JP2006123051A - Separation device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、液体に含まれている固体を分離する分離装置に関する。 The present invention relates to a separation device for separating a solid contained in a liquid.
従来、この種の分離装置としてのマグネットセパレータは、切粉が含まれている切削液が供給されて貯留されるタンクを備えている。そして、外周面にマグネットが取り付けられているドラムの外周面の一部が、タンクに貯留されている切削液中に挿入されている。この状態で、このドラムを回転させて、このドラムの外周面に切粉を吸着させている。さらに、このドラムの外周面にセパレータの一端縁が当接されている。そして、このセパレータにてドラムの外周面に吸着された切粉を回収することにより、切削液から切粉を分離させる構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、上述のマグネットセパレータでは、ドラムを回転させ続けて、このドラムの外周面に吸着される切粉をセパレータの一端縁で回収しているため、この切粉に切削液が多量に含まれている。したがって、このセパレータで回収した切粉を集めて回収したとしても、この切削液から切粉を効率良く回収することが容易ではないという問題を有している。 However, in the above magnetic separator, since the drum is continuously rotated and the chips adsorbed on the outer peripheral surface of the drum are collected at one end edge of the separator, a large amount of cutting fluid is contained in the chips. Yes. Therefore, even if the chips collected by the separator are collected and collected, there is a problem that it is not easy to efficiently collect the chips from the cutting fluid.
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、固体を効率良く回収できる分離装置を提供することを目的とする。 This invention is made | formed in view of such a point, and it aims at providing the separation apparatus which can collect | recover solids efficiently.
請求項1記載の発明は、固体とともに供給される液体が排出可能な排液部が周面部に形成され、前記固体が堆積する堆積部が底部に形成された有底略筒状のバケットと、このバケットの排液部から排出された液体を受ける液受部と、前記バケット内に、固体を含んだ液体を供給する供給手段とを具備した分離装置である。
The invention according to
そして、固体を含んだ液体を供給手段にてバケットに供給すると、このバケットの底部に形成された堆積部に固体が堆積しつつ、このバケットの周面部に形成した排液部から液体が排出されて液受部にて受けられる。この結果、固体を含んだ液体を供給手段にてバケットに供給するだけで、この液体から固体を効率良く分離して回収できる。 When the liquid containing solid is supplied to the bucket by the supply means, the liquid is discharged from the drainage portion formed on the peripheral surface portion of the bucket while the solid is deposited on the deposition portion formed on the bottom portion of the bucket. Can be received at the liquid receiver. As a result, the solid can be efficiently separated and recovered from the liquid simply by supplying the liquid containing the solid to the bucket by the supply means.
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、堆積部は、中央部が最も窪んだ円錐状に形成されている分離装置である。 A second aspect of the present invention is the separator according to the first aspect of the present invention, wherein the depositing portion is formed in a conical shape with the most depressed central portion.
そして、中央部が最も窪んだ円錐状の堆積部とすることにより、バケットに供給される固体が堆積部により効率良く堆積するので、バケットに供給される液体から固体をより効率良く分離して回収できる。 And by making the conical deposition part with the most depressed center part, the solid supplied to the bucket accumulates more efficiently in the deposition part, so that the solid is more efficiently separated and recovered from the liquid supplied to the bucket it can.
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、バケットは、周方向に向けて回転可能であり、このバケットを周方向に回転させる駆動手段を具備した分離装置である。 A third aspect of the present invention is the separator according to the first or second aspect of the present invention, wherein the bucket is rotatable in the circumferential direction, and includes a driving means for rotating the bucket in the circumferential direction.
そして、バケットを駆動手段にて周方向に回転させることにより、固体を含んだ液体をバケットに均一に供給できるから、このバケットにて液体から固体をより効率良く分離して回収できる。 Then, by rotating the bucket in the circumferential direction by the driving means, the liquid containing the solid can be uniformly supplied to the bucket, so that the solid can be separated and recovered from the liquid more efficiently by this bucket.
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3いずれか記載の発明において、液体は、鋳物の切削に使用される切削液で、固体は、鋳物の切削にて生じる切粉である分離装置である。
The invention according to claim 4 is the separation apparatus according to any one of
そして、鋳物の切削にて生じる切粉を含む切削液を供給手段にてバケットに供給することにより、この切削液から切粉を効率良く分離して回収できる。 And by supplying the cutting fluid containing the chips generated by cutting the casting to the bucket by the supply means, the chips can be efficiently separated and recovered from the cutting fluid.
