JP2006180309A - 電話番号検索方法、ip電話端末、ホスト装置、ip電話端末の制御プログラム、およびホスト装置の制御プログラム - Google Patents

電話番号検索方法、ip電話端末、ホスト装置、ip電話端末の制御プログラム、およびホスト装置の制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 セキュリティと電話番号検索の利便性をバランスよく実現できる電話番号検索システムを提供する。
【解決手段】 任意の検索キー文字列と電話番号を関連づけて記憶した電話番号データベース、電話番号検索制御のためのユーザ認証情報データベースを有する電話番号データベースサーバ307に対して、IP電話装置(301または304)が所定プロトコルにより検索依頼を行ない、依頼を行なったIP電話装置が内部LAN(308)に配置されているか、またはLANの外部のネットワークに接続されているかを判定し、IP電話装置(301)がLAN内に配置されている場合はユーザ認証なしで電話番号検索を許可し、IP電話装置(304)がLANの外部のネットワークに接続されている場合はユーザ認証を行ない、ユーザ認証が正常に行なわれた場合のみ電話番号検索を許可する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電話番号検索サーバを用いて任意の検索キー文字列から発呼に用いる電話番号を検索する電話番号検索方法、IP電話端末、ホスト装置、IP電話端末の制御プログラム、およびホスト装置の制御プログラムに関するものである。
近年、公衆回線網(PSTN、ISDN)ではなく、IP網を利用して電話通信を行なうVoIP(IP電話)技術が急速に普及しつつある。
IP電話装置は、IP網への接続インターフェースを含み、発着呼の際、IP網上で最終的にIPアドレスを用いて相手局と接続するが、その際、旧来の電話番号(E.164番号)を用いて発呼操作を行なえるよう、E.164番号からURI(Uniform Resource Identifier)への変換を行なうENUM(RFC2916、RFC3761など)のような規格が用いられている。
ENUMによれば、「5.7.8.5.7.4.3.3.3.1.8.e164.TLD」のようなドメインネーム形式で入力された電話番号から、ENUMサーバにより「sip:xxxx@yyyy.jp」、などのようなURI形式のアドレスへの変換が行なわれる。この「sip:xxxx@yyyy.jp」はいわゆるSIP(Session Initiation Protocol)アドレスであり、SIPサーバにより相手局のIPアドレスを取得することができる。
一方、相手局の氏名、名称や略称などの名前から電話番号を得るためのデータベースシステムは、旧くから電話帳データベースとして電話装置やファクシミリ装置に実装されている。また、音声による番号案内などの種々の電話番号検索サービスも知られている。特に上記のURIには相手局の氏名、名称や略称などが含まれているから、このような情報から相手局検索して発呼する仕組があれば、たとえば出先から相手の氏名と社名しか判らない相手を発呼することなどが可能であり、便利である。
電話番号検索サービスとしては、たとえば、WEBサーバを用い、所属や氏名から電話番号を検索しその情報に基づいて発着呼を行ない、またこのWEBサーバ上に電話番号の情報を一元管理し随時更新することによって常に最新の情報を共有する方法(下記の特許文献1)が提案されている。
特開平10−322465号公報
しかしながら、上記の特許文献1の方式は、いわばパブリックサーバとして電話帳サーバを運営するものであって、社内のイントラネットのような閉鎖された使用環境では問題が発生しにくいが、一般的なインターネット上でこのような電話帳サーバを運営する場合には、悪意のある第3者に情報の改ざんや機密情報の漏洩などの危険性がある。
この点に関してはパスワードや使用者制限などのセキュリティー対策を行なうことが考えられるが、逆にこのセキュリティー対策を行なうと、ユーザには、ある程度のオペレーションとパスワードを記憶しておくなどの負担が増え、そのパスワードの入力の他、電話番号の検索を行なう電話帳の機能と直接関係がない操作が必要になってしまい、使用者の負担が大きくなる問題がある。
また、インターネットに接続されたIP電話装置から通信可能な一般公衆回線(PSTN/ISDN)の契約者を全て電話帳データベースとして登録することは不可能ではないが、この場合に氏名で検索すると同姓同名の電話番号が複数登録されている可能性がある。たとえば住所などの情報で補っても斎藤や鈴木など同姓同名が多く、目的の相手を確実に検索することが難しい場合も考えられる。すなわち、氏名の情報を検索キーとする場合、一つの電話番号に絞り込むことが可能とは限らず結果的に使用者の利便性を低くしてしまう可能性がある。
