JP2006142563A - Mold for molding disc substrate - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ディスク基板の外周端部に縦バリを発生させないように調整可能なディスク基板の成形用金型に関する。 The present invention relates to a mold for molding a disk substrate that can be adjusted so as not to generate vertical burrs at the outer peripheral edge of the disk substrate.
成形基板の反記録面の外周端でのバリを極力少なくし、その外周端に接するリングの補修交換作業を簡素化した光ディスク基板成形用金型に関する特許文献として特許文献1がある。特許文献1の技術は、固定鏡面板に嵌合され反記録面の外周端と接する位置に端面突起部の形成された固定鏡面板外側リングを設け、この固定鏡面板外側リングの外側面を覆った形でスタンパの外周面を可動鏡面板側に押し当てる外周リングを設け、固定鏡面板外側リングの硬度を固定鏡面板の硬度及び外周リングの硬度よりも低く設定したものである。このように構成することにより、固定鏡面板外側リングは外周リングと容易に嵌合して成形基板の外周端でのバリが軽減される。しかしながら、固定鏡面板外側リングは外周リングに強制的に嵌合して保芯されるので強く摺動する部分があり、固定鏡面板外側リングの硬度が外周リングより低いこともあって、固定鏡面板外側リングには齧りが生じてその交換の頻度が極めて高くなるのみならず、齧りにより生じた鉄粉が成形基板に混入してディスク基板を不良にするという問題がある。
There is
また、外周リングの固定側金型とのカジリを防止し、スタンパの長寿命化をはかるものとして特許文献2の技術がある。特許文献2の技術は、固定側金型と、この固定側金型に対向して配置された可動側金型と、スタンパを可動側金型の面上に取り付ける外周リングとを備え、固定側金型とスタンパとの間に形成されたキャビティーの中央に溶融プラスチックを射出することにより、光ディスク基板を射出成形法により作製するもので、可動側金型上に取り付けられた外周リングと固定側金型との型締めをする際の芯合わせを行うために、外周リング側に自動で該芯合わせの調整が行えるようにする自動芯合わせ調整機構を設けたものである。特許文献2の技術は、特許文献1と同様に、外周リングが固定側金型と部分的に当接し摺動することを前提としたものであり、外周リングの固定側金型とのカジリが十分に解消できない。さらに、特許文献2によれば、外周リングと固定側金型とは部分的に当接し摺動するのであるから、外周リングと固定側金型との間隙は均一とならず光ディスク基板の外周端には部分的に大きな縦バリが発生することになる。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、ディスク基板の外周端部に縦バリを発生させないようにすることができるとともに、ディスク基板の外周端部を成形する構成部材を損傷させないように調整可能なディスク基板の成形用金型を提供することを目的とする。 The present invention has been made to solve the above-described problems, and can prevent vertical burrs from being generated at the outer peripheral edge of the disk substrate, and can also damage the components forming the outer peripheral edge of the disk substrate. It is an object of the present invention to provide a mold for forming a disk substrate that can be adjusted so as not to cause damage.
すなわち、請求項1の発明は、固定金型と可動金型とからなり、それらの対向面に各々設けられた鏡面板のいずれか一方と、前記鏡面板のうちの他方の鏡面板に設けられたスタンパと、該スタンパを他方の鏡面板に保持させる外周スタンパホルダとを含めて形成されるキャビティによりディスク基板を成形する金型において、前記外周スタンパホルダのキャビティ側端面と前記一方の鏡面板の段部との間隙を全周にわたって均一にする複数の間隙調整手段を備えたことを特徴とするディスク基板成形用金型に係る。
That is, the invention of
請求項2の発明は、請求項1において、前記間隙調整手段は、前記外周スタンパホルダの外周面を押圧して該外周スタンパホルダを前記スタンパの表面方向に移動させるものであるディスク基板成形用金型に係る。 According to a second aspect of the present invention, in the first aspect, the gap adjusting means presses the outer peripheral surface of the outer peripheral stamper holder to move the outer peripheral stamper holder toward the surface of the stamper. Related to the mold.
請求項3の発明は、請求項2において、前記間隙調整手段は、前記スタンパの表面に直交する方向に設けた調整螺子と、該調整螺子の先端に設けたテーパ部と前記外周スタンパホルダの外周面とに当接して前記スタンパの表面方向に移動する押圧部材とからなるディスク基板成形用金型に係る。 According to a third aspect of the present invention, in the second aspect, the gap adjusting means includes an adjusting screw provided in a direction orthogonal to the surface of the stamper, a tapered portion provided at a tip of the adjusting screw, and an outer periphery of the outer peripheral stamper holder. The present invention relates to a disk substrate molding die comprising a pressing member that contacts a surface and moves in the direction of the surface of the stamper.
