JP2006071119A - Vapor generating device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、例えばシステムバスルーム等の浴室に設置されて浴室内に蒸気を発生させる蒸気発生装置に関する。 The present invention relates to a steam generator that is installed in a bathroom such as a system bathroom and generates steam in the bathroom.
従来、浴室に設置される蒸気発生装置としては、例えば特許文献1に開示されている。この蒸気発生装置は、温水が循環供給される連結部材で連結された多数のフィンを有する熱交換器を縦長の本体ケース内に配置し、この熱交換器のフィン上に湯噴出管から所定温度の湯水を放散することにより蒸気を発生させ、この蒸気を送風ファンの送風によって吹出口から浴室の洗い場上に吹き出すように構成されている。また、湯噴出管から放散されフィンに沿って流下した湯水を、湯循環手段の湯回収タンクに回収しこれを循環ポンプにより汲み上げて再び湯噴出管に供給することで湯水の再利用を可能にすると共に、装置の停止後の湯回収タンク内の湯水を、タンクに接続された排水手段の排水電磁弁を開くことによって装置外部に排水するようにしたものである。
しかしながら、この蒸気発生装置においては、湯回収タンク内の湯水を排水するための排水電磁弁を排水手段に接続する必要があるため、排水構造が複雑化して、装置自体がコスト高になり易い。また、装置自体を浴室の洗い場のカウンター内部に設置することを前提としているため、装置に湯水の湯回収タンクからの漏れに対する格別の対策を必要とせず、例えば該装置を浴室の天井部分に設置した場合に、湯水の天井部分からの漏洩を確実に防止することが困難である。 However, in this steam generator, since it is necessary to connect a drain electromagnetic valve for draining hot water in the hot water recovery tank to the drainage means, the drainage structure becomes complicated, and the cost of the apparatus itself tends to increase. Moreover, since it is assumed that the device itself is installed inside the counter of the bathroom washroom, the device does not require any special measures against leakage from the hot water recovery tank. For example, the device is installed on the ceiling of the bathroom. In such a case, it is difficult to reliably prevent leakage from the ceiling of hot water.
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、排水電磁弁等を不要として排水構造の簡略化を図ると共に、タンクからの湯水の溢れ等を確実に防止して浴室の天井部分等であっても容易に設置し得る蒸気発生装置を提供することにある。 The present invention has been made in view of such circumstances, and its purpose is to simplify the drainage structure by eliminating the need for a drainage solenoid valve and the like, and to reliably prevent overflow of hot water from the tank. It is an object of the present invention to provide a steam generating device that can be easily installed even on the ceiling portion of the roof.
かかる目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、加熱手段を備え湯水が放散されることにより蒸気を発生させ得る熱交換器と、該熱交換器に放散された湯水をタンク内に回収すると共に該タンク内の湯水を循環ポンプで汲み上げて再び熱交換器に放散させる湯循環手段と、該湯循環手段のタンク内の湯水をサイホンの原理により排水可能な排水手段と、を具備することを特徴とする。
In order to achieve such an object, the invention described in
そして本発明は、請求項2に記載の発明のように、前記タンクに湯水の溢れを防止するオーバーフロー手段が設けられていることが好ましく、また、請求項3に記載の発明のように、前記排水手段の吸込口がタンクの底部に設けた最深凹部に位置していることが好ましい。また、請求項4に記載の発明のように、前記熱交換器の温度に基づいて前記ポンプの異常を検出する制御手段を備えることが好ましい。
And as for this invention, it is preferable that the overflow means which prevents the overflow of hot water is provided in the said tank like the invention of
さらに、請求項5に記載の発明のように、加熱手段を有して温風を発生させ得る第2の熱交換器を備え、該第2の熱交換器と前記熱交換器は、多数枚のフィンが加熱手段としての温水供給管で連結されることにより構成され、前記第2の熱交換器が略水平状態で前記熱交換器が傾斜状態でケース内に配置されると共に、該ケースが浴室の天井部分に設置されることが好ましい。この場合、請求項6に記載の発明のように、前記排水手段とオーバーフロー手段の少なくとも一方がサヤ管に収容されて浴室の天井部分からバスタブエプロン内側の防水パン上に配置されると共に、該サヤ管を介して前記防水パン上の空間に送風するかもしくは空間を吸気することが好ましい。
Further, as in the invention described in claim 5, a second heat exchanger having a heating means and capable of generating hot air is provided, and the second heat exchanger and the heat exchanger include a plurality of sheets. The fins are connected by a hot water supply pipe as a heating means, and the second heat exchanger is disposed in the case in a substantially horizontal state and the heat exchanger in an inclined state. It is preferable to be installed on the ceiling part of the bathroom. In this case, as in the invention described in
本発明の請求項1に記載の発明によれば、湯循環手段のタンク内に回収された蒸気発生用の湯水が排水手段によりサイホンの原理で装置外部に排水されるため、排水のための電磁弁等が不要となり排水構造を簡略化して装置を安価に形成できると共に、電磁弁の故障等による湯水のタンクからの溢れ等を防止できて、例えば装置を浴室の天井部分であっても容易に設置することができる。 According to the first aspect of the present invention, the steam generating hot water collected in the tank of the hot water circulation means is drained outside the apparatus by the drainage means on the principle of siphon. Valves are not required, the drainage structure can be simplified and the device can be formed at low cost, and overflow from the hot water tank due to failure of the solenoid valve etc. can be prevented, for example, even if the device is on the ceiling part of the bathroom Can be installed.
