JP2006086055A - Main body fitting for spark plug and manufacturing method of spark plug - Google Patents
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Abstract
Description
本発明はスパークプラグ用主体金具及びスパークプラグの製造方法に関する。 The present invention relates to a spark plug metal shell and a spark plug manufacturing method.
図9に示すように、一般的なスパークプラグ100は、図9に示す筒状の主体金具90を備えている。この主体金具90内には、図9に示すように、主体金具90の軸方向に延在し、両端を主体金具90の両端から突出させた筒状の絶縁体91が固定されている。また、棒状の中心電極92の先端が絶縁体91の先端から突出され、中心電極92の後端は絶縁体91内で端子94と電気的に接続され、端子94は絶縁体91の後端から突出されている。一方、主体金具90には接地電極93の一端が固定され、接地電極93の他端部は中心電極92との間に放電ギャップを形成している。
As shown in FIG. 9, a
この種のスパークプラグを構成する主体金具90は、一般的に金型を用いた以下の工程を備えた製造方法によって製造される。
The
まず、第1工程において、図示しない円柱状の第1ワークを軸方向に押出し成形する。これにより、図11(a)に示すように、小径部62aと、この小径部62aの一端側で小径部62aと同軸で一体をなす大径部62bとからなる第2ワーク62を形成する。なお、小径部62aの他端側の端面には浅い軸孔62hが凹設され、大径部62bの一端側の端面には後述する第1軸孔63cを形成するための軸孔62cが凹設される。
First, in the first step, a columnar first workpiece (not shown) is extruded in the axial direction. As a result, as shown in FIG. 11A, a
そして、第2工程において、第2ワーク62を軸方向に押出し成形する。これにより、図11(b)に示すように、大径部62bに一端側から第1軸孔63cを穿設し、小径部62aを小径部63aとする。この第1軸孔63cは小径部63aから距離を隔てて先端が位置している。こうして、大径部62bを円筒状の大径筒部63dとして、第3ワーク63を形成する。なお、小径部63aの他端側の端面には軸孔62hより深い軸孔63hが凹設されている。
In the second step, the
次いで、第3工程において、第3ワーク63を軸方向に押出し成形する。これにより、図11(c)に示すように、第1軸孔63cの径を維持しながら大径筒部63dに一端側から第2軸孔64eを穿設する。この第2軸孔64eは第1軸孔63cよりも小径である。こうして、小径部63aを一端側が円筒状の小径筒部64aとして、第4ワーク64を形成する。なお、小径筒部64aの他端側の端面には軸孔63hより深い軸孔64hが凹設されている。
Next, in the third step, the
さらに、第4工程において、第4ワーク64を軸方向に押出し成形する。これにより、図11(d)に示すように、第1軸孔63cの径を維持しながら、大径筒部63dの一端側の外周面を絞って大径角部65fとし、小径筒部64aを小径筒部65aとする。大径角部65fは軸方向に垂直な断面が六角形となっている。こうして、大径角部65fの他端側は小径筒部65aと直接連続するフランジ部65gとされ、第5ワーク65が形成される。なお、小径筒部65aの他端側の端面には軸孔64hより深い軸孔65hが凹設されている。
Further, in the fourth step, the
この後、第5工程において、第5ワーク65を軸方向に押出し成形し、図11(e)に示すように、第2軸孔64eを他端側に延ばす。これにより、小径筒部65aは他端側に延ばされた小径筒部66aとされ、第6ワーク66が得られる。なお、小径筒部66aの他端側の端面には軸孔65hより深い軸孔66hが凹設されている。
Thereafter, in the fifth step, the
以上と同様の工程を備えるスパークプラグ用主体金具の製造方法は特許文献1に公知である。この製造方法では、押出し成形により大径角部65f、フランジ部65g及び小径筒部66aを形成しているため、切削よりも優れた生産性を発揮することができる。
A method for manufacturing a spark plug metal shell including the same steps as described above is known in Patent Document 1. In this manufacturing method, since the large-
なお、こうして得られた第6ワーク66は、図10に示すように、第2軸孔64eと軸孔66hとがドリルによって連通されて軸孔89とされる。また、第6ワーク66は、大径角部65fの一端側及びフランジ部65g側の外周面に切削加工が施されてそれらの部分に薄肉部83、84が形成されるとともに、残部の大径角部65fがスパナ等によって挟持され得る挟持部81として残される。また、第6ワーク66の小径筒部66aの外周面には雄ねじ86が形成される。こうして得られた主体金具90は、軸孔89内に図9に示す中心電極92等が組みつけられた絶縁体91が挿通され、薄肉部83を軸側にかしめることにより絶縁体91等と一体にされる。また、主体金具90の小径筒部66aの先端に外側電極93が溶接等によって固定される。こうしてスパークプラグ100が得られる。
As shown in FIG. 10, the
しかし、こうして主体金具90を製造すると、第4工程において、絞り加工により大径角部65fを形成しているため、大径角部65fの精度において限界がある。これに対し、特許文献2開示のスパークプラグ用主体金具の製造方法が提案されている。
However, when the
この製造方法も金型を用いたものであり、まず、第1工程において、図示しない円柱状の第1ワークを軸方向に押出し成形する。これにより、図12(a)に示すように、小径部72aと、この小径部72aの一端側で小径部72aと同軸で一体をなす大径部72bとからなる第2ワーク72を形成する。なお、小径部72aの他端側の端面には浅い円錐状の軸孔72hが凹設され、大径部72bの一端側の端面には後述する第1軸孔73cを形成するための円錐状の軸孔72cが凹設される。
This manufacturing method also uses a mold. First, in a first step, a cylindrical first workpiece (not shown) is extruded in the axial direction. As a result, as shown in FIG. 12A, a
そして、第2工程において、第2ワーク72を軸方向に押出し成形する。これにより、図12(b)に示すように、大径部72bの一端側の外周面を軸方向に垂直な断面で六角形とするとともに、大径部72bに小径部72aとは反対側から第1軸孔73cを穿設する。こうして、大径部72bの一端側を大径角部73dとし、小径部72aを小径部73aとする。第1軸孔73cは小径部73aから距離を隔てて先端が位置している。また、大径角部73dと小径部73aとの間には大径角部73dの対辺寸法と小径部73aの外径との中間の外径をなす円柱状の中間部73eが形成される。こうして、第3ワーク73を形成する。なお、小径部73aの他端側の端面には軸孔72hより深い軸孔73hが凹設されている。
In the second step, the
次いで、第3工程において、第3ワーク73を軸方向に押出し成形する。これにより、中間部73eを径方向に膨張させ、図12(c)に示すように、フランジ部74fとする。この際、第1軸孔73cは、第2工程と同様にして穿設され、フランジ部74fの内部まで軸方向で延長される。こうして、大径角部73dは大径角部74dとなり、小径部73aも小径部74aとなる。こうして、第4ワーク74を形成する。なお、小径部74aの他端側の端面には軸孔73hより深い軸孔74hが凹設されている。
