JP2006083785A - Valve timing control device of internal combustion engine - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、内燃機関のバルブタイミング制御装置に関し、特にハウジングとベーンロータにより隔成された遅角・進角油室内に設けられるコイルスプリングを保持するホルダ部材に関する。 The present invention relates to a valve timing control device for an internal combustion engine, and more particularly to a holder member that holds a coil spring provided in a retard / advance oil chamber separated by a housing and a vane rotor.
従来、バルブタイミング制御装置においては、エンジン停止時にはバルブタイミングをエンジン再始動可能な位相とするため、径方向をハウジング及びベーンロータにより画成され、軸方向をスプロケット及びプレートにより画成された作動室内にコイルスプリングを設けてベーンロータを付勢し、エンジン再始動に適した位置とするものがある。また、この技術にあっては、スプリングの組みつけ容易性を確保するため、スプリング両端にスプリングを保持するホルダ部材を設け、このホルダ部材とスプリングを一体としたスプリングユニットを軸方向から作動室内の軸方向溝に挿入している(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら上記従来技術にあっては、スプリングの伸縮に伴ってホルダ部材も移動しようとするため、ホルダ部材が作動室内の軸方向溝に沿って軸方向に移動してしまう。そのため、ハウジングの軸方向端部に設けられたスプロケット及びプレートとホルダ部材とが摺動し、コンタミ(摩耗紛)の発生や作動応答性及び耐久性の低下を招く、という問題があった。 However, in the above prior art, the holder member also moves as the spring expands and contracts, so that the holder member moves in the axial direction along the axial groove in the working chamber. For this reason, there is a problem that the sprocket and plate provided at the end of the housing in the axial direction slide with the holder member, causing contamination (abrasion powder) and lowering of the operation response and durability.
本発明は上記問題点に着目して成されたもので、その目的とするところは、コンタミの発生を抑制し、また作動応答性及び耐久性を改善した内燃機関のバルブタイミング制御装置を提供することにある。 The present invention has been made paying attention to the above-mentioned problems, and an object of the present invention is to provide a valve timing control device for an internal combustion engine that suppresses the occurrence of contamination and improves the operation response and durability. There is.
上述の目的を達成するため、本発明では、内燃機関のクランクシャフトから回転が伝達される回転伝達部材と、前記回転伝達部材もしくはカムシャフトの一方に固定され、少なくとも軸方向一端側に開口を有するハウジング本体と、このハウジング本体の開口を封止する少なくとも1枚のプレートとによって構成されるハウジングと、前記ハウジング本体の内周側に突出するように形成されることにより作動室が画成されるシューと、前記回転伝達部材もしくはカムシャフトの他方に固定され、径方向に突出するベーンを有するとともに前記ハウジング内に配置されるベーンロータと、前記作動室を前記ベーンロータによって隔成することで形成される遅角油室と進角油室と、前記遅角油室と進角油室への油の供給及び排出を行う流体給排手段と、前記遅角油室及び/または前記進角油室内に配置され、前記ベーンと前記シューが互いに離れる方向に付勢力を作用させるコイルスプリングと、前記コイルスプリングを保持可能に構成されるとともに、前記ベーンの周方向側面に少なくとも回転軸方向に摺動可能に設けられ,回転軸方向における両側端部は曲面からなる摺動部を有するホルダ部材と、を備えることとした。 In order to achieve the above-described object, in the present invention, a rotation transmission member that transmits rotation from a crankshaft of an internal combustion engine, and one of the rotation transmission member and the camshaft are fixed, and at least one end in the axial direction has an opening. A working chamber is defined by a housing formed by a housing body and at least one plate that seals the opening of the housing body, and formed so as to protrude toward the inner peripheral side of the housing body. A shoe, a vane rotor fixed to the other of the rotation transmission member or the camshaft and having a vane protruding in the radial direction and disposed in the housing, and the working chamber are separated by the vane rotor. A retard oil chamber, an advance oil chamber, and a fluid supply / discharger that supplies and discharges oil to and from the retard oil chamber and the advance oil chamber. And a coil spring that is disposed in the retard oil chamber and / or the advance oil chamber and that exerts an urging force in a direction in which the vane and the shoe are separated from each other, and is configured to be able to hold the coil spring, A holder member provided on the circumferential side surface of the vane so as to be slidable at least in the rotational axis direction, and having both end portions in the rotational axis direction having sliding portions formed of curved surfaces.
よって、ホルダ部材とスプロケット及びプレートとの摺動を回避することで、コンタミの発生を抑制し、また作動応答性及び耐久性を改善した内燃機関のバルブタイミング制御装置を提供できる。 Therefore, it is possible to provide a valve timing control device for an internal combustion engine in which the occurrence of contamination is suppressed and the operation responsiveness and durability are improved by avoiding sliding between the holder member, the sprocket and the plate.
以下、本発明の内燃機関のバルブタイミング制御装置を実現する最良の形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。 Hereinafter, the best mode for realizing a valve timing control apparatus for an internal combustion engine of the present invention will be described based on Example 1 shown in the drawings.