請求項1記載の発明によれば、固体を含んだ液体を供給手段にてバケットに供給することにより、このバケットの底部の堆積部に固体が堆積しつつ、このバケットの周面部の排液部から液体が排出されて液受部にて受けられるから、固体を含んだ液体を供給手段にてバケットに供給するだけで、この液体から固体を効率良く分離して回収できる。 According to the first aspect of the present invention, the liquid containing the solid is supplied to the bucket by the supply means, so that the solid is deposited on the accumulation portion at the bottom of the bucket, and the drainage portion of the peripheral surface portion of the bucket. Since the liquid is discharged from the liquid and received by the liquid receiving portion, the solid can be efficiently separated and recovered from the liquid simply by supplying the liquid containing the solid to the bucket by the supply means.
請求項2記載の発明によれば、中央部が最も窪んだ円錐状の堆積部とすることにより、バケットに供給される固体が堆積部により効率良く堆積するので、バケットに供給される液体から固体をより効率良く分離して回収できる。 According to the second aspect of the present invention, since the solid portion supplied to the bucket is efficiently deposited by the deposition portion by using the conical deposition portion in which the central portion is the most depressed, the solid is supplied from the liquid supplied to the bucket. Can be separated and recovered more efficiently.
請求項3記載の発明によれば、バケットを駆動手段にて周方向に回転させることにより、固体を含んだ液体をバケットに均一に供給できるから、このバケットにて液体から固体をより効率良く分離して回収できる。 According to the third aspect of the invention, since the liquid containing the solid can be uniformly supplied to the bucket by rotating the bucket in the circumferential direction by the driving unit, the solid is more efficiently separated from the liquid by the bucket. And can be recovered.
請求項4記載の発明によれば、鋳物の切削にて生じる切粉を含む切削液を供給手段にてバケットに供給することにより、この切削液から切粉を効率良く分離して回収できる。 According to invention of Claim 4, by supplying the cutting fluid containing the chip produced by cutting of a casting to a bucket with a supply means, a chip can be efficiently isolate | separated and collect | recovered from this cutting fluid.
以下、本発明を図1乃至図4に示された第1の実施の形態を参照しながら詳細に説明する。 The present invention will be described in detail below with reference to the first embodiment shown in FIGS.
図1乃至図3は、分離装置としての切粉分離装置1である。この切粉分離装置1は、図示しない切削ユニットにて鋳物を切削加工して切削加工品とする際に生じる固体としてのスラッジである磁性を有する切粉を、この切削ユニットにて鋳物を切削加工する際に使用される液体としての切削液から回収する固液分離装置としてのスラッジ除去装置である。すなわち、この切粉分離装置1は、切削液中に含まれている切粉を減らすための装置である。
