JP2006162488A - 燃料装荷時中性子検出器移動支援装置および同支援方法 - Google Patents

燃料装荷時中性子検出器移動支援装置および同支援方法 Download PDF

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Abstract

【課題】原子炉への新燃料等の初装荷時に、移動時期および移動場所の評価を自動的に行い、工程短縮が図れるようにする。
【解決手段】燃料の装荷手順と仮設中性子検出器4の移動時期および移動場所とを設定した燃料装荷手順書手段12、仮設中性子検出器4が受ける中性子の予測値を保存する中性子予測値データベース18、中性子予測値データベースから中性子予測値を選択する中性子予測値選択手段19、選択された中性子予測値と仮設中性子検出器の計測値とを入力として予測値と計測値とを比較する予測値・計測値比較手段20、燃料装荷体数と仮設中性子検出器の炉心内配置場所および仮設中性子検出器の計測値に基づいて中性子の再予測計算を行う中性子再予測計算手段22、再予測した中性子予測値に基づいて中性子検出器移動場所および移動時期を改訂する燃料装荷手順改訂手段25を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、原子力発電プラントの炉心への燃料装荷時において、移動可能な仮設の中性子検出器を使用して燃料装荷過程の部分炉心の中性子監視を行なうための燃料装荷時中性子検出器移動支援装置および同支援方法に関するものである。
原子力発電プラントの炉心への燃料装荷時において中性子が少ない場合、例えば新燃料の初装荷時には、燃料交換機により移動可能な燃料装荷用の中性子検出器を仮設し、燃料装荷過程の部分炉心の中性子監視を行なっている。
このような燃料装荷時の中性子監視過程において、検出器は燃料の近傍に配置する必要があるが、燃料装荷の進捗に伴い、燃料と検出器とが干渉しないように外側に移動していく必要がある。
そのため、事前に燃料装荷過程での部分炉心の中性子予測を行い、燃料装荷用中性子検出器の移動手順を決定し、燃料装荷手順に反映している。
このような部分炉心での中性子監視において、中性子予測が適切であること、および燃料装荷用の中性子検出器による中性子が検出器健全性および検出精度保持のために設定される管理上の目標値(上限値と下限値)を逸脱しないことが望ましい。
しかしながら、部分炉心における中性子は中性子源の強度、燃料の配置、および燃料装荷用中性子検出器の感度などにより、予測値と異なる可能性がある。中性子の計測値が目標値を逸脱した場合には、検出器の移動時期および配置場所、即ち燃料装荷手順を見直し、かつ、燃料交換機用計算機の移動データを修正する必要があり、その間は燃料装荷作業が中断し、工程が遅延する可能性がある。
このような事情から、従来では、仮設の中性子検出器を使用せず、感度の異なる複数の固定された中性子検出器を使用することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭57−29996号公報
上述したように、仮設の中性子検出器を使用する部分炉心での中性子監視においては、中性子予測が適切であり、燃料装荷用の中性子検出器による中性子が管理上の目標値(上限値と下限値)を逸脱しないことが望ましいにもかかわらず、部分炉心における中性子は中性子源の強度、燃料の配置、および燃料装荷用中性子検出器の感度などにより、予測と異なる可能性がある。
そして、目標値を逸脱した場合には、検出器の移動時期および配置場所、即ち燃料装荷手順を見直し、かつ、燃料交換機用計算機の移動データを修正する必要があり、その間は燃料装荷作業が中断し、工程が遅延する可能性がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、原子炉への新燃料の初装荷時や長期間停止した原子炉への燃料装荷時のような燃料装荷時に中性子が少ない場合において、仮設の中性子検出器を使用する場合、その移動時期および移動場所の評価を自動的に行い、燃料装荷手順書を改訂し、また、燃料交換機用計算機の移動データを更新することができ、燃料装荷作業を中断することなく、工程短縮、能率向上が図れる燃料装荷時中性子監視支援装置および燃料装荷時中性子監視支援方法を