JP2006165882A - 音響装置の取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 音響装置を取り付けるためのスペースを縮小することができるようにすること。
【解決手段】 スピーカ11は、取付手段22を介して筐体12の前壁12Aに取り付けられる。取付手段22は、スピーカ11におけるフレーム15の外周面に沿って位置する略円筒状の雄ねじ部24と、この雄ねじ部24に螺合してスピーカ11を前壁12Aに保持する雌ねじ部25とを備えている。取付手段22は、正面視したときに、スピーカ11の領域内に略収まる大きさに設けられている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、音響装置の取付構造に係り、更に詳しくは、音響装置を取り付けるために必要なスペースの縮小化を図ることができる音響装置の取付構造に関する。
従来より、スピーカユニットからなる音響装置を所定の筐体等に取り付ける構造として、特許文献1に開示されるタイプのものが知られている。同文献において、スピーカユニットは、その外周側に設けられて外側に突出するフランジ状部を介して取り付けられている。
特開2004−23533号公報
しかしながら、前記フランジ状部にあっては、正面視したときに、スピーカユニットの外側に大きくはみ出す形状となるため、取り付けに必要な領域が広くなり、当該領域がデッドスペースになったり、装置の大型化を招来するという不都合がある。
ところで、近時、多数のスピーカユニットを筐体に取り付けたスピーカアレイシステムが普及しつつあり、このシステムによれば、各スピーカに所定処理を行った信号を送信することにより、種々の指向性に制御できるようになっている。この指向性は、空間のサンプリング定理より、隣り合うスピーカユニットの間隔が半波長に等しくなる周波数以下の周波数を制御できる。つまり、前記間隔を小さく設定する程、指向性を制御可能な周波数が拡大することとなる。
ところが、特許文献1の構造を用いてスピーカアレイシステムを形成すると、フランジ状部が邪魔になって前記間隔を小さくする制約を受け、指向性を制御可能な周波数が制限されるという不都合を招来する。しかも、単位面積当たりのスピーカユニットの設置数も減少するので、発生する音量も十分に得られなくなる。
また、スピーカアレイシステムにあっては、多数のスピーカユニットを用いるため、それらの結線作業の負担が増大する他、結線を間違い易くなるという不都合を生じる。更に、ケーブルの本数も多くなるため、コスト上昇、システム全体の高重量化を引き起こすばかりでなく、いわゆるびびり音などのノイズが発生し易くなるという不都合もある。
[発明の目的]
本発明は、このような不都合に着目して案出されたものであり、その目的は、音響装置を取り付けるためのスペースを縮小することができる音響装置の取付構造を提供することにある。
本発明の他の目的は、特に、多数の音響装置をアレイシステムに用いる場合、指向性を制御可能な周波数の広帯域化、構成の簡略化を図ることができる音響装置の取付構造を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明は、振動板を有する音響装置を、取付手段によって所定の保持体に取り付ける構造において、
前記取付手段は、正面視したときに、音響装置の領域内に略収まる大きさに設けられる、という構成が採用されている。
本発明において、前記取付手段は、音響装置の外周面に沿って位置する雄ねじ部と、この雄ねじ部に螺合して音響装置を保持体側に保持する雌ねじ部とを備える、という構成が採用される。
前記保持体は、音響装置の少なくとも一部分を受容する穴を備え、この穴の形成領域に前記雌ねじ部が装着される、という構成を採ることが好ましい。
また、前記保持体は、音響装置の少なくとも一部分を受容する穴を備え、この穴の内周面に前記雌ねじ部が形成される、という構成も好ましくは採用される。
更に、前記音響装置は、振動板の少なくとも外周側に位置して当該振動板を保持するフレームを含み、このフレームの外周面に前記雄ねじ部を形成することが好ましい。
また、前記雄ねじ部及び雌ねじ部は、相互に螺合した状態で電気的に導通可能に設けられる、という構成を採用するとよい。
