JP2006172118A - 画像管理サーバ、画像管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 適切な位置にメッセージ等を重畳した表示用画像データを、面倒な操作を必要とすることなく生成することができる画像管理サーバ等を提供する。
【解決手段】 画像データを記憶するデータベース208と、このデータベース208により記憶される画像データを画像認識してメッセージ等を挿入するための情報挿入位置を自動的に検知する画像認識部201と、データベース208により記憶された画像データを読み出して検出された情報挿入位置にメッセージ等を重畳した表示用画像データを生成するメッセージ画像生成部205および画像合成部206と、を備え、データベース208は、メッセージ等と情報挿入位置とを画像データに関連付けて、該画像データとは別個に記憶するものである画像管理サーバ。
【選択図】図2
【解決手段】 画像データを記憶するデータベース208と、このデータベース208により記憶される画像データを画像認識してメッセージ等を挿入するための情報挿入位置を自動的に検知する画像認識部201と、データベース208により記憶された画像データを読み出して検出された情報挿入位置にメッセージ等を重畳した表示用画像データを生成するメッセージ画像生成部205および画像合成部206と、を備え、データベース208は、メッセージ等と情報挿入位置とを画像データに関連付けて、該画像データとは別個に記憶するものである画像管理サーバ。
【選択図】図2
Description
本発明は、画像にメッセージ等の付加情報を重畳した表示用画像データを生成し得る画像管理サーバ、画像管理方法に関する。
従来より、パーソナルコンピュータにおいては、メッセージ等の付加情報を画像データに重畳し、例えばホームページに掲載したり、年賀状やクリスマスカードに使用したりすることが行われている。
このような付加情報を画像データに重畳する技術としては、例えば特開2004−172722号公報に記載のものが挙げられる。該公報に記載の画像データ記録/表示装置は、記憶手段に記憶されている文字データと圧縮された画像データとを伸張し、伸張した画像データに基づいて画像を表示するとともに、文字データを画像に重ねて表示するものとなっている。そして、文字データには文字を表示する位置に関するデータが付加されており、該データに基づいて文字データの表示位置が決定されるようになっている。
特開2004−172722号公報
しかしながら、上記特開2004−172722号公報に記載された技術では、文字の表示を開始する位置などの付加データをどのように生成するかについては詳細には記述されておらず、予め定められた位置に固定されるか、あるいは利用者自身が操作等を行って指定しなければならないと考えられる。そして、予め定められた位置にメッセージ等を表示させると、もしその位置に主要被写体があった場合に、該主要被写体の表示が損なわれてしまうことになる。また、仮に利用者自身が操作を行って主要被写体に重ならない位置にメッセージ等を表示させることができるとしても、位置を指定する操作を行わなければならないために、編集作業が面倒なものとなってしまう。加えて、上記公報に記載された技術では、1つの画像に付加することができるメッセージ等が1つとなっているために、異なるメッセージ等を表示させることができず、メッセージ付き画像の柔軟性が十分であるとはいえなかった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、適切な位置に付加情報を重畳した表示用画像データを、面倒な操作を必要とすることなく生成することができる画像管理サーバ、画像管理方法を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、第1の発明による画像管理サーバは、画像データを記憶する記憶手段と、上記記憶手段により記憶される画像データを画像認識して付加情報を挿入するための情報挿入位置を自動的に検知する情報挿入位置検知手段と、上記記憶手段により記憶された画像データを読み出して該画像データにおける上記情報挿入位置検知手段により検出された情報挿入位置に付加情報を重畳した表示用画像データを生成する表示用画像データ生成手段と、を具備したものである。