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するため、請求項1に係る発明では、原子力発電プラントの燃料装荷時に仮設の中性子検出器を炉心に移動可能に設置して部分炉心の中性子監視を支援する装置であって、燃料装荷過程における燃料の装荷手順と前記中性子検出器の移動時期および移動場所とを設定した燃料装荷手順書手段と、前記仮設の中性子検出器が受ける中性子の予測値を保存する中性子予測値データベースと、前記燃料の装荷体数と前記仮設の中性子検出器の炉心内配置場所とを入力として前記中性子予測値データベースから中性子予測値を選択する中性子予測値選択手段と、選択された中性子予測値と前記仮設の中性子検出器の計測値とを入力として当該予測値と計測値とを比較する予測値・計測値比較手段と、前記燃料装荷体数と前記仮設の中性子検出器の炉心内配置場所および前記仮設の中性子検出器の計測値に基づいて中性子の再予測計算を行う中性子再予測計算手段と、再予測した中性子予測値に基づいて前記中性子検出器の移動場所および移動時期を改訂する燃料装荷手順改訂手段とを備えたことを特徴とする燃料装荷時中性子監視支援装置を提供する。
請求項2に係る発明では、原子力発電プラントの燃料装荷時に仮設の中性子検出器を炉心に移動可能に設置して部分炉心の中性子の監視を支援する装置であって、燃料装荷過程における燃料の装荷手順と前記中性子検出器の移動時期および移動場所とを設定した燃料装荷手順書手段と、前記仮設の中性子検出器が受ける中性子の予測値を保存する中性子予測値データベースと、前記燃料の装荷体数と前記仮設の中性子検出器の炉心内配置場所とを入力として前記中性子予測値データベースから中性子予測値を選択する中性子予測値選択手段と、選択された中性子予測値と前記仮設の中性子検出器の計測値とを入力として当該予測値と計測値とを比較する予測値・計測値比較手段と、前記燃料装荷体数と前記仮設の中性子検出器の炉心内配置場所および前記仮設の中性子検出器の計測値に基づいて中性子の再予測計算を行う中性子再予測計算手段と、再予測した中性子予測値と管理目標値における中性子の下限値とを入力として当該下限値を逸脱しない前記仮設中性子検出器の移動場所を算出する移動場所算出手段と、前記再予測した中性子予測値と管理目標値における上限値とを入力として当該上限値を逸脱しない前記仮設中性子検出器の移動時期を算出する移動時期算出手段と、算出した前記中性子検出器の移動場所および移動時期を改訂する燃料装荷手順改訂手段とを備えたことを特徴とする燃料装荷時中性子監視支援装置を提供する。
請求項3に係る発明では、前記燃料装荷手順書手段により設定された燃料装荷手順データと、前記燃料装荷手順改訂手段により改訂された中性子検出データとを入力として、前記仮設の中性子検出器を移動させる前記燃料交換機の制御用移動データに変換するデータ変換手段と、変換した移動データに基づいて燃料交換機制御計算を行う燃料交換機制御手段と、この燃料交換機制御手段により計算された制御用データを前記燃料交換機に伝送するデータ伝送手段とを備えた燃料装荷時中性子監視支援装置を提供する。
請求項4に係る発明では、原子力発電プラントの燃料装荷過程における燃料装荷体数と、仮設の中性子検出器の炉心内配置場所とを入力とし、燃料装荷過程での中性子予測値データベースから現在の炉心状態における中性子予測値を選択する中性子予測値選択工程と、選択された中性子予測値と仮設の中性子検出器の計測値とを入力として前記予測値と計測値とを比較する予測値・計測値比較工程と、前記燃料装荷体数と前記仮設の中性子検出器の炉心内配置場所および計測値とを入力とし、中性子の再予測計算を行う中性子再予測計算工程と、再予測した中性子予測値に基づいて前記中性子検出器の移動場所および移動時期を改訂する燃料装荷手順改訂工程とを備えることを特徴とする燃料装荷時中性子監視支援方法を提供する。