1 to 3 show a
そして、この切粉分離装置1は、切粉を含んだ切削液が供給されて貯留されるタンクとしての貯留槽2を備えている。この貯留槽2は、上面が開口した有底角柱状である箱状に形成されている。この貯留槽2の幅方向の一側面には、この貯留槽2内へと切削液を供給させる供給口3が設けられている。この供給口3は、貯留槽2の一端側の下端寄りの位置に設けられている。そして、この供給口3には、図示しないホースの下流端が接続される。なお、このホースの上流端は、切削ユニットにて使用された切削液を回収できる図示しない回収槽などに接続されている。さらに、貯留槽2の他端面には、この貯留槽2内に貯留されている切削液を排出させる排出口4が設けられている。この排出口4は、貯留槽2の他端面の幅方向に沿った中央部に設けられている。
And this
また、この貯留槽2の中央部には、この貯留槽2の幅方向に沿った回転軸方向を有する略円筒状のマグネットドラム11が取り付けられている。このマグネットドラム11は、貯留槽2上の長手方向の中央部間に取り付けられた回転軸12にて周方向に回転可能とされている。よって、このマグネットドラム11は、貯留槽2の長手方向に向けて回転可能である。そして、このマグネットドラム11は、このマグネットドラム11の外周部である外周面の一部が貯留槽2に貯留される切削液中に挿入されて浸漬されるように取り付けられている。具体的に、このマグネットドラム11は、このマグネットドラム11の外周面の下端縁と貯留槽2の底面との間に、例えば10mm程度の所定の間隔Aが形成されるように取り付けられている。
Further, a substantially
具体的に、このマグネットドラム11は、このマグネットドラム11の外周面を構成する円筒状のドラム体13を備えている。このドラム体13の軸方向の一側は、複数の孔が形成された円形状の側板14にて閉塞されている。この側板14は、複数の孔が等間隔に形成されている、いわゆるパンチングメタルにて構成されている。さらに、ドラム体13の外周面には、磁力を有する磁石であるシート状のマグネットシート15が取り付けられている。したがって、このドラム体13の外周面は、磁力にて切粉を吸着できるように構成されている。具体的に、マグネットシート15は、ドラム体13の外周面の幅寸法に略等しい幅寸法を有するとともに、この外周面の周方向の長さ寸法に略等しい長手寸法を有する細長矩形平板状に形成されている。さらに、このマグネットシート11の外周面には、回転時の部分的な抵抗値が変化しないように、幅方向に亘って等間隔に離間された複数の溝部16が長手方向に沿って形成されている。
Specifically, the
一方、貯留槽2上には、上下方向に長手方向を有する支持部材としてのステー21が立設されている。そして、このステー21の上側部には、駆動手段としてのモータ22が取り付けられている。このモータ22は、ステー21のマグネットドラム11側である他側に取り付けられている。そして、このモータ22には、このモータ22にて回転される回転軸23が取り付けられており、この回転軸23とマグネットドラム11の回転軸12との間には、無端体としてのチェーン24が巻回されている。すなわち、このモータ22は、このモータ22の回転軸23を回転させてチェーン24を回転駆動させることによって、このチェーン24が巻回されているマグネットドラム11の回転軸12を回転させて、このマグネットドラム11を周方向に向けて回転駆動させる。さらに、このモータ22は、図示しない制御手段としてのコントローラにて回転駆動が制御されており、このコントローラにてマグネットドラム11の回転速度が調整できるように構成されている。
On the other hand, on the
また、ステー21の高さ方向の中央部には、マグネットドラム11の外周面のマグネットシート15に吸着された切粉を分離して回収するセパレータ31が取り付けられている。このセパレータ31は、後述する切粉回収装置51内に切削液とともに切粉を供給する供給手段でもある。ここで、このセパレータ31は、縦断面略凹状に形成されており、このセパレータ31の底面部を構成する分離プレート32を備えている。この分離プレート32の両側部には、この分離プレート32にて分離して回収した切粉を案内する一対の両側プレート33が取り付けられている。
In addition, a
ここで、この分離プレート32の一端縁である先端縁は、図1での反時計回りであるマグネットドラム11の回転方向に対向する側である。そして、この分離プレート32の先端縁は、マグネットドラム11の回転方向に対向しつつ、このマグネットドラム11のマグネットシート15の外周面に当接されている。さらに、この分離プレート32は、この分離プレート32の他端縁である基端縁を先端縁よりも下方に向けて傾斜させつつ、この分離プレート32の長手方向をマグネットドラム11の接線方向に略沿わせた状態で設置されている。すなわち、この分離プレート32は、マグネットドラム11の回転に抗して、このマグネットドラム11の外周面のマグネットシート15に吸着した切粉を、このマグネットシート15から掻き取るように回収する。