Next, in the third step, the
さらに、第4工程において、第4ワーク74を軸方向に押出し成形する。これにより、図12(d)に示すように、第1軸孔73c、大径角部74d及びフランジ部74fの形状を維持しつつ、一端側から第2軸孔75eを穿設する。この第2軸孔75eは第1軸孔73cよりも小径である。こうして、小径部74aを一端側が円筒状の小径筒部75aとして、第5ワーク75を形成する。なお、小径筒部75aの他端側の端面には軸孔74hより深い軸孔75hが凹設されている。
Further, in the fourth step, the
この後、第5工程において、図11に示す上記の一般的な製造方法によって得られた第6ワーク66と同様、第5ワーク75の第2軸孔75eと軸孔75hとの間を打ち抜く。これにより、図12(e)に示すように、これら第2軸孔75e及び軸孔75hを一体とした軸孔76hを形成して、小径筒部75aを小径筒部76aとする。こうして、最終圧造品である第6ワーク76を形成する。この第6ワーク76は、第1軸孔73c、大径角部74d及びフランジ部74fの形状を維持している。
Thereafter, in the fifth step, the space between the
なお、第6ワーク76は、軸孔89(図10参照)をもつ図11の第6ワーク66と同様の加工が施され、図10に示すように、薄肉部83、84、挟持部81及び雄ねじ86が形成される。また、こうして得られた主体金具90は、同様に一般的な製造方法により、図9のスパークプラグ100とされる。
The
この製造方法によれば、第2工程において、絞り加工ではなく、押出し成形により大径角部74dの形成を行うため、ワークの変形量が減少し、加工を無理なく行うことができる。このため、この製造方法によれば、より精度の良いスパークプラグ用主体金具を得ることができる。
According to this manufacturing method, since the large-
しかしながら、特許文献2開示の製造方法により主体金具を製造すると、フランジ部の精度が未だ十分でなく、かつその形状を付形する金型の寿命が短かった。
However, when the metal shell is manufactured by the manufacturing method disclosed in
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、高い精度を維持した主体金具を得るとともに、金型を長寿命化することを解決すべき課題としている。 The present invention has been made in view of the above-described conventional situation, and it is an object to be solved to obtain a metal shell that maintains high accuracy and to extend the life of a mold.
発明者は、上記課題解決のために鋭意研究を行った。そして、特許文献2開示の製造方法では、主体金具において最も径の大きいフランジ部を形成するために、ワークに対し、大径角部と小径部との間に中間部を形成しており、そのためにワークの変形量が大きく、フランジ部の精度が十分でないこととなっていることに思い至った。
The inventor has intensively studied to solve the above problems. And in the manufacturing method of
また、特許文献2開示の製造方法では、ワークは大径角部と中間部との間及び中間部と小径部との間に複雑な段差を有し、同形状を付形する金型の複雑な段差に対し、押出し成形によって変形するワークの圧力が作用することで、金型が多くの箇所で破損することを発見した。こうして、発明者らは以下の発明を完成させるに至った。
Further, in the manufacturing method disclosed in
本発明のスパークプラグ用主体金具の製造方法は、円柱状の第1ワークを軸方向に押出し成形することにより、小径部と、該小径部と同軸で一体をなす大径部とからなる第2ワークを形成する第1工程と、
該第2ワークを軸方向に押出し成形することにより、該大径部の全ての外周面が軸方向に平行であって互いに軸方向に垂直な断面で多角形をなすようにするとともに、該大径部に該小径部とは反対側から穿設して該大径部内に該小径部から距離を隔てて先端が位置している第1軸孔を形成して大径角部とした第3ワークを形成する第2工程と、
該第3ワークを軸方向に押出し成形することにより、該大径角部のうち該小径部とは反対側である本部の形状を維持しながら、該大径角部の該本部を除いた残部を径方向に膨張させ、該残部が直接該小径部に連続するフランジ部を形成した第4ワークを形成する第3工程とを備えることを特徴とする。
The spark plug metal shell manufacturing method according to the present invention includes a second part comprising a small-diameter part and a large-diameter part coaxially and integrally formed with the small-diameter part by extruding a cylindrical first workpiece in the axial direction. A first step of forming a workpiece;
By extruding the second workpiece in the axial direction, all the outer peripheral surfaces of the large-diameter portion are formed in a polygonal shape with cross sections parallel to the axial direction and perpendicular to each other in the axial direction. A third shaft hole having a large diameter corner portion is formed by drilling the diameter portion from the opposite side of the small diameter portion to form a first shaft hole having a tip located at a distance from the small diameter portion in the large diameter portion. A second step of forming a workpiece;
By extruding the third work piece in the axial direction, the remaining portion of the large diameter corner portion excluding the main portion while maintaining the shape of the main portion on the opposite side of the small diameter portion. And a third step of forming a fourth work in which the remaining portion directly forms a flange portion that continues to the small diameter portion.
