JP2006128920A - 画像信号復号化システムにおけるエラー隠蔽方法および装置 - Google Patents

画像信号復号化システムにおけるエラー隠蔽方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 画像信号復号化システムにおけるエラー隠蔽方法および装置を提供する。
【解決手段】 画像信号復号化システムで用いるエラー隠蔽方法が、圧縮フォーマットで送信される画像信号内のエラー領域を隠蔽すべく適合されている。エラー隠蔽方法において、エラー領域に隣接する非エラー隣接領域の動きベクトルに従いエラー領域の予測動きベクトルを最初に計算する。次いで、エラー領域の予測動きベクトルと各隣接領域の動きベクトルとの差分が閾値と比較される。比較結果に基づいて、エラー領域を代替すべく代替領域の動きベクトルをゼロに設定するか、またはエラー領域の予測動きベクトルに補償値を加えて代替領域の動きベクトルとして機能させることにより、比較的少ないリソース消費で代替領域の動きベクトルの探索をより効率的に行なうことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明はエラー隠蔽方法および装置、より具体的には画像信号復号化システムで用いるエラー隠蔽方法および装置に関し、現行画像フレームの動きベクトルを用いて現行画像フレーム内のエラー領域の動きベクトルを予測するものである。
画像データは量的に膨大であるため、一般にデータ量を減らすべく送信に際して圧縮される。現在、例えばMPEGやITU/T H.26x等、いくつかの圧縮標準が規定されている。画像データが通信チャネルを介して送信される際に、ノイズの影響によりビットエラーが生じたり、ネットワーク・トラフィックまたは長期遅延のためにパケット消失が生じる場合がある。しかし、より高い圧縮比で圧縮された画像データは、これらのエラーによる影響をはるかに受けやすい。受信時にエラーが受信側で処理されない場合、解凍後の再生画像の品質が大幅に劣化する恐れがある。現在、これらの画像エラーを処理する方法は一般に、2種類に分けられる。
一つの方法は、エラーが引き起こす影響を減らすべく送信側でデータ変形、修正コードの利用等、いくつかの保護対策を加えるものである。この方法はエラーを効率的に除去することができるものの、画像信号符号化/復号化システムの構築が複雑になる結果、圧縮画像データ量の増加が生じる恐れがあり、これは限られた帯域幅の通信チャネルを介した送信には好ましくない。
別の方法は、エラーの影響を最小化すべく、受信した情報を用いてエラー部分の修復を試みることにより受信側でエラーを隠蔽するものである。この方法ではデータ量が増えず、上述の方法よりもシステム構造が比較的簡単であり、従って、より簡単で受け入れやすい方法である。この方法に関連する多くの方法が、例えば特許文献1および特許文献2に提案されている。
特許文献1におけるエラー隠蔽方法および装置は、時間領域における動きベクトルを推定する。時間領域における推定が可能でない場合、動きベクトルは空間領域において推定される。次いで、推定された動きベクトルに従いマクロブロックが生成される。空間領域における推定が可能でない場合、推定された動きベクトルを用いてマクロブロックが形成されず、代わりに先の基準フレームでの同一位置でマクロフレームを用いるか、または現行フレーム内で隣接マクロブロックを用いて形成される。
特許文献2に開示されているように、送信された画像信号内のエラーを補正する方法および装置において、損傷エラー・マクロブロック等の消失ブロックは再構成された現行フレーム内で最初に検知され、消失ブロックの隣接ブロックに対応するピクセル値および動きベクトルが決定される。次いで、消失ブロックの隣接ブロックに対応する動きベクトルの動きの変化が判定されて、いくつかの所定の閾値と比較される。本方法ではその後で、比較結果に応じて、隣接ブロックの動きベクトルまたは隣接ブロックのピクセル値に従い消失ブロックを代替するブロックを生成する。
しかし、特許文献1では、時間領域における動きベクトルを推定するために前方参照フレームの動きベクトルをメモリに保存しておく必要がある。従って、リソースが限られた装置にこのような方法を適用した場合、時間/空間コスト経費および複雑さが増大する。