請求項1の発明は、固定金型と可動金型とからなり、それらの対向面に各々設けられた鏡面板のいずれか一方と、前記鏡面板のうちの他方の鏡面板に設けられたスタンパと、該スタンパを他方の鏡面板に保持させる外周スタンパホルダとを含めて形成されるキャビティによりディスク基板を成形する金型において、前記外周スタンパホルダのキャビティ側端面と前記一方の鏡面板の段部との間隙を全周にわたって均一にする複数の間隙調整手段を備えたディスク基板成形用金型であるから、このディスク基板の成形用金型は、ディスク基板の外周端部に縦バリを発生させないようにすることができるとともに、ディスク基板の外周端部を成形する構成部材を損傷させないように調整可能である。
The invention of
請求項2の発明は、請求項1において、前記間隙調整手段は、前記外周スタンパホルダの外周面を押圧して該外周スタンパホルダを前記スタンパの表面方向に移動させるものであるから、前記外周スタンパホルダのキャビティ側端面と前記一方の鏡面板の段部との間隙を全周にわたって効果的に均一にすることができる。 According to a second aspect of the present invention, in the first aspect, the gap adjusting means presses the outer peripheral surface of the outer peripheral stamper holder to move the outer peripheral stamper holder in the surface direction of the stamper. The gap between the cavity-side end surface of the holder and the step portion of the one specular plate can be effectively made uniform over the entire circumference.
請求項3の発明は、請求項2において、前記間隙調整手段は、前記スタンパの表面に直交する方向に設けた調整螺子と、該調整螺子の先端に設けたテーパ部と前記外周スタンパホルダの外周面とに当接して前記スタンパの表面方向に移動する押圧部材とからなるものであるから、間隙の調整を容易かつ精密に実施することができる。 According to a third aspect of the present invention, in the second aspect, the gap adjusting means includes an adjusting screw provided in a direction orthogonal to the surface of the stamper, a tapered portion provided at a tip of the adjusting screw, and an outer periphery of the outer peripheral stamper holder. Since the pressing member moves in the surface direction of the stamper in contact with the surface, the gap can be adjusted easily and precisely.
本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明を実施するディスク基板成形用金型の要部縦断面図、図2は間隙調整手段を図1に示す断面位置とは異なる外周スタンパホルダの外周位置に設けた拡大部分断面図、図3はディスク基板の斜視図、図4はディスク基板の縦断面図である。 Embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. FIG. 1 is a longitudinal sectional view of a main part of a disk substrate molding die embodying the present invention. FIG. 2 is an enlarged partial sectional view in which a gap adjusting means is provided at an outer peripheral position of an outer peripheral stamper holder different from the cross sectional position shown in FIG. 3 is a perspective view of the disk substrate, and FIG. 4 is a longitudinal sectional view of the disk substrate.
