JP2006072772A - サーバ構築支援システム、サーバ構築支援装置、サーバ構築支援方法及びそのプログラム - Google Patents

サーバ構築支援システム、サーバ構築支援装置、サーバ構築支援方法及びそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】従来のシステム構築方式では、パラメータ決定のための詳細設計を行う必要があった。また詳細設計を行ってパラメータを決定しシステム構築を行っても、システムテストや運用フェーズにおけるカスタマイズやチューニングの工数が必要になり、特に大規模システムにおいては短期に構築することは困難であるという問題があった。
【解決手段】大規模コンピュータシステムにおいて、プラットフォームのシステム要件などの最小限の要件値を入力とすることによりシステム構築パラメータを自動的に生成して各構築の対象となるサーバに配布し適用することにより、システムの構築を実現する。また、パラメータの詳細設計の工数を短縮することを可能にする。また、OSやソフトウェアのバージョンアップに対応して常にデータベースを更新させ、ユーザの要求するバージョンに対応したデータを出力可能な機能を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ユーザに導入する大規模なサーバシステムの構築に関し、特に、構築の対象となるサーバのサイジング要件とシステム要件を与えることでシステム構築パラメータを自動的に生成するサーバ構築システム、サーバ構築装置、サーバ構築方法及びそのプログラムに関する。
従来のシステム構築方式では、パラメータ決定のための詳細設計を行う必要があった。また詳細設計を行ってパラメータを決定しシステム構築を行っても、システムテストや運用フェーズにおけるカスタマイズやチューニングの工数が必要になり、特に大規模システムにおいては短期に構築することは困難であるという問題があった。サーバ構築支援システムは、利用者が最小限のシステム要件を入力するだけで要件に合ったサイジングデータやシステムパラメータを提供することを目的としている。
従来のシステム構築システムの一例が、特許文献1に記載されている。この公報に記載されたシステム構築方法は、システム構築に必要なノウハウ及び知識をソリューションバンクにパターン化して蓄積し、システム構築を行う計算機から業務モデル、処理形態、プロジェクト規模によりソリューションバンクをアクセスし、システムの動作環境情報を一括して得る内容が記載されている。
特開平11−184679(第5−8ページ、図1)
上述した特許文献1では尚、以下のような問題点を有している。
第1の点は、システムを構築するサーバ等に必要なCPUの数等を算定するためのサイジングデータの受付をソリューションバンクで行っていないため、正確なシステム規模の見積もりができないことである。
また、特許文献1では、システム構築において業務モデルに応じたソリューションパターンをカテゴライズして提供するとあるが、カテゴライズして提供する具体的な方法が記述されていないことである。
さらに、特許文献1には、ソリューションバンクからソリューションを提供するとあるが、そのバンクに蓄積するノウハウ等を更新する方法について記述されていないことである。
本発明は、以上の点を解決するサーバ構築システム、サーバ構築装置、サーバ構築方法及びそのプログラムを提案するものである。
本発明の第1のサーバ構築支援システムは、利用者端末と、システム構築パラメータを生成するサーバ構築支援装置と、生成された前記システム構築パラメータを使用してシステム構築を実行するユーザシステムのユーザサーバと、前記利用者端末と前記サーバ構築支援装置と前記ユーザサーバとを接続するネットワークと、を含むサーバ構築支援システムにおいて、 前記利用者端末は、 構築の対象となるユーザシステムに適合するシステムモデルを選定し送信する手段と、ユーザシステムの業種情報とサイジング情報を入力し送信する手段と、 ユーザシステムのシステム要件を入力し送信する手段と、 前記サーバ構築支援装置が生成した前記システム構築パラメータと配布用プログラムを受信し前記システム構築パラメータと配布用プログラムを前記ユーザサーバに送信する手段と、を備え、 前記サーバ構築支援装置は、 送信したシステムモデル一覧から前記利用者端末が選択したシステムモデルを受信すると、選択された前記システムモデルから前記システムモデルを構成するサーバ種別を決定する手段と、 決定されたサーバ種別それぞれに前記利用者端末が指定するサイジング情報から各サーバ種別ごとのサーバ台数を決定する手段と、 前記利用者端末の指定した業種情報からユーザシステムの必要とするアプリケーションプログラム一覧を決定し、各アプリケーションプログラムを構築するシステム構築パラメータの雛形情報をデータベースから取り出し一時記憶する手段と、 前記利用者端末からシステム要件を受信すると、一時記憶した前記雛形情報の定義する変数に適用してサーバ種別を構成する各サーバについての前記システム構築パラメータを生成し、生成された前記システム構築パラメータをシステム構築パラメータファイルに記憶するとともに、生成された前記システム構築パラメータと配布用プログラムを前記利用者端末に送信する手段と、を備え、 前記ユーザサーバは、前記利用者端末から前記システム構築パラメータを受信すると、前記配布用プログラムによって前記システム構築パラメータファイルに利用権限を設定して各アプリケーションプログラムの該当するディレクトリに格納する手段を備える、ことを特徴とする。
本発明の第2のサーバ構築支援システムは、利用者端末と、システム構築パラメータを生成するサーバ構築支援装置と、生成された前記システム構築パラメータを使用してシステム構築を実行するユーザシステムのユーザサーバと、前記利用者端末と前記サーバ構築支援装置と前記ユーザサーバとを接続するネットワークと、を含むサーバ構築支援システムにおいて、 前記利用者端末は、 構築の対象となる前記ユーザサーバに適合するシステムモデルを選定し送信する手段と、前記ユーザサーバの業種情報とサイジング情報を入力し送信する手段と、 前記ユーザサーバのシステム要件を入力し送信する手段と、 前記サーバ構築支援装置が生成した前記システム構築パラメータと配布用プログラムを受信し前記システム構築パラメータと配布用プログラムを前記ユーザサーバに送信する手段と、を備え、 前記サーバ構築支援装置は、 前記利用者端末にシステムモデルデータベースから読み出したユーザシステムのシステムモデル一覧情報を送信し前記利用者端末が選択したシステムモデルを受信する手段と、 選択された前記システムモデルを構成するサーバ種別情報を前記システムモデルデータベースから取り出しサーバ種別ごとに用意されたサイジング情報入力項目と、ユーザシステムの業種情報の入力項目と、を持つ入力画面を前記利用者端末に送信し業種情報とサイジング情報を前記利用者端末から受信する手段と、 受信した業種情報からスケルトンファイルデータベースを検索し当該業種で使用されるアプリケーションプログラム一覧を求め、各アプリケーションプログラムを構築する構築パラメータの雛形情報を前記スケルトンファイルデータベースから取り出し一時記憶する手段と、 選択された前記システムモデルを構成するサーバ種別ごとに前記システムモデルデータベースに記憶された計算式に前記サイジング情報を適用してサーバ種別ごとにサーバ台数を算定する手段と、 システム要件入力画面を前記利用者端末に送信しシステム要件を受信する手段と、 入力されたシステム要件を前記利用者端末から受信すると、一時記憶した前記雛形情報の定義する変数に適用して各サーバ種別の全サーバについての前記システム構築パラメータを生成し、生成された前記システム構築パラメータをシステム構築パラメータファイルに記憶する手段と、 生成された前記システム構築パラメータと配布用プログラムを前記利用者端末に送信する手段と、を備え、 前記ユーザサーバは、前記利用者端末から前記システム構築パラメータを受信すると、各アプリケーションプログラムの該当するディレクトリに前記配布用プログラムによって前記システム構築パラメータを利用権限を設定して格納する手段を備える、ことを特徴とする。