[バルブタイミング制御装置の概略]
実施例1につき図1ないし図10に基づき説明する。図1は、エンジン始動時におけるバルブタイミング制御装置1(以下、VTC1と記載する。)の軸方向断面図及び制御構成を示す図である。図1におけるx軸は、カムシャフト2と平行とする。VTC1はエンジンと接続するカムシャフト2のx軸負方向端部に設けられ、チェーンを介してクランクシャフトから回転が伝達される。
[Outline of valve timing control device]
The first embodiment will be described with reference to FIGS. FIG. 1 is a cross-sectional view in the axial direction and a control configuration of a valve timing control device 1 (hereinafter referred to as VTC 1) at the time of engine start. The x axis in FIG. 1 is parallel to the
VTC1はハウジング10とベーンロータ20を有する。ベーンロータ20は、カムシャフト2に対しカムボルト3により一体的に固定され、ハウジング10内に設けられてハウジング10の回転軸に対し相対回転自在に収容されている。また、ハウジング10のx軸正方向側にはスプロケット30が隣接して設けられ、巻装されたチェーンによりクランクシャフトの回転が伝達される。
The
ベーンロータ20とハウジング10の間には複数の油室が画成され、シール40により液密とされている。また、このシール40は内径方向からシールスプリング41により外径方向に付勢されて液密性を確保する。これにより液密とされた油室にオイルポンプ4から供給される作動油を導入し、作動油を介してベーンロータ20とハウジング10との間の回転伝達を行う。
A plurality of oil chambers are defined between the
その際、作動油の給排を調整して油室容積を変更することにより、ベーンロータ20とハウジング10を相対回転可能に設けている。すなわち、ベーンロータ20に対してハウジング10が相対回転された状態で両者間の回転力伝達が行われることにより、クランクシャフトの回転に対するカムシャフト2の回転位相を変更する。
At that time, the
また、エンジン停止時にはバルブタイミングをエンジン再始動可能な位相とするため、ベーンロータ20内にはロックピン21が設けられている。エンジン停止時にはこのロックピン21をハウジング10のスリーブ11に嵌め込むことで、ベーンロータ20とハウジング10の相対回転を規制し、バルブタイミングをエンジン再始動に適した位相とする。
Further, a
このロックピン21はリテーナ22に保持されたスプリング23によってx軸正方向に付勢されており、供給された作動油が作用することによってスプリング力に抗して係合を解除するよう構成される。ベーンロータ20は他のスプリングによって周方向に付勢されているため、エンジンが停止して作動油圧が解消するとベーンロータ20は付勢力に従って径方向に移動し、ハウジング10とベーンロータ20の相対回転によってロックピン21がスリーブ11に対応する位置に達するとスリーブ11に嵌め込まれる構成となっている。
The
このように、エンジン再始動に最適な位置にスリーブ11を設けることで、エンジン停止に伴ってロックピン21はスリーブ11に嵌め込まれ、バルブタイミングの位相をエンジン再始動に好適な位相としている。また、油圧が発生しない状態であってもハウジング10とベーンロータ20とを保持状態とし、吸気及び排気バルブに設けられたバルブスプリングとカムの作用により発生する交番トルクに伴って生じるベーンロータ20のばたつきを防止する。
Thus, by providing the
オイルポンプ4とVTC1の間には油圧制御アクチュエータ5が設けられ、ベーンロータ20とハウジング10の間に画成された油室に給排される作動油圧を制御する。油圧制御アクチュエータ5は、エンジンの作動状態、すなわち水温センサ、クランク角センサ、スロットル開度センサにより検出されるエンジンの温度、エンジン回転数、エンジン負荷等をコントローラ6に入力し、算出された指令信号に応じて駆動され、ベーンロータ20内部に設けられた油圧供給ブロック7を介して作動油の給排を行う。コントローラ6からの指令信号に基づき油圧制御アクチュエータ5が駆動され、複数の油室に作動油が選択的に給排される。
A
本願実施例において、VTC1は吸気カムシャフトもしくは排気カムシャフトのいずれか一方または両方に設けられていればよく、特に限定しない。また、クランクシャフトの回転がチェーンにより直接両方のカムシャフトに伝達される構成としてもよく、一方のカムシャフトに伝達された後、別途回転伝達部材によって他方のカムシャフトに回転が伝達される構成でもよく、特に限定しない。
In the present embodiment, the
[バルブタイミング制御装置の構成]
図2は、VTC1の分解斜視図である。上述のようにVTC1はハウジング10、ベーンロータ20、及びスプロケット30を有する。ベーンロータ20は外周部において略等間隔に設けられた第1、第2ベーン210,220を有し、第1ベーン210は3枚、第2ベーン220は1枚設けられている。第2ベーン220は第1ベーン210よりも周方向幅を大きく設けられており、この第2ベーン220にはx軸方向貫通孔が設けられてロックピン21を軸方向摺動可能に収装する。また、第1、第2ベーン210,220の外径面にはシール40が設けられてハウジング10の内周面と液密に摺接する。
[Configuration of valve timing control device]
FIG. 2 is an exploded perspective view of the
ハウジング10は内周面において径方向内側に突出するシュー110を有し、このシュー110の内径面にはシール50が設けられてベーンロータ20のロータ部230と液密に摺接する。これにより、シュー110と第1、第2ベーン210,220により複数(4つ)の油室が液密に画成される。
The
また、図中x軸を回転軸として反時計回りの回転を正とすれば、第1、第2ベーン210,220とシュー110により画成される油室のうち、回転正方向をシュー110に、回転負方向を第1または第2ベーン210,220により画成される4つの油室にはスプリングユニット300が設けられている。本願実施例ではこのスプリングユニット300が設けられている油室を進角油室と定義する。なお、スプリングユニット300を遅角油室に設けてもよく特に限定しない。
In addition, if the counterclockwise rotation is positive with the x axis as the rotation axis in the figure, the positive rotation direction of the oil chamber defined by the first and
スプリングユニット300は2つの第1、第2コイルスプリング310,320及び各コイルスプリングの軸方向両端部に設けられたホルダ部材330から形成され、第1、第2コイルスプリング310,320は同一の付勢力に設けられている。また、シュー110及び第1、第2ベーン210,220の進角油室側側面111及び211,221にはそれぞれx軸方向に貫通する凹部である溝112,212,222が設けられ、ホルダ部材330の径方向移動を規制する。
The
組み付け時にはスプリングユニット300を進角油室にx軸負方向から挿入し、ホルダ部材330を各溝112,212,222に係合させて組み付けを行う。すなわち、1つの進角油室に2つの第1、第2コイルスプリング310,320が設けられ、この第1、第2コイルスプリング310,320は、VTC1の回転方向に対し並列、かつx軸に対し対称に設けられる。したがって、スプリングユニット300の付勢力はVTC1の回転方向に作用する。なお、本願実施例では1つのスプリングユニット300に設けられるコイルスプリングは2つであるが、3つ以上であってもよく特に限定しない。
At the time of assembly, the
また、上述のように第2ベーン220にはx軸方向貫通孔223が設けられ、ロックピン21をx軸方向摺動可能に収装する。ロックピン21はスプリング23及びリテーナ22が嵌め込まれ、x軸正方向に付勢される。さらに、スプロケット30にはスリーブ11をx軸正方向に規制するスリーブ係止部31が設けられ、スリーブ11はスリーブ係止部31においてスプロケット30と当接して係止される。
In addition, as described above, the
組みつけの際には、まずハウジング10にベーンロータ20を挿入し、ロックピン21をx軸方向貫通孔223に挿入し、スプリング23、リテーナ22をロックピン21に挿入する。次に4つの進角油室にスプリングユニット300をそれぞれ係合させ、x軸正方向からスプロケット30をハウジング10に当接させる。
When assembling, the
