JP2006152837A - Internal combustion engine - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、内燃機関に関するものであって、より詳しくはシリンダヘッドの上部にカムシャフトを支持するカムキャリアが取り付けられた内燃機関に関する。 The present invention relates to an internal combustion engine, and more particularly to an internal combustion engine in which a cam carrier that supports a camshaft is attached to an upper portion of a cylinder head.
特許文献1には、動弁カム軸のカムジャーナル部を回転自在に支持するカム軸受部が、シリンダヘッドと一体となった内燃機関が開示されている。この特許文献1においては、カムジャーナル部が動弁カム軸に設けられたカムの最大外径よりも大きくなるよう形成されている。
しかしながら、このような特許文献1の構成では、シリンダヘッドに対する動弁カム軸のスラスト方向の位置決めを行うのが困難になるという問題がある。
However, such a configuration of
そこで、本発明は、内部でカムシャフトを回転可能に支持するカムキャリアが、シリンダヘッド上部に取り付けられ、カムシャフトは、カム部と、カム部の回転軌跡よりもその外径が大径となるカムシャフトジャーナル部と、を有する内燃機関において、カムシャフトには、カム部及びカムシャフトジャーナル部以外の位置にカムシャフト位置決めフランジ部が形成され、シリンダヘッド上部には、カムシャフト位置決めフランジ部に対して係合する位置決め突起が突出形成されていることを特徴としている。 Therefore, according to the present invention, a cam carrier that rotatably supports the camshaft is attached to the upper part of the cylinder head, and the camshaft has a larger outer diameter than the cam portion and the rotation locus of the cam portion. In the internal combustion engine having the camshaft journal portion, the camshaft is formed with a camshaft positioning flange portion at a position other than the cam portion and the camshaft journal portion, and the upper portion of the cylinder head with respect to the camshaft positioning flange portion. The positioning protrusions to be engaged with each other are formed to protrude.
本発明によれば、シリンダヘッドによりカムシャフトの位置が決定されることになり、カムシャフトを支持するカムキャリアが、シリンダヘッドから分割された構造の内燃機関であっても、カムシャフトの位置決めを精度良く実施することができる。 According to the present invention, the position of the camshaft is determined by the cylinder head, and the camshaft is positioned even if the cam carrier supporting the camshaft is an internal combustion engine having a structure divided from the cylinder head. It can be carried out with high accuracy.
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。 Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
図1及び図2は、本実施形態における内燃機関の要部概略構成を示している。 1 and 2 show a schematic configuration of a main part of the internal combustion engine in the present embodiment.
本実施形態は直列4気筒の内燃機関に適用した例であって、図1及び図2に示すように、シリンダヘッド1には、シリンダヘッド1とは別体の吸気弁側カムキャリア2aと、排気弁側カムキャリア2bとが取り付けられている。これら両カムキャリア2a,2bは、内燃機関の機関気筒列方向に沿った中心線を挟んで互いに並列に配置され、それぞれボルト(図示せず)によりシリンダヘッド1に固定されている。
The present embodiment is an example applied to an in-line four-cylinder internal combustion engine. As shown in FIGS. 1 and 2, the
吸気弁側カムキャリア2aには、吸気弁を駆動する吸気カムシャフト3aが回転可能に収容支持されている。排気弁側カムキャリア2bには、排気弁を駆動する排気カムシャフト3bが回転可能に収容支持されている。
An
カムシャフト3(吸気カムシャフト3a及び排気カムシャフト3b)は、図2に示すように、カムキャリア2(吸気弁側カムキャリア2a及び排気弁側カムキャリア2b)の長手方向の一端側から突出した一端部(図2における左側の端部)に、それぞれカムスプロケット4がボルト5で固定されている。各カムスプロケット4a,4bには、それぞれタイミングチェーン6が巻き掛けられており、クランクシャフト(図示せず)からの回転が伝達されている。
As shown in FIG. 2, the camshaft 3 (the
尚、図1中の7はシリンダブロック、8は点火プラグである。また、図1及び図2中の9は、カムスプロケット4及びタイミングチェーン6を覆うように内燃機関の一端側に取り付けられたチェーンケースである。 In FIG. 1, 7 is a cylinder block and 8 is a spark plug. 1 and 2 is a chain case attached to one end of the internal combustion engine so as to cover the cam sprocket 4 and the timing chain 6.
