JP2006085234A - 電子文書作成装置、電子文書作成方法及び電子文書作成プログラム - Google Patents

電子文書作成装置、電子文書作成方法及び電子文書作成プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】通常の紙文書から、リンク情報が付加された電子文書を容易に作成する。
【解決手段】スキャナ装置によって紙文書をスキャニングすることによって得られた画像データを、TI分離処理部210が解析して、文字部分とイメージ部分とに分離し、OCR処理部220が、TI分離処理部210によって分離された文字部分に対し、文字認識処理を行い、テキストデータを出力し、リンク対象検出部230が、OCR処理部220によって得られたテキストデータを解析して、リンク対象(リンク元及びリンク先)となる特定の文字列(例えば、「図1」等)を検出し、リンク先判別部240が、検出されたリンク対象の中から、リンク先となるものを判別し、リンク生成部250が、リンク先以外のリンク対象文字列(すなわち、リンク元文字列)からリンク先文字列へのリンクを生成し、生成したリンク情報を電子文書に埋め込む。
【選択図】図2

Description

本発明は、紙文書から、ハイパーテキスト形式の電子文書(例えば、HTML文書)を作成する電子文書作成装置、電子文書作成方法及び電子文書作成プログラムに関する。
従来から、電子化された文書の一形態として、ハイパーテキスト文書が知られている。HTMLで記述されたWebページもハイパーテキスト文書の一種である。ハイパーテキスト文書では、文書内の特定の文字列等(リンク元)と、当該文字列に関連する他の文書や画像等(リンク先)との間にリンクが張られており、ディスプレイ上に表示されたリンク元の文字列等をマウス等を使ってクリックすると、リンク先の文書や画像等が表示される。すなわち、ハイパーテキスト文書は、現在閲覧している文書と関連する情報を即座に取り出すことができ、単純に電子化されたものに比べて利便性が高い。
従って、通常の紙文書として発行された本や論文などを電子化する場合、例えば、スキャナで読み込み、OCR処理するだけの電子化だけでなく、必要に応じて、ハイパーテキスト化できるのが望ましい。
しかしながら、ハイパーテキスト文書の場合、リンク元とリンク先を対応付けるリンク情報を各リンク毎に電子文書内に埋め込む必要があり、単純に電子化する場合に比べて、その作成に手間がかかる。
特許文献1には、紙文書をスキャナなどで読み込んで電子文書化する際、紙文書上に予め設けられたエンコードされたリンク情報をデコードし、デコードされた情報をもとに電子文書にリンクをつける方法が開示されている。
しかしながら、特許文献1記載の方法では、紙文書上に予め設けられているリンク情報に基づいてハイパーテキスト文書を作成しており、そのようなリンク情報が設けられていない通常の紙文書には適用することができない。
特開平9−44383号公報
本発明の目的は、通常の紙文書から、リンク情報が付加された電子文書を容易に作成することができる電子文書作成装置、電子文書作成方法及び電子文書作成プログラムを提供することにある。
本発明に係る電子文書作成装置は、紙文書から電子文書を作成する電子文書作成装置であって、紙文書から読み取られた画像データに対して文字認識処理を行う文字認識処理部と、前記文字認識処理の結果に基づいて、リンク対象要素を検出するリンク対象検出部と、リンク対象検出部によって検出されたリンク対象要素のうち、リンク先となるものを判別するリンク先判別部と、リンク先と判別されたもの以外のリンク対象要素から、リンク先と判別されたリンク対象要素へのリンク情報を生成し、電子文書に埋め込むリンク生成部とを備えたことを特徴とする。
この場合において、前記リンク先判別部は、リンク対象要素の周辺の画像データを切り出し、切り出した画像データに基づいて、リンク対象要素がリンク先か否かを判別するようにしてもよい。更に、前記文字認識処理部は、紙文書から読み取られた画像データを文字部分とイメージ部分とに分離する文字イメージ分離処理部と、前記文字部分に対し、文字認識処理を行い、テキストデータを出力するOCR処理部とを備えるようにしてもよい。更に、前記リンク先判別部は、切り出した画像データに含まれる文字部分とイメージ部分の割合に基づいて、リンク対象要素がリンク先が否かを判別するようにしてもよい。この場合のリンク対象要素の例としては、図表番号が挙げられる。