請求項5に係る発明では、原子力発電プラントの燃料装荷過程における燃料装荷体数と、仮設の中性子検出器の炉心内配置場所とを入力とし、燃料装荷過程での中性子予測値データベースから現在の炉心状態における中性子予測値を選択する中性子予測値選択工程と、選択された中性子予測値と仮設の中性子検出器の計測値とを入力として前記予測値と計測値とを比較する予測値・計測値比較工程と、前記燃料装荷体数と前記仮設の中性子検出器の炉心内配置場所および計測値とを入力とし、中性子の再予測計算を行う中性子再予測計算工程と、再予測した中性子予測値と管理目標値の下限値とを入力として当該下限値を逸脱しない前記仮設中性子検出器の移動場所を算出する移動場所算出工程と、前記再予測した中性子予測値と管理目標値の上限値とを入力として当該上限値を逸脱しない前記仮設の中性子検出器の移動時期を算出する移動時期算出工程と、算出した前記中性子検出器の移動場所と移動時期とを燃料装荷手順データに反映し、燃料装荷手順を改訂する燃料装荷手順改定工程とを備えることを特徴とする燃料装荷時中性子監視支援方法を提供する。
請求項6に係る発明では、燃料装荷手順データを入力とし、燃料交換機制御用の移動データに変換するデータ変換工程と、変換した移動データに基づいて燃料交換機制御計算を行う燃料交換機制御計算工程と、制御用データを前記燃料交換機に伝送するデータ伝送工程とを備える燃料装荷時中性子監視支援方法を提供する。
本発明によれば、燃料装荷時の中性子の予測値が計測値と異なった場合において、燃料装荷途中に自動的に予測計算が実行され、燃料装荷用中性子検出器の移動手順および移動場所が自動的に算出され、燃料装荷手順の改訂ならびに燃料交換機移動データの修正を自動的に短時間で行なうことができる。すなわち、原子炉への新燃料の初装荷時や長期間停止した原子炉への燃料装荷時のような燃料装荷時に中性子が少ない場合において、燃料装荷用の中性子検出器の移動時期および移動場所の評価を自動的に行い、燃料装荷手順を改訂し、また、燃料交換機用計算機の移動データを更新することができる。
以下、本発明に係る燃料装荷時中性子監視支援装置および同監視方法の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態では、沸騰水型原子力発電プラントへの適用例について説明する。但し、他の型式の原子力発電プラントに対しても適用可能なことは勿論である。
図1は、本実施形態による燃料装荷時中性子監視支援装置の構成を示す系統図であり、図2は、燃料装荷および仮設の中性子検出器の炉心内配置例を示す説明図(平面図)である。図3は、燃料装荷時中性子監視支援方法の手順を示すフローチャートである。図4〜図8は、初期ないし改定後の燃料装荷手順、仮設の中性子予測値および計測値等を例示した説明図(表)である。
図1および図2に示すように、原子炉圧力容器1上に燃料交換機2が設けられ、この燃料交換機2によって、燃料3および仮設の中性子検出器(以下、「仮設中性子検出器」という。)4が炉心5に吊下げられ、それぞれ移動可能とされている。なお、仮設中性子検出器4は複数体設置されるが、図1では1体、図2では2体を代表的に示している。
本実施形態の燃料装荷時中性子監視支援装置11は、燃料交換機2を用いる燃料3の燃料装荷手順および仮設中性子検出器4の移動時期、場所等を設定した燃料装荷手順書手段12を備えている。この燃料装荷手順書手段12は、演算器およびRAM等の記憶装置を備え、入出力装置13から信号変換器14を介してオペレータ操作により初期設定等がなされ、所定の燃料装荷手順が記述されている。
図4には、燃料装荷手順書手段12に初期設定された燃料装荷ステップ、作業内容、燃料3の移動座標設定等が示されている。この図4に示すように、例えば燃料移動の進行について、「ステップ1」,「ステップ2」,「ステップ3」‥のように記述されている。そして、ステップ1に対応する移動座標設定として、燃料1を燃料プール等の保管場所において所定の「つかみ座標」で吊上げ、移動先である炉心内の所定の位置、すなわち「はなし座標X1−Y1」のように、燃料3を設置する手順が記述されている。「ステップ2」,「ステップ3」‥等についても同様の設定が記述されている。これにより、図2に示すように、燃料3が炉心5に装荷されていく。
これらの仮設中性子検出器(1)、(2)は、燃料装荷時において、例えば図2に示した場所「イ」、「ロ」の位置、すなわち燃料3に接近した所定の座標位置に配置される。
これらの装荷作用は、燃料装荷手順書手段12に設定されている手順に従い、データ変換手段(データ変換器)15、燃料交換機制御装置16およびデータ転送手段17を介して行われる。すなわち、データ変換手段15は、燃料装荷手順データを入力とし、燃料交換機制御装置16への演算用移動データに変換し、データ伝送手段17は、燃料交換機制御装置16からの制御演算結果による移動データを燃料交換機2に伝送するようになっている。
