JP2006177256A - 往復動式圧縮機の潤滑油供給装置 - Google Patents

往復動式圧縮機の潤滑油供給装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 往復動式圧縮機の潤滑油供給装置の給油性能を高め、摩擦による損傷を防止する。
【解決手段】 潤滑油シリンダー(111)が往復動式圧縮機本体の一側に設置されて圧縮機本体と共に線形振動する。潤滑油ピストン(112)が潤滑油シリンダーに挿入され、潤滑油シリンダーの線形振動によって相対運動を行なって、潤滑油シリンダー内部に潤滑油が吸入されて圧縮機本体の内部にポンピングされるように潤滑油シリンダー内部に圧力変化を起こす。潤滑油シリンダーの線形振動によって潤滑油ピストンの連続的な相対運動を誘発させるように潤滑油ピストンの両端を弾力支持する一対のスプリング(114)が潤滑油シリンダー内部に設置される。スプリングが潤滑油シリンダーの内周面と所定間隙を維持するようにスプリングはスプリング固定手段(112a)で固定される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、往復動式圧縮機の潤滑油供給装置に関し、特に、給油性能を高め、摩擦による損傷が防止できるように構成された往復動式圧縮機の潤滑油供給装置に関する。
一般的に、往復動式圧縮機は、シリンダー内でピストンが直線に往復運動をすることにより、冷媒ガスを圧縮機内部に吸入し、圧縮された冷媒ガスを圧縮機外部に吐出させる空調装置を構成する機構である。
図11は、従来技術の往復動式圧縮機の一例を示す縦断面図で、図示されたように、従来技術の往復動式圧縮機は、その内部の底面に一定量の潤滑油が充填されており、ガス吸入管(SP)及びガス吐出管(DP)が連通設置されるケーシング10と、該ケーシング10の内部に弾力的に設置されるフレームユニット20と、該フレームユニット20に固定されて稼動子33が直線に往復運動をする往復動モータ30と、該往復動モータ30の稼動子33に結合され、フレームユニット20によって支持される圧縮ユニット40と、往復動モータ30の稼動子33を運動方向に弾力支持して共振運動を誘導する共振スプリングユニット50と、フレームユニット20に装着されてケーシング10の内部底面に充填された潤滑油を圧縮ユニット40の摩擦発生部にポンピングする潤滑油供給ユニット60と、から構成されている。
フレームユニット20は、圧縮ユニット40を支持し、往復動モータ30の前方側を支持する前方フレーム21と、該前方フレーム21に結合され、往復動モータ30の後方側を支持する中間フレーム22と、該中間フレーム22に結合され、共振スプリングユニット50を支持する後方フレーム23と、からなる。
往復動モータ30は、前方フレーム21と中間フレーム22間に設置される外側固定子31と、該外側固定子31と所定間隔を置いて結合され、前方フレーム21に固定されたシリンダー41に挿入設置される内側固定子32と、外側固定子31と内側固定子32間に設置されて直線に往復運動をする稼動子33と、からなる。
圧縮ユニット40は、前方フレーム21に固定設置されるシリンダー41と、往復動モータ30の稼動子33に結合されてシリンダー41の圧縮空間(P)で往復運動をするピストン42と、該ピストン42の先端に装着されてそのピストン42の吸入流路(F)を開閉しながら冷媒ガスの吸入を制限する吸入バルブ43と、シリンダー41の吐出側に装着されて圧縮空間(P)を開閉しながら圧縮ガスの吐出を制限する吐出バルブ組立体44と、からなる。
共振スプリングユニット50は、稼動子33とピストン42の連結部を中心に、該連結部の前方側を支持する前方側共振スプリング51と、前記連結部の後方側を支持する後方側共振スプリング52と、からなる。