その際、スリーブ11及びスリーブ係止部31がx軸方向貫通孔223と同軸上となるよう当接させる。そして、ハウジング10のx軸負方向からフロントプレート60を当接させ、ボルト61により締結し、各部材を一体とする。2つの第1、第2コイルスプリング310,320及び各コイルスプリングの軸方向両端部に設けられた2つのホルダ部材330からスプリングユニット300を形成することで、スプリングユニット300をユニット化し、組み付け容易性を図っている。
At that time, the
[VTC径方向断面]
図3はVTC1における最進角位置における径方向断面図、図4は最遅角位置における径方向断面図である。上述のように各進角油室500にはスプリングユニット300が設けられ、ベーンロータ20を負方向回転側に付勢している。
[VTC radial cross section]
FIG. 3 is a radial cross-sectional view at the most advanced angle position in the
図3においてはVTC1は最進角状態であり、進角及び遅角油室500,600に油圧が作用していない、または進角油室500の作動油圧とスプリングユニット300の付勢力の和が遅角油室600の作動油圧よりも大きい状態である。この進角状態においては、ハウジング10は正回転方向に付勢され、ベーンロータ20は負回転方向に付勢されるため進角油室500の容積は最大となり、遅角油室600の容積は最小となってVTC1は最進角状態となる。
In FIG. 3,
図4においてはVTC1は最遅角状態であり、遅角油室600の作動油圧が進角油室500の作動油圧とスプリングユニット300の付勢力の和よりも大きい状態である。この遅角状態においては、ハウジング10は負回転方向に付勢され、ベーンロータ20は正回転方向に付勢されるため遅角油室600の容積は最大となり、進角油室500の容積は最小となってVTC1は最遅角状態となる。
In FIG. 4,
[スプリングユニットの詳細]
図5は、スプリングユニット300の斜視図である。上述のようにスプリングユニット300は第1、第2コイルスプリング310,320及びホルダ部材330からなり、第1、第2コイルスプリング310,320はそれぞれ両端においてホルダ部材330と嵌合し、保持されている。本願実施例1においては、第1、第2コイルスプリング310,320は同径同長とされ、互いに巻線方向が逆向きとなるよう設けられているが他の構成であってもよく特に限定しない。さらに、コイルスプリングを3つ以上設けてもよく特に限定しない。
[Details of spring unit]
FIG. 5 is a perspective view of the
このホルダ部材330は金属薄板を加工することで形成される長方形状部材であり、短辺は曲げ加工により内側に曲げられている。加工法は軽量化及びコスト低減の観点からプレス加工とされ、またスプロケット30及びフロントプレート60よりも硬い材料で形成される。また、円筒状かつ同一方向に垂直に突出する突出部331が2つ設けられ、この突出部331は第1、第2コイルスプリング310,320を嵌合可能な径に設けられている。
The
組み付けの際には突出部331を第1、第2コイルスプリング310,320の両端と嵌合させることで第1、第2コイルスプリング310,320をそれぞれホルダ部材330に対し垂直に嵌合させ、圧縮した際にコイルスプリング同士が接触することを極力回避して耐久性を向上させた構成となっている。なお、ホルダ部材330は金型成型であってもよく、さらに樹脂により形成されることとしてもよく特に限定しない。
At the time of assembly, the first and second coil springs 310 and 320 are vertically fitted to the
[ホルダ部材の詳細]
図6は実施例1におけるホルダ部材330の斜視図、図7は断面図、図8は正面図である。上述のように、ホルダ部材330はスプロケット30及びフロントプレート60よりも硬い金属板をプレス加工することにより形成され、中空円筒状かつ同一方向に垂直に突出する突出部331が2つ設けられる。突出部331を中空とすることで容易に突出させ、加工容易性を確保している。この突出部331は第1、第2コイルスプリング310,320を嵌合可能な径に設けられている。
[Details of holder member]
6 is a perspective view of the
また、ホルダ部材330の短辺は軸方向に所定幅伸び、内側(スプリング側)に曲げられた延出部としての摺動部332を形成する。この摺動部332は弾性を有するとともに、底面333と摺動部332との間にはプレス加工に伴ってRが形成される。プレス加工によって、底面部333と摺動部332の角度θは90°以下に設けられる。実施例1ではθの値を90°の直角とするが、90°以下であればよく特に限定しない。
Further, the short side of the
なお、実施例1では底面333と摺動部332との間にRを設けたが、テーパ面を設けてもよく特に限定しない。また、実施例1では底面333に作動油の給排を行う給排孔337が設けられているが、設けなくともよく特に限定しない。
In addition, in Example 1, although R was provided between the
[ホルダ部材のベーンロータへの組み付け]
図9は、ホルダ部材330を組み付けたベーンロータ20の斜視図である。組み付けの際は、ホルダ部材330の長辺を溝212,222に係合させて組み付ける。ホルダ部材330が各スプリング310,320の付勢力によりベーンロータ20の外周側に移動した際にも、ベーンロータ20の溝212,222と係合することによりハウジング10との摺動を回避する構成となっている。
[Assembly of holder member to vane rotor]
FIG. 9 is a perspective view of the
また、摺動部332は図3におけるx軸すなわちVTC1の回転軸に対し直交して組み付けられるため、ホルダ部材330は少なくともベーンロータ20の進角油室側側面211,221の溝212,222に係合してx軸方向に摺動可能に設けられ、x軸方向端部に設けられた摺動部332は、摺動面となるスプロケット30及びフロントプレート60に対し、第1、第2コイルスプリング310,320側に所定幅をもって折り曲げられた端部335を有することとなる。プレスによる曲げ加工を施すことで、端部335と摺動部332との間にはRが形成される。実施例1ではRとするが、他の加工手段によりテーパを形成することとしてもよい。
Further, since the sliding
[摺動部によるコンタミ保持]
図10は、図9におけるA−A断面図である。VTC1作動時には、ベーンロータ20の回転に伴いホルダ部材330もハウジング10に対し相対回転し、第1、第2コイルスプリング310,320の付勢力によってホルダ部材330は溝212,222に沿って軸方向に移動する。これに伴って摺動部332はハウジング10の軸方向端部に設けられるスプロケット30及びフロントプレート60と当接して摺動し、摺動部332とスプロケット30及びフロントプレート60との摺動によりコンタミ(摩耗紛)が発生する。
[Contamination retention by sliding part]
10 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG. When the
その際、ホルダ部材330の底面333と摺動部332との間に形成されるRによりコンタミは保持され、VTC1内に供給される作動油内及び流体給排手段であるオイルポンプ4や油圧アクチュエータ5等へのコンタミの拡散が抑制されるよう設けられている。また、Rが設けられることで摺動時の面圧低減を行うとともにコンタミを保持する容積を拡大し、摺動性及びコンタミ収集性を確保している。
At this time, the contamination is held by R formed between the
ここで、摺動部332は弾性を有するため、テーパ部334に滞留するコンタミが多くなると弾性変形し、コンタミを保持する容積が拡大して保持量が大きくなるとともに、摺動の際に弾性変形することによって摺動面における各部材の摺動負荷を低減する。
Here, since the sliding
また、ホルダ部材330は摺動面であるスプロケット30及びフロントプレート60よりも硬い金属板により形成されているため、各スプリング310,320からの付勢力により摺動する際にホルダ部材330の摩耗を低減し、耐久性の確保を行っている。
Further, since the
さらに、摺動部332はホルダ部材330の内側に向かって曲げ加工されており、摺動の際は摺動部332においてスプロッケット30及びフロントプレート60と当接し、端部335においてスプロケット30及びフロントプレート60に当接することはない。したがって、ホルダ部材330がスプロケット30及びフロントプレート60と当接・摺動したとしても、摺動面における各部材の負担を低減し、平滑な摺動を達成することで各部材の摩耗を低減する構成となっている。