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、タンクに湯水の溢れを防止するオーバーフロー手段が設けられているため、タンクからの湯水の溢れ等をオーバーフロー手段によって確実に防止でき、例えば浴室の天井部分に好適に設置することができる。
According to the invention of
また、請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の発明の効果に加え、排水手段の吸込口がタンクの底部に設けた最深凹部に位置しているため、排水手段によって排水できない湯水の量を最小限に抑えることができ、装置非使用時のタンク内における湯水の所定量以上の滞留を防止することができる。
According to the invention described in claim 3, in addition to the effect of the invention described in
また、請求項4に記載の発明によれば、請求項1ないし3に記載の発明の効果に加え、熱交換器の温度に基づいてポンプの異常を検出する制御手段を備えるため、制御手段により湯循環手段内の湯水の循環量の低下による熱交換器の温度低下を検知することにより、ポンプの吸込不良等の異常を検出することができる。
According to the invention described in claim 4, in addition to the effects of the invention described in
さらに、請求項5に記載の発明によれば、請求項1ないし4に記載の発明の効果に加え、多数枚のフィンが温水供給管で連結された蒸気発生用の熱交換器と、同様に多数枚のフィンが温水供給管で連結された温水発生用の熱交換器とがケース内に所定の形態で配置されるため、例えば温風発生用の熱交換器で熱交換された温風を蒸気発生に使用できる等、蒸気と温風の発生を効率的に行うことができると共に、装置の外形形状を蒸気発生用の傾斜状態の熱交換器の高さ寸法に対応して薄型に形成できて、装置を浴室の天井部分等に簡単に設置することができる。
Further, according to the invention described in claim 5, in addition to the effects of the invention described in
また、請求項6に記載の発明によれば、請求項5に記載の発明の効果に加え、排水手段やオーバーフロー手段がサヤ管に収容されて浴室の天井部分からバスタブエプロン内側の防水パン上に配置されると共に、該サヤ管を介して防水パン上の空間に送風するかもしくは空間を吸気するため、湿気が滞留し易いバスタブエプロン内側の空間を送風や吸気で換気できて、該空間内を清潔に維持することができる。
Further, according to the invention described in
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図14は、本発明に係わる蒸気発生装置の一実施形態を示し、図1がその基本構造を示す概略構成図、図2が斜視図、図3が浴室への設置状態を示す概略斜視図、図4が蒸気発生装置の具体的構造を示す概念図、図5が熱交換器の基本構造を示す斜視図、図6及び図7がバッファタンクの構成図及び要部断面図、図8がバッファタンクの変形例を示す構成図、図9が蒸気発生装置の制御系のブロック図、図10が運転モードの説明図、図11〜図14が動作の一例を示すフローチャートである。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
FIGS. 1-14 shows one Embodiment of the steam generator concerning this invention, FIG. 1 is a schematic block diagram which shows the basic structure, FIG. 2 is a perspective view, FIG. 3 is the schematic which shows the installation state in a bathroom FIG. 4 is a conceptual diagram showing a specific structure of the steam generator, FIG. 5 is a perspective view showing the basic structure of the heat exchanger, FIGS. 6 and 7 are a configuration diagram and a cross-sectional view of the main part of the buffer tank, and FIG. 8 is a block diagram showing a modified example of the buffer tank, FIG. 9 is a block diagram of a control system of the steam generator, FIG. 10 is an explanatory diagram of the operation mode, and FIGS. 11 to 14 are flowcharts showing an example of the operation.
図1に示すように、蒸気発生装置1は、多数枚のフィン4aが加熱手段としての温水供給管5aで連結された第1の熱交換器3aと、多数枚のフィン4bが加熱手段としての温水供給管5bで連結された第2の熱交換器3bと、水や湯(湯水という)を循環させて湯噴出管6から第1の熱交換器3aのフィン4a上に放散(吐出や噴出、噴射、吹付け、噴霧等も含む)させる湯循環手段7と、吸引口8と吹出口9との間に通風経路R1を形成する送風ファン10と、後述する換気通路R2を形成する換気ファン11等を備えている。
As shown in FIG. 1, the
前記湯循環手段7は、第1の熱交換器3aの下方に配置され該熱交換器3aのフィン4aに沿って流下した湯水を回収するバッファタンク12と、このバッファタンク12内の湯水を汲み上げる循環ポンプ13と、第1の熱交換器3aのフィン4a上部に所定の間隔で配置され循環ポンプ13で汲み上げられた湯水をフィン4a上に放散させる前記湯噴出管6等を有している。
The hot water circulating means 7 is disposed below the