本発明の第3のサーバ構築支援システムは、前記第1または第2のサーバ構築支援システムに於いて、前記サーバ構築支援装置は、前記システム構築パラメータを適用したアプリケーションプログラムを前記ユーザサーバで評価した結果、前記システム構築パラメータの一部に変更が発生すると前記スケルトンファイルデータベースと前記システム構築パラメータファイルに変更部分を反映する手段をさらに備えることを特徴とする。
本発明の第4のサーバ構築支援システムは、前記第1または第2のサーバ構築支援システムに於いて、前記システムモデルデータベースは、システムモデルの種類としてトランザクションシステムモデル、Webサーバシステムモデル、電子メールサーバシステムモデル、コマースサイトシステムモデルを含み、各システムモデルは、データベースサーバと業務サーバと運用管理サーバを含むサーバ種別に関しシステムモデルの構成上必要となるサーバ種別を記憶し、さらに入力されたサイジング情報からサーバ種別ごとにサーバ台数を計算するための計算式を記憶することを特徴とする。
本発明の第1のサーバ構築支援装置は、送信したユーザシステムの候補となるシステムモデル一覧から利用者端末が選択したシステムモデルを受信すると、選択された前記システムモデルから前記システムモデルを構成するサーバ種別を決定する手段と、 決定されたサーバ種別それぞれに前記利用者端末が指定するサイジング情報から各サーバ種別ごとのサーバ台数を決定する手段と、 前記利用者端末の指定したユーザシステムの業種情報から必要となるアプリケーションプログラム一覧を決定し、各アプリケーションプログラムを構築するシステム構築パラメータの雛形情報をデータベースから取り出し一時記憶する手段と、 前記利用者端末からシステム要件を受信すると、一時記憶した前記雛形情報の定義する変数に適用してサーバ種別を構成する各サーバについての前記システム構築パラメータを生成し、生成された前記システム構築パラメータをシステム構築パラメータファイルに記憶するとともに、生成された前記システム構築パラメータと配布用プログラムを前記利用者端末に送信する手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の第2のサーバ構築支援装置は、利用者端末にシステムモデルデータベースから読み出したユーザシステムのシステムモデル一覧情報を送信し前記利用者端末が選択したシステムモデルを受信する手段と、 選択された前記システムモデルを構成するサーバ種別情報を前記システムモデルデータベースから取り出しサーバ種別ごとに用意されたサイジング情報入力項目と、ユーザシステムの業種情報の入力項目と、を持つ入力画面を前記利用者端末に送信し業種情報とサイジング情報を前記利用者端末から受信する手段と、
受信した業種情報からスケルトンファイルデータベースを検索し当該業種で使用されるアプリケーションプログラム一覧を求め、各アプリケーションプログラムを構築する構築パラメータの雛形情報を前記スケルトンファイルデータベースから取り出し一時記憶する手段と、 選択された前記システムモデルを構成するサーバ種別ごとに前記システムモデルデータベースに記憶された計算式に前記サイジング情報を適用してサーバ種別ごとにサーバ台数を算定する手段と、 システム要件入力画面を前記利用者端末に送信しシステム要件を受信する手段と、 入力されたシステム要件を前記利用者端末から受信すると、一時記憶した前記雛形情報の定義する変数に適用して各サーバ種別の全サーバについての前記システム構築パラメータを生成し、生成された前記システム構築パラメータをシステム構築パラメータファイルに記憶する手段と、 生成された前記システム構築パラメータと配布用プログラムを前記利用者端末に送信する手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の第1のサーバ構築支援方法は、サーバ構築支援装置が、利用者端末にシステムモデルデータベースから読み出したユーザシステムのシステムモデル一覧情報を送信するステップと、 前記利用者端末が、ユーザシステムを構成するユーザサーバに適合するシステムモデルを選定し送信するステップと、 前記サーバ構築支援装置が、前記利用者端末が選択した前記システムモデルを受信すると、前記システムモデルを構成するサーバ種別情報を前記システムモデルデータベースから取り出しサーバ種別ごとに用意されたサイジング情報入力項目と、ユーザシステムの業種情報の入力項目と、を持つ入力画面を前記利用者端末に送信するステップと、 前記利用者端末が、前記ユーザサーバの業種情報とサイジング情報を入力し送信するステップと、 前記サーバ構築支援装置が、受信した業種情報からスケルトンファイルデータベースを検索し当該業種で使用されるアプリケーションプログラム一覧を求め、各アプリケーションプログラムを構築する構築パラメータの雛形情報を前記スケルトンファイルデータベースから取り出し一時記憶するステップと、 前記サーバ構築支援装置が、選択された前記システムモデルを構成するサーバ種別ごとに前記システムモデルデータベースに記憶された計算式に前記サイジング情報を適用してサーバ種別ごとにサーバ台数を算定するステップと、 前記サーバ構築支援装置が、システム要件入力画面を前記利用者端末に送信するステップと、 前記利用者端末が、前記ユーザサーバのシステム要件を入力し送信するステップと、 前記サーバ構築支援装置が、システム要件を前記利用者端末から受信すると、一時記憶した前記雛形情報の定義する変数に適用して各サーバ種別の全サーバについての前記システム構築パラメータを生成し、生成された前記システム構築パラメータをシステム構築パラメータファイルに記憶するステップと、 生成された前記システム構築パラメータと配布用プログラムを前記利用者端末に送信するステップと、 前記利用者端末が、前記サーバ構築支援装置が生成した前記システム構築パラメータと配布用プログラムを受信し前記システム構築パラメータと配布用プログラムを前記ユーザサーバに送信するステップと、 前記ユーザサーバが、前記利用者端末から前記システム構築パラメータを受信すると、各アプリケーションプログラムの該当するディレクトリに前記配布用プログラムによって前記システム構築パラメータを利用権限を設定して格納するステップと、 を備えることを特徴とする。
本発明の第2のサーバ構築支援方法は、利用者端末にシステムモデルデータベースから読み出したユーザシステムのシステムモデル一覧情報を送信し前記利用者端末が選択したシステムモデルを受信するステップと、 選択された前記システムモデルを構成するサーバ種別情報を前記システムモデルデータベースから取り出しサーバ種別ごとに用意されたサイジング情報入力項目と、ユーザシステムの業種情報の入力項目と、を持つ入力画面を前記利用者端末に送信し業種情報とサイジング情報を前記利用者端末から受信するステップと、 受信した業種情報からスケルトンファイルデータベースを検索し当該業種で使用されるアプリケーションプログラム一覧を求め、各アプリケーションプログラムを構築する構築パラメータの雛形情報を前記スケルトンファイルデータベースから取り出し一時記憶するステップと、 選択された前記システムモデルを構成するサーバ種別ごとに前記システムモデルデータベースに記憶された計算式に前記サイジング情報を適用してサーバ種別ごとにサーバ台数を算定するステップと、 システム要件入力画面を前記利用者端末に送信しシステム要件を受信するステップと、 入力されたシステム要件を前記利用者端末から受信すると、一時記憶した前記雛形情報の定義する変数に適用して各サーバ種別の全サーバについての前記システム構築パラメータを生成し、生成された前記システム構築パラメータをシステム構築パラメータファイルに記憶するステップと、 生成された前記システム構築パラメータと配布用プログラムを前記利用者端末に送信するステップと、を備える ことを特徴とする。
