JP2006131224A - フルードレス型ブレーキ操作ストローク発生装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ブレーキペダル10に操作ストロークの増加行程と減少行程とにおいて大きさが互いに異なる摺動抵抗を付与する摺動抵抗型ヒステリシス付与機構を設ける。例えば、ハウジング240の底部とピストン242との間に第1弾性体244を配設する。第1弾性体244は、ゴムや発泡ウレタン製とし、外周面をテーパ状として断面積をピストン242から遠い部分ほど小さくする。これを軸方向に圧縮すると半径方向外側に膨らみ、外周面がハウジング240の内周面に接触して摺動抵抗が発生する。第1弾性体244の貫通穴にピストン242の軸部246を挿通する。軸部246はプラグ46に当接してストロークエンドを規定する。プラグ46には第2弾性体248を取り付ける。
【選択図】図22
Description
このような事情を背景として、本発明は、フルード型ブレーキ装置と同等なブレーキ操作フィーリングをフルードレス型ブレーキ装置においてフルードを用いることなく実現し得るフルードレス型ブレーキ操作ストローク発生装置を提供することを課題としてなされたものである。
前記操作力と操作ストロークとの関係であるブレーキ操作特性に、フルードを用いることなくヒステリシス特性を付与するヒステリシス特性付与機構を設けたことを特徴とするフルードレス型ブレーキ操作ストローク発生装置。
この装置によれば、フルードを用いることなく操作力と操作ストロークとの関係にヒステリシス特性が付与されるため、フルード型ブレーキ装置と同等なブレーキ操作フィーリングをフルードレス型ブレーキ装置においてフルードを用いることなく実現し得る。
(2) 前記ヒステリシス特性付与機構が、受けた力に応じて長さが弾性的に変化するとともにそれら力と長さとの関係がヒステリシス特性を有する材料で構成されたヒステリシス弾性体を含み、そのヒステリシス弾性体により前記ブレーキ操作特性にヒステリシス特性を付与するものである(1)項に記載のフルードレス型ブレーキ操作ストローク発生装置。
この装置によれば、ヒステリシス弾性体を構成する材料の機械的性質を利用してブレーキ操作特性にヒステリシス特性を付与可能となるため、ヒステリシス特性付与機構の構造が複雑にならずに済む。
(3) 前記材料が、ゴムと発泡ウレタンとの少なくとも一方を含む(2)項に記載のフルードレス型ブレーキ操作ストローク発生装置。
(4) さらに、受けた力に応じて長さが弾性的に変化するとともにそれら力と長さとの関係がヒステリシス特性を実質的に有しない材料で構成された通常弾性体が、前記ヒステリシス弾性体と直列に設けられた(2)または(3)項に記載のフルードレス型ブレーキ操作ストローク発生装置。
この装置によれば、ヒステリシス弾性体のみで操作ストロークの発生とヒステリシス特性の付与との双方を行なう場合に比較して、ヒステリシス弾性体に課されるべき要求が軽減され、ヒステリシス弾性体の選択の自由度が向上するとともに、ブレーキ操作特性の選択の自由度が向上する。
(5) 前記ヒステリシス弾性体が前記通常弾性体より軟らかいものとされた(4)項に記載のフルードレス型ブレーキ操作ストローク発生装置。
ブレーキ操作特性が操作力の変化可能域の全体においてヒステリシス特性を有するようにヒステリシス弾性体を設計する場合には、そのヒステリシス弾性体の寸法変化量が大きくなって操作ストローク発生装置が大形化する可能性がある。これに対して、本項に記載の操作ストローク発生装置においては、操作力の変化可能域の全体においてではないが、少なくとも操作力が小さい領域すなわち常用域においてはブレーキ操作特性がヒステリシス特性を有するようにすることが可能となる。したがって、この操作ストローク発生装置によれば、ヒステリシス弾性体の寸法変化量が大きくなってしまうために操作ストローク発生装置が大形化することを回避できる。