潤滑油供給ユニット60は、フレームユニット20の一側に装着され、フレームユニット20と共に振動しながらケーシング10の潤滑油をポンピングする潤滑油ポンピング部61と、該潤滑油ポンピング部61の出口側と圧縮ユニット40が連通するようにフレームユニット20に形成される潤滑油供給流路部62と、からなる。
潤滑油ポンピング部61は、前方フレーム21の一側外周面に装着される潤滑油シリンダー61Aと、潤滑油シリンダー61Aの内部にスライドされるように挿入されて潤滑油をポンピングする潤滑油ピストン61Bと、該潤滑油ピストン61Bの両端を弾力支持する第1潤滑油スプリング61C及び第2潤滑油スプリング61Dと、前方フレーム21の前面に設置されて潤滑油シリンダー61Aと潤滑油供給流路部62間を開閉する潤滑油バルブ61Eと、潤滑油バルブ61Eを収容すると共に、潤滑油シリンダー61Aと潤滑油供給流路部62を連通する潤滑油流路61aがその内部に形成されるように前方フレーム21の前面に固定設置する潤滑油シート61F及び潤滑油蓋61Gと、からなる。
第1及び第2潤滑油スプリング61C、61Dは、潤滑油ピストン61Bの両端と潤滑油シリンダー61A間に圧縮されて単純挿入設置される。
図面中、符号61Hは、潤滑油吸入管で、符号Pは、圧縮空間である。
このような従来技術の往復動式圧縮機は、以下のように動作する。
往復動モータ30に電源が印加され、外側固定子31と内側固定子32間にフラックス(flux)が形成されると、外側固定子31と内側固定子32間の空隙に置かれた稼動子33がフラックスの方向に従って動きながら共振スプリングユニット50によって持続的に往復運動をする。これと共に、ピストン42がシリンダー41の内部で往復運動しながら冷媒ガスを圧縮空間(P)に吸入して圧縮した後、吐出させるようになり、この過程で、潤滑油ポンピング部61がフレームユニット20と共に振動しながらケーシング10内部の潤滑油をポンピングして圧縮ユニット40に供給した後、またケーシング10に回収する一連の過程を繰り返す。
以下、ケーシング10内部の潤滑油が圧縮ユニット40に供給される動作に対してより詳細に説明する。
図12ないし図15は、従来技術の潤滑油ポンピング部61の設置状態及び動作を示す断面図である。
図12に示すように、潤滑油シリンダー61Aが図面のA方向に移動するとき、潤滑油ピストン61Bが潤滑油シリンダー61Aに対して反対方向A'に相対移動をする。このとき、潤滑油ピストン61Bが移動する方向A'の潤滑油シリンダー61Aの空間(C)の体積が増加すると共に、その空間(C)内部の圧力が低くなる。これと同時に、潤滑油バルブ61Eの吸入側が開き、ケーシング10の新しい潤滑油が潤滑油吸入管61Hを通じて潤滑油シリンダー61Aの低圧空間(C)充填される。
図14に示すように、潤滑油シリンダー61Aが図面のB方向に移動するとき、潤滑油ピストン61Dが潤滑油シリンダー61Aに対して反対方向B'に相対移動する。このとき、潤滑油シリンダー61Aの低圧空間(C)の体積が減少しながら圧力が高くなり、潤滑油バルブ61Eの吐出側が開く。これと同時に、潤滑油シリンダー61Aの空間(C)に充填された潤滑油が流出される。この潤滑油は、潤滑油蓋61Gの潤滑油流路61aを通じて潤滑油供給流路部62に流入し、圧縮ユニット40のシリンダー41とピストン42間の摩擦発生部に供給されて潤滑役割を行う。このような潤滑油供給装置が反復的に運動をするとき、潤滑油シリンダー61Aの内部に設置された第1及び第2潤滑油スプリング61C、61Dは、圧縮と伸張を繰り返すようになる。