本発明の第1のプログラムは、コンピュータに、 送信したユーザシステムの候補となるシステムモデル一覧から利用者端末が選択したシステムモデルを受信すると、選択された前記システムモデルから前記システムモデルを構成するサーバ種別を決定するステップと、 決定されたサーバ種別それぞれに前記利用者端末が指定するサイジング情報から各サーバ種別ごとのサーバ台数を決定するステップと、 前記利用者端末の指定したユーザシステムの業種情報から必要となるアプリケーションプログラム一覧を決定し、各アプリケーションプログラムを構築するシステム構築パラメータの雛形情報をデータベースから取り出し一時記憶するステップと、 前記利用者端末からシステム要件を受信すると、一時記憶した前記雛形情報の定義する変数に適用してサーバ種別を構成する各サーバについての前記システム構築パラメータを生成し、生成された前記システム構築パラメータをシステム構築パラメータファイルに記憶するとともに、生成された前記システム構築パラメータと配布用プログラムを前記利用者端末に送信するステップと、 を実行させることを特徴とする。
本発明の第2のプログラムは、コンピュータに、 利用者端末にシステムモデルデータベースから読み出したユーザシステムのシステムモデル一覧情報を送信し前記利用者端末が選択したシステムモデルを受信するステップと、 選択された前記システムモデルを構成するサーバ種別情報を前記システムモデルデータベースから取り出しサーバ種別ごとに用意されたサイジング情報入力項目と、ユーザシステムの業種情報の入力項目と、を持つ入力画面を前記利用者端末に送信し業種情報とサイジング情報を前記利用者端末から受信するステップと、 受信した業種情報からスケルトンファイルデータベースを検索し当該業種で使用されるアプリケーションプログラム一覧を求め、各アプリケーションプログラムを構築する構築パラメータの雛形情報を前記スケルトンファイルデータベースから取り出し一時記憶するステップと、 選択された前記システムモデルを構成するサーバ種別ごとに前記システムモデルデータベースに記憶された計算式に前記サイジング情報を適用してサーバ種別ごとにサーバ台数を算定するステップと、 システム要件入力画面を前記利用者端末に送信しシステム要件を受信するステップと、 入力されたシステム要件を前記利用者端末から受信すると、一時記憶した前記雛形情報の定義する変数に適用して各サーバ種別の全サーバについての前記システム構築パラメータを生成し、生成された前記システム構築パラメータをシステム構築パラメータファイルに記憶するステップと、 生成された前記システム構築パラメータと配布用プログラムを前記利用者端末に送信するステップと、を実行させることを特徴とする。
第1の効果は、利用者が目標スループットその他の最低限のサイジング要件を入力するだけで、構築対象システムのサイジング情報を得ることができることにある。この結果、机上で台数を計算する必要がなく、過去の実績ある構築例を基にした信用のあるサイジングデータを得ることができる。
第2の効果は、利用者がサーバ情報やLAN情報、ディレクトリ情報などの基礎データを入力するだけで、あらかじめ適切に選択された必要ソフトウェアのコンフィグレーションを生成できることである。この結果、システム詳細設計フェーズの工数を短縮することができ、かつ過去の実績あるパラメータを最適に利用することが出来る。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
本発明は、サーバを利用したユーザシステムの設計と構築をサポートするシステムエンジニア等が、特に大規模な構成を持つユーザシステムを構成するサーバの仕様とシステム構築パラメータを生成する際の便宜を与える内容を有する。
図1は本実施例の基本構成を説明するもので、システムエンジニア等の利用者がユーザシステムに関するサイジング要件やシステム要件を入力する利用者端末20と、利用者端末20から入力されたサイジング要件やシステム要件を受信してユーザシステムに最適なサーバの構成を生成するサーバ構築支援装置10と、構築されたユーザシステムであるユーザサーバ30と、利用者端末20とサーバ構築支援装置10とユーザサーバ30と、を接続するインターネットを含むネットワーク40と、から構成されている。
サーバ構築支援装置10は、情報処理装置であって、プログラムとして動作する以下に説明する各手段と、磁気ディスク装置等に情報を記憶するファイルやデータベースを有している。
サーバ構成情報生成手段12は、サイジング要件入力部11からサイジング要件を受け取り、構築の対象であるユーザシステムのサーバ構成情報を生成する。尚、サイジング要件とは、ユーザシステムを構成するサーバのCPU数等の規模を規定するに必要となる情報である。生成されたサーバ構成情報は、サーバ構成情報出力手段13によってサーバ構成情報ファイルD2としてファイルに出力される。
大規模システムモデル情報データベースD1は、複数のシステムモデル情報とそのシステムモデルに対応したサイジング計算式とを組みとして記憶している。
サーバ構成情報生成手段12は、利用者端末20により選定されたシステムモデルを入力とし、次にトランザクションの目標スループットなどのシステムのサイジング情報を入力として、サイジング計算式によりそのシステムで必要なサーバの台数やサーバモデル情報を出力する。
サーバ構成情報入力手段14は、サーバ構成情報D2からサーバ構成情報を読み取り、構築パラメータ生成手段16にサーバ構成情報を渡す。
構築パラメータ生成手段16は、システム要件入力部15から受け取ったシステム要件と、サーバ構成情報入力手段14から受け取ったサーバ構成情報と、スケルトンファイル情報と、からシステム構築パラメータを生成する。
システム構築パラメータ出力手段17は、生成されたシステム構築パラメータをシステム構築パラメータファイルD3としてファイルに格納する。
スケルトン読込み手段18はスケルトンファイルデータベースD6からスケルトンファイルを読み込む。
スケルトン定義手段1Bは、過去にシステムで実証されたアプリケーションプログラム等のシステム構築パラメータを生成するための雛形となる情報をスケルトンファイルとしてあらかじめ定義しておき、これをスケルトンファイルデータベースD5に登録する。
スケルトン更新手段1Aは、カスタマイズデータを入力として、スケルトンファイルを自動的に更新または新たなシステムモデルとして新規登録する。
カスタマイズデータ適用手段19は、更新されたスケルトンファイルを入力として、大規模システムモデル情報データベースD1を更新する。
利用者端末20は、それぞれプログラムとして動作する構築パラメータ配信手段23と、構築パラメータ適用手段24と、カスタマイズデータ適用手段21と、カスタマイズデータ収集手段22と、を備えている。
構築パラメータ配信手段23は、格納されたシステム構築パラメータデータを目的とするシステム構築対象のユーザサーバ30へ配信する。構築パラメータ適用手段24は、配信されたシステム構築パラメータファイルをユーザサーバ30上の適切なパラメータ配置位置へ配置しパラメータを適用させる。
ユーザシステムを構成するユーザサーバ30に配信、適用されたパラメータが実際の構築時の評価等によるチューニングによりカスタマイズされた場合、その情報は構築パラメータ適用サーバ220のカスタマイズファイルD4に格納される。カスタマイズデータ収集手段22は、カスタマイズデータをカスタマイズファイルD4から収集し、カスタマイズデータ適用手段21にそのデータを渡す。
カスタマイズデータ適用手段21は、そのデータをサーバ構築支援装置10のカスタマイズデータ適用手段19に送信しカスタマイズデータによるデータベース等の更新が行われる。
ユーザサーバ30は、配信されたシステム構築パラメータを該当するアプリケーションプログラムのディレクトリに配置するディレクトリ配布手段31を備える。
次に、本発明を実施するための最良の実施の形態の動作について図2のフローチャートを参照して説明する。
利用者はサーバ構築支援装置10のホームページのURLを利用者端末20に入力する。これによって利用者端末20とサーバ構築支援装置10とがネットワーク40を介して接続される。利用者は、サーバ構築支援装置10への最初のアクセス時、サーバ構築支援装置10から利用者ID、パスワードを支給されている。利用者端末20から支給された利用者ID、パスワードを使用してサーバ構築支援装置10にログインする(S101)。