また、電話機やファクシミリ装置自体に電話帳機能として電話番号と氏名を登録することは上記のように一般的に普及した技術であるが、この電話機に組み込まれた電話帳では外出先の電話などで使用することができないから、インターネット上の電話帳データベースを使用できれば便利であるが、現在では上記のようなセキュリティに関する課題、あるいは検索の確実性に関する課題が未解決であり、実用に耐え得る電話帳データベース(電話番号検索システム)がまだ登場していない。
本発明の課題は、上記の問題に鑑み、セキュリティと電話番号検索の利便性をバランスよく実現できる電話番号検索システムを提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するため、電話番号検索サーバを用いて任意の検索キー文字列から発呼に用いる電話番号を検索する電話番号検索方法、IP電話端末、ホスト装置、IP電話端末の制御プログラム、およびホスト装置の制御プログラムにおいて、電話番号を検索するための任意の検索キー文字列と電話番号を関連づけて記憶した電話番号データベースと、前記電話番号データベースに対する電話番号検索を制御するためのユーザ認証情報を記憶したユーザ認証情報データベースを有する電話番号検索サーバに対して、IP電話装置が所定の電話番号検索プロトコルによりIP網経由で検索キー文字列を送信することにより電話番号検索依頼を行ない、前記電話番号検索サーバは、前記電話番号検索依頼を行なったIP電話装置が前記電話番号検索サーバが接続されているのと同じLANに配置されているか、または前記LANの外部のネットワークに接続されているかを判定し、前記IP電話装置が前記LAN内に配置されている場合は前記ユーザ認証情報データベースを用いたユーザ認証を行なうことなく前記電話番号データベースに対する電話番号検索を許可し、一方、前記IP電話装置がLANの外部のネットワークに接続されている場合は前記ユーザ認証情報データベースを用いたユーザ認証を行ない、ユーザ認証が正常に行なわれた場合のみ前記電話番号データベースに対する電話番号検索を許可する構成を採用した。
上記構成によれば、電話番号検索サーバと同じLAN内からの電話番号検索アクセスと外部のネットワークからの電話番号検索アクセスについてそれぞれ異なるセキュリティーレベルを設定し、サブネット内からの電話番号検索アクセスに対してはユーザ認証なしで電話番号検索アクセスを許容し、外部のネットワークからの電話番号検索アクセスに対してはユーザ認証を経た上で電話番号検索アクセスを許容するようにしているので、サブネット内の信頼できるIP電話装置では容易な操作により電話番号検索および発呼が可能であり、また、外部のネットワークのIP電話装置ではユーザ認証を経た上で電話番号検索アクセスを許容するよう制御でき、セキュリティと電話番号検索の利便性をバランスよく実現できるという優れた効果がある。
以下、IPv6をサポートするLANとルータを介在してIP網に接続されVoIP通信を行なうIP電話装置と、そのIP電話間の通信のための電話番号情報を提供する電話番号検索サーバ(電話帳データベースサーバ)からなる通信システムに関する実施例を示す。
図1は、本発明を採用した電話番号検索サーバ(以下電話帳データベースサーバという)の構成を示している。図1において符号101は電話帳データベースサーバ全体、102は電話帳データベースサーバ101の内部データなどのやり取りを行なう内部バス、103は電話帳データベースサーバ101の制御を行なうCPU、104はCPU103のプログラムの作業領域などを提供するRAM、105はCPU103のプログラムやテーブルデータなどを記憶しておくROM、106は電話帳データベースサーバ101の外部とデータのやり取りを行なうネットワークユニット、107は電話番号情報と対応する氏名などの情報を記憶(後述の図4)しておく電話情報記憶装置、108は電話情報記憶装置107の内容を氏名などで検索する情報検索装置、109は電話帳データベースサーバ101のIPv6アドレスを記憶するIPv6アドレス記憶装置、110は電話番号検索の依頼を受けたIP電話のIPv6アドレスのネットワークアドレス部分の比較などを行なう情報比較装置、111は電話帳データベースサーバ101をLANの外側から使用可能なユーザのユーザIDとパスワードを登録(後述の図5)する使用者情報記憶装置である。
図1のような電話帳データベースサーバは、たとえばPC(パーソナルコンピュータ)のようなネットワークインターフェースを有するホスト装置のハードウェアを利用して構成することができる。