しかしながら、このような従来技術の往復動式圧縮機の潤滑油供給装置においては、第1潤滑油スプリング61C及び第2潤滑油スプリング61Dが潤滑油ピストン61Bの両側面に単純密着して設置されることによって、重力によって潤滑油シリンダー61Aの下部に垂れる現象が発生するようになる。これによって、図13及び図15に示すように、第1及び第2潤滑油スプリング61C、61Dが圧縮と伸張を反復しながら、潤滑油シリンダー61Aの内部面との間で摩擦抵抗が発生する。従って、潤滑油ピストン61Bが円滑にスライドできず、これによって、潤滑性能が低下するという問題点があった。
また、第1及び第2潤滑油スプリング61C、61Dの端部が潤滑油ピストン61Bの両側面枠と潤滑油シリンダー61A間に挟まることで、前記潤滑油ピストン61Bのスライドを妨害するか、潤滑油シリンダー61Aの内周面を削るようになる。これによって、異質物が発生し、この異質物が潤滑油と混合されて圧縮機構部などに流入されながら冷媒ガスを汚染させるという問題点もあった。
本発明は、前述したような問題点を解決するために提案されたもので、本発明の目的は、潤滑油スプリングが垂れて潤滑油シリンダーと接触することを防止し、潤滑性能を高めることができるように構成された往復動式圧縮機の潤滑油供給装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、潤滑油スプリングの端部が潤滑油ピストンと潤滑油シリンダー間に挟まることが防止できる往復動式圧縮機の潤滑油供給装置を提供することにある。
このような本発明の目的を達成するために、本発明による往復動式圧縮機の潤滑油供給装置は、往復動式圧縮機本体の一側に設置されて前記圧縮機本体と共に線形振動する潤滑油シリンダーと、該潤滑油シリンダーに挿入され、潤滑油シリンダーの線形振動によって相対運動を行なって、潤滑油シリンダー内部に潤滑油が吸入されて前記圧縮機本体の内部にポンピングされるように前記潤滑油シリンダー内部に圧力変化を起こす潤滑油ピストンと、前記潤滑油シリンダーの線形振動によって前記潤滑油ピストンの連続的な相対運動を誘発させるように前記潤滑油シリンダー内部に設置されて、前記潤滑油ピストンの両端を弾力支持する一対のスプリングと、該スプリングが前記潤滑油シリンダーの内周面と所定間隙を維持するように前記一対のスプリングを固定させるスプリング固定手段と、から構成される。
本発明による往復動式圧縮機の潤滑油供給装置は、潤滑油シリンダー内部に設置されるスプリングがスプリング固定手段によって固定されるので、潤滑油シリンダーの内週面と所定間隔離隔するように設置されることにより、潤滑油シリンダーとスプリングとの間の摩擦が発生せず、これにより、潤滑油シリンダー内で潤滑油ピストンの動作が円滑になるので、給油性能が向上する。
また、スプリングの端部が潤滑油ピストン潤滑油シリンダー間に挟まることを防止することで、潤滑油シリンダーが摩滅されることを未然に防止することができ、これを通じて異質物が発生して潤滑油を汚染させることを防止することができる。
以下、本発明による往復動式圧縮機の潤滑油供給装置を図面に示す一実施形態に基づいて詳細に説明する。また、従来と同一構成には同一参照番号を使用する。
本発明による往復動式圧縮機の潤滑油供給装置の実施形態は、複数存在することができるが、以下は、最も望ましい実施形態に対して説明する。
図1は、本発明の一実施形態による往復動式圧縮機の縦断面図で、図2ないし図10は、本発明による往復動式圧縮機の潤滑油供給装置の複数の実施形態を示す図である。
図示されたように、本発明による潤滑油供給装置を備える往復動式圧縮機は、内部底面に一定量の潤滑油が充填されており、ガス吸入管(SP)及びガス吐出管(DP)が連通設置されるケーシング10と、該ケーシング10の内部に弾力的に装着される圧縮機本体200と、該圧縮機本体200の一側に装着され、ケーシング10の内部底面に充填された潤滑油を圧縮機本体200の摩擦発生部にポンピングする潤滑油供給装置100と、を含む。