Further, the sliding
[従来例と本願実施例における作用効果の対比]
従来、バルブタイミング制御装置にあっては、エンジン停止時にはバルブタイミングをエンジン再始動可能な位相とするため、作動室内にコイルスプリングを設けてベーンロータを付勢している。その際、スプリングの組みつけ容易性を確保するため、スプリング両端にスプリングを保持するホルダ部材を設け、このホルダ部材とスプリングを一体としたスプリングユニットを軸方向から作動室内の軸方向溝に挿入している。
[Contrast of the effects of the conventional example and the embodiment of the present application]
Conventionally, in the valve timing control device, when the engine is stopped, the vane rotor is biased by providing a coil spring in the working chamber in order to set the valve timing to a phase where the engine can be restarted. At that time, in order to ensure the ease of assembly of the spring, a holder member for holding the spring is provided at both ends of the spring, and a spring unit in which the holder member and the spring are integrated is inserted from the axial direction into the axial groove in the working chamber. ing.
しかしながら上記従来技術にあっては、スプリングの伸縮に伴ってホルダ部材も移動しようとするため、ホルダ部材が作動室内の軸方向溝に沿って軸方向に移動してしまう。そのため、ハウジングの軸方向端部に設けられたスプロケット及びプレートとホルダ部材とが摺動し、コンタミの発生や作動応答性及び耐久性の低下を招く、という問題があった。 However, in the above prior art, the holder member also moves as the spring expands and contracts, so that the holder member moves in the axial direction along the axial groove in the working chamber. Therefore, there is a problem that the sprocket and plate provided at the axial end of the housing and the holder member slide to cause contamination and reduce the operation response and durability.
これに対し本願実施例1では、ハウジング10及びベーンロータ20によって隔成されることで形成される進角及び/または遅角油室300、400内に、第1、第2ベーン210,220とシュー110が互いに離れる方向に付勢力を作用させるように、進角及び/または遅角油室300、400のそれぞれ1つの油室に複数設けられたスプリングユニット300と、を備え、このスプリングユニット300は、第1、第2コイルスプリング310,320を保持可能に構成するホルダ部材330を有することとした。このホルダ部材330は、第1、第2ベーン210,220の進角油室側側面211,221におけるx軸方向の溝212,222に少なくともx軸方向に摺動可能に設けられ,x軸方向における両側端部は第1、第2コイルスプリング310,302側に曲げられた摺動部332を有することとした。
On the other hand, in the first embodiment of the present invention, the first and
これにより、ホルダ部材330とスプロケット30及びフロントプレート60との摺動面を曲面部336とすることで、摺動面における各部材の負担を低減し、平滑な摺動を達成可能とする。よって、コンタミの発生を抑制し、かつ作動応答性及び耐久性を改善した内燃機関のバルブタイミング制御装置を提供できる(請求項1に対応。)。
Thereby, the sliding surface of the
また、ホルダ部材330の短辺は軸方向に所定幅伸びる延出部を有し、この延出部は内側(スプリング側)に曲げられて摺動部332を形成した。この摺動部332と底面333との間にはRが設けられ、ホルダ部材330の底面333に対する摺動部332の角度θが90°以下に形成されることとした。
Further, the short side of the
これにより、若干量のコンタミが発生したとしてもテーパ部334によりコンタミを保持することが可能となり、VTC1内に供給される作動油内及び流体給排手段であるオイルポンプ4や油圧アクチュエータ5等へのコンタミの拡散を抑制することができる(請求項2に対応。)。
As a result, even if a slight amount of contamination occurs, it is possible to hold the contamination by the taper portion 334, and to the hydraulic oil supplied to the
実施例2につき図11ないし図14に基づき説明する。基本的な構成は実施例1と同様であるため異なる点についてのみ説明する。実施例1ではホルダ部材330の短辺をプレスによる曲げ加工により内側に曲げて曲面部336を有する摺動部332を形成し、軸方向に設けられた溝212,222により径方向移動を規制した。
A second embodiment will be described with reference to FIGS. Since the basic configuration is the same as that of the first embodiment, only different points will be described. In the first embodiment, the short side of the
これに対し実施例2では、ホルダ部材330aの短辺・長辺ともにプレスによる曲げ加工を行って第1、第2スプリング310,320側に曲がる短辺側摺動部332a、長辺側摺動部338aを形成し、径方向外側の長辺側摺動部338aにおいてハウジング10と摺接させ、径方向移動を規制する点で実施例1と異なる。
On the other hand, in Example 2, the short
図11は実施例2におけるホルダ部材330aの斜視図、図12は側面図、図13は正面図及びB−B断面図である。上述のように、実施例2におけるホルダ部材330aは短辺・長辺ともにプレスによる曲げ加工が施され、短辺側摺動部332a、長辺側摺動部338aを形成する。実施例1と同様、ホルダ部材330aには突出部331aが設けられて第1、第2コイルスプリング310,320の保持を行う。また底面333aには作動油の給排孔337aが設けられているが、設けなくともよく特に限定しない。
11 is a perspective view of a
短辺側摺動部332aは、実施例1と同様に所定の幅をもってプレスにより曲げ加工され、底面333aと間にRが形成されるとともに、底面333aに対する角度φが90°以下に設けられて短辺側テーパ部336aを形成する。また、スプリングユニット300における第1,第2コイルスプリング310,320の付勢力により、短辺側摺動部332aはスプロケット30及びフロントプレート60に当接して摺動する。摺接の際は短辺側最端部334aにおいて摺接する。
The short
一方、長辺側摺動部338aにおいても所定の幅をもってプレスにより曲げ加工され、底面333aと間にRが形成されるとともに、底面333aに対する角度φが90°以下に設けられて長辺側テーパ部339aを形成する。第1,第2コイルスプリング310,320の付勢力によりホルダ部材330aが径方向外側に移動しようとした際、この長辺側摺動部338aの長辺側最端部335aにおいてハウジング10の内周面とホルダ部材330aが摺接し、ホルダ部材330aは径方向外側への移動を規制される。
On the other hand, the long
[実施例2におけるコンタミ保持]
図14は実施例2におけるホルダ部材330aを組み付けたベーンロータ20aの斜視図である。実施例1においてはベーンロータ20に設けられた溝部212,222によってホルダ部材330の径方向外側を係止していたが、実施例2のベーンロータ20aには溝部が設けられておらず、ホルダ部材330aの長辺側摺動部338aにおいてハウジング10の内周面と当接させ、ホルダ部材330aの径方向移動を係止する構成となっている。