また、燃料装荷時中性子監視支援装置11は、仮設中性子検出器4が受ける中性子の予測値を保存する中性子予測値データベース18を備えている。
図5は、この中性子予測値データベース18に保存された中性子予測値を例示している。例えば、第1番目の「燃料装荷ステップ1」で装荷される燃料3に対して、第1の「仮設中性子検出器(1)」で検出された中性子が、「25」と予測されている。また、同燃料3に対して第2の「仮設中性子検出器(2)」で検出された中性子は「8」と予測されている。
さらに、燃料装荷時中性子監視支援装置11は、中性子予測値選択手段19を備えている。この中性子予測値選択手段19は、上述した燃料3の装荷体数と、仮設中性子検出器4の炉心内配置場所とを入力として、中性子予測値データベース18から中性子予測値を選択する機能を有している。この中性子予測値選択手段19によって選択された中性予測値が、仮設中性子検出器4による実際の中性子測定値との比較対象となる。
また、燃料装荷時中性子監視支援装置11は、予測値・計測値比較手段20を備えている。この予測値・計測値比較手段20には、中性子予測値選択手段19によって中性子予測値データベース18から選択された所定の仮設中性子検出器4に対応する中性子予測値が入力されると同時に、当該同一の仮設中性子検出器4によって検出された実際の計測値が中性子検出信号aとして信号変換器21を介して入力される。そして、この実際の計測値と中性子予測値との比較が行われて、両値の差が求められる。
さらにまた、燃料装荷時中性子監視支援装置11は、中性子予測値と中性子計測値の比較に基づいて、中性子の再予測計算を行う中性子再予測計算手段22と、再予測した中性子予測値に基づいて仮設中性子検出器4の移動場所および移動時期を算出する仮設中性子検出器場所算定手段23および仮設中性子検出器時期算定手段24と、これらの算定手段23,24の算定結果に基づいて燃料装荷手順および仮設中性子検出器4の場所および移動時期を改訂する燃料装荷手順改訂手段25とを備えている。
すなわち、中性子再予測計算手段22では、燃料装荷体数と仮設中性子検出器4の炉心内配置場所および仮設中性子検出器4の計測値とに基づいて、中性子の再予測計算が行われる。
図6は、実際の計測値を具体的に示し、図7は、改訂後の燃料装荷手順を示し、図8は、装荷手順改訂後の燃料装荷時における中性子計測値の例を示している。例えば、「第1の中性子検出器(1)」において実際に検出された計測値が「5」であり、図5に示した「第1の中性子検出器(1)」の中性子予測値「25」と比較して実際の計測値が低いことがわかる。また、例えば、「第2の中性子検出器(2)」においては、実際に検出された計測値が「50」であり、図5に示した「第2の中性子検出器(2)」の中性子予測値「50」と比較して実際の計測値と同等であることがわかる。なお、「第2の中性子検出器(2)」については、「燃料装荷ステップ33」および「燃料装荷ステップ34」の検出値が微量であり、設定した下限値を逸脱していることが示されている。
仮設中性子検出器場所算定手段23では、再予測した中性子予測値と管理目標値における中性子の下限値とを入力として当該下限値を逸脱しない仮設中性子検出器3の移動場所が算出される。仮設中性子検出器時期算定手段24では、再予測した中性子予測値と管理目標値における上限値とを入力として当該上限値を逸脱しない仮設中性子検出器の移動時期が算出される。
これらの算出された仮設中性子検出器4の移動場所および移動時期時期が、燃料装荷手順データに反映され、燃料装荷手順書手段12の内容が改訂される。そして、上述したように、データ変換手段15により燃料交換機制御装置16への演算用移動データへの変換が行われ、データ伝送手段17により、燃料交換機制御装置16からの制御演算結果による移動データが燃料交換機2に伝送され、新たな手順で燃料装荷作用が行われる。
改訂後の燃料装荷手順としては、例えば図7に示すように、燃料装荷ステップが変更され、また図8に示すように、装荷手順改訂後の燃料装荷時中性子計測値が変更される。
次に、図3を参照して、燃料装荷時中性子監視支援方法の手順を説明する。図3は、燃料装荷時中性子監視支援方法における手順を示すフローチャートである。