Here, the leading end edge, which is one end edge of the
さらに、この分離プレート32の先端縁の上方には、この分離プレート32にて分離した切粉に向けて切削液を吹き付ける吹付手段としての吹付ノズル41が複数、例えば4本ほど取り付けられている。これら吹付ノズル41は、分離プレート32にて分離した切粉に切削液を吹き付けて、この切粉を一対の両側プレート33にて案内しつつ分離プレート32上を切削液とともに基端側に向けて流れさせる。すなわち、これら吹付ノズル41は、分離プレート32にて分離した切粉に切削液を吹き付けて、この切粉を強制的に清掃する。そして、これら吹付ノズル41には、貯留槽2に貯留されている切削液が供給されて、この切削液を吹き付ける。すなわち、これら吹付ノズル41には、図示しないポンプにて貯留槽2の排出口4から引き抜いた切削液が供給される。なお、これら吹付ノズル41には、貯留槽2内へと供給される前の切削液を分岐させて供給することもできる。
Further, a plurality of, for example, four
そして、これら吹付ノズル41は、ステー21のセパレータ31より上方に取り付けられており、マグネットドラム11の外周面の幅方向に向けて等間隔に離間された状態で取り付けられている。そして、これら吹付ノズル41は、セパレータ31の分離プレート32の先端寄りである、この分離プレート32にて切粉が回収される部分に向けて、切削液を吹き付けさせる。具体的に、これら吹付ノズル41は、セパレータ31の分離プレート32の先端縁より若干基端側の位置に向けて切削液を吹き付ける。
These
ここで、これら吹付ノズル41には、切削液が流れ出す吹付口42がそれぞれ設けられている。これら吹付口42は、これら吹付口42から吹き付けさせる切削液中に含まれている切粉の平均的な大きさより大きな内径寸法を有している。なお、この切粉の平均的な大きさとは、各吹付ノズル41の吹付口42が目詰まりしない程度の大きさであり、具体的には切削ユニットでの切削加工時に生じる切粉の一般的な大きさである。
Here, the
一方、セパレータ31の基端縁の下方には、このセパレータ31にて分離して回収された切粉を集めて回収する回収手段としての切粉回収装置51が取り付けられている。この切粉回収装置51には、セパレータ31にて分離された切粉とともに切削液が供給されて、この切粉から切削液を分離させる。すなわち、この切粉回収装置51は、吹付ノズル41による切削液の吹き付けにて、この切削液とともに流れた切粉を集めて回収する。そして、この切粉回収装置51は、貯留槽2の一端側の開口縁に取り付けられた略矩形平板状の設置プレート52を備えている。この設置プレート52は、長手方向を貯留槽2の長手方向に沿わせた状態で、この貯留槽2に取り付けられている。
On the other hand, below the base end edge of the
そして、この設置プレート52上には、有底円筒状の液受部としての液受カップ53が周方向に向けて回転可能に取り付けられている。この液受カップ53は、この液受カップ53へと流れ込んだ切削液を受ける。また、この液受カップ53の外周面には、この液受カップ53の周方向に沿った断面凹弧状のベルト掛凹部54が設けられている。このベルト掛凹部54は、液受カップ53の外周面の下端寄りの位置に設けられている。さらに、この液受カップ53の底面部の中央部には、この液受カップ53へと流れ込んだ切削液を排出させる排出口55が設けられている。この排出口55の下方には、液受カップ53にて受けて排出口55から排出される切削液を受けて回収する図示しない液受タンクなどが設置されている。
On the
さらに、この液受カップ53内には、回収器としての有底略円筒状のバケット61が取り付けられている。このバケット61は、液受カップ53に取り外し可能、すなわち着脱可能に取り付けられている。よって、このバケット61は、液受カップ53の内径寸法より若干小さな外形寸法を有するとともに、この液受カップ53の高さ寸法より大きな高さ寸法を有する絵有底円筒状に形成されている。また、このバケット61は、液受カップ53の周方向の回転にて、この液受カップ53とともに周方向に回転可能である。そして、このバケット61内には、セパレータ31にて分離されて切削液とともに流れ落ちてくる切粉が、このセパレータ31の分離プレート32の基端縁から落下して供給される。ここで、このバケット61は、図1および図2に示すように、このバケット61の中央部より外周寄りの位置に、セパレータ31の分離プレート32の基端縁から落下する切粉が供給される位置に取り付けられている。
Furthermore, a bottomed substantially