この湯循環手段7のバッファタンク12は、その上面に、流下した湯水を回収する例えばスリット状の回収孔12aが形成された蓋体部12bが設けられ、この蓋体部12bには、バッファタンク12内の湯水の例えば上限水位を検出するフロートスイッチ15が配置されると共に、バッファタンク12内には、湯水の温度を検出する水温センサ16が配置されている。また、バッファタンク12には、後述するようにサイホンの原理で該タンク12内の湯水を排水する排水配管24(排水手段)とオーバーフロー管28(オーバーフロー手段)が接続されている。
The
また、前記吸引口8内には、吸気される浴室内の空気の温度を検出する吸気温センサ17が配置され、前記第1の熱交換器3aの例えば後述する支持板39(図5参照)あるいは温水供給管5aには、当該熱交換器3aの温度を検出する温度センサ18が配置されている。さらに、前記吹出口9には、ルーバーモータ19aの回転により吹出口9を開放させるルーバー19が開閉可能に配設されている。
In addition, an intake
前記送風ファン10は、例えばクロスフローファン、シロッコファン、ターボファン等によって形成され、その送風ファンモータ10aが後述する制御基板20の制御信号により回転し、また、前記換気ファン11は、例えばシロッコファンで形成され、その換気ファンモータ11aが制御基板20の制御信号により回転するようになっている。そして、これらの各部材が横方向に薄型の本体ケース2内に配置されることで、図2に示すように、蒸気発生装置1自体が扁平薄型形状に形成されている。この時、本体ケース2は、その下面開口部にグリル板2aが着脱可能に装着され、このグリル板2aには、前記吸引口8と吹出口9が設けられると共に、後述する表示器45等が配設されている。
The
また、図1に示すように、本体ケース2内には、各種ケーブル14が接続された前記制御基板20と受信・表示基板21が配置されると共に、前記各温水供給管5a、5bに接続された往き配管22aと戻り配管22b、前記バッファタンク12に接続された給水配管23及び前記排水配管24の一部が配置されている。
Further, as shown in FIG. 1, the
そして、これらの配管のうち、往き配管22aと給水配管23の本体ケース2内には、給湯電磁弁26と給水電磁弁25が接続されており、また、往き配管22aと戻り配管22bのケース本体2外の端部には、循環機能付きの灯油ボイラーやガス給湯器等の給湯機29が接続されている。また、給水配管23の端部には、水道や給湯機29内の水道配管が接続されている。なお、本体ケース2内の前記受信・表示基板21には防水赤外線の無線リモコン30が接続され、前記制御基板20には必要に応じて有線リモコン31が接続されている。
Among these pipes, a hot water supply
この蒸気発生装置1は、例えば図3に示すようにして浴室32に設置される。すなわち、その外形形状が扁平薄型形状の本体ケース2を、浴室天井を形成するバスタブ33上方の天井パネル34に、例えば図2の二点鎖線で示すように、浴室32上方の躯体36に複数本の吊りボルト37により吊り下げ設置し、本体ケース2のグリル板2aの吸引口8と吹出口9を浴室32内に開口させる。
This
そして、この蒸気発生装置1の往き配管22aと戻り配管22b及び給水配管23を、例えば図示しないサヤ管に納めて天井パネル34の上面(天井裏)に配置すると共に、前記排水配管24とオーバーフロー管28を、例えばサヤ管58(図6参照)に収めて天井パネル34の上面から浴室32の壁パネル35の外面を通してバスタブエプロン38内の防水パン上に配置させる。この時、給水配管23は、天井パネル34の上面に位置する蒸気発生装置1側の端部を所定角度α傾斜させることにより、給水配管23外面に付着する結露水が蒸気発生装置1内に導かれるように設定する。
The
また、壁パネル35の外面に位置し後述する如く形成される排水配管24とオーバーフロー管28は、垂直線に対して角度β傾斜させて配置されて、排水配管24やオーバーフロー管28の排水口が防水パンの所定位置に位置すると共に、排水の流速が調整できるようになっている。なお、蒸気発生装置1から引き出される電源用やリモコン用あるいはいわゆるインテリジェント通信用等の前記各種ケーブル14は、天井パネル34の上面側に配線され、また、換気ファン11の換気ダクト11bも天井パネル34の上面側に配置される。
Further, the
次に、図4〜図9等に基づき前記蒸気発生装置1の具体的構造について説明する。先ず、図4の概念図に示すように、蒸気発生装置1の第2の熱交換器3bは、本体ケース2の隔壁2b内で例えばグリル板2a側に水平状態で配置され、この第2の熱交換器3bの左端側上方に第1の熱交換器3aが垂直方向に対して所定角度γ傾斜した状態で配置されている。また、第1の熱交換器3aの下方には、前記バッファタンク12が配置されると共に、第1の熱交換器3aの下方左側方には、前記送風ファン10が配置されている。
Next, a specific structure of the
そして、送風ファン10下方のグリル板2aには前記ルーバー13を有する吹出口9が設けられ、第2の熱交換器3b下方のグリル板2aには前記吸引口8が設けられている。これにより、送風ファン10が回転した際に、本体ケース2内に図の二点鎖線で示すように、吸引口8→第2の熱交換器3b→第1の熱交換器3a→送風ファン10→吹出口9に連通する通風経路R1が形成されている。また、通風経路R1が形成される本体ケース2内には、吸引口8と換気ファン11の換気ダクト11bとを連通する換気通路R2も形成されている。なお、グリル板2aの吸引口8や吹出口9の内側には、必要に応じて図示しないフィルター等が着脱可能に配設される。
And the
また、傾斜状態で配置された第1の熱交換器3aの上方には、所定間隔を有して前記湯噴出管6が配置されると共に、両熱交換器3a、3bの温水供給管5a、5bの両端部には、図1に示すように、前記往き配管22aと戻り配管22bがそれぞれ接続されることにより、2つの温水供給管5a、5bが並列接続されている。そして、傾斜状態で配置された第1の熱交換器3aが主に蒸気発生用として使用され、水平状態で配置された第2の熱交換器3bが主に温風発生用として使用されるようになっている。
Further, the hot
この第1の熱交換器3aと第2の熱交換器3bは、その基本構造が図5に示すように構成されている。すなわち、両熱交換器3a、3bは、左右の一対の支持板39と、この支持板39間に所定ピッチで並設された多数枚の薄板からなるフィン4a、4bと、このフィン4a、4bと左右の支持板39間に横方向の蛇行状に配置されて、フィン4a、4bや支持板39を連結する加熱手段としての温水供給管5a、5b等を有して、その長さ寸法と高さ寸法等の外形形状が略同一に(もしくは異なるように)形成されている。
