JP2006128865A - 電子投票システム及び電子投票方法 - Google Patents

電子投票システム及び電子投票方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006128865A
JP2006128865A JP2004312014A JP2004312014A JP2006128865A JP 2006128865 A JP2006128865 A JP 2006128865A JP 2004312014 A JP2004312014 A JP 2004312014A JP 2004312014 A JP2004312014 A JP 2004312014A JP 2006128865 A JP2006128865 A JP 2006128865A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voting
data
fingerprint
voter terminal
encrypted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004312014A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4056517B2 (ja
Inventor
Yuki Higuchi
祐樹 樋口
Masahiro Yamada
昌弘 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Solution Innovators Ltd
Original Assignee
NEC Solution Innovators Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Solution Innovators Ltd filed Critical NEC Solution Innovators Ltd
Priority to JP2004312014A priority Critical patent/JP4056517B2/ja
Publication of JP2006128865A publication Critical patent/JP2006128865A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4056517B2 publication Critical patent/JP4056517B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L9/00Cryptographic mechanisms or cryptographic arrangements for secret or secure communications; Network security protocols
    • H04L9/008Cryptographic mechanisms or cryptographic arrangements for secret or secure communications; Network security protocols involving homomorphic encryption

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】 投票データの改ざんを防止し且つ投票者のプライバシを守ることができる電子投票システムを提供する。
【解決手段】 投票者端末30は、投票データを、準同型系暗号化方式による第1の暗号化と、SSLプロトコルによる第2の暗号化の二重の暗号化とを行い、第1の暗号化後のデータからフィンガープリントを生成して、二重の暗号化データと共にASPサーバ20に送信する。ASPサーバ20は、SSLプロトコルによる投票データの復号化を行い、復元された準同型系暗号化方式による暗号化データを集計し、それからフィンガープリントを生成し、公開ボードに公開する。投票者端末30による、フィンガープリントを利用したデータ正当性の検証が終了した時点で、準同型系暗号化方式による暗号化投票データを公開ボード21に登録し、その暗号化投票データを集計する。開票者端末10は、公開ボードに登録された準同型系暗号化方式による集計暗号化データを秘密鍵で復号化して平文の集計投票データを得る。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子投票システム及び電子投票方法に関し、更に詳しくは、Webを利用した電子投票システム及び電子投票方法に関する。
近年、アンケートなどを目的として、Webを利用した電子的な投票が行われるようになっている。Webによる投票は、一般にインターネットを介して行われており、従来の紙ベースの投票に比べて、低コスト、データ伝達の即時性、集計の機械化、利用者の負担減などの特長を有する。Webによる投票では、例えばアンケート実施者が、Webによる投票用データの作成や、投票の管理に必要なhtmlやCGIなどのWeb技術を持たない場合には、その投票の収集、集計及び開票を実施するアプリケーション・サービス・プロバイダ(ASP業者)に委託して行われている。ASP業者は、例えば、投票を収集しながら集計する集計サーバと、その投票の集計結果を開票する開票サーバとを利用して投票を管理している。
特許文献1には、公開鍵暗号系を用いることにより投票内容を暗号化することで、投票者の匿名性保持や投票内容の改ざん防止などを図った電子投票システムが記載されている。該特許文献1に記載の装置では、投票管理者装置は、投票が終了して開票時間になると、開票者装置に(暗号化)投票データを送信し、開票者装置が秘密鍵を用いて(暗号化)投票データを復号化し、集計する旨が記載されている。
上記従来のWebによる投票システムでは、投票の収集と集計を行うASPサーバである開票者装置を持つASP業者が、開票時には投票内容を知ってしまうので、投票者のプライバシが守られないおそれがある。また、ASP業者が投票内容を改ざんし、或いは、その集計結果を不正操作する可能性が否定できないという問題もある。