また、第2の発明による画像管理サーバは、上記第1の発明による画像管理サーバにおいて、上記記憶手段が、上記付加情報と上記情報挿入位置とを、該記憶手段に記憶されている画像データに関連付けて、該画像データとは別個に記憶するものである。
さらに、第3の発明による画像管理サーバは、上記第2の発明による画像管理サーバにおいて、上記記憶手段が、複数の付加情報を、該記憶手段に記憶されている画像データに選択可能に関連付けて、該画像データとは別個に記憶するものである。
第4の発明による画像管理方法は、画像データを記憶する画像記憶ステップと、上記画像記憶ステップにより記憶される画像データを画像認識して付加情報を挿入するための情報挿入位置を自動的に検知する情報挿入位置検知ステップと、上記画像記憶ステップにより記憶された画像データを読み出して該画像データにおける上記情報挿入位置検知ステップにより検出された情報挿入位置に付加情報を重畳した表示用画像データを生成する表示用画像データ生成ステップと、を具備した方法である。
第5の発明による画像管理方法は、上記第4の発明による画像管理方法において、上記付加情報と上記情報挿入位置とを、上記画像記憶ステップにより記憶された画像データに関連付けて、該画像データとは別個に記憶する付加情報記憶ステップをさらに具備している。
第6の発明による画像管理方法は、上記第5の発明による画像管理方法において、上記付加情報記憶ステップが、複数の付加情報を、上記画像記憶ステップにより記憶された画像データに選択可能に関連付けて、該画像データとは別個に記憶するステップである。
本発明の画像管理サーバ、画像管理方法によれば、適切な位置に付加情報を重畳した表示用画像データを、面倒な操作を必要とすることなく生成することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1から図6は本発明の第1の実施形態を示したものであり、図1は画像管理サーバを含む画像管理システム全体の構成例を示す図である。
図1から図6は本発明の第1の実施形態を示したものであり、図1は画像管理サーバを含む画像管理システム全体の構成例を示す図である。
この画像管理システムは、デジタルカメラ101と、画像管理サーバ102と、リモートコントローラ(以下、適宜リモコンと省略する)103と、ディスプレイ104と、パーソナルコンピュータ(以下、適宜パソコンと省略する)105と、をネットワーク等の通信回線を介して接続して構成されている。
上記デジタルカメラ101は、撮像を行うことにより画像データを生成する画像供給源となっている。なお、ここでは、画像供給源としてデジタルカメラ101を例に挙げたが、これに限らず、カメラモジュールを搭載した携帯電話でも良いし、あるいは静止画撮影機能を備えたデジタルビデオ等であっても構わない。さらには、パソコン105において画像作成ソフトウェア等により画像を作成した場合には、該パソコン105も画像供給源となり得る。
上記画像管理サーバ102は、デジタルカメラ101等の画像供給源から送信された画像データを受信して蓄積し、管理を行って、必要に応じて上記ディスプレイ104等に表示するために供給するものである。この画像管理サーバ102は、後で詳しく説明するように、画像データにメッセージ等の付加情報を重畳した表示用画像データを生成することができるように構成されている。なお、この画像管理サーバ102の具体的な実用例としては、放送信号を記録し再生するためのいわゆるHDD/DVDレコーダが挙げられる。
上記リモコン103は、画像管理サーバ102を遠隔で操作するための操作手段である。
上記ディスプレイ104は、画像管理サーバ102から供給される画像データに基づき画像を表示したり、あるいはリモコン103により画像管理サーバ102に対して行われた操作状況を表示したりする表示手段である。このディスプレイ104の具体的な実用例としては、放送信号を受信して再生する通常のTVが挙げられる。
上記パソコン105は、画像管理サーバ102やデジタルカメラ101と接続して用いることが可能である。例えば、利用者がメッセージ等を作成する際に、パソコン105のキーボードやインプットメソッドソフトウェア等を用いて作成し、これをパソコン105から画像管理サーバ102へ送信する、ということも可能である。もちろん、メッセージの作成は、上記リモコン103を介して画像管理サーバ102自体により行うようにしても構わない。
次に、図2は、画像管理サーバ102の機能的な構成を示すブロック図である。