図2は、本発明を採用したIP電話装置の構成を示している。図2において符号201はIP電話装置全体、202はIP電話装置201の内部データなどのやり取りを行なう内部バス、203はIP電話装置201の制御を行なうCPU、204はCPU203のプログラムの作業領域などを提供するRAM、205はCPU203のプログラムやテーブルデータなどを記憶しておくROM、206はIP電話装置201の外部とデータのやり取りを行なうためのネットワークユニット、207はネットワークとデータをやり取りするためのIPv6アドレスを記憶しておくIPv6アドレス記憶装置、208は電話帳データベースサーバ101と情報のやり取りをするために電話帳データベースサーバ101のIPv6アドレスを記憶しておく電話帳アドレス記憶装置、209は電話帳データベースサーバ101との情報のやり取りの結果などの情報を表示するための表示装置、210はネットワークユニット206を介してIP電話装置201と外部のIP電話装置との通信を確立するIP電話接続装置、211は電話番号(数字)の入力や電話帳データベースサーバ101に氏名の検索を要求するための氏名(文字)などの入力を行なう操作装置、212は他のIP電話などからの呼び出しに対して使用者に呼び出しされていることを知らせる呼び出し装置、213は電話帳データベースサーバ101の使用者が実際に通話をするための通話装置である。
図2のようなIP電話装置は、IP網に(LANケーブルなどを介して)接続できるような専用装置として構成されたIP電話端末から構成することができる他、CSMA/CD(たとえばEthernet(商標名))ネットワーク、やADSLなどを利用したIP網に接続されるいわゆるIP電話装置アダプタのような装置と、アナログ電話端末を組合せてなるIP電話端末から構成することができる。
図3は、上記の電話帳データベースサーバ(101)、およびIP電話装置(201)が用いられるネットワーク環境の構成を示している。図3において符号301、302、303、304、305、306はIP電話装置201と同様に構成されたIP電話装置、307は電話帳データベースサーバ101、308と309はIPv6をサポートするLAN、310と311はLAN308とLAN309をLANの外側のネットワークと接続するためのルータ、312はIPv6をサポートするネットワークの集合体であるIP網である。
図4は電話帳データベースサーバ101の電話情報記憶装置107に記憶された氏名と対応する電話番号の例を示している。ここではLAN308側の電話機(1)301、電話機(2)302、電話機(3)303のそれぞれの電話番号402、404、406が記憶されている(各々「011 111 1111」、「022 222 2222」、「033 333 3333」)。電話機(1)301、電話機(2)302、電話機(3)303の検索キーとして用いられる名称情報は、ここではそれぞれ「電話機1」、「電話機2」、「電話機3」としてあるが、これらの名称情報は、氏名や略称、所属部署名など検索キーとして使用可能な任意の文字列であってよい。
図4のような電話番号データベースは、電話帳データベースサーバ101設置時などに電話帳データベースサーバ101のコンソール(不図示)から入力したり、他のデータベース装置からネットワーク経由で転送したりすることにより構築できる。
図5は電話帳データベースサーバ101の使用者情報記憶装置111に記憶されたユーザID(あるいはユーザ名称)501、503、505とそのユーザIDに対応するパスワード502、504、506の一例を示している。
本実施例では、図5のユーザID501、503、505…とそのユーザIDに対応するパスワード502、504、506…は電話帳データベースサーバ101のコンソール(不図示)から所定の操作を行なうことにより登録するか、あるいは、たとえば電話帳データベースサーバ101にWEBサーバ機能を実装し、(S)HTTPインターフェースなどを介してネットワーク経由でLAN308側のコンピュータなどのホストから登録できるようにしておく。本実施例では後述のようにLAN308側のIP電話装置301〜303から電話帳データベースサーバ101に対する電話番号検索依頼はLAN308側からのみパスワード無しで許可するので、上記のパスワード設定(あるいは変更)操作は、たとえばLAN308側のコンピュータなどのホスト装置のみから受け付けるようにするとよい。なお、パスワード設定(あるいは変更)操作がLAN308側から行なわれているか否かは、後述の電話番号検索の場合と同様にネットワークアドレス部分の比較により行なうことができる。