特許文献2における、隣接マクロブロックの動きベクトルの平均値または中央値の利用は簡単かつ受け入れられる方法である。しかし、隣接マクロブロックの動きベクトル間に比較的大きい差分がある場合、消失ブロックの動きベクトルの推定が不正確になる。更に、特許文献2における、消失ブロックを代替するブロックを生成すべく隣接ブロックのピクセル値を用いて補間する方法には計算が複雑かつ長時間を要するという短所がある。
米国特許第6,175,597号明細書 米国特許第5,912,707号明細書
上述の従来技術による方法の短所に鑑みて、本願発明者は、隣接マクロブロックの動きベクトルを用いてより効率的にエラー領域の動きベクトルを推定できるならば、上述の従来技術における課題が解決できるものと考えた。更に、動き補償を実行すべくエラー領域の動きベクトルをより効率的に推定するとともに、空間および時間の節約を実現することができる。
従って、本発明の目的は、単にエラー領域に隣接する隣接領域の動きベクトルを利用するだけでエラー領域の動きベクトルをより効率的に推定して空間および時間節約効果を実現可能な、画像信号復号化システムで用いるエラー隠蔽方法および装置を提供することである。
本発明の別の目的は、エラー領域に隣接する領域の動きベクトルを更に用いてエラー領域の推定された動きベクトルを調整することでエラー領域の動きベクトルをより効率的に推定できる効果を実現可能な、画像信号復号化システムで用いるエラー隠蔽方法および装置を提供することである。
従って、本発明の画像信号復号化システム用のエラー隠蔽方法は、圧縮フォーマットで送信された画像信号内のエラーを隠蔽すべく適合されている。画像信号は複数の画像フレームを有する。画像フレームの各々は、それぞれ動きベクトルを有する複数の領域に分割されている。エラー隠蔽方法は、以下のステップを含む。
(A)エラー領域の存在を検知するステップ
(B)エラー領域が検知された場合、エラー領域に隣接する非エラー隣接領域の動きベクトルに従いエラー領域の予測動きベクトルを計算するステップ
(C)エラー領域の予測動きベクトルと各隣接領域の動きベクトルとの差分を閾値と比較するステップ
(D)エラー領域の予測動きベクトルと、少なくとも1個の隣接領域の動きベクトルとの差分が閾値を超える場合、代替領域の動きベクトルをゼロに設定するステップ
(E)エラー領域の予測動きベクトルと各隣接領域の動きベクトルとの差分が閾値を超えない場合、エラー領域の予測動きベクトルに補償値を加えて代替領域の動きベクトルとして機能させるステップ
上記に鑑みて、時間領域内でエラー・マクロブロックの動きベクトルを推定するため、現行フレームの動きベクトルの維持に加えて先行フレームの動きベクトルを維持する必要がある特許文献1とは異なり、本発明のエラー補償モジュール40は代替マクロブロックの動きベクトルを得るために単に現行フレームのエラー・マクロブロックの近傍にあるマクロブロックの動きベクトルを利用するだけで済み、従って時間およびバッファ記憶空間を効率的に減少させることができる。更に、単に隣接マクロブロックの動きベクトルの平均値または中央値だけを用いて予測動きベクトルとして機能させる特許文献2とは異なり、本発明は閾値の設定およびエラー・マクロブロックの動きベクトルによる補償値の決定を更に含むことで代替マクロブロックの動きベクトルがより正確になるため、画像信号内のエラー隠蔽をより効率的に実現する効果が得られる。
本発明の他の特徴および利点は、添付図面を参照しつつ、以下の好適な実施形態の詳細な説明において明らかになる。
図1に、本発明のエラー隠蔽装置20を組み込んだ画像信号復号化システム10を示す。従来の画像信号は、複数のフレームを有する。画像信号復号化システム10において、圧縮画像信号は可変長復号化、逆量子化、IDCT(逆離散的コサイン変換)等、従来の復号化技術を用いる復号化ユニット11を介して復号化され、復号化された画像信号は続いてメモリ12に保存される。復号化された画像信号は、複数のフレームを有する。これらのフレームは少なくとも、復号化ユニット11により復号化されて出力されたばかりの再構成現行フレーム、および再構成現行フレームより先に復号化された再構成先行フレームを含む。各フレームは、複数の領域に分割される。各領域は、関連する情報を含む。MPEGで最も基本的な単位はマクロブロックである。本実施形態において、マクロブロックを含む領域が設定されていて、マクロブロックとして例示されている。しかし、当業者には公知であるように、領域はまた複数のマクロブロックを含んでいてよく、本実施形態で開示したものに限定されない。