図3に示すように、まず、中性子予測値選択手段19により、燃料装荷手順書手段12に設定されたデータが選択されるとともに、燃料装荷時の中性子予測値データベース18から、現在の燃料装荷体数と仮設中性子検出器配置場所における中性子予測値とが選択される(中性子予測値選択工程:S101)。
次に、予測値・計測値比較手段20により、現在の中性子予測値と仮設中性子4の検出器計測値とが比較される(予測値・計測値比較工程:S102)。
そして、予測値・計測値比較手段20における予測値と計測値とが異なる場合に、燃料装荷体数と、仮設中性子検出器配置場所と、計測値とに基づいて燃料装荷過程における中性子予測が再度実行され、中性子再予測値が出力される(中性子再予測計算工程:S103)。
その後、管理目標値(下限値)と、中性子再予測値とが比較され、管理目標値(下限値)を逸脱した場合には、十分明確な計測値を得るために、下限値を逸脱しないような仮設中性子検出器の移動場所(例えば燃料3に対して接近する方向の移動場所)が算出され、手順燃料装荷手順改訂手段25に出力される(移動場所算出工程:S104)。
また、管理目標値(上限値)と中性子再予測値との比較が行われ、管理目標値(上限値)を逸脱した場合には、仮設中性子検出器4の健全性を維持するために、上限値を逸脱しないような仮設中性子検出器の移動時期(例えば燃料3から離間する方向(図2の「ハ」、「ニ」等参照)への早期移動用時期)が算出され、燃料装荷手順書改訂手段25に出力される(移動時期算出工程:S105)。
そして、装荷手順書改訂手段25から出力された中性子検出器の移動時期および移動場所により燃料装荷手順書手段12の内容が改訂され(燃料装荷手順改訂工程:S106)、さらに燃料交換機移動へのデータ作成および伝送が行われ(燃料交換移動データ作成・伝送工程:S107)、燃料交換機が動作して作業が継続される(S108)。
以上の実施形態によれば、燃料装荷時の中性子の予測値が計測値と異なった場合において、燃料装荷途中に自動的に予測計算が実行され、仮設中性子検出器4の移動手順および移動場所が自動的に算出され、燃料装荷手順の改訂ならびに燃料交換機移動データの修正が自動的に短時間で行なわれる。
したがって、原子炉への新燃料の初装荷時や長期間停止した原子炉への燃料装荷時のような燃料装荷時に中性子が少ない場合において、仮設中性子検出器4の移動時期および移動場所の評価を自動的に行って燃料装荷手順を改訂し、燃料交換機用計算機の移動データを自動的に更新することにより、燃料交換機用計算機の移動データを修正する間に燃料装荷作業が中断し、工程が遅延する等の従来の課題を解決し、工程短縮、能率向上等が図れるようになる。
本発明の一実施形態の装置構成を示す説明図。 本発明の一実施形態の燃料装荷用中性子検出器移動例を示す平面図。 本発明の一実施形態を示すフローチャート。 燃料装荷手順書の例を示す表。 燃料装荷時中性子予測値と計測値の例を示す表。 改訂後の燃料装荷手順書の例を示す表。 改訂後の燃料装荷手順書の例を示す表。 装荷手順改訂後の燃料装荷時中性子計測値の例を示す表。
符号の説明
1 原子炉圧力容器
2 燃料交換機
3 燃料
4 仮設の中性子検出器
5 炉心
11 燃料装荷時中性子監視支援装置
12 燃料装荷手順書手段
13 入出力装置
14 信号変換器
15 データ変換手段
16 燃料交換機制御装置
17 データ転送手段
18 中性子予測値データベース
19 中性子予測値選択手段
20 予測値・計測値比較手段
21 信号変換器
22 中性子再予測計算手段
23 仮設中性子検出器場所算定手段
24 仮設中性子検出器時期算定手段
25 燃料装荷手順改訂手段

Claims (6)

  1. 原子力発電プラントの燃料装荷時に仮設の中性子検出器を炉心に移動可能に設置して部分炉心の中性子監視を支援する装置であって、燃料装荷過程における燃料の装荷手順と前記中性子検出器の移動時期および移動場所とを設定した燃料装荷手順書手段と、前記仮設の中性子検出器が受ける中性子の予測値を保存する中性子予測値データベースと、前記燃料の装荷体数と前記仮設の中性子検出器の炉心内配置場所とを入力として前記中性子予測値データベースから中性子予測値を選択する中性子予測値選択手段と、選択された中性子予測値と前記仮設の中性子検出器の計測値とを入力として当該予測値と計測値とを比較する予測値・計測値比較手段と、前記燃料装荷体数と前記仮設の中性子検出器の炉心内配置場所および前記仮設の中性子検出器の計測値に基づいて中性子の再予測計算を行う中性子再予測計算手段と、再予測した中性子予測値に基づいて前記中性子検出器の移動場所および移動時期を改訂する燃料装荷手順改訂手段とを備えたことを特徴とする燃料装荷時中性子監視支援装置。
