のときと同様、データ複製が行われない。このため、「エラー」状態は、「サスペンドエラー(SUSPEND ERROR)」とも呼ばれる。したがって、「エラー」状態のペアのPVOLとSVOLには、異なるデータが格納されている場合がある。
ペア管理プログラム301が実行するペア操作には、「分割(SPLIT)」「同期(RESYNC)」「逆同期(REVERCE-RESYNC)」の三つがある。なお、「逆同期」は、「復元(RESTORE)」とも呼ばれる。
「ペア」状態のペアに「分割」を実行すると、そのペアは「サスペンド」状態になる。
「サスペンド」状態のペアに「同期」を実行すると、そのペアは「コピー」状態となり、PVOLのデータがSVOLに複製される。その複製が終了すると、そのペアは「ペア」状態となる。
なお、後で説明するように、ペアに発生した障害の程度が軽度である場合、「エラー」状態(「サスペンドエラー」状態)のペアに「同期」を実行することができる。その実行の結果は、「サスペンド」状態のペアに「同期」を実行したときと同じである。すなわち、「同期」が実行された「エラー」状態のペアは「コピー」状態となり、PVOLのデータがSVOLに複製される。その複製が終了すると、そのペアは「ペア」状態となる。
「サスペンド」状態のペアに「復元」を実行すると、そのペアは「リバースコピー」状態となり、SVOLのデータがPVOLに複製される。その複製が終了すると、そのペアは「ペア」状態となる。
ペア管理プログラム301は、さらに、ペア状態が変更されたことを検出して、その変更を管理サーバ100に通知してもよい。具体的には、ペア管理プログラム301がペア操作を実行したときだけでなく、他のソフトウエアがペア操作を実行したとき、及び、ペアに障害が発生したときに、ペア状態が変更されたこと及び変更後のペア状態を管理サーバ100に通知する。
なお、ストレージシステム140は、管理用ポート141を介して、ペア状態の変更を管理サーバ100に直接通知してもよい。
ペア管理プログラム301は、さらに、業務状態が変更されたことを検出して、その変更を管理サーバ100に通知してもよい。具体的には、いずれかの論理ボリューム144について、業務静止化又は業務静止化解除されたことを検出して、業務状態が変更されたこと及び変更後の業務状態を管理サーバ100に通知する。
ペア構成定義テーブル302は、業務サーバ120が接続されたストレージシステム140内の各論理ボリュームが属するペアに関する情報を含む。ペア構成定義テーブルについては、後で詳細に説明する(図7)。
なお、ペア管理プログラム301及びペア構成定義テーブル302は、管理サーバ100のディスク装置102に格納されてもよい。その場合、ペア管理プログラム301は、ネットワーク160に接続された管理用ポート141を介してストレージシステム140内の論理ボリューム144のペア操作を実行する。
図4は、本発明の実施の形態のデータ複製のペア及びコピーグループの説明図である。
図4の例において、DKC1、DKC2及びDKC3は、ストレージシステム140である。例えば、DKC1、DKC2及びDKC3は、それぞれ、ストレージシステム140A、140B及び140Cであってもよい。図4では、SAN170、業務サーバ120等の図示を省略する。
DKC1には、VOL10、VOL11及びVOL12の三つの論理ボリューム144が含まれる。DKC2には、VOL20、VOL21及びVOL22の三つの論理ボリューム144が含まれる。DKC3には、VOL30、VOL31、VOL32、VOL40、VOL41及びVOL42の六つの論理ボリューム144が含まれる。
DKC1及びDKC2の間で、VOL10のデータがVOL20に複製される。すなわち、VOL10及びVOL20は、ペアを構成する。ここで、VOL10がPVOL、VOL20がSVOLである。このVOL10及びVOL20によるペアを、ペアP1020とする。
同様にして、VOL11及びVOL21は、ペアP1121を構成する。ここで、VOL11がPVOL、VOL21がSVOLである。
VOL12及びVOL22は、ペアP1222を構成する。ここで、VOL12がPVOL、VOL22がSVOLである。
これらの3つのペアは、DKC1及びDKC2の間のリモートコピーによるペアである。
ペアP1020、P1121及びP1222は、コピーグループCG12を構成する。コピーグループとは、ペアの集合であり、ペア操作の単位とすることができる。ペア操作は個々のペアに対して実行することができるが、コピーグループを指定することによって、複数のペア操作を一括して実施することもできる。コピーグループがデータ整合性を保障する場合、一つのコピーグループ内では、PVOLが更新されると、その更新の順にSVOLが更新される。例えば、VOL10のデータA(図示省略)が更新され、次にVOL11のデータB(図示省略)が更新される場合、データAがVOL10からVOL20に複製され、次にデータBがVOL11からVOL21に複製される。このようにデータの更新順序が維持されることによって、コピーグループ内のデータの相互の整合性が維持される。
例えば、一つのアプリケーションの一つのインスタンスに関する複数のペアを一つのコピーグループとしてもよいし、一つのデータベースに関する複数のペアを一つのコピーグループとしてもよい。
同様にして、VOL20、VOL21及びVOL22は、それぞれ、VOL30、VOL31及びVOL32と、リモートコピーによるペアP2030、P2131及びP2232を構成する。これらのペアにおいては、VOL20、VOL21及びVOL22がPVOLであり、VOL30、VOL31及びVOL32がSVOLである。これらの3つのペアは、コピーグループCG23を構成する。
さらに、VOL30、VOL31及びVOL32は、それぞれ、VOL40、VOL41及びVOL42と、ローカルコピーによるペアP3040、P3141及びP3242を構成する。これらのペアにおいては、VOL30、VOL31及びVOL32がPVOLであり、VOL40、VOL41及びVOL42がSVOLである。これらの3つのペアは、コピーグループCG34を構成する。
DKC1からDKC3に至るコピー経路において、PVOL側を上段、SVOL側を下段と定義する。例えば、ペアP2030を基準にすると、ペアP1020は上段にあり、ペアP3040は下段にある。なお、ペアP1020はペアP2030の上段に隣接するペアであり、ペア3040はペアP2030の下段に隣接するペアである。一方、ペアP1020は、ペアP3040の上段にあるが、ペアP3040と隣接しない。
次に、図4を用いて本発明の概要を説明する。なお、ここでは、VOL10、VOL20、VOL30及びVOL40のみについて説明するが、この説明は他の論理ボリューム144にも適用される。
図4に示す全てのペアのペア状態が「ペア」である場合、例えば、業務サーバ120がDKC1のVOL10のデータを更新すると、その更新は、リモートコピーによってVOL20及びVOL30に反映され、さらに、ローカルコピーによってVOL40に反映される。その結果、VOL10、VOL20、VOL30及びVOL40には、同じデータが格納される。
次に、ペアP2030について「分割」が実行されると、ペアP2030のペア状態は「サスペンド」となり、ペアP2030のリモートコピーが停止される。
その後、VOL10のデータが更新されると、その更新はリモートコピーによってVOL20に反映されるが、ペアP2030のリモートコピーが停止しているため、VOL30及びVOL40には反映されない。その結果、VOL10及びVOL20に格納されるデータと、VOL30及びVOL40に格納されるデータとは、同一でなくなる。
このとき、ペアP1020に障害が発生すると、業務が停止していない限り、VOL20に格納されたデータの論理的な整合性を保証できなくなる(整合性が保たれる場合もあり得るが、それを保証することはできない)。整合性が保証されないデータを利用することはできないため、VOL20のデータが失われる。
一方、ペア1020が正常であるとき、ペアP2030について「同期」が実行されると、ペア状態は「コピー」となり、VOL20のデータがVOL30に複製される。その複製が終了すると、ペア状態は「ペア」となる。このとき、複製が開始する前にVOL30に格納されていたデータのうち、VOL20と異なるデータは、VOL20のデータが上書きされることによって失われる。
さらに、ペアP3040のペア状態が「ペア」であるため、VOL30の更新がVOL40に反映される。その結果、VOL40に格納されていたデータのうち、VOL20と異なるデータは、VOL20のデータが上書きされることによって失われる。
また、ペア状態が「コピー」のときにペアP2030に障害が発生してデータの複製が停止すると、VOL30に格納されたデータの整合性が保証されない。このため、VOL30のデータが失われる。
さらに、ペアP3040のペア状態が「ペア」であるため、VOL30の更新がVOL40に反映される。すなわち、整合性が保証されないデータがVOL30からVOL40に複製される。その結果、VOL40のデータも失われる。
本発明のデータ管理プログラム201は、障害又はペア操作によってペア状態が変更されたとき、その変更によって失われるデータ又は上書きされるデータを特定し、ユーザに通知する。
図5は、本発明の実施の形態のペア状態・業務状態管理テーブル202の説明図である。
ペア状態・業務状態管理テーブル202は、論理ボリューム144のデータを管理するための情報を含み、データ管理プログラム201によって参照される。
図5は、図1のコンピュータシステムに、図4のようなペア及びコピーグループが存在する場合のペア状態・業務状態管理テーブル202の内容を示す。ペア状態・業務状態管理テーブル202の一つの行は、管理サーバ100が管理するストレージシステム140に存在する一つのペアに対応する。
図5において、PVOL501及びSVOL502は、各ペアを構成するPVOL及びSVOLの名前である。PVOL501及びSVOL502には、「VOL10」、「VOL20」等が記入される。
コピーグループ名503は、各ペアが属するコピーグループの名前である。コピーグループ名503には、「CG12」等が記入される。
ペア名504は、各ペアの名前である。ペア名504には、「P1020」等が記入される。
ペア状態505は、各ペアのペア状態である。ペア状態505には、「ペア」、「サスペンド」、「コピー」又は「エラー」のいずれかが記入される。図5の例では、ペアP2030、P2131及びP2232のペア状態は「サスペンド」であり、その他のペアのペア状態は「ペア」である。これは、図4において、コピーグループCG12及びCG34に属するペアにおいてはリモートコピー又はローカルコピーが実行され、コピーグループCG23に属するペアのリモートコピーは停止していることを示す。
業務506は、業務サーバ120によって業務が実行されている(すなわち、業務サーバから直接データI/Oを受けている)論理ボリューム144を含むペアを示す。図5の例では、DKC1を使用する業務サーバ120が業務を実行しているため、VOL10、VOL11及びVOL12を含むペアについて、「○」が記入される。
静止フラグ507は、業務が静止化されているか否かを示す。静止化とは、業務サーバ120から論理ボリューム144への(直接又は間接の)データアクセス(I/O)を停止することである。業務が静止化されていると、業務を直接提供しているペアについて「○」が記入される。ただし、業務506に「○」が記入されているペアのみが記入の対象である。
図6は、本発明の実施の形態のボリューム・データ対応管理テーブル203の説明図である。
ボリューム・データ対応管理テーブル203は、論理ボリューム144のデータを管理するための情報を含み、データ管理プログラム201によって参照される。
図6は、図5と同様、図1のコンピュータシステムに、図4のようなペア及びコピーグループが存在する場合のボリューム・データ対応管理テーブル203の内容を示す。ボリューム・データ対応管理テーブル203の一つの行は、管理サーバ100が管理するストレージシステム140に存在する一つの論理ボリューム144に対応する。
図6において、ボリューム601は、各論理ボリューム144の名前である。ボリューム601には、「VOL10」、「VOL20」等が記入される。
データ名602は、各論理ボリューム144に格納されるデータを識別する名前である。データは、例えば、データを作成したアプリケーション、そのアプリケーションを実行した業務サーバ120及びインスタンスの名前によって識別される。
図6の例では、VOL10〜12のデータは、「ホスト1」という名前の業務サーバ120の「SQLサーバ」というアプリケーションによって作成されたものであり、インスタンス名は「SQLインスタンス01」である。なお、「ホスト1」は、DKC1を使用する業務サーバ120の名前である。