[Contamination retention in Example 2]
FIG. 14 is a perspective view of the
VTC1作動時には、第1、第2コイルスプリング310,320の付勢力によってホルダ部材330aは軸方向及び径方向に移動する。これに伴って短辺側摺動部332aは実施例1と同様にハウジング10の軸方向端部に設けられるスプロケット30及びフロントプレート60と当接して摺動する。長辺側摺動部338aはハウジング10の内周面と摺動し、短辺側及び長辺側摺動部332a,338a近傍においてコンタミが発生する。
During the operation of the
その際、ホルダ部材330の底面333と短辺側及び長辺側摺動部332a,338aとの間に形成されるRによりコンタミは保持され、VTC1内に供給される作動油内及び流体給排手段であるオイルポンプ4や油圧アクチュエータ5等へのコンタミの拡散が抑制されるよう設けられている。また、短辺側及び長辺側テーパ部336a,339aが設けられることにより、短辺側摺動部332aとスプロケット30またはフロントプレート60との間、及び長辺側摺動部338aとハウジング10内周との間にもコンタミが保持される領域が形成され、拡散を抑制する。
At that time, contamination is retained by R formed between the
また、各スプリング310,320側に曲げられた長辺側摺動部338aにおいても底面333aに対する角度ψは90°以下に設けられており、第1、第2コイルスプリング310,320の付勢力によってホルダ部材330aが径方向に移動した際、長辺側摺動部338aの長辺側最端部335aにおいてハウジング10の内周面とホルダ部材330aが摺接することで,スムーズな摺動を達成している。
In addition, the long
[実施例2における作用効果]
実施例2においては、ホルダ部材330aの短辺・長辺ともにプレスによる曲げ加工を行って短辺側摺動部332a、長辺側摺動部338aを設け、プレス加工に伴ってこの短辺側及び長辺側摺動部332a,338aと底面333aとの間ににRを形成する。また、短辺側摺動部332a及び長辺側摺動部338aは、底面333aに対する角度φ,ψがそれぞれ90°以下に設けられ、所定の幅をもってプレスにより曲げ加工されて短辺側及び長辺側テーパ面336a,339aが形成されることとした。
[Effects of Example 2]
In the second embodiment, both the short side and the long side of the
また、スプリングユニット300における第1,第2コイルスプリング310,320の付勢力によりホルダ部材330aが径方向外側に移動しようとした際、この長辺側摺動部338aの長辺側最端部335aにおいてハウジング10の内周面とホルダ部材330aが摺接し、ホルダ部材330aは径方向外側への移動を規制されることとした。
Further, when the
これにより、ホルダ部材330a近傍で発生したコンタミを、ホルダ部材330の底面333と短辺側及び長辺側摺動部332a,338aとの間に形成されるRにおいて保持することが可能となり,VTC1内に供給される作動油内及び流体給排手段であるオイルポンプ4や油圧アクチュエータ5等へのコンタミの拡散を抑制することができる。また、短辺側及び長辺側テーパ面336a,339aが設けられることにより、短辺側摺動部332aとスプロケット30またはフロントプレート60との間、及び長辺側摺動部338aとハウジング10内周との間に形成される領域にもコンタミを保持することができる。
As a result, the contamination generated in the vicinity of the
また、第1、第2コイルスプリング310,320の付勢力によってホルダ部材330aが径方向に移動した際、長辺側摺動部338aの長辺側最端部335aにおいてハウジング10の内周面とホルダ部材330aが摺接させることが可能となり、スムーズな摺動を行うことができる。
Further, when the
実施例3につき図15ないし図20に基づき説明する。基本的な構成は実施例1と同様であるため異なる点についてのみ説明する。実施例1ではシュー110及びベーンロータ20に設けられた軸方向の溝112,212,222にホルダ部材330を係止して径方向の動きを規制した。
A third embodiment will be described with reference to FIGS. Since the basic configuration is the same as that of the first embodiment, only different points will be described. In the first embodiment, the
これに対し実施例3では、ホルダ部材330bの短辺を突出部331bと反対方向に曲げて爪部332bを設け、この爪部332bをべーンロータ20の第1、第2ベーン210b,220bの溝212b、222bに設けられた軸方向係止部213b,223bに係止させてホルダ部材330bの軸方向移動を規制し、ホルダ部材330bとスプロケット30及びフロントプレート60とを非接触状態に維持する点で実施例1と異なる。
On the other hand, in Example 3, the short side of the
図15は実施例3におけるホルダ部材330の斜視図、図16は長手方向断面図、図17は正面図である。上述のように、ホルダ部材330bの短辺は突出部331bと反対方向に曲げ加工され、爪部332b(固定部)が設けられている。実施例1と同様、実施例3のホルダ部材330bについてもプレス加工により形成される。
15 is a perspective view of the
図18は実施例3のホルダ部材330bをベーンロータ20bに組み付けた際の斜視図、図19は図18のD−D断面における部分断面図、図20は軸方向正面図である。ホルダ部材330bは爪部332bにおいて第1、第2ベーン210b、220bに係合されている。図19に示すように第1、第2ベーン210b、220bには軸方向係止部213b,223bが設けられ、第1、第2ベーン210b、220bはこの軸方向係止部213b,223bにおいてホルダ部材330bの爪部332bと係合して軸方向移動を係止する。図20に示すように、ホルダ部材330bは溝212b、222bにより径方向移動をも規制される。
18 is a perspective view when the
[実施例3における作用効果]
実施例3にあっては、ホルダ部材330bの短辺を突出部331bと反対方向に曲げて爪部332bを設け、この爪部332bをべーンロータ20の第1、第2ベーン210b、220bの溝212b、222bに設けられた軸方向係止部213b,223bに係止させることとした。また、ホルダ部材330bは溝212b、222bにより径方向移動をも規制されることとした。
[Operational effects in Example 3]
In the third embodiment, the
これにより、ホルダ部材330bとスプロケット30及びフロントプレート60とを非接触状態に維持するすることが可能となり、部材同士の摺動を回避してコンタミの発生を抑制し、また作動応答性及び耐久性を改善した内燃機関のバルブタイミング制御装置を提供することができる(請求項3に対応。)。
As a result, the
また、溝212b,222bに設けられた軸方向係止部213b,223bによりホルダ部材330bを係止することで、軸方向に加え径方向の係止も同時に行うことが可能となり、ホルダ部材330bの位置を安定させてVTC1の作動応答性及びホルダ部材330bの耐久性をさらに向上させることができる。
Further, by locking the
[他の実施例]
以上、本発明を実施するための最良の形態を実施例1ないし実施例3に基づいて説明してきたが、本発明の具体的な構成は各実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
[Other embodiments]
The best mode for carrying out the present invention has been described based on the first to third embodiments. However, the specific configuration of the present invention is not limited to each embodiment, and the gist of the invention is described. Any design change within a range that does not deviate from the above is included in the present invention.
