JP2006130611A - Clamp device for rod feeder - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、旋盤等の加工機に棒材を供給する棒材供給機において棒材を一時的に把持するためのクランプ装置に関する。 The present invention relates to a clamp device for temporarily holding a bar in a bar feeder that supplies the bar to a processing machine such as a lathe.
棒材供給機は、フィードロッドの先端のフィンガーチャック8aにより棒材の後端を把持し、フィードロッドを棒材と共にサポートレール上でスライドさせることにより、棒材をその先端から自動旋盤等の加工機へと供給する。加工機はその主軸により棒材の先端を把持して回転し刃物で切削し、棒材供給機は主軸と共に回転する棒材をサポートレールとフィンガーチャック8aとで支持する。
The bar supply machine grips the rear end of the bar with the
この棒材供給機に棒材を装填する場合、棒材を棒材供給機の中心に落とし込んだ後にクランプ装置で一時的に固定し、しかる後フィードロッドを前進させ、フィードロッド先端のフィンガーチャック8a内に棒材の後端を差し込むようにしている。フィンガーチャック8aが棒材を把持すると、棒材はクランプ装置による拘束を解かれ、上述のように加工機の方に送られ加工される。
When the bar is loaded into this bar feeder, the bar is dropped into the center of the bar feeder and temporarily fixed by a clamp device, and then the feed rod is advanced to the
クランプ装置は、棒材供給機の中心に装填された棒材を上下から挟む一対のクランプ片を有し、該一対の把持片は棒材が来る前は開いており、棒材が来ると閉じて棒材を上下から挟んで固定する。また、クランプ装置はV字形溝を有するセンタリングガイド片を備えており、棒材を把持片で把持する際に棒材をセンタリングガイド片のV字形溝内に導入する。これにより、棒材はその軸芯がフィンガーチャック8aの中心に合致するようにセンタリングされた状態で定位置に固定される。その後、フィードロッドが前進し、先端のフィンガーチャック8aが棒材の後端を把持すると、クランプ装置のクランプ片が棒材から離れる。
The clamp device has a pair of clamp pieces that sandwich the bar loaded in the center of the bar feeder from above and below, and the pair of gripping pieces are open before the bar comes, and are closed when the bar comes. To fix the bar material from above and below. Further, the clamping device is provided with a centering guide piece having a V-shaped groove, and the bar is introduced into the V-shaped groove of the centering guide piece when the bar is gripped by the gripping piece. As a result, the bar is fixed at a fixed position in a state of being centered so that its axis coincides with the center of the
また、棒材供給機を適正に運転するには、クランプ装置が棒材をクランプしているか否かを検知する必要があるが、従来は上記クランプ片を開閉動作させるエアシリンダ等のピストンの位置をシリンダに取り付けたリミットスイッチで検知したり、クランプ片を保持するレバーの回動位置をリミットスイッチで検知したり、上記センタリングガイド片をスライド可能に支持し、センタリングガイド片が定位置までスライドした時をリミットスイッチで検知したりすることで棒材の存否を確認している(例えば、特許文献1参照。)。 In order to properly operate the bar feeder, it is necessary to detect whether or not the clamp device is clamping the bar. Conventionally, the position of the piston such as an air cylinder that opens and closes the clamp piece is used. Is detected by a limit switch attached to the cylinder, the rotation position of the lever holding the clamp piece is detected by a limit switch, the centering guide piece is slidably supported, and the centering guide piece is slid to a fixed position. The presence or absence of a bar is confirmed by detecting the time with a limit switch (for example, see Patent Document 1).