サーバ構築支援装置10では、当該利用者の認証に成功すると、当該利用者が既に入力したデータを検索し(S201)、データが有るかをチェックする(S202)。既に入力したデータがある場合、入力済みの要件や出力された各パラメータを再度参照したり利用したりすることができる。これらの情報は、利用者がシステム要件として入力した情報であり、中間ファイルとしてサーバ構築支援装置10のデータベースに保存されている。情報は利用者の利用者IDごとに保存され、保存された情報は利用者がログインするたびに参照することが出来る。
また、要件が変更された場合などに利用者がその変更された要件のみを入力しなおすことにより、変更された要件に合致した新たな情報やパラメータを得ることができる。これにより、システム要件の変更があった場合は次回ログイン時にその中間ファイルのデータを利用して新たなデータを入力するだけでその要件を反映したサイジングデータやシステム構築パラメータを得ることができる。
(S202)のチェックの結果、最初の入力の場合、サーバ構成情報生成手段12は大規模システムモデル情報データベースD1にアクセスして内容を読み込み、利用者端末20にシステムモデル一覧情報として利用者端末20に送信する(S203)。利用者端末20には送信されたシステムモデルの一覧情報が表示される(S103)。
このシステムモデルには、トランザクションモデル、Webサーバモデル、電子メールサーバモデル、コマースサイトモデル等の各種システムモデルが登録されている。各モデルはさらに、細分化することができる。例えば、Webサーバモデルは、人事管理システムモデル、受注管理システムモデル、生産管理システムモデル等に細分化することができる。
利用者は利用者端末20に表示されたシステムモデル一覧情報から目的とするユーザシステムに適合するシステムモデルを選択する(S104)。
大規模システムモデル情報データベースD1に登録された各システムモデルには、データベース(DB)サーバの要不要、業務サーバの要不要、運用管理サーバの要不要が記載されているとともに、サイジング情報の入力画面情報と、当該入力画面から入力されたサイジング情報をもとに必要とするサーバのCPU数等を算出するための計算式が記憶されている。
尚、DBサーバはデータベース機能により情報を記憶するもので、大容量の磁気ディスク装置を接続している。業務サーバは、DBサーバにアクセスしデータを参照したり書き込みしたりして各業務処理を実行する。運用管理サーバは、DBサーバや業務サーバのハードウェア、ソフトウェアに係わる構成情報等を記憶してシステム全体の運用を管理するものである。また、各サーバは、その時点で最適なメーカのサーバモデルやソフトウェアモデルが予め決定されていてそれに基づいて計算式が作られている。
利用者端末20で選択されたシステムモデルは、サーバ構成情報生成手段12に送信される。サーバ構成情報生成手段12は、選択されたシステムモデルに対応したサイジング情報の入力画面を検索して利用者端末20に送信する(S204)。
図4にこの入力画面を例示するが、図4の場合は、業務サーバ、DBサーバ、運用管理サーバすべての種別を持つようなトランザクションモデルの場合で、それぞれのサーバ種別に対してサイジング情報を入力するようになっているとともに、業務サーバ設定の目標スループットの入力欄には、秒あたりに処理する必要のあるトランザクション件数を入力するようになっている。また、図4には例示されていないが、DBサーバの場合、データベースに登録するレコード件数や1レコードのサイズも入力可能となっている。
利用者は、図4の画面において、まず構築しようとするシステムの業種を選択する。業種とは例えば、金融、流通、などであるが、金融でも保険会社と銀行とでは、業務内容に相違があり、同じ銀行でも資金の需要業務と供給業務では業務内容が異なるため、複数の階層構造のメニューから必要な業種業務を選択することができるようになっている。
利用者が選択等によって入力した業種業務情報を元に、スケルトン読み込み部18は、業種業務を索引として登録されているソフトウェア構成管理情報をスケルトンファイルデータベースD5から検索して読み込み、主記憶メモリに一時記憶する。このソフトウェア構成管理情報は、その業種業務で導入実績のあるオペレーティングシステム(以降OSと称す)やその業種業務で使用されるアプリケーションプログラムの一覧情報から構成されていて、その業種業務で使用実績のあるプログラムを含んでいるものである。
さらに、スケルトンファイルデータベースD5には、OSや各アプリケーションプログラムについて当該プログラムの構築パラメータを生成するための雛形情報がスケルトンファイルとして登録されている。スケルトンファイルとは、システム構築パラメータの雛形ファイルとしてパラメータの生成ルールが定義されているもので、置換や繰り返しなどの変換情報ルールが記述されている。スケルトンファイルデータベースD5には、業種業務で必要とするOSやアプリケーションプログラムごとのスケルトンファイル情報が格納されている訳である。
サーバ構成情報生成手段12は、例えば、電子メールサーバモデルが選択された場合には、図4の画面における業務サーバ設定の目標スループットの入力欄の代わりに、例えば分あたりの受信メール本数と送信メール本数の入力欄等をもつ電子メールサーバモデルとして記憶されたサイジング要件入力画面情報を利用者端末20に送信する。
利用者端末20では、利用者はサイジング要件情報を入力する(S105)。サーバ構成情報生成手段12は、入力されたサイジング要件情報をもとに当該システムモデルに付随して記憶された計算式によって計算を行なう(S205)。
図4において利用者が入力したサイジング要件をもとに業務サーバ構成情報を計算する例を次に示す。
業務サーバ1台あたりのCPU数=(業務サーバのCPU搭載可能数)/(将来のCPU増設希望倍率)*(システム稼働時のCPU使用率)になる。
例えば将来の業務の拡大に備えた将来のCPU増設希望倍率が1.5倍、業務サーバのCPU搭載可能数が4、システム稼働時のCPU使用率が70%の場合では4/1.5*0.7=2となり、業務サーバ1台に2CPU搭載すると計算される。
次に目標スループットから業務に必要なCPU数を計算する。必要CPU数=(トランザクションの目標スループット(件/秒))*(1トランザクションで使用するCPU時間(秒))、で計算される。
例えば、目標スループットが50件/秒で、使用CPU時間が0.2秒の場合、必要CPU数(N)=50*0.2=10である。すなわち、業務全体を処理するために必要なCPUは10個で、1業務サーバには先の計算式で2CPU搭載するため、10/2=5となり、5台の業務サーバが必要であるということになる。
このようにしてサーバ構成情報生成手段12は、必要とする業務サーバ台数、DBサーバ台数、運用管理サーバ台数を決定する。
次に、サーバ構築情報生成手段12は、(S205)で計算した各サーバあたりの台数をサーバ構成情報として利用者端末20に表示するとともに、システム要件の入力項目を持った画面を利用者端末20に送信する(S206)。利用者端末20ではこの画面を表示する(S106)。システム要件の入力は複数の画面によって行われる。
利用者は利用者端末20から画面の誘導に従いシステム要件を入力する(S107)。図6の(c)にこの画面の具体例を示す。入力されたシステム要件は、システム要件入力部15により構築パラメータ生成手段16に供給される。このとき利用者はサーバ構成情報を参照して入力の対象となる項目名が表示されたシステム要件の入力画面からシステム要件を入力する。入力されるシステム要件の例には
・サーバ名
・トランザクションの名前や種類(最大トランザクション量やタイムアウト値など)
・トランザクションごとのログファイルの格納場所
・LAN情報(サーバのIPアドレス等)
・ディレクトリ構成(アプリケーションデータを格納するディレクトリ名など)
等がある。尚、これらの情報は、DBサーバ、業務サーバ、運用管理サーバそれぞれについて関連するシステム要件が適用され、中間ファイルとしてサーバ構築支援装置10のデータベースに保存される。保存された情報は利用者のIDごとに区分され、保存された情報は利用者がログインするたびに参照することが出来る。