上記画像管理サーバ102は、画像の記録処理に用いる機能ブロックとして、情報挿入位置検知手段たる画像認識部201と、メッセージ入力部202と、データベース保存部203と、を備えている。
また、画像管理サーバ102は、画像の再生処理に用いる機能ブロックとして、データベース読込部204と、表示用画像データ生成手段たるメッセージ画像生成部205と、表示用画像データ生成手段たる画像合成部206と、表示部207と、を備えている。
さらに、画像管理サーバ102は、画像の記録処理および再生処理の両方に用いる機能ブロックとして、記憶手段たるデータベース208を備えている。
上記画像認識部201は、画像に含まれる例えば顔画像を認識し、該顔画像の座標位置を付加情報を挿入するための情報挿入位置として検出するものである。なお、ここでは顔の位置を認識するようにしているが、画像に占める顔画像のサイズが小さくない場合には、口元を認識するようにしても良い。また、被写体が背面を向いている場合には、頭部を画像認識して、その中心部を情報挿入位置として検出するようにしても構わない。
上記メッセージ入力部202は、上記リモコン103を介して入力されるキー入力を文字データに変換してメッセージを作成したり、上記パソコン105から送信されるメッセージを受信したりするものである。
上記データベース保存部203は、デジタルカメラ101等の画像供給源から送信される画像データを受信して、データベース208に保存するものである。
上記データベース208は、画像データを画像ファイルとして保存するとともに、画像ファイル毎に、少なくとも、上記画像認識部201により取得された顔画像の座標位置情報と、上記メッセージ入力部202により指定された付加情報たるメッセージテキストと、を関連付けて、上記画像ファイルとは別個に記録するものである。
上記データベース読込部204は、データベース208に記憶されている画像データを読み出したり、該画像データに関連付けられたメッセージテキストや情報挿入位置を示す座標情報を読み出したりするものである。
上記メッセージ画像生成部205は、データベース読込部204によりデータベース208から読み出されたメッセージテキストに基づいて、表示可能なメッセージ画像を生成するものである。
上記画像合成部206は、データベース読込部204によりデータベース208から読み出されたオリジナルの画像データと、メッセージ画像生成部205により生成されたメッセージ画像と、を1つの画像に合成して、表示用画像データを生成するものである。
上記表示部207は、画像合成部206により生成された表示用画像データをディスプレイ104やあるいはパソコン105へ出力して、画像を表示させるものである。
次に、図3と図4とを参照して、この画像管理システムの作用(画像管理方法)について説明する。
まず、図3は、画像管理サーバにより画像を記録する際の処理を示すフローチャートである。
この処理を開始すると、画像認識部201により対象とする画像データの画像認識を行い、所定サイズ以上の人物の顔画像(上述したように、例えば口元等)を抽出する(ステップS301)。
次に、抽出した人物毎に、メッセージを付加するか否かを利用者に問い合わせる(ステップS302)。具体的には、Yes/Noを選択可能なダイアログをディスプレイ104(あるいはパソコン105の画面)に表示することにより問い合わせを行う。
ここで、利用者からメッセージ入力要求があった場合(つまり、上記ダイアログでYesが選択された場合)には、メッセージ入力画面を表示して、メッセージを受け付ける(ステップS303)。これに対して利用者は、リモコン103、あるいはパソコン105のキーボード等を利用して、メッセージ入力を行う。
このメッセージ入力が終了した場合には、画像内における対象人物の顔画像(の例えば口元)の座標位置を検出する(ステップS304)。なお、この顔画像の座標位置の検出処理は、画像認識を行う上記ステップS301において、同時に行うようにしても構わない。
また、上記ステップS301において画像認識を行った結果、画像から所定サイズ以上の人物の顔画像が複数抽出される場合には、上述したステップS301〜S304の処理を、抽出された人数分だけ繰り返して行う。