特許文献2は、開票サーバと集計サーバとを用いて上記問題を解消する電子投票システムを開示している。同公報に記載の電子投票システムでは、投票者端末と投票の収集及び集計を行う集計サーバとの間ではRSA暗号系を用い、また、集計サーバと投票を依頼したアンケート実施者の開票サーバとの間では高次剰余暗号系を用いている。投票データは、まず高次剰余暗号系の公開鍵で暗号化され、次いで、その暗号化された投票データが、RSA暗号系の公開鍵で暗号化された上で、公開ボードに登録される。集計サーバは、RSA暗号系の秘密鍵で復号化した、高次剰余暗号系で暗号化された投票データのままで集計を行い、これを開票サーバに引き渡す。開票サーバは、高次剰余暗号系の秘密鍵で集計された投票データを復号化して、投票結果を得る。
特開2003−67532公報(図1) 特開2000−155789号公報(図2) "A New Public-Key Cryptosystem as Secure as Factoring,"Advances in Cryptology-EUROCRYPT'98, LNCS1403, pp.308-318 (1998)
上記特許文献2に記載の電子投票システムでは、投票者の投票内容を秘密にしたいというプライバシが守られ、また、集計サーバが投票内容を改ざんする不正操作や、その集計結果を知ることによってそれを不正に利用する等のおそれが排除できる利点がある。しかし、このシステムでは、投票者端末と集計サーバとの間の通信途中で、第三者による投票内容の改ざんやなりすましなどの攻撃を排除するために、ゼロ知識対話証明という手法を用いて投票内容の検証を行っている。このため、投票者端末及び集計サーバの双方のデータ処理量が大きく且つ複雑となる。ここで、ゼロ知識対話証明に代えて、フィンガープリントを利用し、投票内容に加えてフィンガープリントを公開ボードに登録して、投票者端末からの検証するなどの手法も考えられるが、検証の結果として無効な投票内容であることが判明すると、公開ボードに登録した投票内容の修正などの処理が発生し、その修正が投票者やアンケート実施者に公開されるので、投票内容自体の信憑性に疑問が生ずるおそれがある。
本発明は、上記従来の電子投票システムの問題点に鑑み、投票者端末と集計サーバとの間における第三者による攻撃から投票内容を有効に守ることができ、且つ、公開ボード上で投票内容の修正が発生しないので、投票の信憑性に疑問を生じさせない電子投票システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の視点に係る電子投票システムは、投票を行う複数の投票者端末と、該投票者端末から投票データを収集し該収集した投票データを公開ボードに公開する投票管理サーバとを通信回線を介して接続した電子投票システムであって、
前記投票者端末は、投票データから所定の関数を用いてフィンガープリントを生成して記憶する第1演算手段と、前記投票データを暗号化して暗号化投票データを生成する暗号化手段と、前記第1演算手段によって生成されたフィンガープリントと公開ボードに登録されるフィンガープリントとを照合し、双方のフィンガープリントの一致を検出すると一致信号を生成する一致判定手段とを備え、
前記投票管理サーバは、前記投票者端末から暗号化投票データを受信すると該受信した暗号化投票データを復号化して記憶する復号手段と、該復号手段によって復号化された投票データから前記所定の関数を用いてフィンガープリントを生成する第2演算手段と、該第2演算手段によって生成されたフィンガープリントを前記公開ボードに公開するフィンガープリント公開手段と、前記投票者端末から送信された一致信号を受信した後に、前記復号化した投票データを前記公開ボードに公開する投票データ公開手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の第2の視点に係る電子投票システムは、投票を行う複数の投票者端末と、該投票者端末から投票データを収集し該収集した投票データを集計するASPサーバと、投票データの集計結果を開票する開票者端末とを通信回線を介して接続した電子投票システムであって、
前記投票者端末は、前記開票者端末が指定した公開鍵で準同型系暗号方式により投票データを暗号化して第1の暗号化投票データを生成する第1暗号化手段と、該第1の暗号化投票データを、前記ASPサーバとの間で取り決めた暗号方式を用いて暗号化して、第2の暗号化投票データを生成する第2暗号化手段と、前記第1の暗号化投票データから所定の関数に基づいてフィンガープリントを演算して記憶装置に記憶する第1演算手段と、前記記憶装置に記憶されたフィンガープリントと公開ボードに登録されるフィンガープリントとを照合し、双方のフィンガープリントの一致を検出すると一致信号を生成する一致判定手段とを備え、
前記ASPサーバは、前記投票者端末から受信した前記第2の暗号化投票データを復号化することによって前記第1の暗号化投票データを復元する第1復号手段と、該復元された第1の暗号化投票データから前記所定の関数に基づいてフィンガープリントを演算する第2演算手段と、該第2演算手段で演算されたフィンガープリントを前記公開ボードに公開するフィンガープリント公開手段と、前記投票者端末から前記一致信号を受信すると、当該投票者端末から受信した後に復元された前記第1の暗号化投票データを前記公開ボードに公開する暗号化データ公開手段とを備え、
前記開票者端末は、前記公開ボードから、前記公開ボードに登録された第1の暗号化投票データを読み出して、開票者端末の秘密鍵を用いて復号化し、平文の投票データを生成する第2復号手段を備えることを特徴とする。
更に、本発明の第3の視点に係る電子投票方法は、投票を行う複数の投票者端末と、該投票者端末から投票データを収集し該収集した投票データを公開ボードに公開する投票管理サーバとを通信回線を介して接続した電子投票システムを利用する電子投票方法であって、
前記投票者端末が、投票データから所定の関数を用いてフィンガープリントを生成して記憶装置に記憶するステップと、
前記投票者端末が、前記投票データを暗号化して暗号化投票データを生成するステップと、
前記投票者端末が、前記暗号化データを投票管理サーバに送信するステップと、
前記投票管理サーバが、前記送信された暗号化投票データを復号化するステップと、
前記投票管理サーバが、前記復号化された投票データから前記所定の関数を用いてフィンガープリントを生成するステップと、
前記投票管理サーバが、前記復号化された投票データから生成したフィンガープリントを前記公開ボードに公開するステップと、
前記投票者端末が前記記憶装置に記憶したフィンガープリントと公開ボードに登録されたフィンガープリントとを照合し、双方のフィンガープリントの一致を検出すると一致信号を生成して前記投票管理サーバに送信するステップと、