構築パラメータ生成手段16は、サーバ構成情報出力手段13により出力されたサーバ構成情報ファイルD2の情報と、利用者端末20から入力されたシステム要件と、主記憶メモリに一時記憶したスケルトンファイルと、を入力データとして、利用者のシステム要件に合致したシステム構築パラメータデータを生成する。システム構築パラメータ出力手段17は、これをシステム構築パラメータファイルD3に出力する。
構築パラメータ生成手段16は、スケルトンファイルを用いて可変値をシステム固有値で置換することにより、システム全体の構築パラメータを自動生成する(S207)。このようにしてユーザシステムで使用されるOSと必要とするアプリケーションプログラムについてシステム構築パラメータが生成される(S207)。
また、IPアドレスなどは、ユーザサーバ30での構築時においてしか決定しない場合があるので、実システム構築前に構築支援システムを利用する場合には仮の値を設定しておき、実際の構築時に正式な値を入力することにより中間ファイルが更新される。
構築パラメータ生成手段16は、ユーザシステムのサーバ構成情報と、生成されたシステム構築パラメータと、関連するスケルトンファイルとを、サーバ別、OS別、アプリケーションプログラム別に区分けして利用者端末20にFTP(ファイル転送プロトコル)等によって送信する(S208)。このときユーザサーバ30のディレクトリにシステム構築パラメータを配置するディレクトリ配布手段31も併せて送信する。利用者端末20では受信したサーバ構成情報やシステム構築パラメータを画面に表示して確認する(S108)とともに、ワークファイルに受信した全体を記憶する。
図5によると、スケルトンファイルデータベースD5には、前述したようにソフトウェア構成管理情報とスケルトンファイル情報が格納されている。ソフトウェア構成管理情報は、業種業務ごとに必要なソフトウェア一覧を保持している。ソフトウェア構成管理情報からユーザシステム構築に必要なソフトウェアがまず選択される。続いて利用者のシステム要件入力によって生成された中間ファイルと選択されたソフトウェアのスケルトンファイルを元に、構築パラメータ生成手段16のコンフィグレーション生成手段によって、ソフトウェアの構築パラメータが生成される。
図5の例では、例えばソフトウェアAのスケルトンファイルを、中間ファイルで得られたデータで値を置換したり、繰り返しルールにより変換してソフトウェアAの構築パラメータが生成される。
以上説明した内容を図6による具体例を踏まえて説明する。
図6の(a)は、トランザクション処理を行うソフトウェアAに関するスケルトンファイルの一部であり、スケルトンファイルデータベースD5に格納されている。スケルトンファイルデータベースD5から、対象のスケルトンファイルがスケルトン読み込み部18で読み込まれ、構築パラメータ生成手段16によりシステム構築パラメータが生成され、システム構築パラメータ出力手段17によって、システム構築パラメータファイルD3に出力される。
図6の(a)のスケルトンファイル定義例では、<--repeat-->で始まる行から<--endrepeat-->行の直前までの行がシステム要件入力で指定された回数繰り返されてシステム構築パラメータが生成されるという意味である。(a)を元に生成された(b)のシステム構築パラメータ例では、スケルトンファイルの<--transaction_name-->にはtran-a、tran-b、tran-cの3つが生成されている。これは(c)のシステム要件入力で入力されたトランザクション名の項目から得たものであり、(b)のように3回の繰り返しが行われる。
また、(c)のシステム要件入力でトランザクション処理中に発生するロギング情報の格納先にログ格納ディレクトリ名として"/log"が設定されているが、この値は(a)のスケルトンファイルの<--dir-->で置換され、(b)のシステム構築パラメータでは、例えば"-o /log/tran-a.o"というように変換されている。
このような<--repeat-->から<--endrepeat-->までの置換がtran-a、tran-b、tran-cの3種類に対して行なわれ、(b)のようなファイルが作成される。また、<<--100,+1-->>というパラメータは、初期値100で、+1していくという意味で、この例では、101、102、103という値が出力されている。
すなわち図6の例では、
<--transaction_name-->のように<>で囲まれた変数はそのまま置換され、<<>>で囲まれた変数は、中に書かれた計算式で計算が行なわれ変換される。
また、<--repeat-->から<--endrepeat-->までの行は一まとまりのループのパターンとして置換される。
また、スケルトン定義手段1Bは、図6の(a)のスケルトンファイルそのものを利用者がエディタによって作成、編集する。
次に、システム要件で指定された内容がどのように業務サーバ、DBサーバ、運用管理サーバのシステム構築パラメータに反映されるか図10の具体例を参照して説明する。
R1〜R4のサーバ種別とサーバ名、IPアドレスは、Z1〜Z4のすべてのシステム構築パラメータを生成する場合に使用される。それは例えば、ソフトウェアA、ソフトウェアFのコンフィグレーションファイルの中には、サーバ名やIPアドレスが含まれているからである。
次に、R5の最大トランザクション量とR6のトランザクション名は、業務サーバにおいてトランザクションの処理が行なわれるため、Z1とZ3の構築パラメータの生成時に使用される。
R7のデータベース名とユーザ名、パスワードは、DBサーバのデータベース用のシステム構築パラメータの生成に使用され(Z3)、また業務サーバがDBサーバへアクセスするため、Z1とZ2の構築パラメータの生成時にも使用される。
R8の監視間隔は、Z4の運用管理サーバが監視をする際のパラメータとして使用されるため、Z4の構築パラメータの生成時に使用される。
R1からR8のシステム要件からZ1からZ4のシステム構築パラメータを生成するが、システム要件で入力されたデータひとつに対してシステム構築パラメータのうちひとつのソフトウェアに対応するわけではなく、多対多の関係になっている。例えば、R1〜R4のサーバ名全ては、Z4のソフトウェアFのコンフィグレーションファイルに使用される。
また、図5には、パラメータファイルの配置機能があって、これは、生成された各コンフィグレーションファイルを、ユーザサーバ30において利用できるように配置するものである。この機能はシステム構築パラメータファイルをユーザサーバ30にまず配布し、ユーザサーバ30上では適切なディレクトリに適切なパーミッションで配置する。
利用者端末20の構築パラメータ配信手段23は、構築しようとしているユーザのユーザサーバ30に、ダウンロードを受けたディレクトリ配布手段31とユーザサーバ30に関係するシステム構築パラメータとをFTPによって送信する。次に、利用者端末20の構築パラメータ適用手段24は、ユーザサーバ30上に送信したディレクトリ配布手段31を動作させ、ユーザサーバ30の所定のディレクトリにシステム構築パラメータファイルをOSやアプリケーションプログラムごとに配置する。
ディレクトリ配布手段31は、システム構築パラメータファイルに対して実際にソフトウェアが動作するための所有者を設定し、また必要な権限(読み込み権、書き込み権、実行権)を付与し、ソフトウェアの所定のディレクトリに配置する。利用者は、ユーザサーバ30の環境を設定するための必要な権限を予め付与されている。FTPの転送を受けたユーザサーバ30では、ディレクトリ配布手段31が、受信したシステム構築パラメータを該当するアプリケーションプログラムのディレクトリに配置する。このとき、例えばユーザサーバ30において、ORACLE(登録商標)によるデータベースを構築する場合、ユーザサーバにおけるORACLEのシステム構築パラメータファイルの所有者をORACLEユーザに設定し、また必要な読み込み権、書き込み権、実行権をシステム構築パラメータファイルに付与する。その後、ORACLEの所定のディレクトリにシステム構築パラメータが配置される。