なお、本実施例では、電話番号検索を制御するためのユーザ認証を上記のパスワード認証により行なうが、本実施例の電話番号検索を制御するためのユーザ認証にはパスワード認証以外の公知の種々のユーザ認証方式を利用することができる。これらのユーザ認証方式にはたとえばSSHやPAM、LDAPなどが考えられる。
図6はLAN308に接続されたIP電話装置301、IP電話装置302、IP電話装置303、および電話帳データベースサーバ307のIPv6アドレスを示している。図6のIPアドレスは、128ビットのアドレス値を16ビットごとに16進数で表現したもので、符号602、605、608、611はIPv6アドレスのうち上位64ビットのネットワークアドレスを、603、606、609、612はIPv6アドレスのうち下位64ビットのホストアドレスを示している。なお、通常、IPv6のアドレス表現では、0が連続する場合に省略して記述される場合があるが、ここではアドレス値の比較を容易にするため、0が連続する部分も省略せずに全て0を表記してある。
図7は図6と同様にIP電話装置304、IP電話装置305、IP電話装置306の各IPv6アドレスの例であり、702、705、708はIPv6アドレスのうち上位64ビットのネットワークアドレスを、703、706、709はIPv6アドレスのうち下位64ビットのホストアドレスを示している。
図8はIPv6データグラムに付与されるIPv6ヘッダの構成を示しており、符号801はバージョンであり4ビット、802はトラフィッククラスであり8ビット、803はフローラベルであり20ビット、804はペイロード長であり16ビット、805はネクストヘッダであり8ビット、806はホップリミットであり8ビット、807はソースアドレスであり128ビット、808はデスティネーションアドレスであり128ビットでそれぞれ構成されている。
次に、図9以降を参照して上記構成における動作につき説明する。図9および図10のフローチャートは電話帳データベースサーバ101、およびIP電話装置201の制御手順をそれぞれ示している。図9および図10の制御手順は、電話帳データベースサーバ101のCPU103、IP電話装置201のCPU203のプログラムとして各装置のROM105、および205の所定領域、たとえばネットワークアップデート可能なフラッシュROM領域などにそれぞれ格納しておくことができる。なお、以下では、電話帳データベースサーバ307の内部構成については図1の各部材を、またIP電話装置(1)301の内部構成については図2の各部材を参照する。
まず、LAN308内部のIP電話装置(1)301の使用者が、同じくLAN308内部のIP電話装置(2)302の電話番号を電話帳データベースサーバ307により検索し、検索結果に基づき電話をかける場合の動作につき説明する。以下ではIP電話装置301を例とするが、IP電話装置302あるいは303の場合でも同様の動作が行なわれる。
図10のステップS1001において、IP電話装置201のCPU203は使用者が電話番号検索機能を使って電話をかけようとしているか否かを判断する。電話番号検索は操作装置211の所定操作により指定する。
電話番号検索を行なう場合は、ステップS1004に移り、ここで、IP電話装置201のCPU203は電話帳データベースサーバ307に検索依頼を行なうためネットワークユニット206を介して、LAN308を通じて電話帳データベース307にアクセスを行なう。
なお、この電話番号検索のためのプロトコル(以下電話番号検索プロトコルという)はあらかじめ任意に定めておけばよく、たとえば(S)HTTPやHTTPSのようなプロトコルに準拠した簡単なプロトコルを作成しておけばよい。なお、SHTTPやSSL認証を利用したHTTPSなどのように通信路が暗号化されるプロトコルを用いれば、後述のパスワード認証を安全に実行することができる。
このとき、電話番号検索プロトコルで送信されるIPv6データグラムには、電話帳アドレス記憶装置208に格納されたネットワークアドレス611およびホストアドレス612(図6)のIPv6アドレスをディスティネーションアドレス808(図8)として、また、IPv6アドレス記憶装置207に記憶されたネットワークアドレス602およびホストアドレス603(図6)をソースアドレス807(図8)として設定する。