棒材が比較的太く剛性があり撓み等の変形をさほど考慮する必要がない場合は、従来のセンタリングガイド片によって棒材のセンタリングをすることができ、また棒材の存否を検知することができる。しかし、棒材が例えば1mmφ以下の極めて細いものである場合は、棒材に生じる撓み等の変形が大きくなり、センタリングが不完全になって棒材がフィンガーチャックによって把持されない場合が生じ、また棒材の存否を検知することができない場合が生じる。 When the bar is relatively thick and rigid and it is not necessary to consider deformation such as bending, the center of the bar can be centered by the conventional centering guide piece, and the presence or absence of the bar can be detected. . However, if the bar is extremely thin, for example, 1 mmφ or less, deformation such as bending that occurs in the bar increases, the centering becomes incomplete, and the bar may not be gripped by the finger chuck. There are cases where the presence or absence of a material cannot be detected.
本発明は、このような問題点を解決することができる棒材供給機のクランプ装置を提供することを目的とする。 An object of this invention is to provide the clamp apparatus of the bar feeder which can solve such a problem.
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、棒材(A)を把持するクランプ片(28a,28b)と、棒材(A)のセンタリングを行うセンタリングガイド片(29a,29b)とを備えた棒材供給機(1)のクランプ装置(27)において、複数個のセンタリングガイド片(29a,29b)が棒材(A)の軸芯方向にて所定の間隔で設けられ、全センタリングガイド片(29a,29b)は棒材(A)のセンタリングが完了しクランプ片(28a,28b)が棒材(A)をクランプした時に棒材(A)に対し非加圧状態となるように設けられた棒材供給機(1)のクランプ装置(27)を採用する。
In order to solve the above-mentioned problem, the invention according to
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の棒材供給機(1)のクランプ装置(27)において、上記複数個のセンタリングガイド片(29a,29b)が相互に連結された棒材供給機(1)のクランプ装置(27)を採用する。 According to a second aspect of the present invention, in the clamp device (27) of the bar feeder (1) according to the first aspect, the plurality of centering guide pieces (29a, 29b) are connected to each other. The clamp device (27) of the material feeder (1) is employed.
また、請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の棒材供給機(1)のクランプ装置(27)において、上記複数個のセンタリングガイド片(29a,29b)によりセンタリングされた棒材(A)を非接触で検知する近接スイッチ(39)を備えた棒材供給機(1)のクランプ装置(27)を採用する。
The invention according to
請求項1に係る発明によれば、棒材(A)を把持するクランプ片(28a,28b)と、棒材(A)のセンタリングを行うセンタリングガイド片(29a,29b)とを備えた棒材供給機(1)のクランプ装置(27)において、複数個のセンタリングガイド片(29a,29b)が棒材(A)の軸芯方向にて所定の間隔で設けられ、全センタリングガイド片(29a,29b)は棒材(A)のセンタリングが完了しクランプ片(28a,28b)が棒材(A)をクランプした時に棒材(A)に対し非加圧状態となるように設けられたことから、棒材(A)をその軸芯方向の複数箇所においてセンタリング操作することができ、また、センタリング及びクランプが完了すると同時に棒材(A)に対しセンタリングガイド片(29a,29b)を非加圧状態にすることができる。従って、棒材(A)が細いものであってもその撓み等の変形を防止しつつ適正にセンタリングを行うことができ、フィンガーチャック(8a)により棒材(A)を正確に把持することができる。 According to the first aspect of the present invention, the bar provided with the clamp pieces (28a, 28b) for holding the bar (A) and the centering guide pieces (29a, 29b) for centering the bar (A). In the clamping device (27) of the feeder (1), a plurality of centering guide pieces (29a, 29b) are provided at predetermined intervals in the axial direction of the bar (A), and all centering guide pieces (29a, 29b) are provided. 29b) is provided such that when the centering of the bar (A) is completed and the clamp pieces (28a, 28b) clamp the bar (A), the bar (A) is not pressurized. The bar (A) can be centered at a plurality of locations in the axial direction, and the centering guide piece (29a, 29b) with respect to the bar (A) at the same time as the centering and clamping are completed. It can be non-pressurized state. Therefore, even if the bar (A) is thin, it can be properly centered while preventing deformation such as bending, and the bar (A) can be accurately gripped by the finger chuck (8a). it can.