本発明の製造方法では、第1工程において、円柱状の第1ワークを軸方向に押出し成形する。これにより、小径部と、この小径部と同軸で一体をなす大径部とからなる第2ワークを形成する。 In the manufacturing method of the present invention, in the first step, a cylindrical first workpiece is extruded in the axial direction. Thereby, the 2nd workpiece | work consisting of a small diameter part and the large diameter part which is coaxial and united with this small diameter part is formed.
続いて、第2工程において、第2ワークを軸方向に押出し成形する。これにより、大径部の全ての外周面が軸方向に平行であって互いに軸方向に垂直な断面で多角形をなすようにする。また、大径部に小径部とは反対側から第1軸孔を穿設する。第1軸孔は、後述する第3工程でフランジ部を形成するため、小径部から距離を隔てて先端が位置している。こうして、大径部を大径角部とし、第3ワークを形成する。 Subsequently, in the second step, the second workpiece is extruded in the axial direction. As a result, all the outer peripheral surfaces of the large diameter portion are parallel to the axial direction and form polygons with cross sections perpendicular to each other in the axial direction. Further, the first shaft hole is formed in the large diameter portion from the side opposite to the small diameter portion. Since the first shaft hole forms a flange portion in a third step to be described later, the tip is located at a distance from the small diameter portion. Thus, the third workpiece is formed with the large diameter portion as the large diameter corner portion.
この後、第3工程において、第3ワークを軸方向に押出し成形する。大径角部は、小径部とは反対側である本部と、この本部を除いた残部とにより構成されており、第1軸孔は小径部から距離を隔てて先端が位置していることから、こうして第3ワークを軸方向に押出し成形すれば、第1軸孔の先端の材料が径外方向に膨出することとなる。これにより、本部の形状を維持しながら残部を径方向に膨張させ、その残部が小径部に直接連続するフランジ部を形成する。こうして、第4ワークを形成する。 Thereafter, in the third step, the third workpiece is extruded in the axial direction. The large-diameter corner portion is composed of a main portion opposite to the small-diameter portion and a remaining portion excluding the main portion, and the first shaft hole is located at a distance from the small-diameter portion and the tip is located. Thus, if the third workpiece is extruded in the axial direction, the material at the tip of the first shaft hole swells in the radially outward direction. Thereby, the remaining portion is expanded in the radial direction while maintaining the shape of the head portion, and the remaining portion forms a flange portion directly continuing to the small diameter portion. Thus, the fourth work is formed.
フランジ部が小径部に直接連続するとは、フランジ部と小径部との間に特許文献2開示の中間部のような中間的な部分が存在せず、両者が隣接していることをいう。
The phrase “the flange portion is directly continuous with the small diameter portion” means that there is no intermediate portion such as the intermediate portion disclosed in
このため、この製造方法によれば、第3工程において、大径角部の絞り加工を行うことがなく、押出し成形のみによって大径角部の形成を行うため、ワークの変形量が減少し、加工を無理なく行うことができる。 For this reason, according to this manufacturing method, in the third step, the large-diameter corner portion is not drawn, and the large-diameter corner portion is formed only by extrusion molding. Processing can be performed without difficulty.
特に、この製造方法によれば、第3工程において、膨張後のフランジ部との径の差が従来の中間部より小さい大径角部の残部を膨張させることにより、フランジ部を形成しているため、中間部を形成してフランジ部を形成するよりも、ワークの変形量が少ない。即ち、フランジ部を形成する残部を予め大径角部の本部と同等の径で据え込み、この残部を膨張させるため、一つの工程における変形量が大きくなることを防いでいる。このため、より精度よくフランジ部を形成することができる。 In particular, according to this manufacturing method, in the third step, the flange portion is formed by expanding the remainder of the large-diameter corner portion whose diameter difference from the flange portion after expansion is smaller than the conventional intermediate portion. For this reason, the amount of deformation of the work is smaller than when the flange portion is formed by forming the intermediate portion. That is, since the remaining portion forming the flange portion is previously installed with the same diameter as the main portion of the large-diameter corner portion and this remaining portion is expanded, the amount of deformation in one process is prevented from increasing. For this reason, a flange part can be formed more accurately.
また、この製造方法によれば、第3ワークが中間部を有しないため、第2工程の金型が複雑な段差を付形しない。 Moreover, according to this manufacturing method, since the 3rd workpiece | work does not have an intermediate part, the metal mold | die of a 2nd process does not shape a complicated level | step difference.