一方、電話帳データベースサーバ101(307)のCPU103は図9のステップS901においてアクセスされたIP電話装置がLAN308内部からのアクセスであるかLAN308外部のIP網からのアクセスであるかの判断を行なうため、IP電話装置301から送られてきたIPv6アドレスのうちネットワークアドレス602とIPv6アドレス記憶装置109に記憶されているネットワークアドレス611を情報比較装置110に入力し、同一であるか否かを比較する。この場合はネットワークアドレス602とネットワークアドレス611は同一であるためLAN308内の装置からであることが判断できるので、パスワード認証を行なうことなくステップS902に移る。ステップS902において電話帳データベースサーバ101のCPU103は、電話番号検索プロトコルにより電話番号を検索するキー情報の入力をIP電話装置(1)301に要求する。
IP電話装置201と同様に構成されたIP電話装置(1)301は操作装置211から検索対象の氏名を入力する。ここでは一例として、操作装置211から検索対象の氏名として図11の文字列(「電話機2」)1101とする。電話帳データベースサーバ101のCPU103はIP電話装置(1)301から電話番号検索プロトコルにより送信された文字列1101をキーとして情報検索装置108により電話情報検索装置107の内容を検索する。
本実施例では、文字列(「電話機2」)1101と同じ内容が図4の文字列403として登録されているので、情報検索装置108は文字列1101に対応する電話番号情報404(「022 222 2222」)を検出し、ステップS903に移る。
ステップS903では、電話帳データベースサーバ307(101)のCPU103は検索結果の電話番号情報404(「022 222 2222」)を電話番号検索プロトコルを用いてIP電話装置(1)301に返送し、処理を終える。
一方、IP電話装置(1)301のCPU203は検索が終了すると図10のステップS1002に移り、検索結果をIP電話接続装置210に入力し、IP電話の通信制御を行なわせ、ステップS1003においてIP電話装置(2)302との通話が可能となる。
なお、このときの発呼操作としては、電話帳データベースサーバ307(101)が検索した電話番号で直ちに発呼を行なうようにしてもよいし、あるいは、一旦、表示装置209で検索された電話番号を表示した後、操作装置211上の(あるいは表示装置上の)「発呼」のようなボタンを操作することにより実際の発呼処理を開始するようにしてもよい。
また、以上では、「022 222 2222」のような(E.164形式の)電話番号が電話帳データベースサーバ307から検索結果として返送されるが、その後のVoIPによる発呼では、公知のENUMサーバやSIPサーバにより相手局のURIや最終的なIPアドレスへの変換が行なわれるものとする。なお、電話帳データベースサーバ307から検索結果として返送される電話番号情報は、「sip:xxxx@yyyy.jp」、などのようなURI形式で表現されていてもよい。
次に、LAN308の外部のIP電話装置304の使用者がLAN308内部のIP電話装置(1)301の電話番号を電話帳データベースサーバ307により検索し、その検索結果を用いて電話をかける場合の動作につき説明する。たとえば、LAN308内部のユーザが外出先のIP電話装置304を用いてIP電話装置(1)301を発呼する場合も同じ動作が行なわれる。また、以下ではIP電話装置304を例とするが、IP電話装置305あるいは306の場合でも同様の動作が行なわれる。
IP電話装置201と同様に構成されたIP電話装置304は、図10のステップS1001において電話番号検索を行なう場合、ステップS1004に移行し、電話帳データベースサーバ307に検索依頼を行なうためネットワークユニット206を使い、LAN309を介して電話帳データベース307に電話番号検索プロトコルによるアクセスを行なう。このとき、電話番号検索プロトコルにより送信されるデータグラムには、電話帳アドレス記憶装置208に格納されたネットワークアドレス611およびホストアドレス612(図6)のIPv6アドレスをディスティネーションアドレス808(図8)として、またIPv6アドレス記憶装置207に記憶されたネットワークアドレス702およびホストアドレス703(図7)をソースアドレス807(図8)として設定する。
一方、電話帳データベースサーバ101(307)のCPU103は、ステップS901においてアクセスしてきたIP電話装置(304)がLAN308内部からのアクセスであるかLAN308外部のIP網からのアクセスであるかの判断を行なうため、IP電話装置304から送られてきたIPv6アドレスのうちネットワークアドレス702と、IPv6アドレス記憶装置109に記憶されているネットワークアドレス611を情報比較装置110で比較し、同一であるか否かを判断する。