VOL20〜22は、VOL10〜12の複製である。このため、VOL20〜22のデータ名602は、VOL10〜12と同じである。VOL30〜32及びVOL40〜42についても同様である。ただし、インスタンス名が変更された場合等は、上段と下段のデータ名602は必ずしも一致しない。
業務静止化時刻603は、各論理ボリューム144について業務を静止化した時刻である。図6において、VOL10〜12及びVOL20〜22は、静止化されていないため、業務静止化時刻603には、「最新」が記入される。一方、VOL30〜32及びVOL40〜42は静止化されているため、業務静止化時刻603には、静止化された時刻(図6の例では、「2004年5月10日0時0分」)が記入される。
なお、データ名602及び業務静止化時刻603は、データの識別子として利用することができる。すなわち、データ名602が同一であり、かつ、業務静止化時刻603が同一であるデータの内容は同一である。
バックアップID604は、バックアップの識別子である。バックアップID604の値は、各論理ボリューム144について業務が静止化したときに与えられる。データ名602及び業務静止化時刻603が同じである論理ボリューム144には、同じバックアップID604が与えられる。一方、データ名602又は業務静止化時刻603のうち、少なくとも一方が異なる論理ボリューム144には、異なるバックアップID604が与えられる。図6において、VOL10〜12及びVOL20〜22は、静止化されていないため、バックアップID604は空欄である。一方、VOL30〜32及びVOL40〜42は静止化されているため、バックアップID604には、静止化されたときに与えられたバックアップID(図6の例では、「BID001」)が記入される。
なお、バックアップID604の代わりに、データ名602及び業務静止化時刻603の組み合わせによってデータを一意に識別することもできるため、バックアップID604は必須ではない。
業務ボリューム605は、各論理ボリューム144を含むコピー経路上の論理ボリューム144のうち、業務サーバ120からデータI/Oを受ける論理ボリューム144である。
なお、コピー経路とは、カスケード状に連結されたペアの系列である。例えば、図4において、カスケード状に連結されたP1020、P2030及びP3040が一つのコピー経路である。
図4において、VOL10、VOL20、VOL30及びVOL40は、同一のコピー経路に属する。これらの論理ボリューム144のうち、VOL10が業務サーバ120からデータI/Oを受ける。このため、VOL40の業務ボリューム605は、VOL10である。同様にして、VOL30及びVOL20の業務ボリューム605もVOL10である。
一方、VOL21、VOL31及びVOL41の業務ボリューム605は、VOL11である。また、VOL22、VOL32及びVOL42の業務ボリューム605は、VOL12である。
なお、ボリューム・データ対応管理テーブル203には、各論理ボリューム144について、マウントポイントに関する情報が含まれてもよい。
図7は、本発明の実施の形態のペア構成定義テーブル302の説明図である。
図7は、図4の例において、DKC1を使用する業務サーバ120のペア構成定義テーブル302である。
図7において、ボリューム701は、DKC1に含まれる論理ボリュームの名前である。図7の例では、ボリューム701には、「VOL10」、「VOL11」及び「VOL12」が記入される。
コピーグループ名702は、各論理ボリューム144が属するコピーグループの名前である。図7の例では、VOL10〜VOL12のコピーグループ名702には、「CG12」が記入される。
ペア名703は、各論理ボリューム144が属するペアの名前である。図7の例では、VOL10、VOL11及びVOL12のペア名703には、それぞれ、「P1020」、「P1121」及び「P1222」が記入される。
DKC2及びDKC3を使用する業務サーバ120のペア構成定義テーブル302については、図示を省略するが、上記と同様に、DKC2又はDKC3に含まれる論理ボリューム144の名前、並びに、それらが属するコピーグループ及びペアの名前が記入される。
ペア構成定義テーブル302は、管理サーバ100がペア状態・業務状態管理テーブル202及びボリューム・データ対応管理テーブル203を作成する際及びこれらのテーブルを最新の内容に更新する際に参照される。
図8は、本発明の実施の形態のコンピュータシステムにおいて、ペア状態が変更されたときにデータ管理プログラム201が実行する処理のフローチャートである。
ここで、ペア状態が変更された場合には、ペアに障害が発生した場合、及び、ユーザがペア管理プログラム301にペア操作を実行させた場合が含まれる。
図8の処理を実行する前提として、ペア状態・業務状態管理テーブル202及びボリューム・データ対応管理テーブル203の内容が最新であることが必要である。具体的には、管理サーバ100が各業務サーバ120からこれらのテーブルの内容に関する情報を取得して、これらのテーブルを更新する。あるいは、ユーザが管理サーバ100の入出力装置101を操作して、これらのテーブルを更新してもよい。この更新は、ユーザからペア状態監視の要求を受ける前又は後のいずれに実行されてもよい。
本実施の形態では、後で詳細に説明するように、ペア状態又は業務状態が変更されると、図8又は図13の処理が実行される。その結果、ペア状態・業務状態管理テーブル202及びボリューム・データ対応管理テーブル203の内容が最新の値に更新される。したがって、本実施の形態によれば、これらのテーブルには常に最新の値が格納されている。
図8の処理は、ユーザが管理サーバ100にペア状態の監視を要求することによって開始する。
データ管理プログラム201は、ユーザからペア状態の監視の要求を受信すると、ペア状態の監視を開始する(801)。そして、ペア状態変更イベントを待つ(802)。具体的には、業務サーバ140のペア管理プログラム301からペア状態変更の通知を受信するのを待つ。
データ管理プログラム201は、ペア状態変更イベントを取得(すなわち、ペア状態変更の通知を受信)すると(803)、次に、変更後のペア状態が「エラー」であるか否かを判定する(804)。
ステップ804において、変更後のペア状態が「エラー」であると判定された場合、ペア状態が変更されたペアに障害が発生している。このため、次に、データ管理プログラム201は、当該ペアに発生した障害によって失われるデータを特定する(805)。このとき、当該ペアの障害発生前のペア状態、当該ペアを含むコピー経路上の各ペアのペア状態及び業務状態が参照される。ステップ805の処理の手順は、後で詳細に説明する(図10参照)。
次に、データ管理プログラム201は、ステップ805で特定されたデータ(すなわち、障害によって失われるデータ)に関する情報を出力する(806)。具体的には、当該データの名前(識別子)、業務静止化時刻、当該データが格納されたストレージシステムの名前(識別子)等の情報を、管理サーバ100の入出力装置101から出力する。このとき出力される情報については、後で詳細に説明する(図9参照)。
一方、ステップ804において、変更後のペア状態が「エラー」でないと判定された場合、当該ペアにペア操作が実行されたことによってペア状態が変更されている。このため、データ管理プログラム201は、当該ペア操作によって変更される論理ボリューム144とその論理ボリューム144に格納されるデータとの対応関係を特定する(810)。このとき、当該ペア操作実行前のペア状態、当該ペアを含むコピー経路上の各ペアのペア状態及び業務状態が参照される。ステップ810の処理の手順は、後で詳細に説明する(図11参照)。
ステップ806又はステップ810を実行した後、データ管理プログラム201は、変更後のペア状態に整合するように、ペア状態・業務状態管理テーブル202及びボリューム・データ対応管理テーブル203の内容を更新する(807)。この更新の手順については、後で詳細に説明する(図12参照)。
次に、データ管理プログラム201は、ペア状態の監視を終了するか否かを判定する(808)。具体的には、例えば、ユーザからペア状態の監視を終了する指示が入力されたか否かを判定する。
ステップ808において、ペア状態の監視を終了しないと判定された場合、データ管理プログラム201は、ペア状態の監視を継続するため、ステップ802に戻る。
一方、ステップ808において、ペア状態の監視を終了すると判定された場合、ペア状態の監視を終了し(809)、図8の処理が終了する。
以上の図8によれば、ペア状態が変更されたとき、その変更が検出されたことを契機として、失われるデータ又は上書きされるデータを特定する処理が実行される。このため、ユーザがペア管理プログラム301を使用してペア操作を実行したときだけでなく、ペアに障害が発生した場合又は他のアプリケーションプログラム等によってペア状態が変更されたときにも、図8の処理が実行され、失われるデータ又は上書きされるデータが特定される。
図9は、本発明の実施の形態のデータ管理プログラム201が出力する、障害によって失われるデータに関する情報の説明図である。
図9は、図4、図5及び図6に示す例において、DKC1及びDKC2の間のペアに障害が発生したときに、図8のステップ806において出力される情報を示す。DKC1及びDKC2の間のペアに障害が発生すると、DKC2内の論理ボリューム144に格納されているデータが失われる。したがって、図8のステップ806において、DKC2内の論理ボリューム144に格納されているデータに関する情報が出力される。
なお、障害が発生するペアと、そのペアのペア状態と、その障害によって失われるデータとの関係については、後で詳細に説明する(図10参照)。
失われるデータに関する情報900のうち、出力情報種別901は、出力される情報の種類を示し、データ名903、業務静止化時刻904及びストレージシステム名905を含む。
データ名903は、さらに、業務サーバ名906、アプリケーション名907及びインスタンス名908を含む。ただし、業務がファイルシステムである場合、データ名903は、業務サーバ名906、ファイルシステム名(図示省略)及びマウントポイント(図示省略)を含む。データ名903は、失われるデータを識別する他の情報を含んでもよい。ストレージシステム名905は、ローカル909及びリモート910に分類される。
内容902は、出力情報種別901に対応する内容である。図9の例において、失われるデータは、図6のVOL20〜22のデータである。したがって、データ名903の内容902は、これらの論理ボリューム144のデータ名602と同一である。すなわち、業務サーバ名906は「ホスト1」、アプリケーション名907は「SQLサーバ」、インスタンス名は「SQLインスタンス01」である。
同様に、業務静止化時刻904の内容902は、図6の業務静止化時刻603と同一の「最新」である。
ストレージシステム名905の内容902は、失われるデータが格納されているストレージシステム140の名前(識別子)である。ここで、一つの行は、失われるデータが格納されている一つの論理ボリュームに対応する。
ストレージシステム名905は、ローカル909及びリモート910に分類される。ローカル909は、業務サーバ120が直接業務で利用する論理ボリュームが格納されているストレージシステム140であり、リモート910は、前記論理ボリュームが格納されているストレージシステム140とは異なるストレージシステム140である。なお、リモート910は、複数段のリモートコピーによって接続されてもよい。
図4の例では、DKC1は、業務サーバ120によって業務に使用されているため、ローカル909に分類される。DKC2及びDKC3は、業務サーバ120によって業務に使用されていないため、リモート910に分類される。
図4及び図6によれば、失われるデータは、DKC1に格納されていない。このため、ローカル909の内容902は、空欄である。
図4及び図6によれば、失われるデータは、DKC2に格納されている。このため、リモート910の内容902は、DKC2の識別子である。具体的には、失われるデータが格納される論理ボリューム144を含むストレージシステム140の名前(識別子)が記入される。
「Abc13468@192.16.1.1」は、DKC2の識別子である。「(リモートコピー)」は、DKC2に格納されたデータが、他のストレージシステム140(この場合は、DKC1)からリモートコピーによって複製されたことを示す。
失われるデータに関する情報900は、入出力装置101から、テキストデータとして出力されてもよい。あるいは、例えば、コンピュータシステムの構成図等の図面と共に出力されてもよい。