請求項2に係る発明によれば、請求項1に記載の棒材供給機(1)のクランプ装置(27)において、上記複数個のセンタリングガイド片(29a,29b)が相互に連結されたことから、複数個のセンタリングガイド片(29a,29b)の位置調節を簡易かつ迅速に行うことができる。
According to the invention of
請求項3に係る発明によれば、請求項1又は請求項2に記載の棒材供給機(1)のクランプ装置(27)において、上記複数個のセンタリングガイド片(29a,29b)によりセンタリングされた棒材(A)を非接触で検知する近接スイッチ(39)を備えたことから、棒材(A)が細いものであっても正確に棒材の存否を検出し、棒材(A)が空送りのままで棒材供給機(1)が運転されないようにすることができる。また、棒材(A)は近接スイッチ(39)に接触しないので棒材(A)の検知に伴う棒材(A)の変形を防止することができる。
According to the invention of
以下、図面を参照して発明を実施するための最良の形態について説明する。 The best mode for carrying out the invention will be described below with reference to the drawings.
図1に示すように、棒材供給機1は床上に水平に設置され、この棒材供給機1に隣接して棒材加工機であるNC旋盤2が設置される。
As shown in FIG. 1, the
棒材供給機1の図1に示すフレーム1a上には、図2及び図3に示す機構部が設置され、この機構部がフレーム1aに開閉可能に連結されたカバー1bによって覆われる。また、図1に示す棒材供給機1の背後には多数の棒材を溜めておき一本ずつ機構部に送るための図示しない棒材供給棚が配置される。
The mechanism unit shown in FIGS. 2 and 3 is installed on the frame 1a shown in FIG. 1 of the
図2乃至図4に示すように、この棒材供給機1の機構部は、一本の前部ガイド部材3と、二本の並列に結合された後部ガイド部材4,5と、二本の後部ガイド部材4,5のいずれか一方を前部ガイド部材3に選択的に接続する接続切換手段6と、図4(B)に示すごとく前部ガイド部材3と一方の後部ガイド部材4とに跨るように装填された棒材Aを、一方の後部ガイド部材4上でスライドしつつ前部ガイド部材3上に送り出す一次導入部材7と、棒材Aが前部ガイド部材3上に送り出され、図3に示すごとく接続切換手段6により他方の後部ガイド部材5が前部ガイド部材3に接続されると、他方の後部ガイド部材5から前部ガイド部材3へとスライドしつつ棒材Aを前部ガイド部材3上で更に前進させる二次導入部材8とを具備する。
As shown in FIG. 2 to FIG. 4, the mechanism of the
前部ガイド部材3は、図1に示すように、上記フレーム1a上におけるNC旋盤2寄りの箇所に配置される。図2及び図3に示すように、前部ガイド部材3は略U字形横断面の溝材で形成され、図1に示すように、その軸線の延長線がNC旋盤2の主軸2aの軸線に合致するようにフレーム1a上に固定される。前部ガイド部材3の溝は落下する一本の棒材Aを受け止め収納しうる程度の大きさ及び形状とされる。棒材Aとしては各種の径、長さ、材質のものを送ることができるが、この実施の形態で用いられる棒材Aは1mmφ以下の撓みやすい細い金属棒である。
As shown in FIG. 1, the
後部ガイド部材4,5は、図3及び図4に示すように、上下二段に構成される。上段の後部ガイド部材4と下段の後部ガイド部材5とがそれらの前後端において夫々前後部のベース9,10に固着されることで一体化され、後部ベース10が水平枢軸11を介し上記フレーム1aに保持される。水平枢軸11は、図2に示すように、軸受12,13を介しフレーム1a上に両端支持される。これにより、上段と下段の後部ガイド部材4,5はフレーム1a上において水平枢軸11を支点にして一体で上下に回動可能である。
The
上段及び下段の後部ガイド部材4,5を構成する溝材の溝は落下する一本の棒材Aの後部を受け止め収納しうる程度の大きさ及び形状とされる。
The grooves of the groove members constituting the upper and lower