吸気カムシャフト3a及び排気カムシャフト3bには、図2及び図3に示すように、吸排気弁の開弁特性を決定するカム部10と、各カム部10の回転軌跡Qよりもその外径が大径となる複数のカムシャフトジャーナル部11a,〜,11eと、カム部10及びカムシャフトジャーナル部11以外の位置に形成され、カムシャフトジャーナル部11よりも小径となるカムシャフト位置決めフランジ部12と、が設けられている。本実施形態において、カムシャフト位置決めフランジ部12は、カムシャフト3の最も一端部側(図2、図3における左側)に位置するカムシャフトジャーナル部11aのさらに外側(図2、図3における左側)に設けられている。
As shown in FIGS. 2 and 3, the
カムキャリア2は、図1〜図3に示すように、細長い略直方体形状のケーシングであって、その内部にカムシャフトジャーナル部11を回転可能に支持する複数の軸受け部13が形成されている。
As shown in FIGS. 1 to 3, the
また、カムキャリア2には、図2及び図3に示すように、カムキャリアの長手方向での中心位置Pに対して対称となる位置に、位置決め突起用穴部14と突起部用穴部15とが形成されている。つまり、吸気弁側カムキャリア2a及び排気弁側カムキャリア2bは、その長手方向に沿った形状が、各カムキャリア2の長手方向の中央位置Pに対してそれぞれ略対称形状となるよう形成されている。よって、吸気弁側カムキャリア2aと排気弁側カムキャリア2bとは、機関気筒列方向に沿った機関中心線を挟んで対称形状となっており、吸気弁側カムキャリア2aを機関上方から見て180°回転させると排気弁側カムキャリア2bと略同一形状、特に外形は同一形状となっている。
Further, as shown in FIGS. 2 and 3, the
位置決め突起用穴部14及び突起部用穴部15は、カムキャリア2のシリンダヘッド上部に取り付けられる面(底面)に開口形成されたものであって、カムキャリア2をシリンダヘッド1上部に取り付けた際に、シリンダヘッド1上部に突出形成された位置決め突起16に位置決め突起用穴部14が係合し、突起部17に突起部用穴部15が係合する。本実施形態においては、位置決め突起用穴部14は各カムキャリア2a,2bの長手方向の一端部(図2、図3における左側端部)に形成され、突起部用穴部15は各カムキャリア2a,2bの長手方向の他端部(図2、図3における右側端部)に形成されている。
The
カムキャリア2は位置決め突起16及び突起部17と係合することによってシリンダヘッド1に対する位置決めが行われ、カムシャフト3は位置決め突起16と係合することによってシリンダヘッド1に対する位置決めが行われている。換言すれば、位置決め突起16はカムキャリア2及びカムシャフト3がシリンダヘッド1の所定位置に位置決めされるようシリンダヘッド1上部に形成され、突起部17はカムキャリア2がシリンダヘッド1の所定位置に位置決めされるようシリンダヘッド1上部に形成されている。
The
位置決め突起16は、シリンダヘッド1に一体形成されたものであって、図1〜図3に示すように、カムキャリア2の位置決め突起用穴部14に係合する機関幅方向(図2、図3における紙面垂直方向)に細長い基端部18と、基端部18の上端面から突出し、カムシャフト位置決めフランジ部12とこのカムシャフト位置決めフランジ部12に隣接して対向する一端側のカムシャフトジャーナル部11aとに挟持される機関幅方向(図2、図3における紙面垂直方向)に細長い先端部19と、から大略構成されている。すなわち、位置決め突起16は、カムシャフト位置決めフランジ部12に対して係合するよう形成されている。位置決め突起16の先端部19は、位置決め突起16の基端部18よりも機関気筒列方向の肉厚が薄肉となり、かつ機関幅方向の長さが短くなるよう形成されている。
The
詳述すると、位置決め突起16は、隣接するカムシャフトジャーナル部側の背面では、基端部18と先端部19とが直線状に連続するよう形成され、位置決めフランジ部側となる前面では、基端部18と先端部19とが略階段状に連続するよう形成されている。また、位置決め突起16の両側面は、基端部18と先端部19とが連続する部分で略階段状となっている。
Specifically, the