The basic structure of the
なお、第1の熱交換器3aと第2の熱交換器3bは、その各フィン4a、4b間のピッチP1を同一かもしくは互いに異なるように設定したり、互いのフィン4a、4bの面積等を異なるように設定することにより、両熱交換器3a、3b自体の形態を蒸気発生や温風発生に適した適宜形状に設定できるし、第1の熱交換器3aのフィン4a間のピッチP1を湯噴出管6の隣接する噴出孔6a間のピッチP2と同一かもしくは異なるように設定することもできる。
In the
前記バッファタンク12は、その具体的構造が図6及び図7に示すように、第1の熱交換器3aの下方に位置する浅底部12cと、該浅底部12cに連接されその端部角部に平面視で円形の最深凹部55が形成された深底部12dとを有している。なお、浅底部12cと深底部12dの底壁は、最深凹部55に向けて緩やかに傾斜する傾斜面で形成されている。そして、このバッファタンク12の深底部12d内には、前述した循環ポンプ13とフロートスイッチ15等が配置されると共に、深底部12dの反浅底部側の側壁12e部分には、前記排水配管24とオーバーフロー管28が配置されている。
As shown in FIGS. 6 and 7, the
この時、排水配管24は、バッファタンク12の側壁12e部分に上方から略逆U字状に屈曲形成され先端に吸込口24a(図7参照)を有する円形樹脂パイプ等からなる吸込部24bと、この吸込部24bに継ぎ手56を介して接続され前述したように浴室32の天井パネル34から壁パネル35に沿って配置され、かつその先端の排出口24cが壁パネル35の貫通孔60からバスタブエプロン38内側の防水パン上に位置する円形のフレキシブル管や樹脂パイプ等からなる排水部24d等で形成されている。
At this time, the
また、排水配管24の吸込部24bの吸込口24aは、深底部12dの最深凹部55の底面に対して所定の間隔t(吸込口24aの下端が深底部12dの底面より低くなる寸法)となるようにして配置され、また、吸込部24bの逆U字状に屈曲した上端部24eは、バッファタンク12内の湯水の排水水位h2となる位置に設定されている。この排水配管24の形状により、該排水配管24にサイホンの原理が作用して、バッファタンク12内の湯水が後述する如く排水されることになる。
Further, the
また、オーバーフロー管28は、円形のフレキシブル管や樹脂パイプ等により形成されて、その基端側がバッファタンク12の前記側壁12eの上端部に外方に吐出する状態で設けられたオーバーフロー部57の底面に接続され、先端側が下方に延設されて前記排水配管24と同様にバスタブエプロン38内側の空間内に位置している。つまり、オーバーフロー管28は、前記排水配管24とは完全に別系統でバッファタンク12からバスタブエプロン38内側の防水パン上に配置されていることになる。
Further, the
そして、このオーバーフロー管28と前記排水配管24は、図6に二点鎖線で示すように、少なくとも壁パネル35と対向する部分がサヤ管58に同時収容されており、このサヤ管58の上端部には例えば蒸気発生装置1内の換気ファン11のダクト11bから分岐されたダクト59が接続され、サヤ管58の下端はバスタブエプロン38内側の空間内に開口している。これにより、換気ファン11が作動した場合に、サヤ管58内にも送風されて該サヤ管58内を流れた空気が矢印ニの如くバスタブエプロン38内側の空間内に供給(送風)されて該空間内が例えば換気(乾燥)されるようになっている。なお、このバスタブエプロン38内側の空間の換気等は、換気ファン11からの送風に限らず、蒸気発生装置1内やその近傍に配置した図示しない吸気装置により吸気することで行うこともできる。
As shown by a two-dot chain line in FIG. 6, the
そして、このように構成されたバッファタンク12は、図7に示すように、内部に収容された湯水の水位が蒸気発生時の通常水位h1から上昇して排水配管24の排水水位h2まで達すると、サイホンの原理により、吸込部24b内に収容されている湯水が吸込部24bから矢印イの如く排水部24d方向に流れることにより、吸込口24aから矢印ロの如くバッファタンク12内の湯水が吸い込まれ、これが吸込部24b及び排水部24cを介して流れて、排水口24dから防水パン上に排水されることになる。つまり、バッファタンク12内の湯水が、電磁弁等の開閉操作を必要とすることなくサイホンの原理によって排水される。また、万一排水配管24の吸込部24b内等が詰まり正常に排水されない場合は、水位が異常水位h3まで上昇した時点でその湯水が矢印ハの如くオーバーフロー管28を介して防水パン上に排水されることになる。
As shown in FIG. 7, the
なお、本発明における排水配管24の構造は、図6に示す構造に限定されず、例えば図8に示す構成とすることもできる。すなわち、バッファタンク12の深底部12dの側壁12eの下端に排水配管24の吸込部24bの吸込口24aを接続し、この排水配管24の排水部24dの排水口24cをバスタブエプロン38内側の空間内に配置する。この構成においても、サイホンの原理により排水配管24を介してバッファタンク12内の湯水を排水できることになる。なお、この場合、バッファタンク12の深底部12dの底面を図の二点鎖線aで示す形状に形成することで、吸込口24a部分に最深凹部55を形成して、バッファタンク12内の残留湯水の量を減少させることもできる。
Note that the structure of the
図9は、前記蒸気発生装置1の制御系のブロック図を示している。以下、これについて説明する。蒸気発生装置1の前記制御基板20には、マイコン40と、モータや電磁弁等を作動させる駆動回路41と、電源ケーブル14aで外部電源に接続された電源回路42等が実装されている。そして、この制御基板20の入力側には、蒸気発生装置1を作動可能状態に設定する本体スイッチ43、前記有線リモコン31、受信・表示基板21の受信器44、フロートスイッチ15、水温センサ16、吸気温センサ17、温度センサ18等が接続されている。
FIG. 9 shows a block diagram of a control system of the