圧縮機本体200は、ケーシング10の内部に弾力的に設置されるフレームユニット20と、該フレームユニット20に固定されて稼動子33が直線に往復運動をする往復動モータ30と、該往復動モータ30の稼動子33に結合されてフレームユニット20によって支持される圧縮ユニット40と、往復動モータ30の稼動子33を運動方向に弾力支持して共振運動を誘導する共振スプリングユニット50と、からなる。
フレームユニット20は、圧縮ユニット40を支持し、往復動モータ30の前方側を支持する前方フレーム21と、前方フレーム21に結合されて往復動モータ30の後方側を支持する中間フレーム22と、中間フレーム22に結合されて共振スプリングユニット50を支持する後方フレーム23と、からなる。
往復動モータ30は、前方フレーム21と中間フレーム22間に設置される外側固定子31と、該外側固定子31と所定間隔を置いて結合され、前方フレーム21に固定されたシリンダー41に挿入設置される内側固定子32と、外側固定子31と内側固定子32間に設置されて直線に往復運動をする稼動子33と、からなる。
圧縮ユニット40は、前方フレーム21に固定設置されるシリンダー41と、往復動モータ30の稼動子33に結合されてシリンダー41の圧縮空間(P)で往復運動をするピストン42と、該ピストン42の先端に装着されてそのピストン42の吸入流路(F)を開閉しながら冷媒ガスの吸入を制限する吸入バルブ43と、シリンダー41の吐出側に装着されて圧縮空間(P)を開閉しながら圧縮ガスの吐出を制限する吐出バルブ組立体44と、からなる。
共振スプリングユニット50は、稼動子33とピストン42の連結部を中心に該連結部の前方側を支持する前方側共振スプリング51と、連結部の後方側を支持する後方側共振スプリング52と、からなる。
図2ないし図5に示すように、本発明の第1実施形態による潤滑油供給装置100は、往復動式圧縮機本体200の一側に設置され、圧縮機本体200と共に線形振動する潤滑油シリンダー111と、該潤滑油シリンダー111に挿入されてその潤滑油シリンダー111の線形振動によって相対運動をし、その潤滑油シリンダー111の内部に潤滑油が吸入されて圧縮機本体200内部にポンピングされるように潤滑油シリンダー111の内部に圧力変化を起こす潤滑油ピストン112と、潤滑油シリンダー111の線形振動によって潤滑油ピストン112の連続的な相対運動を誘発させるように潤滑油シリンダー111内部に設置されて潤滑油ピストン112の両端を弾力支持する一対のスプリング113と、スプリング113が潤滑油シリンダー111の内周面と所定間隙を維持するように一対のスプリング113を固定させるスプリング固定手段112aと、から構成される。
潤滑油シリンダー111は、通常前方フレーム21の下半部外周面に装着される。
また、潤滑油シリンダー111と圧縮機本体200、特に、圧縮ユニット40と連通するように、フレームユニットに20に形成される圧縮潤滑油供給流路部120を開閉する潤滑油バルブ115が前方フレーム21の前面に設置され、潤滑油バルブ115を収容すると同時に潤滑油シリンダー111と潤滑油供給流路部120を連通する潤滑油流路111aを備える潤滑油シート116及び潤滑油蓋117が前方フレーム21の前面に固定設置される。
スプリング固定手段112aは、潤滑油ピストン112の両側面と当接するスプリングら114のそれぞれの一端を固定させるように前記潤滑油ピストン112の両端に形成される。
このようなスプリング固定手段112aは、スプリング114のそれぞれの一端内周面に挿入されるように潤滑油ピストン112の両端に突出形成される。また、スプリング固定手段112aがスプリング114のそれぞれの一端の内周面に強制嵌め(forced fit)によって挿入されるように、スプリング固定手段112aの外径は、スプリング114の内径と同一か、若干大きく形成されることが望ましい。このとき、スプリング114の他の一端は、潤滑油シリンダー111の両側壁を成す、例えば、フレーム21または中間フレーム22に密着されるようになる。