前記投票管理サーバが、前記投票者端末から一致信号を受信すると当該投票者端末の前記復号化された投票データを前記公開ボードに公開するステップと、
を備えることを特徴とする。
更に、本発明の第4の視点に係る電子投票方法は、投票を行う複数の投票者端末と、該投票者端末から投票データを収集し該収集した投票データを集計するASPサーバと、投票データの集計結果を開票する開票者端末とを通信回線を介して接続した電子投票システムを利用する電子投票方法であって、
前記投票者端末が、前記開票者端末が指定した公開鍵で準同型系暗号方式により投票データを暗号化して第1の暗号化投票データを生成するステップと、
前記投票者端末が、前記第1の暗号化投票データを、前記ASPサーバとの間で取り決めた暗号方式を用いて暗号化して、第2の暗号化投票データを生成するステップと、
前記投票者端末が、前記第1の暗号化投票データから所定の関数に基づいてフィンガープリントを演算して記憶装置に記憶するステップと、
前記投票者端末が、前記第2の暗号化データを前記ASPサーバに送信するステップと、
前記ASPサーバが、前記投票者端末から受信した前記第2の暗号化投票データを復号化することによって前記第1の暗号化投票データを復元するステップと、
前記ASPサーバが、前記復元された第1の暗号化投票データから前記所定の関数に基づいてフィンガープリントを演算するステップと、
前記ASPサーバが、該ASPサーバが演算したフィンガープリント前記公開ボードに公開するステップと、
前記投票者端末が、前記記憶装置に記憶されたフィンガープリントと公開ボードに登録されたフィンガープリントとを照合し、双方のフィンガープリントの一致を検出すると一致信号を生成して前記ASPサーバに送信するステップと、
前記ASPサーバが、前記投票者端末から前記一致信号を受信すると、当該投票者端末から受信した後に復元された前記第1の暗号化投票データを前記公開ボードに公開するステップと、
前記開票者端末が、前記公開ボードに公開された第1の暗号化投票データを読み出して、前記開票者端末の秘密鍵を用いて復号化し、平文の投票データを生成するステップと、
を備えることを特徴とする。
本発明の電子投票システム及び電子投票方法では、公開ボードには先にフィンガープリントのみを公開し、投票者による検証が終了した時点で投票内容を公開ボードに公開するので、公開ボードに公開された投票内容を修正する等の処理が不必要であり、公開ボードに公開された投票内容の修正によって、投票者やアンケート実施者に生ずる投票内容への不信感が回避できる。
本発明の電子投票システム及び電子投票方法の好ましい態様では、前記所定の関数がハッシュ関数であり、前記フィンガープリントが前記投票データのハッシュ値である。ハッシュ関数を採用することにより、投票者端末や、集計サーバ又はASPサーバにおけるデータ処理量が小さくできる。
また、前記投票者端末が、前記第1の演算手段によって生成されたフィンガープリントを、前記暗号化された投票データと共に前記投票管理サーバに向けて送信し、前記フィンガープリント公開手段が、該送信されたフィンガープリントと、前記第2演算手段によって生成されたフィンガープリントとを照合し、双方のフィンガープリントが一致した後に、該一致したフィンガープリントを前記公開ボードに公開することも本発明の好ましい態様である。この場合、更に効果的に第三者による攻撃から投票内容を守ることができる。
また、本発明の第2の視点に係る電子投票システム及び第4の視点に係る電子投票方法では、前記ASPサーバが、更に前記公開ボードに登録した暗号化投票データを集計して集計結果データを生成して前記公開ボードに公開する集計手段を備え、
前記第2復号手段が、前記集計結果データを、前記開票者端末の秘密鍵で復号化することも好ましい態様である。この場合、アンケート実施者は、投票の管理に加えて、投票の集計結果までの処理を、ASP業者にその集計結果の内容を知られることなく、ASP業者に委託できる。
更に、前記開票者端末が、前記投票者端末に向けて、前記ASPサーバのURLと、前記ASPサーバへのログインID及パスワードと、前記ASPサーバが指定する公開鍵と、前記開票者端末が指定する公開鍵とを添付した電子メールを送信して、投票を依頼することも好ましい態様である。アンケート実施者は、これらデータを添付した投票依頼のみで投票者に投票依頼が可能であり、特別なWebの知識を有しなくとも、アンケートの実施が可能となる。
前記ASPサーバと、前記投票者端末及び開票者端末との間の通信は、送信されるデータの暗号化機能と、個人を認証する認証機能と、送信されたデータの正当性を検証する検証機能とを有する秘密通信路を利用して行われることも好ましい。この場合、通信の秘密が効果的に守られ、また、第三者からの攻撃が回避できる。
本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る投票システムをブロック図で示している。本投票システムは、アンケート実施者が保有する開票者端末10と、アンケート実施者から投票管理依頼を受けて電子投票の収集及び集計を行うASP業者のASPサーバ20と、アンケート実施者からアンケートの投票依頼を受けて、実際に投票を行う多数の投票者端末30と、これらを接続するインターネット40とから構成される。ASPサーバ20は、投票者端末30及び開票者端末10の双方に対して公開される公開ボード21を掲示板として用いる。
投票者端末30は、記憶装置31及び入出力装置37を付属するパーソナルコンピュータで構成される。投票者端末30は、プログラムで実現される機能手段として、例えば投票アプレットを用いて構成される投票データ作成手段32と、投票データを準同型系暗号方式で暗号化する第1暗号化手段33と、第1暗号化手段33で暗号化された暗号化投票データを更に例えばRSA暗号方式で暗号化する第2暗号化手段34と、第1暗号化手段33で暗号化された投票データからハッシュ値を演算して記憶装置31に記憶するハッシュ値演算手段35と、記憶装置31に記憶されたハッシュ値と、ASPサーバ20の公開ボード21に登録されるハッシュ値とを比較して、投票データの正当性を判定する判定手段36とを有する。
開票者端末10は、記憶装置11及び入出力装置15を付属するパーソナルコンピュータで構成される。開票者端末10は、プログラムで実現される機能手段として、投票に必要なデータを作成してASPサーバ20に投票の管理を依頼する投票管理依頼手段12と、投票者端末30に対して必要なデータを電子メールで送信する投票依頼手段13と、ASPサーバ20から送信されたASPサーバの暗号方式で暗号化されたデータを復号化すると共に、開票者端末10の暗号方式で暗号化された投票の集計データを自身の秘密鍵で復号化する復号手段14とを有する。