また、制御基板20の出力側には、異常発生時等に警報音を発するブザー46、前記受信・表示基板21の複数個のLEDからなる表示器45、循環ポンプ13、送風ファンモータ10a、ルーバーモータ19a、換気ファンモータ11a、2つの電磁弁25、26等が接続されている。そして、無線リモコン30もしくは有線リモコン31で入力された操作情報に基づいて、制御基板20のマイコン40に予め記憶されたプログラムに従い、制御基板20の出力側に接続されたモータや電磁弁が駆動回路41からの駆動信号等により所定の動作をするようになっている。
Further, on the output side of the
なお、この制御基板20に接続される有線リモコン31と受信・表示基板21に接続される無線リモコン30には、図9に拡大して示すように、乾いた温風による暖房を行うドライ暖房運転スイッチ47、蒸気または蒸気を含んだ温風による浴室暖房を行うミスト暖房運転スイッチ48、浴室32内の乾燥を行う乾燥運転スイッチ49及び浴室32内の換気を行う換気運転スイッチ50等の運転スイッチと、各運転モード時の時間を設定するタイマー設定部51、各種時間やエラーコード等を表示する表示部52等が設けられており、各スイッチの操作信号等が受信・表示基板21や制御基板20に入力されるようになっている。
Note that the wired
次に、この制御基板20による蒸気発生装置1の動作の一例について説明する。先ず、この蒸気発生装置1は、例えば図10に示す「乾燥」「ミスト暖房」「ドライ暖房」「換気」の4つの運転モードで運転可能であり、各運転モード時において、循環ポンプ13、送風ファンモータ10a、ルーバーモータ19a及び換気ファンモータ11aが、図10に示す所定の動作(作動もしくは停止)をするようになっている。
Next, an example of operation | movement of the
そして、運転モードとして「ミスト暖房」運転が選択された場合は、図11(a)に示すようにして動作する。すなわち、蒸気発生装置1の前記本体スイッチ43がオンされてプログラムが開始(S100)されると、ミスト暖房運転スイッチ48がオンしたか否かが判断(S101)され、この判断S101は「YES」になるまで繰り返される。そして、例えば無線リモコン30のミスト暖房運転スイッチ48がオン操作されると、判断S101で「YES」となって、給水配管23からバッファタンク12内に水を供給して循環させる水供給・循環処理(S102)を実行する。
When the “mist heating” operation is selected as the operation mode, the operation is performed as shown in FIG. That is, when the
この水供給・循環処理S102は、制御基板20の制御信号で先ず給水電磁弁25を「開」として、フロートスイッチ15がオンしたか否かを判断した後に、給水電磁弁25を「閉」として循環ポンプ13を例えばソフトスタートで作動させること等によって行い、この処理により、湯循環手段7内を湯水が循環すると共にバッファタンク12内の湯水の水位が前記通常水位h1に維持されることになる。なお、この水供給・循環処理S102時には、送風ファンモータ10aとルーバーモータ19aは停止状態に維持されて、吹出口9からの冷風の吹き出しが禁止されている。
In this water supply / circulation process S102, the water supply
ステップS102で水供給・循環処理が実行されると、次に温水循環処理(S103)が実行される。この温水循環処理S103は、先ず制御基板20からの制御信号により、給湯電磁弁26を「開」として第1の熱交換器3aと第2の熱交換器3bの温水供給管5a、5bに給湯機29から所定温度(例えば80℃以上)の温水をそれぞれ供給すると共に、送風ファンモータ10aを回転させること等によって行われる。この各温水供給管5a、5bへの温水の循環供給により、温水供給管5a、5bで連結されている各熱交換器3a、3bのフィン4a、4bが所定温度までそれぞれ加温され、また、送風ファンモータ10aの回転により、吸引口8から本体ケース2内に吸い込まれた空気が第2の熱交換器3bで加温されて温風となり、この温風が第1の熱交換器3aのフィン4a間に供給、すなわち通風経路R1を流れることになる。
When the water supply / circulation process is executed in step S102, the hot water circulation process (S103) is executed next. In the hot water circulation process S103, first, a hot water
そして、この温水循環処理S103の開始により、バッファタンク12内に供給された水が循環して第1の熱交換器3aのフィン4a間を通過して流下することにより、第1の熱交換器3aで熱交換されて短時間に所定温度の湯となる。この所定温度となった湯が湯噴出管6から第1の熱交換器3aのフィン4a上に放散されると、第2の熱交換器3bから通風経路R1を介して第1の熱交換器3aのフィン4a間に供給されている空気(温風)との間に圧力差が生じて放散される湯の一部が蒸気となり、この蒸気が通風経路R1を流れて吹出口9から浴室32内に吹き出されることになる。
And by the start of this warm water circulation process S103, the water supplied in the
この時、本体ケース2内に2つの熱交換器3a、3bが配置されると共に、両熱交換器3a、3bを結ぶ通風経路R1が第2の熱交換器3bから第1の熱交換器3aに流れる状態に設定されていることから、第1の熱交換器3aに第2の熱交換器3bで熱交換された高温の温風が供給されて、第1の熱交換器3aにおける蒸気の発生が促進される。その結果、第1の熱交換器3aにおける放散された湯とフィン4aとの接触時間を従来より例えば短くできて、第1の熱交換器3a自体を小型に形成してその高さ寸法を低くしても十分な量の蒸気を発生できることになる。なお、以上のステップS102、S103の実行においては、各ステップの全部もしくは一部が並行動作される等、所定のタイミングで実行される。
At this time, the two
このようにして蒸気が浴室32内に吹き出されると、図11(a)に示すように、バッファタンク12内の水位制御(S104)と、吹出口9から吹き出される蒸気や温風の温度等を制御する温度等制御(S105)が例えば並行して実行される。このうち水位制御S104は、湯水が湯循環手段7内を循環することにより、その一部が蒸気となって減少し蒸気発生に悪影響を与えない下限水位まで減少したら、これを例えば湯水の蒸発量に対応した時間で検出し、この時間が経過したら給水電磁弁25を「開」として、フロートスイッチ15が通常水位h1を検出するまでバッファタンク12内に水を補給すること等によって行われる。