本実施形態のエラー隠蔽装置20は、エラー検知器30およびエラー補償モジュール40を含む。画像信号はまた、エラー検知器30へ送られる。エラー検知器30は、画像信号内にエラー・マクロブロック(すなわちエラー領域)が存在するか否か検知する。エラー・マクロブロックが検知された場合、エラー検知器30はエラー・マクロブロックの位置および当該エラー・マクロブロックに隣接する複数の非エラー・マクロブロックの動きベクトルをエラー補償モジュール40へ出力する。ここに、復号化ユニット11、メモリ12およびエラー検知器30は公知の技術を含み、当業者に知られているため、簡潔を旨として詳細な説明を省略する。以下の説明は、本発明の技術的特徴であるエラー補償モジュール40について行なう。
エラー補償モジュール40はエラー検知器30と電気的に接続している。エラー検知器30から出力されたエラー・マクロブロックの位置および隣接マクロブロックの動きベクトルを受信すると、エラー・マクロブロックを代替すべくエラー補償モジュール40が代替マクロブロックの動きベクトルを計算する。本実施形態におけるエラー補償モジュール40は、動きベクトル予測ユニット41および動きベクトル調整ユニット42を有する。
動きベクトル予測ユニット41は、エラー・マクロブロックに隣接する隣接マクロブロックの動きベクトルに従い、エラー・マクロブロックの予測動きベクトルを計算する。本実施形態において、動きベクトル予測ユニット41は、次式1を用いてエラー・マクロブロックに隣接する隣接マクロブロックの動きベクトルの平均値を計算して予測動きベクトルEとして機能させる。
E=(V+V+・・・+V)/n 式1
ここで、Eは予測動きベクトル、
、V、・・・Vはそれぞれ隣接マクロブロックの動きベクトル、および
nは隣接マクロブロックの個数である。
例えば図4に示すように、マクロブロック0がエラー・マクロブロックである場合、動きベクトル予測ユニット41により計算された予測動きベクトルEは、隣接マクロブロック1、2、3および4の動きベクトルの平均値に等しく、すなわちE=(V+V+V+V)/4である。
更に、隣接マクロブロックの動きベクトルの平均値を本実施形態における予測動きベクトルEとして用いているが、当業者に公知であるように、隣接マクロブロックの動きベクトルの中央値もまた予測動きベクトルEとして用いてもよく、本実施形態に開示するものに限定されない。
動きベクトル調整ユニット42は、予測動きベクトルEと隣接マクロブロックの各動きベクトルとの差分を閾値と比較する。エラー・マクロブロックの予測動きベクトルと、少なくとも1個の隣接マクロブロックの動きベクトルとの差分が閾値を超える場合、動きベクトル調整ユニット42は代替マクロブロックの動きベクトルをゼロに設定する。これに対して、エラー・マクロブロックの予測動きベクトルと各隣接マクロブロックの動きベクトルとの差分が閾値を超えない場合、動きベクトル調整ユニット42が予測動きベクトルに補償値を加えて代替マクロブロックの動きベクトルとして機能させる。
代替マクロブロックの動きベクトルがより正確になるように、本実施形態の動きベクトル調整ユニット42は、補償値を決定すべくエラー・マクロブロックの近傍内のマクロブロックの動きベクトルに更に依存する。このように、補償値の大きさは、代替マクロブロックのより正確な予測動きベクトルが得られるように、マクロブロックの動きベクトルとの差分に応じて調整することができる。
従って図2を参照すると、本実施形態の動きベクトル調整ユニット42は、差分計算機421、比較器422、判定回路423、および動きベクトル調整回路424を含む。
差分計算機421を用いて、各隣接マクロブロックの動きベクトルと予測動きベクトルEとの差分を計算する。比較器422は差分計算機421と電気的に接続していて、差分計算機421により得られた差分を受信する。比較器422は次いで、各差分を閾値と比較する。これらの差分の1個が閾値を超える場合、比較器422は第一の制御信号を出力し、これらの差分の各々が閾値を超えない場合、第二の制御信号を出力する。本実施形態における閾値はE/2である。閾値は設計要件に応じて調整可能であり、本実施形態で開示したものに限定されない点に注意されたい。