したがって、本発明の製造方法によれば、高い精度を維持した主体金具を得るとともに、金型を長寿命化することができる。 Therefore, according to the manufacturing method of the present invention, it is possible to obtain a metal shell maintaining high accuracy and to prolong the life of the mold.
また、この製造方法によれば、加工を無理なく行うことができることから、より剛性の高い材料をワークに用いることができる。これにより、スパークプラグ用主体金具の強度を向上させることができ、ひいてはスパークプラグの強度を向上させることができる。 Moreover, according to this manufacturing method, since it can process without difficulty, a material with higher rigidity can be used for a workpiece | work. Thereby, the intensity | strength of the metal shell for spark plugs can be improved, and the intensity | strength of a spark plug can be improved by extension.
本発明の製造方法において、前記第4ワークを軸方向に押出し成形することにより、前記小径部内に前記第1軸孔と連通する第2軸孔を穿設して第5ワ−クを形成する第4工程を備えることが好ましい。これにより、他の工程と同様の押出し成形によって軸孔を穿設することができる。このため、順送金型等の一体化された設備によって軸孔を穿設する工程までを行うことが可能となり、加工時間の短縮及び加工コストの低減を図ることができる。 In the manufacturing method of the present invention, the fourth workpiece is extruded in the axial direction, thereby forming a second shaft hole communicating with the first shaft hole in the small diameter portion to form a fifth work. It is preferable to include a fourth step. Thereby, a shaft hole can be drilled by the same extrusion molding as in other steps. For this reason, it is possible to perform the process of drilling the shaft hole with an integrated facility such as a progressive die, and it is possible to shorten the machining time and the machining cost.
本発明の製造方法において、第1軸孔を第2軸孔より大径に形成することにより、スパークプラグ用主体金具で絶縁体を支持する段部を形成することができる。 In the manufacturing method of the present invention, by forming the first shaft hole with a diameter larger than that of the second shaft hole, it is possible to form the stepped portion that supports the insulator with the spark plug metal shell.
以上のスパークプラグ用主体金具の製造方法によって得た主体金具は、スパークプラグの製造に用いることができる。 The metal shell obtained by the above method for manufacturing a spark plug metal shell can be used for manufacturing a spark plug.
以下、図面を参照しつつ、実施例1〜3に係るスパークプラグ用主体金具90(図10参照)の製造方法を説明する。これらの実施例1〜3の製造方法は本発明の製造方法を具体化したものである。 Hereinafter, a method for manufacturing the spark plug metal shell 90 (see FIG. 10) according to Examples 1 to 3 will be described with reference to the drawings. These production methods of Examples 1 to 3 embody the production method of the present invention.
実施例1では、まず、第1工程において、図1に示す円柱状の第1ワークW1を用意する。ここで、図1(a)は第1ワークW1の正面図を表し、図1(b)はその底面図を表している。第1ワークW1は炭素鋼(S25C、S35C等)である。 In Example 1, first, in the first step, a columnar first workpiece W1 shown in FIG. 1 is prepared. Here, FIG. 1A shows a front view of the first workpiece W1, and FIG. 1B shows a bottom view thereof. The first workpiece W1 is carbon steel (S25C, S35C, etc.).
そして、図2(a)に示す押出し成形用の金型P1を用いて第1ワークW1を押出し成形する。この金型P1は、ダイ1、パンチ2、ピン3及びスリーブ4からなる。
And the 1st workpiece | work W1 is extrusion-molded using the metal mold | die P1 for extrusion molding shown to Fig.2 (a). The mold P1 includes a die 1, a
ダイ1内には軸方向に延びるキャビティC1が設けられている。キャビティC1は、先端側(図2(a)下方側)が後端側よりも小径となっており、先端側と後端側との間にはテーパ状の段差が形成されている。ダイ1には、キャビティC1の後端側にパンチ2が上昇下降可能に設けられているとともに、キャビティC1の先端側にピン3及びスリーブ4が設けられている。
A cavity C1 extending in the axial direction is provided in the die 1. The cavity C1 has a smaller diameter on the front end side (lower side in FIG. 2A) than the rear end side, and a tapered step is formed between the front end side and the rear end side. The die 1 is provided with a