更に、前記雄ねじ部及び雌ねじ部は、相互に螺合した状態で電気的に導通可能に設けられている一方、前記保持体は、雌ねじ部の延出方向中間部に位置する絶縁層と、この絶縁層を介して相互に積層される第1及び第2の層とを含み、当該第1及び第2の層に所定の電極がそれぞれ接続されるとよい。
本発明によれば、音響装置の取り付けに要するスペースをできるだけ狭くでき、音響装置を組み込む装置の小型化や、装置内のデッドスペースを縮小することができる。また、音響装置をアレイシステムに適用した場合、各音響装置の取付手段同士が相互に干渉することを回避しつつ、隣り合う音響装置の間隔を小さくすることができ、これにより、前述のサンプリング定理により指向性を制御可能な周波数を広帯域化することが可能となる。しかも、単位面積当たりの音響装置の設置数が多くすることができるので、音響装置をスピーカとした場合、再生音量を増大させることができる一方、音響装置をマイクとした場合、感度を高めることが可能となる。
また、取付手段を雄ねじ部及び雌ねじ部により構成したから、簡単な構成により取付手段の省スペース化を図ることができる。また、音響装置の外周面に沿って雄ねじ部が位置するので、音響装置と雌ねじ部とを相対回転させることで、雄ねじ部を雌ねじ部に容易に螺合させることが可能となる。
更に、保持体における穴の形成領域に雌ねじ部を装着可能とすることにより、特別な工具を用いたり、加工を施したりすることなく雌ねじ部及び音響装置を保持体に取り付け可能となり、当該取り付け作業を容易且つ迅速に行うことができる。
また、保持体の穴の内周面に雌ねじ部を形成した場合には、部品点数の削減を図ることができ、製造工程の簡略化を達成可能となる。
更に、音響装置におけるフレーム外周面に雄ねじ部を形成することによっても、部品点数をより少なくすることができる。
また、雄ねじ部及び雌ねじ部を電気的に導通可能とすれば、恰もソケットのように雌ねじ部を機能させることができる。従って、雌ねじ部に予め所定のケーブルを接続しておくことにより、音響装置に対する結線作業を省略でき、作業性を向上させることが可能となる。
更に、絶縁層及びこれを挟む第1及び第2の層を備えて保持体が構成されるから、第1及び第2の層に接続された電極を正電極及び負電極としたときに、雌ねじ部に電源を供給することができる。従って、アレイシステムに適用した場合、保持体、雌ねじ部及び雄ねじ部を介して各音響装置に電源供給を行えるようになり、従来のようなケーブルを省略して作業負担を軽減できる他、結線の間違いも生じなくなる。しかも、システム全体の軽量化を図ることができるばかりでなく、びびり音等のノイズの発生を抑制して音質を向上させることも可能となる。
なお、本明細書及び特許請求の範囲において、「正面視」とは、音響装置を図1及び図2に示される方向から見た状態、すなわち、音響装置の振動板を正面側から見た状態を意味する。
また、特に明示しない限り、「前」は、図3中左側を示す一方、「後」は、同図中右側について用いられる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照しながら説明する。
[第1実施形態]
図1には、第1実施形態に係る音響装置の取付構造が適用されたアレイシステムの概略正面図が示され、図2には、その要部拡大正面図が示されている。また、図3には、図2のA−A線に沿う断面図が示され、図4には、その分解断面図が示されている。これらの図において、アレイシステム10は、多数の音響装置としてのスピーカ11と、当該スピーカ11が取り付けられている保持体としての筐体12とを備えて構成されている。ここで、本実施形態では、筐体12は、鉛直方向に向けられて各スピーカ11を保持する板状の前壁12Aを備えた箱状に形成されている。
前記スピーカ11は、実質的に、公知のスピーカと同様の構造体によって構成することができる。具体的には、スピーカ11は、正面視で略円形に形成されるコーン型の振動板14と、この振動板14の外周側を保持して当該振動板14の後面側に位置するすり鉢状のフレーム15と、このフレーム15の内側に配置されて振動板14を振動させるコイル16と、このコイル16を囲う位置に設けられたマグネット18と、フレーム15の後側に設けられてマグネット18を保持するバックプレート19とを備えて構成されている。フレーム15は、前方に振動板14の外周縁から所定幅はみ出る外縁部15Aを備えている。また、フレーム15には、その内外を通じるケーブル20が設けられ、このケーブル20は、前記コイル16及び図示しないアンプ及び信号処理装置に接続されてコイル16に電流を導通するようになっている。ここで、スピーカ11は、前壁12Aに形成された略円形の穴12Bに部分的に受容されるとともに、取付手段22を介して前壁12Aに取り付けられている。