判定回路423は、比較器422からの制御信号を受信すべく比較器422と電気的に接続している。判定回路423が第一の制御信号を受信した場合、少なくとも1個の隣接マクロブロックの動きベクトルと予測動きベクトルEとの差分が大きいことを意味し、そのため予測動きベクトルEがエラー・マクロブロックの実際の動きベクトルと異なる確率がかなり大きい。従って、判定回路423は、代替マクロブロックの動きベクトルをゼロに設定する。これに対して、判定回路423が第二の制御信号を受信した場合、各隣接マクロブロックの動きベクトルと予測動きベクトルEとの差分が許容範囲内にあることを意味し、判定回路423が動きベクトル調整回路424に対しイネーブル信号を出力し、予測動きベクトルEがエラー・マクロブロックの実際の動きベクトルにより近くなるよう後者が調整できるようにする。
イネーブル信号を受信すると動きベクトル調整回路424が起動され、隣接マクロブロックの動きベクトルによる補償値を取得し、予測動きベクトルEを補償値に加えて代替マクロブロックの動きベクトルとして機能させる。
詳述するに、動きベクトル調整回路424は最初に、上述の動きベクトル予測ユニット41により利用される予測の仕方に類似の方法で、エラー・マクロブロックに隣接する隣接マクロブロックの予測動きベクトルを決定する。動きベクトル調整回路424は、本来エラー・マクロブロックの予測動きベクトルEを得るために用いられた隣接マクロブロックの予測動きベクトルを順に計算する。図4に示す例を用いて解説するならば、動きベクトル調整回路424は隣接マクロブロック1、2、3および4の予測動きベクトルpmv1、pmv2、pmv3およびpmv4を計算する必要があるが、計算に上述の式1を用いる場合に、mvがマクロブロックの動きベクトルである次式のように、これらは隣接マクロブロックに隣接する非エラー・マクロブロックの動きベクトルを用いて得られる。
pmv1=(mva+mvb+mv2+mv3)/4
pmv2=(mvb+mvc+mvd+mve)/4
pmv3=(mv2+mvd+mve+mvf)/4
pmv4=(mv3+mve+mvf+mvg)/4
第二に、動きベクトル調整回路424は、エラー・マクロブロックに隣接する各隣接マクロブロックの動きベクトルmvと、その予測動きベクトルpmvとの差分を計算し、これらの差分の平均値を得て補償値として機能させる。図4に示す例のように、補償値は{(mv1−pmv1)+(mv2−pmv2)+(mv3−pmv3)+(mv4−pmv4)}/4に等しい。
最後に、動きベクトル調整回路424は、予測動きベクトルEを補償値に加えて代替マクロブロックの動きベクトルとして機能させる。このように、画像信号復号化システム10は、動きベクトル調整ユニット42により決定された代替マクロブロックの動きベクトルを利用して動き補償を実行することができる。
更に、動きベクトル調整回路424が用いるマクロブロックの個数は、動きベクトル予測ユニット41が用いるマクロブロックの個数を超える。詳しくは、動きベクトル予測ユニット41は、エラー・マクロブロックに隣接する、図4の例のマクロブロック1、2、3および4等の隣接マクロブロックを用いる。動きベクトル調整回路424に関して、マクロブロック1、2、3および4に加えて、マクロブロック1、2、3および4に隣接するマクロブロックa、b、c、d、e、fおよびgを更に用いる。
更に、動き補償の実行を容易にするために、本実施形態におけるエラー補償モジュール40は、代替マクロブロックの動きベクトルおよび再構成された先行フレームのピクセル情報に従い代替マクロブロックを形成してメモリ12へ出力し、エラー・マクロブロックを代替する動きベクトル補償ユニット43を更に有する。本実施形態においてエラー補償モジュール40に組み込まれた動きベクトル補償ユニット43を用いて動き補償を実行するが、代替マクロブロックの動きベクトルを復号化ユニット11に用意することにより復号化ユニット11が動き補償を実行可能にすることができる点は当業者には明らかな筈である。動き補償は当業者に公知であるため、ここでは簡潔を旨として詳述しない。
本発明の理解を容易にすべく、図3を参照しつつ、本発明の方法のフローを上述の構成要素およびその相互関係に従い記述する。画像信号が画像信号復号化システム10へ送られた場合、復号化ユニット11が画像信号を復号化し、エラー隠蔽装置20もまた動作を始める。
第一に、ステップ51において、エラー検知器30が画像信号のエラー・マクロブロックが存在するか否かを検知する。ステップ51においてエラー・マクロブロックが存在すると判定された場合、ステップ52が実行される。そうでない場合、後続の画像信号内でエラー・マクロブロックの存在を検知すべくステップ51の実行が継続される。