ASPサーバ20は、記憶装置28及び入出力装置29を付属する汎用コンピュータとして構成され、ASP業者によって、アンケート実施者からの依頼を受けて投票を管理するための管理装置として利用される。ASPサーバ20は、プログラムで実現される機能手段として、Web上でホームページを閲覧させる機能と、投票結果のデータを公開する公開手段として機能する公開ボード21と、開票者端末10からの依頼に応じて投票管理データを作成して記憶装置28に記憶する投票管理データ作成手段22と、投票者端末30から受信した二重暗号化投票データを、自身の秘密鍵で復号化して開票者端末10の暗号方式で暗号化された投票データを復元する復号手段23と、復号手段23の出力である暗号化された投票データのハッシュ値を演算するハッシュ値演算手段24と、暗号化された投票データを集計する集計手段25と、その集計結果をRSA暗号方式で暗号化して開票者端末に送信する暗号化手段26と、開票者端末10の依頼案件に対して、その依頼の発生の都度、依頼1件毎に依頼者の銀行口座から課金を行う課金手段27とを有する。
開票者端末10と、ASPサーバ20と、投票者端末30との間の通信は、開票者端末10から投票者端末30に送信される電子メールによる通信を除き、個人認証機能と、データ検証機能と、暗号化機能とを有する秘密通信路を利用して行われる。秘密通信路には、本実施形態では、SSLプロトコルを用いる。SSLプロトコルは、オンラインショッピングなどで一般的に用いられているプロトコルで、サーバ認証/クライアント認証、データ検証、及び、暗号化を行うプロトコルである。Webブラウザは、SSLを使ったHTTPを用いて通信を行うことが出来る。
ASPサーバ20は、投票者端末30及び開票者端末10との間で、SSL(secure sockets layer)プロトコルを用いた暗号化を行う。SSLでは、暗号通信の処理時間を短縮するためにセッション管理を行っており、暗号通信を行うためのネゴシエーションの短縮化が可能である。ASPサーバ20は、投票者端末30とASPサーバ20との間でセキュリティ処理能力が決定され、プロトコルバージョン、セッションID、暗号方式、圧縮アルゴリズムの各属性が確立すると、“Certificate”によってサーバ証明書を投票者端末に送信する。ASPサーバ20は、同時に“Certificate Request”を送信し、投票者端末30に証明書の送付を要求する。投票者端末30は、予め開票者端末20から受信したASPサーバ30へのログインIDをその証明書として利用する。その後、ASPサーバ20は、投票フォームを含む投票アプレットと開票者端末10の暗号化アプレットとを送信する。
ASPサーバ20と開票者端末10との間では、SSLプロトコルによる暗号化が行われる。投票者端末30での準同型系暗号方式による暗号化のため、開票者端末10から投票者端末30に対して(開票者端末の)公開鍵が渡される。投票者端末30は、この公開鍵を用いて投票内容を暗号化する。つまり、本システムでは、投票者端末30とASPサーバ20との間では、準同型系暗号方式の公開鍵による暗号化と、SSLプロトコルによる暗号化の二重暗号化が行われる。また、ASP業者や第三者による投票結果の改ざんを防止するために、投票者端末30は、ASPサーバ20の公開ボード21に公開されるハッシュ値と、自身の投票結果から作成し自身の記憶装置31内に記憶したハッシュ値との照合を行い、その照合結果によって、公開ボード21上のハッシュ値を持つ投票データを有効と認める。
開票者端末10は、アンケートの実施に先だって、予め、投票者のリストを作成し、そのリストをASPサーバ20に提示し、アンケートのための投票管理を依頼すると共に、その料金を支払う。その後、ASPサーバ20から、ASPサーバ20のURL、ASPサーバ20へのログインID及びパスワード(PWD)、ASPサーバ20の公開鍵(公開鍵証明書)を取得する。開票者端末10は、各投票者端末30に対して、ASPサーバ20のURL、ASPサーバ20へのログインID及びPWD、ASPサーバ20の公開鍵証明書、開票者端末30の公開鍵証明書を送付して投票依頼を行う。ASPサーバ20と投票者端末30との間の通信により、ASPサーバ20から、投票アプレットと、準同型系暗号化方式の暗号化アプレットとが投票者端末30に送信され、投票者端末30は、投票データを2つの公開鍵を使って投票内容を二重に暗号化する。
準同型系暗号方式では、平文が暗号化された状態で、その複数の暗号文を掛け合わせることにより、暗号文中の平文が加えられる。それによって、暗号化された平文を知ることなく、暗号化された状態のまま合計値を平文とする暗号文ができ、復号処理の簡略化を実現する。準同型系暗号方式の例としては、高次剰余暗号、閾値ElGamal暗号、Okamoto-Uchiyama関数、Paillier暗号、NS暗号などがある。
準同型系暗号方式でも、特に復号コストを小さく実現できるOkamoto-Uchiyama関数を
用いることが好ましい。Okamoto-Uchiyama関数は、平文サイズと暗号文サイズに関係なく、高速な復号化処理ができる。また、 1つの暗号文中に含める平文サイズを大きくすることで、暗号化処理を小さくすることができる。Okamoto-Uchiyama関数については、非特許文献1に記載されている。
以下、本システムによる各端末及びASPサーバでの処理を、図2のフローチャートを参照して説明する。
まず、開票者端末10を保有するアンケート実施者は、Webによるアンケートを実施するために、ASPサーバ20の利用料をASP業者に電子決済で支払うと共に、ASPサーバ20に対して、投票名称、投票項目、投票者リスト、及び、開票者名(アンケート実施者)の入力を含む投票管理依頼の登録をWeb上で行う(ステップS1)。ASPサーバ20は、開票者端末10が入力した投票管理依頼のデータから、投票項目を含む投票フォームを作成し、投票者ID及び開票者名(アンケート実施者)等の投票管理に必要な投票管理データを作成し、ASPサーバ20内のデータベースに格納する(ステップS2)。ASPサーバ20での投票管理データの登録処理が完了したら、ASPサーバ20のURL、ASPサーバ20へのログインID及びPWD、ASPサーバ20の公開鍵証明書を含む登録完了データを作成し、開票者端末30にHTTPで送信する(ステップS3)。
