JP2006104705A - 土質改良機の改良材ホッパにおける防塵装置 - Google Patents

土質改良機の改良材ホッパにおける防塵装置 Download PDF

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泰彰 宮野
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Abstract

【課題】 原料土ホッパに投入された原料土と改良材ホッパに投入された土質改良材とを混合撹拌して土質改良を行う土質改良機において、土質改良材が改良材ホッパから外部に飛散してしまうことを防止する。
【解決手段】 改良材ホッパ7に、土質改良材が封入されたフレキシブルコンテナバック10が投入される開口部Aと、該開口部Aに取り付けられ、投入されたフレキシブルコンテナバック10の外周面部に密着する状態で拡縮することで開口部Aを塞ぐシートシャッタ17と、開口部Aの下方に設けられ、投入されたフレキシブルコンテナバック10が当接することでフレキシブルコンテナバック10を開封するカッタ12とを備えると共に、改良材ホッパ7内を吸引する集塵機を設けて、フレキシブルコンテナバック10の外周面部とシートシャッタ17とのあいだの間隙から土質改良材が外部に漏出してしまうことを防止した。
【選択図】 図4

Description

本発明は、原料土と土質改良材とを混合撹拌して土質改良を行う土質改良機の改良材ホッパにおける防塵装置の技術分野に属するものである。
近年、資源再利用促進の背景の下、軟弱な土壌等の原料土に固化材等の土質改良材を混合して土質改良し、このものを改良土として再利用する土質改良機のニーズが広がっている。
この様な土質改良機は、原料土が投入される原料土ホッパ、土質改良材が投入される改良材ホッパ、原料土と土質改良材とを混合撹拌する混合装置、改良土を搬出する搬出装置等を備えて構成されるが、該土質改良機で作業を行う場合、周囲環境や作業環境の保全のため、塵芥や粉塵が周囲に飛散しないように配慮する必要がある。特に、土質改良材として汎用される固化材は、石灰やセメントを主成分とする粉体であるため、風等で飛散しやすく、防塵対策が必要となる。
そこで従来、改良材ホッパに、土質改良材が封入された袋体(フレキシブルコンテナバック)を開封するカッタを備えると共に、該カッタで袋体を開封したときに放出される土質改良材の飛散を防止するために、袋体が投入される開口部に、袋体の外周面部に密着する状態で拡縮することで開口部を塞ぐシートシャッタ(キャンバスシャッタ)を取付けた技術が知られている(特許文献1参照。)。このシートシャッタは、開口部外縁に取付けられる外枠部と、袋体の外周面部に密着するべく伸縮自在な内枠部(ゴムリング)と、これら外枠部と内枠部とのあいだに張設されるシート等から構成されており、そして、該シートが開口部外縁と袋体外周面部とのあいだを塞ぐことで改良材ホッパ内の粉塵が外部に飛散してしまうことを防止できるようになっている。
特開2002−274595号公報
しかるに、土質改良材は、袋体がカッタで開封されることに伴って改良材ホッパ内に放出されるが、このとき、改良材ホッパ内は、放出された土質改良材によって過圧状態となる。このため、シートシャッタの内枠部と袋体の外周面部との僅かな間隙から土質改良材が漏出してしまうことを防ぐことはできず、さらなる防塵対策が要求されており、ここにここに本発明が解決しようとする課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、原料土ホッパに投入された原料土と改良材ホッパに投入された土質改良材とを混合撹拌して土質改良を行う土質改良機において、前記改良材ホッパは、土質改良材が封入された袋体が投入される開口部と、該開口部に取り付けられ、投入された袋体の外周面部に密着する状態で拡縮することで開口部を塞ぐシートシャッタと、開口部の下方に設けられ、投入された袋体が当接することで袋体を開封するカッタとを備えると共に、改良材ホッパ内を吸引する吸引手段を設けたことを特徴とするものである。