また、前記リンク先判別部は、切り出した画像データに含まれる文字情報に基づいて、リンク対象要素がリンク先が否かを判別するようにしてもよい。この場合のリンク対象要素の例としては、章タイトルが挙げられる。
また、以上の場合において、紙文書に記録された情報を取り込む紙文書情報取込部を更に備えるようにしてもよい。
本発明に係る電子文書作成方法は、紙文書から電子文書を作成する電子文書作成方法であって、紙情報から読み取られた画像データに対して文字認識処理を行い、前記文字認識処理の結果に基づいて、リンク対象要素を検出し、検出されたリンク対象要素のうち、リンク先となるものを判別し、リンク先と判別されたもの以外のリンク対象要素から、リンク先と判別されたリンク対象要素へのリンク情報を生成し、生成されたリンク情報を電子文書に埋め込むことを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、紙文書から電子文書を作成するためのプログラムであって、コンピュータを、紙文書から読み取られた画像データに対して文字認識処理を行う文字認識処理部、前記文字認識処理の結果に基づいて、リンク対象要素を検出するリンク対象検出部、リンク対象検出部によって検出されたリンク対象のうち、リンク先となるものを判別するリンク先判別部、及び、リンク先と判別されたもの以外のリンク対象要素から、リンク先と判別されたリンク対象要素へのリンク情報を生成し、電子文書に埋め込むリンク生成部として機能させるための電子文書作成プログラムである。
なお、当該プログラムは、CD−ROM等の可搬記録媒体やネットワーク等の手段を介して頒布されうる。
本発明によれば、通常の紙文書から、リンク情報が付加された電子文書を容易に作成することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明に係る電子文書作成装置のハードウェア構成例を示す図である。同図に示すように、電子文書作成装置100は、CPU101と、メインメモリ102と、ROM103と、ビデオインタフェース部104と、表示装置105と、ハードディスクインタフェース部106と、ハードディスク装置107と、入力インタフェース部108と、入力装置109と、スキャナインタフェース部110と、スキャナ装置111と、ネットワークインタフェース部112とを備える。
CPU101、メインメモリ102、ROM103、ビデオインタフェース部104、ハードディスクインタフェース部106、入力インタフェース部108、スキャナインタフェース部110及びネットワークインタフェース部112は、それぞれ、バス120に接続されている。また、ビデオインタフェース部104には、表示装置105が接続され、ハードディスクインタフェース部106には、ハードディスク装置107が接続される。また、入力インタフェース部108には、入力装置109が接続され、スキャナインタフェース部110には、スキャナ装置111が接続される。また、ネットワークインタフェース部112は、インターネット等の外部ネットワークや、社内LAN等の内部ネットワークに接続される。
CPU101は、電子文書作成装置100が行う各種処理を実行・制御する中央処理装置である。メインメモリ102は、CPU101が利用する各種プログラムやデータを格納する主記憶装置である。ROM103は、CPU101が利用するBIOS等を格納する記憶装置である。
表示装置105は、CPU101によって行われる各種処理の結果等を表示するためのものであり、例えば、CRT表示装置やLCD表示装置等によって構成される。ビデオインタフェース部104は、CPU101の指示に従って、表示装置105を制御するものである。
ハードディスク装置107は、CPU101が利用するオペレーティングシステム(OS)その他の各種プログラムやデータを格納する補助記録装置である。ハードディスクインタフェース部106は、ハードディスク装置107とバス120との間のデータのやり取りを制御するものである。
入力装置109は、使用者の指示等を入力するためのものであり、例えば、キーボードやマウスその他のポインティングデバイス等によって構成される。入力インタフェース部108は、入力装置109とバス120と間のデータのやり取りを制御するものである。