前記取付手段22は、スピーカ11におけるフレーム15の外周面に沿って位置する略円筒状の雄ねじ部24と、前壁12Aの後側から穴12Bの形成領域に装着される雌ねじ部25とを備えて構成されている。雄ねじ部24は、内部にフレーム15を受容した状態で、接着剤等の固定手段を介してフレーム15の後面側に取り付けられている。また、雄ねじ部24の外周面には、ねじ溝24Aが形成されている。雌ねじ部25は、穴12Bの内周面に接する挿入部26と、この挿入部26の後側に連なるフランジ部27とを備えた段付き円筒状に形成されている。雌ねじ部25の内周面には、ねじ溝25Aが形成され、当該ねじ溝25Aが雄ねじ部24のねじ溝24Aと相互に螺合するようになっている。
ここで、図2及び図4に示されるように、雌ねじ部25の最大外径寸法すなわちフランジ部27の外径寸法D1は、スピーカ11の最大外径寸法すなわちフレーム15の外径寸法D2より小さく設定されている一方、前記穴12Bの内径寸法D3よりより大きく設定されている。つまり、D3<D1<D2の相関関係が成り立つように設定されている。従って、スピーカ11を正面視した状態で、取付手段22がスピーカ11の配置領域内に収まる大きさとなっている。なお、雄ねじ部24の外径寸法D4は、振動板14の外径寸法D5より小さく設定されている。
以上の構成において、前壁12Aにスピーカ11を取り付ける作業は、スピーカ11を前方(図4中左側)から穴12B内に受容させた後、雄ねじ部24に向かって雌ねじ部25を回転させながら螺合することにより行われる。これにより、フランジ部27が前壁12Aの後面に当接した状態で雌ねじ部25が穴12Bに装着されるとともに、フレーム15の外縁部15Aが前壁12Aの前面に当接する。つまり、穴12Bの周辺で外縁部15Aとフランジ部27とにより前壁12Aを挟み込むようになり、スピーカ11の図3中左右方向に移動が規制される。また、穴12Bの内周面に雌ねじ部25の挿入部26が接するので、スピーカ11の径方向の移動も規制され、スピーカ11の位置が保たれた状態で取り付けられることとなる。
従って、このような第1実施形態によれば、スピーカ11を押さえながら雌ねじ部25を回転させて螺合することにより、スクリュードライバ等の工具を用いることなく前壁12Aにスピーカ11を簡単に取り付けることができる。
また、図2のようにスピーカ11を正面視したときに、取付手段22がスピーカ11の領域内に略収まる大きさ、すなわち、スピーカ11の外縁からはみ出さない大きさとなるので、取付手段22同士が干渉しないように隣り合うスピーカ11の間隔を狭くすることができる。これにより、スピーカ11の単位面積当たりの設置数を多くして再生音量を大きく設定したり、前述の空間のサンプリング定理により、指向性を制御可能な周波数を広帯域化することが可能となる。
次に、本発明の第1実施形態以外の実施形態について説明する。なお、以下の説明において、前記第1実施形態と同一若しくは同等の構成部分については必要に応じて同一符号を用いるものとし、説明を省略若しくは簡略にする。
[第2実施形態]
図5には、本発明の取付構造に係る第2実施形態が示されている。この第2実施形態は、穴12Bの内周面にねじ溝29Aを設けることにより雌ねじ部29を形成したものである。なお、雄ねじ部24は、雌ねじ部29に螺合するような径寸法に設定されている。
従って、このような第2実施形態によれば、スピーカ11を回転させながら穴12B内に挿入することにより、雄ねじ部24と雌ねじ部29とを螺合させることができる。また、穴12Bの内周面にねじ溝29Aを形成したので、第1実施形態に比べて部品点数を削減してコストの低廉化を図ることが可能となる。
[第3実施形態]