その後、画像ファイル名と、情報挿入位置である顔画像の座標位置と、メッセージテキストと、の各情報を関連付けて、固有のデータベース208に記録する(ステップS305)。なお、上記ステップS302において全ての顔画像の座標位置についてメッセージを付加しないと判断された場合には、ここではデータベース208への記録は行われない。
次に、図4は、画像管理サーバにより画像を再生する際の処理を示すフローチャートである。
リモコン103を介して、あるいはパソコン105を介して、画像の再生が要求されると、この処理が開始される。
するとまず、データベース読込部204が、データベース208から、対象となる画像ファイルと、該画像ファイルに関連付けられた顔画像の座標位置と、該画像ファイルの顔画像の座標位置に関連付けられたメッセージテキストと、を読み込む(ステップS401)。
そして、データベース208から取得した座標を基点にして、適切なメッセージ挿入エリアを画像認識等により算出する(ステップS402)。ここに、適切なメッセージ挿入エリアとは、主要被写体の顔(口元)に比較的近く、かつメッセージが主要被写体にかからないようなエリアである。このメッセージ挿入エリアは、1つの画像に対して複数人のメッセージが登録されている場合には各人毎に算出される。
次に、データベース208から取得したメッセージテキストを、メッセージ画像生成部205により、ビットマップ等で構成されるメッセージ画像データに変換する(ステップS403)。このメッセージ画像データの具体的な例としては、口元からメッセージを含んだ吹き出しを描くようなイメージの画像データが挙げられる。また、1つの画像に対して複数人のメッセージが登録されている場合は、全員分のメッセージを含む1フレームサイズのメッセージ画像データを生成する。
そして、オリジナルの画像と、上記ステップS403において生成したメッセージ画像と、を画像合成部206により合成して、1つの表示用画像データを生成する(ステップS404)。
こうして、生成した表示用画像データを、表示部207がディスプレイ104またはパソコン105へ出力することにより、画像の表示を行わせる(ステップS405)。
また、図5は、画像管理サーバ内のデータベースの構造を示す表図である。
このデータベースは、各画像ファイルに、情報挿入位置としての座標情報と、該座標情報の位置に挿入されるメッセージテキストと、を関連付けて記憶して構成されている。この関連付けは、例えば、一般的なリレーショナルデータベースを用いることにより行われており、特に専用の形式を採用する必要があるわけではない。図示の例では、表形式で関連付けを行うことによりデータベースが構築されており、該データベースが画像管理サーバ内の例えばハードディスク上に格納されている。
上記画像ファイルは、例えば、ファイルシステムにおいて該画像ファイルに割り当てられたファイル名を用いて指定される。
また、上記情報挿入位置は、メッセージ挿入エリアの基点を示すものであって、例えば、画像の左上を原点として、該原点から右方向にx軸、下方向にy軸を取ったときの画素単位で表される座標(x,y)により指定される。
そして、上記メッセージテキストは、例えば、ASCII文字やSJIS文字などの配列として構成されている。
具体的には、画像ファイル「00002.jpg」に対しては、口元の位置が座標(45,100)として指定されていて、該座標位置に適宜のメッセージテキスト「xxxxxxxxxx」が関連付けられている。
また、画像ファイル「00001.jpg」に対しては、口元の位置が座標(100,55)と座標(150,100)との2つ指定されていて、一方の座標(100,55)に対しては適宜のメッセージテキスト「xxxxxxxxxx」が関連付けられ、他方の座標に対してはメッセージテキスト「いつまでもよろしくね。」が関連付けられている。
次の図6は、メッセージを付加した表示用画像データの表示例を示す図である。
この図6に示す例は、図5に示したデータベースに基づいて、画像ファイル「00001.jpg」を表示したときの例となっている。
この例では、男性の口元の座標が(100,55)、女性の口元の座標が(150,100)となっている。従って、男性の口元から出る吹き出しの中にはメッセージ「xxxxxxxxxx」が表示され、女性の口元から出る吹き出しの中にはメッセージ「いつまでもよろしくね。」が表示されている。