図10は、本発明の実施の形態のペアに障害が発生したときに、その障害によって失われるデータを特定する処理のフローチャートである。
図10の処理は、図8のステップ805において、データ管理プログラム201によって実行される。
図10の処理が開始されると、データ管理プログラム201は、障害が発生する直前のペア状態が「コピー」、「ペア」又は「サスペンド」のいずれであったかを判定する(1001)。具体的には、障害が発生したペアについて、ペア状態・業務状態管理テーブル202のペア状態505を参照する。
障害が発生する直前のペア状態が「サスペンド」であると判定された場合、そのペアのSVOLのデータの整合性は、障害によって失われない。このため、データが失われないと判定し(1012)、処理を終了する。
一方、障害が発生する直前のペア状態が「コピー」であると判定された場合、そのペアのSVOLのデータの整合性は、障害によって失われる。このため、ステップ1004に進む。
一方、障害が発生する直前のペア状態が「ペア」であると判定された場合、そのペアのSVOLのデータの整合性は、障害によって失われる場合がある。
このため、次に、障害が発生したペアに対してデータが書き込まれた(又は書き込まれた可能性があった)か否かを判定する(1020、1002)。障害が発生したペアにデータが書き込まれると、そのペアのSVOLのデータの整合性が失われる可能性があるためである。
ステップ1020では、障害が発生したペアの上段に、ペア状態が「コピー」であるペアが存在するか否かを判定する。具体的には、障害が発生したペアの上段の全てのペアについて、ペア状態・業務状態管理テーブル202のペア状態505を参照する。そして、障害が発生したペアの上段に、ペア状態505が「コピー」であるペアが存在すると判定された場合、そのペアと障害が発生したペアとの間にある全てのペアのペア状態505が「ペア」であるか否かを判定する。
その結果、障害が発生したペアの上段に、ペア状態505が「コピー」であるペアが存在し、かつ、そのペアと障害が発生したペアとの間にある全てのペアのペア状態505が「ペア」である場合、ステップ1020の判定結果は「Yes」となる。この場合、障害が発生したペアにデータが書き込まれる(又は書き込まれる可能性がある)ため、データの整合性が失われている可能性がある。このため、ステップ1004に進む。
一方、障害が発生したペアの上段に、ペア状態505が「コピー」であるペアが存在しない場合、ステップ1020の判定結果は「No」となる。また、障害が発生したペアの上段にペア状態505が「コピー」であるペアが存在し、かつ、そのペアと障害が発生したペアとの間にある一つ以上のペアのペア状態505が「ペア」でない場合も、ステップ1020の判定結果は「No」となる。この場合、障害が発生したペアにデータが書き込まれる可能性がない。このため、データの整合性が失われない(すなわち、データが失われない)と判定し(1012)、処理を終了する。
ステップ1002では、障害が発生したペアが業務ボリューム605と同期しているか否かを判定する。具体的には、障害が発生したペアのPVOLと、そのPVOLを含むコピー経路上の業務ボリューム605との間に存在する全てのペアのペア状態505が「ペア」であるか否かを判定する。
これらの全てのペアのペア状態505が「ペア」でない(すなわち、「サスペンド」状態のペアが一つ以上ある)と判定された場合、障害が発生したペアは、業務ボリューム605と同期していない。この場合、障害が発生したペアのSVOLのデータの整合性は、障害によって失われない。このため、データが失われないと判定し(1012)、処理を終了する。
一方、これらの全てのペアのペア状態505が「ペア」であると判定された場合、障害が発生したペアは、業務ボリューム605と同期している。この場合、障害が発生したペアのSVOLのデータの整合性は、障害によって失われる場合がある。
このため、次に、業務が静止化されているか否かを判定する(1003)。具体的には、障害が発生したペアの業務ボリューム605について、ペア状態・業務状態管理テーブル202の静止フラグ507を参照する。
業務が静止化されていると判定された場合、障害が発生したペアのSVOLのデータの整合性は、障害によって失われない。このため、データが失われないと判定し(1012)、処理を終了する。
一方、業務が静止化されていないと判定された場合、障害が発生したペアのSVOLのデータの整合性は、障害によって失われた可能性がある。整合性が保証されないデータを利用することはできないため、障害が発生したペアのSVOLのデータは、失われる(1004)。
このため、次に、その障害によって他の論理ボリュームのデータが失われるか否かを判定する。最初に、障害が発生したペアのSVOLを最初の探索対象の論理ボリューム144(探索対象ボリューム)とする(1005)。さらに、その探索対象ボリュームを対象リストに登録する。ここで、対象リストとは、障害によってデータが失われる論理ボリューム144のリストである。
次に、その探索対象ボリュームの下段に隣接するペアのうち、ペア状態が「ペア」又は「コピー」のいずれでもないペアを、探索済みとする(1006)。
次に、その探索対象ボリュームの下段に隣接するペアに未探索のペアが存在するか否かを判定する(1007)。
その探索対象ボリュームの下段に隣接するペアに未探索のペアが存在すると判定された場合、その未探索のペアのSVOLのデータの整合性が失われている。このため、その未探索のペアのSVOLを新たな探索対象ボリュームとし、そのSVOLを対象リストに追加する(1008)。そして、その未探索のペアを探索済みとして、ステップ1006に戻る。
一方、ステップ1007において、その探索対象ボリュームの下段に隣接するペアに未探索のペアが存在しない場合、その探索対象ボリュームの下段にデータが失われる論理ボリューム144はそれ以上存在しない。
このため、次に、その探索対象ボリュームが最初の探索対象ボリューム(ステップ1005参照)であるか、又は、未探索のペアが存在しないか否かを判定する(1009)。
その探索対象ボリュームが最初の探索対象ボリュームでなく、かつ、未探索のペアが存在する場合、最初の探索対象ボリュームの下段に未探索のペアが残っている。このため、その探索対象ボリュームをSVOLとするペアを探索済みとする。そして、その探索対象ボリュームの上段に隣接する論理ボリューム144(すなわち、その探索対象ボリュームをSVOLとするペアのPVOL)を新たな探索対象ボリュームとして(1010)、ステップ1006に戻る。
一方、ステップ1009において、その探索対象ボリュームが最初の探索対象ボリューム(ステップ1005参照)であるか、又は、未探索のペアが存在しない場合、最初の探索対象ボリュームの下段の全てのペアの探索が終了した。
このため、次に、対象リストに登録された論理ボリューム144に関する情報を出力して(1011)、処理を終了する。具体的には、対象リストに登録された論理ボリューム144について、図9に示す情報を出力する。
上記の図10の処理では、論理ボリューム144の探索(ステップ1005〜1010)に深さ優先検索(Depth First Search)を利用している。しかし、幅優先検索(Breadth First Search)等、他の検索方法を利用しても、本発明を実施することができる。
図11は、本発明の実施の形態において、ペア状態がペア操作によって変更されたとき、その変更によって上書きされるデータを特定する処理のフローチャートである。
図11の処理を実行することによって、論理ボリューム144と、その論理ボリュームに格納されるデータとの対応関係が特定される。
図11の処理は、図8のステップ810において、データ管理プログラム201によって実行される。
図11の処理が開始されると、データ管理プログラム201は、ペア状態が変更されたペアについて、変更される直前のペア状態が「コピー」、「ペア」又は「サスペンド」のいずれであったかを判定する(1101)。
変更される直前のペア状態が「ペア」であったと判定された場合、変更後のペア状態は「サスペンド」である。したがって、ペア状態が「サスペンド」に変更されたことが通知される(1114)。この場合、当該ペアのSVOLにはデータが上書きされない。すなわち、ペア状態が変更される直前に当該SVOLに格納されていたデータと、ペア状態が変更された直後に当該SVOLに格納されているデータとは、同一である。このため、論理ボリューム144とデータとの対応関係は変化しない(1115)。したがって、上書きされるデータがないことが確定して(1110)、処理が終了する。
一方、ステップ1101において、変更される直前のペア状態が「サスペンド」であったと判定された場合、変更後のペア状態は「コピー」又は「ペア」である。したがって、ペア状態が「コピー」又は「ペア」に変更されたことが通知される(1112)。
ペア状態が変更される直前の当該ペアのPVOLとSVOLに格納されたデータが同一であれば、データ複製が実行されず、直ちに「ペア」状態となる。この場合、データ複製が実行されないため、論理ボリューム144とデータとの対応関係は変化しない(1113)。すなわち、ペア状態が変更される直前に当該SVOLに格納されていたデータと、ペア状態が変更された直後に当該SVOLに格納されているデータとは、同一である。したがって、上書きされるデータがないことが確定して(1110)、処理が終了する。
一方、当該ペアのPVOLとSVOLに格納されたデータが同一でなければ、「コピー」状態となってデータ複製が実行された後、「ペア」状態となる。この場合、データ複製は実行されるが、データ複製が終了するまでSVOLに格納されたデータは確定しない。このため、「サスペンド」状態が「コピー」状態に変更された時点では、上書きされるデータがないことが確定して(1110)、処理が終了する。
一方、ステップ1101において、変更される直前のペア状態が「コピー」であったと判定された場合、変更後のペア状態は「ペア」である。したがって、ペア状態が「ペア」に変更されたことが通知される(1102)。そして、上書きされるデータを特定する処理が開始する。
最初に、ペア状態が変更されたペア(以下、状態変更ペアと記載する)に格納されたデータを特定する(1103)。具体的には、状態変更ペアについて、ボリューム・データ対応管理テーブル203のデータ名602、業務静止化時刻603及びバックアップID604等を参照する。
次に、状態変更ペアを最初の探索対象ペアとする(1104)。さらに、状態変更ペアのSVOLを上書き対象ボリュームリストに登録する。ここで、上書き対象ボリュームリストとは、ペア状態の変更によってデータが上書きされる論理ボリューム144のリストである。
すなわち、ペア状態の変更の結果、当該SVOLにおいて、論理ボリューム144とデータとの対応関係が変化すると判定される。具体的には、SVOLにPVOLのデータが上書きされる結果、SVOLに格納されたデータとPVOLに格納されたデータが同一になる。
次に、探索対象ペアの下段に隣接するペアに、未探索のものがあるか否かを判定する(1105)。
未探索のペアがあると判定された場合、その探索対象ペアの下段に、ペア状態の変更によってデータが上書きされる論理ボリューム144のうち、上書き対象ボリュームリストに登録されていないものが存在する場合がある。
このため、次に、その探索対象ペアの下段に隣接する未探索のペアを新たな探索対象ペアとする(1106)。
次に、その新たに設定された探索対象ペアのペア状態が「ペア」であるか「サスペンド」であるかを判定する(1107)。
ペア状態が「サスペンド」であると判定された場合、その探索対象ペアではデータ複製が実行されない。したがって、その探索対象ペアのSVOLにはデータが上書きされない。さらに、その探索対象ペアの下段にデータが上書きされる論理ボリューム144は存在しない。このため、その探索対象ペアを探索済みとして、ステップ1105に戻る。
一方、ステップ1106において、ペア状態が「ペア」であると判定された場合、その探索対象ペアではデータ複製が実行される。したがって、その探索対象ペアのSVOLにはデータが上書きされる。このため、そのSVOLを上書き対象ボリュームリストに追加する(1108)。
すなわち、ペア状態の変更の結果、当該SVOLにおいて、論理ボリューム144とデータとの対応関係が変化すると判定される。具体的には、SVOLにPVOLのデータが上書きされる結果、SVOLに格納されたデータとPVOLに格納されたデータが同一になる。
ステップ1108が終了すると、ステップ1105に戻る。
一方、ステップ1105において、未探索のペアがないと判定された場合、ペア状態の変更によってデータが上書きされる論理ボリューム144のうち、その探索対象ペアの下段に存在するものは全て上書き対象ボリュームリストに登録された。
このため、次に、探索対象ペアが状態変更ペアであるか否かを判定する(1109)。