さらに、この操作ストローク発生装置によれば、ブレーキ操作フィーリングにつき、操作力が小さい領域では軟らかく、大きい領域では硬いという非線形特性を実現できる。
(6) さらに、前記ヒステリシス弾性体の弾性変形量が設定値まで増加した後には、そのヒステリシス弾性体に前記操作力が作用することを阻止する操作力作用阻止機構を含む(5)項に記載のフルードレス型ブレーキ操作ストローク発生装置。
この装置によれば、ヒステリシス弾性体に過大な負荷が加えられずに済む。
(7) 前記ヒステリシス特性付与機構が、前記ブレーキ操作部材に摺動抵抗を、前記操作ストロークの増加行程と減少行程とにおいて大きさが互いに異なるように付与する摺動抵抗型ヒステリシス特性付与機構を含む(1)ないし(6)項のいずれかに記載のフルードレス型ブレーキ操作ストローク発生装置〔請求項1〕。
(8) 前記摺動抵抗型ヒステリシス付与機構が、(a) 前記ブレーキ操作部材またはそれと機械的に連動させられる連動部材に接触させられることにより、ブレーキ操作部材に摺動抵抗を直接にまたは間接に発生させる摺動抵抗発生体と、(b) その摺動抵抗発生体が前記ブレーキ操作部材または連動部材に接触させられる接触圧を前記操作ストロークの増加行程と減少行程とにおいて互いに異ならせる接触圧制御機構とを含む(7)項に記載のフルードレス型ブレーキ操作ストローク発生装置〔請求項2〕。
(9) 前記摺動抵抗型ヒステリシス特性付与機構が、前記ブレーキ操作部材またはそれと機械的に連動させられる連動部材に接触させられることにより、ブレーキ操作部材に摺動抵抗を直接にまたは間接に発生させる摺動抵抗発生体であって、その摺動抵抗発生体がブレーキ操作部材または連動部材に接触させられる部分が前記操作ストロークの増加行程と減少行程とにおいて互いに異なるとともに、その摺動抵抗発生体が操作ストロークの増加行程においてブレーキ操作部材または連動部材に接触させられる第1部分の表面摩擦係数と操作ストロークの減少行程において接触させられる第2部分の表面摩擦係数とが互いに異なる摺動抵抗発生体を含む(7)項に記載のフルードレス型ブレーキ操作ストローク発生装置〔請求項3〕。
(10)前記摺動抵抗付与機構が、前記ブレーキ操作部材またはそれと機械的に連動させられる連動部材に接触させられることにより、ブレーキ操作部材に摺動抵抗を直接にまたは間接に発生させる摺動抵抗発生体であって、その摺動抵抗発生体がブレーキ操作部材または連動部材に接触させられる部分が前記操作ストロークの増加行程と減少行程とにおいて互いに異なるとともに、その摺動抵抗発生体が操作ストロークの増加行程においてブレーキ操作部材または連動部材に接触させられる第1部分の面積と操作ストロークの減少行程において接触させられる第2部分の面積とが互いに異なる摺動抵抗発生体を含む(7)項に記載のフルードレス型ブレーキ操作ストローク発生装置〔請求項4〕。
(11)前記ヒステリシス特性付与機構が、(a) 前記操作ストロークに応じて容積が変化するエア室と、(b) そのエア室と大気との間に設けられ、それらエア室と大気との間を流れるエアに流通抵抗を、前記操作ストロークの増加行程と減少行程とにおいて大きさと向きとの少なくとも一方が互いに異なるように付与する流通抵抗付与機構とを含む(1)ないし(10)項のいずかに記載のフルードレス型ブレーキ操作ストローク発生装置。
(12)前記ヒステリシス特性が、同じ前記操作力に対応する前記操作ストロークが、操作力の増加行程において減少行程におけるより小さくされている(1)ないし(11)項のいずれかに記載のフルードレス型ブレーキ操作ストローク発生装置。
(13)前記ヒステリシス特性付与機構が、受けた力に応じて弾性変形させられ、その弾性変形に基づいて前記ブレーキ操作特性にヒステリシス特性を付与する第1弾性体であって、弾性変形し易い部位が設定されたものを含む(1)ないし(12)項のいずれかに記載のフルードレス型ブレーキ操作ストローク発生装置。