このような第1の実施形態によれば、画像データへのメッセージの挿入を利用者が行うことができるために、エンターテインメント的要素を多く含む付加価値の高い電子アルバムを容易に作成することが可能となる。そして、上述したような画像認識部や画像データ処理方法により、自動的に、メッセージの挿入位置が画像中の適切な位置(主要被写体等が隠れてしまうことがない位置)となるように設定されるために、利用者は、面倒な操作を要求されることがない。
近年、一般家庭においては、デジタルカメラとHDD/DVDレコーダとが急速に普及している。そして、ハードディスク(HDD)の大容量化に伴って、HDD/DVDレコーダが写真画像の保管庫として利用される機会が増えてきている。従って、上述したような画像管理サーバの機能をHDD/DVDレコーダに搭載することにより、非常に大きな宣伝効果を期待することが可能となる。
(第2の実施形態)
図7は本発明の第2の実施形態を示したものであり、画像管理サーバ内のデータベースの構造を示す表図である。この第2の実施形態において、上述の第1の実施形態と同様である部分については同一の符号を付して説明を省略し、主として異なる点についてのみ説明する。
図7は本発明の第2の実施形態を示したものであり、画像管理サーバ内のデータベースの構造を示す表図である。この第2の実施形態において、上述の第1の実施形態と同様である部分については同一の符号を付して説明を省略し、主として異なる点についてのみ説明する。
この第2の実施形態は、上述した第1の実施形態とほぼ同様であるが、メッセージテキストとして、複数のストーリーの中から選択することができる点が異なっている。
すなわち、データベースのメッセージテキスト領域には、複数のストーリーを登録することが可能となっており、この図7に示す例では、「ストーリー1」と「ストーリー2」との2つのストーリーが登録されている。このストーリーは、メッセージテキストの組み合わせとなっている。そして、このデータベースにおいては、任意の数のストーリーを追加し登録することが可能となっている。
具体的には、画像ファイル「00001.jpg」の座標(150,100)に対しては、ストーリー1として「いつまでもよろしくね。」が登録され、ストーリー2として「私、キレイ?」が登録されている。
そして、利用者は、画像を再生するに際して、登録されているストーリーの何れかを、所望に選択することができるようになっている。この例では、利用者が「ストーリー1」と「ストーリー2」との何れかを選択すれば、該ストーリーに応じた画像の再生を行うことができる。
なお、ここでは利用者により所望のストーリーを選択するようにしているが、これに限るものではなく、種々の要因に応じて自動的に選択するようにしても良い。一例としては、時間に応じてストーリーを選択することが考えられる。例えば、午前中に画像の再生が行われたときには「おはよう」のメッセージを含むストーリーが選択され、午後に画像の再生が行われたときには「こんにちは」のメッセージを含むストーリーが選択されるなどである。
このような第2の実施形態によれば、上述した第1の実施形態とほぼ同様の効果を奏するとともに、利用者は同一の画像に対して複数のメッセージの組み合わせを楽しむことが可能となり、複数のストーリーを備えたバラエティに富むエンターテインメント性のより高い電子アルバムを実現することが可能となる。そして、利用者は、自動選択により複数のストーリーを楽しんだり、あるいは好みのストーリーを選択して楽しんだりすることが可能となる。
また、オリジナル画像とメッセージ情報とを別々に管理しているために、上述したような、異なるストーリーを対応させるといったカスタマイズを行うことが可能となる。このような柔軟性を利用すれば、友人間でメッセージを追記しながら回覧して、最後に皆で鑑賞するといった、電子アルバムの新しい楽しみ方を確立することも可能となる。
(第3の実施形態)
図8から図10は本発明の第3の実施形態を示したものであり、図8は画像管理サーバにより画像を記録する際の処理を示すフローチャート、図9は画像管理サーバにより画像を再生する際の処理を示すフローチャート、図10は画像管理サーバ内のデータベースの構造を示す表図である。
図8から図10は本発明の第3の実施形態を示したものであり、図8は画像管理サーバにより画像を記録する際の処理を示すフローチャート、図9は画像管理サーバにより画像を再生する際の処理を示すフローチャート、図10は画像管理サーバ内のデータベースの構造を示す表図である。