そして、この様にすることにより、改良材ホッパの開口部は、袋体の外周面部に密着する状態で拡縮するシートシャッタによって塞がれることになって、土質改良材が改良材ホッパ開口部から外部に飛散してしまうことを防止できると共に、改良材ホッパ内は吸引手段で吸引されることで負圧状態になり、而して、袋体から土質改良材が放出された際に過圧状態となって袋体外周面部とシートシャッタとのあいだの隙間から土質改良材が外部に漏出してしまうことを防止し得て、周囲環境や作業環境の向上に大きく貢献できる。
請求項2の発明は、請求項1において、吸引手段は、四角形状をした改良材ホッパの四隅部のうち、少なくとも一箇所から改良材ホッパ内を吸引する構成であることを特徴とするものである。
そして、この様にすることにより、改良材ホッパ内を効率よく負圧状態にすることができる。
請求項3の発明は、請求項2において、吸引手段は、四角形状をした改良材ホッパの四隅部のうち、略対角位置に位置する二箇所から改良材ホッパ内を吸引する構成であることを特徴とするものである。
そして、この様にすることにより、改良材ホッパ内を、さらに効率よく負圧状態にすることができる。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかの請求項において、シートシャッタは、改良材ホッパの開口部外縁に取付けられる外枠部と、袋体の外周面部に密着するべく伸縮自在な部材で形成される環状の内枠部と、これら外枠部と内枠部とのあいだに張設されるシート部材とを用いて構成されると共に、前記内枠部に、下方に垂下する複数の短冊状のシート片を設けたことを特徴とするものである。
そして、この様にすることにより、改良材ホッパ内が負圧状態のときには、シート片が袋体の外周面部から離間することで風袋外周面部とシートシャッタ内枠部との間隙からの空気の流入を妨げないが、改良材ホッパ内が過圧状態のときには、シート片が袋体の外周面部に密着して風袋外周面部とシートシャッタ内枠部との間隙を密閉することになり、而して、袋体の開封時に改良材ホッパ内が一時的に過圧状態になったような場合でも、袋体外周面部とシートシャッタ内枠部とのあいだから土質改良材が外部に漏出してしまうことを、より確実に防止できる。
請求項5の発明は、請求項4において、シート片は、投入された袋体の外周側を囲繞するように設けられることを特徴とするものである。
そして、この様にすることにより、シート片によって、風袋外周面部とシートシャッタ内枠部との間隙を確実に密閉することができる。
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図面において、1は自走式土質改良機であって、該自走式土質改良機1は、クローラ式の走行体2の上方に機体本体3が搭載されている。この機体本体3の前後方向略中央部には、撹拌ロータ4aを備えた混合装置4が配されており、該混合装置4の前後方向一方側には、建設現場等で発生する改良すべき原料土が投入される原料土ホッパ5と、該原料土ホッパ5に投入された原料土を混合装置4に供給するバーコンベヤー6とが配されている。また、混合装置4の上方には、セメント系固化材等の土質改良材が投入、貯溜される改良材ホッパ7が配されている。さらに、混合装置4の前後方向他方側には、改良土を搬出する搬出コンベヤー8が配され、該搬出コンベヤー8の基端側上方には、図示しないエンジン、油圧ポンプ等の油圧システム、操縦装置等が搭載された操縦機械室9が配されている。さらにまた、機体本体3には、土質改良材が封入されたフレキシブルコンテナバック(本発明の袋体に相当する)10を吊り上げて前記改良材ホッパ7内に降ろすためのクレーン11が備えられている。そして、原料土ホッパ5から投入された原料土は、改良材ホッパ7から投入された改良材と混合装置4により混合撹拌されて改良土となり、搬出コンベヤー8によって機外に搬出されるように構成されている。