そして、カムキャリア2がシリンダヘッド1に取り付けられると、位置決め突起16の背面は、位置決め突起用穴部15及び一端側のカムシャフトジャーナル部11aに当接する。位置決め突起16の前面は、先端側の一部、すなわち先端部19の一部がカムシャフト位置決めフランジ部12に当接する。位置決め突起16の両側面のうち基端部18に相当する部分は、カムキャリア2の内壁面に当接する。
When the
また、位置決め突起16の先端部19には、カムシャフト位置決めフランジ部12とこのカムシャフト位置決めフランジ部12に隣接して対向する一端側のカムシャフトジャーナル部11aとの間の区間のカムシャフト3を受容する半円形の切欠き部20が形成されている。
Further, the
さらに、この位置決め突起16には、カムキャリア2及びカムシャフト3をシリンダヘッド1に取り付ける際のガイド機能を果たすガイド部が形成されている。詳述すると、本実施形態においては、先端部19の背面先端側、基端部18の前面先端側及び基端部18の両側面先端側、がそれぞれ斜めに切り欠かれてガイド部となる傾斜面21がそれぞれ形成されている。基端部18の前面先端側の傾斜面21bは、基端部18の両側面先端側の傾斜面21c,21cに対して、位置決め突起16の高さ方向(図2、図3における上下方向)の長さが小さくなるよう設定されている。ここで、先端部19の背面先端側及び基端部18の前面先端側の各傾斜面21a,21bは、カムキャリア2及びカムシャフト3の機関気筒列方向(カムキャリア長手方向あるいはカムシャフト軸方向)への挿入をガイドするものであり、基端部18の両側面先端側の各傾斜面21c,21cは、カムキャリア2の機関幅方向(カムシャフト軸直角方向)への挿入をガイドするものである。
Further, the
突起部17は、機関幅方向に細長い略矩形の突起であって、シリンダヘッド1に一体形成されている。そして、この突起部17は、カムキャリア2及びカムシャフト3をシリンダヘッド1に取り付ける際に、カムキャリア2の突起部用穴部15と係合する。
The
そして、この突起部17においても、カムキャリア2及びカムシャフト3をシリンダヘッド1に取り付ける際のガイド機能を果たすガイド部が形成されている。詳述すると、本実施形態においては、カムキャリア長手方向の最も他端側(図2、図3における右側)に位置するカムシャフトジャーナル部11eに対向する突起部17の前面、突起部17の前面と略平行な突起部17の背面、突起部17の前面及び背面に対して直交する両側面、の先端側に、それぞれ傾斜面22が形成されている(突起部17の両側面の先端側に形成された傾斜面は図示せず)。
Also in the
図4〜図6は、カムキャリア2及びカムシャフト3のシリンダヘッド1への取り付け工程の概略を模式的に示した説明図である。
4 to 6 are explanatory views schematically showing an outline of a process of attaching the
図4に示すように、カムシャフト3は、その他端側からカムキャリア2に挿入される。カムシャフト3は、カムキャリア2に挿入された状態では、カムキャリア長手方向(カムシャフト3のスラスト方向)への移動が許容された状態、すなわちカムキャリア長手方向に沿った位置決めが行われていない状態となっている。そして、図5及び図6に示すように、カムキャリア2は、カムシャフト3が挿入された状態でシリンダヘッド1上部に取り付けられる。このとき、カムキャリア2は、位置決め突起16及び突起部17によってシリンダヘッド2に対する位置決めがなされ、カムシャフト3は、位置決め突起16によってシリンダヘッド1に対する位置決めがなされる。
As shown in FIG. 4, the
詳述すれば、カムシャフト3は、カムシャフト位置決めフランジ部12と位置決め突起16とが係合することで、そのスラスト方向の位置決め、すなわちシリンダヘッド1に対する位置決めがなされる、
図7〜図12は、カムシャフト3が挿入された状態のカムキャリア2をシリンダヘッド1に取り付ける際の位置決め突起16の機能を時系列で模式的に示した説明図である。
More specifically, the
7 to 12 are explanatory views schematically showing the function of the