この金型P1において、パンチ2を上昇させた状態でキャビティC1内に第1ワークW1を金型P1の後端側から挿入した後、パンチ2を下降させる。こうして第1ワークW1を軸方向に前方押出し成形する。
In this mold P1, the first work W1 is inserted into the cavity C1 from the rear end side of the mold P1 with the
これにより、小径部6及び大径部7が形成されて第2ワークW2が形成される。この第2ワークW2は、小径部6と大径部7とが同軸で一体をなしている。なお、先端面の中心を通る軸心と同心状の軸孔6aが形成され、後端面の中心を通る軸心と同心状の軸孔7aが形成されている。ここで、図2(b)は第2ワークW2の平面図を表し、図2(c)はその底面図を表している。
Thereby, the
次に、第2工程において、図3(a)に示す押出し成形用の金型P2を用いて第2ワークW2を押出し成形する。この金型P2は、ダイ11、パンチ12、ピン13及びスリーブ10、14からなる。
Next, in the second step, the second workpiece W2 is extrusion-molded using the extrusion mold P2 shown in FIG. The mold P2 includes a die 11, a
ダイ11内には軸方向に延びるキャビティC2が設けられている。キャビティC2は、先端側(図3(a)下方側)が後端側よりも小径となっており、先端側と後端側との間には軸心と直交する段差が形成されている。キャビティC2の後端側は内周面全てが軸方向に平行であって互いに軸方向に垂直な断面で六角形とされている。ダイ11には、キャビティC2の後端側にパンチ12及びスリーブ10が上昇下降可能に設けられているとともに、キャビティC2の先端側にピン13及びスリーブ14が設けられている。
A cavity C2 extending in the axial direction is provided in the
この金型P2において、パンチ12及びスリーブ10を上昇させた状態でキャビティC2内に第2ワークW2を金型P2の後端側から挿入した後、パンチ12及びスリーブ10を下降させる。こうして、第2ワークW2を軸方向に後方押出し成形する。
In the mold P2, the second work W2 is inserted into the cavity C2 from the rear end side of the mold P2 with the
これにより、第2ワークW2の大径部7の全ての外周面が軸方向に平行であって互いに軸方向に垂直な断面で六角形をなすようにする。また、大径部7に小径部6とは反対側から第1軸孔18bを穿設する。第1軸孔18bは、後述する第3工程でフランジ部29bを形成するため、小径部6が変形してなる小径部16から距離を隔てて先端が位置している。こうして、大径部7を大径角部18とし、第3ワークW3を形成する。この第3ワークW3は、小径部16と大径角部18とが同軸で直接連続し、後端面の中心を通る軸心と同心状に第1軸孔18bが形成されている。なお、第3ワークW3の先端面の中心を通る軸心と同心状に軸孔6aより深い軸孔16aが形成される。ここで、図3(b)は第3ワークW3の平面図を表し、図3(c)はその底面図を表している。
Thereby, all the outer peripheral surfaces of the large-
大径角部18において、軸方向に垂直な断面の形状である六角形の対辺寸法は、第2ワークW2の大径部7の直径とほぼ等しい。換言すれば、その六角形の内接円が第2ワークW2の大径部7の直径とほぼ等しい。大径角部18のうち、小径部16とは反対側に位置して後に挟持部となる部位が本部19aに相当し、この本部19aを除いて変形される部位が残部19bに相当する。
In the large-
この第2工程によれば、第3ワークW3が従来の中間部を有しないため、第2工程の金型P2は複雑な段差を付形しない。 According to the second step, since the third workpiece W3 does not have a conventional intermediate portion, the mold P2 in the second step does not form a complicated step.
そして、第3工程において、図4(a)に示す押出し成形用の金型P3を用いて第3ワークW3を押出し成形する。この金型P3は、ダイ21、内側パンチ22、外側パンチ25、ピン23及びスリーブ20、24からなる。
Then, in the third step, the third workpiece W3 is extrusion-molded using an extrusion molding die P3 shown in FIG. The mold P3 includes a die 21, an
ダイ21内には軸方向に延びる円筒状のキャビティC3が設けられている。また、外側パンチ25内には軸方向に延びるキャビティC4が設けられている。キャビティC4は、先端側(図4(a)の下方側)が後端側よりも大径となっており、先端側と後端側との間にはテーパ状の段差が形成されている。外側パンチ25にはキャビティC4の後端側に内側パンチ22及びスリーブ20が上昇下降可能に設けられ、ダイ21にはキャビティC3の先端側にピン23及びスリーブ24が設けられている。
A cylindrical cavity C3 extending in the axial direction is provided in the
この金型P3において、ダイ21と外側パンチ25とを離した状態でキャビティC3内に第3ワークW3の小径部16を挿入した後、外側パンチ25を下降させる。そして、内側パンチ22及びスリーブ20を第3ワークW3の第1軸孔18b内に下降させる。
In this mold P3, after the
大径角部18は、小径部16とは反対側である本部19aと、この本部19aを除いた残部19bとにより構成されており、第1軸孔18bは小径部16から距離を隔てて先端が位置していることから、こうして第3ワークW3を軸方向に押出し成形すれば、第1軸孔18bの先端の材料が径外方向に膨出することとなる。これにより、第3ワークW3の大径角部18のうち、本部19aの形状を維持しながら残部19bを径方向に膨張させ、その残部19bが直接小径部16に連続するフランジ部29bを形成する。こうして、第4ワークW4が形成される。この第4ワークW4は、小径部16とフランジ部29bとが同軸で隣接し、フランジ部29bと大径角部28とがその間にテーパ状の段差を備えて同軸で一体をなしている。なお、この第4ワークW4は後端面の中心を通る軸心に同心状に第1軸孔28bが形成されている。また、この第4ワークW4の先端面の中心を通る軸心に同心状に第2工程で得られた軸孔16aがその形状を維持している。ここで、図4(b)は第4ワークW4の平面図を表し、図4(c)はその底面図を表している。