扨、前記自走式改良機1は、種々の防塵装置が設けられていて、原料土や土質改良材、改良土の飛散を防止できるようになっているが、まず、改良材ホッパ7に設けられる防塵装置について説明する。
前記改良材ホッパ7は、その上部に、土質改良材が封入されたフレキシブルコンテナバック10を投入する開口部Aが備えられた四角箱形状のものであって、その内部には、フレキシブルコンテナバック10を開封するカッタ12が、支持フレーム12aを介して取り付けられている。該カッタ12は、薄鋼板で直角三角形状に形成された四枚のカッタ板を、垂直辺同士を当接させて四方に放射状に配置することにより、上端に鋭角の刃が形成されている。そして、クレーン11に吊下げたフレキシブルコンテナバック10を改良材ホッパ7の開口部Aから挿入して下動させると、フレキシブルコンテナバック10の下部がカッタ12に当接して切込みが入り、該切込みから土質改良材が改良材ホッパ7内に放出されるようになっていると共に、該改良材ホッパ7内に放出された土質改良材は、改良材ホッパ7の底部に配されるスクリューコンベヤー13によって改良材供給用パイプ14に送り出されて、混合装置4に供給されるようになっている。尚、前記カッタ12の下方には、異物が改良材ホッパ7の開口部Aからスクリューコンベヤー13側に入り込むのを防止するためのスクリーン15が配されている。また、改良材ホッパ7の開口部Aは、フレキシブルコンテナバック10を投入する以外のときには、開閉自在な蓋体16によって覆蓋されるようになっている。
一方、17はシートシャッタであって、改良材ホッパ7に設けられる防塵装置の一つであるが、該シートシャッタ17は、改良材ホッパ7の開口部Aの外縁部に取付けられる鋼製の外枠部17a、シートシャッタ17の中央に設けられる開口17bを囲繞する環状のゴム弾性を有した内枠部17c、これら外枠部17aと内枠部17cとのあいだに張設される樹脂製あるいは布製のシート17d等から構成されている。そして、前記フレキシブルコンテナバック10を改良材ホッパ7の開口部Aから挿入して下動させると、該フレキシブルコンテナバック10の外周面部に密着した状態で内枠部17cが拡がる一方、前述したようにフレキシブルコンテナバック10の下部がカッタ12により開封され、これにより土質改良材が放出されてフレキシブルコンテナバック10が縮まると、これに追随してフレキシブルコンテナバック10の外周面部に密着した状態で内枠部17cが縮むようになっている。而して、改良材ホッパ7の開口部Aの外縁部とフレキシブルコンテナバック10の外周面部とのあいだは、シートシャッタ17によって塞がれることになって、土質改良材が改良材ホッパ7の開口部Aから外部に飛散することを防止できるようになっている。
さらに、前記改良材ホッパ7の左右側面部7a、7bの上部には排気口7c、7dが開設されており、該排気口7c、7dには、改良材ホッパ7の側方に配設された第一集塵機18から延びる第一集塵ダクト19、19aが接続されている。そして、改良材ホッパ7にフレキシブルコンテナバック10を投入する場合に、上記第一集塵機18で改良材ホッパ7内の空気を吸引することにより、改良材ホッパ7内が負圧状態となると共に、フレキシブルコンテナバック10の外周面部とシートシャッタ17の内枠部17cとのあいだの僅かな隙間が、負圧状態となった改良材ホッパ7内に外部の空気を流入せしめる空気流入部となり、而して、フレキシブルコンテナバック10から土質改良材が放出された際に、改良材ホッパ7内が過圧状態となってフレキシブルコンテナバック10の外周面部とシートシャッタ17とのあいだの隙間から土質改良材が改良材ホッパ7外に漏出してしまうことを、防止できるようになっている。