実施例1ではホルダ部材330の短辺をプレスによる曲げ加工により内側に曲げて摺動部332を形成し、ホルダ部材330とスプロケット30及びフロントプレート60と摺動させることで摺動面における各部材の負担を低減し、コンタミが発生した場合は摺動部332と底面333との間に設けられたRにおいてコンタミを保持することとしたが、同様の作用効果を達成できるものであれば他のものでもよい。
In the first embodiment, the short side of the
例えば、図21ないし図23に示すように、金型成型によりホルダ部材330cを形成し、短辺にテーパ面334cを設けてもよい。テーパ面334cの間に形成される凸部336cにおいてスプロケット30及びフロントプレート60と摺接させて摺動を平滑に行い、またテーパ面334cにコンタミを保持することで、実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
For example, as shown in FIGS. 21 to 23, the
更に、上記実施例から把握しうる請求項以外の技術的思想について、以下にその効果とともに記載する。 Further, technical ideas other than the claims that can be grasped from the above embodiments will be described below together with the effects thereof.
(イ) 内燃機関のクランクシャフトから回転が伝達される回転伝達部材と、前記回転伝達部材もしくはカムシャフトの一方に固定され、少なくとも軸方向一端側に開口を有するハウジング本体と、このハウジング本体の開口を封止する少なくとも1枚のプレートとによって構成されるハウジングと、
前記ハウジング本体の内周側に突出するように形成されることにより作動室が画成されるシューと、
前記回転伝達部材もしくはカムシャフトの他方に固定され、径方向に突出するベーンを有するとともに前記ハウジング内に配置されるベーンロータと、
前記作動室を前記ベーンロータによって隔成することで形成される遅角油室と進角油室と、
前記遅角油室と進角油室への油の供給及び排出を行う流体給排手段と、
前記遅角油室及び/または前記進角油室内に配置され、前記ベーンと前記シューが互いに離れる方向に付勢力を作用させるコイルスプリングと、
前記コイルスプリングを保持可能に設けられたホルダ部材と、
を有する内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
前記ホルダ部材は、前記ベーンの周方向側面であって少なくとも回転軸方向に摺動可能に設けられ、前記回転軸方向における両側端部は摺動面に対して90°以下の角度のテーパ部を有することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
(A) A rotation transmission member that transmits rotation from a crankshaft of an internal combustion engine, a housing body that is fixed to one of the rotation transmission member or the camshaft and that has an opening at least on one end side in the axial direction, and an opening of the housing body A housing constituted by at least one plate for sealing
A shoe in which a working chamber is defined by projecting to the inner peripheral side of the housing body;
A vane rotor fixed to the other of the rotation transmission member or the camshaft and having a vane protruding in a radial direction and disposed in the housing;
A retard oil chamber and an advance oil chamber formed by separating the working chamber by the vane rotor;
Fluid supply / discharge means for supplying and discharging oil to and from the retard oil chamber and the advance oil chamber;
A coil spring that is disposed in the retard oil chamber and / or the advance oil chamber and that exerts a biasing force in a direction in which the vane and the shoe are separated from each other;
A holder member provided to hold the coil spring;
In a valve timing control device for an internal combustion engine having
The holder member is provided on the circumferential side surface of the vane so as to be slidable at least in the rotation axis direction, and both end portions in the rotation axis direction have tapered portions having an angle of 90 ° or less with respect to the sliding surface. A valve timing control device for an internal combustion engine, comprising:
(ロ) 請求項1及び上記(イ)に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
前記ホルダ部材は、前記摺動部から周方向に伸びる所定幅の延出部を有することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
(B) In the valve timing control device for an internal combustion engine according to
The valve timing control device for an internal combustion engine, wherein the holder member has an extending portion having a predetermined width extending in a circumferential direction from the sliding portion.
摺動部が摺動した際、若干のコンタミが生じたとしても延出部にコンタミが滞留するため、作動室もしくは流体給排手段にコンタミが流れ込み、不具合を生じさせることがない。 Even if a slight contamination occurs when the sliding portion slides, the contamination stays in the extending portion, so that the contamination does not flow into the working chamber or the fluid supply / discharge means, thereby causing no trouble.
(ハ) 請求項2に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
前記ホルダ部材は、板材料を塑性変形させてホルダ部材及び摺動部を形成することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
(C) In the internal combustion engine valve timing control device according to
The valve timing control device for an internal combustion engine, wherein the holder member plastically deforms a plate material to form a holder member and a sliding portion.
ホルダ部材も板部材の塑性変形により形成されるため、軽量化及びコストダウンを図ることができる。 Since the holder member is also formed by plastic deformation of the plate member, weight reduction and cost reduction can be achieved.
(ニ) 請求項2及び上記(ロ)に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
前記摺動部は弾性を有することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
(D) In the valve timing control device for an internal combustion engine according to
The valve timing control device for an internal combustion engine, wherein the sliding portion has elasticity.
摺動部に滞留するコンタミ量が増加すると摺動部が弾性変形するため、より多くのコンタミを滞留させることができる。 When the amount of contamination staying in the sliding portion increases, the sliding portion elastically deforms, so that more contamination can be retained.