The large-
この第3工程によれば、特許文献1のように大径角部18の絞り加工を行わず、大径角部18の内部の押出し成形のみによってフランジ部29bの形成を行うため、大径角部18の精度を維持することができる。
According to the third step, the
特に、この製造方法では、膨張後のフランジ部29bとの径の差が従来の中間部より小さい大径角部18を膨張させることにより、フランジ部29bを形成しているため、中間部を形成してフランジ部29bを形成するより、第3ワークW3の変形量が少なく、より精度よくフランジ部29bを形成することができる。
In particular, in this manufacturing method, the
なお、第3工程で得られた第4ワークW4の第1軸孔28b内には、第2工程において穿設した第1軸孔18bの加工痕が残留する。この加工痕は、精度上何らの問題もなく、後工程のメッキにより隠蔽され得る。
In addition, in the
次に、第4工程において、図5(a)に示す押出し成形用の金型P4を用いて第4ワークW4を押出し成形する。この金型P4は、ダイ31、内側パンチ32、外側パンチ35、ピン33及びスリーブ30、34からなる。
Next, in the fourth step, the fourth workpiece W4 is extrusion-molded using an extrusion molding die P4 shown in FIG. The mold P4 includes a die 31, an
ダイ31内には軸方向に延びる円筒状のキャビティC5が設けられている。また、外側パンチ35内には軸方向に延びるキャビティC6が設けられている。キャビティC6は、先端側(図5(a)の下方側)が後端側よりも大径となっており、先端側と後端側との間にはテーパ状の段差が形成されている。外側パンチ35にはキャビティC6の後端側に内側パンチ32及びスリーブ30が上昇下降可能に設けられ、ダイ31にはキャビティC5の先端側にピン33及びスリーブ34が設けられている。
A cylindrical cavity C5 extending in the axial direction is provided in the
この金型P4において、ダイ31と外側パンチ35とを離した状態でキャビティC5内に第4ワークW4の小径部16を挿入した後、外側パンチ35を下降させる。そして、内側パンチ32及びスリーブ30を第4ワークW4の第1軸孔28b内に下降させる。
In this mold P4, after inserting the
これにより、第2軸孔36bが形成され、小径部16及びフランジ部29bは小径部36及びフランジ部39bとなり、大径角部28及び第1軸孔28bはその形状を維持して第5ワークW5が形成される。この第5ワークW5の小径部36は、第4ワークW4の小径部16よりも先端側に延びた形状をなし、その内部には後端側に第2軸孔36bが形成されている。また、第5ワークW5のフランジ部39bは、その内部の後端側に第1軸孔28bを有し、その内部の先端側に第1軸孔28bと連通する第2軸孔36bが形成されている。第5ワークW5の残りの形状は第4ワークW4と同様である。なお、この第5ワークW5の先端面の中心を通る軸心に同心状に軸孔16aより深い軸孔36aが形成されている。ここで、図5(b)は第5ワークW5の平面図を表し、図5(c)はその底面図を表している。
As a result, the
この第4工程では、第3工程までと同様の押出し成形によって第2軸孔36b及び軸孔36aを穿設している。このため、順送金型等の一体化された設備によってこの第4工程までを行うことが可能であり、加工時間の短縮及び加工コストの低減を図ることができる。
In the fourth step, the
また、この第4工程では、第2軸孔36bは第1軸孔28bより小径である。換言すれば、第1軸孔28bは第2軸孔36bより大径である。これにより、第5ワークW5は、絶縁体91(図9参照)を支持する段部を形成することができる。
In the fourth step, the
そして、第5工程において、図6(a)に示す押出し成形用の金型P5を用いて第5ワークW5を押出し成形する。この金型P5は、ダイ41、内側パンチ42、外側パンチ45、ピン43及びスリーブ40、44からなる。
Then, in the fifth step, the fifth workpiece W5 is extrusion-molded using the extrusion molding die P5 shown in FIG. The mold P5 includes a die 41, an
ダイ41内には軸方向に延びる円筒状のキャビティC7が設けられている。また、外側パンチ45内には軸方向に延びるキャビティC8が設けられている。キャビティC8は、先端側(図6(a)の下方側)が後端側よりも大径となっており、先端側と後端側との間にはテーパ状の段差が形成されている。外側パンチ45にはキャビティC8の後端側に内側パンチ42及びスリーブ40が上昇下降可能に設けられ、ダイ41にはキャビティC7の先端側にピン43及びスリーブ44が設けられている。
A cylindrical cavity C7 extending in the axial direction is provided in the
この金型P5において、ダイ41と外側パンチ45とを離した状態でキャビティC7内に第5ワークW5の小径部36を挿入した後、外側パンチ45を下降させる。そして、内側パンチ42及びスリーブ40を第5ワークW5の第1軸孔28b内に下降させる。
In this mold P5, after the
これにより、第2軸孔36bより深い第2軸孔46bが形成され、小径部36は小径部46となり、大径角部28、第1軸孔28b及びフランジ部39bはその形状を維持して第6ワークW6が形成される。この第6ワークW6の小径部46は、第5ワークW5の小径部36よりも先端側に延びた形状となっている。第6ワークW6の残りの形状は第5ワークW5と同様である。なお、この第6ワークW6の先端面の中心を通る軸心に同心状に軸孔36aより深い軸孔46aが形成されている。ここで、図6(b)は第6ワークW6の平面図を表し、図6(c)はその底面図を表している。
As a result, a
この第5工程では、第4工程までと同様の押出し成形によって第2軸孔46b及び軸孔46aを穿設している。このため、順送金型等の一体化された設備によってこの第5工程までを行うことが可能であり、加工時間の短縮及び加工コストの低減を図ることができる。なお、実施例1における第4工程及び第5工程が本発明の第4工程に相当する。
In the fifth step, the
最後に、第6ワークW6を金型P5から取り出し、軸孔89(図10参照)をもつ図11の第6ワーク66や図12の第6ワーク76と同様の加工が施され、図10に示すように、薄肉部83、84、挟持部81及び雄ねじ86が形成される。また、こうして得られた主体金具90は、同様に一般的な製造方法により、図9のスパークプラグ100とされる。
Finally, the sixth workpiece W6 is taken out from the mold P5 and processed in the same manner as the