ここで、前記改良材ホッパ7の左右側面部7a、7bの上部に形成される排気口7c、7dは、四角箱形状の改良材ホッパ7の四隅部のうち、略対角位置となる二箇所に設けられている。そして、この様に対角位置となる二箇所から改良材ホッパ7内を吸引することにより、改良材ホッパ7内を効率よく負圧状態にできるようになっている。
次に、原料土ホッパ5に投入された原料土を混合装置4に供給する原料土供給経路に設けられる防塵装置について、説明する。
原料土ホッパ5に投入された原料土は、バーコンベヤー6によって混合装置4に搬送されるが、該バーコンベヤー6は、原料土ホッパ5の下方に配される固定コンベヤー台板6aと、該固定コンベヤー台板6aの前後に配される駆動スプロケット6bおよび従動スプロケット(図示せず)と、これら駆動スプロケット6bと従動スプロケット間に懸回されて同期巡回する左右一対の無端チェーン6cと、該無端チェーン6cをガイドするガイドレール6dと、左右の無端チェーン6c間に所定間隔を存して支架される複数のバー6e等を用いて構成されている。そして、これら複数のバー6eが、無端チェーン6cの巡回に伴って固定コンベヤー台板6a上を原料土ホッパ5の出口部5a側に移動することにより、原料土ホッパ5から投入されて固定コンベヤー台板6a上に落下した原料土がホッパ出口部5a側に搬送されるようになっているが、該バーコンベヤー6の搬送終端部は、ホッパ出口部5aから突出して混合装置4の原料土投入口20a内まで入り込むように構成されている。
また、混合装置4のハウジング20には、原料土ホッパ5側の端部に、前記バーコンベヤー6の搬送終端部が入り込む原料土投入口20aが開設されると共に、ハウジング20の上面部には、前記原料土投入口20aに隣接する部位に、前述した改良材供給用パイプ14に連結される改良材投入口20bが開設されている。
そして、前記原料土投入口20aから供給された原料土と改良材投入口20bから投入された土質改良材とは、ハウジング20内に配設された複数の撹拌ロータ4aによって混合撹拌されながらバーコンベヤー6側から搬出コンベヤー8側に送られていくが、ハウジング20の底部には、隣接する撹拌ロータ4aのあいだの部位に、該部位に滞留した土や土質改良材を吹き飛ばすためのエアを吐出するエアノズル21が取り付けられている。そして、該エアノズル21から定期的にエアを吐出せしめることによって、ハウジング20の底部に土や土質改良材が滞留してしまうことを回避できるようになっている。
一方、前述したように、バーコンベヤー6の搬送終端部は、原料土ホッパ5の出口部5aから突出して原料土投入口20aに入り込んでいるが、該原料投入口20aとホッパ出口部5aとのあいだは、トンネル状のカバー体22によって覆われている。そして、該カバー体22によって、バーコンベヤー6の搬送終端部から混合装置4内に落下する原料土や、混合装置4内の原料土や土質改良材が原料投入口20aから外部に飛散してしまうことを防止できるようになっている。
さらに、前記カバー体22の上面部には排気口22aが開設されており、該排気口22aには、自走式土質改良機1に近接して地上に設置される第二集塵機23から延びる第二集塵ダクト24が接続されている。そして、第二集塵機23でカバー体22を吸引することにより、前述したエアノズル21からのエアの吐出で混合装置4内に多量の粉塵が舞い上がっても、該混合装置4内の粉塵が原料土投入口20aからカバー体22内を通って原料土ホッパ5側にまで逆流して外部に飛散してしまうことを、防止できるようになっている。
また、前記バーコンベヤー6のバー6eは、固定コンベヤー台板6a上をホッパ出口部5a側に移動してカバー体22内から混合装置4の原料土投入口20aに至り、原料土を混合装置4内に落下させた後、駆動スプロケット6bにより反転して原料土投入口20aから抜け出し、固定コンベヤー台板6aの下方を通って従動スプロケット側に戻るが、該バー6eの戻り軌道にも、防塵装置の一つであるシール装置25が設けられている。