ステップ52において、エラー・マクロブロックが検知された場合、エラー検知器30はエラー・マクロブロックの位置およびエラー・マクロブロックに隣接するマクロブロックの動きベクトルを与える。動きベクトルには、エラー・マクロブロックに隣接する隣接マクロブロックの動きベクトルおよび各隣接マクロブロックに隣接するマクロブロックの動きベクトルが含まれる。次いでステップ52が終了してステップ53が実行される。
ステップ53において、動きベクトル予測ユニット41は、隣接マクロブロックの動きベクトルの平均値を決定してエラー・マクロブロックの予測動きベクトルEとして機能させる。
第二に、ステップ54において、予測動きベクトルEと各隣接マクロブロックの動きベクトルとの差分が閾値を超えないか否かが決定される。差分がステップ54の閾値価値を超えないと判定された場合、ステップ55が実行される。そうでない場合、ステップ58が実行される。すなわち、ステップ54において、差分計算機421は、最初に各隣接マクロブロックの動きベクトルと予測動きベクトルEとの差分を計算し、次いで当該差分を比較器422に提供する。その後、比較器422は差分と閾値の比較結果に従い判定回路423に対し異なる制御信号を出力することにより、判定回路423は受信した制御信号に依存してステップ55またはステップ58の実行を決定することができる。比較器422は、差分の1個が閾値を超える場合は第一の制御信号を出力し、これらの差分の全てが閾値を超えない場合は第二の制御信号を出力する。
判定回路423が第二の信号を受信した場合、イネーブル信号が動きベクトル調整回路424へ出力されて動きベクトル調整回路424を起動させる。動きベクトル調整回路424は最初にステップ55を実行して補償値を計算する。ステップ55において、動きベクトル調整回路424は最初に、各隣接マクロブロックに隣接する非エラー・マクロブロックの動きベクトルを介して、各隣接マクロブロックの予測動きベクトルを計算し、次いで各隣接マクロブロックの動きベクトルとその予測動きベクトルとの差分を計算し、続いてこれらの差分の平均値を決定して補償値として機能させる。次いでステップ55は終了してステップ56が実行される。
ステップ56において、動きベクトル調整回路424は、補償値と上述のステップで得られた予測動きベクトルEの合計を用いて、代替マクロブロック用の動きベクトルを生成する。次いでステップ56が終了してステップ57が実行される。
ステップ58において、判定回路423は、第一の制御信号を受信したことにより代替マクロブロックの動きベクトルをゼロに設定する。次いで、ステップ58が終了してステップ57を実行する。
ステップ57において、動きベクトル補償ユニット43は、ステップ56または58で与えられた代替マクロブロックの動きベクトルに従い動き補償を実行して、エラー・マクロブロックを代替すべくメモリ12に保存するための代替マクロブロックを形成する。ステップ57が終了した後で、処理フローはステップ51へ戻り、画像復号化システム10へ画像信号が一切送られなくなるまで他のエラー・マクロブロックの存在を検知し続ける。
上記に鑑みて、時間領域内でエラー・マクロブロックの動きベクトルを推定するため、現行フレームの動きベクトルの維持に加えて先行フレームの動きベクトルを維持する必要がある特許文献1とは異なり、本発明のエラー補償モジュール40は代替マクロブロックの動きベクトルを得るために単に現行フレームのエラー・マクロブロックの近傍にあるマクロブロックの動きベクトルを利用するだけで済み、従って時間およびバッファ記憶空間を効率的に減少させることができる。更に、単に隣接マクロブロックの動きベクトルの平均値または中央値だけを用いて予測動きベクトルとして機能させる特許文献2とは異なり、本発明は閾値の設定およびエラー・マクロブロックの動きベクトルによる補償値の決定を更に含むことで代替マクロブロックの動きベクトルがより正確になるため、画像信号内のエラー隠蔽をより効率的に実現する効果が得られる。
本発明を、最も実際的かつ好適であると考えられる実施形態と関連付けて記述してきたが、本発明は開示された実施形態に限定されるものではなく、最も広い解釈による概念および範囲に含まれる各種の構成に対応していることにより、そのようなあらゆる変更および同等な構成を包含するものと意図している点を理解されたい。