カムシャフト3が挿入されたカムキャリア2は、シリンダヘッド1の上方からシリンダヘッド1に対して取り付けられる(図7)。位置決め突起16の先端部19が位置決め突起用穴部14に挿入される際には、先端部19の先端側背面に形成された傾斜面21aによって、位置決め突起用穴部14への位置決め突起16の挿入がガイドされる(図8)。位置決め突起16の先端部19が、カムシャフト位置決めフランジ部12とこのカムシャフト位置決めフランジ部12に隣接して対向する一端側のカムシャフトジャーナル部11aとの間に進入することで、シリンダヘッド1に対するカムシャフト3の位置決めが行われる(図9)。そして、位置決め突起16の基端部18が位置決め突起用穴部14に進入することで、まずシリンダヘッド1に対するカムキャリア2の機関気筒列方向の位置決めが行われ(図10)、ついでシリンダヘッド1に対するカムキャリア2の機関幅方向の位置決めが行われる(図11)。そして、カムキャリア2の底面がシリンダヘッド1上部に当接すると、位置決め突起16の先端部19に形成された切欠き部20に、カムシャフト位置決めフランジ部12とこのカムシャフト位置決めフランジ部12に隣接して対向する一端側のカムシャフトジャーナル部11aとの間の区間のカムシャフト3が受容され(図12)、この状態でボルト(図示せず)によりカムキャリア2がシリンダヘッド1に対して固定される。
The
以上説明してきたように、本実施形態においては、シリンダヘッド1によりカムシャフト3の位置が決定されることになり、カムシャフト3を支持するカムキャリア2が、シリンダヘッド1から分割された構造の内燃機関であっても、カムシャフト3のシリンダヘッド1に対する位置決めを精度良く実施することができる。
As described above, in this embodiment, the position of the
そして、位置決め突起16によって、シリンダヘッド1に対するカムシャフト3及びカムキャリア2の位置決めを同時に行うことが可能となる。
The
また、カムキャリア2は、位置決め突起16及び突起部17により、機関気筒列方向の両端でシリンダヘッド1に位置決めされることにより、カムキャリア2のシリンダヘッド1に対する位置決めを精度よく行うことができる。
Further, the
そして、位置決め突起16及び突起部17には、カムキャリア2の位置決め突起用穴部14あるいは突起部用穴部15への挿入をガイドする傾斜面21,22がそれぞれ形成されているので、カムキャリア2及びカムシャフト3のシリンダヘッド1に対する位置決めを容易に行うことができる。
Since the
さらに、本実施形態においては、吸気弁側カムキャリア2aと排気弁側カムキャリア2bとが、機関気筒列方向に沿った機関中心線を挟んで対称形状となっており、吸気弁側カムキャリア2aを機関上方から見て180°回転させると排気弁側カムキャリア2bと略同一形状となり、特に外形は同一となっている。従って、吸気弁側カムキャリア2aに加工される略箱形状の母材と、排気弁側カムシャフト2bに加工される略箱型状の母材とを共用化することが可能であり、原価低減を図ることが可能となる。
Further, in the present embodiment, the intake valve
尚、上述した実施形態においては、位置決め突起16が、カムシャフト位置決めフランジ部12と一端側のカムシャフトジャーナル部11aとによって挟持された構成となっているが、図13に示すように、位置決め突起16の先端に凹溝31を形成し、この凹溝31とカムシャフト位置決めフランジ部12のシリンダヘッド側外周縁とを嵌合させることで、シリンダヘッド1に対するカムシャフト3の位置決めを行うようにしてもよい。
In the embodiment described above, the
上記実施形態から把握し得る本発明の技術的思想について、その効果とともに列記する。 The technical idea of the present invention that can be grasped from the above embodiment will be listed together with the effects thereof.