スキャナ装置111は、紙文書に記録された情報を読み取って、画像データとして電子文書作成装置100内に取り込むためのものである。スキャナインタフェース部110は、スキャナ装置111とバス120と間のデータのやり取りを制御するものである。
ネットワークインタフェース部112は、外部ネットワーク又は内部ネットワークとバス120との間のデータのやり取りを制御するものである。
図2は、電子文書作成装置100のソフトウェア構成例を示す図である。同図に示すように、電子文書作成装置100は、TI分離処理部210と、OCR処理部220と、リンク対象検出部230と、リンク先判別部240と、リンク生成部250とを備える。各部210〜250は、基本的に、CPU101が、メインメモリ102にロードされたプログラムを実行することで実現される。更に、電子文書作成装置100は、リンク対象管理テーブル260を備える。
TI分離処理部210は、スキャナ装置111によって紙文書をスキャニングすることによって得られた画像データを解析して、文字部分とイメージ部分とに分離する。
OCR処理部220は、TI分離処理部210によって分離された文字部分に対し、文字認識処理を行い、テキストデータを出力する。
リンク対象検出部230は、OCR処理部220によって得られたテキストデータを解析して、リンク対象(リンク元及びリンク先)となる特定の文字列を検索する。リンク対象となる特定の文字列としては、例えば、「図1」、「図2」等や「表1」、「表2」等といった図表番号や「第1章」、「第2章」等といった章タイトルが考えられる。
リンク対象管理テーブル260は、リンク対象検出部230によって検出されたリンク対象を管理するためのテーブルである。リンク対象管理テーブル260の構成については後述する。
リンク先判別部240は、リンク対象検出部230によって検出され、リンク対象管理テーブル260によって管理されているリンク対象の中から、リンク先となるものを判別する。判別に用いる情報としては、例えば、リンク対象文字列周辺の文字密度や、イメージ密度、文字の大きさ等が挙げられる。
図2に示すように、リンク先判別部240は、画像切り出し部241と切り出し画像解析部242とを備える。画像切り出し部241は、リンク対象検出部230によって検出され、リンク対象管理テーブル260によって管理されている各リンク対象の周辺画像を切り出す。切り出し画像解析部241は、画像切り出し部241が切り出した画像に含まれるリンク対象がリンク先であるか否かを判別するために、画像切り出し部241が切り出した画像を解析する。本実施形態では、切り出し画像解析部241は、切り出した画像を解析して、各リンク対象のリンク先尤度を算出する。リンク先尤度とは、リンク対象がリンク先であることの尤もらしさを表す値であり、各実装条件に応じて適当な算出式が選定される。
リンク生成部250は、リンク先判別部240によるリンク先の判別処理が終了すると、リンク対象管理テーブル260に管理されているリンク先以外のリンク対象文字列(すなわち、リンク元文字列)からリンク先文字列へのリンクを生成し、生成したリンク情報を電子文書に埋め込む。そして、リンク情報が付加された電子文書を出力する。
図3は、リンク対象管理テーブル260の構成例を示す図である。同図に示すように、リンク対象管理テーブル260は、「リンク対象」フィールド301と、「リンク先尤度」フィールド302と、「リンク先フラグ」フィールド303とを備えている。
「リンク対象」フィールド301には、リンク対象検出部230によって検出されたリンク対象となる特定の文字列の位置情報(例えば、ページ数と行番号)が格納される。「リンク先尤度」フィールド302には、切り出し画像解析部242によって算出された各リンク対象のリンク先尤度が格納される。「リンク先フラグ」フィールド302には、対応するリンク対象がリンク先であるか否かを示すフラグが格納される。本実施形態では、リンク先判別部240によってリンク先と判別されたリンク対象については、「1」が格納され、それ以外のリンク対象(すなわち、リンク元)については、「0」が格納される。
次に、以上のような構成を有する電子文書作成装置100の動作について具体的に説明する。