前記(1) 項に記載の操作ストローク発生装置は、ヒステリシス特性付与機構が、受けた力に応じて弾性変形させられ、その弾性変形に基づいてブレーキ操作特性にヒステリシス特性を付与する弾性体を含む態様で実施することができる。この態様においては、操作力によって弾性体が弾性変形させられる際の挙動(例えば、弾性体の形状の時間的変化)が、あるブレーキ操作時と別のブレーキ操作時とで同じでないと、同じ操作力に対応する操作ストロークが互いに異なってしまう場合がある。弾性体によりブレーキ操作特性に付与されるヒステリシス特性が弾性体の弾性変形挙動に依存する場合があるのである。このような場合には、ヒステリシス特性を安定化させ、それにより、ブレーキ操作フィーリングを安定化させるために、弾性体の弾性変形挙動を安定化させることが必要である。
これに対して、本項に記載の操作ストローク発生装置においては、ブレーキ操作特性にヒステリシス特性を付与する弾性体に、弾性変形し易い部位が設定されている。したがって、その弾性体は、それに力が作用させられると、常に同じ部位を変形開始部位として弾性的に屈曲する,湾曲する,座屈する,たわむ等、常に同じ挙動で弾性変形させられ、弾性体の弾性変形挙動が安定化させられることとなる。よって、この操作ストローク発生装置によれば、上記のように、弾性体によりブレーキ操作特性に付与されるヒステリシス特性が弾性体の弾性変形挙動に依存する場合であっても、ヒステリシス特性が安定化させられ、ひいては、ブレーキ操作フィーリングも安定化させられる。
この操作ストローク発生装置において「弾性体」は、ヒステリシス特性を有する材料で構成され、その結果、自身がヒステリシス特性を有し、よって、弾性体の弾性変形により直接にブレーキ操作特性にヒステリシス特性が付与される形式とすることができる。また、「弾性体」は、自身はヒステリシス特性を有しないが、その弾性体の弾性変形を原因として、その弾性体に接触可能に配置された部材とその弾性体との摺動抵抗が変化させられ、その摺動抵抗の変化により、ブレーキ操作特性にヒステリシス特性が付与される形式とすることもできる。この最後の態様が請求項5に相当する。
(14)前記第1弾性体が、一軸線に沿って延びる形状を有するとともに、その軸線方向に前記操作力を受けるものであり、かつ、自身の断面形状が前記軸線上の設定位置においてそれの周辺位置におけるより小さくされることによって、弾性変形し易い部位が設定されたものである(13)項に記載のフルードレス型ブレーキ操作ストローク発生装置。
(15)前記第1弾性体が、一軸線に沿って延びる形状を有するとともに、その軸線方向に前記操作力を受けるものであり、かつ、自身を構成する材料の弾性係数が前記軸線上の設定位置においてそれの周辺位置におけるより小さくされることにより、弾性変形し易い部位が設定されたものである(13)項に記載のフルードレス型ブレーキ操作ストローク発生装置。
(16)さらに、前記操作力の増加および減少に応じてそれぞれ互いに接近および離間させられる2部材と、それら2部材の少なくとも一方に嵌合された内周面を有する円筒状部材とを含み、かつ、前記第1弾性体が、前記2部材の間であって前記円筒状部材の内周面と接触可能な位置に配置され、2部材の接近・離間による第1弾性体の弾性変形によってその弾性体が円筒状部材の内周面と接触させられ、そのときのそれら第1弾性体と円筒状部材との摺動抵抗により、前記ブレーキ操作特性にヒステリシス特性が付与される(13)ないし(15)項のいずれかに記載のフルードレス型ブレーキ操作ストローク発生装置〔請求項6〕。
(17)前記第1弾性体が、それの軸方向に延びるとともに、それの両端部の少なくとも一方においてそれ以外の部分におけるより弾性変形し易いものとされた(16)項に記載のフルードレス型ブレーキ操作ストローク発生装置。
(18)さらに、
前記操作力の増加および減少に応じてそれぞれ互いに接近および離間させられる2部材であって、それらが互いに当接することによって前記ブレーキ操作部材のストロークエンドが規定されるものと、