(1) 内部でカムシャフトを回転可能に支持するカムキャリアが、シリンダヘッド上部に取り付けられた内燃機関であって、カムシャフトは、カム部と、カム部の回転軌跡よりもその外径が大径となるカムシャフトジャーナル部と、を有し、カムシャフトジャーナル部でカムキャリアに対して支持されている内燃機関において、カムシャフトには、カム部及びカムシャフトジャーナル部以外の位置にカムシャフト位置決めフランジ部が形成され、シリンダヘッド上部には、カムシャフト位置決めフランジ部に対して係合する位置決め突起が突出形成されている。これによって、シリンダヘッドによりカムシャフトの位置が決定されることになり、カムシャフトを支持するカムキャリアが、シリンダヘッドから分割された構造の内燃機関であっても、カムシャフトの位置決めを精度良く実施することができる。 (1) An internal combustion engine in which the cam carrier that rotatably supports the camshaft is attached to the upper part of the cylinder head, and the camshaft has a larger outer diameter than the cam portion and the rotation locus of the cam portion. In an internal combustion engine having a camshaft journal portion having a diameter and supported by the camshaft journal portion with respect to the cam carrier, the camshaft is positioned at a position other than the cam portion and the camshaft journal portion. A flange portion is formed, and a positioning projection that engages with the camshaft positioning flange portion is formed to protrude from the upper portion of the cylinder head. As a result, the position of the camshaft is determined by the cylinder head, and the camshaft is accurately positioned even if the cam carrier that supports the camshaft is an internal combustion engine that is divided from the cylinder head. can do.
(2) 上記(1)に記載の内燃機関において、シリンダヘッド上部にカムキャリアが取り付けられる際に、位置決め突起がカムキャリアに設けられた位置決め突起用穴部からカムキャリアの内部に突出して位置決め突起用穴部とカムシャフト位置決めフランジ部とに係合するよう構成されている。これによって、シリンダヘッドに対するカムシャフト及びカムキャリアの位置決めを同時に行うことが可能となる。 (2) In the internal combustion engine according to (1), when the cam carrier is attached to the upper part of the cylinder head, the positioning protrusion protrudes from the positioning protrusion hole provided in the cam carrier into the inside of the cam carrier. It is comprised so that it may engage with a use hole part and a camshaft positioning flange part. As a result, the camshaft and the cam carrier can be simultaneously positioned with respect to the cylinder head.
(3) 上記(2)に記載の内燃機関において、シリンダヘッド上部にはカムキャリアと係合する突起部が突出形成され、カムキャリアには突起部に対応する突起部用穴部が形成され、位置決め突起用穴部がカムキャリアの長手方向の一端側に形成され、突起部用穴部がカムキャリアの長手方向の他端側に形成されている。これによって、カムキャリアは機関気筒列方向の両端でシリンダヘッドに対する位置決めされる。 (3) In the internal combustion engine according to (2), a protrusion that engages with the cam carrier is formed to protrude from the upper portion of the cylinder head, and a protrusion hole corresponding to the protrusion is formed on the cam carrier. A positioning projection hole is formed on one end side in the longitudinal direction of the cam carrier, and a projection hole is formed on the other end side in the longitudinal direction of the cam carrier. Thus, the cam carrier is positioned with respect to the cylinder head at both ends in the engine cylinder row direction.