接続切換手段6は、図3及び図4に示すように、具体的にはシリンダ・ピストン装置であり、このシリンダ・ピストン装置が前部ベース9と上記フレーム1aとの間に配置される。シリンダ・ピストン装置の伸動作により図3のごとく下段の後部ガイド部材5と前部ガイド部材3とが直線状に連通し、シリンダ・ピストン装置の縮動作により図4(A)のごとく上下段の後部ガイド部材4,5が水平枢軸11を支点にして下方に回動し上段の後部ガイド部材4が前部ガイド部材3に連通する。図4(A)は棒材Aの新材を受け止める際の後部ガイド部材4,5の姿勢を示し、棒材Aは前部ガイド部材3と上段の後部ガイド部材4とに跨るように装填され、溝内において棒材Aは同図(B)に実線で示すごとく撓む。
As shown in FIGS. 3 and 4, the connection switching means 6 is specifically a cylinder / piston device, and this cylinder / piston device is disposed between the
一次導入部材7は、図2乃至図4に示すように、上段の後部ガイド部材4の溝内を摺動するスライダであり、具体的には丸棒で形成される。図2乃至図4に示すように、一次導入部材7の駆動手段には巻き掛け伝動装置が採用される。
As shown in FIGS. 2 to 4, the
この巻き掛け伝動装置は、巻き掛け体である無端タイミングベルト14と、この無端タイミングベルト14が掛け渡される前後部のプーリ15,16と、駆動源であるモータ17とを具備する。無端タイミングベルト14には、一次導入部材7が連結アーム18を介し連結される。前部プーリ15は従動車であり、図2に示すように後部ガイド部材4,5に前部ベース9を介し回転自在に保持される。後部プーリ16は原動車であり、電磁クラッチである一次導入用クラッチ19を介して上記水平枢軸11に保持される。モータ17は上記フレーム1a上に設置され、その出力軸がカプリング17aを介し原動軸である水平枢軸11の軸端に結合される。一次導入用クラッチ19がONになるとモータ17の回転が後部プーリ16から無端タイミングベルト14に伝達され、一次導入部材7が上段の後部ガイド部材4内をスライドする。モータ17は正転又は逆転が可能であり、モータ17の正逆転に応じて一次導入部材7が上段の後部ガイド部材4内を前進又は後退する。前後部のガイド部材3,5が図4(A)に示す状態に接続され、同図(B)のごとく棒材Aがガイド部材3,5の溝内に投入されると、一次導入部材7が上段の後部ガイド部材5内を前進し、棒材Aを前部ガイド部材3へと送り出す。
The winding transmission device includes an
二次導入部材8は、図2及び図3に示すように、下段の後部ガイド部材5の溝内を摺動するスライダであり、具体的には丸棒で形成される。二次導入部材8の先端には棒材の後端部を保持するフィンガーチャック8aが設けられる。フィンガーチャック8aはベアリングを介し二次導入部材8の先端に連結され、二次導入部材8の軸芯上で回転自在である。
As shown in FIGS. 2 and 3, the
図2及び図3に示すように、二次導入部材8の駆動手段には一次導入部材7の場合と同様に巻き掛け伝動装置が採用される。
As shown in FIGS. 2 and 3, a winding transmission device is employed for the driving means of the
この巻き掛け伝動装置は、巻き掛け体である無端タイミングベルト20と、この無端タイミングベルト20が掛け渡される前後部のプーリ21,22とを具備する。駆動源は一次導入部材7を駆動するモータ17が共用される。前部プーリ21は従動車であり、上記フレーム1aにおけるNC旋盤2寄りの箇所に軸受23を介し回転自在に保持される。後部プーリ22は原動車であり、電磁クラッチである二次導入用クラッチ24を介して上記水平枢軸11に保持される。無端タイミングベルト20は前後部のプーリ21,22間に掛け渡される結果、棒材供給機の略前後端間を水平に伸びる。二次導入部材8は、この無端タイミングベルト20に連結アーム25を介し連結される。二次導入用クラッチ24がONになるとモータ17の回転が後部プーリ22から無端タイミングベルト20に伝達され、モータ17の正逆転に応じて二次導入部材8が下段の後部ガイド部材5及び前部ガイド部材3内を前進又は後退する。図4(A)に示す状態で上記一次導入部材7により棒材Aが前部ガイド部材3内へと送り出されると、後部のガイド部材4,5が図4(A)の状態から図3の状態に復帰し、この図3に示す状態で二次導入部材8が下段の後部ガイド部材5から前部ガイド部材3へとスライドし、棒材Aを前部ガイド部材3上で更に前進させる。これにより、棒材AがNC旋盤2に送り込まれ、NC旋盤2によって加工される。