画像信号復号化システムに組み込まれた場合に、本発明による画像信号復号化システムで用いるエラー隠蔽装置の好適な実施形態の模式的ブロック図である。 図1の好適な実施形態の動きベクトル調整ユニットのブロック図である。 図1の好適な実施形態のフローチャートである; 好適な実施形態においてエラー・マクロブロックを有するフレーム例の模式図である。
符号の説明
10画像信号復号化システム
11復号化ユニット
12メモリ
20エラー隠蔽装置
30エラー検知器
40エラー補償モジュール
41動きベクトル予測ユニット
42動きベクトル調整ユニット
43動きベクトル補償ユニット
421差分計算機
422比較器
423判定回路
424動きベクトル調整回路

Claims (29)

  1. 圧縮フォーマットで送信される画像信号内のエラーを隠蔽すべく、画像信号復号化システムで用いるエラー隠蔽方法であって、前記画像信号が複数のフレームを有し、各フレームがそれぞれ動きベクトルを有する複数の領域に分割されていて、前記エラー隠蔽方法が、
    (A)エラー領域の存在を検知するステップと、
    (B)エラー領域が検知された場合、前記エラー領域に隣接する非エラー隣接領域の動きベクトルに従い前記エラー領域の予測動きベクトルを計算するステップと、
    (C)前記エラー領域の予測動きベクトルと前記各隣接領域の動きベクトルとの差分を閾値と比較するステップと、
    (D)前記エラー領域の予測動きベクトルと、少なくとも1個の前記隣接領域の動きベクトルとの差分が閾値を超える場合、代替領域の動きベクトルをゼロに設定するステップと、
    (E)前記エラー領域の予測動きベクトルと前記各隣接領域の動きベクトルとの差分が閾値を超えない場合、前記エラー領域の予測動きベクトルに補償値を加えて前記代替領域の動きベクトルとして機能させるステップと、
    を含む方法。
  2. 前記代替領域により前記エラー領域を代替すべく、前記代替領域の動きベクトルを用いて動き補償を実行するステップ(F)を更に含む、請求項1に記載のエラー隠蔽方法。
  3. 前記エラー領域が少なくとも1個のマクロブロックを含む、請求項1に記載のエラー隠蔽方法。
  4. ステップ(B)で計算された予測動きベクトルが前記隣接領域の動きベクトルの平均値に等しい、請求項1に記載のエラー隠蔽方法。
  5. ステップ(B)で計算された予測動きベクトルが前記隣接領域の動きベクトルの中央値に等しい、請求項1に記載のエラー隠蔽方法。
  6. 前記閾値が所定の値により分割された予測動きベクトルに等しい、請求項1に記載のエラー隠蔽方法。
  7. ステップ(E)で前記補償値が前記隣接領域の動きベクトルに従い計算される、請求項1に記載のエラー隠蔽方法。
  8. ステップ(E)が、
    (E−1)前記各隣接領域に隣接する非エラー領域から前記各隣接領域の予測動きベクトルを計算するステップと、
    (E−2)前記各隣接領域の動きベクトルと、その予測動きベクトルとの差分を計算し、前記差分から補償値を得るステップと、
    を含む、請求項7に記載のエラー隠蔽方法。
  9. サブステップ(E−2)で前記差分の平均値を得て補償値として機能させる、請求項8に記載のエラー隠蔽方法。
  10. 圧縮フォーマットで送信される画像信号内のエラーを隠蔽すべく、画像信号復号化システムで用いるエラー隠蔽装置であって、前記画像信号が複数のフレームを有し、各フレームがそれぞれ動きベクトルを有する複数の領域に分割されていて、前記エラー隠蔽装置が、
    前記画像信号におけるエラー領域の存在を検知し、エラー領域を検知すると、前記エラー領域の位置および前記エラー領域に隣接する非エラー隣接領域の動きベクトルを出力するエラー検知器と、
    前記エラー検知器から出力された前記エラー領域の位置および前記隣接領域の動きベクトルを受信すると、前記エラー領域を代替すべく代替領域の動きベクトルを計算するエラー補償モジュールと、
    を含み、前記エラー補償モジュールが、
    前記隣接領域の動きベクトルに従い前記エラー領域の予測動きベクトルを計算する動きベクトル予測ユニットと、
    前記エラー領域の予測動きベクトルと前記各隣接領域の動きベクトルとの差分と閾値を比較する動きベクトル調整ユニットであって、前記エラー領域の予測動きベクトルと、少なくとも1個の前記隣接領域の動きベクトルとの差分が前記閾値を超える場合、前記動きベクトル調整ユニットが前記代替領域の動きベクトルをゼロに設定し、前記エラー領域の予測動きベクトルと前記各隣接領域の動きベクトルとの差分が前記閾値を超えない場合、前記動きベクトル調整ユニットが、前記予測動きベクトルに補償値を加えて前記代替領域の動きベクトルとして機能させる動きベクトル調整ユニットと、