図1に示すように、ディスク基板成形用金型は、固定金型10と可動金型20とからなる。固定金型10は、断熱板11を介し、ロケートリング12により位置決めされて図示しない射出成形機の固定盤に取り付けられる。固定金型10は、ロケートリング12とスプルブッシュ13を中心孔に嵌挿する固定型板14と、スプルブッシュ13の小径部を外嵌するゲートインサート17と、ゲートインサート17の大径部を外嵌し固定型板14に固着される固定裏板15と、ゲートインサート17の小径部を外嵌し固定裏板15を介して固定型板14に固着される固定鏡面板16と、固定型板14の外周部に固着され可動金型20の可動外周リング39と当接して型合わせする固定外周リング19と、固定型板14の外周部に固着されスリーブ21を介して固定外周リング19を遊貫するガイドピン23とからなる。
As shown in FIG. 1, the disk substrate molding die includes a
可動金型20は、可動型板26を固着する可動型板26aが図示しない射出成形機の可動盤に取り付けられ、固定金型10に対して離隔、接近及び圧締可能に構成されている。可動金型20は、固定鏡面板16に対向するように可動裏板25を介して可動型板26に固着された可動鏡面板24と、可動鏡面板24の固定鏡面板16に対向する表面に設けられてディスク基板1に信号面4を転写するスタンパ40と、可動鏡面板24の外周端部に設けられてスタンパ40を可動鏡面板24の表面に保持させる外周スタンパホルダ33と、外周スタンパホルダ33の外周に設けた係合段部51に係合して外周スタンパホルダ33を可動鏡面板24に押圧して固定する支持リング34と、支持リング34と係脱自在であって支持リング34と係合時に支持リング34を可動鏡面板24側に牽引するロックピン36と、ロックピン36を牽引させるスプリング37と、ロックピン36をスプリング37の弾発力に抗して駆動し支持リング34との係合を解除させるピストン38と、可動金型20が固定金型10と型合わせされたとき固定外周リング19と当接する可動外周リング39と、可動金型20が固定金型10と型合わせされたときガイドピン23をスリーブ21を介して案内するボールガイド22と、さらには、固定鏡面板16の中心孔に同軸芯となるよう可動鏡面板24、可動裏板25及び可動型板26を貫通して設けた中心孔にその中心軸に設けた突出しピン32を外嵌するオスカッタ31をはじめ順次外嵌するエジェクタ30と、固定スリーブ29と、内周スタンパホルダ28と、内周スタンパホルダ28を挿脱可能に進退駆動する駆動手段27とからなる。
The
図2に示すように、固定鏡面板16は厚肉円板であり、可動鏡面板24との対向面側の外周端部には第1段部42と第2段部18を有し、可動鏡面板24との対向面の反対側には固定鏡面板16を温調する熱媒を流通させるための環状溝を有する。可動鏡面板24は厚肉円板であり、固定鏡面板16との対向面側の外周端部には取付段部50を有し、固定鏡面板16との対向面の反対側には可動鏡面板24を温調する熱媒を流通させるための環状溝を有する。可動鏡面板24の固定鏡面板16との対向面の表面には、スタンパ40が載置される。外周スタンパホルダ33は、断面形状が略乙字状の環状部材であり、その可動鏡面板24側の面に可動鏡面板24の取付段部50と同形状の係合段部51を有する。係合段部51が取付段部50に嵌挿されることにより、外周スタンパホルダ33の内周側に張出した張出部56の可動鏡面板24側の面が、スタンパ40の表面に数10ミクロンメータの間隙をもって対峙することになり、スタンパ40の外周部が可動鏡面板24の表面に保持される。なお、スタンパ40の内周部は内周スタンパホルダ28の端部に設けた鍔で保持される。
As shown in FIG. 2, the fixed mirror plate 16 is a thick disc, and has a first step portion 42 and a
外周スタンパホルダ33の張出部56の内周側端面は、固定鏡面板16の第1段部42と第2段部18にそれぞれ対応した形状の第1端面43と第2端面44に形成されている。そして、この両対応面は、型合わせ時の嵌合を容易にするため、スタンパ40表面の垂直線に対して外方へ数度の角度で拡がるように構成されている。すなわち、前記固定外周リング19と可動外周リング39が当接して型合わせが十分に行われたときには、第1段部42と第1端面43とは20ミクロンメータ以内の間隙Aを隔てて対向し、第2段部18と第2端面44とは10ミクロンメータ以内の間隙Bを隔てて対向するように設計されている。そして、第2段部18と第2端面44との間隙Bは、第1段部42と第1端面43との間隙Aより5ミクロンメータ程度狭く形成されており、固定鏡面板16が外周スタンパホルダ33へ進入するように案内する。
The inner peripheral side end surfaces of the projecting portion 56 of the outer peripheral stamper holder 33 are formed on the first end surface 43 and the second end surface 44 having shapes corresponding to the first step portion 42 and the
図1及び図2は、固定鏡面板16が外周スタンパホルダ33へ進入して、固定金型10と可動金型20が型合わせしたときの状態を示す。このとき、固定鏡面板16の表面、スタンパ40の表面、外周スタンパホルダ33の第1端面43、ゲートインサート17の端面、内周スタンパホルダ28の端面、固定スリーブ29の端面、エジェクタ30の端面、オスカッタ31の端面、及び突出しピン32の端面によりキャビティCが形成される。このキャビティCにスプルブッシュ13から溶融樹脂が充填されてディスク基板1が成形されるとともに、金型内でオスカッタ31とゲートインサート17により中心開口2が穿孔される。