まず、図表を有する紙文書において、文章中の図表番号から、対応する図表の近傍に付された図表番号へのリンクを生成する場合について説明する。
図4は、処理対象となる紙文書の例を示す図である。同図(a)は、特定の図表番号、すなわち、「図1」及び「図2」を含む文章を有するページ401の様子を示しており、同図(b)は、図表番号「図1」及び「図2」に対応する図表を有するページ402の様子を示している。
電子文書作成装置100は、まず、スキャナ装置111によって、図4に示した紙文書401,402をスキャンし、取り込んだ画像データをTI分離処理部210によって文字部分とイメージ部分とに分離する。次に、TI分離処理部210によって分離された文字部分に対して、OCR処理部220によって文字認識処理を行い、テキストデータを生成する。次に、リンク対象検出部230によって、テキストデータを解析して、リンク対象(例えば、文字列「図1」)を検出する。
図5は、リンク対象検出処理が終了した時点の状態を説明するための図である。同図(a)及び(b)はそれぞれ、図4(a)及び(b)に対応する。図5(a)は、対象ページ510では、全面が文字部分511と認識され、更に、文字部分511に含まれた図表番号「図1」512,513が検出された様子を表している。また、図5(b)は、対象ページ520では、図表がイメージ部分521,522として認識され、各図表の近傍にある各図表番号(「図1」及び「図2」)が文字部分523,524として認識され、更に、文字部分523に含まれた図表番号「図1」525が検出された様子を表している。
リンク対象検出部230によるリンク対象の検出が終了すると、次に、電子文書作成装置100は、検出された各図表番号の周辺画像をリンク先判別部240の画像切り出し部241によって切り出す。切り出す画像の形状や大きさは、実装条件に応じて適当なものが選択される。
図6は、図表番号「図1」の周辺画像を切り出す様子を示す図である。本実施形態では、同図に示すように、文字列「図1」を中心とした矩形領域610,611,612を切り出し対象領域としている。
各図表番号の周辺画像の切り出しが終了すると、次に、電子文書作成装置100は、リンク先判別部240の切り出し画像解析部242によって、切り出した領域に含まれる文字部分とイメージ部分との割合を、TI分離処理によって得られた情報を使って、各リンク対象文字列について算出する。算出された割合は、リンク対象管理テーブル260の「リンク先尤度」フィールド302に格納される。そして、すべてのリンク対象について算出が終了すると、リンク先判別部240は、算出結果を比較して、リンク先となる文字列「図1」を判別する。例えば、切り出した領域に含まれるイメージ部分の割合が最も大きくなる箇所にある文字列「図1」をリンク先と判別する。図6に示した例では、領域612に含まれる文字列「図1」がリンク先と判別される。
リンク先判別部240によるリンク先の判別が終了すると、電子文書作成装置100は、リンク生成部250によって、リンク先以外のリンク対象文字列「図1」からリンク先となる文字列「図1」へのリンク情報を電子文書に埋め込む。例えば、電子文書作成装置100が作成するハイパーテキスト文書がHTML文書の場合は、OCR処理部220によって生成されたテキストデータにおいて、リンク先となる文字列「図1」を、文字列「<A name=”fig01”>図1</A>」で置き換え、リンク元となる他のすべての文字列「図1」を文字列「<A href=”#fig01”>図1</A>」で置き換える。HTML文書の場合、このようなタグ(エレメント)をテキストデータに埋め込むことによって、リンク元からリンク先へのハイパーリンクが実現される。なお、ここでは、簡単のため、リンク元とリンク先の「図1」が共に同一のHTMLファイルに含まれている場合のHTML記述例を示している。
以上のようにして、通常の紙文書から、図表番号についてリンク情報が付加された電子文書が作成される。
次に、目次部分等に含まれる章タイトルから、本文部分において各章の冒頭に置かれる章タイトルへのリンクを生成する場合について説明する。
図7は、処理対象となる紙文書の例を示す図である。同図(a)は、特定の章タイトル、すなわち、「第1章」、「第2章」等を含む目次が記載されたページ701の様子を示しており、同図(b)は、章タイトル「第1章」を含む本文が記載されたページ702の様子を示している。