具体的に、このバケット61は、図4に示すように、中央部が最も窪んだ円錐状であるすり鉢状の堆積部としての底板体62を有している。この底板体62は、バケット61の底部に設けられている。そして、この底板体62には、バケット61内へと切削液とともに供給された切粉が沈殿して堆積して、この切粉が切削液から分離される。そして、この底板体62の外周縁には、円筒状の排液部としての筒状体63が取り付けられている。この筒状体63は、バケット61の周面部に形成されており、このバケット61内に切粉とともに供給される切削液をバケット61の外部へと排出可能にする。さらに、この筒状体63の軸方向の一端である下端が底板体62にて閉塞されてバケット61が構成されている。
Specifically, as shown in FIG. 4, the
また、この筒状体63は、複数の孔としての液抜孔64が等間隔に形成された細長矩形平板状のパンチングプレートを筒状に丸めて両端縁を互いに連結させて構成されている。すなわち、この筒状体63は、バケット61内へと切粉とともに供給された切削液を、この筒状体63の複数の液抜孔64から、バケット61外部である液受カップ53内へと排出させる。ここで、この筒状体63の上端縁は、バケット61を液受カップ53に設置させた状態で、この液受カップ53の上端縁より上方に向けて突出する。
In addition, the
さらに、この筒状体63の下端縁には、この筒状体63の複数の液抜孔64から排出させた切削液を液受カップ53の排出口55へと流入させる凹状の切欠凹部65が複数形成されている。これら切欠凹部65は、筒状体63の周方向に向けて等間隔に離間させて、例えば6個ほど設けられている。ここで、これら切欠凹部65は、バケット61を液受カップ53内に収容させた際に、この液受カップ53の底面部に係止して、この液受カップ53とともにバケット61を回転させる。
Further, a plurality of concave notch recesses 65 are provided at the lower end edge of the
一方、この液受カップ53より他端側の設置プレート52の下側には、液受カップ53とともにバケット61を回転させる駆動手段としてのモータ71が取り付けられている。このモータ71は、設置プレート52の下方から、この設置プレート52の上方に向けて突出した回転軸としてのプーリ72を回転駆動させる。そして、このプーリ72と液受カップ53のベルト掛凹部54との間には、無端状の無端体であるベルト体73の中央部を交差させた状態で巻回されている。したがって、このモータ71は、このモータ71にてプーリ72を回転駆動させてベルト体73を回転させることにより、このベルト体73とともに液受カップ53が回転し、この液受カップ53内のバケット61を回転させる。
On the other hand, a
すなわち、このモータ71は、液受カップ53とともにバケット61を回転させて、このバケット61への切削液および切粉の流入位置を移動させて平均化させる。また、このモータ71には、このモータ71の回転を制御できる図示しない制御手段としてのコントローラが接続されている。そして、このモータ71は、コントローラでの制御によって、バケット61の回転速度を低速と高速との2段階に分けて稼動できるように構成されている。具体的に、このモータ71は、バケット61へと供給された切粉から切削液を分離するときに、コントローラでの制御によって、バケット61を低速回転させる。また、このモータ71は、バケット61での切粉からの切削液の分離が終了した後であって、このバケット61から切粉を廃棄させる直前に、コントローラでの制御によって、このバケット61を高速回転させて、このバケット61に付着している切削液を遠心力にてさらにある程度排出させる。
That is, the
さらに、この液受カップ53は、設置プレート52の長手方向に沿って移動可能に取り付けられている。すなわち、この液受カップ53は、この液受カップ53内に設置されているバケット61を液受カップ53から取り外す際に、このバケット61の筒状体63の上端縁がセパレータ31の基端縁に引っ掛からないようにするために、設置プレート52の他端側に向けて移動できるように取り付けられている。
Further, the
そして、この設置プレート52には、液受カップ53をセパレータ31側に移動させた状態で、この液受カップ53を回転可能に固定させる固定手段としてのロック機構74が設けられている。このロック機構74は、図1および図2に示すように、設置プレート52上のプーリ72の両側に取り付けられている一対のロックレバー75を備えている。ここで、このロック機構74は、各ロックレバー75のそれぞれを開操作することによって、液受カップ53を設置プレート52の他端側に向けて移動可能とする。さらに、このロック機構74は、液受カップ53を設置プレート52の一端側に向けて移動させた状態で、これらロックレバー75のそれぞれを閉操作することによって、この液受カップ53を回転可能に固定してロックする。
The
次に、図1乃至図4に示した第1の実施の形態の作用を説明する。 Next, the operation of the first embodiment shown in FIGS. 1 to 4 will be described.