探索対象ペアが状態変更ペアでないと判定された場合、状態変更ペアの下段にペア状態の変更によってデータが上書きされる論理ボリューム144のうち、上書き対象ボリュームリストに登録されていないものが存在する場合がある。このため、探索対象ペアの上段に隣接するペアを新たな探索対象ペアとして(1111)、ステップ1105に戻る。
一方、探索対象ペアが状態変更ペアであると判定された場合、ペア状態の変更によってデータが上書きされる論理ボリューム144は、全て上書き対象ボリュームリストに登録された。このため、上書きされるデータ及びそのデータが格納される論理ボリューム144が確定して(1110)、処理が終了する。
図12は、本発明の実施の形態においてペア状態が変更された場合のテーブル更新処理のフローチャートである。
図12のテーブル更新処理は、図8のステップ807において、データ管理プログラム201によって実行される。
テーブル更新処理が開始されると、最初に、ペア状態が変更されたペアについて、ペア状態・業務状態管理テーブル202のペア状態505を更新する(1201)。
次に、障害によって失われたデータ、又は、ペア状態の変更によって上書きされたデータがあるか否かを判定する(1202)。具体的には、ペアに障害が発生した場合、図10の処理の結果を参照して、障害によって失われたデータが存在するか否かを判定する。ペア操作が実行された場合、図11の処理の結果を参照して、ペア変更によって上書きされたデータがあるか否かを判定する。
ステップ1202において、障害によって失われたデータ及びペア変更によって上書きされたデータのいずれもないと判定された場合、処理を終了する。
一方、ステップ1202において、障害によって失われたデータ又はペア変更によって上書きされたデータがあると判定された場合、ボリューム・データ対応管理テーブル203を更新する(1203)。具体的には、データが上書きされた論理ボリューム144のデータ名602、業務静止化時刻603、バックアップID604及び業務ボリューム605の値を、上書きされるデータの複製元の論理ボリューム144と同一の値に更新する。
図13は、本発明の実施の形態のコンピュータシステムにおいて、ペア状態又は業務状態が変更されたときにデータ管理プログラム201が実行する処理のフローチャートである。
図13の説明において、図8の処理(ペア状態が変更されたときにデータ管理プログラム201が実行する処理)と共通する部分については、詳細な説明を省略する。
業務状態の変更には、業務静止化及び業務静止化解除が含まれる。業務が静止化されているとき、業務サーバ120は、論理ボリューム144にデータを書き込まない。一方、業務の静止化が解除されると、業務サーバ120は、論理ボリューム144にデータを書き込むことができる。業務サーバ120が論理ボリューム144にデータを上書きすることによって、その論理ボリューム144に格納されていた古いデータが失われる。
図13の処理は、ユーザが管理サーバ100にペア状態及び業務状態の監視を要求することによって開始する。
データ管理プログラム201は、ユーザからペア状態及び業務状態の監視の要求を受信すると、これらの状態の監視を開始する(1301)。そして、ペア状態変更イベント又は業務状態変更イベントを待つ(1302)。具体的には、業務サーバ140のペア管理プログラム301からペア状態変更又は業務状態変更の通知を受信するのを待つ。
データ管理プログラム201は、ペア状態変更イベント又は業務状態変更イベントを取得すると(1303)、次に、ペア状態が「エラー」に変更されたか否かを判定する(1304)。
ステップ1304において、ペア状態が「エラー」に変更されたと判定された場合、ペア状態が変更されたペアに障害が発生している。このため、次に、データ管理プログラム201は、当該ペアに発生した障害によって失われるデータを特定する(1305)。ステップ1305の処理の手順は、図10において説明した通りである。
次に、データ管理プログラム201は、ステップ1305で特定されたデータ(すなわち、障害によって失われるデータ)に関する情報を出力する。このとき出力される情報は、図9において説明した通りである。
次に、データ管理プログラム201は、変更後のペア状態に整合するように、ペア状態・業務状態管理テーブル202及びボリューム・データ対応管理テーブル203の内容を更新する(1307)。この更新の手順は、図12において説明した通りである。
次に、データ管理プログラム201は、ペア状態及び業務状態の監視を終了するか否かを判定する(1308)。具体的には、例えば、ユーザからペア状態及び業務状態の監視を終了する指示が入力されたか否かを判定する。
ステップ1308において、ペア状態及び業務状態の監視を終了しないと判定された場合、データ管理プログラム201は、監視を継続するため、ステップ1302に戻る。
一方、ステップ1308において、ペア状態及び業務状態の監視を終了すると判定された場合、ペア状態の監視を終了する(1309)。
一方、ステップ1304において、ペア状態が「エラー」に変更されていないと判定された場合、当該ペアにペア操作が実行されているか、又は、業務状態が変更されている。ペア操作が実行されると、ペア状態が変更され、その結果、論理ボリューム144とデータとの対応関係が変更される場合がある。また、業務上状態が変更されたときも、論理ボリューム144とデータとの対応関係が変更される場合がある。このため、次に、論理ボリューム144とデータとの対応関係を特定する(1310)。ステップ1310の処理の手順は、後で詳細に説明する(図14参照)。ステップ1310が終了すると、次に、ステップ1307に進む。
以上の図13によれば、ペア状態又は業務状態が変更されたとき、その変更が検出されたことを契機として、失われるデータ又は上書きされるデータを特定する処理が実行される。このため、ユーザがペア管理プログラム301等を使用してペア操作を実行したとき又は業務状態を変更したときだけでなく、ペアに障害が発生した場合又は他のアプリケーションプログラム等によってペア状態若しくは業務状態が変更されたときにも、図13の処理が実行され、失われるデータ又は上書きされるデータが特定される。
図14は、本発明の実施の形態において、ペア状態がペア操作によって変更されたとき、又は、業務状態が変更されたとき、その変更によって上書きされるデータを特定する処理のフローチャートである。
図14の処理は、図13のステップ1310において、データ管理プログラム201によって実行される。
図14の処理が開始すると、データ管理プログラム201は、業務状態とペア状態のいずれが変更されたかを判定する(1401)。
ペア状態が変更されたと判定された場合は、ペア状態変更によって上書きされるデータを特定する処理を実行する(1411)。この処理は、図11において説明したものであるため、ここでは説明を省略する。
一方、業務状態が変更されたと判定された場合は、次に、業務静止化が実行されたか、業務静止化解除が実行されたかを判定する(1402)。業務静止化が実行された場合、データが上書きによって失われることがないため(1412)、ステップ1409に進む。
一方、業務静止化解除が実行された場合は、データが上書きによって失われることがある。このため、次に、業務に直接使用される論理ボリューム144(すなわち、業務サーバから直接アクセスされる論理ボリューム144)を、最初の探索対象の論理ボリューム144(探索対象ボリューム)とする(1403)。さらに、探索対象ボリュームを上書き対象ボリュームリストに記入する。なお、上書き対象ボリュームリストは、図11において説明したものと同様である。さらに、探索対象ボリュームに格納されるデータを、上書きされるデータとする。
さらに、当該探索対象ボリュームの下段の論理ボリューム144のデータが上書きによって失われる場合がある。具体的には、当該探索対象ボリュームの下段の、ペア状態が「ペア」である一つ以上のペアによって連結された論理ボリューム144のデータが上書きによって失われる。そこで、データが上書きされる下段の論理ボリューム144を特定するために、当該操作対象ボリュームの下段の論理ボリューム144の探索を開始する。
次に、探索対象ボリュームとペアを構成し、かつ、未探索であるSVOLが存在するか否かを判定する(1404)。
探索対象ボリュームとペアを構成し、かつ、未探索であるSVOLが存在する場合は、探索対象ボリュームの下段の論理ボリューム144の探索が終了していない。このため、次に、探索対象ボリュームと、当該未探索のSVOLとが構成するペアのペア状態が「ペア」であるか、「サスペンド」であるかを判定する(1405)。
ペア状態が「サスペンド」である場合は、当該SVOLにデータが上書きされない。このため、当該SVOLを探索済みとし、他のSVOLについて調査するために、ステップ1404に戻る。なお、このとき、当該SVOLの下段の論理ボリューム144にもデータが上書きされない。このため、当該SVOLの下段の論理ボリューム144については、探索する必要がない。
一方、ステップ1405においてペア状態が「ペア」である場合、当該SVOLにデータが上書きされる。このため、当該SVOLを上書き対象ボリュームリストに追加する(1606)。
次に、探索対象ボリュームを探索済みとし、当該SVOLを新たな探索対象ボリュームとして(1407)、ステップ1404に戻る。
一方、ステップ1404において、探索対象ボリュームとペアを構成し、かつ、未探索であるSVOLが存在しない場合は、探索対象ボリュームの下段の論理ボリューム144の探索が終了した。このため、次に、探索対象ボリュームが業務に直接使用される論理ボリューム144であるか否かを判定する(1408)。
探索対象ボリュームが業務に直接使用される論理ボリューム144でない場合、未探索の論理ボリューム144が残っていることがある。このため、未探索の論理ボリューム144を探索するために、探索対象ボリュームを探索済みとし、その論理ボリューム144の上段に隣接する論理ボリューム144を新たな探索対象ボリュームとして(1410)、ステップ1404に戻る。
一方、探索対象ボリュームが業務に直接使用される論理ボリューム144である場合、論理ボリューム144の探索が終了した。このため、上書きされるデータ及び上書き対象ボリュームが確定し(1409)、処理を終了する。
図15は、本発明の実施の形態においてペア状態又は業務状態が変更された場合のテーブル更新処理のフローチャートである。
図15のテーブル更新処理は、図13のステップ1307において、データ管理プログラム201によって実行される。
テーブル更新処理が開始されると、最初に、ペア状態・業務状態管理テーブル202を更新する(1501)。具体的には、ペア状態が変更された場合、ペア状態が変更されたペアについて、ペア状態・業務状態管理テーブル202のペア状態505を更新する。業務状態が変更された場合、業務状態が変更された業務について、ペア状態・業務状態管理テーブル202の業務506を更新する。
次に、障害によって失われたデータ、又は、ペア状態の変更若しくは業務状態の変更によって上書きされたデータがあるか否かを判定する(1502)。具体的には、ペアに障害が発生した場合、図10の処理の結果を参照して、障害によって失われたデータが存在するか否かを判定する。ペア操作が実行された場合、図11の処理の結果を参照して、上書きされたデータがあるか否かを判定する。業務状態が変更された場合、図14の処理の結果を参照して、上書きされたデータがあるか否かを判定する。
ステップ1502において、失われたデータ及び上書きされたデータのいずれもないと判定された場合、処理を終了する。
一方、ステップ1502において、失われたデータ又は上書きされたデータがあると判定された場合、ボリューム・データ対応管理テーブル203を更新する(1503)。具体的には、データが上書きされた論理ボリューム144のデータ名602、業務静止化時刻603、バックアップID604及び業務ボリューム605の値を、上書きされるデータの複製元の論理ボリューム144と同一の値に更新する。
図16は、本発明の実施の形態において、失われたデータの復旧を支援する情報を出力する処理のフローチャートである。
図16の処理は、データ管理プログラム201によって実行される。
図16の処理において、図8と共通する部分については、詳細な説明を省略する。
なお、図16において、ステップ1601から1605は、それぞれ、図8のステップ801から805と同一である。また、ステップ1606、1607及び1612は、それぞれ、ステップ807、806及び810と同一である。
図16の処理を実行する前提として、ペア状態・業務状態管理テーブル202及びボリューム・データ対応管理テーブル203の内容が最新であることが必要である。
図16の処理は、ユーザが管理サーバ100にペア状態の監視を要求することによって開始する。