開票者端末10は、ASPサーバ20からHTTPで送信される登録完了データを受信すると、ASPサーバ20のURL、ASPサーバ20へのログインID及びPWD、ASPサーバ20の公開鍵証明書に、開票者端末10の公開鍵証明書を付加した投票実施データを添付した電子メールを作成し、その電子メールをあらかじめ登録しておいた投票者の投票者端末30に対して送付し、投票の依頼を行う(ステップS4)。
投票者端末30は、開票者端末10からの電子メールを受信し、受信したASPサーバ20のURL、ASPサーバ20へのログインID及びPWDを用いて、ASPサーバ20にログインする(ステップS5)。ASPサーバ20は、SSLプロトコルを用いて投票者端末30との間でデータを送受信し、投票者端末との間で双方の認証を行い、その認証後に、投票者端末30の要求に応じて、SSLで暗号化された投票フォーム、ASPサーバ20の公開鍵証明書、及び、開票者端末10の公開鍵証明書を含む投票用データと、開票者端末10の暗号化アプレットとを送信する(ステップS6)。投票者端末30は、ASPサーバ20から投票用データをダウンロードし、受け取った投票フォームに投票内容を入力する。
投票者端末30では、投票フォームに入力された投票データを、開票者端末10の公開鍵で暗号化し、さらにSSLプロトコルで二重に暗号化する。投票者端末30は、その二重暗号化の投票データを、ASPサーバ20にHTTPで送信する(ステップS7)。その際に、投票データが正当に投票されたか否かについて後に行う検証のために、開票者端末10の公開鍵で暗号化された投票データのフィンガープリントを求める。投票者端末30は、生成したフィンガープリントを、投票者端末30内の記憶装置に保存し、それを二重暗号化の投票データと共にASPサーバ20にHTTPで送信する。本実施形態では、フィンガープリントは、暗号化された投票データから例えば20バイトのハッシュ値を求めることにより生成する。
ASPサーバ20は、投票者端末30からの二重暗号化の投票データ及びフィンガープリントをHTTPで受信し、その二重暗号化の投票データを、ASPサーバ20の秘密鍵で復号化する。ASPサーバ20は、復号化した投票データから、更に投票者端末のハッシュ関数と同じハッシュ関数を用いて、ハッシュ値を計算し、フィンガープリントを求める。求めたフィンガープリントと、投票端末30から受信したフィンガープリントとを照合することで、投票データの正当性を検証する(ステップS8)。検証の結果、正当な投票データであれば、そのフィンガープリントであるハッシュ値をASPサーバ20内の公開ボード21に登録する(ステップS9)。
投票者端末30は、自ら投票した投票データが正当に投票されているかを検証するために、ASPサーバ20内の公開ボード21に登録されたフィンガープリントをHTTPで取得し、その取得したフィンガープリントと、投票者端末30の記憶装置31内に保存しているフィンガープリントとを照合し、正当に投票された投票データであるか否かを検証する。正当に投票された投票データであるならば、ASPサーバ20に、投票完了メッセージをHTTPで送信する(ステップS10)。このように、公開ボード21に、まずフィンガープリントのみを掲示するのは、第三者によって、投票者の投票した内容と異なる内容にデータが改ざんされていないか、データがすり替えられていないかどうかを、公開ボード21に投票内容を掲示する前に確認するためである。
ASPサーバ20は、投票者端末30から投票完了メッセージをHTTPで受信すると、先にASPサーバ20の秘密鍵で復号化した投票データを、公開ボード21に登録する(ステップS11)。これら処理は、各投票者端末30毎に行われ、各投票者端末30による投票がそれぞれ正式に確定する。
投票期日終了後、開票者端末10は、ASPサーバ20に向けて、公開ボード21に登録されている、開票者端末の公開鍵で暗号化された投票データの集計を行うよう、集計指示メッセージをHTTPで送信する(ステップS12)。ASPサーバ20は、開票者端末10から集計指示メッセージをHTTPで受信すると、ASPサーバ20内の公開ボード21に登録されている暗号化投票データの集計を行い、その得られた暗号化集計結果データを、ASPサーバ20内の公開ボード21に登録する(ステップS13)。その暗号化及び登録に先だって、ASPサーバ20は、コミットメントスキームの手法を用いて、コミットメントデータを算出し、その算出した複数のコミットメントデータ用いて、投票データの集計値が、正当な集計値であるか否かを検証する。この検証によって、通信途中における第三者による改ざんの可能性が除かれる。ASPサーバ20は、暗号化集計結果データを公開ボード21に登録すると、開票者端末10に集計完了メッセージをHTTPで送信する。
開票者端末10は、ASPサーバ20から集計完了メッセージをHTTPで受信すると、ASPサーバ20内の公開ボード21に登録されている暗号化集計結果データをHTTPで取得し、次いで、開票者端末10の記憶装置11に記憶されている秘密鍵を用い、暗号化集計結果データを復号化することで、平文の集計結果データを得る(ステップS14)。
上記実施形態例では、ASPサーバ20と投票者端末30との間で行われる秘密通信路による暗号化と、開票者端末10と投票者端末30との間で行われる準同型系暗号方式による暗号化の二重の暗号化が行われるので、ASPサーバ20での集計の際に、ASP業者による集計データの改ざんのおそれがない。また、投票者端末30で、フィンガープリントを用いた投票データの検証が行われるので、第三者やASP業者によるデータの改ざんのおそれがない。ハッシュ値によるフィンガープリントを用いることで、効率的な検証が可能である。
本発明の一実施形態の電子投票システムのブロック図。 図1の電子投票システムにおける処理を示すフローチャート。
符号の説明
10:開票者端末
11:記憶装置
12:投票管理依頼手段
13:投票依頼手段
14:復号手段
15:入出力手段
20:ASPサーバ
21:公開ボード
22:投票管理データ作成手段
23:復号手段
24:ハッシュ値演算手段
25:集計手段
26:暗号化手段
27:課金手段
28:記憶装置
29:入出力装置
30:投票者端末
31:記憶装置
32:投票データ作成手段
33:第1暗号化手段
34:第2暗号化手段
35:ハッシュ値演算手段
36:判定手段
37:入出力装置
40:インターネット