まず、切削ユニットでの切削加工に用いる切削液中に、この切削ユニットでの切削加工にて生じる切粉がある程度含まれた場合には、この切削液を回収槽にて回収してからホースを介して切粉分離装置1の貯留槽2の供給口3へと供給して、この貯留槽2に貯留させる。
First, if the cutting fluid used for cutting in the cutting unit contains a certain amount of chips generated by the cutting in this cutting unit, collect the cutting fluid in the recovery tank and And supplied to the
この状態で、モータ22を駆動させて回転軸23を回転させ、チェーン24を介してマグネットドラム11を図1の反時計周りに回転させるとともに、貯留槽2に貯留されている切削液を、この貯留槽2の排出口4からポンプにて引き抜いて各吹付ノズル41に供給する。
In this state, the
さらに、切粉回収装置51のモータ71を駆動させてプーリ72を低速に回転させ、ベルト体73を介して液受カップ53とともにバケット61を低速回転させる。
Furthermore, the
このとき、貯留槽2に貯留されている切削液中の切粉が、マグネットドラム11の外周面に取り付けられているマグネットシート15の外表面に吸着される。そして、このマグネットシート15の外表面に吸着された切粉は、このマグネットシート15の外表面に吸着された状態でマグネットドラム11の回転とともに回転していく。
At this time, chips in the cutting fluid stored in the
この後、この切粉は、マグネットドラム11の回転力によってセパレータ31の分離プレート32の先端縁にて掻き取られて、マグネットドラム11のマグネットシート15の外表面から回収される。
Thereafter, the chips are scraped off at the leading edge of the
そして、このセパレータ31の分離プレート32の先端縁にて回収された切粉は、各吹付ノズル41から吹き付けられる切削液によって、このセパレータ31の分離プレート32上を先端側から基端側に向けて切削液とともに流されて、切粉回収装置51のバケット61内へと供給される。
Then, the chips collected at the leading edge of the
このとき、このバケット61が回転していることによって、このバケット61への切削液および切粉の供給位置が周方向に向けて変化し続けている。したがって、このバケット61に略均等に切削液とともに切粉が流入されて供給される。
At this time, as the
この後、このバケット61内へと切削液とともに供給された切粉は、このバケット61の底板体62上に沈殿して堆積する。また、この切粉とともにバケット61内に供給された切削液は、このバケット61の筒状体63の液抜孔64から外部へと排出されて液受カップ53にて受けられる。
Thereafter, the chips supplied together with the cutting fluid into the
そして、この液受カップ53にて受けられた切削液は、バケット61の切欠凹部65を介して液受カップ53の排出口55から排出されて、この排出口55の下方に設置されている液受タンクに回収される。
Then, the cutting fluid received by the
この後、バケット61内に所定量の切粉が堆積した場合には、切粉分離装置1のマグネットドラム11の回転を停止させるとともに、各吹付ノズル41による切削液の吹き付けを停止させる。
Thereafter, when a predetermined amount of chips accumulates in the
次いで、切粉回収装置51のモータ71にて液受カップ53とともにバケット61を高速回転させて、このバケット61に付着している切削液を遠心力にてある程度排出させてから、モータ71を停止させて液受カップ53およびバケット61の回転を停止させる。
Next, the
この状態で、この切粉回収装置51のロック機構74の各ロックレバー75のそれぞれを開操作して、液受カップ53を設置プレート52の他端側に向けて移動可能とする。
In this state, each
この後、この液受カップ53とともにバケット61を設置プレート52の他端側に移動させてから、この液受カップ53内からバケット61を取り外す。
Thereafter, the
そして、このバケット61内に堆積している切粉を、手作業などで取り除く。
Then, the chips accumulated in the
この後、切粉が取り除かれたバケット61を液受カップ53内に設置してから、この液受カップ53とともにバケット61を設置プレート52の一端側に向けて移動させる。
Thereafter, after the
この状態で、ロック機構74の各ロックレバー75のそれぞれを閉操作して、この液受カップ53を設置プレート52上に回転可能に固定してロックする。
In this state, each
この後、切粉分離装置1のマグネットドラム11を回転させるとともに、各吹付ノズル41から切削液を吹き付けさせ、さらに切粉回収装置51の液受カップ53を回転させて、貯留槽2に貯留されている切削液からの切粉の回収作業を開始させる。
Thereafter, the
上述したように、上記第1の実施の形態によれば、マグネットドラム11を回転させることによって、貯留槽2に貯留されている切削液中の切粉がマグネットドラム11の外周面のマグネットシート15に順次吸着されていき、このマグネットシート11に吸着された切粉が、セパレータ31の分離プレート32の先端縁にて掻き取られて回収される。このとき、このセパレータ31の分離プレート32にて切粉が掻き取られて回収される部分に向けて、貯留槽2に貯留されている切削液を各吹付ノズル41から吹き付けて、この分離プレート32にて回収された切粉を切削液にて順次洗い流す構成とした。