図6には、本発明の取付構造に係る第3実施形態が示されている。この第3実施形態は、第2実施形態に対し、フレーム15の形状を略円筒状に変更し、当該フレーム15の外周面にねじ溝31Aを設けて雄ねじ部31を形成したものである。フレーム15の外形寸法すなわち雄ねじ部31の外径寸法は、振動板14の外径寸法より若干大きく設定されている。
従って、このような第3実施形態によれば、取付手段22がフレーム15の外周面に沿って位置するので、正面視でスピーカ11の領域内に取付手段22が略収まるようになり、これによっても、取付手段22の省スペース化を図ることができる。
[第4実施形態]
図7ないし図9には、本発明の取付構造に係る第4実施形態が示されている。この第4実施形態は、雌ねじ部33をソケットのように構成し、この雌ねじ部33と雄ねじ部34とを相互に螺合した状態で電気的に導通可能に設けたものである。
すなわち、雌ねじ部33は、絶縁層36を挟んで前部領域37と後部領域38とを備え、前部領域37に負電極Mが接続されているとともに、後部領域38に正電極Pが接続されている。後部領域38は、雄ねじ部34の後端に当接する当接片部38Aを備えている。なお、正電極P及び負電極Mは、図示しない電源に接続されている。
雄ねじ部34は、雌ねじ部33の前部領域37に接する位置に設けられた前形成部40と、この前形成部40に絶縁層41を介して連設されるとともに、前記当接片部38Aに接する後形成部42とを備えて構成されている。前形成部40及び後形成部42には、ケーブル43,43がそれぞれ接続されており、当該ケーブル43,43は、スピーカ11の後部に設けられたアンプ45に接続されている。従って、負電極Mは、雌ねじ部33の前部領域37、雄ねじ部34の前形成部40及びケーブル43を介してアンプ45に通電する一方、正電極Pは、雌ねじ部33の後部領域38、雄ねじ部34の後形成部42及びケーブル43を介してアンプ45に通電する。なお、各絶縁層36,41は、正電極P及び負電極Mの間で短絡が生じないような厚み及び大きさに設けられている。
前記アンプ45には、前記ケーブル43,43の他、前記コイル16に接続されるケーブル20が接続されている。また、アンプ45の図7中下方には通信器46が並設されており、この通信器46とアンプ45もケーブル47によって接続されている。通信器46は、図9に示される無線送信器48から送信される信号を受信し、当該信号を所定処理してアンプ45に印加する。無線送信器48は、音源を構成する図示しない信号処理装置に接続されている。アンプ45は、無線送信器48からの信号に応じて正電極P及び負電極Mからの電流を制御し、当該信号に対応する音を再生するようにコイル16に電流を印加する。ここで、無線送信器48からの通信形態としては、無線LAN等の電磁波や赤外線、可視光通信などが例示でき、かかる通信状態を良好に保つべく、筐体12に所定の電磁シールドを施すことが好ましい。
従って、このような第4実施形態によれば、雌ねじ部33及び雄ねじ部34を相互に螺合するだけで、スピーカ11に電源や信号を供給することが可能となり、スピーカ11の取り付け作業の省力化を通じて製造コストを低減することができる。
また、各スピーカ11にアンプ45及び通信器46をそれぞれ設けたので、各スピーカ11の雌ねじ部33をパラレル接続して電流を流しても、当該スピーカ11の再生音を制御可能となり、ケーブルの使用量を抑制してアレイシステム10の構造の簡略化、軽量化を図ることが可能となる。
[第5実施形態]
図10には、本発明の取付構造に係る第5実施形態が示されている。この第5実施形態は、第4実施形態に対し、各穴12Bに雌ねじ部50を形成し、当該雌ねじ部50を介して電源を供給するものである。
第5実施形態の前壁12Aは、前記各穴12Bの形成領域以外が薄厚となるように形成されている。前壁12Aの厚み方向中間部及び雌ねじ部50の延出方向中間部には絶縁層52が位置し、この絶縁層52を介して第1及び第2の層53,54が相互に積層されている。第1及び第2の層53,54は、導体により形成されるとともに、前方に位置する第1の層53は負電極Mが接続されている一方、後方に位置する第2の層54は正電極Pが接続されている。これにより、第4実施形態と同様に雌ねじ部50及び雄ねじ部34を螺合することで、第1及び第2の層53,54、雌ねじ部50、雄ねじ部34を介してスピーカ11に電源を供給することが可能となる。