前記シール装置25は、バー6eが混合装置4の原料土投入口20aから抜け出る部分、つまりバー6eの戻り側の通過口に設けられているが、該シール装置25は、バー6eの戻り軌道上に位置し、且つ左右の無端チェーン6c間に亘るように配されたゴム製の上下のシール片25a、25bを用いて構成されている。これら上下のシール片25a、25bは、互いに対向する先端側が環状となるよう二つに折り畳まれた状態で上下のブラケット26、26aにそれぞれ止着されている。そして、バー6eが通過していない状態では、上下のシール片25a、25bの先端部同士が当接してバー6eの戻り軌道を封止する封止姿勢(図6に仮想線で示す)となっているが、バー6eが通過するときには、該バー6eが当接することにより上下のシール片25a、25bの先端部同士が拡開するように変形して(図6に実線で示す)、バー6eの通過を許容するようになっており、さらにバー6eの通過後には、該バー6eとの当接が解除されることで封止姿勢に復帰するようになっている。而して、バー6eの戻り軌道はシール片25a、25bによって封止されることになって、混合装置4内の原料土や土質改良材等の粉塵がバー6eの戻り軌道から外部に漏出してしまうことを防止できるようになっている。
尚、上下のシール片25a、25bが止着される上下のブラケット26、26aは、バーコンベヤー6および原料土ホッパ5が取付支持されるフレーム部材27に固着されている。
次いで、混合装置4により混合撹拌された改良土を機外に搬出する改良土搬出経路における防塵装置について、説明する。
改良土は、搬出コンベヤー8により機外に搬出されるが、該搬出コンベヤー8は、混合装置4の出口側に位置する搬送始端側が低く、搬送終端側が高くなるよう傾斜状に設けられており、該高くなった搬送終端部から改良土を落下せしめて機外に排出するように構成されている。
28は前記搬出コンベヤー8に装着される防塵カバーであって、該防塵カバー28は、搬出コンベヤー8の左右のフレーム8aから立設される左右のサイドカバー28aと、これら左右のサイドカバー28aの上端同士を連結する上面カバー28bとから形成されている。そして、この防塵カバー28によって、搬出コンベヤー8の搬送始端部から搬送終端部までの略全長が覆われるようになっており、これによって、搬出コンベヤー8の搬出経路中に改良土がこぼれ落ちたり飛散したりすることを防止できるようになっている。
さらに、前記防塵カバー28の前端側(搬出コンベヤー8の搬送終端側)からは、搬出コンベヤー8の搬送終端部の前上方を覆うフード29が一体的に延設形成されている。
さらにまた、前記フード29の下端部には、該フード29から垂下する防塵カーテン30が止着されている。該防塵カーテン30は、下端側が広がった裾広がり状の四角筒形状のものであって、塩化ビニル等の可撓性のある材質で形成されているが、その下端部には、四角形状の下枠30aが取り付けられていて、防塵カーテン30が風等に煽られてまくれたりしないようになっている。そして、前記フード29と防塵カーテン30とによって、搬出コンベヤー8の搬送終端部から落下する改良土の飛散を防止できるようになっている。
ここで、前記防塵カーテン30は、下枠30aを上方に持ち上げた状態で弛んだ部分を紐等で結わえることにより、フード29からの垂下長を調節できるようになっている。而して、搬出コンベヤー8の搬送終端部から落下せしめた地上の改良土の山が低い場合には防塵カーテン30の垂下長を長くする一方、地上の改良土の山が高くなった場合には防塵カーテン30の垂下長を短くすることにより、防塵カーテン30の下端が地上の改良土の山に覆いかぶさって改良土の円滑な落下が妨げられてしまうようなことを防止できるようになっている。
一方、31〜33は前述した第二集塵機23に隣接して地上に設置される第三〜第五集塵機であって、該第三〜第五集塵機31〜33から延びる第三〜第五集塵ダクト34〜36は、前記防塵カバー28の上面カバー28bに開設された二つの排気口28c、28dと、フード29に開設された排気口29aとにそれぞれ接続されている。而して、これら第三〜第五集塵機31〜33によって、防塵カバー28内およびフード29内の粉塵を吸引できるようになっている。