電子文書作成装置100は、まず、スキャナ装置111によって、図7に示した紙文書701,702をスキャンし、取り込んだ画像データをTI分離処理部210によって文字部分とイメージ部分とに分離する。次に、TI分離処理部210によって分離された文字部分に対して、OCR処理部220によって文字認識処理を行い、テキストデータを生成する。次に、リンク対象検出部230によって、テキストデータを解析して、リンク対象文字列(例えば、文字列「第1章」)を検出する。
リンク対象検出部230によるリンク対象の検出が終了すると、次に、電子文書作成装置100は、検出された各章タイトルの周辺画像を画像切り出し部241によって切り出す。切り出す画像の形状や大きさは、実装条件に応じて適当なものが選択される。
図8は、章タイトル「第1章」の周辺画像を切り出す様子を示す図である。本実施形態では、同図に示すように、文字列「第1章」を中心とした矩形領域810,811,812を切り出し対象領域としている。
各章タイトルの周辺画像の切り出しが終了すると、次に、電子文書作成装置100は、リンク先となる文字列「第1章」を判別するために、切り出し画像解析部242によって、切り出した領域に含まれる文字情報を解析する。解析のために使われる文字情報としては、例えば、文字数、行数、文字の大きさ等が挙げられる。また、解析にあたっては、リンク対象文字列の文章内での出現位置を考慮することもできる。例えば、目次に含まれる章タイトルは、文書の最初の方に出現する可能性が高いということを考慮する。切り出し画像解析部242は、実装条件に応じて適宜選定された算出式を使って、上記情報から各リンク対象文字列「第1章」のリンク先尤度を算出する。算出されたリンク先尤度は、リンク対象管理テーブル260の「リンク先尤度」フィールド302に格納される。そして、すべてのリンク対象について算出が終了すると、リンク先判別部240は、リンク先尤度が最も大きくなる文字列「第1章」をリンク先と判別する。図8に示した例では、領域811に含まれる文字列「第1章」がリンク先と判別される。
リンク先判別部240によるリンク先の判別が終了すると、電子文書作成装置100は、リンク生成部250によって、リンク先以外のリンク対象文字列「第1章」からリンク先となる文字列「第1章」へのリンク情報を電子文書に埋め込む。例えば、電子文書作成装置100が作成するハイパーテキスト文書がHTML文書の場合は、OCR処理部220によって生成されたテキストデータにおいて、リンク先となる文字列「第1章」を、文字列「<A name=”chap01”>第1章</A>」で置き換え、リンク元となる他のすべての文字列「第1章」を文字列「<A href=”#chap01”>第1章</A>」で置き換える。なお、ここでは、簡単のため、リンク元とリンク先の「第1章」が共に同一のHTMLファイルに含まれている場合のHTML記述例を示している。
以上のようにして、通常の紙文書から、章タイトルについてリンク情報が付加された電子文書が作成される。
なお、ここでは、図表を有する紙文書において、文章中の図表番号から、対応する図表の近傍に付された図表番号へのリンクを生成する場合と、目次部分等に含まれる章タイトルから、本文部分において各章の冒頭に置かれる章タイトルへのリンクを生成する場合とについて具体的に説明したが、当然のことながら、本発明は、これらの場合に限られない。例えば、索引部分に含まれる特定の文字列から、本文部分に含まれる特定の文字列へのリンクを生成する場合についても、本発明を適用することが可能である。
本発明による電子文書作成装置100のハードウェア構成例を示す図である。 電子文書作成装置100のソフトウェア構成例を示す図である。 リンク対象管理テーブル260の構成例を示す図である。 電子文書作成装置100の処理対象となる紙文書の例を示す図である。 リンク対象検出処理が終了した時点の状態を説明するための図である。 図表番号「図1」の周辺画像を切り出す様子を示す図である。 電子文書作成装置100の処理対象となる紙文書の例(その2)を示す図である。 章タイトル「第1章」の周辺画像を切り出す様子を示す図である。
符号の説明
100 電子文書作成装置
101 CPU
102 メインメモリ