データ管理プログラム201は、ユーザからペア状態の監視の要求を受信すると、ペア状態の監視を開始する(1601)。そして、ペア状態変更イベントを待つ(1602)。
データ管理プログラム201は、ペア状態変更イベントを取得(すなわち、ペア状態変更の通知を受信)すると(1603)、次に、変更後のペア状態が「エラー」であるか否かを判定する(1604)。
ステップ1604において、変更後のペア状態が「エラー」であると判定された場合、ペア状態が変更されたペアに障害が発生している。このため、次に、データ管理プログラム201は、当該ペアに発生した障害によって失われるデータを特定する(1605)。ステップ1605の処理の手順は、図10に示す通りである。
一方、ステップ1604において、変更後のペア状態が「エラー」でないと判定された場合、当該ペアにペア操作が実行されている。このため、データ管理プログラム201は、当該ペア操作によって変更される論理ボリューム144とデータとの対応関係を特定する(1612)。ステップ1612の処理の手順は、図11に示す通りである。
ステップ1605又はステップ1612を実行した後、データ管理プログラム201は、変更後のペア状態に整合するように、ペア状態・業務状態管理テーブル202及びボリューム・データ対応管理テーブル203の内容を更新する(1606)。この更新の手順は、図12に示す通りである。
次に、データ管理プログラム201は、ステップ1605で特定されたデータ(すなわち、障害によって失われるデータ)に関する情報を出力する(1607)。このとき出力される情報は、図9に示す通りである。
次に、データ管理プログラム201は、ペアに発生した障害によって失われたデータと同一のデータが格納された論理ボリューム144が、コピー経路上に存在するか否かを判定する(1608)。
具体的には、ステップ1607で出力された情報(図9)及びボリューム・データ対応管理テーブル203(図6)を参照する。そして、データ名602の値がデータ名903の内容902と同一であり、かつ、業務静止化時刻603の値が業務静止化時刻904の内容902と同一であるボリューム601が存在するか否かを判定する。これらが同一であるボリューム601が存在する場合、そのボリューム601に対応する論理ボリューム144には、ペアに発生した障害によって失われたデータと同一のデータが格納されている。
ステップ1608において、ペアに発生した障害によって失われたデータと同一のデータが格納された論理ボリューム144が、コピー経路上に存在すると判定された場合、その論理ボリューム144のデータを使用して、失われたデータを復旧することができることを管理サーバ100に通知する(1609)。このとき、管理サーバ100の入出力装置101には、データが失われた論理ボリューム144と、その失われたデータと同一のデータが格納された論理ボリューム144が図示されてもよい(図17参照)。
ユーザは、ステップ1609で通知された情報(図17に示す情報を含む)に基づいて、失われたデータを復旧することができる。
一方、ステップ1608において、ペアに発生した障害によって失われたデータと同一のデータが格納された論理ボリューム144が、コピー経路上に存在しないと判定された場合、失われたデータと同一のデータが存在しないことを管理サーバ100に通知する(1613)。
ステップ1609又はステップ1613を実行した後、データ管理プログラム201は、ペア状態の監視を終了するか否かを判定する(1610)。
ステップ1610において、ペア状態の監視を終了しないと判定された場合、データ管理プログラム201は、ペア状態の監視を継続するため、ステップ1602に戻る。
一方、ステップ1610において、ペア状態の監視を終了すると判定された場合、ペア状態の監視を終了し(1611)、図16の処理が終了する。
図17は、本発明の実施の形態において、失われたデータの復旧を支援する情報を出力する画面表示の説明図である。
図17は、図16のステップ1609において出力される画面表示の例である。
この画面表示は、例えば、管理サーバ100の入出力装置101の表示画面(図示省略)から出力される。
図17において、ストレージ1、ストレージ2及びストレージ3は、ストレージシステム140である。
VOL1及びVOL2は、ストレージ1に格納される論理ボリューム144である。
VOL3及びVOL4は、ストレージ2に格納される論理ボリューム144である。
VOL5、VOL6及びVOL7は、ストレージ3に格納される論理ボリューム144である。
これらのVOL1〜VOL7は、一つのコピー経路を構成する。
VOL1及びVOL2は、ペアP12を構成する。ペアP12において、VOL1がPVOL、VOL2がSVOLであり、ペア状態は「サスペンド」である。
VOL1及びVOL3は、ペアP13を構成する。ペアP13において、VOL1がPVOL、VOL3がSVOLであり、ペア状態は「サスペンド」である。
VOL3及びVOL4は、ペアP34を構成する。ペアP34において、VOL3がPVOL、VOL4がSVOLであり、ペア状態は「サスペンド」である。
VOL3及びVOL5は、ペアP35を構成する。ペアP35において、VOL3がPVOL、VOL5がSVOLであり、ペア状態は「コピー」である。
VOL5及びVOL6は、ペアP56を構成する。ペアP56において、VOL5がPVOL、VOL6がSVOLであり、ペア状態は「サスペンド」である。
VOL5及びVOL7は、ペアP57を構成する。ペアP57において、VOL5がPVOL、VOL7がSVOLであり、ペア状態は「ペア」である。
各ペアを表示する矢印の元がPVOL側、先端がSVOL側である。
なお、図17において、ペアP13及びP35は、リモートコピーのペアであり、ペアP12、P34、P56及びP57は、ローカルコピーによるペアである。
図17において、最初、ペアP35のペア状態は、「コピー」である。
このとき、VOL1には、バックアップID604が「最新」であるデータが格納されている。
VOL2には、バックアップID604が「BID03」であるデータが格納されている。
VOL3には、バックアップID604が「BID02」であるデータが格納されている。
ペアP35のペア状態が「コピー」であるため、ペアP35では、データ複製が実行中である。すなわち、VOL5には、VOL3のデータ(すなわち、「BID02」)の一部が複製されている。
ペアP57のペア状態が「ペア」であるため、VOL7には、VOL5のデータが反映される。すなわち、VOL7にも、VOL3のデータ(すなわち、「BID02」)の一部が複製されている。
VOL4には、バックアップID604が「BID01」であるデータが格納されている。
VOL6には、データが格納されていない(「No_Data」)。
図17は、ユーザがペアP35に障害が発生したときの画面表示の例である。ペアP35に障害が発生すると、VOL3からVOL5へのデータ複製が中断して、VOL5のデータ「BID02」の整合性が失われる。さらに、ペアP57のペア状態が「ペア」であるため、VOL7にもVOL5から整合性の失われたデータが複製される。その結果、VOL5及びVOL7から、データ「BID02」が失われる。
一方、VOL3に格納されたデータ「BID02」は、ペアP35の障害の影響を受けない。このため、VOL3のデータ「BID02」は、ペアP35に障害が発生した後も存在する。
図17の例では、ペア障害によって失われたデータ(すなわち、VOL5及びVOL7のデータ「BID02」)を反転(白抜き)で表示している。また、失われたデータと同一のデータがコピー系路上に存在する場合、そのデータ(すなわち、VOL3のデータ「BID02」)を斜体字(イタリック)で表示している。
ユーザは、図17の表示を参照して、VOL5及びVOL7のデータがペアP35の障害によって失われたことを知ることができる。さらに、VOL5及びVOL7から失われたデータと同一のデータがVOL3に格納されていることを知ることができる。このため、ユーザは、失われたデータを復旧する処理を実行することができる。例えば、ペアP35の障害が回復した後で、ペアP35に「同期」を実行することによって、データ「BID02」がVOL3からVOL5及びVOL7に複製される。その結果、失われたデータが復旧する。
次に、本実施の形態において、ペア障害によってデータが失われた場合に、その失われたデータを復旧する処理について説明する。
ペア障害によってデータが失われた場合であっても、障害が発生したペアにペア操作「同期」を実行することによって、失われたデータを復旧することができる場合がある。例えば、図17において、ペアP35に「同期」を実行すれば、VOL5及びVOL7のデータが復旧する。障害が発生したペアにペア操作「同期」を実行することができるか否かは、発生した障害の程度によって決まる。
以下の処理の前提として、障害のイベントには、障害詳細コードが付与されていることを要する。障害詳細コードとは、障害の程度を表す属性情報である。
図18は、本発明の実施の形態において、障害によって失われたデータを復旧する処理のフローチャートである。
図18の処理は、データ管理プログラム201によって実行される。
図18において、ステップ1801〜1806は、それぞれ、図8のステップ1601〜1606と同じである。また、ステップ1807、1808、1814及び1815は、それぞれ、ステップ1612、1607、1610及び1611と同じである。このため、これらのステップについては、説明を省略する。
図18において、ペア障害が発生し(1804)、その障害によって失われたデータが特定され(1805)、各テーブルが更新されると(1806)、その障害によって失われたデータに関する情報が出力される(1808)。なお、以下の説明において、出力とは、その情報を管理サーバ100の入出力装置101の表示画面(図示省略)に表示することであってもよいし、その情報を所定のアドレスに送信すること又はその情報を管理ログのファイル(図示省略)に書き込むこと等であってもよい。
次に、失われたデータと、障害が発生したペアの上段の論理ボリューム144に格納されているデータとを比較し、失われたデータと同じデータが格納された論理ボリューム144が存在するか否かを判定する(1809)。
失われたデータと同じデータが格納された論理ボリューム144が存在し、かつ、その論理ボリューム144と障害が発生したペアとの間のコピー経路上の全てのペアのペア状態が「ペア」である場合、ステップ1809において「Yes」と判定される。一方、失われたデータと同じデータが格納された論理ボリューム144が存在しないか、又は、その論理ボリューム144と障害が発生したペアとの間のコピー経路上に「ペア」以外のペア状態であるペアが存在する場合、ステップ1809において「No」と判定される。
失われたデータと同じデータが格納された論理ボリューム144が存在するか否かは、例えば、ボリューム・データ対応管理テーブル203のバックアップID604を参照して判定される。
ステップ1809において「No」と判定された場合、失われたデータと同じデータがストレージシステム140上に存在しないか、又は、障害が発生したペアに「同期」を実行することによって失われたデータを復旧することができない。このため、ペア操作を実行しないことを出力して(1813)、ステップ1814に進む。ステップ1813において、失われたデータと同じデータがストレージシステム140上に存在しないこと、又は、障害が発生したペアに「同期」を実行することによって失われたデータを復旧することができないことを出力してもよい。
一方、ステップ1809において「Yes」と判定された場合、次に、障害の程度が軽度であるか否か、すなわち、障害が発生したペアにペア操作「同期」を実行することができるか否かを判定する(1810)。この判定は、障害のイベントに付与されている障害詳細コード及び障害詳細コードテーブル204を参照することによってなされる。障害詳細コードテーブル204については、後で詳細に説明する(図19参照)。
ステップ1810において、障害の程度が軽度でない(すなわち、障害が発生したペアにペア操作「同期」を実行することができない)と判定された場合、ステップ1814に進む。
一方、ステップ1810において、障害の程度が軽度である(すなわち、障害が発生したペアにペア操作「同期」を実行することができる)と判定された場合、次に、障害が発生したペアにペア操作「同期」を実行して失われたデータを復旧することを許可するか否かを確認する表示を出力して、ユーザからの応答を待つ(1811)。
ステップ1811において、ペア操作「同期」を実行することを許可しない応答があった場合、又は、ユーザからの応答を待っている間にペア状態変更イベントを受信した場合、ステップ1803に戻る。