尚、図1中、37は前記第二〜第五集塵機23、31〜33に電力を供給する発電機である。
また、38は前記フード29内に水を散布するための散水装置であって、該散水装置38は、自走式土質改良機1に近接して地上に設置される水タンク39、フード29に取付けられる散水ノズルアッシー40、水タンク39から水を吸い上げて散水ノズルアッシー40に圧送する水ポンプ41、水タンク39から水ポンプ41を経由して散水ノズルアッシー40に至る給水管42、水タンク39から水ポンプ41に至る給水管42の中途部に設けられるストレーナ43および開閉バルブ44等から構成されている。
前記散水ノズルアッシー40は、パイプ40aに複数の散水ノズル40bが取り付けられたものであって、該散水ノズル40bの先端側は、フード29の前面部を貫通してフード29内に突出している。そして、前記水ポンプ41の駆動に基づいて散水ノズル40bからフード29内に水が噴射され、これにより、搬送コンベヤー8の搬送終端部から落下する改良土が湿った状態となって、改良土から粉塵が舞い上がってしまうことを防止できるようになっている。
さらに、前記防塵カバー28の上面カバー28bおよびフード29には、適宜箇所にメンテナンス用開口28e、29bが開設されていると共に、該メンテナンス用開口28e、29bを開閉自在に塞ぐ蓋体45が設けられている。これにより、例えば搬出コンベヤー8上の改良土が滞留したりしたような場合に、上記蓋体45を開けることでメンテナンス用開口28e、29bからメンテナンスを行えるようになっている。
叙述の如く構成された本形態において、土質改良材は、フレキシブルコンテナバック10に封入された状態で改良材ホッパ7の開口部Aに投入され、該投入されたフレキシブルバック10がカッタ12により開封されることで改良材ホッパ7内に放出されることになるが、改良材ホッパ7の開口部Aには、ゴム弾性を有した内枠部17cがフレキシブルコンテナバック10の外周面部に密着する状態で拡縮することで改良材ホッパ7の開口部Aの外縁部とフレキシブルコンテナバック10の外周面部とのあいだを塞ぐシートシャッタ17が装着されていると共に、改良材ホッパ7内は第一集塵機18によって吸引されることになる。
この結果、シートシャッタ17によって、改良材ホッパ7の開口部Aの外縁部とフレキシブルコンテナバック10の外周面部とのあいだが塞がれることになって、土質改良材が改良材ホッパ7の開口部Aから外部に飛散してしまうことを防止できる。さらに、第一集塵機18で吸引されることにより改良材ホッパ7内が負圧状態となると共に、フレキシブルコンテナバック10の外周面部とシートシャッタ17の内枠部17cとのあいだの僅かな隙間が、負圧状態となった改良材ホッパ7内に外部の空気を流入せしめる空気流入部となり、而して、フレキシブルコンテナバック10から土質改良材が放出された際に、改良材ホッパ7内が過圧状態となってフレキシブルコンテナバック10の外周面部とシートシャッタ17とのあいだの隙間から土質改良材が改良材ホッパ7外に漏出してしまうことを防止し得て、周囲環境や作業環境の向上に大きく貢献できる。
しかもこのものにおいて、前記第一集塵機18は、四角箱形状をした改良材ホッパ7の四隅部のうち、略対角位置となる二箇所から吸引する構成となっているから、改良材ホッパ7内を効率よく負圧状態にすることができる。
尚、本発明は上記実施の形態に限定されないことは勿論であって、改良材ホッパ7内を吸引するにあたり、四角箱形状をした改良材ホッパ7の四隅部のうち、一箇所、あるいは三箇所以上から吸引する構成とすることもできる。
さらに、シートシャッタを、図12、図13に示す第二の実施の形態のように構成することもできる。