従って、このような第5実施形態によれば、各スピーカ11と電源とを繋ぐケーブルも不要とすることができる。これにより、結線作業を省略して取り付け作業の容易化や構造の簡略化、軽量化をより一層顕著なものとすることが可能となる。
本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明は、特定の実施の形態に関して特に図示し、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上に述べた実施形態に対し、形状、位置若しくは方向、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
例えば、前記振動板14の正面形状は、略円形の他、略方形や略多角形、略楕円形等種々の形状に変更してもよい。また、第3実施形態等において、スピーカ11を前壁12Aの厚みより小さく形成し、当該スピーカ11が穴12B内に全て受容される大きさに形成してもよい。
更に、取付手段22は、前述のねじ構造に代え、凸部及びこれに係合する凹部等からなる係合構造としてもよい。但し、前記各実施形態のねじ構造を採用した方が、筐体12に対するスピーカ11の取り付け状態をしっかりと保ちつつ、取付手段22の省スペース化を図ることができ、また、第4及び第5実施形態のように雌ねじ部33,50をソケットのように形成し易くなる。
また、音響装置をスピーカ11としてアレイシステム10を構成した場合を説明したが、スピーカ11をマイクに代えたアレイシステムを構成してもよく、この場合、マイクの感度を向上させることが可能となる。
更に、本発明に係る取付構造は、前述のアレイシステムに限られず、スピーカやマイク等の音響装置を備えた各種装置、例えば、携帯電話機等に適用することもできる。
第1実施形態に係る取付構造が適用されたアレイシステムの概略正面図。 図1の要部拡大正面図。 図2のA−A線に沿う断面図。 図3の分解図。 第2実施形態に係る取付構造の図3と同様の断面図。 第3実施形態に係る取付構造の図3と同様の断面図。 第4実施形態に係る取付構造の図3と同様の断面図。 図7の分解図。 第4実施形態の筐体の内部構造を模式的に表した斜視図。 第5実施形態に係る取付構造を示す縦断面図。
符号の説明
11・・・スピーカ(音響装置)、12・・・筐体(保持体)、12B・・・穴、14・・・振動板、15・・・フレーム、22・・・取付手段、24,31,34・・・雄ねじ部、25,29,33,50・・・雌ねじ部、52・・・絶縁層、53・・・第1の層、54・・・第2の層、P・・・正電極、M・・・負電極

Claims (7)

  1. 振動板を有する音響装置を、取付手段によって所定の保持体に取り付ける構造において、
    前記取付手段は、正面視したときに、音響装置の領域内に略収まる大きさに設けられていることを特徴する音響装置の取付構造。
  2. 前記取付手段は、音響装置の外周面に沿って位置する雄ねじ部と、この雄ねじ部に螺合して音響装置を保持体側に保持する雌ねじ部とを備えていることを特徴する請求項1記載の音響装置の取付構造。
  3. 前記保持体は、音響装置の少なくとも一部分を受容する穴を備え、この穴の形成領域に前記雌ねじ部が装着されることを特徴する請求項2記載の音響装置の取付構造。
  4. 前記保持体は、音響装置の少なくとも一部分を受容する穴を備え、この穴の内周面に前記雌ねじ部が形成されることを特徴する請求項2記載の音響装置の取付構造。
  5. 前記音響装置は、振動板の少なくとも外周側に位置して当該振動板を保持するフレームを含み、このフレームの外周面に前記雄ねじ部を形成したことを特徴する請求項2,3又は4記載の音響装置の取付構造。
  6. 前記雄ねじ部及び雌ねじ部は、相互に螺合した状態で電気的に導通可能に設けられていることを特徴する請求項2ないし5の何れかに記載の音響装置の取付構造。
  7. 前記雄ねじ部及び雌ねじ部は、相互に螺合した状態で電気的に導通可能に設けられている一方、前記保持体は、雌ねじ部の延出方向中間部に位置する絶縁層と、この絶縁層を介して相互に積層される第1及び第2の層とを含み、当該第1及び第2の層に所定の電極がそれぞれ接続されていることを特徴する請求項4記載の音響装置の取付構造。
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