(4) 上記(3)に記載の内燃機関において、カムキャリアは、細長い略直方体形状を呈するものであって、位置決め突起及び突起部は、シリンダヘッド上部にカムキャリアを取り付けた際に、カムキャリアの長手方向の中心に対して対称となる位置に形成されている。シリンダヘッド上部に取り付けられるカムキャリアは、吸気弁用の吸気カムシャフトを支持する吸気弁側カムキャリアと、排気弁用の排気カムシャフトを支持する排気弁側カムキャリアであり、これら両カムキャリアは、内燃機関本体の機関気筒列方向に沿った中心線を挟んで並列に配置されることになる。また、カムキャリアに形成される位置決め突起用穴部及び突起部用穴部は、カムキャリアの長手方向の中心に対して対称となる。 (4) In the internal combustion engine according to (3), the cam carrier has an elongated, substantially rectangular parallelepiped shape, and the positioning protrusion and the protrusion are formed when the cam carrier is attached to the upper part of the cylinder head. It is formed at a position that is symmetric with respect to the center in the longitudinal direction. The cam carriers attached to the upper part of the cylinder head are an intake valve side cam carrier that supports an intake camshaft for an intake valve and an exhaust valve side cam carrier that supports an exhaust camshaft for an exhaust valve. The internal combustion engine body is arranged in parallel with the center line along the engine cylinder row direction. Further, the positioning projection hole and the projection hole formed in the cam carrier are symmetrical with respect to the center in the longitudinal direction of the cam carrier.
つまり、吸気弁側カムキャリアと排気弁側カムキャリアとは、機関気筒列方向に沿った機関中心線を挟んで対称形状となり、吸気弁側カムキャリアを機関上方から見て180°回転させると排気弁側カムキャリアと略同一形状となる。 That is, the intake valve side cam carrier and the exhaust valve side cam carrier are symmetrical with respect to the engine center line along the engine cylinder row direction, and the exhaust valve side cam carrier is exhausted when rotated 180 ° when viewed from above the engine. It has substantially the same shape as the valve-side cam carrier.
従って、吸気弁側カムキャリアに加工される略箱形状の母材と、排気弁側カムシャフトに加工される略箱型状の母材とを共用化することが可能であり、原価低減を図ることが可能となる。 Therefore, it is possible to share the substantially box-shaped base material processed into the intake valve side cam carrier and the substantially box-shaped base material processed into the exhaust valve side cam shaft, thereby reducing the cost. It becomes possible.
(5) 上記(3)または(4)に記載の内燃機関において、位置決め突起及び突起部には、位置決め突起用穴部あるいは突起部用穴部への挿入をガイドするガイド部がそれぞれ形成されている。これによって、容易にかつ短時間でシリンダヘッドに対するカムキャリアの取り付け作業が容易となり、組立行程のサイクルタイムの短縮化を図ることができる。 (5) In the internal combustion engine according to (3) or (4), the positioning protrusion and the protrusion are each formed with a positioning protrusion hole or a guide portion that guides insertion into the protrusion hole. Yes. Accordingly, the cam carrier can be easily attached to the cylinder head in a short time, and the cycle time of the assembly process can be shortened.
2…カムキャリア
3…カムシャフト
10…カム部
11…カムシャフトジャーナル部
12…カムシャフト位置決めフランジ部
13…軸受け部
14…位置決め突起用穴部
15…突起部用穴部
16…位置決め突起
17…突起部
DESCRIPTION OF
Claims (5)
カムシャフトは、カム部と、カム部の回転軌跡よりもその外径が大径となるカムシャフトジャーナル部と、を有し、カムシャフトジャーナル部でカムキャリアに対して支持されている内燃機関において、カムシャフトには、カム部及びカムシャフトジャーナル部以外の位置にカムシャフト位置決めフランジ部が形成され、シリンダヘッド上部には、カムシャフト位置決めフランジ部に対して係合する位置決め突起が突出形成されていることを特徴とする内燃機関。 An internal combustion engine in which a cam carrier that rotatably supports a camshaft is attached to an upper portion of a cylinder head,
In an internal combustion engine in which a camshaft has a cam portion and a camshaft journal portion whose outer diameter is larger than the rotation trajectory of the cam portion, and is supported by the camshaft journal portion with respect to the cam carrier. The camshaft has a camshaft positioning flange portion formed at a position other than the cam portion and the camshaft journal portion, and a positioning projection that engages with the camshaft positioning flange portion is formed at the upper portion of the cylinder head. An internal combustion engine characterized by comprising:
Priority Applications (1)
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010156211A (en) * | 2008-12-26 | 2010-07-15 | Jtekt Corp | Camshaft device mounting structure |
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2004
- 2004-11-26 JP JP2004341332A patent/JP2006152837A/en active Pending
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