As described above, according to the first embodiment, when the
この結果、このセパレータ31の分離プレート32にて回収された切粉が、この分離プレート32の先端縁に大量に蓄積したり、この分離プレート32の両側の両側プレート33からこぼれ落ちたりすることなく、各吹付ノズル41による切削液の吹き付けによって、分離プレート32にて回収された切粉を切削液とともに切粉回収装置51のバケット61内へと流すことができる。同時に、貯留槽2に貯留されている切削液を分岐させて吹付ノズル41から吹き付けさせたので、この貯留槽2に貯留されている切削液を希釈することなく、この切削液に含まれている切粉を回収できる。この結果、この貯留槽2に貯留される切削液中に含まれている切粉を、この切削液中から効率良く集めて回収できる。
As a result, the chips collected by the
また、セパレータ31の分離プレート32の先端縁にて回収される切粉は、この切粉を回収し続けることにより、この分離プレート32の先端縁よりも基端側の位置に堆積していく。そこで、この分離プレート32の先端縁よりも基端側の位置に向けて各吹付ノズル41から切削液を吹き付けさせる構成とした。この結果、この分離プレート32にて回収された切粉が、より効率良く切削液とともに切粉回収装置51のバケット61へと流れるから、この分離プレート32にて回収される切粉を、より効率良く切粉回収装置51のバケット61へと集めて回収できる。
Further, the chips collected at the leading edge of the
さらに、これら各吹付ノズル41それぞれの吹付口42の内径寸法を、貯留槽2に貯留される切削液に含まれている一般的な切粉の平均的な大きさよりも大きくした。この結果、貯留槽2に貯留されている切削液を分岐させて各吹付ノズル41から吹き付けさせても、これら各吹付ノズル41それぞれの吹付口42が切粉にて目詰まりしにくい。したがって、これら各吹付ノズル41それぞれの吹付口42の切粉による目詰まりを防止できる。
Further, the inner diameter dimensions of the
また、切粉分離装置1のセパレータ31にて分離した切粉を切粉回収装置51のバケット61内に供給することにより、このバケット61のすり鉢状の底板体62上に切粉が沈殿して堆積するとともに、この切粉とともにバケット61内へと流入される切削液がバケット61の筒状体63の液抜孔64から液受カップ53へと排出される構成とした。この結果、切粉分離装置1にて分離した切粉を、吹付ノズル41からの切削液の吹き付けにて流してバケット61内に供給するだけで、この切削液から切粉を効率良く分離して回収できる。
Further, by supplying the chips separated by the
さらに、このバケット61が設置される液受カップ53を回転させて、この液受カップ53とともにバケット61を回転させる構成とした。この結果、セパレータ31からのバケット61への切削液および切粉の供給位置が、このバケット61の周方向に向けて随時変化するので、これら切粉および液体をバケット61内に均一に供給できる。したがって、このバケット61内に平均的に切粉を沈殿させて堆積できるから、この切粉を切削液からより効率良く分離して回収できる。
Further, the
また、図5に示す第2の実施の形態のように、セパレータ31を断面凹状のU字溝構造とし、このセパレータ31の先端縁に吹付手段としての細長円筒状のパイプ81を取り付けて、このパイプ81に複数、例えば4個の吹付口42を開口させた構成とすることもできる。この場合、これら吹付口42は、パイプ81の軸方向に向けて等間隔に離間されて設けられている。さらに、パイプ81の一端部は閉塞されており、このパイプ81の各吹付口42から切削液をセパレータ31上へと吹き付けさせ、このセパレータ31上に溜まった切粉が流れるように構成されている。
Further, as in the second embodiment shown in FIG. 5, the
この結果、パイプ81に設けた吹付口42から切削液を排出させてセパレータ31上へと吹き付けさせる構成としたことにより、上記第1の実施の形態と同様の作用効果を奏するとともに、吹付ノズル41の吹付口42から切削液をセパレータ31上に吹き付けさせる場合に比べ、切削液に含まれている切粉によって吹付口42が目詰まりしにくくなる。また、これら吹付口42のいずれか一つが仮に目詰まりした場合であっても、他の吹付口42からの切削液の吹き付けによってセパレータ31上の切削液の流れがかたよりにくい。したがって、より長期間に亘って、切削液をセパレータ31上の全体に亘って流れさせることができる。
As a result, the configuration is such that the cutting fluid is discharged from the
なお、上記各実施の形態では、マグネットドラム11の外周面にマグネットシート15を取り付けたが、このマグネットドラム11の少なくとも一方の側面の外周部の少なくとも一部にマグネットシート15を取り付けて、このマグネットシート15に吸着する切粉をセパレータ31にて回収する構成とすることもできる。
In each of the above embodiments, the
さらに、液受カップ53を回転させて、この液受カップ53内に設置されるバケット61を回転させたが、このバケット61のみを回転させる構成とすることもできる。また、貯留槽2に貯留されている切削液を吹付ノズル41からセパレータ31の分離プレート32上に吹き付けさせたが、これら吹付ノズル31から切削液以外の液体や空気などの気体を吹き付けて、セパレータ31の分離プレート32上に溜まった切粉を強制的にバケット61へと流れさせることもできる。
Further, the