一方、ステップ1811において、ペア操作「同期」を実行することを許可する応答があった場合、障害が発生したペアにペア操作「同期」を実行する(1812)。
次に、ペア状態の監視を終了するか否かを判定する(1814)。ペア状態の監視を終了しないと判定された場合はステップ1802に戻り、ペア状態の監視を終了すると判定された場合は、ペア状態の監視を終了して(1815)、図18の処理を終了する。
図19は、本発明の実施の形態の障害詳細コードテーブル204の説明図である。
障害詳細コードテーブル204は、管理サーバ100のディスク装置102に格納され、データ管理プログラム201(具体的には、図18に示す処理)によって参照される。この障害詳細コードテーブル204は、障害詳細コードと、障害が発生したペアにペア操作「同期」を実行することができるか否かを示す情報とを対応付ける。
障害詳細コードテーブル204は、障害詳細コード番号(#)1901、障害詳細コード1902及び同期可否1903からなる。
障害詳細コード番号1901は、障害詳細コードに付与された通し番号である。
障害詳細コード1902は、障害の程度を表すコードである。障害のイベントには、障害詳細コード1902のいずれかが付与されている。
同期可否1903は、各障害詳細コード1902について、ペア操作「同期」を実行することができるか否かを示す。
図19の例では、障害詳細コード1902「x001」及び「xca0」の同期可否1903が共に「否」である。これは、「x001」及び「xca0」に対応する障害が重度であり、これらの障害が発生したペアに対してペア操作「同期」を実行することができないことを示す。
例えば、障害のイベントに付与された障害詳細コードが「x001」である場合、図18のステップ1810において、障害詳細コードテーブル204が参照される。そして、障害詳細コード1902「x001」に対応する同期可否1903が「否」であることから、障害が重度であり、ペア操作「同期」を実行することができないと判定される。
一方、障害詳細コード1902「x002」及び「xc99」の同期可否1903が共に「可」である。これは、「x002」及び「xc99」に対応する障害が軽度であり、これらの障害が発生したペアに対してペア操作「同期」を実行することができることを示す。
例えば、障害のイベントに付与された障害詳細コードが「x002」である場合、図18のステップ1810において、障害詳細コードテーブル204が参照される。そして、障害詳細コード1902「x002」に対応する同期可否1903が「可」であることから、障害が軽度であり、ペア操作「同期」を実行することができると判定される。
以上の本実施の形態によれば、ペア状態又は業務状態が変更されたとき、その変更が検出されたことを契機として、失われるデータ又は上書きされるデータを特定する処理が実行される。このため、ユーザがペア操作を実行したとき又は業務状態を変更したときだけでなく、他のアプリケーションプログラム等によってペア状態又は業務状態が変更されたときにも、その変更によって論理ボリュームに上書きされるデータが特定される。
その結果、常に最新のペア状態、業務状態及び論理ボリュームの内容(すなわち、論理ボリュームとデータとの対応)を把握することができる。
さらに、ペアに障害が発生したとき、上記の最新のペア状態等を参照して、発生した障害によって失われるデータを正確に特定することができる。
また、ペアの障害によってデータが失われた場合、失われたデータと同一のデータがいずれかの論理ボリュームに存在するか否かが判定される。そして、存在する場合は、その失われたデータと同一のデータの所在が表示される。ユーザは、その表示を参照して、失われたデータを復旧する処理を実行することができる。
さらに、障害が発生したペアにペア操作「同期」を実行することによって、失われてデータを復旧することができるか否かが判定され、できる場合、「同期」を実行するか否かをユーザに問い合わせる。ユーザが実行を許可した場合、「同期」が実行され、失われたデータが復旧する。
このように、本実施の形態は、ペアに発生した障害によって失われたデータの復旧を支援する。
本発明の実施の形態のコンピュータシステムの構成のブロック図である。 本発明の実施の形態の管理サーバのディスク装置の内容の説明図である。 本発明の実施の形態の業務サーバのディスク装置の内容の説明図である。 本発明の実施の形態のデータ複製のペア及びコピーグループの説明図である。 本発明の実施の形態のペア状態・業務状態管理テーブルの説明図である。 本発明の実施の形態のボリューム・データ対応管理テーブルの説明図である。 本発明の実施の形態のペア構成定義テーブルの説明図である。 本発明の実施の形態のコンピュータシステムにおいて、ペア状態が変更されたときにデータ管理プログラムが実行する処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態のデータ管理プログラムが出力する、障害によって失われるデータに関する情報の説明図である。 本発明の実施の形態のペアに障害が発生したときに、その障害によって失われるデータを特定する処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態において、ペア状態がペア操作によって変更されたとき、その変更によって上書きされるデータを特定する処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態においてペア状態が変更された場合のテーブル更新処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態のコンピュータシステムにおいて、ペア状態又は業務状態が変更されたときにデータ管理プログラムが実行する処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態において、ペア状態がペア操作によって変更されたとき、又は、業務状態が変更されたとき、その変更によって上書きされるデータを特定する処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態においてペア状態又は業務状態が変更された場合のテーブル更新処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態において、失われたデータの復旧を支援する情報を出力する処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態において、失われたデータの復旧を支援する情報を出力する画面表示の説明図である。 本発明の実施の形態において、障害によって失われたデータを復旧する処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態の障害詳細コードテーブルの説明図である。
符号の説明
100 管理サーバ
101、121 入出力装置
102、125 ディスク装置
103、123 CPU
104、124 主記憶装置
105、122 ネットワークインターフェース(I/F)
106、127 バス
120 業務サーバ
126 データインターフェース(I/F)
140 ストレージシステム
141 管理用ポート
142 ポート
143 ディスク装置
144 論理ボリューム
145 ディスクコントローラ
160 ネットワーク
170 ストレージエリアネットワーク(SAN)
201 データ管理プログラム
202 ペア状態・業務状態管理テーブル
203 ボリューム・データ対応管理テーブル
204 障害詳細コードテーブル
301 ペア管理プログラム
302 ペア構成定義テーブル

Claims (20)

  1. 計算機システムに含まれるストレージシステムに接続された管理計算機において、
    前記ストレージシステムは、データが格納される正論理ボリュームと、前記正論理ボリュームに格納されたデータの複製が格納される副論理ボリュームと、を備え、
    前記正論理ボリュームと前記副論理ボリュームとはペアを構成し、
    前記管理計算機は、前記正及び副論理ボリュームに格納されたデータを管理するデータ管理部を有し、
    前記データ管理部は、
    前記ペアに関するイベントを取得し、
    前記イベントが前記ペアに発生した障害によるものであるか否かを判定し、
    前記イベントが前記障害によるものである場合、当該障害によって失われたデータを判定し、
    当該失われたデータに関する情報を出力することを特徴とする管理計算機。
  2. 前記計算機システムには、前記管理計算機によって参照される管理情報が格納され、
    前記管理情報は、前記正及び副論理ボリュームに格納されたデータの識別子を含み、
    前記データ管理部は、
    前記識別子を参照して、前記失われたと判定されたデータと同一の前記識別子を有するデータを検索し、
    前記検索されたデータが格納された前記正及び副論理ボリュームに関する情報を出力することを特徴とする請求項1に記載の管理計算機。
  3. 前記計算機システムには、前記管理計算機によって参照される管理情報が格納され、
    前記管理情報は、前記ペアのペア状態に関する情報と、前記正論理ボリュームの業務状態に関する情報と、を含み、
    前記ペア状態には、
    前記正論理ボリュームのデータが更新されると当該更新されたデータが前記副論理ボリュームに複製される第1ペア状態と、
    前記更新されたデータの複製が停止した第2ペア状態と、
    前記第2状態を前記第1状態に変更するために前記正論理ボリュームから前記副論理ボリュームへのデータの複製が実行されている第3ペア状態と、があり、
    前記業務状態には、前記論理ボリュームに対するデータアクセスが行われる運用状態があり、
    前記データ管理部は、
    前記障害が発生したペアの当該障害が発生する直前のペア状態が前記第2ペア状態である場合、当該障害によって当該障害が発生したペアの前記副論理ボリュームのデータが失われなかったと判定し、
    前記障害が発生したペアの当該障害が発生する直前のペア状態が前記第3ペア状態である場合、当該障害によって当該障害が発生したペアの前記副論理ボリュームのデータが失われたと判定し、
    前記障害が発生したペアの当該障害が発生する直前のペア状態が前記第1ペア状態であり、当該障害が発生したペアと業務に使用されている前記正論理ボリュームとの間に存在する全てのペアの前記ペア状態が前記第1ペア状態であり、かつ、当該業務に使用されている前記正論理ボリュームの前記業務状態が前記運用状態である場合、当該障害が発生したペアの前記副論理ボリュームのデータが失われたと判定することを特徴とする請求項1に記載の管理計算機。
  4. 前記データ管理部は、前記障害が発生したペアの当該障害が発生する直前のペア状態が前記第1ペア状態であり、当該障害が発生したペアの上段に前記第3ペア状態のペアが存在し、かつ、当該第3ペア状態のペアと当該障害が発生したペアとの間の全てのペアの前記ペア状態が前記第1ペア状態である場合、当該障害が発生したペアの前記副論理ボリュームのデータが失われたと判定することを特徴とする請求項3に記載の管理計算機。
  5. 前記データ管理部は、前記データが失われたと判定された前記副論理ボリュームの下段に隣接するペアのペア状態が前記第1ペア状態である場合、当該ペアの前記副論理ボリュームのデータが失われたと判定することを特徴とする請求項3に記載の管理計算機。
  6. 前記計算機システムには、前記管理計算機によって参照される管理情報が格納され、
    前記データ管理部は、前記イベントが前記ペアに発生した障害によるものでない場合、
    前記ペアのペア状態の変更によって変更される前記副論理ボリュームと当該副論理ボリュームに格納されるデータとの対応関係を判定し、
    当該判定された対応関係を参照して前記管理情報を更新することを特徴とする請求項1に記載の管理計算機。
  7. 前記管理情報は、前記ペアのペア状態に関する情報を含み、
    前記ペア状態には、
    前記正論理ボリュームのデータが更新されると当該更新されたデータが前記副論理ボリュームに複製される第1ペア状態と、
    前記更新されたデータの複製が停止した第2ペア状態と、
    前記第2状態を前記第1状態に変更するために前記正論理ボリュームから前記副論理ボリュームへのデータの複製が実行されている第3ペア状態と、があり、
    前記データ管理部は、
    前記ペア状態が変更されたペアの当該変更の直前のペア状態が前記第1ペア状態又は前記第2ペア状態である場合、当該ペア状態が変更されたペアの前記副論理ボリュームについて、当該ペア状態の変更によって前記対応関係が変化しないと判定し、
    前記ペア状態が変更されたペアの当該変更の直前のペア状態が前記第3ペア状態である場合、当該副論理ボリュームについて、当該ペア状態の変更によって前記対応関係が変化したと判定することを特徴とする請求項6に記載の管理計算機。