Claims (18)

  1. 投票を行う複数の投票者端末と、該投票者端末から投票データを収集し該収集した投票データを公開ボードに公開する投票管理サーバとを通信回線を介して接続した電子投票システムであって、
    前記投票者端末は、投票データから所定の関数を用いてフィンガープリントを生成して記憶する第1演算手段と、前記投票データを暗号化して暗号化投票データを生成する暗号化手段と、前記第1演算手段によって生成されたフィンガープリントと公開ボードに登録されるフィンガープリントとを照合し、双方のフィンガープリントの一致を検出すると一致信号を生成する一致判定手段とを備え、
    前記投票管理サーバは、前記投票者端末から暗号化投票データを受信すると該受信した暗号化投票データを復号化して記憶する復号手段と、該復号手段によって復号化された投票データから前記所定の関数を用いてフィンガープリントを生成する第2演算手段と、該第2演算手段によって生成されたフィンガープリントを前記公開ボードに公開するフィンガープリント公開手段と、前記投票者端末から送信された一致信号を受信した後に、前記復号化した投票データを前記公開ボードに公開する投票データ公開手段とを備えることを特徴とする電子投票システム。
  2. 前記所定の関数がハッシュ関数であり、前記フィンガープリントが前記投票データのハッシュ値である、請求項1に記載の電子投票システム。
  3. 前記投票者端末は、前記第1の演算手段によって生成されたフィンガープリントを、前記暗号化された投票データと共に前記投票管理サーバに向けて送信し、前記フィンガープリント公開手段は、該送信されたフィンガープリントと、前記第2演算手段によって生成されたフィンガープリントとを照合し、双方のフィンガープリントが一致した後に、該一致したフィンガープリントを前記公開ボードに公開する、請求項1又は2に記載の電子投票システム。
  4. 投票を行う複数の投票者端末と、該投票者端末から投票データを収集し該収集した投票データを集計するASPサーバと、投票データの集計結果を開票する開票者端末とを通信回線を介して接続した電子投票システムであって、
    前記投票者端末は、前記開票者端末が指定した公開鍵で準同型系暗号方式により投票データを暗号化して第1の暗号化投票データを生成する第1暗号化手段と、該第1の暗号化投票データを、前記ASPサーバとの間で取り決めた暗号方式を用いて暗号化して、第2の暗号化投票データを生成する第2暗号化手段と、前記第1の暗号化投票データから所定の関数に基づいてフィンガープリントを演算して記憶装置に記憶する第1演算手段と、前記記憶装置に記憶されたフィンガープリントと公開ボードに登録されるフィンガープリントとを照合し、双方のフィンガープリントの一致を検出すると一致信号を生成する一致判定手段とを備え、
    前記ASPサーバは、前記投票者端末から受信した前記第2の暗号化投票データを復号化することによって前記第1の暗号化投票データを復元する第1復号手段と、該復元された第1の暗号化投票データから前記所定の関数に基づいてフィンガープリントを演算する第2演算手段と、該第2演算手段で演算されたフィンガープリントを前記公開ボードに公開するフィンガープリント公開手段と、前記投票者端末から前記一致信号を受信すると、当該投票者端末から受信した後に復元された前記第1の暗号化投票データを前記公開ボードに公開する暗号化データ公開手段とを備え、
    前記開票者端末は、前記公開ボードから、前記公開ボードに登録された第1の暗号化投票データを読み出して、開票者端末の秘密鍵を用いて復号化し、平文の投票データを生成する第2復号手段を備えることを特徴とする電子投票システム。
  5. 前記ASPサーバは、更に前記公開ボードに登録した第1の暗号化投票データを集計して集計結果データを生成して前記公開ボードに公開する集計手段を備え、
    前記第2復号手段は、前記集計結果データを、前記開票者端末の秘密鍵で復号化する、請求項4に記載の電子投票システム。
  6. 前記所定の関数がハッシュ関数であり、前記フィンガープリントがハッシュ値である、請求項4又は5に記載の電子投票システム。
  7. 前記投票者端末は、前記第1の演算手段によって生成されたフィンガープリントを、前記暗号化された投票データと共に前記投票管理サーバに向けて送信し、前記フィンガープリント公開手段は、該送信されたフィンガープリントと、前記第2演算手段によって生成されたフィンガープリントとを照合し、双方のフィンガープリントが一致した後に、該一致したフィンガープリントを前記公開ボードに公開する、請求項4〜6の何れか一に記載の電子投票システム。
  8. 前記開票者端末は、前記投票者端末に向けて、前記ASPサーバのURLと、前記ASPサーバへのログインID及パスワードと、前記ASPサーバが指定する公開鍵と、前記開票者端末が指定する公開鍵とを添付した電子メールを送信して、投票を依頼する、請求項4〜7の何れか一に記載の電子投票システム。
  9. 前記ASPサーバと、前記投票者端末及び開票者端末との間の通信は、送信されるデータの暗号化機能と、個人を認証する認証機能と、送信されたデータの正当性を検証する検証機能とを有する秘密通信路を利用して行われる、請求項4〜8の何れか一に記載の電子投票システム。
  10. 投票を行う複数の投票者端末と、該投票者端末から投票データを収集し該収集した投票データを公開ボードに公開する投票管理サーバとを通信回線を介して接続した電子投票システムを利用する電子投票方法であって、
    前記投票者端末が、投票データから所定の関数を用いてフィンガープリントを生成して記憶装置に記憶するステップと、
    前記投票者端末が、前記投票データを暗号化して暗号化投票データを生成するステップと、
    前記投票者端末が、前記暗号化データを投票管理サーバに送信するステップと、
    前記投票管理サーバが、前記送信された暗号化投票データを復号化するステップと、