The winding transmission device includes an
図2に示すように、上記水平枢軸11の他端にはカプリング26aを介しロータリーエンコーダ26が取り付けられる。一次導入部材7と二次導入部材8をそれぞれ駆動する巻き掛け伝動装置は、水平枢軸11を共通の駆動軸とするので、一次導入部材7と二次導入部材8の双方の制御にこの単一のロータリーエンコーダ26を用いることができる。すなわち、この単一のロータリーエンコーダ26によって一次導入部材7と二次導入部材8の双方の移動量を検出することができる。このロータリーエンコーダ26により一次導入部材と二次導入部材の移動量が検出される結果、一次導入部材7と二次導入部材8はサーボモータ等のモータ17により高精度に位置制御される。
As shown in FIG. 2, a
上述したように、この棒材供給機では上下二段の後部ガイド部材4,5のいずれか一方を前部ガイド部材3に対して切り換えるようになっているので、棒材Aの一次導入において棒材Aが一方の後部ガイド部材4から前部ガイド部材3に正常に押し出されたことを確認する必要があり、その確認のための図示しないセンサが所定箇所に配置される。このセンサは具体的には近接スイッチである。棒材Aが前部ガイド部材3に正常に押し出されたことをこのセンサが検知すると、後部ガイド部材4,5が一方から他方に切り換えられ、二次導入部材8が他方の後部ガイド部材5から前部ガイド部材3へと移動し、棒材AをNC旋盤2へと送り出すこととなる。
As described above, in this bar feeder, either one of the upper and lower
図1乃至図4に示すように、前部ガイド部材3と後部ガイド部材4,5との境界には、クランプ装置27が配置される。このクランプ装置27は、上記棒材Aの一次導入において棒材Aが一方の後部ガイド部材4から前部ガイド部材3に押し出された場合に、棒材Aのセンタリングを行い棒材Aの軸芯を二次導入部材8の先端のフィンガーチャック8aの軸芯の延長線に合致させ、フィンガーチャック8aが棒材Aの後端を把持しやすいようにする。
As shown in FIGS. 1 to 4, a
図5乃至図8に示すように、クランプ装置27は、前部ガイド部材3に押し出された棒材Aの後端を把持するクランプ片28a,28bと、棒材Aのセンタリングを行うセンタリングガイド片29a,29bとを備える。
As shown in FIGS. 5 to 8, the
クランプ片28a,28bは対で設けられ、各々がブロック体で構成される。一対のクランプ片28a,28bは、図3、図5及び図6に示すように下段の後部ガイド部材5が前部ガイド部材3に連通した状態にあるときの二次導入部材8の軸芯Cを水平方向から挟むように対向配置される。クランプ片28a,28bの対向面は棒材Aを固定しやすくするため粗面とされる。
The
図5乃至図8に示すように、各クランプ片28a,28bは、スライダ30a,30b上にそれぞれ固定される。各スライダ30a,30bは、上記フレーム1aに上記二次導入部材8の軸芯Cに直角な方向に伸びるように固定されたスライドレール31にスライド自在に保持される。スライドレール31の中央部にはピニオン32が枢支され、各スライダ30a,30bに形成されたラック33a,33bがこのピニオン32に両側から噛み合う。上記フレーム1aにはエアにより駆動するシリンダ・ピストン装置34が設置され、そのピストンロッド34aが一方のスライダ30bに連結される。シリンダ・ピストン装置34が縮動作すると、図6に示すように、双方のスライダ30a,30bがラック33a,33b及びピニオン32を介し互いに離れる方向にスライドレール31上をスライドし、両クランプ片28a,28bが離反する。また、ピストン・シリンダ装置34が伸動作すると、双方のスライダ30a,30bがラック33a,33b及びピニオン32を介し互いに接近する方向にスライドレール31上をスライドし、両クランプ片28a,28bが棒材Aを動かないように挟み込む。