したがって、実施例1の製造方法によれば、高い精度を維持した主体金具90を得るとともに、金型P2を長寿命化することができるのである。
Therefore, according to the manufacturing method of the first embodiment, it is possible to obtain the
また、この製造方法によれば、加工を無理なく行うことができることから、より剛性の高い材料をワークに用いることができる。これにより、主体金具90の強度を向上させることができ、ひいてはスパークプラグ100の強度を向上させることができる。
Moreover, according to this manufacturing method, since it can process without difficulty, a material with higher rigidity can be used for a workpiece | work. Thereby, the intensity | strength of the
なお、上記実施例1において、金型P1の先端側のスリーブ4は、押出し成形の際には、金型P1に対して相対的に固定されている。パンチ2が下降するとともにピン3がスリーブ4の後端面よりも僅かに上昇することによって、軸孔6aを形成している。同様に、押出し成形の際、金型P2の先端側のスリーブ14も金型P2に対して相対的に固定され、金型P3の先端側のスリーブ24も金型P3に対して相対的に固定され、金型P4の先端側のスリーブ34も金型P4に対して相対的に固定され、金型P5の先端側のスリーブ44も金型P5に対して相対的に固定されている。また、各スリーブ4、14、24、34、44は、押出し成形の後には、各ピン3、13、23、33、43及び各金型P1、2、3、4、5とは独立して上昇できるようになっている。一方、上記実施例1において、各金型P2〜5の後端側のスリーブ10、20、30、40は各ワ−クW3〜6の後端面と接触していなくてもよい。
In the first embodiment, the sleeve 4 on the tip side of the mold P1 is fixed relatively to the mold P1 during extrusion molding. As the
このため、押出し成形の際、スリーブ4、14、24、34、44及びピン3、13、23、33、43は各金型P1、2、3、4、5に対して位置がずれず、各ワークW2〜6の下面にばらつきを生じることがない。また、パンチ12、22、32、42の下降によって、各ワークW3〜6の上面は上昇可能となる(所謂、後方押出し成形。)。そして、押出し成形の後には、各スリーブ4、14、24、34、44によって、各ワークW2〜6を取り出すことが可能となっている。
For this reason, at the time of extrusion molding, the
実施例2の製造方法は、第3工程において、図7に示す金型P13を用いて第3ワークW3を押出し成形する。他の工程は実施例1と同様である。 In the manufacturing method of Example 2, in the third step, the third workpiece W3 is extrusion-molded by using the mold P13 shown in FIG. Other steps are the same as those in the first embodiment.
この金型P13は、ダイ121、パンチ122、ピン123及びスリーブ120、124からなる。
The mold P13 includes a
ダイ121内には軸方向に延びるキャビティC13が設けられている。キャビティC13は先端側(図7の下方側)が後端側よりも小径となっており、先端側と後端側との間には軸心と直交する段差121aが形成されている。ダイ121には、キャビティC13の後端側にパンチ122及びスリーブ120が上昇下降可能に設けられているとともに、キャビティC13の先端側にピン123及びスリーブ124が設けられている。
A cavity C13 extending in the axial direction is provided in the
スリーブ120は、後端側に位置する第1筒部120bと、この第1筒部120bの先端側で段差120aを有して第1筒部120bと同心で小径の第2筒部120cとからなる。段差120aはダイ121の上面と当接するようになっている。このスリーブ120内には軸方向に延びるキャビティC14が設けられている。第2筒部120cの先端にはダイ121の段差121aより後端側に位置して先端側が後端側よりも大径となるテーパ面120dが形成されている。なお、スリーブ120の後端には先端側に付勢力をもつ図示しない付勢ばねが設けられている。
The
この金型P13では、パンチ122及びスリーブ120を上昇させた状態でキャビティC13内に第3ワークW3を金型P13の後端側から挿入した後、まずスリーブ120を下降させる。これにより、ダイ121の上面にスリーブ120の段差120aを当接させ、テーパ面120dをダイ121の段差121aの後端側に位置決めすることができる。そして、パンチ122を下降させる。こうして、第3ワークW3を軸方向に後方押出し成形する。
In the mold P13, after the third workpiece W3 is inserted into the cavity C13 from the rear end side of the mold P13 with the
これにより、実施例1の第3工程で得た第4ワークW4と同様の第4ワークW4’を得ることができる。また、こうして得られた第4ワークW4’は、実施例1の第3工程によって得られた第4ワークW4と同様の効果を奏する。他の作用効果は実施例1と同様である。 Thereby, the 4th work W4 'similar to the 4th work W4 obtained at the 3rd process of Example 1 can be obtained. Further, the fourth work W4 'obtained in this way has the same effect as the fourth work W4 obtained by the third step of the first embodiment. Other functions and effects are the same as those of the first embodiment.
実施例3の製造方法は、第3工程において、図8に示す金型P23を用いて第3ワークW3を押出し成形する。他の工程は実施例1と同様である。 In the manufacturing method of Example 3, in the third step, the third workpiece W3 is extrusion-molded using the mold P23 shown in FIG. Other steps are the same as those in the first embodiment.