(ホ) 上記(ハ)に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
前記ホルダ部材のホルダ部材は、内部が中空円筒形状に形成されていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング装置。
(E) In the valve timing control device for an internal combustion engine according to (c),
The valve timing device for an internal combustion engine, wherein the holder member of the holder member is formed in a hollow cylindrical shape inside.
内部を中空とすることで、容易かつ確実にホルダ部材を突設させることができる。 By making the inside hollow, the holder member can be projected easily and reliably.
(ヘ) 請求項1または請求項2または上記(イ)ないし(ホ)のいずれか1つに記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において
前記ホルダ部材は、前記ベーンの周方向側面に形成された回転軸方向に貫通する凹部内に配置されることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング装置。
(F) In the valve timing control apparatus for an internal combustion engine according to any one of
ホルダ部材がスプリングの付勢力で外周側に移動してしまうことを回避することで、ホルダ部材の長手方向側面とハウジングとの摺動を防止できる。 By avoiding the holder member from moving to the outer peripheral side by the biasing force of the spring, sliding between the longitudinal side surface of the holder member and the housing can be prevented.
(ト) 請求項1に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
前記ホルダ部材は、前記ベーンの周方向側面の最外周側に配置され、長手方向にも曲面からなる摺動部が形成されていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング装置。
(G) In the valve timing control apparatus for an internal combustion engine according to
The valve timing device for an internal combustion engine, wherein the holder member is disposed on the outermost peripheral side of the side surface in the circumferential direction of the vane, and a sliding portion having a curved surface is formed in the longitudinal direction.
ホルダ部材がスプリングの付勢力で外周側に移動したとしても曲面からなる摺動部が摺動するため、ハウジングとホルダ部材との摺動をスムーズに行うことができる。 Even if the holder member moves to the outer peripheral side by the urging force of the spring, the sliding portion made of a curved surface slides, so that the sliding between the housing and the holder member can be performed smoothly.
(チ) 上記(イ)に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
前記ホルダ部材は、前記ベーンの周方向側面の最外周側に配置され、長手方向にも摺動面に対して90°以下の角度のテーパ部からなる摺動部が形成されていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
(H) In the valve timing control device for an internal combustion engine according to (b) above,
The holder member is disposed on the outermost peripheral side of the side surface in the circumferential direction of the vane, and a sliding portion including a tapered portion having an angle of 90 ° or less with respect to the sliding surface is formed in the longitudinal direction. A valve timing control device for an internal combustion engine.
(リ) 請求項2に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
前記ホルダ部材は、前記ベーンの周方向側面の最外周側に配置され、長手方向にも摺動面に対し前記スプリング側に折り曲げられた所定幅の摺動部が形成されていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
(I) In the valve timing control device for an internal combustion engine according to
The holder member is disposed on the outermost peripheral side of the circumferential side surface of the vane, and a sliding portion having a predetermined width is formed in the longitudinal direction and is bent toward the spring side with respect to the sliding surface. A valve timing control device for an internal combustion engine.
(ヌ)請求項1ないし請求項3または上記(イ)ないし(チ)に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
前記ホルダ部材は、前記シューの周方向側面と前記スプリングとの間にも設けられていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング装置。
(Nu) In the valve timing control apparatus for an internal combustion engine according to any one of
The valve timing device for an internal combustion engine, wherein the holder member is also provided between a circumferential side surface of the shoe and the spring.
前記ホルダ部材とスプリングとをユニット化した状態で取り付け可能となり、組み付け容易性が向上する。 The holder member and the spring can be attached in a united state, and the ease of assembly is improved.
(ル) 請求項1または上記(イ)ないし(ヌ)に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
前記ホルダ部材は、前記ベーンもしくは前記ハウジングよりも硬い材料で形成されてることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
(L) In the valve timing control apparatus for an internal combustion engine according to
The valve timing control device for an internal combustion engine, wherein the holder member is made of a material harder than the vane or the housing.
スプリングから荷重を受けた際、ホルダ部材の摩耗を低減させて耐久性向上を図ることができる。 When receiving a load from the spring, the wear of the holder member can be reduced to improve the durability.
(ヲ)請求項3に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
前記固定部は、前記スプリングを保持する突出部と反対方向に延出する爪部であることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
(V) In the valve timing control device for an internal combustion engine according to claim 3,
The valve timing control device for an internal combustion engine, wherein the fixing portion is a claw portion extending in a direction opposite to a protruding portion that holds the spring.
容易に固定部を形成し、かつ確実にホルダ部材の軸方向移動を規制できる。 The fixing portion can be easily formed and the axial movement of the holder member can be reliably regulated.