As shown in FIGS. 5 to 8, the
図5及び図6に示すように、各センタリングガイド片29a,29bは、棒材Aが入り込みうるV字形溝35を備える。同形状の二枚のセンタリングガイド片29a,29bが、棒材A又は二次導入部材8の軸芯Cの方向にて所定の間隔を置き、中間に一方のクランプ片28aのクランプヘッド36aを挟むように設けられる。上述したようにピストン・シリンダ装置34が伸動作し両クランプ片28a,28bが接近すると、センタリングガイド片29a,29bが棒材AをV字形溝35の底へと導き、棒材Aが溝底に到達したところで、クランプ片28a,28bのクランプヘッド36a,36bが棒材Aを両側からクランプする。このように、棒材Aは軸芯方向の複数箇所においてセンタリングガイド片29a,29bに支持されるので、棒材Aが例えば1mmφ程度或いはそれ以下の細いものであっても撓み等の変形を生じることなく適正にセンタリングされる。
As shown in FIGS. 5 and 6, each centering
また、両センタリングガイド片29a,29bは棒材Aのセンタリングが完了しクランプ片28a,28bが棒材Aをクランプした時に棒材Aに対し軽く接触するか又は離反して非加圧状態となるように設けられる。このため、上述のごとく棒材Aをその軸芯方向の複数箇所においてセンタリング操作することと相俟ち、棒材Aが細いものであっても棒材Aを撓み等の変形を生じない真っ直ぐな状態のままクランプすることができ、従ってフィンガーチャック8aによる棒材Aの把持を正確に行うことができる。
Further, both centering
また、図5及び図7に示すように、上記二個のセンタリングガイド片29a,29bは連結片29cにより相互に連結される。具体的にはセンタリングガイド片29a,29bおよび連結片29cは一枚の板材を屈曲成形することにより一体的に形成される。二個のセンタリングガイド片29a,29bは連結片29cがクランプ片28aに位置調整ネジ37で固定されることにより一体で位置決めされる。連結片29cの位置調整ネジ37が貫通する箇所は、二次導入部材8の軸芯Cに交差する方向に伸びる長孔38とされる。これにより、位置調整ネジ37を緩め、二次導入部材8の軸芯Cに交差する方向に連結片29cをクランプ片28a上でスライドさせることで、棒材Aの径に応じて二個のセンタリングガイド片29a,29bの位置を速やかに調整することができる。すなわち、棒材Aの径を変更する場合、位置調整ネジ37を緩めて連結片29cをクランプ片28a上でスライドさせセンタリングガイド片29a,29bのV字形溝35とクランプヘッド片36aとの相対的位置関係を変更することにより、センタリング完了と同時にセンタリングガイド片29a,29bが棒材Aに対し非加圧状態となるようにすることができる。
As shown in FIGS. 5 and 7, the two centering
図5乃至図7に示すように、このクランプ装置27は、上記センタリングガイド片29a,29bによりセンタリングされ、クランプ片28a,28bによりクランプされた棒材Aを非接触で検知する近接スイッチ39を備える。
As shown in FIGS. 5 to 7, the
近接スイッチ39は上記センタリングガイド片29bにブラケット40を介して固定される。これにより、センタリングガイド片29a,29bの位置調節と同時に近接スイッチ39の位置も同様に調整することができる。
The
このように、近接スイッチ39により棒材Aの存否を検出するので、棒材Aが細いものであっても正確にその存否を検出し、棒材Aが空送りのままで棒材供給機が運転されないようにすることができる。また、近接スイッチ39は棒材Aに対し非接触であるので棒材Aの検知に伴う変形を防止することができる。
Thus, since the
なお、図9に示すように、近接スイッチ39は他方のクランプ片28bに取り付けることも可能である。
As shown in FIG. 9, the
次に、上記構成の棒材供給機の作用について説明する。 Next, the operation of the bar feeder having the above configuration will be described.