この場合は、ネットワークアドレス702とネットワークアドレス611が異なるため、LAN308の外部に存在する装置からのアクセスであると判定され、ステップS904に移る。このステップS904において、電話帳データベースサーバ101のCPU103はLAN308の外部からのアクセスであるため情報提供の前にアクセスしたIP電話装置の使用者があらかじめ登録された正当な使用者であるかの確認を行なうためにIP電話装置304に対してユーザIDとパスワードの入力を要求する。ここでは、IP電話装置304でユーザが入力した文字列を図11の文字列1102(ユーザIDとしての「002」)と文字列1103(パスワードとしての「bbabba」)とする。
そして、電話帳データベースサーバ101のCPU103は、文字列1102をユーザIDとして情報検索装置108により使用者情報検索装置内111を検索するが、この場合、図11の文字列1102と同じ文字列がユーザID503として検出されるので、使用者情報検索装置内111に記憶されたパスワード504と、IP電話装置304が送信してきた文字列1103を情報比較装置110で比較させる(ステップS905)。
この場合はパスワード504と文字列1103が一致するので(一致しない場合はIP電話装置304にエラー応答(ステップS906))、電話帳データベースサーバ101のCPU103はあらかじめ登録された使用者であることを認め、検索情報の開示を承認し、ステップS902〜S903においてLAN308内部のIP電話装置(1)301の場合と同様に処理を行ない、以後、IP電話装置304では上述のステップS1002およびS1003の処理が行なわれ、IP電話装置304とIP電話装置301の通信が可能となる。
以上のように、本実施例によれば、IP電話装置からの検索要求を受けて登録された情報を検索する電話帳データベースサーバにおいて、IPv6の特徴である同じサブネット内のネットワークアドレスが同じになることを利用して、同じサブネット内からの電話番号検索アクセスと外部のネットワークからの電話番号検索アクセスについてそれぞれ異なるセキュリティーレベルを設定し、サブネット内からの電話番号検索アクセスに対してはパスワード認証なしで電話番号検索アクセスを許容し、外部のネットワークからの電話番号検索アクセスに対してはパスワード認証を経た上で電話番号検索アクセスを許容するようにしているので、サブネット内の信頼できるIP電話装置では容易な操作により電話番号検索および発呼が可能であり、また、外部のネットワークのIP電話装置ではパスワード認証を経た上で電話番号検索アクセスを許容する制御が可能であり、利便性と機密保持を一つのシステムにおいてバランスよく実現できるという優れた効果がある。
特に、本実施例の電話帳データベースサーバは、たとえば企業のLAN内に配置するような運用形態に適している。その場合、電話帳データベースサーバの電話帳データベースにはその組織の業務に必要な相手局の電話番号を業務の性質に適した検索キー文字列とともに登録しておくことができるから、LAN側のユーザは使い易い検索キー文字列を用いてユーザ認証無しで極めて容易かつ確実に目的の相手局を検索し、また発呼することができ、検索出力が多すぎて目的の相手局を発見できない、といった問題が生じる可能性が少なく、また、外出先からはユーザ認証を受ければ社内に居るのと同様に、業務に適合するよう構成された使い易い電話帳データベースを用いて相手局の検索/発呼が可能である。そして、他のネットワークからの電話帳データベースサーバに対するアクセスはユーザ認証で守られており、悪意のある第3者による情報の改ざんや機密情報の漏洩などの危険を低減することができる。
以上の実施例では、電話帳データ−ベースサーバにおいて、内部LANからのアクセスか、外部ネットワークからのアクセスかをIPv6のアドレスフォーマットを利用して判定しているが、同様の判定、たとえばサブネットマスクの照合により内部LANからのアクセスか、外部ネットワークからのアクセスかを判定することはIPv4ネットワークにおいても可能である。したがって、上記の技術はIPv4ネットワークにおいても同様に実施できる。
本発明は、IP網に接続されVoIP通信が可能な種々の形態を有するIP電話装置と、そのIP電話間の通信のための電話番号情報を提供する電話番号検索サーバ(電話帳データベースサーバ)を用いる通信システムに広く適用できる。本発明を実施するためのソフトウェアは、IP電話装置ないし電話番号検索サーバ(電話帳データベースサーバ)の(フラッシュ)ROMなどに実装しておく他、これらの装置に対して適当な外部記憶媒体(CD−ROM、MO、フレキシブルディスクなど)やネットワークを経由してインストールし、またアップデートすることもできる。