ディレクトリ配布手段31は、システム構築パラメータファイルのソフトウェア種別と、その格納先のディレクトリ識別名との対応表を持ちそれに従ってシステム構築パラメータファイルの配置先ディレクトリを決定する。システム構築パラメータを保存するには十分な容量が必要なため、その容量を確保できるディレクトリを利用者があらかじめ決定しディレクトリ配布手段31にパラメータとして渡すようにする。
その後、ユーザサーバ30でソフトウェアを起動させた後に実際に利用者がテストプログラムを走行させた結果、設定済みのシステム構築パラメータを変更する必要が出てくる場合がある。テストすることで目的とするシステムにより適合した構築パラメータが検出された場合、その変更された構築パラメータをこのシステムに対するカスタマイズデータとして適用するとともに、スケルトンファイルも変更する。
最初に、このカスタマイズによるスケルトンファイルの変更における動作例を、図7を用いて説明する。
図7の(a)のシステム構築パラメータは、図3のサーバ構築支援装置10から出力された構築パラメータを例示したものである。このパラメータをユーザサーバ30に適用させてソフトウェアを生成して起動しテストプログラムを実行させ性能測定したところ、(a)のパラメータのうちMAXIMUM=5をMAXIMUM=8に変更するとより性能がより向上することが判明したとする。この場合利用者は、ユーザサーバ30上のシステム構築パラメータを図7の(a)から(b)のように変更する。
利用者端末20では、システム構築パラメータの修正に基づき、エディタによってワークファイルに記憶した該当するスケルトンファイルを修正する。この場合、このスケルトンファイルを図7の(c)から(d)のようにMAXIMUM=5の部分をMAXIMUM=8に変更する。そして、カスタマイズファイルD4にカスタマイズしたスケルトンファイルを格納する。
利用者端末20において利用者は、カスタマイズデータ適用メニューにアクセスするとカスタマイズファイルD4の内容を元にして、図9のW1のような画面が表示される。図9の例においては、ソフトウェアAとソフトウェアBのデータをカスタマイズしたため、ソフトウェアAとソフトウェアBのカスタマイズしたファイルのみが表示され、それぞれ適用するかしないかのラジオボタンがあり利用者は選択することができる。
利用者が、OKボタンを押下すると、カスタマイズデータ適用手段21は、選択されたカスタマイズデータをカスタマイズファイルD4から読み出して、サーバ構築支援装置10のカスタマイズデータ適用手段19に送信する。スケルトン更新手段1Aは、カスタマイズデータ適用手段19が受信した新たなカスタマイズデータを、スケルトンファイルデータベースD5に格納する。
このときの格納方法を、図8を用いて説明する。図8のA1はあらかじめ格納されているある業種業務のシステム1に対応する基本スケルトンファイルの集合で、複数のソフトウェアに対応するスケルトンファイルが格納されている。図7の例で新たに作成されたスケルトンファイル(図7の(d))は、図8のスケルトンファイルデータベースD5のA2のシステム1用スケルトンファイルとして格納される。
そして、次回以降システム1においてシステム構築パラメータを作成する場合には、A1の基本スケルトンファイルのうち、A2のシステム1用スケルトンファイルAを置き換えたものであるA4のスケルトンファイルが使用されることになる。
このようにユーザサーバ30でのテストなどによりスケルトンファイルの値を変えることをカスタマイズと呼び、カスタマイズした値はスケルトンファイルに反映されるため、次回以降サーバ構築支援装置10にアクセスしてシステム構築パラメータを新たに作成しようとした場合は、カスタマイズ値が反映されることになる。
以降、図9を元に、システム構築パラメータについてのカスタマイズデータ収集やカスタマイズデータ適用について説明する。
利用者(システムエンジニア)は、利用者端末20によってサーバ構築支援装置10のシステム構築パラメータファイルD3から利用者端末20へC21のシステム構築パラメータデータをFTP(ファイル転送プロトコル)等を使用してダウンロードする。
システム構築パラメータデータは、図9の例ではソフトウェアAとソフトウェアBとソフトウェアCのシステム構築パラメータがあるとする。システム構築パラメータはユーザサーバを構成するサーバ種別ごとに作成されているため、例えばDBサーバと業務サーバを使用する場合は、DBサーバと業務サーバのそれぞれのシステム構築パラメータがダウンロードされることになる。
ダウンロードしたシステム構築パラメータC21は、FTP機能により利用者端末20からC2で実環境であるユーザサーバ30へ配置される。尚、この時点では、個々のユーザサーバ30にはIPアドレスの設定が行われているとする。
利用者は、個々のユーザサーバのサーバ種別とサーバの台数に従ってそれぞれのサーバに該当するシステム構築パラメータを転送する。
利用者(システムエンジニア)はユーザサーバ30で、例えばソフトウェアA、ソフトウェアB、ソフトウェアCを動作させてテストを行ない、その結果システム構築パラメータデータのうち、ソフトウェアAとソフトウェアBに含まれるデータのカスタマイズ(C3)を行ない、システム構築パラメータデータはC23のようになった。
利用者によって修正されたC23のカスタマイズデータをC24として利用者端末20にFTPによってアップロードする。アップロードされたカスタマイズデータは、カスタマイズデータ収集手段22によって利用者端末20のカスタマイズファイルD4に記憶される。
利用者端末20において利用者は、カスタマイズデータ適用メニューにアクセスするとカスタマイズファイルD4の内容を元にして、図9のW1のような画面が表示され前述したように選択されたシステム構築パラメータの送信が行われる。カスタマイズ適用手段21は、選択されたカスタマイズデータをカスタマイズファイルD4から読み出してサーバ構築支援装置10に送信する。サーバ構築支援装置10のカスタマイズデータ適用手段19は、これを受信すると、システム構築パラメータファイルD3を更新する。図9では、C5でカスタマイズデータがC21のシステム構築パラメータデータに反映される。
尚、以上の説明において、スケルトンファイルと、システム構築パラメータのカスタマイズの動作を別々に説明したがこの2つの動作が一緒に行われることは言うまでもない。
C2の実環境への配置機能を用いて別のユーザサーバ30に配置する場合は、カスタマイズデータを反映したC21のシステム構築パラメータデータが使用されるため、例えば実環境と同様のスペックの開発環境でテストしてカスタマイズしたデータを、実環境へ配布することが可能になるという効果がある。
複数のサーバコンピュータを使用したシステムを構築する業務において、構築作業の効率化を支援することが可能となる。
本発明の実施例の構成を説明するブロック図である。 本発明の実施例の動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施例の情報の流れを説明する説明図である。 本発明の実施例のサイジング情報も入力画面の説明図である。 本発明の実施例のソフトウェアのコンフィギュレーションの説明図である。 本発明の実施例のシステム要件とスケルトンファイルを元にシステム構築パラメータを生成する具体例の説明図である。 本発明の実施例のスケルトンファイルをカスタマイズする具体例の説明図である。 本発明の実施例のスケルトンファイルデータベースにおけるカスタマイズされたスケルトンファイルの登録の説明図である。 本発明の実施例のシステム構築パラメータのカスタマイズ動作の説明図である。 本発明の実施例のシステム要件をサーバ種別に対する構築パラメータへ反映する動作の説明図である。
符号の説明
10 サーバ構築支援装置
11 サイジング要件入力部
12 サーバ構成情報生成手段
13 サーバ構成情報出力手段
14 サーバ構成情報入力手段
15 システム要件入力部
16 構築パラメータ生成手段
17 システム構築パラメータ出力手段
18 スケルトン読込み手段
19 カスタマイズデータ適用手段
1A スケルトン更新手段
1B スケルトン定義手段