このように、スプリング114がスプリング固定手段112aに固定されることによって、スプリング114の外周面と潤滑油シリンダー111の内周面間には所定間隔(t)が形成される。
以下、図6ないし図10は、本発明による潤滑油供給装置の他の多様な実施形態を示し、本発明の第1実施形態と同一の構成に対しては詳細な説明を省略し、同一参照番号を付与する。
図6は、本発明の第2実施形態による潤滑油供給装置を示す断面図である。
図示されたように、本発明の第2実施形態による潤滑油供給装置のスプリング固定手段117は、潤滑油ピストン112の両端にスプリング114のそれぞれの一端が挿入固定されるように内部に凹設された溝に形成される。
このとき、前記溝は、スプリング114の一端の外径と同一に形成されることが望ましく、スプリング114の一端が容易に挿入されるようにスプリング114 一端の外周面と当接する面は、所定角度に傾いて形成されることが望ましい。
図7は、本発明の第3実施形態による潤滑油供給装置を示す。
図示されたように、本発明の第3実施形態によるスプリング固定手段118は、潤滑油ピストン112の両端にスプリング114のそれぞれの一端が挿入固定されるように内部に凹設された溝として形成される。このとき、前記溝は、スプリング114線材の直径と同一の幅を有するように形成されると共に、潤滑油ピストン112の両端一部がスプリング114の一端の内周面に合うように挿入されるように形成される。このとき、スプリング114の一端が容易に挿入されるようにスプリング114の一端の外周面と当接する面は、所定角度に傾斜するように形成されることが望ましい。
図8及び図9は、本発明の第4及び第5実施形態による潤滑油供給装置を示す。
本発明の第4及び第5実施形態による潤滑油供給装置のスプリング固定手段119、120は、潤滑油シリンダー111の両側内壁と当接するスプリング114のそれぞれの一端を固定させるように潤滑油シリンダーの両側内壁に形成される。
図8に示すように、第4実施形態によるスプリング固定手段119は、スプリング114の一端の内周面に挿入されるように潤滑油シリンダー111の両側内壁から突出形成される。このとき、潤滑油シリンダー111の両側内壁に形成された潤滑油と空気の流入/流出通路に障害物にならないように形成されることが望ましい。
また、図9に示すように、第5実施形態によるスプリング固定手段120は、スプリング114の一端が挿入固定されるように潤滑油シリンダー111の両側壁 内部に凹設された溝として形成される。このとき、前記溝は、スプリング114線材の直径と同一幅を有するように形成されると共に、潤滑油シリンダー111の両側内壁の一部がスプリング114の一端の内周面に挿入されるように形成されることが望ましい。
ここで、潤滑油シリンダー111の両側内壁は、図示されたように、通常前方フレーム21及び中間フレーム22からなるが、設計変更によって他の構成も可能である。
図10は、本発明の第6実施形態による潤滑油供給装置を示す。
図示されたように、第6実施形態による潤滑油供給装置のスプリング固定手段は、潤滑油ピストン112の両端と当接するスプリング114のそれぞれの一端を固定させるように潤滑油ピストン112の両端に形成される第1固定部112と、潤滑油シリンダー111の両側内壁と当接するスプリング114のそれぞれの一端を固定させるように前記潤滑油シリンダー111の両側内壁に形成される第2固定部123と、から構成される。
即ち、第6実施形態によるスプリング固定手段は、潤滑油ピストン112の両端及び潤滑油シリンダー111の両側内壁の全部に形成されることが可能である。