この第3の実施形態において、上述の第1,第2の実施形態と同様である部分については同一の符号を付して説明を省略し、主として異なる点についてのみ説明する。
上述した第1の実施形態においては、画像管理サーバにおいて、画像の記録処理を行う際に画像処理を行って人物の口元の座標を検出し、画像の再生処理を行う際に画像処理等を行って人物の顔部分等に重ならないメッセージ挿入エリアを算出していた。これに対して、本第3の実施形態は、口元の座標やメッセージ挿入エリアの座標を、画像の記録処理を行う際に算出して、データベースに記録しておくようにしたものとなっている。
この第3の実施形態における画像管理システム全体の構成例は上記図1に示したものと同様であり、画像管理サーバの機能的なブロック構成は上記図2に示したものと同様である。
次に、図8を参照して、画像管理サーバにより画像を記録する際の処理について説明する。
この処理を開始すると、画像認識部201により対象とする画像データの画像認識を行い、所定サイズ以上の人物の顔画像(上述したように、例えば口元等)を抽出するとともに、該顔画像を含む主要被写体やその他の重要と考えられる被写体を抽出する(ステップS801)。
そして、画像内における対象人物の顔画像(の例えば口元)の座標位置を検出する(ステップS802)。
その後、上記図3のステップS302と同様に、メッセージを付加するか否かを利用者に問い合わせる(ステップS803)。
ここで、利用者からメッセージ入力要求があった場合には、上記図3のステップS303と同様に、メッセージ入力を受け付ける(ステップS804)。
続いて、画像の全領域から主要被写体の領域と重要被写体の領域を除外した領域を算出し、該領域内において、ステップS802において算出された顔画像の座標位置に近く、かつ、ステップS804で入力されたメッセージを表示可能なサイズの領域を、メッセージ挿入エリアとして算出する(ステップS805)。このメッセージ挿入エリアをどのような情報を用いて規定するかについては、後で図10を参照して説明する。
なお、上記ステップS801において複数の人物の顔画像が抽出された場合には、上述したステップS801〜S805の処理を、抽出された人数分だけ繰り返して行うのは上述した第1の実施形態と同様である。
このステップS805の処理が終了した場合には、画像ファイル名と、情報挿入位置である顔画像の座標位置と、情報挿入位置であるメッセージ挿入エリアの位置情報と、メッセージテキストと、の各情報を関連付けて、固有のデータベース208に記録する(ステップS806)。なお、上記ステップS803において全ての顔画像の座標位置についてメッセージを付加しないと判断された場合には、ここではデータベース208への記録は行われない。
次に、図9を参照して、画像管理サーバにより画像を再生する際の処理について説明する。
この処理を開始すると、まず、データベース読込部204が、データベース208から、対象となる画像ファイルと、該画像ファイルに関連付けられた顔画像の座標位置と、該画像ファイルの顔画像の座標位置に関連付けられたメッセージ挿入エリアの位置情報と、該画像ファイルの顔画像の座標位置に関連付けられたメッセージテキストと、を読み込む(ステップS901)。
続いて、メッセージ画像生成部205が、データベース208から取得した顔画像の座標位置を基点として吹き出され、該データベース208から取得した座標情報で示されるメッセージ挿入エリアの吹き出し内に、該データベース208から取得したメッセージテキストの内容を含むような、ビットマップ等で構成されるメッセージ画像データを生成する(ステップS902)。なお、1つの画像に対して複数人のメッセージが登録されている場合には、全員分のメッセージを含む1フレームサイズのメッセージ画像データを生成する。
そして、オリジナルの画像と、上記ステップS902において生成したメッセージ画像と、を画像合成部206により合成して、1つの表示用画像データを生成する(ステップS903)。
こうして、生成した表示用画像データを、表示部207がディスプレイ104またはパソコン105へ出力することにより、画像の表示を行わせる(ステップS904)。
次に、図10を参照して、画像管理サーバ内のデータベースの構造の一例について説明する。
このデータベースは、上述した第1の実施形態の図5に示したものとほぼ同様に構成されているが、さらに、メッセージ挿入エリアの位置に関する情報が記録されるようになっている点が異なっている。