つまり、第二の実施の形態のシートシャッタ46は、前述したシートシャッタ17と同様に外枠部46a、内枠部46c、シート46dを備えているが、さらに、該シートシャッタ46の内枠部46cには、下方に垂下する複数の短冊状のシート片46eが、投入されたフレキシブルコンテナバック10の外周側を囲繞するようにして取り付けられている。
そして、このシート片46eは、改良材ホッパ7内が負圧状態のときには、フレキシブルコンテナバック10の外周面部と内枠部46cとの間隙から流入する空気の流れによってフレキシブルコンテナバック10の外周面部から離間し、これにより上記間隙からの空気の流入は妨げない(図12に仮想線で示す)が、改良材ホッパ7内が過圧状態のときには、該改良材ホッパ7内の圧力によってフレキシブルコンテナバック10の外周面部に密着し、これによりフレキシブルコンテナバック10の外周面部と内枠部46cとの間を密閉するようになっている(図12に実線で示す)。而して、フレキシブルコンテナバック10の開封時に、一時的に吸引が不足気味となって改良材ホッパ7内が過圧状態となったとしても、前記シート片46eによってフレキシブルコンテナバック10の外周面部と内枠部46cとの隙間は密閉されることになり、もって、より確実な防塵を図ることができる。
自走式土質改良機の側面図である。 改良材ホッパ部の側面図である。 蓋体を取外した改良材ホッパ部の平面図である。 図3のX−X断面図である。 原料土の混合装置への搬送経路を示す図である。 シール装置を示す図である。 シール装置部分の斜視図である。 防塵装置が装着された搬出コンベヤーの側面図である。 防塵装置が装着された搬出コンベヤーの平面図である。 散水装置を示す図である。 散水ノズルの取付状態を示す図である。 第二の実施の形態を示すシートシャッタの斜視図である。 第二の実施の形態を示す改良材ホッパ部の断面図である。
符号の説明
5 原料土ホッパ
7 改良材ホッパ
7c、7d 排気口
10 フレキシブルコンテナバック
12 カッタ
17 シートシャッタ
17a 外枠部
17c 内枠部
17d シート
18 第一集塵機
19、19a 第一集塵ダクト
46 シートシャッタ
46a 外枠部
46c 内枠部
46d シート
46e シート片

Claims (5)

  1. 原料土ホッパに投入された原料土と改良材ホッパに投入された土質改良材とを混合撹拌して土質改良を行う土質改良機において、前記改良材ホッパは、土質改良材が封入された袋体が投入される開口部と、該開口部に取り付けられ、投入された袋体の外周面部に密着する状態で拡縮することで開口部を塞ぐシートシャッタと、開口部の下方に設けられ、投入された袋体が当接することで袋体を開封するカッタとを備えると共に、改良材ホッパ内を吸引する吸引手段を設けたことを特徴とする土質改良機の改良材ホッパにおける防塵装置。
  2. 請求項1において、吸引手段は、四角形状をした改良材ホッパの四隅部のうち、少なくとも一箇所から改良材ホッパ内を吸引する構成であることを特徴とする土質改良機の改良材ホッパにおける防塵装置。
  3. 請求項2において、吸引手段は、四角形状をした改良材ホッパの四隅部のうち、略対角位置に位置する二箇所から改良材ホッパ内を吸引する構成であることを特徴とする土質改良機の改良材ホッパにおける防塵装置。
  4. 請求項1乃至3の何れかの請求項において、シートシャッタは、改良材ホッパの開口部外縁に取付けられる外枠部と、袋体の外周面部に密着するべく伸縮自在な部材で形成される環状の内枠部と、これら外枠部と内枠部とのあいだに張設されるシート部材とを用いて構成されると共に、前記内枠部に、下方に垂下する複数の短冊状のシート片を設けたことを特徴とする土質改良機の改良材ホッパにおける防塵装置。
  5. 請求項4において、シート片は、投入された袋体の外周側を囲繞するように設けられることを特徴とする土質改良機の改良材ホッパにおける防塵装置。
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