図10には、潤滑油ピストン112の両端に突出形成される第1固定部112と、潤滑油シリンダー111の両側内壁の内部に凹設された溝として形成される第2固定部123を示すが、本発明の第6実施形態の第1固定部112及び第2固定部123は、第1実施形態ないし第5実施形態に説明したスプリング固定手段が全て適用できる。
前述したような本発明による往復動式圧縮機の潤滑油供給装置は、以下のような作用効果を有する。
往復動モータ30に電源が印加されて外側固定子31と内側固定子32間にフラックス(flux)が形成されると、稼動子33がフラックスの方向に従って動きながら共振スプリングユニット50によって持続的に往復運動をするようになる。これと共に、ピストン42がシリンダー41の内部で往復運動をしながら冷媒ガスを圧縮空間(P)に吸入圧縮してから吐出し、この過程で、圧縮機本体200と共に振動する潤滑油供給装置100を通じて潤滑油が吸入されて、圧縮機本体200、特に、シリンダー41とピストン42間に供給されてからまたケーシング10に回収される一連の過程が繰り返される。
以下、潤滑油がポンピングされる過程をより詳細に説明する。
まず、図2に示すように、圧縮機本体200の線形振動によって振動する潤滑油シリンダー111がC方向に移動すると、潤滑油ピストン112は、それと反対方向C'に相対運動をするようになり、これによって、潤滑油バルブ115の吸入側が開く。次に、図2に示すように、潤滑油シリンダー111がD方向に移動すると、潤滑油ピストン112は、それと反対方向D'に相対運動をするようになり、これによって潤滑油バルブ115の吐出側が開く。
このとき、一対のスプリング114は、それぞれ潤滑油ピストン112の運動方向に沿って潤滑油シリンダー111の内部で圧縮及び伸張を交互に反復しながらその外周面が潤滑油シリンダー111に接触する恐れがあるが、潤滑油ピストン112の両端または潤滑油シリンダー111の両側内壁に形成されているスプリング固定手段によってスプリング114が潤滑油シリンダー111の内周面と所定間隔(t)を置いて位置するので、潤滑油シリンダー111との間で摩擦が発生しない。
本発明の一実施形態による往復動式圧縮機の縦断面図である。 本発明の第1実施形態による潤滑油供給装置の動作状態を示す縦断面図である。 図2の主要部の拡大図である。 本発明の第1実施形態による潤滑油供給装置の動作状態を示す縦断面図である。 図4の主要部の拡大図である。 本発明の第2実施形態による潤滑油供給装置を示す縦断面図である。 本発明の第3実施形態による潤滑油供給装置を示す縦断面図である。 本発明の第4実施形態による潤滑油供給装置を示す縦断面図である。 本発明の第5実施形態による潤滑油供給装置を示す縦断面図である。 本発明の第6実施形態による潤滑油供給装置を示す縦断面図である。 従来技術の往復動式圧縮機の一例を示す縦断面図である。 従来技術の潤滑油供給装置の動作状態を示す縦断面図である。 図12の主要部の拡大図である。 従来技術の潤滑油供給装置の動作状態を示す縦断面図である。 図14の主要部の拡大図である。
符号の説明
10 ケーシング
20 フレームユニット
30 往復動モータ
40 圧縮ユニット
50 共振スプリングユニット
100 潤滑油供給装置
110 潤滑油吸入部
111 潤滑油シリンダー
112 潤滑油ピストン
112a スプリング固定部
114 スプリング
115 潤滑油バルブ
116 潤滑油シート
117 潤滑油蓋
118 潤滑油吸入管
120 潤滑油供給流路部

Claims (14)

  1. 往復動式圧縮機本体の一側に設置されて前記圧縮機本体と共に線形振動する潤滑油シリンダーと、
    該潤滑油シリンダーに挿入され、潤滑油シリンダーの線形振動によって相対運動を行なって、潤滑油シリンダー内部に潤滑油が吸入されて前記圧縮機本体の内部にポンピングされるように前記潤滑油シリンダー内部に圧力変化を起こす潤滑油ピストンと、