1 and 2 show a state where the fixed mirror plate 16 enters the outer peripheral stamper holder 33 and the fixed
図2に示すように、外周スタンパホルダ33の可動鏡面板24側の外周部には外周面52を有する係合段部51が形成されている。係合段部51は、支持リング34に係合し、支持リング34からスタンパ40の表面に直交する方向の可動鏡面板24側への力を受ける。支持リング34の固定鏡面板16側の面には、円周等角度に六の間隙調整手段49が設けられている。また、支持リング34は、間隙調整手段49とは異なる円周角度位置にスタンパ40の表面に直交する方向の貫通孔35(図1参照)を複数有する。貫通孔35の形状は、ロックピン36の先端で拡径された頭部57が遊貫する大径孔と、頭部57に隣接した小径の軸部58が嵌挿する小径孔とが括れなく滑らかに円周方向に連続してなる勾玉状である。
As shown in FIG. 2, an
スタンパ40を可動鏡面板24の表面に取り付けるときの手順を説明する。スタンパ40の中心孔に可動金型20から取り外した内周スタンパホルダ28を貫通させ両者を一体とし、内周スタンパホルダ28を可動金型20の固定スリーブ29の外周部に挿入する。駆動手段27を駆動して内周スタンパホルダ28を埋没させてスタンパ40の内周部を可動鏡面板24に保持させる。次に、ピストン38を空圧で駆動してロックピン36をスプリング37の弾発力に抗して前進させておく。外周スタンパホルダ33と支持リング34とを一体にして、頭部57を支持リング34の貫通孔35の大径孔に挿通させながら、外周スタンパホルダ33を可動鏡面板24に嵌挿させる。支持リング34を、軸部58が貫通孔35の小径孔に嵌挿する方向に回転させる。ピストン38を前進駆動していた空圧を遮断してスプリング37の弾発力でロックピン36を後退させ、頭部57を支持リング34の固定鏡面板16側の面に当接させて外周スタンパホルダ33を可動鏡面板24に固定する。
A procedure for attaching the
間隙調整手段49は、図2に示すように、外周スタンパホルダ33の外周面52に対向する支持リング34の円周六分割位置に放射状に貫通する貫通孔55と、スタンパ40の表面に平行な支持リング34の固定鏡面板16側の面にスタンパの表面と直交する方向に螺刻され貫通孔55に連通する螺子孔54と、螺子孔54の固定鏡面板16側の開口端部に設けた凹部53と、凹部53に緩嵌した皿バネ47と、先端にテーパ部46を有し皿バネ47を遊貫して螺子孔54に螺着した調整螺子45と、テーパ部46と外周面52とに当接するように貫通孔55に遊挿された押圧部材48とからなる。押圧部材48は鋼球であることが好ましいが円柱状部材等の他の部材であってもよい。また、貫通孔55の外周面52側開口端部は、押圧部材48が脱出しないように、僅かに縮径されている。間隙調整手段49は、このような構成であるから、外周スタンパホルダ33のスタンパ40の表面方向の微小移動を精密かつ容易に実施することができる。なお、調整螺子45のテーパ部46は、その角度が小さいほど押圧部材48をスタンパ40の表面方向により細密に移動させることが可能となる。また、調整螺子45は、テーパ部46に代えて、その押圧部材48に当接する部分を偏芯するように構成したものであってもよい。さらに、皿バネはコイルスプリング等の他の弾性部材であってもよいし、弾性部材に加えて又は代えてダブルナット等の調整螺子の回り止め手段を設けてもよい。
As shown in FIG. 2, the gap adjusting means 49 is parallel to the surface of the
次に、本発明に係るディスク基板1の射出成形方法とそれに関わる調整方法について説明する。図示しない射出装置において、原料樹脂は、溶融・可塑化され溶融樹脂として貯留されている。溶融樹脂は、射出装置の先端に設けられ固定金型10のスプルブッシュ13に押圧されたノズルを介して、固定外周リング19と可動外周リング39が当接せず僅かに開いた状態のキャビティCに射出される。キャビティCに射出された溶融樹脂は、射出装置の射出力によりキャビティCを充填しつつ、適宜な時点で可動金型20が固定金型10に対して圧締駆動されるのに伴い展延される。展延される溶融樹脂は、キャビティCの末端である外周スタンパホルダ33の第1端面に到達する。そのとき、前記間隙A(図2参照)はスタンパ40表面の垂直線に対して外方へ数度の角度で拡がるように構成されており、まだ型合わせが十分になされていない時点であるから、間隙Aは設計寸法より大きくなっている。そのため、外周スタンパホルダ33と固定鏡面板16が両者の組立て上のクリアランスや熱膨張による変形に起因して相互に偏芯し、間隙Aがその全周において均一でないときには、大きい間隙が生じた位置に溶融樹脂が進入してディスク基板1の端面を延長した形態の縦バリ3(図3参照)が発生する。この縦バリ3は、ディスク基板1をCDやDVDのディスク製品と成したときに外観上又は触感上の問題を惹起させる。
Next, an injection molding method of the
従来、この縦バリ3を解消するためには、固定金型10と可動金型20が図示しない射出成形機の固定盤と可動盤にそれぞれ取り付けられた状態において、固定型板14又は可動型板26をその端面で押圧して固定鏡面板16と可動鏡面板24の対向面の相対位置を変化させるようにしていた。しかしながら、これを実施するには固定型板14又は可動型板26の下端面等をジャッキで押圧しなければならず、相当な機材と労力を必要とするのみならず、ディスク基板1が偏芯するという弊害が生じた。