  8. 前記データ管理部は、
    前記対応関係が変化したと判定された前記副論理ボリュームの下段に隣接するペアのペア状態が前記第1ペア状態である場合、当該ペアの前記副論理ボリュームについて、前記対応関係が変化したと判定することを特徴とする請求項7に記載の管理計算機。
  9. 前記管理情報は、前記論理ボリュームに格納されたデータの識別子を含み、
    前記データ管理部は、前記対応関係が変化したと判定された副論理ボリュームに対応する前記識別子を、当該副論理ボリュームと前記ペアを構成する前記正論理ボリュームと同一の前記識別子に更新することを特徴とする請求項8に記載の管理計算機。
  10. ストレージシステムを含む計算機システムにおける前記ストレージシステムのデータ管理方法において、
    前記ストレージシステムは、データが格納される正論理ボリュームと、前記正論理ボリュームに格納されたデータの複製が格納される副論理ボリュームと、を備え、
    前記正論理ボリュームと前記副論理ボリュームとはペアを構成し、
    前記データ管理方法は、
    前記ペアに関するイベントを取得する手順と、
    前記イベントが前記ペアに発生した障害によるものであるか否かを判定する手順と、
    前記イベントが前記障害によるものである場合、当該障害によって失われたデータを判定する手順と、
    当該失われたデータに関する情報を出力する手順と、を含むことを特徴とするデータ管理方法。
  11. 前記計算機システムには、管理情報が格納され、
    前記管理情報は、前記正及び副論理ボリュームに格納されたデータの識別子を含み、
    前記データ管理方法は、さらに、
    前記識別子を参照して、前記失われたと判定されたデータと同一の前記識別子を有するデータを検索する手順と、
    前記検索されたデータが格納された前記正又は副論理ボリュームに関する情報を出力する手順と、を含むことを特徴とする請求項10に記載のデータ管理方法。
  12. 前記計算機システムには、管理情報が格納され、
    前記管理情報は、前記ペアのペア状態に関する情報と、前記正論理ボリュームの業務状態に関する情報と、を含み、
    前記ペア状態には、
    前記正論理ボリュームのデータが更新されると当該更新されたデータが前記副論理ボリュームに複製される第1ペア状態と、
    前記更新されたデータの複製が停止した第2ペア状態と、
    前記第2状態を前記第1状態に変更するために前記正論理ボリュームから前記副論理ボリュームへのデータの複製が実行されている第3ペア状態と、があり、
    前記業務状態には、前記論理ボリュームに対するデータアクセスが行われる運用状態があり、
    前記データ管理方法は、さらに、
    前記管理情報において、前記障害が発生したペアの当該障害が発生する直前の前記ペア状態を参照する手順と、
    前記障害が発生したペアの当該障害が発生する直前のペア状態が前記第2ペア状態である場合、当該障害によって当該障害が発生したペアの前記副論理ボリュームのデータが失われなかったと判定する手順と、
    前記障害が発生したペアの当該障害が発生する直前のペア状態が前記第3ペア状態である場合、当該障害によって当該障害が発生したペアの前記副論理ボリュームのデータが失われたと判定する手順と、
    前記障害が発生したペアの当該障害が発生する直前のペア状態が前記第1ペア状態であり、当該障害が発生したペアと業務に使用されている前記論理ボリュームとの間に存在する全てのペアの前記ペア状態が前記第1ペア状態であり、かつ、当該業務に使用されている前記正論理ボリュームの前記業務状態が前記運用状態である場合、当該障害が発生したペアの前記副論理ボリュームのデータが失われたと判定する手順と、を含むことを特徴とする請求項10に記載のデータ管理方法。
  13. 前記計算機システムには、管理情報が格納され、
    前記データ管理方法は、前記イベントが前記ペアに発生した障害によるものでない場合、さらに、
    前記ペアのペア状態の変更によって変更される前記副論理ボリュームと当該副論理ボリュームに格納されるデータとの対応関係を判定する手順と、
    当該判定された対応関係を参照して前記管理情報を更新する手順と、を含むことを特徴とする請求項10に記載のデータ管理方法。
  14. 前記管理情報は、前記ペアのペア状態に関する情報を含み、
    前記ペア状態には、
    前記正論理ボリュームのデータが更新されると当該更新されたデータが前記副論理ボリュームに複製される第1ペア状態と、
    前記更新されたデータの複製が停止した第2ペア状態と、
    前記第2状態を前記第1状態に変更するために前記正論理ボリュームから前記副論理ボリュームへのデータの複製が実行されている第3ペア状態と、があり、
    前記データ管理方法は、さらに、
    前記ペア状態が変更されたペアの当該変更の直前のペア状態が前記第1ペア状態又は前記第2ペア状態である場合、当該ペア状態が変更されたペアの前記副論理ボリュームについて、当該ペア状態の変更によって前記対応関係が変化しないと判定する手順と、
    前記ペア状態が変更されたペアの当該変更の直前のペア状態が前記第3ペア状態である場合、当該副論理ボリュームについて、当該ペア状態の変更によって前記対応関係が変化したと判定することを特徴とする請求項13に記載のデータ管理方法。
  15. ストレージシステムを含む計算機システムにおける前記ストレージシステムのデータ管理方法において、
    前記ストレージシステムは、データが格納される正論理ボリュームと、前記正論理ボリュームに格納されたデータの複製が格納される副論理ボリュームと、を備え、
    前記正論理ボリュームと前記副論理ボリュームとはペアを構成し、
    前記計算機システムは、管理情報を有し、
    前記データ管理方法は、
    前記ペアに関するイベントを取得する手順と、
    前記イベントが前記ペアに発生した障害によるものであるか否かを判定する手順と、
    前記イベントが前記ペアに発生した障害によるものでない場合、前記ペアのペア状態の変更によって変更される前記副論理ボリュームと当該副論理ボリュームに格納されるデータとの対応関係を判定する手順と、
    当該判定された対応関係を参照して前記管理情報を更新する手順と、を含むことを特徴とするデータ管理方法。
  16. 前記管理情報は、前記ペアのペア状態に関する情報を含み、
    前記ペア状態には、
    前記正論理ボリュームのデータが更新されると当該更新されたデータが前記副論理ボリュームに複製される第1ペア状態と、
    前記更新されたデータの複製が停止した第2ペア状態と、
    前記第2状態を前記第1状態に変更するために前記正論理ボリュームから前記副論理ボリュームへのデータの複製が実行されている第3ペア状態と、があり、
    前記データ管理方法は、さらに、
    前記ペア状態が変更されたペアの当該変更の直前のペア状態が前記第1ペア状態又は前記第2ペア状態である場合、当該ペア状態が変更されたペアの前記副論理ボリュームについて、当該ペア状態の変更によって前記対応関係が変化しないと判定する手順と、
    前記ペア状態が変更されたペアの当該変更の直前のペア状態が前記第3ペア状態である場合、当該副論理ボリュームについて、当該ペア状態の変更によって前記対応関係が変化したと判定することを特徴とする請求項15に記載のデータ管理方法。
  17. 前記対応関係が変化したと判定された前記副論理ボリュームの下段に隣接するペアのペア状態が前記第1ペア状態である場合、当該ペアの前記副論理ボリュームについて、前記対応関係が変化したと判定する手順をさらに含むことを特徴とする請求項16に記載のデータ管理方法。
  18. 前記管理情報は、前記論理ボリュームに格納されたデータの識別子を含み、
    前記データ管理方法は、さらに、前記対応関係が変化したと判定された副論理ボリュームに対応する前記識別子を、当該副論理ボリュームと前記ペアを構成する前記正論理ボリュームと同一の前記識別子に更新する手順を含むことを特徴とする請求項17に記載のデータ管理方法。
  19. 前記ペアのペア状態には、
    前記正論理ボリュームのデータが更新されると当該更新されたデータが前記副論理ボリュームに複製される第1ペア状態と、
    前記更新されたデータの複製が停止した第2ペア状態と、
    前記第2状態を前記第1状態に変更するために前記正論理ボリュームから前記副論理ボリュームへのデータの複製が実行されている第3ペア状態と、があり、
    前記イベントが前記障害によるものである場合、当該障害が発生したペアの前記ペア状態を、前記第2ペア状態から前記第3ペア状態に変更する手順を含むことを特徴とする請求項10に記載のデータ管理方法。
  20. 前記イベントが前記障害によるものである場合、当該イベントには当該発生した障害の程度に関する属性情報が付与され、
    前記属性情報を参照して、前記障害が発生したペアの前記ペア状態を前記第2ペア状態から前記第3ペア状態に変更する手順を実行するか否かを判定する手順を含むことを特徴とする請求項19に記載のデータ管理方法。
JP2004377176A 2004-12-27 2004-12-27 ストレージシステムのデータを管理する管理計算機及びデータ管理方法 Pending JP2006185108A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004377176A JP2006185108A (ja) 2004-12-27 2004-12-27 ストレージシステムのデータを管理する管理計算機及びデータ管理方法
US11/079,237 US7644301B2 (en) 2004-12-27 2005-03-15 Fault management system in multistage copy configuration
EP05256896A EP1675007B1 (en) 2004-12-27 2005-11-07 Fault management system in multistage copy configuration
DE602005010533T DE602005010533D1 (de) 2004-12-27 2005-11-07 Fehlermanagementsystem für mehrstufige Kopierkonfiguration
US12/633,193 US7954003B2 (en) 2004-12-27 2009-12-08 Fault management system in multistage copy configuration

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004377176A JP2006185108A (ja) 2004-12-27 2004-12-27 ストレージシステムのデータを管理する管理計算機及びデータ管理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006185108A true JP2006185108A (ja) 2006-07-13

Family

ID=36000580

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004377176A Pending JP2006185108A (ja) 2004-12-27 2004-12-27 ストレージシステムのデータを管理する管理計算機及びデータ管理方法

Country Status (4)

Country Link
US (2) US7644301B2 (ja)
EP (1) EP1675007B1 (ja)
JP (1) JP2006185108A (ja)
DE (1) DE602005010533D1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008149458A1 (ja) * 2007-06-08 2008-12-11 Fujitsu Limited 暗号化装置、暗号化方法および暗号化プログラム
JP2009217484A (ja) * 2008-03-10 2009-09-24 Hitachi Ltd リモートコピーシステム及び確認方法
JP2010113559A (ja) * 2008-11-07 2010-05-20 Hitachi Ltd リモートコピー管理システム、方法及び装置