それら2部材の少なくとも一方に設けられ、それら2部材が互いに接近してそれら2部材間の距離が設定距離に達した後に、それら2部材が互いにさらに接近することを抑制する力をそれら2部材に作用させる第2弾性体と
を含む(1) ないし(17)項のいずれかに記載のフルードレス型ブレーキ操作ストローク発生装置。
前記(1) 項に記載の操作ストローク発生装置は、操作力の増加および減少に応じてそれぞれ互いに接近および離間させられる2部材であって、それらが互いに当接することによってブレーキ操作部材のストロークエンドが規定されるものを含む態様で実施することができる。この態様においては、それら2部材が互いに当接しようとする際にそれら2部材が互いに接近することを全く抑制しないと、ブレーキ操作部材がストロークエンドに到達した瞬間にブレーキ操作部材の操作感が急に硬くなる。
これに対して、本項に記載の操作ストローク発生装置においては、それら2部材が互いに当接しようとする際にそれら2部材が互いに接近することが抑制される。したがって、この操作ストローク発生装置によれば、ブレーキ操作部材がストロークエンドに近づくにつれてブレーキ操作部材の操作感が徐々に硬くなり、よって、良好なブレーキ操作フィーリングが実現される。
本項の構成要件にさらに、前記2部材の間に設けられ、それら2部材が互いに接近することを抑制する弾性力をそれら2部材に作用させる第1弾性体を追加した態様が請求項7に相当する。
(19)さらに、受けた力に応じて弾性変形するとともにそれら力と弾性変形の大きさとの関係がヒステリシス特性を有しない通常弾性体を含み、その通常弾性体が前記摺動抵抗発生体と並列に前記ブレーキ操作部材に対して反力を加える(8)項ないし(10)項のいずれかに記載のフルードレス型ブレーキ操作ストローク発生装置〔請求項8〕。
前記 (7)項に記載の摺動抵抗付与機構、例えば、(8)項に記載の、摺動抵抗発生体および接触圧制御機構、(9)項に記載の、互いに摩擦係数を異にする第1部分および第2部分を備えた摺動抵抗発生体、(10)項に記載の、ブレーキ操作部材またはそれと機械的に連動させられる連動部材とその連動部材に対する接触面積を互いに異にする第1部分および第2部分を備えた摺動抵抗発生体等が本項のフルードレス型ブレーキ操作ストローク発生装置の好例である。
ブレーキペダル10が踏み込まれてそれの操作ストロークSP が増大させられると、ピストン242が前進(図において左方に移動)させられる。ピストン242が前進させられると、第1弾性体244が軸方向に圧縮させられる。第1弾性体244は、軸方向に圧縮させられると、その第1弾性体244が半径方向外側にたわませられ(膨らませられ)、それにより、第1弾性体244の外周面とシリンダ240の内周面との半径方向隙間が減少させられてやがて消滅させられる。その半径方向隙間が消滅させられると、第1弾性体244がそれの外周面においてシリンダ240の内周面に押圧される。その結果、第1弾性体244とシリンダ240との摺動抵抗が発生する。
20:フルードレス型ブレーキ操作ストローク発生装置
42:ヒステリシス弾性体
52:スプリング
120:選択的ダンパ
150,160,182,200,222:摺動抵抗発生体
244,260 第1弾性体
248 第2弾性体
Claims (8)
- ブレーキ液を用いることなくブレーキ操作に応じて車両を制動するフルードレス型ブレーキ装置に使用され、ブレーキ液を用いることなくブレーキ操作部材の操作力に応じた操作ストロークをブレーキ操作部材に発生させるフルードレス型ブレーキ操作ストローク発生装置において、
前記ブレーキ操作部材に前記操作ストロークの増加行程と減少行程とにおいて大きさが互いに異なる摺動抵抗を付与する摺動抵抗型ヒステリシス付与機構を設けたことを特徴とするフルードレス型ブレーキ操作ストローク発生装置。 - 前記摺動抵抗型ヒステリシス付与機構が、(a) 前記ブレーキ操作部材またはそれと機械的に連動させられる連動部材に接触させられることにより、ブレーキ操作部材に摺動抵抗を直接にまたは間接に発生させる摺動抵抗発生体と、(b) その摺動抵抗発生体が前記ブレーキ操作部材または連動部材に接触させられる接触圧を前記操作ストロークの増加行程と減少行程とにおいて互いに異ならせる接触圧制御機構とを含む請求項1に記載のフルードレス型ブレーキ操作ストローク発生装置。