    を含むエラー隠蔽装置。
  11. 前記画像信号復号化システムが、それぞれフレームに対応する複数の再構成されたフレーム内へ前記画像信号を復号化する復号化ユニットと、前記再構成フレームを保存するメモリと、を有し、前記エラー補償モジュールが、前記メモリへ出力すべく前記代替領域の動きベクトルに従い前記代替領域を形成する動きベクトル補償ユニットを更に含む、請求項10に記載のエラー隠蔽装置。
  12. 前記動きベクトル予測ユニットが前記隣接領域の動きベクトルの平均値を計算して前記エラー領域の予測動きベクトルとして機能させる、請求項10に記載のエラー隠蔽装置。
  13. 前記動きベクトル予測ユニットが前記隣接領域の動きベクトルの中央値を計算して前記エラー領域の予測動きベクトルとして機能させる、請求項10に記載のエラー隠蔽装置。
  14. 前記動きベクトル調節ユニットが、
    前記各隣接領域の動きベクトルと前記エラー領域の予測動きベクトルとの差分を計算する差分計算機と、
    前記差分計算機からの差分と閾値をそれぞれ比較すべく、前記差分計算機と電気的に接続している比較器であって、前記差分の1個が前記閾値を超える場合、前記比較器が第一の制御信号を出力し、前記差分の全てが閾値を超えない場合、前記比較器が第二の制御信号を出力する比較器と、
    前記制御信号を受信すべく、前記比較器と電気的に接続している判定回路であって、前記判定回路が前記第一の制御信号を受信すると前記代替領域の動きベクトルをゼロに設定し、前記判定回路が前記第二の制御信号を受信するとイネーブル信号を出力する判定回路と、
    前記判定回路と電気的に接続していて、前記イネーブル信号を受信すると起動されて、前記隣接領域の動きベクトルから補償値を取得し、前記エラー領域の予測動きベクトルに前記補償値を加えて前記代替領域の動きベクトルとして機能させる動きベクトル調整回路と、
    を含む、請求項10に記載のエラー隠蔽装置。
  15. 前記動きベクトル調整回路が、最初に前記各隣接領域に隣接する非エラー領域から前記各隣接領域の予測動きベクトルを計算し、次いで前記各隣接領域の動きベクトルと前記予測動きベクトルとの差分を計算して、前記補償値として機能させるべく前記差分の平均値を得る、請求項14に記載のエラー隠蔽装置。
  16. 圧縮フォーマットで送信される画像信号内のエラーを隠蔽すべく、画像信号復号化システムで用いるエラー隠蔽方法であって、前記画像信号が複数のフレームを有し、各フレームがそれぞれ動きベクトルを有する複数の領域に分割されていて、エラー領域が検知されたならば前記エラー隠蔽方法が実行されて、前記エラー領域を代替すべく代替領域の動きベクトルを生成する方法において、前記エラー隠蔽方法が、
    (A)前記エラー領域に隣接する非エラー隣接領域の動きベクトルに従い前記エラー領域の予測動きベクトルを計算するステップと、
    (B)前記エラー領域の予測動きベクトルと前記各隣接領域の動きベクトルとの差分を閾値と比較するステップと、
    (C)前記エラー領域の予測動きベクトルと、少なくとも1個の前記隣接領域の動きベクトルとの差分が前記閾値を超える場合、前記代替領域の動きベクトルをゼロに設定するステップと、
    (D)前記エラー領域の予測動きベクトルと前記各隣接領域の動きベクトルとの差分が前記閾値を超えない場合、前記エラー領域の予測動きベクトルに補償値を加えて前記代替領域の動きベクトルとして機能させるステップと、
    を含む方法。
  17. 前記エラー領域が少なくとも1個のマクロブロックを含む、請求項16に記載のエラー隠蔽方法。
  18. ステップ(A)で計算された予測動きベクトルが前記隣接領域の動きベクトルの平均値に等しい、請求項16に記載のエラー隠蔽方法。
  19. ステップ(A)で計算された予測動きベクトルが前記隣接領域の動きベクトルの中央値に等しい、請求項16に記載のエラー隠蔽方法。
  20. 前記閾値が所定の値により分割された前記予測動きベクトルに等しい、請求項16に記載のエラー隠蔽方法。
  21. ステップ(D)で前記補償値が前記隣接領域の動きベクトルに従い計算される、請求項16に記載のエラー隠蔽方法。