そして、バケット61の筒状体63をパンチングメタルにて構成したが、この筒状体63を金網などの網状体にて構成して、この網状体の網目を液抜孔64として作用させてもよい。また、この液抜孔64としては、バケット61内の切削液を排出できれば、丸型以外の角型やスリット型などであってもよい。さらに、筒状体63としては、バケット61内に供給される切削液を排出できる構成であれば、パンチングメタルや金網以外の濾紙など、どうような構成であってもよい。また、このバケット61の底板体62を中央部が最も窪んだすり鉢状としたが、このバケット61へと供給される切粉を切削液から分離させて堆積させることができる構成であれば、断面凹状あるいは凹弧状など、どのような構成であってもよい。
The
さらに、複数台の切削ユニットにて使用される切削液を1台の切粉分離装置1および切粉回収装置51に集約させてまとめて供給して、これら複数の切削ユニットのそれぞれにて使用される切削液から切粉をまとめて分離して回収させることもできる。また、鋳物の切削加工によって生じる切粉を、切削ユニットに用いられる切削液から分離する切粉分離装置1および切粉回収装置51以外、すなわち切粉以外の固体を切削液以外の液体から分離して回収する分離装置や回収装置であっても対応させて用いることもできる。
Further, the cutting fluid used in the plurality of cutting units is collectively supplied to one
1 分離装置としての切粉分離装置
31 供給手段としてのセパレータ
53 液受部としての液受カップ
61 バケット
62 堆積部としての底板体
63 排液部としての筒状体
71 駆動手段としてのモータ
1 Chip separator as separator
31 Separator as supply means
53 Liquid receiving cup as liquid receiving part
61 bucket
62 Bottom plate as deposit
63 Cylindrical body as drainage part
71 Motor as drive means
Claims (4)
このバケットの排液部から排出された液体を受ける液受部と、
前記バケット内に、固体を含んだ液体を供給する供給手段と
を具備したことを特徴とした分離装置。 A drained part capable of discharging the liquid supplied together with the solid is formed on the peripheral surface part, and a bottomed substantially cylindrical bucket formed with a deposited part on which the solid is deposited;
A liquid receiving part for receiving the liquid discharged from the drained part of the bucket;
A separation device comprising: supply means for supplying a liquid containing solids in the bucket.
ことを特徴とした請求項1記載の分離装置。 The separation device according to claim 1, wherein the deposition portion is formed in a conical shape in which a central portion is recessed most.
このバケットを周方向に回転させる駆動手段を具備した
ことを特徴とした請求項1または2記載の分離装置。 The bucket is rotatable in the circumferential direction,
The separation apparatus according to claim 1, further comprising a driving unit that rotates the bucket in a circumferential direction.
固体は、鋳物の切削にて生じる切粉である
ことを特徴とした請求項1乃至3いずれか記載の分離装置。 Liquid is a cutting fluid used for cutting castings.
The separation device according to any one of claims 1 to 3, wherein the solid is chips generated by cutting a casting.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004312816A JP2006123051A (en) | 2004-10-27 | 2004-10-27 | Separation device |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2004312816A JP2006123051A (en) | 2004-10-27 | 2004-10-27 | Separation device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006123051A true JP2006123051A (en) | 2006-05-18 |
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ID=36718266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004312816A Pending JP2006123051A (en) | 2004-10-27 | 2004-10-27 | Separation device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006123051A (en) |
-
2004
- 2004-10-27 JP JP2004312816A patent/JP2006123051A/en active Pending
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