When the steam is blown into the
また、温度等制御S105は、例えば浴室32内に設けた図示しない室温センサで検出された温度と予めマイコン40に記憶してある基準温度とを比較して、例えば循環ポンプ13をオン・オフ制御することで、第1の熱交換器3a上に放散される湯水の温度や湯量を増減させたり、あるいは循環ポンプ13の電流値を検出し、この検出値と予めマイコン40に設定した基準値とを比較して、循環ポンプ13の作動電流値等の電気的特性値を増減させることで湯水の循環量を増減させて、蒸気の発生量等を制御することによって行われる。
In addition, the temperature control S105 compares, for example, a temperature detected by a room temperature sensor (not shown) provided in the
そして、水位制御S104と温度等制御S105は、前記ミスト暖房運転スイッチ48がオフされるかあるいはタイマー時間が経過するまで繰り返して行われ(S106)、この判断S106で「YES」となった時点で、停止処理(S107)が行われ、その後、一連のプログラムを終了(S108)する。この時の停止処理S107は、例えば図12に示すようにして実行される。
Then, the water level control S104 and the temperature control S105 are repeated until the mist
すなわち、先ず給湯機29を停止(S1071)させると共に循環ポンプ13を停止(S1072)させ、さらに送風ファン10を停止(S1073)させた後に、給水電磁弁25を「開」に設定(S1074)し、給水配管23を介してバッファタンク12内に水を供給する。次に、給水電磁弁25の開時間として予めマイコン40内に設定した所定時間が経過したか否かが判断(S1075)され、この判断S1075で「NO」の場合は、ステップS1074に戻り給水電磁弁25の開状態を維持する。一方、判断S1075で「YES」の場合は、すなわちバッファタンク12内に所定時間水が供給されてタンク12内の水位が排水水位h2まで上昇すると、この水位h2でバッファタンク12内の湯水の排水が開始され、これと同時に給水電磁弁25を「閉」に設定(S1076)する。
That is, first, the
これにより、前述したようにサイホンの原理により排水配管24を介してバッファタンク12内の湯水がバスタブエプロン38内側の防水パン上に排水され、これが、バスタブ33内の湯水等と同様にして浴室外部に排水される。つまり、排水時点となった場合に、給水電磁弁25を所定時間開いて水を補給し、排水水位h2まで達していないバッファタンク12内の湯水を一時的に排水水位h2まで上昇させることで、該タンク12内の湯水がサイホンの原理で自動的に排水されることになる。
Thus, as described above, the hot water in the
なお、図12のフローチャートにおいては、バッファタンク12内の湯水を排水水位h2まで上昇させるのに、予め設定した時間を使用したが、例えば図13に示すように、バッファタンク12に設けた前記フロートスイッチ15(もしくは別途設けた専用のフロートスイッチ)により、バッファタンク12内の水位を検出して行うこともできる。すなわち給水電磁弁25を「開」に設定(S1074)したら、フロートスイッチ15によりタンク12内の水位hiが検出(S10751)され、この水位hiが排水水位h2か否かが判断(S10752)される。
In the flowchart of FIG. 12, a preset time is used to raise the hot water in the
そして、この判断S10752で「NO」の場合はステップS1074に戻り、判断S10752で「YES」の場合、すなわち検出した水位hiが排水水位h2まで達して排水が開始された場合は、給水電磁弁25を「閉」に設定(S1076)する。この例の場合は、バッファタンク12内の実際の水位に基づいて湯水が排水されるため、サイホンの原理による排水動作が一層確実に行えることになる。
If “NO” in this determination S10752, the process returns to the step S1074. If “YES” in the determination S10752, that is, if the detected water level hi reaches the drainage water level h2 and the drainage is started, the water supply
ところで、前記蒸気発生装置1において、例えばバッファタンク12内の湯水の排水時に、排水配管24の詰まり等により湯水が正常に排水されず、水を供給することで湯水の水位が排水水位h2を超えて上昇した場合は、オーバーフロー管28を介して異常水位h3を超える湯水が防水パン上に排水されるようになっている。そして、この時、オーバーフロー管28が排水配管24と完全に別系統でバッファタンク12と防水パンとの間に配置されていることから、排水配管24の詰まりに何ら影響されることなく、溢れた湯水を確実に排水できることになる。
By the way, in the said
また、蒸気発生装置1においては、図11(a)の各ステップ中において、制御基板20によって第1の熱交換器3aの温度が監視されて循環ポンプ13の動作が、例えば図14に示すよう制御されるようになっている。すなわち、図14に示すように、前記温度センサ18で第1の熱交換器3aの温度Tiが検出(S201)され、この検出した温度Tiと予めマイコン40に設定してある基準温度Tsとを比較して、Ti<Tsか否かが判断(S202)される。
Moreover, in the
この判断S202で「YES」の場合は、すなわち検出温度Tiが基準温度Ts未満の場合には、第1の熱交換器3aに放散される湯水の量が適量であると判定し、制御基板20から循環ポンプ13の停止信号が有りか否かが判断(S203)される。そして、この判断S203で「NO」の場合、すなわち蒸気発生装置1が運転中で循環ポンプ13が作動している場合は、ステップS201に戻り第1の熱交換器3aの温度を再び検出する。また、判断S203で「YES」の場合、すなわち蒸気発生装置1の運転が停止されて循環ポンプ13が停止した場合は前記ステップS108に移ってブログラムを終了する。