このメッセージ挿入エリアの位置は、種々の方法により指定することが可能であるが、この図10に示す例では、メッセージ挿入エリアの中心座標を上述したような座標(x,y)により指定し、メッセージ挿入エリアの横幅と縦幅とを画素単位でそれぞれ指定するようになっている。
具体的には、画像ファイル「00001.jpg」において、口元の位置が座標(150,100)となっているメッセージテキスト「いつまでもよろしくね。」に対しては、メッセージ挿入エリアの中心座標が(220,60)で、横幅が76画素、縦幅が38画素として指定されている。
なお、上述では、中心座標と横幅および縦幅とを指定することによりメッセージ挿入エリアを規定しているが、これに限るものではないことはもちろんである。例えば、メッセージ挿入エリアがオリジナル画像の四辺に平行な各辺を有する矩形である場合には、左上角と右下角の座標を指定することによりエリアの規定を行っても良い。あるいは、メッセージ挿入エリアが円形である場合には、中心座標と半径とを指定することによりエリアの規定を行うことが可能である。
また、上述では、主要被写体や重要被写体を除外した領域から自動的にメッセージ挿入エリアを決定するようにしているが、まず、利用者にメッセージ挿入エリアの第1候補を提示し、許可が得られなければ次に第2候補を提示する、といった決定方法、つまり、利用者が複数から選択することができるような決定方法を採用するようにしても構わない。
このような第3の実施形態によれば、上述した第1,第2の実施形態とほぼ同様の効果を奏するとともに、口元の座標やメッセージ挿入エリアの座標を、画像の記録処理を行う際に算出して、データベースに記録しておくようにしたために、再生の際には、該データベースに記録された情報を読み出すだけで良く、改めて画像認識等を行う必要がなくなるために、システム全体の効率を高めることができるとともに、再生時のタイムラグを小さくすることが可能となる。
なお、上述した各実施形態において、データベースを、画像の表示順序や表示可否を指定することができるような構造としても良い。このような構造を採用すれば、利用者が画像の表示順序を所望に設定したり、特定の画像を非表示としたりすることができ、同一の画像群に対して、バラエティに富んだ異なる複数のストーリーを構築することが可能となる。
また、メッセージ画像の挿入位置を手作業により指定する機能を追加するようにしても良い。これにより、例えば表示したくない画像領域上にメッセージ画像を配置する等の細かな補正が可能となる。また、細かな補正情報を記録するために、メッセージ画像の終点の座標や形状等の情報を、データベース構造に追加するようにしても良い。
さらに、メッセージ画像のフォント、サイズ、色(背景色/文字色)などを手作業で指定する機能を追加するようにしても良い。これにより、利用者の好みや見易さを追求したり、オリジナル画像の背景色に応じた適切な配色を選択することなどが可能となる。
そして、メッセージテキストの表示/非表示や、ストーリーの選択を、リモコン103(画像管理サーバ102がHDD/DVDレコーダである場合には、リモコン103は該HDD/DVDレコーダに付属しているリモコン)により指定する機能を追加しても良い。閲覧するメンバーや場面によって、所望する電子アルバムの形態が異なることがあるが、このように構成すれば、切り替えを容易に行うことが可能となる。
加えて、オリジナル画像にメッセージ情報を重畳した画像自体を外部記録メディアに保存する機能を追加するようにしても良い。このように構成すれば、メッセージ付き画像を作成する機能を持たない環境においても、本画像管理システム/画像管理方法で作成したような電子アルバムの再生を行うことが可能となり、汎用性が拡大する利点がある。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
本発明は、画像にメッセージ等の付加情報を重畳した表示用画像データを生成し得る画像管理サーバ、画像管理方法に好適に利用することができる。
101…デジタルカメラ
102…画像管理サーバ
103…リモコン
104…ディスプレイ
105…パソコン
201…画像認識部(情報挿入位置検知手段)
202…メッセージ入力部
203…データベース保存部
204…データベース読込部
205…メッセージ画像生成部(表示用画像データ生成手段)
206…画像合成部(表示用画像データ生成手段)