    前記潤滑油シリンダーの線形振動によって前記潤滑油ピストンの連続的な相対運動を誘発させるように前記潤滑油シリンダー内部に設置されて、前記潤滑油ピストンの両端を弾力支持する一対のスプリングと、
    該スプリングが前記潤滑油シリンダーの内周面と所定間隙を維持するように前記一対のスプリングを固定させるスプリング固定手段と、
    から構成されることを特徴とする往復動式圧縮機の潤滑油供給装置。
  2. 前記スプリング固定手段は、前記潤滑油ピストンの両側面と当接する前記スプリングのそれぞれの一端を固定させるように前記潤滑油ピストンの両端に形成されることを特徴とする請求項1に記載の往復動式圧縮機の潤滑油供給装置。
  3. 前記スプリング固定手段は、前記スプリングのそれぞれの一端の内周面に挿入されるように前記潤滑油ピストンの両端に突出形成されることを特徴とする請求項1に記載の往復動式圧縮機の潤滑油供給装置。
  4. 前記スプリング固定手段は、強制嵌め(forced fit)によって前記スプリングの一端の内周面に挿入されることを特徴とする請求項3に記載の往復動式圧縮機の潤滑油供給装置。
  5. 前記スプリング固定手段は、前記潤滑油ピストンの両端に前記スプリングのそれぞれの一端が挿入固定されるようにその内部に凹設された溝であることを特徴とする請求項2に記載の往復動式圧縮機の潤滑油供給装置。
  6. 前記スプリング固定手段は、前記潤滑油シリンダーの両側内壁と当接する前記スプリングのそれぞれの一端を固定させるように前記潤滑油シリンダー両側内壁に形成されることを特徴とする請求項1に記載の往復動式圧縮機の潤滑油供給装置。
  7. 前記スプリング固定手段は、前記スプリングの一端の内周面に挿入されるように前記潤滑油シリンダーの両側内壁から突出形成されることを特徴とする請求項6に記載の往復動式圧縮機の潤滑油供給装置。
  8. 前記スプリング固定手段は、前記スプリングの一端が挿入固定されるように前記潤滑油シリンダーの両側壁内部に凹設された溝であることを特徴とする請求項6に記載の往復動式圧縮機の潤滑油供給装置。
  9. 前記スプリング固定手段は、
    前記潤滑油ピストンの両端と当接する前記スプリングのそれぞれの一端を固定させるように前記潤滑油ピストンの両端に形成される第1固定部と、
    前記潤滑油シリンダーの両側内壁と当接する前記スプリングのそれぞれの一端を固定させるように、前記潤滑油シリンダーの両側内壁に形成される第2固定部と、から構成されることを特徴とする請求項1に記載の往復動式圧縮機の潤滑油供給装置。
  10. 前記第1固定部は、前記スプリングのそれぞれの一端の内周面に挿入されるように前記潤滑油ピストンの両端に突出形成されることを特徴とする請求項9に記載の往復動式圧縮機の潤滑油供給装置。
  11. 前記第1固定部は、強制嵌め(forced fit)によって前記スプリングの一端の内周面に挿入されることを特徴とする請求項10に記載の往復動式圧縮機の潤滑油供給装置。
  12. 前記第1固定部は、前記潤滑油ピストンの両端に前記スプリングのそれぞれの一端が挿入固定されるように内部に凹設された溝であることを特徴とする請求項9に記載の往復動式圧縮機の潤滑油供給装置。
  13. 前記第2固定部は、前記スプリングの一端の内周面に挿入されるように前記潤滑油シリンダーの両側内壁から突出形成されることを特徴とする請求項9に記載の往復動式圧縮機の潤滑油供給装置。
  14. 前記第2固定部は、前記スプリングの一端が挿入固定されるように前記潤滑油シリンダーの両側内壁の内部に凹設された溝であることを特徴とする請求項9に記載の往復動式圧縮機の潤滑油供給装置。
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