103 ROM
104 ビデオインタフェース部
105 表示装置
106 ハードディスクインタフェース部
107 ハードディスク装置
108 入力インタフェース部
109 入力装置
110 スキャナインタフェース部
111 スキャナ装置
112 ネットワークインタフェース部
120 バス
210 TI分離処理部
220 OCR処理部
230 リンク対象検出部
240 リンク先判別部
241 画像切り出し部
242 切り出し画像解析部
250 リンク生成部
260 リンク対象管理テーブル

Claims (10)

  1. 紙文書から電子文書を作成する電子文書作成装置であって、
    紙文書から読み取られた画像データに対して文字認識処理を行う文字認識処理部と、
    前記文字認識処理の結果に基づいて、リンク対象要素を検出するリンク対象検出部と、
    リンク対象検出部によって検出されたリンク対象要素のうち、リンク先となるものを判別するリンク先判別部と、
    リンク先と判別されたもの以外のリンク対象要素から、リンク先と判別されたリンク対象要素へのリンク情報を生成し、電子文書に埋め込むリンク生成部と
    を備えたことを特徴とする電子文書作成装置。
  2. 前記リンク先判別部は、リンク対象要素の周辺の画像データを切り出し、切り出した画像データに基づいて、リンク対象要素がリンク先か否かを判別する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子文書作成装置。
  3. 前記文字認識処理部は、
    紙文書から読み取られた画像データを文字部分とイメージ部分とに分離する文字イメージ分離処理部と、
    前記文字部分に対し、文字認識処理を行い、テキストデータを出力するOCR処理部と
    を備えたことを特徴とする請求項2に記載の電子文書作成装置。
  4. 前記リンク先判別部は、切り出した画像データに含まれる文字部分とイメージ部分の割合に基づいて、リンク対象要素がリンク先か否かを判別する
    ことを特徴とする請求項3に記載の電子文書作成装置。
  5. 前記リンク対象要素は、図表番号である
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子文書作成装置。
  6. 前記リンク先判別部は、切り出した画像データに含まれる文字情報に基づいて、リンク対象要素がリンク先か否かを判別する
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の電子文書作成装置。
  7. 前記リンク対象要素は、章タイトルである
    ことを特徴とする請求項1〜4、6のいずれか一項に記載の電子文書作成装置。
  8. 紙文書に記録された情報を取り込む紙文書情報取込部を更に備えたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の電子文書作成装置。
  9. 紙文書から電子文書を作成する電子文書作成方法であって、
    紙情報から読み取られた画像データに対して文字認識処理を行い、
    前記文字認識処理の結果に基づいて、リンク対象要素を検出し、
    検出されたリンク対象要素のうち、リンク先となるものを判別し、
    リンク先と判別されたもの以外のリンク対象要素から、リンク先と判別されたリンク対象要素へのリンク情報を生成し、
    生成されたリンク情報を電子文書に埋め込む
    ことを特徴とする電子文書作成方法。
  10. 紙文書から電子文書を作成するためのプログラムであって、コンピュータを、
    紙文書から読み取られた画像データに対して文字認識処理を行う文字認識処理部、
    前記文字認識処理の結果に基づいて、リンク対象要素を検出するリンク対象検出部、
    リンク対象検出部によって検出されたリンク対象のうち、リンク先となるものを判別するリンク先判別部、及び、
    リンク先と判別されたもの以外のリンク対象要素から、リンク先と判別されたリンク対象要素へのリンク情報を生成し、電子文書に埋め込むリンク生成部
    として機能させるための電子文書作成プログラム。
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