本発明を採用した電話帳データベースサーバの構成を示すブロック図である。 本発明を採用したIP電話装置の構成を示すブロック図である。 本発明を適用可能なネットワーク環境を示す説明図である。 IP電話装置の電話情報記憶装置に記憶された氏名と対応する電話番号の例を示す説明図である。 IP電話装置の使用者情報記憶装置に記憶されたユーザIDと対応するパスワードの例を示す説明図である。 IP電話装置と電話帳データベースサーバのIPv6アドレスを示した説明図である。 IP電話装置と電話帳データベースサーバのIPv6アドレスを示した説明図である。 IPv6ヘッダの構成を示した説明図である。 電話帳データベースサーバの通信制御を示したフローチャート図である。 IP電話装置の通信制御を示したフローチャート図である。 IP電話装置で入力される各種の文字列の例を示した説明図である。
符号の説明
101、307 電話帳データベースサーバ
103、203 CPU
104、204 RAM
105、205 ROM
107 電話情報記憶装置
108 情報検索装置
110 情報比較装置
111 使用者情報記憶装置
201、301〜306 IP電話装置
206 ネットワークユニット
207 IPv6アドレス記憶装置
208 電話帳アドレス記憶装置
210 IP電話接続装置
211 操作装置
308、309 LAN
503 ユーザID
504 パスワード
602 ネットワークアドレス
603 ホストアドレス
611 ネットワークアドレス
612 ホストアドレス
702 ネットワークアドレス
703 ホストアドレス
807 ソースアドレス
808 ディスティネーションアドレス
301〜303、1101〜1103 文字列

Claims (8)

  1. 電話番号を検索するための任意の検索キー文字列と電話番号を関連づけて記憶した電話番号データベースと、前記電話番号データベースに対する電話番号検索を制御するためのユーザ認証情報を記憶したユーザ認証情報データベースを有する電話番号検索サーバに対して、
    IP電話装置が所定の電話番号検索プロトコルによりIP網経由で検索キー文字列を送信することにより電話番号検索依頼を行ない、
    前記電話番号検索サーバは、前記電話番号検索依頼を行なったIP電話装置が前記電話番号検索サーバが接続されているのと同じLANに配置されているか、または前記LANの外部のネットワークに接続されているかを判定し、
    前記IP電話装置が前記LAN内に配置されている場合は前記ユーザ認証情報データベースを用いたユーザ認証を行なうことなく前記電話番号データベースに対する電話番号検索を許可し、一方、前記IP電話装置がLANの外部のネットワークに接続されている場合は前記ユーザ認証情報データベースを用いたユーザ認証を行ない、ユーザ認証が正常に行なわれた場合のみ前記電話番号データベースに対する電話番号検索を許可することを特徴とする電話番号検索方法。
  2. 請求項1に記載の電話番号検索方法において、前記電話番号検索サーバは、前記電話番号検索依頼を行なったIP電話装置が前記電話番号検索サーバが接続されているのと同じLANに配置されているか、または前記LANの外部のネットワークに接続されているかの判定を、IP電話装置が前記電話番号検索プロトコルにより送信したデータグラムのソースIPアドレスのネットワークアドレス部分と自機のIPアドレスのネットワークアドレス部分の比較により行なうことを特徴とする電話番号検索方法。
  3. 請求項2に記載の電話番号検索方法において、前記電話番号検索サーバと前記IP電話装置がIPv6ネットワークにより接続されており、前記各IPアドレスがIPv6ネットワークアドレスであることを特徴とする電話番号検索方法。
  4. 請求項1に記載の電話番号検索方法において、前記IP電話装置が前記電話番号検索サーバに電話番号検索を依頼し検索された電話番号を用いて相手局を発呼することを特徴とする電話番号検索方法。
  5. 請求項1に記載の電話番号検索方法における前記IP電話装置として動作することを特徴とするIP電話端末。
  6. 請求項1に記載の電話番号検索方法における前記電話番号検索サーバとして動作することを特徴とするホスト装置。
  7. 請求項1に記載の電話番号検索方法を実施すべく、IP電話端末を前記IP電話装置として動作させるよう制御することを特徴とするIP電話端末の制御プログラム。
  8. 請求項1に記載の電話番号検索方法を実施すべく、ホスト装置を電話番号検索サーバとして動作させるよう制御することを特徴とするホスト装置の制御プログラム。
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