(1)棒材供給機1の上下段の後部ガイド部材4,5は、当初図10(A)及び図3の位置にあり、下段の後部ガイド部材5が前部ガイド部材3に連通している。この状態では下段の後部ガイド部材5の溝と前部ガイド部材3の溝は直線状に連なる。
(1) The upper and lower
(2)図10(B)及び図4(A)に示すように、接続切換手段6のシリンダ・ピストン装置が縮動作し、上下段の後部ガイド部材4,5を水平枢軸11を支点に下方に小角度回動させる。これにより、上段の後部ガイド部材4が前部ガイド部材3に連通する。
(2) As shown in FIGS. 10 (B) and 4 (A), the cylinder / piston device of the connection switching means 6 is contracted, and the upper and lower
(3)図10(C)、図4(A)(B)に示すように、棒材供給棚(図示せず)から一本の棒材Aである新材が前後部のガイド部材3,4の上に落下し、前部ガイド部材3の溝と上段の後部ガイド部材4の溝とに跨るように嵌まり込む。
(3) As shown in FIG. 10 (C), FIG. 4 (A) and FIG. 4 (B), a new material which is one bar A from the bar supply shelf (not shown) 4 and falls into the groove of the
(4)図10(D)に示すように、モータ17が正回転し、一次導入用クラッチ19がONになることにより、無端タイミングベルト14が走行し、一次導入部材7が上段の後部ガイド部材4上を前方にスライドする。これにより、上記(3)において前部ガイド部材3と上段の後部ガイド部材4とに跨るように装填された棒材Aが前部ガイド部材3上に押し出され、棒材Aの全体が上段の後部ガイド部材4から前部ガイド部材3上に移動する。その結果、棒材Aの後端は上段の後部ガイド部材4から前部ガイド部材3へと落下し、図示しないセンサにより一次導入の完了が検知される。一次導入部材7による棒材Aの押し出し量はロータリーエンコーダ26による一次導入部材7の移動量の検出により制御される。
(4) As shown in FIG. 10D, when the
一次導入の完了が検知されると、図5及び図6に示すクランプ装置27のシリンダ・ピストン装置34が作動し、一対のクランプ片28a,28bが棒材Aの後端に向って両側から挟むように進出する。また、同時に棒材Aの軸芯方向上で離れて設置された二個のセンタリングガイド片29a,29bも棒材Aの後端に向って進出し、それらのV字形溝35によって棒材Aをセンタリングする。棒材Aの後端はセンタリングと同時にクランプ片28a,28bによりクランプされ、同時にセンタリングガイド片29a,29bによる押圧から解放される。これにより、棒材Aは極めて細いものであっても撓み等の変形を生じることなく二次導入部材8の軸芯Cの延長線上にセットされる。
When the completion of the primary introduction is detected, the cylinder /
(5)棒材Aの存在及び一次導入の完了が検知されると、図10(E)及び図3に示すように、接続切換手段6であるシリンダ・ピストン装置が伸動作し、上下段の後部ガイド部材4,5を水平枢軸11を支点に上方に回動させる。これにより、上段の後部ガイド部材4が前部ガイド部材3との接続を解かれ、下段の後部ガイド部材5が前部ガイド部材3に一直線上で連通する。
(5) When the presence of the bar A and the completion of the primary introduction are detected, as shown in FIGS. 10 (E) and 3, the cylinder / piston device as the connection switching means 6 extends, The
その後、モータ17が逆回転し、一次導入用クラッチ19がONになることにより、無端タイミングベルト14が逆走行し、一次導入部材7が上段の後部ガイド部材4上を後方にスライドし元の位置に復帰する。
Thereafter, the
また、モータ17が正回転し、二次導入用クラッチ24がONになることにより、無端タイミングベルト20が走行し、二次導入部材8が下段の後部ガイド部材5上から突出する。二次導入部材8の前方ではクランプ装置27によりクランプされた棒材Aがセンタリングされた状態で待機しているので、前進する二次導入部材8の先端のフィンガーチャック8a内に棒材Aの後端が嵌り込む。
Further, when the
その後、クランプ装置27のシリンダ・ピストン装置34が逆作動し、一対のクランプ片28a,28bが棒材Aの後端から離れ棒材Aを解放する。
Thereafter, the cylinder /
(6)図10(F)に示すように、モータ17が正回転し続け、無端タイミングベルト20が走行し、二次導入部材8が下段の後部ガイド部材5上から前部ガイド部材3へと前方にスライドする。これにより、上記(4)において前部ガイド部材3上へと押し出された棒材Aがフィンガーチャック8aで把持された状態で二次導入部材8により後方から押され、前部ガイド部材3上をNC旋盤2の方へとスライドする。二次導入部材8による棒材Aの送り量は、ロータリーエンコーダ26による二次導入部材8の移動量の検出を介して検知される。