    前記投票管理サーバが、前記復号化された投票データから前記所定の関数を用いてフィンガープリントを生成するステップと、
    前記投票管理サーバが、前記復号化された投票データから生成したフィンガープリントを前記公開ボードに公開するステップと、
    前記投票者端末が前記記憶装置に記憶したフィンガープリントと公開ボードに登録されたフィンガープリントとを照合し、双方のフィンガープリントの一致を検出すると一致信号を生成して前記投票管理サーバに送信するステップと、
    前記投票管理サーバが、前記投票者端末から一致信号を受信すると当該投票者端末の前記復号化された投票データを前記公開ボードに公開するステップと、
    を備えることを特徴とする電子投票方法。
  11. 前記所定の関数がハッシュ関数であり、前記フィンガープリントが前記投票データのハッシュ値である、請求項10に記載の電子投票システム。
  12. 前記投票端末は、前記暗号化された投票データを送信するステップで、前記記憶装置に記憶したフィンガープリントを、前記暗号化された投票データと共に前記投票管理サーバに向けて送信し、
    前記投票管理サーバが、前記フィンガープリントを公開するステップに先立って、前記投票者端末から送信されたフィンガープリントと、投票管理サーバが生成したフィンガープリントとを照合するステップを更に備える、請求項10又は11に記載の電子投票システム。
  13. 投票を行う複数の投票者端末と、該投票者端末から投票データを収集し該収集した投票データを集計するASPサーバと、投票データの集計結果を開票する開票者端末とを通信回線を介して接続した電子投票システムを利用する電子投票方法であって、
    前記投票者端末が、前記開票者端末が指定した公開鍵で準同型系暗号方式により投票データを暗号化して第1の暗号化投票データを生成するステップと、
    前記投票者端末が、前記第1の暗号化投票データを、前記ASPサーバとの間で取り決めた暗号方式を用いて暗号化して、第2の暗号化投票データを生成するステップと、
    前記投票者端末が、前記第1の暗号化投票データから所定の関数に基づいてフィンガープリントを演算して記憶装置に記憶するステップと、
    前記投票者端末が、前記第2の暗号化データを前記ASPサーバに送信するステップと、
    前記ASPサーバが、前記投票者端末から受信した前記第2の暗号化投票データを復号化することによって前記第1の暗号化投票データを復元するステップと、
    前記ASPサーバが、前記復元された第1の暗号化投票データから前記所定の関数に基づいてフィンガープリントを演算するステップと、
    前記ASPサーバが、該ASPサーバが演算したフィンガープリント前記公開ボードに公開するステップと、
    前記投票者端末が、前記記憶装置に記憶されたフィンガープリントと公開ボードに登録されたフィンガープリントとを照合し、双方のフィンガープリントの一致を検出すると一致信号を生成して前記ASPサーバに送信するステップと、
    前記ASPサーバが、前記投票者端末から前記一致信号を受信すると、当該投票者端末から受信した後に復元された前記第1の暗号化投票データを前記公開ボードに公開するステップと、
    前記開票者端末が、前記公開ボードに公開された第1の暗号化投票データを読み出して、前記開票者端末の秘密鍵を用いて復号化し、平文の投票データを生成するステップと、
    を備えることを特徴とする電子投票方法。
  14. 前記ASPサーバが、前記公開ボードに登録した暗号化投票データを集計して集計結果データを生成して前記公開ボードに公開するステップと、
    前記開票者端末が、前記集計結果データを、前記開票者端末の秘密鍵で復号化するステップと、
    を更に備える、請求項13に記載の電子投票方法。
  15. 前記所定の関数がハッシュ関数であり、前記フィンガープリントがハッシュ値である、請求項13又は14に記載の電子投票方法。
  16. 前記ASPサーバが、前記フィンガープリントを前記公開ボードに公開するステップに先だって、前記ASPサーバが演算したフィンガープリントと前記投票者端末から送信されたフィンガープリントとを照合するステップを更に備える、請求項13〜15の何れか一に記載の電子投票方法。
  17. 前記開票者端末が、前記投票者端末に向けて、前記ASPサーバのURLと、前記ASPサーバへのログインID及パスワードと、前記ASPサーバが指定する公開鍵と、前記開票者端末が指定する公開鍵とを添付した電子メールを送信して、投票を依頼するステップを更に備える、請求項13〜16の何れか一に記載の電子投票方法。
  18. 前記ASPサーバと、前記投票者端末及び開票者端末との通信が、送信されるデータの暗号化機能と、個人を認証する認証機能と、送信されたデータの正当性を検証する検証機能とを有する秘密通信路を利用して行われる、請求項13〜17の何れか一に記載の電子投票方法。
JP2004312014A 2004-10-27 2004-10-27 電子投票システム及び電子投票方法 Expired - Fee Related JP4056517B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004312014A JP4056517B2 (ja) 2004-10-27 2004-10-27 電子投票システム及び電子投票方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004312014A JP4056517B2 (ja) 2004-10-27 2004-10-27 電子投票システム及び電子投票方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006128865A true JP2006128865A (ja) 2006-05-18
JP4056517B2 JP4056517B2 (ja) 2008-03-05