この金型P23は、下型221、拘束型225、複数個からなる割り型226、パンチ222、ピン223及びスリーブ220、224からなる。
The mold P23 includes a
下型221内には軸方向に延びるキャビティC23が設けられている。また、各割り型226内には軸方向に延びるキャビティC24が設けられている。キャビティC24は先端側(図8の下方側)が後端側よりも大径となっており、先端側と後端側との間にはテーパ状の段差が形成されている。
A cavity C23 extending in the axial direction is provided in the
また、各割り型226の後端側には拘束型225が設けられており、この拘束型225の後端側には先端側に付勢力をもつ付勢ばね227が設けられている。拘束型225の内側においてパンチ222及びスリーブ220が上昇下降可能に設けられ、下型221にはキャビティC23の先端側にピン223及びスリーブ224が設けられている。
Further, a constraining
拘束型225の先端側の内面は、後端側が軸心に近づいた傾斜面F1とされている。また、各割り型226は軸心周りで複数個配置されている。各割り型226の外周面には傾斜面F1と整合する傾斜面F2が形成されている。各割り型226は、下型221の後端面に当接した状態において、キャビティC24を形成するようになっている。また、拘束型225は、付勢ばね227の付勢力により、各割り型226を先端側に付勢している。
The inner surface on the front end side of the constraining
この金型P23において、拘束型225、パンチ222及びスリーブ220を上昇させて、各割り型226が軸心と外側方向に分割された状態で、下型221のキャビティC23内に第3ワークW3を金型P23の後端側から挿入した後、まず拘束型225を下降させる。これにより各割り型226が軸心に向かって付勢される。この後、パンチ222及びスリーブ220を下降させる。
In the mold P23, the constraining
これにより、実施例1の第3工程で得た第4ワークW4と同様の第4ワークW4”を得ることができる。また、こうして得られた第4ワークW4”は、実施例1の第3工程によって得られた第4ワークW4と同様の効果を奏する。 As a result, a fourth work W4 ″ that is the same as the fourth work W4 obtained in the third step of the first embodiment can be obtained. The fourth work W4 ″ obtained in this way is the third work W4 ″ obtained in the first embodiment. The same effect as the fourth work W4 obtained by the process is achieved.
また、各割り型226を用いた金型P23において、パンチ222のみを交換すれば、実施例1における第4工程及び第5工程も行うこともできる。他の作用効果は実施例1と同様である。
Further, if only the
なお、上記実施例1の第3工程、第4工程及び第5工程並びに上記実施例3における各金型P3〜5、P23は、ワークW3〜5を挿入した状態において、ワークW3〜5の小径部16、36と大径角部18又はフランジ部29b、39bとの間で軸方向に垂直な面で分割されている。この分割の位置としては、フランジ部29b、39bと大径角部18との間の段差における先端の位置であってもよい。
In addition, the 3rd process of the said Example 1, a 4th process, a 5th process, and each metal mold | die P3-5 in the said Example 3 and P23 are the small diameters of the workpiece | work W3-5 in the state which inserted the workpiece | work W3-5. A portion perpendicular to the axial direction is divided between the
以上において、本発明を実施例1〜3に即して説明したが、本発明は上記実施例に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。 In the above, the present invention has been described with reference to the first to third embodiments. However, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and it is needless to say that the present invention can be appropriately modified and applied without departing from the spirit of the present invention. Absent.
本発明はスパークプラグ用主体金具及びスパークプラグの製造方法に利用可能である。 The present invention is applicable to a spark plug metal shell and a spark plug manufacturing method.
90…主体金具
100…スパークプラグ
W1…第1ワーク
6、16、36、46…小径部
7…大径部
W2…第2ワーク
18b、28b…第1軸孔
18、28…大径角部
W3…第3ワーク
19a…本部
19b…残部
29b、39b…フランジ部
W4…第4ワーク
36b、46b…第2軸孔
W5…第5ワーク
90 ...
Claims (4)
該第2ワークを軸方向に押出し成形することにより、該大径部の全ての外周面が軸方向に平行であって互いに軸方向に垂直な断面で多角形をなすようにするとともに、該大径部に該小径部とは反対側から穿設して該大径部内に該小径部から距離を隔てて先端が位置している第1軸孔を形成して大径角部とした第3ワークを形成する第2工程と、
該第3ワークを軸方向に押出し成形することにより、該大径角部のうち該小径部とは反対側である本部の形状を維持しながら、該大径角部の該本部を除いた残部を径方向に膨張させ、該残部が直接該小径部に連続するフランジ部を形成した第4ワークを形成する第3工程とを備えることを特徴とするスパークプラグ用主体金具の製造方法。 A first step of forming a second workpiece comprising a small-diameter portion and a large-diameter portion coaxially and integrally with the small-diameter portion by extruding a cylindrical first workpiece in the axial direction;
By extruding the second workpiece in the axial direction, all the outer peripheral surfaces of the large-diameter portion are formed in a polygonal shape with cross sections parallel to the axial direction and perpendicular to each other in the axial direction. A third shaft hole having a large diameter corner portion is formed by drilling the diameter portion from the opposite side of the small diameter portion to form a first shaft hole having a tip located at a distance from the small diameter portion in the large diameter portion. A second step of forming a workpiece;
By extruding the third work piece in the axial direction, the remaining portion of the large diameter corner portion excluding the main portion while maintaining the shape of the main portion on the opposite side of the small diameter portion. And a third step of forming a fourth work in which the remaining portion directly forms a flange portion that is continuous with the small-diameter portion, and a method for manufacturing a spark plug metal shell.
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