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006185108A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Hitachi Ltd ストレージシステムのデータを管理する管理計算機及びデータ管理方法
JP4686303B2 (ja) * 2005-08-24 2011-05-25 株式会社日立製作所 ストレージ管理方法およびストレージシステム
JP4818843B2 (ja) 2006-07-31 2011-11-16 株式会社日立製作所 リモートコピーを行うストレージシステム
JP4327831B2 (ja) 2006-09-05 2009-09-09 株式会社日立製作所 ストレージシステム、管理計算機及びコピーペア監視方法
US8250031B2 (en) * 2008-08-26 2012-08-21 Hitachi, Ltd. Low traffic failback remote copy
US8782525B2 (en) * 2011-07-28 2014-07-15 National Insturments Corporation Displaying physical signal routing in a diagram of a system
JP5862246B2 (ja) * 2011-11-30 2016-02-16 富士通株式会社 データ管理プログラム、データ管理方法およびストレージ装置
EP3092204A4 (en) 2014-01-10 2017-12-20 Materia, Inc. Method and composition for improving adhesion of metathesis compositions to substrates
CN110609764B (zh) * 2018-06-15 2023-07-25 伊姆西Ip控股有限责任公司 用于数据备份的方法、设备和计算机程序产品
CN114675789B (zh) * 2022-04-20 2023-06-16 深圳有方信息技术有限公司 一种基于计算机系统的大数据分析存储系统及方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3149325B2 (ja) * 1994-02-22 2001-03-26 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレ−ション 災害復旧機能を提供するために整合性グループを形成する方法および関連するシステム
JP2002063063A (ja) * 2000-06-05 2002-02-28 Fujitsu Ltd ストレージエリア・ネットワーク管理システム
JP2003076592A (ja) * 2001-09-04 2003-03-14 Hitachi Ltd データ格納システム
JP2003216457A (ja) * 2002-01-23 2003-07-31 Hitachi Ltd エラーログ収集解析エージェントシステム
JP2004234555A (ja) * 2003-01-31 2004-08-19 Hitachi Ltd ストレージシステムの制御方法、ストレージシステム、及びプログラム
JP2004252686A (ja) * 2003-02-20 2004-09-09 Hitachi Ltd 情報処理システム
JP2004295465A (ja) * 2003-03-27 2004-10-21 Hitachi Ltd 計算機システム

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1022947A (ja) 1996-07-04 1998-01-23 Sumitomo Electric Ind Ltd ネットワーク管理システム
US7103653B2 (en) * 2000-06-05 2006-09-05 Fujitsu Limited Storage area network management system, method, and computer-readable medium
US6526419B1 (en) * 2000-06-09 2003-02-25 International Business Machines Corporation Method, system, and program for remote copy in an open systems environment
JP2002189570A (ja) * 2000-12-20 2002-07-05 Hitachi Ltd 記憶システムの二重化方法および記憶システム
JP2004334574A (ja) * 2003-05-08 2004-11-25 Hitachi Ltd ストレージの運用管理プログラム、運用管理方法及び管理計算機
US7149919B2 (en) * 2003-05-15 2006-12-12 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Disaster recovery system with cascaded resynchronization
US7302536B2 (en) * 2003-06-17 2007-11-27 Hitachi, Ltd. Method and apparatus for managing replication volumes
JP4376750B2 (ja) * 2004-10-14 2009-12-02 株式会社日立製作所 計算機システム
JP2006185108A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Hitachi Ltd ストレージシステムのデータを管理する管理計算機及びデータ管理方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3149325B2 (ja) * 1994-02-22 2001-03-26 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレ−ション 災害復旧機能を提供するために整合性グループを形成する方法および関連するシステム
JP2002063063A (ja) * 2000-06-05 2002-02-28 Fujitsu Ltd ストレージエリア・ネットワーク管理システム
JP2003076592A (ja) * 2001-09-04 2003-03-14 Hitachi Ltd データ格納システム
JP2003216457A (ja) * 2002-01-23 2003-07-31 Hitachi Ltd エラーログ収集解析エージェントシステム
JP2004234555A (ja) * 2003-01-31 2004-08-19 Hitachi Ltd ストレージシステムの制御方法、ストレージシステム、及びプログラム
JP2004252686A (ja) * 2003-02-20 2004-09-09 Hitachi Ltd 情報処理システム
JP2004295465A (ja) * 2003-03-27 2004-10-21 Hitachi Ltd 計算機システム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008149458A1 (ja) * 2007-06-08 2008-12-11 Fujitsu Limited 暗号化装置、暗号化方法および暗号化プログラム
JPWO2008149458A1 (ja) * 2007-06-08 2010-08-19 富士通株式会社 暗号化装置、暗号化方法および暗号化プログラム
US8782428B2 (en) 2007-06-08 2014-07-15 Fujitsu Limited Encryption device and encryption method
JP2009217484A (ja) * 2008-03-10 2009-09-24 Hitachi Ltd リモートコピーシステム及び確認方法
JP2010113559A (ja) * 2008-11-07 2010-05-20 Hitachi Ltd リモートコピー管理システム、方法及び装置
US8560883B2 (en) 2008-11-07 2013-10-15 Hitachi, Ltd. Remote copying management system, method and apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
DE602005010533D1 (de) 2008-12-04
EP1675007B1 (en) 2008-10-22
US7644301B2 (en) 2010-01-05
US20100088556A1 (en) 2010-04-08
US20060143510A1 (en) 2006-06-29
EP1675007A1 (en) 2006-06-28
US7954003B2 (en) 2011-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7644301B2 (en) Fault management system in multistage copy configuration
US7672979B1 (en) Backup and restore techniques using inconsistent state indicators
US7634679B2 (en) Remote location failover server application
US7428657B2 (en) Method for rolling back from snapshot with log
JP4744804B2 (ja) 強化されたエラー検出及び復元を備えた情報複製システム
US7475204B2 (en) Automatically managing the state of replicated data of a computing environment
US7032089B1 (en) Replica synchronization using copy-on-read technique
US7925633B2 (en) Disaster recovery system suitable for database system
EP1782289B1 (en) Metadata management for fixed content distributed data storage
US8229893B2 (en) Metadata management for fixed content distributed data storage
US7814050B2 (en) Disaster recovery
JP4960963B2 (ja) データベースミラーからのオンラインページリストア
US20080140734A1 (en) Method for identifying logical data discrepancies between database replicas in a database cluster
US20070112897A1 (en) Storage operation management program and method and a storage management computer
JP2005196683A (ja) 情報処理システム、情報処理装置、及び情報処理システムの制御方法
JP4671399B2 (ja) データ処理システム
JP2004252686A (ja) 情報処理システム
JP2005242403A (ja) 計算機システム
JP2013544386A (ja) 分散型データベースにおいてインテグリティを管理するためのシステム及び方法
US20060184502A1 (en) Method for file level remote copy of a storage device
JP2007249447A (ja) コピーペアのペア状態の表示方法
JP2010113559A (ja) リモートコピー管理システム、方法及び装置
JP6447258B2 (ja) 管理プログラム、管理方法、および管理装置
JP4431022B2 (ja) コンピュータシステム及びその制御方法
JP2008084264A (ja) ネットワークストレージコンピュータシステム、ネットワークストレージ管理方法、管理サーバ、およびそのためのプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100113

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100727