If “YES” in this determination S202, that is, if the detected temperature Ti is lower than the reference temperature Ts, it is determined that the amount of hot water dissipated in the
一方、前記判断S202で「NO」の場合、すなわち検出した第1の熱交換器3aの温度Tiが基準温度Ts以上となった場合は、第1の熱交換器3aに放散される湯水の量が異常でそれにより該熱交換器3aの温度が上昇したものと判定して、直ちに異常停止処理(S204)を実行してステップS108に移る。この時の異常停止処理S204は、例えば循環ポンプ13に停止信号を出力したり、給湯機29や送風ファン10を停止させること等によって行われ、このフローにより例えば循環ポンプ13の吸込不良による湯水の循環量の低下等を検出できることになる。
On the other hand, if “NO” in the determination S202, that is, if the detected temperature Ti of the
以上が運転モードとして「ミスト暖房」が選択された場合の動作であるが、前記リモコン30、31で前記ドライ暖房運転スイッチ47がオン操作されて運転モードとして「ドライ暖房」運転が選択された場合は、図11(b)に示すように、図11(a)のステップS102の水供給・循環処理とステップS104の水位制御を行うことなく、温水循環処理(S103)と温度等制御(S105)を実行して、ドライ暖房運転スイッチ47がオフしたか否かが判断(S106)されることになる。また、ステップS107の停止処理は、制御基板20からの制御信号により、給湯機29を停止させた後に給湯電磁弁26を「閉」とすること等によって行われる。
The above is the operation when “mist heating” is selected as the operation mode, but when the dry
このドライ暖房運転モードの場合は、第1の熱交換器3aと第2の熱交換器3bの並列接続された温水供給管5a、5bに温水がそれぞれ供給されることから、通風経路R1を流れる空気を両熱交換器3a、3bで熱交換して温風とすることができ、所定量の温風を効率良く短時間に得ることができる。なお、このドライ暖房運転モードの場合には、必要とする温風によっては、両熱交換器3a、3bと給湯機29とを切換弁で接続することにより、第1の熱交換器3aのみもしくは第2の熱交換器3bのみに温水を供給して、一方の熱交換器3a、3bからのみ温風を発生させるように構成することも勿論可能である。
In this dry heating operation mode, hot water is supplied to the hot
また、図示はしないが、乾燥運転スイッチ49がオン操作されて「乾燥」運転モードが選択された場合には、上記ドライ暖房運転に加えて換気ファンモータ11aが作動するようになっている。また、換気運転スイッチ50がオン操作されて「換気」運転モードが選択された場合には、換気ファンモータ11aのみが作動して、本体ケース2の例えば吸引口8から吸い込まれた浴室32内の空気が、換気通路R2を流れて換気ダクト11bから浴室32外に排気されて、浴室32内が換気される。またこの換気運転時に、前記ダクト59からサヤ管58を介してバスタブエプロン38内側の空間内へも送風されて該空間が換気されることになる。
Although not shown, when the drying
このように、上記実施形態の蒸気発生装置1にあっては、湯循環手段7のバッファタンク12に、サイホンの原理により排水可能な排出配管24を接続しているため、排水配管24に従来のような排水のための電磁弁を接続する必要がなくなり、排水構造を簡略化して蒸気発生装置1を安価に形成することができる。
Thus, in the
また、排水用の電磁弁を必要としないため、電磁弁の故障等による湯水のバッファタンク12からの溢れ等を防止できると共に、バッファタンク12に湯水の溢れを防止するオーバーフロー管28が接続されているため、万一バッファタンク12の水位が異常上昇しても、これをオーバーフロー管28によって防水パン上に排水することができる。この時、オーバーフロー管28が排水配管24と別系統で配置されていることから、万一排水配管24に詰まり等が発生した場合であっても、バッファタンク12から溢れた湯水を機械的にかつ確実に排水できることになる。その結果、蒸気発生装置1を例えば浴室32の天井パネル34上に設置する場合であっても、湯水の漏洩等を気にすることなく簡単に設置することが可能となる。
In addition, since an electromagnetic valve for drainage is not required, overflow of hot water from the
さらに、排水配管24の吸込口24aがバッファタンク12の底部に設けた最深凹部55内に位置しているため、吸込口24aから吸い込むことができない湯水の量を最小限に抑えることができ、蒸気発生装置1の非使用時におけるバッファタンク12内における湯水の残量を極めて少量とすることができる。また、排水配管24やオーバーフロー管28をサヤ管58に収容して浴室32の天井部分からバスタブエプロン38内側の防水パン上に配置し、該サヤ管58を介して防水パン上の空間に送風するかもしくは空間を吸気するようにすれば、湿気が滞留し易いバスタブエプロン38内側の空間に送風したり吸気したりして換気することができて、該空間内の黴発生が抑制される等、浴室32内を常に清潔に維持することが可能となる。
Furthermore, since the
また、多数枚のフィン4aが温水供給管5aで連結された蒸気発生用の第1の熱交換器3aと、同様に多数枚のフィン4bが温水供給管5bで連結された温水発生用の第2の熱交換器3bとが本体ケース2内に傾斜状態と水平状態で配置されるため、例えば温風発生用の第2の熱交換器3bで熱交換された温風を蒸気発生に使用できる等、蒸気と温風の発生を効率的に行うことができると共に、蒸気発生装置1の外形形状を傾斜状態の熱交換器3aの高さ寸法に対応して薄型に形成できて、蒸気発生装置1を浴室32の天井部分に一層簡単に設置することができる。
Further, the