Family

ID=36723105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004312014A Expired - Fee Related JP4056517B2 (ja) 2004-10-27 2004-10-27 電子投票システム及び電子投票方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4056517B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011077826A1 (ja) * 2009-12-22 2011-06-30 クオード株式会社 電子投票システム
US8983074B2 (en) 2009-12-22 2015-03-17 Quad, Inc. Input content data managing system and method of managing input content data
KR101753528B1 (ko) * 2016-05-25 2017-07-04 인하대학교 산학협력단 동형 암호를 이용한 실시간 온라인 투표 방법 및 장치

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011077826A1 (ja) * 2009-12-22 2011-06-30 クオード株式会社 電子投票システム
JP2011133983A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Quad Kk 電子投票システム
US8983074B2 (en) 2009-12-22 2015-03-17 Quad, Inc. Input content data managing system and method of managing input content data
KR101753528B1 (ko) * 2016-05-25 2017-07-04 인하대학교 산학협력단 동형 암호를 이용한 실시간 온라인 투표 방법 및 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP4056517B2 (ja) 2008-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3424176B1 (en) Systems and methods for distributed data sharing with asynchronous third-party attestation
US10505741B1 (en) Cryptographically provable data certification and provenance
US7353383B2 (en) System and method for single session sign-on with cryptography
CN102624740B (zh) 一种数据交互方法及客户端、服务器
US8650403B2 (en) Crytographic method for anonymous authentication and separate identification of a user
Kou Payment technologies for E-commerce
US20050132201A1 (en) Server-based digital signature
JP4818664B2 (ja) 機器情報送信方法、機器情報送信装置、機器情報送信プログラム
US20120096277A1 (en) System and method for personal authentication using a mobile device
EP1241826A2 (en) Cryptographic key management method
US20050097316A1 (en) Digital signature method based on identification information of group members, and method of acquiring identification information of signed-group member, and digital signature system for performing digital signature based on identification information of group members
US20050105735A1 (en) Information processing system and method, information processing device and method, recording medium, and program
JP2002259605A (ja) 情報処理装置及び方法、並びに記憶媒体
GB2434724A (en) Secure transactions using authentication tokens based on a device "fingerprint" derived from its physical parameters
WO2008031301A1 (fr) Procédé d'authentification d'identité en ligne point à point
KR20060127194A (ko) 공정한 블라인드 서명을 이용한 전자 투표 방법 및 시스템
JP3873603B2 (ja) ディジタル署名方法および装置
JP2004527962A (ja) 譲渡不能の匿名電子受領書
JP4056517B2 (ja) 電子投票システム及び電子投票方法
JP2001147984A (ja) 電子投票方式、及び方法
Persiano et al. A secure and private system for subscription-based remote services
JP4282272B2 (ja) プライバシ保護型複数権限確認システム、プライバシ保護型複数権限確認方法、およびそのプログラム
JP4626136B2 (ja) ディジタル署名処理システムおよびディジタル署名生成処理プログラムが記憶された記憶媒体
CN111062833A (zh) 一种合同数据的签名认证方法及相关装置
Bruschi et al. A protocol for anonymous and accurate e-polling

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070514

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070704

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070830

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071024

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071211

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101221

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101221

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111221

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111221

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121221

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121221

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131221

Year of fee payment: 6

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees