JP2006124894A - 金属を密着させたレース - Google Patents

Abstract

【課題】蓄熱性の高い金属の特性をレースに付加し、より暖かく柔軟性のあるレースを提供する事を目的とする。
【解決手段】レースに金属をスパッタリング法で密着させた金属層とレース部分からなる。このように構成することにより、金属の薄膜が繊維に密着し、赤外線吸収機能で、体内から発散される熱線を吸収するので高い蓄熱効果を持つ。このため薄手のレースでも保温効果を上げることができる。またスパッタリング法で金属を密着させることにより、密着強度が高く、かつ繊維の柔軟性を変えないため、肌にやさしくさらに加工しやすいという特徴がある。
【選択図】図１

Description

本発明は女性用のショーツやブラジャーなどの下着に用いられる。金属または合金をレースの片面あるいは、両面にスパッタリングしたレースに関するものである。

従来、レースに金属をスパッタリングして、ショーツやブラジャーなど女性の下着の部材として利用したものはなかった。

レースにスパッタリング法でチタン、銀、銅、ステンレス、ニッケルまたはこれらの金属の合金を密着させて、体の熱を蓄熱し保温するレースはなかった。

金属をレースの表面にスパッタリング法で密着させたことを特徴とし、レースの繊維としては合成繊維のポリエステル、ナイロン、アクリル、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレンあるいはその混紡であるレースです。また金属は、チタン、銀、銅、ステンレス、ニッケルまたはこれらの金属の合金を特徴とするレース。

レースにチタン、銀、銅、ステンレス、ニッケルまたはこれらの金属の合金を強固に密着させることにより、柔らかい風合いを維持しつつ、赤外線吸収機能を付与することで、より暖かいレースを提供することができる。また透湿性や通気性を変えないため蒸れにくい。
チタン、銀、銅、ステンレス、ニッケルまたはこれらの金属の合金をレースに付着させても、レース本来の柔らかさや通気性、肌触りが変わらない。また自由に任意の大きさに裁断することも容易である。
さらにチタン、銀、銅、ステンレス、ニッケルまたはこれらの金属の合金の極薄膜が繊維に密着し、赤外線吸収機能で体内から発散される熱練を吸収するので、高い蓄熱効果を持つ。このためレースの生地で十分保温効果を上げることができるため、薄くても保温性があり、暖かいレースを提供することができる。またスパッタリング法でチタン、銀、銅、ステンレス、ニッケルまたはこれらの金属の合金を密着させることにより、密着強度が高く、且つ繊維の柔軟性を変えない為、加工し易いという特徴がある。更に銀や銅などの抗菌性金属をつけることにより顕著な抗菌性が実現できる。

本発明は、レースにチタン、銀、銅、ステンレス、ニッケルまたはこれらの金属の合金をスパッタリング法で密着させた金属層とレースからなる。レースに加工を施すには、基材としてのレースを乾燥した後、密閉可能なケーシング内に広げ、その前方に棒状の陽極およびスパッタリング加工用の金属のターゲットを設置する。上記のケーシング内を１×１０^−３Ｔｏｒｒ程度に減圧した後、アルゴンガスを導入してケーシング内の圧力を５×１０^−４Ｔｏｒｒ程度の低圧アルゴンガス雰囲気に調整し、しかる後上記の陽極と陰極との間に４００〜８００Ｖ、２〜１００Ａの直流電流を流すと、陰極のターゲットから金属が飛び出し、レースの表面に密着される。

本発明の断面を示した断面図である。 ショーツのウエスト部分に本発明のレースを装着したことを示した図である。 ショーツの両サイド部分に本発明のレースを装着したことを示した図である。

符号の説明

１−−− 金属
２−−− レース
３−−− 本発明のレース
４−−− 前身頃
５−−− 後身頃

Claims (3)

1. 金属をレースの表面にスパッタリング法で密着させたことを特徴とするレース。
2. レースの繊維としては合成繊維のポリエステル、ナイロン、アクリル、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレンあるいはその混紡である請求項１のレース。
3. 金属はチタン、銀、銅、ステンレス、ニッケルまたはこれらの金属の合金を特徴とする請求項１のレース。

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