D1 大規模システムモデル情報データベース
D2 サーバ構成情報ファイル
D3 システム構築パラメータファイル
D4 カスタマイズファイル
D5 スケルトンファイルデータベース
20 利用者端末
21 カスタマイズデータ適用手段
22 カスタマイズデータ収集手段
23 構築パラメータ配信手段
24 構築パラメータ適用手段
30 ユーザサーバ
31 ディレクトリ配布手段
40 ネットワーク

Claims (10)

  1. 利用者端末と、システム構築パラメータを生成するサーバ構築支援装置と、生成された前記システム構築パラメータを使用してシステム構築を実行するユーザシステムのユーザサーバと、前記利用者端末と前記サーバ構築支援装置と前記ユーザサーバとを接続するネットワークと、を含むサーバ構築支援システムにおいて、
    前記利用者端末は、
    構築の対象となるユーザシステムに適合するシステムモデルを選定し送信する手段と、ユーザシステムの業種情報とサイジング情報を入力し送信する手段と、
    ユーザシステムのシステム要件を入力し送信する手段と、
    前記サーバ構築支援装置が生成した前記システム構築パラメータと配布用プログラムを受信し前記システム構築パラメータと配布用プログラムを前記ユーザサーバに送信する手段と、を備え、
    前記サーバ構築支援装置は、
    送信したシステムモデル一覧から前記利用者端末が選択したシステムモデルを受信すると、選択された前記システムモデルから前記システムモデルを構成するサーバ種別を決定する手段と、
    決定されたサーバ種別それぞれに前記利用者端末が指定するサイジング情報から各サーバ種別ごとのサーバ台数を決定する手段と、
    前記利用者端末の指定した業種情報からユーザシステムの必要とするアプリケーションプログラム一覧を決定し、各アプリケーションプログラムを構築するシステム構築パラメータの雛形情報をデータベースから取り出し一時記憶する手段と、
    前記利用者端末からシステム要件を受信すると、一時記憶した前記雛形情報の定義する変数に適用してサーバ種別を構成する各サーバについての前記システム構築パラメータを生成し、生成された前記システム構築パラメータをシステム構築パラメータファイルに記憶するとともに、生成された前記システム構築パラメータと配布用プログラムを前記利用者端末に送信する手段と、を備え、
    前記ユーザサーバは、前記利用者端末から前記システム構築パラメータを受信すると、前記配布用プログラムによって前記システム構築パラメータファイルに利用権限を設定して各アプリケーションプログラムの該当するディレクトリに格納する手段を備える、
    ことを特徴とするサーバ構築支援システム。
  2. 利用者端末と、システム構築パラメータを生成するサーバ構築支援装置と、生成された前記システム構築パラメータを使用してシステム構築を実行するユーザシステムのユーザサーバと、前記利用者端末と前記サーバ構築支援装置と前記ユーザサーバとを接続するネットワークと、を含むサーバ構築支援システムにおいて、
    前記利用者端末は、
    構築の対象となる前記ユーザサーバに適合するシステムモデルを選定し送信する手段と、前記ユーザサーバの業種情報とサイジング情報を入力し送信する手段と、
    前記ユーザサーバのシステム要件を入力し送信する手段と、
    前記サーバ構築支援装置が生成した前記システム構築パラメータと配布用プログラムを受信し前記システム構築パラメータと配布用プログラムを前記ユーザサーバに送信する手段と、を備え、
    前記サーバ構築支援装置は、
    前記利用者端末にシステムモデルデータベースから読み出したユーザシステムのシステムモデル一覧情報を送信し前記利用者端末が選択したシステムモデルを受信する手段と、
    選択された前記システムモデルを構成するサーバ種別情報を前記システムモデルデータベースから取り出しサーバ種別ごとに用意されたサイジング情報入力項目と、ユーザシステムの業種情報の入力項目と、を持つ入力画面を前記利用者端末に送信し業種情報とサイジング情報を前記利用者端末から受信する手段と、
    受信した業種情報からスケルトンファイルデータベースを検索し当該業種で使用されるアプリケーションプログラム一覧を求め、各アプリケーションプログラムを構築する構築パラメータの雛形情報を前記スケルトンファイルデータベースから取り出し一時記憶する手段と、
    選択された前記システムモデルを構成するサーバ種別ごとに前記システムモデルデータベースに記憶された計算式に前記サイジング情報を適用してサーバ種別ごとにサーバ台数を算定する手段と、
    システム要件入力画面を前記利用者端末に送信しシステム要件を受信する手段と、
    入力されたシステム要件を前記利用者端末から受信すると、一時記憶した前記雛形情報の定義する変数に適用して各サーバ種別の全サーバについての前記システム構築パラメータを生成し、生成された前記システム構築パラメータをシステム構築パラメータファイルに記憶する手段と、
    生成された前記システム構築パラメータと配布用プログラムを前記利用者端末に送信する手段と、を備え、
    前記ユーザサーバは、前記利用者端末から前記システム構築パラメータを受信すると、各アプリケーションプログラムの該当するディレクトリに前記配布用プログラムによって前記システム構築パラメータを利用権限を設定して格納する手段を備える、
    ことを特徴とするサーバ構築支援システム。
  3. 前記サーバ構築支援装置は、前記システム構築パラメータを適用したアプリケーションプログラムを前記ユーザサーバで評価した結果、前記システム構築パラメータの一部に変更が発生すると前記スケルトンファイルデータベースと前記システム構築パラメータファイルに変更部分を反映する手段をさらに備えることを特徴とする請求項1または2記載のサーバ構築支援システム。
  4. 前記システムモデルデータベースは、システムモデルの種類としてトランザクションシステムモデル、Webサーバシステムモデル、電子メールサーバシステムモデル、コマースサイトシステムモデルを含み、各システムモデルは、データベースサーバと業務サーバと運用管理サーバを含むサーバ種別に関しシステムモデルの構成上必要となるサーバ種別を記憶し、さらに入力されたサイジング情報からサーバ種別ごとにサーバ台数を計算するための計算式を記憶することを特徴とする請求項1または2記載のサーバ構築支援システム。
  5. 送信したユーザシステムの候補となるシステムモデル一覧から利用者端末が選択したシステムモデルを受信すると、選択された前記システムモデルから前記システムモデルを構成するサーバ種別を決定する手段と、
    決定されたサーバ種別それぞれに前記利用者端末が指定するサイジング情報から各サーバ種別ごとのサーバ台数を決定する手段と、
    前記利用者端末の指定したユーザシステムの業種情報から必要となるアプリケーションプログラム一覧を決定し、各アプリケーションプログラムを構築するシステム構築パラメータの雛形情報をデータベースから取り出し一時記憶する手段と、
    前記利用者端末からシステム要件を受信すると、一時記憶した前記雛形情報の定義する変数に適用してサーバ種別を構成する各サーバについての前記システム構築パラメータを生成し、生成された前記システム構築パラメータをシステム構築パラメータファイルに記憶するとともに、生成された前記システム構築パラメータと配布用プログラムを前記利用者端末に送信する手段と、を備えることを特徴とするサーバ構築支援装置。
  6. 利用者端末にシステムモデルデータベースから読み出したユーザシステムのシステムモデル一覧情報を送信し前記利用者端末が選択したシステムモデルを受信する手段と、
    選択された前記システムモデルを構成するサーバ種別情報を前記システムモデルデータベースから取り出しサーバ種別ごとに用意されたサイジング情報入力項目と、ユーザシステムの業種情報の入力項目と、を持つ入力画面を前記利用者端末に送信し業種情報とサイジング情報を前記利用者端末から受信する手段と、
