JP2006097962A - 冷蔵庫用複層式製氷皿 - Google Patents

Abstract

【課題】従来の製氷皿は、単層では冷凍室の占有断面積が大きくなり使用効率が悪かった。また、製氷皿を重ねるだけの複層式では、給水を各製氷皿に行う必要があり面倒であるという問題があった。また、各層が固定していないため持ち運びのときに不便であった。
【解決手段】製氷皿の一部に孔を開けて下段への給水口２を設け、一度に全部の製氷皿に給水できるようにした。また、各層は上下に重ねあわせるときに、嵌め込みできる構造にして、給水や持ち運びを容易にしたものである。
【選択図】図１

Description

本発明は、一般家庭の冷蔵庫用製氷皿に関する。

従来の製氷皿は、単層の皿または、製氷皿を重ねて左右１対の把手部からなるホルダーに装着構成した製氷皿がある。(例えば、特許文献１参照)
特開２０００−１８６８７５

以上に述べた従来の製氷皿は、単層の製氷皿では冷凍室の占有断面積が大きくなり使用効率が悪かった。また、重ねるだけの複層式では、各層が固定していないため持ち運びが不安定であると同時に、給水を各製氷皿に行う必要があり面倒であった。

本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり、給水を一度で行うことを可能とし、上下の製氷皿を嵌め込みにして構造の一体化を実現することを目的とするものである。

そして、本発明は上記目的を達成するために製氷皿の一部に孔を開けて下段への給水口２としたものである。

また、第２の課題解決手段は、上段製氷皿の側部に嵌め込み凸部３と下段製氷皿の上部の嵌め込み凹部４とを結合して、給水や持ち運びを容易にしたものである。

上記第１の課題解決手段による作用は次の通りである。すなわち、最上層に給水した水は満水になると同時に二段目および三段目に流れて一度に全部の製氷皿に給水することができる。

また、第２の課題解決手段による作用は、嵌め込み式とすることで構造が一体化となり持ち運びし易く、かつ容積を最小にすることで冷凍室の効率性を高める効果を発揮する。

本発明の複層式製氷皿は、一度に製氷皿全部に給水するため手間が省ける。

また、構造体を一体化することにより、給水した製氷皿を冷凍室へ持ち運びすることが容易となる。

以下、本発明の実施の形態を図１〜図５に基づいて説明する。

図においては、給水口２は水を下段に流すための孔である。

ここで、図４は嵌め込み凸部の形状を示している。図５は嵌め込み凹部形状を示す。

製氷皿に複数の嵌め込み部分をつくり、上下の皿を嵌め込むことにより構造を一体化させる。

以下、上記構成の動作を説明する。製氷皿を嵌め込むことにより一体化させ、最上部から水を給水する。満水となると給水口２を通って下段の製氷皿に水が流れるために、一度の給水で全部の製氷皿を給水できる。

本発明の実施形態を示す複層式製氷皿の外観斜視図 図１の正面図 図１の上面図 図１の側面図 嵌め込み凹部の拡大図

符号の説明

１ 皿本体
２ 給水口
３ 嵌め込み凸部
４ 嵌め込み凹部

Claims (2)

1. 製氷皿の一部に孔を開けて下段の製氷皿への給水口を設けた冷蔵庫用製氷皿。
2. 皿本体は複数段に積み重ねた製氷皿を一体化させるための嵌め込み凸凹を複数備えた蓋体からなる請求項１記載の冷蔵庫用製氷皿。
   

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