  2. 原子力発電プラントの燃料装荷時に仮設の中性子検出器を炉心に移動可能に設置して部分炉心の中性子監視を支援する装置であって、燃料装荷過程における燃料の装荷手順と前記中性子検出器の移動時期および移動場所とを設定した燃料装荷手順書手段と、前記仮設の中性子検出器が受ける中性子の予測値を保存する中性子予測値データベースと、前記燃料の装荷体数と前記仮設の中性子検出器の炉心内配置場所とを入力として前記中性子予測値データベースから中性子予測値を選択する中性子予測値選択手段と、選択された中性子予測値と前記仮設の中性子検出器の計測値とを入力として当該予測値と計測値とを比較する予測値・計測値比較手段と、前記燃料装荷体数と前記仮設の中性子検出器の炉心内配置場所および前記仮設の中性子検出器の計測値に基づいて中性子の再予測計算を行う中性子再予測計算手段と、再予測した中性子予測値と管理目標値における中性子の下限値とを入力として当該下限値を逸脱しない前記仮設中性子検出器の移動場所を算出する移動場所算出手段と、前記再予測した中性子予測値と管理目標値における上限値とを入力として当該上限値を逸脱しない前記仮設中性子検出器の移動時期を算出する移動時期算出手段と、算出した前記中性子検出器の移動場所および移動時期を改訂する燃料装荷手順改訂手段とを備えたことを特徴とする燃料装荷時中性子監視支援装置。
  3. 前記燃料装荷手順書手段により設定された燃料装荷手順データと、前記燃料装荷手順改訂手段により改訂された中性子検出データとを入力として、前記仮設の中性子検出器を移動させる前記燃料交換機の制御用移動データに変換するデータ変換手段と、変換した移動データに基づいて燃料交換機制御計算を行う燃料交換機制御手段と、この燃料交換機制御手段により計算された制御用データを前記燃料交換機に伝送するデータ伝送手段とを備えた請求項1または2記載の燃料装荷時中性子監視支援装置。
  4. 原子力発電プラントの燃料装荷過程における燃料装荷体数と、仮設の中性子検出器の炉心内配置場所とを入力とし、燃料装荷過程での中性子予測値データベースから現在の炉心状態における中性子予測値を選択する中性子予測値選択工程と、選択された中性子予測値と仮設の中性子検出器の計測値とを入力として前記予測値と計測値とを比較する予測値・計測値比較工程と、前記燃料装荷体数と前記仮設の中性子検出器の炉心内配置場所および計測値とを入力とし、中性子の再予測計算を行う中性子再予測計算工程と、再予測した中性子予測値に基づいて前記中性子検出器の移動場所および移動時期を改訂する燃料装荷手順改訂工程とを備えることを特徴とする燃料装荷時中性子監視支援方法。
  5. 原子力発電プラントの燃料装荷過程における燃料装荷体数と、仮設の中性子検出器の炉心内配置場所とを入力とし、燃料装荷過程での中性子予測値データベースから現在の炉心状態における中性子予測値を選択する中性子予測値選択工程と、選択された中性子予測値と仮設の中性子検出器の計測値とを入力として前記予測値と計測値とを比較する予測値・計測値比較工程と、前記燃料装荷体数と前記仮設の中性子検出器の炉心内配置場所および計測値とを入力とし、中性子の再予測計算を行う中性子再予測計算工程と、再予測した中性子予測値と管理目標値の下限値とを入力として当該下限値を逸脱しない前記仮設中性子検出器の移動場所を算出する移動場所算出工程と、前記再予測した中性子予測値と管理目標値の上限値とを入力として当該上限値を逸脱しない前記仮設の中性子検出器の移動時期を算出する移動時期算出工程と、算出した前記中性子検出器の移動場所と移動時期とを燃料装荷手順データに反映し、燃料装荷手順を改訂する燃料装荷手順改定工程とを備えることを特徴とする燃料装荷時中性子監視支援方法。
  6. 燃料装荷手順データを入力とし、燃料交換機制御用の移動データに変換するデータ変換工程と、変換した移動データに基づいて燃料交換機制御計算を行う燃料交換機制御計算工程と、制御用データを前記燃料交換機に伝送するデータ伝送工程とを備える請求項4または5記載の燃料装荷時中性子監視支援方法。
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