またさらに、第1の熱交換器3aに設けた温度センサ18により検出された温度に基づいて、制御基板20により循環ポンプ13の吸込不良等が検出されるため、吸込不良による湯循環手段7内の湯水の循環量の低下を検知して、例えば蒸気発生装置1を異常停止でき、装置1自体の安全性を向上させることができる。また、湯水の循環量を検出するセンサとして、例えば熱交換器3a自体の異常を検出して装置1を停止させたり該熱交換器3aに良好な乾燥状態が得られる温度で装置1を停止させる際に使用される温度センサ18が使用されるため、センサ機構が簡略化されて安価な蒸気発生装置1を提供することが可能となる。
Furthermore, since the
また、蒸気発生用の湯水が湯循環手段7で循環使用されるため、水(湯)の有効利用を図ることができる等、省エネ効果に優れた蒸気発生装置1を得ることができると共に、蒸気発生装置1が制御基板20の制御により4つの運転モードで運転できるため、1台の装置で例えば乾いた温風での衣類乾燥(乾燥運転時)、湿った温風での浴室暖房(ミスト暖房運転時)、乾いた温風での浴室暖房(ドライ暖房運転時)、及び浴室内換気(換気運転時)を行うことができて、装置1の使い勝手と操作性を向上させること等ができる。
In addition, since hot water for steam generation is circulated and used in the hot water circulation means 7, it is possible to obtain a
なお、上記実施形態においては、本体ケース2内に一つの通風経路R1を設けた場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば本体ケース2内に複数(例えば2つ)の通風経路を設ける構成としても良い。すなわち、本体ケース2内に第1の熱交換器3aを傾斜状態で第2の熱交換器3bを水平状態で配置し、第2の熱交換器3bの右側方に送風ファン10を配置する。そして、グリル板2aの送風ファン10下方に吹出口9を設け、グリル板2aの第1の熱交換器3aと第2の熱交換器3bの下部に一対の吸引口8を設け、本体ケース2内に、一方の吸引口8→第1の熱交換器3a→送風ファン10→吹出口9に至る第1の通風経路と、他方の吸引口8→第2の熱交換器3b→送風フアン120→吹出口9に至る第2の通風経路とを形成する。
In the above-described embodiment, the case where one ventilation path R1 is provided in the
この実施形態においても、上記実施形態と同様の作用効果が得られる他に、第1の熱交換器3aを通過する第1の通風経路と、第2の熱交換器3bを通過する第2の通風経路を有しているため、第1の熱交換器3aによる蒸気発生時に該熱交換器3aを通過する空気、あるいは両熱換器3a、3bによる温風発生時に両熱交換器3a、3bをそれぞれ通過する空気の圧力損を低減させることができて、両熱交換器3a、3bを一層効率的に使用できる等の作用効果が得られる。
In this embodiment, in addition to the same effects as those of the above embodiment, the first ventilation path passing through the
また、上記実施形態においては、蒸気発生装置1を浴室32の天井パネル34上に設置したが、例えば天井パネル34と壁パネル35とのコーナ部分(このコーナ部分と天井パネル34を含めて天井部分という)に設置するようにしても良いし、図3に二点鎖線で示すように、洗い場のカウンター53内部に設置することも勿論可能である。さらに、上記各施形態における、本体ケース2の形状、バッファタンク12の全体形状、グリル板2aの吸引口8や吹出口9の位置や大きさ等の形状、各種センサ等の配置位置、各熱交換器3a、3b自体の形態等も一例であって、本発明に係わる各発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜の構成を採用することができる。
Moreover, in the said embodiment, although the
本発明は、システムバスルーム等の浴室に限らず、例えばサウナルームやシャワールーム等の蒸気発生装置にも適用できる。 The present invention can be applied not only to a bathroom such as a system bathroom but also to a steam generator such as a sauna room or a shower room.
1・・・蒸気発生装置、2・・・本体ケース、3a・・・第1の熱交換器、3b・・・第2の熱交換器、4a、4b・・・フィン、5a、5b・・・温水供給管、6・・・湯噴出管、7・・・湯循環手段、8・・・吸引口、9・・・吹出口、10・・・送風ファン、11・・・換気ファン、12・・・バッファタンク、13・・・循環ポンプ、15・・・フロートスイッチ、16・・・水温センサ、18・・・温度センサ、19・・・ルーバー、20・・・制御基板(制御手段)、21・・・受信・表示基板、23・・・給水配管、24・・・排水配管、24a・・・吸込口、24c・・・排水口、25・・・給水電磁弁、26・・・給湯電磁弁、29・・・給湯機、30・・・無線リモコン、31・・・有線リモコン、32・・・浴室、34・・・天井パネル、55・・・最深凹部、58・・・サヤ管、h1・・・通常水位、h2・・・排水水位、h3・・・異常水位。
DESCRIPTION OF
Claims (6)
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JP2004251394A JP2006071119A (en) | 2004-08-31 | 2004-08-31 | Vapor generating device |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009291221A (en) * | 2008-06-02 | 2009-12-17 | Corona Corp | Negative ion and nano mist generator |
-
2004
- 2004-08-31 JP JP2004251394A patent/JP2006071119A/en active Pending
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