Conventionally, in order to eliminate this
これに対し、本発明の間隙調整手段49による調整方法は、次のように極めて容易かつ精密なものである。成形したディスク基板1の外周端部に縦バリ3が生じたとき、可動金型20を固定金型10から離隔させて可動金型20の正面が容易に望める状態にする。そして、縦バリ3が生じた位置に対応する間隙調整手段49の調整螺子45を右回転させてその位置の間隔Aを減少させる。このとき必要に応じて、右回転させた間隙調整手段49の対称位置にある間隙調整手段49の調整螺子45を左回転させる。また必要に応じて、縦バリ3が生じた位置に対応する間隙調整手段49に隣接する間隙調整手段49とその対称位置にある間隙調整手段49も適宜調整する。なお、間隙調整手段49の調整時に、ピストン38を空圧によって駆動しロックピン36の牽引力を低下又は解除することが、外周スタンパホルダ33の移動を容易にする点で好ましい。
On the other hand, the adjusting method by the gap adjusting means 49 of the present invention is extremely easy and precise as follows. When the
このように、外周スタンパホルダ33は、間隙調整手段49によってスタンパ40の表面の方向に精密に微小移動可能となるので、間隔Aをその全周にわたって容易に均一にすることができる。その結果、ディスク基板1の外周端部に縦バリ3が発生することを防止することができるとともに、第1段部42と第1端面43との嵌合部及び第2段部18と第2端面44との嵌合部における齧りを効果的に防止することができる。
In this way, the outer peripheral stamper holder 33 can be precisely moved minutely in the direction of the surface of the
なお、本発明は、当業者の知識に基づいて様々な変更、修正、改良等を加えた態様において実施され得るものを含む。また、前記変更等を加えた実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、いずれも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。例えば、上記実施の形態ではスタンパ40を可動鏡面板24の表面に設けたが、スタンパを固定鏡面板の表面に設けることも可能であり、そのような構成においても本発明が適用できることは明らかである。
In addition, this invention includes what can be implemented in the aspect which added various change, correction, improvement, etc. based on the knowledge of those skilled in the art. In addition, it goes without saying that any of the embodiments to which the above-mentioned changes are added is included in the scope of the present invention as long as it does not depart from the gist of the present invention. For example, in the above embodiment, the
1 ディスク基板
10 固定金型
16 固定鏡面板
20 可動金型
24 可動鏡面板
33 外周スタンパホルダ
34 支持リング
40 スタンパ
42 第1段部
43 第1端面
45 調整螺子
46 調整螺子のテーパ部
48 押圧部材
49 間隙調整手段
52 外周面
A 間隙
C キャビティ
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記外周スタンパホルダのキャビティ側端面と前記一方の鏡面板の段部との間隙を全周にわたって均一にする複数の間隙調整手段を備えたことを特徴とするディスク基板成形用金型。 It consists of a fixed mold and a movable mold, and either one of the mirror plates provided on the opposing surfaces thereof, the stamper provided on the other mirror plate of the mirror plates, and the stamper on the other In a mold for molding a disk substrate by a cavity formed including an outer peripheral stamper holder to be held by a mirror plate,
A disk substrate molding die comprising a plurality of gap adjusting means for uniformizing a gap between a cavity side end face of the outer peripheral stamper holder and a step portion of the one mirror plate over the entire circumference.
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