1 バルブタイミング制御装置
2 カムシャフト
3 カムボルト
4 オイルポンプ
5 油圧制御アクチュエータ
6 コントローラ
7 油圧供給ブロック
10 ハウジング
11 スリーブ
20 ベーンロータ
21 ロックピン
22 リテーナ
23 スプリング
30 スプロケット
31 スリーブ係止部
40 シール
41 シールスプリング
50 シール
60 フロントプレート
61 ボルト
110 シュー
111 進角油室側側面
112,212,222 溝
120 コイルスプリング
210 第1ベーン
220 第2ベーン
223 軸方向貫通孔
230 ロータ部
300 スプリングユニット
310 第1コイルスプリング
320 第2コイルスプリング
330 ホルダ部材
331 突出部
332 摺動部
333 底面
335 端部
337 給排孔
500 進角油室
600 遅角油室
1 Valve
Claims (3)
前記回転伝達部材もしくはカムシャフトの一方に固定され、少なくとも軸方向一端側に開口を有するハウジング本体と、このハウジング本体の開口を封止する少なくとも1枚のプレートとによって構成されるハウジングと、
前記ハウジング本体の内周側に突出するように形成されることにより作動室が画成されるシューと、
前記回転伝達部材もしくはカムシャフトの他方に固定され、径方向に突出するベーンを有するとともに前記ハウジング内に配置されるベーンロータと、
前記作動室を前記ベーンロータによって隔成することで形成される遅角油室と進角油室と、
前記遅角油室と進角油室への油の供給及び排出を行う流体給排手段と、
前記遅角油室及び/または前記進角油室内に配置され、前記ベーンと前記シューが互いに離れる方向に付勢力を作用させるコイルスプリングと、
前記コイルスプリングを保持可能に構成されるとともに、前記ベーンの周方向側面に少なくとも回転軸方向に摺動可能に設けられ,回転軸方向における両側端部は曲面からなる摺動部を有するホルダ部材と、
を備えることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。 A rotation transmission member for transmitting rotation from a crankshaft of the internal combustion engine;
A housing constituted by a housing body fixed to one of the rotation transmission member or the camshaft and having an opening on at least one axial end, and at least one plate for sealing the opening of the housing body;
A shoe in which a working chamber is defined by projecting to the inner peripheral side of the housing body;
A vane rotor fixed to the other of the rotation transmission member or the camshaft and having a vane protruding in a radial direction and disposed in the housing;
A retard oil chamber and an advance oil chamber formed by separating the working chamber by the vane rotor;
Fluid supply / discharge means for supplying and discharging oil to and from the retard oil chamber and the advance oil chamber;
A coil spring that is disposed in the retard oil chamber and / or the advance oil chamber and that exerts a biasing force in a direction in which the vane and the shoe are separated from each other;
A holder member configured to be able to hold the coil spring, and provided on the circumferential side surface of the vane so as to be slidable at least in the rotational axis direction, and having both end portions in the rotational axis direction having sliding portions formed of curved surfaces; ,
A valve timing control device for an internal combustion engine, comprising:
前記回転伝達部材もしくはカムシャフトの一方に固定され、少なくとも軸方向一端側に開口を有するハウジング本体と、このハウジング本体の開口を封止する少なくとも1枚のプレートとによって構成されるハウジングと、
前記ハウジング本体の内周側に突出するように形成されることにより作動室が画成されるシューと、
前記回転伝達部材もしくはカムシャフトの他方に固定され、径方向に突出するベーンを有するとともに前記ハウジング内に配置されるベーンロータと、
前記作動室を前記ベーンロータによって隔成することで形成される遅角油室と進角油室と、
前記遅角油室と進角油室への油の供給及び排出を行う流体給排手段と、
前記遅角油室及び/または前記進角油室内に配置され、前記ベーンと前記シューが互いに離れる方向に付勢力を作用させるコイルスプリングと、
前記コイルスプリングを保持可能に構成されるとともに、前記ベーンの周方向側面に少なくとも回転軸方向に摺動可能に設けられ,回転軸方向における両側端部は摺動面に対してスプリング側に折り曲げられた所定幅の摺動部を有しているホルダ部材と
を有する内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
前記ホルダ部材における前記摺動部は、摺動面に対して90°以下の角度に折り曲げられていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング装置。 A rotation transmission member for transmitting rotation from a crankshaft of the internal combustion engine;
A housing constituted by a housing body fixed to one of the rotation transmission member or the camshaft and having an opening on at least one axial end, and at least one plate for sealing the opening of the housing body;
A shoe in which a working chamber is defined by projecting to the inner peripheral side of the housing body;
A vane rotor fixed to the other of the rotation transmission member or the camshaft and having a vane protruding in a radial direction and disposed in the housing;
A retard oil chamber and an advance oil chamber formed by separating the working chamber by the vane rotor;
Fluid supply / discharge means for supplying and discharging oil to and from the retard oil chamber and the advance oil chamber;
A coil spring that is disposed in the retard oil chamber and / or the advance oil chamber and that exerts a biasing force in a direction in which the vane and the shoe are separated from each other;
The coil spring is configured to be able to hold, and is provided on the side surface in the circumferential direction of the vane so as to be slidable at least in the rotational axis direction, and both end portions in the rotational axis direction are bent toward the spring side with respect to the sliding surface. A valve timing control device for an internal combustion engine having a holder member having a sliding portion of a predetermined width,
The valve timing device for an internal combustion engine, wherein the sliding portion of the holder member is bent at an angle of 90 ° or less with respect to the sliding surface.
前記回転伝達部材もしくはカムシャフトの一方に固定され、少なくとも軸方向一端側に開口を有するハウジング本体と、このハウジング本体の開口を封止する少なくとも1枚のプレートとによって構成されるハウジングと、
前記ハウジング本体の内周側に突出するように形成されることにより作動室が画成されるシューと、
前記回転伝達部材もしくはカムシャフトの他方に固定され、径方向に突出するベーンを有するとともに前記ハウジング内に配置されるベーンロータと、
前記作動室を前記ベーンロータによって隔成することで形成される遅角油室と進角油室と、
前記遅角油室と進角油室への油の供給及び排出を行う流体給排手段と、
前記遅角油室及び/または前記進角油室内に配置され、前記ベーンと前記シューが互いに離れる方向に付勢力を作用させるコイルスプリングと、
前記コイルスプリングを保持可能に構成されるとともに、前記ベーンの周方向側面に挿入可能に設けられ、回転軸方向における両側端部が前記ハウジングと非接触状態を維持する固定部を有するホルダ部材と、
を有することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング装置。 A rotation transmission member for transmitting rotation from a crankshaft of the internal combustion engine;
A housing constituted by a housing body fixed to one of the rotation transmission member or the camshaft and having an opening on at least one axial end, and at least one plate for sealing the opening of the housing body;
A shoe in which a working chamber is defined by projecting to the inner peripheral side of the housing body;
A vane rotor fixed to the other of the rotation transmission member or the camshaft and having a vane protruding in a radial direction and disposed in the housing;
A retard oil chamber and an advance oil chamber formed by separating the working chamber by the vane rotor;
Fluid supply / discharge means for supplying and discharging oil to and from the retard oil chamber and the advance oil chamber;
A coil spring that is disposed in the retard oil chamber and / or the advance oil chamber and that exerts a biasing force in a direction in which the vane and the shoe are separated from each other;
A holder member that is configured to be able to hold the coil spring and is provided so as to be insertable on a circumferential side surface of the vane, and having a fixing portion in which both end portions in the rotation axis direction maintain a non-contact state with the housing;
A valve timing apparatus for an internal combustion engine, comprising:
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004270716A JP2006083785A (en) | 2004-09-17 | 2004-09-17 | Valve timing control device of internal combustion engine |
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JP2004270716A JP2006083785A (en) | 2004-09-17 | 2004-09-17 | Valve timing control device of internal combustion engine |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009162118A (en) * | 2008-01-08 | 2009-07-23 | Hitachi Ltd | Valve timing control device for internal combustion engine and installing method of the valve timing control device |
CN102472125A (en) * | 2009-09-25 | 2012-05-23 | 三菱电机株式会社 | Valve timing regulator |
-
2004
- 2004-09-17 JP JP2004270716A patent/JP2006083785A/en active Pending
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JP2009162118A (en) * | 2008-01-08 | 2009-07-23 | Hitachi Ltd | Valve timing control device for internal combustion engine and installing method of the valve timing control device |
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