207…表示部
208…データベース(記憶手段)
代理人 弁理士 伊 藤 進
102…画像管理サーバ
103…リモコン
104…ディスプレイ
105…パソコン
201…画像認識部(情報挿入位置検知手段)
202…メッセージ入力部
203…データベース保存部
204…データベース読込部
205…メッセージ画像生成部(表示用画像データ生成手段)
206…画像合成部(表示用画像データ生成手段)
207…表示部
208…データベース(記憶手段)
代理人 弁理士 伊 藤 進
Claims (6)
- 画像データを記憶する記憶手段と、
上記記憶手段により記憶される画像データを画像認識して、付加情報を挿入するための情報挿入位置を自動的に検知する情報挿入位置検知手段と、
上記記憶手段により記憶された画像データを読み出して、該画像データにおける上記情報挿入位置検知手段により検出された情報挿入位置に付加情報を重畳した表示用画像データを生成する表示用画像データ生成手段と、
を具備したことを特徴とする画像管理サーバ。 - 上記記憶手段は、上記付加情報と上記情報挿入位置とを、該記憶手段に記憶されている画像データに関連付けて、該画像データとは別個に記憶するものであることを特徴とする請求項1に記載の画像管理サーバ。
- 上記記憶手段は、複数の付加情報を、該記憶手段に記憶されている画像データに選択可能に関連付けて、該画像データとは別個に記憶するものであることを特徴とする請求項2に記載の画像管理サーバ。
- 画像データを記憶する画像記憶ステップと、
上記画像記憶ステップにより記憶される画像データを画像認識して、付加情報を挿入するための情報挿入位置を自動的に検知する情報挿入位置検知ステップと、
上記画像記憶ステップにより記憶された画像データを読み出して、該画像データにおける上記情報挿入位置検知ステップにより検出された情報挿入位置に付加情報を重畳した表示用画像データを生成する表示用画像データ生成ステップと、
を具備したことを特徴とする画像管理方法。 - 上記付加情報と上記情報挿入位置とを、上記画像記憶ステップにより記憶された画像データに関連付けて、該画像データとは別個に記憶する付加情報記憶ステップをさらに具備したことを特徴とする請求項4に記載の画像管理方法。
- 上記付加情報記憶ステップは、複数の付加情報を、上記画像記憶ステップにより記憶された画像データに選択可能に関連付けて、該画像データとは別個に記憶するステップであることを特徴とする請求項5に記載の画像管理方法。
Priority Applications (1)
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JP2004363372A JP2006172118A (ja) | 2004-12-15 | 2004-12-15 | 画像管理サーバ、画像管理方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8237818B2 (en) | 2007-03-02 | 2012-08-07 | Nikon Corporation | Camera |
JP2013020558A (ja) * | 2011-07-13 | 2013-01-31 | Nec Biglobe Ltd | コンテンツデータ表示装置、コンテンツデータ表示方法及びプログラム |
-
2004
- 2004-12-15 JP JP2004363372A patent/JP2006172118A/ja active Pending
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US8237818B2 (en) | 2007-03-02 | 2012-08-07 | Nikon Corporation | Camera |
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US8848103B2 (en) | 2011-07-13 | 2014-09-30 | Nec Biglobe, Ltd. | Content data display device, content data display method and program |
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