- 前記摺動抵抗型ヒステリシス付与機構が、前記ブレーキ操作部材またはそれと機械的に連動させられる連動部材に接触させられることにより、ブレーキ操作部材に摺動抵抗を直接にまたは間接に発生させる摺動抵抗発生体であって、その摺動抵抗発生体がブレーキ操作部材または連動部材に接触させられる部分が前記操作ストロークの増加行程と減少行程とにおいて互いに異なるとともに、その摺動抵抗発生体が操作ストロークの増加行程においてブレーキ操作部材または連動部材に接触させられる第1部分の表面摩擦係数と操作ストロークの減少行程において接触させられる第2部分の表面摩擦係数とが互いに異なる摺動抵抗発生体を含む請求項1に記載のフルードレス型ブレーキ操作ストローク発生装置。
- 前記摺動抵抗型ヒステリシス付与機構が、前記ブレーキ操作部材またはそれと機械的に連動させられる連動部材に接触させられることにより、ブレーキ操作部材に摺動抵抗を直接にまたは間接に発生させる摺動抵抗発生体であって、その摺動抵抗発生体がブレーキ操作部材または連動部材に接触させられる部分が前記操作ストロークの増加行程と減少行程とにおいて互いに異なるとともに、その摺動抵抗発生体が操作ストロークの増加行程においてブレーキ操作部材または連動部材に接触させられる第1部分の面積と操作ストロークの減少行程において接触させられる第2部分の面積とが互いに異なる摺動抵抗発生体を含む請求項1に記載のフルードレス型ブレーキ操作ストローク発生装置。
- 前記摺動抵抗型ヒステリシス特性付与機構が、受けた力に応じて弾性変形させられ、その弾性変形に基づいて前記ブレーキ操作特性にヒステリシス特性を付与する弾性体であって、他の部位より弾性変形し易い部位が設定され、その弾性体の弾性変形を原因として、その弾性体に接触可能に配置された部材とその弾性体との摺動抵抗が変化させられ、その摺動抵抗の変化により、ブレーキ操作特性にヒステリシス特性が付与される請求項1ないし4のいずれかに記載のフルードレス型ブレーキ操作ストローク発生装置。
- さらに、前記操作力の増加および減少に応じてそれぞれ互いに接近および離間させられる2部材と、それら2部材の少なくとも一方に嵌合された内周面を有する円筒状部材とを含み、かつ、前記弾性体が、前記2部材の間であって前記円筒状部材の内周面と接触可能な位置に配置され、2部材の接近・離間による弾性体の弾性変形によってその弾性体が円筒状部材の内周面と接触させられ、そのときのそれら弾性体と円筒状部材との摺動抵抗により、前記ブレーキ操作特性にヒステリシス特性が付与される請求項5に記載のフルードレス型ブレーキ操作ストローク発生装置。
- さらに、
前記操作力の増加および減少に応じてそれぞれ互いに接近および離間させられる2部材であって、それらが互いに当接することによって前記ブレーキ操作部材のストロークエンドが規定されるものと、
それら2部材の間に設けられ、それら2部材が互いに接近することを抑制する弾性力をそれら2部材に作用させる第1弾性体と、
前記2部材の少なくとも一方に設けられ、それら2部材が互いに接近してそれら2部材間の距離が設定距離に達した後に、それら2部材が互いにさらに接近することを抑制する弾性力をそれら2部材に作用させる第2弾性体と
を含む請求項1ないし6のいずれかに記載のフルードレス型ブレーキ操作ストローク発生装置。 - さらに、受けた力に応じて弾性変形するとともにそれら力と弾性変形の大きさとの関係がヒステリシス特性を有しない通常弾性体を含み、その通常弾性体が前記摺動抵抗発生体と並列に前記ブレーキ操作部材に対して反力を加える請求項2ないし4のいずれかに記載のフルードレス型ブレーキ操作ストローク発生装置。
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