(6) As shown in FIG. 10F, the
(7)一本の棒材Aが消費されると、モータ17が逆回転し、二次導入用クラッチ24がONになることにより、無端タイミングベルト20が逆走行し、二次導入部材8が前部ガイド部材3及び下段の後部ガイド部材5上を後方にスライドして下段の後部ガイド部材5内の元の位置に復帰する。その後、棒材供給機1は図10(A)〜(F)に示した(1)〜(7)の動作を繰り返して棒材Aの加工を続行する。
(7) When one bar A is consumed, the
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、例えばセンタリングガイド片は上記実施の形態では一方のクランプ片側にのみ配置されるが、他方のクランプ片の方に設けてもよいし、双方のクランプ片側に設けてもよい。また、クランプ片及びセンタリングガイド片は水平方向に進退するようになっているが、垂直方向で進退させることも可能である。また、クランプ装置の駆動はシリンダ・ピストン装置に限らずカム装置等他の手段によることもできる。 The present invention is not limited to the above embodiment. For example, the centering guide piece is disposed only on one clamp piece side in the above embodiment, but may be provided on the other clamp piece side. , And may be provided on both clamp pieces. In addition, the clamp piece and the centering guide piece are advanced and retracted in the horizontal direction, but can be advanced and retracted in the vertical direction. Further, the driving of the clamping device is not limited to the cylinder / piston device, but can be driven by other means such as a cam device.
A…棒材
1…棒材供給機
8a…フィンガーチャック
27…クランプ装置
28a,28b…クランプ片
29a,29b…センタリングガイド片
39…近接スイッチ
A ...
Claims (3)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004322546A JP2006130611A (en) | 2004-11-05 | 2004-11-05 | Clamp device for rod feeder |
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JP2004322546A JP2006130611A (en) | 2004-11-05 | 2004-11-05 | Clamp device for rod feeder |
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JP2006130611A true JP2006130611A (en) | 2006-05-25 |
Family
ID=36724593
Family Applications (1)
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JP (1) | JP2006130611A (en) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58181501A (en) * | 1982-04-14 | 1983-10-24 | Ikura Seiki Seisakusho:Kk | Detector of material residue in automatic supplying machine of bar material |
JPH10249608A (en) * | 1997-03-06 | 1998-09-22 | Alps Tool Co Ltd | Centering mechanism of clamp equipment in bar feeder |
JPH11254203A (en) * | 1998-03-10 | 1999-09-21 | Alps Tool:Kk | Bar detector for bar feeder |
-
2004
- 2004-11-05 JP JP2004322546A patent/JP2006130611A/en active Pending
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