    受信した業種情報からスケルトンファイルデータベースを検索し当該業種で使用されるアプリケーションプログラム一覧を求め、各アプリケーションプログラムを構築する構築パラメータの雛形情報を前記スケルトンファイルデータベースから取り出し一時記憶する手段と、
    選択された前記システムモデルを構成するサーバ種別ごとに前記システムモデルデータベースに記憶された計算式に前記サイジング情報を適用してサーバ種別ごとにサーバ台数を算定する手段と、
    システム要件入力画面を前記利用者端末に送信しシステム要件を受信する手段と、
    入力されたシステム要件を前記利用者端末から受信すると、一時記憶した前記雛形情報の定義する変数に適用して各サーバ種別の全サーバについての前記システム構築パラメータを生成し、生成された前記システム構築パラメータをシステム構築パラメータファイルに記憶する手段と、
    生成された前記システム構築パラメータと配布用プログラムを前記利用者端末に送信する手段と、を備えることを特徴とするサーバ構築支援装置。
  7. サーバ構築支援装置が、利用者端末にシステムモデルデータベースから読み出したユーザシステムのシステムモデル一覧情報を送信するステップと、
    前記利用者端末が、ユーザシステムを構成するユーザサーバに適合するシステムモデルを選定し送信するステップと、
    前記サーバ構築支援装置が、前記利用者端末が選択した前記システムモデルを受信すると、前記システムモデルを構成するサーバ種別情報を前記システムモデルデータベースから取り出しサーバ種別ごとに用意されたサイジング情報入力項目と、ユーザシステムの業種情報の入力項目と、を持つ入力画面を前記利用者端末に送信するステップと、
    前記利用者端末が、前記ユーザサーバの業種情報とサイジング情報を入力し送信するステップと、
    前記サーバ構築支援装置が、受信した業種情報からスケルトンファイルデータベースを検索し当該業種で使用されるアプリケーションプログラム一覧を求め、各アプリケーションプログラムを構築する構築パラメータの雛形情報を前記スケルトンファイルデータベースから取り出し一時記憶するステップと、
    前記サーバ構築支援装置が、選択された前記システムモデルを構成するサーバ種別ごとに前記システムモデルデータベースに記憶された計算式に前記サイジング情報を適用してサーバ種別ごとにサーバ台数を算定するステップと、
    前記サーバ構築支援装置が、システム要件入力画面を前記利用者端末に送信するステップと、
    前記利用者端末が、前記ユーザサーバのシステム要件を入力し送信するステップと、
    前記サーバ構築支援装置が、システム要件を前記利用者端末から受信すると、一時記憶した前記雛形情報の定義する変数に適用して各サーバ種別の全サーバについての前記システム構築パラメータを生成し、生成された前記システム構築パラメータをシステム構築パラメータファイルに記憶するステップと、
    生成された前記システム構築パラメータと配布用プログラムを前記利用者端末に送信するステップと、
    前記利用者端末が、前記サーバ構築支援装置が生成した前記システム構築パラメータと配布用プログラムを受信し前記システム構築パラメータと配布用プログラムを前記ユーザサーバに送信するステップと、
    前記ユーザサーバが、前記利用者端末から前記システム構築パラメータを受信すると、各アプリケーションプログラムの該当するディレクトリに前記配布用プログラムによって前記システム構築パラメータを利用権限を設定して格納するステップと、
    を備えることを特徴とするサーバ構築支援方法。
  8. 利用者端末にシステムモデルデータベースから読み出したユーザシステムのシステムモデル一覧情報を送信し前記利用者端末が選択したシステムモデルを受信するステップと、
    選択された前記システムモデルを構成するサーバ種別情報を前記システムモデルデータベースから取り出しサーバ種別ごとに用意されたサイジング情報入力項目と、ユーザシステムの業種情報の入力項目と、を持つ入力画面を前記利用者端末に送信し業種情報とサイジング情報を前記利用者端末から受信するステップと、
    受信した業種情報からスケルトンファイルデータベースを検索し当該業種で使用されるアプリケーションプログラム一覧を求め、各アプリケーションプログラムを構築する構築パラメータの雛形情報を前記スケルトンファイルデータベースから取り出し一時記憶するステップと、
    選択された前記システムモデルを構成するサーバ種別ごとに前記システムモデルデータベースに記憶された計算式に前記サイジング情報を適用してサーバ種別ごとにサーバ台数を算定するステップと、
    システム要件入力画面を前記利用者端末に送信しシステム要件を受信するステップと、
    入力されたシステム要件を前記利用者端末から受信すると、一時記憶した前記雛形情報の定義する変数に適用して各サーバ種別の全サーバについての前記システム構築パラメータを生成し、生成された前記システム構築パラメータをシステム構築パラメータファイルに記憶するステップと、
    生成された前記システム構築パラメータと配布用プログラムを前記利用者端末に送信するステップと、を備える
    ことを特徴とするサーバ構築支援方法。
  9. コンピュータに、
    送信したユーザシステムの候補となるシステムモデル一覧から利用者端末が選択したシステムモデルを受信すると、選択された前記システムモデルから前記システムモデルを構成するサーバ種別を決定するステップと、
    決定されたサーバ種別それぞれに前記利用者端末が指定するサイジング情報から各サーバ種別ごとのサーバ台数を決定するステップと、
    前記利用者端末の指定したユーザシステムの業種情報から必要となるアプリケーションプログラム一覧を決定し、各アプリケーションプログラムを構築するシステム構築パラメータの雛形情報をデータベースから取り出し一時記憶するステップと、
    前記利用者端末からシステム要件を受信すると、一時記憶した前記雛形情報の定義する変数に適用してサーバ種別を構成する各サーバについての前記システム構築パラメータを生成し、生成された前記システム構築パラメータをシステム構築パラメータファイルに記憶するとともに、生成された前記システム構築パラメータと配布用プログラムを前記利用者端末に送信するステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  10. コンピュータに、
    利用者端末にシステムモデルデータベースから読み出したユーザシステムのシステムモデル一覧情報を送信し前記利用者端末が選択したシステムモデルを受信するステップと、
    選択された前記システムモデルを構成するサーバ種別情報を前記システムモデルデータベースから取り出しサーバ種別ごとに用意されたサイジング情報入力項目と、ユーザシステムの業種情報の入力項目と、を持つ入力画面を前記利用者端末に送信し業種情報とサイジング情報を前記利用者端末から受信するステップと、
    受信した業種情報からスケルトンファイルデータベースを検索し当該業種で使用されるアプリケーションプログラム一覧を求め、各アプリケーションプログラムを構築する構築パラメータの雛形情報を前記スケルトンファイルデータベースから取り出し一時記憶するステップと、
    選択された前記システムモデルを構成するサーバ種別ごとに前記システムモデルデータベースに記憶された計算式に前記サイジング情報を適用してサーバ種別ごとにサーバ台数を算定するステップと、
    システム要件入力画面を前記利用者端末に送信しシステム要件を受信するステップと、
    入力されたシステム要件を前記利用者端末から受信すると、一時記憶した前記雛形情報の定義する変数に適用して各サーバ種別の全サーバについての前記システム構築パラメータを生成し、生成された前記システム構築パラメータをシステム構築パラメータファイルに記憶するステップと、
    生成された前記システム構築パラメータと配布用プログラムを前記利用者端末に送信するステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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