  22. ステップ(D)が、
    (D−1)前記各隣接領域に隣接する非エラー領域から前記各隣接領域の予測動きベクトルを計算するステップと、
    (D−2)前記各隣接領域の動きベクトルと、その予測動きベクトルとの差分を計算し、前記差分から補償値を得るステップと、
    を含む、請求項21に記載のエラー隠蔽方法。
  23. サブステップ(D−2)で前記差分の平均値を得て補償値として機能させる、請求項22に記載のエラー隠蔽方法。
  24. 圧縮フォーマットで送信される画像信号内でエラー領域を検知すると前記エラー領域を代替すべく代替領域の動きベクトルを生成する画像信号復号化システムで用いるエラー補償モジュールであって、前記画像信号が複数のフレームを有し、各フレームがそれぞれ動きベクトルを有する複数の領域に分割されていて、前記画像信号復号化システムが、前記エラー領域を検知すると前記エラー領域の位置および前記エラー領域に隣接する非エラー隣接領域の動きベクトルを前記エラー補償モジュールへ出力するエラー検知器を有し、前記エラー補償モジュールが、
    前記隣接領域の動きベクトルに従い前記エラー領域の予測動きベクトルを計算する動きベクトル予測ユニットと、
    前記エラー領域の予測動きベクトルと前記各隣接領域の動きベクトルとの差分と閾値を比較する動きベクトル調整ユニットであって、前記エラー領域の予測動きベクトルと、少なくとも1個の前記隣接領域の動きベクトルとの差分が前記閾値を超える場合、前記動きベクトル調整ユニットが前記代替領域の動きベクトルをゼロに設定し、前記エラー領域の予測動きベクトルと前記各隣接領域の動きベクトルとの差分が前記閾値を超えない場合、前記動きベクトル調整ユニットが、前記エラー領域の予測動きベクトルに補償値を加えて前記代替領域の動きベクトルとして機能させる動きベクトル調整ユニットと、
    を含むエラー補償モジュール。
  25. 前記代替領域の動きベクトルに従い前記代替領域を形成する動きベクトル補償ユニットを更に含む、請求項24に記載のエラー補償モジュール。
  26. 前記動きベクトル予測ユニットが前記隣接領域の動きベクトルの平均値を計算して前記エラー領域の予測動きベクトルとして機能させる、請求項24に記載のエラー補償モジュール。
  27. 前記動きベクトル予測ユニットが隣接領域の動きベクトルの中央値を計算して前記エラー領域の予測動きベクトルとして機能させる、請求項24に記載のエラー補償モジュール。
  28. 前記動きベクトル調節ユニットが、
    前記各隣接領域の動きベクトルと前記エラー領域の予測動きベクトルとの差分を計算する差分計算機と、
    前記差分計算機からの差分と閾値を比較すべく、前記差分計算機と電気的に接続している比較器であって、前記差分の1個が前記閾値を超える場合、前記比較器が第一の制御信号を出力し、前記差分の全てが閾値を超えない場合、前記比較器が第二の制御信号を出力する比較器と、
    前記制御信号を受信すべく、前記比較器と電気的に接続している判定回路であって、前記判定回路が前記第一の制御信号を受信すると前記代替領域の動きベクトルをゼロに設定し、前記判定回路が前記第二の制御信号を受信するとイネーブル信号を出力する判定回路と、
    前記判定回路と電気的に接続していて、前記イネーブル信号を受信すると起動されて、前記隣接領域の動きベクトルから補償値を取得し、前記エラー領域の予測動きベクトルに前記補償値を加えて前記代替領域の動きベクトルとして機能させる動きベクトル調整回路と、
    を含む、請求項24に記載のエラー補償モジュール。
  29. 前記動きベクトル調整回路が、最初に前記各隣接領域に隣接する非エラー領域から前記各隣接領域の予測動きベクトルを計算し、次いで前記各隣接領域の動きベクトルとその予測動きベクトルとの差分を計算して、前記補償値として機能させるべく前記差分の平均値を得る、請求項28に記載のエラー補償モジュール。
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US11388432B2 (en) * 2018-12-10 2022-07-12 Qualcomm Incorporated Motion estimation through input perturbation

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